JPH11259026A - 面照光表示装置 - Google Patents

面照光表示装置

Info

Publication number
JPH11259026A
JPH11259026A JP6260098A JP6260098A JPH11259026A JP H11259026 A JPH11259026 A JP H11259026A JP 6260098 A JP6260098 A JP 6260098A JP 6260098 A JP6260098 A JP 6260098A JP H11259026 A JPH11259026 A JP H11259026A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
wavelength
color
light source
filter layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6260098A
Other languages
English (en)
Inventor
Akito Okamoto
炳人 岡本
Masaru Mamiya
勝 間宮
Toshihiro Fujita
俊弘 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Idec Izumi Corp
Original Assignee
Idec Izumi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Idec Izumi Corp filed Critical Idec Izumi Corp
Priority to JP6260098A priority Critical patent/JPH11259026A/ja
Priority to EP98911110A priority patent/EP0921515A4/en
Priority to PCT/JP1998/001451 priority patent/WO1998044475A1/ja
Priority to CN98800547A priority patent/CN1224522A/zh
Priority to US09/194,495 priority patent/US6517213B1/en
Priority to TW087104799A priority patent/TW373156B/zh
Publication of JPH11259026A publication Critical patent/JPH11259026A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09FDISPLAYING; ADVERTISING; SIGNS; LABELS OR NAME-PLATES; SEALS
    • G09F13/00Illuminated signs; Luminous advertising
    • G09F13/20Illuminated signs; Luminous advertising with luminescent surfaces or parts
    • G09F13/22Illuminated signs; Luminous advertising with luminescent surfaces or parts electroluminescent

Landscapes

  • Illuminated Signs And Luminous Advertising (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 単一の色の光源光により任意の色の表示光が
得られるとともに、光源の消灯時の表示面の色から光源
の点灯時の表示面(表示光)の色を容易に認識できる面
照光表示装置を提供する。 【解決手段】 この面照光表示装置は、所定の表示面を
照光して表示を行うものであり、第1波長の光(青色の
光)L1を発光する光源12と表示面との間には、波長
変換部材22が配設されている。波長変換部材22は、
光源12からの入射光L1の少なくとも一部を第1波長
よりも長い第2波長の光L2に変換する蛍光体層31
と、蛍光体層31から出射する光のうちの少なくとも一
部を表示面側に透過させるフィルタ層32と一体に備え
て構成されている。光源12の消灯時における表示面の
色を実質的に規定するフィルタ層32の外観色は、光源
12の点灯時にフィルタ層32を透過して表示面を照光
する光の色と実質的に一致または近似したものとしてあ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、産業用(特に工
業用)の表示灯などのように光源からの光を所定の表示
面側に導き、当該表示面全体で光学的な表示を行う面照
光表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】工場内等のシステムを安全に稼働させる
ためには、常に作業者が機械・設備等の状態をモニタし
つつ、それらの機械類の操作や制御、管理、運転などを
行う必要がある。このため、工場内の制御盤等にはその
システムの状態を表示する表示灯が設けられる。このよ
うな表示灯には「ON」,「OFF」,「運転中」,
「異常」などの文字が表示された光透過性の板(記名
板)を有しており、システムの動作状態に応じてそれら
の記名板の背後に設けた光源を点灯することによって、
表示面全体で光学的な表示が行われ、作業者から視認さ
れるようになっている。表示灯は種々の形態をとりうる
ものであり、代表的なものとしては、単一の情報を表示
する単体の表示灯、複数の情報の表示を行う集合表示
灯、また運転・停止などのシステムに対する操作機能を
付加した照光式押しボタンスイッチなどがある。
【0003】すなわち、表示灯とは制御盤などの盤面に
おいて、作業者に対してシステムの状態を伝達する装置
であり、作業者がシステムを安全に稼働させるためのマ
ンマシン・インターフェイスとして重要な位置づけにあ
る。
【0004】ところで、このような表示灯においては色
分け表示をしたいという要請がある。というのも、通
常、1つの制御盤等には複数の表示灯が取り付けられて
いるため、単色で情報(文字、記号、絵柄等)を表示す
るのではなく、表示灯の目的に応じて色分けし、その色
とともに情報を表示することで表示灯の視認性を向上さ
せることができるためである。
【0005】そこで従来では、相互に異なる波長の光、
例えば赤色、緑色および青色の光を発光するLED発光
素子をそれぞれ用意し、所望とする表示用の光の色に応
じて相互に種類の異なるLED発光素子を組み合わせ、
各種類のLED発光素子が発光する光を重ね合わせるこ
とにより、所望とする色の表示光を得ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、種類の
異なるLED発光素子を組み合わせることによって所望
の色の表示光を得る従来の方法では、所望とする光の色
毎にLED発光素子の組み合わせを変える必要があると
共に、各種類のLED発光素子それぞれについて電流制
御を要するため複雑な回路となる他、製造上複雑な工程
を経ることから生産性が悪く高コストであるという問題
がある。
【0007】また、従来のように、種類の異なるLED
発光素子を組み合わせることによって所望の色の表示光
を得る場合では、LED発光素子の消灯時の状態からL
ED発光素子の点灯時の表示灯(表示光)の色が分から
ないという問題がある。このように点灯時の表示灯の色
が分からないと、特に、制御盤等に互いに異なる複数種
類の色の表示灯を複数配設した場合において、各表示灯
の消灯時に、何色の表示灯が消灯しているのかが分かり
づらく、表示灯の意味するところを色情報で直感的に認
識しにくい。
【0008】この発明は、従来の面照光表示装置におけ
る上記の問題の克服を意図しており、生産性の向上およ
び低コスト化を図りつつ、単一の色の光源光により任意
の色の表示光が得られるとともに、光源が消灯している
ときの表示面の色から光源が点灯しているときにおける
表示面(表示光)の色を容易に認識できる面照光表示装
置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の技術的手段は、所定の表示面を照光して表示を行う面
照光表示装置であって、第1波長の光を発光する光源
と、前記光源と前記表示面との間に介在し、入射する前
記光源からの前記第1波長の光の少なくとも一部を前記
第1波長よりも波長の長い第2波長の光に変換して前記
表示面に向けて出射する蛍光板と、前記蛍光板と前記表
示面との間に介在し、前記蛍光板から出射する光のうち
少なくとも一部を前記表示面側に透過させるフィルタ
と、を備え、前記光源の点灯時に前記フィルタを透過し
て前記表示面を照光する光の色と、前記光源の消灯時に
おける前記表示面の色を実質的に規定する前記フィルタ
の外観色とを実質的に一致または近似させたことを特徴
とする。
【0010】好ましくは、前記蛍光板と前記フィルタと
を、前記蛍光板として機能する蛍光体層と前記フィルタ
として機能するフィルタ層とを一体に備える波長変換部
材として一体化するのがよい。
【0011】また、好ましくは、前記フィルタ層は、前
記蛍光体層を構成する蛍光部材の片側表面に前記フィル
タ層を構成する所定のフィルタ材料を印刷または塗布す
ることにより形成されるのがよい。
【0012】さらに、好ましくは、前記フィルタ層は、
前記蛍光体層を構成する蛍光部材の片側表面に前記フィ
ルタ層を構成する熱転写フィルムを熱転写することによ
り形成されるのがよい。
【0013】また、好ましくは、前記フィルタ層は、前
記蛍光体層を構成する蛍光部材の片側表面から所定の着
色材を含浸させ、前記蛍光部材の片側表層部を着色する
ことにより形成されるのがよい。
【0014】さらに、好ましくは、前記波長変換部材
は、前記蛍光体層を構成する蛍光部材と、前記フィルタ
層を構成するフィルタ部材とを接着材による接着または
超音波溶着により一体化して形成されるのがよい。
【0015】また、好ましくは、前記波長変換部材は、
樹脂製の部材であり、前記蛍光体層と前記フィルタ層と
が二層成形により形成されるのがよい。
【0016】さらに、好ましくは、前記面照光表示装置
は、前記光源から前記表示面までの光学経路上に光を拡
散する光拡散手段をさらに備えるのがよい。
【0017】また、好ましくは、前記光源が、前記第1
波長の光として紫外領域から青色までの波長のうちのい
ずれかの波長の光を発光する半導体発光素子であるのが
よい。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、この発明に係る面照光表
示装置の一実施形態が適用された集合表示灯を示す斜視
図である。この集合表示灯1を実際に設置して使用する
際には、図1の上側を表示面側として作業者側に向けて
設置するが、ここでは図示の便宜上、表示面側を上にし
て図示している。
【0019】この集合表示灯1は、ハウジング2の中に
複数の単位表示灯10a,10b,…,10iを組み付
けて構成されている。これらの単位表示灯10a,10
b,…,10iはそれらのサイズおよび表示色は異なる
が、基本的構成は同一であり、各単位表示灯10a,1
0b,…,10iは本発明に係る面照光表示装置の一実
施形態に相当する。なお、以下においては、このうちの
単位表示灯10aについてその構成を説明し、その他の
構成の説明については省略する。
【0020】図2は、単位表示灯10aの分解斜視図で
ある。また、図3は、図2の単位表示灯10aの模式断
面図である。この単位表示灯10aにおいては、ウイン
ドウWを有する樹脂製のケース11の内部に複数の光源
12(LED発光素子)がマトリクス状に配列されてい
る。各光源12はプリント基板の主面上に実装されてこ
のケース11中に収容されており、その発光部がケース
11の上面側に向けて露出している。これらの光源12
を構成するLED発光素子は、紫外領域から青色までの
波長のうちのいずれかの波長(第1波長)の光、ここで
は青色の波長の光を発光する。
【0021】一方、上記ウインドウWの上面周囲にはフ
レーム13が配置される。このフレーム13はケース1
1を介して図1のハウジング2の中に嵌合するようにな
っており、このフレーム13に複合板20が嵌込まれ
る。この複合板20は、光源12側から、 拡散板(光拡散手段)21、 波長変換部材22、 透明樹脂製の記名板23、 透明樹脂製のカバープレート24 の4者を重ね合わせた構造となっている。記名板23に
は、表示すべき情報(文字、記号、絵柄等)が記入され
ている。
【0022】これらのうち、波長変換部材22がこの発
明の主たる特徴に応じて設けられたものである。波長変
換部材22は、表示面となるカバープレート24と光源
12との間に配設され、光源12からの光を受ける入射
面22aと、表示面側(同図の上側)を向いた出射面2
2bとを有する板状またはシート状の部材である。
【0023】図4は、波長変換部材22の部分断面図で
ある。波長変換部材22は、図4に示されるように、蛍
光体層31とフィルタ層32とを一体化した2層構造を
有しており、蛍光体層31が入射面22a側に位置し、
フィルタ層32が出射面22b側に位置するようにして
配設される。
【0024】蛍光体層31は、入射面22aを介して入
射する第1波長の少なくとも一部を第1波長よりも波長
の長い第2波長の光に変換して出射するようになってい
る。よって、一般の場合では、蛍光体層31からフィル
タ層32に入射する光には、蛍光体層31が発光した第
1波長の光と、蛍光体層31に入射した第1波長の光の
うち、蛍光体層32によって第2波長の光に変換されず
に残った残りの光とが含まれている。なお、蛍光体層3
1に入射した第1波長の光が実質的に全部第2波長の光
に変換された場合には、蛍光体層31からフィルタ層3
2に入射する光には、第1波長の光は含まれない。
【0025】フィルタ層32の光の透過特性は、蛍光体
層31から入射する光の少なくとも一部を表示光として
表示面に向けて透過させるように設定されている。ま
た、フィルタ層32の外観色は、白色光等の外界からの
入射光(可視光)のうちのいずれの波長成分の光を最も
よく透過するかに大きく依存しており、一般に、その最
もよく透過する波長成分の色と実質的に同一または近似
した色となるのであるが、ここでは、フィルタ層32の
外観色を、光源12の点灯時にフィルタ層32を透過し
て表示面を照光する表示光の色と実質的に一致または近
似するように設定されている。これによって、光源12
が消灯しているときに、白色光である外界からの光が表
示面を構成するカバープレート24および記名板23を
介してフィルタ層32に入射すると、そのフィルタ層3
2からの反射光が表示面から出射することによって、フ
ィルタ層32の外観色が実質的に表示面の色として視認
させるようになっている。
【0026】すなわち、フィルタ層32は、以下の2つ
の役割りをになっている。第1の役割りは、蛍光体層3
1から表示面に向けて出射する光の色(一般の場合で
は、第1波長の光の色と第2波長の光の色との加色混合
色)を所望とする色(表示色)に変換または補正するこ
とである。第2の役割りは、光源12が点灯していると
きの表示面の色(表示光の色)と、光源12が消灯して
いるときの表示面の色とを実質的に一致または近似させ
ることである。よって、表示光の色や光源12の消灯時
の表示面の色を実質的に規定するフィルタ層32の光透
過特性は、フィルタ層32がこれらの2つの役割りを果
たすように設定する必要がある。
【0027】図5は、波長変換部材22の蛍光体層31
およびフィルタ層32の光学的特性を一例として示す模
式図である。なお、この図5の図示例では、フィルタ層
32の光透過特性は、実質的に蛍光体層31が発光する
第2波長の光のみを透過させるように、すなわち第2波
長以外の波長成分の光は実質的に透過させないように設
定されている。これによって、必然的にフィルタ層32
の外観色は、第2波長の光の色と実質的に同じ色とな
る。
【0028】蛍光体層31を構成する蛍光部材33は、
透明樹脂材料に後述する蛍光特性を有する蛍光材料(色
変換塗料)を混ぜ合わせ板状あるいはシート状等に成形
したものであり、同図の符号FMが蛍光材料を示してい
る。この蛍光材料FMは同図の実線で示す第1波長の光
L1により励起された後、基底状態に戻る時、第1波長
よりも波長の長い所定の表示色の第2波長の光L2(同
図の波線)を放出するという蛍光特性を有している。こ
のため、蛍光体層31の入射面22aに光源12からの
第1波長の光L1が入射すると、入射光L1が蛍光材料
FMに吸収されて第1波長よりも長い第2波長の光(蛍
光)L2が発光され、その発光された第2波長の光L2
が蛍光体層31からフィルタ層32に入射する。
【0029】このフィルタ層32に入射した第1波長の
光L1は、フィルタ層32の表示面側の表面に到達する
までに充分に減衰され、フィルタ層32を透過しないよ
うになっているのに対して、第2波長の光L2は、ほぼ
減衰することなくフィルタ層32を透過するようになっ
ている。これによって、フィルタ層32の表示面側の表
面からは、実質的に第2波長の光L2のみからなる光が
表示面に向けて出射するようになっている。
【0030】さらに、フィルタ層22は、蛍光体層31
が発光した第2波長の光L2の色を補正する機能も有し
ており、第2波長の光がフィルタ層31を透過すること
によって第2波長の光の各波長成分の強度が補正され
て、所望とする表示色により近い色の光が得られるよう
になっている。
【0031】なお、ここでは、フィルタ層32の光透過
特性を、実質的に第2波長の光のみを透過させるように
設定したが、例えば、図6に示されるように、第2波長
に光を実質的に全て透過させるとともに、第1波長の光
の一部を透過させるように設定してもよい。あるいは、
フィルタ層32の光透過特性を、図7に示されるよう
に、第1波長の光を実質的に全て透過させるとともに、
第2波長の光の一部を透過させるように設定してもよ
く、種々のバリエーションが考えられる。ただし、いず
れの場合にも、フィルタ層32は、蛍光板31から出射
する光の少なくとも一部を透過させる必要があるととも
に、その外観色は、フィルタ層32の透過光である表示
光の色と実質的に一致または近似させる必要がある。な
お、波長変換部材22の具体的構成例については、後の
実施例にて詳述する。
【0032】ここで、このようなフィルタ層32の形成
方法について説明する。第1の方法としては、所定の光
透過特性を有し、表示色と実質的に一致または近似した
外観色を有するインク34(フィルタ材料)(図4参
照)または塗料(フィルタ材料)を、蛍光体層31を構
成する板状またはシート状の蛍光部材33の片面側表面
にスクリーン印刷または吹付けて塗布することによって
フィルタ層32を形成する方法がある。この方法では、
スクリーン印刷または吹付けという簡単な方法でフィル
タ層32を容易に形成できるという利点がある。なお、
本実施形態に係るフィルタ層32はスクリーン印刷によ
って形成されれたものである。
【0033】第2の方法としては、所定の光透過特性を
有し、表示色と実質的に一致または近似した外観色を有
する熱転写フィルムを、蛍光体層31を構成する蛍光部
材33の片側表面に熱転写することによりフィルタ層3
2を形成する方法がある。この方法では、熱転写という
簡単な方法でフィルタ層32を容易に形成できるという
利点があるとともに、フィルタ層32を構成可能な熱転
写フィルムとして十分な種類の色の熱転写フィルムが入
手可能であるので、所望とする外観色および光透過特性
を有するフィルタ層32を容易に形成できるという利点
がある。
【0034】第3の方法としては、蛍光体層31を構成
する蛍光部材33の片側表面から含浸性を有する所定の
着色材を含浸させ、蛍光部材33の片側表層部を、所定
の光透過特性を有するように、かつ表示色と実質的に一
致または近似した外観色となるように、着色してフィル
タ層32とする方法がある。この方法によれば、塗布等
によりフィルタ層32を形成した場合では、他の部材と
の接触等によりフィルタ層32が剥がれたりすることが
あるが、蛍光体層31を構成する蛍光部材33の片側表
面から所定の着色材を含浸させ、蛍光部材33自体を部
分的に着色することによりフィルタ32が形成されるの
で、フィルタ層32が剥がれたりすることがないという
利点がある。
【0035】第4の方法としては、図8に示されるよう
に、蛍光体層31を構成する板状またはシート状の蛍光
部材33と、フィルタ層32を構成する板状またはシー
ト状のフィルタ部材35とを、透明接着材によって接着
することにより、または超音波加振して当接面を溶着す
ることにより一体化して波長変換部材22を形成する方
法がある。
【0036】第5の方法としては、蛍光体層31とフィ
ルタ層32とを有する波長変換部材22を二層成形(二
重成形)により一体成形する方法がある。具体的な二層
成形の方法としては、蛍光体層31またはフィルタ層3
2のいずれか一方を構成する樹脂プレートを先に作製し
ておき、その先に作製した樹脂プレートを金型内に装填
した状態で、蛍光体層31またはフィルタ層32のいず
れか他方を構成するための樹脂材料を金型内に流し込ん
で波長変換部材22を作製する方法がある。
【0037】次に、図2に戻って説明を続ける。光源1
2が点灯され、波長変換部材22の蛍光体層31から出
射した光がフィルタ層32に通され、所定の表示色を有
する表示光が生成されると、この表示光が記名板23を
介してカバープレート24によって構成される表示面に
導かれ、表示面の全面が所定の表示色で照光され、所定
の光学的な表示(情報表示)がなされる。すなわち、表
示灯10aが所定の表示色で点灯する。
【0038】このように、この実施形態に係る表示灯
(面照光表示装置)10aによれば、光源12の点灯時
にフィルタ層32を透過して表示面を照光する表示光の
色と、光源12の消灯時における表示面の色を規定する
フィルタ層32の外観色とを実質的に一致または近似さ
せているので、光源12が消灯しているときの表示面の
色から光源12が点灯しているときの表示面の色(すな
わち、表示面を照光する表示光の色)を直感的に容易に
認識することができ、表示灯10aが示す意味をその消
灯時の表示面の色より直感的に容易に理解することがで
きる。
【0039】また、光源12と表示面との間に介在した
蛍光体層31が、入射する光源12からの第1波長の光
の少なくとも一部を第1波長よりも波長の長い第2波長
の光に変換して表示面に向けて出射し、そして、この蛍
光体層31から出射する光をフィルタ層32に通し、そ
のフィルタ層32を透過した光(表示光)によって表示
面を照光するようにしているので、蛍光体層31を構成
する蛍光部材33やフィルタ層32を形成するフィルタ
材料(インク34等)の種類を変更することにより、第
1波長の光から種々の色を有する表示光を容易に得るこ
とができる。その結果、光源12には第1波長の光を発
光する1種類の光源12(ここでは、青色LED発光素
子)を備えておけばよいので、従来のように表示光の色
に合わせて使用するLED発光素子の種類の組み合わせ
を変えるのに比して、生産性の向上および低コスト化を
図ることができる。なお、波長変換部材22の具体的構
成例については、後の実施例にて詳述する。
【0040】さらに、波長変換部材22には蛍光体層3
1とフィルタ層32とが一体に設けられているので、部
品点数を削減することができ、組立工程の簡略化および
低コスト化が図れる。
【0041】また、この実施形態では、光源12からの
光を拡散板21で拡散した後、波長変換部材22に入射
させるようにしてあるので、表示面上での光量のむらや
色ムラが軽減されるようになっている。
【0042】さらに、この実施形態では、第1波長の光
が、紫外領域から青色までの波長のうちのいずれかの波
長を有する波長の短い光、ここでは青色の光であるの
で、第1波長の光より様々な色の光を作り出すことがで
きる。
【0043】なお、本実施形態では、複合板20内に記
名板23を挟み込み、光源12の点灯に伴って記名板2
3に記入された情報を表示するようにしたが、記名板2
3を使用せずに、表示面の点灯、消灯のみによって所定
の情報を表示するようにしてもよい。
【0044】また、本実施形態では、蛍光体層31とフ
ィルタ層31とを一体に備える波長変換部材22を使用
したが、蛍光体層31と同様な機能を有する蛍光板と、
フィルタ層32と同様な機能を有するフィルタ部材(フ
ィルタ)とを別体に形成し、別体のまま複合板20内に
挟み込むようにしてもよい。
【0045】なお、本発明の関連技術として以下に示す
ものが考えられる。図9は本発明の関連技術に係る面照
光表示装置の模式断面図である。この面照光表示装置も
上述の単位表示灯10aと同様な単位表示灯であり、上
述の単位表示灯10aと対応する部分には同一の参照符
号を付して説明を省略する。
【0046】この単位表示灯では、波長変換部材22は
使用されておらず、光源12が発光する光(第1波長の
光)を実質的にそのまま表示面に導いて光学的な表示を
行うようになっている。この単位表示灯における特徴点
は、図10に示されるように、拡散板21(ここでは乳
白色拡散板)の表示面側の表面にフィルタ層36を形成
した点である。
【0047】このフィルタ層36は、上述のフィルタ層
32と同様な目的のために設けられるものであり、光源
12が発光する光のうち、表示光として使用される所定
の表示色の波長成分の光(例えば、純粋な青色波長成分
の光)のみを透過するようになっている。このため、フ
ィルタ層36は、必然的に表示色と実質的一致または近
似した外観色を有している。
【0048】よって、光源12から照射された第1波長
の光は、拡散板21のフィルタ層36を透過することに
よって光の色が所定の表示色に補正されて表示面側に出
射するようになっている。また、光源12の消灯時に
は、実質的に表示色の同一色を有するフィルタ層36の
色がカバープレート24および記名板23を介して視認
され、光源12の消灯時においても、この単位表示灯の
点灯時の表示色が視認できるようになっている。
【0049】
【実施例】ここでは、光源12に青色のLED発光素子
を使用し、この青色のLED発光素子が発光する青色の
波長の光(第1波長の光)から、6種類の波長変換部材
22(波長変換部材A,B,C,D,E,F)を用いて
赤色の表示光と、緑色の表示光と、白色系統(やや赤み
がかった白色、やや黄色みがかった白色)の表示光を生
成する場合について説明する。ここで、図11のグラフ
は、光源12が発光する青色の波長の光のスペクトルを
示している。
【0050】なお、第1実施例では、波長変換部材A,
B,Cを使用して赤色の表示光を生成し、第2実施例で
は、波長変換部材Dを使用して緑色の表示光を生成し、
第3実施例では、波長変換部材E,Fを使用して白系統
の表示光を生成する。また、図12は、各実施例で得ら
れた表示光の色の色度座標を示す図である。
【0051】まず、第1実施例として、青色の波長の光
から赤色の光を生成する場合について説明する。図13
において鎖線,2点鎖線、1点鎖線で示される各グラフ
は、波長変換部材A,B,Cのフィルタ層32に使用さ
れる赤色の外観色を有する赤色インク34の光透過特性
を示すものである。なお、各波長変換部材A,B,Cの
蛍光体層31には同一の蛍光部材33が使用されてい
る。また、光透過特性の測定は、透明アクリル板に波長
変換部材A,B,Cに係るインク34をスクリーン印刷
したものにハロゲンランプの光を照射し、その光の各波
長成分の透過率を測定して行った。この光透過特性の測
定方法は、以下の他の実施例においても同様である。
【0052】図14において実線で示されるグラフは、
波長変換部材A,B,Cの蛍光体層31に使用される蛍
光部材33に光源12の青色の波長の光を照射した場合
に、その蛍光部材33から出射する光のスペクトルを示
している。このグラフから、蛍光部材33から出射する
光には、光源12からの青色の波長の光によって蛍光部
材33が発光した赤色の波長の光の他に、変換されるこ
となく蛍光部材33を透過した青色の波長の光もかなり
含まれているのが分かる。図12の色度図上の点Rin
が、ここでの蛍光部材33から出射する光の色を示して
いる。
【0053】図14において、鎖線,2点鎖線,1点鎖
線で示される各グラフは、本実施例に係る各波長変換部
材A,B,Cに光源12の青色の波長の光を照射した際
に生成される赤色の光のスペクトルを示している。この
各グラフから、各波長変換部材A,B,Cのフィルタ層
32によって、蛍光体層31を透過した青色の波長の光
が除去または大幅に抑制されているのが分かる。これよ
り、波長変換部材Aを使用すると、ほぼ純粋に赤色の表
示光が得られ、波長変換部材B,Cを使用すると、赤色
の波長の光にやや青色の波長の光が混じり、その結果、
ややピンクがかった赤色の表示光が得られるのが分か
る。なお、波長変換部材Aによって生成される表示光の
色は、図12の色度図上の点Routによって示されて
いる。
【0054】次に、第2実施例として、青色の波長の光
から緑色の光を生成する場合について説明する。図15
において鎖線で示されるグラフは、波長変換部材Dのフ
ィルタ層32に使用される緑色の外観色を有する緑色イ
ンク34の光透過特性を示すものであり、一点鎖線で示
されるグラフは、波長変換部材Dの蛍光体層31に使用
される蛍光部材33に光源12の青色の波長の光を照射
した場合に、その蛍光部材33から出射する光のスペク
トルを示しており、実線で示されるグラフは、本実施例
に係る波長変換部材Dに光源12の青色の波長の光を照
射した際に生成される緑色の波長の光のスペクトルを示
している。なお、蛍光部材33から出射する光の色、お
よび波長変換部材Dによって生成される表示光の色は、
図12の色度図上の点Gin,Goutによってそれぞ
れ示されている。
【0055】これらのグラフから分かるように、本実施
例では、蛍光体層31を構成する蛍光部材33の波長変
換特性が良好なため、蛍光体層31に入射した青色の波
長の光はほぼ完全に緑色の波長の光に変換され、蛍光体
層31からフィルタ層32に入射する光には青色の波長
の光は殆ど含まれていないのであるが、蛍光体層31か
ら出射する光に含まれる光の成分のうち、純粋な緑色の
波長成分よりも波長の長い長波長成分(黄色成分)がフ
ィルタ層32によって除去されて光の色が補正されてお
り、より所望とする表示色(ここでは彩度の高い純粋な
緑色)に近い色の表示光が得られている。
【0056】次に、第3実施例として、青色の波長の光
から白色系統の色の光を生成する場合について説明す
る。図16のグラフは、赤みがかった白色の光を生成す
るための波長変換部材Eのフィルタ層32(インク3
4)の光透過特性を示すものであり、図17のグラフ
は、黄色みがかった白色の光を生成するための波長変換
部材Fのフィルタ層32(インク34)の光透過特性を
示すものである。なお、波長変換部材E,Fの蛍光体層
31には同一の蛍光部材33が使用されている。
【0057】図18におけて実線で示されるグラフは、
波長変換部材E,Fの蛍光体層31に使用される蛍光部
材33に光源12の青色の波長の光を照射した場合に、
その蛍光部材33から出射する光のスペクトルを示して
おり、2点鎖線,1点鎖線で示されるグラフは、本実施
例に係る波長変換部材E,Fに光源12の青色の波長の
光を照射した際に生成される赤みがかった白色の光,黄
色みがかった白色の光のスペクトルをそれぞれ示してい
る。なお、各波長変換部材E,Fの蛍光部材33から出
射する光の色、および各波長変換部材E,Fによって生
成される表示光の色は、図12の色度図上の点Winお
よびWout1,Wout2によってそれぞれ示されて
いる。
【0058】これらのグラフから分かるように、波長変
換部材E,Fの蛍光体層31は、青色の波長の光を受け
て略黄色の波長領域の光を発光するようになっており、
蛍光体層31から出射する光の色は、青色の波長の光の
色と略黄色の波長領域の光の色との加色混合色である白
色である。そして、この白色の光が、各波長変換部材
E,Fのフィルタ層32によって赤みがかった白色の
光、あるいは黄色みがかった白色の光に変換されてい
る。
【0059】なお、本実施例では、薄い赤色あるいは薄
い黄色のフィルタ層32を形成して蛍光体層31から出
射する白色の光を、赤みがかった白色の光、あるいは黄
色みがかった白色の光に変換するようにしたが、白色の
外観色を有するフィルタ層32を蛍光体層31に付し
て、消灯時の表示面の色を白色にするようにしてもよ
い。
【0060】続いて、上述の図9および図10で示した
本発明の関連技術に係る面照光表示装置に用いられるフ
ィルタ層36の具体例を示す。図19において鎖線で示
されるグラフは、フィルタ層36に使用される青色の外
観色を有する青色インクの光透過特性を示すものであ
り、一点鎖線で示されるグラフは、光源12が発光する
青色の波長の光のスペクトルを示しており、実線で示さ
れるグラフは、フィルタ層36が形成された透明アクリ
ル板に光源12の青色の波長の光を照射した場合の透過
光のスペクトルを示している。
【0061】これらのグラフから分かるように、光源1
2が発光する光に含まれる光の成分のうち、所望とする
波長成分(ここでは、純粋な青色の波長成分)の周辺成
分がフィルタ層36によって抑制され、光源12が発光
する光の色が所望とする表示色により近づくように補正
されている。
【0062】
【発明の効果】請求項1ないし9記載の発明によれば、
光源の点灯時にフィルタを透過して表示面を照光する光
の色と、光源の消灯時における表示面の色を規定するフ
ィルタの外観色とを実質的に一致または近似させている
ので、光源が消灯しているときの表示面の色から光源が
点灯しているときの表示面の色(すなわち、表示面を照
光する表示光の色の色)を直感的に容易に認識すること
ができ、面照光表示装置が示す意味をその消灯時の表示
面の色より直感的に容易に理解することができる。
【0063】また、光源と前記表示面との間に介在した
蛍光板が、入射する光源からの第1波長の光の少なくと
も一部を第1波長よりも波長の長い第2波長の光に変換
して表示面に向けて出射し、そして、この蛍光板から出
射する光をフィルタに通し、そのフィルタを透過した光
(表示光)によって表示面を照光するようにしているの
で、蛍光板やフィルタの種類を変更することにより、第
1波長の光から種々の色を有する表示光を容易に得るこ
とができる。その結果、光源には第1波長の光を発光す
る1種類の光源を備えておけばよいので、従来のように
表示光の色に合わせて使用するLED発光素子の種類の
組み合わせを変えるのに比して、生産性の向上および低
コスト化を図ることができる。
【0064】請求項2記載の発明によれば、蛍光板とフ
ィルタとが、蛍光体層とフィルタ層とを有する波長変換
部材として一体化されているので、部品点数を削減する
ことができ、組立工程の簡略化および低コスト化が図れ
る。
【0065】請求項3記載の発明によれば、蛍光体層を
構成する蛍光部材に所定のフィルタ材料を印刷または塗
布することによりフィルタ層が形成されるので、容易に
フィルタ層を形成することができる。
【0066】請求項4記載の発明によれば、蛍光体層を
構成する蛍光部材にフィルタ層を構成する熱転写フィル
ムを熱転写することによりフィルタ層が形成されるの
で、容易にフィルタ層を形成することができるととも
に、フィルタ層を構成可能な熱転写フィルムとして十分
な種類の色の熱転写フィルムが入手可能であるので、所
望とする外観色および光透過特性を有するフィルタ層を
容易に形成できる。
【0067】所望とする表示色のフィルタ層を容易に形
成できるという利点がある。
【0068】請求項5記載の発明によれば、塗布等によ
りフィルタ層を形成した場合では、他の部材との接触等
によりフィルタ層が剥がれたりすることがあるが、蛍光
体層を構成する蛍光部材の片側表面から所定の着色材を
含浸させ、蛍光部材自体を部分的に着色することにより
蛍光体層が形成されるので、フィルタ層が剥がれたりす
ることがないという利点がある。
【0069】請求項8記載の発明によれば、光源から表
示面までの光学経路上に光を拡散する光拡散手段を設け
てあるので、表示面上での不要な光量のむらを軽減する
ことができる。
【0070】請求項9記載の発明によれば、光源に、第
1波長の光として紫外領域から青色まで波長のうちのい
ずれかの波長の光を発光する半導体発光素子が用いられ
ているので、第1波長の光より様々な色の第2波長の光
を作り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る面照光表示装置の第1実施形態
が適用された集合表示灯を示す斜視図である。
【図2】図1の集合表示灯を構成する単位表示灯の分解
斜視図である。
【図3】図2の単位表示灯の模式断面図である。
【図4】図2の単位表示灯に備えられる波長変換部材の
部分断面図である。
【図5】図4の波長変換部材の光学的特性を一例として
示す模式図である。
【図6】図4の波長変換部材の光学的特性を一例として
示す模式図である。
【図7】図4の波長変換部材の光学的特性を一例として
示す模式図である。
【図8】図2の単位表示灯に備えられる他の波長変換部
材の側面図である。
【図9】本発明の関連技術に係る面照光表示装置の模式
断面図である。
【図10】図9の面照光表示装置に備えられる拡散板の
部分断面図である。
【図11】青色のLED発光素子が発光する光のスペク
トルを示すグラフである。
【図12】図12は、各実施例で得られた表示光の色の
色度座標を示す図である。
【図13】第1実施例に係る各波長変換部材A,B,C
に備えられるフィルタ層の光透過特性を示すグラフであ
る。
【図14】第1実施例に係る各波長変換部材A,B,C
によって青色の波長の光から生成される表示光のスペク
トルを示す図である。
【図15】第2実施例に係る波長変換部材Dの光学特性
を示すグラフである。
【図16】第3実施例に係る波長変換部材Eに備えられ
るフィルタ層の光透過特性を示すグラフである。
【図17】第3実施例に係る波長変換部材Fに備えられ
るフィルタ層の光透過特性を示すグラフである。
【図18】第3実施例に係る各波長変換部材によって青
色の波長の光から生成される表示光のスペクトルを示す
図である。
【図19】本発明の関連技術に係る面照光表示装置に用
いられるフィルタ層の光学特性を示すグラフである。
【符号の説明】
10a,10b,…,10i 単位表示灯(面照光表示
装置) 12 光源 21 拡散板 22 波長変換部材 23 記名板 24 カバープレート 31 蛍光体層 32 フィルタ層 33 蛍光部材 34 インク 35 フィルタ部材 FM 蛍光材料 L1 第1波長の光 L2 第2波長の光

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の表示面を照光して表示を行う面照
    光表示装置であって、 第1波長の光を発光する光源と、 前記光源と前記表示面との間に介在し、入射する前記光
    源からの前記第1波長の光の少なくとも一部を前記第1
    波長よりも波長の長い第2波長の光に変換して前記表示
    面に向けて出射する蛍光板と、 前記蛍光板と前記表示面との間に介在し、前記蛍光板か
    ら出射する光のうち少なくとも一部を前記表示面側に透
    過させるフィルタと、を備え、 前記光源の点灯時に前記フィルタを透過して前記表示面
    を照光する光の色と、前記光源の消灯時における前記表
    示面の色を実質的に規定する前記フィルタの外観色とを
    実質的に一致または近似させたことを特徴とする面照光
    表示装置。
  2. 【請求項2】 前記蛍光板と前記フィルタとを、前記蛍
    光板として機能する蛍光体層と前記フィルタとして機能
    するフィルタ層とを一体に備える波長変換部材として一
    体化したことを特徴する請求項1記載の面照光表示装
    置。
  3. 【請求項3】 前記フィルタ層は、前記蛍光体層を構成
    する蛍光部材の片側表面に前記フィルタ層を構成する所
    定のフィルタ材料を印刷または塗布することにより形成
    されることを特徴とする請求項2記載の面照光表示装
    置。
  4. 【請求項4】 前記フィルタ層は、前記蛍光体層を構成
    する蛍光部材の片側表面に前記フィルタ層を構成する熱
    転写フィルムを熱転写することにより形成されることを
    特徴とする請求項2記載の面照光表示装置。
  5. 【請求項5】 前記フィルタ層は、前記蛍光体層を構成
    する蛍光部材の片側表面から所定の着色材を含浸させ、
    前記蛍光部材の片側表層部を着色することにより形成さ
    れることを特徴とする請求項2記載の面照光表示装置。
  6. 【請求項6】 前記波長変換部材は、前記蛍光体層を構
    成する蛍光部材と、前記フィルタ層を構成するフィルタ
    部材とを接着材による接着または超音波溶着により一体
    化して形成されることを特徴とする請求項2記載の面照
    光表示装置。
  7. 【請求項7】 前記波長変換部材は、樹脂製の部材であ
    り、前記蛍光体層と前記フィルタ層とが二層成形により
    形成されることを特徴とする請求項2記載の面照光表示
    装置。
  8. 【請求項8】 前記面照光表示装置は、前記光源から前
    記表示面までの光学経路上に光を拡散する光拡散手段を
    さらに備えることを特徴とする請求項2ないし7のいず
    れかに記載の面照光表示装置。
  9. 【請求項9】 前記光源が、前記第1波長の光として紫
    外領域から青色までの波長のうちのいずれかの波長の光
    を発光する半導体発光素子であることを特徴とする請求
    項1ないし8のいずれかに記載の面照光表示装置。
JP6260098A 1997-03-31 1998-03-13 面照光表示装置 Pending JPH11259026A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6260098A JPH11259026A (ja) 1998-03-13 1998-03-13 面照光表示装置
EP98911110A EP0921515A4 (en) 1997-03-31 1998-03-30 DISPLAY AND LIGHTING DEVICE
PCT/JP1998/001451 WO1998044475A1 (fr) 1997-03-31 1998-03-30 Dispositif d'affichage et d'eclairage
CN98800547A CN1224522A (zh) 1997-03-31 1998-03-30 显示装置及照明装置
US09/194,495 US6517213B1 (en) 1997-03-31 1998-03-30 Indicator device and illumination device
TW087104799A TW373156B (en) 1997-03-31 1998-03-31 Displayer and lighting device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6260098A JPH11259026A (ja) 1998-03-13 1998-03-13 面照光表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11259026A true JPH11259026A (ja) 1999-09-24

Family

ID=13204997

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6260098A Pending JPH11259026A (ja) 1997-03-31 1998-03-13 面照光表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11259026A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004085822A (ja) * 2002-08-26 2004-03-18 Sony Corp 表示方法及び表示装置
JP2007293253A (ja) * 2006-03-30 2007-11-08 Calsonic Kansei Corp 可変表示構造
JP2008170766A (ja) * 2007-01-12 2008-07-24 Calsonic Kansei Corp 可変表示構造
JP2008233344A (ja) * 2007-03-19 2008-10-02 Calsonic Kansei Corp 可変表示構造
JP2008292219A (ja) * 2007-05-23 2008-12-04 Calsonic Kansei Corp 車両用計器
JP2008292681A (ja) * 2007-05-23 2008-12-04 Sankosha Co Ltd 内照形表示器
JP2009529154A (ja) * 2006-03-08 2009-08-13 インテマティックス・コーポレーション 光放出サインおよびそのディスプレイ表面
US8998433B2 (en) 2006-03-08 2015-04-07 Intematix Corporation Light emitting device utilizing remote wavelength conversion with improved color characteristics

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004085822A (ja) * 2002-08-26 2004-03-18 Sony Corp 表示方法及び表示装置
JP2009529154A (ja) * 2006-03-08 2009-08-13 インテマティックス・コーポレーション 光放出サインおよびそのディスプレイ表面
US8998433B2 (en) 2006-03-08 2015-04-07 Intematix Corporation Light emitting device utilizing remote wavelength conversion with improved color characteristics
JP2007293253A (ja) * 2006-03-30 2007-11-08 Calsonic Kansei Corp 可変表示構造
JP2008170766A (ja) * 2007-01-12 2008-07-24 Calsonic Kansei Corp 可変表示構造
JP2008233344A (ja) * 2007-03-19 2008-10-02 Calsonic Kansei Corp 可変表示構造
JP2008292219A (ja) * 2007-05-23 2008-12-04 Calsonic Kansei Corp 車両用計器
JP2008292681A (ja) * 2007-05-23 2008-12-04 Sankosha Co Ltd 内照形表示器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6517213B1 (en) Indicator device and illumination device
WO2018221081A1 (ja) フルカラーled表示パネル
JP3937644B2 (ja) 光源及び照明装置並びにその照明装置を用いた液晶装置
JP2008085026A (ja) 発光装置、照明装置、電気光学装置、電子機器
JPH11259026A (ja) 面照光表示装置
CN209149277U (zh) 一种显示单元、触控显示模块及电器
JP2000106049A (ja) 照明装置
JPH05289076A (ja) 液晶表示装置
JP2009032524A (ja) Led照明装置
JP4142373B2 (ja) 表示方法及び表示装置
JP2013003489A (ja) 表示装置
KR100368038B1 (ko) 표시장치및조명장치
JP3168152B2 (ja) 面照光表示装置
JP3165378B2 (ja) 面照光表示装置
JP4182601B2 (ja) 車両用メータの照明装置
JP4366682B2 (ja) 液晶表示装置
JP2003207372A (ja) メータ部発光装置
JP4056608B2 (ja) 面照光表示装置
JP2005189722A (ja) 表示装置
JPH08110411A (ja) 発光パネル装置
WO2002076870A1 (fr) Unite d'affichage d'ascenseur
JP2006301517A (ja) 表示用照明装置
JP2001030698A (ja) 展示パネル装置
JP2001304922A (ja) 車両用計器の文字板
JP2012230296A (ja) 可変表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20041222

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070815

A521 Written amendment

Effective date: 20071015

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20071015

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080415

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080616

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090113