JPH1125067A - フィルタ演算装置および方法 - Google Patents

フィルタ演算装置および方法

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JPH1125067A
JPH1125067A JP9179325A JP17932597A JPH1125067A JP H1125067 A JPH1125067 A JP H1125067A JP 9179325 A JP9179325 A JP 9179325A JP 17932597 A JP17932597 A JP 17932597A JP H1125067 A JPH1125067 A JP H1125067A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キュービック近似法において、補間フィルタ
係数を算出する演算の回数を減少させ、演算を行うハー
ドウェア、またはソフトウェアの規模を小さくする。 【解決手段】 補間フィルタ係数演算装置11に位相P
が入力されると、入力された位相Pから、ソフトウェア
によりFC1乃至FC4がリアルタイムで演算される。乗算回
路13−1乃至13−4は、この係数と、メモリ12−
1から12−4から供給される供給される画素データを
乗算する。総和回路14は乗算回路13−1乃至13−
4の出力を加算して、補間点の画素データQを出力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルタ演算装置
および方法に関し、特に、画像の拡大、縮小、または画
素数の変換を目的として補間演算を行う場合、補間フィ
ルタ係数を求める演算を簡略化することにより、演算を
行うハードウェア、またはソフトウェアの規模を小さく
することができるようにしたフィルタ演算装置および方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】画像の拡大、縮小、または画素数の変換
は、原画像の画素が存在していない画素間の画素データ
を求める補間近似を行うことにより実現される。
【0003】補間近似とは、補間関数の畳込演算を実施
することである。理論上理想的な補間近似は、標本化定
理によれば、図8に示すsinc関数、f(x)=sinc(x)=sin
(x)/xを補間関数として、xがマイナス無限大からプラ
ス無限大までの区間で畳込演算を行うことであるが、実
際にはこの計算は不可能である。従って、補間近似を行
うには、sinc関数を他の関数で近似し、有限区間で畳込
演算を行う必要がある。
【0004】sinc関数を他の関数で近似するには、図9
に示す最近傍近似法、図10に示す双一次近似法、また
は図11に示すキュービック近似法が一般的に用いられ
る。各近似法の補間近似関数は、それぞれ、次に示すよ
うに、f1(x),f2(x),またはf3(x)と表わされる。
【0005】 f1(x)=1 |x|≦1/2 f1(x)=0 |x|>1/2
【0006】 f2(x)=1-|x| |x|≦1 f2(x)=0 |x|>1
【0007】 f3(x)= |x|3 -2|x|2 +1 |x|≦1 f3(x)=-|x|3 +5|x|2 -8|x|+4 1<|x|≦2 f3(x)=0 |x|>2
【0008】なお、図8乃至図11の横軸は、原画像の
画素の間隔で正規化している。1つの補間点の画素デー
タを演算するために、最近傍近似法では1画素、双一次
近似法では2画素、またキュービック近似法では補間点
近傍の4画素の原画像画素データを標本として必要とす
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】画像の拡大、縮小、ま
たは画素数を変換する補間近似には、双一次近似法が使
われることが多かった。双一次近似法では、補間フィル
タ係数が簡単に演算できるが、標本を2画素しか使用し
ていないために、画像が不鮮明で画質が悪くなる課題が
あった。
【0010】そこで、高画質な変換画像を実現するため
に、標本を4画素使用して補間するキュービック近似法
の利用が考えられた。しかしながら、画像の拡大や縮小
或いは画素数変換では、補間フィルタ係数を画素毎に頻
繁に切り替える必要があり、補間近似関数が3次式であ
ることから、補間フィルタ係数をリアルタイムで演算す
ることが困難であると考えられていた。従って、自在な
比率の変換を実現するためには、比率に応じた多数の補
間フィルタ係数を記憶する記憶部品を用意する必要があ
り、演算毎に記憶部品の中から補間フィルタ係数を選択
し、転送する等、処理が複雑となる。従って、キュービ
ック近似法は双一次近似法と比較して、演算を行うハー
ドウェア、またはソフトウェアの規模が大きくなる課題
があった。
【0011】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、キュービック近似法を用いて演算を行うハ
ードウェア、またはソフトウェアの規模を小さくするこ
とができるようにするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のフィル
タ演算装置は、入力された位相データに対応するフィル
タ係数を演算により求める演算手段と、入力されたデー
タを記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶されたデータ
と演算手段により演算されたフィルタ係数とを乗算する
乗算手段と、乗算手段の出力を加算する加算手段とを備
えることを特徴とする。
【0013】請求項5に記載のフィルタ演算方法は、入
力された位相データに対応するフィルタ係数を演算によ
り求める演算ステップと、入力されたデータを記憶する
記憶ステップと、記憶ステップに記憶されたデータと演
算ステップにより演算されたフィルタ係数とを乗算する
乗算ステップと、乗算ステップの出力を加算する加算ス
テップとを備えることを特徴とする。
【0014】請求項1に記載のフィルタ演算装置におい
ては、演算手段が、入力された位相データに対応するフ
ィルタ係数を演算により求め、記憶手段が、入力された
データを記憶し、乗算手段が、記憶手段に記憶されたデ
ータと演算手段により演算されたフィルタ係数とを乗算
し、加算手段が、乗算手段の出力を加算する。
【0015】請求項5に記載のフィルタ演算方法におい
ては、演算ステップが、入力された位相データに対応す
るフィルタ係数を演算により求め、記憶ステップが、入
力されたデータを記憶し、乗算ステップが、記憶ステッ
プに記憶されたデータと演算ステップにより演算された
フィルタ係数とを乗算し、加算ステップが、乗算ステッ
プの出力を加算する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
するが、特許請求の範囲に記載の発明の各手段と以下の
実施の形態との対応関係を明らかにするために、各手段
の後の括弧内に、対応する実施の形態(但し一例)を付
加して本発明の特徴を記述すると、次のようになる。
【0017】すなわち、請求項1に記載のフィルタ演算
装置は、入力された位相データに対応するフィルタ係数
を演算により求める演算手段(例えば、図1の補間フィ
ルタ係数演算装置11)と、入力されたデータを記憶す
る記憶手段(例えば、図1のメモリ12)と、記憶手段
に記憶されたデータと演算手段により演算されたフィル
タ係数とを乗算する乗算手段(例えば、図1の乗算回路
13)と、乗算手段の出力を加算する加算手段(例え
ば、図1の総和回路14)とを備えることを特徴とす
る。
【0018】但し勿論この記載は、各手段を記載したも
のに限定することを意味するものではない。
【0019】はじめに、本発明を適用した畳込演算装置
1の構成について、図1を参照して説明する。この畳込
演算装置1は、補間近似をキュービック近似法により実
現するものである。
【0020】補間フィルタ係数演算装置11は、外部の
装置(図示せず)より入力される位相Pに対応する4個
の補間フィルタ係数(FC1乃至4)を演算し、4個の補間
フィルタ係数をそれぞれ乗算回路13−1乃至13−4
(以下、乗算回路13−1乃至13−4を個々に区別す
る必要がない場合、単に乗算回路13と記述する)に出
力するようになされている。縦属に接続されたメモリ或
いはレジスタ12−1乃至12−4(以下、メモリ12
−1乃至12−4を個々に区別する必要がない場合、単
にメモリ12と記述する)は、シフトレジスタとして機
能し、クロック信号により制御される。
【0021】メモリ或いはレジスタ12−1乃至12−
4は、それぞれに入力される水平走査されたワード単位
の時系列画素データを記憶し、後段に順次転送するとと
もに、乗算回路13−1乃至13−4に出力するように
なされている。乗算回路13−1乃至13−4は、入力
された2個のデータを乗算して総和回路14に出力し、
総和回路14は、入力された4個のデータを加算するよ
うになされている。
【0022】次に、畳込演算装置1の動作について、図
2と図3を参照して説明する。図2は、メモリ12−1
乃至12−4がシフトレジスタとして機能する動作を示
しており、サイクルが、クロック信号によって進められ
る度に、メモリ12−1乃至12−4は、記憶している
データを1つ後段にシフトする場合としない場合があ
る。すなわち、メモリ12−1ないし12−4はクロッ
クに同期して、画素データR1,R2,R3,・・・・が順次
入力される場合と入力およびシフトが停止する場合があ
る。なお、メモリ12−1乃至12−3に画素データが
記憶されるサイクル4以降の動作が、図3のフローチャ
ートに対応している。画素データ(例えば、R1)と補
間点の画素データ(例えば、Q1)の位置関係は後述す
る。
【0023】ステップS31においてデータの入力とレ
ジスタのシフトを行う必要があるか否か判断され、必要
であればステップS32に進み、必要でなければステッ
プS33に進む。ステップS32においては、画素デー
タの入力とレジスタのシフトが行われる。このとき、メ
モリ12−1乃至12−4は、それまで記憶していた画
素データを、それぞれ乗算回路13−1乃至13−4に
出力する。ステップS33において、画像を変換する比
率に対応した位相Pが補間フィルタ演算装置11に入力
される。ステップS34において、補間フィルタ係数演
算装置11は、位相Pに対応する4個の補間フィルタ係
数FC1乃至FC4を演算し、これを、ステップS35におい
て、乗算回路13−1乃至13−4にそれぞれ出力す
る。ステップS36において、乗算回路13−1乃至1
3−4は、入力された補間フィルタ係数と画素データを
乗算し、総和回路14に出力する。ステップS37にお
いて、総和回路14は、乗算回路13−1乃至13−4
から出力された4個のデータを加算し、出力する。ステ
ップS38において、画素データの終わりが判断され
る。このとき、画素データが終わりであれば補間処理は
終了され、終わりでなければステップS31に戻り、同
様の処理が繰り返される。
【0024】次に、補間フィルタ係数演算装置11の具
体的構成について説明するが、その前に、キュービック
近似法における補間フィルタ係数の計算方法について説
明する。
【0025】キュービック近似法では、上述したよう
に、以下の補間近似関数を使用する。
【0026】 f3(x)= |x|3 -2|x|2 +1 |x|≦1 ・・・(1) f3(x)=-|x|3 +5|x|2 -8|x|+4 1<|x|≦2 ・・・(2) f3(x)=0 |x|>2 ・・・(3)
【0027】ここでは、図4を参照して、補間点の位相
について説明する。図4において、横軸は水平方向の各
画素の位置を表しており、原画像の画素の間隔で正規化
している。図中、黒丸印は、原画像の画素の位置を表わ
し、左からRi-1,Ri,Ri+ 1およびRi+2とする。Qi
は補間する位置(補間点)を表わし、補間点を基準とし
て左方向に最も近い画素Riから位相P(0≦P<1)
だけ離れている。補間フィルタ係数FC4乃至FC1は、補間
近似関数の中心を補間点に合わせたときの、補間点Qi
の近傍の画素Ri-1,Ri,Ri+1およびRi+2にそれぞれ
対応する補間近似関数の値である。すなわち、画素R
i-1に対応する補間フィルタ係数はFC4であり、画素Ri
に対応する補間フィルタ係数はFC3であり、画素Ri+1
対応する補間フィルタ係数はFC2であり、さらに画素R
i+2に対応する補間フィルタ係数はFC1である。
【0028】実際の演算に、(1)式と(2)式を用い
ると、1個の補間フィルタ係数を求める度に3次式の演
算が必要となり、キュービック近似法で必要な4つの補
間フィルタ係数を全て求めるには、多くの演算を行う必
要があることがわかる。例えば、(1)式を用いて1つ
の補間フィルタ係数を算出するには、3回の乗算と2回
の加(減)算が必要である。また、(2)式を用いて1
つの補間フィルタ係数を算出するには、4回の乗算と3
回の加(減)算が必要である。結局、1つの補間点の画
素データを得るため、4つの補間フィルタ係数を算出す
るには、乗算が14回、加(減)算が10回必要とな
る。
【0029】そこで、4個の補間フィルタ係数を算出す
る演算の回数を減らすために、距離xの関数である
(1)式と(2)式を、位相P(0≦P<1)の関数と
して書き換えると、以下の式になる。
【0030】FC4を求めるには、Ri-1とQiの距離x=1+
Pを(2)式に代入する。 FC4=-(1+P)3 +5(1+P)2 -8(1+P)+4 =-P3 +2P2 -P ・・・(4)
【0031】FC3を求めるには、RiとQiの距離x=Pを
(1)式に代入する。 FC3=P3 -2P2 +1 ・・・(5)
【0032】FC2を求めるには、Ri+1とQiの距離x=1-
Pを(1)式に代入する。 FC2=(1-P)3 -2(1-P)2 +1 =-P3 +P2 +P ・・・(6)
【0033】FC1を求めるには、Ri+2とQiの距離x=2-
Pを(2)式に代入する。 FC1=-(2-P)3 +5(2-P)2 -8(2-P)+4 =P3 -P2 ・・・(7)
【0034】(4)式乃至(7)式の演算を実現する演
算装置5を図5に示す。この演算装置5は、入力された
位相Pを乗算する乗算回路51−1,51−2、入力さ
れた2個のデータを加算する加算回路52−1乃至52
−6、入力されたデータに1を加算する1の加算回路5
3、および入力されたデータに2を乗算する2の乗算回
路54の合計10個の回路で構成されており、演算は1
0回行われる。
【0035】さらに、演算の回数を減少させるため、
(4)式乃至(7)式を、共通項(P 3−P2)に注目し
て書き換えると以下の式になる。
【0036】 FC4=-P3 +2P2 -P =-[{(P3 -P2 )-P2 }+P] ・・・(8)
【0037】 FC3=P3 -2P2 +1 ={(P3 -P2 )-P2 }+1 ・・・(9)
【0038】 FC2=-P3 +P2 +P =P-(P3 -P2 ) ・・・(10)
【0039】 FC1=P3 -P2 ・・・(11)
【0040】(8)式乃至(11)式の演算を実現する
演算装置6を図6に示す。この演算装置6は、入力され
た位相Pを乗算する乗算回路61−1,61−2、入力
された2個のデータを加算する加算回路62−1乃至6
2−4(以下、加算回路62−1乃至62−4を個々に
区別する必要がない場合、単に加算回路62と記述す
る)、入力されたデータに1を加算する1の加算回路6
3、および入力されたデータの符号を反転する符号反転
回路64の合計8個の回路で構成されており、演算は8
回行われる。演算装置6は、演算装置5と比較して演算
回路が2個減少している。
【0041】別の式変形として、(4)式乃至(7)式
から、共通項(1−P)を括りだして書き換えると、以
下の式になる。
【0042】 FC4=-P3 +2P2 -P =P{P(1-P)}-P(1-P) ・・・(12)
【0043】 FC3=P3 -2P2 +1 ={1+P(1-P)}-[P+P{P(1-P)}] ・・・(13)
【0044】 FC2=-P3 +P2 +P =P+P{P(1-P)} ・・・(14)
【0045】 FC1=P3 -P2 =-P{P(1-P)} ・・・(15)
【0046】(12)式乃至(15)式の演算を実現す
る演算装置7を図7に示す。この演算装置7は、入力さ
れた2個のデータを乗算する乗算回路71−1,71−
2(以下、乗算回路71−1,71−2を個々に区別す
る必要がない場合、単に乗算回路71と記述する)、入
力された2個のデータを加算する加算回路72−1乃至
72−3(以下、加算回路72−1乃至72−3を個々
に区別する必要がない場合、単に加算回路72と記述す
る)、入力されたデータに1を加算する1の加算回路7
3、入力されたデータを1から減算する1からの減算回
路74、および入力されたデータの符号を反転する符号
反転回路75の合計8個の回路で構成されており、演算
は8回行われる。演算装置7と演算装置6を比較する
と、加算回路62が1個減少し、1からの減算回路74
が増加している。
【0047】ここで、1からの減算について説明する。
1からの減算が適用されるのは、共通項(1−P)の演
算であり、Pは0から1の間の数であるので、(1−
P)も0から1の間の数である。例えば、P=0.37
5とすると(1−P)は0.625であり、それぞれを
2進数で表すとP=0.011、(1−P)=0.10
1となる。2進数0.101は、2進数0.011の、
2の補数1.101の符号を表す最上位の桁を無視する
ことにより得られるので、通常の加(減)算に比較して
簡単な処理である。
【0048】従って、補間フィルタ係数を求めるには、
(12)式乃至(15)式を使う演算装置7が、最も効
率的であり、規模が小さいことがわかる。その結果、任
意の位相(比率)の補間フィルタ係数を、迅速に、リア
ルタイムでソフトウェアプログラムにより演算すること
が可能となる。よって、補間フィルタ係数演算装置11
には、演算装置7を用いている。
【0049】補間フィルタ係数演算装置11の構成は、
演算装置7の構成と全く同様であるので、以後、図7の
演算装置7を補間フィルタ係数演算装置11と読み替え
る。
【0050】次に、補間フィルタ係数演算装置11の動
作について説明する。補間フィルタ係数演算装置11に
位相Pが入力されると、Pは1からの減算回路73に入
力され、1からの減算回路73は、1−Pを出力する。
出力された1−Pは、乗算回路71−1に入力され、乗
算回路71−1は、Pと1−Pを乗算してP(1−P)
を出力する。出力されたP(1−P)は、乗算回路71
−2に入力され、乗算回路71−2は、PとP(1−
P)を乗算してP{P(1−P)}を出力する。出力さ
れたP{P(1−P)}は、符号反転回路75に入力さ
れ、符号反転回路75は、P{P(1−P)}の符号を
反転して−P{P(1−P)}をFC1として出力する。
【0051】乗算回路71−2から出力されたP{P
(1−P)}は、加算回路72−1に入力され、加算回
路72−1は、P{P(1−P)}とPを加算してP+
P{P(1−P)}をFC2として出力する。
【0052】乗算回路71−1から出力されたP(1−
P)は、1の加算回路74に入力され、1の加算回路7
4は、P(1−P)に1を加算して、1+P(1−P)
を出力する。出力された1+P(1−P)は、加算回路
72−2に入力され、加算回路72−2は、1+P(1
−P)から加算回路72−1から出力されたP+P{P
(1−P)}を減算して{1+P(1−P)}−[P+
P{P(1−P)}]をFC3として出力する。
【0053】乗算回路71−1から出力されたP(1−
P)と乗算回路71−2から出力されたP{P(1−
P)}は、加算回路72−3に入力され、加算回路72
−3は、P{P(1−P)}からP(1−P)を減算
し、P{P(1−P)}−P(1−P)をFC4として出
力する。
【0054】なお、メモリ12は、画像を水平方向に拡
大、縮小するような場合、画素単位のメモリでよいが、
垂直方向に拡大、縮小する場合には、水平走査期間に対
応するメモリとする必要がある。
【0055】また、補間近似方法としては、キュービッ
ク近似法以外の方法を用いることもできる。さらに、本
発明は、画素データを処理する場合に限らず、音響デー
タ、音声データ、機械振動データを処理する場合にも適
用することができる。
【0056】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載のフィル
タ演算装置、および請求項5に記載のフィルタ演算方法
によれば、位相データの入力を受け、入力された位相デ
ータに対応するフィルタ係数を演算により求めるように
したので、任意の位相のフィルタ係数を、規模の小さい
ハードウェア、またはソフトウェアで迅速に求めること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】畳込演算装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の畳込演算装置の処理されるデータを説明
する図である。
【図3】図1の畳込演算装置の動作を説明するフローチ
ャートである。
【図4】補間点の位相を説明する図である。
【図5】図1の補間フィルタ係数演算装置の構成例を示
すブロック図である。
【図6】図1の補間フィルタ係数演算装置の他の構成例
を示すブロック図である。
【図7】図1の補間フィルタ係数演算装置のさらに他の
構成例を示すブロック図である。
【図8】sinc関数を示す図である。
【図9】最近傍近似法での補間近似関数を示す図であ
る。
【図10】双一次近似法での補間近似関数を示す図であ
る。
【図11】キュービック近似法での補間近似関数を示す
図である。
【符号の説明】
1 畳込演算装置, 5 演算装置, 6 演算装置,
7 演算装置, 11 補間フィルタ係数演算装置,
12 メモリ, 13 乗算回路, 14総和回路,
51 乗算回路, 52 加算回路, 53 1の加
算回路, 54 2の乗算回路,61 乗算回路, 6
2 加算回路, 63 1の加算回路, 64 符号反
転回路, 71 乗算回路, 72 加算回路, 73
1からの減算回路, 74 1の加算回路, 75
符号反転回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された位相データに対応するフィル
    タ係数を演算により求める演算手段と、 入力されたデータを記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されたデータと、前記演算手段によ
    り演算された前記フィルタ係数とを乗算する乗算手段
    と、 前記乗算手段の出力を加算する加算手段とを備えること
    を特徴とするフィルタ演算装置。
  2. 【請求項2】 前記演算手段は、 所定の関数に対する近似関数を、所定の共通項で整理し
    た関数に基づいて、前記位相データを乗算する位相デー
    タ乗算手段と、 前記近似関数を、所定の共通項で整理した前記関数に基
    づいて、前記位相データ、または前記位相データ乗算手
    段の出力を加算する位相データ加算手段とを備えること
    を特徴とする請求項1に記載のフィルタ演算装置。
  3. 【請求項3】 前記演算手段の位相データ演算手段と位
    相データ加算手段は、ソフトウエアプログラムで構成さ
    れていることを特徴とする請求項2に記載のフィルタ演
    算装置。
  4. 【請求項4】 前記近似関数は、キュービック近似法に
    基づく関数であることを特徴とする請求項1に記載のフ
    ィルタ演算装置。
  5. 【請求項5】 入力された位相データに対応するフィル
    タ係数を演算により求める演算ステップと、 入力されたデータを記憶する記憶ステップと、 前記記憶ステップに記憶されたデータと、前記演算ステ
    ップにより演算された前記フィルタ係数とを乗算する乗
    算ステップと、 前記乗算ステップの出力を加算する加算ステップとを備
    えることを特徴とするフィルタ演算方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU736359B2 (en) * 1998-12-18 2001-07-26 Canon Kabushiki Kaisha Image interpolation with a continuous 2-dimensional kernel
US6915026B2 (en) 2000-10-11 2005-07-05 Nucore Technology Inc. Image processing method and apparatus
WO2007100128A1 (en) * 2006-02-28 2007-09-07 Sharp Kabushiki Kaisha Method and system for picture up-sampling
JP2015012415A (ja) * 2013-06-28 2015-01-19 株式会社メガチップス 係数テーブルの作成方法および画像の拡大縮小処理装置

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