JPH11261413A - 位相検波装置及び方法、及び位相同期ル―プ回路装置 - Google Patents
位相検波装置及び方法、及び位相同期ル―プ回路装置Info
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- JPH11261413A JPH11261413A JP10371742A JP37174298A JPH11261413A JP H11261413 A JPH11261413 A JP H11261413A JP 10371742 A JP10371742 A JP 10371742A JP 37174298 A JP37174298 A JP 37174298A JP H11261413 A JPH11261413 A JP H11261413A
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- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B20/00—Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
- G11B20/10—Digital recording or reproducing
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- G11B20/10055—Improvement or modification of read or write signals filtering or equalising, e.g. setting the tap weights of an FIR filter using partial response filtering when writing the signal to the medium or reading it therefrom
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- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
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- H04L7/033—Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information using the transitions of the received signal to control the phase of the synchronising-signal-generating means, e.g. using a phase-locked loop
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- Signal Processing (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 局部発振信号及びPR(a、b、b、a)チ
ャンネル上で受信される入力信号との間の相対位相によ
る誤差値を正確に検出する位相検波装置及び方法、及び
位相同期ループ回路装置を提供する。 【解決手段】 位相検波装置は、局部発振信号及びPR
(a、b、b、a)チャンネル上で受信される入力信号
との間の相対位相による誤差値を検出する。誤差値は、
位相同期ループ回路装置において入力信号の位相及び周
波数をクロック位相及び周波数にロックするのに適用さ
れる。入力信号は、局部発振信号及びデジタル線10上
からのサンプルされた値に基づいて一定の間隔でサンプ
ルされる。閾値スライサ22は、サンプルされた値を閾
値入力23〜26からの閾値と比較することにより、サ
ンプル点の理想サンプル値を選択する。減算器32は、
サンプル点の理想サンプル値と実サンプル値との差異値
を検出する。減算器28及び遅延レジスタ29は、先行
するサンプル点の理想サンプル値から理想サンプル値へ
の変遷傾向を検出するよう動作する。
ャンネル上で受信される入力信号との間の相対位相によ
る誤差値を正確に検出する位相検波装置及び方法、及び
位相同期ループ回路装置を提供する。 【解決手段】 位相検波装置は、局部発振信号及びPR
(a、b、b、a)チャンネル上で受信される入力信号
との間の相対位相による誤差値を検出する。誤差値は、
位相同期ループ回路装置において入力信号の位相及び周
波数をクロック位相及び周波数にロックするのに適用さ
れる。入力信号は、局部発振信号及びデジタル線10上
からのサンプルされた値に基づいて一定の間隔でサンプ
ルされる。閾値スライサ22は、サンプルされた値を閾
値入力23〜26からの閾値と比較することにより、サ
ンプル点の理想サンプル値を選択する。減算器32は、
サンプル点の理想サンプル値と実サンプル値との差異値
を検出する。減算器28及び遅延レジスタ29は、先行
するサンプル点の理想サンプル値から理想サンプル値へ
の変遷傾向を検出するよう動作する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は位相検波装置及び方
法、及び位相同期ループ回路装置に関し、特に局部発振
信号及びPR(a、b、b、a)で表される部分応答を
有するチャンネルにおいて受信される入力信号との間の
相対位相による誤差値を検出する位相検波装置及び方
法、及び位相同期ループ回路装置に関する。__
法、及び位相同期ループ回路装置に関し、特に局部発振
信号及びPR(a、b、b、a)で表される部分応答を
有するチャンネルにおいて受信される入力信号との間の
相対位相による誤差値を検出する位相検波装置及び方
法、及び位相同期ループ回路装置に関する。__
【0002】
【従来の技術】雑音の多いチャンネルからデータを回復
するには、例えば高データ密度を有する磁気データキャ
リア等において、一般的にデータキャリアの書き込み/
読み取りチャンネルをチャンネルの周波数応答特性に近
似する部分応答特性に応じて分類することが知られてお
り、また上記の部分応答特性を有するチャンネルからの
データ回復を能率的に利用するデジタルデータ回復回路
装置または構成が選択される。正確なデータの回復は、
選択されたデータ回復回路によってどの程度チャンネル
特性が整合するかに大きく依存するため、実チャンネル
特性と近似チャンネル特性との間の差異を補正するため
にデータ回復回路の入力において等価装置を配置するの
が一般的である。
するには、例えば高データ密度を有する磁気データキャ
リア等において、一般的にデータキャリアの書き込み/
読み取りチャンネルをチャンネルの周波数応答特性に近
似する部分応答特性に応じて分類することが知られてお
り、また上記の部分応答特性を有するチャンネルからの
データ回復を能率的に利用するデジタルデータ回復回路
装置または構成が選択される。正確なデータの回復は、
選択されたデータ回復回路によってどの程度チャンネル
特性が整合するかに大きく依存するため、実チャンネル
特性と近似チャンネル特性との間の差異を補正するため
にデータ回復回路の入力において等価装置を配置するの
が一般的である。
【0003】データ回復回路は、等価装置からアナログ
読み取り信号があった場合にそれを受信する位相同期ル
ープ回路装置を有し、データ回復回路は、流入データ流
の注目する成分の位相及び整数多重周波数において発振
器を制御するように動作する。この発振器において生成
される信号は、入力アナログ信号を適当なサンプル点で
サンプルするために適用され、サンプルされた信号にお
いてデータ回復が実行される。正確なデータ回復の実施
において、発振信号及びアナログ読み取り信号の注目す
る成分の正確な位相調整が重要となる。
読み取り信号があった場合にそれを受信する位相同期ル
ープ回路装置を有し、データ回復回路は、流入データ流
の注目する成分の位相及び整数多重周波数において発振
器を制御するように動作する。この発振器において生成
される信号は、入力アナログ信号を適当なサンプル点で
サンプルするために適用され、サンプルされた信号にお
いてデータ回復が実行される。正確なデータ回復の実施
において、発振信号及びアナログ読み取り信号の注目す
る成分の正確な位相調整が重要となる。
【0004】位相同期ループ回路装置において、高速初
期周波数及び位相調整の実現を支持するため、データキ
ャリアは通常VFO磁界データが意図的に書き込まれて
いる一つ以上の領域を有する。VFO磁界データは、通
常のデータパターンであり、読み取られる際にアナログ
信号を与え、ほぼ正弦曲線状で周期的であるのが特徴で
ある。これらデータチャンネルを適用する際には、デー
タはデータ流において最低限2つの連続した近似ビット
を含むように符号化されることが知られており、VFO
磁界データは例えば連続する近似データビット組を有す
ることができる。
期周波数及び位相調整の実現を支持するため、データキ
ャリアは通常VFO磁界データが意図的に書き込まれて
いる一つ以上の領域を有する。VFO磁界データは、通
常のデータパターンであり、読み取られる際にアナログ
信号を与え、ほぼ正弦曲線状で周期的であるのが特徴で
ある。これらデータチャンネルを適用する際には、デー
タはデータ流において最低限2つの連続した近似ビット
を含むように符号化されることが知られており、VFO
磁界データは例えば連続する近似データビット組を有す
ることができる。
【0005】現在開発が進められているある種の光学デ
ータキャリアにおいて、下記の数式1に示されるのとほ
ぼ同様の応答特性が得られることは周知である。
ータキャリアにおいて、下記の数式1に示されるのとほ
ぼ同様の応答特性が得られることは周知である。
【0006】 F(D)=a+bD+bD2+aD3 ....(1)
【0007】ここでa及びbは、固定係数であり、Dは
単位遅延演算子である。この種のチャンネルは、部分応
答PR(a、b、b、a)階級のチャンネルと考えるこ
とができる。
単位遅延演算子である。この種のチャンネルは、部分応
答PR(a、b、b、a)階級のチャンネルと考えるこ
とができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑みなされたもので、局部発振信号及びPR(a、b、
b、a)チャンネル上で受信される入力信号との間の相
対位相による誤差値を正確に検出する位相検波装置及び
方法、及び位相同期ループ回路装置を提供することを目
的とする。
鑑みなされたもので、局部発振信号及びPR(a、b、
b、a)チャンネル上で受信される入力信号との間の相
対位相による誤差値を正確に検出する位相検波装置及び
方法、及び位相同期ループ回路装置を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明の位相検波装
置は、局部発振信号とPR(a、b、b、a)チャンネ
ル上で受信される入力信号との間の相対位相による誤差
値を検出し、前記チャンネルにおいて受信される信号が
一定の間隔でサンプルされ、前記間隔が前記局部発振信
号によって決まり、サンプル点の理想サンプル値を選択
する選択手段と、前記サンプル点の理想サンプル値と実
サンプル値との差異を示す差異値を検出する差異値検出
手段と、1つ前のサンプル点の理想サンプル値から前記
理想サンプル値への変遷傾向を検出する第1の変遷傾向
検出手段と、2つ前のサンプル点の理想サンプル値から
前記1つ前のサンプル点の理想サンプル値への変遷傾向
を検出する第2の変遷傾向検出手段と、少なくとも前記
第1及び第2の変遷傾向検出手段により検出された変遷
傾向の何れか一方と前記差異値に基づいて前記誤差値を
検出する誤差値検出手段とを有することを特徴とする。
置は、局部発振信号とPR(a、b、b、a)チャンネ
ル上で受信される入力信号との間の相対位相による誤差
値を検出し、前記チャンネルにおいて受信される信号が
一定の間隔でサンプルされ、前記間隔が前記局部発振信
号によって決まり、サンプル点の理想サンプル値を選択
する選択手段と、前記サンプル点の理想サンプル値と実
サンプル値との差異を示す差異値を検出する差異値検出
手段と、1つ前のサンプル点の理想サンプル値から前記
理想サンプル値への変遷傾向を検出する第1の変遷傾向
検出手段と、2つ前のサンプル点の理想サンプル値から
前記1つ前のサンプル点の理想サンプル値への変遷傾向
を検出する第2の変遷傾向検出手段と、少なくとも前記
第1及び第2の変遷傾向検出手段により検出された変遷
傾向の何れか一方と前記差異値に基づいて前記誤差値を
検出する誤差値検出手段とを有することを特徴とする。
【0010】前記差異値の標識は少なくとも前記第1及
び第2の変遷傾向検出手段により検出された変遷傾向の
何れか一方に基づいて処理される。あるいは、代わりに
または付加的に前記1つ前のサンプル点の理想サンプル
値と実サンプル値との差異値を前記誤差値の検出に適用
することができる。
び第2の変遷傾向検出手段により検出された変遷傾向の
何れか一方に基づいて処理される。あるいは、代わりに
または付加的に前記1つ前のサンプル点の理想サンプル
値と実サンプル値との差異値を前記誤差値の検出に適用
することができる。
【0011】前記第1及び第2の変遷傾向検出手段によ
り検出された変遷傾向の両者が同一であり、それぞれが
非ゼロ値として検出されるサンプル時間においてのみ前
記差異値が前記誤差値として検出される。ここで、位相
検波装置は、前記第1及び第2の変遷傾向検出手段によ
り検出された変遷傾向が異なるとき、または少なくとも
一方の変遷傾向が0であるときに、先行の誤差値を前記
誤差値として検出する手段をさらに有している。この場
合、位相検波装置は、トラックモードにおいて、前記第
1及び第2の変遷傾向検出手段により検出された変遷傾
向が異なるとき、または少なくとも一方の変遷傾向が0
であるとき、先行の誤差値の所定の一部分を前記誤差値
として検出する手段をさらに有している。前記先行の誤
差値の所定の一部分は2分の1である。
り検出された変遷傾向の両者が同一であり、それぞれが
非ゼロ値として検出されるサンプル時間においてのみ前
記差異値が前記誤差値として検出される。ここで、位相
検波装置は、前記第1及び第2の変遷傾向検出手段によ
り検出された変遷傾向が異なるとき、または少なくとも
一方の変遷傾向が0であるときに、先行の誤差値を前記
誤差値として検出する手段をさらに有している。この場
合、位相検波装置は、トラックモードにおいて、前記第
1及び第2の変遷傾向検出手段により検出された変遷傾
向が異なるとき、または少なくとも一方の変遷傾向が0
であるとき、先行の誤差値の所定の一部分を前記誤差値
として検出する手段をさらに有している。前記先行の誤
差値の所定の一部分は2分の1である。
【0012】このとき、前記誤差値の大きさと前記差異
値の大きさが同一であることが望ましい。
値の大きさが同一であることが望ましい。
【0013】第2の発明の位相検波方法は、局部発振信
号とPR(a、b、b、a)チャンネル上で受信される
入力信号との間の相対位相による誤差値を検出し、前記
チャンネルにおいて受信される信号が一定の間隔でサン
プルされ、前記間隔が前記局部発振信号によって決ま
り、サンプル点の理想サンプル値を選択する選択工程
と、前記サンプル点の理想サンプル値と実サンプル値と
の差異を示す差異値を検出する差異値検出工程と、1つ
前のサンプル点の理想サンプル値から前記理想サンプル
値への変遷傾向を検出する第1の変遷傾向検出工程と、
2つ前のサンプル点の理想サンプル値から前記1つ前の
サンプル点の理想サンプル値への変遷傾向を検出する第
2の変遷傾向検出工程と、少なくとも前記第1及び第2
の変遷傾向検工程により検出された変遷傾向の何れか一
方と前記差異値に基づいて前記誤差値を検出する誤差値
検出工程とを有することを特徴とする。
号とPR(a、b、b、a)チャンネル上で受信される
入力信号との間の相対位相による誤差値を検出し、前記
チャンネルにおいて受信される信号が一定の間隔でサン
プルされ、前記間隔が前記局部発振信号によって決ま
り、サンプル点の理想サンプル値を選択する選択工程
と、前記サンプル点の理想サンプル値と実サンプル値と
の差異を示す差異値を検出する差異値検出工程と、1つ
前のサンプル点の理想サンプル値から前記理想サンプル
値への変遷傾向を検出する第1の変遷傾向検出工程と、
2つ前のサンプル点の理想サンプル値から前記1つ前の
サンプル点の理想サンプル値への変遷傾向を検出する第
2の変遷傾向検出工程と、少なくとも前記第1及び第2
の変遷傾向検工程により検出された変遷傾向の何れか一
方と前記差異値に基づいて前記誤差値を検出する誤差値
検出工程とを有することを特徴とする。
【0014】ここで、前記差異値の標識は少なくとも前
記第1及び第2の変遷傾向検出工程により検出された変
遷傾向の何れか一方に基づいて処理される。何れにして
も、前記1つ前のサンプル点の理想サンプル値と実サン
プル値との差異値を前記誤差値の検出に適用することが
できる。
記第1及び第2の変遷傾向検出工程により検出された変
遷傾向の何れか一方に基づいて処理される。何れにして
も、前記1つ前のサンプル点の理想サンプル値と実サン
プル値との差異値を前記誤差値の検出に適用することが
できる。
【0015】一つの利点として、前記第1及び第2の変
遷傾向検出工程により検出された変遷傾向の両者が同一
であり、サンプル点においてそれぞれが非ゼロ値として
検出されたときのみ前記差異値が前記誤差値として検出
される。ここで、位相検波方法は、前記第1及び第2の
変遷傾向検出工程により検出された変遷傾向が異なると
き、または少なくとも一方の変遷傾向が0であるとき、
先行の誤差値を前記誤差値として検出する工程をさらに
有している。この場合、位相検波方法はさらに、トラッ
クモードにおいて、前記第1及び第2の変遷傾向検出工
程により検出された変遷傾向が異なるとき、または少な
くとも一方の変遷傾向が0であるとき、先行の誤差値の
所定の一部分を前記誤差値として検出する工程をさらに
有している。前記先行の誤差値の所定の一部分は2分の
1である。
遷傾向検出工程により検出された変遷傾向の両者が同一
であり、サンプル点においてそれぞれが非ゼロ値として
検出されたときのみ前記差異値が前記誤差値として検出
される。ここで、位相検波方法は、前記第1及び第2の
変遷傾向検出工程により検出された変遷傾向が異なると
き、または少なくとも一方の変遷傾向が0であるとき、
先行の誤差値を前記誤差値として検出する工程をさらに
有している。この場合、位相検波方法はさらに、トラッ
クモードにおいて、前記第1及び第2の変遷傾向検出工
程により検出された変遷傾向が異なるとき、または少な
くとも一方の変遷傾向が0であるとき、先行の誤差値の
所定の一部分を前記誤差値として検出する工程をさらに
有している。前記先行の誤差値の所定の一部分は2分の
1である。
【0016】第3の発明の位相同期ループ回路装置は、
上記の何れかの位相検波装置を含んでいる。
上記の何れかの位相検波装置を含んでいる。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
て、図面を参照して説明する。
【0018】図1において、データ位相同期ループ回路
装置は、フラッシュアナログ・デジタル変換器(AD
C)4、デジタル位相検波装置5、デジタルループフィ
ルタ6、及び可変周波数発振器(VFO)7を有する。
装置は、フラッシュアナログ・デジタル変換器(AD
C)4、デジタル位相検波装置5、デジタルループフィ
ルタ6、及び可変周波数発振器(VFO)7を有する。
【0019】ADC4は、入力端子8においてアナログ
読み取り信号を受信し、クロック入力端子9で受信され
るクロック信号の立上りエッジにおける読み取り信号の
振幅を示すデジタル値ynを第1のデジタル線10を介
して位相検波装 置5に与える。位相検波装置5は、計
算されたクロック信号の実位相と所望位相の差異を示す
位相誤差値Δτnを第2のデジタル線11を介してデジ
タ ルループフィルタ6に与える。デジタルループフィ
ルタ6は、Δτnを処理 して、第3のデジタル線12を
介して、フィルタされた位相誤差値をデジタル・アナロ
グ変換器7に与える。フィルタ6の周波数応答は、異な
るフィルタ係数を係数入力端子13、14に与えること
により変更される。VFO7は、第3のデジタル線12
において受信される信号に基づく位相及び周波数を有す
る制限信号をクロック線15を介してADC4のクロッ
ク入力端子9与える。
読み取り信号を受信し、クロック入力端子9で受信され
るクロック信号の立上りエッジにおける読み取り信号の
振幅を示すデジタル値ynを第1のデジタル線10を介
して位相検波装 置5に与える。位相検波装置5は、計
算されたクロック信号の実位相と所望位相の差異を示す
位相誤差値Δτnを第2のデジタル線11を介してデジ
タ ルループフィルタ6に与える。デジタルループフィ
ルタ6は、Δτnを処理 して、第3のデジタル線12を
介して、フィルタされた位相誤差値をデジタル・アナロ
グ変換器7に与える。フィルタ6の周波数応答は、異な
るフィルタ係数を係数入力端子13、14に与えること
により変更される。VFO7は、第3のデジタル線12
において受信される信号に基づく位相及び周波数を有す
る制限信号をクロック線15を介してADC4のクロッ
ク入力端子9与える。
【0020】図2において、VFO磁界データ読み取り
信号20は、ほぼ正弦曲線状のx電圧の振幅と2πt秒
の周期を有している。同図に示されるように、第1から
第8の理想サンプル点A〜Hは0から7π/4の間でπ
t/4間隔で点在する。従って、信号20の周期におい
て8個のサンプル点が一定の間隔で形成されている。
信号20は、ほぼ正弦曲線状のx電圧の振幅と2πt秒
の周期を有している。同図に示されるように、第1から
第8の理想サンプル点A〜Hは0から7π/4の間でπ
t/4間隔で点在する。従って、信号20の周期におい
て8個のサンプル点が一定の間隔で形成されている。
【0021】VFO磁界データ読み取り信号への位相ロ
ック及び周波数ロックにおいて、本発明の位相検波装置
5は「取得」モードに設定され、この取得モードにおい
て位相検波装置5は入力信号の振幅からサンプル時間t
(t=n、t=n−1)における入力信号の振幅への変
遷傾向を検出するために、下記の数式2、3の計算を実
行する。
ック及び周波数ロックにおいて、本発明の位相検波装置
5は「取得」モードに設定され、この取得モードにおい
て位相検波装置5は入力信号の振幅からサンプル時間t
(t=n、t=n−1)における入力信号の振幅への変
遷傾向を検出するために、下記の数式2、3の計算を実
行する。
【0022】 grad1=sign(xn−xn-1) ....(2)
【0023】 grad2=sign(xn-1−xn-2) ....(3)
【0024】xnはt=nのときの理想サンプル値であ
り、xn-1は1つ前のサンプル 時間t=n−1のとき
の理想サンプル値であり、xn-2は2つ前のサンプル 時
間t=n−2のときの理想サンプル値である。
り、xn-1は1つ前のサンプル 時間t=n−1のとき
の理想サンプル値であり、xn-2は2つ前のサンプル 時
間t=n−2のときの理想サンプル値である。
【0025】これらの計算により、grad1はxn>
xn-1のとき+1であり、xn <x n-1のとき−1であ
り、xn=xn-1のときは0である。grad2も 同
様に求められる。
xn-1のとき+1であり、xn <x n-1のとき−1であ
り、xn=xn-1のときは0である。grad2も 同
様に求められる。
【0026】数式2、3の計算の結果から、数式4の計
算でgradの値が求められる。
算でgradの値が求められる。
【0027】 grad=grad1(grad1=grad2の場合) g rad=0 (その他の場合) ....(4)
【0028】gradが0でないときは下記の数式5の
計算が実行される。
計算が実行される。
【0029】 Δτn =grad(yn-1−xn-1) ....(5)
【0030】Δτnはt=nのときの位相誤差値であ
り、yn-1はt=n−1のときの サンプル値であり、
xn-1はt=n−1のときの理想サンプル値である。
り、yn-1はt=n−1のときの サンプル値であり、
xn-1はt=n−1のときの理想サンプル値である。
【0031】gradが0に等しいとき、位相検波装置
5は下記の数式6に示されるように位相誤差値を計算す
る。
5は下記の数式6に示されるように位相誤差値を計算す
る。
【0032】Δτn =Δτn-1 ....(6)
【0033】これら数式の結果が示すように、読み取り
信号20の勾配が2つの連続する間隔において同一であ
る全てのサンプル点、即ちサンプル点A、B、C、E、
F、Gにおいて、位相誤差値は、t=n−1のときの実
サンプル値と理想サンプル値との間の差異に比例する。
従って、新しい位相誤差値Δτnは VFO磁界データ読
み取り信号20の周期において6回計算される。
信号20の勾配が2つの連続する間隔において同一であ
る全てのサンプル点、即ちサンプル点A、B、C、E、
F、Gにおいて、位相誤差値は、t=n−1のときの実
サンプル値と理想サンプル値との間の差異に比例する。
従って、新しい位相誤差値Δτnは VFO磁界データ読
み取り信号20の周期において6回計算される。
【0034】図3において、位相検波装置5の詳細が示
されている。第1のデジタル線10及び第2のデジタル
線11は6ビットデジタル線であり、yn及びΔτnは−
32から+31の範囲において小数値を想定することが
可能である。
されている。第1のデジタル線10及び第2のデジタル
線11は6ビットデジタル線であり、yn及びΔτnは−
32から+31の範囲において小数値を想定することが
可能である。
【0035】デジタル線10上のynはデータスライサ
22によって検査され、ここで 理想サンプル値が検出
される。理想サンプル値の検出は、ynとスライサ閾 値
入力23、24、25、26に与えられる4つの閾値と
をデジタル式に比較することによって得られる。入力2
3に与えられる閾値はL0とL1の平均値に相当し、入
力24に与えられる閾値はL1とL2の平均値に相当
し、入力25に与えられる閾値はL2とL3の平均値に
相当し、入力26に与えられる閾値はL3とL4の平均
値に相当する。ynがどの閾値より大きいか を判定する
ことにより、データスライサ22はynがL1、L2、
L3、L 4のレベルの内どの値と最も近似するかを判
定し、判定された値をデジタル線27にxnとして与え
る。
22によって検査され、ここで 理想サンプル値が検出
される。理想サンプル値の検出は、ynとスライサ閾 値
入力23、24、25、26に与えられる4つの閾値と
をデジタル式に比較することによって得られる。入力2
3に与えられる閾値はL0とL1の平均値に相当し、入
力24に与えられる閾値はL1とL2の平均値に相当
し、入力25に与えられる閾値はL2とL3の平均値に
相当し、入力26に与えられる閾値はL3とL4の平均
値に相当する。ynがどの閾値より大きいか を判定する
ことにより、データスライサ22はynがL1、L2、
L3、L 4のレベルの内どの値と最も近似するかを判
定し、判定された値をデジタル線27にxnとして与え
る。
【0036】あるいは、データスライサ22は、先行す
るクロック周期において受信されたynの値の情報を利
用して、読み取り信号20の周期のどの点が現在の サ
ンプル値に関連するかを判定し、先行のynの値の補外
及び現在のynの 値の検査によりxnを決定する。この
ような選択肢を採用した場合、位相検 波装置5は雑音
の多い読み取り信号20に対して誤ったxnの値を検出
する ことがなくなる。
るクロック周期において受信されたynの値の情報を利
用して、読み取り信号20の周期のどの点が現在の サ
ンプル値に関連するかを判定し、先行のynの値の補外
及び現在のynの 値の検査によりxnを決定する。この
ような選択肢を採用した場合、位相検 波装置5は雑音
の多い読み取り信号20に対して誤ったxnの値を検出
する ことがなくなる。
【0037】デジタル線27は、データスライサ22に
よって与えられたxnの値を減 算器28及び遅延レジス
タ29に送出する。遅延レジスタ29は、先行のクロッ
ク周期においてデータスライサ22により与えられた
値、即ちxn-1を デジタル線30を通して遅延レジスタ
31、第2の減算器32、及び第3の減算器33に与え
る。
よって与えられたxnの値を減 算器28及び遅延レジス
タ29に送出する。遅延レジスタ29は、先行のクロッ
ク周期においてデータスライサ22により与えられた
値、即ちxn-1を デジタル線30を通して遅延レジスタ
31、第2の減算器32、及び第3の減算器33に与え
る。
【0038】減算器32は、デジタル線10から遅延レ
ジスタ34に送信され、さらにデジタル線35に与えら
れたxnから派生したyn-1からデジタル線30で 送信
されたxn-1をデジタル方式で減算し、yn-1とxn-1の
差異値、即ち yn-1−xn-1の値をデジタル線36に
与える。デジタルスイッチ37は、 減算器32からは
差異値を、またインバータ38からはこの差異値の逆転
値を受信する。インバータ38は、デジタル線36上の
分岐39からのyn-1 −xn-1の値の標識を逆転し、そ
の結果をデジタル線40を介してデジタル スイッチ3
7に与える。
ジスタ34に送信され、さらにデジタル線35に与えら
れたxnから派生したyn-1からデジタル線30で 送信
されたxn-1をデジタル方式で減算し、yn-1とxn-1の
差異値、即ち yn-1−xn-1の値をデジタル線36に
与える。デジタルスイッチ37は、 減算器32からは
差異値を、またインバータ38からはこの差異値の逆転
値を受信する。インバータ38は、デジタル線36上の
分岐39からのyn-1 −xn-1の値の標識を逆転し、そ
の結果をデジタル線40を介してデジタル スイッチ3
7に与える。
【0039】遅延レジスタ31は、2回前のクロック周
期におけるxnの値、即ちxn- 2をデジタル線41を介
して減算器42に与え、ここでxn-1からxn-2が 減
算される。この減算処理の結果である標識、即ち数式3
の計算結果は2つ前のサンプル値から1つ前の理想サン
プル値への変遷傾向を示す。この標識は正であるとき、
出力線43を介してデジタルスイッチ37のスイッチ制
御入力、及びEXORゲート48の入力に論理1信号と
して与えられる。従って、数式3の計算結果が正の値で
ある場合、デジタル線36からyn-1−x n-1の値がデ
ジタル線44に与えられ、また数式3の計算結果が負の
値であ る場合、デジタル線40からyn -1−xn-1の逆
転値がデジタル線44に与 えられる。このように、ス
イッチ37は、2つ前のサンプル値から1つ前の理想サ
ンプル値への変遷傾向に基づく差異値に作用し、数式5
の計算を実行する。ここでxn-1−xn-2の減算結果が0
であるとき、即ち標識がないとき、論理1信号が出力線
45を介してORゲート46の入力に与えられる。
期におけるxnの値、即ちxn- 2をデジタル線41を介
して減算器42に与え、ここでxn-1からxn-2が 減
算される。この減算処理の結果である標識、即ち数式3
の計算結果は2つ前のサンプル値から1つ前の理想サン
プル値への変遷傾向を示す。この標識は正であるとき、
出力線43を介してデジタルスイッチ37のスイッチ制
御入力、及びEXORゲート48の入力に論理1信号と
して与えられる。従って、数式3の計算結果が正の値で
ある場合、デジタル線36からyn-1−x n-1の値がデ
ジタル線44に与えられ、また数式3の計算結果が負の
値であ る場合、デジタル線40からyn -1−xn-1の逆
転値がデジタル線44に与 えられる。このように、ス
イッチ37は、2つ前のサンプル値から1つ前の理想サ
ンプル値への変遷傾向に基づく差異値に作用し、数式5
の計算を実行する。ここでxn-1−xn-2の減算結果が0
であるとき、即ち標識がないとき、論理1信号が出力線
45を介してORゲート46の入力に与えられる。
【0040】減算器28は、xn−xn-1の減算結果が0
であるとき、機能的に減算器 42と同様に論理1信号
を出力線47を介してORゲート46の入力に与える。
この減算処理の結果である標識、即ち数式2の計算結果
は1つ前のサンプル値から理想サンプル値への変遷傾向
を示す。この標識は正である場合、出力線49を介して
EXORゲート48の入力に論理1信号として与えら
れ、その他の場合は、出力線49を介して論理0信号と
して与えられる。
であるとき、機能的に減算器 42と同様に論理1信号
を出力線47を介してORゲート46の入力に与える。
この減算処理の結果である標識、即ち数式2の計算結果
は1つ前のサンプル値から理想サンプル値への変遷傾向
を示す。この標識は正である場合、出力線49を介して
EXORゲート48の入力に論理1信号として与えら
れ、その他の場合は、出力線49を介して論理0信号と
して与えられる。
【0041】ORゲート46、及び出力がORゲート4
6の入力に接続されるEXORゲート48による効果
は、下記の3つの条件の何れかが満たされたときに、O
Rゲート46の出力線50に論理1信号が与えられるこ
とである。第1の条件は、数式2の結果が0であること
であり、第2の条件は、数式3の結果が0であることで
あり、第3の条件は、数式2と数式3のどちらか一方の
結果のみが正の値であることである。よってORゲート
46及びEXORゲート48は、両者の変遷傾向がいつ
同一及び非ゼロであるかを判定する。
6の入力に接続されるEXORゲート48による効果
は、下記の3つの条件の何れかが満たされたときに、O
Rゲート46の出力線50に論理1信号が与えられるこ
とである。第1の条件は、数式2の結果が0であること
であり、第2の条件は、数式3の結果が0であることで
あり、第3の条件は、数式2と数式3のどちらか一方の
結果のみが正の値であることである。よってORゲート
46及びEXORゲート48は、両者の変遷傾向がいつ
同一及び非ゼロであるかを判定する。
【0042】ORゲート46の出力線50は、デジタル
スイッチ51の出力制御入力に接続している。出力線5
0に論理0信号が存在するとき、数式5の計算結果であ
るデジタル線44の値は、Δτnとしてデジタルスイッ
チ51の出力デ ジタル線11に送出される。ORゲー
ト46により出力線50に与えられる信号が論理1信号
であるとき、デジタルスイッチ51は、遅延レジスタ5
2、二分割装置53、及びデジタルスイッチ54を含む
帰還回路によって与えられる値をΔτnとして出力デジ
タル線11に送出する。遅延レジスタ52は、デジタル
線11からΔτnの値を受信し、先行するクロック周期
のΔτnの 値、即ちΔτn-1の値をデジタル線55を介
してスイッチ54の入力及び二 分割装置53の入力に
与える。二分割装置53は、Δτnの半分の値をデジ タ
ル線56を介してスイッチ54の第2の入力に与える。
スイッチ51の出力制御入力に接続している。出力線5
0に論理0信号が存在するとき、数式5の計算結果であ
るデジタル線44の値は、Δτnとしてデジタルスイッ
チ51の出力デ ジタル線11に送出される。ORゲー
ト46により出力線50に与えられる信号が論理1信号
であるとき、デジタルスイッチ51は、遅延レジスタ5
2、二分割装置53、及びデジタルスイッチ54を含む
帰還回路によって与えられる値をΔτnとして出力デジ
タル線11に送出する。遅延レジスタ52は、デジタル
線11からΔτnの値を受信し、先行するクロック周期
のΔτnの 値、即ちΔτn-1の値をデジタル線55を介
してスイッチ54の入力及び二 分割装置53の入力に
与える。二分割装置53は、Δτnの半分の値をデジ タ
ル線56を介してスイッチ54の第2の入力に与える。
【0043】スイッチ54が、デジタル線57を介して
スイッチ51の第2の入力に二分割装置53からの値を
与えるか、遅延レジスタ52からの値を与えるかは、ス
イッチ54の制御スイッチ入力に与えられる論理信号に
よって決まる。ここで、モード装置(図示されない)
が、図1に示される位相同期ループ回路装置において、
取得モードのときに論理1信号をスイッチ54のスイッ
チ制御入力に与え、それにより遅延レジスタ52の出力
値をスイッチ51に与え、またトラックモードのときに
論理0信号をスイッチ54の制御入力に与えることが望
ましい。
スイッチ51の第2の入力に二分割装置53からの値を
与えるか、遅延レジスタ52からの値を与えるかは、ス
イッチ54の制御スイッチ入力に与えられる論理信号に
よって決まる。ここで、モード装置(図示されない)
が、図1に示される位相同期ループ回路装置において、
取得モードのときに論理1信号をスイッチ54のスイッ
チ制御入力に与え、それにより遅延レジスタ52の出力
値をスイッチ51に与え、またトラックモードのときに
論理0信号をスイッチ54の制御入力に与えることが望
ましい。
【0044】
【発明の効果】このように、本発明においては、数式2
と数式3のどちらかが0のとき、または数式2と数式3
のどちらか一方の結果のみが正の値であるとき、Δτn
の値が先行するクロック周期から保持されているため、
VFO磁界データ を読み取るときに高速ロックが可能
となる。またトラックモードのとき、先行するクロック
周期からのΔτnの保持は、読み取り信号が多くの連続
する 近似ビットを有している場合に、位相同期ループ
回路装置の非ロック状態の原因となり得る。このような
状態を回避するため、モード装置(図示されない)は、
デジタルスイッチ51を切替え、二分割装置53からの
値を受信する。このように、Δτnの有効値、即ちOR
ゲート46が論理0出力信号を 与えるときの先行のサ
ンプル値から計算される値は、Δτnの値が最終的に 0
になるか、Δτnの有効値が実現するまでサンプル時間
毎に連続して二分 割される。
と数式3のどちらかが0のとき、または数式2と数式3
のどちらか一方の結果のみが正の値であるとき、Δτn
の値が先行するクロック周期から保持されているため、
VFO磁界データ を読み取るときに高速ロックが可能
となる。またトラックモードのとき、先行するクロック
周期からのΔτnの保持は、読み取り信号が多くの連続
する 近似ビットを有している場合に、位相同期ループ
回路装置の非ロック状態の原因となり得る。このような
状態を回避するため、モード装置(図示されない)は、
デジタルスイッチ51を切替え、二分割装置53からの
値を受信する。このように、Δτnの有効値、即ちOR
ゲート46が論理0出力信号を 与えるときの先行のサ
ンプル値から計算される値は、Δτnの値が最終的に 0
になるか、Δτnの有効値が実現するまでサンプル時間
毎に連続して二分 割される。
【図1】本発明による位相検波装置を含んだデジタル位
相同期ループ回路装置を示す図である。
相同期ループ回路装置を示す図である。
【図2】アナログVFO磁界データ読み取り信号及び対
応する理想サンプル点を示す図である。
応する理想サンプル点を示す図である。
【図3】図1に示される位相検波装置を示す図である。
4 アナログ・デジタル変換器(ADC) 5 位相検波装置 6 デジタルループフィルタ 7 可変周波数発振器(VFO) 7A デジタル・アナログ変換器(DAC) 8、9 入力端子 13、14 係数入力端子 15 クロック線 20 読み取り信号 22 データスライサ 23〜26 スライサ閾値入力 10〜12、27、30、35、36、39、40、4
1、44、49、55、56 デジタル線 28、32、33、42 減算器 29、31、34、52 遅延レジスタ 37、51、54 デジタルスイッチ 38 インバータ 39 分岐 43、45、47、50、57 出力線 46 ORゲート 48 EXORゲート 53 二分割装置
1、44、49、55、56 デジタル線 28、32、33、42 減算器 29、31、34、52 遅延レジスタ 37、51、54 デジタルスイッチ 38 インバータ 39 分岐 43、45、47、50、57 出力線 46 ORゲート 48 EXORゲート 53 二分割装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年2月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ステファン ウイリアムズ イギリス,エム45 7エスジー マンチェ スター,ホワイトフィールド,リリー ヒ ル ストリート 106
Claims (17)
- 【請求項1】 局部発振信号とPR(a、b、b、a)
チャンネル上で受信される入力信号との間の相対位相に
よる誤差値を検出し、前記チャンネルにおいて受信され
る信号が一定の間隔でサンプルされ、前記間隔が前記局
部発振信号によって決まる位相検波装置において、 サンプル点の理想サンプル値を選択する理想サンプル値
選択手段と、 前記サンプル点の理想サンプル値と実サンプル値との差
異を示す差異値を検出する差異値検出手段と、 1つ前のサンプル点の理想サンプル値から前記理想サン
プル値への変遷傾向を検出する第1の変遷傾向検出手段
と、 2つ前のサンプル点の理想サンプル値から前記1つ前の
サンプル点の理想サンプル値への変遷傾向を検出する第
2の変遷傾向検出手段と、 少なくとも前記第1及び第2の変遷傾向検出手段により
検出された変遷傾向の何れか一方と前記差異値に基づい
て前記誤差値を検出する誤差値検出手段とを有すること
を特徴とする位相検波装置。 - 【請求項2】 前記差異値の標識は少なくとも前記第1
及び第2の変遷傾向検出手段により検出された変遷傾向
の何れか一方に基づいて処理されることを特徴とする請
求項1記載の位相検波装置。 - 【請求項3】 前記1つ前のサンプル点の理想サンプル
値と実サンプル値との差異値を前記誤差値の検出に適用
することを特徴とする請求項1または2に記載の位相検
波装置。 - 【請求項4】 前記第1及び第2の変遷傾向検出手段に
よる変遷傾向の両者が同一であり、それぞれが非ゼロ値
として検出されるサンプル時間においてのみ前記差異値
が前記誤差値として検出される請求項1から3の何れか
に記載の位相検波装置。 - 【請求項5】 前記第1及び第2の変遷傾向検出手段に
よる変遷傾向が異なるとき、または少なくとも一方の前
記変遷傾向が0であるとき、先行の誤差値を前記誤差値
として検出する手段をさらに有することを特徴とする請
求項4記載の位相検波装置。 - 【請求項6】 トラックモードにおいて、前記第1及び
第2の変遷傾向検出手段による変遷傾向が異なるとき、
または少なくとも一方の前記変遷傾向が0であるとき、
先行の誤差値の所定の一部分を前記誤差値として検出す
る手段をさらに有することを特徴とする請求項5記載の
位相検波装置。 - 【請求項7】 先行の誤差値の前記所定の一部分が2分
の1であることを特徴とする請求項6記載の位相検波装
置。 - 【請求項8】 前記誤差値の大きさと前記差異値の大き
さが同一であることを特徴とする請求項1から5の何れ
かに記載の位相検波装置。 - 【請求項9】 局部発振信号とPR(a、b、b、a)
チャンネル上で受信される入力信号との間の相対位相に
よる誤差値を検出し、前記チャンネルにおいて受信され
る信号が一定の間隔でサンプルされ、前記間隔が前記局
部発振信号によって決まる位相検波方法において、 サンプル点の理想サンプル値を選択する選択工程と、 前記サンプル点の理想サンプル値と実サンプル値との差
異を示す差異値を検出する差異値検出工程と、 1つ前のサンプル点の理想サンプル値から前記理想サン
プル値への変遷傾向を検出する第1の変遷傾向検出工程
と、 2つ前のサンプル点の理想サンプル値から前記1つ前の
サンプル点の理想サンプル値への変遷傾向を検出する第
2の変遷傾向検出工程と、 少なくとも前記第1及び第2の変遷傾向検出工程により
検出された変遷傾向の何れか一方と前記差異値に基づい
て前記誤差値を検出する誤差値検出工程とを有すること
を特徴とする位相検波方法。 - 【請求項10】 前記差異値の標識は少なくとも前記第
1及び第2の変遷傾向検出工程により検出された変遷傾
向の何れか一方に基づいて処理されることを特徴とする
請求項9記載の位相検波方法。 - 【請求項11】 前記1つ前のサンプル点の理想サンプ
ル値と実サンプル値との差異値を前記誤差値の検出に適
用することを特徴とする請求項9または10に記載の位
相検波方法。 - 【請求項12】 前記第1及び第2の変遷傾向検出工程
による変遷傾向の両者が同一であり、サンプル点におい
てそれぞれが非ゼロ値として検出されたときのみ前記差
異値が前記誤差値として検出される請求項9から11の
何れかに記載の位相検波方法。 - 【請求項13】 前記第1及び第2の変遷傾向検出工程
による変遷傾向が異なるとき、または少なくとも一方の
変遷傾向が0であるとき、先行の誤差値を前記誤差値と
して検出する工程をさらに有することを特徴とする請求
項12記載の位相検波方法。 - 【請求項14】 トラックモードにおいて、前記第1及
び第2の変遷傾向検出工程による変遷傾向が異なると
き、または少なくとも一方の変遷傾向が0であるとき、
先行の誤差値の所定の一部分を前記誤差値として検出す
る工程をさらに有することを特徴とする請求項13記載
の位相検波方法。 - 【請求項15】 前記先行の誤差値の所定の一部分が2
分の1であることを特徴とする請求項14記載の位相検
波方法。 - 【請求項16】 前記誤差値の大きさと前記差異値の大
きさが同一であることを特徴とする請求項9から13の
何れかに記載の位相検波方法。 - 【請求項17】 請求項1から8の何れかに記載の位相
検波装置を含む位相同期ループ回路装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
GB9800353A GB2333194B (en) | 1998-01-09 | 1998-01-09 | A phase detector |
GB9800353.6 | 1998-01-09 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11261413A true JPH11261413A (ja) | 1999-09-24 |
Family
ID=10824986
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10371742A Pending JPH11261413A (ja) | 1998-01-09 | 1998-12-28 | 位相検波装置及び方法、及び位相同期ル―プ回路装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6304071B1 (ja) |
JP (1) | JPH11261413A (ja) |
CA (1) | CA2258656A1 (ja) |
GB (2) | GB2333194B (ja) |
SE (1) | SE9804604L (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6990163B2 (en) | 2000-11-21 | 2006-01-24 | Lsi Logic Corporation | Apparatus and method for acquiring phase lock timing recovery in a partial response maximum likelihood (PRML) channel |
US7092472B2 (en) * | 2003-09-16 | 2006-08-15 | Rambus Inc. | Data-level clock recovery |
US7397848B2 (en) | 2003-04-09 | 2008-07-08 | Rambus Inc. | Partial response receiver |
US7126378B2 (en) | 2003-12-17 | 2006-10-24 | Rambus, Inc. | High speed signaling system with adaptive transmit pre-emphasis |
FR2854293B1 (fr) * | 2003-04-25 | 2005-07-22 | St Microelectronics Sa | Dispositif de reception de donnees serie |
TW595111B (en) * | 2003-09-03 | 2004-06-21 | Mediatek Inc | Fast data recovery digital data slicer |
US7233164B2 (en) * | 2003-12-17 | 2007-06-19 | Rambus Inc. | Offset cancellation in a multi-level signaling system |
US8719682B2 (en) * | 2012-06-15 | 2014-05-06 | Lsi Corporation | Adaptive calibration of noise predictive finite impulse response filter |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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