JPS6033741Y2 - 直流電源回路における保護回路 - Google Patents
直流電源回路における保護回路Info
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- JPS6033741Y2 JPS6033741Y2 JP11993477U JP11993477U JPS6033741Y2 JP S6033741 Y2 JPS6033741 Y2 JP S6033741Y2 JP 11993477 U JP11993477 U JP 11993477U JP 11993477 U JP11993477 U JP 11993477U JP S6033741 Y2 JPS6033741 Y2 JP S6033741Y2
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は直流電源回路における保護回路に係り、スイッ
チングレギュレータ又はこれに類した直流電源回路より
安定な直流電圧を出力させるために誤差増幅器で比較さ
れる基準電圧を、簡単な回路構成により大なる時定数を
もってゆっくり立上る電圧としえ、かつ動作電圧を任意
に可変でき、もって電源回路の部品素子破壊を防止して
安全に電源回路を起動せしめつる保護回路を提供するこ
とを目的とする。
チングレギュレータ又はこれに類した直流電源回路より
安定な直流電圧を出力させるために誤差増幅器で比較さ
れる基準電圧を、簡単な回路構成により大なる時定数を
もってゆっくり立上る電圧としえ、かつ動作電圧を任意
に可変でき、もって電源回路の部品素子破壊を防止して
安全に電源回路を起動せしめつる保護回路を提供するこ
とを目的とする。
第1図は一般的な直流電源回路の一例の回路系統図を示
す。
す。
同図中、1はAC電源より整流・平滑して得られた直流
電圧入力端子で、この直流電圧はスイッチング回路2に
よりスイッチング制御されるトランス3の1次巻線に印
加され、その2次巻線より出力され、整流及び平滑回路
4を経て出力端子5より負荷(図示せず)に所定値の直
流電圧とされて印加される。
電圧入力端子で、この直流電圧はスイッチング回路2に
よりスイッチング制御されるトランス3の1次巻線に印
加され、その2次巻線より出力され、整流及び平滑回路
4を経て出力端子5より負荷(図示せず)に所定値の直
流電圧とされて印加される。
一方、負荷に印加される上記出力直流電圧は可変抵抗器
VRにより分圧されて誤差増幅器6に供給され、ここで
基準電圧発生回路7よりの基準電圧とレベル比較され誤
差が検出される。
VRにより分圧されて誤差増幅器6に供給され、ここで
基準電圧発生回路7よりの基準電圧とレベル比較され誤
差が検出される。
この誤差増幅器6より取り出された比較誤差電圧はパル
ス幅変調回路8に供給され、ここでパルス発生器9より
のパルス幅及び周期一定のパルスをパルス幅変調する。
ス幅変調回路8に供給され、ここでパルス発生器9より
のパルス幅及び周期一定のパルスをパルス幅変調する。
このパルス幅変調波は、上記誤差増幅器6に印加される
分圧直流電圧が基準電圧よりも大なるときは所定のパル
ス幅よりも狭くなり、かつ小なるときは広くなるように
変調される。
分圧直流電圧が基準電圧よりも大なるときは所定のパル
ス幅よりも狭くなり、かつ小なるときは広くなるように
変調される。
このパルス幅変調波はスイッチング回路2に印加され、
例えば2個設けられたスイッチングトランジスタの導通
期間を制御する。
例えば2個設けられたスイッチングトランジスタの導通
期間を制御する。
なお、このとき2個のスイッチングトランジスタが同時
にオンすることはない。
にオンすることはない。
これにより、トランス3の2次巻線よりスイッチングト
ランジスタの導通期間に対応したパルス幅のパルスが出
力され、出力端子5より常に一定の安定化された直流電
圧が出力される。
ランジスタの導通期間に対応したパルス幅のパルスが出
力され、出力端子5より常に一定の安定化された直流電
圧が出力される。
このような一般の直流電源回路において、入力端子1よ
りの直流電圧は交流電源電圧を整流、平滑して得ている
ために、AC電源投入直後から一定の時定数をもって徐
々に立上り、電源投入時点から一定時間は所定の動作電
圧値よりも小であり、その後所定の動作電圧となる。
りの直流電圧は交流電源電圧を整流、平滑して得ている
ために、AC電源投入直後から一定の時定数をもって徐
々に立上り、電源投入時点から一定時間は所定の動作電
圧値よりも小であり、その後所定の動作電圧となる。
一方、基準電圧発生回路7の出力基準電圧は直流電圧で
あり、可変抵抗器VRの分圧出力が極めて小となる上記
の一定時間においては分圧出力に比し相対的に極めて大
となるため、パルス幅変調回路8より極めてパルス幅の
長いパルスが出力され、スイッチングトランジスタ等を
破壊することがあった。
あり、可変抵抗器VRの分圧出力が極めて小となる上記
の一定時間においては分圧出力に比し相対的に極めて大
となるため、パルス幅変調回路8より極めてパルス幅の
長いパルスが出力され、スイッチングトランジスタ等を
破壊することがあった。
また、あるいは上記の誤動作により出力端子5よりの直
流電圧が電源投入時以降しばらくの間振動することがあ
った。
流電圧が電源投入時以降しばらくの間振動することがあ
った。
従って、上記の如き直流電源回路(ここではスイッチン
グレギュレータ)においては、電源投入後動作電圧に達
するまでは回路を動作させないようにし、かつ動作電圧
に達してから基準電圧を徐々に上昇させる必要がある。
グレギュレータ)においては、電源投入後動作電圧に達
するまでは回路を動作させないようにし、かつ動作電圧
に達してから基準電圧を徐々に上昇させる必要がある。
これにより、基準電圧が零のときは、パルス幅変調回路
8の出力パルスのパルス幅が極めて小か零であるため、
スイッチングトランジスタの導通期間が極めて短かくあ
るいは導通しないのでスイッチングトランジスタの破壊
を防止することができる。
8の出力パルスのパルス幅が極めて小か零であるため、
スイッチングトランジスタの導通期間が極めて短かくあ
るいは導通しないのでスイッチングトランジスタの破壊
を防止することができる。
従来は、基準電圧の上記制御のための回路を付加してい
ないものがあり、また基準電圧を摺動抵抗器などにより
電源投入後手動でその都度可変する方法も考えられるが
、操作が煩雑でかつ誤操作する虞れが大であり、一方、
精度の良い直流電圧を得るためには基準電圧発生回路7
として高精度のものを必要とし、摺動抵抗器を使用する
方法は実際には実現不可能である。
ないものがあり、また基準電圧を摺動抵抗器などにより
電源投入後手動でその都度可変する方法も考えられるが
、操作が煩雑でかつ誤操作する虞れが大であり、一方、
精度の良い直流電圧を得るためには基準電圧発生回路7
として高精度のものを必要とし、摺動抵抗器を使用する
方法は実際には実現不可能である。
このため、基準電圧を電源投入後体々に上昇することに
より電源回路を保護するためには、何らかの保護回路(
第1図に10で示す)を必要とした。
より電源回路を保護するためには、何らかの保護回路(
第1図に10で示す)を必要とした。
第2図は従来の保護回路の一例の具体的回路図を示す。
同図中、Vcはトランス3の2次巻線出力電圧で、その
入力端子と接地間に抵抗R□、ツェナーダイオ−FZD
、抵抗R2が直列に接続されている。
入力端子と接地間に抵抗R□、ツェナーダイオ−FZD
、抵抗R2が直列に接続されている。
このツェナーダイオードZDのアノードはシリコン制御
整流素子SCRのゲートに接続されている。
整流素子SCRのゲートに接続されている。
従って、上記電圧■。がツェナーダイオ−トノのツェナ
ー電圧以上になったときツェナー電流が流れ、この電流
によりSCRの点弧を変化させ定常動作する。
ー電圧以上になったときツェナー電流が流れ、この電流
によりSCRの点弧を変化させ定常動作する。
なお、vAはAC電源電圧を整流、平滑して得られた直
流電圧を示す。
流電圧を示す。
上記SCRのターンオンによってPNPトランジスタQ
1、及びQlのコレクタにベースが接続されているNP
NトランジスタQ2がいずれもオンになる。
1、及びQlのコレクタにベースが接続されているNP
NトランジスタQ2がいずれもオンになる。
オン状態にあるトランジスタQ2のコレクタ出力は、例
えば両端間の電圧が基準電圧として用いられるコンデン
サに並列接続されたツェナーダイオード(いずれも図示
せず)にツェナー電流を流すために用いられてこのコン
デンサの充電を開始させる。
えば両端間の電圧が基準電圧として用いられるコンデン
サに並列接続されたツェナーダイオード(いずれも図示
せず)にツェナー電流を流すために用いられてこのコン
デンサの充電を開始させる。
従って、■。で表わされる動作電圧がある一定電圧以上
(ここではZDのツェナー電圧以上)になるまでは、電
源回路は基準電圧が全く又は殆ど出力されないため動作
せず、ある一定電圧以上になると基準電圧を徐々に上昇
させることができる。
(ここではZDのツェナー電圧以上)になるまでは、電
源回路は基準電圧が全く又は殆ど出力されないため動作
せず、ある一定電圧以上になると基準電圧を徐々に上昇
させることができる。
然るに、上記の従来回路はSCR等の素子を使用するた
め回路構成が複雑となり、高価であるという欠点があっ
た。
め回路構成が複雑となり、高価であるという欠点があっ
た。
また基準電圧の立上り時定数は大なる方が望ましいが、
そのためには前記コンデンサの容量を犬にしなければな
らず、このため高価で大型のコンデンサを必要とすると
いう欠点があった。
そのためには前記コンデンサの容量を犬にしなければな
らず、このため高価で大型のコンデンサを必要とすると
いう欠点があった。
本考案は上記の欠点を除去したものであり、以下第3図
及び第4図と共にその一実施例について説明する。
及び第4図と共にその一実施例について説明する。
第3図は本考案回路及び基準電圧発生回路の一実施例の
具体的回路を示す。
具体的回路を示す。
同図において、VEEはAO電源電圧を整流・平滑して
得られた直流電圧で、この電圧入力端子と接地間には、
抵抗R3,R4及び図示の向きのツェナーダイオードz
D1が直列に接続される一方、抵稙B5、PNPトラン
ジスタqのエミッターコレクタ、抵抗亀及び図示の向き
のツェナーダイオードZD2が直列に接続されている。
得られた直流電圧で、この電圧入力端子と接地間には、
抵抗R3,R4及び図示の向きのツェナーダイオードz
D1が直列に接続される一方、抵稙B5、PNPトラン
ジスタqのエミッターコレクタ、抵抗亀及び図示の向き
のツェナーダイオードZD2が直列に接続されている。
上記ツェナーダイオ−1−’ZD。はコンデンサC2、
抵抗R7と並列接続されている。
抵抗R7と並列接続されている。
またトランジスタQのベースは上記抵抗R3及びコンデ
ンサC1を夫々並列に介して上記電圧■。
ンサC1を夫々並列に介して上記電圧■。
Eの入力端子に接続されている。
なお、コンデンサC1と抵抗R1は積分回路(時定数回
路)を構成し、コンデンサC2も別の時定数回路を構成
している。
路)を構成し、コンデンサC2も別の時定数回路を構成
している。
次に上記回路の動作につき説明するに、AC電源投入に
より電圧v0゜は徐々に上昇し始める。
より電圧v0゜は徐々に上昇し始める。
電圧VEIEがツェナーダイオードZD、のツェナー電
圧よりも小なるときは、ツェナーダイオードZD工にツ
ェナー電流i。
圧よりも小なるときは、ツェナーダイオードZD工にツ
ェナー電流i。
iが流れないため、トランジスタものベース電位は略V
EEである。
EEである。
従って、トランジスタQ3はオフの状態にある。
従って、このときトランジスタQ3のコレクタ電位は零
ボルトであり、コンデンサC2の両端間の電圧、すなわ
ち基準電圧vsは零ボルトで、電源回路は起動しない。
ボルトであり、コンデンサC2の両端間の電圧、すなわ
ち基準電圧vsは零ボルトで、電源回路は起動しない。
漸時上昇し続ける電圧VEEがやがてツェナー電圧v2
□よりも大になると、ツェナー電流ID1が流れ、抵抗
R3,R4の比によってトランジスタQ3のベースに電
流が流れトランジスタQはオン状態に近づく。
□よりも大になると、ツェナー電流ID1が流れ、抵抗
R3,R4の比によってトランジスタQ3のベースに電
流が流れトランジスタQはオン状態に近づく。
このときのベース電流は急激に増加せず、コンデンサC
1、抵抗R1により主として決まる立上り時定数(本明
細書ではレベルの絶対値が増加することを1立上りョと
いうものとする)に従って漸次増加する。
1、抵抗R1により主として決まる立上り時定数(本明
細書ではレベルの絶対値が増加することを1立上りョと
いうものとする)に従って漸次増加する。
すなわち、このことにつき更に詳細に説明すると、いま
コンデンサC4の両端間の電圧をVl、抵抗R3とR4
との接続点と接地間の電位を■2とすると、もしVlり
■2が成立し、コンデンサC□の両端子11.11’間
からトランジスタらを見込んだインピーダンスを■とお
くと、次式が成立する。
コンデンサC4の両端間の電圧をVl、抵抗R3とR4
との接続点と接地間の電位を■2とすると、もしVlり
■2が成立し、コンデンサC□の両端子11.11’間
からトランジスタらを見込んだインピーダンスを■とお
くと、次式が成立する。
■F、。
=V□+V2#V2 (1)
r 1o1= (V2 VZl) /R,s# (V
E。
r 1o1= (V2 VZl) /R,s# (V
E。
VZt)/R4J
(2)従って、 ■、=土(Qo+ f o ’ i otdt)1 1 。
(2)従って、 ■、=土(Qo+ f o ’ i otdt)1 1 。
二と(Qo+z、10 (V、z−Vzt) dt)
(31但し、QoはコンデンサC1の初期電荷で
あるが0とする。
(31但し、QoはコンデンサC1の初期電荷で
あるが0とする。
よって(3)式より電圧v1は
■=±fo ’ (VEE VZl) dt
(4)1C,R。
(4)1C,R。
となり、積分回路の出力電圧を呈しているので、ステッ
プ状の電圧レスポンスは v1=K (1e−r) (5
)の形になる。
プ状の電圧レスポンスは v1=K (1e−r) (5
)の形になる。
従って、電圧■9゜は徐々に増加しているので厳密には
(5)式のようにはならないが、はぼコンデンサC1と
抵抗R4の値により定まる時定数で略指数関数的に上昇
する。
(5)式のようにはならないが、はぼコンデンサC1と
抵抗R4の値により定まる時定数で略指数関数的に上昇
する。
従って、トランジスタ%のコレクタ電流モ徐々に増加し
、これに伴いコンデンサC2の両端間の電圧も徐々に上
昇し始め、トランジスタQ3のコレクタ電位がツェナー
ダイオ−)’ ZD2のツェナー電圧Vz2を越えると
、コンデンサC2の両端間の電圧、すなわち基準電圧■
3はこのツェナー電圧■2゜に向って指数関数的に上昇
する。
、これに伴いコンデンサC2の両端間の電圧も徐々に上
昇し始め、トランジスタQ3のコレクタ電位がツェナー
ダイオ−)’ ZD2のツェナー電圧Vz2を越えると
、コンデンサC2の両端間の電圧、すなわち基準電圧■
3はこのツェナー電圧■2゜に向って指数関数的に上昇
する。
第4図は上記の各電圧波形を示すもので、■。
n、 m及び■は夫々AC電源電圧、VEf、、、トラ
ンジスタQ3のコレクタ電位及び基準電圧■8を示す。
ンジスタQ3のコレクタ電位及び基準電圧■8を示す。
このように、ツェナー電圧V Z 1を所定の動作電圧
を勘案して設定することにより、基準電圧■3は動作電
圧以下では零で電源回路を動作させず、動作電圧に達し
た後に所定の基準電圧値に達するまでの時間は2つのコ
ンデンサC1,C2による夫々の立上り時定数により従
来にくらべてよりゆるやかに上昇させられるため、電源
回路を安定に起動させることができ、誤動作によるスイ
ッチングトランジスタ等の部品素子の破壊を防止保護す
ることができる。
を勘案して設定することにより、基準電圧■3は動作電
圧以下では零で電源回路を動作させず、動作電圧に達し
た後に所定の基準電圧値に達するまでの時間は2つのコ
ンデンサC1,C2による夫々の立上り時定数により従
来にくらべてよりゆるやかに上昇させられるため、電源
回路を安定に起動させることができ、誤動作によるスイ
ッチングトランジスタ等の部品素子の破壊を防止保護す
ることができる。
しかも、抵抗R3,R4の抵抗値を可変したりあるいは
、ツェナー特性の異なるツェナーダイオードZD1を用
いたりすることにより、動作電圧を任意に変化させるこ
とができ電圧ミューティングも兼ねることができ、電源
回路の安定起動及び信頼性向上に大なる効果がある。
、ツェナー特性の異なるツェナーダイオードZD1を用
いたりすることにより、動作電圧を任意に変化させるこ
とができ電圧ミューティングも兼ねることができ、電源
回路の安定起動及び信頼性向上に大なる効果がある。
なお、本実施例では基準電圧として正電圧を得る場合に
ついて説明したが、第3図示の回路においてトランジス
タをNPN型に、またツェナーダイオードZD□、ZD
2の向き、あるいは電圧VEEの極性等を考慮すること
により、負電圧の基準電圧を得ることもできる。
ついて説明したが、第3図示の回路においてトランジス
タをNPN型に、またツェナーダイオードZD□、ZD
2の向き、あるいは電圧VEEの極性等を考慮すること
により、負電圧の基準電圧を得ることもできる。
またバイポーラ・トランジスタQ3の代りに電界効果ト
ランジスタを用いても同様に基準電圧を制御することが
できる。
ランジスタを用いても同様に基準電圧を制御することが
できる。
上述の如く、本考案になる直流電源回路における保護回
路は、交流電源電圧を整流して得た直流電圧の入力端子
に一端を接続させた第1のコンデンサと、この第1のコ
ンデンサの他端と接地間に直列に接続された抵抗及び直
流電圧が所定レベル以上のときに定電圧出力動作を行な
う第1の定電圧用半導体素子と、第1のコンデンサの他
端に制御端子が接続されて第1の定電圧用半導体素子の
定電圧出力動作により動作せしめられこのとき制御端子
に供給される信号レベルに略対応したレベルの電圧を出
力するトランジスタと、トランジスタの出力側に接続さ
れた第2の定電圧用半導体素子と、第2の定電圧用半導
体素子と並列に接続された第2のコンデンサとよりなり
、上記直流電圧入力端子より供給される直流電圧が第1
の定電圧用半導体素子の定電圧動作電圧より小のときに
は電源回路を動作させず、定電圧動作電圧以上のときに
は第1のコンデンサ及び抵抗により主として決まる第1
の立上り時定数をもって漸次レベル変化し、レベル変化
に伴ってトランジスタの出力電圧が所定レベル以上とな
ったときに初めて第2の定電圧用半導体素子を定電圧出
力動作せしめることにより第2の立上り時定数をもって
漸次レベル変化する電圧を第2のコンデンサの両端間に
生ぜしめ、第2のコンデンサの両端間の電圧を前記基準
電圧として出力されるようにしたため、単一のトランジ
スタ等よりなる極めて簡単な回路構成により電源投入時
の電源回路の部品素子の破壊を防止して電源回路を保護
することができ、交流電源電圧を整流して得た直流電圧
が電源回路の動作電圧に達してから基準電圧を従来にく
らべてよりゆるやかにレベル変化させるようにしたため
、電源回路を安定に起動しえ、また従来にくらべて信頼
性を向上することができ、電源回路の動作電圧を前記第
1の立上り時定数や第1の定電圧用半導体素子の特性を
変えるだけで従来にくらべて容易にしかも任意に可変設
定することができ、基準電圧の立上り時定数を従来と同
様とした場合には、第1及び第2のコンデンサを用いて
いるため従来にくらべて小型のコンデンサを使用でき、
しかも総コストも従来にくらべて低減できる等の特長を
有するものである。
路は、交流電源電圧を整流して得た直流電圧の入力端子
に一端を接続させた第1のコンデンサと、この第1のコ
ンデンサの他端と接地間に直列に接続された抵抗及び直
流電圧が所定レベル以上のときに定電圧出力動作を行な
う第1の定電圧用半導体素子と、第1のコンデンサの他
端に制御端子が接続されて第1の定電圧用半導体素子の
定電圧出力動作により動作せしめられこのとき制御端子
に供給される信号レベルに略対応したレベルの電圧を出
力するトランジスタと、トランジスタの出力側に接続さ
れた第2の定電圧用半導体素子と、第2の定電圧用半導
体素子と並列に接続された第2のコンデンサとよりなり
、上記直流電圧入力端子より供給される直流電圧が第1
の定電圧用半導体素子の定電圧動作電圧より小のときに
は電源回路を動作させず、定電圧動作電圧以上のときに
は第1のコンデンサ及び抵抗により主として決まる第1
の立上り時定数をもって漸次レベル変化し、レベル変化
に伴ってトランジスタの出力電圧が所定レベル以上とな
ったときに初めて第2の定電圧用半導体素子を定電圧出
力動作せしめることにより第2の立上り時定数をもって
漸次レベル変化する電圧を第2のコンデンサの両端間に
生ぜしめ、第2のコンデンサの両端間の電圧を前記基準
電圧として出力されるようにしたため、単一のトランジ
スタ等よりなる極めて簡単な回路構成により電源投入時
の電源回路の部品素子の破壊を防止して電源回路を保護
することができ、交流電源電圧を整流して得た直流電圧
が電源回路の動作電圧に達してから基準電圧を従来にく
らべてよりゆるやかにレベル変化させるようにしたため
、電源回路を安定に起動しえ、また従来にくらべて信頼
性を向上することができ、電源回路の動作電圧を前記第
1の立上り時定数や第1の定電圧用半導体素子の特性を
変えるだけで従来にくらべて容易にしかも任意に可変設
定することができ、基準電圧の立上り時定数を従来と同
様とした場合には、第1及び第2のコンデンサを用いて
いるため従来にくらべて小型のコンデンサを使用でき、
しかも総コストも従来にくらべて低減できる等の特長を
有するものである。
第1図は一般的な直流電源回路の一例の回路系統図、第
2図は従来回路の一例の具体的回路図、第3図は本考案
回路及び基準電圧発生回路の一実施例の具体的回路図、
第4図は第3図の動作説明用電圧波形の要部を示す図で
ある。 1・・・・・・直流電圧入力端子、2・・・・・・スイ
ッチング回路、5・・・・・・直流定電圧出力端子、6
・・・・・・誤差増幅器、■、・・・・・・基準電圧。
2図は従来回路の一例の具体的回路図、第3図は本考案
回路及び基準電圧発生回路の一実施例の具体的回路図、
第4図は第3図の動作説明用電圧波形の要部を示す図で
ある。 1・・・・・・直流電圧入力端子、2・・・・・・スイ
ッチング回路、5・・・・・・直流定電圧出力端子、6
・・・・・・誤差増幅器、■、・・・・・・基準電圧。
Claims (1)
- 直流定電圧の分圧出力と基準電圧とを誤差増幅器により
レベル比較してその比較誤差出力により、交流電源電圧
を整流して得た直流電圧をスイッチング制御して所定の
直流定電圧を出力する直流電源回路において、交流電源
電圧を整流して得た直流電圧の入力端子に一端を接続さ
せた第1のコンデンサと、該第1のコンデンサの他端と
接地間に直列に接続された抵抗及び該直流電圧が所定レ
ベル以上のときに定電圧出力動作を行なう第1の定電圧
用半導体素子と、該第1のコンデンサの他端に制御端子
が接続されて該第1の定電圧用半導体素子の定電圧出力
動作により動作せしめられこのとき該制御端子に供給さ
れる信号レベルに略対応したレベルの電圧を出力するト
ランジスタと、該トランジスタの出力側に接続された第
2の定電圧用半導体素子と、該第2の定電圧用半導体素
子と並列に接続された第2のコンデンサとよりなり、上
記直流電圧入力端子より供給される直流電圧が該第1の
定電圧用半導体素子の定電圧動作電圧より小のときには
電源回路を動作させず、定電圧動作電圧以上のときには
該第1のコンデンサ及び該抵抗により主として決まる第
1の立上り時定数をもって漸次レベル変化し、該レベル
変化に伴って該トランジスタの出力電圧が所定レベル以
上となったときに初めて該第2の定電圧用半導体素子を
定電圧出力動作せしめることにより第2の立上り時定数
をもって漸時レベル変化する電圧を該第2のコンデンサ
の両端間に生ぜしめ、該第2のコンデンサの両端間の電
圧を前記基準電圧として出力されるように構成した直流
電源回路における保護回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11993477U JPS6033741Y2 (ja) | 1977-09-08 | 1977-09-08 | 直流電源回路における保護回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11993477U JPS6033741Y2 (ja) | 1977-09-08 | 1977-09-08 | 直流電源回路における保護回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5447043U JPS5447043U (ja) | 1979-04-02 |
JPS6033741Y2 true JPS6033741Y2 (ja) | 1985-10-07 |
Family
ID=29075662
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11993477U Expired JPS6033741Y2 (ja) | 1977-09-08 | 1977-09-08 | 直流電源回路における保護回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6033741Y2 (ja) |
-
1977
- 1977-09-08 JP JP11993477U patent/JPS6033741Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5447043U (ja) | 1979-04-02 |
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