JPH11259043A - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置

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JPH11259043A
JPH11259043A JP10062841A JP6284198A JPH11259043A JP H11259043 A JPH11259043 A JP H11259043A JP 10062841 A JP10062841 A JP 10062841A JP 6284198 A JP6284198 A JP 6284198A JP H11259043 A JPH11259043 A JP H11259043A
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JP
Japan
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subfield
image
video signal
subfields
sub
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Application number
JP10062841A
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English (en)
Inventor
Kazuo Ohira
一雄 大平
Hideaki Kawamura
秀昭 川村
Katsuhiro Nakai
勝博 中井
Takehisa Hirano
雄久 平野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラズマディスプレイなどの画像をそれぞれ
重み付けられた複数の2値の画像を時間的に重ねて表示
するいわゆるサブフィールド法を用いた画像表示装置に
おいて、入力される映像信号の動きを検出して、動画疑
似輪郭を低減しつつ、静止画像での輝度・コントラスト
を高めることを目的とする。 【解決手段】 映像信号動き検出回路14が映像信号の
動きを検出し、サブフィールド数調整手段16ならびに
サブフィールド重み変更手段17が映像信号の動き検出
結果に基づいてサブフィールドの数と重みを調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマディスプ
レイなどの画像をそれぞれ重み付けられた複数の2値の
画像を時間的に重ねて表示するいわゆるサブフィールド
法を用いた画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カラーCRTを大幅に薄型化でき
る表示装置としてプラズマディスプレイ装置が要望され
ている。このプラズマディスプレイ装置は、特平開4−
195087号公報等に示すように、中間調を表示する
ためにいわゆるサブフィールド法を用いて表示してい
る。また、その駆動方法は、DC型のプラズマディスプ
レイを例に取ると、特開平6−12988号公報に示す
ように表示データの書き込み期間と維持期間が必要とな
る。ここで従来の画像表示装置の構成について、図1、
図8、図9を用いて説明する。
【0003】図7は従来の画像表示装置の構成を示す図
である。図7において1は映像信号の同期分離回路。2
は同期分離回路1で分離された同期信号からタイミング
パルスを発生するタイミング信号発生回路。3は映像信
号をデジタル信号に変換するA/D変換回路。4はサブ
フィールド処理回路。5はサブフィールド処理回路に必
要なフレームメモリーである。6はDC型プラズマディ
スプレイパネルのアノード駆動回路。7はカソード駆動
回路。8は補助アノード駆動回路である。9はプラズマ
ディスプレイパネルである。
【0004】以上のように構成された画像表示装置で
は、映像信号はA/D変換回路3でデジタル信号に変換
されるとともに、同期分離回路1で同期信号が分離され
る。タイミング発生回路2はサブフィールド処理回路4
およびA/D変換回路3に必要なタイミングパルスを発
生する。サブフィールド処理回路はデジタル信号に変換
された映像信号をフレームメモリー5をコントロールし
て映像信号の階調をサブフィールドに分割して表示する
ようにアノード駆動回路6、カソード駆動回路7、補助
アノード駆動回路8を制御する。図8はパネル駆動回路
の波形を示す図である。
【0005】カソード電極にはK1から順に書き込み信
号(SC)が出力され、これに同期して、アノード電極
からも書き込みK1画像データから順に出力される。補
助アノード電極からはアノード電極での放電を確実に行
うためにプライミング放電を行うためにつねに(SC)
信号に同期して書き込み信号が出力される。書き込まれ
た信号は維持期間(SUS)に維持パルスが印可され放
電が維持され発光する。図9は、このような書き込みと
維持を繰り返しながら、8ビット256階表示を行うサ
ブフィールド法の例を示す図である。まず第1サブフィ
ールドで映像信号のMSBを走査ラインK1から順にパ
ネルの走査線数Kmまで書き込み、同時に128t時間
の維持パルスを印可する。この走査が終わった後に、第
2サブフィールドで2ndMSBを書き込み走して、6
4t時間維持パルスを印可する。このようにビット重み
と維持パルスの長さを対応させて、第8サブフィールド
のLSBまで繰り返す。これにより画素毎に映像ビット
分の発光が起こり、この総和として256階調表示を可
能としていた。
【0006】また前述したものが、いわゆるシングルス
キャン方式と呼ばれる駆動方法なのに対して、パネルを
上下に2分割し、それぞれ独立かつ同時に制御すること
によって1フィールドを、9サブフィールド以上で表示
できるようにしたダブルスキャン方式と呼ばれる駆動方
法がある。ここで、ダブルスキャン方式の画像表示装置
について、図10、図11、図12を用いて説明する。
【0007】図10はダブルスキャン方式の画像表示装
置の構成を示す図である。図10において1は映像信号
の同期分離回路、2は同期分離回路1で分離された同期
信号からタイミングパルスを発生するタイミング信号発
生回路、3は映像信号をデジタル信号に変換するA/D
変換回路、4はサブフィールド処理回路、5はサブフィ
ールド処理回路に必要なフレームメモリーである。36
はDC型プラズマディスプレイパネルの上半面を制御す
る上側アノード駆動回路と上側補助アノード駆動回路で
ある。37は上下カソード駆動回路、38はプラズマデ
ィスプレイパネルの下半面を制御する下側アノード駆動
回路と下側補助アノード駆動回路である。39はダブル
スキャン方式用のプラズマディスプレイパネルである。
【0008】以上のように構成された画像表示装置で
は、サブフィールド処理回路はデジタル信号に変換され
た映像信号をフレームメモリー5をコントロールして映
像信号の階調をサブフィールドに分割して表示するよう
に上側アノード駆動回路・上側補助アノード駆動回路3
6、上下カソード駆動回路37、下側アノード駆動回路
・ 下側補助アノード駆動回路38を制御する。図11
はダブルスキャン方式のパネル駆動回路の波形を示す図
である。
【0009】パネル上半面のカソード電極K1から順に
書き込み信号(SC)が出力されるのと同時に、カソー
ド電極K(n+1)から順に書き込み信号(SC)が出
力される。また、これに同期して、上側アノード電極か
らも書き込みK1画像データが、下側アノード電極から
も書き込みK(n+1)画像データが出力される。上側
補助アノード電極および下側補助アノード電極からは、
それぞれ上側アノード電極および下側アノード電極での
放電を確実に行うために、プライミング放電を行うため
に常に(SC)信号に同期して書き込み信号が出力され
る。書き込まれた信号は維持期間(SUS)に維持パル
スが印可され放電が維持され発光する。
【0010】図12は、このような書き込みと維持を繰
り返しながら、256階調表示を行うサブフィールド法
の1例を示す図である。ダブルスキャン方式ではカソー
ド電極の走査がパネルの半分で済むために、9サブフィ
ールド以上のサブフィールド分割が可能となり、上位ビ
ットを複数のサブフィールドに分割することができる。
【0011】このように上位ビットを複数のサブフィー
ルドに分割することによって、プラズマディスプレイに
特有の動画疑似輪郭と呼ばれる画質劣化が軽減されるこ
とは、従来知られている。
【0012】本例では、まず第1サブフィールドで、映
像信号のMSBを上半面では走査ラインK1から順にパ
ネルの走査線数の半分のKnまで書き込み、下半面では
走査ラインK(n+1)から順にパネルの全走査線数の
Kmまで書き込み、同時に128tを4分割した32t
時間の維持パルスを印可する。次の第2サブフィールド
でも同様に映像信号のMSBを書き込み32tの時間の
維持パルスを印可する。本例では図12に示すように重
み128のMSBを4分割、重み64の2ndMSBを
2分割し、残りの下位6ビットはビット重みと維持パル
スの長さを対応させて、第12サブフィールドのLSB
まで繰り返す。これにより画素毎に映像ビット分の発光
が起こり、この総和として256階調表示を可能として
いた。
【0013】以上は、DC型プラズマディスプレイの駆
動方法に関しての説明であるが、AC型プラズマディス
プレイにおいても、1フィールドの期間を複数のサブフ
ィールド期間に分割し、各サブフィールドの期間にパネ
ルにデータを書き込んで、ビットの重み付けに応じた維
持放電を行い256階調表示をする点においてはDC型
プラズマディスプレイと同じであり、シングルスキャン
方式だけでなくダブルスキャン方式の駆動も可能であ
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】サブフィールドによる
多階調表示では、動画疑似輪郭と呼ばれる動画像におけ
る画質劣化がみられ、重み付けの大きい上位ビットに相
当するサブフィールドを複数のサブフィールドに分割す
ることによって、動画疑似輪郭が低減されることが知ら
れている。しかし、サブフィールド数が増加するため
に、1フィールド内での発光期間が減少して、輝度が低
下するという課題を有していた。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の画像表示装置
は、映像信号を1フィールド毎に時間幅あるいはパルス
数によりそれぞれ重み付けられた複数のサブフィールド
に分割し、複数の2値の映像を時間的に重ねて表示する
ことにより階調表示を行う画像表示装置であって、映像
信号の動きを抽出する映像信号動き検出手段と、前記映
像信号の動き検出結果に基づいて前記サブフィールドの
数を調整するサブフィールド数調整手段ならびに前記サ
ブフィールドの重み付けを変更するサブフィールド重み
変更手段を有することを特徴としたものである。
【0016】映像の動きを検出する映像信号動き検出手
段と、映像信号の動き検出結果に基づいてサブフィール
ドの数を調整するサブフィールド数調整手段ならびにサ
ブフィールドの重み付けを変更するサブフィールド重み
変更手段を有することにより、画像が静止している場合
もしくは画像の移動速度が遅い場合にサブフィールドの
数を減少させると同時に各サブフィールドの重み付けを
増加させることにより、動画像の疑似輪郭を低減しつ
つ、静止画像の輝度を高める効果を奏するものである。
【0017】また、映像の動きを検出する映像信号動き
検出手段と、映像信号の動き検出結果に基づいてサブフ
ィールドの数を調整するサブフィールド数調整手段なら
びにサブフィールドの重み付けを変更するサブフィール
ド重み変更手段を有することにより、画像が静止してい
る場合もしくは画像の移動速度が遅い場合に、ある階調
数を表現するために最低必要なサブフィールド数に加え
て輝度を高めるための補助サブフィールドを設け、画像
の動きが速い場合には、前記補助サブフィールドを重み
付けの大きいサブフィールドを複数のサブフィールドに
分割するために用いることにより、動画像の疑似輪郭を
低減しつつ、静止画像の輝度・コントラスト比を向上さ
せる効果を奏するものである。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の第1の発明は、映像信号
の動きを抽出する映像信号動き検出手段と、映像信号の
動き検出結果に基づいてサブフィールドの数を調整する
サブフィールド数調整手段ならびにサブフィールドの重
み付けを変更するサブフィールド重み変更手段を有する
ことを特徴とする画像表示装置であり、画像が静止して
いる場合もしくは画像の移動速度が遅い場合にサブフィ
ールドの分割数を減少させると同時に各サブフィールド
の重み付けを増加させることにより、動画像の疑似輪郭
を低減しつつ、静止画像の輝度を高める効果を奏するも
のである。
【0019】また、本発明の第2の発明は、映像信号の
動きを抽出する映像信号動き検出手段と、映像信号の動
き検出結果に基づいてサブフィールドの数を調整するサ
ブフィールド数調整手段ならびにサブフィールドの重み
付けを変更するサブフィールド重み変更手段を有するこ
とを特徴とする画像表示装置であり、画像が静止してい
る場合もしくは画像の移動速度が遅い場合に、ある階調
数を表現するために最低必要なサブフィールド数に加え
て輝度を高めるための補助サブフィールドを設け、画像
の動きが速い場合には、前記補助サブフィールドを重み
付けの大きいサブフィールドを複数のサブフィールドに
分割するために用いることによって、動画像の疑似輪郭
を低減しつつ、静止画像の輝度・コントラスト比を高め
る効果を奏するものである。
【0020】また、本発明の第3の発明は、第1・第2
の発明の画像表示装置において、動き検出手段の検出結
果に基づいて、内容の異なる複数のROMテーブルのう
ちから1つの出力を選択する構成を有することを特徴と
したものであり、この構成により、映像が静止している
場合もしくは映像の移動速度が遅い場合にサブフィール
ドの分割数を減少させると同時に各サブフィールドの重
みを増加させて、動画像の疑似輪郭を低減しつつ、静止
画像の輝度を高める効果を奏するものである。
【0021】また、本発明の第4の発明は、第1・第2
の発明の画像表示装置において、動き検出手段の検出結
果に基づいて、駆動するサブフィールド数と等しいビッ
ト幅を持つテーブルデータを垂直帰線期間にRAMテー
ブルに書き込む構成を有することを特徴としたものであ
り、この構成により、映像が静止している場合もしくは
映像の移動速度が遅い場合にサブフィールドの分割数を
減少させると同時に各サブフィールドの重みを増加させ
て、動画像の疑似輪郭を低減しつつ、静止画像の輝度を
高める効果を奏するものである。
【0022】(実施の形態1)図1は発明の第1の実施
例における画像表示装置の構成を示す図である。ここ
で、従来例を示した図10と構成とその目的および動作
が同じものについては同一符号を付して詳細な説明は省
略する。
【0023】図1において符号1から符号5までおよび
符号36から符号39までは従来のダブルスキャン方式
の画像表示装置の構成を示す図10とその目的および構
成が同じであるため説明は省略する。
【0024】符号14は映像信号動き検出回路であり、
符号16はサブフィールドの数を制御するサブフィール
ド数調整手段である。また、符号21から符号24まで
は、サブフィールドの重み付けを変更するサブフィール
ド重み変更手段の一例であり、同じ8ビット入力幅の映
像信号からサブフィールドの分割数に一致する出力幅を
持つ映像信号にテーブル変換をするROMテーブルであ
りROMテーブルの内容はそれぞれ異なったものになっ
ている。また、符号26はサブフィールド数調整手段か
らの制御信号に基づきROMテーブル21からROMテ
ーブル23の出力の内どれか1つを選択して出力するセ
レクタ回路である。以上のように構成した第1の実施例
の画像表示装置の動作を図1を用いて説明する。
【0025】映像信号動き検出回路14はA/D変換回
路3でデジタルデータに変換された映像信号を用いて画
像の移動速度を検出する。例えば、フィールド間の画像
データの差分の自乗和を算出し、自乗和が閾値α未満で
ある場合には画像が静止していることを示す信号を出力
する。自乗和が閾値α以上β未満である場合には画像が
ゆっくりと移動していることを示す信号を出力する。ま
た、自乗和がβ以上である場合には画像が高速で移動し
ていることを示す信号を出力する。
【0026】サブフィールド数調整手段16は映像信号
動き検出回路の検出結果に基づいて、セレクタ26のセ
レクト信号を出力する。例えば、画像が静止している場
合にはサブフィールドの分割数が8であるROMテーブ
ル1をセレクトする信号を出力し、画像の動きが遅い場
合にはサブフィールドの分割数が10のROMテーブル
2をセレクトする信号を出力し、画像の動きが速い場合
にはサブフィールドの分割数が12のROMテーブル3
をセレクトする信号を出力するといった制御を行う。
【0027】各ROMテーブルは規定された分割数のサ
ブフィールドを用いて256階調すべてを表現できるも
のである。各ROMテーブルの重み付けの一例を図2に
示す。
【0028】図2に示したように画像が静止している場
合もしくは画像の動きが遅い場合に、サブフィールドの
分割数を減少させて、各サブフィールドの重み付けを増
加させることにより、動画像の疑似輪郭を低減しつつ、
静止画像の輝度を高めることができる。
【0029】(実施の形態2)図3は発明の第2の実施
例における画像表示装置の構成を示す図である。ここ
で、第1の実施例を示した図1と構成とその目的および
動作が同じものについては同一符号を付して詳細な説明
は省略する。図3において符号1から符号5までおよび
符号31から符号33までおよび符号36から符号39
までは第1の実施例の図7とその目的および構成が同じ
であるため説明は省略する。
【0030】以上のように構成した第2の実施例の画像
表示装置の動作を図3を用いて説明する。
【0031】サブフィールド数調整手段16ならびにサ
ブフィールド重み変更手段17は映像信号動き検出回路
の検出結果に基づいて、RAM制御手段33にサブフィ
ールドの数と重みづけの情報を与える。RAM制御手段
33は、この設定情報に基づいて外部記憶装置32に格
納されているテーブルデータをRAMテーブルに書き込
む制御を行う。
【0032】このように構成された第2の実施例によれ
ば、画像像が静止している場合にはサブフィールドの分
割数を8に設定し、画像の動きが遅い場合にはサブフィ
ールドの分割数を10に設定し、画像の動きが速い場合
にはサブフィールドの分割数を12に設定する。RAM
テーブルは設定された分割数のサブフィールドを用いて
256階調すべての画像データを表現できるものであ
る。サブフィールド数が8・10・12の時の各サブフ
ィールドの重み付けの一例は図2で既に示した通りであ
る。図2に示したように画像が静止している場合もしく
は画像の動きが遅い場合に、サブフィールドの分割数を
減少させて、各サブフィールドの重み付けを増加させる
ことにより、動画像の疑似輪郭を低減しつつ、静止画像
の輝度を高めることができる。
【0033】また、RAMテーブルへのテーブルデータ
の書き込みは垂直帰線期間のみで行うことによって、表
示している画像を乱すことなくテーブルを切り替えるこ
とができる。なお、外部記憶装置32としては、RA
M、ROM、データディスク等があるが、マイコンが演
算によって作り出して直接RAMテーブルに設定するこ
とも可能である。
【0034】(実施の形態3)図4は発明の第3の実施
例における画像表示装置の構成を示す図である。ここ
で、第1の実施例を示した図1と構成とその目的および
動作が同じものについては同一符号を付して詳細な説明
は省略する。図4において符号1から符号5までおよび
符号14および符号16および符号21および符号22
および符号36から符号39までは第1の実施例の図1
とその目的および構成が同じであるため説明は省略す
る。ただし、ROMテーブル21は図1ではビット幅が
8であるのに対し図4ではビット幅が12になっている
ことに注意されたい。また、ROMテーブル22は図7
ではビット幅が10であるのに対し図4ではビット幅が
12であることに注意されたい。
【0035】図4を用いて第3の実施例の画像表示装置
の動作を説明する。映像信号動き検出回路14はA/D
変換回路3でデジタルデータに変換された映像信号を用
いて画像のフィールド間の差分の自乗和を算出し、自乗
和が閾値γ未満の場合には静止画であると判別し自乗和
がγ以上ならば動画であると判別する。サブフィールド
数調整手段16は映像信号動き検出回路の検出結果に基
づいて、セレクタ26のセレクト信号を出力する。セレ
クト信号は画像が静止しているか否かで、ROMテーブ
ル1かROMテーブル2のどちらかを選択する。ここで
は、画像が静止している場合にはROMテーブル1を選
択し、画像の動きが速い場合にはROMテーブル2を選
択する。2つのROMテーブルに対する各サブフィール
ドの重み付けの一例を図5に示す。2つのROMテーブ
ルでは8ビットの映像信号を12個のサブフィールドに
対応するデータに変換する。
【0036】ROMテーブル1では、サブフィールド番
号1から8までで256階調すべてを表現できる。そし
て、残りのサブフィールド番号9から12は輝度・コン
トラストを向上させるために用いられる。
【0037】図6にROMテーブル1を用いた場合に各
階調に対する割付けられたサブフィールドの重みの和の
関係を示す。図6が示すように、階調が137を越えた
ところから直線の傾きがきつくなっている。このような
割付を行うことにより、ピーク輝度を上げることができ
コントラストを高めることができる。
【0038】図6は、図5で示した重み付けをもつサブ
フィールドによる階調表現の1例であり、直線の傾斜の
変化点や傾きについては異なる設定も可能である。RO
Mテーブル2では、重み付けの大きいサブフィールドを
複数の重み32のサブフィールドに分割していることが
わかる。このようにすることで、動画疑似輪郭を低減で
きることは以前から知られている。
【0039】このように、画像が静止している場合と動
いている場合とでROMテーブルを切り替えることによ
り、動画像の疑似輪郭を低減しつつ、静止画像の輝度・
コントラストを高めることができる。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、動き検出回路の検出結
果に基づいて、サブフィール数調整手段が複数のROM
テーブルの内の1つを選択することで、画像が静止して
いる場合もしくは画像の動きが遅い場合にサブフィール
ドの分割数を減少させると同時に各サブフィールドの重
み付けを増加させることにより、動画像の疑似輪郭を低
減しつつ、静止画像の輝度を高めることができる。
【0041】また、本発明によれば、動き検出回路の検
出結果に基づいて、サブフィールド数調整手段は、画像
が静止している場合もしくは画像の動きが遅い場合にサ
ブフィールドの分割数を減少させると同時に各サブフィ
ールドの重み付けを増加させるための制御信号をRAM
制御手段に与え、RAM制御手段が外部記憶装置を制御
してテーブルデータをRAMテーブルに書き込むことに
より、動画像の疑似輪郭を低減しつつ静止画の輝度を高
めることができる。また、RAMテーブルへの書き込み
は垂直帰線期間に行うことによって、テーブル変換時に
画像が乱れるのを防ぐことができる。
【0042】さらに、本発明によれば、動き検出回路の
検出結果に基づいて、サブフィールド数調整手段が動画
用のROMテーブルと静止画用のテーブルROMを切り
替えることにより、画像が静止している場合もしくは画
像の動きが遅い場合に、ある階調数を表現するために最
低必要なサブフィールド数に加えて輝度を高めるための
補助サブフィールドを設け、画像の動きが速い場合に
は、前記補助サブフィールドを重み付けの大きいSFを
複数のサブフィールドに分割するために用いることによ
り、動画像の疑似輪郭を低減しつつ、静止画像の輝度・
コントラストを高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像表示装置の第1の実施例を示す構
成図
【図2】本発明の第1および第2の実施例における各サ
ブフィールドの重み付けの一例を示す図
【図3】本発明の画像表示装置の第2の実施例を示す構
成図
【図4】本発明の画像表示装置の第3の実施例を示す構
成図
【図5】本発明の画像表示装置の第3の実施例における
各サブフィールドの重み付けの1例を示す図
【図6】本発明の画像表示装置の第3の実施例における
図5で示したROM1の重み付けに基づく階調表現の一
例を示す図
【図7】従来の画像表示装置の構成を示す図
【図8】DC型プラズマディスプレイパネルの駆動波形
を示す図
【図9】従来例におけるサブフィールドの構成を示す図
【図10】従来のダブルスキャン方式の画像表示装置の
構成を示す図
【図11】DC型プラズマディスプレイパネルのダブル
スキャン方式の駆動波形を示す図
【図12】従来例におけるダブルスキャン方式のサブフ
ィールドの構成を示す図
【符号の説明】
1 同期分離回路 2 タイミングパルス発生回路 4 サブフィールド処理回路 5 フレームメモリ 6 アノード駆動回路 7 カソード駆動回路 8 補助アノード駆動回路 9 シングルスキャン用PDPパネル 14 映像信号動き検出回路 15 サブフィールド重み調整手段 16 サブフィールド数調整手段 21〜25 ROMテーブル 26 セレクタ 31 RAMテーブル 32 外部記憶装置 33 RAM制御手段 36 上側アノード駆動回路・上側補助アノード駆動回
路 37 上下カソード駆動回路 38 下側アノード駆動回路・下側補助アノード駆動回
路 39 ダブルスキャン用PDPパネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平野 雄久 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号を1フィールド毎に時間幅ある
    いはパルス数によりそれぞれ重み付けられた複数のサブ
    フィールドに分割し、前記サブフィールドの映像を時間
    的に重ねて表示することにより階調表示を行う画像表示
    装置であって、前記映像信号の動きを抽出する映像信号
    動き検出手段と、前記映像信号動き検出手段の出力に基
    づいて前記サブフィールドの数を調整するサブフィール
    ド数調整手段ならびに前記サブフィールドの重み付けを
    変更するサブフィールド重み変更手段を有することを特
    徴とする画像表示装置。
  2. 【請求項2】 画像が静止している場合、もしくは画像
    の動きが遅い場合に、サブフィールド数調整手段がサブ
    フィールド数を減少させると同時にサブフィールド重み
    変更手段が各サブフィールドの重み付けを増加させるこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
  3. 【請求項3】 画像が静止している場合もしくは画像の
    動きが遅い場合に、ある階調数を表現するために最低必
    要なサブフィールド数に加えて輝度を高めるための補助
    サブフィールドを設け、画像の動きが速い場合には、前
    記補助サブフィールドを重み付けの大きいサブフィール
    ドを複数のサブフィールドに分割するために用いること
    を特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
JP10062841A 1998-03-13 1998-03-13 画像表示装置 Pending JPH11259043A (ja)

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