JPH11143162A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11143162A
JPH11143162A JP9305245A JP30524597A JPH11143162A JP H11143162 A JPH11143162 A JP H11143162A JP 9305245 A JP9305245 A JP 9305245A JP 30524597 A JP30524597 A JP 30524597A JP H11143162 A JPH11143162 A JP H11143162A
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JP9305245A
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Hiroshi Takashima
洋志 高嶋
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】この発明は、解像度を変更すると同一原稿に対
して色調の異なる出力画像が形成され、現像剤の経時、
環境変動による特性変化が出力画像に与える影響も無視
できないという課題を解決しようとするものである。 【解決手段】 この発明は、複数の解像度に対応するプ
ロセス条件を、それぞれの解像度に応じて最適化する最
適化手段23、29、30と、この最適化手段で最適化
した、それぞれの解像度に対応するプロセス条件を記憶
する記憶手段26とを備え、解像度の変更時には前記記
憶手段26に記憶したそれぞれの解像度に対応するプロ
セス条件を用いて画像形成を行うものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像の解像度を変更
することが可能な複写機、プリンタ等の画像形成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真プロセスを用いる電子写真方式
画像形成装置において、単一の装置で画像の解像度を変
える手段としていくつかの方式が提案されているが、そ
のうちの一つの方式として、ポリゴンモータの回転速度
は変えずにレーザ光による書き込み密度と像担持体であ
る感光体の移動速度とを変えることにより、解像度を変
更する方式が知られている。
【0003】例えば、特開平1ー224780号公報に
は、レーザ光による書き込み密度を解像度に応じて変更
し、併せて、プロセス速度を変更する方式が開示されて
いる。この特開平1ー224780号公報には、さら
に、プロセス速度の変更に伴い潜像形成条件、現像条
件、転写条件、定着条件を併せて変更することが開示さ
れている。
【0004】しかしながら、特開平1ー224780号
公報に記載されている実施例の説明は、解像度と速度と
の関係に終始しており、プロセス条件の変更に関する具
体的な内容が示されていない。また、実際に、この方式
を用いたデジタル白黒複写機として製品化されているも
のがあるが、これらの製品では複数の解像度に対してそ
れぞれにおけるプロセス条件は予め定められたものを用
いている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記製品では、複数の
解像度に対してそれぞれにおけるプロセス条件は予め定
められたものを用いているが、解像度が高くなればそれ
だけ画像に対する要求が高まることは必然であり、とり
わけフルカラー画像においては、線速変更時の感光体の
感度特性曲線の違いがハイライト部の微妙な色再現に影
響を与えるので、解像度を変更すると同一原稿に対して
色調の異なる出力画像が形成される。また、現像剤は経
時、環境変動により特性が変化し、この変化が出力画像
に与える影響も無視できない。
【0006】本発明は、解像度に応じてプロセス条件を
最適化することができ、像担持体や現像剤の変動などに
対して速やかにプロセス条件を最適化することができ、
装置の複雑化を防ぐことができ、常に適正な画像を得る
ことができる画像形成装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、画像の解像度を変更するこ
とが可能な画像形成装置において、複数の解像度に対応
するプロセス条件を、それぞれの解像度に応じて最適化
する最適化手段と、この最適化手段で最適化した、それ
ぞれの解像度に対応するプロセス条件を記憶する記憶手
段とを備え、解像度の変更時には前記記憶手段に記憶し
たそれぞれの解像度に対応するプロセス条件を用いて画
像形成を行うものである。
【0008】請求項2に係る発明は、光ビームを走査手
段により感光体上に走査して画像の書き込みを行い、前
記走査手段の速度を変えずに書き込み密度と画像形成プ
ロセスの線速を変えることによって画像の解像度を変更
することが可能な電子写真方式画像形成装置において、
複数の解像度に対応するプロセス条件を、それぞれの解
像度に応じて最適化する最適化手段と、この最適化手段
で最適化した、それぞれの解像度に対応するプロセス条
件を記憶する記憶手段とを備え、解像度の変更時には前
記記憶手段に記憶したそれぞれの解像度に対応するプロ
セス条件を用いて画像形成を行うものである。
【0009】請求項3に係る発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、前記プロセス条件として、前記感
光体を帯電させる帯電手段の帯電条件、現像バイアス電
位及び前記光ビームの光量を制御対象とするものであ
る。
【0010】請求項4に係る発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、前記最適化手段を予め定められた
タイミングで動作させること、及び/又は、装置内部に
て所定の検知動作を行う検知手段からの検知信号より判
断したタイミングで動作させるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】図2は本発明の一実施形態のエン
ジン部を示す。この実施形態は、走査手段の速度を変え
ずに書き込み密度と画像形成プロセスの線速を変えるこ
とによって画像の解像度を変更することが可能な電子写
真方式画像形成装置の一実施形態であり、フルカラー画
像形成装置の一実施形態である。像担持体としての感光
体は例えば感光体ドラム1が用いられ、この感光体ドラ
ム1はアルミニウムからなる基体の表面に感光層を有す
るものである。この感光体ドラム1は、メインモータか
らなる駆動部により反時計方向へ回転駆動され、グリッ
ド付きの帯電チャージャからなる帯電装置2により均一
に帯電される。
【0012】帯電装置2はグリッド電源21(図1参
照)により電圧が印加されて駆動され、感光体ドラム1
の帯電量を変更するときにはグリッド電源21から帯電
装置2のグリッド2aに印加するグリッド電圧を変える
ことによって感光体ドラム1の帯電量を変更する。書き
込み装置の光源としてのレーザダイオード(以下LDと
いう)3は、LD駆動回路28(図1参照)から電流が
供給されて駆動され、光源変調部により各色の画像デー
タ、例えばイエロー(以下Yという)、マゼンタ(以下
Mという)、シアン(以下Cという)、ブラック(以下
Kという)各色の画像データで変調されることにより、
各色の画像データに応じた光強度のレーザ光を発する。
【0013】書き込み装置は、LD3からのレーザ光
を、ポリゴンミラーからなる走査手段により偏向し、f
θレンズを介して感光体ドラム1に照射する。ポリゴン
ミラーは、ポリゴンモータからなる駆動部により回転駆
動され、LD3からのレーザ光を感光体ドラム1上に主
走査方向へ繰り返して走査して感光体ドラム1を露光す
ることで、感光体ドラム1上に画像を書き込んで画像に
対応した静電潜像を形成する。
【0014】レボルバー形状をした回転式現像装置4は
例えば4個の現像器4Y、4M、4C、4Kを有し、こ
の4個の現像器4Y、4M、4C、4Kはそれぞれ現像
タンクを有している。これらの現像タンクは、Y、M、
C、K各色の現像剤をそれぞれ内部に有している。各現
像器4Y、4M、4C、4Kはそれぞれ現像タンク内の
現像スリーブに現像電源22(図1参照)から現像バイ
アス電位が印加される。
【0015】各現像器4Y、4M、4C、4Kは、感光
体ドラム1と対向する現像位置へ順次に回動し、現像タ
ンク内の現像スリーブにより現像剤を感光体ドラム1上
に供給して感光体ドラム1上の静電潜像を現像すること
で、感光体ドラム1上の静電潜像をY、M、C、K各色
のトナー像に顕像化する。中間転写体としての中間転写
ベルト5はローラ6、7に架設されて回転駆動され、感
光体ドラム1に当接される。一次転写ローラからなる転
写手段8は転写電源から転写バイアスが印加される。
【0016】中間転写ベルト5は、転写電源から一次転
写ローラ8を介して転写バイアスが印加されることによ
り電荷が付与され、上述のように感光体ドラム1上に順
次に形成されるY、M、C、K各色のトナー像が順次に
重ねて転写されてフルカラー画像が形成される。この
時、転写電源から一次転写ローラ8に適正な転写バイア
スを印加することで、トナー転写量を適正にする。
【0017】このように帯電装置2による帯電工程、書
き込み装置による露光工程、現像装置4による現像工
程、一次転写ローラ8による転写工程が、K→C→M→
Yの順に繰り返して行われることにより、感光体ドラム
1上にY、M、C、K各色のトナー像が順次に形成され
てこれらのY、M、C、K各色のトナー像が中間転写ベ
ルト5上に順次に重ねて転写されてフルカラー画像が形
成される。また、感光体ドラム1は、回転方向における
中間転写ベルト5より下流側で帯電装置2より上流側に
てクリーニング装置によりクリーニングされて残留トナ
ーが除去される。
【0018】紙転写ローラからなる転写手段9は、フル
カラー画像転写時にローラ7上で中間転写ベルト5に当
接し、転写電源から転写バイアスが印加される。給紙装
置は記録紙からなる転写材10を給紙し、この記録紙1
0は中間転写ベルト5と紙転写ローラ9のニップ部で中
間転写ベルト5上のフルカラー画像が一度に転写され
る。記録紙10は定着装置11により加熱及び加圧でフ
ルカラー画像が定着され、最終画像が得られる。
【0019】図1は本実施形態の制御系を示す。図1に
おいて、23は制御系の中心をなすCPUである。この
CPU23は、必ずしも一つである必要はなく、必要に
応じて各ユニット毎に設けることもできる。24は制御
プログラムを格納するROM(Read Only M
emory)、25は作業用のRAM(RandomA
ccess Memory)、26は計算結果から得ら
れた制御値などを格納する不揮発性のNV−RAM(N
on Volatile Memory)である。
【0020】27はCPU23からの信号を電源等の制
御値(PWM信号)に変換するPWM回路、28はLD
3を駆動する駆動回路、29は感光体ドラム1の表面電
位を測定する電位センサ、30は感光体ドラム1のトナ
ー付着量を測定するトナー付着量センサである。次に、
本実施形態におけるプロセス条件の最適化について説明
する。
【0021】まず、CPU23は、400dpiの画像
を形成する標準モードの解像度400dpiに対し、各
制御値を以下のように定める。図4に示すように、CP
U23は、上記メインモータを駆動するメインモータ駆
動回路を制御して標準モードでの感光体線速156mm
/sで感光体ドラム1を回転させながら、書き込み装
置、現像装置4などを制御して上述した画像形成プロセ
ス(電子写真プロセス)に従って、帯電工程、露光工
程、現像工程、転写工程を繰り返させて感光体ドラム1
上に図5に示すような複数個(N個、例えば10個)の
階調濃度を持つ基準パッチパターンP1、P2、P3・
・・を作成させる(ステップ101参照)。
【0022】この場合、CPU23は、書き込み装置に
対してLD3の出力光量を変えることで、N個の基準パ
ッチパターンの静電潜像を形成させる。これらの基準パ
ッチパターンの静電潜像の各電位はステップ102で電
位センサ29によりそれぞれ検知される。また、感光体
ドラム1上のN個の基準パッチパターンの静電潜像は現
像装置4により現像されてN個の基準パッチパターンの
トナー像となり、これらの基準パッチパターンのトナー
像の各トナー付着量がステップ103でトナー付着量セ
ンサ(Pセンサ)29によりそれぞれ検知される。これ
らの動作はK→C→M→Yの順に各色毎(K、C、M、
Y各色の画像形成動作毎)に行われる。
【0023】CPU23は、各色毎(K、C、M、Y各
色の画像形成動作毎)に、N個の基準パッチパターンの
静電潜像に対する電位センサ29の出力値をA/D変換
部23aでA/D変換してRAM25に格納するととも
に、N個の基準パッチパターンのトナー像に対するトナ
ー付着量センサ30の出力値をA/D変換部23aでA
/D変換してRAM25に格納し、各色毎に、電位セン
サ29の出力値とトナー付着量センサ30の出力値との
関係から必要な感光体ドラム1上の暗部電位、明部電位
を算出し、これから各色毎にグリッド制御電位VG40
0、現像制御電位VB400、LD発光光量ILD40
0をそれぞれ定める(ステップ104〜109)。な
お、基準パッチパターンは、LD3の出力光量を変える
代りに、現像バイアス電位を切り換えることで作成して
もよい。
【0024】実際には、CPU23は、PWM回路27
を用いてグリッド電源21、現像電源22、LD駆動回
路28を制御するので、グリッド制御電位VG400、
現像制御電位VB400、LD発光光量ILD400
(プロセス条件制御値)として、グリッド電源21、現
像電源22、LD駆動回路28を制御するためのPWM
値(PWM回路27へ出力する出力値)をそれぞれ計算
して不揮発性メモリ26内の格納領域に記憶し、これを
400dpiの画像を形成する時に使用する。
【0025】すなわち、CPU23は、ステップ103
で取り込んだトナー付着量センサ30の出力値をROM
24内に格納されているテーブルを参照することにより
単位面積当りのトナー付着量に換算してRAM25に格
納する(ステップ104参照)。N個の基準パッチパタ
ーンの静電潜像及びトナー像に対して、ステップ102
で得られた電位センサ29の出力値と、ステップ104
で得られたトナー付着量センサ30の出力値をX−Y平
面上にプロットしたのが図6の特性曲線Cである。
【0026】図6は、X軸には電位ポテンシャル(現像
バイアス電位VBと感光体ドラム1の表面電位VDとの
差:VB−VD)を割り振り、Y軸には単位面積当りの
トナー付着量MA(mg/cm2)を割り振っている。
トナー付着量センサ30として通常用いる赤外線反射型
センサは図6に示すようにトナーの高付着部で飽和特性
を示す。
【0027】CPU23は、ステップ102で得られた
電位センサ29の出力値と、ステップ104で得られた
トナー付着量センサ30の出力値からその特性曲線Cの
直線区間を選択し、この区間内のデータに対して最小自
乗法を適用することにより直線近似を行い、得られた直
線方程式Aに対して制御電位を計算する(ステップ10
5参照)。この場合、CPU23は、最小自乗法の計算
には次の式を用いる。
【0028】 Xave=ΣXn/k・・・(1) Yave=ΣYn/k・・・(2) Sx=Σ(Xn−Xave)*(Xn−Xave)・・・(3) Sy=Σ(Yn−Yave)*(Yn−Yave)・・・(4) Sxy=Σ(Xn−Xave)*(Yn−Yave)・・・(5) 上記直線方程式AをY=A1*X+B1とするとき、係
数A1、B1は上記変数を用いて A1=Sxy/Sx・・・(6) B1=Yave−A1*Xave・・・(7) と表わせる。また、相関係数Rは R*R=(Sxy*Sxy)/(Sx*Sy)・・・(8) と表わせる。
【0029】CPU23は、電位センサ29、トナー付
着量センサ30より得られた電位、トナー付着量のデー
タ(Xn、Yn:n=1〜10)の数字の若い方から5
個のデータ組を取り出し、上述した(1)〜(8)式に
従って直線近似計算を行うとともに相関係数を計算す
る。これをn=1、2、3・・6についてそれぞれ計算
すると、以下のように全部で6組の直線近似式及び相関
係数が得られる。
【0030】 Y=A11*X+B11 ;R11・・・(9) Y=A12*X+B12 ;R12・・・(10) Y=A13*X+B13 ;R13・・・(11) Y=A14*X+B14 ;R14・・・(12) Y=A15*X+B15 ;R15・・・(13) Y=A16*X+B16 ;R16・・・(14) CPU23は、得られた相関係数R11〜R16から最
大となる相関係数及びこれと同じ組の直線近似式を選択
し、この直線近似式を上記直線方程式Aとする(ステッ
プ105参照)。CPU23は、上記演算式で求めた直
線方程式Aにおいて、Yの値が必要最大トナー付着量M
maxとなる時のXの値Vmaxを算出し、これから現
像バイアス電位VB、露光電位VLを次式で算出する。
上式より Vmax=(Mmax−B1)/A1・・・(15) VB−VL=Vmax=(Mmax−B1)/A1・・・(16) となり、VB、VLの関係を直線方程式Aの係数を用い
て表わすことができる。
【0031】次に、感光体ドラム1の露光前の帯電電位
VDと現像バイアス電位VBの関係は図7の直線方程式
Bである Y=A2*X+B2・・・(17) なる式とX軸との交点のX座標Vk(現像開始電圧)と
実験的に求めた地汚れ余裕電圧Vαとから VD−VB=Vk+Vα・・・(18) で与えられる。実際には、CPU23は、Vmaxを参
照値としてVD、VB、VLの関係をテーブル化してあ
り、Vmaxに最も近いテーブルのVD、VB、VLを
選択する(ステップ107参照)。
【0032】次に、CPU23は、ステップ108で書
き込み装置に対してLD3から感光体ドラム1に最大光
量でレーザ光を照射させてその感光体ドラム1上におけ
る最大光量のレーザ光が照射された部分の残留電位に対
する電位センサ29の出力値を取り込み、上記選択した
テーブルのVD、VB、VLを上記残留電位の分だけ補
正して目標電位(PWM値)として不揮発性メモリ26
に格納し、これを400dpiの画像を形成する時に使
用する。
【0033】つまり、CPU23は、400dpiの画
像を形成する時には、各色毎に、不揮発性メモリ26か
らグリッド電源21、現像電源22、LD駆動回路28
を制御するための目標電位(PWM値)を読み出し、グ
リッド電源21を制御するためのPWM値をPWM回路
27を介してグリッド電源21へ出力し、現像電源22
を制御するためのPWM値をPWM回路27を介して現
像電源22へ出力し、LD駆動回路28を制御するため
のPWM値をPWM回路27を介してLD駆動回路28
へ出力する。
【0034】グリッド電源21は帯電装置2のグリッド
2aに印加するグリッド電圧(プロセス条件)をPWM
回路27からのPWM値により可変し、現像電源22は
各現像器4Y、4M、4C、4Kのうちの現像位置にあ
る現像器の現像スリーブに印加する現像バイアス電位
(プロセス条件)をPWM回路27からのPWM値によ
り可変し、LD駆動回路28はLD3に供給する電流を
PWM回路27からのPWM値により可変することによ
り書き込み装置の露光量(プロセス条件)を可変する。
【0035】次に、CPU23は、400dpi画像形
成時に使用される上記制御値が前回制御値(前回の40
0dpi画像形成時に使用した制御値:PWM値)に対
して上述したプロセス条件の最適化で変更が加えられた
ものである場合には、γ値の確認モードを実行する。C
PU23は、γ値の確認モードでは、上述したプロセス
条件の最適化と同様にプロセス条件の最適化を実行し、
その際に上記変更された制御値を用いてγ用基準パッチ
パターンP1、P2、P3・・・を作成し、各プロセス
条件制御値を再計算する。
【0036】CPU23は、この再計算した各色毎のプ
ロセス条件制御値としてのグリッド電源21、現像電源
22、LD駆動回路28を制御するためのPWM値を不
揮発性メモリ26内の400dpi用変換テーブル格納
領域に記憶し、これをその後に400dpiの画像を形
成する時に使用する。すなわち、CPU23は、400
dpiの画像を形成する時には不揮発性メモリ26内の
400dpi用変換テーブル格納領域から今回再計算し
た制御値を読み出して上述のようにPWM回路27を介
してグリッド電源21、現像電源22、LD駆動回路2
8を制御する。
【0037】同様に、600dpiの画像を形成する高
解像モードに対応するために、CPU23は、メインモ
ータ駆動回路を制御して標準モードでの感光体線速15
6mm/sの2/3倍の線速104mm/sで感光体ド
ラム1を回転させながら、上述したプロセス条件の最適
化と同様にプロセス条件の最適化を実行し、その際に上
記変更された制御値を用いてγ用基準パッチパターンP
1、P2、P3・・・を作成し、各プロセス条件制御値
を再計算する。
【0038】CPU23は、この再計算した各色毎のプ
ロセス条件制御値としてのグリッド制御電位VG60
0、現像制御電位VB600、LD発光光量ILD60
0、つまり、グリッド電源21、現像電源22、LD駆
動回路28を制御するためのPWM値をそれぞれ計算し
て不揮発性メモリ26内の格納領域に記憶し、これを6
00dpiの画像を形成する時に使用する。すなわち、
CPU23は、600dpiの画像を形成する時には、
各色毎に、不揮発性メモリ26からグリッド電源21、
現像電源22、LD駆動回路28を制御するためのPW
M値を読み出し、グリッド電源21を制御するためのP
WM値をPWM回路27を介してグリッド電源21へ出
力し、現像電源22を制御するためのPWM値をPWM
回路27を介して現像電源22へ出力し、LD駆動回路
28を制御するためのPWM値をPWM回路27を介し
てLD駆動回路28へ出力する。
【0039】次に、CPU23は、600dpi画像形
成時に使用される上記制御値が前回制御値(前回の60
0dpi画像形成時に使用した制御値:PWM値)に対
して上述したプロセス条件の最適化で変更が加えられた
ものである場合には、γ値の確認モードを実行する。C
PU23は、γ値の確認モードでは、上述したプロセス
条件の最適化と同様にプロセス条件の最適化を実行し、
その際に上記変更された制御値を用いてγ用基準パッチ
パターンP1、P2、P3・・・を作成し、各プロセス
条件制御値を再計算する。
【0040】CPU23は、この再計算した各色毎のプ
ロセス条件制御値としてのグリッド電源21、現像電源
22、LD駆動回路28を制御するためのPWM値を不
揮発性メモリ26内の400dpi用変換テーブル格納
領域に記憶し、これをその後に600dpiの画像を形
成する時に使用する。すなわち、CPU23は、600
dpiの画像を形成する時には不揮発性メモリ26内の
600dpi用変換テーブル格納領域から今回再計算し
た制御値を読み出して上述のようにPWM回路27を介
してグリッド電源21、現像電源22、LD駆動回路2
8を制御する。
【0041】次に、プロセス条件の最適化処理を実行す
るタイミングについて説明する。CPU23は、予め決
められたタイミング、例えば朝一番の電源オン時や、所
定枚数の画像形成が行われた時毎に、書き込み装置、現
像装置4などを制御して上述した画像形成プロセス(電
子写真プロセス)に従って、帯電工程、露光工程、現像
工程、転写工程を繰り返させて感光体ドラム1上に予め
定めておいた複数(N)個の基準パッチパターンを作成
させる。
【0042】この場合、CPU23は、書き込み装置に
対してLD3の出力光量を変えることで、N個の基準パ
ッチパターンの静電潜像を形成させる。これらの基準パ
ッチパターンの静電潜像の各電位は電位センサ29によ
りそれぞれ検知される。また、感光体ドラム1上のN個
の基準パッチパターンの静電潜像は現像装置4により現
像されてN個の基準パッチパターンのトナー像となり、
これらの基準パッチパターンのトナー像の各トナー付着
量がトナー付着量センサ29によりそれぞれ検知され
る。これらの動作はK→C→M→Yの順に各色毎に行わ
れる。
【0043】CPU23は、各色毎に、N個の基準パッ
チパターンの静電潜像に対する電位センサ29の出力値
をA/D変換部23aでA/D変換して取り込むととも
に、複数の基準パッチパターンのトナー像に対するトナ
ー付着量センサ30の出力値をA/D変換部23aでA
/D変換して取り込み、各色毎に、N個の、電位センサ
29の出力値とトナー付着量センサ30の出力値との関
係から近似曲線y=f(x)を得る。ここに、電位セン
サ29の出力値をx、トナー付着量センサ30の出力値
をyとする。
【0044】図3は、電位センサ29の検知電位とトナ
ー付着量センサ30の検知トナー付着量との関係の目標
特性曲線(目標カーブ)y=f0(x)、上限カーブy
=f0(x)a、下限カーブy=f0(x)bを示す。
図3では、説明を簡単にするために、目標カーブy=f
0(x)、上限カーブy=f0(x)a、下限カーブy
=f0(x)bを直線としたが、一般的に目標カーブy
=f0(x)と制御許容範囲(下限カーブy=f0
(x)bから上限カーブy=f0(x)aまでの範囲)
は予め実験的に求めておく。
【0045】CPU23は、上記近似曲線y=f(x)
が目標カーブy=f0(x)に対する制御許容範囲(下
限カーブy=f0(x)bから上限カーブy=f0
(x)aまでの範囲)に入っているか否かを判断し、近
似曲線y=f(x)が目標カーブy=f0(x)に対す
る制御許容範囲に入っていればプロセス条件の最適化処
理を実行する必要が無いと判断する。また、CPU23
は、近似曲線y=f(x)が目標カーブy=f0(x)
に対する制御許容範囲に入っていなければ、プロセス条
件の最適化処理を実行する必要があると判断して上述の
ようにプロセス条件の最適化処理を実行する。
【0046】なお、CPU23は、上記の条件でプロセ
ス条件の最適化処理を実行する必要があるか否かを判断
するだけでなく、本装置の周囲環境の変動や、連続使用
時間が一定値を越える場合などにも同様にプロセス条件
の最適化処理を実行する必要があるか否かを判断するよ
うにしてもよい。
【0047】このように、本実施形態は、請求項1に係
る発明の一実施形態であって、画像の解像度を変更する
ことが可能な画像形成装置において、複数の解像度に対
応するプロセス条件を、それぞれの解像度に応じて最適
化する最適化手段としての電位センサ29、トナー付着
量センサ30、CPU23と、この最適化手段で最適化
した、それぞれの解像度に対応するプロセス条件を記憶
する記憶手段としての不揮発性メモリ26とを備え、解
像度の変更時には前記記憶手段26に記憶したそれぞれ
の解像度に対応するプロセス条件を用いて画像形成を行
うので、解像度に応じてプロセス条件を最適化すること
ができ、像担持体(感光体)や現像剤の変動などに対し
て速やかにプロセス条件を最適化することができる。
【0048】また、本実施形態は、請求項2に係る発明
の一実施形態であって、光ビームを走査手段としてのポ
リゴンミラーにより感光体1上に走査して画像の書き込
みを行い、前記走査手段の速度を変えずに書き込み密度
と画像形成プロセスの線速を変えることによって画像の
解像度を変更することが可能な電子写真方式画像形成装
置において、複数の解像度に対応するプロセス条件を、
それぞれの解像度に応じて最適化する最適化手段として
の電位センサ29、トナー付着量センサ30、CPU2
3と、この最適化手段で最適化した、それぞれの解像度
に対応するプロセス条件を記憶する記憶手段としての不
揮発性メモリ26とを備え、解像度の変更時には前記記
憶手段26に記憶したそれぞれの解像度に対応するプロ
セス条件を用いて画像形成を行うので、解像度に応じて
プロセス条件を最適化することができ、感光体や現像剤
の変動などに対して速やかにプロセス条件を最適化する
ことができる。
【0049】また、本実施形態は、請求項3に係る発明
の一実施形態であって、請求項1記載の画像形成装置に
おいて、前記プロセス条件として、前記感光体1を帯電
させる帯電手段としての帯電装置2の帯電条件、現像バ
イアス電位及び前記光ビームの光量を制御対象とするの
で、プロセス条件の変更を帯電条件、現像バイアス電位
及び光ビームの光量の変更だけで行うことができ、他の
プロセス条件を変更する必要が無くて装置の複雑化を防
ぐことが可能となる。
【0050】また、本実施形態は、請求項4に係る発明
の一実施形態であって、請求項1記載の画像形成装置に
おいて、前記最適化手段を予め定められたタイミングで
動作させること、及び/又は、装置内部にて所定の検知
動作を行う検知手段としての電位センサ29、トナー付
着量センサ30からの検知信号より判断したタイミング
で動作させるので、プロセス条件の変更は必要な時にい
つでも行うことができ、常に適正な画像を得ることが可
能となる。
【0051】
【発明の効果】以上のように請求項1に係る発明によれ
ば、上記構成により、解像度に応じてプロセス条件を最
適化することができ、像担持体や現像剤の変動などに対
して速やかにプロセス条件を最適化することができる。
【0052】請求項2に係る発明によれば、上記構成に
より、解像度に応じてプロセス条件を最適化することが
でき、感光体や現像剤の変動などに対して速やかにプロ
セス条件を最適化することができる。
【0053】請求項3に係る発明によれば、上記構成に
より、プロセス条件の変更を帯電条件、現像バイアス電
位及び光ビームの光量の変更だけで行うことができ、他
のプロセス条件を変更する必要が無くて装置の複雑化を
防ぐことが可能となる。
【0054】請求項4に係る発明によれば、上記構成に
より、プロセス条件の変更は必要な時にいつでも行うこ
とができ、常に適正な画像を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の制御系を示すブロック図
である。
【図2】同実施形態のエンジン部を示す概略図である。
【図3】同実施形態における電位センサの検知電位とト
ナー付着量センサの検知トナー付着量との関係の目標カ
ーブ、上限カーブ、下限カーブを示す特性曲線図であ
る。
【図4】同実施形態のプロセス条件最適化処理を示すフ
ローチャートである。
【図5】同実施形態において感光体上に形成された基準
パッチパターンを平面的に展開して示す図である。
【図6】同実施形態のプロセス条件最適化処理を説明す
るための図である。
【図7】同実施形態のプロセス条件最適化処理を説明す
るための図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 2 帯電装置 3 LD 4 現像装置 23 CPU 26 不揮発性メモリ 29 電位センサ 30 トナー付着量センサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像の解像度を変更することが可能な画像
    形成装置において、複数の解像度に対応するプロセス条
    件を、それぞれの解像度に応じて最適化する最適化手段
    と、この最適化手段で最適化した、それぞれの解像度に
    対応するプロセス条件を記憶する記憶手段とを備え、解
    像度の変更時には前記記憶手段に記憶したそれぞれの解
    像度に対応するプロセス条件を用いて画像形成を行うこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】光ビームを走査手段により感光体上に走査
    して画像の書き込みを行い、前記走査手段の速度を変え
    ずに書き込み密度と画像形成プロセスの線速を変えるこ
    とによって画像の解像度を変更することが可能な電子写
    真方式画像形成装置において、複数の解像度に対応する
    プロセス条件を、それぞれの解像度に応じて最適化する
    最適化手段と、この最適化手段で最適化した、それぞれ
    の解像度に対応するプロセス条件を記憶する記憶手段と
    を備え、解像度の変更時には前記記憶手段に記憶したそ
    れぞれの解像度に対応するプロセス条件を用いて画像形
    成を行うことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の画像形成装置において、前
    記プロセス条件として、前記感光体を帯電させる帯電手
    段の帯電条件、現像バイアス電位及び前記光ビームの光
    量を制御対象とすることを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の画像形成装置において、前
    記最適化手段を予め定められたタイミングで動作させる
    こと、及び/又は、装置内部にて所定の検知動作を行う
    検知手段からの検知信号より判断したタイミングで動作
    させることを特徴とする画像形成装置。
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