JPH11263379A - 液体小袋包装体 - Google Patents
液体小袋包装体Info
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- JPH11263379A JPH11263379A JP8512898A JP8512898A JPH11263379A JP H11263379 A JPH11263379 A JP H11263379A JP 8512898 A JP8512898 A JP 8512898A JP 8512898 A JP8512898 A JP 8512898A JP H11263379 A JPH11263379 A JP H11263379A
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Abstract
ス、水蒸気等のバリア−性に優れ、かつ、優れたラミネ
−ト強度を有し、その貯蔵・保管ないし流通中に内容物
の風味および食味等を損なうことなく、更にまた、環境
対応に優れた液体ないし粘調体からなる調味料等を充填
包装した液体小袋包装体を提供することである。 【解決手段】 可撓性プラスチック基材の一方の面に、
少なくとも、無機酸化物の薄膜、シランカップリング剤
を含む水・アルコ−ル系組成物によるコ−ティング薄
膜、アンカ−コ−ト剤によるアンカ−コ−ト剤層または
ラミネ−ト用接着剤によるラミネ−ト用接着剤層、およ
び、ヒ−トシ−ル性樹脂層を順次に積層させて積層材を
構成し、更に、該積層材を、そのヒ−トシ−ル性樹脂層
面を対向させて重ね合わせその外周周辺の端部をヒ−ト
シ−ルしてヒ−トシ−ル部を設けて袋体を構成し、更
に、該袋体に、その開口部から液体ないし粘調体を充填
包装してなることを特徴とする液体小袋包装体に関する
ものである。
Description
関し、更に詳しくは、強度を有して諸堅牢性に優れ、更
に、酸素ガス、水蒸気等のバリア−性に優れ、かつ、優
れたラミネ−ト強度を有し、その貯蔵・保管ないし流通
中に内容物の風味および食味等を損なうこがなく、例え
ば、醤油、ソ−ス、出し汁、香辛料、料理用酒類、その
他等の液体ないし粘調体からなる調味料類、ス−プ類、
果汁類、その他等の各種の液状ないし粘体状の飲食物を
充填包装してなる液体小袋包装体に関するものである。
類、その他等を充填包装する液体小袋としては、種々の
形態からなるものが開発され、提案されているが、それ
らの最も一般的なものとしては、基材フィルムとしての
ポリエチレンテレフタレ−トフィルムあるいはナイロン
フィルム、バリア−材としてのアルミニウム箔または塩
化ビニリデン系樹脂組成物をコ−ティングした樹脂のフ
ィルム、および、ヒ−トシ−ル性樹脂層としてのポリエ
チレン系樹脂層を順次に積層させてなる包装用積層フィ
ルムを製袋してなる小袋が知られている。このものは、
醤油、ソ−ス等の液状の調味料を充填包装した場合、酸
素ガスバリア−性、あるいは、水蒸気バリア−性等に優
れ、更に、諸堅牢性、耐薬品性、その他等にも優れ、長
期間にわたって貯蔵、保管しても、内容物の風味および
食味等を損なうことなく、小袋としては、極めて優れて
いるものである。
ような小袋においては、近年の環境問題に対する認識の
高まりから、例えば、使用後にゴミとして廃棄し、焼却
する場合に、塩化ビニリデン系樹脂を含む包装用材料に
おいては、有害なガスを発生する等の問題点が指摘さ
れ、また、アルミニウムを含む包装用材料においては、
焼却炉を破損する等の問題点が指摘され、いずれにして
も、その廃棄処理に際し、環境への影響等が懸念されて
いるものである。上記のような問題点を解決するため
に、例えば、バリア−性を有する素材として、ポリアミ
ド系樹脂、あるいは、エチレン−酢酸ビニル共重合体の
ケン化物等からなる樹脂のフィルムを使用し、これらを
使用した積層材等からなる包装用袋等が提案されている
が、これらの場合も、バリア−性が不足したり、あるい
は、湿度依存性が大きいこと等から、上記のような問題
点を解決するに到っていないというのが実状である。そ
こで本発明は、強度を有して諸堅牢性に優れ、更に、酸
素ガス、水蒸気等のバリア−性に優れ、かつ、優れたラ
ミネ−ト強度を有し、その貯蔵・保管ないし流通中に内
容物の風味および食味等を損なうことなく、更にまた、
環境対応に優れた液体ないし粘調体からなる調味料等を
充填包装した液体小袋包装体を提供することである。
な問題点を解決すべく種々研究の結果、バリア−材とし
て、無機酸化物の薄膜を有する樹脂のフィルムに着目
し、更に、該バリア−材としての無機酸化物の薄膜を有
する樹脂のフィルムに、例えば、ヒ−トシ−ル性樹脂層
等の他の樹脂のフィルムを積層する際に、シランカップ
リング剤を含む水・アルコ−ル系組成物、更に、アンカ
−コ−ト剤、ラミネ−ト用接着剤等を使用することに着
目し、まず、可撓性プラスチック基材の一方の面に、無
機酸化物の薄膜を設け、更に、該無機酸化物の薄膜の上
に、シランカップリング剤を含む水・アルコ−ル系組成
物によるコ−ティング薄膜を設け、更に、アンカ−コ−
ト剤によるアンカ−コ−ト剤層および/またはラミネ−
ト用接着剤によるラミネ−ト用接着剤層を設け、次い
で、ヒ−トシ−ル性樹脂層を積層させて積層材を構成
し、而して、該積層材を、そのヒ−トシ−ル性樹脂層面
を対向させて重ね合わせその外周周辺の端部をヒ−トシ
−ルしてヒ−トシ−ル部を設けて袋体を構成し、更に、
該袋体に、その開口部から液体ないし粘調体からなる調
味料等を充填包装して液体小袋包装体を製造したとこ
ろ、強度を有して諸堅牢性に優れ、更に、酸素ガス、水
蒸気等のバリア−性に優れ、かつ、優れたラミネ−ト強
度を有し、その貯蔵・保管ないし流通中に内容物の風味
および食味等を損なうことなく、更にまた、使用後にゴ
ミとして廃棄処理するに際しても焼却適性を有する液体
小袋包装体を製造し得ることを見出して本発明を完成し
たものである。
基材の一方の面に、少なくとも、無機酸化物の薄膜、シ
ランカップリング剤を含む水・アルコ−ル系組成物によ
るコ−ティング薄膜、アンカ−コ−ト剤によるアンカ−
コ−ト剤層および/またはラミネ−ト用接着剤によるラ
ミネ−ト用接着剤層、および、ヒ−トシ−ル性樹脂層を
順次に積層させて積層材を構成し、更に、該積層材を、
そのヒ−トシ−ル性樹脂層面を対向させて重ね合わせそ
の外周周辺の端部をヒ−トシ−ルしてヒ−トシ−ル部を
設けて袋体を構成し、更に、該袋体に、その開口部から
液体ないし粘調体を充填包装してなることを特徴とする
液体小袋包装体に関するものである。
詳しく説明する。まず、本発明にかかる液体小袋包装体
の構成についてその一二を例示して図面を用いて説明す
ると、図1および図2は、本発明にかかる液体小袋包装
体を構成する積層材についてその一二例の層構成を示す
概略的断面図であり、図3および図4は、上記の図1に
示す本発明にかかる積層材を使用して製袋した液体小袋
についてその一二例の構成を示す概略的斜視図であり、
図5および図6は、上記の図3および図4に示す本発明
にかかる液体小袋内に内容物を充填包装してなる液体小
袋包装体についてその一二例の構成を示す概略的斜視図
である。
積層材についてその一二例を例示すると、まず、本発明
にかかる積層材としては、図1に示すように、可撓性プ
ラスチック基材1の一方の面に、少なくとも、無機酸化
物の薄膜2、シランカップリング剤を含む水・アルコ−
ル系組成物によるコ−ティング薄膜3、アンカ−コ−ト
剤によるアンカ−コ−ト剤層および/またはラミネ−ト
用接着剤によるラミネ−ト用接着剤層4、および、ヒ−
トシ−ル性樹脂層5を順次に積層させた構成からなる積
層材Aを基本構造とするものである。次にまた、本発明
にかかる積層材として、別の形態からなるものを例示す
ると、図2に示すように、上記の図1に示す積層材Aの
可撓性プラスチック基材1の他方の面に、更に、少なく
とも、強靱性に富む基材フィルム層6を積層させた構成
からなる積層材Bを挙げることができる。上記に挙げた
例は、本発明にかかる積層材を構成する一二例の例示で
あり、本発明は、これによって限定されるものではな
く、例えば、本発明においては、図示しないが、更に、
その使用目的、充填包装する内容物、流通経路、販売形
態、用途等によって、他の基材を任意に積層して、種々
の形態の積層材を設計して製造することができるもので
ある。なお、本発明において、無機酸化物の薄膜2と、
シランカップリング剤を含む水・アルコ−ル系組成物に
よるコ−ティング薄膜3と、アンカ−コ−ト剤によるア
ンカ−コ−ト剤層および/またはラミネ−ト用接着剤に
よるラミネ−ト用接着剤層4とは、この順序で相互に隣
接して積層していることが重要であるが、その他の各基
材は、その使用目的、用途等によって、任意に積層し
て、種々の形態の積層材を設計して製造することができ
るものである。
材を使用して製袋してなる液体小袋の構成について説明
すると、かかる液体小袋としては、例えば、上記の図1
に示す積層材Aを使用して製袋した液体小袋を例示して
説明すると、図3に示すように、上記の積層材A、Aを
2枚用意し、その最内層に位置するヒ−トシ−ル性樹脂
層5、5の面を対向させて重ね合わせ、しかる後、その
外周周辺の端部の三方をヒ−トシ−ルしてシ−ル部7、
7、7を形成して、本発明にかかる三方シ−ル型の液体
小袋Cを製造することができる。あるいは、本発明にか
かる液体小袋としては、図4に示すように、上記の図1
に示す積層材Aを用意し、これを折り返して、その最内
層に位置するヒ−トシ−ル性樹脂層5、5の面を対向さ
せて重ね合わせ、しかる後、その外周周辺の端部の二方
をヒ−トシ−ルしてシ−ル部7、7を形成して、本発明
にかかる二方シ−ル型の液体小袋Dを製造することがで
きる。
うに、上記で製造した液体小袋Cを使用し、その開口部
8(図3に示す)から、例えば、醤油、ソ−ス、その他
等の液状ないし粘体状の調味料9を充填し、次いで、そ
の開口部8をヒ−トシ−ルして上部ヒ−トシ−ル部10
を形成して、本発明にかかる液体小袋包装体Eを製造す
ることができる。あるいは、本発明においては、図6に
示すように、上記で製造した液体小袋Dを使用し、その
開口部8(図4に示す)から、例えば、醤油、ソ−ス、
その他等の液状ないし粘体状の調味料9を充填し、次い
で、その開口部8をヒ−トシ−ルして上部ヒ−トシ−ル
部10を形成して、本発明にかかる液体小袋包装体Fを
製造することができる。なお、上記の図5および図6に
おいて、11は、例えば、IノッチあるいはVノッチ等
の開封用の切れ目を表すものである。上記の例示は、本
発明にかかる液体小袋、あるいは、液体小袋包装体につ
いてその一二例を例示したものであり、本発明は、これ
によって限定されるものではなく、例えば、液体小袋の
形態としては、図示しないが、例えば、ピロ−包装形
態、ガセット包装形態、スタンディングパウチ包装形
態、その他等の内容物に合った小袋形態を取り得るもの
である。
明にかかる液体小袋包装体を構成する材料、製造法等に
ついて説明すると、かかる材料、製造法等としては、種
々の材料、製造法等を使用することができる。まず、本
発明において、本発明にかかる液体小袋包装体を構成す
る材料について説明すると、まず、可撓性プラスチック
基材としては、無機酸化物の薄膜を保持し得るプラスチ
ックのフィルムないしシ−トであればいずれのものでも
使用することができ、例えば、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリブテン等のポリオレフィン系樹脂、(メ
タ)アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリスチ
レン系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、エチレン−酢
酸ビニル共重合体ケン化物、ポリビニルアルコ−ル、ポ
リカ−ボネ−ト系樹脂、フッ素系樹脂、ポリ酢酸ビニル
系樹脂、アセタ−ル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリ
アミド系樹脂、その他等の各種の樹脂のフィルムないし
シ−トを使用することができる。これらの樹脂のフィル
ムないしシ−トは、一軸ないし二軸方向に延伸されてい
るものでもよく、また、その厚さとしては、10〜20
0μm位、好ましくは、10〜100μm位が望まし
い。また、上記の樹脂のフィルムないしシ−トとして
は、必要ならば、その表面にアンカ−コ−ト剤等をコ−
ティングして表面平滑化処理、あるいは、コロナ処理、
オゾン処理、プラズマ処理等の前処理等を施すこともで
きる。
構成する無機酸化物の薄膜としては、基本的に金属の酸
化物をアモルファス(非晶質)化した薄膜であれば使用
可能であり、例えば、ケイ素(Si)、アルミニウム
(Al)、マグネシウム(Mg)、カルシウム(C
a)、カリウム(K)、スズ(Sn)、ナトリウム(N
a)、ホウ素(B)、チタン(Ti)、鉛(Pb)、ジ
ルコニウム(Zr)、イットリウム(Y)等の金属の酸
化物をアモルファス(非晶質)化した薄膜を使用するこ
とができる。而して、包装用材料等に適するものとして
は、ケイ素(Si)、アルミニウム(Al)等の金属の
酸化物をアモルファス(非晶質)化した薄膜を挙げるこ
とができる。而して、上記の金属の酸化物をアモルファ
ス(非晶質)化した薄膜は、ケイ素酸化物、アルミニウ
ム酸化物、マグネシウム酸化物等のように金属酸化物と
して呼ぶことができ、その表記は、例えば、SiOX 、
AlOX 、MgOX 等のようにMOX (ただし、式中、
Mは、金属元素を表し、Xの値は、金属元素によってそ
れぞれ範囲がことなる。)で表される。また、上記のX
の値の範囲としては、ケイ素(Si)は、0〜2、アル
ミニウム(Al)は、0〜1.5、マグネシウム(M
g)は、0〜1、カルシウム(Ca)は、0〜1、カリ
ウム(K)は、0〜0.5、スズ(Sn)は、0〜2、
ナトリウム(Na)は、0〜0.5、ホウ素(B)は、
0〜1、5、チタン(Ti)は、0〜2、鉛(Pb)
は、0〜1、ジルコニウム(Zr)は0〜2、イットリ
ウム(Y)は、0〜1.5の範囲の値をとることができ
る。上記において、X=0の場合、完全な金属であり、
透明ではなく全く使用することができない、また、Xの
範囲の上限は、完全に酸化した値である。本発明におい
て、包装用材料としては、一般的に、ケイ素(Si)、
アルミニウム(Al)以外は、使用される例に乏しく、
ケイ素(Si)は、1.0〜2.0、アルミニウム(A
l)は、0.5〜1.5の範囲の値のものを使用するこ
とができる。本発明において、上記のような無機酸化物
の薄膜の膜厚としては、使用する金属、または金属の酸
化物の種類等によって異なるが、例えば、50〜300
0Å位、好ましくは、100〜1000Å位の範囲内で
任意に選択して形成することが望ましい。また、本発明
においては、無機酸化物の薄膜としては、無機酸化物の
薄膜の1層だけではなく、2層あるいはそれ以上を積層
した積層体の状態でもよく、また、使用する金属、また
は金属の酸化物としては、1種または2種以上の混合物
で使用し、異種の材質で混合した無機酸化物の薄膜を構
成することもできる。
ク基材の上に、無機酸化物の薄膜を形成する方法につい
て説明すると、かかる方法としては、例えば、真空蒸着
法、スパッタリング法、イオンプレ−ティング法等の物
理気相成長法(Physical Vapor Dep
osition法、PVD法)、あるいは、プラズマ化
学気相成長法、熱化学気相成長法、光化学気相成長法等
の化学気相成長法(Chemical Vapor D
eposition法、CVD法)等を挙げることがで
きる。なお、本発明において、包装用材料に用いられる
積層材を製造する場合には、主に、真空蒸着法を用い、
一部、プラズマ化学気相成長法も用いられる。その具体
例を挙げると、図7は、巻き取り式蒸着機の一例を示す
概略的構成図である。図7に示すように、真空チャンバ
−111の中で、巻き出しロ−ル112から繰り出す可
撓性プラスチック基材113は、コ−ティングドラム1
14を通り、蒸着チャンバ−115の中に入り、ここ
で、るつぼ116で熱せられた蒸着源を蒸発させ、更
に、必要ならば、酸素吹き出し口117より酸素等を噴
出させながら、上記の冷却したコ−ティングドラム11
4上の可撓性プラスチック基材113の上に、マスク1
18、118を介して無機酸化物の蒸着膜を成膜化し、
次いで蒸着膜を形成した可撓性プラスチック基材113
を真空チャンバ−111内に送り出して巻き取りロ−ル
119に巻き取ることによって、本発明にかかる無機酸
化物の薄膜を有する可撓性プラスチック基材を製造する
ことができる。
について更にに説明すると、上記のような金属の酸化物
を原料とし、これを加熱して可撓性プラスチック基材の
上に蒸着する真空蒸着法、または原料に金属または金属
の酸化物を使用し、酸素を導入して酸化させて可撓性プ
ラスチック基材の上に蒸着する酸化反応蒸着法、更に酸
化反応をプラズマで助成するプラズマ助成式の酸化反応
蒸着法等を用いて蒸着膜を形成することができる。な
お、本発明においては、酸化ケイ素の蒸着膜を形成する
場合、オルガノシロキサンを原料とするプラズマ化学気
相成長法を用いて蒸着膜を形成することができる。
体を構成するシランカップリング剤を含む水・アルコ−
ル系組成物によるコ−ティング薄膜を形成するシランカ
ップリング剤としては、二元反応性を有する有機官能性
シランモノマ−類を使用することができ、例えば、γ−
クロロプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリクロロ
シラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニル−トリス
(β−メトキシエトキシ)シラン、γ−メタクリルオキ
シプロピルトリメトキシシラン、β−(3、4−エポキ
シシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、γ−グ
リシドキシプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリア
セトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシ
シラン、N−β(アミノエチル)−γ−アミノプロピル
トリメトキシシラン、N−β(アミノエチル)−γ−ア
ミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−ウレイドプ
ロピルトリエトキシシラン、ビス(β−ヒドロキシエチ
ル)−γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−ア
ミノプロピルシリコ−ンの水溶液等の1種ないしそれ以
上を使用することができる。上記のようなシランカップ
リング剤は、その分子の一端にある官能基、通常、クロ
ロ、アルコキシ、または、アセトキシ基等が加水分解
し、シラノ−ル基(SiOH)を形成し、これが、無機
酸化物の薄膜を構成する金属、あるいは無機酸化物の薄
膜表面上の活性な基、例えば、水酸基等の官能基と何ら
かの作用により、例えば、脱水縮合反応等の反応を起こ
して、無機酸化物の薄膜表面上にシランカップリング剤
が共有結合等で修飾され、更に、シラノ−ル基自体の無
機酸化物の薄膜表面に吸着や水素結合等により強固な結
合を形成する。他方、シランカップリング剤の他端にあ
るビニル、メタクリロキシ、アミノ、エポキシ、あるい
は、メルカプト等の有機官能基が、そのシランカップリ
ング剤の薄膜の上に形成される、例えば、ラミネ−ト用
接着剤層、アンカ−コ−ト剤層、その他の層等を構成す
る物質と反応して強固な結合を形成し、更に、上記のラ
ミネ−ト用接着剤層、アンカ−コ−ト剤層等を介して、
ヒ−トシ−ル性樹脂層が強固に密接着して、そのラミネ
−ト強度を高め、このようにして、本発明においては、
ラミネ−ト強度の高い強固な積層構造を形成可能とする
ものである。本発明においては、シランカップリング剤
が有する無機性と有機性とを利用し、無機酸化物の薄膜
と、ラミネ−ト用接着剤層あるいはアンカ−コ−ト剤層
を介して、ヒ−トシ−ル性樹脂層との密接着性を向上さ
せ、これにより、そのラミネ−ト強度等を高めるもので
ある。
ップリング剤を含む水・アルコ−ル系組成物によるコ−
ティング薄膜を形成する方法としては、上記のようなシ
ランカップリング剤の1種ないしそれ以上に、溶媒、希
釈剤として、水(100%)もしくは、少なくとも水を
含む、イソプロピルアルコ−ル(IPA)、あるいは、
酢酸エチル等の単体あるいは混合体からなる溶媒、希釈
材等を加えて充分に溶解ないし混合してシランカップリ
ング剤を含む水・アルコ−ル系組成物を調整し、該水・
アルコ−ル系組成物を、例えば、ロ−ルコ−ト、グラビ
アコ−ト、ナイフコ−ト、デップコ−ト、スプレイコ−
ト、その他のコ−ティング法で無機酸化物の薄膜の上に
コ−ティングし、しかる後コ−ティング膜を乾燥させて
溶媒等を除去して硬化被膜層を形成することによって、
本発明にかかるコ−ティング薄膜を形成することができ
る。上記において、シランカップリング剤組成物の調整
に際しては、必要ならば、樹脂等の結合剤、安定剤、充
填剤、滑剤、紫外線吸収剤、その他等の添加剤を任意に
添加することができる。上記において、シランカップリ
ング剤の含有量としては、0.05重量%〜10重量%
位、好ましくは、0.1重量%〜5重量%位が望まし
く、また、水の含有量としては、1.0重量%〜100
重量%位、好ましくは、5.0重量%〜75重量%位が
望ましく、更にまた、アルコ−ル等の含有量としては、
0.1〜75重量%、好ましくは、0.5〜50重量%
位が望ましい。
グ剤組成物中に水を含有させることにより、カップリン
グ剤中のアルコキシ、クロロ等の官能基が加水分解を起
こし、シラノ−ル基(Si−OH)が形成され、而し
て、このシラノ−ル基と無機酸化物の蒸着膜表面に存在
する水酸基等の官能基との間で脱水縮合反応が起こっ
て、無機酸化物の蒸着膜面上にシランカップリング剤が
共有結合で修飾される。更に、シラノ−ル基自体の無機
酸化物の蒸着膜への吸着あるいは水素結合による結合等
も起こる。他方、シランカップリング剤の他端にあるビ
ニル、メタクリロキシ、アミノ、エポキシ、あるいは、
メルカプト等の有機官能基を有し、これらの有機官能基
と、積層する際に使用するラミネ−ト用接着剤、アンカ
−コ−ト剤、その他の層を構成する物質と反応して強固
に結合を形成する。以上のような結果、無機酸化物の薄
膜とヒ−トシ−ル性樹脂層等の積層素材との層間におい
て、その両者がシランカップリング剤を介して非常に強
固に接着し、望ましい積層材、包装用容器等を製造する
ことが可能となるものである。また、上記のコ−ティン
グ薄膜の膜厚としては、例えば、シランカップリング剤
による単分子膜の状態でコ−ティング薄膜が形成さてい
ることが最も望ましいものであり、従って、数Å〜数千
Å位の膜厚、具体的には、10〜1000Å位の膜厚で
形成されていることが好ましい。
構成するアンカ−コ−ト剤によるアンカ−コ−ト剤層を
形成するアンカ−コ−ト剤としては、例えば、アルキル
チタネ−ト等の有機チタン系アンカ−コ−ト剤、イソシ
アネ−ト系アンカ−コ−ト剤、ポリエチレンイミン系ア
ンカ−コ−ト剤、ポリブタジエン系アンカ−コ−ト剤、
その他等を使用することができる。而して、本発明にお
いては、上記と同様に、アンカ−コ−ト剤を、例えば、
ロ−ルコ−ト、グラビアコ−ト、ナイフコ−ト、デップ
コ−ト、スプレイコ−ト、その他のコ−ティング法でコ
−ティングし、溶剤、希釈剤等を乾燥して、本発明にか
かるアンカ−コ−ト剤によるアンカ−コ−ト剤層を形成
することができる。上記のおいて、アンカ−コ−ト剤の
塗布量としては、0.1〜5g/m2 (乾燥状態)位が
望ましい。
構成するラミネ−ト用接着剤による接着剤層を形成する
ラミネ−ト用接着剤としては、例えば、ポリウレタン
系、ポリエステル系、ポリアミド系、エポキシ系、ポリ
(メタ)アクリル系、ポリ酢酸ビニル系、ポリオレフィ
ン系ないし変性ポリオレフィン系、カゼイン、ワック
ス、エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体、ポリブタ
ジエン系、その他等をビヒクルの主成分とする溶剤型、
水性型、無溶剤型、あるいは、熱溶融型等の各種のラミ
ネ−ト用接着剤を使用することができる。而して、本発
明においては、上記と同様に、ラミネ−ト用接着剤を、
例えば、ロ−ルコ−ト、グラビアコ−ト、ナイフコ−
ト、デップコ−ト、スプレイコ−ト、その他のコ−ティ
ング法でコ−ティングし、溶剤、希釈剤等を乾燥して、
本発明にかかるラミネ−ト用接着剤による接着剤層を形
成することができる。上記のおいて、ラミネ−ト用接着
剤の塗布量としては、0.1〜5g/m2 (乾燥状態)
位が望ましい。
アンカ−コ−ト剤層を形成するアンカ−コ−ト剤、およ
び、ラミネ−ト用接着剤層を形成するラミネ−ト用接着
剤としては、例えば、トリレンジイソシアナ−ト、ジフ
ェニルメタンジイソシアナ−ト、ポリメチレンポリフェ
ニレンポリイソシアナ−ト等の芳香族ポリイソシアナ−
ト、あるいは、ヘキサメチレンジイソシアナ−ト、キシ
リレンジイソシアナ−ト等の脂肪族ポリイソシアナ−ト
等の多官能イソシアネ−トと、ポリエ−テル系ポリオ−
ル、ポリエステル系ポリオ−ル、ポリアクリレ−トポリ
オ−ル等のヒドロキシル基含有化合物との反応により得
られるポリエ−テルポリウレタン系樹脂、ポリエステル
系ポリウレタン系樹脂、または、ポリアクリレ−トポリ
ウレタン系樹脂を主成分とするアンカ−コ−ト剤、ある
いは、ラミネ−ト用接着剤を使用することが望ましいも
のである。本発明においては、上記のようなポリエ−テ
ルポリウレタン系樹脂、ポリエステル系ポリウレタン系
樹脂、または、ポリアクリレ−トポリウレタン系樹脂等
のポリウレタン系樹脂が有する柔軟性、屈曲性等を利用
して、アンカ−コ−ト剤、あるいは、ラミネ−ト用接着
剤を構成するものである。而して、上記のようなアンカ
−コ−ト剤、あるいは、ラミネ−ト用接着剤を使用して
形成してなるアンカ−コ−ト剤層、あるいは、ラミネ−
ト用接着剤層は、柔らかく、柔軟性に富み、かつ、屈曲
性に富む薄膜を形成することができ、その引っ張り伸長
度を向上させ、無機酸化物の薄膜に対し柔軟性、屈曲性
等を有する被膜として作用し、例えば、ラミネ−ト加
工、印刷加工、あるいは、製袋加工等の後加工時におけ
る無機酸化物の薄膜の後加工適性を向上させ、後加工時
における無機酸化物の薄膜のクラック等の発生等を防止
するものである。ちなみに、本発明において、上記のよ
うなアンカ−コ−ト剤によるアンカ−コ−ト剤層および
/またはラミネ−ト用接着剤によるラミネ−ト用接着剤
層は、JIS規格K7113に基づいて、100〜30
0%の範囲からなる引っ張り伸度を有するものである。
而して、本発明においては、上記のようなアンカ−コ−
ト剤によるアンカ−コ−ト剤層および/またはラミネ−
ト用接着剤によるラミネ−ト用接着剤層の引っ張り伸
度、および、前述のようにな、シランカップリング剤が
有する無機性と有機性等を利用し、無機酸化物の薄膜
と、ヒ−トシ−ル性樹脂層との密接着性を向上させ、こ
れにより、無機酸化物の薄膜のクラック等の発生を防止
し、そのラミネ−ト強度等を高めるものである。上記に
おいて、引っ張り伸度が、100%未満であると、積層
材としての柔軟性がなくなり、無機酸化物の薄膜へクラ
ック等が発生し易くなることから好ましくなく、また、
引っ張り伸度が、300%を越えると、アンカ−コ−ト
剤、あるいは、ラミネ−ト用接着剤とうしての接着性の
強度が十分でなく、要求されるラミネ−ト強度が発現さ
れにくくなることから好ましくないものである。
構成するヒ−トシ−ル性樹脂層を形成するヒ−トシ−ル
性樹脂としては、熱によって溶融し相互に融着し得る樹
脂のフィルムないしシ−トを使用することができ、具体
的には、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチ
レン、高密度ポリエチレン、直鎖状(線状)低密度ポリ
エチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重
合体、アイオノマ−樹脂、エチレン−アクリル酸共重合
体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−
メタクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸メチル
共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、メチルペン
テンポリマ−、ポリブテンポリマ−、ポリエチレンまた
はポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂をアクリル
酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマ
−ル酸、イタコン酸等の不飽和カルボン酸で変性した酸
変性ポリオレフィン樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリ
(メタ)アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、その
他等の樹脂のフィルムないしシ−トを使用することがで
きる。而して、上記のフィルムないしシ−トは、その樹
脂を含む組成物によるコ−ティング膜の状態で使用する
ことができる。その膜もしくはフィルムないしシ−トの
厚さとしては、5μmないし300μm位が好ましく
は、更には、10μmないし100μm位が望ましい。
体を構成する基材フィルム層を形成する基材フィルムと
しては、例えば、包装用容器を構成する場合、基本素材
となることから、機械的、物理的、化学的、その他等に
おいて優れた性質を有し、特に、強度を有して強靱であ
り、かつ耐熱性を有する樹脂のフィルムないしシ−トを
使用することができ、具体的には、例えば、ポリエステ
ル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアラミド系樹脂、ポ
リオレフィン系樹脂、ポリカ−ボネ−ト系樹脂、ポリス
チレン系樹脂、ポリアセタ−ル系樹脂、フッ素系樹脂、
その他等の強靱な樹脂のフィルムないしシ−ト、その他
等を使用することができる。而して、上記の樹脂のフィ
ルムないしシ−トとしては、未延伸フィルム、あるいは
一軸方向または二軸方向に延伸した延伸フィルム等のい
ずれのものでも使用することができる。そのフィルムの
厚さとしては、5μmないし100μm位、好ましく
は、10μmないし50μm位が望ましい。なお、本発
明においては、上記のような基材フィルムには、例え
ば、文字、図形、記号、絵柄、模様等の所望の印刷絵柄
を通常の印刷法で表刷り印刷あるいは裏刷り印刷等が施
されていてもよい。
ィルム層を構成する基材フィルムとしては、例えば、紙
層を構成する各種の紙基材を使用することができ、具体
的には、本発明において、紙基材としては、賦型性、耐
屈曲性、剛性等を持たせるものであり、例えば、強サイ
ズ性の晒または未晒の紙基材、あるいは純白ロ−ル紙、
クラフト紙、板紙、加工紙等の紙基材、その他等を使用
することができる。上記において、紙層を構成する紙基
材としては、坪量約80〜600g/m2位のもの、好
ましくは、坪量約100〜450g/m2 位のものを使
用することが望ましい。勿論、本発明においては、紙層
を構成する紙基材と、上記に挙げた基材フィルムとして
の各種の樹脂のフィルムないしシ−ト等を併用して使用
することができる。
体小袋包装体を構成する材料として、例えば、水蒸気、
水等のバリア−性を有する低密度ポリエチレン、中密度
ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリ
エチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重
合体等の樹脂のフィルムないしシ−ト、あるいは、酸
素、水蒸気等に対するバリア−性を有するポリ塩化ビニ
リデン、ポリビニルアルコ−ル、エチレン−酢酸ビニル
共重合体ケン化物等の樹脂のフィルムないしシ−ト、樹
脂に顔料等の着色剤を、その他、所望の添加剤を加えて
混練してフィルム化してなる遮光性を有する各種の着色
樹脂のフィルムないしシ−ト等を使用することができ
る。これらの材料は、一種ないしそれ以上を組み合わせ
て使用することができる。上記のフィルムないしシ−ト
の厚さとしては、任意であるが、通常、5μmないし3
00μm位、更には、10μmないし100μm位が望
ましい。
としては、物理的にも化学的にも過酷な条件におかれる
ことから、液体小袋を構成する積層材には、厳しい包装
適性が要求され、変形防止強度、落下衝撃強度、耐ピン
ホ−ル性、耐熱性、密封性、品質保全性、作業性、衛生
性、その他等の種々の条件が要求され、このために、本
発明においては、上記のような諸条件を充足する材料を
任意に選択して使用することができ、具体的には、例え
ば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度
ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、アイオノマ−樹脂、エチレン−アクリル
酸エチル共重合体、エチレン−アクリル酸またはメタク
リル酸共重合体、メチルペンテンポリマ−、ポリブテン
系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹
脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、塩化ビニル−塩化ビニ
リデン共重合体、ポリ(メタ)アクリル系樹脂、ポリア
クリルニトリル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリロ
ニトリル−スチレン共重合体(AS系樹脂)、アクリロ
ニトリル−ブタジェン−スチレン共重合体(ABS系樹
脂)、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリカ
−ボネ−ト系樹脂、ポリビニルアルコ−ル系樹脂、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体のケン化物、フッ素系樹脂、
ジエン系樹脂、ポリアセタ−ル系樹脂、ポリウレタン系
樹脂、ニトロセルロ−ス、その他等の公知の樹脂のフィ
ルムないしシ−トから任意に選択して使用することがで
きる。その他、例えば、セロハン等のフィルム、合成紙
等も使用することができる。本発明において、上記のフ
ィルムないしシ−トは、未延伸、一軸ないし二軸方向に
延伸されたもの等のいずれのものでも使用することがで
きる。また、その厚さは、任意であるが、数μmから3
00μm位の範囲から選択して使用することができる。
更に、本発明においては、フィルムないしシ−トとして
は、押し出し成膜、インフレ−ション成膜、コ−ティン
グ膜等のいずれの性状の膜でもよい。
な材料を使用して積層材を製造する方法について説明す
ると、かかる方法としては、通常の包装材料をラミネ−
トする方法、例えば、ウエットラミネ−ション法、ドラ
イラミネ−ション法、無溶剤型ドライラミネ−ション
法、押し出しラミネ−ション法、Tダイ押し出し成形
法、共押し出しラミネ−ション法、インフレ−ション
法、共押し出しインフレ−ション法、その他等で行うこ
とができる。而して、本発明においては、上記の積層を
行う際に、必要ならば、例えば、コロナ処理、オゾン処
理等の前処理をフィルムに施すことができ、また、例え
ば、イソシアネ−ト系(ウレタン系)、ポリエチレンイ
ミン系、ポリブタジェン系、有機チタン系等のアンカ−
コ−ティング剤、あるいはポリウレタン系、ポリアクリ
ル系、ポリエステル系、エポキシ系、ポリ酢酸ビニル
系、セルロ−ス系、その他等のラミネ−ト用接着剤等の
公知の前処理、アンカ−コ−ト剤、接着剤等を使用する
ことができる。
材を使用して製袋して液体小袋を製造する方法について
説明すると、例えば、上記のような方法で製造した積層
材を使用し、その内層のヒ−トシ−ル性樹脂層の面を対
向させて、それを折り重ねるか、或いはその二枚を重ね
合わせ、更にその周辺端部をヒ−トシ−ルしてシ−ル部
を設けて液体小袋を製造することができる。而して、そ
の製袋方法としては、上記の積層材を、その内層の面を
対向させて折り曲げるか、あるいはその二枚を重ね合わ
せ、更にその外周の周辺端部を、例えば、側面シ−ル
型、二方シ−ル型、三方シ−ル型、四方シ−ル型、封筒
貼りシ−ル型、合掌貼りシ−ル型(ピロ−シ−ル型)、
ひだ付シ−ル型、平底シ−ル型、角底シ−ル型、その他
等のヒ−トシ−ル形態によりヒ−トシ−ルして、本発明
にかかる種々の形態の液体小袋を製造することができ
る。その他、例えば、自立性包装袋(スタンディングパ
ウチ)等も製造することが可能であり、更に、本発明に
おいては、上記の積層材を使用してチュ−ブ容器等も製
造することができる。上記において、ヒ−トシ−ルの方
法としては、例えば、バ−シ−ル、回転ロ−ルシ−ル、
ベルトシ−ル、インパルスシ−ル、高周波シ−ル、超音
波シ−ル等の公知の方法で行うことができる。なお、本
発明においては、上記のような液体小袋には、例えば、
ワンピ−スタイプ、ツウ−ピ−スタイプ、その他等の注
出口、あるいは開閉用ジッパ−等を任意に取り付けるこ
とができる。
場合には、例えば、積層材として、紙基材を積層した積
層材を製造し、これから所望の紙容器を製造するブラン
ク板を製造し、しかる後該ブランク板を使用して胴部、
底部、頭部等を製函して、例えば、ブリックタイプ、フ
ラットタイプあるいはゲ−ベルトップタイプの液体用紙
容器等を製造することができる。また、その形状は、角
形容器、丸形等の円筒状の紙缶等のいずれのものでも製
造することができる。
た液体小袋は、例えば、醤油、ソ−ス、出し汁、香辛
料、料理用酒類、その他等の液体ないし粘調体からなる
調味料類、ス−プ類、果汁類、その他等の各種の液状な
いし粘体状の飲食物を充填包装し得るものである。更
に、本発明にかかる液体小袋は、上記のような飲食品の
他に、例えば、接着剤、粘着剤等の化学品、化粧品、医
薬品、その他等の種々の物品の充填包装に使用されるも
のである。而して、本発明にかかる液体小袋は、バリア
−材として無機酸化物の薄膜を有する樹脂のフィルムを
使用し、更に、該バリア−材として無機酸化物の薄膜を
有する樹脂のフィルムに、例えば、ヒ−トシ−ル性樹脂
層等の他の樹脂のフィルムを積層する際に、シランカッ
プリング剤を含む水・アルコ−ル系組成物によるコ−テ
ィング薄膜、更に、アンカ−コ−ト剤によるアンカ−コ
−ト剤層および/またはラミネ−ト用接着剤によるラミ
ネ−ト用接着剤層を使用することにより、それらの層に
よる接着性、柔軟性、屈曲性等の作用を利用し、その層
間のラミネ−ト強度を著しく高めることができ、その結
果、強度を有して諸堅牢性に優れ、更に、酸素ガス、水
蒸気等のバリア−性に優れ、かつ、その貯蔵・保管ない
し流通中に内容物の風味および食味等を損なうことない
ものである。更にまた、本発明において、液体小袋包装
体を使用後においては、該液体小袋を、ゴミとして廃棄
し、燃焼処理する場合、有害な塩素ガス等の発生もな
く、極めて環境対応に適するという利点を有するもので
ある。
体的に説明する。 実施例1 厚さ15μmの2軸延伸ナイロンフィルムの片面に、プ
ラズマ化学気相成長法により、厚さ300Åの酸化ケイ
素の蒸着膜を形成し、次いで、該酸化ケイ素の蒸着膜面
に、シランカップリング剤として、γ−グリシドキシプ
ロピルトリメトキシシラン、1重量部と、水:イソプロ
ピルアルコ−ル=1:1からなる溶媒100重量部とか
らなる水・アルコ−ル系組成物を調整し,該水・アルコ
−ル系組成物を使用し、これをグラビアロ−ルコ−ト法
によりコ−ティングし、次いで、乾燥して、厚さ0.1
g/m2 (乾燥状態)のコ−ティング薄膜を形成した。
次に、上記のコ−ティング薄膜の上に、ウレタン系のア
ンカ−コ−ティング剤を上記と同様にしてコ−ティング
して、厚さ0.5g/m2 (乾燥状態)のアンカ−コ−
ト剤層を形成した。更に、上記のアンカ−コ−ト剤層の
上に、チ−グラ−系触媒を用いて重合されたエチレン・
α−オレフィン共重合体(LLDPE、MI=8.0、
密度=0.911)を溶融押し出しながら、その溶融押
し出し樹脂面にオゾン処理を施しながら、押し出し加工
法により押し出し加工して、厚さ20μmの接着剤層を
形成した。次いで、上記の接着剤層の上に、シングルサ
イト系触媒により重合されたエチレン・α−オレフィン
共重合体(LLDPE、MI=7.3、密度=0.90
0)80重量%とエチレン・ブテン共重合体(MI=
3.5、密度=0.885、ブテン含有量20%)20
重量%とからなるブレンド物を、押し出し温度290
℃、加工速度100m/minで溶融押し出しコ−ティ
ングして、厚さ20μmのヒ−トシ−ル性樹脂層を形成
して、下記の層構成からなる積層材を製造した。厚さ1
5μm・2軸延伸ナイロンフィルム/厚さ300Å・酸
化ケイ素の蒸着膜/厚さ0.1g/m2 ・コ−ティング
薄膜/厚さ0.5g/m2 ・アンカ−コ−ト剤層/厚さ
20μm・接着剤層/厚さ20μm・ヒ−トシ−ル性樹
脂層 上記において、厚さ15μmの2軸延伸ナイロンフィル
ムの片面に、プラズマ化学気相成長法により、厚さ30
0Åの酸化ケイ素の蒸着膜を形成する代わりに、厚さ1
2μmの2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフィルム
を使用、このフィルムの片面に、真空蒸着装置を使用
し、アルミニウム金属を蒸発させ、かつ、酸素ガスを供
給しながら、その両者を反応させて、厚さ300Åの酸
化ケイ素の蒸着膜を形成し、これを使用して、以下、上
記の実施例1と同様にして、下記の層構成からなる積層
材を製造した。 厚さ12μm・2軸延伸ポリエチレンテレフタレ−トフ
ィルム/厚さ300Å・酸化アルミニウムの蒸着膜/厚
さ0.1g/m2 ・コ−ティング薄膜/厚さ0.5g/
m2 ・アンカ−コ−ト剤層/厚さ20μm・接着剤層/
厚さ20μm・ヒ−トシ−ル性樹脂層
して、N−β(アミノエチル)−γ−アミノプロピルト
リメトキシシラン〔NH2 CH2 CH2 NH2CH2 C
H2 CH2 Si(OMe)3 、沸点259℃、比重1.
03〕1重量部と、水:イソプロピルアルコ−ル=1:
1からなる溶媒100重量部とからなる水・アルコ−ル
系組成物を調整し、該水・アルコ−ル系組成物を使用
し、それ以外は、上記の実施例1と同様にして、下記の
層構成からなる積層材を製造した。厚さ15μm・2軸
延伸ナイロンフィルム/厚さ300Å・酸化ケイ素の蒸
着膜/厚さ0.1g/m2 ・コ−ティング薄膜/厚さ
0.1g/m2 ・アンカ−コ−ト剤層/厚さ20μm・
接着剤層/厚さ20μm・ヒ−トシ−ル性樹脂層
イト系触媒により重合されたエチレン・α−オレフィン
共重合体(LLDPE、MI=7.3、密度=0.90
0)80重量%とエチレン・ブテン共重合体(MI=
3.5、密度=0.885、ブテン含有量20%)20
重量%とからなるブレンド物を、押し出し温度290
℃、加工速度100m/minで溶融押し出しコ−ティ
ングして、厚さ20μmのヒ−トシ−ル性樹脂層を形成
する代わりに、上記と同じブレンド物を使用してインフ
レ−ション法を利用して製膜化し、次いで、該製膜化し
たヒ−トシ−ル性樹脂フィルムを使用し、上記の接着剤
層の上に、ドライラミネ−ション法を利用して積層し
て、下記の層構成からなる積層材を製造した。なお、上
記の実施例1におけるポリウレタン系のアンカ−コ−テ
ィング剤の代わりに、同じく、ポリウレタン系のラミネ
−ト用接着剤を使用し、上記の実施例1と同様にしてコ
−ティングして、厚さ4.0g/m2 (乾燥状態)のラ
ミネ−ト用接着剤層を形成した。 厚さ15μm・2軸延伸ナイロンフィルム/厚さ300
Å・酸化ケイ素の蒸着膜/厚さ0.1g/m2 ・コ−テ
ィング薄膜/厚さ4.0g/m2 ・ラミネ−ト用接着剤
層/厚さ20μm・接着剤層/厚さ20μm・ヒ−トシ
−ル性樹脂層
ロンフィルムの片面に、プラズマ化学気相成長法によ
り、厚さ300Åの酸化ケイ素の蒸着膜を形成する代わ
りに、厚さ15μmの2軸延伸ナイロンフィルムの片面
に、ポリ塩化ビニリデン系樹脂を含む組成物によるコ−
ティング膜を形成し、次いで、実施例1に記載した水・
アルコ−ル系組成物によるコ−ティング薄膜を形成する
ことを省き、以下、上記の実施例1と同様にして、下記
の層構成からなる積層材を製造した。 ポリ塩化ビニリデン系樹脂コ−トの厚さ15μm・2軸
延伸ナイロンフィクム/厚さ0.5g/m2 ・アンカ−
コ−ト剤層/厚さ20μm・接着剤層/厚さ20μm・
ヒ−トシ−ル性樹脂層
るコ−ティング薄膜を形成することを省き、それ以外
は、上記の実施例1と同様にして、下記の層構成からな
る積層材を製造した。 厚さ15μm・2軸延伸ナイロンフィルム/厚さ300
Å・酸化ケイ素の蒸着膜/厚さ0.5g/m2 ・アンカ
−コ−ト剤層/厚さ20μm・接着剤層/厚さ20μm
・ヒ−トシ−ル性樹脂層
1〜2で製造した積層材について、ラミネ−ト強度試験
とヒ−トシ−ル強度試験を行なった。上記のラミネ−ト
強度試験は、剥離試験機(株式会社オリエンテック製、
機種名、テンシロン万能試験機)を使用し、試料15m
m巾、剥離角度90度、ロ−ドセル5kgf、剥離速度
50mm/min、支点間距離50mm、剥離方法T字
型剥離の条件でラミネ−ト強度試験を行なった。また、
ヒ−トシ−ル強度は、シ−ル条件140℃×1Kg/c
m2 ×1秒で行い、上記の剥離試験機を使用し、試料1
5mm巾、ロ−ドセル、20Kgf、剥離速度、300
mm/min、支点間距離、50mm、T字型剥離の条
件でヒ−トシ−ル強度試験を行った。その結果を下記の
表1に示す。
ものは、比較例1〜2のもの、特に、比較例2のものに
対し、ラミネ−ト強度が著しく高く、このことより、シ
ランカップリング剤のコ−ティング薄膜を形成すること
で剥離強度が向上することが判明した。なお、比較例1
のものは、ポリ塩化ビニリデン系樹脂組成物によるコ−
ティング膜を形成しているので、使用後にゴミとして廃
棄し、焼却処理すると、塩素ガスの発生が懸念され、環
境対応に適するものではなかった。
比較例1〜2で製造した積層材について、引き裂き性試
験を行なった。上記の引き裂き性試験は、積層材の端に
5mmの切り込みを入れ、それぞれドライ(空気中)お
よびウエット(水中)で手で引き裂き、その引き裂き感
を評価した。その結果を下記の表2に示す。
いに引き裂けること、△は、多少の糸引きはあるが引き
裂けること、×は、ヒ−トシ−ル性樹脂層が伸びて引き
裂けないことを表す。
ものは、比較例1〜2のもの、特に、比較例2のものに
対し、引き裂き性は、良好であった。なお、比較例1の
ものは、ポリ塩化ビニリデン系樹脂を含む組成物による
コ−ティング膜を形成しているので、使用後にゴミとし
て廃棄し、焼却処理すると、塩素ガスの発生が懸念さ
れ、環境対応に適するものではなかった。
比較例1〜2で製造した積層材について、更には、該積
層材を性袋して製造した液体小袋について、下記のデ−
タを測定した。 (1).酸素透過度の測定 これは、温度23℃、湿度90%RHの条件で、米国、
モコン(MOCON)社製の測定機〔機種名、オクスト
ラン(OXTRAN)〕にて測定した。 (2).水蒸気透過度の測定 これは、温度40℃、湿度100%RHの条件で、米
国、モコン(MOCON)社製の測定機〔機種名、パ−
マトラン(PERMATRAN)〕にて測定した。 上記の測定結果について、下記の表3に示す。
レックステスト後のことであり、ゲルボフレックステス
タ−により、25回の屈曲試験を実施した後のシ−トを
用いて測定したもののことを言うものであり、また、液
体充填機後とは、液体充填包装機を用いて、液体小袋の
形態で内容物を充填してシ−ルした後、その直後の包装
体について測定したものを言い、更に、ピロ−包装後と
は、縦ピロ−、または、横ピロ−充填機にて、内容物を
充填し、シ−ルを実施した後、その包装体について測定
したもののことを言うものである。また、上記の表3に
おいて、酸素透過度は、cm3 /m2 /day・23℃
・90%RHの単位であり、また、水蒸気透過度は、g
/m2 /day・40℃・100%RHの単位である。
に、実施例1〜3のものは、酸素透過度および水蒸気透
過度において良好であったが、これに対し、比較例1〜
2のものは、そのいずれも、劣っていた。
は、バリア−材として、無機酸化物の薄膜を有する樹脂
のフィルムに着目し、更に、該バリア−材としての無機
酸化物の薄膜を有する樹脂のフィルムに、例えば、ヒ−
トシ−ル性樹脂層等の他の樹脂のフィルムを積層する際
に、シランカップリング剤を含む水・アルコ−ル系組成
物、更に、アンカ−コ−ト剤、ラミネ−ト用接着剤等を
使用することに着目し、まず、可撓性プラスチック基材
の一方の面に、無機酸化物の薄膜を設け、更に、該無機
酸化物の薄膜の上に、シランカップリング剤を含む水・
アルコ−ル系組成物によるコ−ティング薄膜を設け、更
に、アンカ−コ−ト剤によるアンカ−コ−ト剤層および
/またはラミネ−ト用接着剤によるラミネ−ト用接着剤
層を設け、次いで、ヒ−トシ−ル性樹脂層を積層させて
積層材を構成し、而して、該積層材を、そのヒ−トシ−
ル性樹脂層面を対向させて重ね合わせその外周周辺の端
部をヒ−トシ−ルしてヒ−トシ−ル部を設けて袋体を構
成し、更に、該袋体に、その開口部から液体ないし粘調
体からなる調味料等を充填包装して液体小袋包装体を製
造して、強度を有して諸堅牢性に優れ、更に、酸素ガ
ス、水蒸気等のバリア−性に優れ、かつ、優れたラミネ
−ト強度を有し、その貯蔵・保管ないし流通中に内容物
の風味および食味等を損なうことなく、更にまた、引き
裂き性に優れ、また、使用後にゴミとして廃棄処理する
に際しても焼却適性を有する液体小袋包装体を製造し得
ることができるというものである。
材についてその一例の層構成を示す概略的断面図であ
る。
材についてその一例の層構成を示す概略的断面図であ
る。
の構成を示す概略的斜視図である。
の構成を示す概略的斜視図である。
本発明にかかる液体小袋包装体の構成を示す概略的斜視
図である。
本発明にかかる液体小袋包装体の構成を示す概略的斜視
図である。
ある。
/またはラミネ−ト用接着剤によるラミネ−ト用接着剤
層 5 ヒ−トシ−ル性樹脂層 6 基材フィルム層 7 シ−ル部 8 開口部 9 内容物 10 上部シ−ル部 11 開封用切り込み 111 真空チャンバ− 112 巻き出しロ−ル 113 可撓性プラスチック基材 114 コ−ティングドラム 115 蒸着チャンバ− 116 るつぼ 117 酸素吹き出し口 118 マスク 119 巻き取りロ−ル A 積層材 B 積層材 C 液体小袋 D 液体小袋 E 液体小袋包装体 F 液体小袋包装体
Claims (7)
- 【請求項1】 可撓性プラスチック基材の一方の面に、
少なくとも、無機酸化物の薄膜、シランカップリング剤
を含む水・アルコ−ル系組成物によるコ−ティング薄
膜、アンカ−コ−ト剤によるアンカ−コ−ト剤層および
/またはラミネ−ト用接着剤によるラミネ−ト用接着剤
層、および、ヒ−トシ−ル性樹脂層を順次に積層させて
積層材を構成し、更に、該積層材を、そのヒ−トシ−ル
性樹脂層面を対向させて重ね合わせその外周周辺の端部
をヒ−トシ−ルしてヒ−トシ−ル部を設けて袋体を構成
し、かつ、該袋体に、その開口部から液体または粘調体
を充填包装してなることを特徴とする液体小袋包装体。 - 【請求項2】 可撓性プラスチック基材の他方の面に、
更に、基材フィルムを積層してなることを特徴とする上
記の請求項1に記載する液体小袋包装体。 - 【請求項3】 可撓性プラスチック基材が、2軸延伸ナ
イロンフィルムまたは2軸延伸ポリエチレンテレフタレ
−トフィルムからなることを特徴とする上記の請求項1
または2に記載する液体小袋包装体。 - 【請求項4】 無機酸化物の薄膜が、無機酸化物の蒸着
膜からなることを特徴とする上記の請求項1、2または
3に記載する液体小袋包装体。 - 【請求項5】 無機酸化物の薄膜が、化学気相成長法に
よる無機酸化物の蒸着膜からなることを特徴とする上記
の請求項1、2、3または4に記載する液体小袋包装
体。 - 【請求項6】 無機酸化物の蒸着膜が、酸化ケイ素また
は酸化アルミニウムの蒸着膜からなることを特徴とする
上記の請求項1、2、3、4または5に記載する液体小
袋包装体。 - 【請求項7】 アンカ−コ−ト剤によるアンカ−コ−ト
剤層および/またはラミネ−ト用接着剤によるラミネ−
ト用接着剤層が、JIS規格K7113に基づいて、1
00〜300%の範囲内からなる引っ張り伸度を有する
ことを特徴とする上記の請求項1、2、3、4または5
に記載する液体小袋包装体。
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