JP2002366085A - 表示装置及び階調表示処理方法 - Google Patents

表示装置及び階調表示処理方法

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JP2002366085A
JP2002366085A JP2001168822A JP2001168822A JP2002366085A JP 2002366085 A JP2002366085 A JP 2002366085A JP 2001168822 A JP2001168822 A JP 2001168822A JP 2001168822 A JP2001168822 A JP 2001168822A JP 2002366085 A JP2002366085 A JP 2002366085A
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light emission
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pattern
light
light emitting
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JP2001168822A
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Kazuhisa Iwamoto
和久 岩本
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LG Electronics Inc
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LG Electronics Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 γ逆補正された表示データに基づきPDPの
階調表示を行う場合、最大輝度の低下を抑制しかつ動画
偽輪郭を低減する。 【解決手段】 1フィールド期間を、発光時間がそれぞ
れ0.5,1.5,4,8,16,32,64,128
として重み付けされた8個のサブフィールドに分割し、
γ逆補正部13Aは、A/D変換された8ビットデータを
入力するとγ逆補正を行って10ビットデータに変換
し、データ変換部20はこの10ビットデータのレベル
値が発光パターンAの発光期間の和と発光パターンBの
発光期間の和の平均値となるように奇数フィールドと偶
数フィールドとで発光パターンを切り替える。これによ
り、8個のサブフィールドで1017階調表示が実現さ
れ、この結果、最大輝度の低下が抑制できかつ動画偽輪
郭が低減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマディスプ
レイパネルの表示装置及び階調表示処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】各画素がマトリクス状に形成されたプラ
ズマディスプレイパネル(以下、PDP)の階調表示を
行うPDP表示装置は、図6に示すように、入力映像信
号のレベル調整を行うレベル調整部11と、レベル調整
部11の出力をA/D変換し8ビット表示データとする
A/D変換部12と、A/D変換部13から出力される
表示データに対して後述するγ逆補正を行うγ逆補正部
13と、γ逆補正部13からの表示データを1フレーム
分蓄積するフレームメモリ14と、フレームメモリ14
の表示データをPDP1に出力する出力処理部15と、
入力映像信号のなかから同期信号(垂直同期信号)を分
離する同期分離部16と、同期信号分離部16からの垂
直同期信号をもとにA/D変換部12のA/D変換のタ
イミング等を規定するタイミングパルスの生成を行うタ
イミングパルス発生部17と、前記タイミングパルスを
入力してフレームメモリ14からの表示データの読み出
しを制御するメモリ制御部18と、前記タイミングパル
スをもとにPDP1の各画素の表示タイミングを規定す
るタイミング信号の生成を行う駆動タイミング発生部1
9とからなる。
【0003】このような、PDP表示装置ではPDP1
の表示を行う場合、1/60秒に相当する1フレーム表
示期間(PDPの1画面を表示する期間:1フィールド
期間)を、画素の点灯期間である維持発光期間(発光輝
度に比例)の相対比がそれぞれ異なる複数のサブフィー
ルドにより構成している。
【0004】図7の例は、1フレーム表示期間が8個の
サブフィールドSF1〜SF8により構成され、8個の
階調ビットにより256階調表示を行う例である。即
ち、最上位の階調ビット(8ビット目)がサブフィール
ドSF8に対応するとともに、以下順に、7ビット目の
階調ビットがサブフィールドSF7に、6ビット目の階
調ビットがサブフィールドSF6に、5ビット目の階調
ビットがサブフィールドSF5に、4ビット目の階調ビ
ットがサブフィールドSF4に、3ビット目の階調ビッ
トがサブフィールドSF3に、2ビット目の階調ビット
がサブフィールドSF2にそれぞれ対応し、最下位の階
調ビット(1ビット目)がサブフィールドSF1に対応
する。
【0005】このように各サブフィールドSF1〜SF
8では、維持発光期間がそれぞれ階調数(発光輝度の相
対比:維持発光パルス数に比例)1(=20 ),2(=
1),4(=22 ),8(=23 ),16(=2
4 ),32(=25 ),64(=26 ),128(=2
7 ) として重み付けされている。
【0006】ここで、各サブフィールドSF1〜SF8
は維持発光期間の他に走査期間を有している。サブフィ
ールドSF1の走査期間では、最下位ビット(1ビット
目)の表示データに対応するPDP1の各画素への前記
表示データの書き込みを行う。そしてPDP1の全画面
の表示データの書き込みが終了すると、維持発光期間で
はPDPの全画面に維持発光パルスを例えば1回印加し
て書き込みが行われた画素だけ発光表示させる。
【0007】次に、サブフィールドSF2の走査期間で
は、2ビット目の表示データに対応する各画素への表示
データの書き込みを行う。そしてPDP1の全画面の書
き込みが終了すると、維持発光期間ではPDP1の全画
面に維持発光パルスを例えば2回印加して、書き込みが
行われた画素だけ発光表示させる。以下、サブフィール
ドSF3,SF4,SF5,SF6,SF7,SF8に
ついても、走査期間ではそれぞれ対応するビットの表示
データに応じた各画素への表示データの書き込みを行
い、これが終了すると、次の維持発光期間では維持発光
パルスをそれぞれ4回,8回,16回,32回,64
回,128回印加して書き込みが行われた画素だけ発光
表示させる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このようなPDPで
は、CRTの発光特性と互換性を保つ目的で、A/D変
換された8ビットの表示データを図6に示すγ逆補正部
によりγ逆補正を行っている。このため、特に低輝度部
分において表示階調が著しく低下し、画質が大きく損な
われている。
【0009】こうした低輝度部分の表示階調の低下を補
うためには、サブフィールドを増加して表示階調を25
6階調から、例えば512階調に増加させる必要がある
が、このようにすると、最大輝度の低下を招くととも
に、動画偽輪郭と呼ばれる画質劣化が生じる。また、低
輝度部分の表示階調の低下を補う方法として、誤差拡散
法やディザ法などにより表示階調を増加させることも考
えられているが、このような方法では低輝度部分で粒状
ノイズが目立ち画質の向上が期待できないという問題が
ある。
【0010】したがって、本発明は、γ逆補正された表
示データに基づきPDPの階調表示を行う場合に、最大
輝度の低下を抑制し、かつ動画偽輪郭を低減することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、複数の画素がマトリクス状に配列さ
れたPDPを備え、映像信号を入力するとnビットデー
タにA/D変換するとともに、前記nビットデータのγ
逆補正を行ってこのγ逆補正されたデータに基づき前記
画素の階調表示を行う表示装置において、PDPの1画
面の表示期間を示す1フィールド期間を、画素の発光期
間がそれぞれ重み付けされた複数のサブフィールドに分
割し、nビットデータを入力するとγ逆補正を行って
(n+m)ビットデータに変換するγ逆補正部と、γ逆
補正部からの(n+m)ビットデータを入力すると、こ
の(n+m)ビットデータのレベル値が奇数フィールド
における各サブフィールドの発光期間のパターンを示す
第1の発光パターンの発光期間の和と、偶数フィールド
における各サブフィールドの発光期間のパターンを示す
第2の発光パターンの発光期間の和の平均値となるよう
に奇数フィールドと偶数フィールドとで発光パターンを
切り替え前記画素の2(n+m)階調表示を行うデータ変換
部とを設けたものである。
【0012】この場合、1フィールド期間を、発光時間
がそれぞれ0.5,1.5,4,8,16,32,6
4,128として重み付けされた8個のサブフィールド
に分割し、γ逆補正部は、A/D変換された8ビットデ
ータを入力するとγ逆補正を行って10ビットデータに
変換し、データ変換部は、γ逆補正部からの10ビット
データのレベル値が第1の発光パターンの発光期間の和
と第2の発光パターンの発光期間の和の平均値となるよ
うに奇数フィールドと偶数フィールドとで発光パターン
を切り替え、8個のサブフィールドにより1017階調
表示を行うようにしたものである。
【0013】また、1フィールド期間を、発光時間がそ
れぞれ0.5,1.5,4,8,16,32,32,3
2,32,32,32,32として重み付けされた12
個のサブフィールドに分割し、γ逆補正部及びデータ変
換部はそれぞれ、前述の処理を行うようにしたものであ
る。さらに、データ変換部は、隣接する第1及び第2の
画素の一方が第1の発光パターンで発光しているときに
は他方の画素を第2の発光パターンで発光させるととも
に、前記一方の画素が第2の発光パターンで発光すると
前記他方の画素を第1の発光パターンで発光させるよう
にしたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明について図面を参照
して説明する。一般に、プラズマディスプレイパネル
(以下、PDP)の表示を行う表示装置では、1フレー
ム表示期間(1画面の表示期間である1フィールド期
間)を、維持発光期間がそれぞれ重み付けされた複数の
サブフィールドに分割するとともに、入力したアナログ
映像信号をA/D変換してサブフィールド数に応じたビ
ット数のデジタルデータとし、変換したビットデータに
応じたサブフィールドによりPDPの対応の画素を発光
させて所定の階調の画像を得るようにしている。
【0015】図1は、本発明を適用したPDPの表示装
置の構成を示すブロック図である。図1において、本P
DP表示装置は、PDP1と、レベル調整部11と、A
/D変換部12と、γ逆変換部13と、フレームメモリ
14と、出力処理部15と、同期分離部16と、タイミ
ングパルス発生部17と、メモリ制御部18と、駆動タ
イミング発生部19と、データ変換部20とからなる。
【0016】ここで、レベル調整部11は、入力映像信
号のレベルを調整するものである。A/D変換部12は
レベル調整された映像信号のレベルをA/D変換し8ビ
ット表示データとして出力するものである。γ逆補正部
13Aは、CRTの発光特性と互換性を保つためにその
8ビットデータをγ逆補正するがこのγ逆補正の際に1
0ビットデータに変換するものである。データ変換部2
0は、γ逆補正された10ビットデータを入力するとこ
のデータを8ビットデータに変換するものである。フレ
ームメモリ14は、データ変換部20により8ビットデ
ータに変換された表示データを格納するものである。出
力処理部15はフレームメモリ14内の各データをPD
P1の各画素の表示データとしてデータ電極に出力する
ものである。
【0017】同期分離部16は、入力映像信号から同期
信号を分離するものである。タイミングパルス発生部1
7は同期分離部16により抽出された垂直同期信号をも
とにA/D変換部12及びデータ変換部20によるデー
タ変換の際のタイミング等の各種タイミング信号を生成
するものである。メモリ制御部18は、タイミングパル
ス発生部17のタイミング信号に基づきフレームメモリ
14内の表示データを出力処理部15側へ出力させるも
のである。駆動タイミング発生部19は、タイミングパ
ルス発生部17及びメモリ制御部18からのタイミング
信号に基づき前述のサブフィールドのタイミングや、P
DP1の各走査電極及び維持電極を駆動するためのパル
ス信号などを生成するものである。
【0018】一般にこの種のPDP表示装置では、周知
のように、入力映像信号をA/D変換部12によりA/
D変換して8ビットの表示データにした後、この8ビッ
ト表示データをCRTの発光特性と互換性を保つために
γ逆補正を行っている。本実施の形態では、γ逆補正後
のデータを8ビットより大の10ビットデータに変換し
て1017階調の表示データとするとともに、サブフィ
ールドの数を増やすことなく階調表示を行うことによ
り、PDP1の最大輝度の低下を抑制し、かつ動画偽輪
郭を低減可能にするものである。
【0019】(第1の実施の形態)本PDP表示装置で
は、A/D変換部12によりA/D変換された256階
調の8ビットデータを、γ逆補正部13Aがγ逆補正の
際に前述したように1017階調の10ビットデータに
変換する。ここで、1017階調の10ビットデータ
は、一般に10個のサブフィールドで階調表現が可能で
あるが、8個のサブフィールド、即ち発光期間がそれぞ
れ階調数1,2,4,8,16,32,64,128と
して重み付けされた8個のサブフィールドSF1〜SF
8では階調表現できない。このため、第1の実施の形態
では、図2に示すように、1フレームの表示期間を、発
光期間がそれぞれ0.5,1.5,4(=22 ),8
(=23 ),16(=24 ),32(=25 ),64
(=26 ),128(=27 )として重み付けされた8
個のサブフィールドSF1〜SF8により構成するとと
もに、各サブフィールドSF1〜SF8の発光パターン
を図3に示すように、奇数フィールドと偶数フィールド
とで異なるように構成することにより、8個のサブフィ
ールドSF1〜SF8で前述の1017階調である10
ビットデータの階調表現を可能にする。
【0020】図3(a)は、図1のデータ変換部20に
よる発光パターンの選択の一例を示す図である。データ
変換部20は、図3(a)に示す1つの画素P1の表示
データとしてγ逆補正部13Aにより変換された101
7階調の10ビットデータを入力すると、8ビットデー
タに変換する。この場合、データ変換部20は、前記1
017階調が維持できるようにその10ビット表示デー
タのレベル値を8ビットデータに変換して、奇数及び偶
数フィールドの各8個のサブフィールドSF1〜SF8
の発光期間として割り当てる。
【0021】ここで、画素P1の10ビット表示データ
のレベル値が、8ビットでは表現できない例えば「10
1.75」であり、これが階調数「407」に相当して
いたとすると、データ変換部20はこのレベル値「10
1.75」を入力して、図3(a)に示すように、奇数
フィールドではサブフィールドSF1,SF2,SF
3,SF6,SF7で画素P1を発光するパターンAを
選択してレベル値「102」としこのパターンAの8ビ
ットデータをフレームメモリ14に蓄積するとともに、
偶数フィールドではサブフィールドSF2,SF3,S
F6,SF7(サブフィールドSF1は非選択)で画素
P1を発光するパターンBを選択してレベル値「10
1.5」としこのパターンBの8ビットデータをフレー
ムメモリ14に蓄積する。この奇数と偶数の各サブフィ
ールドにおける発光パターンのレベル値の平均値で前述
の10ビットデータのレベル値「101.75」を表わ
すことができるため、このレベル値に相当する前記階調
数「407」を表現できる。
【0022】図4は、データ変換部20に設けられた発
光パターンテーブルの発光パターンの状況を示す図であ
る。データ変換部20は、γ逆補正部13Aによりγ逆
補正された10ビットデータを入力すると、奇数及び偶
数フィールドでそれぞれこの発光パターンテーブルにし
たがって発光パターンの選択を行う。ここで、図4の右
欄に示す「A,B平均」は、γ逆補正部13Aから入力
した10ビットデータのレベル値を示し、図4の左欄に
示す「表現階調」は前記10ビットデータのレベル値に
対応する階調数を示している。
【0023】図4を参照してデータ変換部20の動作を
さらに説明すると、10ビットデータのレベル値(図4
の右欄の「A,B平均」)が低く0.25の場合、デー
タ変換部20は奇数フィールドではSF1のみで発光さ
せる発光パターンAを選択し、偶数フィールドでは全て
のSFで発光しない発光パターンBを選択する。これに
より階調数1を表現できる。また、10ビットデータの
レベル値が0.25から0.5に増えると、データ変換
部20は奇数フィールドではSF1のみで発光させる発
光パターンAを選択し、偶数フィールドでもSF1のみ
で発光させる発光パターンBを選択する。これにより階
調数2を表現できる。さらに、10ビットデータのレベ
ル値が0.5から0.75に増えると、データ変換部2
0は奇数フィールドではSF2のみで発光させる発光パ
ターンAを選択し、偶数フィールドでは全てのSFで発
光しない発光パターンBを選択する。これにより階調数
3を表現できる。
【0024】また、10ビットデータのレベル値(図4
の右欄の「A,B平均」)がほぼ中間レベルの126の
場合、データ変換部20は奇数フィールドではSF1〜
SF7で発光させる発光パターンAを選択し、偶数フィ
ールドでも同様にSF1〜SF7で発光させる発光パタ
ーンBを選択する。これにより階調数504を表現でき
る。また、10ビットデータのレベル値が126から
0.25増えて126.25になると、データ変換部2
0は奇数フィールドではSF1,SF3〜SF7で発光
させる発光パターンAを選択し、偶数フィールドでは輝
度比が最大のSF8のみで発光させる発光パターンBを
選択する。これにより階調数505を表現できる。さら
に、10ビットデータのレベル値が0.25増えて12
6.5になると、データ変換部20は奇数フィールドで
はSF1,SF3〜SF7で発光させる発光パターンA
を選択し、偶数フィールドでは輝度比が最大のSF8と
輝度比が最小のSF1とで発光させる発光パターンBを
選択する。これにより階調数506を表現できる。
【0025】また、10ビットデータのレベル値(図4
の右欄の「A,B平均」)が高く253.5の場合、デ
ータ変換部20は奇数フィールドではSF2〜SF8で
発光させる発光パターンAを選択し、偶数フィールドで
も同様にSF2〜SF8で発光させる発光パターンBを
選択する。これにより階調数1014を表現できる。ま
た、10ビットデータのレベル値が253.5から0.
25増えて253.75になると、データ変換部20は
奇数フィールドでは全てのSFで発光させる発光パター
ンAを選択し、偶数フィールドではSF2〜SF8で発
光させる発光パターンBを選択する。これにより階調数
1015を表現できる。さらに、10ビットデータのレ
ベル値が253.75から0.25増えて最大レベルの
254になると、データ変換部20は奇数フィールド及
び偶数フィールドの双方において全てのSFで発光させ
る発光パターンを選択する。これにより階調数1016
を表現できる。
【0026】このように、本PDP表示装置は、入力映
像信号レベルが0.25増減する毎に階調数を1つずつ
増減することができ、従来の4倍の階調表現が可能にな
る。即ち、従来では8個のサブフィールドで256階調
しか表現できなかったのに対し、本PDP表示装置では
従来と同一数の8個のサブフィールドを用いて従来の階
調の4倍の1017階調を表現することができる。この
結果、最大輝度の低下が抑制され、かつ動画偽輪郭を低
減することができる。
【0027】(第2の実施の形態)図3(b)は、第2
の実施の形態を示す図である。第1の実施の形態ではP
DP1の1つの画素について奇数フィールドでは発光パ
ターンAで発光させ、偶数フィールドでは発光パターン
Bで発光させるようにしたが、第2の実施の形態では、
隣接する画素間で、一方が発光パターンAで発光してい
るときには他方を発光パターンBで発光させるようにし
たものである。
【0028】即ち、同一ライン上の隣接画素P1,P2
において、奇数フィールドで画素P1が発光パターンA
で発光しているときには、画素P2を発光パターンBで
発光させるとともに、この状態で偶数フィールドに移行
すると今度は画素P1を発光パターンBで発光させ、か
つ画素P2を発光パターンAで発光させる。
【0029】また、或るラインn+1上の隣接画素P
1,P2、及びこの隣接画素P1,P2とそれぞれ同一
列にある次のラインn+2の隣接画素P3,P4におい
ても、奇数フィールドで画素P1,P2がそれぞれ発光
パターンA,Bで発光しているときには、画素P3,P
4をそれぞれ発光パターンB,Aで発光させるととも
に、この状態で偶数フィールドに移行すると今度は画素
P1,P2をそれぞれ発光パターンB,Aで発光させ、
かつ画素P3,P4をそれぞれ発光パターンA,Bで発
光させる。
【0030】このように、第2の実施の形態では、隣接
する画素の一方が発光パターンAで発光しているときに
は、他方の画素を発光パターンBで発光させるととも
に、前記一方の画素が発光パターンBで発光する状態に
なると前記他方の画素を発光パターンAで発光させるよ
うにしたものである。この結果、隣接画素の発光レベル
が視覚的に平均化されて認識され、これによりPDPの
1017階調をリニアに表現でき、前述の動画偽輪郭を
さらに低減できる。
【0031】(第3の実施の形態)図5は第3の実施の
形態を示す図であり、サブフィールドの配列構成を示す
ものである。第1及び第2の実施の形態では、1フレー
ムの表示期間を、発光期間がそれぞれ0.5,1.5,
4(=22 ),8(=23 ),16(=24 ),32
(=2 5 ),64(=26 ),128(=27 )として
重み付けされた8個のサブフィールドSF1〜SF8に
より構成し、奇数及び偶数の各フィールドにおいてサブ
フィールドの発光パターンを変えるようにしたが、第3
の実施の形態では、1フレームの表示期間を、発光期間
がそれぞれ0.5,1.5,4(=22 ),8(=2
3 ),16(=24 ),32(=25 ),32(=2
5 ),32(=25 ),32(=25 ),32(=2
5 ),32(=25 ),32(=25 )として重み付け
された12個のサブフィールドSF1〜SF12により
構成する。このように1フレームの表示期間を12個の
サブフィールドにより構成し、奇数及び偶数の各フィー
ルドにおいてサブフィールドの発光パターンを変えるよ
うにしても、同様にPDPの1017階調を実現でき
る。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数の画素がマトリクス状に配列されたPDPを備え、映
像信号を入力するとnビットデータにA/D変換すると
ともに、前記nビットデータのγ逆補正を行ってこのγ
逆補正されたデータに基づき前記画素の階調表示を行う
表示装置において、PDPの1画面の表示期間を示す1
フィールド期間を、画素の発光期間がそれぞれ重み付け
された複数のサブフィールドに分割し、γ逆補正部はn
ビットデータを入力するとγ逆補正を行って(n+m)
ビットデータに変換するとともに、データ変換部はこの
(n+m)ビットデータを入力すると、入力した(n+
m)ビットデータのレベル値が奇数フィールドにおける
発光パターンAの発光期間の和と、偶数フィールドにお
ける発光パターンBの発光期間の和の平均値となるよう
に奇数フィールドと偶数フィールドとで発光パターンの
切り替えを行い画素を2(n+m)階調で表示するようにし
たので、γ逆補正された表示データに基づきPDPの階
調表示を行う場合に、最大輝度の低下を抑制でき、かつ
動画偽輪郭を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る表示装置の構成を示すブロック
図である。
【図2】 上記表示装置におけるサブフィールドの第1
の配列構成を示す図である。
【図3】 表示装置における発光パターンの切り替えを
説明する図である。
【図4】 発光パターンの切り替えに用いられるテーブ
ルの状況を示す図である。
【図5】 上記表示装置におけるサブフィールドの第2
の配列構成を示す図である。
【図6】 従来のPDP表示装置のブロック図である。
【図7】 従来のPDP表示装置におけるサブフィール
ドの配列構成を示す図である。
【符号の説明】
1…PDP、11…レベル調整部、12…A/D変換
部、13A…γ逆補正部、14…フレームメモリ、15
…出力処理部、16…同期分離部、17…タイミングパ
ルス発生部、18…メモリ制御部、19…駆動タイミン
グ発生部、20…データ変換部、P1〜P4…画素。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画素がマトリクス状に配列された
    プラズマディスプレイパネルを備え、映像信号を入力す
    るとnビットデータにA/D変換するとともに、前記n
    ビットデータのγ逆補正を行ってこのγ逆補正されたデ
    ータに基づき前記画素の階調表示を行う表示装置におい
    て、 前記プラズマディスプレイパネルの1画面の表示期間を
    示す1フィールド期間は、前記画素の発光期間がそれぞ
    れ重み付けされた複数のサブフィールドに分割され、 前記nビットデータを入力するとγ逆補正を行って(n
    +m)ビットデータに変換するγ逆補正部と、 γ逆補正部からの(n+m)ビットデータを入力する
    と、この(n+m)ビットデータのレベル値が奇数フィ
    ールドにおける各サブフィールドの発光期間のパターン
    を示す第1の発光パターンの発光期間の和と、偶数フィ
    ールドにおける各サブフィールドの発光期間のパターン
    を示す第2の発光パターンの発光期間の和の平均値とな
    るように奇数フィールドと偶数フィールドとで発光パタ
    ーンを切り替え前記画素の2(n+m)階調表示を行うデー
    タ変換部とを備えことを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記1フィールド期間は、発光時間がそれぞれ0.5,
    1.5,4,8,16,32,64,128として重み
    付けされた8個のサブフィールドに分割され、前記γ逆
    補正部は、A/D変換された8ビットデータを入力する
    とγ逆補正を行って10ビットデータに変換し、 前記データ変換部は、γ逆補正部からの10ビットデー
    タのレベル値が前記第1の発光パターンの発光期間の和
    と第2の発光パターンの発光期間の和の平均値となるよ
    うに奇数フィールドと偶数フィールドとで発光パターン
    を切り替え、8個のサブフィールドにより1017階調
    表示を行うことを特徴とする表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記1フィールド期間は、発光時間がそれぞれ0.5,
    1.5,4,8,16,32,32,32,32,3
    2,32,32として重み付けされた12個のサブフィ
    ールドに分割され、 前記γ逆補正部は、A/D変換された8ビットデータを
    入力するとγ逆補正を行って10ビットデータに変換
    し、 前記データ変換部は、γ逆補正部からの10ビットデー
    タのレベル値が前記第1の発光パターンの発光期間の和
    と第2の発光パターンの発光期間の和の平均値となるよ
    うに奇数フィールドと偶数フィールドとで発光パターン
    を切り替え、前記画素の1017階調表示を行うことを
    特徴とする表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 前記データ変換部は、隣接する第1及び第2の画素の一
    方が第1の発光パターンで発光しているときには他方の
    画素を第2の発光パターンで発光させるとともに、前記
    一方の画素が第2の発光パターンで発光すると前記他方
    の画素を第1の発光パターンで発光させることを特徴と
    する表示装置。
  5. 【請求項5】 複数の画素がマトリクス状に配列された
    プラズマディスプレイパネルを備え、映像信号を入力す
    るとnビットデータにA/D変換するとともに、前記n
    ビットデータのγ逆補正を行ってこのγ逆補正されたデ
    ータに基づき前記画素の階調表示を行う表示装置におい
    て、 前記プラズマディスプレイパネルの1画面の表示期間を
    示す1フィールド期間を、前記画素の発光期間がそれぞ
    れ重み付けされた複数のサブフィールドに分割する第1
    のステップと、 前記nビットデータを入力するとγ逆補正を行って(n
    +m)ビットデータに変換する第2のステップと、 第2のステップの処理に基づく(n+m)ビットデータ
    を入力すると、この(n+m)ビットデータのレベル値
    が奇数フィールドにおける各サブフィールドの発光期間
    のパターンを示す第1の発光パターンの発光期間の和
    と、偶数フィールドにおける各サブフィールドの発光期
    間のパターンを示す第2の発光パターンの発光期間の和
    の平均値となるように奇数フィールドと偶数フィールド
    とで発光パターンを切り替え前記画素の2(n+m)階調表
    示を行う第3のステップとを有することを特徴とする階
    調表示処理方法。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記第1のステップにおける処理は、前記1フィールド
    期間を、発光時間がそれぞれ0.5,1.5,4,8,
    16,32,64,128として重み付けされた8個の
    サブフィールドに分割する第4のステップを含み、 前記第2のステップにおける処理は、A/D変換された
    8ビットデータを入力するとγ逆補正を行って10ビッ
    トデータに変換する第5のステップを含み、 前記第3のステップにおける処理は、前記第5のステッ
    プの処理に基づき変換された10ビットデータのレベル
    値が前記第1の発光パターンの発光期間の和と、前記第
    2の発光パターンの発光期間の和の平均値となるように
    奇数フィールドと偶数フィールドとでサブフィールドの
    発光パターンを切り替え、8個のサブフィールドにより
    1017階調表示を行う第6のステップを含むことを特
    徴とする階調表示処理方法。
  7. 【請求項7】 請求項5において、 前記第1のステップにおける処理は、前記1フィールド
    期間を、発光時間がそれぞれ0.5,1.5,4,8,
    16,32,32,32,32,32,32,32とし
    て重み付けされた12個のサブフィールドに分割する第
    7のステップを含み、 前記第2のステップにおける処理は、A/D変換された
    8ビットデータを入力するとγ逆補正を行って10ビッ
    トデータに変換する第8のステップを含み、 前記第3のステップにおける処理は、前記第8のステッ
    プの処理に基づき変換された10ビットデータのレベル
    値が前記第1の発光パターンの発光期間の和と、前記第
    2の発光パターンの発光期間の和の平均値となるように
    奇数フィールドと偶数フィールドとでサブフィールドの
    発光パターンを切り替え、前記画素の1017階調表示
    を行う第9のステップを含むことを特徴とする階調表示
    処理方法。
  8. 【請求項8】 請求項5において、 前記第3のステップにおける処理は、隣接する第1及び
    第2の画素の一方が第1の発光パターンで発光している
    ときには他方の画素を第2の発光パターンで発光させる
    とともに、前記一方の画素が第2の発光パターンで発光
    すると前記他方の画素を第1の発光パターンで発光させ
    る第10のステップを含むことを特徴とする階調表示処
    理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100603394B1 (ko) 2004-11-13 2006-07-20 삼성에스디아이 주식회사 플라즈마 디스플레이 패널의 계조 확장 방법
KR100688368B1 (ko) * 2004-01-14 2007-03-02 후지츠 히다찌 플라즈마 디스플레이 리미티드 표시장치 및 그 구동방법
US7391391B2 (en) 2003-11-13 2008-06-24 Victor Company Of Japan, Limited Display apparatus
CN100405430C (zh) * 2004-08-05 2008-07-23 康佳集团股份有限公司 一种增强低灰度值图像细节的驱动控制方法
JP2009229865A (ja) * 2008-03-24 2009-10-08 Mitsubishi Electric Corp 画像表示装置の階調制御方法

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