JP3684314B2 - 複素乗算器および複素相関器 - Google Patents

複素乗算器および複素相関器 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
デイシタル回路により複素信号の乗算を行うディジタル複素乗算器、または入力複素信号と複素信号系列との複素相関演算を行うディジタル複素相関器に関する。これらの複素乗算や複素相関処理は一般的なディジタル演算処理であり、ディジタル変調を行うディジタル通信装置でも一般的に複数必要とされる演算である。
【0002】
【従来の技術】
従来の複素乗算回路は、図6に示す構成にて実現される。第1の複素数I+jQ(jは虚数単位)と第2の複素数a+jbの複素乗算結果は(Ia−Qb)+j(Qa+Ib)であるので、各項を算出する4つの乗算器61〜64と、乗算器61,62の算出結果を差し引いて実数項を求める減算器65と、乗算器63,64の算出結果を加えて虚数項を求める加算器66とを図6に示すように接続し、複素乗算器を構成する。
【0003】
一方、従来の複素相関器は、図7に示す構成にて実現される。入力複素信号をI(t)+jQ(t)とし、複素相関器の複素係数をan+jbn(0≦n≦N−1、Nは相関器の段数)とすると、複素相関器は、4つの実数相関器71〜74と、実数相関器71,72の結果を差し引いて実数項を求める減算器75と、実数相関器73,74の結果を加えて虚数項を求める加算器76とを図7のように接続し、構成できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
図6に示したように、従来の複素乗算器には4つの乗算器を用いる。ディジタル回路において乗算器は加算器や減算器などに比べて所要のゲート数が非常に大きいため、乗算器の必要数はディジタル回路の回路規模を大きく左右する。複素数を取り扱うディジタル演算処理において複素乗算は極めて一般的な処理であり、複素乗算演算に必要となる乗算器の個数を低減することは回路全体のゲート規模に大きな影響を与える。
【0005】
本発明は、従来4つの乗算器が必要であった複素乗算演算を3つの乗算器により行うディジタル複素乗算器を提供することを第1の課題とする。
【0006】
また、図7に示したように、従来の複素相関器には4つの実数相関器を用いる。N段の実数相関器は各段に係数を乗算する乗算器を持つため、非常に回路規模が大きい。
【0007】
本発明は、従来4つの実数相関器が必要であった複素相関器を3つの実数相関器を用いて小さい回路規模にて実現するディジタル複素相関器を提供することを第2の課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述の第1の課題を解決するため、本発明の複素乗算器は、入力された第1の複素数の実数値と虚数値の和と差を計算し出力する第1の和差演算回路と、入力された第2の複素数の実数値と虚数値の和と差を計算し出力する第2の和差演算回路と、前記第1の和差演算回路の和または差のどちらか一方の出力と前記第2の和差演算回路の和または差のどちらか一方の出力を乗算し出力する第1の乗算器と、前記第1の和差演算回路の出力のうち前記第1の乗算器に入力されなかった和または差のどちらか一方の出力と前記第2の和差演算回路の出力のうち前記第1の乗算器に入力されなかった和または差のどちらか一方の出力を乗算し出力する第2の乗算器と、前記第1の乗算器の出力と前記第2の乗算器の出力の和と差を計算し出力する第3の和差演算回路と、前記第1の和差演算回路と前記第2の和差演算回路から得た2入力値を乗算し4倍したものを前記第3の和差演算回路の1つの出力値に加減算を行ったうえで1/2倍あるいは−1/2倍したと、前記第3の和差演算回路のもう一方の出力値に1/2倍あるいは−1/2倍した値を、前記第1の複素数と前記第2の複素数の複素乗算結果として出力する補正項演算回路と、を備えたことを特徴とする。あるいは、前記第1の和差演算回路の2つの出力値の和または差と前記第2の和差演算回路の2つの出力値の和又は差を乗算したものを前記第3の和差演算回路の1つの出力値に加減算を行ったうえで1/2倍あるいは−1/2倍した値と、前記第3の和差演算回路のもう一方の出力値に1/2倍あるいは−1/2倍した値を、前記第1の複素数と前記第2の複素数の複素乗算結果として出力する補正項演算回路と、を備えたことを特徴とする。
【0009】
また、上述の第2の課題を解決するため、本発明の複素相関器は、入力された複素数の実数値と虚数値の和と差を計算し出力する第1の和差演算回路と、前記第1の和差演算回路の和の出力を入力する第1の実数相関器と、前記第1の和差演算回路の差の出力を入力する第2の実数相関器と、前記第1の和差演算回路より得た前記入力された複素数の実数値または虚数値を入力する第3の実数相関器と、前記第1の実数相関器の出力と前記第2の実数相関器の出力を入力し和と差を計算して出力する第2の和差演算回路と、前記第3の実数相関器の出力から補正値を演算し前記第2の和差演算回路の出力の実数値または虚数値に加減算を行い補正した値を複素相関演算結果として出力する補正項演算回路と、を備えたことを特徴とする。
【0010】
あるいは、入力された複素数の実数値と虚数値の和を出力する第1の加算器と、前記入力された複素数の実数値から虚数値を減算した結果を出力する第1の減算器と、前記第1の加算器の出力値を入力するN(Nは1以上の整数)段の第1のシフトレジスタと、第1のN個の値を記憶する第1の記憶回路と、前記第1のシフトレジスタのn(nは1からNまでの整数)番目のレジスタ値と前記第1の記憶回路のn番目の値を入力し乗算した結果を出力するN個の乗算器から成る第1の乗算器群と、前記第1の乗算器群のN個の出力を加算する第1のN入力加算器と、前記第1の減算器の出力値を入力するN段の第2のシフトレジスタと、第2のN個の値を記憶する第2の記憶回路と、前記第2のシフトレジスタのn番目のレジスタ値と前記第2の記憶回路のn番目の値を入力し乗算した結果を出力するN個の乗算器から成る第2の乗算器群と、前記第2の乗算器群のN個の出力を加算する第2のN入力加算器と、前記第1の記憶回路のn番目の値から前記第2の記憶回路のn番目の値をそれぞれ減算するN個の減算器から成る減算器群と、前記第1のシフトレジスタのn番目のレジスタ値と前記第2のシフトレジスタのn番目のレジスタ値を入力し加算した結果をそれぞれ出力するN個の加算器から成る加算器群と、前記減算器群の出力を前記加算器群の出力とそれぞれ乗算して出力するN個の乗算器から成る第3の乗算器群と、前記第3の乗算器群のN個の出力を加算する第3のN入力加算器と、前記第1のN入力加算器の出力と前記第2のN入力加算器の出力を入力し加算した結果を出力する第2の加算器と、前記第1のN入力加算器の出力と前記第2のN入力加算器の出力を入力し前記第1のN入力加算器の出力値から前記第2のN入力加算器の出力値を減算した結果を出力する第2の減算器と、前記第2の減算器の出力と前記第3のN入力加算器の出力を入力し前記第2の減算器の出力値から前記第3のN入力加算器の出力値を減算した結果を出力する第3の減算器とから構成され、前記第2の加算器の出力を複素相関演算結果の実数値出力とし、前記第3の減算器の出力を複素相関演算結果の虚数値出力とすることを特徴とする。
【0011】
本発明の複素乗算器では、第1、第2、第3の3個の乗算器を用いて複素乗算を実現することにより、回路規模の低減を図る。また、本発明の複素相関器では、第1、第2、第3の3個の実数相関器を用いて複素相関演算を実現することにより、回路規模の低減を図る。なお、上記において、第1のシフトレジスタ、第1の乗算器群、および第1のN入力加算器は第1の実数相関器に、第2のシフトレジスタ、第2の乗算器群、および第2のN入力加算器は第2の実数相関器に、減算器群、加算器群、および第3の乗算器群は第3の実数相関器に、それぞれ相当している。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図を用いて詳細に説明する。
【0013】
本発明の複素乗算器の実施形態例のブロック構成を図1に示し、その動作例を以下に示す。
【0014】
入力された第1の複素数をI+jQとし、第2の複素数をa+jbとおく。第1の和差演算回路11には第1の複素数I+jQが入力され、実数値Iと虚数値Qの和I+Qと差I−Qが出力される。第2の和差演算回路12には第2の複素数a+jbが入力され、実数値aと虚数値bの和a+bと差a−bが出力される。
【0015】
第1の乗算器13には第1の和差演算回路11により得たI+Qの値と第2の和差演算回路12により得たa+bの値が入力され、両者の積(I+Q)(a+b)が出力される。第2の乗算器14には第1の和差演算回路11により得たI−Qの値と第2の和差演算回路12により得たa−bの値が入力され、両者の積(I−Q)(a−b)が出力される。
【0016】
次に第3の和差演算回路15には第1の乗算器13により得た(I+Q)(a+b)の値と第2の乗算器14により得た(I−Q)(a−b)の値が入力される。第3の和差演算回路15の入力値の和は
(I+Q)(a+b)+(I−Q)(a−b)=2(Ia+Qb)
となり、差は
(I+Q)(a+b)−(I−Q)(a−b)=2(Qa+Ib)
となる。ここで、所望の複素乗算結果は
(I+jQ)(a+jb)=Ia−Qb+j(Qa+Ib)
であり、虚数項は第3の和差演算回路15の差の出力信号の1/2の値である。1/2倍の演算は1ビットシフト操作により容易に得られるため、補正項演算回路16は第3の和差演算回路15の差の出力信号を1/2倍した値を複素乗算結果の虚数項として出力する。一方、所望の実数項はIa−Qbであり、第3の和差演算回路15の和の出力信号から4Qbを減算し、1/2倍した値である。この補正項4Qbは補正項演算回路16にて第1の和差演算回路11より得たQの値と第2の和差演算回路12より得たbの値を乗算して得ることができ、補正項演算回路16は第3の和差演算回路15の和の出力信号から4Qbを減算し、1/2倍した値を複素乗算結果の実数項として出力する。
【0017】
以上のように図1に示した回路構成を用いると、第1および第2の乗算器と補正項演算回路に含まれる1つの乗算器の計3個の乗算器を用いて複素乗算演算を実現することができる。
【0018】
上記の複素乗算器の動作例を実現するさらに具体的な回路構成例を図4に示す。図4では和差演算回路を構成する加算器と減算器や補正項演算回路の内部構成や接続を明示した。
【0019】
第1の乗算器43には第1の和差演算回路41により得たI+Qの値と第2の和差演算回路42により得たa+bの値が入力され、両者の積(I+Q)(a+b)が出力されている。第2の乗算器44には第1の和差演算回路41により得たI−Qの値と第2の和差演算回路42により得たa−bの値が入力され、両者の積(I−Q)(a−b)が出力されている。
【0020】
第1、第2の乗算器43,44の出力は和差演算後、補正項演算回路46に入力され、補正項演算回路46は第3の和差演算回路45の差の出力信号を1/2倍した値を複素乗算結果の虚数項として出力する。また、補正項演算回路46は第1、第2の和差演算回路41,42の入力信号よりQおよびbの値を得て、両者を乗算後4倍して求めた4Qbの値を第3の和差演算回路45の和の出力値より減算し、1/2倍した値を複素乗算結果の実数項として出力する。
【0021】
ところで、補正項演算回路が必要とするQおよびbの値は第1および第2の和差演算回路の出力値の差を求めることによっても得ることができる。この場合の回路構成例を図5に示す。
【0022】
図5の回路構成例では、第1の和差演算回路51において、その出力値の差から2Qの値を得、第2の和差演算回路52において、その出力値の差から2bの値を得、補正項演算回路56において、両者を乗算して4Qbの値を得る。他は図4の動作例と同様である。ただし、図5において、第1の乗算器は53、第2の乗算器は54、第3の和差演算回路は55で示してある。
【0023】
ここで、以上の動作例は、第1の乗算器は第1の和差演算回路の和の出力値と第2の和差演算回路の和の出力値を乗算し、第2の乗算器は第1の和差演算回路の差の出力値と第2の和差演算回路の差の出力値を乗算する場合の動作例であるが、乗算演算の組み合わせ項を入れ替えた場合でも同様の演算が可能である。すなわち、第1の乗算器は第1の和差演算回路の和の出力値I+Qと第2の和差演算回路の差の出力値a−bを乗算し、第2の乗算器は第1の和差演算回路の差の出力値I−Qと第2の和差演算回路の和の出力値a+bを乗算する場合、第1の乗算器の出力値は(I+Q)(a−b)となり、第2の乗算器の出力値は(I−Q)(a+b)となる。従って、第3の和差演算回路の和の出力値は
(I+Q)(a−b)+(I−Q)(a+b)=2(Ia−Qb)
となり、差の出力値は
(I+Q)(a−b)−(I−Q)(a+b)=2(−Ib+Qa)
となる。この場合、第3の和差演算回路の和の出力値は所望の複素乗算結果の実数項の1/2値に等しく、補正項演算回路は第3の和差演算回路の和の出力信号を1/2倍した値を複素乗算結果の実数項として出力する。一方、所望の複素乗算結果の虚数項はQa+Ibであり、第3の和差演算回路の差の出力信号に4Ibを加算し、1/2倍した値である。この補正項4Ibは補正項演算回路にて第1の和差演算回路より得たIの値と第2の和差演算回路より得たbの値を乗算して得ることができ、あるいは、図5と同様にしても得ることができ、補正項演算回路は第3の和差演算回路の和の出力信号に4Ibを加算し、1/2倍した値を複素乗算結果の虚数項として出力する。
【0024】
また、以上の動作例は、第1の和差演算回路の差の出力値はI−Qの値を出力し、第2の和差演算回路の差の出力値はa−bの値を出力する場合の動作例であるが、例えば、第1の和差演算回路の差の出力値がQ−Iの値を出力する場合など、差分演算の極性が異なる場合でも有効である。すなわち、第1の和差演算回路の差の出力値がI−Qの値を出力し、第2の和差演算回路の差の出力値がb−aの値を出力し、第1の乗算器が(I+Q)(b−a)を演算し、第2の乗算器が(I−Q)(a+b)を演算する場合には、第3の和差演算回路の和の出力値は2(Ib−Qa)であり、差の出力値は2(−Ia+Qb)となるため、補正項演算回路は第3の和差演算回路の差の出力信号を−1/2倍した値を複素乗算結果の実数項として出力し、第3の和差演算回路の和の出力信号に4Qaを加算し、1/2倍した値を複素乗算結果の虚数項として出力する。
【0025】
以上のように第1、第2の乗算器の入力の組み合わせや差分演算の極性の違いによって、様々な構成が考えられるが、いずれも補正項演算回路にて演算する補正項の設定により、複素乗算演算を実現することができる。
【0026】
さらに、複素乗算演算には片方の入力複素数の共役複素数との乗算を行う場合も頻繁であるが、この場合にも同様の回路構成にて共役複素乗算演算が可能である。
【0027】
本発明の複素相関器の第1の実施形態例の構成を図2に示し、その動作を以下に示す。
【0028】
入力複素信号をI(t)+jQ(t)とし、複素相関器の複素係数をan−jbn(0≦n≦N−1、Nは相関器の段数)とすると、複素相関器の出力信号は次式のように表される。
【0029】
Σn=0 N-1{(I(t−nT)an+Q(t−nT)bn)+j(Q(t−nT)an−I(t−nT)bn)}
この演算を実現するため、入力複素信号I(t)+jQ(t)の実数値I(t)と虚数値Q(t)は第1の和差演算回路21に入力され、第1の和差演算回路21は和の出力I(t)+Q(t)と差の出力I(t)−Q(t)を出力する。和差演算回路21の和の出力I(t)+Q(t)は、相関係数をan+bn(0≦n≦N−1、Nは相関器の段数)に設定した第1の実数相関器22に入力される。また、和差演算回路21の差の出力I(t)−Q(t)は、相関係数をan−bn(0≦n≦N−1)に設定した第2の実数相関器23に入力される。その結果、第1の実数相関器22の出力信号は
Σn=0 N-1(an+bn)(I(t−nT)+Q(t−nT))
となり、第2の実数相関器23の出力信号は
Σn=0 N-1(an−bn)(I(t−nT)−Q(t−nT))
となる。
【0030】
これら第1、第2の実数相関器22,23の出力信号は第2の和差演算回路25に入力され、第2の和差演算回路25の和の出力信号は
Σn=0 N-1{2(I(t−nT)an+Q(t−nT)bn)}
となり、差の出力信号は
Σn=0 N-1{2(Q(t−nT)an+I(t−nT)bn)}
となる。
【0031】
ここで、第2の和差演算回路25の和の出力信号は所望の複素相関器の出力信号の実数値の2倍の値であるので、補正項演算回路26は第2の和差演算回路25の和の出力信号を1/2倍した値を複素相関演算結果の実数項として出力する。
【0032】
一方、第2の和差演算回路25の差の出力信号と所望の相関演算結果の虚数項の2倍の値との差分は
Σn=0 N-1(4I(t−nT)bn
であり、この補正項は4bn(0≦n≦N−1)を相関係数とする第3の実数相関器24にI(t)を入力して得る。従って、補正項演算回路26は第2の和差演算回路25の差の出力信号から第3の実数相関器24の出力信号を減算し、その出力を1/2倍した値を複素相関演算結果の虚数項として出力する。
【0033】
上記の実施形態例は、第1の和差演算回路の差の出力値はI−Qの値を出力する場合の実施形態例であり、第2の相関器の相関係数をan−bn(0≦n≦N−1)に設定した場合の例を示したが、複素乗算器の場合と同様にこれらの差分演算の極性が異なる場合でも補正項演算回路にて演算する補正項の設定により、複素相関演算を実現することができる。
【0034】
本発明の複素相関器の第2の実施形態例の構成を図3に示し、その動作を以下に示す。
【0035】
図3に示した実施形態例は、図2の実施形態例のように3つの実数相関器を備えるのではなく、補正項演算のための第3の実数相関器の一部を第1、第2の実数相関器と兼用する回路構成である。具体的には、実数相関器を構成するN段のシフトレジスタと係数を記憶するN個の記憶回路とN個の乗算器とN入力の加算器のうち、N段のシフトレジスタとN個の記憶回路を第1および第2の実数相関器のN段のシフトレジスタとN個の記憶回路の値から演算して用いる回路構成である。
【0036】
すなわち、図3に示すように、入力された複素信号系列I(t)+jQ(t)の実数値I(t)と虚数値Q(t)の和I(t)+Q(t)を出力する加算器と、前記入力された複素信号系列I(t)+jQ(t)の実数値I(t)から虚数値Q(t)を減算した結果I(t)−Q(t)を出力する減算器により第1の和差演算回路31が構成されており、第1の和差演算回路31の和の出力値I(t)+Q(t)は第1の実数相関器を構成するN(Nは1以上の整数)段の第1のシフトレジスタ321に入力され、第1の和差演算回路31の差の出力値I(t)−Q(t)は第2の実数相関器を構成するN(Nは1以上の整数)段の第2のシフトレジスタ331に入力される。
【0037】
第1の実数相関器のN個の相関係数an+bn(0≦n≦N−1)は第1の記憶回路(図略)に保持されており、第1のシフトレジスタ321のn(nは1からNまでの整数)番目のレジスタ値と前記第1の記憶回路のn番目の値がN個の乗算器から成る第1の乗算器群322にそれぞれを入力される。次に前記第1の乗算器群322のN個の出力値はそれらを全て加算する第1のN入力加算器323に入力され、第1のN入力加算器323の出力信号は第1の実数相関器の出力信号として出力される。
【0038】
同様に第2のシフトレジスタ331のn番目のレジスタ値はそれぞれN個の第2の乗算器群332に入力され、第2の記憶回路(図略)に記憶された相関係数an−bn(0≦n≦N−1)とそれぞれ乗算される。前記第2の乗算器群332のN個の出力は第2のN入力加算器333により加算され、その結果は第2の実数相関器の出力信号として出力される。
【0039】
補正項を演算する第3の実数相関器の代わりとして、まずN個の加算器群341により第1のシフトレジスタ321のn番目のレジスタ値I(t−nT)+Q(t−nT)と第2のシフトレジスタ331のn番目のレジスタ値I(t−nT)−Q(t−nT)をそれぞれ加算し2I(t−nT)を得る。また、第1の記憶回路に保持された相関係数an+bn(0≦n≦N−1)と第2の記憶回路に保持された相関係数an−bn(0≦n≦N−1)をN個の減算器群342にそれぞれ入力し、N個の相関係数2bn(0≦n≦N−1)を得る。次にN個の加算器群341の出力値2I(t−nT)とN個の減算器群342の出力値2bnは第3の乗算器群343にそれぞれ入力され、前記N個の第3の乗算器群343の出力値4I(t−nT)bnは全て第3のN入力加算器344に入力され、第3のN入力加算器344の出力値は第3の実数相関器の出力値として出力される。
【0040】
その後、第1の実数相関器の出力、すなわち第1のN入力加算器323の出力信号と第2の実数相関器の出力、すなわち第2のN入力加算器333の出力信号は第2の和差演算回路35に入力される。第2の和差演算回路35の和の出力値は
Σn=0 N-1{2(I(t−nT)an+Q(t−nT)bn)}
となり、差の出力信号は
Σn=0 N-1{2(Q(t−nT)an+I(t−nT)bn)}
となる。
【0041】
ここで、第2の和差演算回路35の和の出力信号は所望の複素相関器の出力信号の実数値の2倍の値であるので、補正項演算回路36は第2の和差演算回路35の和の出力信号を1/2倍した値を複素相関演算結果の実数項として出力する。
【0042】
一方、第2の和差演算回路35の差の出力信号と所望の相関演算結果の虚数項の2倍の値との差分は
Σn=0 N-1(4I(t−nT)bn
であり、この補正項は第3の実数相関器の出力信号、すなわち第3のN入力加算器344の出力値に等しい。従って、補正項演算回路36は第2の和差演算回路35の差の出力信号から第3の実数相関器の出力信号を減算し、その出力を1/2倍した値を複素相関演算結果の虚数項として出力する。
【0043】
上記の実施形態例は、第1の和差演算回路の差の出力値はI−Qの値を出力する場合の実施形態例であり、第2の相関器の相関係数をan−bn(0≦n≦N−1)に設定した場合の例を示したが、複素乗算器の場合と同様にこれらの差分演算の極性が異なる場合でも補正項演算回路にて演算する補正項の設定により、複素相関演算を実現することができる。
【0044】
以上の実施形態例では定数係数の相関器を示したが、外部入力した2つの時系列信号の相関値を演算するコンボルバ(畳み込み演算器)も同様の方法を用いて回路規模の簡易化が可能である。
【0045】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、従来4個の乗算器を含む回路構成にて実現していた複素乗算器を、3個の乗算器を用いた回路構成にて実現可能であり、複素乗算処理を合むディジタル回路の回路規模を低減することができる。また、複素相関器についても、従来4個の実数相関器を含む回路構成にて実現していたものを、3個の実数相関器を用いた回路構成にて実現可能であり、同様に回路規模の低減が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複素乗算器の一実施形態例を示す構成図
【図2】本発明の複素相関器の第1の実施形態例を示す構成図
【図3】本発明の複素相関器の第2の実施形態例を示す回路構成図
【図4】上記複素乗算器の実施形態例の具体的な一回路構成例を示す図
【図5】上記複素乗算器の実施形態例の具体的な別の回路構成例を示す図
【図6】従来の複素乗算器の構成図
【図7】従来の複素相関器の構成図
【符号の説明】
11…第1の和差演算回路
12…第2の和差演算回路
13…第1の乗算器
14…第2の乗算器
15…第3の和差演算回路
16…補正項演算回路
21…第1の和差演算回路
22…第1の実数相関器
23…第2の実数相関器
24…第3の実数相関器
25…第2の和差演算回路
26…補正項演算回路
31…第1の和差演算回路
321…第1のシフトレジスタ
322…第1の乗算器群
323…第1のN入力加算器
331…第2のシフトレジスタ
332…第2の乗算器群
333…第2のN入力加算器
341…N個の加算器群
342…N個の減算器群
343…第3の乗算器群
344…第3のN入力加算器
35…第2の和差演算回路
36…補正項演算回路
41…第1の和差演算回路
42…第2の和差演算回路
43…第1の乗算器
44…第2の乗算器
45…第3の和差演算回路
46…補正項演算回路
51…第1の和差演算回路
52…第2の和差演算回路
53…第1の乗算器
54…第2の乗算器
55…第3の和差演算回路
56…補正項演算回路

Claims (4)

  1. 入力された第1の複素数の実数値と虚数値の和と差を計算し出力する第1の和差演算回路と、
    入力された第2の複素数の実数値と虚数値の和と差を計算し出力する第2の和差演算回路と、
    前記第1の和差演算回路の和または差のどちらか一方の出力と前記第2の和差演算回路の和または差のどちらか一方の出力を乗算し出力する第1の乗算器と、
    前記第1の和差演算回路の出力のうち前記第1の乗算器に入力されなかった和または差のどちらか一方の出力と前記第2の和差演算回路の出力のうち前記第1の乗算器に入力されなかった和または差のどちらか一方の出力を乗算し出力する第2の乗算器と、
    前記第1の乗算器の出力と前記第2の乗算器の出力の和と差を計算し出力する第3の和差演算回路と、
    前記第1の和差演算回路と前記第2の和差演算回路から得た2入力値を乗算し4倍したものを前記第3の和差演算回路の1つの出力値に加減算を行ったうえで1/2倍あるいは−1/2倍したと、
    前記第3の和差演算回路のもう一方の出力値に1/2倍あるいは−1/2倍した値を、前記第1の複素数と前記第2の複素数の複素乗算結果として出力する補正項演算回路と、
    を備えたことを特徴とする複素乗算器。
  2. 入力された第1の複素数の実数値と虚数値の和と差を計算し出力する第1の和差演算回路と、
    入力された第2の複素数の実数値と虚数値の和と差を計算し出力する第2の和差演算回路と、
    前記第1の和差演算回路の和または差のどちらか一方の出力と前記第2の和差演算回路の和または差のどちらか一方の出力を乗算し出力する第1の乗算器と、
    前記第1の和差演算回路の出力のうち前記第1の乗算器に入力されなかった和または差のどちらか一方の出力と前記第2の和差演算回路の出力のうち前記第1の乗算器に入力されなかった和または差のどちらか一方の出力を乗算し出力する第2の乗算器と、
    前記第1の乗算器の出力と前記第2の乗算器の出力の和と差を計算し出力する第3の和差演算回路と、
    前記第1の和差演算回路の2つの出力値の和または差と前記第2の和差演算回路の2つの出力値の和又は差を乗算したものを前記第3の和差演算回路の1つの出力値に加減算を行ったうえで1/2倍あるいは−1/2倍した値と、
    前記第3の和差演算回路のもう一方の出力値に1/2倍あるいは−1/2倍した値を、前記第1の複素数と前記第2の複素数の複素乗算結果として出力する補正項演算回路と、
    を備えたことを特徴とする複素乗算器。
  3. 入力された複素数の実数値と虚数値の和と差を計算し出力する第1の和差演算回路と、
    前記第1の和差演算回路の和の出力を入力する第1の実数相関器と、
    前記第1の和差演算回路の差の出力を入力する第2の実数相関器と、
    前記第1の和差演算回路より得た前記入力された複素数の実数値または虚数値を入力する第3の実数相関器と、
    前記第1の実数相関器の出力と前記第2の実数相関器の出力を入力し和と差を計算して出力する第2の和差演算回路と、
    前記第3の実数相関器の出力から補正値を演算し前記第2の和差演算回路の出力の実数値または虚数値に加減算を行い補正した値を複素相関演算結果として出力する補正項演算回路と、
    を備えたことを特徴とする複素相関器。
  4. 入力された複素数の実数値と虚数値の和を出力する第1の加算器と、
    前記入力された複素数の実数値から虚数値を減算した結果を出力する第1の減算器と、
    前記第1の加算器の出力値を入力するN(Nは1以上の整数)段の第1のシフトレジスタと、
    第1のN個の値を記憶する第1の記憶回路と、
    前記第1のシフトレジスタのn(nは1からNまでの整数)番目のレジスタ値と前記第1の記憶回路のn番目の値を入力し乗算した結果を出力するN個の乗算器から成る第1の乗算器群と、
    前記第1の乗算器群のN個の出力を加算する第1のN入力加算器と、
    前記第1の減算器の出力値を入力するN段の第2のシフトレジスタと、
    第2のN個の値を記憶する第2の記憶回路と、
    前記第2のシフトレジスタのn番目のレジスタ値と前記第2の記憶回路のn番目の値を入力し乗算した結果を出力するN個の乗算器から成る第2の乗算器群と、
    前記第2の乗算器群のN個の出力を加算する第2のN入力加算器と、
    前記第1の記憶回路のn番目の値から前記第2の記憶回路のn番目の値をそれぞれ減算するN個の減算器から成る減算器群と、
    前記第1のシフトレジスタのn番目のレジスタ値と前記第2のシフトレジスタのn番目のレジスタ値を入力し加算した結果をそれぞれ出力するN個の加算器から成る加算器群と、
    前記減算器群の出力を前記加算器群の出力とそれぞれ乗算して出力するN個の乗算器から成る第3の乗算器群と、
    前記第3の乗算器群のN個の出力を加算する第3のN入力加算器と、
    前記第1のN入力加算器の出力と前記第2のN入力加算器の出力を入力し加算した結果を出力する第2の加算器と、
    前記第1のN入力加算器の出力と前記第2のN入力加算器の出力を入力し前記第1のN入力加算器の出力値から前記第2のN入力加算器の出力値を減算した結果を出力する第2の減算器と、
    前記第2の減算器の出力と前記第3のN入力加算器の出力を入力し前記第2の減算器の出力値から前記第3のN入力加算器の出力値を減算した結果を出力する第3の減算器とから構成され、
    前記第2の加算器の出力を複素相関演算結果の実数値出力とし、前記第3の減算器の出力を複素相関演算結果の虚数値出力とする
    ことを特徴とする複素相関器。
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