JPH1126326A - 有機電解液コンデンサー用シール剤、それを含む組成物、およびそれを用いたコンデンサー - Google Patents

有機電解液コンデンサー用シール剤、それを含む組成物、およびそれを用いたコンデンサー

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JPH1126326A
JPH1126326A JP18904897A JP18904897A JPH1126326A JP H1126326 A JPH1126326 A JP H1126326A JP 18904897 A JP18904897 A JP 18904897A JP 18904897 A JP18904897 A JP 18904897A JP H1126326 A JPH1126326 A JP H1126326A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コイン型や円筒型、自動車用等の大型の非水
系コンデンサーであってもシール部分における水分の浸
入や電解液の漏液のない安全性に優れた非水系コンデン
サーを得る。 【解決手段】 ポリメチレンタイプの飽和主鎖を持つゴ
ムおよびジエン系ゴムより選ばれる1種または2種以上
のゴムを有機電解液コンデンサー用シール剤に用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は有機電解液コンデン
サーに用いられる高温時の密閉性に特に優れたシール剤
に関し、特に有機電解液を含有する電気二重層コンデン
サーに適したシール剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子装置のメモリのバックアップ
用の電源などに電気二重層原理を用いたコンデンサー
(一般的に電気二重層コンデンサーあるいは電気二重層
キャパシターと呼ばれている)が開発され、マイクロコ
ンピューターやICメモリなどに組み込まれて広く使用
されている。特に有機電解液を用いた電気二重層コンデ
ンサーは、従来のコンデンサーに比較して単位体積当た
り数千倍にもおよぶ静電容量を持っているため、コンデ
ンサーと電池の両方の機能を有することができる。この
ため、従来の小型のコイン型コンデンサーに加えて、円
筒型コンデンサー等の大型コンデンサーの開発も進んで
おり、今後更に広範な用途が期待されていると同時にそ
の性能と安全性に対する要求が高まっている。ところで
この有機電解液を用いた電気二重層コンデンサー(以
下、非水系コンデンサーということがある)は、その蓄
電要素が金属容器に収納され密閉されたものである。蓄
電要素とは、支持電解質と有機系電解液溶媒とからなる
電解液、電極、セパレーターなどである。電解液を構成
する支持電解質は、例えば、(C254PBF4等のア
ルキル基置換第4級ホスホニウム塩、(C254NB
4等のアルキル基置換第4級アンモニウム塩、あるい
はアルキル基置換第4級オニウム塩、(C254PC
3SO3などの水と反応して加水分解しやすい化合物が
用いられていることが多い。このため、コンデンサー内
部にごく少量の水分が浸入しても、非水系コンデンサー
の性能が極度に低下する。更に、有機電解液溶媒は、例
えば、γ−ブチロラクトン、プロピレンカーボネート、
エチレンカーボネート、ジエチルカーボネート、ジメチ
ルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、アセトニトリ
ル、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタン、メチルホ
ルメイト等の可燃性有機溶媒が用いられているため、コ
ンデンサー内部の圧力が上昇し電解液がコンデンサー外
部に漏液した場合、発火の危険性がある。このため、非
水系コンデンサーではコンデンサー内部への水の浸入を
完全に防止し、かつ電解液の液漏れを完全に防止する高
い密閉性が要求されている。
【0003】また一方で、非水系コンデンサーはその蓄
電要素を金属容器に密閉して収納するが、一対の電極の
短絡を防止するために、一方の電極端子と他方の電極端
子の間を絶縁する必要がある。通常、電極間の絶縁およ
び密閉のため、蓄電要素を収納した金属容器の開口部に
絶縁材料からなるガスケットが使用されている。絶縁材
料としては、樹脂性絶縁ガスケットを使用することが知
られており、その樹脂材料としてはポリプロピレン、ポ
リエチレン、フッ素樹脂などが知られている。
【0004】このような絶縁ガスケットによる密閉を更
に強化するため、絶縁ガスケットとシール剤とを併用す
ることも提案されている(特開平2−216809号公
報など)。このシール剤を絶縁ガスケットまたは金属容
器に塗布し、絶縁ガスケットを装着することで、絶縁ガ
スケットと金属容器との密閉性を高めている。また、場
合によっては更にガスケット上部に金属封口板の如き封
口体ををかぶせ、この封口体とガスケットとの間にシー
ル剤層を設けることによって密閉を強化することもあ
る。このようなシール剤としては、コールタール、アス
ファルト等のピッチ系材料、ピッチ系材料にポリマーを
改質剤として添加した材料、ポリオレフィン系接着剤な
どの樹脂系シール剤が使用されている。
【0005】近年、パソコンや携帯電話等の使用範囲は
従来になく広範となりつつあり、それに伴って非常に過
酷な環境においてもこれらのバックアップ電源として用
いられるコイン型や円筒型の非水系コンデンサーは、従
来以上に高い安全性が要求されており、シール剤に対し
ては、万一コンデンサーが異常に高温となったり、高圧
になった場合においても、電解液の漏液がなく、また外
部からの水の浸入を防止できる性能が、強く望まれてい
る。こうした性能は従来より用いられているピッチ系シ
ール剤や樹脂系シール剤では十分でなく、更に、今後広
く電化製品や自動車に搭載されることが予想される大容
量の非水系コンデンサーにも用いられるシール剤として
は、高温での安定性や、有機溶媒や電極材料への安定
性、また電解液の漏液などに係わる密閉性について、よ
り高いレベルが要求されることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術のも
と、本発明者らは、従来のコイン型や円筒型に対しては
もちろんのこと、今後開発が期待される自動車用等の大
型の非水系コンデンサーであっても安全性の高いシール
剤を得るべく鋭意検討した結果、ポリメチレンタイプの
飽和主鎖を持つゴムおよびジエン系ゴムより選ばれる1
種または2種以上のゴムを主成分とするシール剤で封口
部を密封することによって水分の浸入や電解液の漏液の
ない安全性に優れた非水系コンデンサーが得られること
を見いだし、本発明を完成するに到った。
【0007】
【発明を解決するための手段】かくして本発明によれ
ば、第一の発明として、ポリメチレンタイプの飽和主鎖
を持つゴムおよびジエン系ゴムより選ばれる1種または
2種以上のゴムを主成分とする有機電解液コンデンサー
用シール剤が提供され、第二の発明として、ポリメチレ
ンタイプの飽和主鎖を持つゴムおよびジエン系ゴムより
選ばれる1種または2種以上のゴムと沸点が常圧で50
〜400℃の有機液状物質とを含有するシール剤組成物
が提供され、第三の発明として蓄電要素を収納した金属
容器の開口部に装着された絶縁ガスケットと金属容器と
の間、および/または絶縁ガスケットと封口体との間に
当該シール剤層が設けられている有機電解液コンデンサ
ーが提供される。以下に、本発明を詳述する。
【0008】1.シール剤 本発明のシール剤は非水系コンデンサー用のシール剤で
あり、ある種のゴムを含有する。
【0009】(ポリメチレンタイプの飽和主鎖を持つゴ
ム)本発明のシール剤に使用されるゴムは、主鎖がポリ
メチレンタイプの飽和主鎖であるゴムであり、その好ま
しい例としてはASTM D 1418−94で指定さ
れたMクラスに分類されるゴムが挙げられる。以下、本
発明において使用されるポリメチレンタイプの飽和主鎖
を持つゴムを、Mクラスのゴムと言うことがあり、また
ゴムの略号はすべてASTM D 1418−94の表
記に従った。このようなMクラスのゴムの具体例として
は、ACM、AEM、ANMなどのようなアクリレート
系ゴム;CM、CSMなどのような塩素化ポリエチレン
系ゴム;EPDM、EPMなどのようなエチレンとプロ
ピレンを含むモノマーの共重合ゴム;SEBM、SEP
Mなどのようなスチレンを含有するブロック三元系ゴ
ム;FEPM、FFKM、FKMなどのようなフッ素ゴ
ム;その他EVMなどが具体例としてあげられる。もち
ろん、これらのMクラスのゴムは本発明のシール剤とし
て単独で用いても、混合比を目的に応じて適宜設定して
2種類以上を混合して用いてもよい。以下に、具体的に
これらのゴムを説明する。
【0010】本発明で用いるアクリレート系ゴムとして
は、エチルアクリレートまたはその他のアクリレートと
加硫させるためのモノマー少量との共重合体であるAC
M、エチルアクリレートまたはその他のアクリレートと
エチレンとの共重合体であるAEM、エチルアクリレー
トまたはその他のアクリレートとアクリロニトリルとの
共重合体であるANMなどが例示される。上記のアクリ
レートとしては、アルキル基が炭素数1〜8個のアルキ
ルアクリレート、炭素数1〜4個のアルコキシ基を有す
る炭素数1〜8のアルキルアクリレート、および炭素数
2〜5個のアルキレン基を有する炭素数1〜8のアルキ
ルアクリレートよりなる群から選択された少なくとも1
種類のアクリレート単量体が好ましく、ゴムの合成に際
して、このアクリレート単量体の使用割合は通常20重
量%以上、好ましくは40重量%以上、より好ましくは
60重量%以上である。
【0011】このようなアクリレート系ゴムの100℃
で測定されたムーニー粘度は、10〜150であること
が好ましく、より好ましくは20〜80である。また、
ガラス転移温度(示差走査熱量計により測定;Tg)
は、好ましくは10〜−60℃、より好ましくは0〜−
40℃である。
【0012】本発明で用いる塩素化ポリエチレン系ゴム
としては、塩素化ポリエチレン(CM)およびクロルス
ルホン化ポリエチレン(CSM)等である。
【0013】本発明で用いるエチレンとプロピレンを含
むモノマーの共重合ゴムとしては、エチレンとプロピレ
ンとの共重合体であるEPMやエチレン・プロピレン・
ジエン類からなる三元共重合体であるEPDM等であ
る。本発明に用いられるEPMおよびEPDMのエチレ
ン/プロピレン比率(重量比)は、特に制限されない
が、通常、30/70〜80/20、好ましくは50/
50〜70/30である。
【0014】また、本発明で用いられるEPDMの原料
となるジエン類としては、ジシクロペンタジエン、エチ
リデンノルボルネン、シクロペンタジエン、1,3−シ
クロヘキサジエン、1,4−シクロヘキサジエン、2,
5−ノルボルナジエンなどの任意の環状ジエンの中から
任意に選択することができるが、ジシクロペンタジエン
やエチリデンノルボルネンは特に好ましい例である。ま
た、このようなジエン類は、EPDM合成時の使用割合
として15重量%以下、好ましくは10重量%以下であ
る。
【0015】これらのEPMおよびEPDMのトルエン
を用いたゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー
によって測定されるスチレン換算重量平均分子量は、
2,000〜1,000,000、好ましくは4,00
0〜500,000、特に好ましくは5,000〜30
0,000であり、100℃で測定されるムーニー粘度
は5〜200、好ましくは10〜150である。
【0016】本発明で用いるスチレンを有するブロック
三元系ゴムとしては、スチレン・エチレン・ブチレン三
元ブロック共重合体であるSEBM(SEBおよびSE
BS)、スチレン・エチレン・プロピレン三元ブロック
共重合体であるSEPM(SEPおよびSEPS)等で
ある。
【0017】本発明で用いるスチレンを有するブロック
三元系ゴムのトルエンを用いたゲル・パーミエーション
・クロマトグラフィーによって測定されるスチレン換算
重量平均分子量は、2,000〜1,000,000、
好ましくは4,000〜500,000、特に好ましく
は5,000〜300,000である。当該三元系ゴム
のスチレン含量は、5〜80重量%、好ましくは8〜5
0重量%、より好ましくは10〜30重量%である。ま
た、SEBMおよびSEPMのヨウ素価は、通常120
以下、好ましくは50以下、より好ましくは30以下で
ある。
【0018】本発明で用いるフッ素ゴムとしては、テト
ラフルオロエチレンとプロピレンとの共重合体であるF
EPM、すべての側鎖がフルオロおよびパーフルオロア
ルキル基またはパーフルオロアルコキシ基であるポリメ
チレンタイプのフッ素ゴムであるFFKM、フルオロお
よびパーフルオロアルキル基またはパーフルオロアルコ
キシ基を側鎖に持つポリメチレンタイプのフッ素ゴムで
あるFKMなどが例示される。本発明で用いるフッ素ゴ
ムの100℃で測定されるムーニー粘度は、5〜20
0、フッ素含量は60重量%〜75重量%であることが
好ましい。
【0019】このほか、本発明で用いることのできるゴ
ムとしては、エチレンと酢酸ビニルとの共重合体である
EVMが挙げられる。これらのゴムの中でも構成元素と
して塩素を含まないACM、AEM、EPM、EPD
M、SEBM、SEPM、FEPM、FFKM、FKM
が好ましい。
【0020】(ジエン系ゴム)本発明のシール剤に用い
られるジエン系モノマーを原料に含有するジエン系ゴム
の好ましい例としては、ASTM D 1417−94
で指定されたRクラスに分類されるゴムが挙げられる。
Rクラスのゴムの具体例をASTM D 1417−9
4の標記に従って例示すれば、ABR、BR、HNB
R、NBR、PBR、BIR、PSBR、SBR、SB
S、XSBR、XNBRなどのようなブタジエンを含有
するゴム;BIIR、CIIR、IR、NIR、SI
R、SISなどのようなイソプレンを含有するゴム;C
R、NCR、SCRなどのようなクロロプレンを含有す
るゴム;が例示される。このほか、ピペリレンを含有す
るゴムや1,3−ペンタジエンを含有するゴムなどもゴ
ム原料にジエン系モノマーが使用されており、これらも
本発明で使用可能なジエン系ゴムの一種である。もちろ
んこれらのジエン系ゴムは本発明のシール剤として単独
で用いても、混合比を目的に応じて適宜選択して2種類
以上を併用しても良いし、上述したポリメチレンタイプ
の飽和主鎖を持つゴム、特にMクラスのゴムと併用する
こともできる。
【0021】本発明のジエン系ゴムは重量平均分子量が
2,000〜1,500,000、好ましくは5,00
0〜800,000、より好ましくは10,000〜7
00,000のジエン系ゴムを主成分とするものであ
る。本発明のジエン系ゴムは、好ましくはジエン系モノ
マーの単独重合体または二種以上のジエン系モノマーの
共重合体、あるいはジエン系モノマーと非極性重合性モ
ノマーとの共重合体であり、特にBR、BIR、SB
R、SBS、IR、SIR、SIS等が好ましい。
【0022】このようなジエン系ゴムと上述したMクラ
スのゴムとを併用する場合、好ましい割合は、Mクラス
のゴム1重量部に対してジエン系ゴム100〜0.01
重量部、より好ましくは50〜0.02重量部、更に好
ましくは20〜0.05重量部である。
【0023】2.シール剤組成物 本発明のシール剤組成物は、上述したゴムと沸点が常圧
(760mmHg)で50〜400℃の有機液状物質と
を含有するものであり、この組成物を金属容器や絶縁ガ
スケットに塗布乾燥し、絶縁ガスケットと金属容器との
密閉性を高めるシールとなる。ここで用いられる有機液
状物質は、常温(25℃)常圧で液体のものである炭素
数2〜15の有機液状物質が好ましい。
【0024】本発明で使用される好ましい有機液状物質
の具体例としては、例えば炭化水素化合物、含窒素系有
機化合物、含酸素系有機化合物、含塩素系有機化合物、
含硫黄系有機化合物などであり、具体的には、(1)炭
化水素化合物としては、ベンゼン、トルエン、キシレン
等の芳香族炭化水素系化合物;n−ヘキサン、シクロヘ
キサン、メチルシクロヘキサン、エチルシクロヘキサ
ン、ノナン、デカン、デカリン、ドデカン、ガソリン、
工業用ガソリンなどの飽和炭化水素系有機化合物;が挙
げられ、(2)含窒素系有機化合物としては、ニトロエ
タン、1−ニトロプロパン、2−ニトロプロパン、アセ
トニトリル、トリエチルアミン、シクロヘキシルアミ
ン、ピリジン、モノエタノールアミン、ジエタノールア
ミン、ホルホリン、N,N−ジメチルホルムアミド、N
−メチルピロリドンなどの含窒素有機化合物が挙げられ
る。(3)含酸素系有機化合物としては、メタノール、
エタノール、n−プロピルアルコール、イソプロピルア
ルコール、n−ブチルアルコール、イソブチルアルコー
ル、第二ブチルアルコール、アミルアルコール、イソア
ミルアルコール、メチルイソブチルカルビノール、2−
エチルブタノール、2−エチルヘキサノール、シクロヘ
キサノール、フルフリルアルコール、テトラヒドロフル
フリルアルコール、エチレングリコール、へキシレング
リコール、グリセリンなどのヒドロキシル基を有する化
合物;プロピルエーテル、イソプロピルエーテル、ブチ
ルエーテル、イソブチルエーテル、n−アミルエーテ
ル、イソアミルエーテル、メチルブチルエーテル、メチ
ルイソブチルエーテル、メチルn−アミルエーテル、メ
チルイソアミルエーテル、エチルプロピルエーテル、エ
チルイソプロピルエーテル、エチルブチルエーテル、エ
チルイソブチルエーテル、エチルn−アミルエーテル、
エチルイソアミルエーテルなどの脂肪族飽和系エーテル
類;アリルエーテル、エチルアリルエーテルなどの脂肪
族不飽和系エーテル類;アニソール、フェネトール、フ
ェニルエーテル、ベンジルエーテルなどの芳香族エーテ
ル類;テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、ジオ
キサンなどの環状エーテル類;エチレングリコールモノ
メチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテ
ル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレ
ングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコー
ルモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチ
ルエーテルなどのエチレングリコール類;ギ酸、酢酸、
無水酢酸、酪酸などの有機酸類;ギ酸ブチル、ギ酸アミ
ル、酢酸プロピル、酢酸イソプロピル、酢酸ブチル、酢
酸第二ブチル、酢酸アミル、酢酸イソアミル、酢酸2−
エチルヘキシル、酢酸シクロヘキシル、酢酸ブチルシク
ロヘキシル、プロピオン酸エチル、プロピオン酸ブチ
ル、プロピオン酸アミル、酪酸ブチル、炭酸ジエチル、
シュウ酸ジエチル、乳酸メチル、乳酸エチル、乳酸ブチ
ル、リン酸トリエチルなどの有機酸エステル類;エチル
ケトン、プロピルケトン、ブチルケトン、メチルイソプ
ロピルケトン、メチルイソブチルケトン、メチルイソブ
チルケトン、ジイソブチルケトン、アセチルアセトン、
ジアセトンアルコール、シクロヘキサノン、シクロペン
タノン、メチルシクロヘキサノン、シクロヘプタノンな
どのケトン類;1,4−ジオキサン、イソホロン、フル
フラールなどのその他の含酸素有機化合物が挙げられ
る。(4)含塩素系有機化合物としては、テトラクロロ
エタン、トリクロロエチレン、パークロロエチレン、ジ
クロロプロパン、塩化アミル、ジクロロペンタン、クロ
ルベンゼンなどの炭化水素の塩素置換体が挙げられる。
(5)含硫黄系有機化合物としては、チオフェン、スル
ホラン、ジメチルスルホキシドなどが挙げられる。
【0025】更に好ましくは炭素数6〜12の炭化水素
溶液・含窒素系有機溶媒・含酸素系有機溶媒などであ
り、特にベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化
水素系溶媒やn−ヘキサン、シクロヘキサン、メチルシ
クロヘキサン、エチルシクロヘキサンなどの飽和炭化水
素系溶媒が好ましい例である。
【0026】本発明のシール剤組成物中のゴム(Mクラ
スのゴムとジエン系ゴムとの合計)の割合は、有機液状
物質に対して、1重量%〜50重量%、好ましくは2重
量%〜40重量%、より好ましくは5重量%〜30重量
%である。ゴムの濃度が高過ぎると組成物の粘度が高く
なり、塗布性が低下する傾向にある。逆にゴム濃度が少
なすぎると有機液状物質が多すぎシール性形成に劣る傾
向が出る。なお、本発明のシール剤組成物は上述のゴム
が上述した有機液状物質に溶解していても、分散してい
てもよい。
【0027】更に本発明のシール剤組成物には、必要に
応じて着色剤などの添加剤を添加することも可能であ
る。添加可能な着色剤としては、電解液と反応せず、ま
た電解液に溶解しないものであるのが望ましく、各種の
有機系・無機系の顔料が挙げられる。中でもカーボンブ
ラック、特にファーネスブラック、チャンネルブラック
等の粒子系0.1μm以下のカーボンブラックが好まし
い。このような着色剤を添加する場合、組成物中で十分
均一に溶解または分散させる必要があり、造粒されてい
るものや凝集構造を持ったものを用いる場合は、ボール
ミル、サンドミルや超音波などで分散させるのが良い。
このような着色剤などの添加剤の添加量は、必要に応
じ、任意の量を添加することができるが、ゴムに対して
通常0.01重量%〜20重量%、好ましくは0.01
重量%〜5重量%、より好ましくは0.02重量%〜3
重量%である。添加剤の添加量が20重量%を超えると
シール剤の柔軟性が小さくなり、ひび割れの原因となる
ことがある。さらに本発明のシール剤組成物には、絶縁
ガスケットの性能を劣化させず、電解液と反応および溶
解しない老化防止剤、紫外線吸収剤等、ゴムに使用され
る通常の添加剤を添加することができる。
【0028】3.非水系コンデンサー 本発明の非水系コンデンサーは、通常セパレータを介し
て設置された2枚の電極(集電体を含む)が、コイン状
の金属容器に挿入され、あるいは捲回して円筒状、角型
状の金属容器に挿入され、電解液が充填された後、封口
板、絶縁ガスケットにより、封口ハウジングされたもの
であり、この基本セルを単独または複数個を組み合わせ
て使用される。本発明のシール剤は、この絶縁ガスケッ
トと金属容器との間、及び/又は絶縁ガスケットと封口
体である封口板とのあいだに、本発明のシール剤層を設
けることによって、金属容器に充填されている電解液の
漏洩と外部から金属容器内部への水分の侵入を防ぐこと
ができる。本発明の非水系コンデンサーには、上記2枚
の電極共、分極性電極を用いた無極性のものと、一方の
電極に分極性電極を用い、他方には、非分極性電極を用
いた有極性のものとが含まれる。本発明の好ましいコン
デンサーは、電解液が有機電解液である電気二重層コン
デンサーであり、その製造方法は常法に従えばよい。$
電解液としては、プロピレンカーボネート、ジエチルカ
ーボネート、ジメチルホルムアミド、メチルフォルメイ
ト、ジメチルスルホキシド、アセトニトリル、エチレン
カーボネート、γ−ブチロラクトン、テトラヒドロフラ
ン、ジメトキシエタン等の単独、もしくは混合溶媒をベ
ースとして、(C254PBF4等のアルキル基置換第
4級ホスホニウム塩、(C254NBF4等のアルキル
基置換第4級アンモニウム塩、あるいはアルキル基置換
第4級オニウム塩、(C254PCF3SO3などを適
宜混合したものが使用される。本発明のコンデンサー電
極には、アルミニウムなどの集電体に電極活物質と必要
に応じて添加される導電粉末とを適当なバインダーとと
もに塗布して製造された電極や活性炭電極などが含まれ
ている。電極活物質としては、Au、Cu、Agのよう
な長周期律表IB族金属、Pt、Ir、Ru、Pd、N
i、Feなどの長周期律表VIIB族金属、ステンレ
ス、Al、Ta、Nb、Ti、Zr、W、Moなどの金
属や合金、混合物などが挙げられ、またSnO2、Ru
2などの金属酸化物やリチウムニトリド金属化合物あ
るいはこれらを含む混合物なども挙げられる。さらに、
レーヨン、ポリアクリロニトリル、フェノール等や、コ
ールタールピッチ等の縮合多環化合物等を炭化賦活して
得られる活性炭、ファーネスブラック、アセチレンブラ
ック、グラファイト、天然黒鉛などの炭素物あるいは、
ポリアニリン、ポリチオフェンなどの導電性高分子も例
示される。これらは1種、または2種以上を混合して用
いることができる。$
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、大容量化が可能な大型
コンデンサーにも使用できるシール剤が得られ、このシ
ール剤を用いれば安全性の極めて高い有機電解液コンデ
ンサーが得られる。
【0030】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的
に説明する。 (実施例1)表1記載のゴムを表1記載の溶剤に表1記
載の濃度で混合したシール剤組成物をそれぞれ用いて、
ポリプロピレン製の円形絶縁ガスケット表面に定量ディ
スペンサーを使用して乾燥後のシール剤層厚が15μm
となるように塗布、乾燥を行い、シール剤層を形成し
た。これとは別に、微粉砕した活性炭をバインダーと共
に水を溶剤として混練し、ペーストとしたものをアルミ
ニウム箔へ塗布、乾燥し、両極の電極とする。これをポ
リエチレン製の多孔質セパレーターを介して捲回する。
これをアルミニウムよりなる内径16ミリメートル、高
さ50ミリメートルの金属容器に挿入し、開口部近傍に
封口部固定のため、ビードを形成した。このビード部の
絶縁ガスケットと接触する部分へ、前記シール剤を定量
ディスペンサーを使用して乾燥後のシール剤層厚が15
ミクロンとなるように塗布、乾燥を行い、シール剤層を
形成した。
【0031】
【表1】
【0032】その後、真空乾燥機に投入し、電極に吸着
している水分を完全に乾燥させ、プロピレンカーボネー
ト 1リットルに、アルキル基置換第4級アンモニウム
の過フッ素酸塩1モルを溶解させたものを電解液として
注入後、封口部をかしめてコンデンサーとした。構成図
を図1に示す。これらのコンデンサーを電解液注液、封
口後、2日間静置し、コンデンサー電圧が2.5Vとな
るように充電を行った。この2.5Vに充電されている
コンデンサー10個を95℃の恒温槽で48時間加熱
し、加熱前後の重量変化を求めた。また、同じく2.5
Vに充電されているコンデンサー10個を1.9mの高
さから任意の方向に10回落下させて、落下前後の重量
変化を求めた。その結果、いずれのコンデンサーにも恒
温槽放置試験、落下試験共に有意な臭気や重量変化は観
察されず、本発明のシール剤が十分にコンデンサー内容
物を密閉していることを確認した。また、これらのコン
デンサーを室温で10日間保存後、電解液中の水分量を
カールフィッシャー法により測定したところ、いずれの
コンデンサーも30ppm以下であり、コンデンサーが
密閉されていることを確認した。
【0033】(実施例2)表2記載のシール剤組成物を
それぞれ用いて、実施例1と同様の方法により円筒形の
絶縁ガスケット表面にシール剤を形成した。この層の厚
さは14μmであった。
【0034】
【表2】
【0035】このシール剤層の塗布された絶縁ガスケッ
トを用いて実施例1と同様の試験を行った結果、10個
のコンデンサーはいずれも有意な臭気や重量変化が検知
されず、本発明のシール剤が十分にコンデンサー内容物
を密閉していることを確認した。また、これらのコンデ
ンサーを室温で10日間保存後、電解液中の水分量をカ
ールフィッシャー法により測定したところ、いずれのコ
ンデンサーも30ppm以下であり、コンデンサーが密
閉されていることを確認した。
【0036】(比較例1)シール剤組成物として、針入
れ深度18〜35のブローンアスファルト100重量部
とトルエン375重量部とを混合した組成物を用い、実
施例1と同様の厚さにシール剤層を形成し、実施例1と
同様の試験を行った。その結果、高温保存を行ったコン
デンサーのうち2個、落下試験を行ったコンデンサーの
うち4個から電解液由来の臭気が発生していることが確
認されると共に、それぞれ12〜26mgの重量減少が
認められた。また、これらのコンデンサーを室温で10
日間保存後、電解液中の水分量をカールフィッシャー法
により測定したところ、75〜100ppmの水分の存
在が確認され、コンデンサーの密閉性が低下しているこ
とが判った。
【0037】以上の実施例および比較例の結果から、従
来のシール剤と比較して本発明のシール剤は優れた密閉
性を示すことが判った。
【0038】
【図面の簡単な説明】
【図1】有機電解液コンデンサーの内部構成を示す図で
ある。
【符号の説明】
1:活性炭電極 2:セパレーター 3:活性炭電極 4:アルミニウム製金属容器 5:封口体 6:絶縁ガスケット 7:シール剤

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリメチレンタイプの飽和主鎖を持つゴ
    ムおよびジエン系ゴムより選ばれる1種または2種以上
    のゴムを主成分とする有機電解液コンデンサー用シール
    剤。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のゴムと沸点が常圧で50
    〜400℃の有機液状物質とを含有するシール剤組成
    物。
  3. 【請求項3】 蓄電要素を収納した金属容器の開口部に
    装着された絶縁ガスケットと金属容器との間、および/
    または絶縁ガスケットと封口体との間に請求項1記載の
    シール剤からなる層が設けられている有機電解液コンデ
    ンサー。
  4. 【請求項4】 有機電解液コンデンサーが電気二重層コ
    ンデンサーである請求項3記載のコンデンサー。
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