JPH11253717A - 非ハロゲン難燃・耐熱フィルター - Google Patents
非ハロゲン難燃・耐熱フィルターInfo
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- JPH11253717A JPH11253717A JP8254098A JP8254098A JPH11253717A JP H11253717 A JPH11253717 A JP H11253717A JP 8254098 A JP8254098 A JP 8254098A JP 8254098 A JP8254098 A JP 8254098A JP H11253717 A JPH11253717 A JP H11253717A
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Abstract
自己消火すると共に、発生する煙にハロゲンガスを含ま
ず、環境に悪影響を及ぼさないフィルターを提供する。 【解決手段】 塩素など、ハロゲンを全く含有しない素
材の組み合わせによるフィルターの製作を基本としてウ
ェブ素材、バインダー及び難燃剤等の成分を選択し、セ
ルロース繊維10〜80%、アクリル繊維(90−α)
%〜(20−α)%、熱溶融性熱可塑性繊維α%(但し
αは0〜15)からなるハロゲンを含まない繊維ウェブ
を、リン系難燃剤を添加したハロゲン無含有の熱可塑性
樹脂を主体とするバインダーで結合してなる、圧力圧損
が40Pa以下である非ハロゲン難燃・耐熱フィルター
である。
Description
体もしくは煙などのコロイド微粒子を捕集するフィルタ
ーの改良に係り、詳しくはレンジフード、換気扇フィル
ターを始め、特に火炎や電熱ヒータとの熱源に近接した
用途に実用される非ハロゲン難燃・耐熱フィルターに関
するものである。
ルターとしてはポリクラールや難燃アクリル、難燃性レ
ーヨンその他難燃合成繊維からなるウェブや、各種の繊
維からなるウェブに難燃性のバインダーや、更にバイン
ダーに難燃剤を添加したものが数多く実用されている。
そして、これらの多くは難燃化の手段として一般に塩素
系その他のハロゲン系の難燃剤が多く用いられている。
ラール繊維あるいは難燃アクリル繊維を主体としたフィ
ルターの多くは塩素系成分や改質材を含んでおり、ま
た、難燃セルロース繊維を主体とする繊維ウェブを難燃
性熱可塑性樹脂により結合したフィルターにおいては、
熱風や炎にさらされた時に煙を多く発生する問題があ
り、かつこれらには塩素含有の組成をもつものが多くみ
られる。しかも、上記難燃化手段として用いられている
ハロゲン系難燃剤などは最近、社会問題として採り上げ
られている環境汚染の原因となる可能性を含んでいる。
解決すべく本発明者らは種々の検討を重ね、その結果、
通常のフィルターとしての濾過性能をもち、かつ難燃、
耐熱の性能は所定の基準を満たし火炎との接触によって
部分的に燃焼することによる燃焼気体中には全く塩素を
含まないこと、即ち、これまでに使用された塩素その他
のハロゲン系難燃剤及びこれらを含む改質繊維あるいは
バインダーを全く使用しないフィルターの開発をはかる
ことを課題とし、フィルターが炎に曝されてもフィルタ
ー自体自己消火すると共に、発生する煙にハロゲンガス
を含まず、環境に悪影響を及ぼさないフィルターを提供
することを目的とする。
課題を解決するための本発明は、塩素など、ハロゲンを
全く含有しない素材の組み合わせによるフィルターの製
作を基本としてウェブ素材、バインダー及び難燃剤等の
成分を選択した。即ち、ウェブ素材としてはセルロース
繊維、アクリル及び必要に応じポリエステル等、在来の
汎用素材の中からハロゲンを含まないファイバーを選択
した。またバインダーは用途性能に応じて多様な選択が
あるが、主として水溶性又は水分散性の汎用バインダー
の中でハロゲンを含まない材料を用いた。また、難燃剤
としてはリン系化合物に限定し、前記ウェブ素材の構成
に適合する加工剤を選択した。
0%、アクリル繊維90−α%〜20−α%、熱溶融性
熱可塑性繊維α%からなるハロゲンを含まない繊維ウェ
ブを素材とし、これをリン系難燃剤を添加したハロゲン
無含有熱可塑性樹脂を主体とする樹脂で結合し、圧力圧
損を40Pa以下に形成せしめたフィルターを特徴とす
る。
/m2 〜100g/m2 の場合であり、この場合には目
付に応じてセルロース繊維の混率を増加することが望ま
しく、セルロース繊維の混率をC%とするとき目付数W
g/m2 に対しC≧1.4W−60の範囲とすることが
好適である。
m2 以上の場合で、この場合にはセルロース繊維を80
%含み、アクリル繊維(20−α)%、熱溶融性熱可塑
性繊維α%(但し、αは0〜15)からなるハロゲンを
含まない繊維ウェブとし、これをリン系難燃剤を添加し
たハロゲン無含有の熱可塑性樹脂を主体とするバインダ
ーで結合させることが好適である。
は、ハロゲンを含まない繊維であり、通常、ポリエステ
ル繊維(PET繊維)が用いられる。この繊維は0〜1
5%の繊維で配合するのが良好である。また、バインダ
ーとしては熱可塑性樹脂がポリアクリル酸エステル又は
その誘導体、ポリウレタン樹脂又はその誘導体、ジエン
系ゴムラテックス、ポリプロピレン及びポリエチレン誘
導体、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリア
セタール、EVAの単体又はその混合物であることが好
ましく、これに熱硬化性樹脂及び架橋剤としてメラミン
系、マレイン酸誘導体、グリジルエーテル系等を添加す
ることも可能である。
剤としてはフォスフォン酸エステル、燐酸グワニール尿
素、リン酸グアニジン系、トリス(2カルバモイルエチ
ル)ホスフィン、トリス(2カルバモイルエチル)ホス
オキサイド(商品名としてPyrovatex C
P)、ポリリン酸アンモニウム、リン酸尿素、アルキル
ホスフェイトのいずれか或いはその混合物であり、これ
らは完成フィルターの重量に対しリン(P)の量が1.
0%以上、好ましくは1.2%以上、更に好ましくは
1.5%以上付加される。なかでも、特にフォスフォン
酸エステルとリン酸グアニジン系との組み合わせは最も
実用的であり、かつ有効である。
形態について更に詳述する。
ース繊維を10〜80%、アクリル繊維を90−α%〜
20−α%、更にハロゲンを含まない熱溶融性熱可塑性
繊維を0〜15%の範囲内でα%含み構成せしめたウェ
ブをリン系難燃剤を添加したハロゲン無含有の熱可塑性
樹脂を主体とする樹脂で結合し、圧力圧損40Pa以下
に形成したものである。特に目付が50〜100g/m
2 の範囲ではセルロース繊維の混率を高め、該混率C%
を目付数Wg/m2 に対しC≧1.4W−60の式を満
足する範囲とすることが効果的である。
ロース繊維を80%含むことが好適で、これにアクリル
繊維(20−α)%、熱溶融性熱可塑性繊維α%(但し
αは0〜15)混合させることが、より効果的である。
ここで、上記ウェブを構成する繊維は塩素などハロゲン
を含まないものであり、またバインダーである熱可塑性
樹脂についてもハロゲンを含まない材料を使用すること
が肝要である。
ハロゲンを含まないものに限られ、通常、繊維長及びデ
ニールの選択の容易さからレーヨンが対象として挙げら
れるが、原理的にはレーヨンに限らず、綿、ポリノジッ
ク繊維などの適用も可能である。このセルロース繊維は
ウェブ構成繊維中において前述した範囲内で用いること
が好ましい。もし上記範囲を越え多く用いれば燃焼部分
が炭化又は灰化し、非常に細かい粉体物が脱落飛散しや
すい欠点が発生するので好ましくない。
分やその周辺が収縮変形したり、溶融滴下しない素材
は、例えば全芳香族ポリアマイド、同じく全芳香族ポリ
エステルあるいはPPS(P−フェニレンサルファイ
ド)、PBO(パラベンゾキシビスオキサドール)等が
あるが、これは何れも高価で利用性の高い汎用フィルタ
ー素材には適合し難い。
混用されるアクリル繊維は加熱炭化部が粉体化し難く、
また溶融したり流出したりすることもないので好適であ
り、前記セルロース繊維とアクリル繊維とを混合するこ
とによってセルロース繊維にみられた粉体物の脱落、飛
散を改善することができる。しかし、アクリル繊維も余
り多用すると難燃性が劣ることになるので、セルロース
繊維の共存が必須条件であり、セルロース繊維に吸着ま
たはこの介在によってウェブ層に吸着された難燃剤の効
果により難燃性が発揮できる。しかし、セルロース繊維
とアクリル繊維の総量を100%に限る必要はなく、必
要に応じ所要一部に他の繊維を混入してもよい。
て熱溶融性熱可塑性繊維を使用し、最大、ウェブ構成繊
維中に15%以下でα%混合使用するようにしている。
勿論、混入することは必須ではなく、混入しなくてもよ
いが、混入する溶融性熱可塑性繊維には通常、ポリエス
テル(PET)繊維が用いられ、そのα%分だけアクリ
ル繊維の使用割合を減少させる。
融流動したり、ウェブの中の比率が高過ぎる場合には、
いわゆるローソク現象を起こして他の難燃化成分の効能
に抗して燃焼を助長する恐れがあるが、上記の如く適度
な限度内使用においてはウェブの風合いや厚みのコント
ロールに寄与し、充分に活用可能である。
ウェブ構成繊維の配合比率としてPET繊維をα%(但
しαは0〜15)用いるとしてセルロース繊維を10〜
80%、アクリル繊維を(90−α)%〜(20−α)
%配合し、これにもとづいてウェブを構成せしめる。但
し、ウェブの目付によって上記範囲は影響され、特に目
付が50g/m2 〜100g/m2 の場合には、ウェブ
に必要とされるセルロース繊維の混合比率C%はウェブ
の目付Wg/m2 に対しC≧1.4W−60で表わされ
る比率を最小限とする。また、目付が100g/m2 以
上の場合、通常600g/m2 位までであるが、この場
合にはセルロース繊維を80%含有させ、これにアクリ
ル繊維(20−α)%、熱溶融性熱可塑性繊維α%(但
しαは0〜15)を混用させることが好適である。な
お、各繊維としては太さが2〜20デニール、好ましく
は5〜20デニールで、繊維長が50〜75mm位であ
ることが好ましい。
発明ではリン系難燃剤を添加した熱可塑性樹脂主体の樹
脂からなるバインダーにより繊維相互を結合するが、リ
ン系難燃剤は工業的に加工の容易な水溶性の加工剤が好
ましく、ウェブに付与する場合には乾燥過程で大部分が
セルロース繊維に移行、吸収され、一部が合成繊維に付
着して効果を表すものと推定される。換言すれば、本発
明は親水性の大きいセルロース繊維にリン酸系難燃加工
剤を配した組み合わせを基本として、これに疎水性で、
燃焼により粉化したり溶融流動し難いアクリル繊維を配
合させている。
は、特に制限されるものではないが、一般にトリス(2
カルバモイルエチル)フォスフィン、トリス(2カルバ
モイルエチル)フォスフィンオキサイド、リン酸グアジ
ニン、フォスフォン酸エステル、リン酸グワニール尿
素、リン酸尿素、アルキルフォスフェート等のいずれか
或いはその組み合わせが有効である。なかでもフォスフ
ォン酸エステルとリン酸グアニジン系の組み合わせは最
も好適である。
の含有量をもっているが、これらのモル比から完成した
フィルターの総重量に対して、リン固形分重量が1.0
%以上、好ましくは1.2%以上、特に1.5%以上の
モル比が好ましい。また、下記の各種バインダーの持つ
イオン性あるいは酸アルカリ性と共存し,加工剤浴とし
て安定に溶解し得るよう選択する必要がある。
維を結合するものもあるが、同時に難燃加工剤の固着並
びに過度の乾燥時のマイグレーションを防ぎ、且つ有効
にウェブにこれを固定化させる効果を有するものであ
る。従って、特に限定されるものではないが、本発明で
は特にハロゲンを含まない下記の単体又は誘導体或いは
それらの混合物を用いる。
酸エステル系、EVA系、ジエン系ラテックス類、ポリ
オレフィン系誘導体、ポリビニールアルコール、ポリア
セテート等の樹脂又はそれらの水分散化合物が挙げられ
る。更にこれらにはポリマー固着を強化し、風合い触感
を与えるために各種の架橋剤、例えばメラミン系、マレ
イン酸エステル系、グリシジルエーテル系あるいは各種
のジメチロール化合物とそれらの反応促進触媒を併用す
ることができる。しかし、勿論、これらの触媒中、塩酸
系のものを除外することは論をまたない。
15〜40%、好ましくは20〜35%を用い、エマル
ジョン溶液などとしてスプレー、コーティング、含浸な
どによって繊維ウェブに付与され、乾燥及び熱処理によ
って繊維に結合される。かくして得られるフィルターは
非ハロゲンで難燃、耐熱性を有し、レンジフード、換気
扇フィルターとして好適な圧力圧損40Pa以下、特に
30Pa以下を確保して良好な実用性能を奏する。
比較例と対比する。
ル繊維10%からなる目付30g/m2 の繊維ウェブ
に、リン系難燃剤としてフォスホン酸エステル及びリン
酸グアジニン系難燃剤を混合してフィルター材全重量に
対してリン量2%になるように調整混合したアクリルエ
マルジョンを10g/m2 となるようにスプレーし乾燥
して、目付40g/m2 、圧力圧損12Paのフィルタ
ー材を得た。
ル繊維8%からなる目付30g/m2 の繊維ウェブに、
リン系難燃剤として実施例1に等しい量を混合したメチ
ルメタクリエートブタジェンエマルジョンを含浸ローラ
絞りにより付与し、乾燥して、固形分10g/m2 付与
し、総目付40g/m2 、圧力圧損14Paのフィルタ
ー材を得た。
30g/m2 繊維ウェブに、リン系難燃剤はフィルター
重量に対してリン量2.5%となるように構成混合した
ポリビニルアルコール溶液をスプレーし、乾燥して、目
付35g/m2とし総目付75g/m2 、圧力圧損12
Paのフィルター材を得た。
ル繊維8%からなる目付80g/m2 の繊維ウェブに、
フォスフォン酸エステル及びリン酸グアジニン系難燃剤
を混合してフィルター材全重量に対してリン2%になる
よう調整混合し、固形分45g/m2 付与し、総目付1
25g/m2 、圧力圧損14Paのフイルターを得た。
ル繊維10%からなる目付300g/m2 の繊維ウェブ
にフォスフォン酸エステル及びリン酸グアジニン系難燃
剤をフィルター重量に対してリン量2%となるように調
整混合し、固形分180g/m2 付与し、総目付480
g/m2 、圧力圧損14Paのフィルターを得た。
なる目付30g/m2の繊維ウェブにリン系難燃剤を樹
脂固形分比率6%混合したエチレン塩ビアクリルエマル
ジョンをスプレーし、乾燥して、目付40g/m2 、圧
力圧損10Paのフィルター材を得た。
なる目付30g/m2の繊維ウェブにリン系難燃剤を樹
脂固形分比率6%混合したエチレン塩ビアクリルエマル
ジョンをスプレーし、乾燥して、目付40g/m2 、圧
力圧損12Paのフィルター材を得た。
らなる目付60g/m2 の繊維ウェブにリン系難燃剤を
樹脂固形分比率6%混合したエチレン塩ビアクリルエマ
ルジョンをスプレーし、乾燥して、目付70g/m2 、
圧力圧損14Paのフィルター材を得た。
た各フィルター材について下記の如く耐炎試験を行っ
た。
長さ3cmの炎を出し炎の先端から30cm距離にフィ
ルターを10秒間設置してフィルターの状態を比較し
た。その結果を表1に示す。 以下余白
ーは各性能において好結果を示し、特に、塩化水素ガス
発生は全くなく、環境汚染原因の排除に著しい効果が認
められた。
ース系繊維とアクリル繊維を主体として混合して形成し
たウェブをリン系難燃剤を添加した非ハロゲンバインダ
ーにより固定したものであり、目付に対応してセルロー
ス繊維とアクリル繊維を所定の混合比率で混合してなる
ため、炎に短時間近づけても穴が開きにくいと共に、溶
融滴下せず、フィルター形状も崩れにくく、又、繊維と
繊維の結合にリン系難燃剤を含む非ハロゲンバインダー
が用いられているため燃焼時に発生する煙からは環境に
悪影響を及ぼすことがない顕著な効果を有する。更にコ
ストのかからない材料によって実用面にも優れた効果を
有している。
ル繊維8%からなる目付80g/m2の繊維ウェブに、
フォスフォン酸エステル及びリン酸グアジニン系難燃剤
を混合してフィルター材全重量に対してリン2%になる
よう調整混合し、固形分45g/m2付与し、総目付1
25g/m2、圧力圧損20Paのフィルターを得た。
ル繊維10%からなる目付300g/m2の繊維ウェブ
にフォスフォン酸エステル及びリン酸グアジニン系難燃
剤をフィルター重量に対してリン両2%となるように調
整混合し、固形分180g/m2付与し、総目付480
g/m2、圧力圧損58Paのフィルターを得た。
Claims (8)
- 【請求項1】 セルロース繊維10〜80%、アクリル
繊維(90−α)%〜(20−α)%、熱溶融性熱可塑
性繊維α%(但しαは0〜15)からなるハロゲンを含
まない繊維ウェブを、リン系難燃剤を添加したハロゲン
無含有の熱可塑性樹脂を主体とするバインダーで結合し
てなり、圧力圧損が40Pa以下であることを特徴とす
る非ハロゲン難燃・耐熱フィルター。 - 【請求項2】 セルロース繊維10〜80%、アクリル
繊維(90−α)%〜(20−α)%、熱溶融性熱可塑
性繊維α%(但しαは0〜15)からなる目付50〜1
00g/m2 のハロゲンを含まない繊維ウェブであっ
て、セルロース繊維の混率C%が目付数Wg/m2 に対
しC≧1.4W−60である繊維ウェブをリン系難燃剤
を添加したハロゲン無含有の熱可塑性樹脂を主体とする
バインダーで結合してなり、圧力圧損が40Pa以下で
あることを特徴とする非ハロゲン難燃・耐熱フィルタ
ー。 - 【請求項3】 セルロース繊維80%、アクリル繊維
(20−α)%、熱溶融性熱可塑性繊維α%(但しαは
0〜15)からなリ、目付が100g/m2 以上である
ハロゲンを含まない繊維ウェブを、リン系難燃剤を添加
したハロゲン無含有の熱可塑性樹脂を主体とするバイン
ダーで結合してなり、圧力圧損が40Pa以下であるこ
とを特徴とする非ハロゲン難燃・耐熱フィルター。 - 【請求項4】 熱溶融性熱可塑性繊維がPET繊維であ
る請求項1、2又は3記載の非ハロゲン難燃・耐熱フィ
ルター。 - 【請求項5】 ハロゲン無含有の熱可塑性樹脂がポリア
クリル酸エステル又はその誘導体、ポリウレタン樹脂又
はその誘導体、ジエン系ゴムラテックス、ポリプロピレ
ン及びポリエチレン誘導体、ポリビニルアルコール、ポ
リ酢酸ビニル、ポリアセタール、EVAから選ばれた単
体又はその混合物である請求項1、2、3又は4記載の
非ハロゲン難燃・耐熱フィルター。 - 【請求項6】 リン系難燃剤がフォスフォン酸エステ
ル、燐酸グワニール尿素、リン酸グアニジン系、トリス
(2カルバモイルエチル)ホスフィン、トリス(2カル
バモイルエチル)ホスオキサイド、ポリリン酸アンモニ
ウム、リン酸尿素、アルキルホスフェイトから選ばれた
いずれか又はその混合物であり、完成フィルターの重量
に対しリン(P)の量が1.0%以上付加された請求項
1、2、3、4または5記載の非ハロゲン難燃・耐熱フ
ィルター。 - 【請求項7】 リン系難燃剤がフォスフォン酸エステル
とリン酸グアニジン系との混合物である請求項6記載の
非ハロゲン難燃・耐熱フィルター。 - 【請求項8】 熱可塑性樹脂を主体とするバインダー組
成に熱硬化性樹脂及び架橋剤としてメラミン系、マレイ
ン酸誘導体、グリジルエーテル系より選ばれた1種又は
2種以上を添加する請求項1〜7の何れかの項に記載の
非ハロゲン難燃・耐熱フィルター。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8254098A JP3779059B2 (ja) | 1998-03-12 | 1998-03-12 | 非ハロゲン難燃・耐熱フィルター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8254098A JP3779059B2 (ja) | 1998-03-12 | 1998-03-12 | 非ハロゲン難燃・耐熱フィルター |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH11253717A true JPH11253717A (ja) | 1999-09-21 |
JP3779059B2 JP3779059B2 (ja) | 2006-05-24 |
Family
ID=13777349
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8254098A Expired - Lifetime JP3779059B2 (ja) | 1998-03-12 | 1998-03-12 | 非ハロゲン難燃・耐熱フィルター |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3779059B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001131852A (ja) * | 1999-10-29 | 2001-05-15 | Kureha Ltd | 耐炎性シート |
JP2003093819A (ja) * | 2001-09-26 | 2003-04-02 | Takenaka Komuten Co Ltd | エアフィルタ濾材及びそれを備えたエアフィルタ |
JP2007277757A (ja) * | 2006-04-06 | 2007-10-25 | Polyplastics Co | 不織布及びその製造方法 |
JP2008023505A (ja) * | 2006-07-25 | 2008-02-07 | Duskin Co Ltd | ノンホルマリン繊維フィルタ |
JP2009119327A (ja) * | 2007-11-13 | 2009-06-04 | Kureha Ltd | 軽量耐熱フィルター |
JP2015502989A (ja) * | 2011-10-31 | 2015-01-29 | ルブリゾル アドバンスド マテリアルズ, インコーポレイテッド | 繊維ろ過媒体のためのコーティングとしての非ハロゲン難燃剤 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2614734A1 (en) * | 2012-01-10 | 2013-07-17 | Manufactures Industrials de Tortella, SA | Flame-retardant waterproof stretchable natural fabric and a pillow or mattress protector/encasement using said fabric |
-
1998
- 1998-03-12 JP JP8254098A patent/JP3779059B2/ja not_active Expired - Lifetime
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