JPH0943367A - 携帯用電子機器 - Google Patents
携帯用電子機器Info
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- JPH0943367A JPH0943367A JP7192288A JP19228895A JPH0943367A JP H0943367 A JPH0943367 A JP H0943367A JP 7192288 A JP7192288 A JP 7192288A JP 19228895 A JP19228895 A JP 19228895A JP H0943367 A JPH0943367 A JP H0943367A
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- Japan
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- portable
- electronic device
- portable electronic
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- Indication And Recording Devices For Special Purposes And Tariff Metering Devices (AREA)
- Testing Or Calibration Of Command Recording Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 物理量計測可能な時計等の携帯用電子機器に
おいて、継続的に物理量を正確に計測・表示できるよう
にすること。 【解決手段】 身体への携帯・非携帯状態を自動的に判
定できる手段(携帯判定手段40)を設ける。携帯と判
定した場合、物理量計測手段30によって計測された値
を、補正制御手段50によって体温の補正を行う。そし
て、物理量表示部21bによって補正された物理量の計
測・表示を行う。非携帯と判定した場合、体温の補正を
行わずに物理量の計測・表示を行う。
おいて、継続的に物理量を正確に計測・表示できるよう
にすること。 【解決手段】 身体への携帯・非携帯状態を自動的に判
定できる手段(携帯判定手段40)を設ける。携帯と判
定した場合、物理量計測手段30によって計測された値
を、補正制御手段50によって体温の補正を行う。そし
て、物理量表示部21bによって補正された物理量の計
測・表示を行う。非携帯と判定した場合、体温の補正を
行わずに物理量の計測・表示を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯用電子機器の
身体への携帯・非携帯を自動的に検出して、より正確な
物理量を使用者に知らせようとする携帯用電子機器に関
する。
身体への携帯・非携帯を自動的に検出して、より正確な
物理量を使用者に知らせようとする携帯用電子機器に関
する。
【0002】なお、ここでいう物理量とは、時間情報
や、主に人が活動する場の温度・気圧・紫外線量・湿度
・風速・気体濃度・方位等の自然環境値あるいは体温・
脈拍・脳波・血圧等の人体の生体情報などを示す。
や、主に人が活動する場の温度・気圧・紫外線量・湿度
・風速・気体濃度・方位等の自然環境値あるいは体温・
脈拍・脳波・血圧等の人体の生体情報などを示す。
【0003】
【従来の技術】近年、電子時計等の携帯用電子機器は時
間情報だけでなく、より多くの情報を提供できる多機能
時計が開発されるようになった。その中には、時計体に
センサーを内蔵して温度・湿度・気圧・方位などの物理
量を計測表示させた機器や、脈拍・脳波などの生体情報
を計測表示させた機器などがあり、より快適な人間の生
活環境創造に貢献している。
間情報だけでなく、より多くの情報を提供できる多機能
時計が開発されるようになった。その中には、時計体に
センサーを内蔵して温度・湿度・気圧・方位などの物理
量を計測表示させた機器や、脈拍・脳波などの生体情報
を計測表示させた機器などがあり、より快適な人間の生
活環境創造に貢献している。
【0004】これら電子機器を、より正確で、より長く
使用できるようにするため、携帯用電子機器の携帯・非
携帯状態における計測精度の向上・操作性の向上が課題
となっている。
使用できるようにするため、携帯用電子機器の携帯・非
携帯状態における計測精度の向上・操作性の向上が課題
となっている。
【0005】ここで、時計等の携帯用電子機器が実際に
どのように携帯されているかを考えてみると、 a.手首にはめて使用する b.懐中に入れて使用する c.首からひもでつり下げて使用する d.手に持ち歩いて使用する e.ズボンのポケットの中に入れて使用する f.腰のベルトに巻き付けて使用する g.腕に巻き付けて使用する などがあげられる。そして、いずれの場合も、物理量を
計測するセンサへの体温の影響は避けられない。
どのように携帯されているかを考えてみると、 a.手首にはめて使用する b.懐中に入れて使用する c.首からひもでつり下げて使用する d.手に持ち歩いて使用する e.ズボンのポケットの中に入れて使用する f.腰のベルトに巻き付けて使用する g.腕に巻き付けて使用する などがあげられる。そして、いずれの場合も、物理量を
計測するセンサへの体温の影響は避けられない。
【0006】このため、携帯・非携帯の自動検出手段と
しては、例えば実開昭59−37587号公報に示すよ
うに、温度センサで温度を検出して腕に携帯しているか
否かを判断する方法がとられていた。
しては、例えば実開昭59−37587号公報に示すよ
うに、温度センサで温度を検出して腕に携帯しているか
否かを判断する方法がとられていた。
【0007】あるいは、たとえば、温度計測機能付き時
計において、正確な外気の温度を計測表示するために
は、温度センサーにサーミスタを用いる場合、一定時間
以上非携帯状態で放置しなければならない。極力温度セ
ンサーを外気温度に近づけるため、実開昭58−120
984号公報の図2及び図3に示すようなセンサ取付構
造が考案されている。
計において、正確な外気の温度を計測表示するために
は、温度センサーにサーミスタを用いる場合、一定時間
以上非携帯状態で放置しなければならない。極力温度セ
ンサーを外気温度に近づけるため、実開昭58−120
984号公報の図2及び図3に示すようなセンサ取付構
造が考案されている。
【0008】また、温度計測時には、実開平3−233
28号公報に示すように、使用者が携帯状態で使用する
か、非携帯で使用するかを都度選択して計測を行ってい
た。携帯状態で使用する場合は、実開昭61−8846
号公報に示すように、温度差を検出して温度補正を行う
方法が採用されている。
28号公報に示すように、使用者が携帯状態で使用する
か、非携帯で使用するかを都度選択して計測を行ってい
た。携帯状態で使用する場合は、実開昭61−8846
号公報に示すように、温度差を検出して温度補正を行う
方法が採用されている。
【0009】他方、温度以外の物理量を計測できる時計
についても、携帯状態で測定をする場合、各センサが体
温の影響をうけるため、体温補正手段が必要となる。た
とえば、紫外線を計測する場合、実開平1−33627
号公報に示すように、別途温度センサを設けて測定温度
の補正を行う方法がとられている。
についても、携帯状態で測定をする場合、各センサが体
温の影響をうけるため、体温補正手段が必要となる。た
とえば、紫外線を計測する場合、実開平1−33627
号公報に示すように、別途温度センサを設けて測定温度
の補正を行う方法がとられている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
技術においては次のような課題を有している。
技術においては次のような課題を有している。
【0011】まず、実開昭59−37587号公報に示
された方法では、携帯・非携帯検出用の温度センサを設
けねばならず時計が厚くなってしまう。また、腕に携帯
している場合においてのみ、携帯・非携帯の自動判定が
可能で、他の携帯状態での携帯・非携帯の自動検出はで
きない。
された方法では、携帯・非携帯検出用の温度センサを設
けねばならず時計が厚くなってしまう。また、腕に携帯
している場合においてのみ、携帯・非携帯の自動判定が
可能で、他の携帯状態での携帯・非携帯の自動検出はで
きない。
【0012】また、実開昭58−120984号公報に
示された方法では、外気温度と携帯温度が一定以上ある
ことから、ほとんど正確な温度が計測できないことも実
験から明かである。
示された方法では、外気温度と携帯温度が一定以上ある
ことから、ほとんど正確な温度が計測できないことも実
験から明かである。
【0013】また、実開平3−23328号公報、実開
昭61−8846号公報に示されるような方法では、温
度計測を長い時間継続する場合、使用者が時計を外した
り携帯したりするたびに、その状態を認識させる操作を
行わねばならず、操作がめんどうであった。また、操作
することを忘れたり、まちがったりした場合、非携帯状
態にあるのに補正した温度を計測表示したり、携帯状態
にあるのに放置した温度を計測表示したりして、まちが
った値を認識してしまうことがあった。
昭61−8846号公報に示されるような方法では、温
度計測を長い時間継続する場合、使用者が時計を外した
り携帯したりするたびに、その状態を認識させる操作を
行わねばならず、操作がめんどうであった。また、操作
することを忘れたり、まちがったりした場合、非携帯状
態にあるのに補正した温度を計測表示したり、携帯状態
にあるのに放置した温度を計測表示したりして、まちが
った値を認識してしまうことがあった。
【0014】さらに、実開平1−33627号公報に示
されるような方法では、温度補正はできるが、携帯・非
携帯状態を自動的に判定することができないため、体温
に対する温度補正を行っているのかか外気温度に対する
温度補正を行っているかが明確になっていない。そのた
め温度以外の物理量の計測を長い時間継続する場合も、
前述の温度計測と同様な問題が発生していた。
されるような方法では、温度補正はできるが、携帯・非
携帯状態を自動的に判定することができないため、体温
に対する温度補正を行っているのかか外気温度に対する
温度補正を行っているかが明確になっていない。そのた
め温度以外の物理量の計測を長い時間継続する場合も、
前述の温度計測と同様な問題が発生していた。
【0015】
【課題を解決するための手段】そこで本発明の携帯用電
子機器は、携帯・非携帯にかかわらず物理量を正確に計
測するため、身体への携帯用電子機器の携帯・非携帯を
自動的に判定する携帯判定手段を設け、携帯状態を検出
したとき、体温補正手段により補正された物理量を表示
することを特徴とする。
子機器は、携帯・非携帯にかかわらず物理量を正確に計
測するため、身体への携帯用電子機器の携帯・非携帯を
自動的に判定する携帯判定手段を設け、携帯状態を検出
したとき、体温補正手段により補正された物理量を表示
することを特徴とする。
【0016】そして、携帯判定手段としては、 1. 温度検出手段 2. 衝撃検出手段 3. 生体情報検出手段 を用いることが望ましい。この場合、 a.衝撃検出手段として圧電素子に発生する電気信号や電
磁コイルに発生する電気信号を用いたり、 b.生体情報検出手段として脈拍、心電、脳波、脈波等を
用いたり、生体に流れる電気信号を用いたり、 c.温度検出手段として赤外線放射のよる人体表面の温度
計測手段を用たり、 d.衝撃検出手段、生体情報検出手段、温度検出手段を併
用したりして、新規部品を設けることなく、すでに携帯
用電子機器の中に内蔵されている部品も併用して検出を
行うように構成してもよい。
磁コイルに発生する電気信号を用いたり、 b.生体情報検出手段として脈拍、心電、脳波、脈波等を
用いたり、生体に流れる電気信号を用いたり、 c.温度検出手段として赤外線放射のよる人体表面の温度
計測手段を用たり、 d.衝撃検出手段、生体情報検出手段、温度検出手段を併
用したりして、新規部品を設けることなく、すでに携帯
用電子機器の中に内蔵されている部品も併用して検出を
行うように構成してもよい。
【0017】さらに本発明では携帯用電子機器の身体へ
の携帯・非携帯状態を自動的に検出する手段に加えて、
計測した物理量の値を記憶する手段を設け、記憶した値
を表示する手段を設けることが望ましい。
の携帯・非携帯状態を自動的に検出する手段に加えて、
計測した物理量の値を記憶する手段を設け、記憶した値
を表示する手段を設けることが望ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
図面にもとづいて説明する。
図面にもとづいて説明する。
【0019】(全体構成)図1は、本発明の携帯用電子
機器の一実施形態を示す全体的なブロック構成図であっ
て、まずこの図を用いて本発明の概要について説明す
る。
機器の一実施形態を示す全体的なブロック構成図であっ
て、まずこの図を用いて本発明の概要について説明す
る。
【0020】図において、時計機能部1は時計としての
計時および表示機能を有するブロックである。一方、他
の部分は正確な物理量計測を実現するためのブロックで
ある。物理量計測手段30は、1つ以上のセンサとその
信号増幅・変換部などから構成されており、様々な自然
環境情報や生体情報などの物理量を計測するものであ
る。また、携帯判定手段40は、携帯用電子機器が身体
に携帯されているかどうかを自動的に判定するものであ
って、身体に関する情報(体温・体動・体接触・体信号
など)を検出し、所定のレベルの信号が検出されると
「携帯」と判定し、そうでない場合は「非携帯」と判定
する機能を有するものである。補正制御手段50は、物
理量計測手段30によって計測された値の体温の補正を
行うかどうかを制御するものである。そして、携帯判定
手段40によって「携帯」と判定された場合は体温の補
正を行い、「非携帯」と判定された場合は体温の補正を
行わない。その後、計測された値は物理量表示部21b
によって表示される。
計時および表示機能を有するブロックである。一方、他
の部分は正確な物理量計測を実現するためのブロックで
ある。物理量計測手段30は、1つ以上のセンサとその
信号増幅・変換部などから構成されており、様々な自然
環境情報や生体情報などの物理量を計測するものであ
る。また、携帯判定手段40は、携帯用電子機器が身体
に携帯されているかどうかを自動的に判定するものであ
って、身体に関する情報(体温・体動・体接触・体信号
など)を検出し、所定のレベルの信号が検出されると
「携帯」と判定し、そうでない場合は「非携帯」と判定
する機能を有するものである。補正制御手段50は、物
理量計測手段30によって計測された値の体温の補正を
行うかどうかを制御するものである。そして、携帯判定
手段40によって「携帯」と判定された場合は体温の補
正を行い、「非携帯」と判定された場合は体温の補正を
行わない。その後、計測された値は物理量表示部21b
によって表示される。
【0021】このとき、物理量計測手段30、携帯判定
手段40、補正制御手段50の動作タイミングを制御す
るタイミング信号は時計機能部1から供給され、それぞ
れの手段はこのタイミング信号に同期して駆動されてい
る。なお、携帯用電子機器という利便性から、時刻を表
示する時計機能部1が内蔵されていることが望ましい
が、必ずしも本発明の携帯用電子機器に設ける必要はな
い。この場合、タイミング信号生成用の回路を別に設け
るか、あるいはそれぞれの手段のなかに設置するように
してもよい。
手段40、補正制御手段50の動作タイミングを制御す
るタイミング信号は時計機能部1から供給され、それぞ
れの手段はこのタイミング信号に同期して駆動されてい
る。なお、携帯用電子機器という利便性から、時刻を表
示する時計機能部1が内蔵されていることが望ましい
が、必ずしも本発明の携帯用電子機器に設ける必要はな
い。この場合、タイミング信号生成用の回路を別に設け
るか、あるいはそれぞれの手段のなかに設置するように
してもよい。
【0022】さて次に、これらの機能ブロックの詳細に
ついて2つの実施形態をあげて説明する。
ついて2つの実施形態をあげて説明する。
【0023】(実施形態1)図2、図3は本発明の第1
の実施形態を示す回路構成図であって、図2と図3とを
併せて全体のブロックを示している。これらの図のう
ち、図2は、全体構成のうちの時計機能部、物理量計測
手段、携帯判定手段などの部分を示しており、図3は、
全体構成のうちの補正制御手段などの部分を示してい
る。
の実施形態を示す回路構成図であって、図2と図3とを
併せて全体のブロックを示している。これらの図のう
ち、図2は、全体構成のうちの時計機能部、物理量計測
手段、携帯判定手段などの部分を示しており、図3は、
全体構成のうちの補正制御手段などの部分を示してい
る。
【0024】それぞれの図において、2は自然環境情報
を検出するセンサ部である。3は生体情報を検出するセ
ンサ部である。センサ部2には温度センサ2a、湿度セ
ンサ2b、気圧センサ2c、紫外線量検出センサ2d等
があり自然環境情報を検出する。上記以外の物理量とし
ては、例えば風速、照度、酸素濃度、磁気、放射線量な
どがあり、これらに適したセンサを用いてもよい。セン
サ部に3は、脈拍センサ2e、体温センサ2f等があり
生体情報を検出する。これらセンサは使用目的に応じ
て、単数または複数の組み合わせで使用される。
を検出するセンサ部である。3は生体情報を検出するセ
ンサ部である。センサ部2には温度センサ2a、湿度セ
ンサ2b、気圧センサ2c、紫外線量検出センサ2d等
があり自然環境情報を検出する。上記以外の物理量とし
ては、例えば風速、照度、酸素濃度、磁気、放射線量な
どがあり、これらに適したセンサを用いてもよい。セン
サ部に3は、脈拍センサ2e、体温センサ2f等があり
生体情報を検出する。これらセンサは使用目的に応じ
て、単数または複数の組み合わせで使用される。
【0025】センサ部2及びセンサ部3の出力は増幅器
群4で増幅される。これらの増幅器4はオペレーショナ
ルアンプによる直流増幅器で構成してあるが、チョッパ
回路と組み合わせて交流増幅器とすることもできる。4
a,4b,4c,4d,4e、4fは、それぞれ、温度
センサ2a,湿度センサ2b,気圧センサ2c,紫外線
量検出センサ2d,脈拍センサ2e,体温センサ2fか
らの出力信号を増幅する増幅器である。増幅器群4で増
幅された各センサの増幅信号は、A/D(アナログ−デ
ジタル)変換回路5に入力される。4a,4b,4c,
4d,4e,4fの出力信号は、A/D変換回路5の5
a,5b,5c,5d,5e,5fの各端子に入力され
る。なお、図には書かれていないが、センサ部2及びセ
ンサ部3で得られた感知信号の非直線部分を補正するた
め、リニアライザを設けることもある。
群4で増幅される。これらの増幅器4はオペレーショナ
ルアンプによる直流増幅器で構成してあるが、チョッパ
回路と組み合わせて交流増幅器とすることもできる。4
a,4b,4c,4d,4e、4fは、それぞれ、温度
センサ2a,湿度センサ2b,気圧センサ2c,紫外線
量検出センサ2d,脈拍センサ2e,体温センサ2fか
らの出力信号を増幅する増幅器である。増幅器群4で増
幅された各センサの増幅信号は、A/D(アナログ−デ
ジタル)変換回路5に入力される。4a,4b,4c,
4d,4e,4fの出力信号は、A/D変換回路5の5
a,5b,5c,5d,5e,5fの各端子に入力され
る。なお、図には書かれていないが、センサ部2及びセ
ンサ部3で得られた感知信号の非直線部分を補正するた
め、リニアライザを設けることもある。
【0026】A/D変換回路5で得られた各センサ信号
のデジタル値は、それぞれゲート群6の各端子6a、6
b,6c,6d,6e,6fに入力される。ゲート6の
出力はそれぞれラッチ回路群7の7a,7b,7c,7
d,7e,7fに記憶される。このラッチ回路7の出力
は、それぞれゲート8a、8b,8c,8d,8e,8
fを介して、演算処理回路9の入力端子9a,9b,9
c,9d,9e,9fに入力される。
のデジタル値は、それぞれゲート群6の各端子6a、6
b,6c,6d,6e,6fに入力される。ゲート6の
出力はそれぞれラッチ回路群7の7a,7b,7c,7
d,7e,7fに記憶される。このラッチ回路7の出力
は、それぞれゲート8a、8b,8c,8d,8e,8
fを介して、演算処理回路9の入力端子9a,9b,9
c,9d,9e,9fに入力される。
【0027】さて、10は携帯用電子機器の身体への携
帯・非携帯を検出する携帯検出手段である。この携帯検
出手段10は、温度検出による温度検出手段10a,衝
撃検出による衝撃検出手段10b,生体情報検出による
生体情報検出手段10c,生体に流れる電気信号を検出
する生体電気信号検出手段10dなどが、単数または複
数の組み合わせで用いられる。
帯・非携帯を検出する携帯検出手段である。この携帯検
出手段10は、温度検出による温度検出手段10a,衝
撃検出による衝撃検出手段10b,生体情報検出による
生体情報検出手段10c,生体に流れる電気信号を検出
する生体電気信号検出手段10dなどが、単数または複
数の組み合わせで用いられる。
【0028】温度検出手段10aの事例として、赤外線
などを利用した放射温度計が用いられ、人体表面の体温
を検出する。衝撃検出手段10bの事例として、圧電素
子や電磁コイルなどが用いられ、人体に伝わる振動衝撃
を電気信号に変換する。生体情報検出手段10cの事例
として、脈拍,血圧,心電波,脳波などが用いられる。
なお、温度検出手段10aとしては、センサ部2の温度
センサ2aと兼用することも可能である。また、生体情
報検出手段10cとしては、センサ部3の生体情報計測
用センサと兼用することも可能である。
などを利用した放射温度計が用いられ、人体表面の体温
を検出する。衝撃検出手段10bの事例として、圧電素
子や電磁コイルなどが用いられ、人体に伝わる振動衝撃
を電気信号に変換する。生体情報検出手段10cの事例
として、脈拍,血圧,心電波,脳波などが用いられる。
なお、温度検出手段10aとしては、センサ部2の温度
センサ2aと兼用することも可能である。また、生体情
報検出手段10cとしては、センサ部3の生体情報計測
用センサと兼用することも可能である。
【0029】11は携帯検出手段10の信号出力を増幅
させる増幅器である。10a、10b,10c,10d
の信号はそれぞれ増幅器11の端子11a、11b,1
1c,11dに入力される。
させる増幅器である。10a、10b,10c,10d
の信号はそれぞれ増幅器11の端子11a、11b,1
1c,11dに入力される。
【0030】12は増幅器11の出力信号にもとづい
て、携帯用電子機器の身体への携帯・非携帯を判定する
携帯判定部である。ここにはラッチ回路が用いられ、携
帯・非携帯の状態が記憶される。12aはコンパレータ
で携帯・非携帯の判定回路である。すなわち、所定レベ
ルの信号が検出されると携帯と判定し、そうでない場合
は非携帯と判定する。このコンパレータ出力は、ゲート
12bを通してラッチ回路12cで携帯・非携帯の値が
保持される。12dはゲートでその出力信号は演算処理
回路9の9gに入力される。
て、携帯用電子機器の身体への携帯・非携帯を判定する
携帯判定部である。ここにはラッチ回路が用いられ、携
帯・非携帯の状態が記憶される。12aはコンパレータ
で携帯・非携帯の判定回路である。すなわち、所定レベ
ルの信号が検出されると携帯と判定し、そうでない場合
は非携帯と判定する。このコンパレータ出力は、ゲート
12bを通してラッチ回路12cで携帯・非携帯の値が
保持される。12dはゲートでその出力信号は演算処理
回路9の9gに入力される。
【0031】携帯判定部12により、携帯用電子機器が
身体へ携帯されていると判定された場合、演算処理回路
9のOUT1,OUT2,OUT3,OUT4,OUT
5,OUT6から演算出力され、物理量の体温の影響を
補正する体温補正手段13の入力端子13a,13b,
13c,13d,13e,13fに信号が入力される。
OUT1は温度,OUT2は湿度,OUT3は気圧,O
UT4は紫外線,OUT5は脈拍,OUT6は体温の各
物理量で,体温補正される前の値である。
身体へ携帯されていると判定された場合、演算処理回路
9のOUT1,OUT2,OUT3,OUT4,OUT
5,OUT6から演算出力され、物理量の体温の影響を
補正する体温補正手段13の入力端子13a,13b,
13c,13d,13e,13fに信号が入力される。
OUT1は温度,OUT2は湿度,OUT3は気圧,O
UT4は紫外線,OUT5は脈拍,OUT6は体温の各
物理量で,体温補正される前の値である。
【0032】体温補正手段13で体温補正された各物理
量は、13g,13h,13i,13j,13k,13
lから出力される。この出力値はデコーダ14に入力さ
れる。
量は、13g,13h,13i,13j,13k,13
lから出力される。この出力値はデコーダ14に入力さ
れる。
【0033】さらに、デコーダ14からの出力はドライ
バ15を介して、表示体21の物理量表示部21bに送
られ表示駆動され、体温補正された物理量の値が表示さ
れる。物理量表示部21bへの物理量の表示方法は、複
数の物理量が同時に表示されたり、時分割制御で周期的
に表示されたりする。
バ15を介して、表示体21の物理量表示部21bに送
られ表示駆動され、体温補正された物理量の値が表示さ
れる。物理量表示部21bへの物理量の表示方法は、複
数の物理量が同時に表示されたり、時分割制御で周期的
に表示されたりする。
【0034】携帯用電子機器が身体へ携帯されていない
と判定された場合、体温の補正は行われず、演算処理回
路9のOUT7,OUT8,OUT9,OUT10,O
UT11,OUT12から演算出力される。OUT7は
温度,OUT8は湿度,OUT9は気圧,OUT10は
紫外線,OUT11は脈拍,OUT12は体温の各物理
量で,体温補正されない値である。この出力はデコーダ
14に入力される。さらに、デコーダ14からの出力は
ドライバ15を介して、表示体21の物理量表示部21
bに送られ表示駆動される。物理量表示部21bへの物
理量の表示方法は、複数の物理量が同時に表示された
り、時分割制御で周期的に表示されたりする。
と判定された場合、体温の補正は行われず、演算処理回
路9のOUT7,OUT8,OUT9,OUT10,O
UT11,OUT12から演算出力される。OUT7は
温度,OUT8は湿度,OUT9は気圧,OUT10は
紫外線,OUT11は脈拍,OUT12は体温の各物理
量で,体温補正されない値である。この出力はデコーダ
14に入力される。さらに、デコーダ14からの出力は
ドライバ15を介して、表示体21の物理量表示部21
bに送られ表示駆動される。物理量表示部21bへの物
理量の表示方法は、複数の物理量が同時に表示された
り、時分割制御で周期的に表示されたりする。
【0035】表示体21は時刻表示部21aと物理量表
示部21bからなり、表示手段として、液晶表示等が用
いられる。
示部21bからなり、表示手段として、液晶表示等が用
いられる。
【0036】時計機能部1は、時間標準信号源16でた
とえば水晶発振器32kHZの発振出力を行い、その発振出
力は分周器17に供給される。分周器17では1HZの分
周出力を行い、1HZの信号は計時計数回路18に入力さ
れる。計時計数回路18は、1HZの分周出力をカウント
して、現在時刻信号を形成する。現在時刻信号はドライ
バ20を介して、表示体21の時刻表示部21aに送ら
れ表示駆動される。
とえば水晶発振器32kHZの発振出力を行い、その発振出
力は分周器17に供給される。分周器17では1HZの分
周出力を行い、1HZの信号は計時計数回路18に入力さ
れる。計時計数回路18は、1HZの分周出力をカウント
して、現在時刻信号を形成する。現在時刻信号はドライ
バ20を介して、表示体21の時刻表示部21aに送ら
れ表示駆動される。
【0037】19は、タイミング信号生成回路で、計時
計数回路18から所定時間毎に信号を各部にタイミング
信号を出力する。このタイミング信号は前記センサ部
2、前記センサ部3、前記増幅器群4、前記A/D変換
回路5、前記ゲート6、前記ラッチ回路7、前記ゲート
8、前記演算処理回路9、前記携帯検出手段10、前記
増幅器11、前記携帯判定部12、前記物理量表示部2
1bに供給される。
計数回路18から所定時間毎に信号を各部にタイミング
信号を出力する。このタイミング信号は前記センサ部
2、前記センサ部3、前記増幅器群4、前記A/D変換
回路5、前記ゲート6、前記ラッチ回路7、前記ゲート
8、前記演算処理回路9、前記携帯検出手段10、前記
増幅器11、前記携帯判定部12、前記物理量表示部2
1bに供給される。
【0038】次に、前述のように構成された本発明の携
帯用電子機器の動作について以下説明する。
帯用電子機器の動作について以下説明する。
【0039】各物理量の計測は、計時計数回路18から
出力される信号がタイミング信号生成回路19に供給さ
れることによって開始される。まず、前記センサ部2、
前記センサ部3、前記増幅器群4、及び前記A/D変換
回路5をアクティブにするためのパルス信号Aが発生さ
れる。これにより、センサ部2で感知された感知信号は
増幅器群4で増幅され、A/D変換回路5に入力され
る。その結果、A/D変換回路5は、その時点の各物理
量の大きさに対応したデジタル値を生成し、これをゲー
ト群6に転送する。次いで、タイミング信号生成回路1
9から、ゲート群8を開放する信号B及び演算処理回路
9に演算処理信号Cが出力された後、ラッチ回路7にラ
ッチ指定信号D,ゲート群6にゲート開放信号Eが発生
される。その結果、ゲート群6が開き、ラッチ回路7に
A/D変換回路5の出力データ(前記デジタル値)がラ
ッチされ、そのデータは次の計測時まで保持される。
出力される信号がタイミング信号生成回路19に供給さ
れることによって開始される。まず、前記センサ部2、
前記センサ部3、前記増幅器群4、及び前記A/D変換
回路5をアクティブにするためのパルス信号Aが発生さ
れる。これにより、センサ部2で感知された感知信号は
増幅器群4で増幅され、A/D変換回路5に入力され
る。その結果、A/D変換回路5は、その時点の各物理
量の大きさに対応したデジタル値を生成し、これをゲー
ト群6に転送する。次いで、タイミング信号生成回路1
9から、ゲート群8を開放する信号B及び演算処理回路
9に演算処理信号Cが出力された後、ラッチ回路7にラ
ッチ指定信号D,ゲート群6にゲート開放信号Eが発生
される。その結果、ゲート群6が開き、ラッチ回路7に
A/D変換回路5の出力データ(前記デジタル値)がラ
ッチされ、そのデータは次の計測時まで保持される。
【0040】一方、各物理量の計測と同時並行して、携
帯用電子機器の携帯・非携帯の判定が行われる。携帯・
非携帯の判定は、計時計数回路18から出力される信号
がタイミング信号生成回路19に供給されることによっ
て開始される。まず、携帯検出手段10、増幅器11、
コンパレータ12aをアクティブにするためのパルス信
号Aが発生される。これにより、携帯検出手段10で感
知された信号は増幅器11で増幅され、コンパレータ1
2aに転送される。次いで、タイミング信号生成回路1
9から、ゲート12dを開放する信号Bが出力された
後、ラッチ回路12cにラッチ指定信号D,ゲート12
bにゲート開放信号Eが発生される。その結果ゲート1
2bが開き、ラッチ回路12cにコンパレータ12aの
値が保持されるので、携帯・非携帯状態のどちらかの値
が次の物理量の計測時まで保持される。ゲート12dか
ら演算処理回路9gに入力された値によって、演算回路
から出力される値が体温補正を行うかどうかが選択され
る。
帯用電子機器の携帯・非携帯の判定が行われる。携帯・
非携帯の判定は、計時計数回路18から出力される信号
がタイミング信号生成回路19に供給されることによっ
て開始される。まず、携帯検出手段10、増幅器11、
コンパレータ12aをアクティブにするためのパルス信
号Aが発生される。これにより、携帯検出手段10で感
知された信号は増幅器11で増幅され、コンパレータ1
2aに転送される。次いで、タイミング信号生成回路1
9から、ゲート12dを開放する信号Bが出力された
後、ラッチ回路12cにラッチ指定信号D,ゲート12
bにゲート開放信号Eが発生される。その結果ゲート1
2bが開き、ラッチ回路12cにコンパレータ12aの
値が保持されるので、携帯・非携帯状態のどちらかの値
が次の物理量の計測時まで保持される。ゲート12dか
ら演算処理回路9gに入力された値によって、演算回路
から出力される値が体温補正を行うかどうかが選択され
る。
【0041】時間が経過して、次の計測時になると、再
びタイミング信号生成回路19から、センサ部2,セン
サ部3,増幅器群4,A/D変換回路5,携帯検出手段
10,増幅器11,コンパレータ12aに対し、これら
をアクティブにするためのパルス信号が送出される。こ
れによりA/D変換回路5は、その時点の物理量の大き
さの対応した出力データを生成し、これを再びゲート群
6に転送する。以後前述した手順に従い同様のことが繰
り返される。したがって、周期的に携帯・非携帯の検出
と物理量の計測を同時並行して行い、携帯時は常に物理
量の体温補正を行うので、常に正確な値を連続して計測
表示することができる。
びタイミング信号生成回路19から、センサ部2,セン
サ部3,増幅器群4,A/D変換回路5,携帯検出手段
10,増幅器11,コンパレータ12aに対し、これら
をアクティブにするためのパルス信号が送出される。こ
れによりA/D変換回路5は、その時点の物理量の大き
さの対応した出力データを生成し、これを再びゲート群
6に転送する。以後前述した手順に従い同様のことが繰
り返される。したがって、周期的に携帯・非携帯の検出
と物理量の計測を同時並行して行い、携帯時は常に物理
量の体温補正を行うので、常に正確な値を連続して計測
表示することができる。
【0042】(実施形態2)図4〜図6は、本発明の第
2の実施形態を示す回路構成図であって、図4、5、6
とを併せて全体のブロックを示している。これらの図の
うち、図4は、全体構成のうちの時計機能部、物理量計
測手段、携帯判定手段などの部分を示しており、図5
は、全体構成のうちの補正制御手段などの部分を示して
おり、図6は、全体構成のうちの物理量記憶手段などの
部分を示している。本例は、実施形態1に対し、さらに
計測した物理量の値を記憶する物理量記憶手段と、記憶
した値を表示する物理量記憶表示手段とを付加したもの
である。
2の実施形態を示す回路構成図であって、図4、5、6
とを併せて全体のブロックを示している。これらの図の
うち、図4は、全体構成のうちの時計機能部、物理量計
測手段、携帯判定手段などの部分を示しており、図5
は、全体構成のうちの補正制御手段などの部分を示して
おり、図6は、全体構成のうちの物理量記憶手段などの
部分を示している。本例は、実施形態1に対し、さらに
計測した物理量の値を記憶する物理量記憶手段と、記憶
した値を表示する物理量記憶表示手段とを付加したもの
である。
【0043】それぞれの図において、物理量を計測・表
示するのと同時並行して、計測した値を記憶することが
行われる。記憶された物理量の値は、必要に応じて後で
物理量表示部21cに表示させる。携帯・非携帯時にお
ける物理量の計測及び表示の動作は、実施形態1と同じ
であるため説明を省略する。以下計測した物理量の値を
記憶させる手段と、記憶した物理量の値を表示させる手
段について説明する。
示するのと同時並行して、計測した値を記憶することが
行われる。記憶された物理量の値は、必要に応じて後で
物理量表示部21cに表示させる。携帯・非携帯時にお
ける物理量の計測及び表示の動作は、実施形態1と同じ
であるため説明を省略する。以下計測した物理量の値を
記憶させる手段と、記憶した物理量の値を表示させる手
段について説明する。
【0044】携帯・非携帯を問わずタイミング信号生成
回路19から、周期的にセンサ部2,センサ部3,増幅
器群4,A/D変換回路5,携帯検出手段10,増幅器
11,コンパレータ12a,計測した物理量の値を記憶
する物理量記憶手段である物理量記憶部22に対し、こ
れらをアクティブにするためのパルス信号Jが送出され
る。携帯判定部12で「携帯」と判定された場合、演算
処理回路9から、体温補正手段13を経てデコーダ14
へ入力されると同時に物理量記憶部22に入力される。
「非携帯」と判定された場合、体温補正手段13を経る
ことなく、デコーダ14へ入力されると同時に物理量記
憶部22に入力される。21cは記憶した物理量の値を
表示する物理量記憶表示部である。操作スイッチ23を
オンすると、物理量記憶手段部にタイミング信号生成回
路19から、パルス信号Kが送出される。この信号Kは
演算処理回路9にも送出され、OUT1〜OUT12か
らデコーダ14への出力を禁止する。これにより、物理
量記憶部22に記憶されている物理量の値が、デコーダ
14及びドライバ15を介して物理量記憶表示部21c
に駆動される。なお、物理量記憶表示部21cは、物理
量表示部21bと兼用することも可能である。
回路19から、周期的にセンサ部2,センサ部3,増幅
器群4,A/D変換回路5,携帯検出手段10,増幅器
11,コンパレータ12a,計測した物理量の値を記憶
する物理量記憶手段である物理量記憶部22に対し、こ
れらをアクティブにするためのパルス信号Jが送出され
る。携帯判定部12で「携帯」と判定された場合、演算
処理回路9から、体温補正手段13を経てデコーダ14
へ入力されると同時に物理量記憶部22に入力される。
「非携帯」と判定された場合、体温補正手段13を経る
ことなく、デコーダ14へ入力されると同時に物理量記
憶部22に入力される。21cは記憶した物理量の値を
表示する物理量記憶表示部である。操作スイッチ23を
オンすると、物理量記憶手段部にタイミング信号生成回
路19から、パルス信号Kが送出される。この信号Kは
演算処理回路9にも送出され、OUT1〜OUT12か
らデコーダ14への出力を禁止する。これにより、物理
量記憶部22に記憶されている物理量の値が、デコーダ
14及びドライバ15を介して物理量記憶表示部21c
に駆動される。なお、物理量記憶表示部21cは、物理
量表示部21bと兼用することも可能である。
【0045】したがって、周期的に携帯・非携帯の検出
と、物理量の計測と、計測した値の記憶を同時並行して
行うことにより、携帯・非携帯を問わず連続して物理量
の計測を行うことができる。
と、物理量の計測と、計測した値の記憶を同時並行して
行うことにより、携帯・非携帯を問わず連続して物理量
の計測を行うことができる。
【0046】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明は下
記の様々な効果を有する。
記の様々な効果を有する。
【0047】1)本発明の携帯用電子機器において、物
理量の計測を行ってその値を表示するとき、身体への携
帯・非携帯状態を常に自動的に検出し、携帯状態と判定
した場合は体温補正を行って物理量を表示し、非携帯状
態と判定した場合は、体温補正を行なわずに物理量を表
示するので、 1. 常時、物理量の正確な計測値の表示を行うことがで
きる。
理量の計測を行ってその値を表示するとき、身体への携
帯・非携帯状態を常に自動的に検出し、携帯状態と判定
した場合は体温補正を行って物理量を表示し、非携帯状
態と判定した場合は、体温補正を行なわずに物理量を表
示するので、 1. 常時、物理量の正確な計測値の表示を行うことがで
きる。
【0048】2. 携帯・非携帯を問わず連続して、物理
量の計測表示を行うことができるので使用範囲が広が
る。
量の計測表示を行うことができるので使用範囲が広が
る。
【0049】3. 携帯・非携帯の外部操作切換スイッチ
が不要となるので、部品数が減って製造・組立コストが
安くなる。また、スイッチの煩わしい操作も不要とな
る。さらに、携帯機器表面の凸凹がなくなり、意匠性が
向上する。
が不要となるので、部品数が減って製造・組立コストが
安くなる。また、スイッチの煩わしい操作も不要とな
る。さらに、携帯機器表面の凸凹がなくなり、意匠性が
向上する。
【0050】4. 携帯・非携帯の表示も不要となるので
表示画面のシンボルやマークが減り、 すっきりして
見やすくなる。
表示画面のシンボルやマークが減り、 すっきりして
見やすくなる。
【0051】5. 携帯・非携帯の切換操作方法の説明も
省略でき、見やすい取扱説明書が作れる。また、販売店
でのお客様に対する説明も省略できる。
省略でき、見やすい取扱説明書が作れる。また、販売店
でのお客様に対する説明も省略できる。
【0052】6. 使用実感と計測表示が合致し、違和感
のない信頼性の得られる携帯用電子機器を提供できる。
のない信頼性の得られる携帯用電子機器を提供できる。
【0053】2)本発明では、携帯・非携帯状態を自動
的に検出する手段として、 1. 衝撃検出手段を用いるので、携帯用電子機器が身体
にフィットしていない場合も身体が身動きしていれば検
出を行うことができる。
的に検出する手段として、 1. 衝撃検出手段を用いるので、携帯用電子機器が身体
にフィットしていない場合も身体が身動きしていれば検
出を行うことができる。
【0054】身体にフィットしていない事例として、腕
装着型小型携帯用電子機器の場合、腕と携帯用電子機器
との間にすき間があいている状態をいう。
装着型小型携帯用電子機器の場合、腕と携帯用電子機器
との間にすき間があいている状態をいう。
【0055】2. 生体情報検出手段を用いるので、携帯
用電子機器が身体にフィットしていれば身体がまったく
身動きしない場合でも検出を行うことができる。
用電子機器が身体にフィットしていれば身体がまったく
身動きしない場合でも検出を行うことができる。
【0056】また、脈拍や心電波は一定周期で活動して
いるので、携帯・非携帯状態を定期的に検出することが
できる。
いるので、携帯・非携帯状態を定期的に検出することが
できる。
【0057】3. 温度検出手段を用いるので、携帯用電
子機器が身体にフィットせずかつ身体がまったく身動き
しない場合でも、身体の赤外線放射等の温度検出手段で
検出を行うことができる。
子機器が身体にフィットせずかつ身体がまったく身動き
しない場合でも、身体の赤外線放射等の温度検出手段で
検出を行うことができる。
【0058】4. さらに、衝撃検出手段、生体情報検出
手段、温度検出手段を組み合わせて検出を行うことによ
り、携帯用電子機器が身体にフィットしたりしなかった
りしても、かつ身体が身動きしたりしなくても常に検出
を行うことができる。
手段、温度検出手段を組み合わせて検出を行うことによ
り、携帯用電子機器が身体にフィットしたりしなかった
りしても、かつ身体が身動きしたりしなくても常に検出
を行うことができる。
【0059】従って、常に携帯・非携帯状態を常に自動
的に検出することが可能となる。
的に検出することが可能となる。
【0060】3)本発明では携帯用電子機器の身体への
携帯・非携帯状態を自動的に検出する手段に加えて、計
測した物理量の値を記憶する物理量記憶手段、記憶した
物理量の値を表示する物理量記憶表示手段を設けたの
で、 1. 長時間にわたる計測データの保存ができ、利便性が
向上する。
携帯・非携帯状態を自動的に検出する手段に加えて、計
測した物理量の値を記憶する物理量記憶手段、記憶した
物理量の値を表示する物理量記憶表示手段を設けたの
で、 1. 長時間にわたる計測データの保存ができ、利便性が
向上する。
【0061】2. 人間がどのような環境で過ごしたのか
がわかり、健康維持に役立つ資料となる。
がわかり、健康維持に役立つ資料となる。
【0062】3. 人間以外の動物に機器をとりつけれ
ば、その生息状況を把握することができ、学術研究にも
役立つ。
ば、その生息状況を把握することができ、学術研究にも
役立つ。
【0063】4. さらに、物理量記憶表示手段と物理量
表示手段を兼用することにより、携帯用電子機器の表示
部を小型化することができ、携帯性が向上する。
表示手段を兼用することにより、携帯用電子機器の表示
部を小型化することができ、携帯性が向上する。
【図1】本発明の全体構成の一実施形態を示すブロック
構成図である。
構成図である。
【図2】本発明の第1の実施形態を示す詳細な回路構成
図であって、図3と併せて携帯用電子機器全体を構成し
ている。本図は、全体構成のうちの時計機能部、物理量
計測手段、携帯判定手段などの部分を示している。
図であって、図3と併せて携帯用電子機器全体を構成し
ている。本図は、全体構成のうちの時計機能部、物理量
計測手段、携帯判定手段などの部分を示している。
【図3】本発明の第1の実施形態を示す詳細な回路構成
図であって、図2と併せて携帯用電子機器全体を構成し
ている。本図は、全体構成のうちの補正制御手段などの
部分を示している。
図であって、図2と併せて携帯用電子機器全体を構成し
ている。本図は、全体構成のうちの補正制御手段などの
部分を示している。
【図4】本発明の第2の実施形態を示す詳細な回路構成
図であって、図5、6と併せて携帯用電子機器全体を構
成している。本図は、全体構成のうちの時計機能部、物
理量計測手段、携帯判定手段などの部分を示している。
図であって、図5、6と併せて携帯用電子機器全体を構
成している。本図は、全体構成のうちの時計機能部、物
理量計測手段、携帯判定手段などの部分を示している。
【図5】本発明の第2の実施形態を示す詳細な回路構成
図であって、図4、6と併せて携帯用電子機器全体を構
成している。本図は、全体構成のうちの補正制御手段な
どの部分を示している。
図であって、図4、6と併せて携帯用電子機器全体を構
成している。本図は、全体構成のうちの補正制御手段な
どの部分を示している。
【図6】本発明の第2の実施形態を示す詳細な回路構成
図であって、図4、5と併せて携帯用電子機器全体を構
成している。本図は、全体構成のうちの物理量記憶手段
などの部分を示している。
図であって、図4、5と併せて携帯用電子機器全体を構
成している。本図は、全体構成のうちの物理量記憶手段
などの部分を示している。
1 時計機能部 2、3 センサ部 4、11 増幅器群 5 A/D変換回路 6、8 ゲート群 7 ラッチ回路群 9 演算処理回路 10 携帯検出手段 12 携帯判定部 13 体温補正手段 14 デコーダ 15、20 ドライバ 16 時間標準源 17 分周器 18 計時計数回路 19 タイミング信号生成回路 21 表示体 21a 時計時刻表示部 21b 物理量表示部 21c 物理量記憶表示部 22 物理量記憶部 23 操作スイッチ 30 物理量計測手段 40 携帯判定手段 50 補正制御手段
Claims (12)
- 【請求項1】(a)少なくとも一つ以上の物理量を計測
する物理量計測手段と、(b)前記物理量計測手段によ
り計測した値を表示する物理量表示手段と、(c)生体
への携帯用電子機器の携帯・非携帯を自動的に判定する
携帯判定手段と、(d)前記携帯判定手段にもとづい
て、前記物理量計測手段により計測した値の体温による
温度補正を行うかどうかを制御する補正制御手段とを有
し、前記携帯判定手段が、前記携帯用電子機器の携帯状
態を検出したとき、前記補正制御手段による体温の温度
補正を行い、補正された前記物理量を前記物理量表示手
段に表示することを特徴とする携帯用電子機器。 - 【請求項2】 請求項1においてさらに、(e)前記物
理量計測手段により計測した値を記憶する物理量記憶手
段と、(f)前記物理量記憶手段により記憶した値を表
示する物理量記憶表示手段を有することを特徴とする携
帯用電子機器。 - 【請求項3】 請求項1または2において、前記携帯判
定手段として温度検出手段を用いることを特徴とする携
帯用電子機器。 - 【請求項4】 請求項1または2において、前記携帯判
定手段として衝撃検出手段を用いることを特徴とする携
帯用電子機器。 - 【請求項5】 請求項1または2において、前記携帯判
定手段として生体情報検出手段を用いることを特徴とす
る携帯用電子機器。 - 【請求項6】 請求項1または2において、前記携帯判
定手段として生体に流れる電気信号を検出する生体電気
信号検出手段を用いることを特徴とする携帯用電子機
器。 - 【請求項7】 請求項3〜6のいずれかに記載の検出手
段を複数組み合わせて用いることを特徴とする携帯用電
子機器。 - 【請求項8】 請求項1または2において、前記物理量
計測手段を、前記携帯判定手段として用いることを特徴
とする携帯用電子機器。 - 【請求項9】 請求項1または2において、前記物理量
が気温、水温、気圧、湿度、紫外線量、風速、照度、酸
素濃度、磁気、放射線量などの自然環境情報を少なくと
も一つ以上計測する自然環境情報計測手段よりなること
を特徴とする携帯用付電子機器。 - 【請求項10】 請求項1または2において、前記物理
量が心電、脳波、脈拍、脈波等の生体情報を少なくとも
一つ以上計測する生体情報計測手段よりなることを特徴
とする携帯用電子機器。 - 【請求項11】 請求項10記載の生体情報計測手段を
携帯判定手段として用いることを特徴とする携帯用電子
機器。 - 【請求項12】 請求項9記載の自然環境情報計測手段
と請求項10記載の生体情報計測手段とを、携帯判定手
段として併用することを特徴とする携帯用電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7192288A JPH0943367A (ja) | 1995-07-27 | 1995-07-27 | 携帯用電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7192288A JPH0943367A (ja) | 1995-07-27 | 1995-07-27 | 携帯用電子機器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0943367A true JPH0943367A (ja) | 1997-02-14 |
Family
ID=16288793
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7192288A Pending JPH0943367A (ja) | 1995-07-27 | 1995-07-27 | 携帯用電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0943367A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004114245A1 (en) * | 2003-06-25 | 2004-12-29 | Ist International Security Technology Oy | A device for indicating a fall |
KR100517670B1 (ko) * | 2002-04-26 | 2005-09-28 | (주)바이오텔 | 초간편 휴대용 계측기 |
JP2011203191A (ja) * | 2010-03-26 | 2011-10-13 | Citizen Holdings Co Ltd | 情報表示装置 |
-
1995
- 1995-07-27 JP JP7192288A patent/JPH0943367A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100517670B1 (ko) * | 2002-04-26 | 2005-09-28 | (주)바이오텔 | 초간편 휴대용 계측기 |
WO2004114245A1 (en) * | 2003-06-25 | 2004-12-29 | Ist International Security Technology Oy | A device for indicating a fall |
JP2011203191A (ja) * | 2010-03-26 | 2011-10-13 | Citizen Holdings Co Ltd | 情報表示装置 |
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