JPH11256554A - プロテクターを備えたゴム堰 - Google Patents

プロテクターを備えたゴム堰

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JPH11256554A
JPH11256554A JP8047698A JP8047698A JPH11256554A JP H11256554 A JPH11256554 A JP H11256554A JP 8047698 A JP8047698 A JP 8047698A JP 8047698 A JP8047698 A JP 8047698A JP H11256554 A JPH11256554 A JP H11256554A
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JP
Japan
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protector
rubber
weir
water channel
rubber weir
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Application number
JP8047698A
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English (en)
Inventor
Noriaki Kiyosaki
典昭 清崎
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Nishida Marine Boiler Co Ltd
Original Assignee
Nishida Marine Boiler Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴム堰の上流側にゴム堰の起伏に追従して起
伏するプロテクターを分割して並設し、分割プロテクタ
ーを任意に剛結することによって、ゴム堰の倒伏中に発
生するVノッチの発生位置及び大きさを任意にコントロ
ールし、併せてゴム堰を保護することにある。 【解決手段】 ゴム堰1の一部に当接した状態でゴム堰
1の起伏に追従して起伏するプロテクター3を、ゴム堰
1の上流側に近接して水路2の幅方向に設けると共に水
路2の幅方向に複数分割し、各分割プロテクター3aを
水路2の長さ方向に可撓性に且つ水路2の幅方向に非可
撓性に構成すると共に、各分割プロテクター3aの水路
2の長さ方向の長さをゴム堰1が完全倒伏状態でゴム堰
1の上面を完全に覆う長さになるように形成し、隣接す
る各分割プロテクター3a同士を剛結8及び非剛結7自
在とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、水路を開閉すべ
く水路に設置され、流体の流入排出により膨縮して起伏
するゴム堰に係り、特に、ゴム堰の上流側にゴム堰の起
伏に追従して起伏するプロテクターを分割して並設し、
分割プロテクターを任意に剛結することによって、ゴム
堰の倒伏中に発生するVノッチの発生位置及び大きさを
任意にコントロールするようにしたプロテクターを備え
たゴム堰に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、用水の取水等のために水路を開閉
すべく水路に設置され、流体例えば空気の流入によって
膨張起立して水路を閉め、流体例えば空気の排出によっ
て縮小倒伏して水路を開く、ゴム堰が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ゴム堰
においては、ゴム堰の倒伏の過程で、つまり、内部の流
体を排出している途中で、ゴム堰の頂部側の一部が局部
的にV字状に変形するVノッチ現象が発生し、Vノッチ
発生箇所から集中して越流水が下流側に放出されて、V
ノッチ発生箇所の下流側水路の底面を局所的に洗掘し
て、水路形状を変えてしまうことがあった。
【0004】また、ゴム堰にあっては、倒伏時に転石に
よって膜表面が磨耗、損傷し易くその耐久性が低下し易
く、又損傷したゴム堰を取替交換するためには、水路を
一時遮断して流れを止めなければならず、非常に面倒で
あり、コストもかかるなどの問題もあった。
【0005】この発明は、上記のような課題に鑑み、そ
の課題を解決すべく創案されたものであって、その目的
とするところは、ゴム堰の上流側にゴム堰の起伏に追従
して起伏するプロテクターを分割して並設し、分割プロ
テクターを任意に剛結することによって、ゴム堰の倒伏
中に発生するVノッチの発生位置及び大きさを任意にコ
ントロールすることができると共に、併せてゴム堰を保
護することのできるプロテクターを備えたゴム堰を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、この発明は、水路を開閉すべく水路に設置され、
流体の流入排出により膨縮して起伏するゴム堰におい
て、該ゴム堰の一部に当接した状態でゴム堰の起伏に追
従して起伏するプロテクターを、ゴム堰の上流側に近接
して水路の幅方向に設けると共に水路の幅方向に複数分
割し、各分割プロテクターを水路の長さ方向に可撓性に
且つ水路の幅方向に非可撓性に構成すると共に、各分割
プロテクターの水路の長さ方向の長さをゴム堰が完全倒
伏状態でゴム堰の上面を完全に覆う長さになるように形
成し、隣接する各分割プロテクター同士を剛結及び非剛
結自在とした手段よりなるものである。
【0007】ここで、好ましい態様として、一部の分割
プロテクターの長さ方向の先端部には、越流水を水切り
するスポイラーが設けられていてもよく、また、隣接す
る分割プロテクター同士を剛結する先端剛結部には、越
流水を水切りするスポイラーが設けられていてもよい。
更に、ゴム堰の概念の中には、ゴム製の材質以外で造ら
れる堰も含まれ、要は内部に封入した流体で膨張して堰
を形成するものは全て含まれる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に記載の発明の実施の
形態に基づいて、この発明をより具体的に説明する。こ
こで、図1は下流側から見たプロテクター及びゴム堰の
正面図、図2は上流側から見たプロテクター及びゴム堰
の正面図、図3は図1のA−A矢視端面図、図4は図1
のB−B矢視端面図、図5は完全倒伏状態のプロテクタ
ー及びゴム堰の端面図、図6は下流側から見たプロテク
ター及びゴム堰の正面図、図7は図6のA−A矢視断面
図である。
【0009】図において、ゴム堰1は、用水の取水等の
ために水路2を開閉すべく水路2の幅方向に設置され、
流体例えば空気の流入によって膨張起伏して水路2を閉
め、流体例えば空気の排出によって縮小倒伏して水路2
を開くもので、例えば膨縮するゴム製袋体1a及びゴム
製袋体1aに流体を供給及び排出する図示しないポン
プ、配管などの機器から構成されている。なお、ゴム堰
1の袋体1aはゴム製でなくてもよい。
【0010】ゴム堰1は倒伏時には水路2の下流側に向
けて倒伏するように、膨縮するゴム製袋体1aの連結側
は水路2の底面2aにアンカー2bなどによって固定さ
れている。アンカー2bで固定されるゴム製袋体1aの
連結側は、ゴム製袋体1aの上流側先端に設けられてい
る。また、ゴム製袋体1aの連結側がアンカー2bで固
定される水路2の底面2aは段差して低くなっている。
【0011】ゴム堰1のゴム製袋体1aは完全に倒伏時
には内部の流体が排出されて水路2の下流側に向けて偏
平状に潰れた状態になり、この場合、ゴム堰1を水路2
に固定するアンカー2bが取付けられる連結側は倒伏時
にはゴム堰1の最上流側となり、起伏時のゴム堰1の頂
部側は倒伏時にはゴム堰1の最下流側となる。
【0012】プロテクター3は、倒伏中にゴム堰1に発
生するVノッチaの大きさ及び発生位置を任意にコント
ロールし、併せて転石bなどによってゴム堰1が損傷す
るのを防ぐために設けられたもので、流体の流入排出に
より膨縮して起伏するゴム堰1に追従して起伏するもの
であり、ゴム堰1の上流側に近接して設けられており、
更にその一部がゴム堰1の一部に常に当接するように設
けられている。
【0013】プロテクター3は水路2の幅方向に取付け
られており、しかも、幅方向に複数に分割された構造か
らなっている。幅方向に複数に分割された各分割プロテ
クター3aは、ゴム堰1同様、倒伏時には水路2の下流
側に向けて倒伏するように、各分割プロテクター3aの
下部連結側は水路2の底面2aにアンカー2bなどによ
って固定されている。即ち、アンカー2b及びアンカー
2bで固定される各分割プロテクター3aの下部連結側
は、倒伏状態で上流側先端になる箇所に設けられてい
る。
【0014】また、幅方向に複数に分割された各分割プ
ロテクター3aは、ゴム堰1の膨縮するゴム製袋体1a
に当接した状態で起伏するように、水路2の長さ方向つ
まり流水方向には撓み易い可撓性の板状構造からなり、
更に流水方向に直角な水路2の幅方向には撓み難い剛性
を有する構造になっている。
【0015】各分割プロテクター3aは、その材質が例
えばゴム製からなる場合には、水路2の幅方向に剛性を
高める補強材例えば金属棒などが複数本取付けられて、
水路2の幅方向の剛性が高められる。又、各分割プロテ
クター3aは、その材質が剛性の高い例えば鋼製からな
る場合には、水路2の長さ方向つまり流水方向に複数箇
所で屈曲自在な構造からなる。
【0016】各分割プロテクター3aは水路2の長さ方
向の長さが、ゴム堰1が完全に倒伏して偏平状態になっ
たときに、転石bなどによってゴム堰1が損傷しないよ
うに、その上面を完全に覆うことができる長さを有して
いる。即ち、各分割プロテクター3a及びゴム堰1が完
全に倒伏状態で、分割プロテクター3aの水路2の長さ
方向の先端がゴム堰1の下流側先端より更に下流側に突
出する長さになっている。
【0017】一部の分割プロテクター3aの水路2の長
さ方向の先端部には、越流水を水路2の幅方向で水切り
するスポイラー4が設けられている。一部の分割プロテ
クター3aの先端部に設けられたスポイラー4は、先端
に向かって除々に例えば肉厚が厚くなるように形成され
ていて、分割プロテクター3aの先端を越流する水流方
向を変化させる役目を果たす。
【0018】先端部にスポイラー4が設けられた分割プ
ロテクター3aと、スポイラー4がない分割プロテクタ
ー3aとでは、越流水の水流方向が変化して、水路2の
幅方向で越流水の水切りが行われ、水切り箇所から大気
が越流箇所の下方に流入して、越流箇所の下方の圧力を
大気圧にして負圧になるのが防がれて、負圧に起因して
発生するゴム堰1の振動が防止される。
【0019】各分割プロテクター3aの幅方向の両側部
には、隣接する分割プロテクター3a同士を剛結するた
めの剛結部5がそれぞれ設けられていて、剛結部5で剛
結された隣接する分割プロテクター3a同士はその箇所
で水路2の幅方向に折れ曲がることなく一体の剛結状態
となる。
【0020】剛結部5の構造は、分割プロテクター3a
の片面側つまりゴム堰1と当接しない水路2の上流側に
面している側に突出する例えば突起片、各突起片に水路
の幅方向に形成された例えば剛結孔、隣接する2個の突
起片の剛結孔に挿通されて両者を剛結する例えば剛結ボ
ルト及びナットなどから構成されている。この上流側に
突出する突起片は水路2を流れる水流を整流させる整流
板としての機能を果たすこともある。
【0021】また、プロテクター3を構成する全ての分
割プロテクター3aが、その先端部にスポイラー4が設
けられていないものを使用する場合には、隣接する分割
プロテクター3a同士を剛結する先端の剛結部5には、
越流水を水切りするスポイラー6が設けられている。ス
ポイラー6は前記のスポイラー4と同様に、先端に向か
って除々に例えば肉厚が厚くなるように形成され、又幅
広に形成されていて、隣接部側の分割プロテクター3a
の先端を越流する水流方向を変化させる役目を果たす。
【0022】次に、上記発明の実施の形態の構成に基づ
く作用について以下説明する。起立して水路2を閉じて
いたゴム堰1を倒伏させて水路2を開く場合には、ゴム
堰1の内部の流体例えば空気を、図示しないポンプ及び
配管を利用して大気中に排出させる。
【0023】ゴム堰1の内部の空気が排出され始める
と、膨張していたゴム堰1は次第に収縮し始めて、ゴム
堰1は水路2の下流側に向けて倒伏し始める。ゴム堰1
の倒伏に追従してプロテクター3も下流側に向けて倒伏
し始める。
【0024】この場合において、図8に示すように、倒
伏中のゴム堰1に所望の1箇所でVノッチaを発生させ
たい場合には、その箇所に対応する分割プロテクター3
a同士を予め非剛結7つまり折れ曲がり可能状態又は非
連結状態にし、これ以外の隣接する分割プロテクター3
a同士を剛結8つまり折れ曲がらない状態に連結してお
く。
【0025】ゴム堰1の倒伏に追従して下流側に倒伏す
るプロテクター3は、上流側の水圧によって非剛結7の
箇所で折れ曲がり始めて、下流側に向かってV字状に突
出し始める。プロテクター3の下流側に向かってV字状
に突出する部分がその箇所に対応する箇所のゴム堰1の
ゴム製袋体1aの表面を押圧する。その結果、ゴム堰1
のゴム製袋体1aはその箇所が窪み始める。
【0026】そして、その窪み始めた箇所から越流し始
めるために、その窪み始めた箇所には水流が集中して水
圧が高まりゴム製袋体1aを更に押圧するため、ゴム製
袋体1aはますますその窪みが大きくなり、その相乗作
用によって、その箇所にVノッチaが形成されることに
なる。このようにして、ゴム堰1の所望の1箇所にVノ
ッチaを形成させることが可能となる。
【0027】また、図9に示すように、倒伏中のゴム堰
1の所望の2箇所でVノッチaを発生させて、Vノッチ
aの大きさを小さくして分散させたい場合には、その2
箇所に対応する2箇所の分割プロテクター3a同士を予
め非剛結7つまり折れ曲がり可能状態又は非連結状態に
し、これ以外の隣接する分割プロテクター3a同士を剛
結8つまり折れ曲がらない状態に連結しておく。
【0028】ゴム堰1の倒伏に追従して下流側に倒伏す
るプロテクター3は、上流側の水圧によって非剛結7の
2箇所で折れ曲がり始めて、下流側に向かってV字状に
突出し始める。プロテクター3の下流側に向かってV字
状に突出する2箇所の部分がその箇所に対応する2箇所
のゴム堰1のゴム製袋体1aの表面を押圧する。その結
果、ゴム堰1のゴム製袋体1aはその2箇所で窪み始め
る。
【0029】そして、その窪み始めた2箇所から越流し
始めるために、その窪み始めた2箇所には水流が集中し
て水圧が高まりゴム製袋体1aを更に押圧するため、ゴ
ム製袋体1aはますますその窪みが大きくなり、その相
乗作用によって、その2箇所にVノッチaが形成される
ことになる。このようにして、ゴム堰1の所望の2箇所
にVノッチaを形成させることが可能となる。
【0030】また、図10に示すように、倒伏中のゴム
堰1で急激なVノッチを発生させず、緩やかなVノッチ
aを発生させたい場合には、全ての分割プロテクター3
a同士を予め非剛結7つまり折れ曲がり可能状態又は非
連結状態にしておく。
【0031】ゴム堰1の倒伏に追従して下流側に倒伏す
るプロテクター3は、上流側の水圧によって非剛結7の
全ての箇所で折れ曲がり始めて、下流側に向かって緩や
かなV字状に突出し始める。プロテクター3の下流側に
向かって緩やかなV字状に突出する全ての箇所の部分が
その箇所に対応する箇所のゴム堰1のゴム製袋体1aの
表面を押圧する。そして、ゴム堰1のゴム製袋体1aは
その箇所で緩やかに窪み始める。
【0032】その結果、ゴム堰1の真ん中を中心として
その両側に対称な緩やかVノッチaが形成されることに
なる。このようにして、ゴム堰1の真ん中に緩やかなV
ノッチaを形成させて、Vノッチaを分散させて小さく
して緩和させることが可能となる。
【0033】なお、この発明は上記発明の実施の形態に
限定されるものではなく、この発明の精神を逸脱しない
範囲で種々の改変をなし得ることは勿論である。
【0034】
【発明の効果】以上の記載より明らかなように、この発
明に係るプロテクターを備えたゴム堰によれば、水路を
開閉すべく水路に設置され、流体の流入排出により膨縮
して起伏するゴム堰において、該ゴム堰の一部に当接し
た状態でゴム堰の起伏に追従して起伏するプロテクター
を、ゴム堰の上流側に近接して水路の幅方向に設けると
共に水路の幅方向に複数分割し、各分割プロテクターを
水路の長さ方向に可撓性に且つ水路の幅方向に非可撓性
に構成すると共に、各分割プロテクターの水路の長さ方
向の長さをゴム堰が完全倒伏状態でゴム堰の上面を完全
に覆う長さになるように形成し、隣接する各分割プロテ
クター同士を剛結及び非剛結自在としたことにより、各
分割プロテクターを任意に剛結することによって、ゴム
堰の倒伏中に発生するVノッチの発生位置を任意にコン
トロールすることが可能になる。また、分割プロテクタ
ー同士の非剛結箇所を複数にすることによって、複数の
非剛結箇所でVノッチをそれぞれ発生させて、一箇所で
Vノッチを発生させる場合に比べてVノッチの大きさを
分散させて小さくすることができる。
【0035】このように、ゴム堰の倒伏中に発生するV
ノッチの発生位置およびその大きさを任意にコントロー
ルすることができ、Vノッチに起因してゴム堰の特定箇
所が局所的に磨耗して破損して使用不能状態に陥ったり
特定箇所の水路の底面が局所的に洗掘されるのを防ぐこ
とができる。
【0036】これと相俟って、転石などによってゴム堰
が直接損傷するのをプロテクターによって保護して防ぐ
ことができるので、ゴム堰の耐久性を高めることがで
き、しかも、磨耗したプロテクターを取替交換する場
合、プロテクターは分割されているので、磨耗した一部
の分割プロテクターのみを取替交換すればよく、取替交
換作業を非常に簡単に且つ容易にすることができる。
【0037】また、請求項2のように、一部の分割プロ
テクターの長さ方向の先端部に越流水を水切りするスポ
イラーが設けられている場合には、越流部の下方にも大
気が十分に流入して、越流部の下方側が負圧になるのを
防ぐことができ、これにより、越流部の下方側が負圧に
なることに起因して発生するゴム堰の振動を防ぐことが
できる。
【0038】また、請求項3のように、隣接する分割プ
ロテクター同士を剛結する先端剛結部に越流水を水切り
するスポイラーが設けられている場合には、上記の請求
項2と同様な効果を有すると共に、一部の分割プロテク
ターの長さ方向の先端部にスポイラーを設ける必要がな
く、その分、異なる種類の分割プロテクターを削減で
き、分割プロテクターの製造コストを廉価にすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す下流側から見たプ
ロテクター及びゴム堰の正面図である。
【図2】この発明の実施の形態を示す上流側から見たプ
ロテクター及びゴム堰の正面図である。
【図3】図1のA−A矢視端面図である。
【図4】図1のB−B矢視端面図である。
【図5】この発明の実施の形態を示す完全倒伏状態のプ
ロテクター及びゴム堰の端面図である。
【図6】この発明の他の実施の形態を示す下流側から見
たプロテクター及びゴム堰の正面図である。
【図7】図6のA−A矢視断面図である。
【図8】この発明の実施の形態の作用を示す下流側から
見たプロテクター及びゴム堰の正面図である。
【図9】この発明の実施の形態の作用を示す下流側から
見たプロテクター及びゴム堰の正面図である。
【図10】この発明の実施の形態の作用を示す下流側か
ら見たプロテクター及びゴム堰の正面図である。
【符号の説明】
1 ゴム堰 1a ゴム製袋体 2 水路 2a 底面 2b アンカー 3 プロテクター 3a 分割プロテクター 4 スポイラー 5 剛結部 6 スポイラー 7 非剛結 8 剛結 a Vノッチ b 転石

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水路を開閉すべく水路に設置され、流体
    の流入排出により膨縮して起伏するゴム堰において、該
    ゴム堰の一部に当接した状態でゴム堰の起伏に追従して
    起伏するプロテクターを、ゴム堰の上流側に近接して水
    路の幅方向に設けると共に水路の幅方向に複数分割し、
    各分割プロテクターを水路の長さ方向に可撓性に且つ水
    路の幅方向に非可撓性に構成すると共に、各分割プロテ
    クターの水路の長さ方向の長さをゴム堰が完全倒伏状態
    でゴム堰の上面を完全に覆う長さになるように形成し、
    隣接する各分割プロテクター同士を剛結及び非剛結自在
    としたことを特徴とするプロテクターを備えたゴム堰。
  2. 【請求項2】 一部の分割プロテクターの長さ方向の先
    端部には、越流水を水切りするスポイラーが設けられて
    いる請求項1記載のプロテクターを備えたゴム堰。
  3. 【請求項3】 隣接する分割プロテクター同士を剛結す
    る先端剛結部には、越流水を水切りするスポイラーが設
    けられている請求項1記載のプロテクターを備えたゴム
    堰。
JP8047698A 1998-03-11 1998-03-11 プロテクターを備えたゴム堰 Pending JPH11256554A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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