JPH11252897A - 制御icの起動停止回路 - Google Patents
制御icの起動停止回路Info
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- JPH11252897A JPH11252897A JP4724198A JP4724198A JPH11252897A JP H11252897 A JPH11252897 A JP H11252897A JP 4724198 A JP4724198 A JP 4724198A JP 4724198 A JP4724198 A JP 4724198A JP H11252897 A JPH11252897 A JP H11252897A
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Abstract
停止のヒステリシス特性を得る。 【解決手段】制御IC1に内蔵した基準電圧回路11
は、制御IC1の動作時に基準電圧Vrを出力する。電
圧変換回路2は、入力電源電圧Viを制御ICのリモコ
ン端子4に適合した電圧Vpに変換する。ヒステリシス
回路3は、電圧変換回路2からの入力電圧Vpを高低2
つに分圧し、高い方の分圧点3aを制御IC1のリモコ
ン端子4に接続して分圧電圧Vsを出力すると共に、低
い方の分圧点3bを基準電圧出力端子5に接続する。制
御IC1は、入力電圧Vpが所定の起動電圧Va以上の
ときの分圧電圧Vsによって起動される。制御ICの動
作状態では、電圧変換回路の変換電圧Vpに加え基準電
圧Vrの入力により分圧電圧Vsが昇圧され、制御IC
の停止電圧Vbを起動電圧Vaより低くしてヒステリシ
ス特性を得る。
Description
ュレータ電源装置等に用いられる制御ICの起動停止回
路に関する。
置等に使用される制御ICには、外部からの制御電圧に
よって制御ICを起動停止できるリモコン端子が設けら
れている。このため入力電源電圧を検出してリモコン端
子に制御電圧を印加することで、外部からの電源入力に
応じて自動的に制御ICを起動でき、また電源入力が断
たれると自動的に制御ICを停止することができる。
御ICの起動停止にあっては、制御ICを起動してスイ
ッチングレギュレータ電源装置に商用電源から電流が供
給されると、電源入力線の抵抗分によって入力電圧が低
下してしまい、起動電圧を下回ることで、制御ICが停
止してしまう。制御ICが停止すると、電源入力線の抵
抗分による入力電圧低下がなくなるので、入力電源電圧
は再び起動電圧に達して制御ICが起動する。特に、起
動電圧に対しぎりぎりの入力電源電圧が印加されている
場合には、制御ICの起動停止が繰り返されるハンチン
グを起こしてしまう。
てしまう異常を防止するため、リモコン端子を使用した
起動停止回路にヒステリシス特性を持たせている。ヒス
テリシス特性とは、例えば入力電圧AC75ボルトで制
御ICが起動して、起動後は、入力電圧AC65ボルト
に低下するまで制御ICが停止しない特性である。この
ようなヒステリシスをもたせた制御ICの起動停止回路
としては、例えば図8に示すものがあり、オペアンプを
利用して正帰還をかけることで、ヒステリシスを得てい
る。
R15、トランジスタTR11、ダイオードDi及びコ
ンデンサCを備えた電圧変換回路12により制御IC1
のリモコン端子4に適合した電圧に変換される。電圧変
換回路12に続いては、比較器として機能するオペアン
プ14を備えたヒステリシス回路13が設けられる。オ
ペアンプ14は、反転入力端子に基準電圧源15を接続
して基準電圧Vaを設定し、非反転入力端子に入力抵抗
R11を介して電圧変換回路12の出力を接続してい
る。オペアンプ14の出力は抵抗R13を介して制御I
C1のリモコン端子4に接続され、更に、帰還抵抗R1
2を正帰還接続してヒステリシスを持たせている。
特性である。制御IC1の停止時に、入力電圧Viに応
じてオペアンプ13の入力電圧Vpが増加して基準電圧
Vr以上となったとき、オペアンプ13の出力電圧Vs
がHレベルとなり、制御ICが起動してON状態とな
る。この制御ICの動作状態にあっては、オペアンプの
動作点は、正帰還作用によってヒステリシス電圧幅Vh
だけ低い停止電圧Vbとなっている。このヒステリシス
Vhは、 Vh=Vs×R11/(R11+R12) で与えられる。このため入力電源電圧Viに応じてオペ
アンプ13の入力電圧Vpが起動電圧Vaを下回っても
制御IC1は停止せず、ヒステリシスVh分だけ低い停
止電圧Vbに低下して初めて停止するようになる。この
ため制御ICが起動停止を繰り返してしまう異常を防止
することができる。
タだけで構成した従来のヒステリシス特性をもった起動
停止回路である。電圧変換回路12に続いて設けられた
ヒステリシス回路13は、トランジスタTR12、TR
13、TR14、抵抗R16,R17,R18、及びツ
ェナーダイオードZD1,ZD2で構成される。図11
は、図10のヒステリシス特性であり、入力電圧Vpが
ツェナーダイオードZD1,ZD2のツェナー電圧の和
(Vz1+Vz2)に対応した起動電圧Vaを超えると、ト
ランジスタTR12がオンし、抵抗R16を介してトラ
ンジスタTR13をオンし、更にトランジスタTR14
をオンする。このため制御IC1のリモコン端子4に補
助電源電圧Vsub が印加され、制御ICが起動する。
14のオンによるツェナーダイオードZD2の短絡で、
トランジスタTR4のカットオフ電圧はツェナーダイオ
ードZD1のツェナー電圧Vz1に依存した停止電圧Vb
に下がっている。即ち、ツェナー電圧Vz2に相当するヒ
ステリシスVhが得られ、制御ICが起動停止を繰り返
してしまう異常を防止することができる。
ような従来のヒステリシス特性をもつ制御ICの起動停
止回路にあっては、制御ICの外付け部品が多く、制御
ICを使用することで回路装置を小型化し部品点数を低
減しようとする本来の目的が損われてしまうという問題
があった。
するため、簡単な回路構成により少ない外付け部品でヒ
ステリシス特性を得ることのできる制御ICの起動停止
回路を提供することを目的とする。
本発明は次のように構成する。まず本発明は、リモコン
端子に印加するリモコン電圧が規定値以上となったとき
に起動し、起動後の動作状態で前記リモコン電圧が前記
規定値を下回った時に停止する制御ICの起動停止回路
を対象とする。
て、本発明は、基準電圧回路、電圧変換回路、及び抵抗
分圧回路を備えたヒステリシス回路を設ける。基準電圧
回路は、制御ICの停止時にハイインピーダンス状態に
あり、制御ICの動作時に規定の基準電圧Vrを出力す
る。電圧変換回路は、入力電源電圧Viを制御ICのリ
モコン入力端子に適合した電圧Vpに変換する。
入力電圧Vpを高低2つに分圧する抵抗分圧回路を有
し、抵抗分圧回路の高い方の分圧点を制御ICのリモコ
ン端子に接続して分圧電圧Vsを出力すると共に、低い
方の分圧点を基準電圧源に接続する。ヒステリシス回路
は、制御ICの停止状態では、電圧変換回路からの入力
電圧Vpが所定の起動電圧Va以上のときの分圧電圧V
sによって制御ICを起動させる。また制御ICの動作
状態では、電圧変換回路からの入力電圧Vpに加え基準
電圧源からの基準電圧Vrの入力により分圧電圧Vsを
昇圧させ、制御ICの停止電圧Vbを起動電圧Vaより
低くする。
れ、且つ制御ICは基準電圧源で発生した基準電圧を外
部に供給する基準電圧出力端子を有し、この端子にヒス
テリシス回路の低い方の分圧点を接続する。このように
本発明の制御ICの起動停止回路によれば、制御ICの
外付け回路としては、電圧変換回路とヒステリシス回路
だけでよく、特にヒステリシス回路はすくなくとも3つ
の抵抗を直列接続した抵抗分圧回路にすぎず、少ない外
付け部品によってヒステリシス特性を得ることができ
る。
は、3つの抵抗R1,R2,R3を直列接続し、電圧変
換回路からの入力電圧をVpとした場合、制御ICの停
止状態でリモコン端子に印加する前記分圧電圧Vsは、 Vs=Vp×(R2+R3)/(R1+R2+R3) で与えられ、入力電圧Vpを前記起動電圧Va以上に増
加させたときの前記分圧電圧Vsにより制御ICを起動
させる。
印加する分圧電圧Vsは、基準電圧源の発生する基準電
圧をVrとした場合、 Vs=(Vp−Vr)×R2/(R1+R2)+Vr で与えられ、入力電圧Vpが起動電圧Vaよりヒステリ
シス電圧幅Vhとして Vh=Vr×R1/(R1+R2) だけ低い停止電圧Vbを下回ったときの分圧電圧Vsに
より制御ICを停止させる。
源電圧をヒステリシス回路に直接入力した後に電圧変換
回路で制御ICのリモコン端子に適合した電圧に変換し
て起動停止を行う。即ち、基準電圧回路、抵抗分圧回路
を備えたヒステリシス回路、及び電圧変換回路を設け
る。基準電圧回路は、制御ICの停止時にハイインピー
ダンス状態にあり、制御ICの動作時に規定の基準電圧
Vrを出力する。
高低2つに分圧する抵抗分圧回路を有し、抵抗分圧回路
の高い方の分圧点から制御ICのリモコン端子に供給す
る分圧電圧を取り出すと共に低い方の分圧点を基準電圧
源に接続する。ヒステリシス回路は、制御ICの停止状
態では、入力電源電圧Viが所定の起動電圧Va以上の
ときの分圧電圧によって制御ICを起動させ、制御IC
の動作状態では、入力電源電圧Viに加え基準電圧源か
らの基準電圧Vrの入力により分圧電圧を昇圧させ、制
御ICの停止電圧Vbを起動電圧Vaより低くする。
ら制御ICのリモコン端子に印加する分圧電圧を、制御
ICのリモコン端子に適合した電圧に変換する。この場
合にも、基準電圧源は制御ICに内蔵されるため、制御
ICの外付け回路としては、ヒステリシス回路と電圧変
換回路だけでよく、特にヒステリシス回路は抵抗分圧回
路にすぎず、少ない外付け部品によってヒステリシスを
得ることができる。
は、3つの抵抗をR1,R2,R3を直列接続し、入力
電源電圧をViとした場合、制御ICの動作停止状態で
電圧変換比Kをもつ圧変換回路を介してリモコン端子に
印加する分圧電圧Vsは、 Vs=K×Vi×(R2+R3)/(R1+R2+R
3) で与えられ、入力電源電圧Viを起動電圧Va以上に増
加させたときの分圧電圧Vsにより制御ICを起動させ
る。
印加する分圧電圧Vsは、基準電圧源の発生する基準電
圧をVrとした場合、 Vs=K×(Vi−Vr)×R2/(R1+R2)+V
r で与えられ、入力電源電圧Viが起動電圧Vaよりヒス
テリシス電圧幅Vhとして、 Vh=Vr×{R1+(1−K)R2}/(R1+R
2) だけ低い停止電圧Vbを下回ったときに制御ICの動作
を停止させる。
基準電圧Vrの入力により分圧電圧Vsを昇圧させるた
めには、ヒステリシス回路における制御ICの停止状態
での低い方の分圧点の分圧電圧が、制御IC動作時の基
準電圧源から印加される基準電圧Vrより低くなるよう
に、抵抗分圧回路の分圧比を設定しなければならない。
動停止回路の基本的な実施形態の回路ブロック図であ
る。図1において、制御IC1は、例えばスイッチング
レギュレータ電源装置の制御回路部を構成しており、本
発明の起動停止回路で使用する端子としてリモコン端子
4、基準電圧出力端子5及び接地端子6を備えている。
リモコン端子4は外部から規定の動作開始電圧Vonを
越える電圧入力を受けた時に制御IC1に動作を開始さ
せ、動作中に動作開始電圧Vonを下回ると動作を停止
させる。
ボルトであったとすると、制御IC1が起動停止する動
作開始電圧Vonは、例えば定格電源電圧の75%とな
るVon=3.75ボルトとなる。もちろん、制御IC
1の動作開始電圧Vonの値は内蔵回路により適宜の値
をとる。このような制御IC1に対する本発明の起動停
止回路は、電圧変換回路2とヒステリシス回路3で構成
される。電圧変換回路2は、入力電源電圧Viを制御I
C1のリモコン端子4に適合した電圧Vpに変換してヒ
ステリシス回路3に入力する。ヒステリシス回路3は抵
抗R1,R2,R3を直列接続した抵抗分圧回路を備
え、電圧変換回路2からの入力電圧Vpを2つの分圧点
3a,3bの分圧電圧に変換している。
3aは制御IC1のリモコン端子4に接続され、分圧点
3aの分圧電圧をリモコン分圧電圧Vsとしてリモコン
端子4に供給している。一方、抵抗分圧回路の低い方の
分圧点3bは制御IC1の基準電圧出力端子5に接続さ
れいる。制御IC1の停止状態にあっては、内部に基準
電圧源5aは存在しないことから、基準電圧出力端子5
はハイインピーダンス状態にあり、したがってヒステリ
シス回路3の抵抗分圧回路は電圧変換回路2からの入力
電圧Vpのみを受けて分圧点3a,3bの分圧電圧を得
ている。
は、内蔵した基準電圧源5aより基準電圧Vrが基準電
圧出力端子5に与えられ、この基準電圧Vrがヒステリ
シス回路3における抵抗分圧回路の低い方の分圧点3b
に印加される。このため制御IC1の動作状態にあって
は、抵抗分圧回路は両端に電圧変換回路2からの入力電
圧Vpの印加を受けると同時に抵抗R3の両端に制御I
C1からの基準電圧Vrの印加を受け、この基準電圧V
rの印加によって高い方の分圧点3aの分圧電圧即ちリ
モコン端子4に対するリモコン分圧電圧Vsを上昇させ
ている。
の分圧点3bの分圧電圧は、制御ICの動作状態で同じ
低い方の分圧点3bに加わる基準電圧源5aからの基準
電圧Vrより低くなるように抵抗R1〜R3による分圧
比を決めなければならない。図2は図1のヒステリシス
回路3における入出力特性であり、横軸に電圧変換回路
2からの入力電源変換電圧Vpをとり、縦軸に高い方の
分圧点3aより制御IC1のリモコン端子4に出力され
るリモコン分圧電圧Vsをとっている。
御IC起動前特性7が得られる。これに対し制御IC1
が動作状態となった時には、制御IC起動後特性8に変
化する。制御IC起動前特性7を説明すると、この場合
の図1のヒステリシス回路3の等価回路は図4(A)の
ようになる。即ち、抵抗R1,R2,R3を直列接続し
た抵抗分圧回路の両端には、電圧変換回路2からの入力
電圧Vpによる入力電圧源10のみが接続された状態と
なる。
されるリモコン分圧電圧Vsは次式で与えられる。 Vs=Vp×(R2+R3)/(R1+R2+R3) (1) この(1)式で与えられる図2の制御IC起動前特性7
において、リモコン分圧電圧Vsについて制御ICが起
動する動作開始電圧Vonが予め定まっており、Vs=
Vonを前記(1)式に代入して得られた入力電源変換
電圧Vpが図示の制御IC起動電圧Vaとなる。したが
って、入力電源変換電圧Vpが増加して制御IC起動電
圧Vaを越すと、このとき(1)式で与えられるリモコ
ン分圧電圧Vsが制御ICの動作開始電圧Vonを上回
り、制御ICが起動する。
起動後特性8は、図4(B)のヒステリシス回路の等価
回路で与えられる。図4(B)の制御ICの動作状態の
等価回路にあっては、電圧変換回路2から入力する入力
電圧Vpを与える入力電圧源10に加え、制御ICの動
作状態で出力される基準電圧Vrの基準電圧源5aが低
い方の分圧点3bと接地間に接続され、低い方の分圧点
3bに基準電圧Vrを印加する。
れる高い方の分圧点3aからのリモコン分圧電圧Vsは
次式で与えられる。 Vs=(Vp−Vr)×R2/(R1+R2)+Vr (2) 即ち、入力電源変換電圧Vpが同じであったとすると、
制御ICの起動によりリモコン分圧電圧Vsは基準電圧
Vrの印加に基づいて上昇し、この上昇電圧幅ΔVは
(2)式でVp=0とすることで Vs=Vr×R2/(R1+R2)+Vr (3) となる。更に制御ICの動作状態で入力電源電圧Viに
応じて入力電源変換電圧Vpが低下した場合、制御IC
起動電圧Vaを下回っても制御ICは停止せず、制御I
C起動後特性8におけるVs=Vonを前記(2)式に
代入して得た入力電源変換電圧Vpである制御IC停止
電圧Vbを下回って初めて制御ICが停止する。
Vaに対し制御IC停止電圧Vbはヒステリシス電圧幅
Vhだけ低くなり、図3のような入力電源変換電圧Vp
の変化に対しヒステリシス経路9a〜9fとなるヒステ
リシス特性が得られる。このヒステリシス電圧幅Vh
は、前記(2)式でVs=0としたときのVpの値から
次式で与えられる。
回路にあっては、制御IC1の外部回路として電圧変換
回路2とヒステリシス回路3を設け、このうちヒステリ
シス回路3にあっては、単に3つの抵抗R1,R2,R
3の抵抗直列回路に過ぎず、電圧変換回路3を加えても
制御IC1に対する外付け部品を大幅に低減し、回路構
成も簡略化するローコストダウンを十分に図ることがで
きる。
あり、電圧変換回路2の回路構成を具体化している。電
圧変換回路2は入力電源電圧Viを抵抗R4,R5で分
圧してトランジスタTR1のベースに入力している。ト
ランジスタTR1は補助電源Vsubにより動作し、ダ
イオードD1を介して定格入力電源電圧Viと定格補助
電源電圧Vsubの比で決まる変換係数Kにより入力電
源電圧Viを変換電圧Vpに変換してヒステリシス回路
3に入力している。
が接続され、ヒステリシス回路3に対する入力電圧Vp
の急激な変動を抑えている。もちろん制御IC1に示し
た基準電圧5aは、制御IC1の停止状態にあっては存
在せずに、基準電圧出力端子5をハイインピーダンスと
しており、制御IC1が動作状態となって初めて図示の
ように基準電圧出力源5aが有効となって、基準電圧出
力端子5に基準電圧Vrを出力する。
1,5の実施例とは逆に、入力電源電圧Viをヒステリ
シス回路3に入力した後にヒステリシス回路3からの分
圧電圧を電圧変換回路2で制御ICのリモコン端子4に
対応した電圧に変換するようにしたことを特徴とする。
即ち、ヒステリシス回路3は抵抗R1,R2,R3を直
列接続した抵抗分圧回路であり、両端に入力電源電圧V
iを直接印加している。ヒステリシス回路3における高
い方の分圧点3aは、電圧変換回路2を介して制御IC
のリモコン端子4に接続される。またヒステリシス回路
3における低い方の分圧点3bは、制御IC1の基準電
圧出力端子5に接続される。
D1及びコンデンサCで構成され、補助電源電圧Vsu
bにより動作する。電圧変換回路2はヒステリシス回路
3の高い方の分圧点3aからの入力電圧Vpをリモコン
端子4に適合した電圧Vsに変換するもので、その変換
係数Kは定格入力電源電圧Viが得られた時の入力電圧
Vpとそのときの定格補助電源電圧Vsubとの比で決
まる。
変換回路2における入出力特性であり、横軸に入力電源
電圧Viをとり、縦軸にリモコン分圧電圧Vsをとって
いる。この入出力特性において、制御IC1の停止状態
にあっては制御IC起動前特性15が得られ、一方、制
御ICの動作状態にあっては制御IC起動後特性16が
得られる。
2の変換係数K(但し、K<1)は次式で与えられる。 Vs=K×Vi×(R2+R3)/(R1+R2+R3) (5) また制御IC起動後特性16は次式で与えられる。 Vs=K×(Vi−Vr)×R2/(R1+R2)+Vr (6) この(5)(6)式におけるリモコン分圧電圧VsをV
s=Vonとしたときの入力電源電圧Viの値として、
図示の制御IC起動電圧Vaと制御IC停止電圧Vbが
得られる。この制御IC起動電圧Vaと制御IC停止電
圧Vbの間には、制御IC起動前特性15から制御IC
起動後特性16に変化することによって動作状態となっ
た制御ICを停止するための入力電源電圧Viにヒステ
リシス電圧幅Vhを与えている。このヒステリシス電圧
幅Vhは次式で与えられる。
けた起動停止回路は抵抗R1〜R3を直列接続したヒス
テリシス回路3と簡単な電圧変換回路2のみで済み、制
御IC1の外付け部品を大幅に低減し、簡単な回路構成
により適切に起動停止のヒステリシスを実現できる。
本発明の目的と利点を損なわない範囲で適宜の変形が可
能である。
ば、制御ICの起動停止回路として簡単な電圧変換回路
と抵抗分圧回路を用いたヒステリシス回路に制御ICに
内蔵した基準電圧を組み合わせることで、従来の入出力
回路に比べ遥かに少ない部品点数でヒステリシス特性を
得ることができ、スイッチングレギュレータ電源装置等
で制御ICを採用しても、必要とする外付け回路を最小
限として回路構成の簡略化とコストダウンを図ることが
できる。
電圧の入出力特性図
ステリシス特性図
回路図
の入出力特性図
る従来回路の回路図
を実現する従来回路の回路図
Claims (6)
- 【請求項1】リモコン端子に印加する制御電圧によって
起動と停止を制御する制御ICの起動停止回路に於い
て、 前記制御ICの停止時にハイインピーダンス状態にあ
り、前記制御ICの動作時に規定の基準電圧を出力する
基準電圧源と、 入力電源電圧を検出して前記制御ICのリモコン端子に
適合した電圧に変換する電圧変換回路と、 前記電圧変換回路からの入力電圧を高低2つに分圧する
抵抗分圧回路を有し、該抵抗分圧回路の高い方の分圧点
を前記制御ICのリモコン端子に接続して分圧電圧を出
力すると共に低い方の分圧点を前記基準電圧源に接続
し、前記制御ICの停止状態では、前記電圧変換回路か
らの入力電圧が所定の起動電圧以上のときの前記分圧電
圧によって前記制御ICを起動させ、前記制御ICの動
作状態では、前記電圧変換回路からの入力電圧に加え前
記基準電圧源からの基準電圧の入力により前記分圧電圧
を昇圧させ、前記制御ICの停止電圧を前記起動電圧よ
り低くするヒステリシス回路と、を備えたことを特徴と
する制御ICの起動停止回路。 - 【請求項2】請求項1記載の制御ICの起動停止回路に
於いて、前記ヒステリシス回路に設けた抵抗分圧回路は
3つの抵抗R1,R2,R3を直列接続し、前記電圧変
換回路からの入力電圧をVpとした場合、前記制御IC
の停止状態で前記リモコン端子に印加する前記分圧電圧
Vsは、 Vs=Vp×(R2+R3)/(R1+R2+R3) で与えられ、前記入力電圧Vpを前記起動電圧Va以上
に増加させたときの前記分圧電圧Vsにより前記制御I
Cを起動させ、 前記制御ICの動作状態で前記リモコン端子に印加する
分圧電圧Vsは、前記基準電圧源の発生する基準電圧を
Vrとした場合、 Vs=(Vp−Vr)×R2/(R1+R2)+Vr で与えられ、前記入力電圧Vpが前記起動電圧Vaより
ヒステリシス電圧幅Vhとして Vh=Vr×R1/(R1+R2) だけ低い前記停止電圧Vbを下回ったときの前記分圧電
圧Vsにより前記制御ICを停止させることを特徴する
制御ICの起動停止回路。 - 【請求項3】リモコン端子に印加する制御電圧によって
起動と停止を制御する制御ICの起動停止回路に於い
て、 前記制御ICの停止時にハイインピーダンス状態にあ
り、前記制御ICの動作時に規定の基準電圧を出力する
基準電圧源と、 入力電源電圧を高低2つに分圧する抵抗分圧回路を有
し、該抵抗分圧回路の高い方の分圧点から前記制御IC
のリモコン端子に供給する分圧電圧を取り出すと共に低
い方の分圧点を前記基準電圧源に接続し、前記制御IC
の停止状態では、前記入力電源電圧が所定の起動電圧以
上のときの前記分圧電圧によって前記制御ICを起動さ
せ、前記制御ICの動作状態では、前記入力電源電圧に
加え前記基準電圧源からの基準電圧の入力により前記分
圧電圧を昇圧させ、前記制御ICの停止電圧を前記起動
電圧より低くするヒステリシス回路と、 前記ヒステリシス回路から前記制御ICのリモコン端子
に印加する前記分圧電圧を、前記制御ICのリモコン端
子に適合した電圧に変換する電圧変換回路と、を備えた
ことを特徴とする制御ICの起動停止回路。 - 【請求項4】請求項1記載の制御ICの起動停止回路に
於いて、前記ヒステリシス回路に設けた分圧抵抗回路は
3つの抵抗R1,R2,R3を直列接続し、前記入力電
源電圧をViとした場合、前記制御ICの動作停止状態
で電圧変換比Kをもつ前記電圧変換回路を介して前記リ
モコン端子に印加する分圧電圧Vsは、 Vs=K×Vi×(R2+R3)/(R1+R2+R
3) で与えられ、前記入力電源電圧Viを前記起動電圧Va
以上に増加させたときの前記分圧電圧Vsにより前記制
御ICを起動させ、 前記制御ICの動作状態で前記リモコン端子に印加する
分圧電圧Vsは、前記基準電圧源の発生する基準電圧を
Vrとした場合、 Vs=K×(Vi−Vr)×R2/(R1+R2)+V
r で与えられ、前記入力電源電圧Viが前記起動電圧Va
よりヒステリシス電圧幅Vhとして、 Vh=Vr×{R1+(1−K)R2}/(R1+R
2) だけ低い前記停止電圧Vbを下回ったときに前記制御I
Cの動作を停止させることを特徴する制御ICの起動停
止回路。 - 【請求項5】請求項1乃至4のいずれかに記載の制御I
Cの起動停止回路に於いて、前記ヒステリシス回路にお
ける制御ICの停止状態での低い方の分圧点の分圧電圧
が、制御IC動作時の前記基準電圧源から印加される基
準電圧Vrより低くなるように、前記抵抗分圧回路の分
圧比を設定したことを特徴とするる制御ICの起動停止
回路。 - 【請求項6】請求項1乃至5のいずれかに記載の制御I
Cの起動停止回路に於いて、 前記基準電圧源は、前記制御ICに内蔵され、且つ前記
制御ICは前記基準電圧源で発生した基準電圧を外部に
供給する基準電圧出力端子を有し、 前記ヒステリシス回路は低い方の分圧点を前記制御IC
の基準電圧出力端子に接続したことを特徴とする制御I
Cの起動停止回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04724198A JP3532756B2 (ja) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | 制御icの起動停止回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04724198A JP3532756B2 (ja) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | 制御icの起動停止回路 |
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JPH11252897A true JPH11252897A (ja) | 1999-09-17 |
JP3532756B2 JP3532756B2 (ja) | 2004-05-31 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002027738A (ja) * | 2000-07-06 | 2002-01-25 | Mitsumi Electric Co Ltd | 直流電圧変換回路 |
CN103986320A (zh) * | 2014-05-26 | 2014-08-13 | 广州金升阳科技有限公司 | 一种开关电源遥控电路 |
-
1998
- 1998-02-27 JP JP04724198A patent/JP3532756B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP2002027738A (ja) * | 2000-07-06 | 2002-01-25 | Mitsumi Electric Co Ltd | 直流電圧変換回路 |
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