JPH11258064A - 計測器およびその表示方法 - Google Patents
計測器およびその表示方法Info
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- JPH11258064A JPH11258064A JP10084994A JP8499498A JPH11258064A JP H11258064 A JPH11258064 A JP H11258064A JP 10084994 A JP10084994 A JP 10084994A JP 8499498 A JP8499498 A JP 8499498A JP H11258064 A JPH11258064 A JP H11258064A
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Abstract
測値条件を満足する前回計測値を確実に確認できる計測
器およびその表示方法を提供する。 【解決手段】 外部からの操作により今回の計測を開始
して、その計測により今回計測値を求める計測手段と、
前記今回計測値が所定の前回計測値条件を満足する場
合、前記今回計測値の表示のための今回計測値表示情報
を記憶して、次回の計測まで前回計測値表示情報として
保持するとともに、前記今回計測値が前記前回計測値条
件を満足しない場合、前記今回の計測まで保持していた
前回計測値表示情報を維持する記憶手段と、前記記憶手
段が前記今回の計測まで保持していた前回計測値表示情
報に基づいて前回計測値の表示を行う表示手段と、を備
えたことを特徴とする。
Description
に計測に先立ち、前回の計測値を確認できる機能を備え
た計測器に関する。
計などの計測器に対して、体温や血圧などの計測に先立
ち、前回の計測値を確認したいという要望がある。そし
て、このような要望に対応した計測器として、例えば前
回の測温値を表示する温度計測器(温度計)などが知ら
れている(特公平6−100508号参照)。
イッチをオンにした直後に、前回の計測値(前回計測
値)を表示した後、あらためて計測を行い、その回の計
測値(今回計測値)を表示する。すなわち、これによ
り、ユーザは、前回計測値を確認してから所定時間後に
今回計測値を確認できる(図34参照)。
正常な計測値が所定の計測値条件を満たすことが知られ
ているものがある。例えば、計測対象が体温(すなわち
体温計)の場合、法律上定められた測定範囲は、32〜
42℃となっているが、生きている人間が確実に体温を
測定すれば、生理学上35℃未満ということは有り得な
い。
して表示された場合、それは体温計の例えばチャタリン
グ等による作動不良(誤作動)やユーザの操作ミス(誤
操作)などを要因とする誤計測によって計測された計測
値(誤計測値)であると判断できる。
作などの何らかの誤計測要因によりこの種の誤計測が発
生すると、次回計測時には、そのときの誤計測値を前回
計測値として表示してしまう。すなわち、このような誤
計測値を前回計測値として確認しても何等意味がないば
かりでなく、一旦誤計測が発生してしまうと、それ以前
の(正常な)前回計測値を確認できなくなってしまう。
所定の前回計測値条件を満足する前回計測値を確実に確
認できる計測器およびその表示方法を提供することを目
的とする。
器は、外部からの操作により今回の計測を開始して、そ
の計測により今回計測値を求める計測手段と、前記今回
計測値が所定の前回計測値条件を満足する場合、前記今
回計測値の表示のための今回計測値表示情報を記憶し
て、次回の計測まで前回計測値表示情報として保持する
とともに、前記今回計測値が前記前回計測値条件を満足
しない場合、前記今回の計測まで保持していた前回計測
値表示情報を維持する記憶手段と、前記記憶手段が前記
今回の計測まで保持していた前回計測値表示情報に基づ
いて前回計測値の表示を行う表示手段と、を備えたこと
を特徴とする。
法は、今回の計測まで保持していた前回計測値表示情報
に基づいて前回計測値の表示を行う計測器の表示方法で
あって、前記今回の計測による今回計測値が所定の前回
計測値条件を満足する場合、前記今回計測値の表示のた
めの今回計測値表示情報により、前記前回計測値表示情
報を更新して、次回の計測まで前回計測値表示情報とし
て保持するとともに、前記今回計測値が前記前回計測値
条件を満足しない場合、前記今回の計測まで保持してい
た前回計測値表示情報を維持することを特徴とする。
の計測まで保持していた前回計測値表示情報に基づいて
前回計測値の表示を行うので、前回計測値の確認ができ
る。また、今回の計測による今回計測値が所定の前回計
測値条件を満足する場合、今回計測値の表示のための今
回計測値表示情報を、次回の計測まで前回計測値表示情
報として保持するので、次回の計測では、今回計測値を
前回計測値として表示できる。
件を満足しない場合、それまで保持していた前回計測値
表示情報を維持するので、この場合、次回の計測では、
今回の計測における前回計測値を前回計測値として、す
なわち、次回からみて前々回の計測値を前回計測値とし
て表示する。
条件として定めておけば、たとえ今回の計測において、
誤作動や誤操作による誤計測が発生しても、次回の計測
においては、正常な計測により計測された最後の計測値
を前回計測値として表示できる一方、今回の計測が正常
であれば、その計測値を次回の計測における前回計測値
として表示できる。したがって、この計測器では、誤計
測の発生の有無に拘らず、所定の前回計測値条件を満足
する前回計測値を確実に確認できる。
温であることが好ましい。
求項1で上述した利点を有しつつ、体温計として機能す
る。
値であることを前記前回計測値条件とすることが好まし
い。
きている人間が確実に体温を測定すれば、生理学上35
℃未満ということは有り得ない。この計測器、すなわち
体温計では、35℃以上の値であることを前回計測値条
件とするので、誤作動や誤操作により今回の測温値が3
5℃未満となった場合、前回計測値条件を満足せず、そ
れまでの正常な計測値範囲の(すなわち35℃以上を示
す)前回計測値表示情報を更新しない。
前回計測値条件を満足するので、今回の正常な測温値を
示す今回計測値表示情報により前回計測値表示情報を更
新する。したがって、この計測器(体温計)では、35
℃未満の測温値になるという誤計測の発生の有無に拘ら
ず、35℃以上の所定の前回計測値条件を満足する前回
計測値を確実に確認できる。
計測器およびその表示方法を適用した電子体温計につい
て、添付図面を参照しながら詳細に説明する。ここで例
示する電子体温計は、実測式の測温部(感温部)一体型
でその全体が防浸性を有する一般用抵抗体温計に属する
ものである。
温計1は、ABS樹脂等から成る本体ケース101を主
体として全体が長さ126mm×幅17mm×高さ10
mmの細長い流線型を成し、その先端部に感温部2を、
やや後寄りの中央部にはその表面にポリエステル樹脂や
ポリエステルフィルム等から成るカバーガラス102で
表面が覆われた表示部3を、後端部には電源部4を備
え、後端面に電源スイッチ(以下単に「スイッチ」)S
Wが配設されている。なお、裏面には、型番や製造元等
を示す銘板103、製造年/番号等の刻印104などが
付される。
に、カスタム集積回路(以下「IC」))5を中心とす
る電気回路が組み込まれている。また、図示の回路部品
のうち、サーミスタTH、圧電ブザーBZ、電池BT、
スイッチSW、および液晶ディスプレイ(LCD)6以
外は、回路基板7上に配設されている(図4〜6参
照)。
ように、エポキシ樹脂201で覆われた状態でリードワ
イヤLWを介して回路基板7に接続されるとともに、エ
ポキシ接着剤202によりステンレス(SUS)等から
なるセンサキャップ203内に実装され、感温部2を構
成している。なお、この感温部2は、本体ケース101
に接着固定され、シーリングされた状態で防浸性を保持
している。
クリック音や検温終了時のアラーム音として音による報
知(以下単に「アラーム報知」:図22参照)を行う報
知手段であり、図6に示すように、表示部3の下部に実
装され、ブザーリード端子BLTを介して回路基板7に
接続される。
ス101と同様のABS樹脂等から成る電池蓋401の
内側に装着され、電源リード端子VLTを介して回路基
板7に接続される。また、スイッチSWは、電池蓋40
1の後端に配設されABS樹脂等から成るスイッチボタ
ン402を介して、回路基板7に接続されたスイッチ端
子SWTを押すことにより、スイッチとしての機能を果
たすように構成されている。なお、電池蓋401および
スイッチボタン402は、Oリング(パッキン)により
シーリングされて、防浸性を保持している。
ネル302上に実装され、POM樹脂等からなるパネル
枠303に固定され、図外のリードワイヤを介して回路
基板7に接続される。なお、LCDパネル302の上部
には、外部からLCD6が見えるように、AS樹脂等か
ら成る表示部ガラス301が配設され、本体ケース10
1と超音波溶着法により溶融固定され、防浸性を保持し
ている。
示すように、端子VSSと端子VDDとの間に接続され
た1.5Vの電池BTを電源として、1.2〜1.8V
の動作電圧で動作する。また、図7に示すように、電源
部4の回路として、電源外付けの2つの昇圧コンデンサ
C1、C2により2倍まで昇圧可能な電源・昇圧回路4
1と、電池BTの電圧が規定電圧以下になったことを検
出する電池電圧低下検出(BLD)回路42を有してい
る。
機能させるためのしきい値電圧として、回路基板7の回
路パターンの接続/切断(ボンディングオプション)に
より調整できるようになっていて、ここでは、2本(2
ビット)の回路パターンbs0、bs1の電源電圧しき
い値回路パターンBSPのボンディングオプションによ
り4通りの中から選択・設定できる。
IC5の端子には、誤動作を防止するための所定のチャ
タリング防止期間に基づいて設定された内蔵のチャタリ
ング防止回路(図示せず)が接続されている。この電子
体温計1では、所定のチャタリング防止期間を32〜6
3msの範囲の所定時間として定めている(図21参
照)。
うに、外付けの発振抵抗R1と内蔵コンデンサにより約
32KHzの発振(原発振)GCを行い電子体温計1の
基本クロックを生成する発振回路51と、その基本クロ
ックの各種分周クロックなどを生成するために分周カウ
ント等を行うカウンタ52と、そのカウント結果の出力
に基づいて他の各回路を制御する制御回路53を有して
いる。
グラムや測温値(体温)を算出するための直線近似デー
タ(図8参照)を記憶するROM55と、作業領域とし
て使用するRAM56と、制御回路53の指示に従いR
OM55やRAM56のデータ等を使用して測温値を求
めるなどの演算処理を行う演算処理部54を有してい
る。
バックアップされていて(またはEEPROM等で構成
されており)、電源オフ時にも後述の今回値表示情報
(今回計測値情報:図20のS20参照)などのデータ
を保持可能になっている。
って温度を検出するための温度検出部20の回路を有し
ている。この温度検出部20は、外付けの基準抵抗RS
と変換コンデンサCSによる基準の充放電発振(基準発
振)SC、および、外付けのサーミスタTHと変換コン
デンサCSによる測温のための充放電発振(測温発振)
TC(図21参照)を行う測温発振回路21と、所定の
時間(図21では1.0秒(1.0s))におけるそれ
らの充放電回数(すなわち基準の充放電回数Ns(基準
発振周波数Fs)および測温の充放電回数Nt(測温発
振周波数Ft))をカウントするカウンタ23を有して
いる。
較方式によりサーミスタTHの温度依存の抵抗値Rtを
検出する。すなわち、基準発振SCの時定数τs(=基
準抵抗RSの抵抗値Rs×変換コンデンサCSの静電容
量Cs)と測温発振TCの時定数τt(=サーミスタT
Hの測温時の抵抗値Rt×静電容量Cs)の比τs/τ
t=Rs/Rtが、それらの発振周波数Fsと発振周波
数Ftの比の逆数Ft/Fs=Nt/Nsに等しくな
り、これにより、 τs/τt=Rs/Rt=Ft/Fs=Nt/Ns ……(1)式 の関係が成立するので、測温時のサーミスタTHの抵抗
値Rtを、 Rt=Rs・Ns/Nt ……(2)式 により算出する。
決定される既知の値なので、抵抗値Rtは、カウンタ2
2からのカウント出力である測温の充放電回数Ntが求
まれば、求めることができる。ただし、IC5では、1
回の計測において基準発振SCと測温発振TCを1組と
し、実際の測温発振TCに先立つ基準発振SCにおい
て、カウンタ22の機能確認を兼ねて基準の充放電回数
Nsを求め、既知の値と比較することにより、計測に万
全を期している(図15、図21参照)。もちろん、こ
の基準発振SCやそれによる比較・確認は省略も可能で
ある。
抵抗値Rtとの関係を示す直線近似データ(図8参照)
を読み出し、その直線近似データに基づいて測温値(体
温)を求め、その結果を表示部3に表示する。
電子体温計1における測温範囲は、32〜42℃(8
9.60〜107.60°F)、表示分解能は、0.0
1℃(0.01°F)、精度±0.05℃(35〜39
℃、その他のレンジでは±0.1℃:室温23℃±5
℃)と規定されていて、IC5は、IC5自体その他の
製造ばらつきなどに対して、カウンタ22の論理を調整
するための論理調整回路23を有している。
ト)の回路パターンtl0〜tl7の論理精度調整パタ
ーンTLPのボンディングオプションにより、0.00
5℃/ビットの調整が可能である(図3、4、7参
照)。
どを表示する表示部3の回路として、上述した測温値等
のデータをLCD表示用データに変換するLCDデコー
ダ32と、そのLCD表示用データに基づいてLCD6
を駆動するLCDドライバ31とを有している。
部変更したオプション(マスクオプション)または回路
基板7上のボンディングオプションにより、表示部3の
LCD6として、種々のタイプを使用できる。図9と図
10は、LCD6のそれぞれ別のタイプの例を示してい
る。
に、小数点以下第2位までの基本的な数値(測温値:体
温)を表示するための、小数点セグメント62およびそ
れぞれ7セグメントから成る4桁の数値セグメント61
と、その右上に、「℃」の表示セグメント63と、その
下に、電池BTの電圧が規定電圧以下になったことを示
すBLDマーク(▽マーク)の表示セグメント64と、
を有している。
示すように、小数点以下第1位までの数値を表示するた
めの、小数点セグメント62、最上位に「1」の表示が
できる2セグメントから成る1桁の数値セグメント6
5、および、それぞれ7セグメントから成る3桁の数値
セグメント61と、その右上に「℃」または「°F」の
両方の表示ができる「°E」の表示セグメント66と、
その下に、BLDマークの表示セグメント64と、を有
し、主に米国等で使用される華氏の単位「°F」を用い
た測温にも対応できるようになっている。
を点灯させた表示(全点灯表示)は、後述の今回値表示
において、2回目計測が終了する前に表示条件が成立し
たときの表示に用いられ(図21参照)、この全点灯表
示では、全セグメントが点灯するので、LCD6等の正
常作動の確認などに利用できる。
今回計測値)が、電子体温計1の測温範囲(IC5の検
温範囲)である32.00〜42.00℃(89.6〜
107.6°F)の下限値(32.00℃(89.6°
F))未満のときには、両図(b)のように「L」(低
温値表示)を表示し、正常範囲(測温範囲)のときに
は、同図(c)のようにその測温値(計測値表示:仮確
定値表示または今回計測値表示)を表示し、上限値(4
2.00℃(107.6°F))を超えたときには、同
図(d)のようにブランク(高温度表示)を表示する
(図16参照)。
に拘らず、電池BTの電圧が規定電圧以下になったとき
には、同図(e)に示すように、BLDマーク(BLD
表示)を表示する。
のマスクオプションまたは回路基板7のボンディングオ
プションにより、点線で示す「H」の表示に変更でき
る。
「°F」の表示は、後述の計測条件が成立し、今回計測
値が確定した後には、点灯表示に変化するが(図11の
k参照)、それ以前の計測中には、計測中を示すために
点滅表示される(図11のj参照)。
目計測が終了する前に表示条件が成立したときには(図
11の、図21〜図23参照)、今回値表示におい
て、計測中を示す上述の全点灯表示の後、仮確定値の表
示とともに「℃」または「°F」を点滅表示させる(図
11のj参照)。また、2回目計測が終了後に表示
条件が成立したとき(図11の参照)も、今回計測
値確定前には(図11のd参照)、仮確定値の表示とと
もに「℃」または「°F」の点滅表示が行われる(図1
1のj、図24参照)。
条件が成立する前に表示条件が成立した場合、すなわ
ち、後述の今回計測値が確定する前に、前回値表示が今
回値表示に切り替わった場合(図21、図22参照)、
今回値表示として、刻々と変化する仮確定値や計測中を
示す表示(全点灯表示、「℃」または「°F」の点滅表
示)を行うので、ユーザは、計測中であることを知るこ
とができ、計測をしているという安心感が得られる。
(「℃」または「°F」の点滅表示)を行うことによ
り、仮確定値が一定の値に安定してきた場合でも、それ
を今回計測値として誤認するのを防止できる。
種別、切替条件および表示データの流れを示すイメージ
図である。例えば、同図の「電池電圧が規定電圧以
下」の条件が成立すると、LCD表示データとしてBL
D表示データが選択される。すなわち、LCD6の表示
はBLD表示となる(図9(e)、図10(e)参
照)。このような場合、以下の説明では、のルートが
確保されたものとして「LCD表示←BLD表示」のよ
うに表現し、フローチャート上も同様に示す(図12の
S2参照)。
回路)上、あるいはソフトウェアで処理する場合であっ
ても、選択・切替回路や選択・切替処理上のデータの流
れ(ルート)を確保するものなので、通常のフローチャ
ート上のデータの代入文とは異なる。
示←前回値表示」と「今回値表示←全点灯表示」のル
ートが確保されてる状態で、(表示条件成立により)
「LCD表示←今回値表示」が確保されると、「LCD
表示←今回値表示←全点灯表示」のルートが確保され、
その結果、LCD6は、図9(a)または図10(a)
で前述のような全点灯表示となる。すなわち、「LCD
表示←全点灯表示」のルートが確保されたことになる。
計測値表示」に切り替えると(ルートが確保される
と)、「LCD表示←今回値表示←計測値表示」となる
ので、LCD表示は計測値表示となる。計測値表示で
は、図9および図10で前述のように、数値部分の表示
と点滅表示の単位(℃または°F)部分の表示から成る
計測条件未成立の間の仮確定値表示か、数値部分と点灯
表示の単位の表示から成る計測条件成立後の今回計測値
表示のいずれかの表示となる。
ける表示条件は、a「初回計測終了後」およびb「SW
オン−OPEN後」と定めている。なお、この表示条件
は、前回値表示から今回値表示に切り替えるための条件
なので、その前提としてf「前回値表示中」の条件も表
示条件に含まれている。
こと」、d「今回計測値を確定するためには、所定範囲
内(32〜42℃)で連続4回最大値の更新がないこ
と」およびe「アラーム後、所定時間(3秒)の計測値
を除くこと」と定めている。表示条件や計測条件につい
ては、さらに後述する。
ーについて、上述の図11のイメージ図および主要タイ
ミングを示す図21〜図26のタイムチャートを参照し
つつ、図12以降に基づいて説明する。
して、まず、SW−CLOSE処理は、図12に示すよ
うに、スイッチSWを押すことにより発生する割り込み
(SW−CLOSE割込)により起動される。
ねた前述のスイッチSWを使用することを前提とする
が、電源オン後の状態において他のスイッチを利用して
本処理を起動する構成にすることもできる。また、以下
では、ROM55の制御プログラム等に基づいてソフト
ウェア的に処理するように説明するが、以下の処理は、
基本的に、カスタム集積回路(IC5)によって実行さ
れる処理なので、以下の処理の全部または一部をハード
ウェア(論理回路等)で実現することもできる。
(開始)すると、図12に示すように、電源電圧は充分
か否か、すなわち、電池電源が規定電圧を維持している
か否かを判別し(S1)、充分でないとき(S1:N
o)には、「LCD表示←BLD表示」に切り替え(S
2:図11の)、ユーザが確認できるように1分経過
するまで待ってから(S3)、ストップする(S4:S
TOP処理については図20で後述する)。
Yes)、次に、測温許可フラグがオンか否か(TSF
=0か否か)を判別する(S5)。この測温許可フラグ
がオン(TSF=1)のときは(S5:No)、SW−
CLOSE割込以前がオン状態にあったことを意味し、
このSW−CLOSE割込はオフ操作のためのものなの
で、次に、ストップする(S4)。
0)のときは(S5:Yes)、SW−CLOSE割込
以前がオフ状態にあったことを意味し、このSW−CL
OSE割込はオン操作のためのものなので、次に、測温
許可フラグをオン(TSF=1)にし(S6)、測温開
始処理を行った(S7:図14参照)後、何らかの割込
が発生して(S9:Yes)、対応する割込処理を行う
(S10)まで、待機(WAIT)する(S8)。
るか否かは、上述のSW−CLOSE割込発生時以外に
も、BLD回路42により随時チェックされていて、規
定電圧以下になると、BLD割込が発生して、図13に
示すように、BLD表示処理を起動する。すなわち、こ
の処理が起動されると、まず、「LCD表示←BLD表
示」の切替えを行い(S11:図11の)、ユーザが
確認できるように1分経過するまで待ってから(S1
2)、ストップする(S13)。
の後、測温開始処理(S7)が起動されると、図14に
示すように、まず、チャタリング防止期間tch(図2
1の例では、32〜63ms)が経過するまで待った
(S21)後、発振回路51による原発振GCを開始し
(S22)、カウンタ52による分周カウント等の期間
(以下「分周期間」:同例では100ms)が経過後
(S23)、測温発振回路21およびカウンタ22によ
る基準発振SC〜測温発振TCおよびその充放電回数の
カウント(Ns、Nt)を開始し(S24)、初回測温
フラグをオン(T1F=1)にする(S25)。
開始によって今回の計測を開始し(S24)、初回測温
であることを明示するとともに、その初回測温による測
温値を無視するための準備として初回測温フラグをオン
(T1F=1)にする(S25)。
ると(S25)、次に、「今回値表示←全点灯表示」を
設定し(S26:図11の)、続いて、「LCD表示
←前回値表示」を設定した(S27:図11の)後、
表示切替許可フラグをオン(DSF=1)にし(S2
8)、処理を終了する(S29)。
測温発振TCの開始(S25)〜表示切替許可フラグオ
ン(S28)の処理は、処理順が前後しても支障のない
ものであり、特にこれらの処理をハードウェア(論理回
路等)で実現する場合、ほぼ同時に実行できる。すなわ
ち、計測に関する処理(S24、S25)と表示に関す
る処理(S26〜S28)とを相前後してほぼ同時に実
行できる。
計測の開始とほぼ同時に、前回計測値の表示を開始(S
7)するので、前回計測値の表示により前回計測値の確
認ができる。また、今回の計測の期間と表示条件が成立
するまでの前回計測値の表示の期間とを重複させること
ができる(両期間が並行して経過する)ので、前回計測
値の表示の期間に今回の計測を進めることができる(図
21、図22参照)。
放電回数のカウント(Ns、Nt)が開始され(S2
4)、まず、初回計測の基準発振SCおよびその充放電
回数の基準カウント値Nsがカウントされると、基準発
振終了割込が発生し、図15に示すように、基準発振周
波数確認処理が起動される。
同図に示すように、基準カウント値、すなわち基準の充
放電回数Nsを取得し(S31)、基準カウント値を確
認、すなわち既知の値と検出した値とを比較した(S3
2)後、一致していれば(S33:Yes)、処理を終
了し(S34)、一致していないときには(S33:N
o)、エラー報知(ブザーBZによるアラーム報知)を
した(S35)後、ストップする(S36)。この処理
は、2回目以降の計測についても同様に行われる。
22の機能確認を兼ねて計測に万全を期すためのもので
あり、省略も可能である。また、ここでは、アラーム報
知としたが、図10のLCD6Bの場合、その右上に
「°E」の表示セグメント66を有しているので、
「E」のみを表示してエラー表示とするなど、適宜変更
できる。
発振TCおよびその充放電回数の測温カウント値Ntが
カウントされると、測温発振終了割込が発生し、図16
に示すように、測温処理が起動される。
に、まず、2回目以降(T2F=1)か否かを判別し
(S41)、2回目以降でないときには(S41:N
o)、次に、初回測温(T1F=1)か否かを判別して
(S42)、初回測温でもないときには(S42:N
o)、予定されていない(誤作動などによる)割込の発
生なので、何も処理しないで終了する(S47)。な
お、ここで、エラー報知などをするようにしても良い。
2:Yes)、初回測温による測温値を無視して、初回
測温フラグをオフ(T1F=0)にし(S43)、2回
目以降の測温の準備として、初回測温終了フラグをオン
(T2F=1)にする(S44)。
連続4回の最大値履歴用の変数MAXC1〜MAXC4
と最近の測温値用の変数MAXCCを初期化(=0)し
た(S45)後、表示切替処理を行って(S46)、処
理を終了する(S47)。
て、計測の開始から回路等が安定するまでの所定時間や
所定の回数だけ試験的に計測する試計測期間など、その
間の計測値を無視する計測期間、すなわち、アイドリン
グ期間を設けることにより、今回計測値の信頼性を高め
られる。
電子体温計の検定時において、恒温水槽中等の温度の安
定した被測温物の温度測定をする場合、1回目の測温発
振時の温度値がサーミスタの発熱により1/100℃程
度高めに外れることがある。
て初回計測値を除き(図11のc参照)、すなわち、上
述のように、初回計測値を無視することにより、初回の
測温発振時における誤測温(誤計測)などのリスクを回
避して、今回計測値の信頼性を高めるようにしている。
での前回計測値の表示期間と重複させることができる。
すなわち、前回計測値の表示期間と重複させれば、同等
の期間を従来のものに設けたときと比べて、表示条件が
成立するまでの期間分だけ、今回計測値が確認できるま
での期間を短縮できる。
ても初回計測を試計測としている(図11のa、図
22参照)。すなわち、前回値表示中も測温発振するこ
とにより測温回路のアイドリングができるので、回路動
作が安定し、より正確な測温が可能となり、これによ
り、前回計測値を確認した後、より信頼性の高い今回計
測値をより早く確認できる。
が起動されると、図17に示すように、まず、表示切替
が許可されている(DSF=1)か否か、すなわち、L
CD表示が前回値表示中か否かを判別し(S51)、誤
作動などにより前回値表示になっていないか、あるい
は、すでに今回値表示に切り替えられていて前回値表示
中でないときには(S51:No)、表示切替は不適
当、あるいは不要なので、そのまま何もしないで、処理
を終了する(S55)。
ときには(S51:Yes)、表示条件が成立している
か否かを判別し(S52)、成立しているときには(S
52:Yes)、「LCD表示←今回値表示」(図11
の)に切り替えた(S53)後、表示切替許可フラグ
をオフ(DSF=0)にしてから(S54)、処理を終
了する(S55)。成立していないときには(S52:
No)、そのまま、処理を終了する(S55)。
る表示条件は、a「初回計測終了後」およびb「SWオ
ン−OPEN後」と定めている。このため、図16の測
温処理において、初回計測終了後(TSF=1)の条件
が成立してから図17の表示切替処理(図16のS4
6)を起動しても、「LCD表示←今回値表示」の切替
え(S53)は行われず、その後、b「SWオン−OP
EN後」の条件が成立したときに、切り替えられる(図
21、図22参照)。
より発生する割り込み(SW−OPEN割込)により、
SW−OPEN処理が起動されると、図18に示すよう
に、まず、測温が許可されている(TSF=1)か否か
を判別する(S61)。許可されていない(TSF=0
の)ときには(S61:No)、SW−OPEN割込以
前がオフ状態にあったことを意味する。
が図12で前述のオフ操作のためのものであり(図12
のS5:No)、次に、ストップ(S4:図20参照)
が実行されるので、何もしないで処理を終了する(S6
4)。もっとも、スイッチSWが電源スイッチを兼ねて
いる場合、オフと判別される(S61:No)前に電源
オフとなり(図20のS96)、本処理自体が実行され
ないので、この判別処理(S61)は測温が許可されて
いること(S61:Yes)の確認的な処理となる。
Yes)、次に、SWオン−OPENフラグをオン(S
OPF=1)にした(S62)後、表示切替処理を行っ
て(S63)、処理を終了する(S64)。
起動されると、前述と同様に、図17の表示切替処理が
行われ、図18のSW−OPEN処理が起動される前に
図11のa「初回計測終了後」(TSF=1)の条件が
成立していれば、「LCD表示←今回値表示」の切替え
(S53)が行われる。また、a「初回計測終了後」
(TSF=1)の条件が成立していなければ、「LCD
表示←今回値表示」の切替え(S53)は行われず、そ
の後、a「初回計測終了後」の条件が成立したときに、
切り替えられる(図23参照)。
は、SW−OPEN処理は、上述の表示条件にのみ使用
され、他の処理のトリガ等になるものではない。すなわ
ち、表示条件として用いない場合には、SW−OPEN
処理は不要である。
オン操作を構成するスイッチを押す(閉:CLOSE)
操作(第1切替操作)と離す(開:OPEN)操作(第
2切替操作)の2操作が、それぞれ前回計測値の表示開
始のトリガと今回計測の開始のためのトリガとなってい
たため、キースイッチなどの2操作を要するオン操作手
段が必須となっていたが、この電子体温計1(計測器)
では、第2切替操作を表示条件として用いない限り、単
一のトリガでよいので、単一の操作でオン操作可能なス
ライドスイッチやロータリースイッチなども適用でき、
その場合、スイッチ等の操作数も半減できる。
でないことから、本実施形態のスイッチSW(構成的に
はキースイッチの一種)などのように、オン操作手段が
2操作を要する手段である場合であっても、その第1切
替操作により、今回の計測を開始することができ、第2
切替操作により今回の計測を開始する従来のものより、
より早く今回計測値を求めることができる。
でないことから、その第2切替操作を他の目的で使用す
ることができる。すなわち、例えば本実施形態のよう
に、その第2切替操作(SW−OPEN操作)を、表示
条件に含ませることにより(b「SWオン−OPEN
後」(SOPF=1)の条件)、表示条件に他の条件
(a「初回計測終了後」(TSF=1)の条件)が含ま
れていても、他の条件成立よりもこの第2切替操作を意
識的に遅らせることにより、任意の期間だけ、前回計測
値の確認をすることができる(図24、図25参照)。
ン−CLOSE操作)から第2切替操作(SWオン−O
PEN操作)までの期間は、今回の計測の期間と重複す
る期間なので、今回の計測を遅らせることなく、前回計
測値の確認ができる。また、この第2切替操作を、今回
計測値確定後まで遅らせれば、前回計測値の表示が終了
すると同時に今回計測値の表示となり、前回と今回の計
測値の確認およびそれらの比較などがし易くなる(図2
5参照)。
わち、今回計測値を確定するための条件は、図11で前
述のように、c「初回計測値を除くこと」、d「今回計
測値を確定するためには、所定範囲内(32〜42℃)
で連続4回最大値の更新がないこと」およびe「アラー
ム後、所定時間(3秒)の計測値を除くこと」と定めて
いる。
了割込が発生し、測温処理が起動されると、まず、2回
目以降(T2F=1)か否かを判別する(S41)。こ
こで、2回目以降のときには(S41:Yes)、上述
のc「初回計測値を除くこと」の条件が成立するので、
次に、最後のアラーム報知後、所定時間(3秒)経過し
ているか否かを判別し(S48)、経過していないとき
には(S48:No)、そのときの測温値(計測値)を
無視して、そのまま終了する(S47)。
アラーム、他の表示手段などの、今回計測値を表示する
表示手段以外の報知手段を起動することが、電源電圧変
動などの計測環境に影響することがある。
述した初回計測値と同様に、今回計測値を確定するとき
に、これらの誤計測の可能性のある期間の計測値を無視
することにより、今回計測値の信頼性を高めるようにし
ている。なお、上述の処理(S48)では、その期間
を、所定時間(3秒)で定めているが、例えば、アラー
ム報知後、所定回数(例えば1回程度)の試計測期間
(計測値を無視する計測の期間)などに基づいて定めて
も良い。
(ブザーBZによる報知)は、正常な動作を行っている
場合、SWオン−CLOSE操作時にクリック音として
(図22中のαは、図21のチャタリング防止期間tc
h(32〜63ms)+分周期間(100ms))、お
よび、今回計測値が確定したときにその終了報告として
(図19のS87:3秒)、利用される。
計測値を除くこと」の条件と重複し(図22参照)、後
者は、今回計測値確定後なので、(図22の今回計測値
確定直後のn+1回目の計測値が無視されるだけで、)
計測の制限とはなっていない。
35)などの)他のタイミングで報知が行われれば(図
26参照)、その後の所定時間に行われた(図26の例
では3回目の)計測の計測値を無視することになる(図
26の仮確定値(1)と仮確定値(2)は同一の値とな
る)。
(3秒)が経過しているときには(S48:Yes)、
次に、「今回値表示←計測値表示」に切り替えた(S4
9:図11の)後、今回計測値確定処理を行ってから
(S50)、処理を終了する(S47)。
0)が起動されると、図19に示すように、まず、測温
カウント値Ntを取得し(MAXCC←Nt)(S7
1)、次に、最大カウント値を更新する(MAXCC←
max[MAXCC,MAXC4]:ここで、max
[a,b]は、aまたはbのいずれか大きい方の値)
(S72)。
と、次に、その最大カウント値MAXCCが32℃にお
けるカウント値NMINより小さいか否かを判別し(S
73)、小さいときには(S73:Yes)、「計測値
表示←低温度表示」(図11のh)に切り替える(S7
4)。
り感温部2が温まるまで、所定の時間を要するので、こ
の場合、次に、2回目計測後、すなわち、試計測の初回
計測を除き最初の計測が終了してから、3分経過してい
るか否かを判別する(S75)。
o)、まだ、感温部2が温まっていないものと判別し
て、処理を終了するが(S77)、経過しているときに
は(S75:Yes)、電子体温計1の測温範囲の下限
値でもある32℃に、3分経過しても満たないことか
ら、計測異常と判別して、ストップする(S76)。な
お、ここで、エラー報知などをするようにしても良い。
カウント値NMIN以上のときには(S73:No)、
次に、その最大カウント値MAXCCが42℃における
カウント値NMAXより大きいか否かを判別し(S7
8)、大きいときには(S78:Yes)、「計測値表
示←高温度表示」(図11のg)に切り替える(S7
9)。
(S72)により得られた最大カウント値MAXCCを
保持(ホールド)するため、42℃におけるカウント値
NMAXより大きい値が出現すると、それ以降、所定の
計測値範囲(32〜42℃)にならない。すなわち、そ
れ以降の計測は無意味となるので、この場合も、計測異
常と判別して、ストップする(S80)。なお、ここで
も、エラー報知などをするようにしても良い。
圧計など、正常な計測値が所定の計測値範囲内の値とな
ることが知られているものがある。本実施形態の電子体
温計1もその種の計測器であり、計測対象を体温とし
て、所定の計測値範囲を32〜42℃等と定めておくこ
とにより、計測値(体温)がこの計測値範囲内にあると
きには正常、範囲外のときには不正と判断できる。
は、所定の計測値範囲(32〜42℃)を計測条件に含
め(図11のdの前半)、今回計測値の確定(終了)の
目安にすることにより、32℃未満や42℃を超える値
が計測されたときに、それを計測異常と判別している。
また、その場合、それ以降の計測は無意味となるので、
計測を終了して、ストップしている(S76、S8
0)。
今回計測値が所定の計測値範囲内の値となるか否かが確
定したこと、言い換えれば、計測異常か否かが確定した
ことを、計測条件に含め、それを、今回計測値の確定の
目安にし、計測終了の条件としているので、計測に要す
る時間の短縮ができ、これにより、再計測の機会がより
早く得られるなど、操作性や利便性が向上している。
カウント値NMAX以下のときには(S78:Ye
s)、最大カウント値MAXCCが所定の計測値範囲
(32〜42℃)に対応するカウント値なので、前述の
(2)式および図8の直線近似データに基づいて測温値
を求め(S81)、「計測値表示←測温値表示」(図1
1のi)に切り替えた(S79)後、記憶値を更新する
(S83)。
分の最大カウント値の履歴を記憶する。すなわち、図1
1で前述の計測条件c〜eのうちのc「初回計測値を除
くこと」(図16のS41参照)およびe「アラーム
後、所定時間(3秒)の計測値を除くこと」(図16の
S48参照)は成立しているので、残る1つの条件であ
るd「今回計測値を確定するためには、所定範囲内(3
2〜42℃)で連続4回最大値の更新がないこと」を判
別するために、過去4回分の最大カウント値の履歴を記
憶する。
ト値MAXC1←第2カウント値MAXC2」、「第2
カウント値MAXC1←第3カウント値MAXC3」、
「第3カウント値MAXC3←第4カウント値MAXC
4」、および「第4カウント値MAXC4←最大カウン
ト値MAXCC」の代入処理を行う(S84)。
に、今回計測値が確定済(TEF=1)か否かを判別し
(S84)、確定済でないときには(S84:No)、
次に、連続4回最大値の更新がないか否かを判別する
(S85)。具体的には、最大カウント値が連続4回一
定であること、すなわち、「MAXC1=MAXC2=
MAXC3=MAXC4」か否かを判別する(S8
5)。
(S85:No)、そのまま終了し(S86)、最大値
の更新がないときには(S85:Yes)、アラーム報
知により測温の終了を報知する(S87)。この時点
で、図11で前述の計測条件c〜eが全て成立するの
で、次に、今回計測値確定フラグをオン(TEF=1)
にし(S88)、表示切替処理を行った(S89)後、
処理を終了する(S90)。
挿入されているのは、後述の「表示条件に計測条件の全
部が含まれる場合(図27〜図28参照)にも対応する
ことを想定したものであり、そのような条件設定が想定
できなければ、省略できる。
収束するものがある。このような場合、計測値の変化が
なくなったとき、すなわち、計測値が一定となったとき
に最終値が得られる。ただし、測定器には、所定の誤差
が許容されているので、最終的に一定となるのを待たな
くとも、その誤差範囲内で、直線近似等により最終値を
得ることができる。
ウント値が連続4回一定である」の判別(S85)も、
上述のような完全に一定になっているのを判別する方法
ではなく、所定時間後に一定になることを直線近似等に
より求めて、その値を最終値(体温)として確定するこ
ともできる。
計測条件に、最近の計測値の変化が所定の変化範囲内に
あること(一定も含む)が含まれることにより、直線近
似等により求めた値を今回計測値にするなど、計測値確
定(終了)の条件とすることができ、この結果、計測に
要する時間の短縮が可能になり、操作性や利便性を向上
できる。
のときには(S84:Yes)、次に、表示条件が成立
してから30分経過しているか否かを判別し(S9
1)、経過していないときには(S91:No)、その
まま処理を終了し(S93)、経過しているときには
(S91:Yes)、ストップする(S92)。
図20に示すように、ストップ処理(STOP処理)が
起動される。
D表示←BLD表示」に切り替え後、1分経過したとき
(図12のS3〜S4、図13のS12〜S13)、
(b)スイッチSWによるオフ操作のためのSW−CL
OSE割込が発生したとき(図12のS5〜S4)、
(c)取得した基準カウント値Nsが既知の値と一致せ
ず、エラー報知がされたとき(図15のS32〜S3
6)、(d)2回目計測後3分経過しても測温範囲の下
限値(32℃)に満たないとき(図19のS74〜S7
6)、(e)測温値が測温範囲の上限値(42℃)を超
えたとき(図19のS79〜S80)、および、(f)
表示条件が成立した後、30分経過しているとき(図1
9のS91〜S92)。
SWのオフ操作(SWオフ)によるもの(上記の
(b))、表示条件成立後の所定時間経過(オートオ
フ)によるもの(上述の(f))、および、何らかの異
常(エラー)によるもの(上述の(a)、(c)〜
(e))、に大別される(「SWオフorオートオフorエ
ラー」:図11の)。
ー」のストップ条件が成立して、STOP処理が起動さ
れると、図20に示すように、まず、今回値表示の表示
情報(今回値表示情報)を記憶した(S95)後、オフ
処理を行って(S96)、全処理を終了する(S9
7)。
〜およびg〜kの設定情報など、本処理(STOP処
理)起動時の今回値表示を再現できるための情報が含ま
れる。そして、この今回値表示情報は、今回値表示情報
記憶(S95)において、前回値表示情報に切り替えら
れ、次回の計測まで前回値表示情報として保持される
(S951)。
フラグをオフ(TSF=0)にし、LCD6の表示をオ
フにするとともに、スイッチSWが電源スイッチを兼ね
ているときには、電源をオフする(S96)。
は、スイッチSW(オフ操作が可能なオフ操作手段)に
よりオフ操作ができるので、任意の時点でオフ状態にす
ることができる。
されていないときには、仮確定値表示(図11の:
仮確定値の表示)や計測中を示す表示(図11のまた
はj)のための計測中表示情報を、今回値表示情報
(今回計測値表示情報)として記憶するので、仮に計測
途中でオフ状態にしても、次回のオン操作において、そ
の仮確定値表示や計測中を示す表示を前回値表示(前回
計測値の表示)として表示できる。これにより、仮確定
値の表示情報から前回計測中の仮確定値を確認でき、計
測中を示す表示情報から前回計測途中でオフ状態となっ
たことを知ることができる。
して、オン操作手段と同一のスイッチSW(構成的には
キースイッチの一種:同一のスイッチの2度の押下の1
度目がオン操作、2度目がオフ操作)を使用している
が、オン操作手段とは別の手段(例えばオン操作手段が
オンスイッチの場合、オフ操作手段がオフスイッチ)と
しても良い。また、スライドスイッチやロータリースイ
ッチの別の位置を、オン状態の位置とオフ状態の位置な
どのように定めることもできる。
の今回値表示期間(上述の例では30分)が経過したと
きに、オートオフのストップ条件が成立してLCD6の
表示をオフする。すなわち、自動的に表示を終了させる
オートオフ機能(自動オフ切替手段)を備えているの
で、ユーザが特になにもしなくても(オフ操作を忘れて
も)オフ状態に戻すことができる。
所定時間(30分)により定めているが、この他、所定
回数(例えば900回程度)の計測期間などに基づいて
定めても良い。
図20を参照して説明した処理により、図21〜図26
に示すように作動する。
例えば図21〜図22に示すように、今回の計測の開始
と同時(あるいは人目では判別しにくい程度に前後のタ
イミング:ほぼ同時)に、前回値表示(前回計測値の表
示)を開始するので、前回計測値の表示により前回計測
値の確認ができる。
するまでの前回計測値の表示の期間とを重複させること
ができる(両期間が並行して経過する)ので、前回計測
値の表示の期間に今回の計測を進めることができる。す
なわち、この期間に試計測期間などのいわゆるアイドリ
ング期間を設けられるので、前回計測値を確認した後、
より信頼性の高い今回計測値をより早く確認できる。
計測値を表示するので、その表示条件の定め方により、
表示する今回計測値をより信頼性の高いものにしたり、
その表示タイミングを調整したりするなどの、種々の工
夫ができる。
の計測条件が成立した後に今回計測値を確定するので、
例えば計測環境の条件や計測または確定・タイミングの
条件(図11のc〜e等参照)など、計測値の信頼性や
計測器の操作性・利便性などを高めるための種々の条件
を定め、それが成立後に今回計測値を確定することによ
り、その今回計測値の信頼性を高めるなど、種々の工夫
ができる。
条件に、今回計測値を確定する前提となる計測条件の一
部を含んでいる。すなわち、図22または図26などか
ら明かなように、図11で前述の表示条件のうち、a
「初回計測終了後」の条件は、同図の計測条件の、c
「初回計測値を除くこと」の条件と実質的に同じであ
り、このa「初回計測終了後」の条件を含むことによっ
て、表示条件の成立時には、他の表示条件に拘らず、必
ずその計測条件(上記c)が成立している(図23参
照)。
値は、その計測条件を満足する計測値、すなわち、初回
の測温発振時における誤測温(誤計測)などのリスクを
回避した信頼性の高い計測値となる。また、この場合、
表示条件に含まれる計測条件成立までの前回計測値の確
認期間が確保でき、かつ、前回計測値を確認した後、今
回計測値をより早く確認できる。
ても良い。例えば、図27および図28に示すように、
上述の表示条件のa「初回計測終了後」の条件の代わり
に、計測条件の全部をそのまま含めれば、他の条件(例
えば、図11のb「SWオン−OPEN後」の条件)に
拘らず、表示条件の成立時には、必ずその計測条件の全
部が成立し、今回計測値が確定しているので、表示され
る計測値は、今回計測値となる。すなわち、この場合、
表示条件に含まれる計測条件成立までの前回計測値の確
認期間が確保でき、かつ、前回計測値を確認した直後
に、今回計測値を確認できる。
が経過したことを含めることもできる。この場合、前回
値表示期間は、所定時間や所定回数の計測期間などに基
づいて定めれば良い。例えば、2回目計測終了までを前
回値表示期間と定めれば、図29〜図31に示すよう
に、(全点灯表示期間を廃止して、)他の条件に拘ら
ず、最低限その分(2回目計測終了まで)の期間だけ
は、前回計測値の確認ができる。
間を定めておけば、前回計測値の確認を十分に行うこと
ができる。また、この前回値表示期間は、今回の計測の
期間と重複して(並行に)経過する期間なので、今回の
計測を遅らせることなく、前回計測値の確認ができる。
値を表示する場合、表示条件に他の条件が含まれるとき
に、前回値表示期間を他の条件が成立するまでの期間よ
り長く定めれば、図31〜図32に示すように、表示条
件全体の成立時を前回値表示期間の経過時と一致させる
ことができるので、所望の期間だけ前回計測値の確認を
行うことができる。
項5、6または10と同様に、所定時間(例えば1分程
度)や所定回数(例えば30回程度)の計測期間などに
基づいて定めれば良い。
されることなく、種々の態様で実施することができる。
測器およびその表示方法を、電子体温計に適用したが、
電子体温計と同様の要望のある計測器、例えば電子血圧
計や赤外線体温計などにも適用できる。また、電子体温
計や電子血圧計などの計測器と同様に、計測に先立ち、
前回の計測値を確認したいという要望のある計測器に適
用できる。
表示に代えて、すなわち切り替えて、今回計測値を表示
するものであったが、前回計測値を確認した後、より信
頼性の高い今回計測値をより早く確認するという課題
(目的)や、上述した種々の作用・効果を得られる点に
おいて、前回計測値とともに今回計測値を表示できる計
測器、すなわち同時に確認できる計測器に対しても、適
用できる。
のように、所定のストップ条件が成立して、STOP処
理が起動されると、今回値表示情報記憶(S95)にお
いて、今回値表示情報を無条件に新たな前回値表示情報
として記憶し、次回の計測まで前回値表示情報として保
持する(S951)ようにしたが、この前回値表示情報
の更新に所定の条件、すなわち次回の計測において今回
計測値を前回計測値として表示するための所定の条件
(前回計測値条件)を設けることもできる。
STOP処理が起動された後の今回値表示情報記憶(S
95)において、まず、今回値表示の対象となっている
測温値が35℃以上の前回計測値条件を満足するか否か
を判別し(S950)、前回値表示情報を更新するか
(S950:Yes)、更新しないか(S950:N
o)を決定して、更新する場合(S950:Yes)に
のみ、今回値表示情報を新たな前回計測値として記憶し
て保持する(S951)。
いる人間が確実に体温を測定すれば、生理学上35℃未
満ということは有り得ない。上述の場合、35℃以上の
値であることを前回計測値条件とするので、誤作動や誤
操作により今回の測温値が35℃未満となった場合(S
950:No)、前回計測値条件(S950)を満足せ
ず、それまでの正常な計測値範囲の(すなわち35℃以
上を示す)前回計測値表示情報を更新しない。
(S950:Yes)、前回計測値条件(S950)を
満足するので、今回の正常な測温値を示す今回計測値表
示情報により前回計測値表示情報を更新する(S95
1)。したがって、この場合の電子体温計1では、35
℃未満の測温値になるという誤計測の発生の有無に拘ら
ず、35℃以上の所定の前回計測値条件を満足する前回
計測値を確実に確認できる。
から今回値表示に切り替える表示条件として図21〜図
31で前述の種々の条件を設定することにより、前回値
表示において前回計測値を確認する期間が確保される
が、表示条件に対する「SWオン−OPEN後」の条件
(図11のb)の比重が重い場合(図21等参照)、ユ
ーザが他に気を取られていて前回計測値を確認しないま
まスイッチSWを離して(SWオン−OPEN操作をし
て)しまう可能性もある。
EN操作」のみによって、今回値表示に切り替わるよう
な計測器(体温計)では、前回計測値を確認する期間が
確保されていないので、上記のような失敗をする可能性
が非常に高い。すなわち、「SWオン−CLOSE操
作」直後に指が滑った(SWオン−OPEN操作とな
る)だけで、表示が切り替わってしまい、前回計測値を
確認できなくなる(図34参照)。
な計測でなくても)前回計測値表示情報を更新すると、
今回値表示に切り替えられた直後に、ユーザが前回計測
値を未確認だったことに気がつき、あわててスイッチS
Wを押し(SWオフ)、さらに押し直しても(SWオン
−CLOSE操作)、単にあわててスイッチSWを押す
(SWオフ)までの誤計測の結果による前回計測値しか
確認できない。
℃以上」(S950)などの前回計測値条件を設けてお
けば、上述の「前回計測値を確認しないままSWオン−
OPEN操作をしてしまう」などの失敗(誤操作)をし
ても、誤操作による(35℃未満の誤計測値の)今回計
測値表示情報は記憶されない。
で、今回の誤計測以前から記憶されていた(35℃以上
の)所定の前回計測値条件を満足する前回計測値を確実
に確認できるので、ユーザにとっての使い易さ(操作
性)を向上できる。
ップ条件は、前述のように、「SWオフorオートオフor
エラー」であり、スイッチSWのオフ操作(SWオフ)
によるもの、表示条件成立後の所定時間経過(オートオ
フ)によるもの、および、何らかの異常(エラー)によ
るものに大別される(図11の参照)。
の条件以外にも、例えば「測温値が35℃以上かつ42
℃以下」等としても良いし、例えば「エラーが発生して
いない」や「スイッチSWのオン操作(SWオン−CL
OSE)からオフ操作(SWオフ)までが1分以上」な
どの他の条件を前回計測値条件として設けることもでき
る。
前述の実施形態に対応させて電子体温計1の場合の説明
となっているが、これは理解を容易にするためであっ
て、他の計測器にも適用できる。すなわち、前述の電子
血圧計や赤外線体温計などを初めとする他の計測器で
も、一般に、正常な計測値が所定の計測値条件を満たす
ことが知られているものがある。
0以下」または「60〜120」など、心泊(脈拍)計
では「40〜160」など、体脂肪率計では「5〜4
0」など、の種々の前回計測値条件を設けられる。
くても、ユーザにとっての独自の(判断)基準となる前
回計測値条件、例えば体重計で「60〜65(Kg)」
などを任意に設定できるようにしても良い。また、この
場合、逆に「66Kg以上」のようにユーザ自身にとっ
ての異常値(アラーム値)のみを前回計測値として表示
させるようにすることもできる。
温計1と同様に、今回の計測まで保持していた前回計測
値表示情報に基づいて前回計測値の表示を行うことによ
り、前回計測値の確認ができる。
の計測による今回計測値が所定の前回計測値条件を満足
する場合、今回計測値の表示のための今回計測値表示情
報を、次回の計測まで前回計測値表示情報として保持す
ることにより、次回の計測では、今回計測値を前回計測
値として表示できる。
を満足しない場合、それまで保持していた前回計測値表
示情報を維持するようにすることにより、次回の計測で
は、今回の計測における前回計測値を前回計測値とし
て、すなわち、次回からみて前々回の計測値を前回計測
値として表示できる。
条件として定めておけば、たとえ今回の計測において、
誤作動や誤操作による誤計測が発生しても、次回の計測
においては、正常な計測により計測された最後の計測値
を前回計測値として表示できる一方、今回の計測が正常
であれば、その計測値を次回の計測における前回計測値
として表示できる。
り、これらの計測器では、誤計測の発生の有無に拘ら
ず、所定の前回計測値条件を満足する前回計測値を確実
に確認できる。
変更が可能である。
の表示方法によれば、誤計測の発生の有無に拘らず、所
定の前回計測値条件を満足する前回計測値を確実に確認
できる、などの効果がある。
視図である。
る。
説明図である。
ータの流れを示すイメージ図である。
である。
る。
トである。
ある。
ある。
例を示すタイムチャートである。
するタイムチャートである。
ャートである。
イムチャートである。
イムチャートである。
イムチャートである。
イムチャートである。
イムチャートである。
イムチャートである。
イムチャートである。
イムチャートである。
イムチャートである。
ートである。
Claims (4)
- 【請求項1】 外部からの操作により今回の計測を開始
して、その計測により今回計測値を求める計測手段と、 前記今回計測値が所定の前回計測値条件を満足する場
合、前記今回計測値の表示のための今回計測値表示情報
を記憶して、次回の計測まで前回計測値表示情報として
保持するとともに、前記今回計測値が前記前回計測値条
件を満足しない場合、前記今回の計測まで保持していた
前回計測値表示情報を維持する記憶手段と、 前記記憶手段が前記今回の計測まで保持していた前回計
測値表示情報に基づいて前回計測値の表示を行う表示手
段と、を備えたことを特徴とする計測器。 - 【請求項2】 計測対象が体温であることを特徴とす
る、請求項1に記載の計測器。 - 【請求項3】 35℃以上の値であることを前記前回計
測値条件とすることを特徴とする、請求項2に記載の計
測器。 - 【請求項4】 今回の計測まで保持していた前回計測値
表示情報に基づいて前回計測値の表示を行う計測器の表
示方法であって、 前記今回の計測による今回計測値が所定の前回計測値条
件を満足する場合、前記今回計測値の表示のための今回
計測値表示情報により、前記前回計測値表示情報を更新
して、次回の計測まで前回計測値表示情報として保持す
るとともに、前記今回計測値が前記前回計測値条件を満
足しない場合、前記今回の計測まで保持していた前回計
測値表示情報を維持することを特徴とする計測器の表示
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08499498A JP3726480B2 (ja) | 1998-03-16 | 1998-03-16 | 計測器およびその表示方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP08499498A JP3726480B2 (ja) | 1998-03-16 | 1998-03-16 | 計測器およびその表示方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11258064A true JPH11258064A (ja) | 1999-09-24 |
JP3726480B2 JP3726480B2 (ja) | 2005-12-14 |
Family
ID=13846196
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08499498A Expired - Fee Related JP3726480B2 (ja) | 1998-03-16 | 1998-03-16 | 計測器およびその表示方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3726480B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008051590A (ja) * | 2006-08-23 | 2008-03-06 | Yoshitaka Ito | 小型pH計 |
JP2009532696A (ja) * | 2006-04-03 | 2009-09-10 | ハウ−アール−ユー テクノロジーズ リミテッド | 改良されたデジタル温度計 |
-
1998
- 1998-03-16 JP JP08499498A patent/JP3726480B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009532696A (ja) * | 2006-04-03 | 2009-09-10 | ハウ−アール−ユー テクノロジーズ リミテッド | 改良されたデジタル温度計 |
JP2008051590A (ja) * | 2006-08-23 | 2008-03-06 | Yoshitaka Ito | 小型pH計 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3726480B2 (ja) | 2005-12-14 |
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