JPH11252323A - 画像読取装置 - Google Patents
画像読取装置Info
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- JPH11252323A JPH11252323A JP10046957A JP4695798A JPH11252323A JP H11252323 A JPH11252323 A JP H11252323A JP 10046957 A JP10046957 A JP 10046957A JP 4695798 A JP4695798 A JP 4695798A JP H11252323 A JPH11252323 A JP H11252323A
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- image
- pattern
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 撮像手段を主走査方向に振動させつつ画像を
読み取る際に、撮像手段の振動振幅を一定にすることが
可能な画像読取装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 原稿の画像読み取り領域外に振動振幅検
出用パターン16aを配置する。振動振幅検出用パター
ン16aは黒と白の帯状パターンを有する。振動駆動手
段6により撮像手段4を主走査方向に移動させ、振動振
幅用パターン16aの画像を読み込みバッファメモリ1
4に格納する。撮像手段4の移動時に、振動振幅用パタ
ーン16aの黒と白の境界に対応する撮像手段4の画素
の値の変化に基づいて撮像手段の振幅を検出し、撮像手
段4の振幅が所定の値となるように波形発生手段7によ
り駆動信号を調整する。
読み取る際に、撮像手段の振動振幅を一定にすることが
可能な画像読取装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 原稿の画像読み取り領域外に振動振幅検
出用パターン16aを配置する。振動振幅検出用パター
ン16aは黒と白の帯状パターンを有する。振動駆動手
段6により撮像手段4を主走査方向に移動させ、振動振
幅用パターン16aの画像を読み込みバッファメモリ1
4に格納する。撮像手段4の移動時に、振動振幅用パタ
ーン16aの黒と白の境界に対応する撮像手段4の画素
の値の変化に基づいて撮像手段の振幅を検出し、撮像手
段4の振幅が所定の値となるように波形発生手段7によ
り駆動信号を調整する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1次元の画素列を
有する撮像手段をその画素列方向に振動させながら原稿
を読み取る画像読取装置に関する。
有する撮像手段をその画素列方向に振動させながら原稿
を読み取る画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像読取装置は、スキャナ、
ファクシミリ、複写機等の画像入力部として用いられて
おり、最近では高解像度化に対する要求が高まってい
る。
ファクシミリ、複写機等の画像入力部として用いられて
おり、最近では高解像度化に対する要求が高まってい
る。
【0003】高解像度化の方法の1つとして、1次元撮
像手段をその画素列方向に振動させて原稿読み取りを行
なう方法(スイング法)がある。
像手段をその画素列方向に振動させて原稿読み取りを行
なう方法(スイング法)がある。
【0004】以下に、スイング法による従来の画像読取
装置の読み取り動作について説明する。
装置の読み取り動作について説明する。
【0005】図9は第1の従来例による画像読取装置の
構成図である。図9において、原稿101を光源102
で照射すると、原稿101からの反射光は、レンズ10
3により撮像手段104上に結像される。撮像手段10
4は振動手段105により、画素列方向(以下主走査方
向と称する。図中矢印B方向)に振動する。振動手段1
05としては、一般に圧電素子やボイスコイル等が用い
られる。振動手段105は、波形発生手段107により
発生された正弦波形や台形波形に従って振動駆動手段1
06により駆動される。実際の読み取りは、撮像手段1
04の移動量が少ない正弦波や台形波形の頂点付近で行
なわれる。116は撮像手段104の振動振幅を検出す
るための振幅検出手段である。
構成図である。図9において、原稿101を光源102
で照射すると、原稿101からの反射光は、レンズ10
3により撮像手段104上に結像される。撮像手段10
4は振動手段105により、画素列方向(以下主走査方
向と称する。図中矢印B方向)に振動する。振動手段1
05としては、一般に圧電素子やボイスコイル等が用い
られる。振動手段105は、波形発生手段107により
発生された正弦波形や台形波形に従って振動駆動手段1
06により駆動される。実際の読み取りは、撮像手段1
04の移動量が少ない正弦波や台形波形の頂点付近で行
なわれる。116は撮像手段104の振動振幅を検出す
るための振幅検出手段である。
【0006】108はレンズ103、撮像手段104、
振動手段105等が搭載されたキャリッジ、109はキ
ャリッジ108を主走査方向と垂直方向、原稿101の
面と水平方向(以下副走査方向と称する。図中矢印A方
向)に移動させるキャリッジ駆動手段である。波形発生
手段107、キャリッジ駆動手段109等は全て中央処
理手段110により制御される。
振動手段105等が搭載されたキャリッジ、109はキ
ャリッジ108を主走査方向と垂直方向、原稿101の
面と水平方向(以下副走査方向と称する。図中矢印A方
向)に移動させるキャリッジ駆動手段である。波形発生
手段107、キャリッジ駆動手段109等は全て中央処
理手段110により制御される。
【0007】また、撮像手段104から出力された画像
データはアナログ処理手段111にてデジタル化に最適
な波形に整形され、A/D変換手段112へ入力され
る。A/D変換手段112はアナログデータをデジタル
データに変換し、画像処理手段113にデータを転送す
る。画像処理手段113は拡大、縮小、色補正、スイン
グ画像補正等の画像処理を行う。次に画像処理されたデ
ータはバッファメモリ114に一旦貯えられ、コンピュ
ータ115へ転送される。
データはアナログ処理手段111にてデジタル化に最適
な波形に整形され、A/D変換手段112へ入力され
る。A/D変換手段112はアナログデータをデジタル
データに変換し、画像処理手段113にデータを転送す
る。画像処理手段113は拡大、縮小、色補正、スイン
グ画像補正等の画像処理を行う。次に画像処理されたデ
ータはバッファメモリ114に一旦貯えられ、コンピュ
ータ115へ転送される。
【0008】次にスイング法による高解像度化読み取り
の方法について、図10を用いて説明する。
の方法について、図10を用いて説明する。
【0009】スイング法で読み取る場合の撮像手段10
4の振動波形の一例を図10(a)に示す。また、図1
0(b)は期間(1),(2),(3),(4)におい
て撮像手段104が実際に読み取る読み取り領域の一例
を示す。同図に示すように、撮像手段104は先ず台形
弦波の頂点の期間(1)で読み取りを行い、振動しなが
ら副走査方向へ移動し、次のラインを期間(2)で読み
取りを行う。以下同様に、振動しながら副走査方向へ移
動して、期間(3),(4)で読み取りを繰り返し、読
み取り領域全体を読み取る。
4の振動波形の一例を図10(a)に示す。また、図1
0(b)は期間(1),(2),(3),(4)におい
て撮像手段104が実際に読み取る読み取り領域の一例
を示す。同図に示すように、撮像手段104は先ず台形
弦波の頂点の期間(1)で読み取りを行い、振動しなが
ら副走査方向へ移動し、次のラインを期間(2)で読み
取りを行う。以下同様に、振動しながら副走査方向へ移
動して、期間(3),(4)で読み取りを繰り返し、読
み取り領域全体を読み取る。
【0010】このようにして読み取った場合、撮像手段
104の有する画素数をN、原稿の水平方向の幅をG
(インチ)とすると、期間(1)に読み取った画像デー
タと、期間(2)に読み取った画像データを画像処理手
段113で処理することによ、期間(1)に読み取った
画素数Nと期間Bに読み取った画素数Nとの和、つまり
2Nの画素数で、G(インチ)の領域を読み取ることに
なるため、主走査方向の読取解像度は2N/G(ドット
/インチ)となり、振動させない場合と比較して、2倍
の主走査解像度が得られる。以下、期間(2)と
(3)、期間(3)と(4)、またそれ以降でも同様の
ことが繰り返され、全読み取り領域にわたって2倍の主
走査解像度が得られる。
104の有する画素数をN、原稿の水平方向の幅をG
(インチ)とすると、期間(1)に読み取った画像デー
タと、期間(2)に読み取った画像データを画像処理手
段113で処理することによ、期間(1)に読み取った
画素数Nと期間Bに読み取った画素数Nとの和、つまり
2Nの画素数で、G(インチ)の領域を読み取ることに
なるため、主走査方向の読取解像度は2N/G(ドット
/インチ)となり、振動させない場合と比較して、2倍
の主走査解像度が得られる。以下、期間(2)と
(3)、期間(3)と(4)、またそれ以降でも同様の
ことが繰り返され、全読み取り領域にわたって2倍の主
走査解像度が得られる。
【0011】なお、図10(b)においては、説明を容
易にするため、(1),(2),(3),(4)の読み
取り領域が互いに離れているように図を描いたが、読み
取り領域が互いに重なっていてもよい。
易にするため、(1),(2),(3),(4)の読み
取り領域が互いに離れているように図を描いたが、読み
取り領域が互いに重なっていてもよい。
【0012】上記のように、2倍の主走査解像度を得る
ためには、撮像手段104を振動させるだけでなく、振
動させて得られた画像データを画像処理する必要がある
が、この時には、撮像手段104が振動した時の振幅が
一定であるという前提のもとに画像処理を行っている。
したがって、振動振幅が一定でないと画像処理が良好に
行えず、画像品質の低下を招いてしまう。
ためには、撮像手段104を振動させるだけでなく、振
動させて得られた画像データを画像処理する必要がある
が、この時には、撮像手段104が振動した時の振幅が
一定であるという前提のもとに画像処理を行っている。
したがって、振動振幅が一定でないと画像処理が良好に
行えず、画像品質の低下を招いてしまう。
【0013】そこで、スイング法を用いて高解像度化を
行う場合、振動駆動手段106の振幅を常に一定に保つ
ことが極めて重要であり、この振動振幅を一定に保つた
めに従来よりいくつかの方法が用いられている。
行う場合、振動駆動手段106の振幅を常に一定に保つ
ことが極めて重要であり、この振動振幅を一定に保つた
めに従来よりいくつかの方法が用いられている。
【0014】図9は振動振幅を一定にするための第1の
従来例を示しており、特別な振幅検出手段116を用い
ることによって中央処理手段110が撮像手段104の
振幅を検出し、一定の振幅になるように、波形発生手段
107の波形を調整する。
従来例を示しており、特別な振幅検出手段116を用い
ることによって中央処理手段110が撮像手段104の
振幅を検出し、一定の振幅になるように、波形発生手段
107の波形を調整する。
【0015】図11は従来の第2の例による画像読取装
置の構成図であり、第1の従来例と同じ構成部分には同
じ符号を付している。図11においては、画像読取装置
の製造時に、外部計測器である振幅計測手段117を用
いて振幅計測を行い、振幅調整手段118によって直
接、振動駆動手段106の振幅を調整し、振動振幅を一
定の値に調整するものである。
置の構成図であり、第1の従来例と同じ構成部分には同
じ符号を付している。図11においては、画像読取装置
の製造時に、外部計測器である振幅計測手段117を用
いて振幅計測を行い、振幅調整手段118によって直
接、振動駆動手段106の振幅を調整し、振動振幅を一
定の値に調整するものである。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第1の
従来例では特殊な振幅検出手段(センサ)を用いて振動
振幅を数μmオーダーで検出する必要があるため、外部
からの振動、環境変化、検出面の微妙な変化等の影響を
強く受け、安定して微少振幅を検出することが極めて困
難であると共に、特殊なセンサを必要とするために、セ
ンサ自体が非常に高価となり、画像読取装置全体のコス
トアップを招く不都合が生じる。
従来例では特殊な振幅検出手段(センサ)を用いて振動
振幅を数μmオーダーで検出する必要があるため、外部
からの振動、環境変化、検出面の微妙な変化等の影響を
強く受け、安定して微少振幅を検出することが極めて困
難であると共に、特殊なセンサを必要とするために、セ
ンサ自体が非常に高価となり、画像読取装置全体のコス
トアップを招く不都合が生じる。
【0017】また、第2の従来例では画像読取装置の製
造初期に一度、振動振幅を計測器を用いて検出し、振幅
を所定の値に調整した後は振動振幅を検出せずに、オー
プンループで制御しているため、振動手段自体の経時変
化による特性変化や、振動駆動手段の温度や湿度による
特性変化によって振動振幅が変化し、画像品質の劣化を
招く不都合が生じる。
造初期に一度、振動振幅を計測器を用いて検出し、振幅
を所定の値に調整した後は振動振幅を検出せずに、オー
プンループで制御しているため、振動手段自体の経時変
化による特性変化や、振動駆動手段の温度や湿度による
特性変化によって振動振幅が変化し、画像品質の劣化を
招く不都合が生じる。
【0018】本発明は、撮像手段を主走査方向に振動さ
せつつ画像の読み取りを行う際に、撮像手段の振幅を一
定にすることが可能な画像読取装置を提供することを目
的とする。
せつつ画像の読み取りを行う際に、撮像手段の振幅を一
定にすることが可能な画像読取装置を提供することを目
的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の画像読取装置
は、主走査方向に配列された複数の画素を有し、原稿の
画像を光学的に読み取る撮像手段と、撮像手段に原稿の
画像を結像する光学系と、撮像手段を主走査方向に往復
移動させるための駆動信号を生成する駆動信号生成手段
と、駆動信号生成手段から出力された駆動信号に基づい
て撮像手段を主走査方向に往復移動させる駆動手段と、
高濃度領域と低濃度領域とが配置された振幅検出用パタ
ーンを有するパターン部と、撮像手段によって読み取ら
れた振幅検出用パターンの画像データに基づいて主走査
方向に移動した撮像手段の振幅を検出する検出手段を備
え、駆動信号生成手段は、検出手段によって検出された
撮像手段の振幅が所定の値となるように駆動信号を調整
するものである。
は、主走査方向に配列された複数の画素を有し、原稿の
画像を光学的に読み取る撮像手段と、撮像手段に原稿の
画像を結像する光学系と、撮像手段を主走査方向に往復
移動させるための駆動信号を生成する駆動信号生成手段
と、駆動信号生成手段から出力された駆動信号に基づい
て撮像手段を主走査方向に往復移動させる駆動手段と、
高濃度領域と低濃度領域とが配置された振幅検出用パタ
ーンを有するパターン部と、撮像手段によって読み取ら
れた振幅検出用パターンの画像データに基づいて主走査
方向に移動した撮像手段の振幅を検出する検出手段を備
え、駆動信号生成手段は、検出手段によって検出された
撮像手段の振幅が所定の値となるように駆動信号を調整
するものである。
【0020】本発明の画像読取装置においては、振幅検
出用パターンを用意し、撮像手段を主走査方向に移動さ
せて振幅検出用パターンの画像を読み取り、読み取った
画像データに基づいて撮像手段の主走査方向への振幅を
検出している。そして、撮像手段の振幅の検出結果に基
づいて、駆動信号生成手段が駆動手段に出力する駆動信
号を調整し、撮像手段の振幅が常に一定となるように調
整される。このため、測定装置等を用いて撮像手段の主
走査方向への振幅を直接測定する従来の画像読取装置に
比べて測定装置等が不要となり、画像読取装置のコスト
を抑制できるとともに、常に一定の振幅で撮像手段を移
動させることにより高解像度でかつ高画質な画像を得る
ことができる。
出用パターンを用意し、撮像手段を主走査方向に移動さ
せて振幅検出用パターンの画像を読み取り、読み取った
画像データに基づいて撮像手段の主走査方向への振幅を
検出している。そして、撮像手段の振幅の検出結果に基
づいて、駆動信号生成手段が駆動手段に出力する駆動信
号を調整し、撮像手段の振幅が常に一定となるように調
整される。このため、測定装置等を用いて撮像手段の主
走査方向への振幅を直接測定する従来の画像読取装置に
比べて測定装置等が不要となり、画像読取装置のコスト
を抑制できるとともに、常に一定の振幅で撮像手段を移
動させることにより高解像度でかつ高画質な画像を得る
ことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】請求項1の発明に係る画像読取装
置は、主走査方向に配列された複数の画素を有し、原稿
の画像を光学的に読み取る撮像手段と、撮像手段に原稿
の画像を結像する光学系と、撮像手段を主走査方向に往
復移動させるための駆動信号を生成する駆動信号生成手
段と、駆動信号生成手段から出力された駆動信号に基づ
いて撮像手段を主走査方向に往復移動させる駆動手段
と、高濃度領域と低濃度領域とが配置された振幅検出用
パターンを有するパターン部と、撮像手段によって読み
取られた振幅検出用パターンの画像データに基づいて主
走査方向に移動した撮像手段の振幅を検出する検出手段
とを備え、駆動信号生成手段が、検出手段によって検出
された撮像手段の振幅が所定の値となるように駆動信号
を調整するものである。
置は、主走査方向に配列された複数の画素を有し、原稿
の画像を光学的に読み取る撮像手段と、撮像手段に原稿
の画像を結像する光学系と、撮像手段を主走査方向に往
復移動させるための駆動信号を生成する駆動信号生成手
段と、駆動信号生成手段から出力された駆動信号に基づ
いて撮像手段を主走査方向に往復移動させる駆動手段
と、高濃度領域と低濃度領域とが配置された振幅検出用
パターンを有するパターン部と、撮像手段によって読み
取られた振幅検出用パターンの画像データに基づいて主
走査方向に移動した撮像手段の振幅を検出する検出手段
とを備え、駆動信号生成手段が、検出手段によって検出
された撮像手段の振幅が所定の値となるように駆動信号
を調整するものである。
【0022】これにより、撮像手段を主走査方向に移動
させて振動検出用パターンを読み取ることにより、振動
検出用パターンの画像データに基づいて撮像手段の振幅
を検出することが可能となり、安価な構成で撮像手段の
振幅が一定化され、高解像度でかつ高画質の画像を得る
ことができる。
させて振動検出用パターンを読み取ることにより、振動
検出用パターンの画像データに基づいて撮像手段の振幅
を検出することが可能となり、安価な構成で撮像手段の
振幅が一定化され、高解像度でかつ高画質の画像を得る
ことができる。
【0023】請求項2の発明に係る画像読取装置は、請
求項1の発明に係る画像読取装置の構成において、検出
手段が、撮像手段が主走査方向の基準位置にある場合の
振幅検出用パターンの画像データと、撮像手段が主走査
方向に移動した場合の振幅検出用パターンの画像データ
とに基づいて撮像手段の主走査方向への振幅を検出する
ものである。
求項1の発明に係る画像読取装置の構成において、検出
手段が、撮像手段が主走査方向の基準位置にある場合の
振幅検出用パターンの画像データと、撮像手段が主走査
方向に移動した場合の振幅検出用パターンの画像データ
とに基づいて撮像手段の主走査方向への振幅を検出する
ものである。
【0024】これにより、基準位置と主走査方向に移動
した位置とにおける振幅検出用パターンの画像データに
基づいて撮像手段の振幅を容易に検出することが可能と
なる。
した位置とにおける振幅検出用パターンの画像データに
基づいて撮像手段の振幅を容易に検出することが可能と
なる。
【0025】請求項3の発明に係る画像読取装置は、請
求項2の発明に係る画像読取装置の構成において、パタ
ーン部の振幅検出用パターンは、高濃度領域と低濃度領
域との単一の境界を有し、検出手段が、基準位置におい
て振幅検出用パターンの高濃度領域と低濃度領域の境界
が撮像手段の隣接する画素の境界に一致する場合の隣接
画素を対象画素とし、撮像手段を移動させた際の対象画
素の値に基づいて撮像手段の振幅を検出するものであ
る。
求項2の発明に係る画像読取装置の構成において、パタ
ーン部の振幅検出用パターンは、高濃度領域と低濃度領
域との単一の境界を有し、検出手段が、基準位置におい
て振幅検出用パターンの高濃度領域と低濃度領域の境界
が撮像手段の隣接する画素の境界に一致する場合の隣接
画素を対象画素とし、撮像手段を移動させた際の対象画
素の値に基づいて撮像手段の振幅を検出するものであ
る。
【0026】これにより、振幅検出用パターンの濃度差
が最大の境界位置の移動による対象画素の値の変化に基
づいて撮像手段の振幅を容易に検出することができる。
が最大の境界位置の移動による対象画素の値の変化に基
づいて撮像手段の振幅を容易に検出することができる。
【0027】請求項4の発明に係る画像読取装置は、請
求項2の発明に係る画像読取装置の構成において、パタ
ーン部の振幅検出用パターンは、主走査方向に交互に配
置された高濃度領域と低濃度領域との複数の境界を有
し、検出手段が、基準位置において振幅検出用パターン
のいずれかの境界が撮像手段の隣接する画素の境界に一
致する場合の隣接画素を対象画素とし、撮像手段を移動
させた際の対象画素の値に基づいて撮像手段の振幅を検
出するものである。
求項2の発明に係る画像読取装置の構成において、パタ
ーン部の振幅検出用パターンは、主走査方向に交互に配
置された高濃度領域と低濃度領域との複数の境界を有
し、検出手段が、基準位置において振幅検出用パターン
のいずれかの境界が撮像手段の隣接する画素の境界に一
致する場合の隣接画素を対象画素とし、撮像手段を移動
させた際の対象画素の値に基づいて撮像手段の振幅を検
出するものである。
【0028】これにより、撮像手段の振幅の検出対象と
なる対象画素の設定が容易かつ確実となり、撮像手段の
振幅を正確に検出することが可能となる。
なる対象画素の設定が容易かつ確実となり、撮像手段の
振幅を正確に検出することが可能となる。
【0029】請求項5の発明に係る画像読取装置は、請
求項2の発明に係る画像読取装置の構成において、パタ
ーン部の振幅検出用パターンは、主走査方向に交互に配
置された高濃度領域と低濃度領域との複数の境界を有
し、検出手段が、基準位置において振幅検出用パターン
の複数の境界のうちの2以上の境界が撮像手段の隣接す
る画素の境界にほぼ一致する場合の隣接画素を複数組対
象画素とし、撮像手段を移動させた際の複数組の対象画
素の値の平均値に基づいて撮像手段の振幅を検出するも
のである。
求項2の発明に係る画像読取装置の構成において、パタ
ーン部の振幅検出用パターンは、主走査方向に交互に配
置された高濃度領域と低濃度領域との複数の境界を有
し、検出手段が、基準位置において振幅検出用パターン
の複数の境界のうちの2以上の境界が撮像手段の隣接す
る画素の境界にほぼ一致する場合の隣接画素を複数組対
象画素とし、撮像手段を移動させた際の複数組の対象画
素の値の平均値に基づいて撮像手段の振幅を検出するも
のである。
【0030】これにより、単一の対象画素の値に基づい
て撮像手段の振幅を検出する場合に比べて画像の読み取
りエラーやノイズの影響を受け難くなり、正確に撮像手
段の振幅を検出することが可能となる。
て撮像手段の振幅を検出する場合に比べて画像の読み取
りエラーやノイズの影響を受け難くなり、正確に撮像手
段の振幅を検出することが可能となる。
【0031】請求項6の発明に係る画像読取装置は、請
求項2の発明に係る画像読取装置の構成において、パタ
ーン部の振幅検出用パターンは、主走査方向に対して傾
斜した高濃度領域と低濃度領域との境界を有し、撮像手
段が、振幅調整時に主走査方向に直交する副走査方向に
移動しつつ振幅検出用パターンの画像を読み取り、検出
手段が、主走査方向の基準位置において振幅検出用パタ
ーンの境界が撮像手段の隣接する画素の境界に一致する
場合の隣接画素を対象画素とし、対象画素が設定された
副走査方向の位置において撮像手段を主走査方向に移動
させた際の対象画素の値に基づいて撮像手段の振幅を検
出するものである。
求項2の発明に係る画像読取装置の構成において、パタ
ーン部の振幅検出用パターンは、主走査方向に対して傾
斜した高濃度領域と低濃度領域との境界を有し、撮像手
段が、振幅調整時に主走査方向に直交する副走査方向に
移動しつつ振幅検出用パターンの画像を読み取り、検出
手段が、主走査方向の基準位置において振幅検出用パタ
ーンの境界が撮像手段の隣接する画素の境界に一致する
場合の隣接画素を対象画素とし、対象画素が設定された
副走査方向の位置において撮像手段を主走査方向に移動
させた際の対象画素の値に基づいて撮像手段の振幅を検
出するものである。
【0032】これにより、撮像手段における対象画素の
設定が容易となり、撮像手段の振幅を正確に検出するこ
とができる。
設定が容易となり、撮像手段の振幅を正確に検出するこ
とができる。
【0033】請求項7の発明に係る画像読取装置は、請
求項6の発明に係る画像読取装置の構成において、撮像
手段が、副走査方向に移動および停止を繰り返し、停止
時に振幅検出用パターンの画像を読み取るものである。
求項6の発明に係る画像読取装置の構成において、撮像
手段が、副走査方向に移動および停止を繰り返し、停止
時に振幅検出用パターンの画像を読み取るものである。
【0034】これにより、振幅検出用パターンの画像を
読み取る際には副走査方向への移動が停止されることに
より、安定して画像の読み取りが可能となり、それによ
って撮像手段の振幅を正確に検出することが可能とな
る。
読み取る際には副走査方向への移動が停止されることに
より、安定して画像の読み取りが可能となり、それによ
って撮像手段の振幅を正確に検出することが可能とな
る。
【0035】請求項8の発明に係る画像読取装置は、請
求項2〜請求項7のいずれかの発明に係る画像読取装置
の構成において、検出手段が、電源が投入される度に撮
像手段の振幅を検出するものである。
求項2〜請求項7のいずれかの発明に係る画像読取装置
の構成において、検出手段が、電源が投入される度に撮
像手段の振幅を検出するものである。
【0036】これにより、電源の投入の度に撮像手段の
主走査方向への移動時の振幅が一定の値に調整され、原
稿の画像を高解像度でかつ高画質で読み取ることが可能
となる。
主走査方向への移動時の振幅が一定の値に調整され、原
稿の画像を高解像度でかつ高画質で読み取ることが可能
となる。
【0037】請求項9の発明に係る画像読取装置は、請
求項2〜請求項7のいずれかの発明に係る画像読取装置
の構成において、検出手段が、原稿の画像読取動作を開
始する前に撮像手段の振幅を検出するものである。
求項2〜請求項7のいずれかの発明に係る画像読取装置
の構成において、検出手段が、原稿の画像読取動作を開
始する前に撮像手段の振幅を検出するものである。
【0038】これにより、原稿の画像読み取り前に撮像
手段の主走査方向への振幅が一定の値に調整され、それ
によって高解像度でかつ高画質の原稿の画像データを得
ることができる。
手段の主走査方向への振幅が一定の値に調整され、それ
によって高解像度でかつ高画質の原稿の画像データを得
ることができる。
【0039】請求項10の発明に係る画像読取装置は、
請求項2〜請求項7のいずれかの発明に係る画像読取装
置の構成において、検出手段が、一定時間間隔で撮像手
段の振幅を検出するものであるこれにより、一定時間間
隔で撮像手段の主走査方向への振幅が一定の値に調整さ
れ、それによって原稿の画像を高解像度でかつ高画質に
読み取ることが可能となる。
請求項2〜請求項7のいずれかの発明に係る画像読取装
置の構成において、検出手段が、一定時間間隔で撮像手
段の振幅を検出するものであるこれにより、一定時間間
隔で撮像手段の主走査方向への振幅が一定の値に調整さ
れ、それによって原稿の画像を高解像度でかつ高画質に
読み取ることが可能となる。
【0040】(実施の形態1)以下、本発明の第1の実
施の形態について図1、図2を用いて説明する。
施の形態について図1、図2を用いて説明する。
【0041】図1は本発明の第1の実施の形態による画
像読取装置の構成図である。図1において、原稿1を光
源2で照射すると、原稿1からの反射光は、レンズ3で
撮像手段4上に結像される。撮像手段4は振動手段5に
より、主走査方向(図中矢印B方向)に振動する。振動
手段5としては、一般に圧電素子やボイスコイル等が用
いられる。振動手段5は、波形発生手段7により発生さ
れた正弦波形や台形波形にしたがって、振動駆動手段6
により駆動される。実際の読み取りは、撮像手段4の移
動量が少ない正弦波形や台形波形の頂点付近で行なわれ
る。16aは振動振幅を検出するための振動振幅検出用
パターンであり、原稿1の読み取り範囲の外部に設置さ
れている。
像読取装置の構成図である。図1において、原稿1を光
源2で照射すると、原稿1からの反射光は、レンズ3で
撮像手段4上に結像される。撮像手段4は振動手段5に
より、主走査方向(図中矢印B方向)に振動する。振動
手段5としては、一般に圧電素子やボイスコイル等が用
いられる。振動手段5は、波形発生手段7により発生さ
れた正弦波形や台形波形にしたがって、振動駆動手段6
により駆動される。実際の読み取りは、撮像手段4の移
動量が少ない正弦波形や台形波形の頂点付近で行なわれ
る。16aは振動振幅を検出するための振動振幅検出用
パターンであり、原稿1の読み取り範囲の外部に設置さ
れている。
【0042】8はレンズ3、撮像手段4、振動手段5等
が搭載されたキャリッジ、9はキャリッジ8を副走査方
向(図中矢印A方向)に移動させるキャリッジ駆動手段
である。波形発生手段7、キャリッジ駆動手段9等は全
て中央処理手段10により制御される。
が搭載されたキャリッジ、9はキャリッジ8を副走査方
向(図中矢印A方向)に移動させるキャリッジ駆動手段
である。波形発生手段7、キャリッジ駆動手段9等は全
て中央処理手段10により制御される。
【0043】また、撮像手段4から出力された出力画像
データはアナログ処理手段11においてデジタル化する
のに最適な波形に整形され、A/D変換手段12へ入力
される。A/D変換手段12はアナログデータをデジタ
ルデータに変換し、画像処理手段13にデータを転送す
る。画像処理手段13は拡大、縮小、色補正、スイング
画像補正等の画像処理を行う。次に画像処理されたバッ
ファメモリ14に一旦貯えられ、コンピュータ15へ転
送される。
データはアナログ処理手段11においてデジタル化する
のに最適な波形に整形され、A/D変換手段12へ入力
される。A/D変換手段12はアナログデータをデジタ
ルデータに変換し、画像処理手段13にデータを転送す
る。画像処理手段13は拡大、縮小、色補正、スイング
画像補正等の画像処理を行う。次に画像処理されたバッ
ファメモリ14に一旦貯えられ、コンピュータ15へ転
送される。
【0044】ここで、撮像手段4が本発明の撮像手段に
相当し、レンズ3が光学系に相当し、波形発生手段7が
駆動信号生成手段に相当し、振動駆動手段6が駆動手段
に相当し、振動振幅検出用パターン16aがパターン部
および振幅検出用パターンに相当し、バッファメモリ1
4および中央処理手段10が検出手段に相当する。な
お、以下の実施の形態において振動振幅検出用パターン
16aを除いて同様である。
相当し、レンズ3が光学系に相当し、波形発生手段7が
駆動信号生成手段に相当し、振動駆動手段6が駆動手段
に相当し、振動振幅検出用パターン16aがパターン部
および振幅検出用パターンに相当し、バッファメモリ1
4および中央処理手段10が検出手段に相当する。な
お、以下の実施の形態において振動振幅検出用パターン
16aを除いて同様である。
【0045】以下に、本発明の第1の実施の形態におけ
る撮像手段4の振動振幅を検出する方法について説明す
る。
る撮像手段4の振動振幅を検出する方法について説明す
る。
【0046】中央処理手段10は振動振幅を検出するた
めに、キャリッジ駆動手段9を用いてキャリッジ8を移
動させる。そして、撮像手段4は原稿1が置かれる範囲
外に設けられた振動振幅検出用パターン16aの画像デ
ータを入力する。撮像手段4に入力された画像データは
アナログ処理手段11、A/D変換手段12、画像処理
手段13を経てバッファメモリ14へ記憶される。バッ
ファメモリ14は、本来コンピュータ15へ原稿1の画
像データを転送するための一時記憶手段であるが、本実
施の形態においては振動振幅検出のための画像データ用
のメモリとしても用いるため、中央処理手段10がその
内容を読み取ることができるようになっている。
めに、キャリッジ駆動手段9を用いてキャリッジ8を移
動させる。そして、撮像手段4は原稿1が置かれる範囲
外に設けられた振動振幅検出用パターン16aの画像デ
ータを入力する。撮像手段4に入力された画像データは
アナログ処理手段11、A/D変換手段12、画像処理
手段13を経てバッファメモリ14へ記憶される。バッ
ファメモリ14は、本来コンピュータ15へ原稿1の画
像データを転送するための一時記憶手段であるが、本実
施の形態においては振動振幅検出のための画像データ用
のメモリとしても用いるため、中央処理手段10がその
内容を読み取ることができるようになっている。
【0047】図2は、本発明の第1の実施の形態による
第1の振動振幅検出パターンを用いた振動振幅検出方法
の説明図である。本発明の第1の実施の形態における第
1の振動振幅検出用パターン16aは図2に示すよう
に、高濃度部(黒)と低濃度部(白)が帯状に配置され
たパターンに形成されている。このパターンに対応する
画像データが撮像手段4に入力され、撮像手段4のそれ
ぞれの画素に対応したバッファメモリ14の内容が振動
振幅の変化に従ってどのように変化するかを図2に示
す。なお、以後の説明において白の濃度に対応する画像
データの値を255、黒の濃度に対応する画像データの
値を0とする。
第1の振動振幅検出パターンを用いた振動振幅検出方法
の説明図である。本発明の第1の実施の形態における第
1の振動振幅検出用パターン16aは図2に示すよう
に、高濃度部(黒)と低濃度部(白)が帯状に配置され
たパターンに形成されている。このパターンに対応する
画像データが撮像手段4に入力され、撮像手段4のそれ
ぞれの画素に対応したバッファメモリ14の内容が振動
振幅の変化に従ってどのように変化するかを図2に示
す。なお、以後の説明において白の濃度に対応する画像
データの値を255、黒の濃度に対応する画像データの
値を0とする。
【0048】図2(a)は撮像手段4を振動させない場
合のバッファメモリ14の内容を示す。図に示すよう
に、黒パターンの部分に対応したバッファメモリ14の
内容は全て0であり、白パターンの部分に対応したバッ
ファメモリ14の内容は全て255となっている。中央
処理手段10はバッファメモリ14の内容を順に読み出
し、バッファメモリ14の内容が0から255に変化す
る部分のメモリ領域(図では太線で表示)が黒パターン
と白パターンの境界部分であることを検出して、このメ
モリ領域の内容変化を監視する。
合のバッファメモリ14の内容を示す。図に示すよう
に、黒パターンの部分に対応したバッファメモリ14の
内容は全て0であり、白パターンの部分に対応したバッ
ファメモリ14の内容は全て255となっている。中央
処理手段10はバッファメモリ14の内容を順に読み出
し、バッファメモリ14の内容が0から255に変化す
る部分のメモリ領域(図では太線で表示)が黒パターン
と白パターンの境界部分であることを検出して、このメ
モリ領域の内容変化を監視する。
【0049】次に中央処理手段10は、図2(b)に示
すように、1/4画素分撮像手段4を右へ移動するため
の波形を波形発生手段7により発生させ、振動駆動手段
6を用いて撮像手段4を1/4画素分右へ移動させ、再
びバッファメモリ14へこの時の画像データを入力す
る。この場合、監視中のメモリ領域の内容は、対応した
撮像手段4の画素に1/4分の白と3/4分の黒のデー
タが入力されるため、64(=(1/4)×255+
(3/4)×0)となる。
すように、1/4画素分撮像手段4を右へ移動するため
の波形を波形発生手段7により発生させ、振動駆動手段
6を用いて撮像手段4を1/4画素分右へ移動させ、再
びバッファメモリ14へこの時の画像データを入力す
る。この場合、監視中のメモリ領域の内容は、対応した
撮像手段4の画素に1/4分の白と3/4分の黒のデー
タが入力されるため、64(=(1/4)×255+
(3/4)×0)となる。
【0050】次に中央処理手段10は、図2(c)に示
すように、2/4画素分撮像手段4を右へ移動するため
の波形を波形発生手段7により発生させ、振動駆動手段
6を用いて撮像手段4を2/4画素分右へ移動させ、再
びバッファメモリ14へこの時の画像データを入力す
る。この場合、監視中のメモリ領域の内容は、対応した
撮像手段4の画素に2/4分の白と2/4分の黒のデー
タが入力されるため、50(=(2/4)×255+
(2/4)×0)となる。
すように、2/4画素分撮像手段4を右へ移動するため
の波形を波形発生手段7により発生させ、振動駆動手段
6を用いて撮像手段4を2/4画素分右へ移動させ、再
びバッファメモリ14へこの時の画像データを入力す
る。この場合、監視中のメモリ領域の内容は、対応した
撮像手段4の画素に2/4分の白と2/4分の黒のデー
タが入力されるため、50(=(2/4)×255+
(2/4)×0)となる。
【0051】次に中央処理手段10は、図2(d)に示
すように、3/4画素分撮像手段4を右へ移動するため
の波形を波形発生手段7により発生させ、振動駆動手段
6を用いて撮像手段4を3/4画素分右へ移動させ、再
びバッファメモリ14へこの時の画像データを入力す
る。この場合、監視中のメモリ領域の内容は、対応した
撮像手段4の画素に3/4分の白と1/4分の黒のデー
タが入力されるため、191(=(3/4)×255+
(1/4)×0)となる。
すように、3/4画素分撮像手段4を右へ移動するため
の波形を波形発生手段7により発生させ、振動駆動手段
6を用いて撮像手段4を3/4画素分右へ移動させ、再
びバッファメモリ14へこの時の画像データを入力す
る。この場合、監視中のメモリ領域の内容は、対応した
撮像手段4の画素に3/4分の白と1/4分の黒のデー
タが入力されるため、191(=(3/4)×255+
(1/4)×0)となる。
【0052】以上説明したように、振動の振幅の変化に
応じて、黒と白の境界部分のメモリの濃度データが変化
するため、このメモリ領域の内容が所定の値になるよう
に波形発生手段7の発生する振動波形を変化させること
により、振動振幅を一定に保つことができる。
応じて、黒と白の境界部分のメモリの濃度データが変化
するため、このメモリ領域の内容が所定の値になるよう
に波形発生手段7の発生する振動波形を変化させること
により、振動振幅を一定に保つことができる。
【0053】(実施の形態2)以下に、本発明の第2の
実施の形態について図3を用いて説明する。
実施の形態について図3を用いて説明する。
【0054】第1の実施の形態においては、振動振幅検
出用パターン16aは黒と白が帯状に配置されたパター
ンに形成されていた。この場合、黒と白の境界部分が撮
像手段4の画素と画素の丁度間になった時は、図2で説
明したように、境界部分の画素に対応するメモリ領域の
内容変化に対応して容易に振幅調整することが可能であ
る。しかし、振動振幅検出用パターンの黒と白の境界部
分が撮像手段4の1画素内に位置する場合には、データ
変化による振幅変化の検出が複雑になる。
出用パターン16aは黒と白が帯状に配置されたパター
ンに形成されていた。この場合、黒と白の境界部分が撮
像手段4の画素と画素の丁度間になった時は、図2で説
明したように、境界部分の画素に対応するメモリ領域の
内容変化に対応して容易に振幅調整することが可能であ
る。しかし、振動振幅検出用パターンの黒と白の境界部
分が撮像手段4の1画素内に位置する場合には、データ
変化による振幅変化の検出が複雑になる。
【0055】そこで、本発明の第2の実施の形態におい
ては、振動振幅検出用パターンとして、図3に示すよう
に、黒と白のパターンが交互に配置された縞状パターン
16bを形成した。このような縞状パターンを用いるこ
とにより、黒と白の境界部分が撮像手段4の画素と画素
の丁度真ん中になる部分が生じ、その部分に対応するバ
ッファメモリ14の内容を監視することにより、容易に
振幅の変化を検出することができる。この動作を図3を
用いて説明する。図3は、本発明の第2の実施の形態に
よる第2の振動振幅検出パターンを用いた振動振幅検出
方法の説明図である。
ては、振動振幅検出用パターンとして、図3に示すよう
に、黒と白のパターンが交互に配置された縞状パターン
16bを形成した。このような縞状パターンを用いるこ
とにより、黒と白の境界部分が撮像手段4の画素と画素
の丁度真ん中になる部分が生じ、その部分に対応するバ
ッファメモリ14の内容を監視することにより、容易に
振幅の変化を検出することができる。この動作を図3を
用いて説明する。図3は、本発明の第2の実施の形態に
よる第2の振動振幅検出パターンを用いた振動振幅検出
方法の説明図である。
【0056】図3に示すように、撮像手段4の画素サイ
ズは数μmで非常に小さいため、それと同じピッチで縞
状パターンを形成するのは困難である。そこで撮像手段
4の画素サイズよりも十分大きな縞状パターンを形成
し、それを読み取った時の画像データをバッファメモリ
14へ記憶する。通常、撮像手段4の画素数は数千個あ
るので、縞状パターンの黒と白の境界が撮像手段4の画
素と画素の丁度真ん中にくる部分が必ず存在する。そこ
で、中央処理手段10はバッファメモリ14の内容を順
に読み出し、隣り合うメモリ領域の内容が0と255と
なる(図の太線で示す)部分を検出し、このメモリ領域
の内容変化を監視する。その後、本発明の第1の実施の
形態と同様に、撮像手段4を振動させ、監視中のメモリ
領域の内容が所定の値になるように波形発生手段7の発
生する振動波形を変化させることにより、振動振幅を一
定に保つことができる。
ズは数μmで非常に小さいため、それと同じピッチで縞
状パターンを形成するのは困難である。そこで撮像手段
4の画素サイズよりも十分大きな縞状パターンを形成
し、それを読み取った時の画像データをバッファメモリ
14へ記憶する。通常、撮像手段4の画素数は数千個あ
るので、縞状パターンの黒と白の境界が撮像手段4の画
素と画素の丁度真ん中にくる部分が必ず存在する。そこ
で、中央処理手段10はバッファメモリ14の内容を順
に読み出し、隣り合うメモリ領域の内容が0と255と
なる(図の太線で示す)部分を検出し、このメモリ領域
の内容変化を監視する。その後、本発明の第1の実施の
形態と同様に、撮像手段4を振動させ、監視中のメモリ
領域の内容が所定の値になるように波形発生手段7の発
生する振動波形を変化させることにより、振動振幅を一
定に保つことができる。
【0057】(実施の形態3)以下に、本発明の第3の
実施の形態について図4を用いて説明する。
実施の形態について図4を用いて説明する。
【0058】本発明の第3の実施の形態においては、振
動振幅検出用パターンは第2の実施の形態で用いた黒と
白の帯状パターンが交互に配置された縞状パターン16
bである。ただし、第2の実施の形態では、監視するメ
モリ領域が1つであったが、第1の実施の形態において
は複数のメモリ領域を監視し、振動振幅の変化をより正
確に検出することが可能となる。この動作を図4を用い
て説明する。図4は本発明の第3の実施の形態による第
3の振動振幅検出パターンを用いた振動振幅検出方法の
説明図である。
動振幅検出用パターンは第2の実施の形態で用いた黒と
白の帯状パターンが交互に配置された縞状パターン16
bである。ただし、第2の実施の形態では、監視するメ
モリ領域が1つであったが、第1の実施の形態において
は複数のメモリ領域を監視し、振動振幅の変化をより正
確に検出することが可能となる。この動作を図4を用い
て説明する。図4は本発明の第3の実施の形態による第
3の振動振幅検出パターンを用いた振動振幅検出方法の
説明図である。
【0059】第2の実施の形態で説明したように、縞状
パターンと撮像手段4の画素ピッチが異なり、かつ撮像
手段4の画素が数千個あるために、黒と白の境界が撮像
手段4の画素と画素の丁度真ん中にくる部分が通常複数
個存在する。そこで、中央処理手段10はバッファメモ
リ14の内容を順に読み出し、隣り合うメモリ領域の内
容が0と255またはそれと極めて近い値となる部分を
複数個所検出し、これらのメモリ領域の内容変化を監視
する。
パターンと撮像手段4の画素ピッチが異なり、かつ撮像
手段4の画素が数千個あるために、黒と白の境界が撮像
手段4の画素と画素の丁度真ん中にくる部分が通常複数
個存在する。そこで、中央処理手段10はバッファメモ
リ14の内容を順に読み出し、隣り合うメモリ領域の内
容が0と255またはそれと極めて近い値となる部分を
複数個所検出し、これらのメモリ領域の内容変化を監視
する。
【0060】その後、本発明の第1の実施の形態と同様
に、撮像手段4を振動させ、監視中の複数個のメモリ領
域の内容の平均が所定の値になるように波形発生手段7
の発生する振動波形を変化させる。複数個所のメモリ領
域の内容の変化を平均化して検出するため、1個所のメ
モリ領域の内容の変化を用いるより、より正確に振動振
幅を検出でき、振動振幅を高精度で一定に保つことがで
きる。
に、撮像手段4を振動させ、監視中の複数個のメモリ領
域の内容の平均が所定の値になるように波形発生手段7
の発生する振動波形を変化させる。複数個所のメモリ領
域の内容の変化を平均化して検出するため、1個所のメ
モリ領域の内容の変化を用いるより、より正確に振動振
幅を検出でき、振動振幅を高精度で一定に保つことがで
きる。
【0061】(実施の形態4)以下に、本発明の第4の
実施の形態について図5を用いて説明する。図5は、本
発明の第4の実施の形態による第4の振動振幅検出パタ
ーンを用いた振動振幅検出方法の説明図である。
実施の形態について図5を用いて説明する。図5は、本
発明の第4の実施の形態による第4の振動振幅検出パタ
ーンを用いた振動振幅検出方法の説明図である。
【0062】本発明の第4の実施の形態においては、図
5に示すように、振動振幅検出用パターン16cは高濃
度部と低濃度部の境界が副走査方向に一定の角度をもっ
て変化するパターンを用いる。本パターンを用いること
により、安価なパターンで、正確に振動振幅を検出する
ことができる。この動作を図5を用いて説明する。
5に示すように、振動振幅検出用パターン16cは高濃
度部と低濃度部の境界が副走査方向に一定の角度をもっ
て変化するパターンを用いる。本パターンを用いること
により、安価なパターンで、正確に振動振幅を検出する
ことができる。この動作を図5を用いて説明する。
【0063】図5において、中央処理手段10は先ず読
み取り位置(a)にキャリッジ8を移動させ、バッファ
メモリ14へ画像データを取り込み、バッファメモリ1
4の内容を順に読み出す。この時のバッファメモリ14
の内容を(a)に示す。(a)の内容からも明らかなよ
うに、黒と白の境界部分が撮像手段4の1画素内に位置
しており、黒と白の境界部分のメモリの内容が192と
255となっているため、中央処理手段10はこの読み
取り位置での振動振幅検出は行わずに、次の読み取り位
置(b)へキャリッジ8を移動させ、上記と同様にバッ
ファメモリ14へ画像データを取り込み、バッファメモ
リ14の内容を順に読み出す。この時のバッファメモリ
14の内容を(b)に示す。(b)の内容からも明らか
なように、黒と白の境界部分が撮像手段4の1画素内に
位置しており、黒と白の境界部分のメモリ領域の内容が
120と255となっている。このため、中央処理手段
10はこの読み取り位置での振動振幅検出は行わずに、
次の読み取り位置(c)へキャリッジ8を移動させる。
そして、上記と同様にバッファメモリ14へ画像データ
を取り込み、バッファメモリ14の内容を順に読み出
す。このときのバッファメモリ14の内容を(c)に示
す。(c)の内容からも明らかなように、黒と白の境界
部分が撮像手段4の1画素内に位置しており、黒と白の
境界部分のメモリ領域の内容が60と255になってい
る。このため、中央処理手段10は、この読み取り位置
での振動振幅検出を行わずに次の読み取り位置(d)へ
キャリッジ8を移動させる。そして、上記と同様にバッ
ファメモリ14へ画像データを取り込み、バッファメモ
リ14の内容を順に読み出す。
み取り位置(a)にキャリッジ8を移動させ、バッファ
メモリ14へ画像データを取り込み、バッファメモリ1
4の内容を順に読み出す。この時のバッファメモリ14
の内容を(a)に示す。(a)の内容からも明らかなよ
うに、黒と白の境界部分が撮像手段4の1画素内に位置
しており、黒と白の境界部分のメモリの内容が192と
255となっているため、中央処理手段10はこの読み
取り位置での振動振幅検出は行わずに、次の読み取り位
置(b)へキャリッジ8を移動させ、上記と同様にバッ
ファメモリ14へ画像データを取り込み、バッファメモ
リ14の内容を順に読み出す。この時のバッファメモリ
14の内容を(b)に示す。(b)の内容からも明らか
なように、黒と白の境界部分が撮像手段4の1画素内に
位置しており、黒と白の境界部分のメモリ領域の内容が
120と255となっている。このため、中央処理手段
10はこの読み取り位置での振動振幅検出は行わずに、
次の読み取り位置(c)へキャリッジ8を移動させる。
そして、上記と同様にバッファメモリ14へ画像データ
を取り込み、バッファメモリ14の内容を順に読み出
す。このときのバッファメモリ14の内容を(c)に示
す。(c)の内容からも明らかなように、黒と白の境界
部分が撮像手段4の1画素内に位置しており、黒と白の
境界部分のメモリ領域の内容が60と255になってい
る。このため、中央処理手段10は、この読み取り位置
での振動振幅検出を行わずに次の読み取り位置(d)へ
キャリッジ8を移動させる。そして、上記と同様にバッ
ファメモリ14へ画像データを取り込み、バッファメモ
リ14の内容を順に読み出す。
【0064】この時のバッファメモリ14の内容を
(d)に示す。(d)の内容からも明らかなように、黒
と白の境界部分が撮像手段4の画素と画素の丁度真ん中
に位置しており、黒と白の境界部分のメモリ領域の内容
が0と255となっている。このため、中央処理手段1
0はこの読み取り位置で振動振幅検出を行う。
(d)に示す。(d)の内容からも明らかなように、黒
と白の境界部分が撮像手段4の画素と画素の丁度真ん中
に位置しており、黒と白の境界部分のメモリ領域の内容
が0と255となっている。このため、中央処理手段1
0はこの読み取り位置で振動振幅検出を行う。
【0065】以後の手順は本発明の第1の実施の形態と
同様に、撮像手段4を振動させ、監視中のメモリの内容
が所定の値になるように振動発生手段の発生する振動波
形を変化させることにより、振動振幅を一定に保つこと
ができる。なお、各読み取り位置での一連の動作中に
は、安定して画像データを取り込むために、キャリッジ
8の移動は停止させる。
同様に、撮像手段4を振動させ、監視中のメモリの内容
が所定の値になるように振動発生手段の発生する振動波
形を変化させることにより、振動振幅を一定に保つこと
ができる。なお、各読み取り位置での一連の動作中に
は、安定して画像データを取り込むために、キャリッジ
8の移動は停止させる。
【0066】(実施の形態5)以下に、本発明の第5の
実施の形態について図6を用いて説明する。
実施の形態について図6を用いて説明する。
【0067】図6は第1〜第4の実施の形態による振動
振幅調整を電源投入直後に行う場合の動作のフローチャ
ートである。本フローチャートに従い、動作を説明す
る。
振幅調整を電源投入直後に行う場合の動作のフローチャ
ートである。本フローチャートに従い、動作を説明す
る。
【0068】ステップS1において電源が投入される
と、その直後に1度ステップS2にて振動振幅調整を行
う。振動振幅調整が終了後、ステップS3にて読み取り
要求待ち状態となり、読み取り要求を待つ。読み取り要
求がくればステップS4で読み取り動作を開始し、ステ
ップS5で読み取り動作終了判定を行う。読み取りが終
了すると、再びステップS3の読み取り要求待ち状態と
なる。このように、電源投入直後に1度だけ振動振幅調
整をするので、経時変化等による振動振幅の変化を防止
できると共に、振幅調整に要する時間を最短にすること
ができる。
と、その直後に1度ステップS2にて振動振幅調整を行
う。振動振幅調整が終了後、ステップS3にて読み取り
要求待ち状態となり、読み取り要求を待つ。読み取り要
求がくればステップS4で読み取り動作を開始し、ステ
ップS5で読み取り動作終了判定を行う。読み取りが終
了すると、再びステップS3の読み取り要求待ち状態と
なる。このように、電源投入直後に1度だけ振動振幅調
整をするので、経時変化等による振動振幅の変化を防止
できると共に、振幅調整に要する時間を最短にすること
ができる。
【0069】(実施の形態6)以下に、本発明の第6の
実施の形態について図7を用いて説明する。
実施の形態について図7を用いて説明する。
【0070】図7は第1〜第4の実施の形態による振動
振幅調整を読み取り動作前に行う場合の動作のフローチ
ャートである。本フローチャートに従い、動作を説明す
る。
振幅調整を読み取り動作前に行う場合の動作のフローチ
ャートである。本フローチャートに従い、動作を説明す
る。
【0071】ステップS11において電源が投入される
と、ステップS12にて読み取り要求待ち状態となり、
読み取り要求を待つ。読み取り要求がくれば、ステップ
S13において振動振幅調整を行う。振動振幅調整が終
了後、ステップS14で読み取り動作を開始し、ステッ
プS15で読み取り動作終了判定を行う。読み取りが終
了すると、再びステップS12の読み取り要求待ち状態
となる。
と、ステップS12にて読み取り要求待ち状態となり、
読み取り要求を待つ。読み取り要求がくれば、ステップ
S13において振動振幅調整を行う。振動振幅調整が終
了後、ステップS14で読み取り動作を開始し、ステッ
プS15で読み取り動作終了判定を行う。読み取りが終
了すると、再びステップS12の読み取り要求待ち状態
となる。
【0072】このように、読み取り要求がくる度に振動
振幅調整をするので、環境変化や、装置内温度上昇等に
よる振動振幅の変化を防止できる。
振幅調整をするので、環境変化や、装置内温度上昇等に
よる振動振幅の変化を防止できる。
【0073】(実施の形態7)以下に、本発明の第7の
実施の形態について図8を用いて説明する。
実施の形態について図8を用いて説明する。
【0074】図8は第1〜第4の実施の形態による振動
振幅調整を一定時間間隔で行う場合の動作のフローチャ
ートである。本フローチャートに従い、動作を説明す
る。
振幅調整を一定時間間隔で行う場合の動作のフローチャ
ートである。本フローチャートに従い、動作を説明す
る。
【0075】ステップS21において電源が投入される
と、ステップS22にて読み取り要求待ち状態となり、
読み取り要求を待つ。この待ち時間の間、一定時間が経
過すると、ステップS24にて振動振幅調整を行う。振
動振幅調整が終了後、再びステップS22の読み取り要
求待ち状態となる。読み取り要求があると、ステップS
25で読み取り動作を開始し、ステップS26で読み取
り動作終了判定を行う。読み取りが終了すると、再びス
テップS22の読み取り要求待ち状態となる。
と、ステップS22にて読み取り要求待ち状態となり、
読み取り要求を待つ。この待ち時間の間、一定時間が経
過すると、ステップS24にて振動振幅調整を行う。振
動振幅調整が終了後、再びステップS22の読み取り要
求待ち状態となる。読み取り要求があると、ステップS
25で読み取り動作を開始し、ステップS26で読み取
り動作終了判定を行う。読み取りが終了すると、再びス
テップS22の読み取り要求待ち状態となる。
【0076】このように、読み取り要求が与えられない
間の待ち時間に一定間隔で振動振幅調整を行うので、振
幅調整に必要な待ち時間を無くし、かつ環境変化や、装
置内温度上昇等による振動振幅の変化を防止できる。
間の待ち時間に一定間隔で振動振幅調整を行うので、振
幅調整に必要な待ち時間を無くし、かつ環境変化や、装
置内温度上昇等による振動振幅の変化を防止できる。
【0077】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、特別なセ
ンサ等が不要となり、しかも精度良く振動振幅を検出す
ることができ、振動振幅を常に一定にできるので、スイ
ング法による高解像度読み取りを常に高画質で実現する
ことができる。
ンサ等が不要となり、しかも精度良く振動振幅を検出す
ることができ、振動振幅を常に一定にできるので、スイ
ング法による高解像度読み取りを常に高画質で実現する
ことができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態による画像読取装置
の構成図
の構成図
【図2】本発明の第1の実施の形態による第1の振動振
幅検出パターンを用いた振動振幅検出方法の説明図
幅検出パターンを用いた振動振幅検出方法の説明図
【図3】本発明の第2の実施の形態による第2の振動振
幅検出パターンを用いた振動振幅検出方法の説明図
幅検出パターンを用いた振動振幅検出方法の説明図
【図4】本発明の第3の実施の形態による第3の振動振
幅検出パターンを用いた振動振幅検出方法の説明図
幅検出パターンを用いた振動振幅検出方法の説明図
【図5】本発明の第4の実施の形態による第4の振動振
幅検出パターンを用いた振動振幅検出方法の説明図
幅検出パターンを用いた振動振幅検出方法の説明図
【図6】本発明の第1〜第4の実施の形態による振動振
幅調整を電源投入直後に行う場合の動作のフローチャー
ト
幅調整を電源投入直後に行う場合の動作のフローチャー
ト
【図7】本発明の第1〜第4の実施の形態による振動振
幅調整を読み取り動作前に行う場合の動作のフローチャ
ート
幅調整を読み取り動作前に行う場合の動作のフローチャ
ート
【図8】本発明の第1〜第4の実施の形態による振動振
幅調整を一定時間間隔で行う場合の動作のフローチャー
ト
幅調整を一定時間間隔で行う場合の動作のフローチャー
ト
【図9】第1の従来例による画像読取装置の構成図
【図10】従来の画像読取装置の撮像手段の振動波形と
読み取り動作図
読み取り動作図
【図11】従来の第2の例による画像読取装置の構成図
1 原稿 2 光源 3 レンズ 4 撮像手段 5 振動手段 6 振動駆動手段 7 波形発生手段 8 キャリッジ 9 キャリッジ駆動手段 10 中央処理手段 11 アナログ処理手段 12 A/D変換手段 13 画像処理手段 14 バッファメモリ 15 コンピュータ 16a 振動振幅検出用パターン
Claims (10)
- 【請求項1】主走査方向に配列された複数の画素を有
し、原稿の画像を光学的に読み取る撮像手段と、前記撮
像手段に原稿の画像を結像する光学系と、前記撮像手段
を主走査方向に往復移動させるための駆動信号を生成す
る駆動信号生成手段と、前記駆動信号生成手段から出力
された前記駆動信号に基づいて前記撮像手段を主走査方
向に往復移動させる駆動手段と、高濃度領域と低濃度領
域とが配置された振幅検出用パターンを有するパターン
部と、前記撮像手段によって読み取られた前記振幅検出
用パターンの画像データに基づいて前記主走査方向に移
動した前記撮像手段の振幅を検出する検出手段とを備
え、前記駆動信号生成手段は、前記検出手段によって検
出された前記撮像手段の振幅が所定の値となるように前
記駆動信号を調整することを特徴とする画像読取装置。 - 【請求項2】前記検出手段は、前記撮像手段が主走査方
向の基準位置にある場合の前記振幅検出用パターンの画
像データと、前記撮像手段が主走査方向に移動した場合
の前記振幅検出用パターンの画像データとに基づいて前
記撮像手段の主走査方向への振幅を検出することを特徴
とする請求項1記載の画像読取装置。 - 【請求項3】前記パターン部の前記振幅検出用パターン
は、前記高濃度領域と前記低濃度領域との単一の境界を
有し、前記検出手段は、前記基準位置において前記振幅
検出用パターンの前記高濃度領域と前記低濃度領域との
境界が前記撮像手段の隣接する画素の境界に一致する場
合の隣接画素を対象画素とし、前記撮像手段を移動させ
た際の前記対象画素の値に基づいて前記撮像手段の振幅
を検出することを特徴とする請求項2記載の画像読取装
置。 - 【請求項4】前記パターン部の前記振幅検出用パターン
は、主走査方向に交互に配置された前記高濃度領域と前
記低濃度領域との複数の境界を有し、前記検出手段は、
前記基準位置において前記振幅検出用パターンのいずれ
かの前記境界が前記撮像手段の隣接する画素の境界に一
致する場合の隣接画素を対象画素とし、前記撮像手段を
移動させた際の前記対象画素の値に基づいて前記撮像手
段の振幅を検出することを特徴とする請求項2記載の画
像読取装置。 - 【請求項5】前記パターン部の前記振幅検出用パターン
は、主走査方向に交互に配置された前記高濃度領域と前
記低濃度領域との複数の境界を有し、前記検出手段は、
前記基準位置において前記振幅検出用パターンの前記複
数の境界のうちの2以上の境界が前記撮像手段の隣接す
る画素の境界にほぼ一致する場合の隣接画素を複数組対
象画素とし、前記撮像手段を移動させた際の前記複数組
の対象画素の値の平均値に基づいて前記撮像手段の振幅
を検出することを特徴とする請求項2記載の画像読取装
置。 - 【請求項6】前記パターン部の前記振幅検出用パターン
は、主走査方向に対して傾斜した前記高濃度領域と前記
低濃度領域との境界を有し、前記撮像手段は、振幅調整
時に主走査方向に直交する副走査方向に移動しつつ前記
振幅検出用パターンの画像を読み取り、前記検出手段
は、主走査方向の前記基準位置において前記振幅検出用
パターンの前記境界が前記撮像手段の隣接する画素の境
界に一致する場合の隣接画素を対象画素とし、前記対象
画素が設定された副走査方向の位置において前記撮像手
段を主走査方向に移動させた際の前記対象画素の値に基
づいて前記撮像手段の振幅を検出することを特徴とする
請求項2記載の画像読取装置。 - 【請求項7】前記撮像手段は、副走査方向に移動および
停止を繰り返し、停止時に前記振幅検出用パターンの画
像を読み取ることを特徴とする請求項6記載の画像読取
装置。 - 【請求項8】前記検出手段は、電源が投入される度に前
記撮像手段の振幅を検出することを特徴とする請求項2
〜7のいずれかに記載の画像読取装置。 - 【請求項9】前記検出手段は、原稿の画像読み取り動作
を開始する前に前記撮像手段の振幅を検出することを特
徴とする請求項2〜7のいずれかに記載の画像読取装
置。 - 【請求項10】前記検出手段は、一定時間間隔で前記撮
像手段の振幅を検出することを特徴とする請求項2〜7
のいずれかに記載の画像読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10046957A JPH11252323A (ja) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | 画像読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10046957A JPH11252323A (ja) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | 画像読取装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11252323A true JPH11252323A (ja) | 1999-09-17 |
Family
ID=12761777
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10046957A Pending JPH11252323A (ja) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | 画像読取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11252323A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6651061B2 (en) | 2000-07-04 | 2003-11-18 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Electronic file management system |
-
1998
- 1998-02-27 JP JP10046957A patent/JPH11252323A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6651061B2 (en) | 2000-07-04 | 2003-11-18 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Electronic file management system |
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