JPH11252073A - パケット通信方式 - Google Patents

パケット通信方式

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JPH11252073A
JPH11252073A JP4964898A JP4964898A JPH11252073A JP H11252073 A JPH11252073 A JP H11252073A JP 4964898 A JP4964898 A JP 4964898A JP 4964898 A JP4964898 A JP 4964898A JP H11252073 A JPH11252073 A JP H11252073A
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Hideki Fujibe
秀樹 藤部
Masayoshi Nakayama
正芳 中山
Yutaka Nakajima
裕 中島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一つのセンタ局から複数のユーザ局に同報を
行い、ユーザ局は受信失敗したパケットの再送要求をセ
ンタ局に行うパケット通信方式において、同時に受信失
敗したユーザ局が多数発生した場合、再送要求が集中
し、センタ局の負荷が増大し、トラヒックの効率利用が
はかれない。 【解決手段】 ユーザ局で受信失敗したパケットの再送
要求信号を、同一パケットを受信失敗するユーザ局が1
局だけ再送要求を行う程度の確率で再送要求を行うよう
に制御する。この確率はセンタ局でユーザ局からの再送
要求信号に基づいて算出してユーザ局に設定したり、あ
るいはユーザ局で算出して設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパケット通信方式に
関する。本発明は、特にファイルなどのデータを一つの
センタ局から複数のユーザ局に一度の送信で同報伝送
し、また受信失敗による再送も同報で行う同報パケット
通信における再送制御技術に関する。
【0002】
【従来の技術】ファイル転送など、確実に全データをセ
ンタ局から複数のユーザ局へ同報で送信する通信方式の
場合、ユーザ局はパケット受信に成功および失敗した場
合、その応答確認(受信完了、再送要求)をセンタ局に
送信し、センタ局はその応答確認を受信した後、再送も
しくは新たに次のパケットを送信する方法が一般的に使
用されている。また、再送も同報で行うので、ユーザ局
からの再送要求は一旦センタ局に集約され、再送が重複
しないように処理され、再送に必要なパケットのみ送信
する方法がとられている。
【0003】しかし、ユーザ局からの応答確認を集約す
る際、多数のユーザ局が存在していると、応答確認がセ
ンタ局に集中する。この場合、センタ局では、多数の応
答確認を短時間で処理し、再送か新パケット送信かを判
断するため、処理に高負荷がかかる。また、多数の応答
確認がネットワーク上に送信されるため、トラヒックが
増加し、効率的にネットワークを使用することができな
い。
【0004】従来は、このような問題が発生しないよう
に以下の方法を行っている。1.各ユーザ局において応
答確認を出すタイミングを遅らせて、応答確認を分散さ
せる。2.各ユーザ局においてパケット受信に失敗した
ときのみ再送要求信号を送信し、受信完了信号は送信し
ないことによって、応答確認を減少させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の1のような方法
では、応答確認の送信タイミングをユーザ局で遅らせる
分、全体のスループットが減少する。また、分散させた
場合でも、ユーザ局数が増加するとセンタ局での応答確
認の集中が発生する。また、上記の2のような方法で
は、応答確認の集中は低減できるが、複数ユーザ局が同
じパケットを受信失敗した場合、ネットワーク上に同じ
再送要求信号が送信される。このため、これら重複した
再送要求の数までは減らすことはできないため、同時に
受信失敗したユーザ局が多数発生した場合、再送要求の
集中が発生する。このように、重複している再送要求を
減少させ、センタ局の処理負荷の軽減、トラヒックの減
少を図って伝送路の効率利用を行う必要がある。
【0006】本発明はこのような問題を解決するもの
で、センタ局に送信される再送要求数を減少させ、セン
タ局の処理負荷を軽減するパケット通信方式を提供する
ことを目的とする。また再送要求信号のトラヒックを減
少させて伝送路の効率利用を図ることができるパケット
通信方式を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、一つのセンタ
局と複数のユーザ局とを備え、前記センタ局は複数のユ
ーザ局にパケットを同報伝送する手段と再送要求のあっ
たパケットを同報で再送する手段とを備え、前記ユーザ
局は受信失敗したパケットの再送要求を行う手段を備え
たパケット通信方式において、前記ユーザ局は、複数の
ユーザ局が同時に受信失敗したときにその再送要求が重
複しないような確率で前記センタ局に受信失敗したパケ
ットの再送要求を行う手段を含むことを特徴とする。
【0008】本発明では、ユーザ局は受信失敗したとき
のみ再送要求をセンタ局に行うが、このとき、複数のユ
ーザ局からの再送要求が重複しないようなある確率で再
送要求を行うように制御される。これにより、ユーザ局
からの再送要求が減少するので、センタ局での処理負荷
が軽減される。また再送要求のためのトラヒックの増大
が抑制されるため、伝送路の効率利用を図ることができ
る。
【0009】ユーザ局の再送要求を行う確率を設定する
ものとして、センタ局からユーザ局へ確率を通知するも
のと、ユーザ局において設定するものとがある。
【0010】センタ局から全ユーザに確率を通知するも
のとして、センタ局は1パケット送信した後に受信失敗
するユーザ局のうち1局だけが再送要求を行う確率を求
めこれをユーザ局に同報で通知する手段を含むことがで
きる。
【0011】センタ局において単位時間内に受信した再
送要求信号のうち、パケット番号が重複したものの合計
Nを使用し、次回ユーザ局より送信される再送要求信号
が重複しない確率1/Nを導出する。センタ局はこの場
合の確率は、センタ局が1パケット送信した場合に受信
失敗するユーザ局のうち、1局だけが再送要求信号を送
信する確率とする。これにより、同時に受信失敗するユ
ーザ局のうち1局が再送要求を行う確率で再送要求信号
が送信されるため、再送要求信号数が従来に比べて低減
する。また再送パケットは複数のユーザ局に対して同報
再送されるので、受信失敗し再送要求を行わなかったユ
ーザ局も受信失敗したパケットを受信するので、受信失
敗を回復できる。
【0012】次にユーザ局が再送要求を行う確率を設定
するものとしては、第一のものとして、ユーザ局は、1
パケット受信時に受信失敗した場合に同時に同じパケッ
トを受信失敗するユーザ局数を推測し、そのうち1局が
再送要求を行う確率を算定する手段を含むことができ
る。この方法として、センタ局は全ユーザ局に全ユーザ
局数mを通知しておく。ユーザ局は各局において、1パ
ケット受信時に受信失敗する確率を導出する。ユーザ局
において設定する確率は、全ユーザ局が自局のパケット
受信状況と同じであると仮定し、自局が受信失敗した場
合に同時に同じパケットを受信失敗するユーザ局数を推
測し、そのうち1ユーザ局が再送要求を行う確率とす
る。
【0013】これにより複数のユーザ局からの再送要求
が重複しないような確率で再送要求信号がユーザ局から
送信されるので、再送要求信号のトラヒックが低減し、
センタ局の処理負荷が軽減される。受信失敗したユーザ
局では、再送要求をしないユーザ局も含めて受信失敗パ
ケットの再送がされるので、受信失敗を回復できる。
【0014】ユーザ局が再送要求を行う確率を設定する
第二のものとして、ユーザ局は、自局が1パケット受信
した場合に、その受信パケットが再送パケットである確
率を設定する手段を含むことができる。
【0015】また、第三のものとして、ユーザ局は、再
送パケットのうち自局の再送要求パケットが占める割合
を前記再送要求確率として設定する手段を含むことがで
きる。
【0016】第一および第二のものと同様に、複数のユ
ーザ局からの再送要求が重複しない確率で再送要求を行
うようにすることができる。
【0017】なお、ユーザ局は、センタ局へ再送要求を
受信失敗を検出した直後に行う手段を含むことができ、
また再送要求を受信失敗を検出した後所定期間経過後行
う手段を含むことができる。再送要求を、受信失敗後直
ぐに行っても全体としてのトラヒックの増大はなく、ま
た従来のように所定期間後に行うように分散してもよ
い。
【0018】ユーザ局は、受信失敗後、直ちに設定され
た確率で再送要求を行うことができる。また受信失敗
後、再送待ちのタイマを起動し、再送を待つこともでき
る。しかし、要求したパケットが送信されず、タイムア
ウトした場合、再送要求をセンタ局に行う方法として、
次の二つの方法がある。第一は、タイマがタイムアウト
した場合、必ず再送要求をセンタ局に行う方法であり、
第二は、自局で受信失敗した回数内にタイムアウトが生
じる確率で再送要求をセンタ局に行う方法である。
【0019】また、タイムアウトした場合、次回ユーザ
局で受信失敗したときにより、再送要求を行う確率を以
前よりも高い確率に変更することがよい。これによりパ
ケットの再送による受信失敗の回復の確率を高めること
ができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を説明する。
【0021】図1は、本発明の実施形態の一例のパケッ
ト通信方式を示すものである。一つのセンタ局1と複数
のユーザ局2とを備え、センタ局1からユーザ局2への
パケット伝送を通信衛星3を経由して行い、ユーザ局2
からセンタ局1への信号伝送は地上公衆電話網を経由し
て行う構成例である。センタ局1にはユーザ局2へ伝送
すべきファイルデータを蓄積するコンピュータ4とこの
コンピュータ4からのデータを通信衛星3に送信する送
信装置5とを備える。ユーザ局2では通信衛星3から送
信されるデータを受信する受信装置6と受信したデータ
を蓄積する端末7とを備える。
【0022】コンピュータ4は、データのパケット化を
行い、各パケットへ連続した番号を付記し、送信装置5
により通信衛星3へ送信する。またユーザ局2から再送
要求信号を受信した場合、再送要求信号中に付記されて
いるパケット番号を検出し、その番号以降のパケットを
再送する。ユーザ局2の受信装置では各パケットに付記
されている番号ごとに正常に受信し、正常受信の場合は
データを構築し、正常に受信しなかった場合、センタ局
1に受信失敗したパケットの番号を付記した再送要求信
号を公衆網を介して送信する。
【0023】センタ局1はファイルデータのような一連
のデータを複数のパケットに分割し、パケットごとに連
続した番号を付記して送信する。一つのパケットを全ユ
ーザに同報で送信すると、次のパケットを送信する前
(あるいはある単位時間に送信するひとかたまりのパケ
ットを送信する間)に再送要求信号を受信しているか否
かチェックし、再送要求信号を受信していなければ次の
番号のパケット(あるいは次の送信グループのパケッ
ト)を送信する。もしも再送要求信号を受信していれ
ば、送信するパケットの番号を再送要求信号に付記され
ている番号のパケットまで戻し、再びそのパケットから
送信する(これを Go Back N という)。
【0024】ユーザ局2は正常受信したパケットからデ
ータを取り出し、元の形式のデータ(例えばファイルの
ようなデータ)に組み立てる。パケットを一つ受信する
ごとに、正常受信した場合はセンタ局1に受信完了信号
を送信せずデータを組み立て次のパケットを受信するの
を待つが、正常受信しなかった場合は、センタ局1に受
信できなかったパケットの番号を付記した再送要求信号
を確率Pの割合で送信する。ここにおいて、本発明は、
ユーザ局2は、この正常受信しなかった場合の再送要求
信号を送信する確率Pとして、複数のユーザ局が同時に
受信失敗したときにその再送要求が重複しないようなあ
る確率を設定することを特徴とする。この確率の設定に
はセンタ局1から各ユーザ局に設定するものと、各ユー
ザ局において設定するものとがある。
【0025】以下、上述の実施形態における再送制御の
いくつかの実施例について説明する。
【0026】(第一実施例)図2は第一実施例の再送制
御の流れを示し、図3はシーケンスを示すものである。
この第一実施例は、センタ局1で導出した確率を各ユー
ザ局2に設定するものである。センタ局1において受信
した再送要求信号のうち、パケット番号が重複したもの
を一定時間測定し、単位時間内の重複した再送要求信号
の合計Nを導出する。センタ局1はこの確率を送信パケ
ットに付記し、全ユーザ局に通知する。ユーザ局2は確
率P=(1/N)を付記したパケットを受信した場合、
自局に確率1/Nを設定し、次回再送要求信号を送信す
る際、この確率に従い再送要求信号を送信する。
【0027】例を挙げて説明する。一つのセンタ局1と
二つのユーザ局A、Bがあるとする。センタ局1から1
0個のパケットを送信する。ユーザ局Aはユーザ局Bよ
りも受信状況が悪いとする。ユーザ局A、Bが番号3の
パケットを受信失敗した場合を考える。センタ局1はパ
ケット3の再送要求信号を2個受信する。センタ局1
は、次回ユーザ局2が重複した再送要求を送信しないよ
うな確率P=1/2を再送パケットに付記して、番号3
のパケットから再送する。ユーザ局A、Bではその再送
パケットを受信し、確率P=1/2を抽出し、次回の再
送要求信号を送信する際の確率に設定する。この後、子
局A、Bが番号7のパケットを受信失敗した場合を考え
る。この場合、各ユーザ局A、Bは1/2の確率で再送
要求信号を送信する。ここでは、ユーザ局Aが再送要求
信号を送信し、ユーザ局Bは再送要求信号を送信しなか
ったとする。センタ局1は再送要求信号を受信後、番号
7のパケットから再送する。この場合、再送要求信号を
送信しなかったユーザ局Bについても受信失敗パケット
の再送が行われることになり、ユーザ局A、Bともに受
信失敗を回復することができる。
【0028】(第二実施例)次に第二実施例について説
明する。図4は第二実施例の再送制御の流れを示し、図
5はシーケンスを示す。この第二実施例は第一実施例と
異なり、各ユーザ局において確率を設定するものであ
る。ここで、センタ局1は全ユーザ局へ全ユーザ局数m
を通知しておく。ユーザ局2はユーザ局が受信失敗した
時点において、センタ局1より送信されたパケット数N
pとそれまでに自局で受信失敗した回数N1とを測定
し、1パケット受信時に受信失敗する確率Q=(N1/
Np)を導出する。ここで、ユーザ局2にて設定する確
率は、全ユーザ局が自局のパケット受信状況と同じであ
ると仮定し、自局が受信失敗した場合に同じパケットを
受信失敗するユーザ局数(m*Q)を推測し、再送要求
信号が重複しないような確率P={1−(1−Q)m
/(m*Q)とする。
【0029】一つのセンタ局1と二つのユーザ局A、B
があるとする。センタ局1から10個のパケットを送信
する。データ送信前にセンタ局1は全ユーザ数2を各ユ
ーザ局A、Bに通知しておく。ユーザ局A、Bが番号7
のパケットを受信失敗した場合を考える。この時点で、
ユーザ局A、Bは2個のパケットを受信失敗しているた
め、ユーザ局A、Bは単位時間内に受信失敗する確率と
してQ=1/4を導出する。したがって、この時、ユー
ザ局A、Bの再送要求を送信する確率P=7/8とな
る。ここでは ユーザ局Aが再送要求信号を送信し、ユ
ーザ局Bが再送要求信号を送信しないものとする。セン
タ局1は再送要求信号を受信後、番号7のパケットから
再送する。この場合、再送要求信号を送信しなかったユ
ーザ局Bについても受信失敗パケットの再送が行われる
ことになり、ユーザ局A、Bともに受信失敗を回復する
ことができる。
【0030】(第三実施例)次に本発明の第三実施例を
図6、7を参照して説明する。図6は再送制御の流れを
示し、図7はシーケンスを示す。
【0031】この第三実施例も各ユーザ局において再送
要求を行う確率を設定するものである。この第三実施例
はユーザ局2は受信失敗した時点において、送信された
パケット数Npと、センタ局1から送信された再送パケ
ット中自局が再送要求しなかった再送パケット数Nsを
測定し、センタ局1から1パケット送信時にそれが再送
パケットである確率(Ns/Np)を導出し、この確率
をユーザ局2にて設定する。このように第三実施例は第
二実施例と異なる点は、設定する確率は、自局が受信失
敗した場合に再送パケットが送信されてくる確率(Ns
/Np)を使用する点である。
【0032】一つのセンタ局1と二つのユーザ局A、B
とがある。センタ局1から10個のパケットを送信す
る。ユーザ局Aはユーザ局Bよりも受信状況が悪いとす
る。ユーザ局Aが番号3のパケットを受信失敗した場合
を考える。ユーザ局Aは受信失敗した後、タイマを起動
し再送パケットを待つと同時に、ユーザ局Aは番号3の
パケットの再送要求信号を送信する。センタ局1はパケ
ット3の再送要求信号を受信し、パケット3から再送さ
れ、ユーザ局A、Bともに再送パケットを受信する。こ
のとき、ユーザ局Bは再送要求を送信していないため、
再送パケット数を測定する。
【0033】この後、ユーザ局A、Bが番号7のパケッ
トを受信失敗した場合を考える。この場合、ユーザ局B
へ送信されたパケット数Np=8、センタ局1から送信
された再送のうち、自局が再送要求しなかった再送パケ
ット数Ns=3であることにより、ユーザ局Bは確率3
/8で再送要求信号を送信する。また、ユーザ局AはN
p=8に対してNs=0である。Ns=0の場合、必ず
再送要求信号を送信する。ここでは、ユーザ局Aが再送
要求信号を送信し、ユーザ局Bは再送要求信号を送信し
なかったとする。センタ局1は再送要求信号を受信後、
番号7のパケットから再送する。この場合、再送要求信
号を送信しなかったBについても受信失敗パケットの再
送が行われることになり、ユーザ局A、Bともに受信失
敗を回復することができる。
【0034】(第四実施例)次に、図8、図9を参照し
て本発明の第四実施例を説明する。図8は再送制御の流
れを示し、図9はそのシーケンスを示すものである。こ
の第四実施例が第二実施例、第三実施例と異なる点は、
ユーザ局2は受信失敗した時点において、センタ局1か
ら送信された再送パケット数Nrと、それまでに受信失
敗した回数N1とを測定し、再送パケット中自局の再送
パケットが占める確率(N1/Nr)をユーザ局にて設
定することにある。
【0035】一つのセンタ局1と二つのユーザ局A、B
があるとする。センタ局1から10個のパケットを送信
する。ユーザ局Aはユーザ局Bよりも受信状態が悪いと
する。ユーザ局Aは受信失敗後、タイマを起動し再送パ
ケットを待つと同時に、ユーザ局Aは番号3のパケット
の再送要求信号を送信する。センタ局1はパケット3の
再送要求信号を受信し、パケット3から再送する。ユー
ザ局A、Bともに再送パケットを受信するため、再送パ
ケット数Nrを測定する。この後、ユーザ局A、Bが番
号7のパケットを受信失敗した場合を考える。この場
合、ユーザ局Bは受信再送パケット数Nr=3、自局が
受信失敗したパケット数N1=1であるため、確率1/
3で再送要求信号を送信する。ユーザ局Aは受信再送パ
ケット数Nr=3、自局が受信失敗したパケット数N1
=2であるため、確率2/3で再送要求信号を送信す
る。ここでは、ユーザ局Aが再送要求信号を送信し、ユ
ーザ局Bは再送要求信号を送信しなかったものとする。
センタ局1は再送要求信号を自信後、番号7のパケット
から再送する。この場合、再送要求を送信しなかったユ
ーザ局Bについても受信失敗パケットの再送が行われる
ことになり、ユーザ局A、Bともに受信失敗を回復する
ことができる。
【0036】(第五実施例)次に、図10、図11を参
照して本発明の第五実施例を説明する。図10は再送制
御の流れを示し、図11はそのシーケンスを示すもので
ある。この第五実施例では、ユーザ局2はパケット受信
に失敗したとき、タイマを起動して再送パケットを待
ち、もしタイマがタイムアウトした場合、タイムアウト
の発生総数Ntとパケット受信失敗総数Nlより、受信
失敗した回数内にタイムアウトが生じる確率R=Nt/
Nlで再送要求信号を送信する。
【0037】一つのセンタ局1と二つのユーザ局A、B
があるとする。センタ局1から10個のパケットが送信
される。ユーザ局Aはユーザ局Bよりも受信状況は悪い
とする。ユーザ局Aが番号5のパケットを受信失敗した
場合を考える。この時点においてユーザ局Aは一度パケ
ット受信失敗しているが、再送タイマのタイムアウトま
でに再送パケットを受信したものとする。ユーザ局Aが
番号5のパケットの受信失敗を検出した時、ユーザ局A
は再送要求信号を送信しないとする。ユーザ局Bは受信
失敗していないため、ユーザ局Aではタイムアウトが発
生する。この場合ユーザ局Aは、Nl=2、Nt=1よ
り、確率R=1/2で再送要求信号を送信する。
【0038】(第六実施例)次に、図12、図13を参
照して本発明の第六実施例を説明する。図12は再送制
御の流れを示し、図13はそのシーケンスを示すもので
ある。この第六実施例では、ユーザ局2はパケット受信
に失敗したとき、タイマを起動して再送パケットを待
ち、もしタイマがタイムアウトした場合、次回ユーザ局
で受信失敗したときより、再送要求を送信する確率を以
前よりも高い確率を使用する。この確率は、ユーザ局は
受信失敗した時点において、自局の受信失敗した回数N
1、タイムアウトした回数Ntを使用した確率(Nt/
Nl)を先に設定した確率(第二実施例、第三実施例、
第四実施例、第五実施例の確率)に加えたものである。
【0039】一つのセンタ局1と二つのユーザ局A、B
があるとする。センタ局1から10個のパケットが送信
される。ユーザ局Aはユーザ局Bよりも受信状況は悪い
とする。ユーザ局が番号3のパケットを受信失敗した場
合を考える。このとき、ユーザ局Aは再送要求信号を送
信しないとする。ユーザ局Bは受信失敗していないた
め、ユーザ局Aではタイムアウトが発生する。そこでユ
ーザ局Aは再送要求信号を送信し、センタ局1は再送を
開始する。この後、ユーザ局Aにおける再送要求を送信
する確率は以前の確率PよりもNt/Nlだけ大きい確
率(P+Nt/Nl)に変更する。次にユーザ局Aが番
号6のパケットを受信失敗した場合、Nt=1、Nl=
2よりP+1/2という確率で再送要求信号を送信す
る。
【0040】
【発明の効果】ユーザ局が再送要求を行うように設定さ
れる確率は、センタ局で受信される再送要求が重複しな
いように同時に誤ったユーザ局のうち、1局が再送要求
をセンタ局に行うような確率である。この確率によっ
て、頻繁に受信失敗するユーザ局は、あまり受信失敗し
ないユーザ局よりも高い確率で再送要求をセンタ局に行
うため、自局が再送要求をセンタ局にしなくとも再送パ
ケットを受信することができる。また、センタ局に送信
される再送要求信号の数が減少するので、センタ局の処
理負荷を軽減でき、トラヒックの効率的な利用を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパケット通信方式の実施の形態の一例
を示す図。
【図2】第一実施例の転送制御の流れを示すフローチャ
ート。
【図3】第一実施例の転送制御のシーケンスを示す図。
【図4】第二実施例の転送制御の流れを示すフローチャ
ート。
【図5】第二実施例の転送制御のシーケンスを示す図。
【図6】第三実施例の転送制御の流れを示すフローチャ
ート。
【図7】第三実施例の転送制御のシーケンスを示す図。
【図8】第四実施例の転送制御の流れを示すフローチャ
ート。
【図9】第四実施例の転送制御のシーケンスを示す図。
【図10】第五実施例の転送制御の流れを示すフローチ
ャート。
【図11】第五実施例の転送制御のシーケンスを示す
図。
【図12】第六実施例の転送制御の流れを示すフローチ
ャート。
【図13】第六実施例の転送制御のシーケンスを示す
図。
【符号の説明】
1 センタ局 2 ユーザ局 3 通信衛星 4 コンピュータ 5 送信装置 6 受信装置 7 端末

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つのセンタ局と複数のユーザ局とを備
    え、前記センタ局は複数のユーザ局にパケットを同報伝
    送する手段と再送要求のあったパケットを同報で再送す
    る手段とを備え、前記ユーザ局は受信失敗したパケット
    の再送要求を行う手段を備えたパケット通信方式におい
    て、 前記ユーザ局は、複数のユーザ局が同時に受信失敗した
    ときにその再送要求が重複しないような確率で前記セン
    タ局に受信失敗したパケットの再送要求を行う手段を含
    むことを特徴とするパケット通信方式。
  2. 【請求項2】 センタ局は、1パケット送信した後に受
    信失敗するユーザ局のうち1局だけが再送要求を行う確
    率を求めユーザ局に同報で通知する手段を含む請求項1
    記載のパケット通信方式。
  3. 【請求項3】 ユーザ局は、1パケット受信時に受信失
    敗した場合に同時に同じパケットを受信失敗するユーザ
    局数を推測し、そのうち1局が再送要求を行う確率を算
    定する手段を含む請求項1記載のパケット通信方式。
  4. 【請求項4】 ユーザ局は、自局が1パケット受信した
    場合に、受信パケットが再送パケットである確率を設定
    する手段を含む請求項1記載のパケット通信方式。
  5. 【請求項5】 ユーザ局は、再送パケットのうち自局の
    再送要求パケットが占める割合を前記再送要求確率とし
    て設定する手段を含む請求項1記載のパケット通信方
    式。
  6. 【請求項6】 ユーザ局は、受信失敗を検出した直後に
    前記確率で再送要求を行う手段を含む請求項1ないし5
    のいずれか記載のパケット通信方式。
  7. 【請求項7】 ユーザ局は、受信失敗を検出した後所定
    期間経過後前記確率で再送要求を行う手段を含む請求項
    1ないし5のいずれか記載のパケット通信方式。
  8. 【請求項8】 ユーザ局は、受信失敗しタイマのタイム
    アウトが生じた場合、次回ユーザ局で受信失敗したとき
    により、再送要求を送信する確率を高いものに変更する
    手段を含む請求項7記載のパケット通信方式。
  9. 【請求項9】 ユーザ局は、受信失敗しタイマのタイム
    アウトが生じた場合、自局で受信失敗した回数内にタイ
    ムアウトが生ずる確率で再送要求を行う手段を含む請求
    項7記載のパケット通信方式。
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