JPH11252496A - 画像記録システム - Google Patents
画像記録システムInfo
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- JPH11252496A JPH11252496A JP10051025A JP5102598A JPH11252496A JP H11252496 A JPH11252496 A JP H11252496A JP 10051025 A JP10051025 A JP 10051025A JP 5102598 A JP5102598 A JP 5102598A JP H11252496 A JPH11252496 A JP H11252496A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- image data
- memory card
- digital camera
- magneto
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 デジタルカメラ等に適用される画像記録シス
テムにおいて、複数のメモリカードの画像データを大容
量記録媒体に転送する際に、転送先の大容量記録媒体が
複数に跨がる場合でも、複数の大容量記録媒体間で画像
データの順番が入れ替わってしまうことを防ぐ。 【解決手段】 複数のメモリカードの画像データを光磁
気ディスクに転送する際に、内蔵フラッシュメモリ内の
撮影履歴情報の中から装着中のメモリカードの画像デー
タよりも撮影時期の早い未転送の画像データについての
撮影履歴情報を抽出し、装着中のメモリカードの画像デ
ータよりも撮影時期の早い別のメモリカードの未転送画
像データを格納するのに必要な容量を求めて、この容量
を光磁気ディスク内に確保できる場合には(S2104
でYES)、転送を許可する。
テムにおいて、複数のメモリカードの画像データを大容
量記録媒体に転送する際に、転送先の大容量記録媒体が
複数に跨がる場合でも、複数の大容量記録媒体間で画像
データの順番が入れ替わってしまうことを防ぐ。 【解決手段】 複数のメモリカードの画像データを光磁
気ディスクに転送する際に、内蔵フラッシュメモリ内の
撮影履歴情報の中から装着中のメモリカードの画像デー
タよりも撮影時期の早い未転送の画像データについての
撮影履歴情報を抽出し、装着中のメモリカードの画像デ
ータよりも撮影時期の早い別のメモリカードの未転送画
像データを格納するのに必要な容量を求めて、この容量
を光磁気ディスク内に確保できる場合には(S2104
でYES)、転送を許可する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルカメラで
撮影した画像データをメモリカード等の小容量の記録媒
体から光磁気ディスク等の大容量の記録媒体に転送する
機能を持つ画像記録システムに関するものである。
撮影した画像データをメモリカード等の小容量の記録媒
体から光磁気ディスク等の大容量の記録媒体に転送する
機能を持つ画像記録システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のデジタルカメラでは、記録媒体と
してカメラ本体に内蔵されたメモリやカメラ本体に対し
て着脱自在なメモリカードが用いられている。デジタル
カメラを使用する場合、銀塩カメラと比較して、DPE
が不要ということもあって、どうしても撮影ショット数
が多くなる。そのため、メモリ内蔵タイプのデジタルカ
メラでは、すぐに、画像データをパーソナルコンピュー
タに転送しなくてはならなくなるため、着脱自在なメモ
リカードを用いたものが主流になってきている。一般的
にメモリカードの容量は2Mないしは8M程度であり、
CCDサイズがVGA(Video Graphic Array :グラフ
ィック表示規格の1種で、640×480ピクセル)で
JPEG(Joint Photographic Experts Group)圧縮可
能なデジタルカメラでは、記録できる最大コマ数がカー
ド1枚あたり40枚ないしは160枚程度になってい
る。撮影中に、メモリカードの空き容量が無くなると、
カードを差し替えて撮影を継続していく。こうして、撮
影が終了すると、撮影済みの複数枚のカードが手元に残
ることになる。一通り撮影が終了すると、このメモリカ
ード内のデータを大容量記録媒体(光磁気ディスク、C
D−R、Zip(登録商標)ディスク、ハードディスク
等)に転送することが通常行われている。というのも、
先述の通り、保管用としては、メモリカード1枚に記録
できるショット数は限られており、また割高になるため
である。大容量記録媒体を使用することにより、メモリ
カードの約100倍程度の画像を記録することができ
る。
してカメラ本体に内蔵されたメモリやカメラ本体に対し
て着脱自在なメモリカードが用いられている。デジタル
カメラを使用する場合、銀塩カメラと比較して、DPE
が不要ということもあって、どうしても撮影ショット数
が多くなる。そのため、メモリ内蔵タイプのデジタルカ
メラでは、すぐに、画像データをパーソナルコンピュー
タに転送しなくてはならなくなるため、着脱自在なメモ
リカードを用いたものが主流になってきている。一般的
にメモリカードの容量は2Mないしは8M程度であり、
CCDサイズがVGA(Video Graphic Array :グラフ
ィック表示規格の1種で、640×480ピクセル)で
JPEG(Joint Photographic Experts Group)圧縮可
能なデジタルカメラでは、記録できる最大コマ数がカー
ド1枚あたり40枚ないしは160枚程度になってい
る。撮影中に、メモリカードの空き容量が無くなると、
カードを差し替えて撮影を継続していく。こうして、撮
影が終了すると、撮影済みの複数枚のカードが手元に残
ることになる。一通り撮影が終了すると、このメモリカ
ード内のデータを大容量記録媒体(光磁気ディスク、C
D−R、Zip(登録商標)ディスク、ハードディスク
等)に転送することが通常行われている。というのも、
先述の通り、保管用としては、メモリカード1枚に記録
できるショット数は限られており、また割高になるため
である。大容量記録媒体を使用することにより、メモリ
カードの約100倍程度の画像を記録することができ
る。
【0003】次に、従来のデジタルカメラの画像記録シ
ステムにおける大容量記録媒体の空き容量が少なくなっ
た場合の画像データ転送処理について説明する。例え
ば、図26に示すように、手元に、撮影済みの3枚の2
MBのメモリカード18a,18b,18cがあり、転
送先の大容量記録媒体131aの空き容量が3MBしか
なかったとする。3枚のメモリカードは、外観は同じで
あり、カードを使用した順番は目視では分からない。メ
モリカードの表面にカードNoを記録しておけば、どの
順番に撮影したのかがすぐに分かるが、それでは、シャ
ッタチャンスを逃す可能性もあり、現実的ではない。そ
こで、適当に、メモリカード18a,18b,18cの
順に各メモリカード内の画像データを大容量記録媒体1
31aに転送していくことにする。大容量記録媒体13
1aの空き容量は3MBなので、メモリカード18b内
の画像データを転送途中に、大容量記録媒体131aの
空き容量は0で、転送不可能になる。そうなると、いっ
たん転送を中断し、次に大容量記録媒体131aを空き
がある大容量記録媒体131bと交換し、メモリカード
18bの残りの画像データ、メモリカード18cの画像
データと転送を継続していく。
ステムにおける大容量記録媒体の空き容量が少なくなっ
た場合の画像データ転送処理について説明する。例え
ば、図26に示すように、手元に、撮影済みの3枚の2
MBのメモリカード18a,18b,18cがあり、転
送先の大容量記録媒体131aの空き容量が3MBしか
なかったとする。3枚のメモリカードは、外観は同じで
あり、カードを使用した順番は目視では分からない。メ
モリカードの表面にカードNoを記録しておけば、どの
順番に撮影したのかがすぐに分かるが、それでは、シャ
ッタチャンスを逃す可能性もあり、現実的ではない。そ
こで、適当に、メモリカード18a,18b,18cの
順に各メモリカード内の画像データを大容量記録媒体1
31aに転送していくことにする。大容量記録媒体13
1aの空き容量は3MBなので、メモリカード18b内
の画像データを転送途中に、大容量記録媒体131aの
空き容量は0で、転送不可能になる。そうなると、いっ
たん転送を中断し、次に大容量記録媒体131aを空き
がある大容量記録媒体131bと交換し、メモリカード
18bの残りの画像データ、メモリカード18cの画像
データと転送を継続していく。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のデジタルカメラへの装着順にメモリカード
の画像データを大容量記録媒体に転送する画像記録シス
テムでは、複数のメモリカードの画像データを大容量記
録媒体に転送する際に、転送先の大容量記録媒体が複数
に跨がる場合には、複数の大容量記録媒体間で画像デー
タが撮影順(データ順)に並ばなくなり、データの管理
が困難になるという問題があった。例えば、上記の例の
場合に、撮影順が実際にはメモリカード18c,18
b,18aの順であったとすると、大容量記録媒体13
1a,131bに記録されている画像データが時系列順
に並ばなくなり、画像データの管理が困難になる。そし
て、後々の検索に支障をきたすことになる。
ような従来のデジタルカメラへの装着順にメモリカード
の画像データを大容量記録媒体に転送する画像記録シス
テムでは、複数のメモリカードの画像データを大容量記
録媒体に転送する際に、転送先の大容量記録媒体が複数
に跨がる場合には、複数の大容量記録媒体間で画像デー
タが撮影順(データ順)に並ばなくなり、データの管理
が困難になるという問題があった。例えば、上記の例の
場合に、撮影順が実際にはメモリカード18c,18
b,18aの順であったとすると、大容量記録媒体13
1a,131bに記録されている画像データが時系列順
に並ばなくなり、画像データの管理が困難になる。そし
て、後々の検索に支障をきたすことになる。
【0005】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、複数のメモリカードの画像デー
タを大容量記録媒体に転送する際に、転送先の大容量記
録媒体が複数に跨がる場合でも、複数の大容量記録媒体
間で画像データの順番が入れ替わってしまうことを防
ぎ、画像データの管理を容易にすることの可能な画像記
録システムを提供することを目的とする。
になされたものであり、複数のメモリカードの画像デー
タを大容量記録媒体に転送する際に、転送先の大容量記
録媒体が複数に跨がる場合でも、複数の大容量記録媒体
間で画像データの順番が入れ替わってしまうことを防
ぎ、画像データの管理を容易にすることの可能な画像記
録システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、デジタルカメラで撮影された画像データ
を、デジタルカメラに着脱自在の第1の記憶手段に記憶
し、第1の記憶手段に記録された画像データを、第1の
記憶手段より容量が大きい第2の記憶手段に転送する機
能を有した画像記録システムにおいて、デジタルカメラ
内に設けられた第1の記憶手段の固有のコードを含む画
像データ毎の撮影履歴情報を記憶する第3の記憶手段
と、複数個の第1の記憶手段の画像データを第2の記憶
手段に転送する際に、デジタルカメラに装着されている
第1の記憶手段の固有のコードと、第3の記憶手段に記
憶されている撮影履歴情報と、第2の記憶手段の空き容
量とに基づいて、転送の許可/不許可を制御する転送制
御手段とを備えたものである。
に本発明は、デジタルカメラで撮影された画像データ
を、デジタルカメラに着脱自在の第1の記憶手段に記憶
し、第1の記憶手段に記録された画像データを、第1の
記憶手段より容量が大きい第2の記憶手段に転送する機
能を有した画像記録システムにおいて、デジタルカメラ
内に設けられた第1の記憶手段の固有のコードを含む画
像データ毎の撮影履歴情報を記憶する第3の記憶手段
と、複数個の第1の記憶手段の画像データを第2の記憶
手段に転送する際に、デジタルカメラに装着されている
第1の記憶手段の固有のコードと、第3の記憶手段に記
憶されている撮影履歴情報と、第2の記憶手段の空き容
量とに基づいて、転送の許可/不許可を制御する転送制
御手段とを備えたものである。
【0007】上記構成においては、複数個の第1の記憶
手段の画像データを第2の記憶手段に転送する際に、そ
の時点でデジタルカメラに装着されている第1の記憶手
段の固有のコードと第3の記憶手段に記憶されている撮
影履歴情報の固有のコードとを比較し、撮影履歴情報の
中から装着中の第1の記憶手段内の画像データよりも撮
影時期の早い未転送の画像データについての撮影履歴情
報を抽出することができるので、この抽出した撮影履歴
情報を用いて、装着中の第1の記憶手段内の画像データ
よりも撮影時期の早い別の第1の記憶手段内の未転送の
画像データを格納するのに必要な容量を求めて、この容
量を第2の記憶手段内に確保できる場合には、装着中の
第1の記憶手段内の画像データを第2の記憶手段に転送
することを許可し、そうでない場合は不許可とすること
ができる。これにより、複数個の第1の記憶手段の画像
データを第2の記憶手段に転送する際、例えば複数のメ
モリカードの画像データを大容量記録媒体に転送する際
に、転送先の大容量記録媒体が複数に跨がる場合でも、
複数のメモリカードの画像データを撮影順に各大容量記
録媒体に格納することができるので、複数の大容量記録
媒体間で画像データの順番が入れ替わってしまうことを
防ぐことができる。
手段の画像データを第2の記憶手段に転送する際に、そ
の時点でデジタルカメラに装着されている第1の記憶手
段の固有のコードと第3の記憶手段に記憶されている撮
影履歴情報の固有のコードとを比較し、撮影履歴情報の
中から装着中の第1の記憶手段内の画像データよりも撮
影時期の早い未転送の画像データについての撮影履歴情
報を抽出することができるので、この抽出した撮影履歴
情報を用いて、装着中の第1の記憶手段内の画像データ
よりも撮影時期の早い別の第1の記憶手段内の未転送の
画像データを格納するのに必要な容量を求めて、この容
量を第2の記憶手段内に確保できる場合には、装着中の
第1の記憶手段内の画像データを第2の記憶手段に転送
することを許可し、そうでない場合は不許可とすること
ができる。これにより、複数個の第1の記憶手段の画像
データを第2の記憶手段に転送する際、例えば複数のメ
モリカードの画像データを大容量記録媒体に転送する際
に、転送先の大容量記録媒体が複数に跨がる場合でも、
複数のメモリカードの画像データを撮影順に各大容量記
録媒体に格納することができるので、複数の大容量記録
媒体間で画像データの順番が入れ替わってしまうことを
防ぐことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態による
画像記録システムを備えたデジタルカメラについて図面
を参照して説明する。図1は本実施形態による画像記録
システムを備えたデジタルカメラの正面図、図2は同背
面図、図3は同上面図、図4は右側面図、図5は底面図
である。撮像部3は、正面から見てカメラ本体部2の右
側面に着脱可能、かつ、この右側面と平行な面内に回動
可能に装着されている。
画像記録システムを備えたデジタルカメラについて図面
を参照して説明する。図1は本実施形態による画像記録
システムを備えたデジタルカメラの正面図、図2は同背
面図、図3は同上面図、図4は右側面図、図5は底面図
である。撮像部3は、正面から見てカメラ本体部2の右
側面に着脱可能、かつ、この右側面と平行な面内に回動
可能に装着されている。
【0009】撮像部3は、レンズ窓が設けられた端面
(図1で上側の端面)を前端とすると、図4の仮想線で
示すように、前端がカメラ本体部2の上面と平行となる
位置(撮像方向が図4のA方向となる位置。以下、この
位置を回転基準位置という。)を基準として略±(90
+α)°の範囲で回動することができるようになってい
る。撮像部3がカメラ本体部2に直接、接続された状態
では、撮像部3の回転動作によりデジタルカメラ1のメ
イン電源のON/OFFが行なわれ、撮像部3が回転基
準位置にセットされると(図1〜図5の状態)、メイン
電源がOFFになるようになっている。これは、デジタ
ルカメラ1が最もコンパクトになる構成で、通常、この
状態でデジタルカメラ1の保管が行なわれるから、自動
的にメイン電源をOFFにすることにより、メイン電源
のスイッチ操作の容易化を図るようにしたものである。
(図1で上側の端面)を前端とすると、図4の仮想線で
示すように、前端がカメラ本体部2の上面と平行となる
位置(撮像方向が図4のA方向となる位置。以下、この
位置を回転基準位置という。)を基準として略±(90
+α)°の範囲で回動することができるようになってい
る。撮像部3がカメラ本体部2に直接、接続された状態
では、撮像部3の回転動作によりデジタルカメラ1のメ
イン電源のON/OFFが行なわれ、撮像部3が回転基
準位置にセットされると(図1〜図5の状態)、メイン
電源がOFFになるようになっている。これは、デジタ
ルカメラ1が最もコンパクトになる構成で、通常、この
状態でデジタルカメラ1の保管が行なわれるから、自動
的にメイン電源をOFFにすることにより、メイン電源
のスイッチ操作の容易化を図るようにしたものである。
【0010】撮像部3は、マクロズームからなる撮影レ
ンズ及びCCD(Charge Coupled Device )等の光電変
換素子からなる撮像装置を有し、被写体の光学像を電気
信号からなる画像(CCDの各画素で光電変換された電
荷信号により構成される画像)に変換して取り込むもの
である。一方、カメラ本体部2は、LCD(Liquid Cry
stal Display)からなる表示部10、メモリカード18
の装着部17(図8参照)及びパーソナルコンピュータ
が外部接続される接続端子13を有し、主として上記撮
像部3で取り込まれた画像信号に所定の信号処理を施し
た後、LCD表示部10への表示、メモリカード18へ
の記録、パーソナルコンピュータへの転送等の処理を行
なうものである。
ンズ及びCCD(Charge Coupled Device )等の光電変
換素子からなる撮像装置を有し、被写体の光学像を電気
信号からなる画像(CCDの各画素で光電変換された電
荷信号により構成される画像)に変換して取り込むもの
である。一方、カメラ本体部2は、LCD(Liquid Cry
stal Display)からなる表示部10、メモリカード18
の装着部17(図8参照)及びパーソナルコンピュータ
が外部接続される接続端子13を有し、主として上記撮
像部3で取り込まれた画像信号に所定の信号処理を施し
た後、LCD表示部10への表示、メモリカード18へ
の記録、パーソナルコンピュータへの転送等の処理を行
なうものである。
【0011】撮像部3は、カメラ本体部2の高さ方向の
長さと略同一の長さで、かつ、カメラ本体部2の幅と略
同一の幅の縦長直方体状の撮像部本体3Aを備え、この
撮像部本体3Aの一方側面には撮像部3をカメラ本体部
2に装着するための装着部3Bが突設されている。撮像
部3は、撮像部本体3Aを一方向に長い直方体状とし、
保管時にはカメラ本体部2の側面に沿わせてセットでき
るようにしているので、デジタルカメラ1の幅寸法を大
きくすることなく光軸方向に長いズームレンズの採用が
可能になっている。なお、装着部3Bによる撮像部3の
カメラ本体部2への装着機構については後述する。
長さと略同一の長さで、かつ、カメラ本体部2の幅と略
同一の幅の縦長直方体状の撮像部本体3Aを備え、この
撮像部本体3Aの一方側面には撮像部3をカメラ本体部
2に装着するための装着部3Bが突設されている。撮像
部3は、撮像部本体3Aを一方向に長い直方体状とし、
保管時にはカメラ本体部2の側面に沿わせてセットでき
るようにしているので、デジタルカメラ1の幅寸法を大
きくすることなく光軸方向に長いズームレンズの採用が
可能になっている。なお、装着部3Bによる撮像部3の
カメラ本体部2への装着機構については後述する。
【0012】撮像部本体3Aの内部には、図6に示すよ
うに、マクロズームレンズ301が配設され、このマク
ロズームレンズ301の後方位置の適所にCCDカラー
エリアセンサ303を備えた撮像回路302が設けられ
ている。また、撮像部3内の適所にフラッシュ光の被写
体からの反射光を受光する調光センサ305を備えた調
光回路304が設けられている。調光センサ305は、
装着部3Bの前端面の適所に配置されている。
うに、マクロズームレンズ301が配設され、このマク
ロズームレンズ301の後方位置の適所にCCDカラー
エリアセンサ303を備えた撮像回路302が設けられ
ている。また、撮像部3内の適所にフラッシュ光の被写
体からの反射光を受光する調光センサ305を備えた調
光回路304が設けられている。調光センサ305は、
装着部3Bの前端面の適所に配置されている。
【0013】一方、撮像部本体3Aの外部には、図2に
示すように、カメラ本体部2の背面と平行な側面(撮像
部3を回転基準位置から+90°回転させたとき、上側
となる側面)に上記マクロズームレンズ301のズーム
比の変更及びズームとマクロとの切換を行なうためのズ
ームレバー306が設けられており、また、このズーム
レバー306の右斜め前方位置に、撮像部3のカメラ本
体部2からの離脱を可能にするロック解除レバー307
が設けられている。
示すように、カメラ本体部2の背面と平行な側面(撮像
部3を回転基準位置から+90°回転させたとき、上側
となる側面)に上記マクロズームレンズ301のズーム
比の変更及びズームとマクロとの切換を行なうためのズ
ームレバー306が設けられており、また、このズーム
レバー306の右斜め前方位置に、撮像部3のカメラ本
体部2からの離脱を可能にするロック解除レバー307
が設けられている。
【0014】ズームレバー306は、横方向(撮像部3
の光軸に対して垂直方向)にスライド可能なレバーで、
このズームレバー306をズーム位置PZで横方向に左
右にスライドさせてマクロズームレンズ301のズーム
比が変更される。また、ズームレバー306を上記ズー
ム位置PZを越えて右方向にスライドさせ、マクロ位置
PMに設定すると、マクロズームレンズ301がマクロ
レンズに切り換えられる。マクロ位置PMでは、被写体
におよそ50cmまで近接して撮影することができる。
の光軸に対して垂直方向)にスライド可能なレバーで、
このズームレバー306をズーム位置PZで横方向に左
右にスライドさせてマクロズームレンズ301のズーム
比が変更される。また、ズームレバー306を上記ズー
ム位置PZを越えて右方向にスライドさせ、マクロ位置
PMに設定すると、マクロズームレンズ301がマクロ
レンズに切り換えられる。マクロ位置PMでは、被写体
におよそ50cmまで近接して撮影することができる。
【0015】カメラ本体部2の前面には、図1に示すよ
うに、左端部の適所にグリップ部4が設けられており、
また、右端部の上部適所に内蔵フラッシュ5が設けられ
ている。また、カメラ本体部2の上面には、図3に示す
ように、略中央に記録画像を再生する際のコマ送り用の
スイッチ6,7が設けられている。スイッチ6は、記録
画像をコマ番号が増大する方向(撮影順の方向)にコマ
送りするためのスイッチ(以下、UPスイッチとい
う。)であり、スイッチ7は、記録画像をコマ番号が減
少する方向にコマ送りするためのスイッチ(以下、DO
WNスイッチという。)である。また、背面側からみて
DOWNスイッチ7の左側にメモリカード18に記録さ
れた画像を消去するための消去スイッチ8が設けられて
おり、また、UPスイッチ6の右上にシャッタボタン9
が設けられている。
うに、左端部の適所にグリップ部4が設けられており、
また、右端部の上部適所に内蔵フラッシュ5が設けられ
ている。また、カメラ本体部2の上面には、図3に示す
ように、略中央に記録画像を再生する際のコマ送り用の
スイッチ6,7が設けられている。スイッチ6は、記録
画像をコマ番号が増大する方向(撮影順の方向)にコマ
送りするためのスイッチ(以下、UPスイッチとい
う。)であり、スイッチ7は、記録画像をコマ番号が減
少する方向にコマ送りするためのスイッチ(以下、DO
WNスイッチという。)である。また、背面側からみて
DOWNスイッチ7の左側にメモリカード18に記録さ
れた画像を消去するための消去スイッチ8が設けられて
おり、また、UPスイッチ6の右上にシャッタボタン9
が設けられている。
【0016】カメラ本体部2の背面には、図2に示すよ
うに、左端部の略中央に撮影画像のモニタ表示(ビュー
ファインダーに相当)及び記録画像の再生表示等を行な
うためのLCD表示部10が設けられている。また、L
CD表示部10の上方位置にフラッシュ発光に関するF
Lモード設定キー11が設けられ、LCD表示部10の
下方位置に、メモリカード18に記録される画像データ
の圧縮率Kを切り換え設定するための圧縮率設定スイッ
チ12とパーソナルコンピュータが外部接続される接続
端子13とが設けられている。FLモード設定キー11
は、プッシュスイッチからなり、圧縮率設定スイッチ1
2は、2接点のスライドスイッチからなる。
うに、左端部の略中央に撮影画像のモニタ表示(ビュー
ファインダーに相当)及び記録画像の再生表示等を行な
うためのLCD表示部10が設けられている。また、L
CD表示部10の上方位置にフラッシュ発光に関するF
Lモード設定キー11が設けられ、LCD表示部10の
下方位置に、メモリカード18に記録される画像データ
の圧縮率Kを切り換え設定するための圧縮率設定スイッ
チ12とパーソナルコンピュータが外部接続される接続
端子13とが設けられている。FLモード設定キー11
は、プッシュスイッチからなり、圧縮率設定スイッチ1
2は、2接点のスライドスイッチからなる。
【0017】デジタルカメラ1には、フラッシュ発光に
関するモードとして被写体輝度に応じて自動的に内蔵フ
ラッシュ5を発光させる「自動発光モード」、被写体輝
度に関係なく内蔵フラッシュ5を強制的に発光させる
「強制発光モード」及び内蔵フラッシュ5の発光を禁止
する「発光禁止モード」が設けられており、上記FLモ
ード設定キー11を押す毎に「自動発光」、「強制発
光」及び「発光禁止」の各モードがサイクリックに切り
換わり、いずれかのモードが選択設定されるようになっ
ている。FLモード設定キー11は、後述の画像再生時
にも使用される。また、デジタルカメラ1は、1/8と
1/20の2種類の圧縮率Kが選択設定可能であり、例
えば圧縮率設定スイッチ12を右にスライドすると、圧
縮率K=1/8に設定され、左にスライドすると、圧縮
率K=1/20に設定される。また、本実施の形態で
は、2種類の圧縮率Kを選択設定できるようにしたが、
3種類以上の圧縮率Kを選択設定できるようにしてもよ
い。
関するモードとして被写体輝度に応じて自動的に内蔵フ
ラッシュ5を発光させる「自動発光モード」、被写体輝
度に関係なく内蔵フラッシュ5を強制的に発光させる
「強制発光モード」及び内蔵フラッシュ5の発光を禁止
する「発光禁止モード」が設けられており、上記FLモ
ード設定キー11を押す毎に「自動発光」、「強制発
光」及び「発光禁止」の各モードがサイクリックに切り
換わり、いずれかのモードが選択設定されるようになっ
ている。FLモード設定キー11は、後述の画像再生時
にも使用される。また、デジタルカメラ1は、1/8と
1/20の2種類の圧縮率Kが選択設定可能であり、例
えば圧縮率設定スイッチ12を右にスライドすると、圧
縮率K=1/8に設定され、左にスライドすると、圧縮
率K=1/20に設定される。また、本実施の形態で
は、2種類の圧縮率Kを選択設定できるようにしたが、
3種類以上の圧縮率Kを選択設定できるようにしてもよ
い。
【0018】さらに、カメラ本体部2の背面の右端上部
には、「撮影モード」と「再生モード」とを切り換え設
定するための撮影/再生モード設定スイッチ14が設け
られている。撮影モードは、写真撮影を行なうモードで
あり、再生モードは、メモリカード18に記録された撮
影画像をLCD表示部10に再生表示するモードであ
る。撮影/再生モード設定スイッチ14も2接点のスラ
イドスイッチからなり、例えば右にスライドすると、再
生モードが設定され、左にスライドすると、撮影モード
が設定される。
には、「撮影モード」と「再生モード」とを切り換え設
定するための撮影/再生モード設定スイッチ14が設け
られている。撮影モードは、写真撮影を行なうモードで
あり、再生モードは、メモリカード18に記録された撮
影画像をLCD表示部10に再生表示するモードであ
る。撮影/再生モード設定スイッチ14も2接点のスラ
イドスイッチからなり、例えば右にスライドすると、再
生モードが設定され、左にスライドすると、撮影モード
が設定される。
【0019】図7は底面に設けられた蓋の開閉を示す
図、図8はデジタルカメラ1の蓋を開いた状態の底面図
である。カメラ本体部2の底面には、電源電池Eの電池
装填室16とメモリカード18のカード装填室17とが
設けられており、両装填室16,17の装填口は、クラ
ムシェルタイプの蓋15により閉塞されるようになって
いる。本実施形態におけるデジタルカメラ1は、4本の
単三形乾電池E1〜E4を直列接続してなる電源電池E
を駆動源としており、カメラ本体部2の下部には、各電
池E1〜E4が装填される4個の円筒状の装填室を一列
に配列してなる電池装填室16が下面中央よりやや右側
にずれた位置に横方向に配設されている。また、電池装
填室16より前面側に電池装填室16と平行に帯状の装
填口を有するカード装填室17が配設されている。
図、図8はデジタルカメラ1の蓋を開いた状態の底面図
である。カメラ本体部2の底面には、電源電池Eの電池
装填室16とメモリカード18のカード装填室17とが
設けられており、両装填室16,17の装填口は、クラ
ムシェルタイプの蓋15により閉塞されるようになって
いる。本実施形態におけるデジタルカメラ1は、4本の
単三形乾電池E1〜E4を直列接続してなる電源電池E
を駆動源としており、カメラ本体部2の下部には、各電
池E1〜E4が装填される4個の円筒状の装填室を一列
に配列してなる電池装填室16が下面中央よりやや右側
にずれた位置に横方向に配設されている。また、電池装
填室16より前面側に電池装填室16と平行に帯状の装
填口を有するカード装填室17が配設されている。
【0020】蓋15の裏面(装填室16,17を臨む
面)の上記電池装填室16に対向する位置には、電池E
1,E2を接続する導電性の接続片15aと電池E3,
E4を接続する導電性の接続片15bとが設けられてお
り、蓋15を閉塞すると、接続片15a,15bと電池
E1〜E4とが接触して電源電池Eが構成されるように
なっている。
面)の上記電池装填室16に対向する位置には、電池E
1,E2を接続する導電性の接続片15aと電池E3,
E4を接続する導電性の接続片15bとが設けられてお
り、蓋15を閉塞すると、接続片15a,15bと電池
E1〜E4とが接触して電源電池Eが構成されるように
なっている。
【0021】本実施形態に係るデジタルカメラ1では、
上記のように、電池装填室16の蓋とカード装填室17
の蓋とを共通化しているので、両装填室の配置がコンパ
クトになるとともに、着脱時のメモリカード18の保護
が確実に行なえるようになっている。すなわち、メモリ
カード18の装着時においては、メモリカード装着後に
蓋15を閉塞することにより電源電池Eが内部回路に接
続され、メモリカード18の取り出し時においては、メ
モリカード取り出し前に蓋15を開放することにより電
源電池Eの内部回路との接続が解除されるので、確実
に、電源OFFの状態でメモリカード18の着脱を行な
うことができる。
上記のように、電池装填室16の蓋とカード装填室17
の蓋とを共通化しているので、両装填室の配置がコンパ
クトになるとともに、着脱時のメモリカード18の保護
が確実に行なえるようになっている。すなわち、メモリ
カード18の装着時においては、メモリカード装着後に
蓋15を閉塞することにより電源電池Eが内部回路に接
続され、メモリカード18の取り出し時においては、メ
モリカード取り出し前に蓋15を開放することにより電
源電池Eの内部回路との接続が解除されるので、確実
に、電源OFFの状態でメモリカード18の着脱を行な
うことができる。
【0022】次に、撮像部3のカメラ本体部2への装着
機構について説明する。図9に示すように、正面から見
てカメラ本体部2の右側面2aには、撮像部3が着脱自
在に装着される接続板23が、右側面と平行な平面内に
回動自在に設けられている。この接続板23の回動によ
りカメラ本体部2に取り付けられた撮像部3が回転基準
位置(回転支持部分23R)を基準として略±(90+
α)°の範囲で回動する。図に示される矢印Aは、撮像
部3が回転基準位置にある場合の撮像方向を示す。ま
た、右側面2aにはACアダプタ端子AC1が設けられ
ている。
機構について説明する。図9に示すように、正面から見
てカメラ本体部2の右側面2aには、撮像部3が着脱自
在に装着される接続板23が、右側面と平行な平面内に
回動自在に設けられている。この接続板23の回動によ
りカメラ本体部2に取り付けられた撮像部3が回転基準
位置(回転支持部分23R)を基準として略±(90+
α)°の範囲で回動する。図に示される矢印Aは、撮像
部3が回転基準位置にある場合の撮像方向を示す。ま
た、右側面2aにはACアダプタ端子AC1が設けられ
ている。
【0023】図10は装着部3B及び接続板23の詳細
構成を示す図、図11は図10のC−C線断面図であ
る。装着部3Bの装着面308は、周縁適所に4個の係
合爪310a〜310dが設けられた長方形状の孔30
9を有しており、この孔309に上記接続板23を嵌入
して撮像部3がカメラ本体部2に装着されるようになっ
ている。
構成を示す図、図11は図10のC−C線断面図であ
る。装着部3Bの装着面308は、周縁適所に4個の係
合爪310a〜310dが設けられた長方形状の孔30
9を有しており、この孔309に上記接続板23を嵌入
して撮像部3がカメラ本体部2に装着されるようになっ
ている。
【0024】また、ロック解除レバー307の裏面には
装着面308に装着された接続板23をロックするキー
部材311が設けられている。ロック解除レバー307
は、キー部材311を装着部3Bの側壁を貫通し、孔3
09側に臨むように装着部3Bに取り付けられている。
また、ロック解除レバー307は、キー部材311が孔
309の開口面に接離する方向に移動可能に取り付けら
れている。ロック解除レバー307を操作することによ
り、キー部材311は、孔309の開口面側に設けられ
たロック位置又は開口面より奥側に設けられたロック解
除位置に移動可能になっている。ロック解除レバー30
7は、スプリング312によりロック位置に付勢されて
おり、このスプリング312の付勢力に抗してロック解
除位置に移動させると、接続板23を介してカメラ本体
部2に装着された撮像部3を離脱することができるよう
になっている。
装着面308に装着された接続板23をロックするキー
部材311が設けられている。ロック解除レバー307
は、キー部材311を装着部3Bの側壁を貫通し、孔3
09側に臨むように装着部3Bに取り付けられている。
また、ロック解除レバー307は、キー部材311が孔
309の開口面に接離する方向に移動可能に取り付けら
れている。ロック解除レバー307を操作することによ
り、キー部材311は、孔309の開口面側に設けられ
たロック位置又は開口面より奥側に設けられたロック解
除位置に移動可能になっている。ロック解除レバー30
7は、スプリング312によりロック位置に付勢されて
おり、このスプリング312の付勢力に抗してロック解
除位置に移動させると、接続板23を介してカメラ本体
部2に装着された撮像部3を離脱することができるよう
になっている。
【0025】上記接続板23の装着面には、図9に示さ
れる複数の接続端子234が設けられる一方、上記装着
部3Bの孔309内に上記接続板23の装着面の接続端
子234に対向して複数の接続端子334が設けられて
おり、接続板23を介して撮像部3をカメラ本体部2に
取り付けると、撮像部3とカメラ本体部2とが上記接続
端子234,334を介して電気的に接続されるように
なっている。
れる複数の接続端子234が設けられる一方、上記装着
部3Bの孔309内に上記接続板23の装着面の接続端
子234に対向して複数の接続端子334が設けられて
おり、接続板23を介して撮像部3をカメラ本体部2に
取り付けると、撮像部3とカメラ本体部2とが上記接続
端子234,334を介して電気的に接続されるように
なっている。
【0026】上記接続板23には、両長辺の適所に長方
形状の凹部231a,231bが穿設されている。ま
た、接続板23の接続端子234が配設されていない面
23b(以下、この面を裏面という)の一方の両隅部に
は係合部232a,232bが設けられており、さら
に、上記凹部231a,231bに連続する位置には、
それぞれ係合部232c,232dが設けられている。
これらの係合部232a〜232dは、撮像部3のカメ
ラ本体部2への装着時に、それぞれ装着部3Bの係合爪
310a〜310dと係合する。また、図9に示される
接続端子234が設けられた面23a(以下、この面を
表面という)には、凹部231aが穿設された長辺の適
所に溝を形成して装着部3Bのキー部材311が嵌入係
合される係合部233が設けられている。
形状の凹部231a,231bが穿設されている。ま
た、接続板23の接続端子234が配設されていない面
23b(以下、この面を裏面という)の一方の両隅部に
は係合部232a,232bが設けられており、さら
に、上記凹部231a,231bに連続する位置には、
それぞれ係合部232c,232dが設けられている。
これらの係合部232a〜232dは、撮像部3のカメ
ラ本体部2への装着時に、それぞれ装着部3Bの係合爪
310a〜310dと係合する。また、図9に示される
接続端子234が設けられた面23a(以下、この面を
表面という)には、凹部231aが穿設された長辺の適
所に溝を形成して装着部3Bのキー部材311が嵌入係
合される係合部233が設けられている。
【0027】撮像部3の装着部3Bは、以下の手順でカ
メラ本体部2の接続板23に取り付けられる。まず、孔
309の係合爪310c,310dがそれぞれ接続板2
3の凹部231a,231bに対向するように、装着部
3Bの装着面308を接続板23と平行に配置した後、
装着部3Bを接続板23に押し当てる。このとき、係合
爪310c,310dがそれぞれ接続板23の凹部23
1a,231bに嵌入する一方、キー部材311が接続
板23の表面に押されてスプリング312の付勢力に抗
してロック解除位置に移動し、装着部3Bは、接続板2
3の裏面23bが装着部3Bの装着面308と同一平面
となる位置まで押し込まれる。この後、装着部3Bを後
端側(図10のB方向)に移動させると、装着部3Bの
係合爪310a〜310dがそれぞれ接続板23の係合
部232a〜232dに係合して、装着部3Bが接続板
23に離脱不能に装着されるとともに、キー部材311
がスプリング312の付勢力によりロック位置に移動し
て係合部233に嵌入し、接続板23への撮像部3の取
付状態がロックされる。
メラ本体部2の接続板23に取り付けられる。まず、孔
309の係合爪310c,310dがそれぞれ接続板2
3の凹部231a,231bに対向するように、装着部
3Bの装着面308を接続板23と平行に配置した後、
装着部3Bを接続板23に押し当てる。このとき、係合
爪310c,310dがそれぞれ接続板23の凹部23
1a,231bに嵌入する一方、キー部材311が接続
板23の表面に押されてスプリング312の付勢力に抗
してロック解除位置に移動し、装着部3Bは、接続板2
3の裏面23bが装着部3Bの装着面308と同一平面
となる位置まで押し込まれる。この後、装着部3Bを後
端側(図10のB方向)に移動させると、装着部3Bの
係合爪310a〜310dがそれぞれ接続板23の係合
部232a〜232dに係合して、装着部3Bが接続板
23に離脱不能に装着されるとともに、キー部材311
がスプリング312の付勢力によりロック位置に移動し
て係合部233に嵌入し、接続板23への撮像部3の取
付状態がロックされる。
【0028】また、撮像部3の接続板23からの取外し
は、ロック解除レバー307を装着面308から離れる
方向(図11のD方向)に操作してキー部材311をロ
ック解除位置に移動させ、キー部材311と係合部23
3との係合を解除し、この状態で装着部3Bを接続板2
3に対して図10のB方向と逆方向に相対移動させた
後、装着部3Bを接続板23から離隔する方向に移動さ
せることにより行なわれる。
は、ロック解除レバー307を装着面308から離れる
方向(図11のD方向)に操作してキー部材311をロ
ック解除位置に移動させ、キー部材311と係合部23
3との係合を解除し、この状態で装着部3Bを接続板2
3に対して図10のB方向と逆方向に相対移動させた
後、装着部3Bを接続板23から離隔する方向に移動さ
せることにより行なわれる。
【0029】上述の説明は、撮像部3がカメラ本体部2
に装着される場合の構成であったが、接続板23には、
撮像部3に換えて、光磁気ディスクドライブ(以下、ド
ライブという)をケーブルを介することなく、直接接続
することができる。図12は、ドライブ130と接続板
23との接続機構を説明するための斜視図である。撮像
部3とは同じ機構に対しては、同じ図番を付している。
ドライブ130の装着面308の孔309が接続板23
を受け入れる。光磁気ディスクドライブ130は、光磁
気ディスク131を装着可能な蓋1301を持つ。蓋1
301は、その一端1302がドライブ130に軸支さ
れており、他端部を持ち上げて、メディア挿入口130
3に光磁気ディスク131を奥まで挿入し、蓋1301
を閉じることによって、光磁気ディスク131がドライ
ブ130に装着される。
に装着される場合の構成であったが、接続板23には、
撮像部3に換えて、光磁気ディスクドライブ(以下、ド
ライブという)をケーブルを介することなく、直接接続
することができる。図12は、ドライブ130と接続板
23との接続機構を説明するための斜視図である。撮像
部3とは同じ機構に対しては、同じ図番を付している。
ドライブ130の装着面308の孔309が接続板23
を受け入れる。光磁気ディスクドライブ130は、光磁
気ディスク131を装着可能な蓋1301を持つ。蓋1
301は、その一端1302がドライブ130に軸支さ
れており、他端部を持ち上げて、メディア挿入口130
3に光磁気ディスク131を奥まで挿入し、蓋1301
を閉じることによって、光磁気ディスク131がドライ
ブ130に装着される。
【0030】図13は、カメラ本体部2にドライブ13
0が接続された状態を示す図である。ドライブ130
は、蓋1301のある面の端部に電源スイッチ130
4、アクセスランプ1305を備え、ACアダプタの接
続端子AC2を有する。実際に光磁気ディスク131に
格納されている画像をカメラのLCD表示部10上で閲
覧したり、あるいは、メモリカード18に格納されてい
る画像を光磁気ディスク131に転送する際には、LC
D表示部10の表示方向を上向き姿勢としたカメラ本体
部2を回転支持部分23Rを中心にドライブ130に対
して手前側に回動させ、図14に示すようにドライブ1
30の底面とカメラ本体部2のコーナー部Lでシステム
を支持する。その結果、LCD表示部10全体が起き上
がり、その角度が適切に保持されるので、見やすくな
る。
0が接続された状態を示す図である。ドライブ130
は、蓋1301のある面の端部に電源スイッチ130
4、アクセスランプ1305を備え、ACアダプタの接
続端子AC2を有する。実際に光磁気ディスク131に
格納されている画像をカメラのLCD表示部10上で閲
覧したり、あるいは、メモリカード18に格納されてい
る画像を光磁気ディスク131に転送する際には、LC
D表示部10の表示方向を上向き姿勢としたカメラ本体
部2を回転支持部分23Rを中心にドライブ130に対
して手前側に回動させ、図14に示すようにドライブ1
30の底面とカメラ本体部2のコーナー部Lでシステム
を支持する。その結果、LCD表示部10全体が起き上
がり、その角度が適切に保持されるので、見やすくな
る。
【0031】図15及び図16は、デジタルカメラ1の
ブロック図である。以下の説明においては、撮像部3と
ドライブ130を両方記載しているが、上述のようにい
ずれか一方のみがカメラ本体部2に装填可能である。C
CD303は、マクロズームレンズ301により結像さ
れた被写体の光像を、R(赤),G(緑),B(青)の
色成分の画像信号(各画素で受光された画素信号の信号
列からなる信号)に光電変換して出力する。タイミング
ジェネレータ314は、CCD303の駆動を制御する
ための各種のタイミングパルスを生成するものである。
撮像部3における露出制御は、絞りが固定絞りとなって
いるので、CCD303の露光量、すなわち、シャッタ
スピードに相当するCCD303の電荷蓄積時間を調節
して行なわれる。被写体輝度が低輝度であるため適切な
シャッタスピードに設定できない場合は、CCD303
から出力される画像信号のレベル調整を行なうことによ
り露光不足による不適正露出が補正される。すなわち、
低輝度時は、シャッタスピードとゲイン調整とを組み合
わせて露出制御が行なわれる。画像信号のレベル調整
は、信号処理回路313内のAGC回路でのゲイン調整
において行なわれる。
ブロック図である。以下の説明においては、撮像部3と
ドライブ130を両方記載しているが、上述のようにい
ずれか一方のみがカメラ本体部2に装填可能である。C
CD303は、マクロズームレンズ301により結像さ
れた被写体の光像を、R(赤),G(緑),B(青)の
色成分の画像信号(各画素で受光された画素信号の信号
列からなる信号)に光電変換して出力する。タイミング
ジェネレータ314は、CCD303の駆動を制御する
ための各種のタイミングパルスを生成するものである。
撮像部3における露出制御は、絞りが固定絞りとなって
いるので、CCD303の露光量、すなわち、シャッタ
スピードに相当するCCD303の電荷蓄積時間を調節
して行なわれる。被写体輝度が低輝度であるため適切な
シャッタスピードに設定できない場合は、CCD303
から出力される画像信号のレベル調整を行なうことによ
り露光不足による不適正露出が補正される。すなわち、
低輝度時は、シャッタスピードとゲイン調整とを組み合
わせて露出制御が行なわれる。画像信号のレベル調整
は、信号処理回路313内のAGC回路でのゲイン調整
において行なわれる。
【0032】上記タイミングジェネレータ314は、タ
イミング制御回路202から送信される基準クロックに
基づきCCD303の駆動制御信号を生成するものであ
る。タイミングジェネレータ314は、例えば積分開始
/終了(露出開始/終了)のタイミング信号、各画素の
受光信号の読出制御信号(水平同期信号,垂直同期信
号,転送信号等)等のクロック信号を生成し、CCD3
03に出力する。また、信号処理回路313は、CCD
303から出力される画像信号(アナログ信号)に所定
のアナログ信号処理を施すものである。信号処理回路3
13は、CDS(相関二重サンプリング)回路とAGC
(オートゲインコントロール)回路とを有し、CDS回
路により画像信号のノイズの低減を行ない、AGC回路
でのゲイン調整をすることにより画像信号のレベル調整
を行なう。
イミング制御回路202から送信される基準クロックに
基づきCCD303の駆動制御信号を生成するものであ
る。タイミングジェネレータ314は、例えば積分開始
/終了(露出開始/終了)のタイミング信号、各画素の
受光信号の読出制御信号(水平同期信号,垂直同期信
号,転送信号等)等のクロック信号を生成し、CCD3
03に出力する。また、信号処理回路313は、CCD
303から出力される画像信号(アナログ信号)に所定
のアナログ信号処理を施すものである。信号処理回路3
13は、CDS(相関二重サンプリング)回路とAGC
(オートゲインコントロール)回路とを有し、CDS回
路により画像信号のノイズの低減を行ない、AGC回路
でのゲイン調整をすることにより画像信号のレベル調整
を行なう。
【0033】調光回路304は、フラッシュ撮影におけ
る内蔵フラッシュ5の発光量を全体制御部211により
設定された所定の発光量に制御するものである。フラッ
シュ撮影においては、露出開始と同時に被写体からのフ
ラッシュ光の反射光が調光センサ305により受光さ
れ、この受光量が所定の発光量に達すると、調光回路3
04からカメラ本体部2内に設けられたフラッシュ制御
回路214(以下、FL制御回路という)への発光停止
信号が出力される。FL制御回路214は、この発光停
止信号に応答して内蔵フラッシュ5の発光を強制的に停
止し、これにより内蔵フラッシュ5の発光量が所定の発
光量に制御される。
る内蔵フラッシュ5の発光量を全体制御部211により
設定された所定の発光量に制御するものである。フラッ
シュ撮影においては、露出開始と同時に被写体からのフ
ラッシュ光の反射光が調光センサ305により受光さ
れ、この受光量が所定の発光量に達すると、調光回路3
04からカメラ本体部2内に設けられたフラッシュ制御
回路214(以下、FL制御回路という)への発光停止
信号が出力される。FL制御回路214は、この発光停
止信号に応答して内蔵フラッシュ5の発光を強制的に停
止し、これにより内蔵フラッシュ5の発光量が所定の発
光量に制御される。
【0034】カメラ本体部2内には、基準クロック、タ
イミングジェネレータ314、A/D変換器205に対
するクロックを生成するタイミング制御回路202が設
けられている。このタイミング制御回路202は、全体
制御部211により制御される。また、A/D変換器2
05は、画像信号の各画素信号を10ビットのデジタル
信号に変換するものである。A/D変換器205は、タ
イミング制御回路202から入力されるA/D変換用の
クロックCLK2に基づいて各画素信号(アナログ信
号)を10ビットのデジタル信号に変換する。
イミングジェネレータ314、A/D変換器205に対
するクロックを生成するタイミング制御回路202が設
けられている。このタイミング制御回路202は、全体
制御部211により制御される。また、A/D変換器2
05は、画像信号の各画素信号を10ビットのデジタル
信号に変換するものである。A/D変換器205は、タ
イミング制御回路202から入力されるA/D変換用の
クロックCLK2に基づいて各画素信号(アナログ信
号)を10ビットのデジタル信号に変換する。
【0035】黒レベル補正回路206は、A/D変換さ
れた画素信号(以下、画素データという。)の黒レベル
を基準の黒レベルに補正するものである。また、WB回
路207は、γ補正(記録特性の逆線形性を逆補正し
て、記録濃度をより線形に近づけるための信号変換)後
にホワイトバランスも合わせて調整されるように、R,
G,Bの各色成分の画素データのレベル変換を行なうも
のである。WB回路207は、全体制御部211から入
力されるレベル変換テーブルを用いてR,G,Bの各色
成分の画素データのレベルを変換する。なお、レベル変
換テーブルの各色成分の変換係数(特性の傾き)は全体
制御部211により撮影画像毎に設定される。γ補正回
路208は、画素データのγ特性を補正するものであ
る。γ補正回路208は、γ特性の異なる例えば6種類
のγ補正テーブルを有し、撮影シーンや撮影条件に応じ
て所定のγ補正テーブルにより画素データのγ補正を行
なう。
れた画素信号(以下、画素データという。)の黒レベル
を基準の黒レベルに補正するものである。また、WB回
路207は、γ補正(記録特性の逆線形性を逆補正し
て、記録濃度をより線形に近づけるための信号変換)後
にホワイトバランスも合わせて調整されるように、R,
G,Bの各色成分の画素データのレベル変換を行なうも
のである。WB回路207は、全体制御部211から入
力されるレベル変換テーブルを用いてR,G,Bの各色
成分の画素データのレベルを変換する。なお、レベル変
換テーブルの各色成分の変換係数(特性の傾き)は全体
制御部211により撮影画像毎に設定される。γ補正回
路208は、画素データのγ特性を補正するものであ
る。γ補正回路208は、γ特性の異なる例えば6種類
のγ補正テーブルを有し、撮影シーンや撮影条件に応じ
て所定のγ補正テーブルにより画素データのγ補正を行
なう。
【0036】画像メモリ209は、γ補正回路208か
ら出力される画素データを記憶するメモリである。画像
メモリ209は、1フレーム分の記憶容量を有してい
る。すなわち、画像メモリ209は、CCD303がn
行m列の画素を有している場合、n×m画素分の画素デ
ータの記憶容量を有し、各画素データが対応する画素位
置に記憶されるようになっている。VRAM(Video Ra
ndom Access Memory)210は、LCD表示部10に再
生表示される画像データのバッファメモリである。VR
AM210は、LCD表示部10の画素数に対応した画
像データの記憶容量を有している。
ら出力される画素データを記憶するメモリである。画像
メモリ209は、1フレーム分の記憶容量を有してい
る。すなわち、画像メモリ209は、CCD303がn
行m列の画素を有している場合、n×m画素分の画素デ
ータの記憶容量を有し、各画素データが対応する画素位
置に記憶されるようになっている。VRAM(Video Ra
ndom Access Memory)210は、LCD表示部10に再
生表示される画像データのバッファメモリである。VR
AM210は、LCD表示部10の画素数に対応した画
像データの記憶容量を有している。
【0037】撮影待機状態においては、撮像部3により
1/30(秒)毎に撮像された画像の各画素データがA
/D変換器205、黒レベル補正回路206、WB回路
207、及びγ補正回路208により所定の信号処理を
施された後、画像メモリ209に記憶されるとともに、
全体制御部211を介してVRAM210に転送され、
LCD表示部10に表示される。これにより、撮影者は
LCD表示部10に表示された画像により被写体像を確
認することができる。また、再生モードにおいては、メ
モリカード18から読み出された画像が全体制御部21
1で所定の信号処理が施された後、VRAM210に転
送され、LCD表示部10に再生表示される。
1/30(秒)毎に撮像された画像の各画素データがA
/D変換器205、黒レベル補正回路206、WB回路
207、及びγ補正回路208により所定の信号処理を
施された後、画像メモリ209に記憶されるとともに、
全体制御部211を介してVRAM210に転送され、
LCD表示部10に表示される。これにより、撮影者は
LCD表示部10に表示された画像により被写体像を確
認することができる。また、再生モードにおいては、メ
モリカード18から読み出された画像が全体制御部21
1で所定の信号処理が施された後、VRAM210に転
送され、LCD表示部10に再生表示される。
【0038】カードI/F212は、メモリカード18
への画像データの書込み及び画像データの読出しを行な
うためのインタフェースである。また、通信用I/F2
13は、パーソナルコンピュータ19を通信可能に外部
接続するための、例えばUSB規格に準拠したインタフ
ェースであり、接続端子PCを介してパーソナルコンピ
ュータ19と接続される。
への画像データの書込み及び画像データの読出しを行な
うためのインタフェースである。また、通信用I/F2
13は、パーソナルコンピュータ19を通信可能に外部
接続するための、例えばUSB規格に準拠したインタフ
ェースであり、接続端子PCを介してパーソナルコンピ
ュータ19と接続される。
【0039】FL制御回路214は、内蔵フラッシュ5
の発光を制御する回路である。FL制御回路214は、
全体制御部211の制御信号に基づき内蔵フラッシュ5
の発光の有無、発光量及び発光タイミング等を制御し、
調光回路304から接続板23を介して入力される発光
停止信号に基づき内蔵フラッシュ5の発光量を制御す
る。また、RTC219は、撮影日時を管理するための
時計回路であり、不図示の別の電池で駆動される。ま
た、光磁気ディスク131を駆動するためのドライブ1
30が光磁気ディスクインタフェース215を介してカ
メラ本体部2に直接接続可能である。また、操作部25
0は、上述したUPスイッチ6,DOWNスイッチ7、
シャッタボタン9、FLモード設定キー11、圧縮率設
定スイッチ12、撮影/再生モード設定スイッチ14に
相当するスイッチである。また、デジタルカメラ1の内
部には、撮像部3及びカメラ本体部2の電気回路に電力
を供給する電池Eを含む電源回路PU1が配されてお
り、この電源回路PU1には、ACアダプタ端子AC1
を介してカメラ用のACアダプタ200から電源を供給
することが可能である。
の発光を制御する回路である。FL制御回路214は、
全体制御部211の制御信号に基づき内蔵フラッシュ5
の発光の有無、発光量及び発光タイミング等を制御し、
調光回路304から接続板23を介して入力される発光
停止信号に基づき内蔵フラッシュ5の発光量を制御す
る。また、RTC219は、撮影日時を管理するための
時計回路であり、不図示の別の電池で駆動される。ま
た、光磁気ディスク131を駆動するためのドライブ1
30が光磁気ディスクインタフェース215を介してカ
メラ本体部2に直接接続可能である。また、操作部25
0は、上述したUPスイッチ6,DOWNスイッチ7、
シャッタボタン9、FLモード設定キー11、圧縮率設
定スイッチ12、撮影/再生モード設定スイッチ14に
相当するスイッチである。また、デジタルカメラ1の内
部には、撮像部3及びカメラ本体部2の電気回路に電力
を供給する電池Eを含む電源回路PU1が配されてお
り、この電源回路PU1には、ACアダプタ端子AC1
を介してカメラ用のACアダプタ200から電源を供給
することが可能である。
【0040】全体制御部211は、マイクロコンピュー
タからなり、上述した撮像部3内及びカメラ本体部2内
の各部材の駆動を有機的に制御してデジタルカメラ1の
撮影動作を統括制御する。また、全体制御部211は、
図17に示すように、露出制御値(シャッタスピード
(SS))を設定するための輝度判定部211aとシャ
ッタスピード設定部211bとを備えている。輝度判定
部211aは、撮影待機状態において、CCD303に
より1/30(秒)毎に取り込まれる画像を利用して被
写体の明るさを判定するものである。すなわち、輝度判
定部211aは、画像メモリ209に更新的に記憶され
る画像データを用いて被写体の明るさを判定するもので
ある。輝度判定部211aは、画像メモリ209の記憶
エリアを9個のブロックに分割し、各ブロックに含まれ
るG(緑)の色成分の画素データを用いて各ブロックを
代表する輝度データを算出する。
タからなり、上述した撮像部3内及びカメラ本体部2内
の各部材の駆動を有機的に制御してデジタルカメラ1の
撮影動作を統括制御する。また、全体制御部211は、
図17に示すように、露出制御値(シャッタスピード
(SS))を設定するための輝度判定部211aとシャ
ッタスピード設定部211bとを備えている。輝度判定
部211aは、撮影待機状態において、CCD303に
より1/30(秒)毎に取り込まれる画像を利用して被
写体の明るさを判定するものである。すなわち、輝度判
定部211aは、画像メモリ209に更新的に記憶され
る画像データを用いて被写体の明るさを判定するもので
ある。輝度判定部211aは、画像メモリ209の記憶
エリアを9個のブロックに分割し、各ブロックに含まれ
るG(緑)の色成分の画素データを用いて各ブロックを
代表する輝度データを算出する。
【0041】シャッタスピード設定部211b(以下、
SS設定部という)は、輝度判定部211aによる被写
体の明るさの判定結果に基づいてシャッタスピード(C
CD303の積分時間)を設定するものである。SS設
定部211bは、シャッタスピードのテーブルを有して
いる。シャッタスピードは、カメラ起動時に1/128
(秒)に初期設定される。撮影待機状態において、シャ
ッタスピード設定部211bは、輝度判定部211aに
よる被写体の明るさの判定結果に応じてシャッタスピー
ドを初期値から高速側若しくは低速側に1段ずつ変更設
定する。
SS設定部という)は、輝度判定部211aによる被写
体の明るさの判定結果に基づいてシャッタスピード(C
CD303の積分時間)を設定するものである。SS設
定部211bは、シャッタスピードのテーブルを有して
いる。シャッタスピードは、カメラ起動時に1/128
(秒)に初期設定される。撮影待機状態において、シャ
ッタスピード設定部211bは、輝度判定部211aに
よる被写体の明るさの判定結果に応じてシャッタスピー
ドを初期値から高速側若しくは低速側に1段ずつ変更設
定する。
【0042】また、全体制御部211は、撮影シーンに
応じて適切なシャッタスピードの設定、γ補正、及び後
述するフィルタリング補正を行なうために、「低輝度シ
ーン」、「中輝度通常シーン」、「中輝度逆光シーン」
及び「高輝度シーン」の4種類の撮影シーンを判定する
シーン判定部211cを備えている。「低輝度シーン」
は、室内撮影や夜間撮影のように、通常、フラッシュに
よる補助光を必要とするシーンであり、「中輝度通常シ
ーン」は、主被写体に対する照明光(自然光と人工光を
共に含む)が順光で、かつ、その明るさが適当であるた
め補助光無しで撮影可能なシーンである。また、「中輝
度逆光シーン」は、全体的な明るさは適当であるが、主
被写体に対する照明光が逆光のため、フラッシュ発光が
好ましいシーンであり、「高輝度シーン」は、例えば晴
天の海やスキー場での撮影のように全体的に非常に明か
るいシーンである。
応じて適切なシャッタスピードの設定、γ補正、及び後
述するフィルタリング補正を行なうために、「低輝度シ
ーン」、「中輝度通常シーン」、「中輝度逆光シーン」
及び「高輝度シーン」の4種類の撮影シーンを判定する
シーン判定部211cを備えている。「低輝度シーン」
は、室内撮影や夜間撮影のように、通常、フラッシュに
よる補助光を必要とするシーンであり、「中輝度通常シ
ーン」は、主被写体に対する照明光(自然光と人工光を
共に含む)が順光で、かつ、その明るさが適当であるた
め補助光無しで撮影可能なシーンである。また、「中輝
度逆光シーン」は、全体的な明るさは適当であるが、主
被写体に対する照明光が逆光のため、フラッシュ発光が
好ましいシーンであり、「高輝度シーン」は、例えば晴
天の海やスキー場での撮影のように全体的に非常に明か
るいシーンである。
【0043】更に、全体制御部211は、撮像画像が風
景や人物等の通常の写真撮影の画像(以下、この種の撮
影画像を自然画という。)であるか、ボードに描かれた
文字、図表等の画像(以下、この種の2値画像に類似し
た画像を文字画という。)であるかを判定する画像判定
部211eを備えている。画像判定部211eは、画像
メモリ209に記憶された撮像画像を構成する画素デー
タに基づき各画素位置の輝度データのヒストグラムを作
成し、このヒストグラムに基づき撮像画像の内容を判定
する。一般に、撮像画像の輝度データのヒストグラム
は、自然画の場合は、輝度分布の偏りが少なく、1つの
ピーク値を有する、いわゆる1山分布となるが、例えば
ホワイトボードに描かれた文字のような文字画の場合
は、白地部分と黒の文字部分とにそれぞれ輝度分布の偏
りが見られ、2山分布となる。従って、画像判定部21
1eは、撮像画像の輝度データBV(i,j)のヒスト
グラムが1山分布であるか、2山分布であるかを判別す
ることにより撮像画像が自然画であるか、文字画である
かを判別する。そして、この判定結果もメモリ211d
に記憶される。
景や人物等の通常の写真撮影の画像(以下、この種の撮
影画像を自然画という。)であるか、ボードに描かれた
文字、図表等の画像(以下、この種の2値画像に類似し
た画像を文字画という。)であるかを判定する画像判定
部211eを備えている。画像判定部211eは、画像
メモリ209に記憶された撮像画像を構成する画素デー
タに基づき各画素位置の輝度データのヒストグラムを作
成し、このヒストグラムに基づき撮像画像の内容を判定
する。一般に、撮像画像の輝度データのヒストグラム
は、自然画の場合は、輝度分布の偏りが少なく、1つの
ピーク値を有する、いわゆる1山分布となるが、例えば
ホワイトボードに描かれた文字のような文字画の場合
は、白地部分と黒の文字部分とにそれぞれ輝度分布の偏
りが見られ、2山分布となる。従って、画像判定部21
1eは、撮像画像の輝度データBV(i,j)のヒスト
グラムが1山分布であるか、2山分布であるかを判別す
ることにより撮像画像が自然画であるか、文字画である
かを判別する。そして、この判定結果もメモリ211d
に記憶される。
【0044】全体制御部211は、上記撮影画像の記録
処理を行なうために、フィルタリング処理を行なうフィ
ルタ部211fとサムネイル画像及び圧縮画像を生成す
る記録画像生成部211gとを備え、メモリカード18
に記録された画像をLCD表示部10に再生するため
に、再生画像を生成する再生画像生成部211hを備え
ている。フィルタ部211fは、デジタルフィルタによ
り記録すべき画像の高周波成分を補正して輪郭に関する
画質の補正を行なうものである。フィルタ部211f
は、圧縮率K=1/8,1/20のそれぞれについて、
標準的な輪郭補正を行うデジタルフィルタと、この標準
的な輪郭補正に対して、輪郭を強める2種類のデジタル
フィルタと輪郭を弱める2種類のデジタルフィルタの合
計5種類のデジタルフィルタを備えている。
処理を行なうために、フィルタリング処理を行なうフィ
ルタ部211fとサムネイル画像及び圧縮画像を生成す
る記録画像生成部211gとを備え、メモリカード18
に記録された画像をLCD表示部10に再生するため
に、再生画像を生成する再生画像生成部211hを備え
ている。フィルタ部211fは、デジタルフィルタによ
り記録すべき画像の高周波成分を補正して輪郭に関する
画質の補正を行なうものである。フィルタ部211f
は、圧縮率K=1/8,1/20のそれぞれについて、
標準的な輪郭補正を行うデジタルフィルタと、この標準
的な輪郭補正に対して、輪郭を強める2種類のデジタル
フィルタと輪郭を弱める2種類のデジタルフィルタの合
計5種類のデジタルフィルタを備えている。
【0045】記録画像生成部211gは、画像メモリ2
09から画素データを読み出してメモリカード18に記
録する縮小表示用画像(サムネイル画像)と圧縮画像と
を生成する。記録画像生成部211gは、画像メモリ2
09からラスタ走査(表示装置において二次元の表示面
を電子ビームによって左から右へ、そして上から下へ連
続的に走査すること)方向に走査しつつ、横方向と縦方
向の両方向でそれぞれ8画素毎に画素データを読み出
し、順次、メモリカード18のサムネイル画像エリアA
R2に転送することで、サムネイル画像を生成しつつメ
モリカード18に記録する。また、記録画像生成部21
1gは、画像メモリ209から全画素データを読み出
し、これらの画素データに2次元DCT変換(Discrete
Cosine Transform :離散コサイン変換 )、ハフマン符
号化等のJPEG方式による所定の圧縮処理を施して圧
縮画像の画像データを生成し、この圧縮画像データをメ
モリカード18の本画像(高解像度画像データ)エリア
に記録する。
09から画素データを読み出してメモリカード18に記
録する縮小表示用画像(サムネイル画像)と圧縮画像と
を生成する。記録画像生成部211gは、画像メモリ2
09からラスタ走査(表示装置において二次元の表示面
を電子ビームによって左から右へ、そして上から下へ連
続的に走査すること)方向に走査しつつ、横方向と縦方
向の両方向でそれぞれ8画素毎に画素データを読み出
し、順次、メモリカード18のサムネイル画像エリアA
R2に転送することで、サムネイル画像を生成しつつメ
モリカード18に記録する。また、記録画像生成部21
1gは、画像メモリ209から全画素データを読み出
し、これらの画素データに2次元DCT変換(Discrete
Cosine Transform :離散コサイン変換 )、ハフマン符
号化等のJPEG方式による所定の圧縮処理を施して圧
縮画像の画像データを生成し、この圧縮画像データをメ
モリカード18の本画像(高解像度画像データ)エリア
に記録する。
【0046】メモリカード18には、図18(a)に示
すように、圧縮率K=1/20で40コマの画像が記録
可能であり、各コマにはタグ情報、JPEG形式で圧縮
された高解像度の画像データ(640 ×480 画素) 、及び
縮小表示用の低解像度画像データであるサムネイル画像
データ(80×60画素)が記録されている。各コマ単位
で、たとえばEXIF形式(JPEGに準拠したファイ
ルフォーマットの一種)の画像ファイルとして扱うこと
が可能である。さらに、各コマ単位で、各画像に対する
履歴情報を格納するためのエリアがある。
すように、圧縮率K=1/20で40コマの画像が記録
可能であり、各コマにはタグ情報、JPEG形式で圧縮
された高解像度の画像データ(640 ×480 画素) 、及び
縮小表示用の低解像度画像データであるサムネイル画像
データ(80×60画素)が記録されている。各コマ単位
で、たとえばEXIF形式(JPEGに準拠したファイ
ルフォーマットの一種)の画像ファイルとして扱うこと
が可能である。さらに、各コマ単位で、各画像に対する
履歴情報を格納するためのエリアがある。
【0047】全体制御部211は、撮影モードにおい
て、シャッタボタン9により撮影が指示されると、撮影
指示後に画像メモリ209に取り込まれた画像のサムネ
イル画像と、圧縮率設定スイッチ12で設定された圧縮
率Kとに基づいてJPEG方式により圧縮された圧縮画
像とを生成し、撮影画像に関するタグ情報(コマ番号、
露出値、シャッタスピード、圧縮率K、撮影日、撮影時
のフラッシュのオン/オフのデータ、シーン情報、画像
の判定結果等の情報)とともに両画像をメモリカード1
8に記録する。
て、シャッタボタン9により撮影が指示されると、撮影
指示後に画像メモリ209に取り込まれた画像のサムネ
イル画像と、圧縮率設定スイッチ12で設定された圧縮
率Kとに基づいてJPEG方式により圧縮された圧縮画
像とを生成し、撮影画像に関するタグ情報(コマ番号、
露出値、シャッタスピード、圧縮率K、撮影日、撮影時
のフラッシュのオン/オフのデータ、シーン情報、画像
の判定結果等の情報)とともに両画像をメモリカード1
8に記録する。
【0048】さらに、内蔵フラッシュメモリ216に、
ShotNoと使用したメモリカード18のIDとを記録す
る。ShotoNo とは、撮影のためにシャッタボタン9を押
す度に1づつインクリメント(加算)される内部カウン
タである。メモリカード18のIDは、カメラでメモリ
カード18がフォーマットされた時に付与されるカード
の固有番号であり、カメラの固有番号(8桁)+フォー
マット時の西暦年(4桁)+フォーマット時の月日(4
桁)+フォーマット時の時分秒(6桁)の合計22桁か
らなる。例えば、固有番号01234567のカメラ
で、1997年11月23日15時42分58秒にフォ
ーマット完了したメモリカード18のIDは、01234567
19971123154258となる。ShotNoとメモリカード18のI
Dとは、次の表1のように互いに対応付けて記録され
る。この例の場合、カードIDが異なることからShotNo
=500の撮影の後に、メモリカード18を交換してShotNo
=501の撮影を行ったことが分かる。
ShotNoと使用したメモリカード18のIDとを記録す
る。ShotoNo とは、撮影のためにシャッタボタン9を押
す度に1づつインクリメント(加算)される内部カウン
タである。メモリカード18のIDは、カメラでメモリ
カード18がフォーマットされた時に付与されるカード
の固有番号であり、カメラの固有番号(8桁)+フォー
マット時の西暦年(4桁)+フォーマット時の月日(4
桁)+フォーマット時の時分秒(6桁)の合計22桁か
らなる。例えば、固有番号01234567のカメラ
で、1997年11月23日15時42分58秒にフォ
ーマット完了したメモリカード18のIDは、01234567
19971123154258となる。ShotNoとメモリカード18のI
Dとは、次の表1のように互いに対応付けて記録され
る。この例の場合、カードIDが異なることからShotNo
=500の撮影の後に、メモリカード18を交換してShotNo
=501の撮影を行ったことが分かる。
【0049】
【表1】
【0050】図19は、撮影時の処理を示すフローチャ
ートである。S1101でシャッタボタン9が押された
ことが検出されると(S1101)、ShotoNo をインク
リメントし(S1102)、装着されているメモリカー
ド18のカードIDを取得して(S1103)、内蔵フ
ラッシュメモリ216にShotoNo とメモリカード18の
IDとを記録する(S1104)。そして、その他のフ
ァイル処理を行って(S1105)、このルーチンを抜
ける。
ートである。S1101でシャッタボタン9が押された
ことが検出されると(S1101)、ShotoNo をインク
リメントし(S1102)、装着されているメモリカー
ド18のカードIDを取得して(S1103)、内蔵フ
ラッシュメモリ216にShotoNo とメモリカード18の
IDとを記録する(S1104)。そして、その他のフ
ァイル処理を行って(S1105)、このルーチンを抜
ける。
【0051】次に、カメラ本体部2、撮像部3、ドライ
ブ130の信号接続の関係について説明する。図20に
示すように、カメラ本体部2の接続板23は、6グルー
プの端子群234a,234b,234c,234d,
234e,234fを、撮像部3の装着面308は、4
グループの端子群334a,334b,334c,33
4dを、ドライブ130の装着面308は、2グループ
の端子群334e,334fを備えており、端子群23
4a〜fはそれぞれ端子群334a〜fに接続される。
このように、カメラ本体部2に対しては、撮像部3とド
ライブ130とが、電気的にも択一的に接続され、接続
された部材に応じた信号の授受が行われる。
ブ130の信号接続の関係について説明する。図20に
示すように、カメラ本体部2の接続板23は、6グルー
プの端子群234a,234b,234c,234d,
234e,234fを、撮像部3の装着面308は、4
グループの端子群334a,334b,334c,33
4dを、ドライブ130の装着面308は、2グループ
の端子群334e,334fを備えており、端子群23
4a〜fはそれぞれ端子群334a〜fに接続される。
このように、カメラ本体部2に対しては、撮像部3とド
ライブ130とが、電気的にも択一的に接続され、接続
された部材に応じた信号の授受が行われる。
【0052】次に、電源供給に関して説明する(図1
5、図16参照)。カメラ本体部2と撮像部3とが接続
された状態では、カメラ用のACアダプタ200を介し
てデジタルカメラ1全体に電力が供給され、カメラ本体
部2とドライブ130とが接続された状態では、ドライ
ブ130用のACアダプタ132を介して電力が供給さ
れる。ドライブ130は、光磁気ディスク131へのデ
ータの書き込みのために少なくともカメラ本体部2の数
倍の電力が必要である。そのため、カメラ用ACアダプ
タ200からの電力供給を行おうとすると、電力供給量
が不足し、誤動作の危険がある。かといって、カメラ用
に大型のACアダプタを提供するのは、コストアップに
つながったり、大きくなるがゆえに使い勝手が悪くな
る。また、撮像部3をカメラ本体部2に接続した状態で
の使い勝手を考慮して、カメラ本体部2のACアダプタ
接続端子AC1は、図9に示すように、ドライブ130
との接続面の上部に設けているので、カメラ本体部2に
ドライブ130を接続した際には、カメラ本体部2のA
Cアダプタ接続部AC1は接続できなくなる。仮に、カ
メラ本体部2、ドライブ130各々にACアダプタを接
続したとしても、電灯線に2つのACアダプタを接続す
ることになるので使い勝手が極めて悪くなる。
5、図16参照)。カメラ本体部2と撮像部3とが接続
された状態では、カメラ用のACアダプタ200を介し
てデジタルカメラ1全体に電力が供給され、カメラ本体
部2とドライブ130とが接続された状態では、ドライ
ブ130用のACアダプタ132を介して電力が供給さ
れる。ドライブ130は、光磁気ディスク131へのデ
ータの書き込みのために少なくともカメラ本体部2の数
倍の電力が必要である。そのため、カメラ用ACアダプ
タ200からの電力供給を行おうとすると、電力供給量
が不足し、誤動作の危険がある。かといって、カメラ用
に大型のACアダプタを提供するのは、コストアップに
つながったり、大きくなるがゆえに使い勝手が悪くな
る。また、撮像部3をカメラ本体部2に接続した状態で
の使い勝手を考慮して、カメラ本体部2のACアダプタ
接続端子AC1は、図9に示すように、ドライブ130
との接続面の上部に設けているので、カメラ本体部2に
ドライブ130を接続した際には、カメラ本体部2のA
Cアダプタ接続部AC1は接続できなくなる。仮に、カ
メラ本体部2、ドライブ130各々にACアダプタを接
続したとしても、電灯線に2つのACアダプタを接続す
ることになるので使い勝手が極めて悪くなる。
【0053】そこで、ドライブ130専用のACアダプ
タ132を、ドライブ130を駆動するのに加えてカメ
ラ本体部2に対する電力供給をも可能な容量にし、ドラ
イブ130を装着した時には、ドライブ130用のAC
アダプタ132を介してカメラ本体部2側に電力が供給
されるようにする。その際には、端子群334f−23
4fを介して、ACアダプタ132からカメラ本体部2
に電力が供給される。。なお、大容量記録メディアとし
て光磁気ディスク131以外の大容量記録メディア(Z
IPディスク、リムーバブルハードディスク等)を用い
た場合のドライブも、一般的に電力消費量が多いので、
事情は同じである。
タ132を、ドライブ130を駆動するのに加えてカメ
ラ本体部2に対する電力供給をも可能な容量にし、ドラ
イブ130を装着した時には、ドライブ130用のAC
アダプタ132を介してカメラ本体部2側に電力が供給
されるようにする。その際には、端子群334f−23
4fを介して、ACアダプタ132からカメラ本体部2
に電力が供給される。。なお、大容量記録メディアとし
て光磁気ディスク131以外の大容量記録メディア(Z
IPディスク、リムーバブルハードディスク等)を用い
た場合のドライブも、一般的に電力消費量が多いので、
事情は同じである。
【0054】次に、光磁気ディスク131内のデータ配
列について図18(b)を参照して説明する。光磁気デ
ィスク131には、メモリカード18の画像データを転
送して記録することができる。記録順に、No1,No2,No
3,...,No.n,...,No.3000の画像ファイルの番号が付与さ
れる。各ファイルは、メモリカード18と同様に、高解
像度画像データと、縮小表示用の低解像度画像データ
(サムネイル画像データ)と、タグ情報が記録される。
また、光磁気ディスク131内には各画像ファイルを管
理するためのファイル管理部があり、ここには、全体の
ディレクトリ(階層)構造や、ファイル番号及びファイ
ル名称をディレクトリと対応づけるためのファイル管理
テーブルが記録されている。例えば、このファイル管理
テーブルが下記の表2のように作られている場合には、
光磁気ディスク131内の各ファイルNo200 〜206 は、
図21のように格納されている。
列について図18(b)を参照して説明する。光磁気デ
ィスク131には、メモリカード18の画像データを転
送して記録することができる。記録順に、No1,No2,No
3,...,No.n,...,No.3000の画像ファイルの番号が付与さ
れる。各ファイルは、メモリカード18と同様に、高解
像度画像データと、縮小表示用の低解像度画像データ
(サムネイル画像データ)と、タグ情報が記録される。
また、光磁気ディスク131内には各画像ファイルを管
理するためのファイル管理部があり、ここには、全体の
ディレクトリ(階層)構造や、ファイル番号及びファイ
ル名称をディレクトリと対応づけるためのファイル管理
テーブルが記録されている。例えば、このファイル管理
テーブルが下記の表2のように作られている場合には、
光磁気ディスク131内の各ファイルNo200 〜206 は、
図21のように格納されている。
【0055】
【表2】
【0056】次に、カメラ本体部2とドライブ130と
を接続した状態での操作の一例を、光磁気ディスク13
1中の画像ファイルの閲覧時の操作、及び撮影画像のメ
モリカード18から光磁気ディスク131への転送時の
操作について図22を参照して説明する。「撮影モー
ド」と「再生モード」とを切り換え設定する撮影/再生
モード設定スイッチ14(図2参照)を再生側にセット
すると、メインメニューD1が表示される。画面D1で
は、選択肢の中で”画像の表示”が選択されている。画
像の表示が選択された状態で、シャッタボタン9を押す
と、光磁気ディスク131の画像ファイルの中から、高
解像度のデータを撮影日順に1コマ毎に表示する(ブラ
ウジングモード;画面D10)。ブラウジング(連続表
示)中にFLモード設定キー11を押すと、ブラウジン
グが停止し、FLモード設定キー11が押された時に表
示されていた画像が表示されたままの状態になる(画面
D11)。画面D11で再度シャッタボタン9を押す
と、ブラウジングモード画面D10に戻る。また、画面
D11でUPスイッチ6、DOWNスイッチ7を押すこ
とにより、一つ後のコマあるいは、一つ前のコマを表示
する。画面D11でFLモード設定キー11を押すこと
により、画面D1に戻る。また、画面D11で、消去ス
イッチ8を押すと、画面D11で表示されている画像に
対応するメモりカード18内の画像データを消去して、
画面D1に戻る。その際に、内蔵フラッシュメモリ21
6内のShotoNo とメモリカードIDのデータも削除す
る。
を接続した状態での操作の一例を、光磁気ディスク13
1中の画像ファイルの閲覧時の操作、及び撮影画像のメ
モリカード18から光磁気ディスク131への転送時の
操作について図22を参照して説明する。「撮影モー
ド」と「再生モード」とを切り換え設定する撮影/再生
モード設定スイッチ14(図2参照)を再生側にセット
すると、メインメニューD1が表示される。画面D1で
は、選択肢の中で”画像の表示”が選択されている。画
像の表示が選択された状態で、シャッタボタン9を押す
と、光磁気ディスク131の画像ファイルの中から、高
解像度のデータを撮影日順に1コマ毎に表示する(ブラ
ウジングモード;画面D10)。ブラウジング(連続表
示)中にFLモード設定キー11を押すと、ブラウジン
グが停止し、FLモード設定キー11が押された時に表
示されていた画像が表示されたままの状態になる(画面
D11)。画面D11で再度シャッタボタン9を押す
と、ブラウジングモード画面D10に戻る。また、画面
D11でUPスイッチ6、DOWNスイッチ7を押すこ
とにより、一つ後のコマあるいは、一つ前のコマを表示
する。画面D11でFLモード設定キー11を押すこと
により、画面D1に戻る。また、画面D11で、消去ス
イッチ8を押すと、画面D11で表示されている画像に
対応するメモりカード18内の画像データを消去して、
画面D1に戻る。その際に、内蔵フラッシュメモリ21
6内のShotoNo とメモリカードIDのデータも削除す
る。
【0057】上記画面D1でUPスイッチ6、DOWN
スイッチ7(図3参照)を押すことによって、選択肢を
順番に変更することが可能である。画像の転送が選択さ
れた状態で、シャッタボタン9が押されると、装着され
ているメモりカード18内の全ての画像ファイル(タグ
情報含む)の光磁気ディスク131への転送が始まり、
画面は、D21のデータの転送中のダイアログに遷移す
る。途中でエラーが発生したら、状態に応じたアラート
表示画面D23に移る。全てのファイルの転送完了後、
その旨を表示する画面D22が表示され、画面D22で
シャッタボタン9が押されると、画面D2に戻る。
スイッチ7(図3参照)を押すことによって、選択肢を
順番に変更することが可能である。画像の転送が選択さ
れた状態で、シャッタボタン9が押されると、装着され
ているメモりカード18内の全ての画像ファイル(タグ
情報含む)の光磁気ディスク131への転送が始まり、
画面は、D21のデータの転送中のダイアログに遷移す
る。途中でエラーが発生したら、状態に応じたアラート
表示画面D23に移る。全てのファイルの転送完了後、
その旨を表示する画面D22が表示され、画面D22で
シャッタボタン9が押されると、画面D2に戻る。
【0058】図23及び図24はファイル転送の処理を
示すフローチャート、図25はファイル転送時の各種ア
ラート表示画面を示す図である。図22の画面D1で画
像の転送が選択された状態で、シャッタボタン9を押
し、メモリカード18内の転送対象となる画像ファイル
のShotoNo を指定すると(S2101)、現在カメラに
装着されているメモリカード18のIDと現在カメラに
装着されている光磁気ディスク131の空き容量の取得
が行われる(S2102,S2103)。そして、S2
102で取得した現在カメラに装着されているメモリカ
ード18の固有のIDと、内蔵フラッシュメモリ216
内に格納された未転送の画像データについての撮影履歴
情報と、S2103で取得した光磁気ディスク131の
空き容量とに基づいて、光磁気ディスク131の容量
が、現在カメラに装着されているメモリカード18内の
画像データと、このメモリカード18よりも撮影時期の
早い別のメモリカード18内の未転送の画像データを格
納するのに十分な容量かどうかを判断する(S210
4)。
示すフローチャート、図25はファイル転送時の各種ア
ラート表示画面を示す図である。図22の画面D1で画
像の転送が選択された状態で、シャッタボタン9を押
し、メモリカード18内の転送対象となる画像ファイル
のShotoNo を指定すると(S2101)、現在カメラに
装着されているメモリカード18のIDと現在カメラに
装着されている光磁気ディスク131の空き容量の取得
が行われる(S2102,S2103)。そして、S2
102で取得した現在カメラに装着されているメモリカ
ード18の固有のIDと、内蔵フラッシュメモリ216
内に格納された未転送の画像データについての撮影履歴
情報と、S2103で取得した光磁気ディスク131の
空き容量とに基づいて、光磁気ディスク131の容量
が、現在カメラに装着されているメモリカード18内の
画像データと、このメモリカード18よりも撮影時期の
早い別のメモリカード18内の未転送の画像データを格
納するのに十分な容量かどうかを判断する(S210
4)。
【0059】上記S2104の判断は、具体的には次の
手順で行う。 1:現在装着されているメモリカード18のデータ容量
を見る。 2:内蔵フラッシュメモリ216のデータより、現在装
着されているメモリカード18のカードIDと同じカー
ドIDを持つ撮影履歴情報のShotoNo の中で、最も若い
ShotoNo を取得する。 3:2で得たShotoNo よりも若いShotoNo の撮影履歴情
報の総数N を見る。 4:もし、Nが0の時には、現在装着されているメモリ
カード18が、一番早い時期に撮影されたメモリカード
18である。 5:(現在装着されているメモリカード18のデータ容
量+N×0.05MB)がファイル転送に必要な空き容
量Uである(0.05MBは、1コマあたりの画像デー
タを転送するのに必要なデータ量であり、この値はデジ
タルカメラの仕様に応じて異なる)。 6:ファイル転送に必要な空き容量Uが装着されている
光磁気ディスク131の空き容量以下であるなら、S2
104ではYESと判断する。それ以外の時にはNOと
判断する。
手順で行う。 1:現在装着されているメモリカード18のデータ容量
を見る。 2:内蔵フラッシュメモリ216のデータより、現在装
着されているメモリカード18のカードIDと同じカー
ドIDを持つ撮影履歴情報のShotoNo の中で、最も若い
ShotoNo を取得する。 3:2で得たShotoNo よりも若いShotoNo の撮影履歴情
報の総数N を見る。 4:もし、Nが0の時には、現在装着されているメモリ
カード18が、一番早い時期に撮影されたメモリカード
18である。 5:(現在装着されているメモリカード18のデータ容
量+N×0.05MB)がファイル転送に必要な空き容
量Uである(0.05MBは、1コマあたりの画像デー
タを転送するのに必要なデータ量であり、この値はデジ
タルカメラの仕様に応じて異なる)。 6:ファイル転送に必要な空き容量Uが装着されている
光磁気ディスク131の空き容量以下であるなら、S2
104ではYESと判断する。それ以外の時にはNOと
判断する。
【0060】なぜなら、値Uが装着されている光磁気デ
ィスク131の空き容量より大きいということは、現在
装着されているメモリカード18よりも早い時期に撮影
された画像データの中で、現在装着されている光磁気デ
ィスク131に転送できないものが出てくる可能性を意
味するからである。強いて転送してしまうと、複数枚の
光磁気ディスク131間でデータが時系列に並ばなくな
り、データ管理上支障をきたす。
ィスク131の空き容量より大きいということは、現在
装着されているメモリカード18よりも早い時期に撮影
された画像データの中で、現在装着されている光磁気デ
ィスク131に転送できないものが出てくる可能性を意
味するからである。強いて転送してしまうと、複数枚の
光磁気ディスク131間でデータが時系列に並ばなくな
り、データ管理上支障をきたす。
【0061】上記の判断で光磁気ディスク131の空き
容量が十分でないと判断された場合には(S2104で
NO)、光磁気ディスク131の交換が必要かどうかを
判断する(S2106)。この判断は、具体的には次の
手順で行う。 1:内蔵フラッシュメモリ216内の撮影履歴情報のSh
otoNo の中で、最も若いShotoNo を取得する。 2:最も若いShotoNo が記録されているメモリカード1
8のカードIDを取得する。3:内蔵フラッシュメモリ
216内の撮影履歴情報の中で、2で取得したカードI
Dと同じカードIDを持つShotoNo の数を求める。 4:(3で求めたShotoNo の数)×0.05MB によ
り、最も撮影時期が早いメモリカード18内のファイル
転送に必要なデータ量Vを求める(0.05MBは、1
コマあたりの画像データを転送するのに必要なデータ量
であり、この値はデジタルカメラの仕様に応じて異な
る)。 5:4で求めたVが、装着されている光磁気ディスク1
31の空き容量以下であるなら、S2106ではNOと
判断する。それ以外の時にはYESである。
容量が十分でないと判断された場合には(S2104で
NO)、光磁気ディスク131の交換が必要かどうかを
判断する(S2106)。この判断は、具体的には次の
手順で行う。 1:内蔵フラッシュメモリ216内の撮影履歴情報のSh
otoNo の中で、最も若いShotoNo を取得する。 2:最も若いShotoNo が記録されているメモリカード1
8のカードIDを取得する。3:内蔵フラッシュメモリ
216内の撮影履歴情報の中で、2で取得したカードI
Dと同じカードIDを持つShotoNo の数を求める。 4:(3で求めたShotoNo の数)×0.05MB によ
り、最も撮影時期が早いメモリカード18内のファイル
転送に必要なデータ量Vを求める(0.05MBは、1
コマあたりの画像データを転送するのに必要なデータ量
であり、この値はデジタルカメラの仕様に応じて異な
る)。 5:4で求めたVが、装着されている光磁気ディスク1
31の空き容量以下であるなら、S2106ではNOと
判断する。それ以外の時にはYESである。
【0062】なぜなら、値Vが装着されている光磁気デ
ィスク131の空き容量より大きいということは、空き
容量が小さすぎて、一番撮影時期の早いメモリカード1
8を丸ごと転送できないということを意味するからであ
る。強いて転送してしまうと、1枚のメモリカード18
のデータが複数枚の光磁気ディスク131に分断して記
録されてしまい、データ管理上支障をきたす。
ィスク131の空き容量より大きいということは、空き
容量が小さすぎて、一番撮影時期の早いメモリカード1
8を丸ごと転送できないということを意味するからであ
る。強いて転送してしまうと、1枚のメモリカード18
のデータが複数枚の光磁気ディスク131に分断して記
録されてしまい、データ管理上支障をきたす。
【0063】上記の判断で光磁気ディスク131の交換
が必要であると判断された場合には(S2106でYE
S)、光磁気ディスク131の交換を促すアラート表示
画面D231を表示し(S2107)、このルーチンを
抜ける。光磁気ディスク131の交換が必要でないと判
断された場合には(S2106でNO)、現在装着され
ているメモリカード18よりも早い時期に撮影された別
のメモリカード18に記録されている未転送のデータを
先に転送しておく必要があるので、メモリカード18の
交換を促すアラート表示画面D232を表示する(S2
108)。アラート表示画面D231,D232では、
FLモード設定キー11を押すことにより、ファイル転
送処理を中断し、図22の画面D2に戻る。メモリカー
ド18の交換が検出されたら(S2109)、再度、S
2102よりこのルーチンを実行する。
が必要であると判断された場合には(S2106でYE
S)、光磁気ディスク131の交換を促すアラート表示
画面D231を表示し(S2107)、このルーチンを
抜ける。光磁気ディスク131の交換が必要でないと判
断された場合には(S2106でNO)、現在装着され
ているメモリカード18よりも早い時期に撮影された別
のメモリカード18に記録されている未転送のデータを
先に転送しておく必要があるので、メモリカード18の
交換を促すアラート表示画面D232を表示する(S2
108)。アラート表示画面D231,D232では、
FLモード設定キー11を押すことにより、ファイル転
送処理を中断し、図22の画面D2に戻る。メモリカー
ド18の交換が検出されたら(S2109)、再度、S
2102よりこのルーチンを実行する。
【0064】上記S2104の判断で光磁気ディスク1
31の空き容量が十分であると判断された場合には(S
2104でYES)、ファイル転送を行う際の最初に転
送するファイルにメモリカード18内のコマ番号が一番
若い画像ファイルを指定し(S2105)、ファイルの
転送を開始する(S2112)。そして、転送対象ファ
イルの中で、最初に転送するデータのアドレスを指定し
て(S2113)、転送処理を開始し(S2114)、
転送対象ファイル中の全てのデータの転送が完了するま
で(S2115でYES)、順次転送するアドレスを指
定して(S2116)、S2114の転送処理を繰り返
す。転送対象ファイルの転送が完了したら(S2115
でYES)、内蔵フラッシュメモリ216中の撮影履歴
情報から転送したファイルに対応するShotoNo とメモリ
カードIDを持つ撮影履歴情報を削除する(S211
7)。次に、直前に転送したファイルが現在装着されて
いるメモりカード18内の最後のファイルかどうかを判
断し(S2118)、最後のファイルでないなら(S2
118でNO)、次のファイルを指定して(S211
9)、S2112に戻り、次のファイルの転送処理を行
う。最後のファイルであるなら(S2118でYE
S)、未転送のデータがあるかどうかを判断する(S2
120)。これは、内蔵フラッシュメモリ216内のデ
ータが存在するかどうかで判断する。データが存在する
場合には、YESであり、存在しない場合にはNOであ
る。YESの場合には、現在装着されているメモリカー
ド18内のデータ転送が完了したが、まだ未転送データ
が残っているので、メモリカード18の交換を促すメッ
セージ画面D233を表示して(S2121)、このル
ーチンを抜ける。NOの場合には、転送完了のメッセー
ジ画面D22(図22参照)を表示して(S212
2)、このルーチンを抜ける。
31の空き容量が十分であると判断された場合には(S
2104でYES)、ファイル転送を行う際の最初に転
送するファイルにメモリカード18内のコマ番号が一番
若い画像ファイルを指定し(S2105)、ファイルの
転送を開始する(S2112)。そして、転送対象ファ
イルの中で、最初に転送するデータのアドレスを指定し
て(S2113)、転送処理を開始し(S2114)、
転送対象ファイル中の全てのデータの転送が完了するま
で(S2115でYES)、順次転送するアドレスを指
定して(S2116)、S2114の転送処理を繰り返
す。転送対象ファイルの転送が完了したら(S2115
でYES)、内蔵フラッシュメモリ216中の撮影履歴
情報から転送したファイルに対応するShotoNo とメモリ
カードIDを持つ撮影履歴情報を削除する(S211
7)。次に、直前に転送したファイルが現在装着されて
いるメモりカード18内の最後のファイルかどうかを判
断し(S2118)、最後のファイルでないなら(S2
118でNO)、次のファイルを指定して(S211
9)、S2112に戻り、次のファイルの転送処理を行
う。最後のファイルであるなら(S2118でYE
S)、未転送のデータがあるかどうかを判断する(S2
120)。これは、内蔵フラッシュメモリ216内のデ
ータが存在するかどうかで判断する。データが存在する
場合には、YESであり、存在しない場合にはNOであ
る。YESの場合には、現在装着されているメモリカー
ド18内のデータ転送が完了したが、まだ未転送データ
が残っているので、メモリカード18の交換を促すメッ
セージ画面D233を表示して(S2121)、このル
ーチンを抜ける。NOの場合には、転送完了のメッセー
ジ画面D22(図22参照)を表示して(S212
2)、このルーチンを抜ける。
【0065】本発明は、上記の実施形態に限られるもの
ではなく、様々な変形が可能である。例えば、上述の実
施形態では、大容量記録メディアとして光磁気ディスク
131を掲げたが、他の大容量記録メディア(ZIPデ
ィスク、リムーバブルハードディスク等)を用いてもよ
い。また、上述の実施形態では、ファイルの転送が完了
したら、内蔵フラッシュメモリ216中の転送済ファイ
ルに対応する撮影履歴情報を削除することにより、未転
送の画像ファイルの管理を行ったが、内蔵フラッシュメ
モリ中の撮影履歴情報に未転送ファイル確認用のフラグ
を持たせて、ファイルの転送が完了したら、転送済ファ
イルに対応する撮影履歴情報の未転送ファイル確認用フ
ラグをオンからオフに書き換えることにより、未転送の
画像ファイルの管理を行うようにしてもよい。
ではなく、様々な変形が可能である。例えば、上述の実
施形態では、大容量記録メディアとして光磁気ディスク
131を掲げたが、他の大容量記録メディア(ZIPデ
ィスク、リムーバブルハードディスク等)を用いてもよ
い。また、上述の実施形態では、ファイルの転送が完了
したら、内蔵フラッシュメモリ216中の転送済ファイ
ルに対応する撮影履歴情報を削除することにより、未転
送の画像ファイルの管理を行ったが、内蔵フラッシュメ
モリ中の撮影履歴情報に未転送ファイル確認用のフラグ
を持たせて、ファイルの転送が完了したら、転送済ファ
イルに対応する撮影履歴情報の未転送ファイル確認用フ
ラグをオンからオフに書き換えることにより、未転送の
画像ファイルの管理を行うようにしてもよい。
【0066】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、デジタル
カメラ内に第1の記憶手段の固有のコードを含む画像デ
ータ毎の撮影履歴情報を記憶するようにしたので、複数
個の第1の記憶手段の画像データを第2の記憶手段に転
送する際に、この撮影履歴情報を用いて装着中の第1の
記憶手段内の画像データよりも撮影時期の早い別の第1
の記憶手段内の未転送の画像データを格納するのに必要
な容量を求めて、この容量を第2の記憶手段内に確保で
きる場合にのみ、装着中の第1の記憶手段内の画像デー
タを第2の記憶手段に転送することを許可する。これに
より、複数個の第1の記憶手段の画像データを第2の記
憶手段に転送する際、例えば複数のメモリカードの画像
データを大容量記録媒体に転送する際に、転送先の大容
量記録媒体が複数に跨がる場合でも、複数のメモリカー
ドの画像データを撮影順に各大容量記録媒体に格納する
ことができるので、複数の大容量記録媒体間で画像デー
タの順番が入れ替わってしまうことを防ぎ、画像データ
の管理を容易にすることができる。
カメラ内に第1の記憶手段の固有のコードを含む画像デ
ータ毎の撮影履歴情報を記憶するようにしたので、複数
個の第1の記憶手段の画像データを第2の記憶手段に転
送する際に、この撮影履歴情報を用いて装着中の第1の
記憶手段内の画像データよりも撮影時期の早い別の第1
の記憶手段内の未転送の画像データを格納するのに必要
な容量を求めて、この容量を第2の記憶手段内に確保で
きる場合にのみ、装着中の第1の記憶手段内の画像デー
タを第2の記憶手段に転送することを許可する。これに
より、複数個の第1の記憶手段の画像データを第2の記
憶手段に転送する際、例えば複数のメモリカードの画像
データを大容量記録媒体に転送する際に、転送先の大容
量記録媒体が複数に跨がる場合でも、複数のメモリカー
ドの画像データを撮影順に各大容量記録媒体に格納する
ことができるので、複数の大容量記録媒体間で画像デー
タの順番が入れ替わってしまうことを防ぎ、画像データ
の管理を容易にすることができる。
【図1】本発明の一実施形態によるデジタルカメラの正
面図である。
面図である。
【図2】デジタルカメラの背面図である。
【図3】デジタルカメラの上面図である。
【図4】デジタルカメラの撮像部を前面視右側面側から
見た場合の撮像部の回動を示す図である。
見た場合の撮像部の回動を示す図である。
【図5】デジタルカメラの底面図である。
【図6】デジタルカメラの撮像部の内部構成を示す図で
ある。
ある。
【図7】デジタルカメラの底面に設けられた蓋の開閉を
示す図である。
示す図である。
【図8】デジタルカメラの蓋を開いた状態の底面図であ
る。
る。
【図9】撮像部を取り外した状態におけるカメラ本体部
の前面側斜視図である。
の前面側斜視図である。
【図10】デジタルカメラの装着部及び接続板の詳細構
成を示す図である。
成を示す図である。
【図11】図10のC−C線断面図である。
【図12】デジタルカメラのドライブと接続板との接続
機構を説明するための斜視図である。
機構を説明するための斜視図である。
【図13】デジタルカメラのカメラ本体部にドライブが
接続された状態を示す背面図である。
接続された状態を示す背面図である。
【図14】ドライブ接続時におけるデジタルカメラの使
用の様子を示す図である。
用の様子を示す図である。
【図15】デジタルカメラの制御系の構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図16】デジタルカメラの制御系の構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図17】デジタルカメラの全体制御部の詳細構成を示
す図である。
す図である。
【図18】(a)(b)はそれぞれデジタルカメラに装
着されるメモリカード及び光ディスク内のデータ配列を
示す図である。
着されるメモリカード及び光ディスク内のデータ配列を
示す図である。
【図19】撮影時の処理を示すフローチャートである。
【図20】カメラ本体部、撮像部、ドライブの信号接続
の関係を示す図である。
の関係を示す図である。
【図21】光磁気ディスクのファイル管理テーブルが表
2のように作られている場合の光磁気ディスク内の各フ
ァイルの格納状況を示す図である。
2のように作られている場合の光磁気ディスク内の各フ
ァイルの格納状況を示す図である。
【図22】撮影画像の表示を行う場合及びメモリカード
から光磁気ディスクへの画像の転送を行う場合の画面遷
移図である。
から光磁気ディスクへの画像の転送を行う場合の画面遷
移図である。
【図23】ファイル転送の処理を示すフローチャートで
ある。
ある。
【図24】ファイル転送の処理を示すフローチャートで
ある。
ある。
【図25】ファイル転送時の各種アラート表示画面を示
す図である。
す図である。
【図26】従来のデジタルカメラの画像記録システムに
おける大容量記録媒体の空き容量が少なくなった場合の
画像データ転送処理を示す図である。
おける大容量記録媒体の空き容量が少なくなった場合の
画像データ転送処理を示す図である。
1 デジタルカメラ 18 メモリカード(第1の記憶手段) 131 光磁気ディスク(第2の記憶手段) 211 全体制御部(転送制御手段) 216 内蔵フラッシュメモリ(第3の記憶手段)
Claims (1)
- 【請求項1】 デジタルカメラで撮影された画像データ
を、デジタルカメラに着脱自在の第1の記憶手段に記憶
し、上記第1の記憶手段に記録された画像データを、上
記第1の記憶手段より容量が大きい第2の記憶手段に転
送する機能を有した画像記録システムにおいて、 デジタルカメラ内に設けられた上記第1の記憶手段の固
有のコードを含む画像データ毎の撮影履歴情報を記憶す
る第3の記憶手段と、 複数個の第1の記憶手段の画像データを上記第2の記憶
手段に転送する際に、デジタルカメラに装着されている
上記第1の記憶手段の固有のコードと、上記第3の記憶
手段に記憶されている撮影履歴情報と、上記第2の記憶
手段の空き容量とに基づいて、上記転送の許可/不許可
を制御する転送制御手段とを備えたことを特徴とする画
像記録システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10051025A JPH11252496A (ja) | 1998-03-03 | 1998-03-03 | 画像記録システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10051025A JPH11252496A (ja) | 1998-03-03 | 1998-03-03 | 画像記録システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11252496A true JPH11252496A (ja) | 1999-09-17 |
Family
ID=12875277
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10051025A Withdrawn JPH11252496A (ja) | 1998-03-03 | 1998-03-03 | 画像記録システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11252496A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100588954B1 (ko) | 2004-12-16 | 2006-06-14 | 주식회사 대우일렉트로닉스 | 디지털 비디오 저장 시스템의 리무버블 디스크 운용 방법 |
CN100380946C (zh) * | 2004-01-06 | 2008-04-09 | 三星电子株式会社 | 在记录介质之间复制图像文件的便携式组合设备及方法 |
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1998
- 1998-03-03 JP JP10051025A patent/JPH11252496A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100588954B1 (ko) | 2004-12-16 | 2006-06-14 | 주식회사 대우일렉트로닉스 | 디지털 비디오 저장 시스템의 리무버블 디스크 운용 방법 |
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