JPH11251893A - 出力回路 - Google Patents

出力回路

Info

Publication number
JPH11251893A
JPH11251893A JP5488998A JP5488998A JPH11251893A JP H11251893 A JPH11251893 A JP H11251893A JP 5488998 A JP5488998 A JP 5488998A JP 5488998 A JP5488998 A JP 5488998A JP H11251893 A JPH11251893 A JP H11251893A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
base
output circuit
switching transistor
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5488998A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Shiroo
直樹 城尾
Kimitada Fujimoto
公資 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP5488998A priority Critical patent/JPH11251893A/ja
Publication of JPH11251893A publication Critical patent/JPH11251893A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 PNP型のスイッチングトランジスタを用い
た出力回路において、外部からの電波等による誤動作を
防止すること。 【解決手段】 スイッチングトランジスタQ1のベース
にコレクタを接続し、エミッタを電源に接続した第2の
トランジスタQ2を設ける。第2のトランジスタのベー
スには出力トランジスタQ1へのベース入力を反転した
反転入力を加える。こうすればトランジスタQ1,Q2
は逆相動作する。従ってトランジスタQ1がオフ状態の
ときに寄生コンデンサC1へのリーク電流はトランジス
タQ2から供給されるため、誤動作をなくすることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子スイッチ等の出
力回路に関し、特に外部からの電波等で誤動作しないよ
うにした出力回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子スイッチにおいてはPNP型及びN
PN型スイッチングトランジスタを用いて出力回路が構
成される。図5はPNP型のスイッチングトランジスタ
Q1を用いた出力回路を構成したものである。ここでト
ランジスタに接合分離構造を用いた場合に、図5に一点
鎖線で示すようにベースと接地端間に寄生ダイオードD
1及び寄生コンデンサC1が生じている。出力回路の電
源端子と出力端子及び接地端子には一定長のケーブルが
接続され、このケーブルに電源回路や外部機器が接続さ
れる。そのためこれらのケーブルを通じて外部の電波等
の影響を受け易くなる。さて入力の電圧レベルが上がる
とこの寄生コンデンサC1を充電するためにリーク電流
L が流れる。特に外部から電波等が加わった場合に
は、このリーク電流が増大する。そして入力端がHレベ
ル、即ちトランジスタQ1がオフ状態では、このリーク
電流は主にトランジスタQ1のベース側から供給される
こととなり、そのhfe倍の電流がPNPトランジスタQ
1のコレクタから出力端子側に流出する。このような出
力電流は電波が強いほど大きくなり、誤動作の原因にな
るという問題点があった。特に出力電流を増幅するため
出力トランジスタをダーリントン接続している場合に
は、リーク電流IL の約hfe 2 倍が流出することとな
り、誤動作が起こり易くなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来はこのような誤動
作を防止するために、出力回路を構成する基板やその周
辺回路に電波が加わらないようなシールドを施したり、
電波を吸収する素子を加えていた。しかしこのような方
法では、出力回路を用いる機器の構造が複雑になるとい
う欠点があった。
【0004】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたものであって、構造を複雑にすることなく外部
の電波等の影響による誤動作を効果的に防止できるよう
にすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、電源にエミッタ端が接続され、ベースへのスイッチ
ング入力に応じてオンオフし、コレクタからの出力電流
を断続するPNP型の第1のスイッチングトランジスタ
を有する出力回路において、電源にエミッタが接続さ
れ、そのコレクタが前記第1のスイッチングトランジス
タのベースに接続されたPNP型の第2のスイッチング
トランジスタを設け、該第2のスイッチングトランジス
タのベースに前記第1のスイッチングトランジスタのベ
ースへの入力信号を反転した反転入力信号を加えるよう
にしたことを特徴とするものである。
【0006】本願の請求項2の発明は、電源にエミッタ
端が接続され、ベースへのスイッチング入力に応じてオ
ンオフし、コレクタからの出力電流を断続するPNP型
の第1のスイッチングトランジスタを有する出力回路に
おいて、電源にエミッタが接続され、そのコレクタが前
記第1のスイッチングトランジスタのベースに接続され
たPNP型の第2のスイッチングトランジスタを設け、
第1のスイッチングトランジスタのベースに入力信号を
加えると共に、該第2のスイッチングトランジスタのベ
ースに前記第1のスイッチングトランジスタのベースへ
の入力信号を反転した反転入力信号を加えるようにした
ことを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】図1(a)は本発明の第1の実施
の形態による出力回路の構成を示す回路図である。本図
に示すように、スイッチング用トランジスタQ1はエミ
ッタが電源に接続されたPNP型のスイッチングトラン
ジスタであり、ベースへの入力によってそのコレクタか
らの出力電流が断続される。この実施の形態において
も、スイッチングトランジスタQ1には寄生素子である
ダイオードD1と寄生コンデンサC1が等価的に接続さ
れた状態となっている。さて本実施の形態の出力回路で
は、トランジスタQ1のベースには第2のトランジスタ
Q2のコレクタ端が接続される。第2のトランジスタQ
2はエミッタが電源に接続されたPNP型のスイッチン
グトランジスタであり、その入力となるベース端には前
述した従来例の出力トランジスタQ1のベースに加える
入力とは極性を異ならせた反転入力が与えられる。又こ
のトランジスタQ2のコレクタとトランジスタQ1のベ
ースの共通接続端には、従来例と同様の極性のベース入
力を加えるように構成されている。
【0008】さてこの実施の形態による出力回路では、
トランジスタQ1,Q2のベースに夫々入力信号と反転
した入力信号とを加えるため、トランジスタQ1とトラ
ンジスタQ2とは互いに逆相で動作する。従ってトラン
ジスタQ1がオフ状態のときにはトランジスタQ2はオ
ン状態となっており、外部から電波等の強い電磁界が加
わると、電源Vccの電位が変動することとなって接合部
の寄生コンデンサC1を充電するリーク電流が流れる。
このときリーク電流IL はトランジスタQ2のコレクタ
電流より供給される。このためトランジスタQ1にはリ
ーク電流に相当するベース電流がほとんど流れることが
なく、トランジスタQ1にはコレクタ電流が流れること
がない。そのためトランジスタQ1のコレクタからの出
力電流の増加により誤動作を生じることがなくなる。こ
のような効果は図1(b)に第2の実施の形態を示すよ
うに、スイッチングトランジスタQ1に更にダーリント
ン用の電流増幅トランジスタQ3を接続した場合に顕著
である。この場合にはトランジスタQ2がなければリー
ク電流IL の約hfe 2 倍の電流が流れることとなり誤動
作が生じ易くなるが、トランジスタQ2によりリーク電
流が供給されるため、トランジスタQ3からの出力電流
はほとんど出力されることがなく、誤動作をなくするこ
とができる。
【0009】又図1に示す出力回路において、トランジ
スタQ1がオン状態では寄生コンデンサC1は放電状態
であり、トランジスタQ1をオフさせるために図2
(a)に示すように時刻t1にトランジスタQ1のベース
にHレベル、トランジスタQ2のベースにLレベルの信
号を加えると、トランジスタQ1のベース電位が上昇す
るため寄生コンデンサC1が充電される。トランジスタ
Q2がなければコンデンサC1の充電時間はトランジス
タQ1のベースと電源間に接続される抵抗R1によって
定まる時定数回路で決定されるため、図2(a),
(b)に破線で示すように充電に一定の時間がかかり、
応答速度が遅くなるという欠点があった。この実施の形
態ではトランジスタQ2のコレクタより充電電流が供給
されるため、図2(a),(b)に実線で示されるよう
にその充電速度が速くなる。このためトランジスタQ2
を挿入しない場合に比べてトランジスタQ1の応答速度
を高速にすることができる。この場合にはトランジスタ
Q2のベース側への反転入力と同時にトランジスタQ1
をスイッチングするための非反転入力信号を加えること
が必要となる。
【0010】図3はこのような出力回路が用いられる光
電センサの一例を示すブロック図である。本図におい
て、マイクロコンピュータ11より投光素子ドライブ回
路12に投光パルスが出力され、このパルスに応じてL
ED等の投光素子13が駆動される。投光素子13から
の透過光又は反射光はフォトダイオード等の受光素子1
4によって受光され、センシング部15により電気信号
に変換され増幅される。増幅された受光信号はマイクロ
コンピュータ11に加えられる。マイクロコンピュータ
11内ではA/D変換部11aによってデジタル値に変
換され、コンパレータ部11bによりオンオフレベルが
判別されて信号処理部11cに加えられる。信号処理部
11cは投光素子ドライブ回路12に投光パルスを出力
すると共に、判別信号によってオン,オフ及び安定受光
状態を検出し出力回路16に与えている。マイクロコン
ピュータ11には出力モードを切換える出力切換部11
d、電源リセット部11e及びタイマ部11fも設けら
れる。又マイクロコンピュータ11には出力モード等を
入力する操作部17、動作タイミングを入力する発振回
路18や動作状態を表示する表示素子ドライブ回路19
が接続される。出力回路16内にはマイクロコンピュー
タ11から出力された信号のオンオフを判定し出力回路
を駆動する駆動部16aが設けられ、駆動部16aの出
力はPNP出力回路16b,NPN出力回路16cに与
えられる。又これらの出力回路から出力する電流を検出
し、過電流が流れたときに短絡を検出する短絡検知部1
6dが設けられ、短絡状態はマイクロコンピュータ11
のタイマ部11fに入力するように構成されている。本
実施の形態による出力回路はこのPNP出力回路16b
に用いられ、図1に示すように出力用のPNPトランジ
スタQ1に加えてリーク電流吸収用の第2のトランジス
タQ2を設けて誤動作を防止するようにしたものであ
る。
【0011】尚この実施の形態では出力回路は光電セン
サのマイクロコンピュータ(CPU)からの信号を入力
とし、出力端から出力する出力回路に適用したものにつ
いて説明しているが、本発明による出力回路は光電セン
サだけでなく、カラーセンサ,圧力センサ,近接センサ
等他の種々の電子スイッチや電子スイッチ以外の出力回
路にも適用できることはいうまでもない。
【0012】尚前述した実施の形態では第1のトランジ
スタQ1のベースに入力を加えると共に、トランジスタ
Q2のベースにその反転入力を加えるようにしている
が、図4に示すようにトランジスタQ2のコレクタに抵
抗又は定電流源21を接続し、トランジスタQ2のベー
スに反転入力のみを加えるようにしてもよい。この場合
には常にトランジスタQ2に定電流Iが流れるため、消
費電流は増加するが、電波の影響で寄生コンデンサにリ
ーク電流が流れる場合には、トランジスタQ2のコレク
タから電流が供給されるため誤動作を防止することがで
きる。
【0013】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、PNP型のスイッチングトランジスタを有する出力
回路において、出力のオフ状態でのリーク電流による誤
動作を効果的に防止することができる。従って従来例の
ように外部からシールドする必要がなく、出力回路が取
付けられる機器の構造を簡略化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1,第2の実施の形態による出力回
路の構成を示す回路図である。
【図2】本発明の実施の形態による出力回路の動作を示
す波形図である。
【図3】本発明による出力回路が用いられる光電センサ
の一例を示すブロック図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態による出力回路を示
す回路図である。
【図5】従来の出力回路の一例を示す回路図である。
【符号の説明】
Q1 出力トランジスタ Q2,Q3 トランジスタ 11 マイクロコンピュータ 12 投光素子ドライブ回路 16 出力回路 16a 駆動部 16b PNP出力回路 16c NPN出力回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源にエミッタ端が接続され、ベースへ
    のスイッチング入力に応じてオンオフし、コレクタから
    の出力電流を断続するPNP型の第1のスイッチングト
    ランジスタを有する出力回路において、 電源にエミッタが接続され、そのコレクタが前記第1の
    スイッチングトランジスタのベースに接続されたPNP
    型の第2のスイッチングトランジスタを設け、該第2の
    スイッチングトランジスタのベースに前記第1のスイッ
    チングトランジスタのベースへの入力信号を反転した反
    転入力信号を加えるようにしたことを特徴とする出力回
    路。
  2. 【請求項2】 電源にエミッタ端が接続され、ベースへ
    のスイッチング入力に応じてオンオフし、コレクタから
    の出力電流を断続するPNP型の第1のスイッチングト
    ランジスタを有する出力回路において、 電源にエミッタが接続され、そのコレクタが前記第1の
    スイッチングトランジスタのベースに接続されたPNP
    型の第2のスイッチングトランジスタを設け、第1のス
    イッチングトランジスタのベースに入力信号を加えると
    共に、該第2のスイッチングトランジスタのベースに前
    記第1のスイッチングトランジスタのベースへの入力信
    号を反転した反転入力信号を加えるようにしたことを特
    徴とする出力回路。
JP5488998A 1998-03-06 1998-03-06 出力回路 Pending JPH11251893A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5488998A JPH11251893A (ja) 1998-03-06 1998-03-06 出力回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5488998A JPH11251893A (ja) 1998-03-06 1998-03-06 出力回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11251893A true JPH11251893A (ja) 1999-09-17

Family

ID=12983168

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5488998A Pending JPH11251893A (ja) 1998-03-06 1998-03-06 出力回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11251893A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016012807A (ja) * 2014-06-27 2016-01-21 パナソニック デバイスSunx株式会社 出力回路、検出センサ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016012807A (ja) * 2014-06-27 2016-01-21 パナソニック デバイスSunx株式会社 出力回路、検出センサ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7274227B2 (en) Power-on reset circuit
KR920005165A (ko) 테스트 모드 진입을 제어하기위한 개선된 전력-온리세트 회로
KR980006142A (ko) 레이저 퓨즈 옵션회로(laser fuse option circuit)
KR970055020A (ko) 전력용 반도체 트랜지스터의 과전류 보호회로
US6046623A (en) Signal detecting circuit
JPH11251893A (ja) 出力回路
US6518804B2 (en) Semiconductor integrated circuit device
US4180809A (en) Electronic siren
JP2012010037A (ja) 電源電圧監視回路
KR101257531B1 (ko) 고전압 트랜지스터를 제어하기 위한 구동기, 특히 내연기관의 불꽃 점화를 위한 고전압 무선 주파수 발생기의mos 트랜지스터
KR101920282B1 (ko) 전원 리셋 장치 및 이를 포함하는 표시 장치와 전자 기기
US6469460B1 (en) Portable wireless terminal having separated vibration embodying circuit for alerting a user of an incoming call
JPH11251882A (ja) 電圧伝達回路
JPH06197445A (ja) トランジスタ保護回路
CN115360684B (en) High voltage integrated circuit and semiconductor circuit
JP3597431B2 (ja) 波形整形回路
KR900007982Y1 (ko) 캠코더의 과전류 검출회로
KR980012763A (ko) 모터 보호 회로
KR890002197B1 (ko) 무선전화기의 전화/인터컴 기능 자동 절환회로
JP2000013203A (ja) パルス整形装置及びパルス整形方法
SU1679576A1 (ru) Устройство дл защиты источника питани от перегрузки
JP2776621B2 (ja) 出力回路
JPS6021505B2 (ja) ドライバ−回路
JPS584279Y2 (ja) 電子スイッチ回路
KR870003013Y1 (ko) 바이어스 전압이 필요없는 단안정 멀티 바이브레이터