JPH11261566A - 画像伝送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】ＡＴＭネットワーク３０を介して画像信号を伝
送する画像伝送装置に関し、画像信号の切替時に発生す
る、表示画面の一時停止及び消滅をなくすこと及びシス
テムクロックの引き込み動作時間を短縮する。 【解決手段】ＡＴＭネットワーク３０が、各送信装置２
ａ〜２ｎと受信装置４の間を固定的な仮想コネクション
ＰＶＣａ〜ＰＶＣｎの設定を行い、該受信装置４におい
て、コネクション制御機能部４５が所望の該仮想コネク
ションを指定し、ヘッダ制御部４２が該指定された仮想
コネクションのセルのみを抽出する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は画像伝送装置に関
し、特にＡＴＭネットワークを介して画像信号を伝送す
る画像伝送装置に関するものである。

【０００２】近年、通信のマルチメディア化にともない
動画像情報を含めたマルチメディア情報の伝送がますま
す重要になってきている。このマルチメディア情報の伝
送には、高速伝送速度、可変伝送速度機能、及びマルチ
コネクション機能を有するＡＴＭネットワークが適して
いる。

【０００３】特に画像監視装置において、受信装置は複
数のカメラの動画像を受信し１つの画面上に切り替えて
表示する機能が必要である。

【０００４】

【従来の技術】図１０は、従来の画像伝送装置の構成例
（１）を示しており、画像信号発生装置１ａ〜１ｎはそ
れぞれ送信装置（ＣＯＤＥＣ）２ａ〜２ｎに接続され、
各送信装置２ａ〜２ｎはＡＴＭネットワーク３を構成す
るＡＴＭスイッチ３１によってそれぞれ受信装置（ＣＯ
ＤＥＣ）４ａ〜４ｎに固定的な仮想コネクションＰＶＣ
（Permanent Virtual Connection(Circuit))である仮想
チャネル(Virtual Channel)ＶＣＩａ〜ＶＣＩｎで接続
され、この受信装置４ａ〜４ｎは選択部８に共通に接続
され、この選択部８は表示装置９に接続されている。

【０００５】動作において、各画像信号発生装置１ａ〜
１ｎから画像信号をそれぞれ受信した送信装置２ａ〜２
ｎは、画像信号を符号化してセル化した画像情報を仮想
チャネＶＣＩａ〜ＶＣＩｎを介してそれぞれ受信装置４
ａ〜４ｎに送る。受信装置４ａ〜４ｎは受信した画像情
報をデセル化して復号化した画像信号を選択部８に送
る。選択部８は、画像信号の内の１つを選択して表示装
置９に送り、表示装置は画像信号を表示する。

【０００６】この画像伝送装置には、送信装置と同数の
受信装置を必要とするため導入コストが非常に高くなる
という欠点がある。

【０００７】図１１は、送信装置と同数の受信装置を必
要としない従来の画像伝送装置の構成例（２）を示して
おり、図１に示した構成例（１）と比較すると、同図の
受信装置４ａ〜４ｎが、コストを低く抑えるため１つの
受信装置４のみであることと選択部８が設けられていな
い。さらに、各送信装置２ａ〜２ｎの内のいずれか１つ
と受信装置４との間に各送信装置２ａ〜２ｎに対応す
る、交換型仮想コネクションＳＶＣ(Switched Virtual
Connection)である仮想チャネルＶＣＩａ〜ＶＣＩｎ
が、設定されている。

【０００８】動作において、構成例（１）と異なる点
は、送信装置２ａの画像情報を表示装置９に表示する場
合、送信装置２ａと受信装置４との間に仮想チャネルＶ
ＣＩａを設定し、この仮想チャネルＶＣＩａを介して送
信装置２ａは画像情報を受信装置４に送る。送信装置２
ｂの画像情報を表示する場合には、送信装置２ｂと受信
装置４の間に仮想チャネルＶＣＩｂを新たに設定し直
し、この仮想チャネルＶＣＩｂを介して送信装置２ｂは
画像情報を受信装置４に送る。

【０００９】図１２（ａ）は、図１１に示した構成例
（２）における各送信装置及び受信装置のシステムクロ
ックを具体的に示している。送信装置（ＣＯＤＥＣ）２
ａ〜２ｎは、それぞれシステムクロック２１を保持し、
受信装置（ＣＯＤＥＣ）４は、システムクロックを含む
ＰＬＬ回路５１を保持している。

【００１０】動作において、例えば送信装置２ａと受信
装置４が、仮想チャネルＶＣＩａで接続されている場
合、送信装置２ａの画像データに含まれたシステムクロ
ック基準情報ＰＣＲ（Program Clock Reference)は、仮
想チャネルＶＣＩａを介して受信装置４に送られる。受
信装置４においては、ＰＬＬ回路５１が、システムクロ
ック基準情報ＰＣＲを参照して自局のシステムクロック
（図示せず）の周波数を送信装置２ａのシステムクロッ
ク２１の周波数と同じになるように引き込む。

【００１１】同図（ｂ）は、受信装置４が受信する画像
データ例を示している。受信装置４は、ＡＴＭスイッチ
３１のチャネル切替動作により、順次、送信装置２ａ，
…，２ｃから各送信装置２ａ〜２ｎのシステムクロック
情報及びこれと同期した画像データを受信する。

【００１２】受信装置４及び各送信装置２ａ〜２ｎのシ
ステムクロックは互いに非同期であるため、受信装置４
において、ＰＬＬ回路５１が画像データは切り替わる時
点でクロックの引き込み動作を行わなければならない。
通常、この引き込み動作にはクロックのジッタ対策とし
て数１０回の加算（平均）処理を行っているため引き込
み時間は長くなる。

【００１３】

【発明が解決しようとする課題】このような構成例
（２）の画像伝送装置には次の欠点がある。 ＡＴＭスイッチ３１がコネクション（仮想チャネル）
を切り替えの間、画像信号は受信装置に送られないた
め、表示画像の一時停止又は最悪の場合には画像の消滅
する現象が発生する。 複数のＡＴＭスイッチを経由して画像信号を送る場合
には、さらに切替時間を要するため、該現象の発生が顕
著となり、広域での監視には適さない。 引き込み時間が長くシステムクロックが安定状態にな
るまで長い時間がかかる。

【００１４】従って本発明は、画像信号発生装置からの
各画像信号をそれぞれ符号化しセル化して送出する送信
装置と、該セルを伝送するＡＴＭネットワークと、該Ａ
ＴＭネットワークを介して受信した該セルをデセル化し
て復号化した画像信号を出力する受信装置と、該画像信
号を表示する表示装置とで構成された画像伝送装置にお
いて、画像信号の切替時に発生する、表示画面の一時停
止及び消滅をなくすこと、切替え時間を高速化するこ
と、及びシステムクロックの引き込み動作時間を短縮す
ることを課題とする。

【００１５】

【課題を解決するための手段】〔１〕上記の課題を解決
するため、本発明に係る画像伝送装置は、ＡＴＭネット
ワークが、各送信装置と受信装置の間を固定的な仮想コ
ネクションの設定を行うものであり、該受信装置が、所
望の該仮想コネクションを指定するコネクション制御機
能部と、該指定された仮想コネクションのセルのみを抽
出するヘッダ制御部と、を含むことを特徴としている。

【００１６】図１は、本発明に係る画像伝送装置の原理
構成例を示しており、画像信号を発生する画像信号発生
装置１ａ〜１ｎが、それぞれ送信装置２ａ〜２ｎに接続
され、この送信装置２ａ〜２ｎが、ＡＴＭネットワーク
３を構成するＡＴＭスイッチ３１を介して受信装置４に
接続されている。送信装置２ａ〜２ｎと受信装置４との
間には、固定的な仮想コネクションＰＶＣａ，ＰＶＣ
ｂ，…，ＰＶＣｎが予め設定されているものとする。受
信装置４には、コネクション制御機能部及びヘッダ制御
部（共に図示せず）が含まれている。

【００１７】コネクション制御機能部は、設定された固
定的な仮想コネクションＰＶＣａ，ＰＶＣｂ，…，ＰＶ
Ｃｎの内から表示すべき画像信号を含む例えば仮想コネ
クションＰＶＣａを指定する。ヘッダ制御部は、コネク
ション制御機能部によって指定された仮想コネクション
ＰＶＣａのセルＶＣＩａのみを抽出し他のセルを廃棄す
る。

【００１８】すなわち、画像信号発生装置１ａ〜１ｎの
画像信号は、ＡＴＭスイッチ３１でマルチ接続されて受
信装置４に共通に入力される。受信装置４において、ヘ
ッダ制御部はコネクション制御機能部が指定する仮想コ
ネクションの画像信号のみを選択する。

【００１９】この結果、受信装置は、ＡＴＭスイッチの
切替動作を行うことなく、指定する画像信号発生装置の
画像のみを表示することが可能となり、ＡＴＭスイッチ
の切替動作に起因する表示画面の一時停止及び消滅を無
くすこと、及び切替え時間を高速化することができる。

【００２０】〔２〕また本発明では、上記の本発明
〔１〕において、該受信装置が、さらに仮想コネクショ
ンを予め所定の順序で読み出すように記憶したコネクシ
ョン情報メモリを含み、コネクション制御機能部が、外
部指定コネクション信号に基づいて該コネクション情報
メモリに記憶された該仮想コネクションを読み出し該ヘ
ッダ制御部に対して指定することことができる。

【００２１】図２は、図１に示した受信装置４の原理構
成例を示しており、ＡＴＭネットワーク（図示せず）に
接続されたＡＴＭ物理インタフェース部４１と、このイ
ンタフェース部４１に、ヘッダ制御部４２、デセル化部
４３及びデコーダ部４４が縦続接続されている。このヘ
ッダ制御部４２、デセル化部４３及びデコーダ部４４に
は、制御部５０が共通に接続されている。

【００２２】制御部５０は、コネクション制御機能部４
５を含んでおり、このコネクション制御機能部４５は、
コネクション情報メモリ４６、制御パターン情報メモリ
４７、切替タイマ４８、アラーム監視タイマ４９、及び
外部インタフェース（図示せず）に接続されている。

【００２３】動作において、コネクション情報メモリ４
６は、予め複数の仮想コネクションを順番に記憶してい
る。外部インタフェースは、仮想コネクションを番号で
指定する外部指定コネクション信号をコネクション制御
機能部４５に入力する。コネクション制御機能部４５
は、コネクション情報メモリから指定されたコネクショ
ン番号に対応する仮想コネクションを読み出し、この仮
想コネクションのセルのみ抽出するようにヘッダ制御部
４２に指示する。この指示をヘッダ制御部４２は実行す
る。

【００２４】この結果、表示すべき画像信号発生装置の
画像信号を外部から直接指定することが可能となる。

【００２５】〔３〕また本発明では、上記の本発明
〔２〕において、コネクション制御機能部が、該外部指
定コネクション信号により指定された該仮想コネクショ
ンの代わりに、外部入力タイミング毎に該コネクション
情報メモリに記憶された該仮想コネクションを読み出し
該ヘッダ制御部に対して指定することが可能である。

【００２６】これを図２に示した原理構成例で説明する
と、外部インタフェースが、仮想コネクションを指定す
る上記の外部指定コネクション信号の代わりに、動作の
開始時点を指定するタイミング信号をコネクション制御
機能部４５に入力する。この入力されたタイミングで、
コネクション制御機能部４５は、コネクション情報メモ
リ４６から次の仮想コネクションを読み出し、この仮想
コネクションをヘッダ制御部４２に指定する。

【００２７】この結果、表示装置に表示される表示信号
は、予めコネクション情報メモリに記憶された仮想コネ
クションの切替順に従って、外部から指定するタイミン
グ毎に、順次切り替えることが可能となる。

【００２８】〔４〕また本発明では、上記の本発明
〔３〕において、該受信装置が、該外部入力タイミング
の代わりに該仮想コネクションの切替タイミングを計時
する切替タイマを含むことができる。

【００２９】すなわち、図２において、切替タイマ４８
が、所定の時間間隔でコネクション制御機能部４５に切
替タイミング信号を出力する。この切替タイミング信号
を受信したコネクション制御機能部４５及びヘッダ制御
部４２は、以後、上記の外部切替タイミング信号を受信
した場合と同様の動作を行う。

【００３０】この結果、表示される画像信号は、予めコ
ネクション情報メモリ４６に記憶された仮想コネクショ
ンの切替順に従って、切替タイマ４８により自動的に一
定時間間隔で順次切り替えることが可能となる。

【００３１】〔５〕また上記の課題を解決するため、本
発明に係る画像伝送装置は、ＡＴＭネットワークが、送
信装置と受信装置との間を複数の固定的な仮想コネクシ
ョンの設定を行うものであり、該受信装置が、該仮想コ
ネクションの内の指定された仮想コネクションのセルの
みを抽出するヘッダ制御部と、該仮想コネクションを予
め所定の順序で読み出すように記憶したコネクション情
報メモリと、該指定された該仮想コネクションの障害を
検出する障害検出部と、該障害の継続時間を計時するア
ラーム監視タイマと、該障害が所定の時間以上継続した
とき、次の迂回用の該仮想コネクションを該メモリから
読み出し、該迂回用の仮想コネクションを該指定された
仮想コネクションとして該ヘッダ制御部に指定するコネ
クション制御機能部と、を含むことを特徴としている。

【００３２】すなわち、送信装置と受信装置との間に複
数の例えば固定的な仮想コネクション（ＰＶＣ１〜ＰＶ
Ｃｍ）を設定する。

【００３３】コネクション情報メモリは、仮想コネクシ
ョン（ＰＶＣ１〜ＰＶＣｍ）をこの順で記憶している。
障害検出部は、現在指定されている例えば仮想コネクシ
ョン（ＰＶＣ１）の障害を検出したとき、アラーム監視
タイマを動作開始させる。

【００３４】仮想コネクション（ＰＶＣ１）の障害が、
アラーム監視タイマで計時され障害時間が所定値以上継
続した場合、コネクション制御機能部が、コネクション
情報メモリから迂回用の次の仮想コネクション（ＰＶＣ
２）を読み出し、この仮想コネクション（ＰＶＣ２）を
ヘッダ制御部に対して指定する。ヘッダ制御部は、仮想
コネクション（ＰＶＣ２）のセルのみを抽出する。

【００３５】この結果、送信装置と受信装置との間に複
数の固定的な仮想コネクションを設定することにより、
受信装置は、指定された現在の仮想コネクション（ＰＶ
Ｃ１）に障害が発生したとき、ＡＴＭスイッチで再度ル
ーティングすることなく、次の迂回用の仮想コネクショ
ンに自律的に切り替えることが可能となる。

【００３６】〔６〕また本発明では、上記の本発明
〔５〕において、障害検出部が、該画像信号のストリー
ムが不連続であることを検出することができる。すなわ
ち、障害検出部は、画像信号のストリームの不連続を検
出して現在の仮想コネクションの障害としてもよい。

【００３７】〔７〕また上記の課題を解決するため、本
発明に係る画像伝送装置は、ＡＴＭネットワークが、各
送信装置と受信装置との間を１つ又は複数の固定的な仮
想コネクションの設定を行うものであり、該受信装置
が、該仮想コネクションの内の指定された仮想コネクシ
ョンのセルのみを抽出するヘッダ制御部と、制御パター
ンを記憶する制御パターン情報メモリと、該仮想コネク
ションを予め所定の順序で読み出すように記憶したコネ
クション情報メモリと、該仮想コネクションの切替タイ
ミングを計時する切替タイマと、該指定された仮想コネ
クションの障害を検出する障害検出部と、該障害の継続
時間を計時するアラーム監視タイマと、該制御パターン
に基づいて、該外部から指定する仮想コネクション、又
は外部入力タイミング若しくは該切替タイミング毎に該
コネクション情報メモリから順次読み出された該仮想コ
ネクション、又は該障害が所定の時間以上継続したとき
に該コネクション情報メモリから読み出した迂回用の該
仮想コネクション、に対応する選択された１つの仮想コ
ネクションを該ヘッダ制御部に指定する該コネクション
制御機能部と、を含むことを特徴としている。

【００３８】すなわち、図２に示す制御パターン情報メ
モリ４７には本発明〔１〕〜〔６〕に示した制御パター
ンを指定するパターン情報が、記憶されている。受信装
置４は、コネクション制御機能部４５からパターン情報
を読み出し、指定された制御パターンに基づいて本発明
〔１〕〜〔６〕のいずれか１つの動作を実行する。

【００３９】この結果、受信装置４の制御パターンを、
制御パターン情報メモリ４７のパターン情報で指定する
ことが可能となる。なお、制御パターン情報メモリ４７
に記憶されるパターン情報は、固定又は外部から変更可
能とすることできる。

【００４０】〔８〕さらに本発明では、上記の本発明
〔１〕乃至〔７〕のいずれかにおいて、各送信装置が、
送信側システムクロック発生部と、該クロック発生部の
クロックを基準にシステムクロック情報をカウントする
送信側クロック情報カウンタとを含み、該セルに該シス
テムクロック情報を含ませるものであり、該受信装置
が、該仮想コネクションの内のいずれか一つを所定の切
替タイミングで指定するコネクション制御機能部と、該
指定された仮想コネクションのセルのみを抽出するヘッ
ダ制御部と、該抽出された該セルに含まれるシステムク
ロック情報値を順次一時記憶するクロック情報レジスタ
と、受信側システムクロック発生部と、該切替タイミン
グで該クロック情報レジスタの値がロードされ、該受信
側クロック発生部のクロックをカウントする受信側クロ
ック情報カウンタと、該クロック情報レジスタと該受信
側クロック情報カウンタの値を減算する減算器と、該減
算器の値が０となるように該受信側システムクロック発
生部の周波数を制御する制御回路と、を有することを特
徴としている。

【００４１】すなわち、各送信装置が、自局のシステム
クロック発生部のクロックをクロック情報カウンタでカ
ウントしたシステムクロック情報を該セル（画像信号）
に含ませて送出する。受信装置において、コネクション
制御機能部が該仮想コネクションの内のいずれか一つを
所定の切替タイミングで指定する。ヘッダ制御部が、該
指定された仮想コネクションのセルに含まれるシステム
クロック情報値を抽出し、クロック情報レジスタが記憶
する。

【００４２】受信側クロック情報カウンタが、受信側ク
ロック発生部のクロックをカウントする。この受信側ク
ロック情報カウンタには、該切替タイミングで該クロッ
ク情報レジスタの値がロードされる。減算器が、該クロ
ック情報レジスタと該受信側クロック情報カウンタの値
を減算し、制御回路が、該減算器の値が０となるように
該受信側システムクロック発生部の周波数を制御する。

【００４３】この結果、受信装置は、自局のシステムク
ロックの周波数を、指定されている現在の仮想コネクシ
ョンに接続されている送信装置のシステムクロックの周
波数に高速に引き込み同期させることが可能となる。

【００４４】

〔９〕また本発明では、上記の本発明
〔８〕において、システムクロック情報が、ＭＰＥＧ２
で規定されるＰＣＲクロック基準情報としてもよい。

【００４５】すなわち、画像情報が、ＭＰＥＧ２で規定
された符号化方式で伝送され、システムクロック情報
が、ＭＰＥＧ２で規定されたＰＣＲ(Program Clock Ref
erence:クロック基準情報)であってもよい。

【００４６】〔１０〕また本発明では、上記の本発明
〔１〕乃至

〔９〕のいずれかにおいて、受信装置が、さ
らに該画像信号を記憶する画像表示メモリを有し、該コ
ネクション制御機能部が、該仮想コネクションを指定す
るとき該画像表示メモリへの該画像信号の書込を停止し
現在の表示をフリーズさせることができる。

【００４７】すなわち、コネクション制御機能部が、仮
想コネクションを指定するタイミングで画像表示メモリ
への画像情報の書込を停止する。

【００４８】この結果、表示する画像を前の画像でフリ
ーズすることにより、画像信号のストリームが仮想コネ
クション切替時に不連続になることに起因する表示画像
の乱れを防止することが可能となる。

【００４９】〔１１〕また本発明では、上記の本発明
〔１〕乃至〔１０〕のいずれかにおいて、受信装置が、
デセル化された画像情報を画像信号に復号化し該画像表
示メモリに送るとともに該画像情報のストリームの不連
続を検出し警報信号を発する画像復号化部をさらに含
み、コネクション制御機能部が、該切替タイミングで該
警報信号を所定の時間だけマスクすることができる。

【００５０】すなわち、画像復号化部は、画像情報のス
トリームの不連続を検出して警報信号を発生する。この
警報信号をコネクション制御機能部が、仮想コネクショ
ンの切替タイミングの時点から所定の時間が経過するま
での間、マスクして該警報を無視する。

【００５１】この結果、マスクされた警報信号は、仮想
コネクションの切替に起因するストリームの不連続を示
す警報信号を発生せずに、この警報信号以外のストリー
ムの不連続を示すこととなる。

【００５２】〔１２〕また本発明では、上記の本発明
〔１〕乃至〔１１〕のいずれかにおいて、該受信装置
が、さらに該表示装置の画面をブラックアウトするブラ
ックアウトデータと、該ブラックアウトデータ又は該画
像復号化部からの画像信号データを選択し該画像表示メ
モリに出力する選択部と、該所定の切替タイミングを開
始点として新しい画面が完成したことを示す受信データ
通知信号を該画像復号化部から受ける時点までの時間を
計時し該時間が所定の時間以上であるときタイムアウト
信号を出力するタイマと、を有し、該コネクション制御
機能部が、該タイムアウト信号を受信して該選択部に該
ブラックアウトデータの選択を指示するとともに該画像
表示メモリへの該画像信号の書込停止を解除することが
可能である。

【００５３】上記のフリーズは、一般的に新しい画面に
切り替えられたときに切替前の画面を保持する動作であ
り、新しく切り替えられた送信装置から送られてきた画
像が１画面完成したときに解除される。しかしながら、
新しい送信装置に何らかの不具合があり、新しい画面が
完成しない場合には、画面がフリーズした状態を継続す
る。この異常状態を監視者は気付かないことがある。

【００５４】そこで、本発明〔１２〕では、タイマが、
仮想コネクションの切替タイミングを開始点として新し
い画面が完成したことを示す受信データ通知信号を該画
像復号化部から受ける時点までの時間をカウントし該時
間が所定の時間以上であるときタイムアウト信号を出力
する。この信号を受信したコネクション制御機能部が、
選択部にブラックアウトデータの選択を指示し表示画面
をブラックアウトするとともに該画像表示メモリへの該
画像信号の書込停止を解除するしてフリーズを解除す
る。

【００５５】この結果、監視者は、画像伝送装置の異常
を認識することが可能になる。

【００５６】〔１３〕また本発明では、上記の本発明
〔１〕乃至〔１２〕のいずれかにおいて、受信装置が、
さらに該セル分離部を有し、該セル分離部と該画像復号
化部との間に接続され、該セル分離部からの該画像情報
を一時記憶する該受信バッファを有し、該コネクション
制御機能部が、該所定の切替タイミングで該受信バッフ
ァをクリアしてもよい。

【００５７】安定した通信状態であるとき、送信装置
は、自局の送信バッファに記憶された画像データの残量
から受信装置の受信バッファの残量を推定し、両バッフ
ァにオーバフロー又はアンダーフローの破綻が起こらな
いように画像情報発生量を制御している。

【００５８】しかしながら、受信装置が受信する送信装
置を切り替えた場合、新しい送信装置が推定する受信装
置の受信バッファのデータ残量と実際の残量とは、必ず
しも一致しない。この結果、受信バッファがオーバフロ
ーした場合は、全てのデータを捨ててクリアする必要が
ある。このオーバフローが発生する時点の予想はできな
い。一方、受信バッファがアンダーフローした場合に
は、受信バッファからデータの読み出しを停止し、表示
画面をフリーズするだけでよい。

【００５９】そこで本発明においては、コネクション制
御機能部は、仮想コネクションの切替タイミングで受信
バッファを強制的にクリアする。受信バッファは、バッ
ファ残量が少ない状態から切り替えられた新しい仮想コ
ネクションの画像情報の記憶を開始することになる。こ
の結果、受信バッファはオーバフローすることがなくな
る。

【００６０】〔１４〕また本発明では、上記の本発明
〔１〕乃至〔１３〕のいずれかにおいて、該受信装置
は、さらに各仮想コネクションに対する該送信装置の識
別子又は位置情報を記憶するとともに、該コネクション
制御機能部が指定する仮想コネクションに対応する識別
子又は位置情報を出力するスーパーインポーズ部と、該
コネクション制御機能部からの指示で該スーパーインポ
ーズ部の出力と該画像表示メモリの出力をスーパーイン
ポーズする多重部と、を有することが可能である。

【００６１】すなわち、該受信装置が、仮想コネクショ
ンと各送信装置が設置された地点名又は識別子との対応
表を保持する。この対応表を参照して、スーパーインポ
ーズ部は、コネクション制御機能部が指定する現在の仮
想コネクションに接続されている送信装置の地点名又は
識別子を出力する。多重部は、画像表示メモリの出力に
地点名又は識別子を重ね合わせて出力する。

【００６２】この結果、表示装置には、画像及びこの画
像が送られてきた場所が表示されることになる。

【００６３】〔１５〕また本発明では、上記の本発明
〔１〕乃至〔１４〕のいずれかにおいて、該仮想コネク
ションを、該セルに含まれる仮想パス識別子又は仮想チ
ャネル識別子で指定してもよい。

【００６４】すなわち、外部指定コネクション信号又は
コネクション情報メモリが記憶した仮想コネクション
は、受信装置が受信するＡＴＭセルが含むヘッダのＶＰ
Ｉ(Virtual Path Identifier) 又はＶＣＩ(Virtual Cha
nnel Identifier)としてもよい。

【００６５】

【発明の実施の形態】図３は、本発明に用いられる受信
装置の実施例を示しており、この実施例では、図１に示
したように受信装置４と送信装置２ａ〜２ｎの間に固定
的な仮想コネクションＰＶＣが設定されていることを前
提とし、受信装置４には各送信装置２ａ〜２ｎからＡＴ
Ｍスイッチ３１で選択されずＡＴＭセルＶＣＩａ〜ＶＣ
Ｉｎが全て入力される。

【００６６】本実施例では、図２の原理構成例で示した
ＡＴＭ物理インタフェース４１、デセル化部４３、及び
デコーダ部４４は省略して示されておらず、コネクショ
ン制御機能部４５及びコネクション情報メモリ４６はそ
れぞれＶＣＩ値制御機能部４５及びチャネル情報メモリ
４６として示されている。各構成要素間の接続は、原理
構成例と同じである。

【００６７】チャネル情報メモリ４６は、仮想コネクシ
ョンを指定する識別子ＶＣＩａ〜ＶＣＩｎを指定順に記
憶している。制御パターン情報メモリ４７は、制御パタ
ーン値“Ｃ”が記憶され、切替タイマ４８及びアラーム
監視タイマ４９は、それぞれタイマ値“α”及び“β”
が記憶されている。ここで、制御パターン“Ｃ”は、切
替タイマ４８に設定された時間毎に仮想コネクションを
切り替えるパターンとする。

【００６８】受信装置４の基本的な動作を以下に説明す
る。ＶＣＩ値制御機能部４５は、メモリ４７からパター
ン“Ｃ”を読み出して制御パターンを知り、切替タイマ
４８の計時をスタートさせた後、メモリ４６から１番目
のＶＣＩ値＝“ＶＣＩａ”を読み出し、この値をＶＣＩ
指示メモリ４２１に書き込む。ヘッダ制御部４２は、入
力されたＶＣＩａセル〜ＶＣＩｎセルの中から仮想チャ
ネル識別子ＶＣＩが指示メモリ４２１で指定された“Ｖ
ＣＩａ”に等しいＶＣＩａセルのみを選択してデセル化
部に送出し、他のセルは廃棄する。

【００６９】切替タイマ４８は、計時開始してから
“α”秒後にタイムアップしてＶＣＩ値機能制御部４５
にＶＣＩ値の切替のタイミングを指定し、次の“α”秒
の計時を開始する。ＶＣＩ値制御機能部４５は、メモリ
４６から次のＶＣＩ値＝“ＶＣＩｂ”を読み出し、この
値を指示メモリ４２１に書き込む。ヘッダ制御部４２
は、仮想チャネル識別子ＶＣＩが“ＶＣＩｂ”であるセ
ルのみ選択して取り込む。

【００７０】以後、ヘッダ制御部４２は、“α”秒間隔
毎にメモリ４６に記憶されたＶＣＩ値のセル（画像信
号）を順次選択して出力する。ヘッダ制御部４２は、メ
モリ４６からストッパを読み出したとき、番号１に戻り
“ＶＣＩａ”を読み出し同じ動作を繰り返す。

【００７１】この結果、ヘッダ制御部４２において、画
像信号（セル）は、“α”秒間隔で高速化された切替時
間で切替え受信されることとなる。

【００７２】図４は、本発明の画像伝送装置の動作実施
例（１）を示しており、この動作実施例では、外部イン
タフェースが仮想チャネルの番号と切替タイミングを指
定する動作が実行される（これを制御パターン“Ａ”と
称する）。

【００７３】同図（ａ）は、本発明の画像伝送装置の構
成を示しており、図１に示した画像伝送装置の構成と同
じである。同図（ｂ）は、受信装置（ＣＯＤＥＣ）の構
成を示しており、図２に示した受信装置の構成と比較す
ると、図４（ｂ）には画像送信に用いるコーダ部２３が
付加されていることと、このコーダ部２３にデセル化部
４３の代わりのセル化／デセル化部４３が接続されてい
ることが異なっている。

【００７４】そして、セル化／デセル化部４３のセル化
部の出力信号が、ヘッダ制御部４２及びＡＴＭ物理イン
タフェース４１を介して出力されており、以て全体でコ
ーデックを構成している。このコーデックの送信部の動
作は、本発明とは直接関係ないので、ここでは説明を省
略する。

【００７５】制御パターン情報メモリ４７には、予め制
御パターン“Ａ”が設定さているものとして、画像伝送
装置の動作を同図を参照して以下に説明する。 受信装置４と各送信装置２ａ〜２ｎとの間にＡＴＭス
イッチ３１を介してそれぞれ固定的な仮想コネクション
ＰＣＶ（ＶＣＩａ〜ＶＣＩｎ）を予め設定する。 チャネル情報メモリ４６に、チャネル情報である仮想
チャネル識別子ＶＣＩａ，ＶＣＩｂ，…，ＶＣＩｎをチ
ャネル切替順に設定する。 切替タイマ４８はこの実施例では不動作とする。

【００７６】ＶＣＩ値制御機能部４５が、メモリ４７
から制御パターン“Ａ”を読み出す。 制御機能部４５は、制御パターン“Ａ”が「外部指定
切替」であることを認識する。外部インターフェース
が、チャネル情報の設定順位、例えばカメラ１ｂに対応
する“２”を制御機能部４５に指定する。制御機能部４
５は、メモリ４６から“２”に対応する例えばチャネル
情報ＶＣＩｂを読み出し、ヘッダ制御部４２に設定す
る。

【００７７】ヘッダ制御部４２は、設定されたチャネ
ル情報ＶＣＩｂと同一の仮想チャネル識別子を含むセル
のみをセル化／デセル化部４３に送る。 デセル化部４３は、デセル化した画像情報をデコーダ
部４４に送り、デコーダ部４４は、画像情報を復号化し
て画像信号を出力する。従って、表示装置（図示せず）
には目的のカメラ１ｂの画像が再生されることになる。

【００７８】外部インタフェースが、次の指定チャネ
ルの番号指示をＶＣＩ値制御機能部４５に行う。以後、
動作〜を繰り返し、指定されたチャネルに対応する
カメラ画像が表示装置に切り替えられ表示される。

【００７９】なお、本実施例では外部インタフェースか
ら仮想チャネルの番号を指定したが、仮想チャネル識別
子そのものを指定して、チャネル情報メモリ４６を参照
せずに直接ヘッダ制御部４２で仮想チャネルを指定して
もよい。

【００８０】図５は、本発明に係る画像伝送装置の実施
例（２）を示しており、構成は図４の構成と同じであ
る。ただし、この実施例では、外部インタフェースが画
像切替タイミング信号を入力し、受信装置はこのタイミ
ング信号毎に選択する画像信号の切替動作を行う（これ
を制御パターン“Ｂ”と称する）点が異なっている。

【００８１】制御パターン情報メモリ４７には、予めパ
ターン“Ｂ”が設定さているものとして、この画像伝送
装置の動作を図５を参照して以下に説明する。 ，，で示す動作は、図４の動作と同一である。 ＶＣＩ値制御機能部４５が、メモリ４７から制御パタ
ーン“Ｂ”を読み出す。

【００８２】制御機能部４５は、制御パターン“Ｂ”
が「外部タイミング切替」であることを認識し、メモリ
４６から先頭のチャネル情報ＶＣＩａを初期状態として
読み出し、これをヘッダ制御部４２に設定する。

【００８３】ヘッダ制御部４２は、設定されたチャネ
ル情報ＶＣＩａと同一の仮想チャネル識別子を含むセル
のみをセル化／デセル化部４３に送る。 デセル化部４３は、デセル化した画像情報をデコーダ
部４４に送り、デコーダ部４４は、画像情報を復号化し
て画像信号を出力する。表示装置（図示せず）には目的
のカメラ１ａの画像が再生されることになる。

【００８４】外部インタフェースが、切替指示をＶＣ
Ｉ値制御機能部４５に対して行う。制御機能部４５は、
メモリ４６から次のチャネル情報ＶＣＩｂを読み出し、
ヘッダ制御部４２に設定する。以後、動作〜を繰り
返し、指定されたチャネルに対応するカメラ画像が表示
装置に切替指示毎に切り替えられ表示される。

【００８５】図６は、本発明に係る画像伝送装置の実施
例（３）を示しており、構成は図５の構成と同じであ
る。ただしこの実施例では、切替タイマ４８が画像切替
タイミング信号を出力し、受信装置はこのタイミング信
号毎に画像信号の切替動作を行う（これを制御パターン
“Ｃ”と称する）点が異なっている。

【００８６】制御パターン情報メモリ４７には、予め制
御パターン“Ｃ”が設定さているものとして、画像伝送
装置の動作を図６を参照して以下に説明する。なお、こ
の制御パターン“Ｃ”の基本的な動作は図３において既
に説明した通りである。

【００８７】，の動作は、図５の動作と同一であ
る。 切替タイマ４８に例えば１０秒を表示切替時間として
設定する。 ＶＣＩ値制御機能部４５が、メモリ４７から制御パタ
ーン“Ｃ”を読み出す。

【００８８】制御機能部４５は、制御パターン“Ｃ”
が「内部タイミング順次切替」であることを認識する。
そして、メモリ４６から先頭のチャネル情報ＶＣＩａを
初期状態として読み出し、これをヘッダ制御部４２に設
定した後、切替タイマ４８を起動する。

【００８９】ヘッダ制御部４２は、設定されたチャネ
ル情報ＶＣＩａと同一の仮想チャネル識別子を含むセル
のみをセル化／デセル化部４３に送る。 デセル化部４３は、デセル化した画像情報をデコーダ
部４４に送り、デコーダ部４４は、画像情報を復号化し
て画像信号を出力する。表示装置（図示せず）には目的
のカメラ１ａの画像が再生されることになる。

【００９０】切替タイマ４８は、タイマがタイムアウ
トしたとき、切替指示をＶＣＩ値制御機能部４５に対し
て与える。制御機能部４５は、メモリ４６から次のチャ
ネル情報ＶＣＩｂを読み出し、ヘッダ制御部４２に設定
するとともに切替タイマ４８を再起動する。以後、動作
〜を繰り返し、指定チャネルのカメラ画像が表示装
置に１０秒毎に切り替えられて表示される。

【００９１】図７は、本発明に係る画像伝送装置の実施
例（４）を示している。この実施例では、同図（ａ）に
示すように画像信号発生装置であるカメラ１が送信装置
（ＣＯＤＥＣ）２に接続され、この送信装置２がＡＴＭ
スイッチ３１及び３２を介して受信装置（ＣＯＤＥＣ）
４に複数のルートで接続され、受信装置４が、表示装置
であるモニタ９に接続されている。

【００９２】同図（ｂ）は、本実施例（４）における受
信装置を示しており、この装置の基本的な構成は図４の
構成と同じであるが、デコーダ部４４が画像のストリー
ムの障害を検出する障害検出部（図示せず）を含み、こ
の障害検出部が、障害を検出したとき障害検出信号をＶ
ＣＩ値制御機能部４５に送ることが図４と異なってい
る。

【００９３】本実施例では、障害検出部が障害検出を出
力したとき、画像信号の切替動作を行う（これを制御パ
ターン“Ｄ”と称する）。

【００９４】制御パターン情報メモリ４７には、予めパ
ターン“Ｄ”が設定さているものとして、本実施例
（４）の動作を図７を参照して以下に説明する。 送信装置２と受信装置４との間に、ＡＴＭスイッチ３
１及び３２を介して複数の固定的な仮想コネクションＰ
ＶＣである仮想チャネルＶＣＩａ〜ＶＣＩｎを設定す
る。

【００９５】チャネル情報メモリ４６に、通常時のコ
ネクションとして仮想チャネルＶＣＩａを、迂回時のコ
ネクションとして仮想チャネルＶＣＩｂ，…，ＶＣＩｎ
をそれぞれ設定する。 切替タイマ４８は不動作とするが、アラーム監視タイ
マ４９を例えば３０秒に設定する。 ＶＣＩ値制御機能部４５は、メモリ４７から制御パタ
ーン“Ｄ”を読み出す。

【００９６】制御機能部４５は、制御パターン“Ｄ”
が「アラーム切替」であることを認識する。そして、メ
モリ４６から先頭のチャネル情報ＶＣＩａを初期初期状
態として読み出し、これをヘッダ制御部４２に設定する
とともにアラーム監視タイマ４９を起動する。 ヘッダ制御部４２は、設定されたチャネル情報ＶＣＩ
ａと同一の仮想チャネル識別子を含むセルのみをセル化
／デセル化部４３に送る。

【００９７】デセル化部４３は、デセル化した画像情
報をデコーダ部４４に送り、デコーダ部４４は、画像情
報を復号化して画像信号を出力する。表示装置（図示せ
ず）には目的のカメラ１ａの画像が再生されることにな
る。正常にコーデックアラームが解除されたとき、アラ
ーム監視タイマ４９をリセットする。 ネットワーク障害が発生したとき、デコーダ部４４は
この障害を検出して障害検出信号をＶＣＩ値制御機能部
４５に送る。制御機能部４５は、アラーム監視タイマ４
９を起動する。

【００９８】タイマ４９が、障害が復旧せずタイムア
ウトしたとき、制御機能部４５は、メモリ４６から次の
迂回時のチャネル情報ＶＣＩｂを読み出し、この値をヘ
ッダ制御部４２に設定するとともにアラーム監視タイマ
４９を起動する。以後、動作〜を繰り返す。迂回時
のチャネル情報が最後のＶＣＩｎの次は先頭のチャネル
情報ＶＣＩａに戻る。

【００９９】この結果、ネットワーク障害が発生したと
き、受信装置４は、自律的に予め設定された迂回のコネ
クションを選択して切り替えることが可能となる。

【０１００】なお、複数の送信装置と受信装置との間を
仮想コネクションで接続した場合において、各送信装置
と受信装置の間を複数の仮想コネクションで接続して迂
回用の仮想コネクションに備えることも可能である。こ
のような仮想コネクションの設定の場合、コネクション
（チャネル）情報メモリは、画面切替用コネクション
（チャネル）情報（送信装置切替）方向と迂回切替用コ
ネクション（チャネル）情報方向の２次元でコネクショ
ン（チャネル）情報を記憶すればよい。

【０１０１】図８は、本発明に係る画像伝送装置の実施
例（５）を示している。この実施例では、特に受信装置
及び送信装置のシステムクロックを同期させる動作例を
示している。同図（ａ）は、伝送装置の構成例を示して
おり、送信装置２ａ及び２ｂが受信装置４に接続されて
いる。

【０１０２】各送信装置２ａ及び２ｂは、それぞれ例え
ば２７ＭＨｚのシステムクロック２１と、このシステム
クロック２１に接続され且つ受信装置４に接続されるク
ロック情報カウンタである送信側ＰＣＲカウンタ２２
と、を含んでいる。

【０１０３】受信装置４は、送信装置２ａ及び２ｂの各
送信側ＰＣＲカウンタ２２と接続された切替器であるヘ
ッダ制御部４２と、この制御部４２に接続されたクロッ
ク情報レジスタであるＰＣＲレジスタ５４及びＶＣＩ値
制御機能部４５と、このレジスタ５４及び制御機能部４
５に接続された受信側クロック情報カウンタであるＰＣ
Ｒカウンタ５３と、このＰＣＲカウンタ５３及びＰＣＲ
レジスタ５４に接続された減算器５５と、この減算器５
５に接続された積分器５６と、この積分器５６に接続さ
れＰＣＲカウンタ５３に接続されるシステムクロック５
２とで構成されている。

【０１０４】同図（ｂ）は、本実施例の基本的な動作例
を示している。以後同図を参照して以下に動作を説明す
る。各送信装置２ａ及び２ｂのＰＣＲカウンタ２２は、
自局のシステムクロック２１をカウントしてカウント値
Ｓａ及びＳｂを画像情報とともにそれぞれ受信装置４に
送出する。

【０１０５】受信装置４においては、ＶＣＩ値制御機能
部４５が、外部インタフェース部（図示せず）からのＶ
ＣＩ変更指示に基づいてヘッダ制御部４２に対して例え
ば送信装置２ａの画像に切り替えるための指示を行う。
ヘッダ制御部４２は、画像の切替を行うとともに共に送
信装置２ａから送られてきたカウント値“Ｓａ”を選択
してＰＣＲレジスタ５４に送る（同図ステップＳ１０
０）。ＰＣＲレジスタ５４は、この“Ｓａ”を一時記憶
する。

【０１０６】ＶＣＩ値制御機能部４５は、該切替タイミ
ングでＰＣＲカウンタ５３に対してＰＣＲレジスタ５４
の値“Ｓａ”を読み込むためのロード指示を送る。ＰＣ
Ｒカウンタ５３は、“Ｓａ”をロードした後（同Ｓ１０
１）、システムクロック５２のカウントを実行する。一
方、ＰＣＲレジスタ５４は、送信装置２ａのＰＣＲカウ
ンタ２２から送られてくるカウント値“Ｓ”を順次記憶
する。すなわち、ＰＣＲレジスタ５４は、送信装置２ａ
のＰＣＲカウンタ２２の値を同期して示すことになる。

【０１０７】減算器５５は、ＰＣＲレジスタ５４の値
“Ｓ”とＰＣＲカウンタ５３の値“Ｒ”との差を演算し
積分器５６に与える。積分器５６は、平滑化された
“Ｓ”と“Ｒ”の位相差情報をシステムクロック５２に
与える。システムクロック５２の制御部（図示せず）
は、この位相差が“０”になるようにシステムクロック
５２の周波数を制御する（同Ｓ１０２）。

【０１０８】この結果、受信装置４は、自局のシステム
クロック５２の周波数を、指定されている現在の仮想コ
ネクションに接続された送信装置のシステムクロック２
１の周波数に高速に引き込み同期（ＰＬＬ動作）させる
ことが可能となる。

【０１０９】図９は、本発明に用いられる受信装置の別
の実施例を示しており、ＡＴＭ物理インタフェース４
１、セル分離部５７、受信バッファ５８、ＤＭＵＸ部５
９、画像復号化部４４、セレクタ部６２、画像表示メモ
リ６３、ＭＵＸ部６５、及びＤ／Ａ変換部６６がこの順
で縦続接続されている。さらに、セレクタ部６２にはブ
ラックアウトデータ６１が入力され、ＭＵＸ部６５には
スーパーインポーズ部６４の出力が入力されている。

【０１１０】ＶＣＩ値制御機能部４５は、ＶＣＩ切替信
号７１、リセット信号７２、リセット後再起動指示７
３、セレクト指示７５、フリーズ開始・解除指示７６、
ＶＣＩ値通知７７、及びＭＵＸ指示７８をそれぞれセル
分離部５７、受信バッファ５８、画像復号化部４４、セ
レクタ部６２、画像表示メモリ６３、スーパーインポー
ズ部６４及びＭＵＸ部６５に与えている。

【０１１１】さらに、制御機能部４５は、監視タイマ６
７と接続され、外部からＶＣＩ切替指示７０を入力して
いる。画像復号化部４４は、警報通知７９及び受信デー
タ通知７４をそれぞれ警報制御部６８及びＶＣＩ値制御
機能部４５に与えている。

【０１１２】動作において、ＶＣＩ値制御機能部４５
は、ＶＣＩ切替指示７０を受信して、セル分離部５７に
ＶＣＩ切替信号７１を送出するともに受信バッファ５８
をリセット信号７２で強制的にクリアする。この受信バ
ッファリセット後、制御機能部４５は、画像復号化部４
４を再起動指示７３により再起動する。

【０１１３】セル分離部５７は、ＡＴＭ物理インタフェ
ース４１から入力したセルの中から指定されたＶＣＩの
セルのみを分離抽出して受信バッファ５８に送る。受信
バッファ５８は、一時記憶した画像情報をＤＭＵＸ部５
９に送り、ＤＭＵＸ部５９は、画像情報に含まれるデー
タ情報及び音声情報を分離し、画像情報のみを画像復号
化部４４に送る。画像復号化部４４は画像情報を復号化
する。

【０１１４】この結果、受信バッファ５８は、ＶＣＩ切
替接続時にバッファの残量が無い状態から画像情報の記
憶を開始し、オーバーフローを回避することが可能とな
る。

【０１１５】通常、制御機能部４５は、画像復号化部４
４の出力を画像表示メモリ６３に入力するようにセレク
ト指示７５をセレクタ部６２に送っている。制御機能部
４５は、ＶＣＩ切替指示７０が入力されたタイミング
で、「フリーズ開始」を示すフリーズ開始・解除指示７
６及び警報マスク指示８０をそれぞれ画像表示メモリ６
３及び警報制御部６８に送る。これに応答して画像表示
メモリ６３は、画像復号化部４４から画像データの読込
を停止する。

【０１１６】制御機能部４５は、画像復号化部４４から
新しい１画面を完成したことを示す受信データ通知７４
を受けて、「フリーズ解除」を示すフリーズ開始・解除
指示７６を画像表示メモリ６３に送る。画像表示メモリ
６３は画像データの読込を開始する。画像復号化部４４
は、画像切替時に発生するストリームの不連続を検出し
て警報通知７９を警報制御部６８に送る。警報制御部６
８は、既に上記のとうり警報マスク指示８０を受信して
いるので警報通知７９を無視する。

【０１１７】この結果、画像切替時に発生する画面の乱
れを表示画面をフリーズすることにより無くすととも
に、画像切替時に発生する警報通知７９をマスクするこ
とが可能となる。

【０１１８】制御機能部４５は、ＶＣＩ切替指示７０を
受信したとき、監視タイマ６７に設定時間例えば１秒を
設定して起動する。タイマアウトした１秒後、制御機能
部４５は、新しい画面が完成したことを示す受信データ
の通知７４を受けない場合、ブラックアウトデータ６１
を選択することを示すセレクト指示７５をセレクタ部６
２に送る。このセレクタ部６２は、ブラックアウトデー
タ６１を選択して画像表示メモリ６３に与える。画像表
示メモリ６３はブラックアウトデータ６１を読み込みブ
ラックアウト表示状態にする。

【０１１９】この結果、画面切替時にフリーズした表示
画面は、画面切替後１秒以上新しい画面が完成しない場
合、フリーズが解除されブラックアウトされる。これに
より監視者は容易に次の送信画面の異常に気付くことが
できる。

【０１２０】また、ＶＣＩ値制御機能部４５は、ＶＣＩ
値通知７７で現在のＶＣＩ値をスーパーインポーズ部６
４に通知するとともにＭＵＸ指示７８をＭＵＸ部６５に
送る。スーパーインポーズ部６４は、通知されたＶＣＩ
値から内部のＶＣＩ値・地点名対応表から地点名を読み
出し出力する。ＭＵＸ部６５は、地点名と画像表示メモ
リ６３の出力を重ね合わせてＤ／Ａ変換部６６に出力す
る。この出力信号をＤ／Ａ変換部６６はＤ／Ａ変換す
る。

【０１２１】この結果、画像表示画面に、画像が送られ
てきた地点名をスーパーインポーズして表示することが
可能となる。

【０１２２】

【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る画像
伝送装置によれば、ＡＴＭネットワークが、各送信装置
と受信装置の間を固定的な仮想コネクションの設定を行
い、該受信装置において、コネクション制御機能部が所
望の該仮想コネクションを指定し、ヘッダ制御部が該指
定された仮想コネクションのセルのみを抽出するように
構成したので、画像信号の切替時に発生する、表示画面
の一時停止及び消滅をなくすことが可能となり、ひいて
は画像切替が高速に行われる。

【０１２３】また、ＡＴＭネットワークが、送信装置と
受信装置との間を複数の固定的な仮想コネクションで接
続し、受信装置において、コネクション情報メモリが該
仮想コネクションを予め所定の順序で読み出すように記
憶し、仮想コネクションの障害を検出したとき、コネク
ション制御機能部が次の迂回用の該仮想コネクションを
該コネクション情報メモリから読み出し該ヘッダ制御部
に指定し、ヘッダ制御部が指定された仮想コネクション
のセルのみを抽出するように構成したので、障害が発生
した現用コネクションを迂回用コネクションに自律的に
切り替えることが可能となる。

【０１２４】さらに、受信装置において、クロック情報
レジスタが抽出されたセルに含まれるシステムクロック
情報値を順次一時記憶し、クロック情報カウンタが画像
切替タイミングで該クロック情報レジスタの値がロード
され、クロック発生部のクロックをカウントし、該クロ
ック情報レジスタと該受信側クロック情報カウンタの値
が等しくなるように該システムクロック発生部の周波数
を制御するように構成したので、システムクロックの引
き込み動作時間を短縮すことが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る画像伝送装置における仮想コネク
ションの設定例を示すブロック図である。

【図２】本発明に係る画像伝送装置における受信装置の
原理構成例を示すブロック図である。

【図３】本発明に用いられる受信装置の実施例を示すブ
ロック図である。

【図４】本発明に係る画像伝送装置の動作実施例（１）
を示すブロック図である。

【図５】本発明に係る画像伝送装置の動作実施例（２）
を示すブロック図である。

【図６】本発明に係る画像伝送装置の動作実施例（３）
を示すブロック図である。

【図７】本発明に係る画像伝送装置の動作実施例（４）
を示すブロック図である。

【図８】本発明に係る画像伝送装置の動作実施例（５）
を示し特にクロック同期に関する実施例のブロック図で
ある。

【図９】本発明に用いられる受信装置の別の実施例を示
すブロック図である。

【図１０】従来の画像伝送装置の構成例（１）を示すブ
ロック図である。

【図１１】従来の画像伝送装置の構成例（２）を示すブ
ロック図である。

【図１２】本発明に適用可能な画像伝送装置の構成例を
示し特にシステムクロックの配置に関するブロック図で
ある。

【符号の説明】

１，１ａ〜１ｎ 画像信号発生装置（カメラ） ２，２ａ〜２ｎ 送信装置； ２１ 送信側システム
クロック ２２ 送信側クロック情報カウンタ（ＰＣＲカウンタ） ２３ コーダ部； ３ ＡＴＭネットワー
ク ３１，３２ ＡＴＭスイッチ； ４，４ａ〜４ｎ 受信
装置 ４１ ＡＴＭ物理インタフェース ４２ ヘッダ制御部（切替器）；４２１ ＶＣＩ指示メ
モリ ４３ デセル化部； ４４ 画像復号化部
（デコーダ部） ４５ コネクション制御機能部（ＶＣＩ値制御機能部） ４６ コネクション情報メモリ（チャネル情報メモリ） ４７ 制御パターン情報メモリ；４８ 切替タイマ ４９ アラーム監視タイマ； ５０ 制御部； ５１
ＰＬＬ回路 ５２ 受信側システムクロック ５３ 受信側クロック情報カウンタ（ＰＣＲカウンタ） ５４ クロック情報レジスタ（ＰＣＲレジスタ） ５５ 減算器； ５６ 積分器； ５７
セル分離部 ５８ 受信バッファ； ５９ ＤＭＵＸ部； ６１ ブラックアウトデータ； ６２
セレクタ部 ６３ 画像表示メモリ；６４ スーパーインポーズ部 ６５ ＭＵＸ部； ６６ Ｄ／Ａ変換部 ６７ 監視タイマ ６８ 警報制御部； ７０ ＶＣＩ切替指示； ７１
ＶＣＩ切替信号 ７２ リセット信号； ７３ 再起動指示； ７４
受信データ通知 ７５ セレクト指示； ７６ フリーズ開始・解除指示 ７７ ＶＣＩ値通知； ７８ ＭＵＸ指示； ７９
警報通知 ８０ 警報マスク指示；８ 選択部； ９
表示装置（モニタ） 図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 和田 宣之 神奈川県川崎市中原区上小田中４丁目１番 １号 富士通株式会社内 (72)発明者 藤山 武彦 神奈川県川崎市中原区上小田中４丁目１番 １号 富士通株式会社内

Claims (15)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】複数の画像信号発生装置からの各画像信号
   をそれぞれ符号化しセル化して送出する送信装置と、該
   セルを伝送するＡＴＭネットワークと、該ＡＴＭネット
   ワークを介して受信した該セルをデセル化して復号化し
   た画像信号を出力する受信装置と、該画像信号を表示す
   る表示装置と、で構成された画像伝送装置において、 該ＡＴＭネットワークが、各送信装置と該受信装置の間
   を固定的な仮想コネクションの設定を行うものであり、 該受信装置が、 所望の該仮想コネクションを指定するコネクション制御
   機能部と、 該指定された仮想コネクションのセルのみを抽出するヘ
   ッダ制御部と、 を含むことを特徴とした画像伝送装置。
2. 【請求項２】請求項１において、 該受信装置が、さらに該仮想コネクションを予め所定の
   順序で読み出すように記憶したコネクション情報メモリ
   を含み、 該コネクション制御機能部が、外部指定コネクション信
   号に基づいて該コネクション情報メモリに記憶された該
   仮想コネクションを読み出し該ヘッダ制御部に対して指
   定することを特徴とする画像伝送装置。
3. 【請求項３】請求項２において、 該コネクション制御機能部が、該外部指定コネクション
   信号により指定された該仮想コネクションの代わりに、
   外部入力タイミング毎に該コネクション情報メモリに記
   憶された該仮想コネクションを読み出すことを特徴とし
   た画像伝送装置。
4. 【請求項４】請求項３において、 該受信装置が、該外部入力タイミングの代わりに該仮想
   コネクションの切替タイミングを計時する切替タイマを
   内部に含むことを特徴とした画像伝送装置。
5. 【請求項５】画像信号を符号化しセル化して送出する送
   信装置と、該セルを伝送するＡＴＭネットワークと、該
   ＡＴＭネットワークを介して受信した該セルをデセル化
   して復号化した画像信号を出力する受信装置と、で構成
   された画像伝送装置において、 該ＡＴＭネットワークが、該送信装置と該受信装置との
   間を複数の固定的な仮想コネクションの設定を行うもの
   であり、 該受信装置が、 該仮想コネクションの内の指定された仮想コネクション
   のセルのみを抽出するヘッダ制御部と、 該仮想コネクションを予め所定の順序で読み出すように
   記憶したコネクション情報メモリと、 該指定された該仮想コネクションの障害を検出する障害
   検出部と、 該障害の継続時間を計時するアラーム監視タイマと、 該障害が所定の時間以上継続したとき、次の迂回用の該
   仮想コネクションを該メモリから読み出し、該迂回用の
   仮想コネクションを該指定された仮想コネクションとし
   て該ヘッダ制御部に指定するコネクション制御機能部
   と、 を含むことを特徴とした画像伝送装置。
6. 【請求項６】請求項５において、 障害検出部が、該画像信号のストリームが不連続である
   ことを検出することを特徴とした画像伝送装置。
7. 【請求項７】１つ又は複数の画像信号を符号化しセル化
   して送出する送信装置と、該セルを伝送するＡＴＭネッ
   トワークと、該ＡＴＭネットワークを介して受信した該
   セルをデセル化して復号化した画像信号を出力する受信
   装置と、で構成された画像伝送装置において、 該ＡＴＭネットワークが、各送信装置と該受信装置との
   間を１つ又は複数の固定的な仮想コネクションの設定を
   行うものであり、 該受信装置が、該仮想コネクションの内の指定された仮
   想コネクションのセルのみを抽出するヘッダ制御部と、 制御パターンを記憶する制御パターン情報メモリと、 該仮想コネクションを予め所定の順序で読み出すように
   記憶したコネクション情報メモリと、 該仮想コネクションの切替タイミングを計時する切替タ
   イマと、 該指定された仮想コネクションの障害を検出する障害検
   出部と、 該障害の継続時間を計時するアラーム監視タイマと、 該制御パターンに基づいて、該外部から指定する仮想コ
   ネクション、又は外部入力タイミング若しくは該切替タ
   イミング毎に該コネクション情報メモリから順次読み出
   された該仮想コネクション、又は該障害が所定の時間以
   上継続したときに該コネクション情報メモリから読み出
   した迂回用の該仮想コネクション、に対応する選択され
   た１つの仮想コネクションを該ヘッダ制御部に指定する
   該コネクション制御機能部と、 を含むことを特徴とした画像伝送装置。
8. 【請求項８】請求項１、５又は７において、 各送信装置が、送信側システムクロック発生部と、該ク
   ロック発生部のクロックを基準にシステムクロック情報
   をカウントする送信側クロック情報カウンタとを含み、
   該セルに該システムクロック情報を含ませるものであ
   り、 該受信装置が、 該仮想コネクションの内のいずれか一つを所定の切替タ
   イミングで指定するコネクション制御機能部と、 該指定された仮想コネクションのセルのみを抽出するヘ
   ッダ制御部と、 該抽出された該セルに含まれるシステムクロック情報値
   を順次一時記憶するクロック情報レジスタと、 受信側システムクロック発生部と、 該切替タイミングで該クロック情報レジスタの値がロー
   ドされ、該受信側クロック発生部のクロックをカウント
   する受信側クロック情報カウンタと、 該クロック情報レジスタと該受信側クロック情報カウン
   タの値を減算する減算器と、 該減算器の値が０となるように該受信側システムクロッ
   ク発生部の周波数を制御する制御回路と、 を有することを特徴とした画像伝送装置。
9. 【請求項９】請求項８において、 該システムクロック情報が、ＭＰＥＧ２で規定されるＰ
   ＣＲクロック基準情報であることを特徴とした画像伝送
   装置。
10. 【請求項１０】請求項１、５、７又は８において、 該受信装置が、さらに該画像信号を記憶する画像表示メ
    モリを有し、 該コネクション制御機能部が、該仮想コネクションを指
    定するとき該画像表示メモリへの該画像信号の書込を停
    止し現在の表示をフリーズさせることを特徴とした画像
    伝送装置。
11. 【請求項１１】請求項１、５、７又は８において、 該受信装置が、デセル化された画像情報を該画像信号に
    復号化し該画像表示メモリに送るとともに該画像情報の
    ストリームの不連続を検出し警報信号を発する画像復号
    化部をさらに含み、 該コネクション制御機能部が、該切替タイミングで該警
    報信号を所定の時間だけマスクすることを特徴とした画
    像伝送装置。
12. 【請求項１２】請求項１、５、７又は８において、 該受信装置が、さらに該表示装置の画面をブラックアウ
    トするブラックアウトデータと、 該ブラックアウトデータ又は該画像復号化部からの画像
    信号データを選択し該画像表示メモリに出力する選択部
    と、 該所定の切替タイミングを開始点として新しい画面が完
    成したことを示す受信データ通知信号を該画像復号化部
    から受ける時点までの時間を計時し、該時間が所定の時
    間以上であるときタイムアウト信号を出力するタイマ
    と、を有し、 該コネクション制御機能部が、該タイムアウト信号を受
    信したとき該選択部に該ブラックアウトデータの選択を
    指示するとともに該画像表示メモリへの該画像信号の書
    込停止を解除することを特徴とした画像伝送装置。
13. 【請求項１３】請求項１、５、７又は８において、 該受信装置が、さらにセル分離部を有し、該セル分離部
    と該画像復号化部との間に接続され、該セル分離部から
    の該画像情報を一時記憶する該受信バッファを有し、 該コネクション制御機能部が、該所定の切替タイミング
    で該受信バッファをクリアすることを特徴とした画像伝
    送装置。
14. 【請求項１４】請求項１、５、７又は８において、 該受信装置は、さらに、各仮想コネクションに対する該
    送信装置の識別子又は位置情報を記憶するとともに、該
    コネクション制御機能部が指定する仮想コネクションに
    対応する識別子又は位置情報を出力するスーパーインポ
    ーズ部と、 該該コネクション制御機能部からの指示で該スーパーイ
    ンポーズ部の出力と該画像表示メモリの出力をスーパー
    インポーズする多重部と、 を有することを特徴とした画像伝送装置。
15. 【請求項１５】請求項１、５、７又は８において、 該仮想コネクションが、該セルに含まれる仮想パス識別
    子又は仮想チャネル識別子で指定されることを特徴とし
    た画像伝送装置。