JP5636967B2 - バックコンタクト型太陽電池モジュール - Google Patents
バックコンタクト型太陽電池モジュール Download PDFInfo
- Publication number
- JP5636967B2 JP5636967B2 JP2011001999A JP2011001999A JP5636967B2 JP 5636967 B2 JP5636967 B2 JP 5636967B2 JP 2011001999 A JP2011001999 A JP 2011001999A JP 2011001999 A JP2011001999 A JP 2011001999A JP 5636967 B2 JP5636967 B2 JP 5636967B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- solar cell
- back contact
- cell module
- wiring sheet
- conductor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/50—Photovoltaic [PV] energy
Landscapes
- Photovoltaic Devices (AREA)
Description
との積層体からなり、その後フォトエッチングにより配線パターンが施される配線シートであって、生産性に優れ、且つ、エッチング液に犯されることがない高信頼性を有するバックコンタクト型太陽電池モジュールを生産することができる配線シートを提供する。
前記配線シートが太陽電池の表面で発生する電流を裏面の電極に流すための太陽電池用配線シートであって、絶縁性を有する基材と導電体からなる積層体がアイオノマー樹脂(EMA、EMAA、EEAなどの接着性樹脂を1種、またはブレンドしたもの)を介して積層され、該導電体に配線パターンを施してなり、
配線パターンと配線パターンとの間で前記アイオノマー樹脂と前記封止材とが接着しており、これらアイオノマー樹脂と封止材との接着強度が20N/cm以上であることを特
徴とするバックコンタクト型太陽電池モジュールである。なお、EMAとはエチレン/メチルアクリレート共重合樹脂、EMAAとはエチレン/メタクリル酸共重合樹脂、EEAとはエチレン/エチルアクリレート共重合樹脂をそれぞれ表す。
材5cと金属箔などの導電体5a’から成る積層体に接着剤を用いていないために、配線パターン形成において、通常のフォトエッチングを施してもエッチング液によるアイオノマー樹脂への浸透がなく、高い信頼性を有するバックコンタクト型太陽電池モジュールを提供することができる。また、一般的なバックシートを絶縁性基材として用いることにより、バックシート一体型の配線シートとして、より高品位の信頼性を有するバックコンタクト型太陽電池モジュールを提供することができる。
本発明の絶縁性基材としては、太陽電池モジュール化の一般的な加工条件、特に加工温度で変形しない優れた耐熱性を有することが重要であり、融点が150℃以上の高分子延伸フィルムまたは該高分子延伸フィルムの複合体を使用することができる。好ましくはポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリイミド(PI)、ポリアミド(PA)などである。また、これらの高分子延伸フィルムに耐候性、水蒸気や酸素ガスバリア性、あるいは易接着性を付加した層を設けた複合体であってもよい。前記絶縁性基材の融点が150℃未満であると寸法安定性に欠け、太陽電池セルの配置部と配線シートとの接続位置合わせの精度が低下し、太陽電池モジュールに求められる性能が発揮できない。また、前記絶縁性基材の厚みは、12μm〜1000μmが好ましい。厚みが12μm未満であると、カールし易くモジュールラミ時のハンドリングが悪いなどの問題が生じ、1000μmを超えると、樹脂加工がし難くなり、また経済的ではない等の問題がある。
アイオノマー樹脂とは、樹脂内に金属イオンを含有しているオレフィン系樹脂であり、金属イオン含有の為、金属との接着に優れている。本発明に用いられるアイオノマー樹脂としては、イオンとしてナトリウム、亜鉛、カリウムイオンを含有するものが好ましい。アイオノマー樹脂の加工膜厚としては、3μm〜100μmが望ましい。3μm未満であると金属箔と十分な接着強度が得られず、また、100μmを超えるとコスト的に望ましくない。なお、十分な接着強度とは2.0N/cm以上であり、長期信頼性やカッテイング時の剥離防止性を有する強度である。
本発明に係る導電体としては、電気伝導率106S/m以上の金属であれば良く、コストパフォーマンスと配線形成のし易さから銅、アルミニウムが望ましい。また、導電体の厚みは、10μm〜100μmが好ましい。10μm未満であると、過電流や温度変化による影響で断線が生じる可能性があり、100μmを超えるとエッチングなどの配線形成が難しくなる。
本発明は、選定した絶縁性基材によってはアイオノマー樹脂との接着性を向上させる目的でアンカーコート剤を用いても良い。アンカーコート剤としては、通常の1液硬化型や2液硬化型のポリウレタン系、またはポリアミド系のアンカーコート剤を用いることができる。アンカーコート剤の膜厚は、0.01μm〜10μmが望ましい。0.01μm未満では、ラミ強度不足の問題があり、10μmを超えると経済的ではない。
絶縁性基材として、厚さ100μmのポリエチレンテレフタレート(東レ社製:商品名「X10S」)を用い、その片面に三井化学社製アンカーコート剤(主剤A3210/硬化剤A3070)を1g/m2塗工してアンカーコートを施した。次に、厚さ35μmの銅箔(三井金属鉱業社製:商品名「TP III)と前記ポリエチレンテレフタレートのアンカーコート処理面とを、押し出し機により、アイオノマー樹脂(三井デュポンケミカル社製:商品名「ハイミランAM6004」)を押し出し温度300℃、厚さ15μmでサンドラミして積層体を得た。
絶縁性基材として、厚さ100μmのポリエチレンテレフタレート(東レ社製:商品名「X10S」)と、厚さ35μmの銅箔(三井金属鉱業社製:商品名「3EC」用いて、塗布量10g/m2の接着剤(三井化学社製:ポリウレタン系接着剤「主剤A511/硬化剤A50」)を介してドライラミネート法により積層体を得た。
実施例1および比較例1で得られた実施例品および比較例品を用いて、以下に記載の方法にて、エッチング時の外観評価、耐マイグレーション評価、対封止材接着性評価を実施した。
着色(黄変):絶縁性基材と導電体(Cu箔)との積層品を、エッチング液である塩化第二鉄溶液に1分間浸漬してCu箔を溶かし、露出部(アイオノマーまたは接着剤)の色の変化を、エッチング液に浸漬前と比較して、色差計にてΔEを計測した。◎は黄変なし(ΔE=0〜1)、△は黄変あり(ΔE=3〜5)、×はΔEが5を超える基準で評価。その他、エッチング面での外観変化を評価。
実施例1および比較例1で得られた絶縁性基材と導電体(Cu箔)との積層品を用いて、ライン/スペース=1mm/1mmの矩形パターンを作製し、85℃×85%RM条件下、1.5Vの電荷をかけ、1000時間経過後の抵抗値を測定した。測定前の抵抗値との比較で、◎は抵抗値変化なし、△は抵抗値が1〜2桁変化、×は抵抗値が2桁以上変化と評価。
実施例1および比較例1で得られた絶縁性基材と導電体(Cu箔)との積層品のエッチング後の露出部(非Cu箔部)と封止材(凸版社製:EF1001)を、150℃×12分、モジュールラミして、その初期およびDAMP(85℃×85%RM条件下)3000時間後の接着強度を測定した。◎は40N/cm以上、△は40〜20N/cm、×は20N/cm未満と評価。
実施例の本発明品は比較例の比較品に比べて、いずれにおいても良好な結果を示した。
2・・・・封止材
3・・・・・バックシート
4・・・・・バックコンタクトセル
5・・・・・配線シート
5a・・・金属配線パターン
5a’・・・導電体
5b・・・接着性樹脂(アイオノマー樹脂)
5b’・・・アンカーコート
5c・・・絶縁性基材
5d・・・接着剤
Claims (3)
- n電極およびp電極の両電極を裏面に形成した太陽電池セルを使用し、この太陽電池セルの裏面を配線シートに位置合わせして載置し、その表面に封止材を介して透明基板を熱ラミネートして形成されたバックコンタクト型太陽電池モジュールにおいて、
前記配線シートが太陽電池の表面で発生する電流を裏面の電極に流すための太陽電池用配線シートであって、絶縁性を有する基材と導電体からなる積層体がアイオノマー樹脂を介して積層され、該導電体に配線パターンを施してなり、
配線パターンと配線パターンとの間で前記アイオノマー樹脂と前記封止材とが接着しており、これらアイオノマー樹脂と封止材との接着強度が20N/cm以上であることを特徴とするバックコンタクト型太陽電池モジュール。 - 絶縁性を有する基材が、融点150℃以上の高分子延伸フィルムまたは該高分子延伸フィルムの複合体からなることを特徴とする請求項1に記載のバックコンタクト型太陽電池モジュール。
- 導電体が、電気伝導率106S/m以上の金属からなることを特徴とする請求項1に記載のバックコンタクト型太陽電池モジュール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011001999A JP5636967B2 (ja) | 2011-01-07 | 2011-01-07 | バックコンタクト型太陽電池モジュール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011001999A JP5636967B2 (ja) | 2011-01-07 | 2011-01-07 | バックコンタクト型太陽電池モジュール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012146732A JP2012146732A (ja) | 2012-08-02 |
JP5636967B2 true JP5636967B2 (ja) | 2014-12-10 |
Family
ID=46790035
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011001999A Expired - Fee Related JP5636967B2 (ja) | 2011-01-07 | 2011-01-07 | バックコンタクト型太陽電池モジュール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5636967B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TW201505195A (zh) * | 2013-05-21 | 2015-02-01 | Toppan Printing Co Ltd | 後觸點型太陽能電池模組 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61224492A (ja) * | 1985-03-29 | 1986-10-06 | 信越化学工業株式会社 | フレキシブルプリント回路基板 |
JPS63170992A (ja) * | 1987-01-08 | 1988-07-14 | 信越化学工業株式会社 | フレキシブルプリント基板の製造方法 |
JP2009267294A (ja) * | 2008-04-30 | 2009-11-12 | Toppan Printing Co Ltd | 太陽電池用バックシート |
JP4838827B2 (ja) * | 2008-07-02 | 2011-12-14 | シャープ株式会社 | 太陽電池モジュールおよびその製造方法 |
-
2011
- 2011-01-07 JP JP2011001999A patent/JP5636967B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012146732A (ja) | 2012-08-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6286736B2 (ja) | バックコンタクトタイプ太陽電池モジュール | |
JP4958187B2 (ja) | 太陽電池セル、配線シート、配線シート付き太陽電池セルおよび太陽電池モジュール | |
WO2011001883A1 (ja) | 配線シート、配線シート付き太陽電池セル、太陽電池モジュールおよび配線シートロール | |
JP2009043842A (ja) | 太陽電池モジュール | |
JPWO2009025147A1 (ja) | 裏面接合型太陽電池、配線基板付き裏面接合型太陽電池、太陽電池ストリングおよび太陽電池モジュール | |
JP5879513B2 (ja) | 太陽電池モジュール | |
JP2012074414A (ja) | 太陽電池モジュール及びその製造方法 | |
JP2011082431A (ja) | 配線シート、配線シート付き太陽電池セル、太陽電池モジュールおよび配線シートロール | |
US20120234367A1 (en) | Photovoltaic module | |
JP2009295809A (ja) | 裏面電極型太陽電池、太陽電池ストリングおよび太陽電池モジュール | |
JP2014011270A (ja) | 太陽電池モジュールおよびそれを用いた太陽光発電システム | |
JP2010141156A (ja) | 太陽電池モジュール | |
JP5099698B2 (ja) | 裏面電極型太陽電池および太陽電池モジュール | |
JP5636967B2 (ja) | バックコンタクト型太陽電池モジュール | |
JPWO2010150735A1 (ja) | 配線シート、配線シート付き太陽電池セル、配線シートロール、太陽電池モジュール、および配線シートの製造方法 | |
WO2016153007A1 (ja) | 太陽電池モジュールおよびその製造方法 | |
JP2010283231A (ja) | 太陽電池モジュール及びその製造方法 | |
US20130104977A1 (en) | Solar cell, solar cell with interconnection, solar cell module, and method of manufacturing solar cell with interconnection | |
JP2014533073A (ja) | フラットリボン導体を備えたソーラーモジュール、及び、フラットリボン導体を備えたソーラーモジュールの製造方法 | |
JP2014013838A (ja) | 太陽電池用集電シート及び太陽電池モジュール | |
CN206379357U (zh) | 一种二极管、配置二极管的光伏电池串及光伏组件 | |
JP5569139B2 (ja) | 太陽電池モジュール | |
JP5273729B2 (ja) | 配線シート、配線シート付き太陽電池セル、太陽電池モジュールおよび配線シートロール | |
JP2003069064A (ja) | 太陽電池モジュールとその製造方法 | |
JP2011181558A (ja) | 太陽電池用バックシートとその製造方法及び太陽電池モジュール |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20131219 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140523 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140527 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140718 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140805 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140905 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140924 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20141007 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |