JP3736107B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル複写機等の画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像処理装置においては、入力されるデジタル画像データをメモリに記憶し、メモリに記憶されたデータに対し、直接に領域指定された領域の抽出および、切り出しを行うことが提案されている。
また、画像データを記憶するメモリ容量を削減するために、様々な符号化方式を用い、画像データを圧縮することがよく使用される。ブロックトランケーション符号化はそのような符号化方式の一つであり、固定長圧縮であるため、メモリ容量を確定しやすく、符号化状態で回転、編集等の処理が容易であるといった特徴がある。しかしながら、圧縮率が他の方式に比べ低いといった欠点も持っている。そのため、高い圧縮率を得るために、ブロックトランケーション符号化により得られた符号データを、画像ブロックの属性の種類に応じて再度圧縮を行い、再圧縮されたデータおよび属性データを記憶する方法が用いられる。
このような方法においては、画像データについて属性を判定して記憶することが行われるが、画像全体に対して得られたすべての属性情報に対して符号化を行うことが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の画像処理装置では、入力される画像データに対して、直接に指定された画像領域の抽出、切り出し等の画像処理を行うため、大容量の画像データ(たとえばA4、400dpiのRGB画像データで48メガバイト)に対して処理を行わなくてはならない。また、領域指定を行うために、画像表示および領域指定用に1ページ分の画像データを格納するための大容量のフレームメモリをもつ必要がある。さらに、ユーザ等が本来必要としない領域以外の情報も含めたすべての属性情報に対して符号化処理を行うため、圧縮効率が悪く、メモリ容量を低減することができない。また、指定された領域の抽出、切り出し等の画像処理が失敗しても、再度修正して行うことが困難である。
また、符号化によるデータ圧縮率が高くない符号化方式を用いる場合は、符号化データをさらに第2の符号化方式により圧縮することが提案されている。その際、指定された領域の抽出、切り出し等の画像処理を効率的に行えることが望ましい。
【0004】
本発明の第1の目的は、デジタルカラーデータとして入力される画像において、領域抽出、切り出し等の画像処理を効率良くかつ高速に行うことができる画像処理装置を提供することである。
本発明の第2の目的は、より高い圧縮率にて画像データをメモリに格納できる画像処理装置を提供することである。
本発明の第3の目的は、デジタルカラーデータとして入力される画像において、指定された領域の抽出、切り出し等の画像処理が失敗しても、再度修正して処理を行うことができる画像処理装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る第1の画像処理装置は、入力される画像データについて符号化する符号化手段と、入力される画像データについて領域ごとに属性を判別する属性判別手段と、前記符号化手段によって符号化された画像データの所望の領域を指定する領域指定手段と、前記領域指定手段で指定された領域又はその外の領域において、前記属性判別手段により判別された属性を他の属性に置き変える置き換え手段であって、前記他の属性は、その属性により復号化データが一義的に決定される属性である置き換え手段と、前記属性判別手段によって判別された属性と前記置き換え手段によって置き換えられた属性に応じた符号化方式で前記画像データを再符号化する再符号化手段と、前記置き換え手段によって属性が置き換えられた領域については当該属性のみを記憶する一方、それ以外の領域については前記再符号化手段により符号化された再符号化データと、前記属性判別手段で判別された属性を記憶する記憶手段とを備える
本発明に係る第2の画像処理装置は、入力される画像データについて符号化する符号化手段と、入力される画像データについて領域ごとに属性を判別する属性判別手段と、前記符号化手段により符号化された符号化データと前記属性判別手段により設定された属性とを記憶する記憶手段と、前記符号化手段によって符号化された画像データの所望の領域を指定する領域指定手段と、前記領域指定手段で指定された領域又はその外の領域において、前記属性判別手段により判別された属性を他の属性に置き変える置き換え手段であって、前記他の属性は、その属性により復号化データが一義的に決定される属性である置き換え手段と、前記置き換え手段によって属性が置き換えられた領域については、前記置き換えられた属性に応じた所定のデータを割り当てることにより画像データを復号化する一方、それ以外の領域については前記記憶手段に記憶された属性と符号化データとを読み出して、該読み出された属性と符号化データに応じて前記画像データを復号化する復号化手段とを備える
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照して本発明の実施の形態のデジタルフルカラー複写機を説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態のデジタルカラー複写機の構成を示す。このデジタルフルカラー複写機は、原稿のカラー画像データを読み取る画像読取部100とプリンタ部200とに大きく分けられる。通常は、画像読取部100で読み取られた画像データをプリンタ部200に送信し、画像を形成することにより、複写機能を達成する。またインターフェイス108により外部機器との接続が可能であるため、画像読取部100で読み取った画像データを外部機器に出力でき、逆に外部機器からの画像データをプリンタ部200に送ることにより、画像を形成できる。
【0007】
画像読取部100における原稿読み取りにおいて、原稿台ガラス107上に載置された原稿は、露光ランプ101により全面にわたって走査され、原稿からの反射光は、リニアCCDセンサ105で結像する。読取信号処理部106は、CCDセンサ105により得られるR,G,Bの3色の多値電気信号のアナログ処理、A/D変換、デジタル画像処理を行って8ビットの階調データに変換する。得られた階調データは、外部入出力ポート108とプリンタ部200に出力される。プリンタ部200は、露光ヘッド202と感光体24を備え、電子写真方式で画像を形成する
【0008】
図2は、読取信号処理部106の処理ブロックを示す。各処理ブロックは、CPU311により制御される。CPU311には、制御プログラム及び各種テーブルを格納するROM312、及び、ワーキングエリアとして使用されるRAM313が接続されている。この読取信号処理部106では、CPU311によリパラメータ等の設定や変更が可能となっている。また圧縮画像メモリ310内のデータはCPU311により読み込み及び書き込みが可能になっている。CPU311により行われる処理はROM312に書き込まれており、その処理途中で必要なパラメータや計算用のバッファとしてRAM313を用いて読み込み及び書き込みが行われている。
【0009】
次に、CCDセンサ105で読み取った画像データが露光ヘッド202に到達するまでに画像データがどのように処理されるかを説明する。まず、CCDセンサ105に入射した光電変換により電気信号に変換され、A/D変換やシェーディング補正の後で、3色の信号RGBとして出力される。次に、色補正処理部301では、後段の画像処理で扱いやすくするために、これらのRGB信号を標準RGBデータOR/OG/OB(NTSC規格やハイビジョン規格等で規格化されている)に色補正処理をする。
【0010】
次に、色空間変換処理部302では、標準化されたOR/OG/OBデータをL***色空間に変換する。すなわち、
*=F2L(OR,OG,OB)
*=F2a(OR,OG,OB)
*=F2b(OR,OG,OB)。
***空間に変換する理由は,画像劣化が比較的少なく画像の符号化が行なえることと、様々な装置間でカラー画像データをやり取りするうえで都合がよいからである。ここで用いる変換関数F2L/F2a/F2bは入力データOR/OG/OBをNTSC規格やハイビジョン規格等で決められている変換式に基づいてまずXYZ表色系に変換し、その後L***表色系に変換する。
【0011】
次に、色空間最適化処理部303は、L***データについてさらに符号化を行う前に、符号化/復号化による画質劣化を最小限に抑さえるために色空間の最適化処理を行う。すなわち、
* 1=F3L(L*
* 1=F3a(L*,a*
* 1=F3b(L*,b*
ここで用いる変換関数F3L/F3a/F3bは、入力データF3L/F3a/F3bを線形変換する関数であり、変換後のデータL* 1* 1* 1はもはや色情報は保持していない。
【0012】
次に、符号化/復号化処理部304では、データL* 1* 1* 1をブロックトランケーション符号化方式および第2の符号化方式により圧縮して圧縮画像メモリ310に蓄える。また、逆に圧縮画像メモリ310内の符号化データを復号化して後段の画像処理に画像データL* 2* 2* 2を送る。本実施形態で用いるブロックトランケーション符号化/復号化方式は不可逆方式であるため、入力データL* 1* 1* 1と出力データL* 2* 2* 2は若干異なるデータになる。
【0013】
圧縮画像メモリ310に書き込まれた階調幅情報LD、平均値情報LAおよび符号データφijは、必要に応じて読み出され、復号化された後に、色空間逆最適化処理部305に出力される。色空間逆最適化処理部305では、前述の色空間最適化処理部303で行った処理とちょうど逆の処理を行う。この処理を行うことにより逆変換後のL* 3* 3* 3データは色空間最適化処理前のL***相当のデータとなるため、再び色情報をあらわすデータとなる。
【0014】
次に、色空間逆変換処理部306では、復号されたL* 3* 3* 3をもとのOROGOBデータ相当のデータOR1OG1OB1に変換する。ただし前段の処理で画像データの劣化がおきているため完全には復帰しない。次に、反射濃度変換部307は、反射率データOR1OG1OB1をlog関数を用いて濃度データDRDGDBに変換する。次に、マスキング処理308は、さらにプリンタで印字を行なうために濃度データDRDGDBをフルカラー複写機のトナー色であるCMYBkに変換するマスキング処理を行う。最終段であるガンマ補正部309では、これらのYMCBkデータに対して印字濃度がリニアに再現されるようにガンマ補正を行ない、得られた信号Y111Bk1が露光ヘッド202に送られ画像が印字される。
【0015】
図3は、電源が投入されてから実行される、複写機の制御部による画像形成処理のフローチャートである。まず、複写機本体を制御するのに用いる内部変数などの初期化や各エレメントの初期化を行う(ステップS1、以下「ステップ」を省略する)。次に、複写機の上面部に設けられる操作パネル(図示せず)からのキー入力に応じたコピーモードの設定を行い(S2)、設定されたコピーモードの内容に従って、画像読み取りのためのシェーディング補正や、画像形成のための各エレメントの準備等の前処理を行う(S3)。さらに、設定されたコピーモードに基づき、画像読取部100における画像読み取りや読取信号処理部106を制御する処理を行う(S4)。そして、読み取った原稿の画像データに対して第1の符号化方式(固定長符号化)および第2の符号化(可変長符号化)による圧縮を実行し、圧縮された符号化データを圧縮画像メモリ310に書き込む(S5)。ここでいう符号化は、符号化そのものをソフトウェア処理によって行うものではなく、符号化/復号化処理部304における圧縮の条件を定めたり、圧縮後のデータに何らかの処理を施すことを意味し、第1の符号化と第2の符号化自体は、符号化/復号化処理部304のハードウエア回路によって実現する。この後、圧縮画像メモリ310より符号データを読み出し、復号化処理を行い画像データに伸長する(S6)。そして、伸長された画像データに基づいて画像形成処理を実行する(S7)。画像形成処理の終了後、作像処理後の感光体ドラムに残留するトナーの清掃等の直接作像処理には関係しないが、装置のコンディションを維持するために必要な処理を行う(S8)。最後に、上記制御とは直接関係しないが、外部出力ポート108における通信制御等を行った後に(S9)、S1に戻る。
【0016】
符号化/復号化処理部304(図2を参照)は、読み取った原稿の画像データを固定長符号化のための第1の符号化方式より符号化し、得られた符号化データをさらに可変長符号化のための第2の符号化方式で圧縮する。符号化/復号化処理部304の具体的構成について説明する前に、第1の符号化と第2の符号化処理について説明する。
【0017】
固定長符号化のための第1の符号化は、ブロックトランケーション符号化により行われる。ブロックトランケーション符号化では、原稿の画像データを所定の画素マトリクスのブロックに分割する。そして、ブロック毎に、ブロック内のデータより定められるパラメータP1以下のデータの平均値Q1及びパラメータP2(但し、P1<P2の関係を満たす。)以上の値のデータの平均値Q4の和を2等分して求められる平均値情報LAと、上記平均値Q4と平均値Q1の差である階調幅情報LDとに基づいて、ブロック内の各画素のデータを、当該ブロック内の階調分布の範囲内において前記データよりも少ない階調レベルに量子化して得られる符号データφijに圧縮符号化する。
【0018】
図4は、ブロックトランケーション符号化の処理の流れを示す。図4の(a)に示すように、原稿画像の画像データをたとえば4×4画素ブロック単位で抽出する。1ブロックの画像データの量は、各画素につき1バイト(=8ビット)のデータ×16画素分(16バイト即ち128ビット)である。抽出した4×4画素ブロック内の画像データは、以下に説明するように符号化処理を行い、図4の(b)に示すように、1バイトの階調幅情報LD、同じく1バイトの平均値情報LA、及び、各画素のデータを4段階に分類して割り当てられる16画素分の2ビット符号データφijの合計6バイト(=48ビット)のデータに圧縮される。これにより、データ量を3/8に圧縮する。図4の(c)は、符号データの量が、符号化前の画像データ6画素分に相当することを表す。符号データの復号化は、階調幅情報LD及び平均値情報LAに基づいて各2ビットの符号データφijに対応する1バイトの画像データを設定することで実行される。
【0019】
なお、ここでは、原稿の画像データを4×4画素ブロック単位で抽出するが、これに限定されず、3×3画素ブロックや、6×6画素ブロック単位で抽出するものであってもよい。また、ブロック内の各画素の256階調データを4階調の符号データφijに符号化するが、これに限定されず、8階調等の符号データに符号化するものであってもよい。
【0020】
次に、ブロックトランケーション符号化における符号化処理と復号化処理を説明する。符号化において、まず、4×4画素ブロック単位で抽出した画像データから、符号化に必要な所定の特徴量が決定される。特徴量は、以下の演算により求められる。図5において(a)は、画像データの最大値Lmax,最小値Lminと、パラメータP1,P2と、階調幅情報LDとの関係を示す。先ず、4×4画素ブロック内の各8ビットの画像データの最大値Lmaxと最小値Lminを検出する。次に、パラメータP1及びP2を求める。
P1=(Lmax+3Lmin)/4 (1)
P2=(3Lmax+Lmin)/4 (2)
次に、各画素の画像データの内、パラメータP1以下の画素の画像データの平均値Q1を求める。また、各画素の画像データの内、パラメータP2以上の画素の画像データの平均値Q4を求める。求めた平均値Q1及びQ4に基づいて、
平均値情報LA=(Q1+Q4)/2、 (3)
階調幅情報LD=Q4−Q1 (4)
を求める。
次に、各画素の1バイト(8ビット)、即ち256階調の画像データを2ビット即ち4階調の符号データφijに符号化する際に用いる基準値L1とL2を定める。
L1=LA−LD/4 (5)
L2=LA+LD/4 (6)
【0021】
図5の(b)に示されるように、4×4画素ブロック内において、2ビットの符号データφijは、第i列(但し、i=1,2,3,4である。以下同じ)及び第j行(但し、j=1,2,3,4である。以下同じ)にある画素Xijのデータ値に応じて、次のように割り当てられる。
L1≧Xij なら、 φij=00
LA≧Xij>L1なら、 φij=01
L2≧Xij>LAなら、 φij=10
ij>L2なら、 φij=11
こうして得られた符号化データは、16画素分の符号データφij(16×2ビット)と各1バイト(8ビット)の階調幅LD及び平均値LAからなる。
【0022】
図5において、(c)は復号化処理により得られるデータを示す。符号化データを復号化する際には、階調幅LDと平均値LAを用いる。具体的には、階調幅LD及び平均値LAの値と、第i列の第j行にある画素Xijに割り当てられた符号データφijの値に応じて、画像データXijを4個の256階調データYijのいずれかに置き換える。
φij=00なら、 Yij=LA−LD/2
φij=01なら、 Yij=LA−LD/6
φij=10なら、 Yij=LA+LD/6
φij=11なら、 Yij=LA+LD/2
ブロックトランケーション符号化では、パラメータQ1及びQ4が符号化されたデータに含まれる階調幅LD及び平均値LAとから完全に復元される。このため、黒色部分がパラメータP1以下であり、白色部分がパラメータP2以上であるような2値画像においては、符号化されたデータより、これを完全に再現することができる。
【0023】
次に、本実施形態の特徴である可変長符号化のための第2の符号化方式について説明する。第2の符号化では、カラー画像データについて、8画素×8画素を1エリアとした各エリアについて、白下地/黒文字/モノクロ/カラーのいずれの属性であるかを判定する。そして、ブロックトランケーション符号化により得られた符号化データを以下のように属性に応じてさらに圧縮する。
(1)白下地の属性の場合は、ブロックトランケーション符号化データは記憶しない。復号の際は、輝度情報については、LA=255とし、他のデータはすべて0とする。色度情報については、データはすべて0とする。
(2)黒文字の属性の場合は、輝度情報のブロックトランケーション符号化データのうち、各画素の符号量の1ビットのみを記憶する。復号の際は、輝度情報については、LA=127、LD=127とし、また、φij=1(1ビット)の場合φij=11(2ビット)とする。色度情報については、データはすべて0とする。
(3)モノクロの属性の場合は、輝度情報のブロックトランケーション符号化データを記憶する(色度のデータは記憶しない)。復号の際は、輝度情報については、データはそのまま出力される。色度情報については、データはすべて0とする。
(4)カラーの属性の場合は、すべてのブロックトランケーション符号化データを記憶する。輝度情報と色度情報については、いずれもデータはそのまま出力される。
このように再圧縮されたデータは、属性データとともに、メモリに記憶される。
【0024】
表1は、上述の第2の符号化と復号化における各属性のデータをまとめて示したものである。
【表1】
Figure 0003736107
【0025】
また、表2は、上述の第2の符号化によるデータの圧縮を示す。いずれの属性についても、第1の符号化によるデータは36バイトであるが、第2の符号化においては、白下地/黒文字/モノクロの属性の場合は、データはさらに圧縮される。
【表2】
Figure 0003736107
【0026】
ここで、第2の符号化による圧縮処理中において、領域指定部により、画像抽出、切り出し等の処理を行うべき領域が指定できる。入力される画像の属性が表示され、ユーザーが、その表示画像の中で所望の領域を指定すると、指定領域以外の属性を他の属性(具体的には白下地属性)に置き換える。その後、各属性データに応じて、第2の符号化により、第1の符号化により圧縮された符号化データを再圧縮し、属性データとともにメモリに記憶する。白下地の属性の場合は、ブロックトランケーション符号化データは記憶しないので、属性データのみを記憶する。したがって、高いデータ圧縮率を達成できる。また、原画像データに対し直接に領域の抽出、切り出し等の画像処理を行うよりも、少ないデータ量で、高速に処理を行うことが可能となる。
【0027】
属性書き換え処理の1例について説明すると、いま図6に示すような原画像があったとする。この原画像は、主走査方向のサイズがWXであり、副走査方向のサイズがWYである。図7は、図6に示された原画像より得られた属性判定結果を示す。主走査方向の4エリア分の属性データ(2ビット×4エリア)を1データ(8ビット)として、1頁分の属性データがメモリに記憶される。いま、図6の斜線部に示されるように、ユーザーが原画像における2点を設定して、四角領域を指定すると、この領域が、図7の2点(X1,Y1)、(X2,Y2)で指定された四角領域に対応する。この指定により、図8に示されるように、指定された領域以外での属性データが白属性に置き換えられる。
【0028】
図9は、符号化/復号化処理部304の詳細を示す。この符号化/復号化処理部304における処理の概略を説明すると、属性判定部401は、複写機等の画像読取装置で読み取られ、順次入力されるカラー画像データL* 1* 1* 1を入力する。属性判定部401は、入力した画像データをN×N画素(Nは整数)の所定の領域に切り出して、その領域が白下地/黒文字/モノクロ/カラーのいずれの属性に属するかを判定し、各属性に対応した2ビットデータATRを割り当てる。属性判定結果はSRAM4010に格納される。また、カラー画像データは第1の符号化および復号化部402にも入力され、第1の符号化および復号化部402は、ブロックトランケーション符号化により画像データをM×M画素(Mは整数)のブロックに切り出して、1ブロックあたり平均値1バイト、階調幅1バイトおよび各画素2ビットの符号化データに圧縮する。圧縮されたデータは、第2の符号化および復号化部405によりさらに圧縮され、メモリ310に記憶される。ここで、ユーザーが領域指定部403により画像の抽出、切り出し等の処理を行いたい領域を指定すると、領域指定部403は、その領域のアドレスをレジスタに記憶する。そして、属性判定部401から入力される属性データに対して、属性置換部404は、領域指定部403より得た領域アドレスに基づき、指定領域以外に属する属性データを他の属性(具体的には白下地属性)に対応した属性データに置換する。第2の符号化および復号化部405は、第1の符号化および復号化部402より得た符号化データを、属性置換部404により得た各属性データに応じて、再度圧縮し、再圧縮されたデータを属性データとともに、少なくとも1ページ以上を記憶可能なメモリ310に蓄積する。また、復号の際は、第2の符号化および復号化部405は、メモリ310から読み出された圧縮データと属性データを伸長して、第1の符号化および復号化部402に送り、第1の符号化および復号化部402はこれを画像データL* 2* 2* 2に伸長する。
【0029】
ここで、第2の符号化および復号化部405は、領域を指定して画像の抽出、切り出し等の処理を行う場合、指定領域以外に属する属性データを他の属性(白下地属性)に置き換えた後、第2の符号化により、第1の符号化より圧縮されたデータを各属性データに応じて、再度圧縮処理を行い、得られた圧縮データを属性データとともにメモリ310に記憶する。画像データの所定領域(N×N画素:Nは整数)あたりの属性情報(2ビット:白下地/黒文字/モノクロ/カラー)に対して、指定領域以外の属性を白下地属性に置換するので、原画像データに対し直接に領域の抽出、切り出し等の処理を行う場合よりも、少ないデータ量で高速に処理を行う。また、属性情報を白下地属性に置換した後、第2の符号化により再度圧縮するので、属性情報のみを記憶すればよくなり、 より高い圧縮率を達成する。
【0030】
符号化/復号化処理部304についてさらに詳細に説明すると、まず、色空間最適化処理部303(図2)により処理されたL* 1、a* 1、b* 1の各8ビットのカラー画像データは属性判定部401に入力される。属性判定部401では、8画素×8画素を1エリアとした各エリアが白下地/黒文字/モノクロ/カラー属性のいずれに属するかを判定し、それらの属性に対応した2ビットのデータ(2進数(10進数))を以下のように割り当てる。
属性が白下地なら、 ”00(0)”
属性が黒文字なら、 ”01(1)”
属性がモノクロなら、 ”10(2)”
属性がカラーなら、 ”11(3)”
【0031】
図7は、図6の原画像(主走査方向および、副走査方向の画素数をそれぞれ、WX、WYとする)より得られた属性判定結果を示している。そして主走査方向の4エリア分の属性(2ビット×4エリア)を1データ(8ビット)として、1ページ分の属性データ(WX/32×WY/8×8ビット)を2個の1メガビットのSRAM4010に格納する。なお、本実施形態ではSRAMを使用しているが、他のメモリを使用してもよい。L* 1、a* 1、b* 1の各8ビットのカラー画像データは第1の符号化および復号化部402にも入力される。
【0032】
図10は属性判定部401のブロック図を示す。各8ビットのカラー画像データL* 1、a* 1、b* 1は、複数のラインメモリにより構成されるブロック切り出し部501によって8画素×8画素のブロック(以下、1エリアとする)に切り出される。そしてエリア内の8ビット×64のL*値は階調幅算出部502と、平均値算出部503に、各8ビット×64のa*値、b*値はカラー算出部504に入力される。階調幅算出、平均値算出およびカラー算出の具体的な方法を以下に説明する。
【0033】
階調幅算出部502における階調幅算出について説明すると、エリア内の最大値および最小値を求め、その差分値(最大値−最小値)をSUB(8ビット)として出力する。また、8画素×8画素のエリアをさらに複数のブロックに分割し、そのブロックごとに差分値を求め、得られる複数の差分値のうちの最大値をSUBとして出力してもよい。次に、平均値算出部503における平均値算出について説明すると、(エリア内の合計)/64より平均値を求め、その平均値をAVG(8ビット)として出力する。また、エリア内の最大値および最小値より、(最大値+最小値)/2をAVGとして出力してもよい。また、カラー算出部504におけるカラー算出について説明すると、エリア内のa値の絶対値の中での最大値(MXAとする)、b値の絶対値の中での最大値(MXBとする)を算出する。そして、MXAおよびMXBのうち大きい方の数値をCOL(8ビット)として出力する。また、a値、b値の絶対値の中でそれぞれの平均値を算出し、2つの平均値のうち大きい方の数値をCOLとして出力してもよい。上記の階調幅算出部502、平均値算出部503、カラー算出部504はいずれも8ビットのSUB、AVG、COLを出力しているが、必要に応じて、変換処理(例えば、必要としない上位ビットを削るなど)によりビット数を減らして出力してもよい。
【0034】
次に、判定部505における属性判定について説明する。SUB、AVG、COLは判定部505に入力され、CPUにより読み書きされるレジスタに記憶された複数のしきい値(T1、T2、T3、T4、T5、T6、T7、T8、T9、T10)から、下記の条件により該エリアが白下地/黒文字/モノクロ/カラーのいずれの属性に属するかを判定する。
白下地: COLがTl以下、かつ、AVGがT2以上、かつ、SUBがT3以下
黒文字: COLがT4以下、かつ、AVGがT5以下、かつ、SUBがT6以上または、COLがT7以下、かつ、AVGがT8以下、かつ、SUBがT9以下
モノクロ: 上記白下地および黒文字以外で、COLがT10以下
カラー: 上記モノクロ以外
なお、上記のしきい値T1、T2、T3、T4、T5、T6、T7、T8は、それぞれ実験により決定され、1例では、10進数で記すと、T1=10,T2=250、T3=8、T4=15、T5=20、T6=80、T7=5、T8=15、T9=8、T10=15)を使用している。そして、それらの属性に対応した2ビットのデータ(2進数(10進数)で、白下地→ "00(0)”、黒文字→ "01(1)”、モノクロ→ "10(2)、カラー→ "11(3)”)を割り当て、属性を表す2ビット信号ATRとして出力する。
【0035】
図11は、第1の符号化および復号化部402を示す。符号処理について説明すると、まず入力されたL* 1、a* 1、b* 1のうち、a* 1、b* 1は、サブサンプリング部601において、L* 1:a* 1:b* 1=4:1:1にサブサンプリングされ、a* 2およびb* 2に変換される。すなわち、水平同期信号で得られる2ラインに対し、1ラインおきにサンプリングし、さらに主走査方向に2画素の1画素サンプリングを行うことでa* 2およびb* 2を得る。次に、BTC部602(具体的回路は図12に示される)において、L1およびサブサンプリング後のa* 2、b* 2はブロックトランケーション符号化方式により符号化処理が行われ、BL、Ba、Bbに変換される。すなわち、切り出された4×4画素の1ブロックに対し、8ビットの平均値情報LA、8ビットの階調幅情報LD、8ビット×4の符号化情報(φij:i,j=0、1、2、3)の3/8に圧縮された合計6バイトの符号化データを得る。符号化されたデータBL、Ba、Bbは、BLに関しては6個の16メガビットのDRAMに、Ba、Bbは、12個の4メガビットのDRAMにそれぞれ格納される。なお、本実施形態ではDRAMを使用しているが、他のメモリを使用してもよい。この一連の符号化処理により、入力されたカラー画像データの量は3/16に圧縮される。
次に復号処理について説明すると、複数のDRAMより読み出される符号化データBL、Ba、Bbは、BTC部602において、それぞれブロックトランケーション符号化方式からの復号化処理が施され、それぞれが各画素8ビットのL* 2、a* 2およびb* 2に変換される。そして、a* 2およびb* 2に関しては、サブサンプリング部601において、水増し処理が施され、a* 1およびb* 1に変換される。
【0036】
なお、上述のBTC部602は、前述のブロックトランケーション符号化/復号化のアルゴリズムに従うソフトウエアによっても実行できるが、ここではハードウエア回路を採用する。図12は、第1の符号化および復号化部402のBTC部602を示す。最大値検出回路401と最小値検出回路402は、最大値Lmax,最小値Lminを検出する。得られた最大値Lmaxと最小値Lminを基に、乗算回路、加算回路、除算回路をへて得られたパラメータP1、P2が2つの平均値回路に出力される。平均値回路403、405は、それぞれ、各画素の画像データとパラメータP1、P2を入力し、パラメータP1以下の画素の画像データの平均値Q1、パラメータP2以上の画素の画像データの平均値Q4を出力する。求めた平均値Q1及びQ4に基づいて、加算器、減算器、除算器をへて、平均値LAと階調幅LDが求められ、復号器406に出力される。また、符号割当回路404は、Q1、Q4、LAを入力して、各画像データに対する符号データφijを出力する。復号器406は、φij、LA、LD/2、LD/6を基に復号する。
【0037】
領域指定部403は、領域指定装置(図13)を用いて、抽出や切り出しを行いたい画像の領域を指定する。領域指定装置の表示部4031に画像データや属性データの一部が表示されると、ユーザはポインタ4032で領域を指定する。図14は、具体的な領域指定のフローを示す。まず、領域を指定するために属性判定結果を格納しているSRAM4010より表示すべき属性データD1を読み出す(S11)。ここでは、SRAM4010に格納された1ページ分(8ビット×WX/32×WY/8、ただしWX、WYはそれぞれ入力画像の主走査、副走査方向の画素数)から、入力画像の8ラインより得られる属性データを1属性ラインとして、4属性ラインに1属性ラインの各属性データ上位2ビットを読み出す(図7中の”D→”で示す属性ラインデータ)ことにより、WX/32×WY/32のデータが読み出され、図13に示すような領域指定装置に応じた変換処理を行った後、表示する。たとえば、表示手段がビットマップによる表示の場合、白下地属性を "0(OFF)”に、その他の属性を "1(ON)”に変換した後、表示を行う(S12)。なお、上記ではSRAMよりWX/32×WY/32の属性データ2ビットを読み出し、画像表示をおこなっているが、たとえば、表示手段が8ビットで表示可能である場合、第1の符号化および復号化部402でのDRAMに格納された符号データの一部(例えば、L成分の平均値情報LA)D2をWX/32×WY/32×8ビット分読み出し、表示しもよい。また、主走査方向および副走査方向にそれぞれ1/32に間引いて表示を行っているが、1/N(Nは整数)のデータを適宜読み出して、表示することも可能である。領域指定装置に対象画像が表示された後、ユーザーが抽出すべき領域を指定すると、各領域の指定ポインタを得る(S13)。たとえば、図6において、矩型領域(図にて破線にて囲まれた領域)を指定することにより、図7に示す開始ポインタ(X1、Y1)、終了ポインタ(X2、Y2)を算出し、複数の領域指定ポインタをレジスタに格納する(S14)。そして、符号化時には、レジスタに格納された領域指定ポインタにより演算され、1ビットの属性抽出信号TRIが生成される。この属性抽出信号TRIは属性判定部401に格納された属性データを出力するタイミングに同期しており、抽出すべき領域内に属する属性データが読み出されている間は、信号TRIは”H”状態を保持し、それ以外では”L”状態を保持する。
【0038】
属性置換部404では、符号化時において、属性判定部401から第2の符号化および復号化部405に8ビットの属性データATRが転送される間、領域指定部403により出力される1ビットの属性抽出信号TRIにより、8ビットのIATRに変換される。すなわち図15に示すように、属性置換部404はセレクタ701により、属性抽出信号TRIが”H”である時には、ATRのデータをそのまま、”L”である時には白下地属性を示すデータ(10進数で0)が選択され、IATRとして第2の符号化および復号化部405に出力される。
【0039】
第2の符号化および復号化部405では、符号時には、属性置換部404により出力される8ビットの属性データATR2および、第1の符号化および復号化部402により出力される8ビットの符号データBL、Ba、Bbを入力し、各属性の種類(白下地/黒文字/モノクロ/カラー)に応じて、表1の「符号化」にしたがつて、再度符号データをBL、Ba、Bbより8ビットの再符号データを生成し、属性データとともに再符号データDATAとしてメモリ310に出力する。表2は属性の種類(白下地/黒文字/モノクロ/カラー)と第1の符号化と第2の符号化で得られる1エリア分のバイト数を示す。そして復号時にはメモリ310より復号すべき原稿の8ビットの再符号データDATAより読みだし、そのうちの属性データはIATRとして出力され、属性判別部401のSRAMに格納され、第2の符号化より得た再符号データは、表1の「復号化」にしたがって、第1の符号化および復号化部402に出力される8ビットの符号データBL、Ba、Bbまで復号した後、第1の符号化および復号化部402に出力される。
【0040】
次に、図16の第2の符号化のフローと図17の第2の復号化のフローを使用して、第2の符号化および復号化部405を中心とした符号化と復号化の詳細を説明する。
第2の符号化フロー(図16)において、まず、属性判別部401のSRAMに格納された8ビット×WX/32×WY/8の属性データATRを属性置換部404より変換した後、変換された属性データをメモリ310の中のCPUにより指定されたアドレス空間に格納する(S20)。
次に、属性判別部401のSRAMより8ビットの属性データを読み出し、2ビット×4エリアに分割する(S21)。
次に、S21より得た1エリアの属性データ(2ビット)に対応した8ビット×36の符号データBL、Ba、Bbを第1の符号化および復号化部402より読み出す(S22)。
そして、属性データの種類(白下地/黒文字/モノクロ/カラー)を判定し(S23)、表1の「符号化」に従い、白下地符号化(S24)、黒文字符号化(S25)、モノクロ符号化(S26)、カラー符号化(S27)のいずれかの再符号化処理をおこなう。なお表2に示すように第1の符号化での1エリアデータ(36バイト)は属性の種類(白下地/黒文字/モノクロ/カラー)により第2の符号化でそれぞれ、0、8、24、36バイトに変換する。
次に、S23〜S27において再符号化処理されたデータは、8ビットの再符号データDATAに変換された後、出力され、メモリ310の中のCPUにより指定されたアドレス空間に格納する(S28)。
上述のS22〜S28の処理を4エリア分が終了するまで繰り返す(S29)。
さらに、上述のS21〜S29の処理を8ビット×WX/32×WY/8の属性データすべてについて終了するまで繰り返す(S30)。
【0041】
次に第2の復号処理について説明する。図17に示す第2の復号化フローにおいて、まず、CPUにより復号すべき原稿の全属性に対応したアドレス空間を指定することにより、メモリ310から8ビット×WX/32×WY/8のDATAを読み出し、直接、属性判別部401のSRAMに格納する(S40)。
属性判別部401のSRAMより8ビットの属性データを読み出し、2ビット×4エリアに分割する(S41)。
次に、エリアの属性データの種類(白下地/黒文字/モノクロ/カラー)を判定する(S42)。属性データの種類が白下地ならば、表2の「第2の符号化」に基づき、0バイトをメモリ310から読み出し、表1の「復号化」に従い、白下地復号化を行い、第1の符号化データ(36バイト)を生成する(S43)。属性データの種類が黒文字ならば、表2の「第2の符号化」に基づき、8バイトをメモリ310から読み出し、表1の「復号化」に従い、黒文字復号化を行い、第1の符号化データ(36バイト)を生成する(S44)。属性データの種類がモノクロならば、表2の「第2の符号化」に基づき、24バイトをメモリ310から読み出し、表2の「復号化」に従い、モノクロ復号化を行い、第1の符号化データ(36バイト)を生成する(S45)。属性データの種類がカラーならば、表2の「第2の符号化」に基づき、36バイトをメモリ310から読み出し、表1の「復号化」に従い、カラー復号化を行い、第1の符号化データ(36バイト)を生成する(S46)。
S42〜S46により第1の符号化データまで復号処理されたデータは、8ビット×4のデータBL、8ビット×1のデータBa、8ビット×1のデータBbに変換された後、第1の符号化および復号化部402のメモリの中のCPUより指定されたアドレス空間に格納する(S47)。
上述のS42〜S47の処理を4エリア分が終了するまで繰り返す(S48)。
上述のS41〜S48の処理を8ビット×WX/32×WY/8の属性データすべてについて終了するまで繰り返す(S49)。
【0042】
上記のように少ないデータ量の属性データや符号データに対して領域の抽出、切り出し等の処理を行うため、画像データ全体に対して、直接処理を行うよりも、効率良く、かつ高速に処理を行うことが可能となる。すなわち、従来8ビット/画素のRGB画像データの全データ(A4,400dpiで48メガバイト)に処理を行っていたが、8×8画素を1エリアとして2ビットの属性データを得た場合、 1/768×48メガバイトと少ない容量のデータに対する抽出、切り出し等の処理が行うことが可能となる。また、処理対象の原稿は属性判別部401や第1の符号化および復号化部402にそれぞれ属性データやブロックトランケーション符号化データとして記憶されている。そのため、領域指定のための専用メモリをもつ必要がなく、メモリ310に搭載するメモリ装置の容量を削減することができる。さらに、領域指定により、ユーザー等が要求する領域以外の属性を白下地に置換することで、第2の符号化により再度符号化を行う際、高い圧縮率にて符号化することができ、記憶部に効率よく格納することも可能となる。
【0043】
図18は、本実施形態の変形である第2実施形態の符号化および復号化処理部を示す。ここにおいては、属性判別部1401、第1の符号化および復号化部1402は、第1実施形態の図9に示された符号化および復号化処理部304と同様であるので説明は省略する。属性置換部1404では、領域指定部1403より得たTRI信号により属性判別部1401のSRAM14010に格納された属性データの中で領域外の属性を白下地属性に置き換える処理を行う。すなわちTRI信号をSRAM14010へのライト信号に使用し、TRI=”L”(領域外)であるときに、アドレス指定された領域の8ビットを”0”(白下地)に置き換える。第2の符号化および復号化部1405は、属性判別部401のSRAM14010に記憶された属性に基づいて符号化を行う。
【0044】
次に、本発明の第3の実施形態の複写機について説明する。この複写機は、符号化および復号化処理部を除いて、第1実施形態の複写機と同じである。以下では、第1実施形態と異なる点について説明する。
符号化および復号化処理部では、属性データが符号化データを格納するメモリ310に記憶された状態で(たとえばデータ伸長の際に)、メモリに記憶された属性データまたは圧縮されたデータの一部を読み出し、抽出、切り出し等の処理を行いたい領域が指定できる。領域が指定されると、指定領域以外の属性データを他の属性(具体的には白下地属性)に置き換える。その後、メモリに記憶された圧縮データについて各属性に対応した復号処理を行い、第1の符号化(ブロックトランケーション符号化で圧縮されたデータまで伸長する。これにより、メモリに格納された属性データおよび一部の符号化データを読み出すことで、領域指定のために専用メモリを必要としない。また、原画像データに対し直接に領域の抽出、切り出し等の画像処理を行うよりも少ないデータ量で、高速に処理を行うことが可能となる。さらに、メモリに格納されているデータは、領域抽出、切り出し等の処理を行わない状態で記憶され、復号化処理過程で属性データの置換処理を行つた後、圧縮データの伸長処理を行うため、領域指定に失敗しても再度修正が可能である。
【0045】
図19は、本実施形態の符号化および復号化処理部を示す。第1の符号化および復号化部2402は、第1の実施形態の場合と同様に、順次入力されるカラー画像データを圧縮しメモリに記憶し、またメモリから符号化データを読み出して画像データに伸長するが、属性データの置換処理が異なる。具体的に説明すると、順次入力されるカラー画像データは、属性判定部2401は、カラー画像データを、N×N画素(Nは整数)の所定の領域に切り出し、その領域が白下地/黒文字/モノクロ/カラーのいずれの属性に属するかを判定し、各属性に対応した2ビットのデータを割り当てる。また、第1の符号化および復号化部2402は、カラー画像データをM×M画素(Mは整数)のブロックに切り出し、ブロックあたり平均値1バイト、階調幅lバイトおよび各画素2ビットの符号化データに圧縮し、また、符号化データを伸長する。第2の符号化および復号化部2405の符号化部は、第1の符号化より得たブロックあたりの平均値1バイト、階調幅1バイトおよび各画素2ビットの符号化情報を、属性判定部2401により得た各属性データATRに応じて、再度圧縮し、圧縮されたデータは属性データとともに少なくとも1ページ以上を記憶可能なメモリ310に蓄積される。メモリ310に格納されているデータは、領域抽出、切り出し等の処理を行わない状態で記憶されている。領域指定部2403において、メモリ310に記憶された属性データあるいは圧縮されたデータの一部が読み出され表示されると、ユーザーは、対象画像の抽出、切り出し等の処理を行いたい領域を指定する。その領域アドレスはレジスタに記憶される。属性置換部2404は、領域指定部2404より得た領域アドレスに基づき、指定された領域以外に属する属性を所定の他の属性(白下地属性)に置換する。その後、第2の符号化および復号化部2405の復号化部により、属性置換部2404により得た置換後の属性データに応じて、メモリ310により読み出された圧縮データを、第1の符号化部より復号できる、ブロックあたりの平均値1バイト、階調幅1バイトおよび各画素2ビットの符号化情報まで復号する。
【0046】
本実施形態では、複写機に入力されるカラー画像データに対して、領域指定部2404により指定された領域の抽出、切り出し等の処理を行う場合、メモリ310に格納された属性データおよび一部の符号化データを読み出すので、領域指定のために専用メモリを必要としない。またメモリ310から対象となる画像の属性データおよび符号化データを読み出し復号化する過程において、指定領域以外の属性を白下地属性に置換するので、原画像データに対し、直接領域の抽出、切り出し等の処理を行うよりも少ないデータ量で、高速に処理を行うことができる。さらに、メモリ310に格納されているデータは、領域抽出、切り出し等の処理を行わない状態で記憶され、復号化処理過程で属性データの置換処理を行つた後で圧縮データを伸長するため、領域指定に失敗しても再度修正が可能である。
【0047】
領域指定部2403は、領域指定装置(図13)を用いて、抽出や切り出しを行いたい画像の領域を指定する。図14に示す第1実施形態の具体的な領域指定のフローと異なる点は、ステップS10において、メモリ310から読み出されたデータを表示し、それを基に領域が指定されることである。すなわち、復号時に、第2の符号化および復号化部2405によりメモリ310から読み出されいったん属性判別部2401に格納された対象原稿の属性データを読み出す。たとえば、メモリ310に格納された1ページ分(8ビット×WX/32×WY/8、ただしWX、WYはそれぞれ入力画像の主走査、副走査方向の画素数)から、入力画像の8ラインより得られる属性データを1属性ラインとして、4属性ラインに1属性ラインの各属性データ上位2ビットを読み出す(図7中の”D→”で示す属性ラインデータ)ことにより、WX/32×WY/32のデータが読み出される。図13に示すような領域指定装置に応じた変換処理を行った後、表示する。たとえば、ビットマップによる表示の場合、白下地属性を”0(OFF)”に、その他の属性を”1(ON)”に変換した後、表示を行う。ユーザーが抽出すべき領域を指定した後の処理は、第1実施形態の場合と同じである。
【0048】
属性置換部2404では、符号化時において、第2の符号化および復号化部2405からの属性データIATR1を、領域指定部2403により出力される1ビットの属性抽出信号TRIにより、8ビットのIATR2に変換して、属性判定部2401に出力する。すなわち表1に示すように、属性置換部2404はセレクタにより、属性抽出信号TRIが”H”である時には、IATR1のデータをそのまま、”L”である時には白下地属性を示すデータ(10進数で0)を選択し、IATR2として属性判定部2401に出力する。
【0049】
第2の符号化および復号化部2405を中心とした符号化と復号化は、第1実施形態における図16の第2の符号化のフローと図17の第2の復号化のフローと同様に行われるが、属性置換部2404の動作の違いに対応して、以下の点が異なる。第2の符号化フロー(図16)のステップS20において、第1の実施形態では、属性判別部2401のSRAMに格納された8ビット×WX/32×WY/8の属性データATRを属性置換部2404より変換した後、変換された属性データを直接にメモリ310の中のCPUにより指定されたアドレス空間に格納する。これに対し本実施形態では、属性判別部2401のSRAM24010に格納された8ビット×WX/32×WY/8の属性データATRを、属性置換部2404より変換することなく、直接に、メモリ310の中のCPUにより指定されたアドレス空間に格納する。また、図17に示す第2の復号化フローのステップS40において、第1実施形態では、CPUにより復号すべき原稿の全属性に対応したアドレス空間を指定することにより、メモリ310から8ビット×WX/32×WY/8のDATAを読み出し、後で説明する属性置換処理をした後で、属性判別部2401のSRAM24010に格納する。これに対し、本実施形態では、CPUにより復号すべき原稿の全属性に対応したアドレス空間を指定することにより、メモリ310から8ビット×WX/32×WY/8のDATAを読み出し、上述の属性置換処理をした後で、属性判別部2401のSRAM24010に格納する。
【0050】
図19は、第3実施形態の変形である第4実施形態の符号化および復号処理部を示す。ここにおいて、属性判別部3401、第1の符号化および復号化部3402、第2の符号化および復号化部3405は図18と同様であるので説明は省略する。領域指定部3403は、メモリ310に記憶された属性データなどを基に第3実施形態と同様に領域を指定する。属性置換部3404は、領域指定部3403より得たTRI信号により属性判別部3401のSRAM34010に格納された属性データの中で領域外の属性を白下地属性に置き換える。すなわちTRI信号をSRAM34010へのライト信号に使用し、TRI信号が "L”レベルである時のアドレス指定された領域の8ビットを "0”(白下地)に置き換える。
【0051】
【発明の効果】
画像データより領域の抽出、切り出し等の処理を行う場合、画像データに対して直接に領域抽出、切り出し等の処理を行うのでなく、圧縮過程で得られる属性データについて処理を行うので、少ないデータ量に対して効率良く、かつ高速に画像の領域抽出および切り出し等の処理を行うことが可能となる。
また、符号処理過程中のメモリに記憶された属性データおよび符号データの一部を領域指定のために使用するので、画像データをいったん格納するための専用メモリを持つ必要がない。
さらに、領域指定以外の属性を白下地属性に置換した後、符号化手段により再度圧縮を行うことにより、置換せずに符号化手段により再度圧縮を行うよりも高い圧縮率にてメモリに記憶することも可能となる。また、ユーザ等が本来必要とする領域のみを圧縮できる。
また、圧縮データを記憶しているメモリにおいて、領域抽出、切り出し等の処理を行わないで画像全体を欠損することなく記憶しているので、領域指定に失敗しても再度修正が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 デジタルカラー複写機の断面図
【図2】 読取信号処理部のブロック図
【図3】 画像形成のメインフローチャート
【図4】 ブロックトランケーション符号化処理の流れを示す図
【図5】 ブロックトランケーション符号化の概念を説明するための図
【図6】 ブロックトランケーション符号化回路のブロック図
【図7】 領域指定装置の平面図
【図8】 原稿の原画像の図
【図9】 入力画像と属性マップ(処理前)の概念図
【図10】 入力画像と属性マップ(処理後)の概念図
【図11】 符号化および復号化部のブロック図
【図12】 属性判定部のブロック図
【図13】 第1の符号化および復号化処理のブロック図
【図14】 領域指定のフローチャート
【図15】 属性置換部のブロック図
【図16】 第2の符号化のフローチャート
【図17】 第2の復号化のフローチャート
【図18】 第2実施形態における符号化および復号化処理部のブロック図
【図19】 第3実施形態における符号化および復号化処理部のブロック図
【図20】 第4実施形態における符号化および復号化処理部のブロック図
【符号の説明】
304 符号化/復号化部、 310 メモリ、 410、1401、2401、3401 属性判別部、 402、1402、2402、3402 第1の符号化および復号化部、 403、1403、2403、3403 領域指定部、 404、1404、2404、3404 属性置換部、 405、1405、2405、3405 第2の符号化および復号化部。

Claims (2)

  1. 入力される画像データについて符号化する符号化手段と、
    入力される画像データについて領域ごとに属性を判別する属性判別手段と、
    前記符号化手段によって符号化された画像データの所望の領域を指定する領域指定手段と、
    前記領域指定手段で指定された領域又はその外の領域において、前記属性判別手段により判別された属性を他の属性に置き変える置き換え手段であって、前記他の属性は、その属性により復号化データが一義的に決定される属性である置き換え手段と、
    前記属性判別手段によって判別された属性と前記置き換え手段によって置き換えられた属性に応じた符号化方式で前記画像データを再符号化する再符号化手段と、
    前記置き換え手段によって属性が置き換えられた領域については当該属性のみを記憶する一方、それ以外の領域については前記再符号化手段により符号化された再符号化データと、前記属性判別手段で判別された属性を記憶する記憶手段と
    を備える画像処理装置。
  2. 入力される画像データについて符号化する符号化手段と、
    入力される画像データについて領域ごとに属性を判別する属性判別手段と、
    前記符号化手段により符号化された符号化データと前記属性判別手段により設定された属性とを記憶する記憶手段と、
    前記符号化手段によって符号化された画像データの所望の領域を指定する領域指定手段と、
    前記領域指定手段で指定された領域又はその外の領域において、前記属性判別手段により判別された属性を他の属性に置き変える置き換え手段であって、前記他の属性は、その属性により復号化データが一義的に決定される属性である置き換え手段と、
    前記置き換え手段によって属性が置き換えられた領域については、前記置き換えられた属性に応じた所定のデータを割り当てることにより画像データを復号化する一方、それ以外の領域については前記記憶手段に記憶された属性と符号化データとを読み出して、該読み出された属性と符号化データに応じて前記画像データを復号化する復号化手段と
    を備える画像処理装置。」
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