JPH11259514A - 情報通信システム - Google Patents

情報通信システム

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JPH11259514A
JPH11259514A JP10061646A JP6164698A JPH11259514A JP H11259514 A JPH11259514 A JP H11259514A JP 10061646 A JP10061646 A JP 10061646A JP 6164698 A JP6164698 A JP 6164698A JP H11259514 A JPH11259514 A JP H11259514A
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JP
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data
voice
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server device
keyword
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Application number
JP10061646A
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English (en)
Inventor
Hisanori Wakamatsu
尚紀 若松
Yoshiaki Ukita
義敬 宇喜多
Nanae Saitou
奈々恵 斉藤
Naohiro Suzuki
直大 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テキスト情報、音声情報、グラフィックス情
報などの各種の情報の提供をサーバ装置より迅速かつ簡
単に受けることができるようにする。 【解決手段】 共通サーバ装置2には、見出し語312
と見出し語の音声波形データ311とからなる音声波形
辞書31が用意され、会員端末からの音声メモデータの
音声波形と前記見出し語の音声波形311とのマッチン
グが行われ、一致あるいは類似の見出し語の音声波形デ
ータがインデックス情報として、会員端末からの音声メ
モデータと対応付けられて、会員端末用音声メモエリア
32に記録される。会員端末から音声検索データか送信
されてくると、この音声検索データにより会員端末用音
声メモアリアの音声メモデータのインデックスとしての
音声波形データが検索され、音声検索データに対応する
音声波形データをインデックス情報として有する音声メ
モデータを抽出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、情報通
信端末からの要求に応じて、情報提供サービスを行う情
報通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】サーバ装置と、情報通信端末との間で通
信路を接続し、情報通信端末からキーワードをサーバ装
置に提供することによって、サーバ装置に蓄積されてい
る前記キーワードを含むテキスト情報の提供を情報通信
端末が受けるようにするいわゆる情報検索が行われてい
る。
【0003】この場合、サーバ装置は、情報通信端末か
らのキーワードを受信し、自己が蓄積しているテキスト
情報の中から、そのキーワードを含むテキスト情報を検
索して抽出し、この抽出したテキスト情報を情報通信端
末に提供する。
【0004】このように、情報通信端末は、情報通信端
末自身が大量のテキスト情報を保持することなく、サー
バ装置に蓄積されている大量のテキスト情報を使用し
て、目的とする情報を比較的簡単に得られるため、多く
の分野で同様の検索システムが構築され利用されるよう
になってきている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、携帯情報通
信端末の場合、携帯性が考慮され、小型化、軽量化が進
められている。このため、テキスト情報の検索用のキー
ワードを入力するための操作キーが小さかったり、1つ
の操作キーに複数の文字情報が割り当てられるなどする
ためキーワードの入力がしずらく、キーワードの入力に
時間がかかるなどして、迅速かつ簡単に目的とするテキ
スト情報の提供を受けることができない場合がある。
【0006】また、テキスト情報だけでなく音声情報な
どもサーバ装置に蓄積しておき、必要に応じて提供を受
けることができるようにしたいとする要求がある。この
場合、音声情報にインデックス情報(文字情報)を付加
してサーバ装置に蓄積しておき、携帯情報通信端末から
は、音声情報に付加されているインデックス情報を入力
してサーバ装置に提供することにより、サーバ装置から
目的とする音声情報の提供を受けるようにすることが考
えられる。
【0007】しかし、携帯情報通信端末の操作キーを操
作してインデックス情報を入力し、これをサーバ装置に
送信しなければならないので、前述したテキスト情報の
検索のためのキーワードの入力の場合と同様に、インデ
ックス情報の入力がしずらく、インデックス情報の入力
に時間がかかるなどして、迅速かつ簡単に目的とする音
声情報の提供を受けることができない。
【0008】また、音声情報をテキスト情報に変換し、
前述したようにテキスト情報に含まれるキーワードで検
索できるようにすることも考えられる。これによって、
音声情報にインデックス情報を付加してサーバ装置に記
憶するようにしなくても済むが、これを音声情報として
得るためには、さらにテキスト情報から音声データに変
換しなければならないなど、音声情報からテキスト情報
への変換、テキスト情報から音声情報も変換のためにサ
ーバ装置の付加が大きくなる。また、この場合にも、携
帯情報通信端末の場合、キーワードの入力がしずらく、
面倒であることには変わりはない。
【0009】この発明は、以上の点にかんがみ、テキス
ト情報、音声情報、グラフィックス情報などの各種の情
報をサーバ装置より迅速かつ簡単に提供を受けることが
できるようにする情報通信システムを提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明の情報通信システムは、サー
バ装置と情報通信端末とがネットワークを通じて接続さ
れ、前記サーバ装置は、前記情報通信端末からの要求に
応じた情報を提供するようにする情報通信システムであ
って、前記サーバ装置は、複数個の提供情報と、前記提
供情報のそれぞれを検索するためのキーワードの音声波
形データからなる検索用インデックス情報とを対応付け
て保持する提供情報保持手段と、前記情報通信端末から
の音声検索データを受信し、前記音声検索データの音声
波形と、前記提供情報保持手段の前記検索用インデック
ス情報の音声波形とのマッチングにより前記音声検索デ
ータに対応する前記提供情報を前記提供情報保持手段か
ら抽出する提供情報抽出手段とを備え、前記情報通信端
末は、マイクロホンと、前記マイクロホンにより収音し
た音声検索データを前記サーバ装置に送信する音声検索
データ送信手段と、前記サーバ装置から送信されてくる
前記提供情報抽出手段により抽出された前記提供情報を
受信する提供情報受信手段とを備えることを特徴とす
る。
【0011】この請求項1に記載の情報通信システムに
よれば、サーバ装置の提供情報保持手段には、複数の提
供情報と、そのそれぞれの提供情報を検索するためのキ
ーワードの音声波形データが対応付けて格納される。情
報通信端末からは、マイクロホンにより収音された音声
が音声検索データとしてサーバ装置に提供される。
【0012】そして、サーバ装置の提供情報抽出手段に
より、情報通信端末からの音声検索データと、提供情報
保持手段のインデックス情報の音声波形とのマッチング
が行われ、音声検索データに対応する、すなわち、音声
検索データと一致する、あるいは、類似する音声波形の
インデックス情報を有する提供情報が抽出される。
【0013】これにより、情報通信端末のユーザは、音
声により、サーバ装置に蓄積されている目的とする提供
情報の提供を要求し、サーバ装置から目的とする提供情
報の提供を受けることができるようにされる。したがっ
て、情報通信端末の操作キーを操作して、文字情報とし
てのインデックス情報を入力することもないので、迅速
かつ簡単に目的とする提供情報の提供を受けることがで
きる。
【0014】また、請求項2に記載の発明の情報通信シ
ステムは、請求項1に記載の情報通信システムであっ
て、前記提供情報保持手段は、前記情報通信端末からの
音声メモデータを蓄積するものであって、前記サーバ装
置は、キーワードの音声波形データを保持するキーワー
ド辞書記憶手段と、前記情報通信端末からの前記音声メ
モデータの音声波形と、前記キーワード辞書記憶手段の
前記キーワードの音声波形とを突き合わせ、前記音声メ
モデータ中の前記キーワードの音声波形データを検出す
る検出手段と、前記提供情報保持手段に前記音声メモデ
ータを記憶するとともに、前記検出手段で検出された前
記キーワードの前記音声波形データを前記検索用インデ
ックス情報として前記音声メモデータに対応させて記憶
させる記憶実行手段とを備え、前記情報通信端末は、前
記マイクロホンにより収音した音声情報を音声メモデー
タとして前記サーバ装置に送信する音声メモデータ送信
手段とを備えることを特徴とする。
【0015】この請求項2に記載の情報通信システムに
よれば、情報通信端末において、マイクロホンにより収
音された音声メモデータが音声メモデータ送信手段によ
りサーバ装置に送信される。サーバ装置においては、検
出手段により、情報通信端末からの音声メモデータの音
声波形と、キーワード辞書記憶手段に記憶されているキ
ーワードの音声波形データとが突き合わされて、音声メ
モデータ中のキーワードの音声波形データが検出され
る。
【0016】この検出手段により検出された音声波形デ
ータと、音声メモデータとが対応付けられて記憶実行手
段により提供情報保持手段に記憶するようにされる。す
なわち、音声メモデータを提供情報とし、これに検出さ
れたキーワードの音声波形データを付加して提供情報保
持手段に記憶するようにされる。
【0017】これにより、情報通信端末のユーザは、自
己の音声メモデータをサーバ装置に蓄積することができ
るようにされるとともに、音声検索データをサーバ装置
に送信することにより、サーバ装置に保持するようにし
た自己の音声メモデータをいつでも、音声により、迅速
かつ簡単に、サーバ装置から提供を受けて聞くことがで
きるようにされる。
【0018】また、請求項3に記載の発明の情報通信シ
ステムは、請求項2に記載の情報通信システムであっ
て、前記情報通信端末は、携帯電話端末であって、前記
音声メモデータは、通話の相手先から送信されてきた音
声情報であることを特徴とする。
【0019】この請求項3に記載の情報通信システムに
よれば、情報通信端末は、携帯電話端末であり、情報通
信端末のマイクロホンにより収音した自己の音声だけで
なく、通話時に相手先から送信されてきた相手先の音声
をも音声メモデータとしてサーバ装置に送信し、蓄積し
ておくことができるようにされる。
【0020】これにより、通話時の相手先からの音声を
も、サーバ装置に蓄積し、必要に応じてサーバ装置から
呼び出して聞くことができるようにされる。したがっ
て、通話の相手先からの情報をメモに書き記すなどの手
間をかけることなく、簡単に通話の相手先からの必要な
情報をサーバ装置に蓄積し、必要なときに利用すること
ができるようにされる。
【0021】また、請求項4に記載の発明の情報通信シ
ステムは、請求項2に記載の情報通信システムであっ
て、前記記憶実行手段は、前記音声メモデータが、前記
情報通信端末のユーザ本人の音声データであるときに
は、マッチングにより検出された前記音声メモデータ中
の音声波形データを切り出して、これを前記検索用イン
デックス情報として前記音声メモデータに対応させて記
憶させることを特徴とする。
【0022】この請求項4に記載の情報通信システムに
よれば、音声メモデータが携帯電話端末のユーザの音声
情報である場合、記憶実行手段より、マッチングの結果
検出された音声メモデータ中のキーワードの音声波形デ
ータをインデックス情報として音声メモデータと対応付
けて提供情報保持手段に記憶するようにされる。
【0023】これにより、情報通信端末のマイクロホン
により収音された当該情報通信端末のユーザからの音声
検索データが送信されてきたときには、そのユーザの音
声メモデータ中から切り出して当該音声メモデータのイ
ンデックス情報とした音声波形データを検索することに
より、目的の音声メモデータを検索し抽出するようにさ
れるので、正確かつ迅速に目的とする自己の音声メモデ
ータを抽出することができる。
【0024】また、請求項5に記載の発明の情報通信シ
ステムは、請求項1に記載の情報通信システムであっ
て、前記キーワード辞書記憶手段は、キーワードのコー
ドデータと、そのキーワードの音声波形データとを対応
付けて保持するものであり、前記検出手段は、前記音声
メモデータの検索用インデックス情報として、前記キー
ワードの前記コードデータを検出するものであり、前記
提供情報保持手段は、前記検出手段により検出された前
記キーワードの前記コードデータおよび前記キーワード
の音声波形データを前記検索用インデックス情報として
保持するものであり、前記提供情報抽出手段は、前記情
報通信端末から送信されてくるキーワードのコードデー
タに基づいて、前記提供情報保持手段から対応する音声
メモデータを抽出するものであり、前記情報通信端末
は、キーワードの文字入力手段と、前記文字入力手段に
より入力された前記キーワードのコードデータを前記サ
ーバ装置に送信するコードデータ送信手段とを備えるこ
とを特徴とする。
【0025】この請求項5に記載の情報通信システムに
よれば、サーバ装置のキーワード辞書記憶手段には、キ
ーワードの音声波形データとともに、そのキーワードの
コードデータとが対応付けられて記憶されている。そし
て、情報通信端末から送信されてくる音声メモデータに
は、検出手段により検出されるキーワードのコードデー
タと、キーワードの音声波形データとが、記憶実行手段
により当該音声メモデータと対応付けられて提供情報保
持手段に記憶するようにされる。
【0026】そして、情報通信端末は、文字入力手段を
通じて入力されるキーワードのコードデータをコードデ
ータ送信手段によりサーバ装置に送信することにより、
キーワードのコードデータ、すなわち文字入力データを
用いても目的の音声メモデータの検索、抽出をサーバ装
置に指示し、抽出された音声メモデータの提供を受ける
ことができるようにされる。
【0027】これにより、音声と、コードデータ(文字
入力されたデータ)の両方で目的とする音声メモデータ
の検索などの処理をサーバ装置に行わせることができる
ようにされる。
【0028】また、請求項6に記載の発明の情報通信シ
ステムは、請求項5に記載の情報通信システムであっ
て、前記サーバ装置は、複数の情報通信端末と契約関係
を有するものであり、前記サーバ装置は、前記情報通信
端末との接続時において、前記情報通信端末から送信さ
れてくる認証情報に基づいて、契約関係のある情報通信
端末のみの接続を認証する認証手段を備え、前記提供情
報保持手段は、前記認証手段により認証された契約関係
のある前記情報通信端末から送信されてくる前記音声メ
モデータを情報通信端末ごとに区分けして管理するもの
であり、前記提供情報抽出手段は、前記認証手段により
認証された契約関係のある前記情報通信端末から送信さ
れてくる前記音声検索データあるいはキーワードのコー
ドデータを受け付けて、受け付けた前記音声検索データ
あるいはキーワードのコードデータに対応する前記音声
メモデータを抽出することを特徴とする。
【0029】この請求項6に記載の情報通信システムに
よれば、サーバ装置は、認証手段により、情報通信端末
から送信されてくる認証情報に基づいて、その情報通信
端末が契約関係のある情報通信端末か否かが認識され
る。そして、サーバ装置は、記録実行手段により、契約
関係のある情報通信端末からの音声メモデータが提供情
報保持手段に保持するようにされるとともに、提供情報
抽出手段により、契約関係のある情報通信端末からの音
声検索データに基づいて音声メモデータの検索、抽出を
行うようにされる。
【0030】これにより、契約関係のある情報通信端末
のみに対して、サーバ装置は、音声メモデータの蓄積、
蓄積した音声メモデータの検索、抽出などのサービスを
提供することができるようにされる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、この発明による情報通信シ
ステムの一実施の形態を、図を参照しながら説明する。
【0032】この実施の形態においては、1個の共通サ
ーバ装置に対して、このサーバ装置と契約関係にある複
数個の情報通信端末がネットワークを通じて接続されて
情報通信システムが構成される。
【0033】この実施の形態の場合、情報通信端末は、
携帯無線通信端末の構成とされ、共通サーバ装置からの
情報提供サービスなどの提供サービスを受ける機能を備
えるほか、PHS(パーソナル・ハンディホン・システ
ム)の電話機能およびファクシミリ、電子メールのデー
タ通信機能をも備える構成とされる。そして、情報提供
サービス、ファクシミリ通信、電子メール通信は、個々
の携帯無線通信端末と前記サーバ装置とが協働すること
により、行われるように構成されている。
【0034】そして、この実施の形態において、情報通
信端末のユーザは、必要に応じて音声情報をいわゆる音
声メモデータとして共通サーバ装置に送信し、共通サー
バ装置に蓄積することができるようにされている。これ
により、例えば、情報通信端末が備えるメモリに音声メ
モデータを記憶しておく場合のように、メモリの記憶容
量に左右されることなく、より多くの音声メモを保持し
ておくことができるようにされている。
【0035】さらに、共通サーバ装置に大量の音声メモ
を蓄積するようにした場合であっても、例えば、目的と
するテキストデータをキーワードを用いて検索する場合
のように、音声データあるいは文字データのキーワード
を用いて検索し、必要な音声メモデータを必要なときに
迅速かつ簡単に呼び出して利用することができるように
されている。
【0036】[ネットワークシステムの説明]図1は、
この発明の実施の形態が適用された通信ネットワークシ
ステムの概念構成を説明するための図であり、この図1
において、1は共通サーバ装置と契約関係がある携帯無
線通信端末、2は共通サーバ装置である。複数個の携帯
無線通信端末1と、共通の共通サーバ装置2とは、携帯
無線通信端末用のネットワーク3と、このネットワーク
3に対して、1〜複数個のアクセスポイント4を通じて
接続される専用基幹ネットワーク5を通じて接続され
る。
【0037】携帯無線通信端末用ネットワーク3には、
共通サーバ装置2と契約関係にない他の携帯無線通信端
末も接続されるが、後述するような共通サーバ装置2か
らのデータ通信サービスを受けることができる携帯無線
通信端末は、予め、この共通サーバ装置2と契約関係が
結ばれた携帯無線通信端末1のみである。共通サーバ装
置2との契約関係がない携帯無線通信端末との混同を避
けるため、以下の説明においては、共通サーバ装置2と
契約関係にある携帯無線通信端末を会員端末と呼ぶこと
にする。
【0038】複数個の会員端末1および他の同種の携帯
無線通信端末のそれぞれは、例えば電波の届く範囲を考
慮した所定のエリア単位に設けられる無線基地局6に対
して無線接続される。無線基地局6同志の間の接続な
ど、携帯無線通信端末用のネットワーク3では、例えば
光ケーブルが用いられる。
【0039】専用基幹ネットワーク5に対しては、この
ネットワーク5を管理するネットワーク管理サーバ装置
7が接続される。このネットワーク管理サーバ装置7
は、共通サーバ装置2と会員端末1との間の、いわゆる
ルーティングを管理する。したがって、ネットワーク管
理サーバ装置7でのルーティング管理上から見たときに
は、共通サーバ装置2は、専用基幹ネットワーク5に接
続される端末装置の一つとして位置づけることができ
る。なお、この場合、このネットワーク管理サーバ装置
7は、インターネット8に対しても接続される。
【0040】そして、この実施の形態においては、ネッ
トワーク管理サーバ装置7は、共通サーバ装置2に対し
て直接的にも接続され、会員端末1からの共通サーバ装
置2へのアクセス履歴などを、ネットワーク管理サーバ
装置7から共通サーバ装置2に送るように構成されてい
る。すなわち、この実施の形態では、会員端末1の課金
ログ収集などの会員総合管理は、共通サーバ装置2が行
うように構成している。
【0041】つまり、この実施の形態の場合、会員端末
1は、共通サーバ装置2と契約関係があるのであって、
ネットワーク管理サーバ装置7と契約関係にあるのでは
ない。そして、共通サーバ装置2は、会員端末1のネッ
トワーク接続上の管理をネットワーク管理サーバ装置7
に委託するものであって、共通サーバ装置2とネットワ
ーク管理サーバ装置7との間にも契約関係がある。した
がって、共通サーバ装置2は、他の専用基幹ネットワー
クおよびそのネットワーク管理サーバ装置とも、前述の
専用基幹ネットワーク5およびそのネットワーク管理サ
ーバ装置7と全く同様の関係を持って接続されることが
可能である。
【0042】この実施の形態の場合、共通サーバ装置2
から見たときには、個々の会員端末1に対しては、特定
の専用基幹ネットワークを割り当てて、各会員端末1か
らの共通サーバ装置2へのアクセスは、必ず、その会員
端末用に割り当てた専用基幹ネットワークを通るように
管理するのであるが、会員端末1から見た場合には、共
通サーバ装置2とネットワーク管理サーバ装置7との間
の契約関係は全く無関係であるので、会員端末1は、単
に共通サーバ装置2だけにアクセスして共通サーバ装置
2だけにより管理されているようになる。
【0043】このようなネットワーク管理構成によれ
ば、例えば、共通サーバ装置2に個々のネットワーク管
理サーバ装置7が備えるサービス機能をすべて持たせる
ようにすることにより、会員端末1の使用者は、各個の
ネットワーク管理サーバ装置7が備える種々のサービス
を受けるために、個々のネットワーク管理サーバ装置7
に対して契約するのではなく、共通サーバ装置2と契約
関係を生じさせるだけで、この共通サーバ装置2が持つ
種々のサービスを受けられるようになり、非常に便利で
ある。
【0044】そして、共通サーバ装置2は、公衆回線網
9に接続され、後述するように、会員端末1が、この公
衆回線網9に接続されるファクシミリ端末やパーソナル
コンピュータなどの通信端末10との間で通信データの
送受を行うことができるようにするための機能を備えて
いる。
【0045】さらに、この実施の形態においては、共通
サーバ装置2は、会員端末1に対して、情報提供サービ
スを行うために、提供情報のデータベースの一部となる
記憶部を備える。また、共通サーバ装置2は、コンテン
ツ提供装置11と接続されており、このコンテンツ提供
装置11から、会員への提供情報のデータベースの一部
となる情報を取得して、会員端末1に提供するようにす
る。
【0046】コンテンツ提供装置11は、それぞれ固有
の提供情報を有する提供会社が備えるもので、共通サー
バ装置2を有するサービス会社との契約により、共通サ
ーバ装置2を通じて会員端末1に、その情報を提供する
ものである。図1では、コンテンツ提供装置11は、1
個だけ示したが、複数個のコンテンツ提供装置11が共
通サーバ装置2に接続される場合もある。
【0047】また、共通サーバ装置2とコンテンツ提供
装置11との接続態様は、専用線を通じて接続される場
合と、インターネットなどのネットワークを通じて接続
される場合とがある。
【0048】この実施の形態の場合、これら専用線やネ
ットワークを通じて共通サーバ装置2に接続されるコン
テンツ提供装置11からの情報は、共通サーバ装置2
が、会員端末1から、そのサービス提供要求があったと
きに、前記コンテンツ提供装置11にアクセスして取得
し、要求してきた会員端末1に提供するようにする。
【0049】コンテンツ提供装置11からの情報を、随
時、取得して、共通サーバ装置2の内蔵メモリ部に格納
して、その内蔵メモリ部の記憶内容を最新にしておくこ
とも考えられるが、コンテンツ提供装置11が多数にな
り、提供情報が多量になると共通サーバ装置2のメモリ
部を大規模にしなければならなくなるという問題があ
る。
【0050】これに対して、この実施の形態のように、
会員端末1からの要求があったときに、その要求のあっ
た情報のみをコンテンツ提供装置11から共通サーバ装
置2が取得して会員端末1に提供するようにすれば、共
通サーバ装置2のメモリ部の規模は大規模にならない。
また、コンテンツ提供装置11が備える情報が常時更新
されていれば、共通サーバ装置2は、単に、コンテンツ
提供装置11から情報を取得するだけで、常に最新の情
報を会員端末1に提供することができる。
【0051】そして、この実施の形態では、共通サーバ
装置2が、1〜複数個のコンテンツ提供装置11に接続
されていて、これらのコンテンツ提供装置11からの情
報を集中的に集めて、会員端末1に提供する構成である
ので、会員端末1では、それぞれのコンテンツ提供装置
11に対して契約したりする必要はなく、また、複数個
のコンテンツ提供装置11からの情報の形式などに関係
なく、共通サーバ装置2から必要な情報を受け取ること
ができる。
【0052】なお、固有の提供情報を有する提供会社に
よるコンテンツの共通サーバ装置2への提供方法として
は、上述のように専用線やネットワークを通じて接続し
て共通サーバ装置2に提供するのではなく、コンテンツ
提供会社がCD−ROMなどの記録媒体を共通サーバ装
置2に提供して、共通サーバ装置2の記憶部に記憶させ
ておくようにする態様もある。
【0053】この実施の形態においては、携帯無線通信
端末1の使用者と、共通サーバ装置2の所有会社との契
約が行われると、前述したように、携帯無線通信端末1
は会員端末1となる。例えば、会員端末1を使用者が購
入することが、共通サーバ装置2に対する契約関係の発
生とするようにすることができる。
【0054】すなわち、携帯無線通信端末を会員端末1
として使用者が購入するときに、その会員端末1には、
前述したように、各端末ごとの特定の専用基幹ネットワ
ークを通じた共通サーバ装置2のアドレス情報が予め与
えられ、不揮発性メモリに格納される。また、この不揮
発性メモリには、会員端末であることを示すと共に、会
員端末の使用者を識別するための会員番号などの会員I
Dやパスワードなどの識別情報(会員識別情報)も格納
される。
【0055】ただし、この共通サーバ装置2のアドレス
情報や会員識別情報の会員端末1への書き込み登録は、
会員端末1の購入時に、端末販売員や購入者が行っても
よいが、予め、会員端末1に登録しておくとよい。その
場合には、アドレスを入力する操作が全く不要となるの
で、使用者には共通サーバ装置を意識させずに、会員端
末1を利用させるようにすることができる。
【0056】そして、後述もするように、会員端末1
で、共通サーバ装置2の情報提供サービスを受けると
き、また、会員端末1で、ファクシミリ通信や電子メー
ル通信の処理が開始されるとき、それに先立ち、前記の
予め記憶されているアドレス情報および会員識別情報を
用いて、会員端末1は、自動的に共通サーバ装置2に接
続する処理を実行するものである。
【0057】この実施の形態においては、会員端末1
は、携帯性に優れ、何時、どこからでも、共通サーバ装
置2にアクセスするだけで、種々の情報提供サービスの
提供を受けることができる。
【0058】また、会員端末1は、この実施の形態で
は、そのファクシミリ通信や電子メール通信の機能およ
びその関連機能を、共通サーバ装置2と協働することに
より、実現する。すなわち、会員端末1は、これら通信
のための大容量のメモリを有しない。その代わりに、共
通サーバ装置2が、各会員端末1の受信データ用のメモ
リあるいはメモリエリアを備える。また、会員端末1
は、必要最小限の処理のためのアプリケーション(マイ
クロコンピュータのソフトウエア)、例えば表示アプリ
ケーションのためのアプリケーションを除き、種々の機
能を実現するためのアプリケーションを、共通サーバ装
置2に委ねるようにしている。すなわち、会員端末1に
おいて、使用者が、目的とする機能を得るための要求に
相当する、例えばキー操作を行うと、その要求が共通サ
ーバ装置2に送られ、共通サーバ装置2で当該機能のア
プリケーションが実行される。そして、そのアプリケー
ションでの処理結果が、会員端末1に送られてくる。
【0059】以上が、この発明の実施の形態の構成の概
要であるが、より具体的な構成について以下に説明す
る。
【0060】図2は、上述した図1の通信ネットワーク
システムの概念構成を、より具体化したものである。こ
の場合、会員端末1は、PHS電話端末と、データ通信
機能を備えるPDA(パーソナル・デジタル・アシスタ
ンツ)との複合機の構成を有し、PHS電話機能のほか
に、後述するように、ファクシミリ通信機能、電子メー
ル通信機能を備えると共に、共通サーバ装置2からの情
報提供サービスを受ける機能を備えている。
【0061】無線基地局6が接続される携帯無線通信端
末用のネットワーク3は、この例では、PHS/ISD
N網3nである。したがって、会員端末1は、無線基地
局6−PHS/ISDN網3n−無線基地局6を通じ
て、他の会員端末1または会員以外のPHS端末と電話
通信ができると共に、無線基地局6−PHS/ISDN
網3nを通じて一般加入電話端末と電話通信ができる。
【0062】専用基幹ネットワーク5は、この例では、
ISP(インターネット・サービス・プロバイダー)が
管理するネットワークとされる。すなわち、5Nは、そ
のISPバックボーン、つまり、LANなどのネットワ
ークであり、このISPバックボーン5NとPHS/I
SDN網3nとは、PHS用の32kビット/秒の伝送
速度の業界標準方式であるPIAFS(PHS Int
ernet Access Forum Standa
rd)用のアクセスポイント4Pを通じて接続されてい
る。
【0063】また、5RはこのISP用のルータであ
り、これを介して、ISPバックボーン5Nと、ネット
ワーク管理サーバ装置7に対応するISPサーバ装置7
Iと、共通サーバ装置2とが接続される。
【0064】ISPサーバ装置7Iは、共通サーバ装置
2側の委託により、前述したように、会員端末1からの
アクセスがあったときに、その認証をとる。すなわち、
ISPサーバ装置7Iには、このISPサーバ装置7I
を経由して共通サーバ装置2にアクセスする会員端末1
の会員識別情報、例えば会員番号などの会員IDやパス
ワードなどが予め登録されており、ISPサーバ装置7
Iは、当該ISPバックボーン5Nに接続された端末に
対するアクセスがあったときに、そのアクセスをしてき
た端末が、当該ISPバックボーン5Nを通じて共通サ
ーバ装置2に接続すべき会員端末1であるか否かの認証
を行い、会員端末1であれば、そのアクセスをルータ5
Rを通じて共通サーバ装置2に着信させる。
【0065】そして、ISPサーバ装置7Iは、当該会
員端末1のアクセスの履歴(ログ)を共通サーバ装置2
に送る。共通サーバ装置2は、1〜複数のISPサーバ
装置7Iからの複数個の会員端末のそれぞれのアクセス
の履歴の情報を受け取って、それぞれの会員端末への課
金などを総合的に管理する。
【0066】コンテンツ提供装置11は、この例では、
インターネット8を通じて共通サーバ装置2に接続さ
れ、共通サーバ装置2が必要なときに、このコンテンツ
提供装置11から提供すべき情報をインターネット8を
通じて取得して、会員端末1に提供するようにする。な
お、前述もしたように、コンテンツ提供装置11は、イ
ンターネット8を通じてではなく、専用線を通じて共通
サーバ装置2と接続するようにすることもできる。ま
た、ISPサーバ装置7Iもコンテンツ提供装置となる
こともできる。
【0067】[共通サーバ装置2の構成]図3は、共通
サーバ装置2の一実施の形態の構成を示すブロック図で
ある。この図3に示すように、共通サーバ装置2は、マ
スターサーバ21と、メールサーバ22と、ファクシミ
リサーバ23と、着信通知サーバ24と、HTTP(H
yper Text Transfer Protoc
ol)Dサーバ25と、コンテンツサーバ26と、コン
テンツ用Proxyサーバ27とが、LAN(ローカル
エリアネットワーク)により接続されて構成されてい
る。また、このLANはインターネット8とも接続され
ている。
【0068】マスターサーバ21は、会員データの管
理、コンテンツオプション等の申し込み、解約処理やネ
ットワーク全体の管理メンテナンスを行う。マスターサ
ーバ21は、会員IDやパスワードなどの会員識別情報
を含む会員データ(ユーザ情報)などを記憶するメモリ
21Mを備える。
【0069】メールサーバ22は、主としてメールサー
ビスの管理・運用を行うものであり、POP(Post
Office Protocol)またはIMAP
(Internet Message Access
Protocol)サーバ機能を実装しており、会員端
末1とのインターフェース処理を行う。そして、メール
サーバ22は、会員端末用のメールボックスと呼ばれる
メモリ22Mを備える。メールボックス22Mは、各会
員端末1のそれぞれ毎に区分けされたメモリエリアを備
え、各会員端末宛ての電子メールの受信データを、各会
員端末毎に蓄える。
【0070】なお、この実施の形態では、後述するよう
に、ある会員端末から他の会員端末宛てに送信された、
イメージデータ(画像データ)を含まないテキストデー
タ形式のファクシミリデータも、このメールボックス2
2Mの前記他の会員端末用のメモリエリアに、電子メー
ルデータとして蓄えられる。
【0071】ファクシミリサーバ23は、ファクシミリ
通信機能のアプリケーションを実行する。会員端末1と
のインターフェース用にメールサーバ機能を実装し、ま
た、G3ファクシミリ用のPSTN(公衆交換電話網)
通信回線機能も実装し、ISDN網9に接続されてい
る。また、ファクシミリデータとしての画像データを記
憶するファクシミリボックス(以下FAXボックスとい
う)と呼ばれるメモリ23Mを備える。FAXボックス
23Mも、各会員端末毎に区分けされたメモリエリアを
備え、各会員端末宛ての、イメージデータを含むファク
シミリ受信データを各会員端末1毎に蓄える。
【0072】着信通知サーバ24は、電子メールやファ
クシミリの着信が会員端末宛てにあった場合に、ISD
N回線(ISDN網9)を通じて、その着信を各会員端
末1に通知するためのものである。
【0073】HTTPDサーバ25は、会員端末1との
インターフェースを制御する。会員端末1が、この共通
サーバ装置2に接続されている場合のすべての処理は、
このサーバ25を経由して各機能サーバに接続される。
【0074】コンテンツサーバ26は、共通サーバ装置
2が提供するコンテンツ情報処理用のサーバである。こ
のサーバ26は、提供するコンテンツ情報用として、2
つの情報格納用メモリ26A,26Bを備える。その一
つのメモリ26Aは、予めこのサーバ26内に提供する
情報を保持するためのものである。もう一つのメモリ2
6Bは、この共通サーバ装置2内には、提供する情報を
保持せず、利用時に、図2の実施の形態では、インター
ネット8経由でコンテンツ提供装置11から取得したデ
ータを一時的に格納するためのものである。
【0075】コンテンツ用Proxyサーバ27は、コ
ンテンツデータを、インターネット8を経由して、外部
のコンテンツ提供装置11から取得するために使用され
る。Proxyサーバ27は、図示しないファイアウォ
ールと共に機能させることによって、外部からの不正な
アクセスを防御しながら、ファイアウォールの内側から
自由に外部にアクセスできる環境を作っている。
【0076】[会員端末1について]次に、会員端末1
について説明する。図4は、会員端末1の外観の一例で
あり、また、図5は、この会員端末1の内部回路構成の
一例である。前述もしたように、この例の会員端末1
は、PHS電話機能と、ファクシミリ通信および電子メ
ール通信、情報提供サービスを受けるデータ通信機能を
備える複合端末の構成を有するものである。
【0077】この実施の形態の会員端末1は、図4
(A)および図4(B)に示すように、端末本体100
に対して開閉可能の蓋101を備え、この蓋101を閉
じた図4(A)の状態では、PHS電話端末として動作
する電話モードになり、蓋101を開いた図4(B)の
状態では、ファクシミリ通信機能と、電子メール通信機
能と、情報提供サービス受信機能とを得ることができる
データ通信モードになる。このモード切り換えのため
に、図示しないが、蓋101の開閉を検知するセンサが
設けられている。
【0078】このセンサとしては、例えば蓋101の内
側に突起を設けると共に、これと対応する本体100側
の位置に押圧スイッチを設け、蓋101の前記突起によ
り、機械的に本体100側の押圧スイッチを押圧する機
械的なセンサを用いる。
【0079】また、蓋101と本体100との一方に、
磁石を設け、他方に感磁性素子からなるスイッチを設け
る構成のセンサスイッチを用いるようにしてもよい。
【0080】蓋101の表側には、図4(A)に示すよ
うに、電話用(ダイヤル用)のテンキー102が設けら
れている。103は、PHS用のアンテナである。
【0081】そして、会員端末1は、図4(B)に示す
ように、蓋101を開けた状態のときに現れる本体10
0側の面に、大型のLCD(液晶ディスプレイ)105
を備え、このLCD105の表示面に、通信文、機能一
覧メニュー、提供情報一覧リスト、受信ファクシミリリ
ストや受信電子メールリストなどを表示することができ
る。メニューやリストが一画面で表示できないときに
は、画面をスクロールしたり、次ページに切り換えるこ
とで全部が表示できるようにされている。
【0082】蓋101を閉じた図4(A)の状態では、
例えば透明プラスチック板などからなるLCD窓104
を通じてLCD105の表示面が臨めるようにされる。
この場合、蓋101を閉じた状態では、LCD表示窓1
04から臨める部分だけに表示が行われるように、LC
D105が表示制御されている。
【0083】この実施の形態の会員端末1においては、
LCD105の表面には透明のタッチパネル106が貼
付されており、蓋101の裏側に、図4(B)のように
取り外し自在に取り付けられているペン107によるタ
ッチ操作や、手書き文字入力を受け付ける機能を備える
ようにしている。
【0084】また、蓋101の裏側には、メニューキー
K1、オンライン接続キーK2、機能キーK3、…など
の複数個のキー釦108が、ダイレクトキーとして設け
られている。さらに、LCD105の右横には、回動キ
ーと押しボタンキーとの2つの機能を合わせ持つジョグ
ダイヤルキー109が設けられる。このジョグダイヤル
キー109を回動キーとして回動操作したときには、例
えばメニューなどにおける項目選択動作が行え、また、
押しボタンキーとして押下操作したときには、選択され
た項目の決定入力を意味するものとして扱われる。
【0085】次に、図5の会員端末1の回路ブロックに
ついて説明する。この例の会員端末1は、大きく分け
て、通信機能部110と、制御部120とからなる。
【0086】通信機能部110は、アンテナ111と、
RF処理部112と、送受信データ処理部113と、マ
イクロホンアンプ114と、スピーカアンプ115と、
マイクロホン100MCと、スピーカ100SPとから
なる。
【0087】制御部120は、マイクロコンピュータに
より構成されており、CPUで構成されるシステムコン
トロール部121と、ROM122と、DRAM123
と、書き換え可能な不揮発性メモリとしてのフラッシュ
メモリ124とを備えている。
【0088】システムコントロール部121には、蓋1
01の開閉に応じてオン・オフするスイッチSWが接続
されており、このスイッチSWのオン・オフにより、蓋
101が開状態か、閉状態かをシステムコントロール部
121は検知し、蓋101が閉状態のときには、当該会
員端末1をPHS電話用端末として制御する。また、蓋
101が開状態のときには、当該会員端末1を情報通信
端末や、ファクシミリ通信用端末あるいはメール通信用
端末として制御する。
【0089】システムコントロール部121には、ま
た、テンキー102のキースイッチ群や、蓋101の裏
側に設けられたキー釦108のスイッチ群の状態を示す
情報が入力されるようにされており、システムコントロ
ール部121は、使用者によりキー操作がなされたと
き、それがテンキー102やキー釦108のいずれかで
あるかを検知し、その検知したキーに応じた処理を実行
するようにする。
【0090】また、システムコントロール部121に
は、LCDドライバ125が接続され、後述するROM
122のプログラムおよび表示データを用いてLCD1
05に、共通サーバ装置2から提供された情報を表示し
たり、その他の表示画像を表示するようにする。
【0091】また、システムコントロール部121に
は、使用者への、電話の着信通知や、ファクシミリおよ
びメールの着信通知などのためのブザー127やLED
(発光ダイオード)126が接続されている。
【0092】ROM122には、共通サーバ装置2との
接続のためのシーケンスを制御するプログラムや、PH
S電話通信のための制御プログラム、情報提供サービス
を受けるための制御プログラム、ファクシミリ送信のた
めの制御プログラム、メール送信のための制御プログラ
ム、ファクシミリデータやメールデータを受信するため
の制御プログラムなどの会員端末1での通信のために最
低限必要な通信アプリケーションプログラムと、LCD
105を表示制御するプログラムやメニューなどの表示
データ、その他が記憶されている。
【0093】DRAM123は、後述するように、共通
サーバ装置2から取得した受信データを一時的に蓄えた
り、その他、ワークエリアとして使用するメモリを領域
を備えるものである。
【0094】フラッシュメモリ124には、前述したよ
うに、共通サーバ装置2に対してISPサーバ装置7I
を通じて会員端末1から自動接続するためのネットワー
ク上のアドレス情報が予め格納されている。また、この
フラッシュメモリ124には、当該会員端末1が共通サ
ーバ装置2と契約関係のある端末であって、ファクシミ
リ通信サービスや電子メールサービス、また、情報提供
サービスを共通サーバ装置2から受けることができる端
末であることを示すと共に、各会員端末の使用者を識別
するための会員IDやパスワードなどの会員識別情報も
記憶されている。
【0095】この会員識別情報などの会員に関する情報
は、前述もしたように、共通サーバ装置2のメインサー
バ21にも記憶されて共通サーバ装置2においても管理
されている。また、ISPサーバ装置7Iも、この会員
識別情報により、アクセスしてきたのが会員であるか否
かの認証を行うものである。
【0096】さらに、フラッシュメモリ124には、D
RAM123に一時的に蓄えた受信データの内の、特に
保存しておきたいデータを格納する領域や、後述するよ
うに音声メモとして共通サーバ装置2に蓄積するように
する音声メモデータの一時記憶領域を備えている。
【0097】以上のような構成を備える会員端末1の動
作を、関連する共通サーバ装置の動作も含めて、以下に
説明する。
【0098】まず、PHS電話モードについて説明す
る。蓋101を閉じた状態で、テンキー102を用い
て、相手方の電話番号をダイヤル入力すると、発呼がな
される。また、蓋101を閉じた状態で、PHS電話端
末としての当該会員端末1に電話の着信があると、それ
がブザー127により使用者に知らされ、使用者が応答
すると、その電話着信を受けることができ、通話状態に
なる。
【0099】なお、蓋101を開いた状態で電話着信が
あったときには、本体100側に設けられている図示し
ない通話キーを押すことにより、いつでも通話が可能で
ある。ただし、通話は、蓋101を閉じた状態で行うよ
うにする。
【0100】そして、会員端末1は、このPHS電話通
話時には、システムコントロール部121からの制御を
送受信データ処理部113が受けながら、送話信号を送
信し、また、受話信号を受信する。
【0101】すなわち、マイクロホン100MCからの
音声信号がアンプ114を介して送受信データ処理部1
13に供給されて送信データに変換され、RF処理部1
12を通じ、アンテナ111を通じて無線基地局6に対
して送信されると共に、無線基地局6よりの相手側から
の通話音声のデータがアンテナ111で受信され、その
受信データが送受信データ処理部113で処理されて、
相手の通話音声信号が復元され、それがアンプ115を
通じてスピーカ100SPに供給されて放音される。
【0102】次に、データ通信モードについて説明す
る。このデータ通信モードにおいては、ファクシミリ機
能、電子メール機能、WWWブラウザ機能、メモ機能、
音声メモ機能などを会員端末1では、実現できるように
構成されている。これらの機能の一覧メニューは、キー
釦108の内のメニューキーを操作することにより、L
CD105の画面上に表示される。そして、使用者が、
このLCD105の画面に表示される機能一覧メニュー
から、ジョグダイヤルキー109の回動操作および押下
操作により希望する機能を選択して、決定することによ
り、会員端末1は、その機能を実行するモードの状態に
なる。
【0103】この実施の形態の会員端末1において、フ
ァクシミリデータの送信および受信をする場合、また、
電子メールの送信および受信をする場合は、すべて共通
サーバ装置2を介して処理される。
【0104】そして、会員端末1と共通サーバ装置2と
の間でのデータのやり取りにおいては、ファクシミリ通
信方式としての既定の通信方式に関係なく、すべてネッ
トワーク3およびネットワーク5に適合する通信方式に
よって行うようにする。すなわち、この実施の形態の場
合には、ファクシミリデータと電子メールデータとは、
インターネットで電子メールを転送するのに用いられる
標準的な手順であるSMTP(Simple Mail
Transfer Protocol)を用い、ま
た、WWWブラウザ機能における共通サーバ装置2から
の情報は、HTTP(Hyper Text Tran
sfer Protocol)を用い、PHS網を利用
したPIAFS方式により、会員端末1と共通サーバ装
置2との間で送信データおよび受信データをやり取りす
る。
【0105】この場合、会員端末1においては、送信デ
ータは、DRAM123に一時格納され、送信実行によ
りシステムコントロール部121により読み出されて、
前述の通信プロトコルおよびデータ形式で、送受信デー
タ処理部113、RF処理部112、アンテナ111を
順次介して無線送信される。
【0106】また、共通サーバ装置2からの受信データ
は、アンテナ111で受信され、RF処理部112、送
受信データ処理部113を通じて、システムコントロー
ル部121によりDRAM123に一時格納される。そ
して、システムコントロール部121の制御により、L
CDドライバ125を通じてLCD105に表示データ
として送られ、受信データによる表示内容が表示され
る。
【0107】メモ機能には、ペン107とタッチパネル
106とを用いて入力を行う「手書きメモ」と、LCD
105の画面にキーボードを表示して、その表示キーボ
ードを利用して文書を作成する「タイプメモ」とがあ
る。そして、手書きメモとタイプメモのいずれの場合
も、作成したイメージまたは文書をファクシミリデータ
として送信できるように構成されている。
【0108】すなわち、手書きメモまたはタイプメモの
いずれのモードの場合においても、LCD105の画面
上には、「FAX送信(ファクシミリ送信)」のアイコ
ンを含むメニューバーが表示され、この「FAX送信」
のアイコンが例えばペンで選択されると、送信すべき相
手方端末の電話番号や、ファクシミリタイトルなどの入
力モード画面になる。そして、相手方端末の電話番号や
タイトルの入力後、このモードのときに表示されている
「送信」のアイコンを選択すると、手書きメモあるいは
タイプメモで作成されたイメージまたは文書がファクシ
ミリデータとして送信される。
【0109】ただし、前述したように、この場合にファ
クシミリデータは電子メールデータとして共通サーバ装
置2に送信されるので、イメージデータおよび文書デー
タはファクシミリ通信のビットマップデータではなく、
イメージデータは例えばGIF(Grafics In
terchange Format)形式とされ、ま
た、文書データは、テキストデータ形式とされる。
【0110】そして、宛先が会員以外のときには、共通
サーバ装置2が、受け取ったデータを、ビットマップデ
ータに変換して、当該会員以外の端末にファクシミリ送
信する処理を実行する。宛先が会員端末1であるときに
は、共通サーバ装置2は、受け取ったデータを、メール
ボックス22MあるいはFAXボックス23Mに格納
し、各会員端末1に対しては、着信通知サーバ24を通
じて当該会員端末1宛ての着信があったことを通知す
る。この着信通知は、ファクシミリデータ受信の場合だ
けでなく、電子メールのデータ受信のときにも行われ
る。
【0111】[音声メモ機能について]そして、この実
施の形態の会員端末1は、前述のメモ機能の他に、音声
情報を自己のメモリに取り込んで一時的に保持すること
ができるとともに、その音声情報を音声メモデータとし
て共通サーバ装置2に送信して、共通サーバ装置2のメ
モリに保持しておくなどのことができる音声メモ機能を
備えている。
【0112】この音声メモ機能には、会員端末1から音
声検索データを共通サーバ装置2に提供することによ
り、共通サーバ装置2に保持されている自己の音声メモ
データの中から目的とする音声メモデータを共通サーバ
装置2から迅速かつ簡単に提供を受けることができるよ
うにされている。
【0113】図6、図7は、この実施の形態の情報通信
システムにより実現される音声メモ機能を説明するため
の図である。
【0114】この実施の形態においては、前述したよう
に、メニューから音声メモ機能を選択することにより、
図6に示す音声メモデータの入力、共通サーバ装置2へ
の転送、および、図7に示す共通サーバ装置2に保持さ
れている音声メモデータの検索などを行うことができる
ようにされている。
【0115】すなわち、会員端末1において、メニュー
から音声メモ機能の1つである音声メモ入力処理を選択
し、詳しくは後述するように、会員端末1のマイクロホ
ン100MCを通じて収音した会員端末1のユーザの音
声を会員端末1のフラッシュメモリ124に一時記憶す
る。そして、音声メモデータの送信を行う操作を行うこ
とにより、フラッシュメモリ124に一時記憶した音声
データを、図6に示すように音声メモデータTJ1とし
て共通サーバ装置2に転送する。
【0116】共通サーバ装置2は、会員端末1からの音
声メモデータTJ1を受信して、これを共通サーバ装置
1の例えばメモリ21Mに設けられている会員端末用音
声メモエリア32に保持する。この場合、後述する音声
メモデータの取り出しを迅速かつ簡単に行うことができ
るようにするため、共通サーバ装置2の例えばメモリ2
1Mに記憶されている音声波形辞書31のキーワードの
音声波形と、音声メモデータの音声波形とのパターンマ
ッチングを行って、両者が一致するか、あるいは、両者
の類似の程度が予め決められたレベル以上であるときに
は、その音声メモデータのインデックス情報として、音
声波形辞書31のそのキーワードの音声波形データをそ
の音声メモデータと対応付けて会員端末用音声メモエリ
ア32に記憶するようにする。この場合、会員端末から
の音声メモデータは、各会員端末ごとに保持される。
【0117】図8は、共通サーバ装置2のメモリに設け
られる音声波形辞書と会員端末用音声メモエリアとを説
明するための概念図である。図8に示すように、音声波
形辞書31は、多数の見出し語(キーワード)312
と、その多数の見出し語に対応する音声波形データ31
1とからなるものである。この実施の形態において、音
声波形辞書は、約70万語の見出し語と、その見出し語
の音声波形データとが対応付けられて記憶するようにさ
れたものである。
【0118】そして、前述したように、会員端末1から
の音声メモデータの音声波形と、音声波形辞書の見出し
語の音声波形とのパターンマッチングを行って、両者が
一致あるいは類似した場合に、図8に示すように、音声
波形辞書のその見出し語の音声波形データと、見出し語
とを音声メモデータのインデックス321として、パタ
ーンマッチングの対象となった音声メモデータ322と
対応付けて、会員端末用音声メモエリア32に記憶す
る。
【0119】すなわち、図8に示すように、会員端末1
から、「○○さんの住所は東京都品川区・・・・・」と
いう音声メモデータが送信されてきたときには、音声波
形辞書の見出し語の音声波形とのパターンマッチングに
より、「じゅうしょ」という見出し語とその見出し語の
音声波形データとが当該音声メモデータのインデックス
情報として対応付けられて記憶される。
【0120】このように、サーバ装置は、会員端末1か
らの音声メモデータを受信して、音声波形辞書の見出し
語の音声波形とのパターンマッチングを行うことによ
り、音声メモデータのインデックス情報を検出する検出
手段としての機能と、検出したインデックス情報と音声
データとを対応付けて、会員端末用音声メモエリア32
に記憶するようにする記憶実行手段としての機能を備え
ている。
【0121】このようにして、共通サーバ装置2に音声
メモデータを保持するよにした後、会員端末1におい
て、メニューから音声メモ機能の1つである、詳しくは
後述する音声メモデータの検索処理を選択して実行する
と、会員端末1のマイクロホン100MCを通じて収音
した会員端末1のユーザの音声を音声検索データとし
て、例えば、会員端末1のDRAM123に一時記憶す
る。そして、音声検索データの送信を行う操作を行うこ
とにより、DRAM123に一時記憶した音声検索デー
タを、図7に示すように、音声検索データTJ2として
共通サーバ装置2に転送する。
【0122】共通サーバ装置2は、会員端末1からの音
声検索データTJ2を受信すると、この音声検索データ
TJ2と、音声メモデータエリア32に保持されている
当該会員端末1の音声メモデータのインデックス情報と
して音声メモデータと対応付けて記憶されている見出し
語(キーワード)の音声波形とのパターンマッチングを
行って、音声検索データTJ2をキーワードとして含む
音声メモデータを検索して抽出する。
【0123】そして、共通サーバ装置2は、検索の結果
抽出した音声メモデータを検索結果RJ2として、要求
元の会員端末1に送信する。この検索結果RJ2は、要
求元の会員端末1のDRAM123に一時記憶される。
そして、再生指示がされると、DRAM123に一時記
憶された検索結果RJ2である目的とする音声メモデー
タが、DRAM123から読み出され、送受信データ処
理部113を通じてスピーカ100SPに供給されて共
通サーバ装置2から提供された目的とする音声メモデー
タを音声として放音し、聴取することができる。
【0124】このように、共通サーバ装置2は、会員端
末1からの音声検索データに基づいて、会員端末用音声
メモエリア32に保持されている当該会員端末1の音声
メモデータを抽出する提供情報抽出手段としての機能
と、抽出した音声メモデータを要求元の会員端末1に送
信する提供情報送信手段としての機能を備えている。
【0125】次に、この実施の形態の情報通信システム
により実現される前述の音声メモ機能について、図9〜
図12のフローチャートを用いて説明する。
【0126】図9は、会員端末1において、ユーザから
音声メモデータの入力を受け付けて、これを共通サーバ
装置2の送信するようにする音声メモ機能の音声メモデ
ータの入力および共通サーバ装置2への転送処理を説明
するためのフローチャートであり、図6を用いて前述し
た会員端末1側においての処理を説明するためのフロー
チャートである。
【0127】前述したように、メニューから音声メモ入
力処理を選択すると、会員端末1のシステムコントロー
ル部121は、図9に示す音声メモ入力処理を実行す
る。そして、この実施の形態の会員端末1においては、
予め決められたキー、例えば機能キーK3が押下される
と、音声メモデータの入力開始が指示される(ステップ
S11)。音声メモデータの入力の開始が指示される
と、会員端末1は、マイクロホン100MCを通じて収
音した音声を音声メモデータとしてフラッシュメモリ1
24に一時記憶するようにする(ステップS12)。
【0128】そして、この実施の形態においては、再
度、機能キーK3が押下された場合に、システムコント
ロール部121は、これを終了指示と判断するので(ス
テップS13)、機能キーK3が押下されるまで、マイ
クロホン100MCにより収音した音声のフラッシュメ
モリ124への記録を続行する。
【0129】ステップS13の判断処理において、機能
キーK3が押下され、音声メモデータ入力の終了が指示
されたと判断したときには、システムコントロール部1
21は、音声メモデータの転送要求を受け付ける(ステ
ップS14)。この実施の形態においては、音声メモデ
ータの転送要求は、テップS14において、オンライン
接続キーK2を押下することにより入力される。そし
て、システムコントロール部121は、オンライン接続
キーK2が押下されたか否かを判断することにより、フ
ラッシュメモリ124に一時記憶した音声メモデータの
転送要求があるか否かを判する(ステップS15)。
【0130】ステップS15の判断処理において、音声
メモデータの転送要求がないと判断したときには、この
図9に示す処理は終了され、音声メモデータのフラッシ
ュメモリ124への記憶処理だけが行われたことにな
る。
【0131】ステップS15の判断処理において、音声
メモデータの転送要求があると判断したときには、会員
端末1は、接続要求を送信して、共通サーバ装置2との
間で通信回線を接続する処理を行う(ステップS1
6)。そして、当該会員端末1と、共通サーバ装置2と
の間で通信回線が接続されると、システムコントロール
部121は、音声メモデータを会員端末用音声メモエリ
アへの記録要求とともにフラッシュメモリ124に一時
記憶されている音声メモデータをサーバ装置に転送する
(ステップS17)。
【0132】そして、フラッシュメモリ124に記憶さ
れている当該音声メモデータがすべて共通サーバ装置2
に送信されたか否かを判断し(ステップS18)、当該
音声メモデータの共通サーバ装置2への転送が終了した
ときには、接続した通信回線を解放して(ステップS1
9)、図9に示す処理を終了する。
【0133】なお、前述のステップS15の判断処理に
おいて、音声メモデータの転送要求がないために、音声
メモデータをフラッシュメモリ124に記憶しただけで
終了した場合には、例えば、メニューに用意されている
音声メモデータの送信処理を実行するなどの予め決めら
れた操作を行うことにより、フラッシュメモリ124に
一時記憶した音声メモデータを適当な時に共通サーバ装
置2に送信し、共通サーバ装置2に保持するようにする
ことができる。
【0134】図10は、会員端末1からの音声メモデー
タを受信して、これを会員端末用音声メモエリア32に
保持するようにする共通サーバ装置2の処理を説明する
ためのフローチャートである。すなわち、図10は、図
6を用いて前述した、共通サーバ装置2においての処理
を説明するためのフローチャートである。
【0135】この実施の形態において、共通サーバ装置
2は、会員端末からの接続要求に含まれる会員IDなど
の会員識別情報(認証情報)に基づいて、共通サーバ装
置2と契約関係にある会員端末であると認証された会員
端末のみからの音声メモデータを受け付けるようにする
(ステップS21)。
【0136】そして、共通サーバ装置2は、認証された
会員端末1からの音声メモデータを受信して、これを会
員端末用音声メモエリア32に記録する(ステップS2
2)。次に、前述もしたように、当該音声メモデータの
音声波形と、音声波形辞書の見出し語の音声波形とのパ
ターンマッチングを行って、当該音声データに含まれる
見出し語(キーワード)を検出する(ステップS2
3)。
【0137】そして、共通サーバ装置2は、ステップS
23において検出した音声波形辞書の見出し語の音声波
形データと、見出し語とを当該音声メモデータのインデ
ックスとして、当該音声メモデータと関連付けて会員端
末用音声メモエリア32に記録する(ステップS2
4)。
【0138】このようにして、図8を用いて説明したよ
うに、音声メモデータ中に含まれる、音声波形辞書31
の見出し語の音声波形データと、見出し語とをインデッ
クス情報として、音声メモデータと対応付けて記憶する
ことにより、会員端末用音声メモエリアに記録される音
声メモデータが整えられる。
【0139】図11は、会員端末1において、ユーザか
ら音声検索データの入力を受け付けて、これを共通サー
バ装置2の送信し、当該音声検索データに対応するキー
ワードを含む自己の音声メモデータの提供を要求する場
合の会員端末1においての処理を説明するためのフロー
チャートである。すなわち、図11は、図7を用いて前
述した会員端末1においての処理を説明するためのフロ
ーチャートである。
【0140】前述したように、メニューから音声メモデ
ータの検索処理を選択すると、会員端末1のシステムコ
ントロール部121は、図11に示す音声メモデータの
検索処理を実行する。そして、この実施の形態の会員端
末1においては、前述したソフトウエアキーボードを用
いた文字情報(コードデータ)またはマイクロホン10
0MCを通じて音声検索データの入力を受け付ける(ス
テップS31)。すなわち、このステップS31の処理
は、共通サーバ装置2に保持されている自己の音声メモ
データを検索するためのキーワードの入力を受け付ける
処理である。
【0141】そして、ステップS31においてキーワー
ドが受け付けられると、会員端末1のシステムコントロ
ール部121は、受け付けたキーワードを共通サーバ装
置2に送信する要求があるか否かを判断する(ステップ
S32)。この場合、ユーザにより、会員端末1のオン
ライン接続キーK2が押下された場合には、システムコ
ントロール部121は送信要求有りと判断し、他の操作
がされた場合には、送信要求無しと判断して、この図1
1に示す処理を終了する。
【0142】ステップS32の判断処理において、送信
要求有りと判断した場合には、会員端末1は、接続要求
を送信して、共通サーバ装置2との間で通信回線を接続
する処理を行う(ステップS33)。そして、当該会員
端末1と、共通サーバ装置2との間で通信回線が接続さ
れると、システムコントロール部121は、音声メモデ
ータの検索要求とともに、入力されたキーワードを共通
サーバ装置2に送信する(ステップS34)。
【0143】これにより、共通サーバ装置2において、
後述もするように会員端末1からのキーワードに基づい
て、音声メモデータの検索を行って、当該キーワードに
対応するインデックス情報を有する音声メモデータを抽
出し、これを要求元の会員端末1に送信してくる。
【0144】会員端末1は、共通サーバ装置2からの音
声メモデータを受信して、DRAM123に一時記憶し
て(ステップS35)、共通サーバ装置2との間で接続
した通信回線を解放する(ステップS36)。そして、
DRAM123に一時記憶した共通サーバ装置2からの
音声メモデータの再生指示があるか否かを判断する(ス
テップS37)。例えば、予め決められたダイレクトキ
ーが押下さされたときには、再生指示有りと判断して、
DRAM123から音声メモデータを読み出して、送受
信データ処理部113によりアナログ音声信号に変換し
た後、スピーカ100SPに供給して、音声を放音す
る。
【0145】また、ステップS37において、再生指示
無しと判断したときには、共通サーバ装置2から供給を
受けて、DRAM123に一時記憶した音声メモデータ
の再生、出力を行うことなく、この図11に示す処理を
終了する。なお、この場合には、例えば、メニューから
共通サーバ装置2からの音声メモデータの再生処理を選
択するなどの予め決められた操作を行うことにより、適
当なときに、DRAMに一時記憶した共通サーバ装置2
からの音声メモデータを再生することができる。
【0146】図12は、会員端末1からのキーワードを
受信して、このキーワードに応じた音声メモデータを検
索して抽出し、要求元の会員端末1に提供する処理を説
明するためのフローチャートである。すなわち、図12
は、図7を用いて前述した、共通サーバ装置2において
の音声メモデータを提供する処理を説明するためのフロ
ーチャートである。
【0147】この実施の形態において、共通サーバ装置
2は、会員端末からの接続要求に含まれる会員IDなど
の会員識別情報(認証情報)に基づいて、共通サーバ装
置2と契約関係にある会員端末であると認証された会員
端末のみからのキーワードを受け付けるようにする(ス
テップS41)。
【0148】そして、共通サーバ装置2は、認証された
会員端末1からのキーワードを受信する(ステップS4
2)。次に、共通サーバ装置2は、受信したキーワード
は、音声データか否かを判断し(ステップS43)、音
声データである、すなわち音声検索データであると判断
したときには、キーワードとして提供された音声検索デ
ータに対応する音声波形データをインデックス情報とし
て有する音声メモデータを会員端末用音声メモエリアに
保持されている自己の音声メモデータから検索して抽出
し(ステップS44)、この抽出した音声メモデータを
要求元の会員端末の送信する(ステップS46)。
【0149】ステップS43の判断処理において、受信
したキーワードは、音声データでないと判断したときに
は、キーワードは、コードデータであると判断し、当該
キーワード(コードデータ)と同じ見出し語をインデッ
クス情報として有する音声メモデータを検索して抽出し
(ステップS45)、この抽出した音声メモデータを要
求元の会員端末の送信する(ステップS46)。
【0150】このように、会員端末1から音声あるいは
文字(コードデータ)をキーワードとして共通サーバ装
置2に送信し、共通サーバ装置2保持した自己の音声メ
モデータのうち、送信したキーワードに対応する音声メ
モの提供を受けることができる。
【0151】そして、この場合、会員端末のユーザは、
音声メモデータを共通サーバ装置2に保持しておくこと
ができるので、会員端末1のメモリの記憶容量などに左
右されることなく、多くの音声メモデータを共通サーバ
装置2に保持して利用することができる。
【0152】また、共通サーバ装置2に保持した音声メ
モデータの提供を受けるようにする場合には、音声検索
データにより、つまり、音声により目的とする音声メモ
データの提供を受けることができるので、共通サーバ装
置2に保持されている音声メモデータのうち、目的とす
る音声メモデータの提供を迅速かつ簡単に受けることが
できる。
【0153】また、文字データ(コードデータ)をキー
ワードとして用いて、目的とする音声情報の提供を共通
サーバ装置2に要求することもできるので、確実に目的
とする音声メモデータを検索して提供を受けることがで
きる。
【0154】なお、文字データを用いて、共通サーバ装
置2に保持した音声メモデータを検索する場合には、イ
ンデックス情報として音声メモデータと対応付けられた
見出し語を検索するようにしなくてもよい。つまり、会
員端末1からの文字データとしてのキーワードを用い
て、共通サーバ装置2に保持された音声メモデータ本文
から当該キーワードを検出するようにすることもでき
る。
【0155】また、前述した実施の形態においては、共
通サーバ装置2に保持する音声メモデータには、見出し
語の音声波形データと、見出し語をインデックスとして
対応付けるようにしたが、見出し語の音声波形データの
みをインデックスとするようにしてももちろんよい。
【0156】また、前述の実施の形態においては、会員
端末1からの音声メモデータにインデックス情報として
対応付けて記憶する音声波形データは、音声波形辞書か
ら取得する見出し語の音声波形データを用いるようにし
たが、これに限るものではない。例えば、パターンマッ
チングの結果検出されたキーワードを音声メモデータか
ら切り出して、これをインデックス情報としての音声波
形データとして用いるようにすることができる。
【0157】このようにした場合には、会員端末1のユ
ーザ自身の声で入力し、共通サーバ装置2に保持するよ
うにした音声メモデータを、当該会員端末1のユーザ自
身の声でキーワードとしての音声検索データを入力する
ことにより、当該音声検索情報と、インデックス情報の
音声波形データとのパターンマッチング時において、両
方とも同一人の音声データであるので、検出効率を向上
させることができる。
【0158】また、前述の実施の形態においては、会員
端末1のマイクロホン100MCにより収音した音声を
音声メモデータとして共通サーバ装置2に保持するよう
にした。しかし、会員端末1は、携帯電話端末としての
機能をも備えるものである。このため、通話中に相手先
から送信されてくる音声を音声メモデータとして共通サ
ーバ装置2に送信し、共通サーバ装置2に保持するよう
にすることもできる。
【0159】この場合には、会員端末1の携帯電話端末
としての機能を用いて通話中に、相手先からの、例え
ば、約束の日時や待ち合わせ場所などを告げる音声をメ
モ用紙にメモするなどしなくても、予め決められた例え
ば音声メモキーを押下し、この音声メモキーを押下して
いる間に相手先から送信されてくる音声をフラッシュメ
モリ124に取り込み、これを共通サーバ装置2に送信
して、共通サーバ装置2に保持しておくようにし、必要
に応じて呼び出して利用することができる。
【0160】また、前述の実施の形態においては、会員
端末1のLCD105に表示されるメニューから、音声
メモ機能の各処理を実行するようにしたが、音声メモ機
能についての専用のダイレクトキーを会員端末1に設
け、これを操作することにより音声メモ機能の各種処理
を実行するようにすることもできる。
【0161】例えば、音声メモデータをフラッシュメモ
リ124に取り込む処理を行う音声メモキーや、共通サ
ーバ装置2に送信するキーワードとしての音声検索デー
タをフラッシュメモリ124に取り込む処理を行う音声
検索キーなどを設けておけば、いわゆるワンキー操作
で、音声メモデータや音声検索データを会員端末1に取
り込むようにすることができる。
【0162】[変形例]前述の実施の形態においては、
会員端末1からの音声メモデータを共通サーバ装置2に
保持し、これを音声により検索することができるように
したがこれに限るものではない。
【0163】例えば、テキストデータにインデックス情
報としての音声波形データを付加して予め共通サーバ装
置2に保持しておくことにより、会員端末1から音声に
より当該テキストデータの提供を要求するようにするこ
とができる。例えば、国語辞書の各見出し語と、その意
味内容を示すテキストデータと、その見出し語に対応す
る音声波形データとを対応付けて記憶した国語辞書を共
通サーバ装置2に記憶するようにしておく。この場合に
は、会員端末1を通じて、キーワードとして音声検索デ
ータを共通サーバ装置2に送信することにより、その音
声検索データに対応する見出し語の意味内容を示すテキ
ストデータの提供を受けるようにすることができる。
【0164】また、有名な画家の絵画のグラフィック情
報と、その絵画のタイトルの音声波形データと、あるい
は、その画家の名前の音声波形データとを対応付けて共
通サーバ装置2に保持するようにする。このようにして
おくことにより、会員端末のユーザは、音声検索データ
として、絵画のタイトルや、画家の名前の音声情報を共
通サーバ装置2に送信するだけで、共通サーバ装置2か
ら目的とする絵画のグラフィックス情報の提供を受ける
ことができる。
【0165】このように、共通サーバ装置2が提供可能
な提供情報としては、会員端末1からの音声メモデータ
に限るものではなく、共通サーバ装置2に、インデック
ス情報としてキーワードの音声波形データが対応付けら
れた各種の提供情報を音声により提供を要求して、目的
とする提供情報の提供を受けるようにすることができ
る。
【0166】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、音声により、サーバ装置に蓄積されている目的
とする提供情報の提供を要求し、サーバ装置から目的と
する提供情報の提供を受けることができる。これによ
り、情報通信端末の操作キーを操作して、文字情報とし
てのインデックス情報を入力することもないので、迅速
かつ簡単に目的とする提供情報の提供を受けることがで
きる。
【0167】また、請求項2の発明によれば、情報通信
端末のユーザは、自己の音声メモデータをサーバ装置に
蓄積することができるとともに、音声検索データをサー
バ装置に送信することにより、サーバ装置に蓄積した自
己の音声メモデータをいつでも、音声により、迅速かつ
簡単に呼び出して聞くことができる。
【0168】また、請求項3の発明によれば、通話時の
相手先からの音声をも、サーバ装置に蓄積し、必要に応
じてサーバ装置から呼び出して聞くことができる。これ
により、通話の相手先からの情報をメモに書き記すなど
の手間をかけることなく、簡単に通話の相手先からの必
要な情報をサーバ装置に蓄積し、必要なときに利用する
ことができる。
【0169】また、請求項4の発明によれば、正確かつ
迅速に目的とする自己の音声メモデータを抽出すること
ができる。
【0170】また、請求項5の発明によれば、音声と、
コードデータ(文字入力されたデータ)の両方で目的と
する音声メモデータの検索などの処理をサーバ装置に行
わせることができる。
【0171】また、請求項6の発明によれば、契約関係
のある情報通信端末のみに対して、サーバ装置は、音声
メモデータの蓄積、蓄積した音声メモデータの検索、抽
出などのサービスを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による情報通信システムが適用される
ネットワーク構成の全体の概要を示す図である。
【図2】図1の具体的なネットワーク構成例を示す図で
ある。
【図3】この発明によるサーバ装置の一実施の形態を示
すブロック図である。
【図4】この発明による情報通信端末の一実施の形態の
外観を示す図である。
【図5】この発明による情報通信端末の一実施の形態の
ブロック図である。
【図6】この発明による情報通信システムの一実施の形
態において行われる音声メモ機能を説明するための図で
ある。
【図7】この発明による情報通信システムの一実施の形
態において行われる音声メモ機能を説明するための図で
ある。
【図8】この発明による情報通信システムの一実施の形
態の共通サーバ装置に形成される音声波形辞書、会員端
末用音声メモエリアを説明するための図である。
【図9】この発明による情報通信システムにおいて、音
声メモ機能により音声メモデータを入力しサーバ装置に
送信する場合の情報通信端末の動作を説明するための流
れ図である。
【図10】この発明による情報通信システムにおいて、
情報通信端末から送信されてきた音声メモデータを共通
サーバ装置が保持する場合の共通サーバ装置の動作を説
明するための流れ図である。
【図11】この発明による情報通信システムにおいて、
共通サーバ装置に保持された音声メモデータを検索する
場合の情報通信端末の動作を説明するための流れ図であ
る。
【図12】この発明による情報通信システムにおいて、
情報通信端末から送信されてきた音声検索データに基づ
いて、共通サーバ装置が保持する音声メモデータを情報
通信端末に提供する場合の共通サーバ装置の動作を説明
するための流れ図である。
【符号の説明】
1…携帯無線通信端末(会員端末)、2…共通サーバ装
置、3…携帯無線通信端末用ネットワーク、4…アクセ
スポイント、5…専用基幹ネットワーク、6…無線基地
局、7…ネットワーク管理サーバ装置、11…コンテン
ツ提供装置、21…マスターサーバ、21M…メモリ、
22…メールサーバ、23…ファクシミリサーバ、24
…着信通知サーバ、100…携帯無線通信端末本体、1
01…蓋、102…テンキー、103…アンテナ、10
5…LCD,106…タッチパネル、108…キー釦、
121…システムコントロール部、122…ROM、1
23…DRAM、31…音声波形辞書、32…会員端末
用音声メモエリア、311…見出し語の音声波形デー
タ、312…見出し語、321…インデックス、322
…音声メモデータ
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04M 11/08 H04M 11/08 G06F 15/40 310G (72)発明者 鈴木 直大 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】サーバ装置と情報通信端末とがネットワー
    クを通じて接続され、前記サーバ装置は、前記情報通信
    端末からの要求に応じた情報を提供するようにする情報
    通信システムであって、 前記サーバ装置は、 複数個の提供情報と、前記提供情報のそれぞれを検索す
    るためのキーワードの音声波形データからなる検索用イ
    ンデックス情報とを対応付けて保持する提供情報保持手
    段と、 前記情報通信端末からの音声検索データを受信し、前記
    音声検索データの音声波形と、前記提供情報保持手段の
    前記検索用インデックス情報の音声波形とのマッチング
    により前記音声検索データに対応する前記提供情報を前
    記提供情報保持手段から抽出する提供情報抽出手段とを
    備え、 前記情報通信端末は、 マイクロホンと、 前記マイクロホンにより収音した音声検索データを前記
    サーバ装置に送信する音声検索データ送信手段と、 前記サーバ装置から送信されてくる前記提供情報抽出手
    段により抽出された前記提供情報を受信する提供情報受
    信手段とを備えることを特徴とする情報通信システム。
  2. 【請求項2】前記提供情報保持手段は、前記情報通信端
    末からの音声メモデータを蓄積するものであって、 前記サーバ装置は、 キーワードの音声波形データを保持するキーワード辞書
    記憶手段と、 前記情報通信端末からの前記音声メモデータの音声波形
    と、前記キーワード辞書記憶手段の前記キーワードの音
    声波形とを突き合わせ、前記音声メモデータ中の前記キ
    ーワードの音声波形データを検出する検出手段と、 前記提供情報保持手段に前記音声メモデータを記憶する
    とともに、前記検出手段で検出された前記キーワードの
    前記音声波形データを前記検索用インデックス情報とし
    て前記音声メモデータに対応させて記憶させる記憶実行
    手段とを備え、 前記情報通信端末は、 前記マイクロホンにより収音した音声情報を音声メモデ
    ータとして前記サーバ装置に送信する音声メモデータ送
    信手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載の情
    報通信システム。
  3. 【請求項3】前記情報通信端末は、携帯電話端末であっ
    て、 前記音声メモデータは、通話の相手先から送信されてき
    た音声情報であることを特徴とする請求項2に記載の情
    報通信端末。
  4. 【請求項4】前記記憶実行手段は、前記音声メモデータ
    が、前記情報通信端末のユーザ本人の音声データである
    ときには、マッチングにより検出された前記音声メモデ
    ータ中の音声波形データを切り出して、これを前記検索
    用インデックス情報として前記音声メモデータに対応さ
    せて記憶させることを特徴とする請求項2に記載の情報
    通信システム。
  5. 【請求項5】前記キーワード辞書記憶手段は、キーワー
    ドのコードデータと、そのキーワードの音声波形データ
    とを対応付けて保持するものであり、 前記検出手段は、前記音声メモデータの検索用インデッ
    クス情報として、前記キーワードの前記コードデータを
    検出するものであり、 前記提供情報保持手段は、前記検出手段により検出され
    た前記キーワードの前記コードデータおよび前記キーワ
    ードの音声波形データを前記検索用インデックス情報と
    して保持するものであり、 前記提供情報抽出手段は、前記情報通信端末から送信さ
    れてくるキーワードのコードデータに基づいて、前記提
    供情報保持手段から対応する音声メモデータを抽出する
    ものであり、 前記情報通信端末は、 キーワードの文字入力手段と、 前記文字入力手段により入力された前記キーワードのコ
    ードデータを前記サーバ装置に送信するコードデータ送
    信手段とを備えることを特徴とする請求項2に記載の情
    報通信システム。
  6. 【請求項6】前記サーバ装置は、複数の情報通信端末と
    契約関係を有するものであり、 前記サーバ装置は、 前記情報通信端末との接続時において、前記情報通信端
    末から送信されてくる認証情報に基づいて、契約関係の
    ある情報通信端末のみの接続を認証する認証手段を備
    え、 前記提供情報保持手段は、前記認証手段により認証され
    た契約関係のある前記情報通信端末から送信されてくる
    前記音声メモデータを情報通信端末ごとに区分けして管
    理するものであり、 前記提供情報抽出手段は、前記認証手段により認証され
    た契約関係のある前記情報通信端末から送信されてくる
    前記音声検索データあるいはキーワードのコードデータ
    を受け付けて、受け付けた前記音声検索データあるいは
    キーワードのコードデータに対応する前記音声メモデー
    タを抽出することを特徴とする請求項5に記載の情報通
    信システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001357066A (ja) * 2000-06-15 2001-12-26 Hakuhodo Inc 人間の感情に基づいてコンテンツを検索する検索サーバ及び該サーバを有するシステムの制御方法
WO2002025902A1 (fr) * 2000-09-25 2002-03-28 Yamaha Corporation Dispositif terminal mobile
JP2002132715A (ja) * 2000-10-30 2002-05-10 Seiko Epson Corp 会員用端末、サーバ装置およびサービス提供方法

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