JPH11251787A - 電子部品供給装置 - Google Patents

電子部品供給装置

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Publication number
JPH11251787A
JPH11251787A JP10064492A JP6449298A JPH11251787A JP H11251787 A JPH11251787 A JP H11251787A JP 10064492 A JP10064492 A JP 10064492A JP 6449298 A JP6449298 A JP 6449298A JP H11251787 A JPH11251787 A JP H11251787A
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JP
Japan
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electronic component
supply
stick
base block
supply device
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Pending
Application number
JP10064492A
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English (en)
Inventor
Kazuyoshi Oyama
和義 大山
Masayuki Mobara
正之 茂原
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸着ミスを防止することができ、また安価に
製造することができるとともに、電子部品を容易に交換
することができ、更にピックアップ位置を任意の位置に
位置決めすることができ、更にまた電子部品をピックア
ップ位置に確実に供給することができる電子部品供給装
置を提供する。 【解決手段】 上面が水平に形成されたベースブロック
21と、電子部品が収容されるとともに、ベースブロッ
ク21上に斜め先下がりに配置されたスティックチュー
ブ19とを有する電子部品供給装置において、スティッ
クチューブ19から滑り出た電子部品に当接することに
より、電子部品をピックアップ位置に停止させる当接部
材24と、当接部材24を、電子部品に当接した当接位
置と、電子部品から離隔した離隔位置との間で自在に移
動させる移動手段25とを有し、移動手段25は、電子
部品のピックアップ時に、当接部材24を当接位置から
離隔位置に移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電子部品を
基板に実装するチップマウンタにおいて、スティックチ
ューブに収容された電子部品をピックアップ位置に供給
する電子部品供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電子部品供給装置は、内
部に多数の電子部品が一列に並べて収容された筒状のス
ティックチューブと、このスティックチューブの供給側
先端部に配置され、スティックチューブの先端から滑り
出た電子部品をピックアップ位置に保持するシュート
と、上部の水平面にシュートをねじ止めするための多数
のねじ孔が設けられ、この水平面上でシュートが位置決
めされた後ねじ止めされるベースブロックとにより構成
されている。
【0003】スティックチューブは、可撓性を有する材
料からなり、通常、複数本がベースブロック上に並設さ
れている。そして、これらのスティックチューブは、い
ずれも供給側先端部がほぼ水平に保持され、尾端側が斜
め上方に傾斜して配置されている。すなわち、スティッ
クチューブの並設方向に延在するとともに、上下に位置
調整の可能な支持部材が、少なくともスティックチュー
ブの供給側および尾端側に設けられており、供給側に設
けられた支持部材でスティックチューブの供給側先端部
の後部を一括して押し下げる一方、尾端側に設けられた
支持部材でスティックチューブの尾端側を一括して押し
上げることにより、並設したすべてのスティックチュー
ブを斜め先下がりの状態で支持している。一方、シュー
トには、電子部品をピックアップ位置まで案内する断面
凹形状のガイド溝が形成されており、更にこのガイド溝
におけるスティックチューブと反対側の端部には、案内
された電子部品を当接させてピックアップ位置に停止さ
せるための当接部が設けられている。
【0004】このような電子部品供給装置において電子
部品をピックアップ位置に供給する場合には、まずベー
スブロックを振動させ、スティックチューブ内の電子部
品全体をシュート側に移動させる。そうすると、最先端
の電子部品は、後続の電子部品に押された状態でスティ
ックチューブからシュートに滑り出し、ガイド溝に案内
されつつ当接部に当接して、ピックアップ位置に供給さ
れる。そして、ピックアップ位置の電子部品は、チップ
マウンタの吸着ヘッドにより上方へピックアップされ
て、基板上の所定の位置に実装される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の電子
部品供給装置では、ピックアップ位置に供給された電子
部品は、その前後がシュートの当接部および後続の電子
部品に接触しているため、ピックアップ時にそれらに支
えて吸着ミスが生じるおそれがある。また、電子部品を
ピックアップ位置に供給するために、その電子部品の形
状、特に横幅に合わせたガイド溝を有する各種のシュー
トを用意しておく必要があり、しかも電子部品の交換と
ともに、その都度シュートも交換しなければならない。
このため、コスト高になるとともに、交換作業が煩雑な
ものとなっていた。
【0006】また、シュートは、ベースブロックにねじ
止めするように構成されているため、隣接するねじ孔の
ピッチ間ごとにしか位置決めすることができず、ピック
アップ位置を微調整することができない。更に、高さの
異なるスティックチューブが並設されている場合には、
供給側の上記支持部材を高さの高いものに合わせざるを
得ず、高さの低いスティックチューブの供給側先端部を
水平に保持することができない。このため、スティック
チューブからシュートへの受け渡しの部分で、電子部品
が支えピックアップ位置に供給できなくなるおそれがあ
る。
【0007】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたものであり、吸着ミスを防止することがで
き、また安価に製造することができるとともに、電子部
品を容易に交換することができ、更にピックアップ位置
を任意の位置に位置決めすることができ、更にまた電子
部品をピックアップ位置に確実に供給することができる
電子部品供給装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電子部品供
給装置は、上面が水平に形成されたベースブロックと、
電子部品が収容されるとともに、ベースブロック上に斜
め先下がりに配置されたスティックチューブとを有する
電子部品供給装置において、スティックチューブから滑
り出た電子部品に当接することにより、電子部品をピッ
クアップ位置に停止させる当接部材と、当接部材を、電
子部品に当接した当接位置と、電子部品から離隔した離
隔位置との間で自在に移動させる移動手段とを有し、移
動手段は、電子部品のピックアップ時に、当接部材を当
接位置から離隔位置に移動させることを特徴とする。
【0009】この構成によれば、電子部品をピックアッ
プ位置に停止させる当接部材が、移動手段によって当接
位置と離隔位置との間で移動自在に構成されるととも
に、電子部品のピックアップ時に当接位置から隔離位置
に移動するので、ピックアップ時に電子部品が当接部材
に支えることがない。
【0010】この場合、スティックチューブの供給側先
端部の上部には、電子部品の上方へのピックアップを許
容する開口部が形成されていることが好ましい。
【0011】この構成によれば、スティックチューブの
供給側先端部に所定の開口部が形成されているので、ス
ティックチューブ内を滑走して先端部に移動した電子部
品を開口部から上方へ直接ピックアップすることができ
る。つまり、スティックチューブの供給側先端部と当接
部材とにより、電子部品のピックアップ位置を構成する
ことができるため、従来のシュートを省略することがで
きる。
【0012】請求項3に係る電子部品供給装置は、電子
部品が収容されたスティックチューブを有する電子部品
供給装置において、スティックチューブの供給側先端部
の上方にてその幅方向に延在したガイド部材と、ガイド
部材に案内されるとともに、供給側先端部を幅方向から
挟持した状態で電子部品のピックアップ位置に位置決め
する位置決め部材とを有し、位置決め部材は、ガイド部
材に対しその案内方向の任意の位置で固定可能に構成さ
れていることを特徴とする。
【0013】この構成によれば、スティックチューブの
供給側先端部を幅方向から挟持する位置決め部材が、ガ
イド部材に対しその案内方向の任意の位置に固定可能で
あるため、位置決め部材をガイド部材に沿って調整する
ことにより、供給側先端部を所望の位置に容易に位置決
めすることができる。また、例えば1対の位置決め部材
で供給側先端部を挟持する場合には、両位置決め部材間
の距離を、供給側先端部の幅方向の長さに合わせて調整
することができるため、供給側先端部の幅方向の長さに
関わらず、各種スティックチューブの供給側先端部を、
所望の位置に容易に位置決めすることができる。
【0014】請求項4に係る電子部品供給装置は、上面
が水平に形成されたベースブロックと、電子部品が収容
されるとともに、ベースブロック上に斜め先下がりに並
設された複数のスティックチューブとを有する電子部品
供給装置において、複数のスティックチューブの上方に
て並設方向に延在した支持部材と、各スティックチュー
ブごとに支持部材に設けられ、各スティックチューブの
供給側先端部の後部をベースブロックに向けて押し下げ
ることにより、供給側先端部をほぼ水平に保持する押え
部材とを有することを特徴とする。
【0015】この構成によれば、各スティックチューブ
ごとに押え部材が設けられているので、高さの異なるス
ティックチューブが並設されている場合であっても、す
べてのスティックチューブの供給側先端部を確実にほぼ
水平に保持することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、添付の図面を参照して具体的に説明する。図1は、
本実施形態に係る電子部品供給装置を適用した多機能チ
ップマウンタを示す外観斜視図である。図1に示すよう
に、チップマウンター1は、機台2の上部にて基板3を
搬送し、マウント位置に不動にセットする基板搬送装置
4と、キャリアテープおよびスティックチューブにより
電子部品をそれぞれのピックアップ位置に供給する部品
供給装置5,6と、ピックアップ位置に供給された種々
の電子部品を基板3上にそれぞれ実装する部品実装装置
7とにより構成されている。
【0017】基板搬送装置4は、1対のレール11,1
1が相互に対向して機台2の上方に支持されており、こ
れらのレール11,11の対向面にはいずれもその長手
方向に溝11a,11aが形成されている。これらの溝
11a,11aに案内されて、基板3がマウント位置に
セットされるようになっている。
【0018】部品実装装置7は、吸着ヘッド12と、こ
の吸着ヘッド12から下方へ延出し、供給された電子部
品を吸着する吸着ノズル13とを有し、吸着ヘッド12
が基板3の上方にて構成されたXYステージ14により
移動する。すなわち、このXYステージ14は、吸着ヘ
ッド12を搭載し、これをX軸方向へ移動させるXステ
ージ15と、XステージをY軸方向へ移動させるYステ
ージ16とにより構成されている。したがって、部品実
装装置7においては、まずXYステージ14により吸着
ヘッド12が電子部品のピックアップ位置まで移動し、
その位置で電子部品を吸着ノズル13の下端で吸着す
る。その後、吸着ヘッド12は、基板3上の実装位置ま
で移動し、吸着を解除して電子部品を基板3上に実装す
る。
【0019】電子部品の供給は、図1に示すように、キ
ャリアテープによる電子部品供給装置5と、スティック
チューブによる電子部品供給装置6とにより行われてい
る。キャリアテープの電子部品供給装置5においては、
機台2の側面に4種類のテープリール17が配設され、
各テープリール17にはそれぞれ同一種類の電子部品が
一定間隔ごとに装填されたキャリアテープ18が巻回さ
れている。そして、テープリール17からキャリアテー
プ18が繰り出され、電子部品が1個ずつピックアップ
位置に供給される。
【0020】また、スティックチューブの電子部品供給
装置6においては、可撓性を有する角筒状のスティック
チューブ19が複数本設けられている。各スティックチ
ューブ19内には、同一種類の電子部品が一列に多数個
収容されており、スティックチューブ19内を滑走した
電子部品がピックアップ位置に1個ずつ供給される。
【0021】ここで、本実施形態に係る電子部品供給装
置、すなわちスティックチューブによる電子部品供給装
置6について詳述する。図2は、この電子部品供給装置
6を示す側面図であり、図3および図4は、電子部品供
給装置6の一部をそれぞれ示す平面図および正面図(当
接部材24を省略)である。これらの図に示すように、
電子部品供給装置6は、上部に水平面が形成された複数
のベースブロック21と、各ベースブロック21上に並
設された複数のスティックチューブ19と、ベースブロ
ック21の上方において、各スティックチューブ19を
斜め先下がりに保持するために、供給側および尾端側に
それぞれ設けられた供給側ガイド部材22および尾端側
ガイド部材23と、いずれも上記供給側ガイド部材22
に設けられ、各スティックチューブ19の供給側先端部
20をその幅方向で位置決めするための位置決め部材2
6および供給側先端部20をほぼ水平に保持するための
押え部材27と、各スティックチューブ19の供給側の
先端開口を塞ぐとともに、最先端の電子部品に当接し、
これをピックアップ位置に停止させる当接部材24と、
この当接部材24を回動させて、後述する当接位置と離
隔位置との間で移動させるエアーシリンダ(移動手段)
25とを備えている。
【0022】各ベースブロック21は、上記水平面で各
スティックチューブ19の供給側先端部20を下側から
支持するように構成されており、下方にはベースブロッ
ク21全体をスティックチューブ19の長手方向に振動
させる図外の振動装置が設けられている。また、ベース
ブロック21の左右両端であって、供給側および尾端側
には、それぞれ上記供給側ガイド部材22および尾端側
ガイド部材23の両端を支持する1対の支持板(供給側
支持板31、尾端側支持板32)がそれぞれねじ止めさ
れている。なお、供給側支持板31および尾端側支持板
32は、ねじ孔がそれぞれ水平方向および鉛直方向に長
孔で形成されており、前後方向および上下方向にそれぞ
れ移動し、任意の位置で固定できるようになっている。
【0023】各スティックチューブ19は、その供給側
先端部20がベースブロック21の水平面に沿ってほぼ
水平に保持される一方、尾端側が斜め上方に傾斜した状
態で保持されている。また、各スティックチューブ19
の供給側先端部20の先端上部には、図3に示すよう
に、内部に収容された電子部品の1個分の大きさにほぼ
相当する開口部20aが形成されており、この開口部2
0aを介して、最先端に位置する電子部品を上方へピッ
クアップできるようになっている。
【0024】また、ベースブロック21上に並設された
スティックチューブ19は、基板3に装着すべき各種の
電子部品(特にその外形)に応じて、断面形状の異なっ
た各種のものが並設されている。すなわち、図4に示す
ように、同種のスティックチューブ19が同一のベース
ブロック21上に並設されたり、あるいは異種のスティ
ックチューブ19が同一のベースブロック21に並設さ
れている。
【0025】そして、これらのスティックチューブ1
9,19間には、上記供給側ガイド部材22に支持され
た位置決め部材26が配設されている。また、供給側ガ
イド部材22には、各スティックチューブ19ごとに、
その供給側先端部20の後部を押し下げる押え部材27
が支持されている。供給側ガイド部材22は、スティッ
クチューブ19の並設方向に延在するとともに、両端が
上記供給側支持板31に支持された回動軸からなり、こ
の回動軸に各位置決め部材26および各押え部材27の
上部が支持されている。なお、尾端側ガイド部材23
も、供給側ガイド部材22と同様の回動軸からなり、図
2に示すように、両端が尾端側支持板32,32に支持
されている。
【0026】図5に示すように、各位置決め部材26
は、全体がほぼ直方体形状に形成され、下端がベースブ
ロック21の上面近傍まで達するスペーサ34と、この
スペーサ34を供給側ガイド部材22に固定する固定ね
じ35とにより構成されている。スペーサ34の上部に
は、供給側ガイド部材22と直交する方向にほぼ横U字
状に切り欠かれ、供給側ガイド部材22をくわえ込んだ
状態で収容可能な切欠き部34aが形成されている。ま
た、スペーサ34の上部には、上端から切欠き部34a
に貫通したねじ孔34bが形成されており、このねじ孔
34bに固定ねじ35を螺合するとともに、固定ねじ3
5の先端と切欠き部34aの内面とで供給側ガイド部材
22を挟持することにより、スペーサ34を供給側ガイ
ド部材22に固定するようになっている。
【0027】したがって、スペーサ34は、供給側ガイ
ド部材22の軸方向に案内されるとともに、任意の位置
で固定可能となっている。また、各スペーサ34は、そ
の下端部がスティックチューブ19の供給側先端部2
0,20間に上方から挿入された状態で固定されてい
る。これは、供給側先端部20から見ると、その幅方向
の両端がスペーサ34で挟持された状態であるといえ
る。なお、図4に示すように、スティックチューブ19
の供給側先端部20を供給側支持板31に寄せた場合に
は、供給側支持板31とスペーサ34とで供給側先端部
20を挟持することも可能である。
【0028】なお、尾端側ガイド部材23には、上記ス
ペーサ34とほぼ同一形状のスペーサ(下端部がスペー
サ34より短いことのみ異なっている)33が支持され
ており、このスペーサ33の上部がスティックチューブ
19,19間に挿入された状態で固定されている。これ
により、各スティックチューブ19は、それぞれ鉛直平
面上に存在することとなり、内部の電子部品が円滑に滑
走できるようにしている。
【0029】一方、押え部材27は、図6に示すよう
に、上部に供給側ガイド部材22を挿通した状態で、こ
れに支持されるとともに、下端部でスティックチューブ
19の供給側先端部20を押し下げる押えレバー36
と、この押えレバー36を供給側ガイド部材22に固定
する固定ねじ37とにより構成されている。押えレバー
36は、上半部に供給側ガイド部材22が挿通する貫通
孔38が形成されるとともに、中央部から貫通孔38に
向かい、更に貫通孔38の中心を通過しその反対側まで
達するスリット39が形成されている。すなわち、押え
レバー36の上半部は、スリット39を挟み前部36a
および後部36bに2分して形成されている。この前部
36aには、固定ねじ37を挿通させるバカ孔が形成さ
れ、一方後部36bには固定ねじ37に螺合するねじ孔
が形成されている。また、押えレバー36の下半部は、
後部36bの端部から突出し、先端がベースブロック2
1の上面近傍まで達するように形成されている(押え部
36c)。
【0030】このように形成された押えレバー36は、
供給側ガイド部材22に案内されるとともに、任意の回
動位置で固定できるようになっている。したがって、押
えレバー36を回動させることにより、押え部36cの
先端と、ベースブロック21の上面との距離が変化す
る。このため、スティックチューブ19の形状、特にそ
の高さに関わらず、スティックチューブ19の供給側先
端部20の後部を上方からベースブロック21に向けて
押し下げることができ、供給側先端部20を確実にほぼ
水平に保持することができる。
【0031】なお、押えレバー36の押え部36cの先
端は、後側が面取りされており、供給側先端部20を緩
やかに押し下げることができるようになっている。この
ため、押し下げ部位で内部の電子部品が支えてしまうこ
とはない。
【0032】図7(a)は、当接部材24回りを示す拡
大側面図であり、図8はその拡大正面図である。両図に
示すように、当接部材24は、断面逆L字状の形材から
なり、長辺部の背面上部で各スティックチューブ19の
先端およびピックアップすべき電子部品に当接する当接
板41と、この当接板41の長辺部の下端部にねじ止め
されるとともに、ベースブロック21の下側に回動自在
に支持された回動ブロック42とにより構成されてい
る。図8に示すように、回動ブロック42は、断面凹字
状の支持部42aと、下方に突出しエアシリンダ25に
連結する連結部42bとにより構成されている。支持部
42aには、その正面の両端部で1対の取付ねじ43,
43により当接板41がねじ止めされている。また、支
持部42aは、取付ねじ43より上側の位置で、ベース
ブロック21の下側の凸部21aに、回動自在に支持さ
れている。一方、連結部42bは、図8に示すように、
支持部42aの下面から若干右側寄りで下方に突出形成
されており、進退運動するエアシリンダ25のピストン
ロッド25aの先端部に連結されている。
【0033】このように構成された当接部材24では、
ピストンロッド25aが前進することにより、図7
(a)に示すように、回動ブロック42が鉛直姿勢とな
り、これに伴い当接板41も鉛直姿勢で支持される(当
接位置P)。この場合、当接板41は、スティックチュ
ーブ19の先端に当接するとともに、ピックアップすべ
き電子部品40に当接する。したがって、供給側先端部
20の先端と、当接板41とにより、電子部品のピック
アップ位置が構成される。一方、ピストンロッド25a
が後退することにより、図7(b)に示すように、回動
ブロック42が傾斜姿勢となり、これに伴い当接板41
も傾斜姿勢で支持される(離隔位置Q)。この場合、当
接板41は、スティックチューブ19の先端およびピッ
クアップすべき電子部品40から離隔する。
【0034】ここで、電子部品を吸着ヘッド12でピッ
クアップする場合について、当接部材24の動作を中心
に簡単に説明する。まず、ベースブロック21の下側に
設けられた図外の振動装置により、ベースブロック21
が前後に振動し、スティックチューブ19内の電子部品
全体が供給側先端部20の先端側へ移動する。この場
合、最先端に位置する電子部品は、後続の電子部品に押
された状態で先端側へ移動し、当接位置Pで支持された
当接板41に当接して、ピックアップ位置に停止する
(図7(a)参照)。そして、上記振動装置による振動
が停止した後、吸着ヘッド12がピックアップ位置の直
上に移動する。
【0035】次いで、吸着ノズル13が下降して、その
先端でスティックチューブ19の供給側先端部20に形
成された開口部20aに望み、ピックアップ位置に保持
された電子部品40を吸着する。この吸着の直前に、エ
アシリンダ25のピストンロッド25aが後退し、当接
板41が回動ブロック42を介して当接位置Pから離隔
位置Qに回動する(図7(b)参照)。これにより、電
子部品40に当接していた当接板41がその電子部品か
ら離隔して、電子部品は当接板41に支えることなく適
切に吸着される。そして、吸着された電子部品は、吸着
ノズル13の上昇に伴って、開口部20aから上方へ引
き上げられる。
【0036】その後、吸着ヘッド12がXYステージ1
4により、基板3上に移動し、吸着を解除して電子部品
を基板3上の所定の位置に実装する。この動作が繰り返
し行われることにより、スティックチューブ19内の電
子部品が1個ずつ順次基板3上に実装される。
【0037】以上説明したように、本実施形態に係る電
子部品供給装置によれば、電子部品のピックアップ(吸
着)時に、当接板41が当接位置から離隔位置に回動
し、ピックアップ位置の電子部品から離隔するため、当
接板41に支えることなく、電子部品をピックアップす
ることができる。このため、電子部品を適切にピックア
ップすることができ、吸着ミスを防止することができ
る。また、スティックチューブ19の供給側先端部20
の先端と当接板41とにより、ピックアップ位置が構成
されているため、従来のようなシュートを省略すること
ができる。このため、電子部品供給装置を安価に製造す
ることができるとともに、電子部品の交換を容易に行う
ことができる。
【0038】また、スティックチューブ19の供給側先
端部20は、位置決め部材26のスペーサ34で、幅方
向の両側を挟持された状態で位置決めされ、しかもスペ
ーサ34は供給側ガイド部材22に案内され任意の位置
で固定可能に構成されているため、供給側先端部20を
任意の位置に位置決めすることができる。また、スペー
サ34同士の距離をスティックチューブ19の幅方向の
長さに合わせることができるため、スティックチューブ
の形状に関わらず、供給側先端部20を所望の位置に容
易に位置決めすることができる。
【0039】更に、押え部材27は、各スティックチュ
ーブ19ごとに設けられているため、高さの異なるステ
ィックチューブ19が並設されている場合であっても、
並設されたすべてのスティックチューブ19の供給側先
端部20を確実にほぼ水平に保持することができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ピックアップ時に、当接部材が当接位置から離隔位置に
移動し、ピックアップ位置の電子部品から離隔するの
で、電子部品が当接部材に支えることがなく、吸着ミス
を防止することができる。また、スティックチューブの
供給側先端部と当接部材とによりピックアップ位置を構
成するので、従来のシュートを省略することができ、電
子部品供給装置を安価に製造することができるととも
に、電子部品を容易に交換することができる。
【0041】更に、スティックチューブの供給側先端部
をその幅方向から挟持する位置決め部材が、ガイド部材
に対しその任意の位置に固定可能であるため、供給側先
端部を所望の位置に容易に位置決めすることができる。
更にまた、複数のスティックチューブが並設されている
場合に、各スティックチューブごとに押え部材が設けら
れているので、並設したすべてのスティックチューブの
供給側先端部を確実にほぼ水平に保持することができ、
電子部品をピックアップ位置に、適切な姿勢で確実に供
給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】チップマウンタを示す外観斜視図である。
【図2】実施形態に係る電子部品供給装置を示す側面図
である。
【図3】実施形態に係る電子部品供給装置の一部を示す
平面図である。
【図4】実施形態に係る電子部品供給装置の一部を示す
正面図である。
【図5】位置決め部材を示す拡大側面図である。
【図6】押え部材を示す拡大側面図である。
【図7】当接部材回りを示す拡大側面図であり、(a)
は当接位置、(b)は離隔位置に支持された状態を示
す。
【図8】当接部材回りを示す拡大正面図である。
【符号の説明】
1 チップマウンタ 3 基板 5、6 部品供給装置 7 部品実装装置 12 吸着ヘッド 14 XYステージ 19 スティックチューブ 20 供給側先端部 20a 開口部 21 ベースブロック 22 供給側ガイド部材 23 尾端側ガイド部材 24 当接部材 25 エアシリンダ 26 位置決め部材 27 押え部材 34 スペーサ 36 押えレバー 41 当接板 42 回動ブロック

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面が水平に形成されたベースブロック
    と、 電子部品が収容されるとともに、前記ベースブロック上
    に斜め先下がりに配置されたスティックチューブとを有
    する電子部品供給装置において、 前記スティックチューブから滑り出た電子部品に当接す
    ることにより、当該電子部品をピックアップ位置に停止
    させる当接部材と、 当該当接部材を、前記電子部品に当接した当接位置と、
    前記電子部品から離隔した離隔位置との間で自在に移動
    させる移動手段とを有し、 前記移動手段は、前記電子部品のピックアップ時に、前
    記当接部材を前記当接位置から前記離隔位置に移動させ
    ることを特徴とする電子部品供給装置。
  2. 【請求項2】 前記スティックチューブの供給側先端部
    の上部には、前記電子部品の上方へのピックアップを許
    容する開口部が形成されていることを特徴とする請求項
    1に記載の電子部品供給装置。
  3. 【請求項3】 電子部品が収容されたスティックチュー
    ブを有する電子部品供給装置において、 前記スティックチューブの供給側先端部の上方にてその
    幅方向に延在したガイド部材と、 当該ガイド部材に案内されるとともに、前記供給側先端
    部を幅方向から挟持した状態で前記電子部品のピックア
    ップ位置に位置決めする位置決め部材とを有し、 前記位置決め部材は、前記ガイド部材に対しその案内方
    向の任意の位置で固定可能に構成されていることを特徴
    とする電子部品供給装置。
  4. 【請求項4】 上面が水平に形成されたベースブロック
    と、 電子部品が収容されるとともに、前記ベースブロック上
    に斜め先下がりに並設された複数のスティックチューブ
    とを有する電子部品供給装置において、 前記複数のスティックチューブの上方にて並設方向に延
    在した支持部材と、 前記各スティックチューブごとに前記支持部材に設けら
    れ、前記各スティックチューブの供給側先端部の後部を
    前記ベースブロックに向けて押し下げることにより、前
    記供給側先端部をほぼ水平に保持する押え部材とを有す
    ることを特徴とする電子部品供給装置。
JP10064492A 1998-02-27 1998-02-27 電子部品供給装置 Pending JPH11251787A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013162106A (ja) * 2012-02-08 2013-08-19 Juki Corp ボウルフィーダユニット、ボウルフィーダアセンブリおよび電子部品実装装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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