JPH1126123A - 電気部品用ソケット - Google Patents

電気部品用ソケット

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JPH1126123A
JPH1126123A JP9193152A JP19315297A JPH1126123A JP H1126123 A JPH1126123 A JP H1126123A JP 9193152 A JP9193152 A JP 9193152A JP 19315297 A JP19315297 A JP 19315297A JP H1126123 A JPH1126123 A JP H1126123A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ソケット本体内のパッケ−ジの移動量を減ら
してパッケ−ジの接点端子とソケット本体のコンタクト
ピンとが接触不良を生じないようにしたこと。 【解決手段】 ソケット本体3の上面にコンタクトピン
配設部6が設けられ、コンタクトピン配設部6の周囲に
はパッケ−ジ2を案内するガイド突起8が設けられ、ソ
ケット本体3に枢着された押えカバー4が閉止されたと
きにガイド突起8に案内されてコンタクトピン配設部6
の上に載置されたパッケ−ジ2を押えカバー4が押圧保
持してICパッケ−ジ2の下面に設けられた多数の接点
端子2bをコンタクトピン配設部6の多数のピン7に押
圧接触させるようにした電気部品用ソケットにおいて、
ソケット本体3に設けられたガイド突起8は少なくとも
1つとし、押えカバー4が閉止されたときに押えカバー
4の下面に設けられた押え片19によって可動させら
れ、パッケ−ジ2の隅角部分をガイド突起8に対して対
角線方向に押し込む押圧部材15を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置(以
下「ICパッケ−ジ」という)等の電気部品を着脱自在
に保持する電気部品用ソケットの改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来この種の電気部品用ソケットとして
のICソケットは、電気部品であるICパッケ−ジの性
能試験を行うために、ICパッケ−ジの端子としての格
子状の多数の接点端子と、測定器(テスター)のプリン
ト配線基板との電気的接続を用いるものである。
【0003】このICソケットは、大略すると、ソケッ
ト本体とこれに枢支されている押えカバーとから構成さ
れている。ソケット本体には中央部にICパッケ−ジを
載置する載置部が設けられており、この載置部には、I
Cパッケ−ジの多数の接点端子とそれぞれ接触する多数
のコンタクトピンの上部が配置されており、この載置部
の四隅にはICパッケ−ジの角部と嵌合して位置決めを
行うガイド突起が設けられている。このガイド突起は互
いに対向する面がL字状をしている。
【0004】ソケット本体の載置部に載置されたICパ
ッケ−ジは,押えカバーを回動させてソケット本体を閉
止すると、その押えカバーによってICパッケ−ジの上
面が押圧され、ICパッケ−ジの各接点端子とコンタク
トピン部の各ピンとが加圧状態で接触することとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のものにあっては、ソケット本体の載置部の四
隅に設けられたガイド突起は、載置部内に載置されたI
Cパッケ−ジの位置決めを行うことから、外径公差の大
きいICパッケ−ジに対して公差の最大外径と許容でき
るガイド寸法に設定して形成されているが、最小外径の
ICパッケ−ジが挿入された場合に、ガイド突起とIC
パッケ−ジ間のクリアランスが大きくなり、その結果、
ICパッケ−ジの接点端子とソケット本体のコンタクト
ピンとの間に位置ずれが生じて接触不良を招くという問
題点があったそこで、この発明は、ICパッケ−ジとソ
ケット本体のガイド突起に製作上の公差があっても、ソ
ケット本体の載置部内のICパッケ−ジの移動量を減ら
してICパッケ−ジの接点端子とソケット本体のコンタ
クトピンとが接触不良を生じないようにした電気部品用
ソケットを提供することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる課題を達成するた
めに、請求項1に記載の発明は、ソケット本体の上面に
電気部品が載置される載置部が設けられ、該載置部の周
囲には前記電気部品を案内するガイド突起が設けられ、
該ガイド突起に案内されて前記載置部の上に載置された
電気部品を、前記ソケット本体に枢着された押えカバー
を閉止して押圧保持することにより、前記電気部品の下
面に設けられた多数の接点端子を、前記載置部に多数配
列されたコンタクトピンに押圧接触させるようにした電
気部品用ソケットにおいて、前記ソケット本体に設けら
れたガイド突起は少なくとも1つとし、前記押えカバー
が閉止されたときに、該電気部品の隅角部分を対角線方
向に押圧して、当該隅角部分と対角線上の反対側の隅角
部分を、前記ガイド突起に当接させる押圧手段を設けた
電気部品用ソケットとしたことを特徴とする。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の構成に加え、前記押圧手段は、前記電気部品の隅角部
分を押圧する押圧部材が前記ソケット本体に設けられる
と共に、前記押えカバーの閉止時に前記押圧部材を弾性
変形させて前記隅角部分を押圧させる押え片を前記押え
カバーに設けたことを特徴とする。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の構成に加え、前記押圧部材の先端部に、前記電気部品
の隅角部分を押圧する絶縁性の押圧パッドを設けたこと
を特徴とする。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項2又は3
に記載の構成に加え、前記押え片をバネで形成したこと
を特徴とする。
【0010】請求項5に記載の発明は、請求項2乃至4
の何れかに記載の構成に加え、前記押えカバーを開いた
ときに、前記押圧部材を前記電気部品の隅角部分から離
間させる戻し部材を設けたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて説明する。
【0012】[発明の実施の形態1]図1〜図3には、
この発明の実施の形態1を示す。図1はこの発明の実施
の形態1に係るICソケットの一部を切断した平面図、
図2は同実施の形態1に係るICソケットの押圧部材を
示す縦断面図、図3は同実施の形態1に係るガイド突起
とICパッケージとの関係を示す概略平面図である。
【0013】まず構成を説明すると、図中符号1は、
「電気部品用ソケット」としてのICソケットで、この
ICソケット1は「電気部品」であるICパッケ−ジ2
の性能試験を行うために、このICパッケ−ジ2の「端
子」としての接点端子2bと、測定器(テスタ−)のプ
リント配線板(図示省略)との電気的接続を図るもので
ある。
【0014】このICパッケ−ジ2は、平坦な略直方体
状のパッケ−ジ本体2aの下面から多数の接点端子2b
が突出し、これら接点端子2bは、縦列Yと横列Xとに
格子状に配列されている。
【0015】一方、ICソケット1は大略すると、プリ
ント配線板上に装着されるソケット本体3とソケット本
体3に枢支されている押えカバ−4とから構成されてい
る。
【0016】このソケット本体3には、上面部にICパ
ッケ−ジ2を載置する載置部5が設けられており、この
載置部5には、ICパッケ−ジ2の接点端子2bと接触
するコンタクトピン7が格子状に多数配置されたコンタ
クトピン配設部6が設けられている。また、載置部5の
3つの隅角部には、コンタクトピン配設部6の外側にI
Cパッケ−ジ2の隅角部分と嵌合して位置決めを行う平
面視においてL字型のガイド突起8がそれぞれ設けられ
ている。また、残りの隅角部近傍には、図1に示すよう
に、一対のガイド突起30が設けられている。
【0017】また、その載置部5には、図2に示すよう
に、可動プレート9が設けられ、この可動プレート9に
は、ICパッケ−ジ2の接点端子2bと接触する前記コ
ンタクトピン7が格子状に多数配置されると共に、この
コンタクトピン7は、ソケット本体3に圧入され、ソケ
ット本体3の下面から下方に突出する多数のリード端子
10と、長板状のバネ部11とを有している。
【0018】そして、図1における載置部5内に設けら
れた四角形のコンタクトピン配設部6の中心Oは、図3
において3つのガイド突起8の内面を結ぶ線で形成され
た方形領域の中心に対して、図3中左下のガイド突起8
寄りにズレた位置に設定されている。
【0019】そのコンタクトピン配設部6の中心Oは、
具体的には、図3に示すようにそれぞれ2つのガイド突
起8の内面間の距離が10.2mmで公差を+0.15
〜+0.05mm、ICパッケ−ジ2の一辺が10mm
で公差を±0.2mmとすると、前記ガイド突起8の内
面からの距離が5mmで公差が±0.05mmに設定さ
れている。
【0020】また、図1に示すように載置部5のガイド
突起30が設けられている一隅には、ソケット本体3に
押圧部材15が設けられている。この押圧部材15は載
置部5内に載置されたICパッケ−ジ2の隅角部分を押
圧するもので、載置部5の対角線方向に弾性変形可能と
なっている。
【0021】この押圧部材15は、図2に示すように、
ソケット本体3に一端が圧入され、中間部がつづら折り
に折曲され、他端が載置部5内に載置されたICパッケ
−ジ2の隅角部分に対向した位置に設けられた長板状の
バネで形成されている。
【0022】また、押えカバー4は、図1に示すように
ソケット本体3の一側部に設けられた枢支ピン16に回
動自在に取り付けられており、枢支ピン16に挿着され
たコイルバネ17によって常に開く方向に付勢されてい
る。図中符号18は枢支ピン16に回動自在に取り付け
られ、ICパッケ−ジ2を押圧するセカンドカバーであ
る。
【0023】さらに、押えカバー4の内面には載置部5
内に載置されたICパッケ−ジ2をスライドさせるた
め、押圧部材15を載置部5の対角線に可動させる押え
片19が設けられている。この押え片19及び前記押圧
部材15で、「押圧手段」が構成されている。
【0024】さらにまた、押えカバー4の外端には、爪
21を有するフックレバー20が設けられており、押え
カバー4を閉じたときに、この爪21はソケット本体3
の外端下縁に係合し、ソケット本体3との間で閉止状態
を保持する。
【0025】次に、かかる構成のICソケット1の使用
方法について説明する。
【0026】まず、予めICソケット1のコンタクトピ
ン配設部6のリード端子10をプリント配線板の挿入孔
に挿入して半田付けすることにより、プリント配線板に
複数のICソケット1を配設しておく。
【0027】そして、かかるICソケット1にICパッ
ケージ2を、例えば自動機により以下のようにセットし
て電気的に接続する。
【0028】即ち、自動機によりICパッケージ2を保
持して、ソケット本体3の載置部5内にガイド突起8に
より案内させて載置する。
【0029】次に、押えカバー4を閉止すると、押えカ
バー4に設けられた押え片19がソケット本体3の一隅
に設けられた押圧部材15をその弾力に抗してそれと対
角線位置にあるガイド突起8の方向に押圧して移動させ
る。
【0030】そうすると、ICパッケージ2の隅角部分
の側面が、その可動する押圧部材15に押されてガイド
突起8に向けて移動し、突き当ったところで停止する。
【0031】なお、このとき、押えカバー4も完全に閉
止され、ICパッケージ2の上面はセカンドカバー18
の内面によって押圧され、ICパッケージ2の下面の各
接点端子2bはICソケット1のコンタクトピン7と圧
接する。
【0032】勿論、押えカバー4を開くことにより、上
記と反対の動作をして、押圧部材15がICパッケージ
2の隅角部分から離間し、ICパッケージ2の取り出し
が可能となる。
【0033】このように、コンタクトピン配設部6の上
に載置されたICパッケージ2の隅角部分をガイド突起
8に接触させるように押し込むようにしているため、コ
ンタクトピン配設部6の中心Oを、3つのガイド突起8
の内面を結ぶ線で形成された方形領域の中心に対して、
ICパッケージ2と接触しているガイド突起8寄りにズ
ラすことができる。従って、ICパッケージ2等に公差
が発生したとしても、各コンタクトピン7と各接点端子
2bとのズレ量を従来よりも小さくすることができる。
【0034】これを、従来例と具体的に比較すると、図
8に示す従来例では、コンタクトピン配設部6の中心O
が4つのガイド突起8の内面を結ぶ線で形成された方形
領域の中心と一致するように形成されている。これは、
ICパッケージ2が何れの方向にズレたとしても、各コ
ンタクトピン7と各接点端子2bとのズレ量を最小にす
るためである。
【0035】本実施の形態1と同様に、それぞれ2つの
ガイド突起8の内面の距離が10.2mmで、公差を±
0.15〜+0.05mm、またICパッケージ2も同
様に一辺が10mmで、公差を±0.2mmとすると、
ガイド突起8の内面とICパッケージ2の一辺とに生じ
るクリアランスの最大が、(10.35−9.8)÷2
=0.275となり、ICパッケージ2の中心はX,Y
方向共に0.275mmずつ動き、方形内では0.55
mm動くことになる。
【0036】これに対し、本発明の実施の形態1では、
ガイド突起8にICパッケージ2が押し付けられ、その
ガイド突起8を基準にしてコンタクトピン配設部6の中
心Oが当該ガイド突起8寄り位置にX.Y方向に0.1
mmずれて設定されているため、最大クリアランスは、
ガイド突起8の最大公差を含む寸法を5.05mmと
し、ICパッケージ2の最少公差を含む寸法を4.9m
mとすると、5.05−4.9=0.15となり、IC
パッケージ2の中心はX,Y方向共に0.15mmずつ
となり、方形内では0.3mmを動くことになり、略半
分に抑制されることが分かる。
【0037】[発明の実施の形態2]図4はこの発明の
実施の形態2に係るICソケットの押えカバーの一部と
押圧部材を示す断面図で、(a)はカバー開の状態を示
す図、(b)はカバー閉の状態を示す図である。
【0038】この実施の形態2は、押圧部材15の先端
部に弾力性を有する絶縁材の押圧パッド25を取り付け
たものである。
【0039】パッケ−ジがICパッケ−ジ2のようなセ
ラミック等の絶縁物であれば金属で直接押圧しても電気
的短絡(ショ−ト)は発生しないが、多層のプラスチッ
ク基板等の断面に導電部材があるパッケ−ジの場合には
各層間のショ−トが発生する可能性がある。従って、押
圧部材15の先端部に弾力性を有する絶縁材の押圧パッ
ド25を取り付けたことにより、各層間の絶縁状態を保
持することができる。
【0040】他の構成及び作用は実施の形態1と同様で
ある。
【0041】[発明の実施の形態3]図5はこの発明の
実施の形態3に係るICソケットの押えカバーの一部と
押圧部材を示す断面図で、(a)はカバー開の状態を示
す図、(b)はカバー閉の状態を示す図である。
【0042】この実施の形態3は、押圧部材15が真っ
直ぐな長板状のバネであり、その先端部に弾力性を有す
る絶縁材の押圧パッド25を取り付け、押えカバ−4の
下面に取り付けられた押え片19が先端側が略三角形に
折り曲げられた長板状のバネで形成されている。押えカ
バー4の成形が安価にできる利点がある。
【0043】その作用、効果は実施の形態2と同様であ
る。
【0044】[発明の実施の形態4]図6はこの発明の
実施の形態4に係るICソケットのカバーの一部と押圧
部材を示す断面図で、(a)はカバー開の状態を示す
図、(b)はカバー閉の状態を示す図である。
【0045】この実施の形態4は、押圧部材15が長板
状のバネであり、押えカバ−4の下面に取り付けられた
押え片19も先端側が略三角形に折り曲げられた長板状
のバネで形成されている。このように両者をバネで形成
することにより、大きな弾性力を確保でき、ICパッケ
ージ2を押圧する場合の当たりを柔らかくすることがで
きる。
【0046】その作用、効果は実施の形態2と同様であ
る。
【0047】[発明の実施の形態5]図7はこの発明の
実施の形態5に係るICソケットの押えカバーの一部と
押圧部材を示す断面図で、(a)はカバー開の状態を示
す図、(b)はカバー閉の状態を示す図である。
【0048】この実施の形態5は、押圧部材15のIC
パッケ−ジ2と接触する部分におけるバネ力による戻り
量が、経時変化等により不足することがあるため、押圧
部材15を強制的に戻すための改良を施したものであ
る。
【0049】この実施の形態5は、押圧部材15の先端
部に弾力性を有する絶縁材の押圧パッド25を取り付
け、押圧部材15の中間部に戻し部材26を設けたもの
である。この戻し部材26は、押圧部材15の中間部を
挿通させ、中間部に対して上下動自在な戻し体27と、
戻し体27を上方に付勢するコイルスプリング28とで
構成されている。
【0050】押えカバ−4を閉じると、押えカバ−4の
押え片19が押圧部材15を押す前にバネ戻し部材26
を下方向に押して押圧部材15に対する規制を外す。そ
の規制の外れた後に、押えカバ−4の押え片19は押圧
部材15の先端を押してICパッケ−ジ2を押し、IC
パッケ−ジ2を定位置に移動させる。
【0051】ICパッケ−ジ2を押圧する押圧部材15
は、外力による変形や繰返し作動又は使用温度等の環境
条件により発生する塑性変形により、押えカバー4が開
いた状態で、ICパッケ−ジ2から離間しなくなる可能
性がある場合にも、押えカバー4が開く時に押圧部材1
5を所定の位置までバネ戻し部材26にて確実に戻すこ
とができる。
【0052】他の構成作用は実施の形態1と同じであ
る。
【0053】なお、上記各実施の形態では、「電気部品
用ソケット」として、ICソケット1にこの発明を適用
したが、これに限らず、他の装置にも適用できること
は、勿論である。
【0054】また、上記各実施の形態では、「電気部
品」であるICパッケージは、平坦な略直方体状のもの
であったが、この形状に限られるものではなく、ICパ
ッケージをICソケットの載置部に載置する際に、IC
パッケージの向きを間違えて載置しないために、目印と
してICパッケージの一角を切除し、直線状にしたもの
や、丸み等を持たせたものがあるが、このような形状の
隅角部を有するICパッケージにもこの発明を適用でき
ることは勿論である。
【0055】また、上記各実施の形態では、セカンドカ
バー18を用いているが、このカバー18を使用しない
ものでも、この発明を適用できる。
【0056】
【発明の効果】以上説明してきたように、各請求項に記
載の発明によれば、押えカバーが閉止されたとき、電気
部品を対角線方向に押圧して、ガイド突起に押し付ける
ようにしているため、当該ガイド突起寄りにコンタクト
ピン配設部の中心をズラすことができ、電気部品の下面
に設けられた多数の接点端子とコンタクトピンとの接触
不良を防止することができる。
【0057】請求項3に記載の発明によれば、上記効果
に加え、押圧部材の先端部に弾力性を有する絶縁材の押
圧パッドを設けたことにより、パッケージの断面に導電
部材があるときに生じるショ−トを防止できる。
【0058】請求項4に記載の発明によれば、請求項2
又は3に記載の効果に加え、押え片をバネで形成したこ
とにより、大きな弾性力を確保でき、電気部品を押圧す
る場合の当たりを柔らかくすることができる。
【0059】請求項5に記載の発明によれば、請求項2
乃至4の何れかに記載の効果に加え、押圧部材を戻す戻
し部材を設けたことにより、押圧部材が戻し不足となっ
ても、戻し部材が押圧部材を所定の位置に戻すため、こ
の押圧部材を確実に電気部品から離間させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係るICソケットの
一部を切断した平面図である。
【図2】同実施の形態1に係るICソケットの押圧部材
を示す縦断面図である。
【図3】同実施の形態1に係るガイド突起とICパッケ
ージとの関係を示す概略平面図である。
【図4】この発明の実施の形態2に係るICソケットの
カバーの一部と押圧部材を示す断面図で、(a)はカバ
ー開の状態を示す図、(b)はカバー閉の状態を示す図
である。
【図5】この発明の実施の形態3に係るICソケットの
カバーの一部と押圧部材を示す断面図で、(a)はカバ
ー開の状態を示す図、(b)はカバー閉の状態を示す図
である。
【図6】この発明の実施の形態4に係るICソケットの
カバーの一部と押圧部材を示す断面図で、(a)はカバ
ー開の状態を示す図、(b)はカバー閉の状態を示す図
である。
【図7】この発明の実施の形態5に係るICソケットの
カバーの一部と押圧部材を示す断面図で、(a)はカバ
ー開の状態を示す図、(b)はカバー閉の状態を示す図
である。
【図8】従来のICソケットのガイド突起とICパッケ
ージとの関係を示す概略平面図である。
【符号の説明】
1 ICソケット(電気部品用ソケット) 2 ICパッケ−ジ(電気部品) 3 ソケット本体 4 押えカバ− 6 コンタクトピン配設部 7 コンタクトピン 8 ガイド突起 15 押圧部材 19 押え片

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソケット本体の上面に電気部品が載置さ
    れる載置部が設けられ、該載置部の周囲には前記電気部
    品を案内するガイド突起が設けられ、該ガイド突起に案
    内されて前記載置部の上に載置された電気部品を、前記
    ソケット本体に枢着された押えカバーを閉止して押圧保
    持することにより、前記電気部品の下面に設けられた多
    数の接点端子を、前記載置部に多数配列されたコンタク
    トピンに押圧接触させるようにした電気部品用ソケット
    において、 前記ソケット本体に設けられたガイド突起は少なくとも
    1つとし、前記押えカバーが閉止されたときに、該電気
    部品の隅角部分を対角線方向に押圧して、当該隅角部分
    と対角線上の反対側の隅角部分を、前記ガイド突起に当
    接させる押圧手段を設けたことを特徴とする電気部品用
    ソケット。
  2. 【請求項2】 前記押圧手段は、前記電気部品の隅角部
    分を押圧する押圧部材が前記ソケット本体に設けられる
    と共に、前記押えカバーの閉止時に前記押圧部材を弾性
    変形させて前記隅角部分を押圧させる押え片を前記押え
    カバーに設けたことを特徴とする請求項1記載の電気部
    品用ソケット。
  3. 【請求項3】 前記押圧部材の先端部に、前記電気部品
    の隅角部分を押圧する絶縁性の押圧パッドを設けたこと
    を特徴とする請求項2記載の電気部品用ソケット。
  4. 【請求項4】 前記押え片をバネで形成したことを特徴
    とする請求項2又は3記載の電気部品用ソケット。
  5. 【請求項5】 前記押えカバーを開いたときに、前記押
    圧部材を前記電気部品の隅角部分から離間させる戻し部
    材を設けたことを特徴とする請求項2乃至4の何れか一
    つに記載の電気部品用ソケット。
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