JPH11263250A - クロ−ラ装置 - Google Patents

クロ−ラ装置

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JPH11263250A
JPH11263250A JP8795698A JP8795698A JPH11263250A JP H11263250 A JPH11263250 A JP H11263250A JP 8795698 A JP8795698 A JP 8795698A JP 8795698 A JP8795698 A JP 8795698A JP H11263250 A JPH11263250 A JP H11263250A
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JP
Japan
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wheel
frame
endless belt
coaxially
crawler
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JP8795698A
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English (en)
Inventor
Naoki Nishimura
直紀 西村
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】駆動輪、前側転輪、及び後側転輪に巻き掛けら
れた無端ベルトを巻掛方向へ循環させて車両を走行させ
るクロ−ラ装置に関する。 【解決手段】駆動輪と、前側転輪及び後側転輪と、各輪
に巻き掛けされた無端ベルトとからなり、後側転輪は駆
動輪と同軸的にかつ揺動可能に取り付けられたフレーム
aに軸支され、前側転輪は前記後側転輪と同軸的にかつ
揺動可能に取り付けられた一定の長さを持つフレームb
に軸支されると共に、駆動輪と同軸的に取り付けられ伸
縮可能な緩衝器にて軸支され、駆動軸と同軸的に取り付
けられかつ長さが一定のフレームcと、前側転輪と同軸
的に取り付けられかつ長さが一定のフレームdとにより
軸支され、無端ベルトの内側を外側に向けて圧接する遊
輪が備えられているクローラ装置。a、b、c、d‥フ
レ−ム、3‥駆動輪、5‥後側車輪、8‥前側車輪、1
0‥緩衝器、11‥遊輪、30‥無端ベルト。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動輪を回転させ
ることによって、駆動輪、前側転輪、及び後側転輪に巻
き掛けられた無端ベルトを巻掛方向へ循環させて自動車
を走行させるクロ−ラ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車及び各種車両には、エンジン等の
駆動手段の駆動力を受けて駆動輪を回転させ、この駆動
輪及び転輪に巻き掛けた無端ベルトを循環させる、いわ
ゆるクロ−ラ装置によって走行するものがある。図6は
このようなクロ−ラ装置の一例であり、このクロ−ラ装
置では、駆動輪51と同軸的にかつ揺動可能にフレ−ム
52が軸支されている。このフレ−ム52には、駆動輪
51の下方前後位置に前側転輪53及び後側転輪54、
更には中央転輪55が取り付けられており、駆動輪5
1、後側転輪52及び前側転輪53の周りに装着された
無端ベルト60が駆動輪51の駆動力を受けて循環す
る。
【0003】上記したクロ−ラ装置を含め、一般的なク
ロ−ラでは、後側転輪52及び前側転輪53が硬質の金
属によって形成されている。これによって、無端ベルト
60の位置及び方向が確実に決まり、例えば、車輪が左
右に旋回した場合等でも、無端ベルト60が軸方向にず
れない特徴がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、クロ−ラ装
置は走行路面との接触は無端ベルトによってなされるも
のであり、空気入りタイヤとは異なりクッション性がそ
れほど良好ではなく、各転輪、更には駆動軸に走行路面
の凹凸がそのまま振動として伝わることとなり、乗員に
対して乗り心地の良いものではない。
【0005】クロ−ラ装置を装着した自動車・各種車両
におけるこの振動吸収のために、車軸側の強度アップ等
の改造が必要であり、車両に通常のタイヤが装着されて
いる時にはオーバースペックとなってしまう。本発明は
この振動の最大の入力と考えられる車両の前進時におけ
る段差や突起物にクロ−ラ装置が乗り上げる時の入力の
低減策を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の課題を解
決することを目的とするものであり、その要旨は駆動力
を受けて回転する駆動輪と、前記駆動輪の下方前後に配
置された前側転輪及び後側転輪と、これら各輪に巻き掛
けされた無端ベルトとからなるクローラ装置であって、
後側転輪は駆動輪と同軸的にかつ揺動可能に取り付けら
れたフレーム(a)に軸支され、前側転輪は前記後側転
輪と同軸的にかつ揺動可能に取り付けられた一定の長さ
を持つフレーム(b)に軸支されると共に、駆動輪と同
軸的に取り付けられかつ長さが伸縮される緩衝器にて軸
支され、駆動軸と同軸的に取り付けられかつ長さが一定
のフレーム(c)と、前側転輪と同軸的に取り付けられ
かつ長さが一定のフレーム(d)とにより軸支され、無
端ベルトの内側を外側に向けて圧接する遊輪が備えられ
ていることを特徴とするクローラ装置にかかるものであ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】前記したように、前側車輪が突起
物に乗り上げた際、従来のものにあっては前側車輪の衝
突時の衝撃が直接駆動輪に伝わり、これが振動となって
乗員に伝わることとなるが、本発明は車体の振動の低減
のために特にクローラ装置の構造を改良したものであっ
て、後側車輪と駆動輪間はフレーム(a)によってその
間隔は一定とされたものであるのに対し、前側車輪はフ
レーム(b)と緩衝器とによって上下動可能とされたも
のである。即ち、特に段差や突起物に最初に乗り上げる
前側車輪と駆動輪との間を伸縮可能とした緩衝器を備え
たものである。尚、前記緩衝器は油圧シリンダーが一般
的である。
【0008】しかるに、単純に駆動輪と前側車輪との間
の距離を縮ませると、無端ベルトが弛んで無端ベルトの
脱輪や歯飛びの原因となってしまう。従って、本発明に
おいては緩衝器が備えられた部位にフレーム(c)、
(d)をもって遊輪を備え、この緩衝器の伸縮に追従し
て無端ベルトの内側より外側に向けて押圧して無端ベル
トを常に緊張させて弛みをもたらさない構造としたもの
である。
【0009】このように、走行路面に起因する衝撃に対
して緩衝器が縮み、これによって衝撃が緩衝され、更に
この緩衝器が縮むことによって通常であれば無端ベルト
は弛んでしまうが、この弛み分だけ無端ベルトを外側に
遊輪にて押圧して無端ベルトの脱輪を阻止することとし
たものである。勿論、この遊輪は高速走行時の無端ベル
トの弦振動を防止するための機能をも合わせ持つもので
ある。
【0010】尚、フレーム(a)には前側転輪及び後側
転輪の中間に位置する中央転輪を軸支し、これを無端ベ
ルトの接地面の内側に当接させるのがクロ−ラ装置の走
行安定のため好ましい。
【0011】本発明のクロ−ラ装置は通常の自動車の駆
動軸に適用できることは勿論であるが、この他の各種車
両に用いられることは勿論であり、例えばホイ−ルロ−
ダ−、パワ−ショベルロ−ダ−、キャリアダンプ等の車
両に好んで採用される。
【0012】
【実施例】以下、本発明のクローラ構造を図面をもって
更に詳細に説明する。図1はこのクローラ装置の側面概
略図を示すものであり、図2はA−A線断面端図、図3
はB−B線断面端図、図4はC−C線断面端図である。
このクロ−ラ装置は図示しない車体に支持された駆動軸
1を有し、これは車体に搭載されたエンジンの駆動力を
受けて回転する。この駆動軸1には、径方向外側に向か
う歯2が周方向に所定間隔で形成されたスプロケット状
の駆動輪3が同軸的に固定されている。従って、この駆
動輪3が駆動軸1と共に、エンジンの駆動力によって回
転する。
【0013】この駆動軸1には、フレーム(a)が軸支
されている。このフレーム(a)は側面視にて略T字形
状で、上端の近傍に形成された図示しない軸支孔に駆動
軸1が挿通されていて、これによってフレーム(a)は
駆動軸1回りに揺動可能となっている。
【0014】フレーム(a)の下端の近傍には軸支孔が
形成され、この軸支孔には図示しないベアリングを介し
て支軸4が回転可能に挿通されている。そしてこの支軸
4の両端近傍は図示しないが円板状の取付板部とされ、
この取付板部に金属製のホイール、即ち後側車輪5が図
示しない複数のボルトによって取り付けられている。同
様に中央転輪6がフレーム(a)から伸びるフランジ部
7に取り付けられ、後側車輪5と後述する前側車輪との
間に配置されている。
【0015】さて、フレーム(a)の後側車輪5の支軸
4に対して前方に向けてフレーム(b)が回転可能に軸
支されており、図例では前記した中央転輪6をはさんで
両側に一対備えられたものである。そして、この一対の
フレーム(b)の先端に前側車輪8が後側車輪5と同様
に支軸9に取り付けられている。このため、前側車輪8
は後側車輪5の支軸4に対して上下に揺動可能に取り付
けられている。
【0016】そして、これら各輪3、5、6、8を夫々
巻き掛けして無端ベルト30が配置され、駆動軸1の回
転によって駆動力を得て走行に供されるものとなるが、
特に本発明では駆動軸1に対して緩衝器10としての油
圧シリンダーが回転可能に軸支されており、この先端を
前側車輪8の支軸9に回転可能に軸支されたものであっ
て、前側車輪8の特に上方向への衝撃に対してこのシリ
ンダー(緩衝器)10が機能して衝撃を吸収することと
なる。
【0017】そしてこのシリンダー10の挙動に対応し
て無端ベルト30に弛みをもたらさないように遊輪11
が無端ベルト30の内面を外側に向かって押しつけて弛
みをもたないようにしている。このため、緩衝器(シリ
ンダー)10の両端に駆動軸1及び支軸9に同軸上にフ
レーム(c)、(d)を軸支し、この交点に遊輪11を
備えたものであり、無端ベルト30の内側を遊輪11を
もって押圧するものである。即ち、このフレーム
(c)、(d)とシリンダー10とにてリンク機構が形
成され、これによって無端ベルト30が遊輪11にて内
側より押圧されて弛みの防止がなされるものである。
【0018】以下、走行路面上の突起物に乗り上げた際
の例をもって本発明の特徴を更に説明すると、図5は前
側車輪8が走行路面上の突起物40上に乗り上げた際の
概念図を示しているが、この突起物40に対してシリン
ダ−10が縮むことによって、そしてフレ−ム(b)が
揺動可能とされているために前側車輪8が容易に突起物
40上に乗り上がることができることとなったもので、
この場合には後側車輪5及び中央車輪6が通常の走行路
面上にあり車体そのものに大きな傾きをもたらすことは
ない。
【0019】そして、シリンダ−10の伸縮に応じて駆
動軸1と支軸9に軸支されたフレ−ム(c)、(d)に
よって遊輪11を無端ベルト30の内側より外側に向か
って押え付けることとなり、シリンダ−10が弛んだ分
だけ無端ベルト30を外側に押し出すものであり、ここ
に無端ベルト30の弛みは解消され、脱輪や歯飛びの発
生が解消することとなったものである。
【0020】
【発明の効果】このように、特に高速走行に伴って前側
車輪が上下動し、これが乗員に対して振動をもたらすこ
ととなるが、前側車輪の上下動に対して緩衝器を備えて
これを吸収するものであり、この緩衝器の伸縮に伴って
無端ベルトを内側より押圧して弛みを防止し、脱輪の防
止や、ベルトと駆動輪との間の歯飛びの防止ができたも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明のクローラ装置の側面概略図を示
すものである。
【図2】図2は図1のA−A線断面端図である。
【図3】図3は図1のB−B線断面端図である。
【図4】図4は図1のC−C線断面端図である。
【図5】図5は前側車輪が突起物上に乗り上げた際の概
念図を示すものである。
【図6】図6は従来のクローラ装置の側面概略図を示す
ものである。
【符号の説明】
a、b、c、d‥‥フレ−ム、 1‥‥駆動軸、 2‥‥歯、 3‥‥駆動輪、 4‥‥支軸、 5‥‥後側車輪、 6‥‥中央転輪、 7‥‥フレ−ムaのフランジ部、 8‥‥前側車輪、 9‥‥支軸、 10‥‥緩衝器、 11‥‥遊輪、 30‥‥無端ベルト、 40‥‥走行路面の突起物。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動力を受けて回転する駆動輪と、前記
    駆動輪の下方前後に配置された前側転輪及び後側転輪
    と、これら各輪に巻き掛けされた無端ベルトとからなる
    クローラ装置であって、後側転輪は駆動輪と同軸的にか
    つ揺動可能に取り付けられたフレーム(a)に軸支さ
    れ、前側転輪は前記後側転輪と同軸的にかつ揺動可能に
    取り付けられた一定の長さを持つフレーム(b)に軸支
    されると共に、駆動輪と同軸的に取り付けられかつ長さ
    が伸縮される緩衝器にて軸支され、駆動軸と同軸的に取
    り付けられかつ長さが一定のフレーム(c)と、前側転
    輪と同軸的に取り付けられかつ長さが一定のフレーム
    (d)とにより軸支され、無端ベルトの内側を外側に向
    けて圧接する遊輪が備えられていることを特徴とするク
    ローラ装置。
  2. 【請求項2】 後側転輪と前側転輪間にフレーム(a)
    に軸支された中央転輪を備えたことを特徴とする請求項
    第1項記載のクローラ装置。
  3. 【請求項3】 前記緩衝器が油圧シリンダーである請求
    項第1項記載のクローラ装置。
JP8795698A 1998-03-16 1998-03-16 クロ−ラ装置 Pending JPH11263250A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103010323A (zh) * 2012-10-10 2013-04-03 湖南云马华盛汽车科技有限公司 一种行走轮系以及一种甘蔗收割机
CN105835977A (zh) * 2016-05-24 2016-08-10 邵萌 一种履带式爬壁机器人
CN105945894A (zh) * 2016-05-24 2016-09-21 邵萌 一种可任意转向的履带式爬壁机器人

Cited By (4)

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CN105945894B (zh) * 2016-05-24 2020-07-31 北京史河科技有限公司 一种可任意转向的履带式爬壁机器人

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