JPH11260635A - リニアソレノイド装置の磁気ダンパ - Google Patents
リニアソレノイド装置の磁気ダンパInfo
- Publication number
- JPH11260635A JPH11260635A JP5680198A JP5680198A JPH11260635A JP H11260635 A JPH11260635 A JP H11260635A JP 5680198 A JP5680198 A JP 5680198A JP 5680198 A JP5680198 A JP 5680198A JP H11260635 A JPH11260635 A JP H11260635A
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- JP
- Japan
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- drive coil
- coil
- linear solenoid
- plunger
- magnetic flux
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 リニアソレノイド装置の駆動コイルの駆動電
流をPWM制御するとき,変調パルスのオン,オフに伴
い駆動コイル周りの磁束変化に起因して生ずる被作動機
器の振動を減衰させる。 【解決手段】 リニアソレノイド装置Aの駆動コイル4
に隣接して閉回路のダンパコイル5を配設し,変調パル
スのオン,オフに伴い駆動コイル4周りの磁束が変化す
るとき,その変化を妨げるように起電力をダンパコイル
5に誘起させ,これにより上記磁束変化を緩和して,プ
ランジャ7により作動される作動機器の振動を減衰す
る。
流をPWM制御するとき,変調パルスのオン,オフに伴
い駆動コイル周りの磁束変化に起因して生ずる被作動機
器の振動を減衰させる。 【解決手段】 リニアソレノイド装置Aの駆動コイル4
に隣接して閉回路のダンパコイル5を配設し,変調パル
スのオン,オフに伴い駆動コイル4周りの磁束が変化す
るとき,その変化を妨げるように起電力をダンパコイル
5に誘起させ,これにより上記磁束変化を緩和して,プ
ランジャ7により作動される作動機器の振動を減衰す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,リニアソレノイド
装置の磁気ダンパに関し,詳しくは,駆動コイルと,こ
の駆動コイルに流す電流の増加に応じて磁気推力を比例
的に増加させるプランジャと,このプランジャにより駆
動される被作動機器とを備えるリニアソレノイド装置に
おいて,前記駆動コイル周りの磁束の脈動的な変化によ
る被作動部の振動を低減するようにした磁気ダンパに関
する。
装置の磁気ダンパに関し,詳しくは,駆動コイルと,こ
の駆動コイルに流す電流の増加に応じて磁気推力を比例
的に増加させるプランジャと,このプランジャにより駆
動される被作動機器とを備えるリニアソレノイド装置に
おいて,前記駆動コイル周りの磁束の脈動的な変化によ
る被作動部の振動を低減するようにした磁気ダンパに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来,かゝるリニアソレノイド装置にお
いて,その駆動コイルの電流をPWM制御(パルス幅変
調制御)することが知られている(例えば,特開平4−
50550号公報参照)。
いて,その駆動コイルの電流をPWM制御(パルス幅変
調制御)することが知られている(例えば,特開平4−
50550号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで,リニアソレ
ノイド装置において,駆動コイルの電流をPWM制御す
ると,駆動コイルに加えられる変調パルスのオン,オフ
に伴い駆動コイル周りの磁束に脈動的な変化が起こるた
め,特に電流値の大きいとき,プランジャに発生する磁
気推力が脈動的に変動し,これにより被作動機器が振動
し,作動が不安定となることがある。
ノイド装置において,駆動コイルの電流をPWM制御す
ると,駆動コイルに加えられる変調パルスのオン,オフ
に伴い駆動コイル周りの磁束に脈動的な変化が起こるた
め,特に電流値の大きいとき,プランジャに発生する磁
気推力が脈動的に変動し,これにより被作動機器が振動
し,作動が不安定となることがある。
【0004】本発明は,かゝる事情に鑑みてなされたも
ので,駆動コイル周りの磁束の脈動的変化を緩和して,
被作動機器の振動を低減し得る,構成簡単な前記リニア
ソレノイド装置の磁気ダンパを提供することを目的とす
る。
ので,駆動コイル周りの磁束の脈動的変化を緩和して,
被作動機器の振動を低減し得る,構成簡単な前記リニア
ソレノイド装置の磁気ダンパを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,本発明は,駆動コイルと,この駆動コイルに流す電
流の増加に応じて磁気推力を比例的に増加させるプラン
ジャと,このプランジャにより駆動される被作動機器と
を備え,前記電流をPWM制御するようにしたリニアソ
レノイド装置において,前記駆動コイル周りの磁束が変
化するとき,その変化を妨げる方向に起電力を誘起する
閉回路のダンパコイルを前記駆動コイルに隣接して配設
したことを特徴とする。
に,本発明は,駆動コイルと,この駆動コイルに流す電
流の増加に応じて磁気推力を比例的に増加させるプラン
ジャと,このプランジャにより駆動される被作動機器と
を備え,前記電流をPWM制御するようにしたリニアソ
レノイド装置において,前記駆動コイル周りの磁束が変
化するとき,その変化を妨げる方向に起電力を誘起する
閉回路のダンパコイルを前記駆動コイルに隣接して配設
したことを特徴とする。
【0006】この特徴によれば,駆動コイルに加えられ
る変調パルスのオン,オフにより,駆動コイル周りの磁
束が変化するとき,その変化を妨げるようにダンパコイ
ルに起電力が発生するので,プランジャの磁気推力を殆
ど減じることなく,前記駆動コイル周りの磁束変化を緩
和して,プランジャから受ける作動機器の振動を低減す
ることができる。
る変調パルスのオン,オフにより,駆動コイル周りの磁
束が変化するとき,その変化を妨げるようにダンパコイ
ルに起電力が発生するので,プランジャの磁気推力を殆
ど減じることなく,前記駆動コイル周りの磁束変化を緩
和して,プランジャから受ける作動機器の振動を低減す
ることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を,添付図面
に示す本発明の一実施例に基づいて以下に説明する。
に示す本発明の一実施例に基づいて以下に説明する。
【0008】図1は,本発明を適用した自動変速機油圧
制御用のリニアソレノイドバルブの縦断面図,図2は上
記リニアソレノイドバルブの出力油圧(ロ)と従来のリ
ニアソレノイドバルブの出力油圧(イ)との脈動比較線
図である。
制御用のリニアソレノイドバルブの縦断面図,図2は上
記リニアソレノイドバルブの出力油圧(ロ)と従来のリ
ニアソレノイドバルブの出力油圧(イ)との脈動比較線
図である。
【0009】先ず,図1において,リニアソレノイド装
置としてのリニアソレノイドバルブAは,リニア型のソ
レノイドSと,被作動機器としてのスプールバルブVと
からなる。
置としてのリニアソレノイドバルブAは,リニア型のソ
レノイドSと,被作動機器としてのスプールバルブVと
からなる。
【0010】ソレノイドSは,磁性体であって一端を開
放した有底円筒状のハウジング1と,合成樹脂製のボビ
ン2及びカバー3により内外周面を覆われてハウジング
1に装着される駆動コイル4及びダンパコイル5と,ハ
ウジング1の閉塞した端壁の中心部に一体に形成されて
ボビン2の中空部に配置される第1固定コア61 と,ハ
ウジング1の開放端に結合されると共に,ボビン2の中
空部に第1固定コア6 1 と規定の間隙を置いて対向する
第2固定コア62 と,第1固定コア61 内に配設され,
第2固定コア62 側への軸方向移動を可能とする可動コ
ア即ちプランジャ7とを備える。第1及び第2固定コア
61 ,62 には,同軸に並ぶ一対の軸受8,9が設けら
れ,プランジャ7の中心部に固着されてその両端面から
突出する出力杆10の両端部が上記軸受8,9に摺動自
在に支承される。
放した有底円筒状のハウジング1と,合成樹脂製のボビ
ン2及びカバー3により内外周面を覆われてハウジング
1に装着される駆動コイル4及びダンパコイル5と,ハ
ウジング1の閉塞した端壁の中心部に一体に形成されて
ボビン2の中空部に配置される第1固定コア61 と,ハ
ウジング1の開放端に結合されると共に,ボビン2の中
空部に第1固定コア6 1 と規定の間隙を置いて対向する
第2固定コア62 と,第1固定コア61 内に配設され,
第2固定コア62 側への軸方向移動を可能とする可動コ
ア即ちプランジャ7とを備える。第1及び第2固定コア
61 ,62 には,同軸に並ぶ一対の軸受8,9が設けら
れ,プランジャ7の中心部に固着されてその両端面から
突出する出力杆10の両端部が上記軸受8,9に摺動自
在に支承される。
【0011】ボビン2の外周には,その軸方向一端側に
片寄って仕切りフランジ2aを形成して,幅を大小異に
した一対の装着溝111 ,112 が設けられてあり,幅
広の装着溝111 に駆動コイル4が,また幅狭の装着溝
112 にダンパコイル5がそれぞれ装着される。こうし
て,駆動コイル4及びダンパコイル5は,相互に軸方向
に隣接して配置される。
片寄って仕切りフランジ2aを形成して,幅を大小異に
した一対の装着溝111 ,112 が設けられてあり,幅
広の装着溝111 に駆動コイル4が,また幅狭の装着溝
112 にダンパコイル5がそれぞれ装着される。こうし
て,駆動コイル4及びダンパコイル5は,相互に軸方向
に隣接して配置される。
【0012】駆動コイル4の端子には,その電流をPW
M制御すべく,PWM制御ユニット13がカプラ12を
介して接続される。このカプラ12は前記カバー3の一
端に一体に連設されている。
M制御すべく,PWM制御ユニット13がカプラ12を
介して接続される。このカプラ12は前記カバー3の一
端に一体に連設されている。
【0013】また上記ダンパコイル5はそれ自体で閉回
路をなすもので,駆動コイル4周りで磁束が変化したと
き,その変化を妨げる起電力が誘起されるようになって
いる。
路をなすもので,駆動コイル4周りで磁束が変化したと
き,その変化を妨げる起電力が誘起されるようになって
いる。
【0014】一方,スプールバルブVは,バルブケース
15と,それに形成された弁孔16に摺動自在に嵌装さ
れるスプール弁体17とを備える。そのバルブケース1
5は,前記ハウジング1の開放端に前記第2固定コア6
2 と共にかしめ結合され,スプール弁体17は,前記出
力杆10の先端に同軸上で当接するように配置される。
15と,それに形成された弁孔16に摺動自在に嵌装さ
れるスプール弁体17とを備える。そのバルブケース1
5は,前記ハウジング1の開放端に前記第2固定コア6
2 と共にかしめ結合され,スプール弁体17は,前記出
力杆10の先端に同軸上で当接するように配置される。
【0015】バルブケース15には,また,スプール弁
体17を出力杆10側へ付勢する弁ばね18が収納され
ると共に,この弁ばね18のセット荷重を調整する調整
ねじ19が螺着される。
体17を出力杆10側へ付勢する弁ばね18が収納され
ると共に,この弁ばね18のセット荷重を調整する調整
ねじ19が螺着される。
【0016】バルブケース15は,ソレノイドS側から
順に,第1〜第6ポートP1 〜P6を有する。第1ポー
トP1 は,出力杆10及びスプール弁体17の当接部を
収容するように形成されると共に,×印で示すに油溜め
に開放される。また第2〜第5ポートP2 〜P5 はそれ
ぞれスプール弁体17の外周を囲むように形成される。
そして第4ポートP4 は,油圧源20に連なる高圧油路
21に接続され,第3ポートP3 は,油圧作動部22に
連なる出力油路23に接続され,第2,第5ポート
P2 ,P5 は,×印で示すように油溜めに開放される。
また第6ポートP6は,スプール弁体17の外端が臨む
反力室24に連通するように形成され,且つオリフィス
25を介して出力油路23の途中に接続される。
順に,第1〜第6ポートP1 〜P6を有する。第1ポー
トP1 は,出力杆10及びスプール弁体17の当接部を
収容するように形成されると共に,×印で示すに油溜め
に開放される。また第2〜第5ポートP2 〜P5 はそれ
ぞれスプール弁体17の外周を囲むように形成される。
そして第4ポートP4 は,油圧源20に連なる高圧油路
21に接続され,第3ポートP3 は,油圧作動部22に
連なる出力油路23に接続され,第2,第5ポート
P2 ,P5 は,×印で示すように油溜めに開放される。
また第6ポートP6は,スプール弁体17の外端が臨む
反力室24に連通するように形成され,且つオリフィス
25を介して出力油路23の途中に接続される。
【0017】而して,スプール弁体17は,第3ポート
P3 を第2及び第4ポートP2 ,P 4 の何れとも連通さ
せない中立位置から図で左方へ変位すると,第3ポート
P3を第4ポートP4 に連通させ,右方へ変位すると,
第3ポートP3 を第2ポートP2 に連通させるようにな
っている。
P3 を第2及び第4ポートP2 ,P 4 の何れとも連通さ
せない中立位置から図で左方へ変位すると,第3ポート
P3を第4ポートP4 に連通させ,右方へ変位すると,
第3ポートP3 を第2ポートP2 に連通させるようにな
っている。
【0018】いま,駆動コイル4に通電して,これを励
起すれば,駆動コイル4周り,特にハウジング1,第
1,第2固定コア61 ,62 及びプランジャ7に磁束が
走り,プランジャ7を第2固定コア62 側へ引き寄せる
磁気推力が発生し,その磁気推力は,駆動コイル4に対
する電流に比例する。その磁気推力をもってプランジャ
7が出力杆10を介しスプール弁体17を弁ばね18の
荷重に抗して左方へ変位させると,スプール弁体17は
第2及び第3ポートP2 ,P3 間を遮断すると共に,第
3及び第4ポートP3 ,P4 間を導通させ,高圧油路2
1から出力油路23に油圧が供給され,その油圧は油圧
作動部22に直ちに供給される外,オリフィス25を介
して反力室24にも伝達し,その油圧による押圧力と弁
ばね18の荷重とが反力としてスプール弁体17に作用
し,これを出力杆10側へ押圧する。したがって,PW
M制御ユニット13の作動により駆動コイル4の電流を
増加制御すれば,プランジャ7の電磁推力の増加に伴
い,スプール弁体17は左動していき,油圧作動部22
に供給する制御油圧を上昇させることになる。
起すれば,駆動コイル4周り,特にハウジング1,第
1,第2固定コア61 ,62 及びプランジャ7に磁束が
走り,プランジャ7を第2固定コア62 側へ引き寄せる
磁気推力が発生し,その磁気推力は,駆動コイル4に対
する電流に比例する。その磁気推力をもってプランジャ
7が出力杆10を介しスプール弁体17を弁ばね18の
荷重に抗して左方へ変位させると,スプール弁体17は
第2及び第3ポートP2 ,P3 間を遮断すると共に,第
3及び第4ポートP3 ,P4 間を導通させ,高圧油路2
1から出力油路23に油圧が供給され,その油圧は油圧
作動部22に直ちに供給される外,オリフィス25を介
して反力室24にも伝達し,その油圧による押圧力と弁
ばね18の荷重とが反力としてスプール弁体17に作用
し,これを出力杆10側へ押圧する。したがって,PW
M制御ユニット13の作動により駆動コイル4の電流を
増加制御すれば,プランジャ7の電磁推力の増加に伴
い,スプール弁体17は左動していき,油圧作動部22
に供給する制御油圧を上昇させることになる。
【0019】ところで,駆動コイル4に対する電流のP
WM制御によれば,変調パルスのオン,オフにより,第
1,第2固定コア61 ,62 及びプランジャ7を走る磁
束に急激な強弱変化が繰り返し与えられる。このため,
従来のものでは,このような磁束変化がプランジャ7の
磁気推力に直接影響して,スプール弁体17を振動させ
る。その結果,出力油路23の油圧が,図2(イ)に示
すように大きく脈動して,油圧作動部22の作動を不安
定にさせることがあった。
WM制御によれば,変調パルスのオン,オフにより,第
1,第2固定コア61 ,62 及びプランジャ7を走る磁
束に急激な強弱変化が繰り返し与えられる。このため,
従来のものでは,このような磁束変化がプランジャ7の
磁気推力に直接影響して,スプール弁体17を振動させ
る。その結果,出力油路23の油圧が,図2(イ)に示
すように大きく脈動して,油圧作動部22の作動を不安
定にさせることがあった。
【0020】しかるに,本発明においては,駆動コイル
4に隣接して閉回路のダンパコイル5が設けられている
から,駆動コイル4の励起時には,その周囲を走る磁束
の一部がダンパコイル5に鎖交することになり,その磁
束が変化すると,その変化を妨げるように,ダンパコイ
ル5に起電力が誘起される。これによりプランジャ7の
電磁推力を殆ど減じることなく駆動コイル4周りの磁束
変化を緩和して,スプール弁体17の振動を低減するこ
とができる。したがって,出力油路23の油圧の脈動幅
を,図2(ロ)に示すように大幅に縮小させ,油圧作動
部22の作動の安定化を図ることができる。
4に隣接して閉回路のダンパコイル5が設けられている
から,駆動コイル4の励起時には,その周囲を走る磁束
の一部がダンパコイル5に鎖交することになり,その磁
束が変化すると,その変化を妨げるように,ダンパコイ
ル5に起電力が誘起される。これによりプランジャ7の
電磁推力を殆ど減じることなく駆動コイル4周りの磁束
変化を緩和して,スプール弁体17の振動を低減するこ
とができる。したがって,出力油路23の油圧の脈動幅
を,図2(ロ)に示すように大幅に縮小させ,油圧作動
部22の作動の安定化を図ることができる。
【0021】尚,図2(イ)及び(ロ)は,何れも変調
パルスの周波数が250Hzの状態における出力油圧を
示す。この場合,使用した駆動コイル4は同じであっ
て,巻き数が500であり,図2(ロ)の場合,使用し
たダンパコイル5の巻き数は120である。
パルスの周波数が250Hzの状態における出力油圧を
示す。この場合,使用した駆動コイル4は同じであっ
て,巻き数が500であり,図2(ロ)の場合,使用し
たダンパコイル5の巻き数は120である。
【0022】本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく,その要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能で
ある。例えば,ダンパコイル5を駆動コイル4の内周又
は外周に同心配置することもできる。
なく,その要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能で
ある。例えば,ダンパコイル5を駆動コイル4の内周又
は外周に同心配置することもできる。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によれば,駆動コイ
ルと,この駆動コイルに流す電流の増加に応じて磁気推
力を比例的に増加させるプランジャと,このプランジャ
により駆動される被作動機器とを備え,前記電流をPW
M制御するようにしたリニアソレノイド装置において,
前記駆動コイル周りの磁束が変化するとき,その変化を
妨げる方向に起電力を誘起する閉回路のダンパコイルを
前記駆動コイルに隣接して配設したという,極めて簡単
な構成により,駆動コイル周りの磁束変化を,プランジ
ャの磁気推力を殆ど減じることなく緩和して,被作動機
器の振動を低減することができ,その作動の安定化を図
ることができる。
ルと,この駆動コイルに流す電流の増加に応じて磁気推
力を比例的に増加させるプランジャと,このプランジャ
により駆動される被作動機器とを備え,前記電流をPW
M制御するようにしたリニアソレノイド装置において,
前記駆動コイル周りの磁束が変化するとき,その変化を
妨げる方向に起電力を誘起する閉回路のダンパコイルを
前記駆動コイルに隣接して配設したという,極めて簡単
な構成により,駆動コイル周りの磁束変化を,プランジ
ャの磁気推力を殆ど減じることなく緩和して,被作動機
器の振動を低減することができ,その作動の安定化を図
ることができる。
【図1】本発明を適用したリニアソレノイドバルブの縦
断面図。
断面図。
【図2】上記リニアソレノイドバルブの出力油圧(ロ)
と,従来のリニアソレノイドバルブの出力油圧(イ)と
の脈動比較線図。
と,従来のリニアソレノイドバルブの出力油圧(イ)と
の脈動比較線図。
A・・・・・リニアソレノイド装置(リニアソレノイド
バルブ) S・・・・・ソレノイド V・・・・・被作動部(スプールバルブ) 1・・・・・ハウジング 4・・・・・駆動コイル 5・・・・・ダンパコイル 61 ・・・・第1固定コア 62 ・・・・第2固定コア 7・・・・・プランジャ 13・・・・PWM制御ユニット
バルブ) S・・・・・ソレノイド V・・・・・被作動部(スプールバルブ) 1・・・・・ハウジング 4・・・・・駆動コイル 5・・・・・ダンパコイル 61 ・・・・第1固定コア 62 ・・・・第2固定コア 7・・・・・プランジャ 13・・・・PWM制御ユニット
Claims (1)
- 【請求項1】 駆動コイル(4)と,この駆動コイル
(4)に流す電流の増加に応じて磁気推力を比例的に増
加させるプランジャ(7)と,このプランジャ(7)に
より駆動される被作動機器(V)とを備え,前記電流を
PWM制御するようにしたリニアソレノイド装置におい
て,前記駆動コイル(4)周りの磁束が変化するとき,
その変化を妨げる方向に起電力を誘起する閉回路のダン
パコイル(5)を前記駆動コイル(4)に隣接して配設
したことを特徴とする,リニアソレノイド装置の磁気ダ
ンパ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5680198A JPH11260635A (ja) | 1998-03-09 | 1998-03-09 | リニアソレノイド装置の磁気ダンパ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5680198A JPH11260635A (ja) | 1998-03-09 | 1998-03-09 | リニアソレノイド装置の磁気ダンパ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11260635A true JPH11260635A (ja) | 1999-09-24 |
Family
ID=13037514
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5680198A Pending JPH11260635A (ja) | 1998-03-09 | 1998-03-09 | リニアソレノイド装置の磁気ダンパ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11260635A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101193468B1 (ko) | 2011-12-13 | 2012-10-24 | 제니스전장주식회사 | 소음방지형 변속 솔레노이드장치 |
JP2015005692A (ja) * | 2013-06-24 | 2015-01-08 | 株式会社デンソー | リニアソレノイド |
-
1998
- 1998-03-09 JP JP5680198A patent/JPH11260635A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101193468B1 (ko) | 2011-12-13 | 2012-10-24 | 제니스전장주식회사 | 소음방지형 변속 솔레노이드장치 |
JP2015005692A (ja) * | 2013-06-24 | 2015-01-08 | 株式会社デンソー | リニアソレノイド |
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