JPH11255536A - 残光性を有するガラス - Google Patents

残光性を有するガラス

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JPH11255536A
JPH11255536A JP6093698A JP6093698A JPH11255536A JP H11255536 A JPH11255536 A JP H11255536A JP 6093698 A JP6093698 A JP 6093698A JP 6093698 A JP6093698 A JP 6093698A JP H11255536 A JPH11255536 A JP H11255536A
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JP
Japan
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glass
afterglow
mol
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activator
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JP6093698A
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Kazuyuki Hirao
一之 平尾
Masumi Ishikawa
真澄 石川
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Nemoto and Co Ltd
Japan Science and Technology Agency
Original Assignee
Nemoto and Co Ltd
Japan Science and Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓄光性を有するガラスを提供する。 【解決手段】 CaO、SrOからなる群から選ばれる
少なくとも1つ以上の化合物と、Al2 3 、B
2 3 、及びSiO2 からなる群から選ばれる少なくと
も1つ以上の化合物とを主成分とするガラス組成物であ
って、附活剤としてユーロピウムをそのガラス組成物の
合計に対するモル%で0.001%以上、10%以下添
加し、さらに共附活剤としてネオジム、ランタン、セリ
ウム、プラセオジウム、サマリウム、ガドリニウム、テ
ルビウム、ジスプロシウム、ホルミウム、エルビウム、
ツリウム、イッテルビウム、ルテチウムからなる群の少
なくとも1つ以上の元素をそのガラス組成物の合計に対
するモル%で0.001%以上、10%以下添加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は残光性を有するガラ
ス、更に詳しくは蓄光性蛍光体をガラス成分中に付加す
ることによって、ガラスに照射した光を蓄光し、照射の
終了後においても発光を続ける残光性を有するガラスに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、光の照射を停止した後にも発
光を続ける蓄光性蛍光体が知られている。原理的には、
光エネルギーをトラップ中に取り込んでおき、その光エ
ネルギーをトラップ中から徐々に放出することによって
残光となるものである。このような蓄光性蛍光体として
は、古くはZnS:Cuが広く用いられていたが、近
年、特開平7−11250号公報等に記載されたよう
に、MAl24(MはCa,Sr,Baのいずれか1以
上)にEuを賦活させ、同時に希土類元素を共賦活させ
た蓄光性蛍光体が提供されている。
【0003】このような蓄光性蛍光体は、それ以前の硫
化物蛍光体に比べて長時間高輝度を維持すると共に、化
学的にも安定なものであった。そしてこのような蓄光性
蛍光体が時計の文字盤等を含めて広く用いられるように
なってきたものである。そしてこのような蓄光性蛍光体
は、塗料として、あるいはプラスチック等に混入され
て、使用されてきた。
【0004】一方生活の中で多く使用されているガラス
は、非晶質ゆえ結晶構造を持たず、したがってトラップ
を形成することができなかったので、蓄光性蛍光体のよ
うな残光性を持たせたものは提供されていなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、種々
の研究の結果、蓄光性を有するガラスを提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ために、本発明のうち請求項1記載の発明は、CaO、
SrOからなる群から選ばれる少なくとも1つ以上の化
合物と、Al2 3 、B2 3 、及びSiO2 からなる
群から選ばれる少なくとも1つ以上の化合物とを主成分
とするガラス組成物であって、附活剤としてユーロピウ
ムをそのガラス組成物の合計に対するモル%で0.00
1%以上、10%以下添加し、さらに共附活剤としてネ
オジム、ランタン、セリウム、プラセオジウム、サマリ
ウム、ガドリニウム、テルビウム、ジスプロシウム、ホ
ルミウム、エルビウム、ツリウム、イッテルビウム、ル
テチウムからなる群の少なくとも1つ以上の元素をその
ガラス組成物の合計に対するモル%で0.001%以
上、10%以下添加したことを特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明は、CaO、SrOか
らなる群から選ばれる少なくとも1つ以上の化合物と、
Al2 3 、B2 3 、及びSiO2 からなる群から選
ばれる少なくとも1つ以上の化合物とを主成分とするガ
ラス組成物であって、附活剤としてユーロピウムをその
ガラス組成物の合計に対するモル%で0.001%以
上、10%以下添加し、さらに共附活剤としてネオジ
ム、ジスプロシウムからなる群の少なくとも1つ以上の
元素をそのガラス組成物の合計に対するモル%で0.0
01%以上、10%以下添加したことを特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明は、CaO、Al2
3 及びSiO2 を主成分とするガラス組成物であって、
附活剤としてユーロピウムをそのガラス組成物の合計に
対するモル%で0.001%以上、10%以下添加し、
さらに共附活剤としてネオジムをそのガラス組成物の合
計に対するモル%で0.001%以上、10%以下添加
したことを特徴とする。
【0009】請求項4記載の発明は、SrO、Al2
3 及びSiO2 を主成分とするガラス組成物であって、
附活剤としてユーロピウムをそのガラス組成分の合計に
対するモル%で0.001%以上、10%以下添加し、
さらに共附活剤としてジスプロシウムをそのガラス組成
物の合計に対するモル%で0.001%以上、10%以
下添加したことを特徴とする。
【0010】請求項5記載の発明は、CaO、Al2
3 及びB2 3 を主成分とするガラス組成物であって、
附活剤としてユーロピウムをそのガラス組成物の合計に
対するモル%で0.001%以上、10%以下添加し、
さらに共附活剤としてジスプロシウムをそのガラス組成
物の合計に対するモル%で0.001%以上、10%以
下添加したことを特徴とする。
【0011】いずれの発明も、ガラス組成物と、ユーロ
ピウム(酸化ユーロピウムの形で)及び他の希土類元素
(酸化物の形で)とを、カーボンルツボに入れ、還元雰
囲気中で加熱溶融させることによって、ガラスとして得
ることができる。もちろん他の手段によってガラス化さ
せることも可能である。またガラス組成物中で、CaO
及びSrOの合計を、0.05モル〜0.6モルの範囲
とすることが望ましいことがわかった。更に最適範囲と
しては、0.1〜0.55モルの範囲であり、実用上で
は0.2〜0.5モルの範囲である。
【0012】
【実施例】以下、複数の実施例にしたがって、本発明を
説明する。 実施例1(CaO−Al2 3 −SiO2 系緑色残光ガ
ラス) CaOを0.261モル、Al2 3 を0.092モ
ル、SiO2 を0.647モル混合し、この全量に対し
Eu2 3 を0.0005モル及びNd2 3 を0.0
005モル添加、混合し試料とした(試料1)。
【0013】この試料をカーボンルツボに入れ、水素−
アルゴンガス雰囲気中において1550℃で2時間加
熱、溶融し蛍光性、残光性を有するガラスを得た。この
ようにして得られた残光性ガラスは365nmで励起し
た場合の発光スペクトルは図1のとおり、発光領域を、
420nmから650nmにもち、肉眼では緑色と視認
される。
【0014】又、残光特性について23ワットの紫外線
ランプにて30秒間励起し、その後の残光性を輝度測定
装置で計測した結果を図2にを示す。以上より、輝度が
0.64mcd/m2 まで減衰するのに要する時間が6
0分である。なお同一のガラスであっも励起条件を変更
することによって、前記減衰時間を延長させることが可
能である。 実施例2(CaO−Al2 3 −SiO2 系緑色残光ガ
ラス) CaOを0.4モル、Al2 3 を0.3モル、SiO
2 を0.3モル混合し、この全量に対しEu2 3
0.0005モル及びDy2 3 を0.0005モル添
加、混合し試料とした(試料2)。
【0015】この試料をカーボンルツボに入れ、水素−
アルゴンガス雰囲気中において1550℃で2時間加
熱、溶融し蛍光性、残光性を有するガラスを得た。この
ようにして得られた残光性ガラスは365nmで励起し
た場合の発光スペクトルは図3のとおり、発光領域を、
420nmから600nmにもち、肉眼では緑色と視認
される。
【0016】又、残光特性について23ワットの紫外線
ランプにて30秒間励起し、その後の残光性を輝度測定
装置で計測した結果を図4にを示す。以上より、輝度が
1.23mcd/m2 まで減衰するのに要する時間が6
00秒である。なお同一のガラスであっも励起条件を変
更することによって、前記減衰時間を延長させることが
可能である。 実施例3(CaO−Al2 3 −SiO2 系緑色残光ガ
ラス) CaOを0.285モル、Al2 3 を0.056モ
ル、SiO2 を0.659モル混合し、この全量に対
し、Eu2 3 及びNd2 3 を「表1」のとおり添
加、混合し試料とした。(試料3−1〜3−8) この試料をカーボンルツボに入れ、水素−窒素ガス雰囲
気中において1650℃で2時間加熱、溶融し蛍光性、
残光性を有するガラスを得た。
【0017】
【表1】
【0018】このようにして得られた残光性ガラスのう
ち、試料3−3の残光性ガラスの発光領域は、365n
mの紫外線で励起した場合は図5のとおり400nmか
ら620nmにもち、肉眼では緑色と視認される。ま
た、残光特性について23ワットの紫外線ランプにて3
0秒間励起し、その後の残光を輝度測定装置で計測した
結果を図6にを示す。
【0019】以上より、輝度が1.07mcd/m2
で減衰するのに要する時間が60分である。なお同一の
ガラスであっも励起条件を変更することによって、前記
減衰時間を延長させることが可能である。更に、他の試
料である、3−1,3−2,3−4,3−5,3−6,
3−7,3−8はいずれも、3−3と同一形状の発光ス
ペクトルを有していた。
【0020】また残光特性に関しては、図を用いての説
明は省略するものの、試料3−3に比べて、試料3−2
はほぼ同一の特性を示し、試料3−1,3−4はほぼ半
分程度の輝度特性を示した。更に試料3−5,3−6,
3−7,3−8は、酸化ユーロピウム、酸化ネオジムの
添加量が増加したことにより、ガラスが不透明となり、
残光特性も低下したことが確認されている。ただ、残光
は確認されている。
【0021】更に、Eu2 3 及びNd2 3をそれぞ
れ0.000005モルづつ添加した場合、及び0.0
5モルづつ添加した場合であっても残光性が確認され
た。ただ、実用的には、ユーロピウムあるいはネオジム
が、ガラス組成物の合計に対するモル%で、0.01〜
0.3%程度の範囲であることが望ましいことがわかっ
た。 実施例4(CaO−Al2 3 −SiO2 系黄色残光ガ
ラス) CaOを0.471モル、Al2 3 を0.075モ
ル、SiO2 を0.454モル混合し、この全量に対し
Eu2 3 を0.0002モル及びNd2 3 を0.0
002モル添加、混合し試料とした。(試料4) この試料をカーボンルツボに入れ、水素−窒素ガス雰囲
気中において1650℃で2時間加熱、溶融し残光性を
有するガラスを得た。
【0022】このようにして得られた残光性ガラスは3
65nmで励起した場合の発光スペクトルは図7のとお
り、420nmから700nm以上にもち、肉眼では黄
色と視認される。又、残光特性について23ワットの紫
外線ランプにて30秒間励起し、その後の残光を輝度測
定装置で計測した結果を図8にを示す。
【0023】図より、輝度が0.95mcd/m2 まで
減衰するのに要する時間が10分である。なお同一のガ
ラスであっも励起条件を変更することによって、前記減
衰時間を延長させることが可能である。 実施例5(CaO−Al2 3 −SiO2 系黄色残光ガ
ラス) CaOを0.431モル、Al2 3 を0.125モ
ル、SiO2 を0.444モル混合し、この全量に対し
Eu2 3 を0.0005モル及びNd2 3 を0.0
005モル添加、混合したものを試料5とした。
【0024】この試料をカーボンルツボに入れ、水素−
アルゴンガス雰囲気中において1550℃で2時間加
熱、溶融し残光性を有するガラスを得た。このようにし
て得られた残光性ガラスは365nmで励起した場合の
発光スペクトルは図9のとおり、420nmから700
nm以上にもち、肉眼では黄色と視認される。
【0025】又、残光特性について23ワットの紫外線
ランプにて30秒間励起し、その後の残光を輝度測定装
置で計測した結果を図10にを示す。図より、輝度が
0.32mcd/m2 まで減衰するのに要する時間が5
分である。なお同一のガラスであっも励起条件を変更す
ることによって、前記減衰時間を延長させることが可能
である。 実施例6(SrO−Al2 3 −SiO2 系緑色残光ガ
ラス) SrO、Al2 3 及びSiO2 を「表2」のとおり混
合し、さらにこの全量に対しEu2 3 及びDy2 3
を同表のとおり添加、混合し試料6−1〜6−4とし
た。
【0026】この試料をカーボンルツボに入れ、水素−
アルゴンガス雰囲気中において1550℃で2時間加
熱、溶融し残光性を有するガラスを得た。
【0027】
【表2】
【0028】このようにして得られた残光性ガラスのう
ち、試料6−3に示した残光性ガラスは、365nmで
励起した場合の発光スペクトルは図11のとおり、43
0nmから630nmにもち、肉眼では緑色と視認され
る。又、残光特性について23ワットの紫外線ランプに
て30秒間励起し、その後の残光を輝度測定装置で計測
した結果を図12にを示す。
【0029】図より、輝度が1.02mcd/m2 まで
減衰するのに要する時間が480秒である。なお同一の
ガラスであっも励起条件を変更することによって、前記
減衰時間を延長させることが可能である。更にグラフに
は示さないものの、試料6−1,6−2,6−4の残光
輝度と減衰時間を表3に示す。
【0030】
【表3】
【0031】試料6−1と試料6−3とを比較すると、
ガラス成分が同一であるにも係わらず6−3の方が残光
特性に優れていることがわかる。このことは、酸化ユー
ロピウム、酸化ネオジムの添加量が増加したことによ
り、ガラスが不透明となり、残光特性が低下したものと
思われる。 実施例7(CaO−Al2 3 −B2 3 系緑色残光ガ
ラス) CaOを0.4モル、Al2 3 を0.3モル、B2
3 を0.3モル混合し、この全量に対しEu2 3
0.0025モル及びDy2 3 を0.0025モル添
加、混合し試料とした。(試料7) この試料をカーボンルツボに入れ、水素−アルゴンガス
雰囲気中において1550℃で2時間加熱、溶融し残光
性を有するガラスを得た。
【0032】このようにして得られた残光性ガラス(試
料7)は365nmで励起した場合の発光スペクトルは
図13のとおり、440nmから630nmにもち、肉
眼では緑色と視認される。又、残光特性について23ワ
ットの紫外線ランプにて30秒間励起し、その後の残光
を輝度測定装置で計測した結果を図14にを示す。
【0033】図より、輝度が0.41mcd/m2 まで
減衰するのに要する時間が75秒である。なお同一のガ
ラスであっも励起条件を変更することによって、前記減
衰時間を延長させることが可能である。更に以上の説明
では、SrO、CaOについてはいずれか一種を添加し
た場合を例として説明したが、双方を添加しても残光は
確認された。
【0034】CaOを0.2モル、SrOを0.2モ
ル、Al2 3 を0.3モル、SiO 2 を0.3モル混
合し、この全量に対しEu2 3 を0.0005モル及
びDy 2 3 を0.0005モル添加、混合した場合に
は、365nmで励起した場合の発光スペクトルは図3
と図13との平均のような数値となり、残光特性も図4
と図14との中間のような数値として現れた。
【0035】また、Al2 3 、B2 3 、及びSiO
2 に関しては、1種あるいは2種の組合せを示したが、
3種組み合わせても残光は確認された。更に、CaO、
SrOからなる群から選ばれる少なくとも1つ以上の化
合物は、各実施例において、0.261モル〜0.47
2モルの間で示した。このことも実験の結果、0.05
モル〜0.6モルの範囲とすることが望ましいことがわ
かった。更に最適範囲としては、0.1〜0.55モル
の範囲であり、実用上では0.2〜0.5モルの範囲で
ある。
【0036】更に以上の説明では、共附活剤としてネオ
ジム及びジスプロシウムを例としたが、ランタン、セリ
ウム、プラセオジウム、サマリウム、ガドリニウム、テ
ルビウム、ホルミウム、エルビウム、ツリウム、イッテ
ルビウム、ルテチウムの郡から選ばれる少なくとも1つ
以上の化合物を共附活剤として用いると、残光特性の大
小はあるものの、いずれも残光性を確認することができ
た。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、蓄光性
を有するガラスを提供したものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】試料1の残光ガラスの発光スペクトルを示した
ものである。
【図2】試料1の残光ガラスの残光特性を示したもので
ある。
【図3】試料2の残光ガラスの発光スペクトルを示した
ものである。
【図4】試料2の残光ガラスの残光特性を示したもので
ある。
【図5】試料3の残光ガラスの発光スペクトルを示した
ものである。
【図6】試料3の残光ガラスの残光特性を示したもので
ある。
【図7】試料4の残光ガラスの発光スペクトルを示した
ものである。
【図8】試料4の残光ガラスの残光特性を示したもので
ある。
【図9】試料5の残光ガラスの発光スペクトルを示した
ものである。
【図10】試料5の残光ガラスの残光特性を示したもの
である。
【図11】試料6の残光ガラスの発光スペクトルを示し
たものである。
【図12】試料6の残光ガラスの残光特性を示したもの
である。
【図13】試料7の残光ガラスの発光スペクトルを示し
たものである。
【図14】試料7の残光ガラスの残光特性を示したもの
である。
フロントページの続き (72)発明者 石川 真澄 東京都杉並区上荻1−15−1丸三ビル 根 本特殊化学株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】CaO、SrOからなる群から選ばれる少
    なくとも1つ以上の化合物と、Al2 3 、B2 3
    及びSiO2 からなる群から選ばれる少なくとも1つ以
    上の化合物とを主成分とするガラス組成物であって、附
    活剤としてユーロピウムをそのガラス組成物の合計に対
    するモル%で0.001%以上、10%以下添加し、さ
    らに共附活剤としてネオジム、ランタン、セリウム、プ
    ラセオジウム、サマリウム、ガドリニウム、テルビウ
    ム、ジスプロシウム、ホルミウム、エルビウム、ツリウ
    ム、イッテルビウム、ルテチウムからなる群の少なくと
    も1つ以上の元素をそのガラス組成物の合計に対するモ
    ル%で0.001%以上、10%以下添加したことを特
    徴とする残光性を有するガラス。
  2. 【請求項2】CaO、SrOからなる群から選ばれる少
    なくとも1つ以上の化合物と、Al2 3 、B2 3
    及びSiO2 からなる群から選ばれる少なくとも1つ以
    上の化合物とを主成分とするガラス組成物であって、附
    活剤としてユーロピウムをそのガラス組成物の合計に対
    するモル%で0.001%以上、10%以下添加し、さ
    らに共附活剤としてネオジム、ジスプロシウムからなる
    群の少なくとも1つ以上の元素をそのガラス組成物の合
    計に対するモル%で0.001%以上、10%以下添加
    したことを特徴とする残光性を有するガラス。
  3. 【請求項3】CaO、Al2 3 及びSiO2 を主成分
    とするガラス組成物であって、附活剤としてユーロピウ
    ムをそのガラス組成物の合計に対するモル%で0.00
    1%以上、10%以下添加し、さらに共附活剤としてネ
    オジムをそのガラス組成物の合計に対するモル%で0.
    001%以上、10%以下添加したことを特徴とする残
    光性を有するガラス。
  4. 【請求項4】SrO、Al2 3 及びSiO2 を主成分
    とするガラス組成物であって、附活剤としてユーロピウ
    ムをそのガラス組成分の合計に対するモル%で0.00
    1%以上、10%以下添加し、さらに共附活剤としてジ
    スプロシウムをそのガラス組成物の合計に対するモル%
    で0.001%以上、10%以下添加したことを特徴と
    する残光性を有するガラス。
  5. 【請求項5】CaO、Al2 3 及びB2 3 を主成分
    とするガラス組成物であって、附活剤としてユーロピウ
    ムをそのガラス組成物の合計に対するモル%で0.00
    1%以上、10%以下添加し、さらに共附活剤としてジ
    スプロシウムをそのガラス組成物の合計に対するモル%
    で0.001%以上、10%以下添加したことを特徴と
    する残光性を有するガラス。
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