JPH1126223A - 複合磁性コア - Google Patents

複合磁性コア

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Publication number
JPH1126223A
JPH1126223A JP9190654A JP19065497A JPH1126223A JP H1126223 A JPH1126223 A JP H1126223A JP 9190654 A JP9190654 A JP 9190654A JP 19065497 A JP19065497 A JP 19065497A JP H1126223 A JPH1126223 A JP H1126223A
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JP
Japan
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composite magnetic
core
magnetic core
cable
composite
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Pending
Application number
JP9190654A
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English (en)
Inventor
Koji Kamei
浩二 亀井
Mitsuharu Sato
光晴 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーブルへのEMI対策用の磁性コアとし
て、輻射ノイズを除去し、ケーブルに負担をかけずに、
かつ楽に装着でき、かつ、効率よく生産できるような複
合磁性コアを提供すること。 【解決手段】 片端または両端に、雄ねじ2または雌ね
じ3が形成されており、軟磁性体合金粉末と有機結合剤
からなる複合磁性コア1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピューターや
周辺端末機等の情報通信機器におけるEMI対策用の複
合磁性コアに関し、特に、基板、機器、電源等の間を接
続するケーブルにEMI対策を施すための複合磁性体を
用いた複合磁性コアに関する。
【0002】
【従来の技術】機器〜機器間等を接続するケーブルにお
いては、機器の金属筐体や、内部基板からのコモンモー
ドノイズを受けて、ケーブル自身がアンテナの役割を果
たし、輻射ノイズを伝送したり、放射する場合が多い。
従来、そのような輻射ノイズを除去する対策方法として
は、図6に示すように、円筒形あるいは長軸方向に中央
より二つに分割した円筒形のフェライトコア1aをケー
ブルに挿入することが行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、フェラ
イトコアによるケーブルのEMI対策の場合、ケーブル
とフェライトコアの固定に問題がある。
【0004】即ち、図7にその一例を示すが、ケーブル
6にフェライトコア1aを挿入し、これを固定するに
は、図7(b)のように、接着テープ11で固定する
か、固定用治具にコアを納めて係合したり、若しくは、
図7(a)のように、ケーブル6をフェライトコア1a
に巻き付けるように挿入し、ケーブル6でフェライトコ
ア1aを締め付けることにより固定する方法等が採られ
ている。これらの固定する方法では、接着テープ11が
剥がれたり、フェライトコア1aによりケーブルが傷つ
いたり、断線したりする。又、フェライトコア自身の破
損の可能性が大きい等の問題点を抱えている。又、固定
治具を別に準備するため、コスト高となる欠点がある。
【0005】又、フェライトコア1a1個で対策できず
に、2個又はそれ以上必要な場合、次のコアを挿入した
時には、固定しにくくなり、破損するしたりする欠点が
あるる。又、フェライトコアは焼結体であり、複雑な加
工が非常に難しく、比較的高価であり、割れ易い等の問
題がある。
【0006】本発明の課題は、ケーブルEMI対策用の
磁性コアとして、輻射ノイズを除去し、ケーブルを傷つ
けたり、断線させたりすることなく、かつ、装着が容易
で、効率よく安価に生産できるような複合磁性コアを提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ケーブルのE
MI対策用の筒状磁性コアであって、軟磁性体合金粉末
と有機結合剤によって形成された複合磁性コアを提供す
ることにより、上記課題を解決できる。
【0008】又、本発明は、軟磁性体合金粉末として、
鉄・アルミニウム・珪素(Fe−Al−Si)系合金を用
いた複合磁性コアを提供することにより、上記課題を解
決できる。
【0009】又、本発明は、片端または両端に、雄ね
じ、または雌ねじが形成された軟磁性体合金粉末と有機
結合剤によって形成された複合磁性コアを提供すること
により、上記課題を解決できる。
【0010】又、本発明は、分割型である軟磁性体合金
粉末と有機結合剤によって形成された複合磁性コアを提
供することにより、上記課題を解決できる。
【0011】又、本発明は、分割型コアの固定用の止め
具が直接コアの外周面に形成された軟磁性体合金粉末と
有機結合剤によって形成された複合磁性コアを提供する
ことにより、上記課題を解決できる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を用い
て説明する。
【0013】図1に、本発明の第1の例の筒状の複合磁
性コアを示す。本発明のEMI対策用の複合磁性コア1
は、円筒形をなし、軟磁性体合金粉末と有機結合剤によ
って樹脂成形された複合磁性体から構成されている。
又、図1に示すように、一端にコアと同心円状に雄ねじ
2が切ってある。雄ねじ2の外径は、コアの外径よりも
小さい。他方の一端には、コアと同心円に雌ねじ3が切
ってある。雌ねじ3の内径は、雄ねじと等しく、お互い
が嵌着できる大きさになっている。これらの製造は、射
出成形等で一体成形できるため、作製が非常に容易であ
る。
【0014】第1の複合磁性コア1の固定方法として
は、図3に示すように、筐体4にケーブル6を外部に出
すための孔にコアの雄ねじ2を嵌着できる雌ねじ5が切
ってあり、複合磁性コア1にケーブル6を通した後、筐
体4に複合磁性コア1をねじ込み、固定する。又、複合
磁性コア1を複数必要とする場合は、複合磁性コア1b
の雄ねじ2を複合磁性コア1の雌ねじ3に継ぎ足し、ね
じ込んで連結して、固定する。
【0015】又、図4に示すように、機器と機器間でケ
ーブル全体にコアを装着する時には、図1及び図2に示
す複合磁性コア1,1c,1dを数個継ぎ足して連結す
る。図1に示すような、雄ねじ1と雌ねじ3を両端にそ
れぞれ切ったものや、図2に示すような、雌ねじ3のみ
を切ったものを準備する。雄ねじ2のみを切り、複合磁
性コア1dは、雌ねじ3のみを切ってある。例えば、図
4においては、連結コア7の両端が雄ねじ2になるよう
にしておき、各々の筐体4a,4bに雌ねじ3を切って
おけば、連結コア7をねじ込み、固定することができ
る。
【0016】この場合、どちらか一方の筐体及び複合磁
性コアは、逆ねじにしておくことが必要なのは、言うま
でもない。又、図2に示す複合磁性コア1c,1d、筐
体、両方の雄ねじ、雌ねじの組み合わせは、如何様でも
よい。又、複合磁性コアの外観形状は、円筒形または分
割円筒形とは限らず、楕円筒形、多角柱形等、如何様で
もよい。
【0017】本発明の複合磁性コアの他の例を以下に示
す。EMI対策用の分割型複合磁性コア8は、図5に示
すように、2分割の円筒形状をしており、分割コアの1
方の外周側には、樹脂で一体成形された止め具9が形成
されている。又、他方の外周側には、止め具9と嵌着す
る止め具用凸部10が形成され、コアは2個の分割型で
あるので、ケーブルの一端から通す必要はなく、輻射ノ
イズの発生しているケーブルに半割にされたコアを装着
し、止め具9とこれに係合する止め具用凸部10で固定
して使用できる便利さがある。
【0018】又、分割型複合磁性コア8は、止め具9に
よって固定されるが、上述の複合磁性コアと同様に、必
要により雄ねじ、雌ねじが形成されており、作製及び固
定方法も、上述の複合磁性コアと同様である。
【0019】付け加え、本例の分割型複合磁性コアは、
ケーブルが既に機器、筐体に組み立てられている状態に
おいても、容易にケーブルに磁性コアを装着できる。
【0020】本発明の複合磁性コアに用いられた複合磁
性体の原材料の一例を表1に示す。本複合磁性体では、
軟磁性体合金粉末として、Fe−Al−Si系合金を用
いたが、Fe−Ni系合金粉末においても、本発明の効
果は得られる。特に、Fe−Al−Si系合金粉では、
広い周波数帯域に高いノイズ抑止効果を有し、原材料費
も安価に得られ、本発明の目的に好適な材料であった。
【0021】
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、従来のフェライトコア
を用いたEMI対策用コアと比較し、軟磁性体合金粉末
と有機結合剤にて一体成形でコアを作製できるため、安
価で、かつコアどうしを容易に連結できる複合磁性コア
を提供することができる。又、実装が非常に容易にでき
るため、実装工数の削減できる複合磁性コアを提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の円筒形複合磁性コアを示す断面図及び
斜視図。図1(a)は断面図、図1(b)は斜視図。
【図2】本発明の円筒形磁性複合磁性コアの形状を示す
断面図。図2(a)は雄ねじのみの円筒形複合磁性コア
の断面図、図2(b)は雌ねじのみの円筒形複合磁性コ
アの断面図。
【図3】本発明の筒状の複合磁性コアを筐体に固定する
状態を示す断面図。
【図4】本発明の筒状の複合磁性コアが筐体間に連続し
て固定された状態を示す正面図。
【図5】本発明の筒状の分割型複合磁性コアの例を示す
斜視図。
【図6】従来のフェライトコアを示す斜視図。
【図7】従来のフェライトコアにケーブルを固定した例
を示す斜視図。図7(a)は、ケーブルをフェライトコ
アの内側に巻くように締め付け固定した状態を示す斜視
図。図7(b)は、ケーブルをフェライトコアの内側に
通してテープで固定した状態を示す斜視図。
【符号の説明】
1,1b,1c,1d 複合磁性コア 1a フェライトコア 2 雄ねじ 3 雌ねじ 4,4a,4b 筐体 5 雌ねじ(筐体) 6 ケーブル 7 連結コア 8 分割型複合磁性コア 9 止め具 10 止め具用凸部 11 接着テープ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子機器に接続されるケーブルからの放
    射ノイズを抑止するEMI対策用の樹脂成形の筒状磁性
    コアであって、軟磁性体合金粉末と有機結合剤によって
    形成されている複合磁性体であることを特徴とする複合
    磁性コア。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の複合磁性コアにおいて、
    複合磁性体を構成する軟磁性体合金粉末として、鉄・ア
    ルミニウム・珪素(Fe−Al−Si)系合金を用いた
    ことを特徴とする複合磁性コア。
  3. 【請求項3】 請求項1または2のいずれかに記載の複
    合磁性コアにおいて、該コアの片端または両端に、雄ね
    じ、または雌ねじが作製されていることを特徴とする複
    合磁性コア。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の複
    合磁性コアにおいて、該コアが分割型であることを特徴
    とする複合磁性コア。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の複合磁性コアにおいて、
    該コア固定用の止め具が直接複合磁性コアの外周面に形
    成されていることを特徴とする複合磁性コア。
JP9190654A 1997-06-30 1997-06-30 複合磁性コア Pending JPH1126223A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005006359A1 (ja) * 2003-07-10 2005-01-20 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 磁性素子

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005006359A1 (ja) * 2003-07-10 2005-01-20 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 磁性素子
US7202766B2 (en) 2003-07-10 2007-04-10 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Magnetic element

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