JP2006086390A - 太陽電池モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】 端部に接着剤を用いることない簡単な構造で、軽量かつ長期信頼性の優れ、安価なフレームレスの太陽電池モジュールを提供することにある。
【解決手段】 受光面側フィルムと、受光面側充填材と、接続タブで電気的に接続された複数の太陽電池素子と、裏面側充填材と、裏面側フィルムとを重ねるように順次配設して成る太陽電池モジュールであって、前記受光面側フィルムの周縁部と前記裏面側フィルムの周縁部とを熱融着したことを特徴とする太陽電池モジュール。
【選択図】 図3

Description

本発明は太陽電池モジュールに関するものであり、特に安価で長期信頼性が高いフレームレス太陽電池モジュールに関するものである。
太陽電池素子は単結晶シリコン基板や多結晶シリコン基板を用いて作製することが多い。このため太陽電池素子は物理的衝撃に弱く、また野外に太陽電池を取り付けた場合に、雨などからこれを保護する必要がある。また、太陽電池素子1枚では発生する電気出力が小さいため、複数の太陽電池素子を直並列に接続して、実用的な電気出力が取り出せるようにする必要がある。このため複数の太陽電池素子を接続して透光性基板とエチレンビニルアセテート共重合体(EVA)などを主成分とする充填材で封入して太陽電池モジュールを作製することが通常行われている。
図7は、従来の太陽電池モジュールのパネル部の構造の一例を示す図である。
図7において、1は透光性基板、2は受光面側充填材、3は太陽電池素子、4は裏面側充填材、5は裏面シート、6は接続タブを示す。
透光性基板1としては、ガラスやポリカーボネート樹脂などからなる基板が用いられる。ガラス板ついては、白板ガラス、強化ガラス、倍強化ガラス、熱線反射ガラスなどが用いられるが、一般的にはその耐候性や光透過性から、厚さ3mm〜5mm程度の白板強化ガラスが使用されることが多い。
受光面側充填材2及び裏面側充填材4は、エチレン−酢酸ビニル共重合体(以下EVAと略す)やポリビニルブチラール(PVB)から成り、Tダイと押し出し機により厚さ0.4〜1mm程度のシート状に成形されたものが用いられる。これらはラミネート装置により減圧下にて加熱加圧を行うことで、軟化、融着して他の部材と一体化する。
受光面側充填材2に用いるEVAやPVBは、該太陽電池パネルに入射した光を吸収することが無いように透明にし、裏面側充填材4に用いるEVAやPVBは透明でも構わないし、太陽電池モジュールの設置される周囲の設置環境に合わせ酸化チタンや顔料等を含有させ白色等に着色させることもある。
さらに太陽電池素子3は、上述のように厚み0.3〜0.4mm程度の単結晶シリコンや多結晶シリコン基板などからなる。
接続タブ6は、複数の太陽電池素子を電気的に接続するもので、太陽電池素子の受光面側電極と他の太陽電池素子の裏面側電極にハンダで付けられる。この接続タブ6はハンダコートを行った銅箔等を所定の幅、長さに切断したものを用いることが多い。
裏面シート5は水分を透過しないようにアルミ箔を挟持した耐候性を有するフッ素系樹脂シートやアルミナまたはシリカを蒸着したポリエチレンテレフタレ−ト(PET)シートなどが用いられる。またこの裏面材5の所定の位置にはスリットが設けられ、このスリットから出力配線47が予めピンセットなどを用いて裏面材の表面に引き出されている。
次に従来の太陽電池パネル部の作製方法について述べる。
太陽電池モジュールのパネル部を作製するにあたっては、透光性基板1上に受光面側充填材2、接続タブ6で接続された太陽電池素子3、さらにその上に裏面側充填材4、裏面シート5を順次積層する。このような状態にして、ラミネーターにセットし、減圧下にて加圧しながら100〜200℃で例えば15分〜1時間加熱することにより、これらが一体化する。さらに架橋が不十分なら架橋炉で100〜200℃で必要時間加熱する。
さらに、太陽電池モジュールは、上記の透光性基板1、受光面側充填材2、太陽電池素子3、裏面側充填材4、裏面シート5をラミネートにより一体化した太陽電池パネル部の各辺にモジュール枠を取り付けた後、モジュール枠の各コーナー部をネジ止めして太陽電池モジュールが完成する。
このモジュール枠は太陽電池パネルに必要な強度やコストを考慮してアルミニウムや樹脂などで造られることが多い。アルミニウムで造る場合には、アルミニウムを押し出し成形して造られ、その表面にアルマイト処理やクリヤ塗装が施されることが多い。
このように透光性基板にガラス板を用い、アルミニウム製のモジュール枠を用いた太陽電池モジュールを建物の屋根や屋上等に設置する場合は、その重量が重くなるため扱いが容易ではなく、さらにその重量に耐えられるよう頑強な設置用の架台を準備する必要がある。
このため従来の太陽電池モジュールでは、その材料、設置用架台、設置工事にコストがかかるという問題があった。
この対策として樹脂基板上やステンレスなどの薄い金属基板上にアモルファスシリコンを成膜した可曲性太陽電池を用い、透光性表面フィルムと裏面フィルムとの間に充填材で埋設されたこの可曲性太陽電池を配置し、さらにこの透光性表面フィルムと裏面フィルムの端部をホットメルト接着剤で接着された太陽電池モジュールが考案されている。
(特許文献1の従来の技術参照)
この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては次のようなものがある。
特開平8−88388号公報
しかしながら、上述のような透光性表面フィルムと裏面フィルムとの間に充填材で埋設された可曲性太陽電池を配置し、さらにこの透光性表面フィルムと裏面フィルムの端部をホットメルト接着剤で接着された太陽電池モジュールでは、これらをラミネートした後、透光性表面フィルムと裏面フィルムの各々の端部にホットメルト接着剤を塗布する必要があり、さらに塗布した透光性表面フィルムと裏面フィルムの端部を加圧圧着する必要があった。
すなわち、ホットメルト接着剤のコストがかかるとともにホットメルト接着剤を塗布する手間と塗布部分を加圧圧着に手間がかかり、太陽電池モジュールのコストが上昇してしまうという問題があった。
本発明はこのような問題点に鑑みなされたものであり、その目的は端部に接着剤を用いることのない簡単な構造で、軽量かつ長期信頼性の優れ、安価な太陽電池モジュールを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の太陽電池モジュールは、受光面側フィルムと、受光面側充填材と、接続タブで電気的に接続された複数の太陽電池素子と、裏面側充填材と、裏面側フィルムとを重ねるように順次配設して成る太陽電池モジュールであって、前記受光面側フィルムの周縁部と前記裏面側フィルムの周縁部とを熱融着したことを特徴とする。
また、本発明の他の太陽電池モジュールは、前記受光面側フィルムの大きさを前記裏面フィルムのそれより大きくし、さらに前記受光面側フィルムの周縁部が前記裏面側フィルムの周縁部を覆うように折り曲げられ、前記裏面側フィルムの周縁部の受光面側と裏面側の両面で前記受光面側フィルムと前記裏面側フィルムとを熱融着したことを特徴とする。
また、本発明の他の太陽電池モジュールは、前記裏面側フィルムの大きさを前記受光面フィルムのそれより大きくし、さらに前記裏面側フィルムの周縁部が前記受光面側フィルムの周縁部を覆うように折り曲げられ、前記受光面側フィルムの周縁部の受光面側と裏面側の両面で前記受光面側フィルムと前記裏面側フィルムとを熱融着したことを特徴とする。
さらに、本発明の他の太陽電池モジュールは、前記受光面側フィルムと前記裏面側フィルムとの熱融着した部分に貫通穴を設けたことを特徴とする。
本発明の太陽電池モジュールによれば、受光面側フィルムと、受光面側充填材と、接続タブで電気的に接続された複数の太陽電池素子と、裏面側充填材と、裏面側フィルムとを重ねるように順次配設して成る太陽電池モジュールであって、前記受光面側フィルムの周縁部と前記裏面側フィルムの周縁部とを熱融着したことにより、接着剤を用いることなく端面部の封止が可能となり、信頼性の高い太陽電池モジュールの提供が可能となるとともに、接着剤を準備したり、端面部に塗布する必要が無くコストダウンが可能となった。
また、本発明の他の太陽電池モジュールによれば、前記受光面側フィルムの大きさを前記裏面フィルムのそれより大きくし、さらに前記受光面側フィルムの周縁部が前記裏面側フィルムの周縁部を覆うように折り曲げられ、前記裏面側フィルムの周縁部の受光面側と裏面側の両面で前記受光面側フィルムと前記裏面側フィルムとを熱融着したことにより、熱融着による接着面が2面になり、より信頼性の高い太陽電池モジュールの提供が可能となる。
また、本発明の他の太陽電池モジュールによれば、前記裏面側フィルムの大きさを前記受光面フィルムのそれより大きくし、さらに前記裏面側フィルムの周縁部が前記受光面側フィルムの周縁部を覆うように折り曲げられ、前記受光面側フィルムの周縁部の受光面側と裏面側の両面で前記受光面側フィルムと前記裏面側フィルムとを熱融着したことにより、熱融着による接着面が2面になり、より信頼性の高い太陽電池モジュールの提供が可能となる。
さらに、本発明の他の太陽電池モジュールによれば、前記受光面側フィルムと前記裏面側フィルムとの熱融着した部分に貫通穴を設けたことにより、この太陽電池モジュールを所定の位置に簡単に設置できるようになった。
以下、本発明の実施形態を添付図面を用いて詳細に説明する。
図1は本発明に係る太陽電池モジュールの構造を示す図である。
図1において、10は受光面側フィルム、11は受光面側充填材、12は太陽電池素子、13は裏面側充填材、14は裏面側フィルム、15は接続タブを示す。
受光面側フィルム10には、光透過率が高く、透湿性が低くかつ熱融着可能なものが使用できる。また、裏面側フィルム14には、透湿性が低くかつ熱融着可能なものが使用できる。
このようなものには、例えばPVF(ポリフッ化ビニル、品名デュポン社製テドラ)、ETFE(テトラフルオロエチレン、品名デュポン社製テフゼル)、PCTFE(ポリクロロトリフルオロエチレン、品名ダイキン社製ネオフロン)、酸化アルミ蒸着PET(酸化アルミ蒸着ポリエチレンテレフタレート、品名東洋メタライジング社製BARRIALOX)、テトラフルオロエチレンとヘキサフルオロプロピレンとビニリデンフロライドから成るフッ素樹脂(品名住友スリーエム社製THV)などがある。
受光面側フィルム10と裏面側フィルム14は、熱融着のし易さから同じ種類のものを使用することが望ましい。またその厚みは0.5〜3mm程度のもので、寸法は熱融着する部分を考慮して太陽電池素子を封止する受光面側充填材11と裏面側充填材13より20〜180mm程度大きいものが望ましい。
受光面側充填材11、裏面側充填材13は、EVAやPVBから成り、厚さ0.4〜1mm程度のシート状に成形されたものが用いられる。これらはラミネート装置により減圧下にて加熱加圧を行うことで、軟化、融着して太陽電池素子を封止するとともに他の部材と一体化する。
本発明に係る太陽電池素子12は、シリコン単結晶や多結晶を用いたものでも使用可能であるが、受光面側にフィルムを用いるため、衝撃により割れやカケが発生しやすいので可曲性の太陽電池素子が望ましい。
すなわち、ステンレスなどの金属基板やポロイミドなどの樹脂フィルム上にアモルファスシリコンや多結晶シリコンを成膜したもの等が使用可能である。
図2は本発明に係る太陽電池素子の構造の一例を示したものである。
図2において、20は基板フィルム、21は透明導電膜、22はP型アモルファスシリコン、23はI型アモルファスシリコン、24はN型アモルファスシリコン、25は裏面導電膜、26は保護膜、27は受光面側電極、28は裏面側電極を示す。
基板フィルム20は透光性フィルムであり、ポリイミドなどから成るものである。その大きさは150〜200mm角程度で、厚さは0.3〜1.2mm程度のものである。
この基板フィルム20を超音波などで洗浄した後、その一主面上の所定の位置に受光面側電極27として銀ペーストをスクリーンプリント法により線状に形成する。その上に透明導電膜21として、インジウム錫酸化物(ITO)をスパッタ法などで50〜100nm程度成膜する。その後受光面側電極27の一部にマスクをした後、プラズマ化学気相成膜装置(P−CVD)を用い、P型アモルファスシリコン22、I型アモルファスシリコン23、N型アモルファスシリコン24を連続して成膜する。
このP型アモルファスシリコン22の成膜には反応ガスとしてジボラン(B2H6)、モノシラン(SiH4)、水素(H2)を用いて、20〜30nm程度成膜する。I型アモルファスシリコン23の成膜には反応ガスとしてモノシラン(SiH4)、水素(H2)を用いて、500〜800nm程度成膜する。N型アモルファスシリコン25の成膜には反応ガスとして、フォスフィン(PH3)、モノシラン(SiH4)、水素(H2)を用いて、50〜100nm程度成膜する。
その後、裏面導電膜25としてニッケル膜やアルミニウム膜を抵抗加熱蒸着法やスパッタ法で100から200nm程度成膜する。次に保護膜26としてエポキシ樹脂などをスクリーンプリント法で形成する。この保護膜26の形成に使用するプリントスクリーンには受光面側電極27と裏面導電膜25の一部のところには保護膜26が塗布されないようにする。この受光面側電極27と裏面導電膜25の一部分には熱硬化性の銀ペースト又は銅ペーストをスクリーンプリント法で塗布する。
このような透光性の基板フィルム20上に成膜したアモルファスシリコン太陽電池素子の受光面側電極27、裏面側電極28を接続タブ15により隣接する太陽電池素子の電極に電気的に接続する。接続タブ15は幅1〜5mm程度に切断した銅などの良導電性の金属箔を所定の長さに切って使用し、これを導電性の接着剤を使用して太陽電池素子12の電極部に接続する。
上記のような受光面側フィルム10、受光面側充填材11、接続タブ15で接続された太陽電池素子11、裏面側充填材13、裏面側フィルム14を順次積層し、この積層体をラミネーターと呼ばれる減圧状態で加熱しながら加圧する装置にセットし、100〜200℃の温度で15〜60分程度加熱しながら加圧する。これによって受光面側充填材11と裏面側充填材13が軟化し、架橋融着することにより、上記の各部材を一体化する。
本発明に係る太陽電池モジュールでは、上述の一体化したものの受光面側フィルム10と裏面側フィルム14のそれぞれの周縁部を互いに押圧しながら加熱し、熱融着にて接着することを特徴とする。
図3はこの受光面側フィルム10と裏面側フィルム14のそれぞれの周縁部を熱融着した太陽電池モジュールの断面の構造の一例を示すものである。
図3において、符号10〜15までは図1と同様に10は受光面側フィルム、11は受光面側充填材、12は太陽電池素子、13は裏面側充填材、14は裏面側フィルム、15は接続タブを示し、さらに16は受光面側フィルムと裏面側フィルムの周縁部の熱融着した部分を示す。
受光面側フィルム10と裏面側フィルム14は上述のように受光面側充填材11と裏面側充填材13より20〜180mm程度(すなわち片側では10〜90mm程度)大きく作製されているため、この部分には受光面側充填材11と裏面側充填材13が無いため、熱融着による接着が可能となる。
この受光面側フィルム10と裏面側フィルム14の周縁部の熱融着した部分16は、受光面側フィルム10と裏面側フィルム14の互いの周縁部を木製の平板上に置き、昇温した電気アイロンをこの部分に押し当て、押圧しながら周縁部に沿って数回移動させることにより簡単に形成することができる。この時の電気アイロンの温度は、使用する受光面側フィルム10と裏面側フィルム14の材質により決定すればよいが、例えば受光面側フィルム10と裏面側フィルム14に両方ともETFE(デュポン社製、テフゼル)を使用した場合では、250〜300℃が最適である。
このように受光面側フィルム10と裏面側フィルム14との間に充填材11、13で封止された太陽電池素子12を配置した太陽電池モジュールにおいて、この太陽電池モジュールの端部にある受光面側フィルム10と裏面側フィルム14のそれぞれの周縁部を熱融着したことにより、接着剤を用いることなく端面部の封止が可能となり、信頼性の高い太陽電池モジュールの提供が可能となるとともに、接着剤を準備したり、端面部に塗布する必要が無くコストダウンが可能となる。
図4は本発明に係る太陽電池モジュールの別の実施例における端部の構造を示すものである。
図4において、符号10〜14までは図1と同様に10は受光面側フィルム、11は受光面側充填材、12は太陽電池素子、13は裏面側充填材、14は裏面側フィルムを示し、さらに18は受光面側フィルムと裏面側フィルムの周縁部の熱融着した部分を示す。
本発明に係る太陽電池モジュールの別の実施例では、受光面側フィルム10の周縁部が裏面側フィルム14の周縁部を覆うように折り曲げられ、裏面側フィルム14の周縁部の受光面側と裏面側の両面で受光面側フィルム10と裏面側フィルム14を熱融着したことを特徴とする。
すなわち、裏面側フィルム14は受光面側充填材11と裏面側充填材13より20〜180mm程度(すなわち片側では10〜90mm程度)大きく作製され、さらに受光面側フィルム10は裏面側フィルム14よりさらに20〜180mm程度(すなわち片側では10〜90mm程度)大きく作製される。そして受光面側フィルム10が、裏面側フィルム14よりはみ出した部分を裏面側フィルム14の周縁部に沿って裏面側に折り曲げる。
このように折り曲げた部分を上下から加熱できるように、昇温したホットプレート上に置き、昇温した電気アイロンをホットプレート上に置いた部分に押し当て、押圧しながら数回移動させることにより、受光面側フィルム10と裏面側フィルム14の周縁部の熱融着した部分18を簡単に形成することができる。この時のホットプレートと電気アイロンの温度は、使用する受光面側フィルム10と裏面側フィルム14の材質により決定すればよいが、例えば受光面側フィルム10と裏面側フィルム14に両方ともETFE(デュポン社製、テフゼル)を使用した場合では、250〜300℃が最適である。
このように受光面側フィルム10の周縁部が裏面側フィルム14の周縁部を覆うように折り曲げられ、裏面側フィルム14の周縁部の受光面側と裏面側の両面で受光面側フィルム10と裏面側フィルム14を熱融着することにより、熱融着による接着面が2面になり、太陽電池モジュールの端面部の封止が確実なものになりより信頼性の高い太陽電池モジュールの提供が可能となる。
図5は本発明に係る太陽電池モジュールの別の実施例における端部の構造を示すものである。
図5において、符号10〜14までは図1と同様に10は受光面側フィルム、11は受光面側充填材、12は太陽電池素子、13は裏面側充填材、14は裏面側フィルムを示し、さらに20は受光面側フィルム10と裏面側フィルム20の周縁部の熱融着した部分を示す。
本発明に係る太陽電池モジュールの別の実施例では、裏面側フィルム14の周縁部が受光面側フィルム10の周縁部を覆うように折り曲げられ、受光面側フィルム10の周縁部の受光面側と裏面側の両面で裏面側フィルム14と受光面側フィルム10を熱融着したことを特徴とする。
すなわち、受光面側フィルム10は受光面側充填材11と裏面側充填材13より20〜180mm程度(すなわち片側では10〜90mm程度)大きく作製され、さらに裏面側フィルム14は受光面側フィルム10よりさらに20〜180mm程度(すなわち片側では10〜90mm程度)大きく作製される。そして裏面側フィルム14が、受光面側フィルム10よりはみ出した部分を受光面側フィルム10の周縁部に沿って受光面側に折り曲げる。
このように折り曲げた部分を上下から加熱できるように、昇温したホットプレート上に置き、昇温した電気アイロンをホットプレート上に置いた部分に押し当て、押圧しながら数回移動させることにより、受光面側フィルム10と裏面側フィルム14の周縁部の熱融着した部分20を簡単に形成することができる。この時のホットプレートと電気アイロンの温度は、使用する受光面側フィルム10と裏面側フィルム14の材質により決定すればよいが、例えば受光面側フィルム10と裏面側フィルム14に両方ともETFE(デュポン社製、テフゼル)を使用した場合では、250〜300℃が最適である。
このように裏面側フィルム14の周縁部が受光面側フィルム10の周縁部を覆うように折り曲げられ、受光面側フィルム10の周縁部の受光面側と裏面側の両面で受光面側フィルム10と裏面側フィルム14を熱融着にて接着することにより、熱融着による接着面が2面になり、太陽電池モジュールの端面部の封止が確実なものになりより信頼性の高い太陽電池モジュールの提供が可能となる。
上述のように周縁部を熱融着することにより太陽電池モジュールの端部が頑強に成るとともに周縁部の熱融着の長さを自由に変えることができる。特に上記のように受光面側フィルム10または裏面側フィルム14を折り曲げるにより太陽電池モジュールの端面部をさらに頑強なものにすることができるため、この部分に貫通穴を設け、この太陽電池モジュールの設置を簡便なものにすることが可能となる。
図6は、この本発明に係る太陽電池モジュールの周縁部に貫通穴を設けたものを受光面側から観たものを示した図である。
図6において、符号10、12、15は図1と同様に10は受光面側フィルム、12は太陽電池素子、15は接続タブを示し、さらに22は受光面側フィルムと裏面側フィルムの周縁部を熱融着した部分、24は貫通穴を示す。
貫通穴24は熱融着により接着した部分22に直径10〜30mm程度の大きさに設けられるものである。また貫通穴24を設ける場合、熱融着した部分22の幅は、該太陽電池モジュールの長期的な信頼性を考慮して貫通穴24の直径の3〜5倍程度にする必要がある。さらに貫通穴24の個数は該太陽電池モジュールの設置する条件を考慮して決定すればよい。例えば図6に示すように該太陽電池モジュールのコーナー部と各辺の中央部の8カ所に設けても良い。
このような貫通穴24を設けることにより、太陽電池モジュールをフックに引っ掛けることや、またテントなどに縫いつけることも可能となり、太陽電池モジュールの設置を簡便なものにすることができ、設置のコストや工数が大きく削減できる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で多くの修正および変更を加えることができる。例えば太陽電池素子は、シリコンを微細な球形にし、可曲性基板上に整列させたものでも本発明の目的を達成することは可能である。また、例えば、受光面側フィルムと裏面側フィルムの周縁部を熱融着するときの熱融着する場所は太陽電池モジュールの端部に限らず、太陽電池モジュールの裏面側もしくは太陽電池モジュールの受光面側で行うこともできる。
本発明に係る太陽電池モジュールの構造を示す図である。 本発明に係る太陽電池素子の構造の一例を示したものである。 受光面側フィルムと裏面側フィルムのそれぞれの周縁部を熱融着した太陽電池モジュールの断面の構造の一例を示すものである。 本発明に係る太陽電池モジュールの別の実施例における端部の構造を示すものである。 本発明に係る太陽電池モジュールの別の実施例における端部の構造を示すものである。 本発明に係る太陽電池モジュールの周縁部に貫通穴を設けたものを示した図である。 従来の太陽電池モジュールのパネル部の構造の一例を示す図である。
符号の説明
1:透光性基板
2:受光面側充填材
3:太陽電池素子
4:裏面側充填材
5:裏面シート
6:接続タブ
10:受光面側フィルム
11:受光面側充填材
12:太陽電池素子
13:裏面側充填材
14:裏面側フィルム
15:接続タブ
16、18、20、22:熱融着した部分
24:貫通穴

Claims (4)

  1. 受光面側フィルムと、受光面側充填材と、接続タブで電気的に接続された複数の太陽電池素子と、裏面側充填材と、裏面側フィルムとを重ねるように順次配設して成る太陽電池モジュールであって、前記受光面側フィルムの周縁部と前記裏面側フィルムの周縁部とを熱融着したことを特徴とする太陽電池モジュール。
  2. 前記受光面側フィルムの大きさを前記裏面フィルムのそれより大きくし、さらに前記受光面側フィルムの周縁部が前記裏面側フィルムの周縁部を覆うように折り曲げられ、前記裏面側フィルムの周縁部の受光面側と裏面側の両面で前記受光面側フィルムと前記裏面側フィルムとを熱融着したことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール。
  3. 前記裏面側フィルムの大きさを前記受光面フィルムのそれより大きくし、さらに前記裏面側フィルムの周縁部が前記受光面側フィルムの周縁部を覆うように折り曲げられ、前記受光面側フィルムの周縁部の受光面側と裏面側の両面で前記受光面側フィルムと前記裏面側フィルムとを熱融着したことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール。
  4. 前記受光面側フィルムと前記裏面側フィルムとの熱融着した部分に貫通穴を設けたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の太陽電池モジュール。
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