JP3048078U - 健康測定機能付き腕時計 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は高齢化に伴う健康維持のために必要
な基礎デ−タを日常生活を通して記録できる機能を備え
た腕時計を提供することを目的とする。 【解決手段】 本考案は、ひずみセンサ−１３によって
歩調・歩数を検出し演算する回路と、圧力センサ−１９
によって脈拍・血圧を検出し演算する回路と、微弱電位
検出センサ−３０によって心電記録する回路とを備え、
かつ上記それぞれのセンサ−によって検出されたデ−タ
を任意により表示するとともに一定期間記憶させる回路
を備えた構成とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は高齢化に伴う健康維持のためと生活習慣予防に必要な基礎デ−タを日 常生活を通して記録できる腕時計に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来より高齢化に伴う健康維持のためにジョキング、あるいは一日の生活を通 しての歩数を演算する機能が付いた腕時計がある。 この腕時計は、例えばジョキングでは一定時間内での歩数、あるいは予め定め た歩数に係る時間を計測することにより健康チェックを行うものである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら健康を維持するために必要なデ−タとしては体温、心拍数、血圧 および心電記録が不可欠である。 この上記各種デ−タは個々の装置によって計測できるが、通常の生活で歩数に 応じた記録を測定することができない。 そこで本考案では腕時計に上記歩数、体温、心拍数、血圧および心電記録機能 を備えた時計を提供することを目的とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案の上記目的は次の如き構成の腕時計によって達成できる。即ちその要旨 は腕時計式の時計本体において、ひずみセンサ−によって歩調・歩数を検出し演 算する回路と、圧力センサ−によって脈拍・血圧を検出し演算する回路と、微弱 電位検出センサ−によって心電記録する回路とを備え、かつ上記それぞれのセン サ−によって検出されたデ−タを任意により表示するとともに一定期間記憶させ る回路を備えたことを特徴とする健康測定機能付き腕時計である。 更に上記時計本体に、温度センサ−による体温・気温、ひずみゲ−ジ式圧力セ ンサ−による高度気圧、磁気センサ−による方位を検出し演算する機能を附加す る構成とするものである。 なお従来の大型記録計の可能部分をなくして電圧をＡＤ変換し記録する。更に 小型化のためにＩＣ化を図り、ストップウオッチ大かそれ以下の丸い薄い箱の本 体内に納め、腕時計式とし腕に特殊なセンサ−付きの時計バンドで装着する。

【０００５】

【考案の実施の形態】

以下本考案に係る実施の形態を、その実施例を示す図面を参酌し乍ら詳述する 。 図１に示すように、時計本体１の表側には、時刻表示部２およびモ−ド表示部 ３並びにデ−タ表示部４が設けられ、更に時計本体１の周縁部には歩調記録スイ ッチ５、歩数記録スイッチ６、心拍数記録スイッチ７、血圧記録スイッチ８、方 位記録スイッチ９、気温記録スイッチ１０、体温記録スイッチ１１および気圧記 録スイッチ１２を設けるものである。

【０００６】 そしてバンド１２、１２と時計本体１との間にひずみセンサ−１３をそれぞれ 設け、又バンド１２の先端部には吸盤付き電極１４を設ける。 更に図２に示すように時計本体１の裏側には、吸盤付き電極１４を設けた構成 とするものである。

【０００７】 そこで図３に示すように、時刻表示部２はＩＣにクロック回路を設けてこれを 表示することとし、各デ−タの収録タイミングはクロック信号による。 体温１５および気温１６は温度センサ−１７によって検出し、体温１５の場合 には温度センサ−１７をバンド１２の裏側、あるいは時計本体１の裏側に設置す る。

【０００８】 又気圧１８は気圧センサ−１９によって検出し、同気圧センサ−１９はひずみ ゲ−ジ式圧力センサ−とする。 脈拍２０および血圧２１は、圧力センサ−２２により検出し、主として圧力変 動を診るが、変動回数と最大値と最小値から血圧記録にもなる。 変動回数は変動の最大値の間隔時間で一分間を割る演算回路を設けて一分間の 脈拍を算出する。

【０００９】 心電図２３は吸盤式の二つの電極を時計本体１の裏側とバンド１２の一番遠い 部分のバンドバックルに設け、微弱電位検出センサ−３０によって電位差を検出 する。 なお運動中の測定位置の移動をなるべく少なくする場合には胸部電極を必要と する。

【００１０】 歩調２４および歩数２５は、腕を振ることでバンド１２と時計本体１との間に 働く張力変動をひずみセンサ−１３によって検出し、この場合は張力の最大値の 時間間隔で一分を割る演算回路を設けることとする。 又方位３１は、磁気センサ−３２によって検出する。

【００１１】 上記各種デ−タは記憶回路２６によって記憶され、必要なデ−タが表示２７さ れることとなる。 又一週間分、あるいは一ヶ月分の各種デ−タを電話回線２８を通して遠隔地の 病院のコンピュタ−２９にファイルし、読み出しできるようにする。

【００１２】

【考案の効果】

以上述べて来た如く本考案によれば、通常の生活、あるいはジョギングなどの 運動中、又は運動後の歩数、心拍数、血圧、体温などの健康維持に必要なデ−タ が任意に表示することが可能となり、更に各種デ−タをコンピュ−タ−に入力し 読み出せることにより、生活習慣からの基礎デ−タの収集による病気の発症・進 行を予測することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の腕時計の全体説明図である。

【図２】本考案の腕時計の裏面を示す説明図である。

【図３】本考案のブロック回路説明図である。

【符号の説明】

１ 時計本体 ２ 時刻表示部 ３ モ−ド表示部 ４ デ−タ表示部 １３ ひずみセンサ− １７ 温度センサ− １９ ひずみゲ−ジ式気圧センサ− ３０ 微弱電位検出センサ− ３２ 磁気センサ−

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号 ＦＩ Ａ６１Ｂ 5/22 Ａ６１Ｂ 5/04 ３１０Ｍ

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 腕時計式の時計本体において、ひずみセ
   ンサ−によって歩調・歩数を検出し演算する回路と、圧
   力センサ−によって脈拍・血圧を検出し演算する回路
   と、微弱電位検出センサ−によって心電記録する回路と
   を備え、かつ上記それぞれのセンサ−によって検出され
   たデ−タを任意により表示するとともに一定期間記憶さ
   せる回路を備えたことを特徴とする健康測定機能付き腕
   時計。
2. 【請求項２】 上記時計本体に、温度センサ−によって
   体温・気温を検出し演算する回路を備えたことを特徴と
   する請求項１記載の健康測定機能付き腕時計。
3. 【請求項３】 上記時計本体に、ひずみゲ−ジ式圧力セ
   ンサ−によって高度気圧を検出し演算する回路を備えた
   ことを特徴とする請求項１、若しくは２記載の健康測定
   機能付き腕時計。
4. 【請求項４】 上記時計本体に、磁気センサ−によって
   方位を検出し演算する回路を備えたことを特徴とする請
   求項１、２若しくは３記載の健康測定機能付き腕時計。