JPH11252380A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH11252380A
JPH11252380A JP10050424A JP5042498A JPH11252380A JP H11252380 A JPH11252380 A JP H11252380A JP 10050424 A JP10050424 A JP 10050424A JP 5042498 A JP5042498 A JP 5042498A JP H11252380 A JPH11252380 A JP H11252380A
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JP
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attribute
data
memory
compression
unit
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Application number
JP10050424A
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English (en)
Inventor
Shoji Imaizumi
祥二 今泉
Junji Nishigaki
順二 西垣
Kenichi Morita
賢一 守田
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブロック単位で局所的に属性を判別する画像
処理システムにおいて、属性の誤判別がおきても画質劣
化を生じさせない。 【解決手段】 属性判別部において画像データの属性判
別を行い、その結果を属性メモリに書き込む。また可変
長符号化部は属性メモリに書き込まれている属性データ
に応じて画像データを圧縮する。ここで、属性に応じ
て、圧縮方式を切り替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データを圧縮
し格納する画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数枚の画像データを符号化し圧縮メモ
リ上に格納するシステムにおいて、限られたメモリサイ
ズの中になるべく多くの枚数の画像データを格納するた
めには、圧縮率を高める必要がある。そこで、画像処理
装置には、固定長符号化と可変長符号化とを組み合わせ
てデータを圧縮するものがある。これにより、固定長符
号化による圧縮率が大きくない場合に、符号化データを
さらに圧縮して、圧縮率を高くできる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、むやみに圧縮
率を高めると、画質劣化をおこしてしまう。たとえば、
カラー画像データの局所領域を他の属性と誤判別すると
画像ノイズが発生する。また、圧縮率が高いほど圧縮伸
長の際に画質が劣化する。したがって、固定長符号化と
可変長符号化とが適当に組み合わされることが望まし
い。
【0004】本発明の目的は、局所的に属性を判別する
画像処理装置において、画像の属性判別が誤った場合で
も画質劣化が生じない画像処理装置を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像処理装
置は、入力された画像データを複数の領域に分割し、属
性判別を行う属性判別手段と、属性判別手段による判別
結果を記憶する属性メモリと、属性判別手段により判別
された各属性の数をカウントする属性数カウント手段
と、画像入力手段により入力された画像データを固定長
符号化する第1の符号化手段と、第1の符号化手段によ
り符号化された画像を記憶する第1の圧縮メモリと、前
記属性メモリを参照し、前記第1の圧縮メモリから符号
データを読み出し、可変長符号化を行う第2の符号化手
段と、第2の符号化手段により符号化された画像を記憶
する第2の圧縮メモリと、前記第2の符号化手段による
符号化を行うか否かを属性数カウント手段のカウント結
果に基づいて制御する第2符号化制御手段とを備える。
属性判別手段によりブロック単位で判別された各属性の
数をカウントする属性数カウント手段により、1枚の原
稿画像における各属性の個数がわかる。各画素ブロック
に対応した属性判別結果の属性カウント値が所定の条件
を満たした場合、全ブロックに対して第2符号化手段の
動作モードを切り換える。所定の条件を満たす場合、た
とえば、全体に対してカラー属性が占める割合が50%
以上であり、かつ、全体に対して白下地属性が占める割
合が30%以下である場合である場合、原稿画像の大半
がカラー属性であるが誤判別を起こす可能性がある。そ
こで、この場合、第2符号化を行わないように動作モー
ドを切り換える。これにより、カラー画像データの局所
領域を他の属性と誤判別した場合においても画像ノイズ
が発生しない。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して本発
明の実施の形態を説明する。図1は、カラー複写機10
0の全体構成を示す。カラー複写機100は、カラー複
写機全体を制御する第1CPU101と、カラー画像を
読み取り、カラー画像データを生成するスキャナ102
と、カラー画像データを元にカラー画像を形成するプリ
ンタ103により構成される。またスキャナ102とプ
リンタ103は第1CPU101からの指示に基づい
て、インターフェース(I/F)220を介在してメモ
リユニット200などの外部機器との間で画像データの
授受を行う。なお、この複写機は、操作パネル(図示し
ない)において各種のモードを設定できるが、これにつ
いての説明を省略する。また、複数枚(たとえば2枚)
の原稿を1枚の用紙にコピーするモードや、1枚の用紙
の両面にコピーするモードを備えているが、これらのモ
ードは周知なので、ここでは説明しない。
【0007】次に、メモリユニット200について説明
する。このメモリユニット200では、入力されたRG
B画像データを変換して得られたYCrCbデータを用
いて、属性判別部203において属性判別を行い、属性
メモリ205に書き込む。また、YCrCbデータにつ
いて、GBTC符号化部204において固定長符号化
(ブロックトランケーション符号化)を行いGBTC圧
縮メモリ206に書き込む。2次圧縮部207は、属性
メモリ205に書き込まれている属性データに対応した
圧縮方法で、GBTC圧縮メモリ206に書き込まれて
いる符号データをさらに第2の符号化(可変長符号化)
で圧縮し、2次圧縮メモリ208に書き込む。なお、属
性メモリ205とGBTC圧縮メモリ206はそれぞれ
2バンクで構成される。2次圧縮メモリ208には、複
数枚の画像データが符号化の順番に格納できる。
【0008】メモリユニット200についてさらに詳細
に説明すると、属性判定部203は、判別された各属性
の数をカウントする属性数カウント部2038(図2)
を備え、属性数カウント部2038により、1枚の原稿
画像における各属性の個数がわかる。また、属性メモリ
205を参照し、第1の圧縮メモリ(GBTC圧縮メモ
リ)206から符号データを読み出し、可変長符号化を
行う2次圧縮部207では、各属性における符号化後の
データサイズが決定されている。従って「1枚の原稿画
像における各属性の個数」×「各属性における符号化後
のデータサイズ」の演算を行うことにより1枚の原稿画
像の可変長符号化後のデータサイズを知ることができ
る。そこで、複数枚の画像データを可変長符号化すると
きに、これから書き込もうとしている符号データサイズ
を予め知ることができるので、2次圧縮メモリ208の
書き込み開始アドレスは、第2CPU209が属性判別
部203内の属性カウント部2038のカウント値を読
み出し、カウント値から2次圧縮後のデータサイズの計
算を行い、作業RAM210内の書き込み可能領域情報
とデータサイズの情報に基づいて決定する。このよう
に、属性判別結果の各属性のカウント値に基づいて可変
長符号化による符号データを格納する位置を制御でき
る。したがって、複数枚の画像データを可変長符号化
し、圧縮メモリ上に格納するシステムにおいて、複数ペ
ージの符号データのうち任意のページをランダムにアク
セスでき、効率よくメモリ管理を行える。これにより、
1連のデータのとあるページのデータだけを消去でき、
その消去されたデータ領域に新しいデータを格納でき
る。
【0009】メモリユニット200の構成について以下
に詳細に説明する。色変換部201は、数式(1)に基
づいてインターフェース220を介在して入力されたR
GBデータの線形変換をして、RGBデータを明度、色
度データであるYCrCbデータに変換する。
【数1】 逆にインターフェース220を介在してカラー複写機1
00に出力する場合には、色変換部201は、数式
(2)に基づいてYCrCbデータの線形変換をし、R
GBデータを明度、色度データであるYCrCbデータ
に変換する。
【数2】
【0010】次に、下地除去部202は、色変換部20
1により得られたYCrCbデータについて、下地除去
テーブルを用いてYデータのハイライト部分の階調補正
をし、ハイライト部分を白データに変換する。属性判別
部203は、下地除去部202により下地除去処理が行
われたY'CrCbデータに対して8画素×8画素単位
で属性を判別する。また、属性判別の誤判別を補うため
に、周辺属性により注目属性を修正するマクロ判別処理
を行う。属性メモリ205は、属性判別部203による
原稿画像8画素×8画素に対する属性判別結果を、2ビ
ットの属性データとして格納する。属性メモリ205
は、それぞれ独立してアクセスが可能な2バンクから構
成されており、どちらのバンクに書き込むかは第2CP
U209から出力されるバンク信号1によつて決定され
る。また属性判別部203の内部には各属性に対応した
属性カウンタが備えられ、1ページあたりの各属性の数
をカウントする。第2CPU209はカウント結果を読
み出せる。
【0011】GBTC符号化部204は、下地除去部2
02により下地除去処理が行われたY'CrCbデータ
に対して8画素×8画素単位で固定長のGBTC符号化
(1次符号化)を行う。GBTC符号化方式は基本的に
は4×4画素の画像データ16バイトを6バイトに符号
化する。従つて圧縮率は原稿画像の種類にかかわらず3
/8である。GBTC符号化部204では、Y'データ
はそのままの解像度で符号化を行い、CrCbデータは
サブサンプリングした解像度で符号化を行うため、原画
像(8×8×3=192バイト)データが(6×4十6
十6=36バイト)となり、圧縮率は原稿画像の種類に
かかわらず1/5.33である。符号化データは、GB
TC圧縮メモリ206に書き込まれる。逆にGBTC復
号動作を行う時には、GBTC圧縮メモリ206から符
号データを読み出して復号し、元のY'CrCbデータ
を生成する。また、どちらのバンクから読み出すかは第
2CPU209から出力されるバンク信号3によって決
定する。ここで、復号動作を行う時にGBTC圧縮メモ
リ206から符号データの読み出しアドレスを変更する
ことにより、90°単位の画像回転が可能となる。GB
TC圧縮メモリ206に格納されているデータは、固定
長符号であるため、原稿画像の位置と1対1に対応して
いる。よって、符号データの読みだし順序を変更するこ
とによる画像回転が、符号化データを格納した小容量の
圧縮メモリ206上で可能となる。同様に、エディタ
(図示しない)により設定することにより、任意の箇所
のデータの加工も、圧縮メモリ206上で可能となる。
【0012】GBTC圧縮メモリ206は、GBTC符
号化部204により圧縮された符号データを格納するメ
モリである。GBTC圧縮メモリ部206は、それぞれ
独立してアクセスが可能な2バンクから構成されてお
り、どちらのバンクにアクセスするかは第2CPU20
9から出力されるバンク信号1、バンク信号3に基づい
て行われる。2次圧縮部207は、属性メモリ205か
ら属性データを、GBTC圧縮メモリ206からGBT
C符号データを読みだし、属性データと第2CPU20
9から設定されるカラーモノクロ信号とに基づいて符号
化方法を切り換え、GBTC符号データをさらに圧縮
し、2次圧縮メモリ208に書き込む。ここで、不必要
な画質劣化や処理時間の浪費を未然に防ぐことが望まし
い場合は、2次圧縮部207を動作させずに、GBTC
符号データをそのまま2次圧縮メモリ208に格納す
る。
【0013】2次圧縮メモリ208は、複数の半導体チ
ップで構成されるメモリの集合体である。2次圧縮部2
07により符号化されたデータは2次圧縮メモリ208
に格納され、ページ単位でランダムに書き込みや読みだ
しが可能である。データの格納位置は第2CPU209
の指示に基づいて行われ、2次圧縮メモリ208上のど
のページのデータを読みだすかは第2CPU209また
は第1CPU101の指示に基づいて行われる。
【0014】第2CPU209は、メモリユニット20
0を制御する。具体的にはそれぞれの処理ブロックに対
して以下の処理を行う。下地除去部202に対して、下
地除去テーブルを設定する。属性判別部203に対し
て、各属性カウンタ(属性カウント部2038)をリセ
ットし、各属性カウンタ(属性カウント部2038)を
読み込み、書き込み対象となる属性メモリ205のバン
ク指定(バンク信号1)をする。GBTC符号処理部2
04に対して、GBTC圧縮伸長を指示し、画像回転を
指示し、書き込み、読み出しの対象となるGBTC圧縮
メモリ206のバンク指定(バンク信号1、3)をす
る。2次圧縮部207に対して、2次圧縮伸長を指示
し、画像データの読み出し及び書き込みをし、読み出し
対象となる属性メモリ205のバンク指定(バンク信号
2)をし、書き込み、読み出しの対象となるGBTC圧
縮メモリ206のバンク指定(バンク信号2)をし、2
次圧縮メモリ208へのデータ書き込み位置を指示し、
2次圧縮メモリ208からのデータ読み出し位置を指示
し、動作モード(2次圧縮メモリヘデータを格納する際
2次圧縮を行うか否か)を指示し、各メモリ部の(2次
圧縮部207を介在する)リードライト、すなわち、属
性メモリ205のリードライト、GBTC圧縮メモリ2
06のリードライトおよび2次圧縮メモリ208のリー
ドライトをする。
【0015】作業RAM210は、第2CPU209が
演算を行う際の作業用RAMである。この作業用RAM
210には、2次圧縮メモリ208を有効に管理するた
めに、下記2種類の情報を保存する。(1)2次圧縮メ
モリ208に保存されている原稿画像データに関する情
報(この情報を用いてGBTC符号化部204と2次圧
縮部207の動作モードを決定する)。すなわち、画像
サイズ、属性データ書き込みアドレス、2次圧縮データ
書き込みアドレス、カラー/モノクロ情報、2次圧縮し
たか否かの情報、および、下地除去テーブル情報。
(2)2次圧縮メモリ208の書き込み可能領域情報
(この情報を用いて2次圧縮部207が2次圧縮メモリ
208ヘデータを書き込む際のアドレスを決定する)。
すなわち、画像メモリを数KB単位に分割したときの各
領域に対する1ビットの書き込み可能/禁止フラグ。
(書き込み可能領域情報を用いて検索対象メモリサイズ
容量を小さくすることができるため、空き領域を高速に
サーチすることができる)。なお、インターフェース2
20は、カラー複写機100とメモリユニット200の
間で、画像バスを経由して画像デ―タの受け渡しを行
い、シリアル通信バスを経由して画像データの入出力に
関するコマンドをやりとりする。
【0016】以上に説明したように、このメモリユニッ
ト200では、画像データは、GBTC符号化部204
による固定長符号化(ブロックトランケーション符号
化)と2次圧縮部207による可変長符号化の2段階で
符号化される。固定長符号(ブロックトランケーション
符号化など)の特徴は、圧縮状態での画像回転、画像編
集などの操作が行いやすいことや、圧縮率が固定である
ため、搭載するべきメモリの容量が決定しやすいことで
ある。しかし、圧縮率はさほど高くない。一方、可変長
符号化(JPEGなど)の特徴は、高い圧縮率が得られ
ることであるが、圧縮率が高いほど圧縮伸長の際の画質
が劣化する。また、画像回転、画像編集などの操作が行
いにくく、搭載するべきメモリの容量が決定しにくい。
したがって、この点からも、固定長符号化と可変長符号
化とを適当に組み合わせ、メモリ容量を小さくするとと
もに、画像回転、画像編集などの処理が圧縮データにつ
いて可能であることが望ましい。メモリユニット200
の1つの特徴は、固定長符号化データを記憶するするG
BTC圧縮メモリ206と可変長符号化データを記憶す
る2次圧縮メモリ208とを備えることである。すなわ
ち、メモリユニット200は、固定長符号化をする第1
符号化部204、固定長符号化された符号化データを記
憶する第1圧縮メモリ206、可変長符号化をする第2
符号化部207、可変長符号化された符号化データを記
憶する第2圧縮メモリ208を備える。これにより2種
の符号化を組み合わせて最適な画像処理を行うことがで
きる。
【0017】GBTC圧縮メモリ206の容量は、固定
長符号を格納するので、原稿1ページ分のデータを格納
するのに必要な最小限のメモリ容量であればよい。一
方、2次圧縮メモリ208の容量は、必要な原稿記憶枚
数に対応したものであればよい。このため、2次圧縮メ
モリ208は、必要に応じてフレキシブルなメモリ構成
をとることができる。2次圧縮メモリ208は、可変長
符号を記憶するので、注目画素に対する周辺画素の冗長
度を加味して平均圧縮度を高くできる。このため、複数
ページのカラー画像データを比較的小容量のメモリで記
憶できる。また、固定長符号化で圧縮されたデータにつ
いて画像回転や画像編集をすることができる。上述のよ
うに、復号動作を行う時にGBTC圧縮メモリ206か
ら符号データの読み出しアドレスを変更することによ
り、90°単位の画像回転が可能となる。また、第2の
可変長符号化による不必要な画質劣化や処理時間の浪費
が起こる場合には、第2CPU209は、第1の符号化
の後で第2の符号化を行わないように制御できる。たと
えば、原稿をブロックに区分しブロックごとに属性を判
別した結果、カラー属性の比率が多い場合には、画質を
重視して可変長符号化による圧縮は行わない。したがっ
て、このメモリユニット200を用いることにより、エ
ディタによる画像編集や、複数ページメモリによる電子
的原稿差し替え(RDH)や電子ソート(縦通紙、横通
紙による交互排出)などの機能を低価格で提供できる。
【0018】図2は、属性判別部203と属性メモリ2
05の詳細を示す。属性判別部203において、ブロッ
ク切り出し部2031は、入力されたY'CrCbデー
タを8画素×8画素単位のブロックデータに切り出して
出力する。階調幅抽出部2032は、ブロック切り出し
部2031によりブロック化されたY'データ64画素
の画像データ内の最小値と最大値を求め、その差分デー
タを出力する。抽出された階調幅データにより、そのブ
ロック内にエッジ画像またはべた画像があるかないかを
判定できる。平均値抽出部2033は、ブロック切り出
し部2031によりブロック化されたY'データ64画
素の画像データ内の最小値と最大値を求め、その平均値
データを出力する。抽出された平均値データにより、そ
のブロック内の平均濃度が高濃度か低濃度かを判定でき
る。色度値抽出部2034は、ブロック切り出し部20
31によりブロック化されたCrデータ64画素とCb
データ64画素の画像データから色度データの最大値を
求め、出力する。抽出された色度値データにより、その
ブロック内のカラー画像の有無を判定することができ
る。
【0019】属性判定部2035は、階調幅抽出部20
32から抽出された階調幅データ、平均値抽出部203
3から抽出された平均値データ、色度値抽出部2034
から抽出された色度値データに基づいて、注目ブロック
の属性が何であるかを決定する。本実施形態では1例と
して以下のような判定条件を用いる。(a)白下地属性
と判定されるのは、階調幅データが所定値以下(べた画
像)、かつ、平均値データが所定値以上(低濃度)、か
つ、色度値データは所定値以下(無彩色)であるもので
ある。(b)黒文字属性と判定されるのは、階調幅デー
タが所定値以上(エッジ画像)、かつ、色度値データが
所定値以下(無彩色)であるものである。(c)べた属
性と判定されるのは、白下地属性でなく、かつ、階調幅
データが所定値以下(べた画像)であるものである。
(d)カラー属性と判定されるのは、上記3つの属性の
どれにも該当しないものである。マクロ処理部2036
は、属性判定部2035による判定結果による注目ブロ
ックの属性が周辺の属性に対して不自然である場合、注
目属性の属性を周辺属性に合わせて修正を行う。
【0020】属性カウント部2038は、マクロ処理部
2036により修正された最終的な各属性の数をカウン
トする。この各属性カウント値は第2CPU209から
読み出し可能であり、原稿読み取りを開始する前に第2
CPU209が属性カウンタをリセットし、原稿読み取
り終了後、各属性カウント値を読み出すことにより、読
み取つた原稿における各属性の比率を知ることができ
る。また、第2CPU209は、各属性カウント値の値
から演算処理を行うことにより、2次圧縮部207によ
る圧縮の効果を予め知ることができる。さらに、第2C
PU209は、2次圧縮部207による2次圧縮後の符
号サイズを知ることができるため、2次圧縮メモリ20
8における最適な書き込み開始アドレスを2次圧縮部2
07による圧縮を行う前に算出することが可能となる。
【0021】属性メモリ制御部2037は、第2CPU
209から送られるバンク信号1に基づいて属性メモリ
の書き込み対象バンクを指示する。また各ブロックにお
ける2ビットの属性を属性メモリ205に書き込むのに
有利なデータ単位8ビットに変換する。
【0022】次に、属性メモリ部205について説明す
ると、属性メモリセレクタ2052は、属性メモリ制御
部2037を経由して送られてくるバンク信号1に基づ
いて、属性メモリバンクA(2051A)を選ぶか、属
性メモリバンクB(2051B)のどちらを選ぶかを選
択する。属性メモリバンクA(2051A)と属性メモ
リバンクB(2051B)は、それぞれ、1Mbitの
SRAMで構成され、原稿画像1ページ分の属性データ
を格納することが可能であり、それぞれ独立して属性デ
ータの読み出し、書き込みが可能である。
【0023】次に、属性判別結果に基づく可変長圧縮方
式の切り換えについて説明する。属性判別結果に応じて
可変長符号化方式を切り換えて圧縮率を高めるが、カラ
ー画像データの局所領域を他の属性と誤判別する可能性
がある場合には、可変長符号化を行わない。すなわち、
各画素ブロックに対応した属性判別結果の属性カウント
値が所定の条件を満たした場合、全ブロックに対して第
2符号化手段の動作モードを切り換える。これにより、
カラー画像データの局所領域を他の属性と誤判別した場
合においても画像ノイズが発生しない。具体的には、属
性判別部203により判別された各属性の数をカウント
する属性数カウント部2038により、1枚の原稿画像
における各属性の個数がわかる。そこで、各属性の個数
が所定の条件を満たす場合、たとえば、全体に対してカ
ラー属性が占める割合が50%以上である、全体に対し
て白下地属性が占める割合が30%以下である、などの
ときには、原稿の大半がカラー画像で占められていると
判断する。このような場合、わずかな圧縮率の向上より
も画質劣化の防止を優先し、2次圧縮部207の動作モ
ードを第1の圧縮メモリ206から第2の圧縮メモリ2
08への符号データ転送モードに切り換え、可変長符号
化による圧縮をしない。
【0024】図3は、GBTC符号化部204とGBT
C圧縮メモリ206の詳細を示す。GBTC符号化部2
04において、ラスタブロック変換部Y/Cr/Cb
(2041Y/2041Cr/2041Cb)は、圧縮
時には下地除去を行われたシリアルデータを4画素ライ
ンのブロックデータに変換する。伸長時には4画素ライ
ンのブロックデータをシリアルデータに変換する。GB
TC圧縮チップY/Cr/Cb(2042Y/2042
Cr/2042Cb)は、圧縮時には4画素ラインのブ
ロックデータを読み出し、GBTC圧縮方式にて符号化
を行い、GBTC圧縮メモリ206に書き込む。GBT
C圧縮メモリのどちらのバンクにアクセスするかは圧縮
時はバンク信号1によって制御される。伸長時には、G
BTC圧縮メモリ206のGBTC符号データを読み出
し、GBTC圧縮方式にて復号化し、4画素ラインのブ
ロックデータに変換する。GBTC圧縮メモリのどちら
のバンクにアクセスするかは伸長時はバンク信号3によ
って制御される。
【0025】解像度変換部Cr/Cb(2043Cr/
2043Cb)は、それぞれ、圧縮時には下地が除去さ
れたCr/Cbデータのサブサンプリングを行い、画像
データ量を1/4に削減してラスタブロック変換部20
41Cr/2041Cbにデータを供給する。伸長時に
はラスタデータに変換されたCrCbデータをそれぞれ
2倍の補間処理を行い、画像データ量を4倍にして色変
換部201にデータを供給する。GBTC圧縮メモリ2
06(2061YA/2061YB/2061CrA/
2061CrB/2061CbA/2061CbB)
は、GBTC符号化部204により圧縮された符号デー
タを格納するメモリである。GBTC圧縮メモリ部20
6はそれぞれ独立してアクセスが可能な2バンク構成と
なっており、どちらのバンクに符号データを格納するか
は第2CPU209から出力されるバンク信号1に基づ
いて行われる。また、それぞれのバンクはさらにYデー
タを記憶するメモリとCrデータを記憶するメモリとC
bデータを記憶するメモリの3つにより構成され、合計
6つのメモリバンク(すなわちGBTC圧縮メモリ20
61YA/2061YB/2061CrA/2061C
rB/2061CbA/2061CbB)として構成さ
れる。
【0026】GBTC圧縮メモリセレクタ2062は、
2次圧縮部207が、6つのメモリバンクで構成される
GBTC圧縮メモリ2061にアクセスを行う時に、ど
のメモリバンクにアクセスを行うかを切り換える。GB
TC圧縮メモリ2061のAバンクにアクセスするかB
バンクにアクセスするかは第2CPU209から送られ
るバンク信号2またはバンク信号3により決定し、Y/
Cr/Cbのどのメモリバンクにアクセスするかは2次
圧縮部207において予め決められた順番(Y、Cr、
Cbの順)にて行われる。
【0027】図4は2次圧縮部207の詳細を示す。符
号処理部2071は、GBTC圧縮データを2次圧縮デ
ータに圧縮し、または、逆に2次圧縮データをGBTC
圧縮データに伸長する。符号処理部2071の内部はさ
らに6つのブロックにより構成される。第1符号セレク
タ20716は、属性メモリ制御部2075から供給さ
れる属性データとカラーモノクロ信号に基づいて、圧縮
時においてはGBTC圧縮メモリ制御部2072を介在
して送られてくるGBTC圧縮データをどの符号処理部
20711/20712/20713/20714/2
0715に与えるかの切り換えを行う。伸長時において
は各符号処理部20711/20712/20713/
20714/20715によって伸長されたGBTC圧
縮データのどれを選択するかを切り換える。第2符号セ
レクタ20717は、属性メモリ制御部2075から供
給される属性データとカラーモノクロ信号に基づいて、
圧縮時においては各符号処理部20711/20712
/20713/20714/20715によって2次圧
縮された2次圧縮データのどれを選択するかを切り換え
る。伸長時においては2次圧縮メモリ制御部2073を
介在して送られてくる2次圧縮データをどの符号処理部
20711/20712/20713/20714/2
0715に与えるかを切り換える。
【0028】8画素×8画素の原画像データをGBTC
圧縮して次の36バイトのデータが得られる。Yデータ
の平均値データ(4バイト)、Yデータの階調幅データ
(4バイト)、Yデータの符号データ(16バイト(2
ビット/画素))、CrCbデータの平均値データ(2
バイト)、CrCbデータの階調幅データ(2バイ
ト)、CrCbデータの符号データ(8バイト(2ビッ
ト/4画素))。白下地処理部20711は、GBTC
圧縮データを全く保存しない(0/36バイト)。した
がって、原画像に対する圧縮比は0/(8×8×3)=
0/192=0である。黒文字処理部20712は、G
BTC圧縮データの内、下記データを保存する(16/
36バイト)。Yデータの平均値データ(4バイト)、
Yデータの階調幅データ(4バイト)、Yデータの符号
データ(8バイト(1ビット/画素))。符号データは
上位1ビットのみ保存する。したがって、原画像に対す
る圧縮比は、16/(8×8×3)=1/12=0.0
833である。
【0029】べた画像処理部20713は、GBTC圧
縮データの内、下記データを保存する(6/36バイ
ト)。Yデータの平均値データ(1バイト)、CrCb
データの平均値データ(2バイト)。Yデータの平均値
データのさらに平均値を保存する。したがって、原画像
に対する圧縮比は、6/(8×8×3)=1/32=
0.03125である。モノクロ画像処理部20714
は、GBTC圧縮データの内、下記のYデータのみを保
存する(24/36バイト)。Yデータの平均値データ
(4バイト)、Yデータの階調幅データ(4バイト)、
Yデータの符号データ(16バイト(2ビット/画
素))。したがって、原画像に対する圧縮比は、24/
(8×8×3)=1/8=0.125である。
【0030】カラー画像処理部20715は、GBTC
圧縮データの内、全データを保存する(36/36バイ
ト)。したがって、原画像に対する圧縮比は、36/
(8×8×3)=3/16=0.1875である。な
お、符号処理部2071の切り換えに用いた属性メモリ
データは、2次圧縮データからGBTC圧縮データに伸
長を行う際に必要となるため、属性メモリ制御部207
5と2次圧縮メモリ制御部2073を介在して、2次圧
縮メモリ208へ保存しておく。また第2CPU209
から送られてくるカラーモノクロ信号がモノクロを意味
している場合、属性データがカラー属性であってもモノ
クロ画像処理部20714により符号化処理を行う。ま
た第2CPU209から送られてくるカラーモノクロ信
号がカラーを意味している場合、属性データがカラー属
性である場合、カラー画像処理部20715により符号
化処理を行う。GBTC圧縮メモリ制御部2072は、
GBTC圧縮メモリ206のアドレス制御などを行い、
符号処理部2071とGBTC圧縮メモリ206の間の
データの受け渡しを行う。2次圧縮メモリ制御部207
3は、2次圧縮メモリ208のアドレス制御などを行
い、符号処理部2071と2次圧縮メモリ208の間の
データの受け渡しを行う。レジスタ制御部2074は、
第2CPU209からの指示に基づいて2次圧縮部20
7全体の制御を行う。属性メモリ制御部2075は、属
性メモリ205のアドレス制御などを行い、符号処理部
2071と属性メモリ205の間のデータの受け渡しを
行う。
【0031】以上に説明したメモリユニット200にお
いては、複数枚の画像データを可変長符号化し、圧縮メ
モリ上に格納するシステムにおいて、複数ページの符号
データのうち任意のページをランダムにアクセスでき、
効率よくメモリ管理を行える。これにより、1連のデー
タのとあるページのデータだけを消去でき、その消去さ
れたデータ領域に新しいデータを格納できる。そこで、
種々の画像データ処理が可能になる。
【0032】図5は、第2CPU209によるメモリユ
ニット200の制御のメインフローを示す。メモリユニ
ット200の電源の投入後、まず、メモリユニット20
0の初期設定を行う(ステップS1、以下「ステップ」
を省略する)。具体的には色変換部201の色変換係数
の設定や、下地除去部202の下地除去テ―ブルの設
定、属性判別部203の属性判定条件の設定、GBTC
符号化部204の初期設定、および2次圧縮部207の
初期設定を行う。次に、メモリユニット内部の処理を行
う(S2)。すなわち、メモリのリフレッシュやアドレ
ス管理などメモリユニット内の制御を行う。次に、カラ
ー複写機本体を制御する第1CPU101との間の通信
制御を行う(S3)。基本的には第1CPU101から
発行される制御コマンドに対応してメモリユニット全体
の制御が行われる。次に、本体の第1CPU101から
制御コマンドが受信されたか否かを判定する(S4)。
制御コマンドが発行されていない場合にはステップS2
〜S3の処理を繰り返す。本体の第1CPU101から
制御コマンドが発行された場合には、次に、下地除去テ
ーブルの設定を行う(S5)。すなわち、必要に応じて
下地除去部202の下地除去テーブルを書き換え、変更
の必要がない場合には初期設定で設定された値を用い
る。
【0033】次に、必要に応じて属性判別部203の属
性判別条件やバンク信号1の設定を行う(S6)。変更
の必要がない場合には初期設定で設定された値を用い
る。バンク1信号は1ページの原稿画像に対して1回出
力される。次に、GBTC符号処理部204の設定を行
う(S7)。具体的には、必要に応じて、GBTC符号
処理部204の圧縮伸長条件や画像回転、バンク信号
1、バンク信号3の設定を行う。圧縮伸長条件や画像回
転、バンク信号1、バンク信号3は1ページの原稿画像
に対して1回出力される。次に、2次圧縮処理部207
の設定を行う(S8)。すなわち、必要に応じて2次圧
縮処理部207の圧縮伸長条件や画像データ格納位置制
御やバンク信号2の設定を行う。圧縮伸長条件や画像デ
ータ格納位置制御やバンク信号2は1ページの原稿画像
に対して1回出力される。制御コマンドにより決定され
るページ分の処理が終了するまで、ステップS5〜S9
の処理を繰り返す。
【0034】図6は、属性判別部設定処理(図5、S
6)のフローを示す。まず、属性判別部203の設定に
関するコマンドを受信したか否かをチェックする(S6
1)。コマンドを受信しない場合はただちにリターンす
る。受信したコマンドがミクロ判別条件の設定であった
場合には、属性判別部203に対して白下地属性判別条
件設定(S62)、黒文字属性判別条件設定(S6
3)、べた属性判別条件設定(S64)を行う。受信し
たコマンドがマクロ判別条件の設定であった場合には、
属性判別部203に対してマクロ判別条件設定を行う
(S65)。受信したコマンドが属性判別制御コマンド
であった場合には、ページ単位でバンク信号1を制御し
(S66)、属性カウンタ2038をリセットし(S6
7)、属性判別を開始する(S68)。この処理は1連
の原稿枚数分を繰り返して行われる。バンク信号1の制
御は奇数ページ目の処理を行う時にはAバンクを選択
し、偶数ページ目の処理を行う時にはBバンクを選択す
る。なお本実施形態ではバンク信号1の設定を第2CP
U209により行っているが、必要に応じて複写機本体
の第1CPU101が行ってもよい。
【0035】図7と図8は、GBTC符号処理部設定処
理(図5、S7)のフローを示す。まずGBTC符号処
理部204に関するコマンドを受信したか否かをチェッ
クする(S71)。そして受信したコマンドと現在処理
を行っているページに対応したコマンド解析を行い、第
0から第6までのGBTC動作モードのいずれかを選択
する(S72)。第0のGBTC動作モードでは、GB
TC符号処理部204は何も処理を行わない。第1のG
BTC動作モードでは、GBTC符号処理部204にお
いて、GBTC圧縮メモリ206のバンクAを選択する
ためにバンク信号1をバンクAに設定し(S73)、G
BTC圧縮を行い、GBTC圧縮メモリ206のバンク
AにGBTC圧縮データを書き込む(S74)。第2の
GBTC動作モードでは、GBTC符号処理部204に
おいて、GBTC圧縮メモリ206のバンクBを選択す
るためにバンク信号1をバンクBに設定し(S75)、
GBTC圧縮を行い、GBTC圧縮メモリ206のバン
クBにGBTC圧縮データを書き込む(S76)。第3
のGBTC動作モードでは、GBTC符号処理部204
において、GBTC圧縮メモリ206のバンクAを選択
するためにバンク信号3をバンクAに設定し(S7
7)、必要に応じて出力画像の回転角を設定し(S7
8)、GBTC圧縮メモリ206のバンクAからGBT
C符号データを読み出し、GBTC伸長を行う(S7
9)。第4のGBTC動作モードでは、GBTC符号処
理部204において、GBTC圧縮メモリ206のバン
クBを選択するためにバンク信号3をバンクBに設定し
(S710)、必要に応じて出力画像の回転角を設定し
(S711)、GBTC圧縮メモリ206のバンクBか
らGBTC符号データを読み出し、GBTC伸長を行う
(S712)。第5のGBTC動作モードでは、第1の
GBTC動作モード(S713〜S714)と第4のG
BTC動作モー4(S715〜S717)の処理を連続
して行うことにより、同時圧縮伸長を行う。第6のGB
TC動作モードでは、第2のGBTC動作モード(S7
18〜S719)と第3のGBTC動作モード(S72
0〜S722)の処理を連続して行うことにより、同時
圧縮伸長を行う。
【0036】図9は、2次圧縮部設定処理(図5、S
6)のフローを示す。まず2次圧縮部207に関するコ
マンドを受信したか否かをチェックする(S81)。そ
して受信したコマンドと現在処理を行っているページに
対応したコマンド解析を行い、第0から第4の2次圧縮
動作モードのいずれかを選択する(S82)。第0の2
次圧縮動作モードでは、2次圧縮部207は何も処理を
行わない。第1の2次圧縮動作モードでは、まず属性判
別部203の属性カウント部2038から各属性(白下
地/黒文字/モノクロ/カラー)のカウント値を読み込
む(S83)。属性メモリ205とGBTC圧縮メモリ
206のバンクAにアクセスするためにバンク信号2を
バンクAに設定する(S84)。そして属性メモリ20
5に書き込まれている属性データを2次圧縮部207を
介在して所定の条件に基づいて2次圧縮メモリ208へ
書き込む(S85)。そしてGBTC圧縮メモリ206
に書き込まれているGBTC圧縮データを2次圧縮部2
07で所定の条件に基づいて2次圧縮を行い、2次圧縮
メモリ208へ書き込む(S86)。
【0037】第2の2次圧縮動作モードでは、まず属性
判別部203の属性カウント部2038から各属性(白
下地/黒文字/モノクロ/カラー)のカウント値を読み
込む(S87)。属性メモリ205とGBTC圧縮メモ
リ206のバンクBにアクセスするためにバンク信号2
をバンクBに設定する(S88)。そして属性メモリ2
05に書き込まれている属性データを2次圧縮部207
を介在して所定の条件に基づいて2次圧縮メモリ208
へ書き込む(S89)。そしてGBTC圧縮メモリ20
6に書き込まれているGBTC圧縮データに対して2次
圧縮部207で所定の条件に基づいて2次圧縮を行い、
2次圧縮メモリ208へ書き込む(S810)。第3の
2次圧縮動作モードでは、属性メモリ205とGBTC
圧縮メモリ206のバンクAにアクセスするためにバン
ク信号2をバンクAに設定する(S8ll)。そして2
次圧縮メモリ208に書き込まれている属性データを2
次圧縮部207を介在して所定の条件に基づいて属性メ
モリ205へ書き込む(S812)。そして2次圧縮メ
モリ208に書き込まれている2次圧縮データに対して
2次圧縮部207で所定の条件に基づいて2次伸張を行
い、GBTC圧縮メモリ206ヘ書き込む(S81
3)。第4の2次圧縮動作モードでは、属性メモリ20
5とGBTC圧縮メモリ206のバンクBにアクセスす
るためにバンク信号2をバンクBに設定する(S81
4)。そして2次圧縮メモリ208に書き込まれている
属性データを2次圧縮部207を介在して所定の条件に
基づいて属性メモリ205へ書き込む(S815)。そ
して2次圧縮メモリ208に書き込まれている2次圧縮
データに対して2次圧縮部207で所定の条件に基づい
て2次伸長を行い、GBTC圧縮メモリ206ヘ書き込
む(S816)。
【0038】図10は、属性データ書き込み処理(図
9、S85、S89、S812、S815)のフローを
示す。まず属性判別部203の属性カウンタ2038か
ら読み出した各属性のカウント値から全体に対するカラ
ー属性の比率を計算する。そして、計算されたカラー属
性比率の結果が所定値(例えば50%)以上であった場
合(S841)、原稿画像のほとんどがグラビアなどの
カラー画像であると判断し、いたずらに2次圧縮を行い
画質を落とすよりは、画質を優先する。このため、2次
圧縮部207において2次圧縮を行わずに2次圧縮メモ
リ208に書き込むようにする。属性情報は不必要とな
り、属性データの書き込みを行わずに処理を終了する。
【0039】また、属性判別部203の属性カウント部
2038から読み出した各属性のカウント値からカラー
属性がない、または、ほとんどないに等しい程度(0.
1%以下)であつた場合(S842)、原稿画像のほと
んどがモノクロ画像であると判断し、2次圧縮のデータ
をコンパクトにするだけではなく、属性データそのもの
を半減させ(S843)、2次圧縮メモリ208へ書き
込む(S844)。具体的には通常は1つの属性領域に
対し、(白下地/黒文字/モノクロ/カラー)の4属性
を表現するために2ビットの属性情報を必要としたが、
これを(白下地/それ以外)とし、属性情報をlビット
化する。この処理を行うことにより属性データそのもの
を半分に削減することができ、本方式においてさらなる
圧縮率の向上が期待できる。
【0040】また、カラー属性比率が所定の条件を満た
さない通常のビジネスカラー文書の場合(S842でN
O)、通常通りに1つの属性領域に対し(白下地/黒文
字/モノクロ/カラー)の4属性を表現するために2ビ
ットの属性情報を2次圧縮メモリ208に書き込む(S
845)。なお、属性情報半減処理を行ったか否かは、
対象のページがカラーかモノクロであるかというページ
単位の情報として作業RAM210上に記憶されている
ものとする。また、2次圧縮部207において2次圧縮
を行ったか否かも、ページ単位の情報として作業RAM
210上に記憶されているものとする。
【0041】図11は、2次圧縮メモリ書き込み処理
(図9、S86,S810,S813,S816)のフ
ローを示す。計算されたカラー属性比率の結果が所定値
(例えば50%)以上であった場合、まず属性判別部2
03の属性カウント部2038から読み出した各属性の
カウント値から全体に対するカラー属性の比率を計算す
る。計算されたカラー属性比率の結果が所定値(例えば
50%)以上であった場合(S851)、原稿画像のほ
とんどがグラビアなどのカラー画像であると判断し、い
たずらに2次圧縮を行い画質を落とすよりは、画質を優
先する。また下地除去が行われている場合にも同様のこ
とがいえるため、下地除去を行う設定であるか否かをチ
ェックする(S852)。そして下地除去を行つている
場合には下地除去を行わないように設定しなおし、画像
再スキャンの指示を行う(S856)。画像再スキャン
の指示は第1CPU101に画像再送コマンドを発行す
ることにより行う。下地除去を行わない設定である場合
には、2次圧縮後のデータサイズを計算し(S853)
(この場合はデータサイズはGBTC圧縮データサイズ
に等しい)、画像データサイズが連続して書き込み可能
な2次圧縮メモリ208のアドレスを、作業RAM21
0内のデータを元に計算し(S854)、その書き込み
アドレスから2次圧縮メモリ208への書き込みを開始
する(S855)。
【0042】また、属性判別部203の属性カウント部
2038から読み出した各属性のカウント値からカラー
属性がない、またはほとんどないに等しい程度(0.1
%以下)であつた場合(S857でYES)、カラー属
性においてもモノクロ符号処理を行うため、2次圧縮部
207の動作モードをモノクロモードに設定する(S8
58)。そして各属性カウンタの値からモノクロモード
における2次圧縮後のデータサイズを計算し(S85
9)、画像データサイズが連続して書き込み可能な2次
圧縮メモリ208のアドレスを作業RAM210内のデ
ータを元に計算し(S860)、その書き込みアドレス
から2次圧縮メモリ208への書き込みを開始する(S
861) 。
【0043】また、カラー属性比率が所定の条件を満た
さない通常のビジネスカラー文書の場合(S857でN
O)、カラー属性においてはカラー符号処理を行うた
め、2次圧縮部207の動作モードをカラーモードに設
定する(S862)。そして各属性の属性カウンタの値
からカラーモードにおける2次圧縮後のデータサイズを
計算し(S863)、画像データサイズが連続して書き
込み可能な2次圧縮メモリ208のアドレスをCPU作
業RAM210内のデータを元に計算し(S864)、
その書き込みアドレスから2次圧縮メモリ208への書
き込みを開始する(S865)。
【0044】
【発明の効果】画素ブロック単位で局所的に画像の属性
を判別し、判別結果に基づいて可変長符号化をする場
合、属性が誤判別されやすい状況であると判断すると、
符号化をせずデータを圧縮しない。このように、属性判
別結果に応じて可変長符号化の方式を切り換えるので、
画質劣化を生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 複写機とメモリユニットのブロック図
【図2】 属性判別部と属性メモリ部のブロック図
【図3】 GBTC符号化部とGBTC圧縮メモリ部の
ブロック図
【図4】 2次圧縮部のブロック図
【図5】 メモリ制御のメインフローチャート
【図6】 属性判別部設定のフローチャート
【図7】 GBTC符号処理部設定の一部のフローチャ
ート
【図8】 GBTC符号処理部設定の一部のフローチャ
ート
【図9】 2次圧縮処理部設定のフローチャート
【図10】 属性データ書き込みのフローチャート
【図11】 2次圧縮メモリ書き込みのフローチャート
【符号の説明】
200 メモリユニット、 203 属性判別部、
204 GBTC符号化部 204、 205 属
性メモリ、 206 GBTC圧縮メモリ、207
2次圧縮部、 208 2次圧縮メモリ、 209
第2CPU。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された画像データを複数の領域に分
    割し、属性を判別する属性判別手段と、 属性判別手段による判別結果を記憶する属性メモリと、 属性判別手段により判別された各属性の数をカウントす
    る属性数カウント手段と、 画像入力手段により入力された画像データを固定長符号
    化する第1の符号化手段と、 第1の符号化手段により符号化された画像を記憶する第
    1の圧縮メモリと、 前記属性メモリを参照し、前記第1の圧縮メモリから符
    号データを読み出し、可変長符号化を行う第2の符号化
    手段と、 第2の符号化手段により符号化された画像を記憶する第
    2の圧縮メモリと、 前記第2の符号化手段による符号化を行うか否かを属性
    数カウント手段のカウント結果に基づいて制御する第2
    符号化制御手段とを有する画像処理装置。
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