JPH11252376A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH11252376A
JPH11252376A JP10050440A JP5044098A JPH11252376A JP H11252376 A JPH11252376 A JP H11252376A JP 10050440 A JP10050440 A JP 10050440A JP 5044098 A JP5044098 A JP 5044098A JP H11252376 A JPH11252376 A JP H11252376A
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順二 西垣
Shoji Imaizumi
祥二 今泉
Kenichi Morita
賢一 守田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多値画像データの圧縮において、効率よくか
つ高速に画像の領域抽出、切り出し等の処理を行い、よ
り高い圧縮率で圧縮する。 【解決手段】 符号化の際に、入力画像データについて
画像の抽出、切り出し等の処理を行うべき領域が指定さ
れると、指定領域された以外の領域に属する属性を他の
属性に置換する。置換された属性に応じて、圧縮を行
い、属性データとともに記憶装置に記憶する。また、復
号化の際に、記憶装置に記憶された属性データについ
て、領域が指定されると、指定領域以外での属性を他の
属性に置換し、置換後の属性データに対応してデータを
伸長する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル複写機等
の画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像処理装置においては、入力されるデ
ジタル画像データをメモリに記憶し、メモリに記憶され
たデータに対し、直接に領域指定された領域の抽出およ
び、切り出しを行うことが提案されている。また、画像
データを記憶するメモリ容量を削減するために、様々な
符号化方式を用い、画像データを圧縮することがよく使
用される。ブロックトランケーション符号化はそのよう
な符号化方式の一つであり、固定長圧縮であるため、メ
モリ容量を確定しやすく、符号化状態で回転、編集等の
処理が容易であるといった特徴がある。しかしながら、
圧縮率が他の方式に比べ低いといった欠点も持ってい
る。そのため、高い圧縮率を得るために、ブロックトラ
ンケーション符号化により得られた符号データを、画像
ブロックの属性の種類に応じて再度圧縮を行い、再圧縮
されたデータおよび属性データを記憶する方法が用いら
れる。このような方法においては、画像データについて
属性を判定して記憶することが行われるが、画像全体に
対して得られたすべての属性情報に対して符号化を行う
ことが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の画像処理装置で
は、入力される画像データに対して、直接に指定された
画像領域の抽出、切り出し等の画像処理を行うため、大
容量の画像データ(たとえばA4、400dpiのRG
B画像データで48メガバイト)に対して処理を行わな
くてはならない。また、領域指定を行うために、画像表
示および領域指定用に1ページ分の画像データを格納す
るための大容量のフレームメモリをもつ必要がある。さ
らに、ユーザ等が本来必要としない領域以外の情報も含
めたすべての属性情報に対して符号化処理を行うため、
圧縮効率が悪く、メモリ容量を低減することができな
い。また、指定された領域の抽出、切り出し等の画像処
理が失敗しても、再度修正して行うことが困難である。
また、符号化によるデータ圧縮率が高くない符号化方式
を用いる場合は、符号化データをさらに第2の符号化方
式により圧縮することが提案されている。その際、指定
された領域の抽出、切り出し等の画像処理を効率的に行
えることが望ましい。
【0004】本発明の第1の目的は、デジタルカラーデ
ータとして入力される画像において、領域抽出、切り出
し等の画像処理を効率良くかつ高速に行うことができる
画像処理装置を提供することである。本発明の第2の目
的は、より高い圧縮率にて画像データをメモリに格納で
きる画像処理装置を提供することである。本発明の第3
の目的は、デジタルカラーデータとして入力される画像
において、指定された領域の抽出、切り出し等の画像処
理が失敗しても、再度修正して処理を行うことができる
画像処理装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の画像
処理装置は、入力される画像データについて領域ごとに
属性(たとえば白下地/黒文字/モノクロ/カラー)を
判別する属性判別手段と、属性判別手段により判別され
た属性を他の属性(たとえば白下地属性)に書きかえる
属性置換手段と、属性判別手段と属性置換手段により設
定された属性に応じた符号化方式で画像データを符号化
する符号化手段と、符号化手段により符号化された符号
化データと、属性判別手段と属性置換手段により設定さ
れた属性を記憶する記憶手段とを備える。属性データに
対して領域の抽出、切り出し等の画像処理をするので、
原画像データに対して直接に画像処理を行うよりも、少
ないデータ量で高速に処理を行うことが可能となる。ま
た、領域指定のための専用の記憶手段を必要としない。
好ましくは、さらに、入力される画像データにおける領
域を指定する領域指定手段を備え、ユーザーは、画像抽
出、切り出し等の処理を行うべき領域を領域指定手段に
より指定できる。前記の属性置換手段は、領域指定手段
により指定された領域の中および/または外の属性を書
き換える。たとえば、指定領域以外の属性データを他の
属性(具体的には白下地属性)に置き換える。そして、
置換された属性データに応じてデータを圧縮し、属性デ
ータとともに記憶手段に記憶する。好ましくは、記憶手
段は、属性が置換された領域のデータに対して、その属
性のみを記憶する。白下地属性では符号化データを記憶
手段に保存しなくてもよいので、属性情報のみを記憶す
ることにより、高い圧縮率を達成できる。本発明に係る
第2の画像処理装置は、入力される画像データについて
領域ごとに属性を判別する属性判別手段と、属性判別手
段により設定された属性に応じた符号化方式で画像デー
タを符号化する符号化手段と、符号化手段により符号化
された符号化データと属性判別手段により設定された属
性とを記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶された属性
を他の属性に書きかえる属性置換手段と、記憶手段に記
憶された符号化データを属性に応じて復号化する復号化
手段とを備える。こうして、記憶手段に記憶された属性
データまたは圧縮されたデータの一部を読み出し、抽
出、切り出し等の処理を行いたい領域を指定する。そし
て指定領域以外の属性データを他の属性(具体的には白
下地属性)に置き換える。その後、記憶手段に記憶され
た圧縮データを、置換された属性に対応した復号処理を
行う。領域指定手段により指定された領域の抽出、切り
出し等の処理を行う場合、原画像データに対し、直接に
領域の抽出および、切り出し等の処理を行うよりも、少
ないデータ量で、高速に処理を行うことが可能となる。
記憶手段に格納された属性データおよび一部の符号化デ
ータを読み出すので、領域指定のために専用の記憶手段
を必要としない。さらに、メモリに格納されているデー
タは、領域抽出および切り出し等の処理を行わない状態
で記憶され、復号化処理過程で属性データの置換処理を
行つた後、圧縮データの伸長処理を行うため、領域指定
に失敗しても再度修正が可能である。好ましくは、さら
に、入力される画像データにおける領域を指定する領域
指定手段を備え、前記の属性置換手段は、領域指定手段
により指定された領域の中およびその外の属性を書き換
える。ここで、画像抽出、切り出し等の処理を行うべき
領域を領域指定手段により指定する。そして指定領域以
外の属性データを他の属性(具体的には白下地属性)に
置き換えた後、各属性データに応じて、第2の符号化手
段により第1の符号化手段より圧縮されたデータを再圧
縮し、属性データとともに記憶手段に記憶する。好まし
くは、記憶手段は、属性が置換された領域のデータに対
して、その属性のみを記憶する。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して本発
明の実施の形態のデジタルフルカラー複写機を説明す
る。図1は、本発明の第1の実施形態のデジタルカラー
複写機の構成を示す。このデジタルフルカラー複写機
は、原稿のカラー画像データを読み取る画像読取部10
0とプリンタ部200とに大きく分けられる。通常は、
画像読取部100で読み取られた画像データをプリンタ
部200に送信し、画像を形成することにより、複写機
能を達成する。またインターフェイス108により外部
機器との接続が可能であるため、画像読取部100で読
み取った画像データを外部機器に出力でき、逆に外部機
器からの画像データをプリンタ部200に送ることによ
り、画像を形成できる。
【0007】画像読取部100における原稿読み取りに
おいて、原稿台ガラス107上に載置された原稿は、露
光ランプ101により全面にわたって走査され、原稿か
らの反射光は、リニアCCDセンサ105で結像する。
読取信号処理部106は、CCDセンサ105により得
られるR,G,Bの3色の多値電気信号のアナログ処理、
A/D変換、デジタル画像処理を行って8ビットの階調
データに変換する。得られた階調データは、外部入出力
ポート108とプリンタ部200に出力される。プリン
タ部200は、露光ヘッド202と感光体24を備え、
電子写真方式で画像を形成する
【0008】図2は、読取信号処理部106の処理ブロ
ックを示す。各処理ブロックは、CPU311により制
御される。CPU311には、制御プログラム及び各種
テーブルを格納するROM312、及び、ワーキングエ
リアとして使用されるRAM313が接続されている。
この読取信号処理部106では、CPU311によリパ
ラメータ等の設定や変更が可能となっている。また圧縮
画像メモリ310内のデータはCPU311により読み
込み及び書き込みが可能になっている。CPU311に
より行われる処理はROM312に書き込まれており、
その処理途中で必要なパラメータや計算用のバッファと
してRAM313を用いて読み込み及び書き込みが行わ
れている。
【0009】次に、CCDセンサ105で読み取った画
像データが露光ヘッド202に到達するまでに画像デー
タがどのように処理されるかを説明する。まず、CCD
センサ105に入射した光電変換により電気信号に変換
され、A/D変換やシェーディング補正の後で、3色の
信号RGBとして出力される。次に、色補正処理部30
1では、後段の画像処理で扱いやすくするために、これ
らのRGB信号を標準RGBデータOR/OG/OB
(NTSC規格やハイビジョン規格等で規格化されてい
る)に色補正処理をする。
【0010】次に、色空間変換処理部302では、標準
化されたOR/OG/OBデータをL***色空間に
変換する。すなわち、 L*=F2L(OR,OG,OB) a*=F2a(OR,OG,OB) b*=F2b(OR,OG,OB)。 L***空間に変換する理由は,画像劣化が比較的少
なく画像の符号化が行なえることと、様々な装置間でカ
ラー画像データをやり取りするうえで都合がよいからで
ある。ここで用いる変換関数F2L/F2a/F2bは
入力データOR/OG/OBをNTSC規格やハイビジ
ョン規格等で決められている変換式に基づいてまずXY
Z表色系に変換し、その後L***表色系に変換す
る。
【0011】次に、色空間最適化処理部303は、L*
**データについてさらに符号化を行う前に、符号化
/復号化による画質劣化を最小限に抑さえるために色空
間の最適化処理を行う。すなわち、 L* 1=F3L(L*) a* 1=F3a(L*,a*) b* 1=F3b(L*,b*) ここで用いる変換関数F3L/F3a/F3bは、入力
データF3L/F3a/F3bを線形変換する関数であ
り、変換後のデータL* 1* 1* 1はもはや色情報は保持
していない。
【0012】次に、符号化/復号化処理部304では、
データL* 1* 1* 1をブロックトランケーション符号化
方式および第2の符号化方式により圧縮して圧縮画像メ
モリ310に蓄える。また、逆に圧縮画像メモリ310
内の符号化データを復号化して後段の画像処理に画像デ
ータL* 2* 2* 2を送る。本実施形態で用いるブロック
トランケーション符号化/復号化方式は不可逆方式であ
るため、入力データL* 1* 1* 1と出力データL* 2* 2
* 2は若干異なるデータになる。
【0013】圧縮画像メモリ310に書き込まれた階調
幅情報LD、平均値情報LAおよび符号データφijは、
必要に応じて読み出され、復号化された後に、色空間逆
最適化処理部305に出力される。色空間逆最適化処理
部305では、前述の色空間最適化処理部303で行っ
た処理とちょうど逆の処理を行う。この処理を行うこと
により逆変換後のL* 3* 3* 3データは色空間最適化処
理前のL***相当のデータとなるため、再び色情報
をあらわすデータとなる。
【0014】次に、色空間逆変換処理部306では、復
号されたL* 3* 3* 3をもとのOROGOBデータ相当
のデータOR1OG1OB1に変換する。ただし前段の処
理で画像データの劣化がおきているため完全には復帰し
ない。次に、反射濃度変換部307は、反射率データO
1OG1OB1をlog関数を用いて濃度データDRD
GDBに変換する。次に、マスキング処理308は、さ
らにプリンタで印字を行なうために濃度データDRDG
DBをフルカラー複写機のトナー色であるCMYBkに
変換するマスキング処理を行う。最終段であるガンマ補
正部309では、これらのYMCBkデータに対して印
字濃度がリニアに再現されるようにガンマ補正を行な
い、得られた信号Y111Bk1が露光ヘッド202に
送られ画像が印字される。
【0015】図3は、電源が投入されてから実行され
る、複写機の制御部による画像形成処理のフローチャー
トである。まず、複写機本体を制御するのに用いる内部
変数などの初期化や各エレメントの初期化を行う(ステ
ップS1、以下「ステップ」を省略する)。次に、複写
機の上面部に設けられる操作パネル(図示せず)からの
キー入力に応じたコピーモードの設定を行い(S2)、
設定されたコピーモードの内容に従って、画像読み取り
のためのシェーディング補正や、画像形成のための各エ
レメントの準備等の前処理を行う(S3)。さらに、設
定されたコピーモードに基づき、画像読取部100にお
ける画像読み取りや読取信号処理部106を制御する処
理を行う(S4)。そして、読み取った原稿の画像デー
タに対して第1の符号化方式(固定長符号化)および第
2の符号化(可変長符号化)による圧縮を実行し、圧縮
された符号化データを圧縮画像メモリ310に書き込む
(S5)。ここでいう符号化は、符号化そのものをソフ
トウェア処理によって行うものではなく、符号化/復号
化処理部304における圧縮の条件を定めたり、圧縮後
のデータに何らかの処理を施すことを意味し、第1の符
号化と第2の符号化自体は、符号化/復号化処理部30
4のハードウエア回路によって実現する。この後、圧縮
画像メモリ310より符号データを読み出し、復号化処
理を行い画像データに伸長する(S6)。そして、伸長
された画像データに基づいて画像形成処理を実行する
(S7)。画像形成処理の終了後、作像処理後の感光体
ドラムに残留するトナーの清掃等の直接作像処理には関
係しないが、装置のコンディションを維持するために必
要な処理を行う(S8)。最後に、上記制御とは直接関
係しないが、外部出力ポート108における通信制御等
を行った後に(S9)、S1に戻る。
【0016】符号化/復号化処理部304(図2を参
照)は、読み取った原稿の画像データを固定長符号化の
ための第1の符号化方式より符号化し、得られた符号化
データをさらに可変長符号化のための第2の符号化方式
で圧縮する。符号化/復号化処理部304の具体的構成
について説明する前に、第1の符号化と第2の符号化処
理について説明する。
【0017】固定長符号化のための第1の符号化は、ブ
ロックトランケーション符号化により行われる。ブロッ
クトランケーション符号化では、原稿の画像データを所
定の画素マトリクスのブロックに分割する。そして、ブ
ロック毎に、ブロック内のデータより定められるパラメ
ータP1以下のデータの平均値Q1及びパラメータP2
(但し、P1<P2の関係を満たす。)以上の値のデー
タの平均値Q4の和を2等分して求められる平均値情報
LAと、上記平均値Q4と平均値Q1の差である階調幅
情報LDとに基づいて、ブロック内の各画素のデータ
を、当該ブロック内の階調分布の範囲内において前記デ
ータよりも少ない階調レベルに量子化して得られる符号
データφijに圧縮符号化する。
【0018】図4は、ブロックトランケーション符号化
の処理の流れを示す。図4の(a)に示すように、原稿
画像の画像データをたとえば4×4画素ブロック単位で
抽出する。1ブロックの画像データの量は、各画素につ
き1バイト(=8ビット)のデータ×16画素分(16
バイト即ち128ビット)である。抽出した4×4画素
ブロック内の画像データは、以下に説明するように符号
化処理を行い、図4の(b)に示すように、1バイトの
階調幅情報LD、同じく1バイトの平均値情報LA、及
び、各画素のデータを4段階に分類して割り当てられる
16画素分の2ビット符号データφijの合計6バイト
(=48ビット)のデータに圧縮される。これにより、
データ量を3/8に圧縮する。図4の(c)は、符号デ
ータの量が、符号化前の画像データ6画素分に相当する
ことを表す。符号データの復号化は、階調幅情報LD及
び平均値情報LAに基づいて各2ビットの符号データφ
ijに対応する1バイトの画像データを設定することで実
行される。
【0019】なお、ここでは、原稿の画像データを4×
4画素ブロック単位で抽出するが、これに限定されず、
3×3画素ブロックや、6×6画素ブロック単位で抽出
するものであってもよい。また、ブロック内の各画素の
256階調データを4階調の符号データφijに符号化す
るが、これに限定されず、8階調等の符号データに符号
化するものであってもよい。
【0020】次に、ブロックトランケーション符号化に
おける符号化処理と復号化処理を説明する。符号化にお
いて、まず、4×4画素ブロック単位で抽出した画像デ
ータから、符号化に必要な所定の特徴量が決定される。
特徴量は、以下の演算により求められる。図5において
(a)は、画像データの最大値Lmax,最小値Lminと、
パラメータP1,P2と、階調幅情報LDとの関係を示
す。先ず、4×4画素ブロック内の各8ビットの画像デ
ータの最大値Lmaxと最小値Lminを検出する。次に、パ
ラメータP1及びP2を求める。 P1=(Lmax+3Lmin)/4 (1) P2=(3Lmax+Lmin)/4 (2) 次に、各画素の画像データの内、パラメータP1以下の
画素の画像データの平均値Q1を求める。また、各画素
の画像データの内、パラメータP2以上の画素の画像デ
ータの平均値Q4を求める。求めた平均値Q1及びQ4
に基づいて、 平均値情報LA=(Q1+Q4)/2、 (3) 階調幅情報LD=Q4−Q1 (4) を求める。次に、各画素の1バイト(8ビット)、即ち
256階調の画像データを2ビット即ち4階調の符号デ
ータφijに符号化する際に用いる基準値L1とL2を定
める。 L1=LA−LD/4 (5) L2=LA+LD/4 (6)
【0021】図5の(b)に示されるように、4×4画
素ブロック内において、2ビットの符号データφijは、
第i列(但し、i=1,2,3,4である。以下同じ)
及び第j行(但し、j=1,2,3,4である。以下同
じ)にある画素Xijのデータ値に応じて、次のように割
り当てられる。 L1≧Xij なら、 φij=00 LA≧Xij>L1なら、 φij=01 L2≧Xij>LAなら、 φij=10 Xij>L2なら、 φij=11 こうして得られた符号化データは、16画素分の符号デ
ータφij(16×2ビット)と各1バイト(8ビット)
の階調幅LD及び平均値LAからなる。
【0022】図5において、(c)は復号化処理により
得られるデータを示す。符号化データを復号化する際に
は、階調幅LDと平均値LAを用いる。具体的には、階
調幅LD及び平均値LAの値と、第i列の第j行にある
画素Xijに割り当てられた符号データφijの値に応じ
て、画像データXijを4個の256階調データYijのい
ずれかに置き換える。 φij=00なら、 Yij=LA−LD/2 φij=01なら、 Yij=LA−LD/6 φij=10なら、 Yij=LA+LD/6 φij=11なら、 Yij=LA+LD/2 ブロックトランケーション符号化では、パラメータQ1
及びQ4が符号化されたデータに含まれる階調幅LD及
び平均値LAとから完全に復元される。このため、黒色
部分がパラメータP1以下であり、白色部分がパラメー
タP2以上であるような2値画像においては、符号化さ
れたデータより、これを完全に再現することができる。
【0023】次に、本実施形態の特徴である可変長符号
化のための第2の符号化方式について説明する。第2の
符号化では、カラー画像データについて、8画素×8画
素を1エリアとした各エリアについて、白下地/黒文字
/モノクロ/カラーのいずれの属性であるかを判定す
る。そして、ブロックトランケーション符号化により得
られた符号化データを以下のように属性に応じてさらに
圧縮する。 (1)白下地の属性の場合は、ブロックトランケーショ
ン符号化データは記憶しない。復号の際は、輝度情報に
ついては、LA=255とし、他のデータはすべて0と
する。色度情報については、データはすべて0とする。 (2)黒文字の属性の場合は、輝度情報のブロックトラ
ンケーション符号化データのうち、各画素の符号量の1
ビットのみを記憶する。復号の際は、輝度情報について
は、LA=127、LD=127とし、また、φij=1
(1ビット)の場合φij=11(2ビット)とする。色
度情報については、データはすべて0とする。 (3)モノクロの属性の場合は、輝度情報のブロックト
ランケーション符号化データを記憶する(色度のデータ
は記憶しない)。復号の際は、輝度情報については、デ
ータはそのまま出力される。色度情報については、デー
タはすべて0とする。 (4)カラーの属性の場合は、すべてのブロックトラン
ケーション符号化データを記憶する。輝度情報と色度情
報については、いずれもデータはそのまま出力される。
このように再圧縮されたデータは、属性データととも
に、メモリに記憶される。
【0024】表1は、上述の第2の符号化と復号化にお
ける各属性のデータをまとめて示したものである。
【表1】
【0025】また、表2は、上述の第2の符号化による
データの圧縮を示す。いずれの属性についても、第1の
符号化によるデータは36バイトであるが、第2の符号
化においては、白下地/黒文字/モノクロの属性の場合
は、データはさらに圧縮される。
【表2】
【0026】ここで、第2の符号化による圧縮処理中に
おいて、領域指定部により、画像抽出、切り出し等の処
理を行うべき領域が指定できる。入力される画像の属性
が表示され、ユーザーが、その表示画像の中で所望の領
域を指定すると、指定領域以外の属性を他の属性(具体
的には白下地属性)に置き換える。その後、各属性デー
タに応じて、第2の符号化により、第1の符号化により
圧縮された符号化データを再圧縮し、属性データととも
にメモリに記憶する。白下地の属性の場合は、ブロック
トランケーション符号化データは記憶しないので、属性
データのみを記憶する。したがって、高いデータ圧縮率
を達成できる。また、原画像データに対し直接に領域の
抽出、切り出し等の画像処理を行うよりも、少ないデー
タ量で、高速に処理を行うことが可能となる。
【0027】属性書き換え処理の1例について説明する
と、いま図6に示すような原画像があったとする。この
原画像は、主走査方向のサイズがWXであり、副走査方
向のサイズがWYである。図7は、図6に示された原画
像より得られた属性判定結果を示す。主走査方向の4エ
リア分の属性データ(2ビット×4エリア)を1データ
(8ビット)として、1頁分の属性データがメモリに記
憶される。いま、図6の斜線部に示されるように、ユー
ザーが原画像における2点を設定して、四角領域を指定
すると、この領域が、図7の2点(X1,Y1)、
(X2,Y2)で指定された四角領域に対応する。この指
定により、図8に示されるように、指定された領域以外
での属性データが白属性に置き換えられる。
【0028】図9は、符号化/復号化処理部304の詳
細を示す。この符号化/復号化処理部304における処
理の概略を説明すると、属性判定部401は、複写機等
の画像読取装置で読み取られ、順次入力されるカラー画
像データL* 1* 1* 1を入力する。属性判定部401
は、入力した画像データをN×N画素(Nは整数)の所
定の領域に切り出して、その領域が白下地/黒文字/モ
ノクロ/カラーのいずれの属性に属するかを判定し、各
属性に対応した2ビットデータATRを割り当てる。属
性判定結果はSRAM4010に格納される。また、カ
ラー画像データは第1の符号化および復号化部402に
も入力され、第1の符号化および復号化部402は、ブ
ロックトランケーション符号化により画像データをM×
M画素(Mは整数)のブロックに切り出して、1ブロッ
クあたり平均値1バイト、階調幅1バイトおよび各画素
2ビットの符号化データに圧縮する。圧縮されたデータ
は、第2の符号化および復号化部405によりさらに圧
縮され、メモリ310に記憶される。ここで、ユーザー
が領域指定部403により画像の抽出、切り出し等の処
理を行いたい領域を指定すると、領域指定部403は、
その領域のアドレスをレジスタに記憶する。そして、属
性判定部401から入力される属性データに対して、属
性置換部404は、領域指定部403より得た領域アド
レスに基づき、指定領域以外に属する属性データを他の
属性(具体的には白下地属性)に対応した属性データに
置換する。第2の符号化および復号化部405は、第1
の符号化および復号化部402より得た符号化データ
を、属性置換部404により得た各属性データに応じ
て、再度圧縮し、再圧縮されたデータを属性データとと
もに、少なくとも1ページ以上を記憶可能なメモリ31
0に蓄積する。また、復号の際は、第2の符号化および
復号化部405は、メモリ310から読み出された圧縮
データと属性データを伸長して、第1の符号化および復
号化部402に送り、第1の符号化および復号化部40
2はこれを画像データL* 2* 2* 2に伸長する。
【0029】ここで、第2の符号化および復号化部40
5は、領域を指定して画像の抽出、切り出し等の処理を
行う場合、指定領域以外に属する属性データを他の属性
(白下地属性)に置き換えた後、第2の符号化により、
第1の符号化より圧縮されたデータを各属性データに応
じて、再度圧縮処理を行い、得られた圧縮データを属性
データとともにメモリ310に記憶する。画像データの
所定領域(N×N画素:Nは整数)あたりの属性情報
(2ビット:白下地/黒文字/モノクロ/カラー)に対
して、指定領域以外の属性を白下地属性に置換するの
で、原画像データに対し直接に領域の抽出、切り出し等
の処理を行う場合よりも、少ないデータ量で高速に処理
を行う。また、属性情報を白下地属性に置換した後、第
2の符号化により再度圧縮するので、属性情報のみを記
憶すればよくなり、 より高い圧縮率を達成する。
【0030】符号化/復号化処理部304についてさら
に詳細に説明すると、まず、色空間最適化処理部303
(図2)により処理されたL* 1、a* 1、b* 1の各8ビッ
トのカラー画像データは属性判定部401に入力され
る。属性判定部401では、8画素×8画素を1エリア
とした各エリアが白下地/黒文字/モノクロ/カラー属
性のいずれに属するかを判定し、それらの属性に対応し
た2ビットのデータ(2進数(10進数))を以下のよ
うに割り当てる。 属性が白下地なら、 ”00(0)” 属性が黒文字なら、 ”01(1)” 属性がモノクロなら、 ”10(2)” 属性がカラーなら、 ”11(3)”
【0031】図7は、図6の原画像(主走査方向およ
び、副走査方向の画素数をそれぞれ、WX、WYとする)よ
り得られた属性判定結果を示している。そして主走査方
向の4エリア分の属性(2ビット×4エリア)を1デー
タ(8ビット)として、1ページ分の属性データ(WX
/32×WY/8×8ビット)を2個の1メガビットの
SRAM4010に格納する。なお、本実施形態ではS
RAMを使用しているが、他のメモリを使用してもよ
い。L* 1、a* 1、b* 1の各8ビットのカラー画像データ
は第1の符号化および復号化部402にも入力される。
【0032】図10は属性判定部401のブロック図を
示す。各8ビットのカラー画像データL* 1、a* 1、b* 1
は、複数のラインメモリにより構成されるブロック切り
出し部501によって8画素×8画素のブロック(以
下、1エリアとする)に切り出される。そしてエリア内
の8ビット×64のL*値は階調幅算出部502と、平
均値算出部503に、各8ビット×64のa*値、b*
はカラー算出部504に入力される。階調幅算出、平均
値算出およびカラー算出の具体的な方法を以下に説明す
る。
【0033】階調幅算出部502における階調幅算出に
ついて説明すると、エリア内の最大値および最小値を求
め、その差分値(最大値−最小値)をSUB(8ビッ
ト)として出力する。また、8画素×8画素のエリアを
さらに複数のブロックに分割し、そのブロックごとに差
分値を求め、得られる複数の差分値のうちの最大値をS
UBとして出力してもよい。次に、平均値算出部503
における平均値算出について説明すると、(エリア内の
合計)/64より平均値を求め、その平均値をAVG
(8ビット)として出力する。また、エリア内の最大値
および最小値より、(最大値+最小値)/2をAVGと
して出力してもよい。また、カラー算出部504におけ
るカラー算出について説明すると、エリア内のa値の絶
対値の中での最大値(MXAとする)、b値の絶対値の
中での最大値(MXBとする)を算出する。そして、M
XAおよびMXBのうち大きい方の数値をCOL(8ビ
ット)として出力する。また、a値、b値の絶対値の中
でそれぞれの平均値を算出し、2つの平均値のうち大き
い方の数値をCOLとして出力してもよい。上記の階調
幅算出部502、平均値算出部503、カラー算出部5
04はいずれも8ビットのSUB、AVG、COLを出
力しているが、必要に応じて、変換処理(例えば、必要
としない上位ビットを削るなど)によりビット数を減ら
して出力してもよい。
【0034】次に、判定部505における属性判定につ
いて説明する。SUB、AVG、COLは判定部505
に入力され、CPUにより読み書きされるレジスタに記
憶された複数のしきい値(T1、T2、T3、T4、T
5、T6、T7、T8、T9、T10)から、下記の条
件により該エリアが白下地/黒文字/モノクロ/カラー
のいずれの属性に属するかを判定する。 白下地: COLがTl以下、かつ、AVGがT2以
上、かつ、SUBがT3以下 黒文字: COLがT4以下、かつ、AVGがT5以
下、かつ、SUBがT6以上または、COLがT7以
下、かつ、AVGがT8以下、かつ、SUBがT9以下 モノクロ: 上記白下地および黒文字以外で、COLが
T10以下 カラー: 上記モノクロ以外 なお、上記のしきい値T1、T2、T3、T4、T5、
T6、T7、T8は、それぞれ実験により決定され、1
例では、10進数で記すと、T1=10,T2=25
0、T3=8、T4=15、T5=20、T6=80、
T7=5、T8=15、T9=8、T10=15)を使
用している。そして、それらの属性に対応した2ビット
のデータ(2進数(10進数)で、白下地→ "00
(0)”、黒文字→ "01(1)”、モノクロ→ "10
(2)、カラー→ "11(3)”)を割り当て、属性を
表す2ビット信号ATRとして出力する。
【0035】図11は、第1の符号化および復号化部4
02を示す。符号処理について説明すると、まず入力さ
れたL* 1、a* 1、b* 1のうち、a* 1、b* 1は、サブサン
プリング部601において、L* 1:a* 1:b* 1=4:
1:1にサブサンプリングされ、a* 2およびb* 2に変換
される。すなわち、水平同期信号で得られる2ラインに
対し、1ラインおきにサンプリングし、さらに主走査方
向に2画素の1画素サンプリングを行うことでa* 2およ
びb* 2を得る。次に、BTC部602(具体的回路は図
12に示される)において、L1およびサブサンプリン
グ後のa* 2、b* 2はブロックトランケーション符号化方
式により符号化処理が行われ、BL、Ba、Bbに変換
される。すなわち、切り出された4×4画素の1ブロッ
クに対し、8ビットの平均値情報LA、8ビットの階調
幅情報LD、8ビット×4の符号化情報(φij:i,j
=0、1、2、3)の3/8に圧縮された合計6バイト
の符号化データを得る。符号化されたデータBL、B
a、Bbは、BLに関しては6個の16メガビットのD
RAMに、Ba、Bbは、12個の4メガビットのDR
AMにそれぞれ格納される。なお、本実施形態ではDR
AMを使用しているが、他のメモリを使用してもよい。
この一連の符号化処理により、入力されたカラー画像デ
ータの量は3/16に圧縮される。次に復号処理につい
て説明すると、複数のDRAMより読み出される符号化
データBL、Ba、Bbは、BTC部602において、
それぞれブロックトランケーション符号化方式からの復
号化処理が施され、それぞれが各画素8ビットのL* 2
* 2およびb* 2に変換される。そして、a* 2およびb* 2
に関しては、サブサンプリング部601において、水増
し処理が施され、a* 1およびb* 1に変換される。
【0036】なお、上述のBTC部602は、前述のブ
ロックトランケーション符号化/復号化のアルゴリズム
に従うソフトウエアによっても実行できるが、ここでは
ハードウエア回路を採用する。図12は、第1の符号化
および復号化部402のBTC部602を示す。最大値
検出回路401と最小値検出回路402は、最大値L
max,最小値Lminを検出する。得られた最大値Lmax
最小値Lminを基に、乗算回路、加算回路、除算回路を
へて得られたパラメータP1、P2が2つの平均値回路
に出力される。平均値回路403、405は、それぞ
れ、各画素の画像データとパラメータP1、P2を入力
し、パラメータP1以下の画素の画像データの平均値Q
1、パラメータP2以上の画素の画像データの平均値Q
4を出力する。求めた平均値Q1及びQ4に基づいて、
加算器、減算器、除算器をへて、平均値LAと階調幅L
Dが求められ、復号器406に出力される。また、符号
割当回路404は、Q1、Q4、LAを入力して、各画
像データに対する符号データφijを出力する。復号器4
06は、φij、LA、LD/2、LD/6を基に復号す
る。
【0037】領域指定部403は、領域指定装置(図1
3)を用いて、抽出や切り出しを行いたい画像の領域を
指定する。領域指定装置の表示部4031に画像データ
や属性データの一部が表示されると、ユーザはポインタ
4032で領域を指定する。図14は、具体的な領域指
定のフローを示す。まず、領域を指定するために属性判
定結果を格納しているSRAM4010より表示すべき
属性データD1を読み出す(S11)。ここでは、SR
AM4010に格納された1ページ分(8ビット×WX
/32×WY/8、ただしWX、WYはそれぞれ入力画
像の主走査、副走査方向の画素数)から、入力画像の8
ラインより得られる属性データを1属性ラインとして、
4属性ラインに1属性ラインの各属性データ上位2ビッ
トを読み出す(図7中の”D→”で示す属性ラインデー
タ)ことにより、WX/32×WY/32のデータが読
み出され、図13に示すような領域指定装置に応じた変
換処理を行った後、表示する。たとえば、表示手段がビ
ットマップによる表示の場合、白下地属性を "0(OF
F)”に、その他の属性を "1(ON)”に変換した
後、表示を行う(S12)。なお、上記ではSRAMよ
りWX/32×WY/32の属性データ2ビットを読み
出し、画像表示をおこなっているが、たとえば、表示手
段が8ビットで表示可能である場合、第1の符号化およ
び復号化部402でのDRAMに格納された符号データ
の一部(例えば、L成分の平均値情報LA)D2をWX
/32×WY/32×8ビット分読み出し、表示しもよ
い。また、主走査方向および副走査方向にそれぞれ1/
32に間引いて表示を行っているが、1/N(Nは整
数)のデータを適宜読み出して、表示することも可能で
ある。領域指定装置に対象画像が表示された後、ユーザ
ーが抽出すべき領域を指定すると、各領域の指定ポイン
タを得る(S13)。たとえば、図6において、矩型領
域(図にて破線にて囲まれた領域)を指定することによ
り、図7に示す開始ポインタ(X1、Y1)、終了ポイン
タ(X2、Y2)を算出し、複数の領域指定ポインタをレ
ジスタに格納する(S14)。そして、符号化時には、
レジスタに格納された領域指定ポインタにより演算さ
れ、1ビットの属性抽出信号TRIが生成される。この
属性抽出信号TRIは属性判定部401に格納された属
性データを出力するタイミングに同期しており、抽出す
べき領域内に属する属性データが読み出されている間
は、信号TRIは”H”状態を保持し、それ以外では”
L”状態を保持する。
【0038】属性置換部404では、符号化時におい
て、属性判定部401から第2の符号化および復号化部
405に8ビットの属性データATRが転送される間、
領域指定部403により出力される1ビットの属性抽出
信号TRIにより、8ビットのIATRに変換される。
すなわち図15に示すように、属性置換部404はセレ
クタ701により、属性抽出信号TRIが”H”である
時には、ATRのデータをそのまま、”L”である時に
は白下地属性を示すデータ(10進数で0)が選択さ
れ、IATRとして第2の符号化および復号化部405
に出力される。
【0039】第2の符号化および復号化部405では、
符号時には、属性置換部404により出力される8ビッ
トの属性データATR2および、第1の符号化および復
号化部402により出力される8ビットの符号データB
L、Ba、Bbを入力し、各属性の種類(白下地/黒文
字/モノクロ/カラー)に応じて、表1の「符号化」に
したがつて、再度符号データをBL、Ba、Bbより8
ビットの再符号データを生成し、属性データとともに再
符号データDATAとしてメモリ310に出力する。表
2は属性の種類(白下地/黒文字/モノクロ/カラー)
と第1の符号化と第2の符号化で得られる1エリア分の
バイト数を示す。そして復号時にはメモリ310より復
号すべき原稿の8ビットの再符号データDATAより読
みだし、そのうちの属性データはIATRとして出力さ
れ、属性判別部401のSRAMに格納され、第2の符
号化より得た再符号データは、表1の「復号化」にした
がって、第1の符号化および復号化部402に出力され
る8ビットの符号データBL、Ba、Bbまで復号した
後、第1の符号化および復号化部402に出力される。
【0040】次に、図16の第2の符号化のフローと図
17の第2の復号化のフローを使用して、第2の符号化
および復号化部405を中心とした符号化と復号化の詳
細を説明する。第2の符号化フロー(図16)におい
て、まず、属性判別部401のSRAMに格納された8
ビット×WX/32×WY/8の属性データATRを属
性置換部404より変換した後、変換された属性データ
をメモリ310の中のCPUにより指定されたアドレス
空間に格納する(S20)。次に、属性判別部401の
SRAMより8ビットの属性データを読み出し、2ビッ
ト×4エリアに分割する(S21)。次に、S21より
得た1エリアの属性データ(2ビット)に対応した8ビ
ット×36の符号データBL、Ba、Bbを第1の符号
化および復号化部402より読み出す(S22)。そし
て、属性データの種類(白下地/黒文字/モノクロ/カ
ラー)を判定し(S23)、表1の「符号化」に従い、
白下地符号化(S24)、黒文字符号化(S25)、モ
ノクロ符号化(S26)、カラー符号化(S27)のい
ずれかの再符号化処理をおこなう。なお表2に示すよう
に第1の符号化での1エリアデータ(36バイト)は属
性の種類(白下地/黒文字/モノクロ/カラー)により
第2の符号化でそれぞれ、0、8、24、36バイトに
変換する。次に、S23〜S27において再符号化処理
されたデータは、8ビットの再符号データDATAに変
換された後、出力され、メモリ310の中のCPUによ
り指定されたアドレス空間に格納する(S28)。上述
のS22〜S28の処理を4エリア分が終了するまで繰
り返す(S29)。さらに、上述のS21〜S29の処
理を8ビット×WX/32×WY/8の属性データすべ
てについて終了するまで繰り返す(S30)。
【0041】次に第2の復号処理について説明する。図
17に示す第2の復号化フローにおいて、まず、CPU
により復号すべき原稿の全属性に対応したアドレス空間
を指定することにより、メモリ310から8ビット×W
X/32×WY/8のDATAを読み出し、直接、属性
判別部401のSRAMに格納する(S40)。属性判
別部401のSRAMより8ビットの属性データを読み
出し、2ビット×4エリアに分割する(S41)。次
に、エリアの属性データの種類(白下地/黒文字/モノ
クロ/カラー)を判定する(S42)。属性データの種
類が白下地ならば、表2の「第2の符号化」に基づき、
0バイトをメモリ310から読み出し、表1の「復号
化」に従い、白下地復号化を行い、第1の符号化データ
(36バイト)を生成する(S43)。属性データの種
類が黒文字ならば、表2の「第2の符号化」に基づき、
8バイトをメモリ310から読み出し、表1の「復号
化」に従い、黒文字復号化を行い、第1の符号化データ
(36バイト)を生成する(S44)。属性データの種
類がモノクロならば、表2の「第2の符号化」に基づ
き、24バイトをメモリ310から読み出し、表2の
「復号化」に従い、モノクロ復号化を行い、第1の符号
化データ(36バイト)を生成する(S45)。属性デ
ータの種類がカラーならば、表2の「第2の符号化」に
基づき、36バイトをメモリ310から読み出し、表1
の「復号化」に従い、カラー復号化を行い、第1の符号
化データ(36バイト)を生成する(S46)。S42
〜S46により第1の符号化データまで復号処理された
データは、8ビット×4のデータBL、8ビット×1の
データBa、8ビット×1のデータBbに変換された
後、第1の符号化および復号化部402のメモリの中の
CPUより指定されたアドレス空間に格納する(S4
7)。上述のS42〜S47の処理を4エリア分が終了
するまで繰り返す(S48)。上述のS41〜S48の
処理を8ビット×WX/32×WY/8の属性データす
べてについて終了するまで繰り返す(S49)。
【0042】上記のように少ないデータ量の属性データ
や符号データに対して領域の抽出、切り出し等の処理を
行うため、画像データ全体に対して、直接処理を行うよ
りも、効率良く、かつ高速に処理を行うことが可能とな
る。すなわち、従来8ビット/画素のRGB画像データ
の全データ(A4,400dpiで48メガバイト)に
処理を行っていたが、8×8画素を1エリアとして2ビ
ットの属性データを得た場合、 1/768×48メガバ
イトと少ない容量のデータに対する抽出、切り出し等の
処理が行うことが可能となる。また、処理対象の原稿は
属性判別部401や第1の符号化および復号化部402
にそれぞれ属性データやブロックトランケーション符号
化データとして記憶されている。そのため、領域指定の
ための専用メモリをもつ必要がなく、メモリ310に搭
載するメモリ装置の容量を削減することができる。さら
に、領域指定により、ユーザー等が要求する領域以外の
属性を白下地に置換することで、第2の符号化により再
度符号化を行う際、高い圧縮率にて符号化することがで
き、記憶部に効率よく格納することも可能となる。
【0043】図18は、本実施形態の変形である第2実
施形態の符号化および復号化処理部を示す。ここにおい
ては、属性判別部1401、第1の符号化および復号化
部1402は、第1実施形態の図9に示された符号化お
よび復号化処理部304と同様であるので説明は省略す
る。属性置換部1404では、領域指定部1403より
得たTRI信号により属性判別部1401のSRAM1
4010に格納された属性データの中で領域外の属性を
白下地属性に置き換える処理を行う。すなわちTRI信
号をSRAM14010へのライト信号に使用し、TR
I=”L”(領域外)であるときに、アドレス指定され
た領域の8ビットを”0”(白下地)に置き換える。第
2の符号化および復号化部1405は、属性判別部40
1のSRAM14010に記憶された属性に基づいて符
号化を行う。
【0044】次に、本発明の第3の実施形態の複写機に
ついて説明する。この複写機は、符号化および復号化処
理部を除いて、第1実施形態の複写機と同じである。以
下では、第1実施形態と異なる点について説明する。符
号化および復号化処理部では、属性データが符号化デー
タを格納するメモリ310に記憶された状態で(たとえ
ばデータ伸長の際に)、メモリに記憶された属性データ
または圧縮されたデータの一部を読み出し、抽出、切り
出し等の処理を行いたい領域が指定できる。領域が指定
されると、指定領域以外の属性データを他の属性(具体
的には白下地属性)に置き換える。その後、メモリに記
憶された圧縮データについて各属性に対応した復号処理
を行い、第1の符号化(ブロックトランケーション符号
化で圧縮されたデータまで伸長する。これにより、メモ
リに格納された属性データおよび一部の符号化データを
読み出すことで、領域指定のために専用メモリを必要と
しない。また、原画像データに対し直接に領域の抽出、
切り出し等の画像処理を行うよりも少ないデータ量で、
高速に処理を行うことが可能となる。さらに、メモリに
格納されているデータは、領域抽出、切り出し等の処理
を行わない状態で記憶され、復号化処理過程で属性デー
タの置換処理を行つた後、圧縮データの伸長処理を行う
ため、領域指定に失敗しても再度修正が可能である。
【0045】図19は、本実施形態の符号化および復号
化処理部を示す。第1の符号化および復号化部2402
は、第1の実施形態の場合と同様に、順次入力されるカ
ラー画像データを圧縮しメモリに記憶し、またメモリか
ら符号化データを読み出して画像データに伸長するが、
属性データの置換処理が異なる。具体的に説明すると、
順次入力されるカラー画像データは、属性判定部240
1は、カラー画像データを、N×N画素(Nは整数)の
所定の領域に切り出し、その領域が白下地/黒文字/モ
ノクロ/カラーのいずれの属性に属するかを判定し、各
属性に対応した2ビットのデータを割り当てる。また、
第1の符号化および復号化部2402は、カラー画像デ
ータをM×M画素(Mは整数)のブロックに切り出し、
ブロックあたり平均値1バイト、階調幅lバイトおよび
各画素2ビットの符号化データに圧縮し、また、符号化
データを伸長する。第2の符号化および復号化部240
5の符号化部は、第1の符号化より得たブロックあたり
の平均値1バイト、階調幅1バイトおよび各画素2ビッ
トの符号化情報を、属性判定部2401により得た各属
性データATRに応じて、再度圧縮し、圧縮されたデー
タは属性データとともに少なくとも1ページ以上を記憶
可能なメモリ310に蓄積される。メモリ310に格納
されているデータは、領域抽出、切り出し等の処理を行
わない状態で記憶されている。領域指定部2403にお
いて、メモリ310に記憶された属性データあるいは圧
縮されたデータの一部が読み出され表示されると、ユー
ザーは、対象画像の抽出、切り出し等の処理を行いたい
領域を指定する。その領域アドレスはレジスタに記憶さ
れる。属性置換部2404は、領域指定部2404より
得た領域アドレスに基づき、指定された領域以外に属す
る属性を所定の他の属性(白下地属性)に置換する。そ
の後、第2の符号化および復号化部2405の復号化部
により、属性置換部2404により得た置換後の属性デ
ータに応じて、メモリ310により読み出された圧縮デ
ータを、第1の符号化部より復号できる、ブロックあた
りの平均値1バイト、階調幅1バイトおよび各画素2ビ
ットの符号化情報まで復号する。
【0046】本実施形態では、複写機に入力されるカラ
ー画像データに対して、領域指定部2404により指定
された領域の抽出、切り出し等の処理を行う場合、メモ
リ310に格納された属性データおよび一部の符号化デ
ータを読み出すので、領域指定のために専用メモリを必
要としない。またメモリ310から対象となる画像の属
性データおよび符号化データを読み出し復号化する過程
において、指定領域以外の属性を白下地属性に置換する
ので、原画像データに対し、直接領域の抽出、切り出し
等の処理を行うよりも少ないデータ量で、高速に処理を
行うことができる。さらに、メモリ310に格納されて
いるデータは、領域抽出、切り出し等の処理を行わない
状態で記憶され、復号化処理過程で属性データの置換処
理を行つた後で圧縮データを伸長するため、領域指定に
失敗しても再度修正が可能である。
【0047】領域指定部2403は、領域指定装置(図
13)を用いて、抽出や切り出しを行いたい画像の領域
を指定する。図14に示す第1実施形態の具体的な領域
指定のフローと異なる点は、ステップS10において、
メモリ310から読み出されたデータを表示し、それを
基に領域が指定されることである。すなわち、復号時
に、第2の符号化および復号化部2405によりメモリ
310から読み出されいったん属性判別部2401に格
納された対象原稿の属性データを読み出す。たとえば、
メモリ310に格納された1ページ分(8ビット×WX
/32×WY/8、ただしWX、WYはそれぞれ入力画
像の主走査、副走査方向の画素数)から、入力画像の8
ラインより得られる属性データを1属性ラインとして、
4属性ラインに1属性ラインの各属性データ上位2ビッ
トを読み出す(図7中の”D→”で示す属性ラインデー
タ)ことにより、WX/32×WY/32のデータが読
み出される。図13に示すような領域指定装置に応じた
変換処理を行った後、表示する。たとえば、ビットマッ
プによる表示の場合、白下地属性を”0(OFF)”
に、その他の属性を”1(ON)”に変換した後、表示
を行う。ユーザーが抽出すべき領域を指定した後の処理
は、第1実施形態の場合と同じである。
【0048】属性置換部2404では、符号化時におい
て、第2の符号化および復号化部2405からの属性デ
ータIATR1を、領域指定部2403により出力され
る1ビットの属性抽出信号TRIにより、8ビットのI
ATR2に変換して、属性判定部2401に出力する。
すなわち表1に示すように、属性置換部2404はセレ
クタにより、属性抽出信号TRIが”H”である時に
は、IATR1のデータをそのまま、”L”である時に
は白下地属性を示すデータ(10進数で0)を選択し、
IATR2として属性判定部2401に出力する。
【0049】第2の符号化および復号化部2405を中
心とした符号化と復号化は、第1実施形態における図1
6の第2の符号化のフローと図17の第2の復号化のフ
ローと同様に行われるが、属性置換部2404の動作の
違いに対応して、以下の点が異なる。第2の符号化フロ
ー(図16)のステップS20において、第1の実施形
態では、属性判別部2401のSRAMに格納された8
ビット×WX/32×WY/8の属性データATRを属
性置換部2404より変換した後、変換された属性デー
タを直接にメモリ310の中のCPUにより指定された
アドレス空間に格納する。これに対し本実施形態では、
属性判別部2401のSRAM24010に格納された
8ビット×WX/32×WY/8の属性データATR
を、属性置換部2404より変換することなく、直接
に、メモリ310の中のCPUにより指定されたアドレ
ス空間に格納する。また、図17に示す第2の復号化フ
ローのステップS40において、第1実施形態では、C
PUにより復号すべき原稿の全属性に対応したアドレス
空間を指定することにより、メモリ310から8ビット
×WX/32×WY/8のDATAを読み出し、後で説
明する属性置換処理をした後で、属性判別部2401の
SRAM24010に格納する。これに対し、本実施形
態では、CPUにより復号すべき原稿の全属性に対応し
たアドレス空間を指定することにより、メモリ310か
ら8ビット×WX/32×WY/8のDATAを読み出
し、上述の属性置換処理をした後で、属性判別部240
1のSRAM24010に格納する。
【0050】図19は、第3実施形態の変形である第4
実施形態の符号化および復号処理部を示す。ここにおい
て、属性判別部3401、第1の符号化および復号化部
3402、第2の符号化および復号化部3405は図1
8と同様であるので説明は省略する。領域指定部340
3は、メモリ310に記憶された属性データなどを基に
第3実施形態と同様に領域を指定する。属性置換部34
04は、領域指定部3403より得たTRI信号により
属性判別部3401のSRAM34010に格納された
属性データの中で領域外の属性を白下地属性に置き換え
る。すなわちTRI信号をSRAM34010へのライ
ト信号に使用し、TRI信号が "L”レベルである時の
アドレス指定された領域の8ビットを "0”(白下地)
に置き換える。
【0051】
【発明の効果】画像データより領域の抽出、切り出し等
の処理を行う場合、画像データに対して直接に領域抽
出、切り出し等の処理を行うのでなく、圧縮過程で得ら
れる属性データについて処理を行うので、少ないデータ
量に対して効率良く、かつ高速に画像の領域抽出および
切り出し等の処理を行うことが可能となる。また、符号
処理過程中のメモリに記憶された属性データおよび符号
データの一部を領域指定のために使用するので、画像デ
ータをいったん格納するための専用メモリを持つ必要が
ない。さらに、領域指定以外の属性を白下地属性に置換
した後、第2の符号化手段により再度圧縮を行うことに
より、置換せずに第2の符号化手段により再度圧縮を行
うよりも高い圧縮率にてメモリに記憶することも可能と
なる。また、ユーザ等が本来必要とする領域のみを圧縮
できる。また、圧縮データを記憶しているメモリにおい
て、領域抽出、切り出し等の処理を行わないで画像全体
を欠損することなく記憶しているので、領域指定に失敗
しても再度修正が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 デジタルカラー複写機の断面図
【図2】 読取信号処理部のブロック図
【図3】 画像形成のメインフローチャート
【図4】 ブロックトランケーション符号化処理の流れ
を示す図
【図5】 ブロックトランケーション符号化の概念を説
明するための図
【図6】 ブロックトランケーション符号化回路のブロ
ック図
【図7】 領域指定装置の平面図
【図8】 原稿の原画像の図
【図9】 入力画像と属性マップ(処理前)の概念図
【図10】 入力画像と属性マップ(処理後)の概念図
【図11】 符号化および復号化部のブロック図
【図12】 属性判定部のブロック図
【図13】 第1の符号化および復号化処理のブロック
【図14】 領域指定のフローチャート
【図15】 属性置換部のブロック図
【図16】 第2の符号化のフローチャート
【図17】 第2の復号化のフローチャート
【図18】 第2実施形態における符号化および復号化
処理部のブロック図
【図19】 第3実施形態における符号化および復号化
処理部のブロック図
【図20】 第4実施形態における符号化および復号化
処理部のブロック図
【符号の説明】
304 符号化/復号化部、 310 メモリ、 4
10、1401、2401、3401 属性判別部、
402、1402、2402、3402 第1の符号化
および復号化部、 403、1403、2403、34
03 領域指定部、 404、1404、2404、3
404 属性置換部、 405、1405、2405、
3405 第2の符号化および復号化部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される画像データについて領域ごと
    に属性を判別する属性判別手段と、 属性判別手段により判別された属性を他の属性に書きか
    える書き換え手段と、 属性判別手段と書き換え手段により設定された属性に応
    じた符号化方式で画像データを符号化する符号化手段
    と、 符号化手段により符号化された符号化データと、属性判
    別手段と書き換え手段により設定された属性を記憶する
    記憶手段とを備える画像処理装置。
  2. 【請求項2】 入力される画像データにおける領域を指
    定する領域指定手段を備え、 前記の書き換え手段は、領域指定手段により指定された
    領域の中およびその外の属性を書き換えることを特徴と
    する請求項1に記載された画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記の記憶手段は、属性が書き換えられ
    た領域のデータに対して、その属性のみを記憶すること
    を特徴とする請求項1または2に記載された画像処理装
    置。
  4. 【請求項4】 入力される画像データについて領域ごと
    に属性を判別する属性判別手段と、 属性判別手段により設定された属性に応じた符号化方式
    で画像データを符号化する符号化手段と、 符号化手段により符号化された符号化データと属性判別
    手段により設定された属性とを記憶する記憶手段と、 記憶手段に記憶された属性を他の属性に書きかえる書き
    換え手段と、 記憶手段に記憶された符号化データを属性に応じて復号
    化する復号化手段とを備える画像処理装置。
  5. 【請求項5】 入力される画像データにおける領域を指
    定する領域指定手段を備え、 前記の書き換え手段は、領域指定手段により指定された
    領域の中およびその外の属性を書き換えることを特徴と
    する請求項4に記載された画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記の記憶手段は、属性が書き換えられ
    た領域のデータに対して、その属性のみを記憶すること
    を特徴とする請求項4または5に記載された画像処理装
    置。
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