JPH11261095A - 太陽電池モジュール、その製造方法、その設置方法及び太陽光発電システム - Google Patents

太陽電池モジュール、その製造方法、その設置方法及び太陽光発電システム

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JPH11261095A
JPH11261095A JP10059717A JP5971798A JPH11261095A JP H11261095 A JPH11261095 A JP H11261095A JP 10059717 A JP10059717 A JP 10059717A JP 5971798 A JP5971798 A JP 5971798A JP H11261095 A JPH11261095 A JP H11261095A
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solar cell
cell module
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module according
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JP10059717A
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English (en)
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Masaaki Matsushita
正明 松下
Masahiro Mori
昌宏 森
Kenji Takada
健司 高田
Ayako Shiozuka
綾子 塩塚
Meiji Takabayashi
明治 高林
Hidenori Shiozuka
秀則 塩塚
Satoshi Yamada
聡 山田
Ichiro Kataoka
一郎 片岡
Morio Kiso
盛夫 木曾
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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    • Y02B10/10Photovoltaic [PV]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy
    • Y02E10/548Amorphous silicon PV cells

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  • Photovoltaic Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 施工し易い太陽電池モジュール、その製造方
法、その設置方法及び太陽光発電システムを提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】 端子部を有する太陽電池モジュールに於
いて、太陽電池モジュールの受光面側又は側面側に、端
子部の種別又はその位置を識別する為の識別表示を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は太陽電池モジュー
ル、その製造方法、その設置方法及び太陽光発電システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、太陽電池モジュールの使用例は多
岐にわたり、その一つに屋根材一体型として用いられて
いる。生産現場ではこれらの光起電力素子あるいは太陽
電池モジュールの製造年月日、製造方法、定格、仕向け
先、型式などの情報は、個々の光起電力素子あるいは太
陽電池モジュールの管理ナンバーを付けて管理すること
が一般的である。従来の太陽電池モジュールは、受光面
側の発電領域のモジュール全面積に対する充填率を高く
するため、太陽電池モジュールの+、−の極性や管理ナ
ンバー等の情報は太陽電池モジュール裏面側に表示され
ていた。そのために以下のような問題が生じる場合があ
った。
【0003】生産現場では、管理ナンバー等の情報表示
を貼り付ける作業や検査時に太陽電池モジュールの管理
ナンバー等の情報表示を確認するために、太陽電池モジ
ュールを裏返さなければならなかった。その作業中に受
光面側の透明基板に傷を付けてしまうことがあり、製造
の歩留まりを下げていた。
【0004】また、端子の極性表示が裏面にあると以下
のような問題を生じる。図15bは、右側に+端子がある
横葺型の屋根材一体型太陽電池モジュールのみで屋根を
6段施工したものを示す。この場合、各段が同一方向の
極性の太陽電池モジュールの為、直列には長い接続ケー
ブルを要する。図15aは、極性の向きの異なる2種類の太
陽電池モジュールを作製し、段違いに配置することによ
り各段のモジュールを直列するための接続ケーブルを短
くすることができ、配線を簡易化することができる。こ
のようにモジュールの配線を簡易化するには、極性の向
きの異なる2種類の太陽電池モジュールが必要となる。
そこで設置作業時に受光面側から極性の向きを識別でき
なければ、太陽電池モジュールを裏返して極性を確認し
なければならず、設置作業が煩雑化してしまう。設置作
業を簡略化するためにも、太陽電池モジュールの受光面
側から極性表示を識別できることが強く望まれている。
【0005】また、長期に亘り屋外で使用していると、
台風などの強い風による飛来物で太陽電池モジュール表
面が傷付けられることも想定される。そのような傷付い
た太陽電池モジュールは安全性を考えた上で交換した方
が良い場合がある。その際に、事前に管理ナンバーから
傷付いた太陽電池モジュールの型式、コネクター型式を
確認し、葺き替え用の代替太陽電池モジュールの準備を
しなければならない。しかし、太陽電池モジュール受光
面側に管理ナンバー等の表示がなければ、屋根材を棟側
の段より傷ついた太陽電池モジュールの段まで取り外
し、管理ナンバーを確認しなければならない。このよう
な作業をしていては、葺き替え用の代替太陽電池モジュ
ールの入手までの間、屋根は一部解体された状態のまま
になってしまう。このような施工後のメンテナンスにお
いても、受光面側に識別表示を設けることが望まれてい
る。
【0006】以上述べたように受光面側に、文字・記号
・色・形状を識別表示として設けた太陽電池モジュール
が望まれている。
【0007】これらの問題に対して以下のような提案が
なされている。実公昭61−41261号公報には、太
陽電池において、光電変換領域に任意の文字・記号の貫
通パターンを設け、その貫通パターン部に所望の色の絶
縁体を充填させ、絶縁体と半導体層の色の違いにより、
任意の文字・記号を表示し、認識できる技術が記載され
ている。
【0008】特公平5−38464号公報には、色つき
の太陽電池モジュールが記載されている。当該太陽電池
モジュールは、太陽電池の発電に寄与する波長域の光を
透過するカラーフィルターと、前記フィルターを透過し
た光の一部が透過し、残りの光が四方に散乱するカラー
拡散層を太陽電池表面に設ける技術が記載されている。
【0009】実公平6−27964号公報には、太陽電
池素子とカラー散乱反射板をモザイク状に配置して、上
記モザイク状に配置されたカラー散乱反射板により、任
意の文字・記号などを表示、認識できる技術が記載され
ている。
【0010】実公平7−26849号公報には、透光性
絶縁基板上に形成された透明電極、非晶質シリコン層、
金属層の積層体からなる太陽電池において、前記積層体
からなる識別パターンを設ける技術が記載されている。
【0011】特開平8−204220号公報では、太陽
電池において、発電層表面の凹凸構造により反射方向お
よび反射率を部分的に変化させ任意の模様を目視できる
技術が記載されている。
【0012】特開平9−97918号公報では、文字・
記号を表示する太陽電池モジュールの被覆材の表面形状
と、隣接する領域の表面形状を異にすることにより受光
面側に文字・記号を表示する技術が記載されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来技術におい
ては、以下の技術的な課題が残されている。
【0014】実公昭61−41262号公報、実公平6
−27964号公報は、光起電力素子の発電領域内に非
発電領域を設け、非発電領域と発電領域の色の違いによ
って文字・記号を認識できるものである。発電領域の面
積が縮小した分の発電量が低下する。
【0015】実公平7−26849号公報では、識別用
パターンを設ける部分は、太陽電池部と同構成の積層体
からなり、エッチング等の別工程を経て識別表示を行な
う技術である。つまり、識別パターン部は発電領域とし
て機能できる部分を別処理で非発電領域としたものであ
る。上記技術と同じく、識別表示を行なうために発電領
域の面積を縮小した分発電量が低下する。
【0016】発電領域を縮小することなく任意の文字・
記号を表示する方法として、特公平5−38464号公
報に記載の色つき太陽電池モジュールが挙げられる。こ
の方法によれば、カラーフィルターとカラーフィルター
を透過した光の一部が透過し、残りの光を散乱するカラ
ー拡散層を設けることで任意の文字・記号を認識させて
いる。しかし、特公平5−38464号公報に明記され
ているように入射光の30〜50%を反射してしまうた
めに、発電量の低下は避けられない。
【0017】また、特開平8−204220号公報にお
いては、発電層表面の凹凸構造により反射方向および反
射率を部分的に変化させ表面反射光により文字・記号認
識を行なう方法が記載されている。特開平9−9791
8号公報では、文字・記号を表示する太陽電池モジュー
ルの被覆材の表面形状と、隣接する領域の表面形状を異
にすることにより受光面側に文字・記号を表示する技術
が記載されている。
【0018】これらの技術は発電量の減少を抑え、遠目
より文字・記号を確認することが可能であるが、情報を
高密度に集積できないために表示できる情報量が少ない
という問題が残る。また、文字・記号等を表示する領域
の被覆材の表面形状と、それに隣接する領域の被覆材の
表面形状を異にして一体形成するため、施工後、受光面
側に文字・記号等が表示されたままとなり、外観を損な
う。その上、製造時、余分な工程を踏まなければならな
い。このように従来の太陽電池モジュールは施工性にお
いて、時間がかかる、間違いが発生し易い、美観性を損
なう、といった問題があった。
【0019】本発明は、上述の事情に鑑みてなされたも
ので、美観性を損なわず、施工時の極性識別を容易にす
ることで太陽電池モジュールの種類や設置方向を正確に
容易に判断でき、そのことで施工時間の短縮化を実現す
ることを目的としている。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の太陽電池モジュ
ール及びその製造方法は、上記課題を解決するため、太
陽電池モジュールの受光面側又は側面側に前記端子部の
種別又はその位置を識別する為の識別表示を設けたこと
を特徴とする。
【0021】(作用)かかる構成により、太陽電池モジ
ュールの受光面又は側面側から正極及び/又は負極の端
子部の極性又はその位置を識別し易くなっているので、
製造時、端子部の種別又はその位置を確認する際、太陽
電池モジュールを裏返す必要が無くなるため容易に行う
ことができ、その上、2種類のモジュールが存在する時
その種類をも用意に判断することができる。これらによ
り製造ミスを減少させることができる。
【0022】前記識別表示の少なくとも一部は前記識別
部の周辺部と異なる色を有していることにより、識別表
示が周辺と同化するのを防ぎ、端子部の種別又はその位
置を識別し易くなっている。
【0023】識別表示が前記太陽電池モジュールを構成
する材料の一部の欠落によることにより、識別表示の形
を異ならせるので、端子部の種別又はその位置を識別し
易くなっているので、作業ミスを減少させることができ
る。
【0024】前記識別表示の少なくとも一部は前記識別
部の周辺から突出又は陥没していることにより、端子部
の種別又はその位置を識別し易くなっている。又、手で
触るだけでも判断でき、より識別が容易となる。
【0025】識別表示には識別文字又は識別記号が付さ
れていることにより、端子部の種別又はその位置を識別
し易くなっている。又、端子部の種別又はその位置の識
別以外の情報も持たせることが可能となり、その用途が
広い。
【0026】識別文字又は識別記号は太陽電池モジュー
ルの製造番号又は型番号を含むことにより、端子部の種
別又はその位置を識別するとともに、太陽電池モジュー
ルの特定や確認を容易に行うことができる。そうするこ
とで施工後の故障発生時、従来は太陽電池モジュールの
製造番号又は型番号が非受光面側に表示してあったの
で、太陽電池モジュール確認をすることが困難だった
が、識別表示として受光面側に表示することにより容易
に確認することが可能となる。
【0027】端子部は前記太陽電池モジュールの非受光
面側に配されていることによって、端子部を外部から守
り、ケーブルやコネクターの耐候劣化防止や、コネクタ
ー接続部に外力がかからないため、より信頼性が高い。
又、外観的にも優れる。
【0028】端子部を複数個有することによって、例え
ば長尺の太陽電池モジュールの両端に正極と負極を位置
させればそれらの直列化の時、隣接する正極と負極の接
続に必要なケーブルの長さは短くてすむ。これは太陽電
池モジュールのジョイント部付近で結線していくため、
施工しながらの結線が可能となりその施工性は高まる。
【0029】太陽電池モジュールの受光面には剥離可能
な保護フィルムを有し、識別表示は保護フィルム上に設
けられていることによって、受光面側から端子部の種別
又はその位置を識別することができる。保護フィルムは
普通受光面全体にわたり、貼付されるものであり、その
面積は大きい。そこに識別表示を設けることができるた
め、より大きく明確な識別表示を可能とする。また施工
後、保護フィルムは剥されるので外観を損なうことがな
い。このように美観性と施工性を向上させることが可能
となる。
【0030】太陽電池モジュールは設置時に隣接する太
陽電池モジュール又は部材と連結されるジョイント部を
有しており、該ジョイント部はその少なくとも一部が連
結時に隠蔽される隠蔽部を有することによって、太陽電
池モジュールはジョイント部を有することにより、多様
の施工法に応用可能であり、互いに接続するための部材
を新たに設ける必要がないので、コスト高を招来させる
ことなく、また一体的に形成されるため、結合強度、防
水性等を向上させることが可能となる。
【0031】識別表示は前記隠蔽部に設けられることに
よって、製造又は施工時は受光面側から端子部の種別又
はその位置を識別することができ、施工後は隠れるので
外観を損なうことはない。このように製造ミスを減少さ
せ、その上、施工性及び美観性に優れる。
【0032】太陽電池モジュールは光起電力素子を封止
材料により封止したものであり、識別表示は封止材料に
より封止されていることによって、端子部の種別又はそ
の位置の識別部は、耐候性を向上することができ、識別
部の成形は低コストで行うことができる。
【0033】光起電力素子は電気配線部を有し、電気配
線部上には電気配線被覆材が配されており、電気配線被
覆材が識別表示を兼ねることによって、受光面側から端
子部の種別又はその位置を識別することができ、識別部
の成形は低コストで行うことができる。例えば、太陽電
池モジュールの光起電力素子上の電気配線被覆材の寸法
又は形状を変えることによって端子部の種別又はその位
置の識別を容易にすることができる。その上、設置後、
美観性を損なうこともない。
【0034】太陽電池モジュールは建材一体型太陽電池
モジュールであることによって、太陽電池モジュールを
屋根として葺くことが可能となり、太陽電池設置架台が
必要でないため、その分のコストを低減することができ
る。
【0035】太陽電池モジュールを設置面に固定部材で
固定することによって、結合強度を向上させることがで
きる。
【0036】識別表示を設置時に設けることによって、
識別表示が設けられていない太陽電池モジュールでも、
端子部の種別又はその位置の識別が可能となり、設置時
の作業性を向上させ、設置ミスも減少させることができ
る。
【0037】前記識別表示を非発電領域に設けること
で、発電量の減少を伴わずに、太陽電池モジュールの情
報を受光面側から得ることができる。
【0038】前記識別表示が、バーコードパターン、2
次元コードパターンを印字または印刷することにより設
けることで小面積に情報を集積できるため、太陽電池モ
ジュールの外観を損なうことがない。
【0039】光起電力素子にバイパスダイオードとして
内蔵された半導体装置が機能するには前記半導体装置上
を遮光処理をしなければならない。そこで、遮光処理さ
れた前記半導体装置表面に識別表示を印字または印刷す
ることにより、光起電力素子上に設けられた非発電領域
を有効に使用して識別表示を設けることができる。ま
た、光起電力素子発電領域と前記半導体装置を銅箔など
の金属部材で接続する場合においても、前記金属部材上
に識別表示を印字または印刷することにより、光起電力
素子上に設けられた非発電領域を有効に使用することが
できる。
【0040】被覆材中の紫外線吸収剤により識別表示部
の光劣化が抑制される。即ち、長期にわたる屋外曝露に
おいても、太陽電池モジュールの識別が可能である。
【0041】
【発明の実施の形態】以下に本発明の太陽電池モジュー
ルその製造方法、その設置方法及び太陽光発電システム
の実施様態例について図を用いて説明する。尚、本発明
はこの例に限られるものではない。
【0042】図1は本発明の識別記号による識別表示が
設けられた屋根材一体型太陽電池モジュール101の傾視
図である。この例の場合、識別表示102は識別記号によ
るものであるが、特に限定されず、識別記号や文字以外
にも周辺部と異なる色を有する部分を設けたり、太陽電
池モジュールを構成する材料の一部を欠落させたり、周
辺部から突出又は陥没した部分を設けたりしても良い。
【0043】この太陽電池モジュール101は、補強板105
上にアモルファスシリコン光起電力素子103を封止材料1
04で絶縁封止し、極性を示す識別表示102が太陽電池モ
ジュール101の受光面側に設けられている構造になって
いる。但し、この例の場合、識別表示102を受光面側に
設けているが、側面側でも良い。
【0044】又、太陽電池モジュール101は設置時に隣
接する太陽電池モジュールと連結されるジョイント部10
7を有し、ジョイント部107は連結時に隠蔽される隠蔽部
108を有する。識別表示102は、隠蔽部上に設けられてい
るため設置後は隠れる。但し、この例の場合は、識別表
示は設置後隠れる部分に設けているが限定されず、設置
後隠れない部分などに設けても良い。
【0045】アモルファスシリコン光起電力素子103で
発生した電気は、太陽電池モジュール101の非受光面側
に設けられた端子部106からケーブル等で取出されてい
る。この太陽電池モジュール101の場合、2つある端子部
106のうち識別表示102が設けられている側が正極の端子
部106であり、それが受光面側から識別できるように、
識別表示102が表示されている。
【0046】(補強板)補強板は、太陽電池モジュール
の機械的強度を増すために、あるいは、温度変化による
そりを防止するため、及び屋根材一体型太陽電池モジュ
ールとしてジョイント部を有するために設ける。耐候性
および折り曲げ加工性に優れ、かつ、通常の金属屋根材
としても長期信頼性において実績のあるものが好まし
い。例えば、亜鉛メッキ鋼板、それらの上にさらにフッ
素樹脂や塩化ビニールなどの耐候性物質を有した鋼板、
ステンレス鋼板などが挙げられる。
【0047】(光起電力素子)本発明における光起電力素
子は、特に限定されないが、例えば単結晶、多結晶、化
合物、薄膜、非晶質などの半導体材料を用いた素子が挙
げられる。非晶質半導体光起電力素子の場合には、例え
ば導電性材料あるいは絶縁性材料からなる基板上に、裏
面電極層、透明導電層、n型半導体、真性半導体層、P
型半導体層および透明電極層を順に積層した層構造を有
するものが用いられ、光入射面となる最上層の透明電極
層上に、入射光を遮らないような枝状の集電電極を形成
した構成となっている。しかしながら特にこの構造に限
定されるものではない。
【0048】図16(a)及び(b)は本発明の太陽電池
モジュールに適用することができる光起電力素子の一例
で、導電性基板101上に裏面反射層102、半導体層103、
透明電極層104、端部に絶縁体105を介して設けられた複
数本の集電電極106、集電電極106に電気的に接続された
正極バスバー電極107、正極バスバー電極107が露呈する
ことを防ぎ且つ直列化接続の際に隣接する太陽電池モジ
ュール間でショートすることを防ぐ電気配線被覆材109
を有している。導電性基板1601の裏面には負極バスバー
1608が設けられる。
【0049】図17は図16の光起電力素子の直列化を説明
する図である。2つの光起電力素子1701、1711を治具上
に裏向きに配置し、所望の間隔を開け、光起電力素子固
定テープ1702にて仮固定を行なう。その後、一方の正極
バスバー1703および電気配線被覆部材1705を他方の光起
電力素子1711の裏面にのせる。正極バスバー1703を負極
バスバー1714に半田1706で電気的に接続する。最後に、
+側の光起電力素子からはみ出した正極バスバーのみを
切り落とす。
【0050】(封止材料)本発明における太陽電池モジュ
ールの受光面側を構成し太陽電池素子を保護する透明な
被覆材としては、特に制限はないが、例えば透過性が良
く耐候性のあるガラス板や屋根材一体型の太陽電池モジ
ュールでは、耐候性の透明フィルム、充填剤及びガラス
繊維から構成されるものが挙げられる。耐候性の透明フ
ィルムは、特に制限はないが耐候性、機械的強度や透明
性などを考慮すると、フッ素樹脂フィルムが好ましく、
無延伸型のエチレンーテトラフロロエチレンの共重合体
フィルムが更に好ましい。充填剤としては、例えばエチ
レンー酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリビニルブチロ
ール、シリコーン樹脂などが挙げられるが、これに限ら
れるものではない。
【0051】(端子部)本発明の太陽電池モジュールの
端子部とは、例えば正極又は負極の出力端子、又は太陽
電池モジュールが外郭導体部を有する時のアース端子で
ある。出力端子の場合には、端子箱により保護された構
成となっている場合もある。端子部の構成やそこに使用
される端子箱の材料は、特に限定されるものではない。
端子箱の材質は、例えばポリカーボネートを用いると、
機械強度的にも、耐熱性においても所望のものが得ら
れ、非常に好適である。端子箱のモジュールへの取付方
法も特に限定されるものではなく、例えばエポキシ樹脂
など種々の接着剤を用いる方法、あるいは機械的に取り
付ける方法もあるが、上述のように、シリコン接着剤を
用いると、その接着力および耐熱性に優れているため、
非常に好適である。
【0052】(保護フィルム)保護フィルムとは施工完
了までの間に太陽電池モジュールが傷つくことを防止す
るために設けられているフィルムである。材料としては
太陽電池モジュールに貼り付けた後に剥離可能な粘着性
フィルムであれば何れでも良い。例えば、基材がポリエ
チレンフィルム、粘着材がアクリル系粘着材にアクリル
系粘着剤を用いたポリエチレン保護シートが挙げられ
る。また、粘着性フィルムの色は無色透明であっても、
色付きのものであっても何でも良い。
【0053】(電気配線被覆材)電気配線被覆材は、太陽
電池素子の配線材料を被覆することによって、配線部の
保護及び太陽電池モジュールの美観性を保つために用い
ている。本発明における電気配線被覆材としては、ポリ
エチレンテレフタレート(PET)フィルムの両側にE
VAを一体積層したEVA/PET/EVAのフィルム
が好ましいが、これに限定されるものではない。
【0054】(光起電力素子固定テープ)光起電力素子
固定テープ1702は、光起電力素子を一定間隔に保持する
ために設けれ、基材と粘着材からなる。基材としては、
座屈しない強度が求められる。光起電力素子固定テープ
1702に識別表示を設ける場合には、長期期間にわたって
識別表示を保持するために、これら基材および粘着材が
光により黄変しない耐侯性が求められる。基材材料はフ
ッ素樹脂フィルム、ポリエチレンテレフタレート等が挙
げられる。基材の表面は印字、印刷し易いようにコロナ
処理、プラズマ処理、インク易接着処理することが好ま
しい。粘着剤としてはアクリル系、ゴム系、シリコーン
系、ポリビニルエーテル系等が挙げられる。
【0055】(モジュール化)本発明が適合しうる太陽
電池モジュールの形態として、結晶セル、薄膜セル又は
多結晶セルを用いたモジュールなどがあるが、特に限定
はない。図18は本発明を適用することが出来る太陽電池
モジュールの一例である。光起電力素子群を被覆するに
は、ラミネート装置上に裏面部材1806、裏面封止材
1804、裏面絶縁材1805、裏面封止材1804、
次いで光起電力素子群1801を受光面が上を向くよう
に積層し、更に表面保護強化材1807、表面封止材1
802、表面部材1803を順次積層しこれらの材料を
互いに加熱・圧着する。
【0056】これらの被覆材料において、光起電力素子
と重ならない部分に識別表示を設けても良い。表示方法
としては、直接に印字または印刷する方法、識別表示部
材を配置する方法、切り欠きを入れる方法等が挙げられ
る。
【0057】直接印字する方法としては、熱転写、ドッ
トインパクト、電子写真、印刷、インクジェット等の方
法がある。太陽電池モジュールの最表面側に識別表示を
印字または印刷する場合は、カーボンブラック等の耐侯
性の高い顔料を含むインクで印刷することが好ましい。
また、表面封止材302は、ラミネーション時に溶融し
流れるために印字または印刷した表示がぼやけて識別し
にくいために、識別表示部材を設ける方が好ましい。表
面部材303、裏面絶縁材305、裏面部材306表面
は、印字または印刷しやすいようにコロナ処理、プラズ
マ処理、インク易接着処理を行なっても良い。
【0058】識別表示部材を配置する方法としては、何
れの被覆材に挟み込んでラミネーションしても良い。こ
の際、識別表示部材がズレて光起電力素子群を重なるこ
とを防止するため、識別表示部材に粘着剤を配置し、各
ラミネーション材料に仮固定することも可能である。ま
た、表面封止材302と同様な樹脂を用いて、ラミネー
ション工程により表面部材303上に識別表示用部材を
加熱圧着より固定してもよい。太陽電池モジュール最表
面に粘着剤で固定することも可能であるが、耐侯性と強
い粘着特性を有することが望まれる。好適にはシリコー
ン粘着剤が用いられる。識別表示用部材の基材としては
耐侯性の高いフッ素樹脂や金属蒸着したポリエチレンテ
レフタレート、金属箔が好ましい。
【0059】レーザーマーキングにより、表面封止材3
03、裏面絶縁材305、裏面部材306に直接印字す
ることも可能であるが、太陽電池モジュールの安全上の
面から各被覆材料を貫通しないように印字する必要があ
る。
【0060】プレス機等により裏面部材306を塑性変
形させて印字しても良い。
【0061】(ジョイント部)本発明のジョイント部と
は、複数の太陽電池モジュールを屋根に隣接して設置す
る際、太陽電池モジュールを屋根の設置用架台又は隣接
する太陽電池モジュールに連結固定又は接続するため
に、太陽電池モジュールの端部などに設ける嵌合部分の
事である。嵌合部には、モジュール連結固定時に隠蔽さ
れる隠蔽部を有する事が望ましい。
【0062】(端子部の種別又はその位置を識別する為
の識別表示)識別表示とは、前記端子部の位置や端子部
が正極の出力端子、負極の出力端子あるいはアース端子
であるかの端子部の種別を認識する為のものである。識
別表示としては例えば、識別部の周辺部と異なる色を有
する部分を設ける、識別部と異なった形を有する部分を
設ける、識別部の周辺部から突出又は陥没している部分
を設ける、識別文字又は識別記号が付されている部分を
設ける等が挙げられる。
【0063】また、正極バスバー1607の表面、または前
述の電気配線被覆部材1609の表面にバーコード等の識別
表示1610を設けることが出来る。
【0064】また、絶縁部材1609上に熱転写、ドットイ
ンパクト、電子写真、印刷、インクジェット等の方法に
より識別表示1610を設けることが可能である。図16
(c)に示すように、黒色系の電気配線被覆部材1609を
使用し、バーコードパターン1610を淡色のインクをネガ
パターンで設けることが望ましい。用いられるインクと
しては水系、溶剤系とも可能であるが、溶剤系のインク
の方が速乾性があり生産ラインへの適合性が高いのでよ
り好ましい。用いられる溶剤としては、ケトン系、アル
コール系の溶剤が挙げられる。
【0065】光起電力素子を直列化接続した状態を受光
面側から見た図を図17(b)に示す。電気配線被覆部材
1705の端に識別表示を設けた場合、+側端子の光起電力
素子以外の識別表示は隣接する光起電力素子下に回り込
むために受光面側からは見えない。図の左端に配置され
る+端子側の光起電力素子上の識別表示1720のみが目視
でき、それにより極性を判別することが可能となる。
【0066】本発明の太陽電池モジュールを作成する必
須の構成部材以外の基材に識別表示を印字または印刷し
てもよい。図16dに示すように予め識別表示を上記基材
に熱転写、ドットインパクト、電子写真、印刷、インク
ジェット等の方法により印字または印刷し識別表示部材
1611を作製し、非発電領域部に配置する。前記基材とし
ては、製造時の加熱に耐えうる耐熱性を有していること
が望まれる。例えば、ポリエチレンテレフタレート、フ
ッ素フイルム、シリコーン樹脂フイルム、金属箔等が用
いられる。前記基材の印字または印刷される面は、コロ
ナ処理、プラズマ処理、インク易接着処理をすることが
好ましい。また、識別表示部材1611の裏面に粘着剤を塗
布し、光起電力素子の発電領域にずれないように所望の
位置に仮固定しても良い。このときの粘着剤としては、
電気配線被覆部材1609の説明と同様のものでよい。
【0067】また図17(c)に示すように、光起電力素
子固定テープ1702上に認識用表示を設けてもよい。光起
電力素子固定テープ1702の基材に対して識別表示をネガ
となるように印字または印刷する。裏面部材が黒色系の
場合、淡色でネガパターンを設けることが好ましい。
【0068】また図18に示した被覆材料において、光起
電力素子と重ならない部分に識別表示を設けても良い。
表示方法としては、直接に印字または印刷する方法、識
別表示部材を配置する方法、切り欠きを入れる方法等が
挙げられる。
【0069】直接印字する方法としては、熱転写、ドッ
トインパクト、電子写真、印刷、インクジェット等の方
法がある。太陽電池モジュールの最表面側に識別表示を
印字または印刷する場合は、カーボンブラック等の耐侯
性の高い顔料を含むインクで印刷することが好ましい。
また、表面封止材1802は、ラミネーション時に溶融
し流れるために印字または印刷した表示がぼやけて識別
しにくいために、識別表示部材を設ける方が好ましい。
表面部材18018、裏面絶縁材1805、裏面部材1
806表面は、印字または印刷しやすいようにコロナ処
理、プラズマ処理、インク易接着処理を行なっても良
い。
【0070】識別表示部材を配置する方法としては、何
れの被覆材に挟み込んでラミネーションしても良い。こ
の際、識別表示部材がズレて光起電力素子群を重なるこ
とを防止するため、識別表示部材に粘着剤を配置し、各
ラミネーション材料に仮固定することも可能である。ま
た、表面封止材1802と同様な樹脂を用いて、ラミネ
ーション工程により表面部材1803上に識別表示用部
材を加熱圧着より固定してもよい。太陽電池モジュール
最表面に粘着剤で固定することも可能であるが、耐侯性
と強い粘着特性を有することが望まれる。好適にはシリ
コーン粘着剤が用いられる。識別表示用部材の基材とし
ては耐侯性の高いフッ素樹脂や金属蒸着したポリエチレ
ンテレフタレート、金属箔が好ましい。
【0071】レーザーマーキングにより、表面封止材1
803、裏面絶縁材1805、裏面部材1806に直接
印字することも可能であるが、太陽電池モジュールの安
全上の面から各被覆材料を貫通しないように印字する必
要がある。
【0072】プレス機等により裏面部材1806を塑性
変形させて印字しても良い。
【0073】(太陽光発電システム)本発明の太陽光発
電システムは、太陽電池モジュールを直列接続し所望の
電圧を得るように構成する。この太陽電池モジュールの
直列体を、一般的にストリングと呼ぶ。このストリング
のいくつかを並列に接続し、発電規模が希望値となる太
陽電池アレイを構成する。太陽電池アレイに周辺の制
御、保護、接続のための電力変換装置等の各構成部が加
えられて、太陽光発電システムが構成されている。
【0074】
【実施例】以下に実施例により本発明を詳述するが、本
発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0075】(実施例1)本実施例は、ステンレス基板上
に作成した非晶質シリコン太陽電池素子を用いた識別表
示を有する屋根材一体型太陽電池モジュールを64枚、切
妻型の屋根に設置する例である。
【0076】図2は本実施例1で記載している屋根材一体
型太陽電池モジュール201に極性識別部を設け切妻型の
屋根202に設置した図である。本例で用いる太陽電池モ
ジュールは、右端に正極端子を有する太陽電池モジュー
ル203と 左端に正極端子を有する太陽電池モジュール20
4の2種類用いる。
【0077】図3は本実施例で記載している識別表示を
設けた屋根材一体型太陽電池モジュールの右端に正極端
子を有する太陽電池モジュール301及び左端に正極端子
を有する太陽電池モジュール302の傾視図である。設置
に先立ち、右端に正極端子を有する太陽電池モジュール
である半数の32枚の太陽電池モジュールの受光面側に
は、周辺部とは色が異なる青色の識別ラベル303が貼ら
れ、また、残りの左端に正極端子を有する太陽電池モジ
ュールである半数には、周辺部とは色が異なる赤色の識
別ラベル304が貼られている。
【0078】施工の際には、受光面側から端子部の種別
又はその位置を識別することができるので、確認が容易
に行え、施工時間を短縮することができ、その上、施工
ミスもなく、施工の作業性が非常に良い。また、設置終
了後、識別表示が隠蔽部に設けられているので、太陽電
池モジュールの外観を損なうことはない。
【0079】(実施例2)本実施例は、受光面側に端子部
の位置識別表示を付した単結晶シリコン太陽電池モジュ
ールにおいて、1ストリングあたり24直列、全3ストリン
グを並列接続したアレーを設置する例について説明す
る。
【0080】図4は本実施例2で記載している端子部401
の位置を表示した太陽電池モジュール402を切妻型の屋
根403に設置した図である。本例で用いる太陽電池モジ
ュールは、端子部が棟側に設ける型である。逆になると
コネクターが届かなくなるため施工方向は正しく行う必
要がある。端子部のある側の受光面側に識別表示として
シール404が付してある。
【0081】設置の際、受光面側から端子部の位置が識
別できるので、端子部の位置確認が容易に行え、施工時
間を短縮することができ、その上施工ミスもなく、施工
の作業性が非常に良い。
【0082】(実施例3)本実施例は、太陽電池モジュー
ルの受光面側に端子部の種別を識別する為の識別表示を
設け、その端子部がアース端子を備えた例である。
【0083】図5は、本実施例で記載している受光面側
に端子部の種別を識別する為の識別表示501を設けた太
陽電池モジュール502の図である。本例で用いる太陽電
池モジュールは、正極及び負極の端子部503,504を非受
光面側に有し、負極の端子部504からアース線505が伸び
ている左端に正極端子を有する太陽電池モジュール506
を用いる。
【0084】この極性識別表示501及び端子部503,504
は、施工時、極性識別表示501を受光面側に有するので
極性識別がし易く、他の場所にアース端子を設ける必要
が無いので作業性を向上させることができ、生産コスト
を低減させることが可能となる。また、設置終了後、識
別表示が隠蔽部に設けられているので、太陽電池モジュ
ールの外観を損なうことはない。
【0085】(実施例4)本実施例は、アモルファスシリ
コン太陽電池モジュール601を1ストリング602あたり16
直列、全5ストリングを並列接続したアレーを設置する
例について説明する。
【0086】図6は本実施例で記載しているアモルファ
スシリコン太陽電池モジュール601を並列接続したアレ
ーを設置した透視図である。本実施例に用いる太陽電池
モジュールは、極性の位置の違いにより2種類ある。そ
の違いにより補強板の裏面色を変えてある。そのためジ
ョイント部503を作成するとき、この補強板の一部はロ
ールフォーマー加工により折り曲げられ、一部が受光面
側になるため、その色が確認できる。また、そのジョイ
ント部になる補強板の裏面側は、連結時に隠蔽される構
造になっている。
【0087】図7は本実施例3における1ストリング中の1
段目及び3段目に配置する裏面が青色の補強板703を有す
る右端に正極端子を有する太陽電池モジュール701、2段
目と4段目には裏面が赤色の補強板704を有する左端に正
極端子を有する太陽電池モジュール702の図である。
【0088】上記の通りジョイント部705、706の色が違
うため受光面側から容易に極性が識別できる。そのため
設置の際、段により色が統一されるので太陽電池モジュ
ールの極性識別が容易で、作業ミスもなくす事ができ作
業能率を向上させることが出来る。施工終了後はジョイ
ント部705,706は隠れるので、太陽電池モジュールの外
観上の問題はない。
【0089】(実施例5)本実施例は、この発明の一実施
例である屋根材一体型の太陽電池モジュールにおいて、
受光面側に極性識別表示しておりこの識別表示に製造番
号又は型番号を付した例である。
【0090】図8は本実施例で記載している屋根材一体
型の太陽電池モジュール801の受光面側に識別表示802及
び製造番号803を付した図である。本例で用いる太陽電
池モジュールは、正極又は負極の端子部を非受光面側に
有する右端に正極端子を有する太陽電池モジュールと左
端に正極を有する太陽電池モジュールの2種類用いる。
この識別表示は、製造過程の途中で付されるので梱包の
際、太陽電池モジュール確認を容易に行うことができ極
性別に識別することも容易である。施工時も、識別表示
を受光面側に有するので太陽電池モジュール確認及び極
性識別がし易くなっているので施工スピーディーさを向
上させ、施工ミスを防ぐことができるので施工性を向上
させることが可能となる。また施工後太陽電池モジュー
ルがメンテナンスを必要とするときなど、そのままの状
態で太陽電池モジュールを特定することができる。
【0091】(実施例6)本実施例は、屋根材一体型の太
陽電池モジュールの受光面に剥離可能な保護フィルムを
有し、その保護フィルムに識別表示を備えた例である。
【0092】図9は、本実施例で記載している屋根材一
体型の太陽電池モジュールの受光面に識別表示を備えた
保護フィルム901、902を付した屋根材一体型太陽電池モ
ジュール903を64枚、切妻型の屋根904に施工した図であ
る。本例で用いる太陽電池モジュールは、正極及び負極
の端子部を非受光面側に有する右端に正極を有する太陽
電池モジュール905と左端に正極を有する太陽電池モジ
ュール906の2種類用いる。
【0093】図10は、本実施例における右端に正極を有
する太陽電池モジュール1001に青色の保護フィルム100
3、左端に正極を有する太陽電池モジュール1002に赤色
の保護フィルム1004を設けた図である。
【0094】施工時、識別表示を受光面側に有するので
極性識別がし易くなっているので施工スピーディーさを
向上させ、施工ミスを防ぐことができるので施工性を向
上させることができる。また施工後、保護フィルムは剥
がされるので外観を損なうことがない。このように美観
性も向上させることが可能となる。
【0095】(実施例7)本実施例は、屋根材一体型太
陽電池モジュールの受光面側に剥離可能な保護フィルム
を有し、その保護フィルム上に色付きシールによる識別
表示を備えた例である。
【0096】本実施例における太陽電池モジュールの構
成は、実施例1と同様である。
【0097】図11は、本実施例における右端に正極を有
する太陽電池モジュール1101の受光面側の保護フィルム
上1102に識別表示として赤色の色付きシール1103を貼付
した図である。
【0098】施工時、識別表示を受光面側に有するので
極性識別がし易くなっているので施工スピーディーさを
向上させ、施工ミスを防ぐことができるので施工性も向
上させることができる。また、施工後、保護フィルムは
剥がされるので外観を損なうことはない。
【0099】(実施例8)本実施例は、屋根材一体型太
陽電池モジュールを構成する材料の一部の欠落による識
別表示を設けた例である。
【0100】本実施例における太陽電池モジュールの構
成は、実施例1と同様である。
【0101】図12は、本実施例における右端に正極を有
する太陽電池モジュール1201のジョイント部1202の一部
に識別表示として欠落部1203を設けた図である。
【0102】施工時、識別表示は受光面側のジョイント
部の形状を異ならせる事によって極性を識別しているの
で、識別し易く、施工スピーディーさを向上させ、施工
ミスを防ぐことができる。また、施工後、識別表示を設
けたジョイント部は隠蔽されるので外観を損なうことは
ない。
【0103】(実施例9)本実施例は、屋根材一体型太
陽電池モジュールを構成する材料の一部が陥没すること
によって極性を識別する例である。
【0104】本実施例における太陽電池モジュールの構
成は、実施例1と同様である。
【0105】図13は、本実施例における右端に正極を有
する太陽電池モジュール1301のジョイント部1302に識別
表示として陥没部1303を設けた図である。
【0106】施工時、識別表示は受光面側のジョイント
部の一部を陥没させる事によって極性を識別しているの
で、識別し易く、施工スピーディーさを向上させ、施工
ミスを防ぐことができる。また、施工後、ジョイント部
は隠蔽されるので外観を損なうことはない。
【0107】(実施例10)本実施例は、屋根材一体型太
陽電池モジュールを構成する光起電力素子の電気配線部
上に配されている電気配線被覆材が識別表示を兼ねる例
である。
【0108】本実施例における太陽電池モジュールの構
成は、実施例1と同様である。
【0109】図14は、本実施例における右端に正極を有
する太陽電池モジュール1401及び左側に正極を有する太
陽電池モジュール1402の光起電力素子上に配されている
電気配線被覆材1403が識別表示1404を兼ねている図であ
る。
【0110】施工時、識別表示は受光面側の電気配線被
覆材の長さを変えることによって端子部の種別を識別し
ているので、識別し易く、施工スピーディーさを向上さ
せ、施工ミスを防ぐことができる。また、識別表示の形
成は低コストで行うことができ、施工後、外観を損なう
ことはない。
【0111】(実施例11)本例では太陽電池モジュー
ルの電気配線被覆部材に識別表示を設けた例である。以
下、図16に示す光起電力素子の作成から説明する。
【0112】(集電電極の作製)集電電極1606を構成す
る金属ワイヤーとしては100mmφの銅ワイヤーを使
用し、以下の処方により導電性樹脂を作製した。溶剤と
して酢酸エチル2.5g、IPA2.5gの混合溶剤を分散シェー
ク瓶に入れた。次に主剤となるウレタン樹脂を22.0gを
前記シェーク瓶に加えボールミルで十分撹拌した。次
に、ブロックイソシアネートを1.1g、分散用ガラスビー
ズ(1mmφ)10gを前記溶液に加えた。次に導電性粒
子として平均一次粒子径が0.05μmのカーボンブラック
2.5gを前記溶液に加えた。材料を投入したシェーク瓶を
ペイントシェーカーにて10時間分散 した。でき上がっ
たペーストから分散用ガラスビーズを取り除いた。次に
ワイヤーコート機を用いて上記導電性樹脂を銅ワイヤー
に以下の方法に よりコーティングした。まず、送りだ
しリールに銅ワイヤーを巻いたリールを設置し、巻き取
りリールに向けて銅ワイヤーを張り、コーターに導電性
樹脂を注入し、巻き取りながらコーティングを行なっ
た。
【0113】(半導体層1603の作製)洗浄したステンレ
ス基板1601上に、スパッタ法で裏面反射層1602としてA
l層(膜厚5000Å)とZnO層(膜厚5000Å)
を順次形成する。ついで、プラズマCVD法により、S
iH4とPH3とH2の混合ガスからn型a−Si層を、
SiH4とH2の混合ガスからi型a−Si層を、SiH
4とBF3とH2の混合ガスからp型微結晶μc−Si層
を形成し、n層膜厚150Å/i層膜厚4000Å/p
層膜厚100Å/n層膜厚100Å/i層膜厚800Å
/p層膜厚100Åの層構成のタンデム型a−Si光電
変換半導体層を形成した。次に、透明導電層1604とし
て、In2O3薄膜(膜厚700Å)を、O2雰囲気下で
Inを抵抗加熱法で蒸着する事によって形成した。
【0114】(識別表示の作製)図16(c)に示すよう
に、電気配線被覆部材1610(黒PET100μm/アク
リル粘着剤 30μm)上にインクジェットプリンター
を用いて、白インクでバーコード1610を印字した。
【0115】(太陽電池モジュールの作成) 上記で得られた透明導電層1604(356mm×239
mm)の受光面側に塩化第二鉄を主成分とするエッチン
グペーストと市販の印刷機を用いて発電領域が800c
m2になるように該透明導電層1604の一部を除去し、不
図示の発電領域と非発電領域を形成した。 基板1601の裏面に硬質銅100μmを負極バスバー16
08としてレーザー溶接して設けた。 前記非発電領域に絶縁接着体1605(50μm/ポリイ
ミド25μm/シリコーン粘着剤25μm/ポリエチレ
ンテレフタレート75μm/シリコーン粘着剤50μ
m)をポリイミドが受光面側の非発電領域に配置される
ように接着した。 集電電極1606を5.5mm間隔で張り配置し端部を前
記絶縁層で固定した。 正極バスバー1607として銀メッキした硬質銅(厚さ1
00μm、幅5.5mm)を集電電極1606及び接着体16
05上に配置した。 集電電極1606を透明導電層1604と接着させるために2
00℃、圧力1kg/cm2、1分間で加熱圧着を行っ
た。 集電電極1606と正極バスバー1607をより接着させるた
めに正極バスバー上を200℃、圧力5kg/cm2、
15秒間で加熱圧着を行った。かくして所望の光起電力
素子を得た。 正極バスバー1607上に前述のバーコード1610が印刷さ
れた電気配線被覆部材1609を設けた。
【0116】(半導体装置の取付け)バイパスダイオー
ドとして機能する半導体装置を光起電力素子裏面側に配
置し、ダイオードのP側に接続された外部接続用端子を
光起電力素子裏面の負極バスバーに半田で接続し、ダイ
オードのN側に接続された外部接続用端子をバスバーに
半田で接続し電気的な導通を確保した。以上の工程によ
り、図16(b)のような光起電力素子を30個作製し
た。
【0117】(光起電力素子群の作製)10個の光起電
力素子を光起電力素子間隔が2mm(光起電力素子Aと
その光起電力素子と隣接するように配置されたとなるよ
うに治具上に裏向きにして等間隔に並べた。図17(a)
に示すように、正極バスバー1703を一方の光起電力素子
の負極バスバー1714に半田1706により電気的に接続し
た。このようにして作製した光起電力素子群を図18に示
すようにモジュール化した。
【0118】(実施例12) (識別表示の作製)図16(d)に示すように、白PET
フイルム 50μm/粘着剤 30μmの識別用部材1611
上にインクジェットプリンターを用いて、黒インクでバ
ーコードを印字した。次に、+側になる光起電力素子の
電気配線被覆部材1609上に該識別用部材1611を配置し
た。上記以外は実施例11と同様に作製した。
【0119】(実施例13) (識別表示の作製)図17(c)に示すように、光起電力
素子固定テープ1702上にインクジェットプリンターを用
いて、白インクでバーコード1707を印字した。上記以外
は実施例11と同様に作製した。
【0120】(実施例14) (光起電力素子および半導体装置部の作製)実施例11
の(光起電力素子の作製)を以下のように変更し、
の作業を加えた。 正極バスバーとして銀メッキした硬質銅(厚さ100
μm、幅5.5mm)を集電電極及び接着体上に配置し
た。このとき、一方の銀メッキした硬質銅を絶縁層端よ
り5mmの間隔をあけて配置する。 絶縁層上の銀メッキした硬質銅を配置していない部分
にバイパスダイオードとしての半導体装置を絶縁層の粘
着剤上に設ける。前記半導体装置のN側を光起電力素子
の正極バスバーに接属し、前記半導体装置のP側を光起
電力素子の可とう性基板に銅箔を用いて接続した。次
に、前記半導体装置上に識別用バーコードを白インクで
印字した黒PETフイルム50μmを配置した。以上の
工程により、光起電力素子上にバイパスダイオードとし
て機能する半導体装置を設けた。
【0121】
【発明の効果】本発明の太陽電池モジュール、その製造
方法、その設置方法及び太陽光発電システムによれば、
次のような効果が得られる。
【0122】(1) 従来、太陽電池モジュールの施工時、
極性又は位置を確認する際、非受光面側を確認しなけれ
ばならなかったため、確認に時間を要したが、正極及び
/又は負極の端子を極性又はその位置を識別するための
識別表示を受光面側又は側面側に設けることにより、施
工中は太陽電池モジュール確認にかかる時間を短縮する
ことができるので施工性を向上させることができる。
【0123】(2) 前記識別表示を周辺の周辺部と異なる
色を有する部分を設けたり、太陽電池モジュールを構成
する材料の一部を欠落させたり、周辺部から突出または
陥没した部分を設けることにより、明確に判断できる識
別表示を提供することができる。
【0124】(3) 前記太陽電池モジュールの前記識別表
示には太陽電池モジュールの製造番号又は型番号を付す
ことにより、施工性を上げるだけでなく施工後、見える
ところに配置すれば太陽電池モジュールのロット、履歴
などの確認を容易にすることができる。このため施工
後、故障があったとしても屋根を剥がすことなく、その
太陽電池モジュールのロットをすぐ知ることができ、そ
の確認が容易である。
【0125】(4) 前記識別表示を、太陽電池モジュール
表面への損傷を受けないよう保護するために設けられた
剥離可能な保護フィルム上に表示することにより、その
保護テープは受光面全面にわたって貼られておりそこに
識別表示を設けることによって、より大きく分かりやす
い極性識別表示が実現できる。また、施工後は、剥すの
で外観を損なうことはなくなる。
【0126】(5) 前記太陽電池モジュールは設置時に隣
接する太陽電池モジュール又は部材と連結されるジョイ
ント部を有し、前記ジョイント部はその少なくとも一部
が連結時に隠蔽される部分に識別表示を設けることによ
って、施工後識別表示は隠れるので、外観を損なわずに
施工することができる。
【0127】(6) また本発明によれば、太陽電池モジ
ュール受光面側に識別用の文字・記号・色・形状などの
表示を行なうために光起電力素子の発電領域を縮小させ
る必要がないので、太陽電池モジュールの発電量を低下
させることはない。また、これらの識別表示をバーコー
ドとすることで、小面積に情報を蓄積することができ、
太陽電池モジュールの工程管理、品質管理が容易とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を代表する受光面側に識別表示を備え
た屋根材一体型太陽電池モジュールの傾視図である。
【図2】本発明の実施例1で記載している屋根材一体型
太陽電池モジュールに色の違いによる識別表示を設け切
妻型の屋根に設置した図である。
【図3】本実施例1で記載している識別表示を設けた屋
根材一体型太陽電池モジュールの図2における屋根材一
体型太陽電池モジュールを1モジュール拡大した図であ
る。
【図4】本実施例2で記載している極性端子の位置を表
示した太陽電池モジュールを切妻型の屋根に設置した図
である。
【図5】本発明の実施例3で記載している屋根材一体型
太陽電池モジュールに識別表示を設け、端子部がアース
端子を備えた太陽電池モジュールの図である。
【図6】本発明の実施例4で記載しているアモルファス
シリコン太陽電池モジュールに補強板の色の違いによる
識別表示を設け屋根に施工している図である。
【図7】図6における屋根材一体型太陽電池モジュール
を拡大した図である。
【図8】本発明の実施例5で記載している屋根材一体型
太陽電池モジュールの受光面側に極性識別表示および製
造番号を付した図である。
【図9】本発明の実施例6で記載している屋根材一体型
太陽電池モジュールの受光面側に極性識別表示を備えた
保護フィルムを付し、切妻型の屋根に設置した図であ
る。
【図10】本発明の実施例6における右端に正極端子を
有する太陽電池モジュールと左端に正極端子を有する太
陽電池モジュールの図である。
【図11】本発明の実施例7における右端に正極を有す
る太陽電池モジュールの受光面側の保護フィルム上に識
別表示として赤色の色付きシールを貼付した図である。
【図12】本発明の実施例8における右端に正極を有す
る太陽電池モジュールのジョイント部の一部に識別表示
として欠落部を設けた図である。
【図13】本発明の実施例9における右端に正極を有す
る太陽電池モジュールのジョイント部に識別表示として
陥没部を設けた図である。
【図14】本発明の実施例10における右端に正極を有
する太陽電池モジュールおよび左側に正極を有する太陽
電池モジュールの光起電力素子上に配されている電気配
線被覆材が識別表示を兼ねている図である。
【図15】(a)は本発明の端子位置の異なる2種類の
太陽電池モジュールを用いた太陽電池ストリング、
(b)は従来の端子位置の同一の太陽電池モジュールの
みを用いた太陽電池ストリングである。
【図16】本発明の太陽電池モジュールに適用できる光
起電力素子の一例で、(a)は断面図、(b)は上面
図、(c)は電気配線被覆部材1609に識別表示16
10を設けた例、(d)は電気配線被覆部材1609と
は別体の識別表示部材1611を設けた例である。
【図17】(a)は本発明の太陽電池モジュールに適用
できる光起電力素子群を裏面から見た図、(b)は光起
電力素子群、(c)は光起電力素子固定テープ1702
に識別表示1707を設けた例である。
【図18】本発明の太陽電池モジュールの一例の断面
図。
【符号の説明】 101、402、502、601、801、903 太
陽電池モジュール 102、501、802、1404 識別表示 103 光起電力素子 104 被覆材 105 補強板 106、503、504 端子部 108 隠蔽部 201 屋根材一体型太陽電池モジュール 202、303、904 切妻型の屋根 203、301、701、905、1001、110
1、1201、1301、1401 右端に正極を有す
る太陽電池モジュール 204、302、506、702、906、1001、
1402 左端に正極を有する太陽電池モジュール 303 青色の色別ラベル 304 赤色の色別ラベル 401 端子部 404 識別表示のシール 602 1ストリング 107、603、705、706、1202、1302
ジョイント部 703 裏面が青色の補強板 704 裏面が赤色の補強板 803 製造番号 901、902 保護フィルム 1003 青色の保護フィルム 1004 赤色の保護フィルム 1103 色付きシール 1203 欠落部 1303 陥没部 1403、1609、1715 電気配線被覆材 1610、1720、1707 識別表示(バーコー
ド) 1611 識別表示部材 1702 光起電力素子固定テープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩塚 綾子 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 高林 明治 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 塩塚 秀則 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 山田 聡 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 片岡 一郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内 (72)発明者 木曾 盛夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (47)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端子部を有する太陽電池モジュールに於
    いて、前記太陽電池モジュールの受光面側又は側面側に
    前記端子部の種別又はその位置を識別する為の識別表示
    を設けた事を特徴とする太陽電池モジュール。
  2. 【請求項2】 前記端子部が正極及び/又は負極の出力
    端子であることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池
    モジュール。
  3. 【請求項3】 前記端子部がアース端子であることを特
    徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール。
  4. 【請求項4】 前記識別表示の少なくとも一部は該識別
    表示の周辺部と異なる色を有していることを特徴とする
    請求項1乃至3に記載の太陽電池モジュール。
  5. 【請求項5】 前記識別表示が前記太陽電池モジュール
    を構成する材料の一部の欠落によることを特徴とする請
    求項1乃至3に記載の太陽電池モジュール。
  6. 【請求項6】 前記識別表示の少なくとも一部は前記識
    別部の周辺から突出又は陥没していることを特徴とする
    請求項1乃至3に記載の太陽電池モジュール。
  7. 【請求項7】 前記識別表示には識別文字又は識別記号
    が付されていることを特徴とする請求項1乃至3に記載
    の太陽電池モジュール。
  8. 【請求項8】 前記識別文字又は識別記号は前記太陽電
    池モジュールの製造番号又は型番号を含むことを特徴と
    する請求項7に記載の太陽電池モジュール。
  9. 【請求項9】 前記端子部は前記太陽電池モジュールの
    非受光面側に配されていることを特徴とする請求項1乃
    至8に記載の太陽電池モジュール。
  10. 【請求項10】 前記端子部を複数個有することを特徴
    とする請求項1乃至9に記載の太陽電池モジュール。
  11. 【請求項11】 前記太陽電池モジュールの受光面には
    剥離可能な保護フィルムを有し、前記識別表示は該保護
    フィルム上に設けられていることを特徴とする請求項1
    乃至10に記載の太陽電池モジュール。
  12. 【請求項12】 前記太陽電池モジュールは設置時に隣
    接する太陽電池モジュール又は部材と連結されるジョイ
    ント部を有しており、該ジョイント部はその少なくとも
    一部が連結時に隠蔽される隠蔽部を有している事を特徴
    とする請求項1乃至11に記載の太陽電池モジュール。
  13. 【請求項13】 前記識別表示は前記隠蔽部に設けられ
    たことを特徴とする請求項12に記載の太陽電池モジュ
    ール。
  14. 【請求項14】 前記太陽電池モジュールは光起電力素
    子を封止材料により封止したものであって、前記識別表
    示は該封止材料により封止されていることを特徴とする
    請求項1乃至10に記載の太陽電池モジュール。
  15. 【請求項15】 前記光起電力素子は電気配線部を有
    し、該電気配線部上には電気配線被覆材が配されてお
    り、該電気配線被覆材が前記識別表示を兼ねる事を特徴
    とする請求項14に記載の太陽電池モジュール。
  16. 【請求項16】 前記太陽電池モジュールは建材一体型
    太陽電池モジュールであることを特徴とする請求項1乃
    至15に記載の太陽電池モジュール。
  17. 【請求項17】 端子部を有する太陽電池モジュールの
    製造方法に於いて、前記太陽電池モジュールの受光面側
    又は側面側に前記端子部の種別又はその位置を識別する
    為の識別表示を設ける工程を有する事を特徴とする太陽
    電池モジュールの製造方法。
  18. 【請求項18】 前記端子部が正極及び/又は負極の出
    力端子であることを特徴とする請求項17に記載の太陽
    電池モジュールの製造方法。
  19. 【請求項19】 前記端子部がアース端子であることを
    特徴とする請求項17に記載の太陽電池モジュールの製
    造方法。
  20. 【請求項20】 前記識別表示の少なくとも一部は該識
    別表示の周辺部と異なる色を有していることを特徴とす
    る請求項17乃至19に記載の太陽電池モジュールの製
    造方法。
  21. 【請求項21】 前記識別表示が前記太陽電池モジュー
    ルを構成する材料の一部の欠落によることを特徴とする
    請求項17乃至19に記載の太陽電池モジュールの製造
    方法。
  22. 【請求項22】 前記識別表示の少なくとも一部は前記
    識別部の周辺から突出又は陥没していることを特徴とす
    る請求項17乃至19に記載の太陽電池モジュールの製
    造方法。
  23. 【請求項23】 前記識別表示には識別文字又は識別記
    号が付されていることを特徴とする請求項17乃至19
    に記載の太陽電池モジュールの製造方法。
  24. 【請求項24】 前記識別文字又は識別記号は前記太陽
    電池モジュールの製造番号又は型番号を含むことを特徴
    とする請求項23に記載の太陽電池モジュールの製造方
    法。
  25. 【請求項25】 前記端子部は前記太陽電池モジュール
    の非受光面側に配されていることを特徴とする請求項1
    7乃至24に記載の太陽電池モジュールの製造方法。
  26. 【請求項26】 前記端子部を複数個有することを特徴
    とする請求項17乃至25に記載の太陽電池モジュール
    の製造方法。
  27. 【請求項27】 前記太陽電池モジュールの受光面には
    剥離可能な保護フィルムを有し、前記識別表示は該保護
    フィルム上に設けられていることを特徴とする請求項1
    7乃至26に記載の太陽電池モジュールの製造方法。
  28. 【請求項28】 前記太陽電池モジュールは設置時に隣
    接する太陽電池モジュール又は部材と連結されるジョイ
    ント部を有しており、該ジョイント部はその少なくとも
    一部が連結時に隠蔽される隠蔽部を有している事を特徴
    とする請求項17乃至27に記載の太陽電池モジュール
    の製造方法。
  29. 【請求項29】 前記識別表示は前記隠蔽部に設けられ
    たことを特徴とする請求項28に記載の太陽電池モジュ
    ールの製造方法。
  30. 【請求項30】 前記太陽電池モジュールは光起電力素
    子を封止材料により封止したものであって、前記識別表
    示は該封止材料により封止されていることを特徴とする
    請求項17乃至26に記載の太陽電池モジュールの製造
    方法。
  31. 【請求項31】 前記光起電力素子は電気配線部を有
    し、該電気配線部上には電気配線被覆材が配されてお
    り、該電気配線被覆材が前記識別表示を兼ねる事を特徴
    とする請求項30に記載の太陽電池モジュールの製造方
    法。
  32. 【請求項32】 前記太陽電池モジュールは建材一体型
    太陽電池モジュールであることを特徴とする請求項17
    乃至31に記載の太陽電池モジュールの製造方法。
  33. 【請求項33】 請求項1に記載の太陽電池モジュール
    を設置面に固定部材で固定する事を特徴とする太陽電池
    モジュールの設置方法。
  34. 【請求項34】 前記識別表示を設置時に設ける事を特
    徴とする請求項33に記載の太陽電池モジュールの設置
    方法。
  35. 【請求項35】 請求項1に記載の太陽電池モジュール
    と、該太陽電池モジュールに接続された電力変換装置と
    を有する事を特徴とする太陽光発電システム。
  36. 【請求項36】 少なくとも1以上の光起電力素子から
    なる太陽電池モジュールにおいて、識別表示を受光面側
    の非発電領域部に設けたことを特徴とする太陽電池モジ
    ュール。
  37. 【請求項37】 前記識別表示が前記受光面側の非発電
    領域部に直接印字または印刷されていることを特徴とす
    る請求項36記載の太陽電池モジュール。
  38. 【請求項38】 前記識別表示が識別表示部材に印字ま
    たは印刷され、前記識別表示部材が前記受光面側の非発
    電領域部に配置されることを特徴とする請求項36記載
    の太陽電池モジュール。
  39. 【請求項39】 前記識別表示が非発電領域部の一部を
    塑性変形することにより設けることを特徴とする請求項
    36記載の太陽電池モジュール。
  40. 【請求項40】 前記識別表示がバーコードパターンで
    あることを特徴とする請求項36記載の太陽電池モジュ
    ール。
  41. 【請求項41】 前記識別表示が二次元コードパターン
    を印字または印刷により設けることを特徴とする請求項
    36記載の太陽電池モジュール。
  42. 【請求項42】 前記識別表示が前記光起電力素子上の
    バスバー上に設けられたことを特徴とする請求項36記
    載の太陽電池モジュール。
  43. 【請求項43】 前記識別表示が前記光起電力素子上に
    設けた電気配線被覆部材上に設けられたことを特徴とす
    る請求項36記載の太陽電池モジュール。
  44. 【請求項44】 前記識別表示が前記光起電力素子裏面
    に設けた裏面部材上に設けられたことを特徴とする請求
    項36記載の太陽電池モジュール。
  45. 【請求項45】 前記識別表示が複数の光起電力素子の
    間に設けられたことを特徴とする請求項36記載の太陽
    電池モジュール。
  46. 【請求項46】 前記識別表示が前記光起電力素子に内
    蔵された半導体装置上に設けられたことを特徴とする請
    求項36記載の太陽電池モジュール。
  47. 【請求項47】 前記太陽電池モジュールが被覆されて
    おり、前記識別表示を被覆材に印字または印刷されてい
    ることを特徴とする請求項36記載の太陽電池モジュー
    ル。
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