JPH11258614A - 液晶表示装置の製造方法 - Google Patents
液晶表示装置の製造方法Info
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- JPH11258614A JPH11258614A JP5998998A JP5998998A JPH11258614A JP H11258614 A JPH11258614 A JP H11258614A JP 5998998 A JP5998998 A JP 5998998A JP 5998998 A JP5998998 A JP 5998998A JP H11258614 A JPH11258614 A JP H11258614A
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Abstract
圧着装置によりガラス基板の圧着を行う場合において、
シール材パターンのガラス基板上での形成位置の制約を
緩和し、シール材パターンによって囲まれた有効表示エ
リアを現在よりもさらに拡張することを可能にするガラ
ス基板の圧着方法を提供する。 【解決手段】 シール材パターン11および12を挟ん
で対向したガラス基板1および2を、パッキング材23
を有するエアプレス部21と、加圧部22とによって挟
み、エア圧により圧着し、エアプレス部21を介して紫
外線照射を行うことによりシール材を硬化させ、その
後、加圧部22を後退させることによりガラス基板1を
エアプレス部21のパッキング材23から離間させ、エ
アプレス部21を介して再び紫外線照射を行う。
Description
製造方法に関し、より詳しくは、一対の基板を所定の間
隙をもって接着するシール材の硬化方法に関する。
枚のガラス基板)の間に液晶を挟んだものである。かか
る液晶表示装置は、カラーフィルタや駆動素子等の形成
された2枚のガラス基板を一定の距離だけ離間させた状
態で圧着し、両ガラス基板の間隙に液晶を封入すること
により製造される。従来、このガラス基板の圧着方法の
1つとして次のものがあった。
ラス基板1の周辺部に、液晶セルからなる有効表示エリ
アを囲むように、紫外線硬化樹脂によるシール材パター
ン11をスクリーン印刷等により塗布する。また、一般
的には、図2(a)に示すように、この本来のシール材
パターン11とともに、これを囲むようにダミーのシー
ル材パターン12を形成することが多い。なお、ダミー
のシール材パターン12を形成する理由については後述
する。
1と他のガラス基板2とをシール材パターン11および
12を挟んだ状態で対向させ、両ガラス基板間に一定の
間隙が生じるよう両ガラス基板の圧着を行う。この場
合、両ガラス基板の間隙を一定に保つために、一方のガ
ラス基板の表面にスペーサと呼ばれるプラスチックやガ
ラス等の微小な粒が予め散布される。
よび2に対し、紫外線を照射し、シール材パターン11
および12を硬化させる。
された1対のガラス基板が完成し、両ガラス基板間の間
隙のうちシール材パターン11によって囲まれた領域内
に液晶が封入されるのである。
行う際に使用する圧着装置の構成例を示すものである。
この圧着装置は、エアプレス部21と、剛体による加圧
部22とを対向させた構成となっている。ここで、エア
プレス部21は、紫外線を透過する材料によって構成さ
れたトレイ形状の部材であり、その開口部の全周囲に
は、ゴム等によるパッキング材23が取り付けられてい
る。また、このエアプレス部21には、図示しないエア
供給部からパイプ24を介してエアが供給されるように
なっている。一方、加圧部22には、同加圧部を矢印Z
方向に進退させるための駆動機構と、同加圧部の表面に
ガラス基板を吸着させるための真空チャック機構とが設
けられている(いずれも図示略)。
両ガラス基板は、図3に示すように、エアプレス部21
のパッキング材23と加圧部22との間に挟まれる。こ
の状態で、エアプレス部21内にエアが導入され、この
エア圧によりガラス基板1がガラス基板2に押し当てら
れ、両ガラス基板間のシール材パターン11および12
が塑性変形し、両ガラス基板を接着することとなる。こ
のときパッキング材23はエアをエアプレス部21とガ
ラス基板1との間に生じた空洞内に封じ込める役割を果
たす。そして、エアプレス部21を介し、ガラス基板1
および2に向けて紫外線が照射され、シール材パターン
11および12が硬化することとなる。
ガラス基板上に形成する理由について説明する。まず、
仮に本来のシール材パターンのみを一方のガラス基板上
に形成し、これに対して他のガラス基板の圧着を行った
とすると、シール材の各部間で塑性変形の量に差が生
じ、両ガラス基板が非平行な状態で圧着されてしまうお
それがある。そこで、このような不都合を回避するた
め、本来のシール材パターンを補強する意味で、その周
囲にダミーのシール材パターンを形成しているのであ
る。
るように、ガラス基板の切断整形の便宜を図るという理
由が挙げられる。まず、ガラス基板1および2の圧着が
終了すると、両ガラス基板における本来のシール材パタ
ーン11の外側の余分な部分は切断除去されることとな
る。図4はガラス基板2の余分な部分の切断除去を行う
場合の方法を例示したものである。この図4に示す例で
は、ガラス基板2の表面の切断予定箇所に傷を付け、こ
の箇所に対応した他方のガラス基板1の部分を丸棒状の
部材31によって叩くという方法によりガラス基板2の
余分な部分の切断除去が行われる。この切断除去の際、
仮にダミーのシール材パターン12がなく、本来のシー
ル材パターン11のみによって両ガラス基板の接着が行
われているものとすると、切断されたガラス基板2の余
分なガラス板がガラス基板1および2から離れてしまう
ため、この余分なガラス板を取り除く工程が必要にな
る。このような面倒を避けるため、シール材パターン1
1とダミーのシール材パターン12とにより、ガラス基
板1および2を接着しておく必要があるのである。
来のガラス基板の圧着方法は、エアプレス部を介してガ
ラス基板に対する紫外線照射を行うものであるため、ガ
ラス基板の全面のうちパッキング材によって囲まれた領
域内には紫外線を照射することができるが、パッキング
材の影となっている部分に紫外線照射を行うことは困難
である。このため、シール材パターンを形成可能な領域
がガラス基板の全面のうちパッキング材によって囲まれ
た領域内に制限され、必然的に有効表示エリアもこの制
限を受けるという問題があった。
ターンを形成する場合には、このダミーのシール材パタ
ーンもパッキング材によって囲まれた領域内に形成する
必要がある。何故ならば、ダミーのシール材パターンに
対する紫外線照射が十分に行われないと、紫外線照射が
十分に行われた本来のシール材パターンと照射が不十分
なダミーのシール材パターンとの間に硬化度(密着度)
の差が生じることとなり、前掲図4を参照して説明した
ガラス基板の切断除去の際に切断面を綺麗な状態にする
ことが困難になるという問題が生じるからである。従っ
て、ダミーのシール材パターンもパッキング材によって
囲まれた領域内に形成する必要があり、このことが液晶
セルの配置された有効表示エリアをさらに制限すること
となるのである。
れたものであり、パッキング材の取り付けられたエアプ
レス部を有する圧着装置により基板の圧着を行う場合に
おいて、シール材パターンの基板上での形成位置につい
ての制約を緩和することができ、シール材パターンによ
って囲まれた有効表示エリアを従来よりも拡張すること
ができる液晶表示装置の製造方法を提供することを目的
としている。
液晶表示装置を構成する一対の基板のうち少なくとも一
方の表面に紫外線硬化樹脂からなるシール材のパターン
を形成し、このシール材のパターンを挟んだ状態で対向
させた前記一対の基板を、該一対の基板がその外周縁上
に配置される開口部を有するエアプレス部と、前記一対
の基板を押圧する加圧部とによって挟み、前記エアプレ
ス部にエアを導入し、前記一対の基板をそのエア圧によ
り圧着し、前記エアプレス部を介して前記一対の基板に
向けて紫外線照射を行うことにより前記シール材を硬化
させる液晶表示装置の製造方法であって、前記紫外線照
射の後、前記一対の基板を前記エアプレス部の開口部か
ら離間させ、前記エアプレス部を介して前記一対の基板
に向けて再び紫外線照射を行うことを特徴とする。
後にあるシール材についても紫外線照射により硬化する
ことができるので、シール材の基板上での形成位置につ
いての制約を緩和することができる。従って、シール材
によって囲まれた有効表示エリアを従来よりも拡張する
ことができる。
の開口部外周縁にパッキング材が設けられるとともに、
前記シール材のパターンを、その少なくとも一部が前記
パッキング材によって囲まれた領域の外側に位置するよ
うに前記一対の基板のうち少なくとも一方の表面に形成
することを特徴とする。
て囲まれた領域の内側に位置するシール材は勿論のこ
と、当該領域の外側に位置し、パッキング材の背後にあ
るシール材についても紫外線により硬化することができ
る。すなわち、請求項1に係る発明と同様な作用効果が
得られる。
実施形態である液晶表示装置の製造方法について説明す
る。本実施形態は、シール材パターン11および12を
挟んで対向した2枚のガラス基板1および2に対し、前
掲図3の圧着装置を使用して2回に亙って紫外線照射を
行うものである。さらに詳述すると、次の通りである。
パターン11および12を挟んで対向した2枚のガラス
基板1および2をエアプレス部21のパッキング材23
と加圧部22との間に挟み、エアプレス部21に対する
エア供給を行い、エア圧によりガラス基板1をガラス基
板2に押し当てる。そして、この状態において、エアプ
レス部21を介し、ガラス基板1および2に向けて紫外
線を照射する。この第1回目の紫外線照射により、ガラ
ス基板1上のシール材のうちパッキング材23によって
囲まれた領域内のシール材が紫外線の照射を受け、図1
(a)の例では、シール材パターン11が硬化すること
となる。ここでは、シール材11、12が均一にプレス
され、適正な基板間隔が規定される。
を作動させることにより、加圧部22の表面にガラス基
板2を吸着させ、駆動機構により加圧部2を後退させ、
図1(b)に示すように、ガラス基板1をエアプレス部
21のエアパッキング材23から離間させる。そして、
この状態において、エアプレス部21を介し、ガラス基
板1および2に向けて紫外線を照射する。この第2回目
の紫外線照射では、ガラス基板1がパッキング材23か
ら離れているため、紫外線はパッキング材23の背後に
位置するガラス基板1上の領域にも廻り込んで照射され
ることとなる。このため、例えば図1(b)に示す例で
は、シール材パターン11のみならず、パッキング材2
3の背後にあるダミーのシール材パターン12も紫外線
の照射を受けて硬化することとなる。
ーン12は、シール材パターン11の辺に沿った線状で
あるが、これに限らず、シール材パターン11の角部近
傍、例えば、ほぼ対角線上の2箇所にスポット状に設け
られていてもよい。
つ分の基板を接着する状態において説明したが、大判の
基板を対向させて接着した後、個々の液晶表示装置の基
板として切り離す多数個取りと呼ばれる製造方法に適用
してもよい。この場合、ダミーのシール材は、個々のシ
ール材パターンよりも外側で、かつ、大判基板の外周部
近傍に配置されることになる。
ング材23の背後にあるシール材パターンについても紫
外線照射により硬化することができるので、シール材パ
ターンのガラス基板上での形成位置についての制約を緩
和することができる。従って、シール材パターンによっ
て囲まれた有効表示エリアを従来よりも拡張することが
できる。
ば、シール材パターンの基板上での形成位置についての
制約を緩和することができ、シール材パターンによって
囲まれた有効表示エリアを従来よりも拡張することが可
能になるという効果がある。
製造方法を説明する図である。
板の圧着方法を説明する図である。
る状態を示す図である。
板の切断除去の方法を説明する図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 液晶表示装置を構成する一対の基板のう
ち少なくとも一方の表面に紫外線硬化樹脂からなるシー
ル材のパターンを形成し、このシール材のパターンを挟
んだ状態で対向させた前記一対の基板を、該一対の基板
がその外周縁上に配置される開口部を有するエアプレス
部と、前記一対の基板を押圧する加圧部とによって挟
み、前記エアプレス部にエアを導入し、前記一対の基板
をそのエア圧により圧着し、前記エアプレス部を介して
前記一対の基板に向けて紫外線照射を行うことにより前
記シール材を硬化させる液晶表示装置の製造方法であっ
て、 前記紫外線照射の後、前記一対の基板を前記エアプレス
部の開口部から離間させ、前記エアプレス部を介して前
記一対の基板に向けて再び紫外線照射を行うことを特徴
とする液晶表示装置の製造方法。 - 【請求項2】 前記エアプレス部の開口部外周縁にパッ
キング材が設けられるとともに、前記シール材のパター
ンを、その少なくとも一部が前記パッキング材によって
囲まれた領域の外側に位置するように前記一対の基板の
うち少なくとも一方の表面に形成することを特徴とする
請求項1に記載の液晶表示装置の製造方法。
Priority Applications (1)
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JP05998998A JP3713943B2 (ja) | 1998-03-11 | 1998-03-11 | 液晶表示装置の製造方法 |
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JPH11258614A true JPH11258614A (ja) | 1999-09-24 |
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JP (1) | JP3713943B2 (ja) |
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