JP2009229865A - 画像表示装置の階調制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】現在の最小階調を表現するための基本となるパルス幅よりも小さい幅である最小パルス幅の入力パルスを生成し、生成した上記最小パルス幅を有する第1入力パルス、上記基本となるパルス幅を有する第2入力パルスあるいは第2入力パルスの幅の複数倍のパルス幅を有する第3入力パルスを用い、表示素子5eの発光輝度が最も低い階調である階調1は、第2入力パルスによって表示素子5eを発光させて得、階調1よりも高い輝度の階調は、第1入力パルスに第2入力パルスまたは第3入力パルスを組み合わせたパルスで表示素子を発光させて得る。
【選択図】図2
Description
また、階調表現の方法(階調制御の方法)としては、このPWM制御方法の変形であるパルス幅加算階調制御方法も用いられる。
このパルス幅加算階調制御方法において、階調数を増やそうした場合に制限となるのが、最小階調1を表現する発光パルスの発光精度である。
この最小階調1は、そのシステム(即ち、画像表示装置)に用いられる駆動回路・素子などの応答特性から制限を受ける。
通常、画像表現能力を高めるため、基本となる発光パルスの幅は、そのシステム(画像表示装置)において最大の階調数を実現できる幅、つまりは階調を精度良く制御できる最小の幅に設定される。
階調間の輝度変化幅が大きいと、階調間の変化が階段状に見えてしまい、画質に影響を与える。
また、輝度変化幅が大きい部分があると、その部分に注意が集まり画質の劣化と感じるため、各階調間の変化幅は均等である必要がある。
図6に示すように、パルス幅加算階調制御方法においては、各パルスの幅は、最小パルス幅を1とした場合、以降は、2、4、8、16、32・・・と、階調1段階ごとに2倍
のパルス幅となっていくように制御されている。
この等倍性の精度が悪いと階調間の変化幅が均一(なだらか)とならないため、上記のように画質劣化に繋がる。
そのため、等倍性の精度が保たれる範囲の最小のパルス幅を幅1とする。
幅を有する発光パルスをベースとし、これに基本パルス幅あるいは基本パルス幅の複数倍のパルス幅を有した発光パルスを加算することにより表示素子が発光する時間を制御し、所望の階調(輝度)を得る方法である。
例えば、6ビット階調63段階の階調表現を考えた場合に、階調1を表現する発光パルスをP0(パルス幅1)、発光パルスP0が発光する時間(フィールド)をSF0(SF:サブフレーム)、階調2を表現する発光パルスをP1(パルス幅2)、発光パルスP1が発光する時間をSF1とし、このP1の発光パルス幅はP0の発光パルス幅の倍である。
以降、階調4を表現する発光パルスをP2、発光パルスP2が発光する時間(フィール
ド)をSF2、階調8を表現する発光パルスをP3、発光パルスP3が発光する時間をS
F3、階調16を表現するパルスをP4、発光パルスP4が発光する時間をSF4、階調32を表現するパルスをP5、発光パルスP5が発光する時間をSF5として63段階の階調を表現する。
例えば、階調7を表現する場合、“7=1+2+4”であるので、SF0、SF1、SF2でのみ発光パルスが有り、それ以外の部分では発光しない。
階調32を表現する場合は、“32=32”であるためSF5のみ発光する。
階調63を表現する場合は、“63=1+2+4+8+16+32”であるためSF0、SF1、SF2、SF3、SF4、SF5で発光する。
このように、異種パルスのパルス幅を加算した合計のパルス幅が、所定の階調となるように制御することにより階調を表現する。
なお、図6(a)は階調63を表現する場合、図6(b)は階調27を表現する場合、図6(c)は階調7を表現する場合を示している。
このようなパルス幅加算階調制御方法は、例えば、特許第3756386号公報(特許文献1)などに記載されている。
ところが、発光システム(即ち、発光素子の駆動回路)の応答性が悪く、最小階調1の
限界が大きい場合において、現在の最小階調以下の階調を得るための制御パルス(表示素子を駆動する入力パルス)を生成しようとした場合は、制御パルス(入力パルス)の幅と発光パルスの幅が精度良く比例しない。
そのため、例えば、幅0.5の制御パルスを表示素子へ入力しても、実際の発光パルスは制御パルス幅0.5相当の輝度が得られない。
例えば、表示素子駆動回路の応答性が悪く、制御入力として発光パルス階調0.5相当を点灯させるための信号に対して、発光輝度はそれ以下、例えば、0.25相当しか発光しない場合を考える。
階調間のステップが階調0.5で均等となることが理想であるが、制御階調0→0.5→1→1.5→2と変化する部分を考えると、実際には、発光階調は0→0.25→1→1.25→2相当となり、各階調間の変化幅(輝度変化の幅)は0.25→0.75→0.25→0.75となり、各階調間の変化幅は均等にはならない。
即ち、表現階調数を増やそうとして、現在の「最小階調1」の半分の発光幅である0.5幅の制御パルス(入力パルス)を用いても、表示素子を駆動する駆動回路の応答特性のために、0.5幅の制御パルスに対応する階調0.5は得られない。
従って、加算パルス幅が0.5ずつ変化しても加算されたパルス幅に比例したなだらかな階調変化は得られない。
また、発光素子がRGB3色のLEDの場合、パルス幅0.5のパルスを用いて階調制御を行うとすると、それぞれのLEDに対する駆動回路の応答特性が異なるために、ホワイトバランスがおかしくなる可能性がある。人間の視覚特性上、これらの問題点は、輝度の低いところ(即ち、階調の低いところ)ほど顕著に現れる。
この発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、現在の最小階調1よりも小さい発光幅(例えば、0.5幅)のパルスを生成し、これを用いて表現階調数
を増やしても、加算されたパルス幅に比例したなだらかな輝度変化をさせることができる画像表示装置の階調制御方法を提供することを目的とする。
実施の形態1.
図1は、本発明が適用される画像表示装置の全体構成例を示すブロック図である。
なお、この図は、特許第3756386号公報の図12に相当するものである。
図1に示すように、この画像表示装置は、R、G、B各色用の表示コントローラ3と、表示コントローラ3から出力された画像データを蓄えるバッファメモリ4と、バッファメモリ4からの情報を受信するマトリックス状に配置された複数の表示ユニット5と、バッファメモリ4の情報を表示ユニット5に伝達するバス6とを備えている。
表示コントローラ3は、テレビ放送受信機やビデオ再生装置等のビデオシステム1から出力される画像情報を走査変換、標本化処理してバッファメモリ4に出力する。
また、コンピュータシステム2から出力される画像情報の通信制御を行い、グラフィク処理または文字情報処理を行ってバッファメモリ4に出力する。
画像メモリ5aはバッファメモリ4からの情報を蓄え、駆動回路5dにその画像データを与える。
表示素子5eは発光ダイオード(LED)等の素子であり、駆動回路5dから電流が与えられて駆動が行われる。
駆動回路5d内には、一定の電流強度を持った電流、即ち、定電流を表示素子5eに供給するための定電流発生回路が設けられている。
この定電流発生回路は、外部からのロジック信号の入力およびバイアス電圧の入力に応じてパルス状の定電流波形を発生させる回路である。
このような電流駆動方式の画像表示装置においては、発光量の階調制御は表示素子5eに流す定電流の印加時間を制御して行われる。
ここで、本実施の形態におけるパルス幅加算階調制御方法では、より高品位な画像を得るために、現在の最小階調1よりも小さい発光幅(例えば、0.5幅)のパルスを生成し、これを用いて表現階調数を増やしても、加算されたパルス幅に比例したなだらかな輝度変化(階調変化)をすることができるように、例えば、現在の入力パルス幅の最小値1に対して、その半分だけ大きいパルス幅、つまり1.5幅相当のパルスを点灯させるために、SF0.5(サブフレーム0.5)を追加する。
この1.5相当のパルスを点灯させるためのSF0.5(サブフレーム0.5)を追加することにより、後述するように、従来表現できなかった0.5刻みの階調表現が可能となる。ただし、最小幅1以下のパルスである0.5は表現できない。
図2(a)は幅1の入力パルスで表示素子(LED)を駆動したときの出力応答(即ち、表示素子の輝度変化)を示し、図2(b)は幅2の入力パルスで表示素子(LED)を駆動したときの出力応答を示し、図2(c)は幅0.5の入力パルスで表示素子(LED)を駆動したときの出力応答を示し、図2(d)は幅1.5の入力パルスで表示素子(LED)を駆動したときの出力応答を示している。
表示素子およびその駆動回路は応答特性を有しているため、表示素子に理想的な方形波の入力パルスを印加しても、その出力波形は入力パルスに対して若干の時間的遅れがあると共に、出力パルスの立ち上がり部および立ち下がり部は鈍ったものとなる。
従って、単純に幅0.5の入力パルスを表示素子に印加すると、図2(c)に示すように、出力応答が期待される0.5相当の輝度よりも小さくなり、正確な階調表現ができず問題が出る。なお、表示素子の発光時間(点灯時間)と発光輝度の積が人間に知覚される明るさとなる。
しかし、幅1.5の入力パルスを表示素子に印加すると、図2(d)に示すように、幅1.5の入力パルスに相当する発光幅(発光時間)を有する出力が得られる。
階調1を表現する場合は、従来通り幅1の入力パルスによって発光素子を発光させる。
階調1.5を表現する場合は、幅1.5の入力パルス(即ち、幅1.0の入力パルスに幅0.5の入力パルスを加算したパルス)によって発光素子を発光させる。
階調2を表現する場合は、幅2の入力パルスによって発光素子を発光させる。
階調2.5を表現する場合は、幅1と幅1.5の入力パルスを用いて発光素子を発光させる。
階調3を表現する場合は、幅1と幅2の入力パルスを用いて発光素子を発光させる。
階調3.5を表現する場合は、幅1.5と幅2の入力パルスを用いて発光素子を発光させる。(以降の階調表現については省略する。)
従って、階調1以降では0.5刻みでの階調制御が可能となる。
も長い入力パルスに対しては入力パルスの長さに応じた出力輝度が得られる。
そのため、幅1と幅2の中間である幅1.5の入力パルスに対しては、入力パルス幅1のときの出力輝度(階調1)と入力パルス幅2のときの出力輝度(階調2)の中間の出力輝度(階調1.5)が得られる。
このような駆動方法により、最初の発光階調の変化は0→1であるが、階調1以降では0.5刻みでのなだらかな階調制御が可能となる。
即ち、幅1.5の入力パルスを用いて表現階調数を増やしても、階調1以降では加算されたパルス幅に比例したなだらかな輝度変化をすることができる。
従って、現在の画像表示装置において容易に階調表現数を増加させることができ、更に
高品位な画像表示装置を得ることができる。
図3(a)は、現在の画像表示装置における階調制御方法による輝度変化の様子を示したものであり、幅1の入力パルス幅に対応する出力変化(輝度変化)で均等な階調変化(1.0毎の階調変化)を行っている。
図3(b)は、単純に幅0.5の入力パルスを用いて階調制御した場合を示しており、表示素子の応答特性のために、幅0.5の入力パルスでは、これに対応する出力(即ち、輝度)は得られず、均等な階調変化(なだらかな階調変化)はしていない。
例えば、単純に幅0.5の入力パルスを用いた場合、幅0.5の入力パルスに出力応答が0.2であるとすると、最初の階調変化は0.2であり、以降は、0.8、0.2、0.8・・・等のように変化し、均等な階調変化(なだらかな階調変化)はしない。
図3(c)は、本実施の形態の階調制御方法による輝度変化の様子を示したものであり、
本実施の形態では、最初の階調(階調1)は、入力パルスの幅が1に対応する輝度変化(即ち、階調変化1.0)をするが、階調1以降では、階調変化が0.5刻みでのなだらかな階調制御が行えることを示している。
各表示素子出力のON/OFFに応じたデータをCLOCKとSERIALIN(データ)を用いて最
下部のF/F(フリップフロップ)部にセットする。
各データのセットが完了した段階で、LATCHラッチパルスを入力し、出力段(中段)のF
/Fにデータを転送する。
データをセットした後に、Enableパルスを入力する事で、最上部の定電流ドライバがデータに応じて電流を引き込む。
D0のデータをセットして幅1のイネーブルパルスを入力、D1のデータをセットして幅2のパルスを入力する。
ここで、表示素子が点灯している間に、次のデータをセットする事で、データセットを効率化している。
点灯終了後にデータセットを開始すると、セット完了まで次の点灯を開始できないが、データセット後に次のデータをセットし始める事で、点灯時間がセット時間よりも長ければ、セット完了後に速やかに次の点灯開始が出来る。
点灯時間がセット時間よりも短い場合でも、少しだが待ち時間の短縮が可能となる。
このように、セット時間が増えると点灯時間が減る方向になる関係があるため、セット回数を増やす事が難しい。
動画表示のためには、外部の映像周期(通常、NTSC方式では16.6ms)に合わせて、点灯制御の1サイクルが完了する必要があり、この中でセット時間と点灯時間の割合をどのようにするかが、制御のシーケンス設計上の大きな要素である。
セット時間の縮小のためには、伝送レートの高速化、1クロックで送る伝送ビット数の多数化などがあるが、伝送レートの高速化に伴う高価な高速対応部品の使用が必要EMIノイズの増大など、伝送ビットの多数化に伴う伝送部材の使用量増大、高コスト化(多芯
ケーブル&コネクタ)、多ビット対応のICが必要などの問題があり、簡単にはセット時
間を縮小する事は難しい。
なお、図5は、セット時間が5単位時間、D0の点灯時間が1単位時間とした場合の点灯シーケンスである。(D0が1単位時間のため、D3は8単位時間である。)
D3を点灯させる前にD3のデータをセットするためのセット待ち時間が発生し、D2はセット待ちは発生しないが、D1やD0ではセット待ち時間が発生している。
このセット待ち時間は、発光制御上は無点灯であり、この待ち時間が多くなると点灯率が悪化する。
そのため、階調表現数を増やすために、短いパルスを生成してセット回数を増やすと、待ち時間が増える方向になる。そのため、セット回数を増やす事にも制約がある。
現在の最小階調を表現するための基本となるパルス幅(幅1)よりも小さい幅である最小パルス幅の入力パルスを生成し、生成した上記最小パルス幅を有する第1入力パルス、基本となるパルス幅を有する第2入力パルスあるいは第2入力パルスの幅の複数倍のパルス幅を有する第3入力パルスを用い、
表示素子5eの発光輝度が最も低い階調である階調1は、第2入力パルスによって表示素子5eを発光させて得、表現階調1よりも高い輝度の階調は、第1入力パルスに第2入力パルスまたは第3入力パルスを組み合わせたパルスで表示素子5eを発光させて得る。
また、例えば、第1入力パルスの幅は、第2入力パルスの幅の1/2である。
従って、本実施の形態によれば、現在の最小階調1を得ている入力パルス(幅1.0)よりも小さい幅(例えば、0.5幅)の入力パルスを用いて表現階調数を増やしても、最初の階調1以降は加算されたパルス幅に比例したなだらかに輝度変化(階調変化)をさせることができる。
前述の実施の形態1では、現在の最小階調1を表現する発光幅1の半分の発光幅(0.5幅)のパルスを用いて表現階調数を増やし、加算されたパルス幅に比例したなだらかな輝度変化が行える階調制御方法について述べたが、本実施の形態では、1.5幅のパルスを追加するのと同時に、例えば、幅4の階調表現を幅1.75と幅2.25の合計パルスにより実現する。
つまり用いるパルス幅を、それぞれ、1、1.5、1.75、2、2.25、8、16、32とする。
階調1、1.25、1.5、1.75、2、2.25、2.5、2.75、3、・・・・に対して、階調をパルス幅で示す(階調→パルス幅)と、1→1、1.25→1、1.5→1.5、1.75→1.75、2→2、2.25→2.25、2.5→1+1.5、2.75→1+1.75、3→1+2、3.25→1+2.25、3.5→2+1.5、3.75→2+1.75、4→1.75+2.25・・・・と表現する事が出来る。
階調1と1.25が共に1となってしまうが、それ以降は0.25刻みでの階調表現が可能である。
単純に、幅1.25、1.5、1.75のパルスを追加することでも、同様の0.25刻みの発光が可能となるが、パルス種が1、1.25、1.5、1.75、2、4、8、16、32の9種類となる。
本実施の形態による方法では、1、1.5、1.75、2、2.25、8、16、32
の8種類となり、パルスの種別を節約できる。
最下位部の階調が出ない欠点はあるが、視覚上重要な中間部での階調表現能力を少ないパルス種類で向上できる利点がある。
単純な手法ではパルス種別の増加=無点灯時間の増加に繋がるため、逆に考えればパルス種の数を減らすことは、点灯制御上においては点灯率の向上に繋げられる手法である。
本実施の形態によれば、第1入力パルスの幅は、第2入力パルスの幅の1/4または3/4であるので、視覚上重要な中間階調部では、0.25刻みでの階調表現が可能である。
本実施の形態では、実施の形態1において、幅1.5のパルス以外に、最下位のみに(即ち、最小階調のみに)使用する0.5幅のパルスを追加する。
具体的には、幅1.5のパルスを追加するのと同時に、階調0.5の階調表現のみを担当する幅0.5のパルスを追加する。
ただし、幅0.5のパルスの階調表現能力は、表示素子の応答特性のために、階調0.5未満である。
例えば、幅0.5のパルスに対して、階調として0.3しか出ない場合でも、幅0.5のパルスを追加する前は、階調0→1の変化を考えた場合、表示素子の発光輝度は0→1への変化であったため、最初の階調では「1」の段差があった。
即ち、階調1の段階において、幅0.5のパルスを追加しない場合は、「1.0」の輝度の段差があったのが、「0.3」と「0.7」の輝度の段差となり、なだらかな輝度変化となる。
このように、本実施の形態によれば、最初の表現階調1は、現在の最小階調を表現するための基本となるパルス幅(幅1)よりも小さい幅である最小パルス幅(例えば幅0.5)の第1入力パルスにより表示素子を発光させて得るので、表示素子が無発光状態である階調0と発光開始(階調1)での輝度差を少なく出来るため、階調0と調間1の間の輝度変化を抑制でき、実施の形態1の場合よりもさらになだらか輝度変化となる。
なお、応答性が悪い場合、過剰補正などのために幅0.5の入力に対してそれ以上の階調表現が得られる場合に対しても本実施の形態は有効である。
例えば、幅0.5の入力に対して階調0.7相当が得られる場合も、本実施の形態を用いる事で輝度変化の大きさを抑制でき、なだらかな階調変化を得られる。
即ち、階調変化として0→0.5→1.0を考えた場合、発光輝度の変化は0→0.7→1.0となり、輝度の段差は、それぞれ「0.7」、「0.3」なり、なだらかな階調変化となる。
5b 制御回路 5d 駆動回路 5e 表示素子
P0 幅1の入力パルス P1 幅2の入力パルス P2 幅3の入力パルス
Claims (4)
- 複数の表示素子をマトリックス状に配置した画像表示装置の階調制御方法であって、
現在の最小階調を表現するための基本となるパルス幅よりも小さい幅である最小パルス幅の入力パルスを生成し、
生成した上記最小パルス幅を有する第1入力パルス、上記基本となるパルス幅を有する第2入力パルスあるいは上記第2入力パルスの幅の複数倍のパルス幅を有する第3入力パルスを用い、
上記表示素子の発光輝度が最も低い階調である階調1は、上記第2入力パルスによって上記表示素子を発光させて得、上記階調1よりも高い輝度の階調は、上記第1入力パルスに上記第2入力パルスまたは第3入力パルスを組み合わせたパルスで上記表示素子を発光させて得ることを特徴とする画像表示装置の階調制御方法。 - 上記第1入力パルスの幅は、上記第2入力パルスの幅の1/2であることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置の階調制御方法。
- 上記第1入力パルスの幅は、上記第2入力パルスの幅の1/4または3/4であることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置の階調制御方法。
- 上記表現階調1は、上記第1入力パルスにより上記表示素子を発光させて得ることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置の階調制御方法。
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