JPH11260426A - 非水電解液電池の不活性化装置 - Google Patents

非水電解液電池の不活性化装置

Info

Publication number
JPH11260426A
JPH11260426A JP5952098A JP5952098A JPH11260426A JP H11260426 A JPH11260426 A JP H11260426A JP 5952098 A JP5952098 A JP 5952098A JP 5952098 A JP5952098 A JP 5952098A JP H11260426 A JPH11260426 A JP H11260426A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
solution
opening
aqueous electrolyte
electrolyte
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5952098A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3080606B2 (ja
Inventor
Mitsuhiko Kudo
光彦 工藤
Sei Shimizu
▲瀞▼ 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asaka Riken Industrial Co Ltd
Original Assignee
Asaka Riken Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asaka Riken Industrial Co Ltd filed Critical Asaka Riken Industrial Co Ltd
Priority to JP5952098A priority Critical patent/JP3080606B2/ja
Publication of JPH11260426A publication Critical patent/JPH11260426A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3080606B2 publication Critical patent/JP3080606B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/84Recycling of batteries or fuel cells

Abstract

(57)【要約】 封口されたままの状態で電池の焼成を行うことには、可
燃性ガスの噴出や電池缶の破裂が生じ、焼成炉内での急
激な燃焼を招く恐れがあった。これを防ぐために、電池
を大気中で電池を開口して不活性化させた場合には、シ
ョート電流等による発熱、電解液着火、ガス噴出が生
じ、これが隣接した電池どうしで連鎖的に反応をする恐
れがあることに加え、発生したガス処理も必要であっ
た。 【課題】溶液槽5の電解質を含んだ溶液51内におい
て、供給手段3から開口機2に投入した電池を切断する
ことなく開口し、溶液51中で電池を不活性させながら
回収コンベヤ6により回収する。また溶液冷却装置8、
および処理前の電池を冷却する電池冷却装置4により、
開口に伴う溶液や電池の過度の温度上昇を抑制し、さら
に溶液のろ過装置7や浮遊物回収装置9を設けること
で、電池開口に伴って発生する電池内容物や電池外装等
の不要物を溶液から除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は非水電解液電池の
不活性化装置に関し、特に、電池に含有する有価物の再
生工程において用いられる非水電解液電池の不活性化装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】小型携帯機器の発達に伴い、高エネルギ
ー密度の電池需要が急増する傾向にある。例えば、軽量
且つ高電気容量の非水電解液を用いた電池として知られ
ているリチウムイオン二次電池は、有価金属であるコバ
ルトを含むコバルト酸リチウム等を主成分とする正極活
物質がアルミニウム箔に塗布されて正極が形成され、炭
素粉末を主とする負極活物質が銅箔に塗布されて負極が
形成されている。
【0003】これら正極・負極は、多孔質ポリプロピレ
ン膜等の有機高分子膜からなる絶縁体としてのセパレー
タを介してロール状に巻回されて電極素子が形成され
る。そして、この電極素子は、鉄等を主成分とする電池
缶内に挿入させた後、活性水素を含まない炭酸ジエチ
ル、炭酸プロピレンのような有機溶媒に6−フッ化燐酸
リチウム等の電解質を溶解させた電解液を注液させ、最
後に電池缶を封口することにより電池が形成される。
【0004】このような非水電解液を用いた電池から有
価物を回収することは、資源の有効利用の観点から重要
であるばかりでなく、単なる廃棄は環境汚染に繋がるこ
とからも、その要請が高まりつつある。
【0005】かかる有価物を回収する具体的な従来方法
としては、「特開平6−346160」に開示されたも
のがある。これは、被処理対象の電池の充放電状態に関
わらず、封口されたままの電池を高温で焼成(焼却)処
理した後、粉砕し、次いで所定の粒度以下に篩い、有価
物成分を分別するというものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、封口されたま
まの状態で電池の焼成を行うことには、不測の危険を伴
う恐れがある。すなわち、電池温度の上昇に伴いある程
度の電池温度までは電池内圧が上昇するのみであるが、
これを超えると電池内部の電解液が蒸発し急膨張して、
可燃性ガスの噴出や電池缶の破裂が生じ、焼成炉内での
急激な燃焼を招く恐れがあった。
【0007】特に、充電状態の電池については、これら
現象がより激しいものとして観察されるため、焼成にあ
たっては一番激しい状態を考慮して、急激なガス噴出等
に対処し得る焼成処理および排ガス処理の可能な焼成炉
を構成する必要があった。そのため、単位時間当たりの
処理量を減らしたり、あるいは装置を大型化するなどし
て対処しているが、このことは処理費用のコスト高の要
因となっていた。
【0008】結局のところ、電解液の急激なガス噴出を
防ぐには、放電処理のみでは不十分であり、電池を不活
性化させることが有効である。しかしながら、単に大気
中で電池を開口した場合には、ショート電流等による発
熱、電解液着火、あるいはガス噴出により電池がはね飛
んだり、最悪の場合にはこれが隣接した電池どうしで連
鎖的に反応をして大規模なものとなる恐れがある。大容
量の電池ほどその被害が甚大となり、かつ予測不能であ
った。
【0009】加えて、開口に伴いガス噴出した場合に
は、新たにガスを無害化する処理設備も必要になる場合
があった。以上のように、電池から有価物を回収する公
知技術は多いが、従来からの方法を、使用済みの非水電
解液電池に直接適用しても、操作の安全性の面及び経済
性の面等から種々の課題が存し、そのままの適用には問
題があった。
【0010】
【目的】そこで、本願発明は上記課題に着目して為され
たもので、使用済み非水電解液電池を安全、かつ迅速に
不活性させることを目的とした、新規かつ有用な非水電
解液電池の不活性化装置を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本願発明は以下のように構成される。すなわち、溶
液槽と、該溶液槽の溶液内に配置され、電池を切断する
ことなく開口させる破壊手段を備えたことを特徴とす
る。
【0012】電池体積に対する表面積が大きい小型電池
等の場合には、開口に伴う電池の発熱があっても比較的
速やかに放熱するため、電池を大気中で開口しても問題
に特に問題にならないことが多い。
【0013】しかしながら、電池が大型化するにしたが
い、電池容量に比例して発熱量も大きくなるため、大気
中における電池表面からの放熱のみでは不十分となりや
すい。
【0014】この場合、電池温度が過度に上昇して有機
電解液の着火やガス噴出等が生じると、隣接した場所に
存在する電池不活性化後の電池が加熱されて、電解液着
火やガス噴出等して延焼することがあるため、溶液中で
開口することで電池の過度の温度上昇、隣接電池への悪
影響を抑制することとしたものである。
【0015】ここで、電池表面における開口部の総面積
があまりに小さい場合、開口部から電池内の有機電解液
が系外に拡散し難くなるとともに、電池内の蓄熱量も大
きくなり好ましくない。
【0016】また、電池のセパレータ等は、破砕手段の
刃等が磨耗してくると切断されにくくなるため、電池を
切断する程に大きく開口しようとすると、セパレータ等
を噛み込んでしまって有価物が電池外に引き出されてし
まうことがあり、このような場合には溶液槽内の有価物
を再回収する必要が生じて、有価物の損失量が増える原
因にもなるので好ましいものではない。
【0017】以上のことから、電池の開口に際しては、
開口数及び開口形状を特に限定しないが、複数箇所に中
身が露出する程度の開口を設けることが、電池の不活性
化および有価物回収の観点から好ましいものである。電
池を開口させる破壊手段としては、例えば、切断機、破
砕機、ドリルによる穴あけ、釘状のものの突き刺しなど
があるが、安全面から遠隔操作することが望ましい。溶
液中に浸漬させた電池を開口することにより、電池が発
熱しても溶液により速やかに放熱され、電池の最高温度
も低くなるため不活性化作業がより安全に行えることと
なる。
【0018】この開口により、電解質を含む電解液が電
池内から溶液槽表面に分離浮遊してくるが、たとえ溶液
中でガス噴出した場合であっても、大気中でのガス噴出
と比較して安全性が高いものとなることに加え、溶液に
吸収されるガス成分については、無害化処理を省略ある
いは大幅に簡素化されることとなる。なお、溶液槽に溶
出した電解質を含む電解液は、従来の方法で廃液処理を
おこなえばよい。
【0019】なお、開口に伴う電池の発熱は、溶液中に
電解質が存在すると、溶液(非導電性溶液)のみの場合
に比して穏やかであるが、溶液のみの場合でも開口され
た電池が投入されることにより、電池の発熱は穏やかに
なっていく。これは電池内からリチウム塩等の電解質が
溶出してくるため、結果的に溶液槽が電解質を含む系に
なるためである。すなわち、電解質を新たに用意しなく
ても使用済み電池の電解質を含む電解液が、溶液槽にあ
る程度混入しさえすればよいことになる。
【0020】また、塩化ナトリウム、硫酸ナトリウムお
よび硫酸アンモニウムから選択される少なくとも一つを
電解質として含有する水溶液をあらかじめ調整してお
き、これを溶液槽の溶液として使用するようにしてもよ
い。
【0021】不活性化装置に用いられる溶液は水溶液、
非水溶液あるいはこれらを混合したものでもよいが、熱
容量が大きく不燃性であるものが好ましく、経済性を考
慮すれば水が最良である。
【0022】溶液にあらかじめ電解質を加えることは、
当該電池が電圧を有する場合には、開口に伴う正負電極
間の短絡に加えて、溶液中における放電が生じて電池が
速やかに不活性化される。加える電解質は特に限定され
るものではないが、無機塩類例えば、塩化ナトリウム、
硫酸ナトリウムおよび硫酸アンモニウムから選択される
少なくとも一つを含む水溶液を使用することが好適であ
る。添加する電解質の量は、通常の電解反応で必要とす
る電解質の添加量より著しく少量で十分であり、0.0
01〜1.0wt%添加しておけば、電池開口にともな
い電解液中の電解質も加わるので十分である。これによ
り、溶液中の制御された条件下で非水電解液電池が切断
されずに開口されて、非水電解液電池が不活性化され
る。
【0023】なお、大気中で電池を開口する場合と異な
り、溶液中でガスを噴出させた場合であっても、溶液に
吸収されるガス成分については、無害化処理を省略ある
いは大幅に簡素化できることとなる。また、溶液槽に溶
出した電解質を含む電解液は、従来の方法で廃液処理を
行えばよい。
【0024】さらに、上記装置の溶液槽に、さらに溶液
を冷却する溶液冷却手段を設けることを特徴とする。こ
れは、開口後の電池温度の上昇をできるだけ抑制するた
めであり、開口にともなうガス噴出の発生率を低下させ
る効果が期待できるため好ましいものである。冷却され
る溶液の温度はできるだけ低いほうが良いが、溶液槽温
度を下げることによる効果と必要な冷却手段等を勘案し
て10℃以下が望ましく、電解質が溶解した水溶液であ
れば0℃以下にすればさらに効果的である。
【0025】同様の理由から、さらに処理前の電池を冷
却する電池冷却手段を設けるようにしてもよい。これ
は、開口前の電池をあらかじめ10℃以下、好ましくは
0℃以下に下げておくことで、電池が発熱等した場合で
あっても、電池温度の上昇を抑制することができると共
に、開口にともなうガス噴出の発生率を低下させる効果
が期待できるためである。また、電池単体で見れば電池
温度低下により電池内部抵抗が大きくなるため、放電時
の電流が抑制されて急激な電池温度上昇を回避できる共
に、開口時の電池温度が低ければ、開口による発熱があ
っても電池が到達する最高温度を比較的低く抑えること
ができるからである。
【0026】さらにまた、開口させた後の電池を溶液槽
から回収する搬出手段を設けることで、電池の不活性化
操作がより安全になされることになる。加えて、溶液を
ろ過するろ過手段や浮遊物を除去する回収手段を設ける
ことで、電池開口に伴って発生する電池内容物や電池外
装等の不要物を溶液から除去するようにしてもよい。
【0027】
【発明の実施の形態】次に、本願発明の実施形態例を図
面に基づき詳細に説明する。図1は本実施形態の非水電
解液電池の不活性化装置の概略図であり、図2は本実施
形態の非水電解液電池の不活性化装置の開口機の説明図
である。
【0028】本実施形態例の非水電解液電池の不活性化
装置(以下「本装置」)1は、主に、開口機2、供給手
段3、電池冷却装置4、溶液槽5、搬出手段、ろ過装置
7、溶液冷却装置8、および浮遊物回収装置9とから構
成されるものである。
【0029】破壊手段としての開口機2は、互いに対向
配置された1対の回転軸21に複数の開口刃22が取り
付けられたものであり、後述する溶液槽5の溶液51の
液面下に開口刃22が水没するようにして設置されてい
る。この開口機2の上部には投入口23が配設されて液
面上まで延設されるとともに、開口機2の下側は開口刃
22間を通過した電池10が排出される排出口24が設
けられている。
【0030】ここで、この開口機2自体の構成は、回転
破砕刃を有する破砕機の構成と大きく異なるものではな
いが、電池サイズ(電池体積)に応じて回転軸21の軸
間距離Wを調整したり開口刃22を交換することで、電
池10を別体状に分割切断させるものではなく、電池1
0の中身が一部露出する程度に開裂や開口を生じさせる
ように構成することが重要である。
【0031】開口機2の投入口23の上方には、処理対
象の電池10の供給手段3としての搬送コンベヤ31、
振動フィーダ32、及びホッパ33が配置され、さらに
その前工程側に電池冷却装置4が配置されている。
【0032】搬送コンベヤ31は、通常のベルト循環搬
送機構であり、その出口側31aが投入口23の上部に
配置され、入口側31bは処理対象の電池を適宜の供給
速度で送出する振動フィーダ32の送出口32aに連繋
されている。
【0033】この振動フィーダ32の上方には、ホッパ
33および電池冷却手段である電池冷却装置4が配置さ
れ、処理対象の電池10をあらかじめ電池冷却装置4で
冷却してからホッパ33を介して振動フィーダ32に供
給するようにしている。
【0034】開口した電池10を不活性化処理する溶液
槽5は、上方開放の箱状をなし、内部には0℃に冷却さ
れた塩化ナトリウム0.1wt%水溶液からなる溶液5
1が満たされており、かつ上記した開口機2が水没状に
して配置されている。
【0035】搬出手段は、回収コンベヤ6と回収かご6
1とから構成され、該回収コンベヤ6は、その受け部側
6aが水中の開口機2の排出口24の下方に配置され、
排出側6bは溶液槽5から外側へ突き出し状に配置さ
れ、その排出側6bの下方には回収かご61が配置され
ている。
【0036】本装置1には、さらに溶液のろ過装置7、
溶液冷却装置8、および浮遊物回収装置9を配設してい
る。溶液51のろ過手段であるろ過装置7は、電池開口
にともない溶液51に混入する電池内容物(例えば、電
池活物質)からなる懸濁物質等をろ過するためのもので
あり、溶液冷却手段である溶液冷却装置8は溶液を冷却
して電池開口後の電池温度の過度の上昇を抑制するため
のものであって、両者は同一の通水経路に直列に接続さ
れている。
【0037】ろ過装置7は、溶液槽5の底面付近に設け
た吸水口71からA送水ポンプ72によって溶液51を
吸水し、フィルタ73に通水して溶液をろ過してから、
溶液冷却装置8に通水して冷却した後、送水口74から
溶液槽5に戻すことで、溶液のろ過と冷却をおこなって
いる。
【0038】回収手段としての浮遊物回収装置9は、電
池開口にともない溶液51に電池部品や電池被覆材等の
浮遊物が生じた場合に、これを溶液51から除去するた
めのものであり、溶液槽5の液面近くに配置された吸い
出し口91から溶液51とともに浮遊物をB送水ポンプ
92により吸い込み、浮遊物を回収するメッシュかご9
3に通水して浮遊物を除去した後、溶液51は再び戻し
口94から溶液槽5に戻すようにしている。
【0039】
【実施形態の作用】上記構成により、本実施形態の非水
電解液電池の本装置は以下のように作用する。
【0040】まず、不活性化の対象となる電池10は電
池冷却装置4により冷却され、ホッパ33に投入された
後、振動フィーダ32の送出口32aから搬送コンベヤ
31に送り出され、開口機2の投入口23に投入され
て、開口機2の開口刃22によって溶液51中で開口さ
れる。
【0041】開口された電池10は排出口24から回収
コンベヤ6の受け部側6a側に排出されるが、開口後の
電池が不活性化されるにはある程度の時間が必要である
ため、電池10は溶液51中で回収コンベヤ6上を不活
性化されながら適宜の速度で排出側6bへ移動して回収
かご61に搬出された後、有価物を再生するための焼成
工程等へ供されることとなる。
【0042】また、ろ過装置7、溶液冷却装置8、およ
び浮遊物回収装置9の作動により、溶液51の浄化、温
度制御、および浮遊物の回収等が為される。[実施例]
まず、溶液槽5の溶液51として、1立法メートルの塩
化ナトリウム0.1wt%水溶液を用い、溶液冷却装置
8により0℃に冷却しておいた。
【0043】また、不活性化対象の電池として満充電状
態の18650サイズの単セル、およびこれが4本内蔵
された電池パックを各々10個(以下、「電池等」とす
る)用意した。
【0044】つぎに、これら電池等を0℃設定の電池冷
却装置4により、2時間冷却してからホッパ33に投入
して、本装置1を作動させたところ、電池等は振動フィ
ーダ32から搬送コンベヤ31上を進み、開口機2の電
池投入口20cに投入され、開口機2の開口刃22によ
って溶液51中で開口されたが、この際ガス噴出をする
ことはなかった。
【0045】開口された電池等は排出口24から回収コ
ンベヤ6の受け部側6a側に排出され、回収コンベヤ6
の回転により排出側6bへ移動する過程で電池等が安全
に不活性化されて回収かご61に搬出された。
【0046】なお、電池等の開口の際に生じた浮遊物
は、浮遊物回収装置9によりメッシュかご93に回収さ
れるとともに、溶液51に生じた懸濁等はろ過装置7に
より取り除かれ、さらに溶液冷却装置8により溶液51
は電池等の開口後も0℃程度に保持された。
【0047】
【他の実施形態の可能性】本願発明の目的を達成するた
め、本実施例は以下のように変形することも可能であ
る。 本実施形態の溶液冷却装置8はろ過装置31と直
列に接続しているが、これに限定されるものではない。
ろ過装置7から独立させた配管として配置してもよく、
また、溶液槽5を冷却することにより溶液51を間接的
に冷却するようにしてもよい。
【0048】さらに本装置1の必須構成要素は、開口機
2、溶液槽5、および溶液51のみであるため、これら
のみからなる、非水電解液電池の不活性化装置とするこ
とも可能である(図3)。
【0049】この場合、電池は開口機2に直接投入して
開口させ、不活性化が終了した電池10は溶液槽5から
直接回収すればよく、特に対象となる電池の処理量の少
ない場合には、装置の小型化の観点からも好適なもので
ある。
【0050】なお、大型の電池や複数の電池を組み込ん
だ電池パックを開口機2に投入する場合には、例えば、
これら電池を一定の方向に揃えた状態で開口機2に投入
することで電池の開口を確実に行うようにしてもよい。
【0051】さらに、開口機2内に対向配置される開口
刃22の一方側を、電池を開口機2に噛み込ませるため
の噛み込み刃とすることも可能である。この場合に開口
刃をAとし、噛み込み刃をBとすると、一方の回転軸に
はAのみを装着し、他方の回転軸にはBのみを装着して
もよいが、例えば回転軸の一方をA-B-A−B-・・・
とし、他方の回転軸をB-A-B-A-・・・として組み合
わせることも可能である。
【0052】あるいは、開口機2の開口刃22よりも投
入口側に、一対の補助的な噛み込み刃を配置等して、電
池を確実に開口刃22間へ送り出すようにしてもよい
(図示省略)。
【0053】なお、本願発明は非水電解液電池の不活性
化を目的としているが、ニカド電池、ニッケル水素電
池、鉛電池等の水溶液系の電解液を使用した電池にも適
用可能なものである。
【0054】
【効果】以上述べたように、本願発明に係る非水電解液
電池の不活性化装置は以下の効果を奏するものである。
【0055】すなわち、溶液中に浸漬させた電池を、別
体状に分割切断させずに中身が露出する程度に開口させ
ているため、電池内部の有価物の損失を抑制できるとと
もに、これらの処理を溶液中で行っているため、電池が
発熱しても溶液により速やかに放熱するので電池の最高
温度を低くでき、不活性化作業をより安全に行うことが
できる。
【0056】また、塩化ナトリウム、硫酸ナトリウムお
よび硫酸アンモニウムから選択される少なくとも一つを
電解質として含有する水溶液を溶液槽の溶液として使用
した場合には、当該電池が電圧を有する場合には、開口
に伴う正負電極間の短絡に加えて、溶液中における放電
が生じるため電池をより速やかに不活性化することがで
きる。
【0057】さらに、溶液中で電池がガス噴出した場合
であっても、大気中でのガス噴出と比較して安全性が高
いものとなることに加え、溶液に吸収されるガス成分に
ついては、無害化処理を省略あるいは大幅に簡素化でき
ることとなる。
【0058】さらにまた、本願発明に係る不活性化装置
により、安全に開口されて不活性化された電池は、有価
物を回収するための焼成工程において、急激なガス噴出
等を伴わないため、焼成炉や排ガス処理等の設備をより
小型化なものとすることが可能となる等、その産業的効
果は顕著なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の非水電解液電池の不活性化装置の
概略図である。
【図2】本実施形態の非水電解液電池の不活性化装置の
開口機の説明図である。
【図3】他の実施形態の非水電解液電池の不活性化装置
の概略図である。
【符号の説明】
1・不活性化装置 2・開口機 21・・回転軸 22・・開口刃 23・・投入口 24・・排出口 3・供給手段 31・・搬送コンベヤ 31a・・出口側 31b・・入口側 32・・振動フィーダ 32a・・送出口 33・・ホッパ 4・電池冷却装置 5・溶液槽 51・・溶液 6・回収コンベヤ 6a・・受け部側 6b・・排出側 61・・回収かご 7・ろ過装置 71・・吸水口 72・・A送水ポンプ 73・・フィルタ 74・・送水口 8・溶液冷却装置 9・浮遊物回収装置 91・・吸い出し口 92・・B送水ポンプ 93・・メッシュかご 94・・戻し口 10・電池

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶液槽と、該溶液槽の溶液内に配置さ
    れ、処理対象の電池を切断することなく開口させる破壊
    手段を備えたことを特徴とする非水電解液電池の不活性
    化装置。
  2. 【請求項2】 溶液槽の溶液を、 塩化ナトリウム、硫酸ナトリウムおよび硫酸アンモニウ
    ムから選択される少なくとも一つを電解質として含有す
    る水溶液とすることを特徴とする請求項1記載の非水電
    解液電池の不活性化装置。
  3. 【請求項3】 請求項1、又は2記載の非水電解液電池
    の不活性化装置に、さらに溶液槽の溶液を冷却するため
    の溶液冷却手段を設けたことを特徴とする非水電解液電
    池の不活性化装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2、又は3記載の非水電解液
    電池の不活性化装置に、さらに処理対象の電池を冷却す
    るための電池冷却手段を設けたことを特徴とする非水電
    解液電池の不活性化装置。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3、又は4記載の非水電
    解液電池の不活性化装置に、さらに破壊手段で処理した
    電池を、溶液槽から回収するための搬出手段を設けたこ
    とを特徴とする非水電解液電池の不活性化装置。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4又は5記載の非水
    電解液電池の不活性化装置に、さらに溶液槽の溶液をろ
    過するためのろ過手段を設けたことを特徴とする非水電
    解液電池の不活性化装置。
  7. 【請求項7】 請求項1、2、3、4、5又は6記載の
    非水電解液電池の不活性化装置に、さらに溶液内に浮遊
    する浮遊物を回収するための回収手段を設けたことを特
    徴とする非水電解液電池の不活性化装置。
JP5952098A 1998-03-11 1998-03-11 非水電解液電池の不活性化装置 Expired - Lifetime JP3080606B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5952098A JP3080606B2 (ja) 1998-03-11 1998-03-11 非水電解液電池の不活性化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5952098A JP3080606B2 (ja) 1998-03-11 1998-03-11 非水電解液電池の不活性化装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11260426A true JPH11260426A (ja) 1999-09-24
JP3080606B2 JP3080606B2 (ja) 2000-08-28

Family

ID=13115633

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5952098A Expired - Lifetime JP3080606B2 (ja) 1998-03-11 1998-03-11 非水電解液電池の不活性化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3080606B2 (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009526374A (ja) * 2007-03-15 2009-07-16 ヨウン ハン リー 廃蓄電池の解体装置
JP2012110850A (ja) * 2010-11-25 2012-06-14 Sumitomo Metal Mining Co Ltd 電池破砕装置および破砕方法
WO2012081447A1 (ja) * 2010-12-13 2012-06-21 住友金属鉱山株式会社 電池パック処理装置および処理方法
JP2012129054A (ja) * 2010-12-15 2012-07-05 Sawaya:Kk 廃電池処理方法、並びに廃電池分別機及び廃電池処理装置
JP2012160269A (ja) * 2011-01-31 2012-08-23 Sumitomo Metal Mining Co Ltd 電池パック処理装置および処理方法
CN103098276A (zh) * 2010-09-14 2013-05-08 英派尔科技开发有限公司 分解和循环使用电池
CN106229571A (zh) * 2016-08-12 2016-12-14 上海交通大学 批量回收废旧锂离子电池的半封闭式放电装置
CN106252771A (zh) * 2016-08-12 2016-12-21 上海交通大学 批量预处理废旧锂离子电池的清洁放电方法
WO2018218358A1 (en) * 2017-05-30 2018-12-06 Li-Cycle Corp. A process, apparatus, and system for recovering materials from batteries
JP2020054961A (ja) * 2018-10-02 2020-04-09 Jx金属株式会社 リチウムイオン電池廃棄物の取扱い方法
WO2021201151A1 (ja) * 2020-03-31 2021-10-07 国立大学法人京都大学 リチウムイオン二次電池を失活化する方法
CN113488712A (zh) * 2021-07-05 2021-10-08 北矿机电科技有限责任公司 一种间歇式密闭动力锂电池的放电装置及方法
KR102317034B1 (ko) * 2021-02-28 2021-10-26 주식회사 비티에스이엔지 리튬이온 폐배터리의 대용량 처리용 비폭발식 분쇄공정 및 소재 분별 시스템

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101910611B1 (ko) * 2017-05-04 2018-10-23 나윤호 리튬관련전지의 방전처리장치

Cited By (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009526374A (ja) * 2007-03-15 2009-07-16 ヨウン ハン リー 廃蓄電池の解体装置
CN103098276A (zh) * 2010-09-14 2013-05-08 英派尔科技开发有限公司 分解和循环使用电池
US9160043B2 (en) 2010-09-14 2015-10-13 Empire Technology Development Llc Disassembling and recycling a battery
JP2013539897A (ja) * 2010-09-14 2013-10-28 エンパイア テクノロジー ディベロップメント エルエルシー 電池の分解およびリサイクル
JP2012110850A (ja) * 2010-11-25 2012-06-14 Sumitomo Metal Mining Co Ltd 電池破砕装置および破砕方法
US8734972B2 (en) 2010-12-13 2014-05-27 Sumitomo Metal Mining Co., Ltd. Battery pack processing apparatus and processing method
EP2565979A1 (en) * 2010-12-13 2013-03-06 Sumitomo Metal Mining Co., Ltd. Battery pack processing device and processing method
US20130065092A1 (en) * 2010-12-13 2013-03-14 Sumitomo Metal Mining Co., Ltd. Battery pack processing apparatus and processing method
EP2565979A4 (en) * 2010-12-13 2013-10-09 Sumitomo Metal Mining Co PROCESSING DEVICE AND PROCESSING METHOD FOR A BATTERY PACK
CN103493284A (zh) * 2010-12-13 2014-01-01 住友金属矿山株式会社 电池组处理装置及处理方法
JP2012128952A (ja) * 2010-12-13 2012-07-05 Sumitomo Metal Mining Co Ltd 電池パック処理装置および処理方法
WO2012081447A1 (ja) * 2010-12-13 2012-06-21 住友金属鉱山株式会社 電池パック処理装置および処理方法
JP2012129054A (ja) * 2010-12-15 2012-07-05 Sawaya:Kk 廃電池処理方法、並びに廃電池分別機及び廃電池処理装置
JP2012160269A (ja) * 2011-01-31 2012-08-23 Sumitomo Metal Mining Co Ltd 電池パック処理装置および処理方法
CN106252771B (zh) * 2016-08-12 2019-02-01 上海交通大学 批量预处理废旧锂离子电池的清洁放电方法
CN106229571A (zh) * 2016-08-12 2016-12-14 上海交通大学 批量回收废旧锂离子电池的半封闭式放电装置
CN106252771A (zh) * 2016-08-12 2016-12-21 上海交通大学 批量预处理废旧锂离子电池的清洁放电方法
WO2018218358A1 (en) * 2017-05-30 2018-12-06 Li-Cycle Corp. A process, apparatus, and system for recovering materials from batteries
AU2018276326B2 (en) * 2017-05-30 2021-07-15 Li-Cycle Corp. A process, apparatus, and system for recovering materials from batteries
KR20200024967A (ko) * 2017-05-30 2020-03-09 리-싸이클 코포레이션 배터리로부터 물질을 회수하기 위한 방법, 장치 및 시스템
JP2023053985A (ja) * 2017-05-30 2023-04-13 エルアイ - サイクル コーポレイション バッテリから材料を回収するためのプロセス、装置、およびシステム
JP2020522617A (ja) * 2017-05-30 2020-07-30 エルアイ − サイクル コーポレイション バッテリから材料を回収するためのプロセス、装置、およびシステム
US10919046B2 (en) 2017-05-30 2021-02-16 Li-Cycle Corp. Process, apparatus, and system for recovering materials from batteries
US10960403B2 (en) 2017-05-30 2021-03-30 Li-Cycle Corp. Process, apparatus, and system for recovering materials from batteries
KR20190078653A (ko) * 2017-05-30 2019-07-04 리-싸이클 코포레이션 배터리로부터 물질을 회수하기 위한 방법, 장치 및 시스템
US11077452B2 (en) 2017-05-30 2021-08-03 Li-Cycle Corp. Process, apparatus, and system for recovering materials from batteries
JP2023053986A (ja) * 2017-05-30 2023-04-13 エルアイ - サイクル コーポレイション バッテリから材料を回収するためのプロセス、装置、およびシステム
KR20220135249A (ko) * 2017-05-30 2022-10-06 리-싸이클 코포레이션 배터리로부터 물질을 회수하기 위한 방법, 장치 및 시스템
KR20220090592A (ko) * 2017-05-30 2022-06-29 리-싸이클 코포레이션 배터리로부터 물질을 회수하기 위한 방법, 장치 및 시스템
JP2020054961A (ja) * 2018-10-02 2020-04-09 Jx金属株式会社 リチウムイオン電池廃棄物の取扱い方法
WO2021201151A1 (ja) * 2020-03-31 2021-10-07 国立大学法人京都大学 リチウムイオン二次電池を失活化する方法
KR102317034B1 (ko) * 2021-02-28 2021-10-26 주식회사 비티에스이엔지 리튬이온 폐배터리의 대용량 처리용 비폭발식 분쇄공정 및 소재 분별 시스템
CN113488712A (zh) * 2021-07-05 2021-10-08 北矿机电科技有限责任公司 一种间歇式密闭动力锂电池的放电装置及方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3080606B2 (ja) 2000-08-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3495707B2 (ja) 電池の解体処理方法
JP3080606B2 (ja) 非水電解液電池の不活性化装置
Yu et al. Comprehensive recycling of lithium-ion batteries: Fundamentals, pretreatment, and perspectives
US6511639B1 (en) Process for recycling negative-electrode materials from spent lithium batteries
CN108110356B (zh) 一种全自动废旧锂离子电池回收工艺及系统
CA2559928C (en) Method for the mixed recycling of lithium-based anode batteries and cells
KR102447931B1 (ko) 폐전지 친환경 재활용 방법
CN108417924B (zh) 一种锂电池和锂电池模组破碎方法
CN109193064A (zh) 一种废旧动力锂电池有价成分分选回收的方法
CN111530884B (zh) 一种动力锂电池单体回收方法
JP6963135B2 (ja) リチウムの回収方法及びリチウムイオン二次電池の処理方法
TWI757135B (zh) 電池廢棄物之熱處理方法及鋰回收方法
KR102426579B1 (ko) 중대형 폐전지 방전시스템
JPH1197076A (ja) 電池の処理方法
WO2022052497A1 (zh) 一种处理废旧锂电池隔膜纸的方法
US20210384562A1 (en) Process for physically separating and recovering various components from spent lithium ion batteries
US5679477A (en) Apparatus for treatment of a battery containing alkali metal
KR102450852B1 (ko) 폐전지 친환경 재활용을 위한 파쇄시스템
CN109453867A (zh) 一种人字形齿剪切破碎机及废旧锂电池带电破碎的方法
CN112934373A (zh) 一种无烟环保型锂电池回收机
JPH11265736A (ja) 廃電池の処理方法および処理装置
CN114614135A (zh) 基于流化颗粒的废旧锂电池放电装置及放电方法
CN214477632U (zh) 一种液氮冷冻破碎和低温焙烧处理废锂离子电池系统
EP4119245A1 (en) Method for recovering lithium and method for processing lithium ion secondary battery
JP7133688B2 (ja) リチウムイオン電池スクラップの処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080623

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090623

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090623

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100623

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110623

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110623

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120623

Year of fee payment: 12

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120623

Year of fee payment: 12

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130623

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130623

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130623

Year of fee payment: 13

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term