JPH11257504A - 電磁パイロット切換弁 - Google Patents

電磁パイロット切換弁

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Publication number
JPH11257504A
JPH11257504A JP7305398A JP7305398A JPH11257504A JP H11257504 A JPH11257504 A JP H11257504A JP 7305398 A JP7305398 A JP 7305398A JP 7305398 A JP7305398 A JP 7305398A JP H11257504 A JPH11257504 A JP H11257504A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
pilot
throttle
switched
working fluid
Prior art date
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Pending
Application number
JP7305398A
Other languages
English (en)
Inventor
Iwao Matsuoka
巌 松岡
Yoshihiko Tokunaga
よしひこ 徳永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yuken Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Yuken Kogyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yuken Kogyo Co Ltd filed Critical Yuken Kogyo Co Ltd
Priority to JP7305398A priority Critical patent/JPH11257504A/ja
Publication of JPH11257504A publication Critical patent/JPH11257504A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ショックレス調整の煩わしさ、ユーザーにて
調整部を誤調整する課題を解消し、パイロットラインの
絞り弁構造を簡略化することができる電磁パイロット切
換弁を得る。 【解決手段】 ソレノイド装置の励磁によってバネ力に
対抗して切換えられるパイロット弁と、このパイロット
弁が切換得られたときに導入されるパイロット作動流体
圧によって切換えられる主弁からなる電磁パイロット弁
において、前記パイロット弁の弁体に、主弁がバネ力で
復帰する際にパイロット作動流体圧の導出路を絞る絞り
溝が設けられているもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば切換え時のシ
ョック緩和機能を備えた電磁パイロット切換弁に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】電磁パイロット切換弁を使用した油圧装
置において、アクチュエータをショック無く停止させる
ために、電磁パイロット切換弁のパイロットラインにチ
ェック付き絞り弁を使用し、メインスプールの中立復帰
速度を調整することによりショックレス効果を得てい
た。
【0003】図3は従来のショック緩和機能を備えた電
磁パイロット切換弁の構成を示す油圧回路図である。図
2に示す通り、この電磁パイロット切換弁(30)は、ダブ
ルソレノイドスプリングセンター形である。パイロット
弁(31)として3位置4ポート方向切換電磁弁を用い、主
弁(32)としてスプリングセンター形3位置4ポート方向
切換弁を用いている。
【0004】例えば、パイロット弁(31)のソレノイド装
置に電流を流して、パイロット弁(31)のPP−PA,PB−PT
流れを形成する第1切換ファンクションに流路を切換え
る。圧力ラインPからの作動流体圧(パイロット圧)は
第1パイロット流路(33)を介して主弁(32)の一端(図で
は左側)に作用し、これによってメインスプールが摺動
されて、P−A,B−T流れを形成する第1切換ファン
クションに流路が切換わり、ポートAから大容量の作動
流体が図示しないアクチュエータへ送られる。主弁(32)
の反対側(図では右側)ではメインスプールによって押
出された作動流体が第2パイロット流路(34)を介してパ
イロット弁(31)の流路PB−PTからタンクラインへ排出さ
れる。
【0005】尚、パイロット弁(31)のPP−PB,PA−PT流
れを形成する第2切換ファンクションに流路を切換えた
場合には、主弁(32)はP−B,A−T流れを形成する第
2切換ファンクションに切り換わる。
【0006】第1パイロット流路(33)内と第2パイロッ
ト流路(34)内との各々には、パイロット弁(31)から主弁
(32)へ向かう流れのみを許容する逆止弁(35)と、可変絞
り(36)とが並列に挿入されている。これは、スプリング
センター形の電磁パイロット切換弁における特に中立復
帰時のスプール移動速度を緩やかにするショック緩和用
のものである。
【0007】即ち、パイロット弁(31)のソレノイド装置
が消磁されたときに、パイロット弁(31)のスプールがバ
ネ力によって、中立位置へ復帰すると主弁(32)のメイン
スプールもそれに応じて中立位置へ復帰するが、この
時、主弁(32)のメインスプールのパイロット圧力差から
押出されてくる作動流体を絞り(36)によって制限し、こ
れにより、メインスプールの中立復帰速度を緩やかにし
て、作動流体圧ショックを緩和するものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ショック緩和機能付き電磁パイロット切換弁において
は、中立復帰時のショック緩和用の絞り部が可変絞り機
構のため、その開度の調整設定に煩わしさがあり、ま
た、ユーザー側で設定を変えてしまうと、切換えショッ
クが出てしまうことがあった。
【0009】本発明は、ショックレス調整の煩わしさ、
ユーザーにて調整部を誤調整する課題を解消し、パイロ
ットラインの絞り弁構造を簡略化することができる電磁
パイロット切換弁を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電磁パイロ
ット切換弁は、ソレノイド装置の励磁によってバネ力に
対抗して切換えられるパイロット弁と、このパイロット
弁が切換得られたときに導入されるパイロット作動流体
圧によって切換えられる主弁からなる電磁パイロット切
換弁において、前記パイロット弁の弁体に、主弁がバネ
力で復帰する際にパイロット作動流体圧の導出路を絞る
絞り溝が設けられているものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明においては、パイロット弁
の弁体に、主弁がバネ力で復帰する際にパイロット油圧
の導出路を絞る絞り溝が設けられているものであるた
め、ショックレス調整の煩わしさや、ユーザーによる調
整部を誤調整する課題を解消し、パイロットラインの絞
り弁構造を簡略化することができる。
【0012】即ち、従来はパイロットラインに独立した
絞り弁と逆止弁との並列回路を2組も組み込んでいたも
のを、本発明では、例えばパイロット弁が中立位置へ復
帰した時にパイロット流路中の作動流体のタンクライン
への導出路を絞る位置となるように配置され、即ち、パ
イロット弁のこの弁体にこの導出路を絞り込む絞り溝を
加工によって形成してタンクラインへの導出路とすれば
足りる。従って、従来のような独立した構造の絞り弁と
逆止弁の並列回路は不要となる。
【0013】この絞り溝の開度形状は、バルブサイズ別
に所望のショックレス効果が得られるような標準的な最
適切換速度を想定し、その速度となるように主弁の中立
位置への復帰と共に排出されるパイロット流路内の戻り
流量を制御する絞り開度形状をパイロット弁のスプール
形状として与えればよい。
【0014】
【実施例】図1は本発明によるショック緩和機能を備え
た電磁パイロット切換弁の一実施例の構成を示す油圧回
路図である。図1に示す通り、電磁パイロット切換弁(1
0)は、ダブルソレノイドスプリングセンター形である。
パイロット弁(11)として3位置4ポート方向切換電磁弁
を用い、主弁(12)としてスプリングセンター形3位置4
ポート方向切換弁を用いている。
【0015】例えば、パイロット弁(11)のソレノイド装
置に電流を流して、パイロット弁(11)のPP−PA,PB−PT
流れを形成する第1切換ファンクションに流路を切換え
る。圧力ラインPからの作動流体圧(パイロット圧)は
第1パイロット流路(13)を介して主弁(12)の一端(図で
は左側)に作用し、これによってメインスプールが摺動
して、P−A,B−T流れを形成する第1切換ファンク
ションに流路が切換わり、ポートAから大容量の作動流
体が図示しないアクチュエータへ送られる。主弁(12)の
反対側(図で右側)ではメインスプールによって押出さ
れた作動流体が第2パイロット流路(14)を介してパイロ
ット弁(11)の流路PB−PTからタンクラインへ排出され
る。
【0016】尚、パイロット弁(11)のPP−PB,PA−PT流
れを形成する第2切換ファンクションに流路を切換えた
場合には、主弁(12)はP−B,A−T流れを形成する第
2切換ファンクションに切り換わる。
【0017】パイロット弁(11)は、ソレノイド装置への
電流を遮断すると、バネによってPPブロック及びPA−P
T、PB−PT流れを形成する中立ファンクションへ復帰す
る。本実施例では、パイロット弁(11)の弁体(スプー
ル)は、中立位置へ復帰した時にパイロット流路中の作
動流体のタンクラインへのPA−PT流れ及びPB−PT流れの
導出路を閉じる位置となるように配置され、更に、パイ
ロット弁の弁体スプールエッジ部には、このPA−PT流れ
及びPB−PT流れを開く位置に各々絞り溝(17)が設けられ
ている。
【0018】即ち、パイロット弁(11)のソレノイド装置
が消磁されたときに、パイロット弁(11)のスプールがバ
ネによって、中立位置へ復帰すると、主弁(12)のメイン
スプールもそれに応じて中立位置へ復帰するが、この時
主弁スプールのパイロット圧力室から押出されてくる作
動流体を絞り溝(17)によって制限することにより、メイ
ンスプールの中立復帰速度を緩やかにして、作動流体圧
ショックを緩和するものである。
【0019】図2は本発明による電磁パイロット弁のパ
イロット弁スプール形状の例を示す説明図である。a図
に示す通り、電磁パイロット弁(20)のパイロット弁(21)
の構成のみを示す。スプール(22)はソレノイド装置(23)
によって中立位置から一端又は他端側に移動することに
より、PP−PA,PB−PT流れを形成する第1切換ファンク
ション(図では右方向に移動)及びPP−PB,PA−PT流れ
を形成する第2切換ファンクション(図では左方向に移
動)に流路を切換えることができる。
【0020】スプールが中立位置にある時、スプール(2
2)の対抗するエッジ部に面取り加工を行い、PA−PT流れ
及びPB−PT流れを開く位置に各々絞り溝(27a) を形成し
た。この面取りの位置と角度等は、要求される流量によ
って決定すればよい。例えば、b図に示すようなVノッ
チ加工による絞り溝(27b) や、c図に示すような全周テ
ーパ加工による絞り溝(27c) や、d図に示すようなエン
ドミル加工による絞り溝(27d) 等の形状を選択すればよ
い。
【0021】以上のように、パイロット弁のスプールで
絞り効果を持たせることによって、汎用的なショックレ
スとなり、調整が不要で取り扱いが容易となるだけでな
く、ユーザー側での誤調整の可能性が解消され、更に専
用の絞り弁と逆止弁との並列回路が不要となり、コスト
ダウンとなる。
【0022】
【発明の効果】本発明は以上説明したとおり、ショック
レス調整の煩わしさや、ユーザーによる調整部を誤調整
する課題を解消し、パイロットラインの絞り弁構造を簡
略化した電磁パイロット切換弁を得ることができるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるショック緩和機能を備えた電磁パ
イロット切換弁の一実施例の構成を示す油圧回路図であ
る。
【図2】本発明による電磁パイロット弁のパイロット弁
スプール形状の例を示す説明図である。
【図3】従来のショック緩和機能を備えた電磁パイロッ
ト切換弁の構成を示す油圧回路図である。
【符号の説明】
(10)…電磁パイロット切換弁、 (11)…パイロット弁、 (12)…主弁、 (13)…第1パイロット流路、 (14)…第2パイロット流路、 (17)…絞り溝、

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソレノイド装置の励磁によってバネ力に
    対抗して切換えられるパイロット弁と、このパイロット
    弁が切換えられたときに導入されるパイロット作動流体
    圧によって切換えられる主弁からなる電磁パイロット切
    換弁において、 前記パイロット弁の弁体に、主弁がバネ力で復帰する際
    にパイロット作動流体圧の導出路を絞る絞り溝が設けら
    れていることを特徴とする電磁パイロット切換弁。
JP7305398A 1998-03-09 1998-03-09 電磁パイロット切換弁 Pending JPH11257504A (ja)

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JP7305398A JPH11257504A (ja) 1998-03-09 1998-03-09 電磁パイロット切換弁

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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