JPH11258871A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11258871A
JPH11258871A JP10057930A JP5793098A JPH11258871A JP H11258871 A JPH11258871 A JP H11258871A JP 10057930 A JP10057930 A JP 10057930A JP 5793098 A JP5793098 A JP 5793098A JP H11258871 A JPH11258871 A JP H11258871A
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image forming
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changing
forming apparatus
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JP10057930A
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Hiroshi Takashima
洋志 高嶋
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、解像度の変更で同一原稿に対して
色調の異なる出力画像が形成され、現像剤の経時、環境
変動による特性の変化が出力画像に与える影響も無視で
きないという課題を解決しようとするものである。 【解決手段】 この発明は、プロセス条件を各解像度に
応じて最適化する手段23、29、30と、この手段で
最適化したプロセス条件を記憶する手段26と、各解像
度毎に入力画像データと出力画像データとを関連付ける
入出力変換係数を記憶する手段26とを備え、解像度の
変更時に記憶手段26に記憶したプロセス条件、入出力
変換係数を用いて画像形成を行うものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は書き込み光の走査速
度を変えずに書き込み密度と作像プロセスの線速を変更
することによって画像の解像度を変更することが可能な
複写機、ファクシミリ等の電子写真方式画像形成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真プロセスを用いる電子写真方式
画像形成装置において、単一の作像装置を用いて画像の
解像度を変える手段としていくつかの方式が提案されて
いるが、そのうちの一つの方式として、ポリゴンモータ
の回転速度は変えずにレーザ光による書き込み密度と像
担持体である感光体の移動速度とを変えることにより、
解像度を変更する方式が知られている。
【0003】例えば、特開平1ー224780号公報に
は、レーザ光による書き込み密度を解像度に応じて変更
し、併せて、プロセス速度を変更する方式が開示され、
さらにプロセス速度の変更に伴い潜像形成条件、転写条
件、定着条件を合わせて変更することが開示されてい
る。
【0004】しかしながら、特開平1ー224780号
公報に記載されている実施例の説明は、解像度と速度と
の関係に終始しており、プロセス条件の変更に関する具
体的な内容が示されていない。また、実際に、この方式
を用いたデジタル白黒複写機として製品化されているも
のがあるが、これらの製品では複数の解像度に対してそ
れぞれにおけるプロセス条件は予め定められたものを用
いている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記製品では、複数の
解像度に対してそれぞれにおけるプロセス条件は予め定
められたものを用いているが、解像度が高くなればそれ
だけ画像に対する要求品質が高まることは必然であり、
とりわけフルカラー画像においては、線速変更時の感光
体の感度特性曲線の違いがハイライト部の微妙な色再現
に影響を与えるので、解像度を変更すると同一原稿に対
して色調の異なる出力画像が形成される。また、現像剤
は経時、環境変動により特性が変化し、この変化が出力
画像に与える影響も無視できない。
【0006】請求項1に係る発明は、解像度に応じてプ
ロセス条件を最適化することができ、プロセス条件の最
適化だけでは実現できないより高品質の画像を形成する
ことができる画像形成装置を提供することを目的とす
る。請求項2に係る発明は、装置の複雑化を防ぐことが
できる画像形成装置を提供することを目的とする。請求
項3に係る発明は、常に適正な画像を維持することがで
きる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、書き込み光の走査速度を変
えずに書き込み密度と作像プロセスの線速を変更するこ
とによって画像の解像度を変更することが可能な電子写
真方式画像形成装置において、複数の解像度に対応する
プロセス条件を、それぞれの解像度に応じて最適化する
最適化手段と、この最適化手段で最適化した、それぞれ
の解像度に対応するプロセス条件を記憶する記憶手段
と、各解像度毎に設けられた、入力画像データと出力画
像データとを関連付ける入出力変換係数を記憶する記憶
手段とを備え、解像度の変更時には前記記憶手段に記憶
したそれぞれの解像度に対応するプロセス条件を用いる
とともに、前記記憶手段に記憶したそれぞれの解像度に
対応する入出力変換係数を用いて画像形成を行うもので
ある。
【0008】請求項2に係る発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、前記プロセス条件として、感光体
を帯電させる帯電装置の帯電条件、現像バイアス電位及
び書き込み光量を制御対象とするものである。
【0009】請求項3に係る発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、前記最適化手段を予め定められた
タイミングで動作させること、及び/又は、装置内部に
て所定の検知動作を行う検知手段からの検知信号より判
断したタイミングで動作させるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】図2は本発明の一実施形態のエン
ジン部を示す。この実施形態は、走査手段としてのポリ
ゴンミラーの速度を変えずに書き込み密度と作像プロセ
スの線速を変えることによって画像の解像度を変更する
ことが可能な電子写真方式画像形成装置の一実施形態で
あり、フルカラー画像形成装置の一実施形態である。像
担持体としての電子写真用感光体は例えば感光体ドラム
1が用いられ、この感光体ドラム1はアルミニウムから
なる基体の表面に感光層を有するものである。この感光
体ドラム1は、メインモータからなる駆動部により反時
計方向へ回転駆動され、グリッド2a付きの帯電チャー
ジャからなる帯電装置2により均一に帯電される。
【0011】帯電装置2はグリッド電源21(図1参
照)により電圧が印加されて駆動され、感光体ドラム1
の帯電量を変更するときにはグリッド電源21から帯電
装置2のグリッド2aに印加するグリッド電圧を変える
ことによって感光体ドラム1の帯電量を変更する。光書
き込み装置の光源としてのレーザダイオード(以下LD
という)からなるレーザ発光素子3は、LD駆動回路2
8(図1参照)にて各色の画像データ、例えばイエロー
(以下Yという)、マゼンタ(以下Mという)、シアン
(以下Cという)、ブラック(以下Kという)各色の画
像データにより順次に駆動されて各色の画像データに応
じた光強度のレーザ光を順次に発する。
【0012】光書き込み装置は、LD3からのレーザ光
を、ポリゴンミラーからなる走査手段により偏向走査
し、fθレンズを介して感光体ドラム1に照射する。ポ
リゴンミラーは、ポリゴンモータからなる駆動部により
回転駆動され、LD3からのレーザ光を感光体ドラム1
上に主走査方向へ繰り返して走査して感光体ドラム1を
露光することで、感光体ドラム1上に各色の画像を順次
に書き込んで各色の画像に対応した静電潜像を形成させ
る。
【0013】レボルバー形状をした回転式現像装置4は
例えば4個の現像器4Y、4M、4C、4Kを有し、こ
の4個の現像器4Y、4M、4C、4Kはそれぞれ現像
タンクを有している。これらの現像タンクは、Y、M、
C、K各色の現像剤をそれぞれ内部に有している。各現
像器4Y、4M、4C、4Kはそれぞれ現像タンク内の
現像スリーブに現像電源22(図1参照)から現像バイ
アス電位が印加される。
【0014】各現像器4Y、4M、4C、4Kは、感光
体ドラム1と対向する現像位置へ順次に回動し、現像タ
ンク内の現像スリーブにより現像剤を感光体ドラム1上
に供給して感光体ドラム1上の静電潜像を現像すること
で、感光体ドラム1上の静電潜像をY、M、C、K各色
のトナー像に顕像化する。中間転写体としての中間転写
ベルト5はローラ6、7に架設されて回転駆動され、感
光体ドラム1に当接される。一次転写ローラからなる転
写手段8は転写電源から転写バイアスが印加される。
【0015】中間転写ベルト5は、転写電源から一次転
写ローラ8を介して転写バイアスが印加されることによ
り電荷が付与され、上述のように感光体ドラム1上に順
次に形成されるY、M、C、K各色のトナー像が順次に
重ねて転写されてフルカラー画像が形成される。この
時、転写電源から一次転写ローラ8に適正な転写バイア
スを印加することで、トナー転写量を適正にする。
【0016】このように帯電装置2による帯電工程、光
書き込み装置による露光工程、現像装置4による現像工
程、一次転写ローラ8による転写工程がK→C→M→Y
の順に繰り返して行われることにより、感光体ドラム1
上にY、M、C、K各色のトナー像が順次に形成され、
これらのY、M、C、K各色のトナー像が中間転写ベル
ト5上に順次に重ねて転写されてフルカラー画像が形成
される。また、感光体ドラム1は、その回転方向におけ
る中間転写ベルト5より下流側で帯電装置2より上流側
にてクリーニング装置によりクリーニングされて残留ト
ナーが除去される。
【0017】紙転写ローラからなる転写手段9は、フル
カラー画像転写時にローラ7上で中間転写ベルト5に当
接し、転写電源から転写バイアスが印加される。図示し
ない給紙装置は記録紙からなる転写材10を給紙し、こ
の記録紙10は中間転写ベルト5と紙転写ローラ9のニ
ップ部で中間転写ベルト5上のフルカラー画像が一度に
転写される。記録紙10は一対のローラを有する定着装
置11により加熱及び加圧でフルカラー画像が定着さ
れ、最終画像が得られる。
【0018】図1は本実施形態の制御系を示す。図1に
おいて、23は制御系の中心をなすCPUである。この
CPU23は、必ずしも一つである必要はなく、必要に
応じて各ユニット毎に設けることもできる。24は制御
プログラムを格納するROM(Read Only M
emory)、25は作業用のRAM(RandomA
ccess Memory)、26は計算結果から得ら
れた制御値などを格納する不揮発性のNV−RAM(N
on Volatile Memory)である。
【0019】27はCPU23からの信号を電源等の制
御値(パルス幅変調(PWM)信号)に変換するPWM
回路、28はLD3を駆動する駆動回路、29は感光体
ドラム1の表面電位を測定する電位センサ、30は感光
体ドラム1のトナー付着量を測定するトナー付着量セン
サである。次に、本実施形態におけるプロセス条件の最
適化について説明する。
【0020】まず、CPU23は、400dpiの画像
を形成する標準モードの解像度400dpiに対し、各
制御値を以下のように定める。CPU23は、上記メイ
ンモータを駆動するメインモータ駆動回路を制御して標
準モードでの感光体線速156mm/sで感光体ドラム
1を回転させながら、帯電装置2、光書き込み装置、現
像装置4などを制御して上述した作像プロセス(電子写
真プロセス)に従って、帯電工程、露光工程、現像工程
を繰り返させて感光体ドラム1上に複数個(N個)の階
調濃度を持つ基準パッチパターンを作成させる。
【0021】この場合、CPU23は、光書き込み装置
に対してLD3の出力光量を変えさせることで、N個の
基準パッチパターンの静電潜像を形成させる。これらの
基準パッチパターンの静電潜像の各電位は電位センサ2
9によりそれぞれ検知される。また、感光体ドラム1上
のN個の基準パッチパターンの静電潜像は現像装置4に
より現像されてN個の基準パッチパターンのトナー像と
なり、これらの基準パッチパターンのトナー像の各トナ
ー付着量がトナー付着量センサ30によりそれぞれ検知
される。これらの動作はK→C→M→Yの順に各色毎
(K、C、M、Y各色の作像プロセス毎)に行われる。
【0022】CPU23は、各色毎(K、C、M、Y各
色の画像形成動作毎)に、N個の基準パッチパターンの
静電潜像に対する電位センサ29の出力値をA/D変換
部23aでA/D変換してRAM25に格納するととも
に、N個の基準パッチパターンのトナー像に対するトナ
ー付着量センサ30の出力値をA/D変換部23aでA
/D変換してRAM25に格納し、各色毎に、電位セン
サ29の出力値とトナー付着量センサ30の出力値との
関係から必要な感光体ドラム1上の暗部電位、明部電位
を算出し、これから各色毎にグリッド制御電位VG40
0、現像制御電位VB400、LD発光光量ILD40
0をそれぞれ定める。なお、基準パッチパターンは、L
D3の出力光量を変える代りに、現像バイアス電位を切
り換えることで作成してもよい。
【0023】実際には、CPU23は、PWM回路27
を用いてグリッド電源21、現像電源22、LD駆動回
路28を制御するので、プロセス条件制御値のグリッド
制御電位VG400、現像制御電位VB400、LD発
光光量ILD400として、グリッド電源21、現像電
源22、LD駆動回路28を制御するためのPWM値
(PWM回路27へ出力する出力値)をそれぞれ計算し
て不揮発性メモリ26内の格納領域に400dpi用制
御値(PWM値)として記憶し、これを400dpiの
画像を形成する時に使用する。
【0024】つまり、CPU23は、400dpiの画
像を形成する時には、各色毎に、不揮発性メモリ26か
らグリッド電源21、現像電源22、LD駆動回路28
を制御するための制御値(PWM値)を読み出し、グリ
ッド電源21を制御するための400dpi用PWM値
をPWM回路27を介してグリッド電源21へ出力し、
現像電源22を制御するためのPWM値をPWM回路2
7を介して現像電源22へ出力し、LD駆動回路28を
制御するためのPWM値をPWM回路27を介してLD
駆動回路28へ出力する。
【0025】グリッド電源21は帯電装置2のグリッド
2aに印加するグリッド電圧(プロセス条件)をPWM
回路27からのPWM値により可変し、現像電源22は
各現像器4Y、4M、4C、4Kのうちの現像位置にあ
る現像器の現像スリーブに印加する現像バイアス電位
(プロセス条件)をPWM回路27からのPWM値によ
り可変し、LD駆動回路28はLD3に供給する電流を
PWM回路27からのPWM値で可変することによって
光書き込み装置の露光量(プロセス条件)を可変する。
【0026】次に、CPU23は、400dpi画像形
成時に使用される上記制御値が前回制御値(前回の40
0dpi画像形成時に使用した制御値:PWM値)に対
して上述したプロセス条件の最適化で変更が加えられた
ものである場合には、γ値の確認モードを実行する。C
PU23は、γ値の確認モードでは、上述した400d
piのプロセス条件の最適化と同様にK、C、M、Y各
色の作像プロセスを行い、その際に上記変更された制御
値を用いてγ用基準パッチパターンを作成し、画像デー
タとトナー付着量センサ30の出力値を用いてγ値の基
準目標値を再計算する。これはK、C、M、Y各色毎に
行う。
【0027】このγ値は上記作像プロセスを行う作像部
の入力画像データと出力画像データとを関連付ける入出
力変換係数(γ値)である。CPU23は、この再計算
した結果を不揮発性メモリ26内の400dpi用γテ
ーブル格納領域に記憶し、これをその後の400dpi
画像形成時に使用する。
【0028】同様に、600dpiの画像を形成する高
解像モードに対応するために、CPU23は、メインモ
ータ駆動回路を制御して標準モードでの感光体線速15
6mm/sの2/3倍の線速104mm/sで感光体ド
ラム1を回転させながら、上述したプロセス条件の最適
化と同様にプロセス条件の最適化を実行し、K、C、
M、Y各色毎に、電位センサ29の出力値とトナー付着
量センサ30の出力値との関係から必要な感光体ドラム
1上の暗部電位、明部電位を算出し、これからK、C、
M、Y各色毎にプロセス条件制御値としてのグリッド制
御電位VG600、現像制御電位VB600、LD発光
光量ILD600、つまり、グリッド電源21、現像電
源22、LD駆動回路28を制御するためのPWM値を
それぞれ計算して不揮発性メモリ26内の格納領域に6
00dpi用PWM値として記憶し、これを600dp
iの画像を形成する時に使用する。
【0029】すなわち、CPU23は、600dpiの
画像を形成する時には、各色毎に、不揮発性メモリ26
からグリッド電源21、現像電源22、LD駆動回路2
8を制御するための600dpi用PWM値を読み出
し、グリッド電源21を制御するためのPWM値をPW
M回路27を介してグリッド電源21へ出力し、現像電
源22を制御するためのPWM値をPWM回路27を介
して現像電源22へ出力し、LD駆動回路28を制御す
るためのPWM値をPWM回路27を介してLD駆動回
路28へ出力する。
【0030】また、CPU23は、600dpi画像形
成時に使用される上記制御値が前回制御値(前回の60
0dpi画像形成時に使用した制御値:PWM値)に対
して上述したプロセス条件の最適化で変更が加えられた
ものである場合には、γ値の確認モードを実行する。C
PU23は、γ値の確認モードでは、上述した600d
piのプロセス条件の最適化と同様にK、C、M、Y各
色の作像プロセスを行い、その際に上記変更された制御
値を用いてγ用基準パッチパターンを作成し、画像デー
タとトナー付着量センサ30の出力値を用いてγ値の基
準目標値を再計算する。これはK、C、M、Y各色毎に
行う。CPU23は、この再計算した結果を不揮発性メ
モリ26内の600dpi用γテーブル格納領域に記憶
し、これをその後の600dpi画像形成時に使用す
る。
【0031】次に、プロセス条件の最適化処理を実行す
るタイミングについて説明する。CPU23は、予め決
められたタイミング、例えば朝一番の電源オン時や、所
定枚数の画像形成が行われた時毎に、帯電装置2、光書
き込み装置、現像装置4などを制御して上述した作像プ
ロセス(電子写真プロセス)に従って、帯電工程、露光
工程、現像工程を繰り返させて感光体ドラム1上に予め
定めておいた複数(N)個の基準パッチパターンを作成
させる。
【0032】この場合、CPU23は、光書き込み装置
に対してLD3の出力光量を変えることで、N個の基準
パッチパターンの静電潜像を形成させる。これらの基準
パッチパターンの静電潜像の各電位は電位センサ29に
よりそれぞれ検知される。また、感光体ドラム1上のN
個の基準パッチパターンの静電潜像は現像装置4により
現像されてN個の基準パッチパターンのトナー像とな
り、これらの基準パッチパターンのトナー像の各トナー
付着量がトナー付着量センサ30によりそれぞれ検知さ
れる。これらの動作はK→C→M→Yの順に各色毎に行
われる。
【0033】CPU23は、各色毎に、N個の基準パッ
チパターンの静電潜像に対する電位センサ29の出力値
をA/D変換部23aでA/D変換して取り込むととも
に、複数の基準パッチパターンのトナー像に対するトナ
ー付着量センサ30の出力値をA/D変換部23aでA
/D変換して取り込み、各色毎に、N個の、電位センサ
29の出力値とトナー付着量センサ30の出力値との関
係から近似曲線y=f(x)を得る。ここに、電位セン
サ29の出力値をx、トナー付着量センサ30の出力値
をyとする。
【0034】図3は、電位センサ29の検知電位とトナ
ー付着量センサ30の検知トナー付着量との関係の目標
特性曲線(目標カーブ)y=f0(x)、上限カーブy
=f0(x)a、下限カーブy=f0(x)bを示す。
図3では、説明を簡単にするために、目標カーブy=f
0(x)、上限カーブy=f0(x)a、下限カーブy
=f0(x)bを直線としたが、一般的に目標カーブy
=f0(x)と制御許容範囲(下限カーブy=f0
(x)bから上限カーブy=f0(x)aまでの範囲)
は予め実験的に求めておく。
【0035】CPU23は、上記近似曲線y=f(x)
が目標カーブy=f0(x)に対する制御許容範囲(下
限カーブy=f0(x)bから上限カーブy=f0
(x)aまでの範囲)に入っているか否かを判断し、近
似曲線y=f(x)が目標カーブy=f0(x)に対す
る制御許容範囲に入っていればプロセス条件の最適化処
理を実行する必要が無いと判断する。また、CPU23
は、近似曲線y=f(x)が目標カーブy=f0(x)
に対する制御許容範囲に入っていなければ、プロセス条
件の最適化処理を実行する必要があると判断して上述の
ようにプロセス条件の最適化処理を実行する。
【0036】なお、CPU23は、上記の条件でプロセ
ス条件の最適化処理を実行する必要があるか否かを判断
するだけでなく、本装置の周囲環境を検知する環境セン
サからの入力信号により本装置の周囲環境の変動が一定
値を越えると判断した場合や、連続使用時間が一定値を
越える場合などにも同様にプロセス条件の最適化処理を
実行する必要があるか否かを判断するようにしてもよ
い。
【0037】次に、γテーブルについて説明する。図4
に示すように、画像読み取り装置としての原稿読み取り
スキャナ31は原稿台上にセットされた原稿の画像を読
み取る。この原稿読み取りスキャナ31からの画像デー
タ又は外部のパーソナルコンピュータ(PC)32から
入力された画像データは、指定された画像処理モードに
応じて画像処理装置33で各種の処理が施された後に、
400dpiの画像を形成する標準モードの時には不揮
発性メモリ26内の400dpi用γテーブル34でデ
ータ変換がされる。LD駆動回路28はその400dp
i用γテーブル33で変換したデータによりLD3を駆
動してそのデータに応じた光強度のレーザ光を出射させ
る。
【0038】同様に、600dpiの画像を形成する高
解像モードの時には、画像処理装置33からの画像デー
タは不揮発性メモリ26内の600dpi用γテーブル
35でデータ変換がされ、LD駆動回路28はその60
0dpi用γテーブル33で変換したデータによりLD
3を駆動してそのデータに応じた光強度のレーザ光を出
射させる。不揮発性メモリ26内のデータ変換用γテー
ブルは解像度の数だけ用意され、解像度が変更された際
には上述のようにプロセス条件を解像度に対応して変更
するとともに、画像データを各解像度に応じたγテーブ
ルを通すことでデータ変換を行う。
【0039】γテーブルは図5に示すように作像部の入
力画像データと出力画像データとを1対1に変換するテ
ーブルである。γテーブルは作像部の各ユニットにおけ
るバラツキを吸収するのに用いられるが、このように解
像度毎に専用のγテーブルを用いることにより、プロセ
ス条件の変更だけでは調整できない、微妙な色バランス
を調整可能とすることができ、装置能力を最大限に生か
すことが可能となる。
【0040】このように、この実施形態は、請求項1に
係る発明の一実施形態であり、書き込み光の走査速度を
変えずに書き込み密度と作像プロセスの線速を変更する
ことによって画像の解像度を変更することが可能な電子
写真方式画像形成装置において、複数の解像度に対応す
るプロセス条件を、それぞれの解像度に応じて最適化す
る最適化手段としての電位センサ29、トナー付着量セ
ンサ30及びCPU23と、この最適化手段で最適化し
た、それぞれの解像度に対応するプロセス条件を記憶す
る記憶手段としての不揮発性メモリ26と、各解像度毎
に設けられた、入力画像データと出力画像データとを関
連付ける入出力変換係数を記憶する記憶手段としての不
揮発性メモリ26とを備え、解像度の変更時には前記記
憶手段26に記憶したそれぞれの解像度に対応するプロ
セス条件を用いるとともに、前記記憶手段26に記憶し
たそれぞれの解像度に対応する入出力変換係数を用いて
画像形成を行うので、感光体や現像剤の変動に対してす
みやかに最適条件を提供することが可能となり、解像度
に応じてプロセス条件を最適化することができ、プロセ
ス条件の最適化だけでは実現できないより高品質の画像
を形成することができる。
【0041】また、この実施形態は、請求項2に係る発
明の一実施形態であり、請求項1記載の画像形成装置に
おいて、前記プロセス条件として、感光体1を帯電させ
る帯電装置2の帯電条件、現像バイアス電位及び書き込
み光量を制御対象とするので、他のプロセス条件を変更
する必要が無く、装置の複雑化を防ぐことが可能であ
る。
【0042】また、この実施形態は、請求項3に係る発
明の一実施形態であり、請求項1記載の画像形成装置に
おいて、前記最適化手段を予め定められたタイミングで
動作させること、及び/又は、装置内部にて所定の検知
動作を行う検知手段としての環境センサからの検知信号
より判断したタイミングで動作させるので、プロセス条
件の変更は必要としたときにいつでも行うことができ、
常に適正な画像を維持することが可能である。
【0043】
【発明の効果】以上のように請求項1に係る発明によれ
ば、上記構成により、感光体や現像剤の変動に対してす
みやかに最適条件を提供することが可能となり、解像度
に応じてプロセス条件を最適化することができ、プロセ
ス条件の最適化だけでは実現できないより高品質の画像
を形成することができる。
【0044】請求項2に係る発明によれば、上記構成に
より、帯電装置の帯電条件、現像バイアス電位及び書き
込み光量以外のプロセス条件を変更する必要が無く、装
置の複雑化を防ぐことが可能である。
【0045】請求項3に係る発明によれば、上記構成に
より、プロセス条件の変更は必要としたときにいつでも
行うことができ、常に適正な画像を維持することが可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の制御系を示すブロック図
である。
【図2】同実施形態のエンジン部を示す断面図である。
【図3】同実施形態における電位センサの検知電位とト
ナー付着量センサの検知トナー付着量との関係の目標特
性曲線、上限カーブ、下限カーブを示す特性図である。
【図4】同実施形態の一部を示すブロック図である。
【図5】同実施形態のγテーブルのデータ変換例を示す
特性図である。
【符号の説明】
2 帯電装置 23 CPU 26 不揮発性メモリ 29 電位センサ 30 トナー付着量センサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】書き込み光の走査速度を変えずに書き込み
    密度と作像プロセスの線速を変更することによって画像
    の解像度を変更することが可能な電子写真方式画像形成
    装置において、複数の解像度に対応するプロセス条件
    を、それぞれの解像度に応じて最適化する最適化手段
    と、この最適化手段で最適化した、それぞれの解像度に
    対応するプロセス条件を記憶する記憶手段と、各解像度
    毎に設けられた、入力画像データと出力画像データとを
    関連付ける入出力変換係数を記憶する記憶手段とを備
    え、解像度の変更時には前記記憶手段に記憶したそれぞ
    れの解像度に対応するプロセス条件を用いるとともに、
    前記記憶手段に記憶したそれぞれの解像度に対応する入
    出力変換係数を用いて画像形成を行うことを特徴とする
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置において、前
    記プロセス条件として、感光体を帯電させる帯電装置の
    帯電条件、現像バイアス電位及び書き込み光量を制御対
    象とすることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の画像形成装置において、前
    記最適化手段を予め定められたタイミングで動作させる
    こと、及び/又は、装置内部にて所定の検知動作を行う
    検知手段からの検知信号より判断したタイミングで動作
    させることを特徴とする画像形成装置。
JP10057930A 1998-03-10 1998-03-10 画像形成装置 Pending JPH11258871A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6463227B1 (en) * 2001-09-27 2002-10-08 Lexmark International, Inc. Color adjustment method for a laser printer with multiple print resolutions
JP2013044947A (ja) * 2011-08-24 2013-03-04 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置及びプログラム

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