JPH1125008A - データ転送制御装置およびデータ転送制御方法 - Google Patents
データ転送制御装置およびデータ転送制御方法Info
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- JPH1125008A JPH1125008A JP9177915A JP17791597A JPH1125008A JP H1125008 A JPH1125008 A JP H1125008A JP 9177915 A JP9177915 A JP 9177915A JP 17791597 A JP17791597 A JP 17791597A JP H1125008 A JPH1125008 A JP H1125008A
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- data transfer
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 チェックコードによってある一定レベルの誤
り検出を可能にするデータ数より大きなデータを転送可
能なインターフェースにおいて、転送されるデータ長に
依存することなく、誤り検出レベルを一定に維持する。 【解決手段】 連続して転送されるデータにチェックコ
ードを付加するチェックコード付加手段1aと、前記チ
ェックコードによってある一定レベルの誤り検出が可能
となるデータ数と前記転送されるデータのデータ数とを
比較し、その比較結果に応じて前記転送されるデータに
ついてのデータ転送の休止要求を出力する転送休止要求
手段1bと、前記休止要求の出力があるとデータ転送を
一旦休止して、前記チェックコード付加手段によるチェ
ックコードの付加を行わせる転送制御手段1dとを備え
てデータ転送制御装置1を構成する。
り検出を可能にするデータ数より大きなデータを転送可
能なインターフェースにおいて、転送されるデータ長に
依存することなく、誤り検出レベルを一定に維持する。 【解決手段】 連続して転送されるデータにチェックコ
ードを付加するチェックコード付加手段1aと、前記チ
ェックコードによってある一定レベルの誤り検出が可能
となるデータ数と前記転送されるデータのデータ数とを
比較し、その比較結果に応じて前記転送されるデータに
ついてのデータ転送の休止要求を出力する転送休止要求
手段1bと、前記休止要求の出力があるとデータ転送を
一旦休止して、前記チェックコード付加手段によるチェ
ックコードの付加を行わせる転送制御手段1dとを備え
てデータ転送制御装置1を構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、転送データにチェ
ックコードを付加して、データ転送中に発生した誤り検
出を行うデータ転送制御装置およびデータ転送制御方法
に関するものである。
ックコードを付加して、データ転送中に発生した誤り検
出を行うデータ転送制御装置およびデータ転送制御方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ハードディスク装置(以下、H
DDと称す)等のディジタルデータ記憶装置では、例え
ば特開平7−230674号公報や特開平7−2542
26号公報に開示されているように、記録媒体上のデー
タフォーマットにおいてデータ誤りを検出する方法とし
て、サイクリック・リダンダンシ・チェック(以下、C
RCと称す)を用いている。CRCとは、送信側で、デ
ータ列である情報多項式f(x) を生成多項式G(x) で除
算し、得られた剰余多項式r(x) をチェックコードとし
てメッセージに付加した符号を送信し、受信側で受け取
った符号を生成多項式G(x) で除算した場合に得られる
剰余多項式r(x) の値が0であるか否かを判定して、0
でない場合に受信符号に誤りがあると判定する方法であ
る。
DDと称す)等のディジタルデータ記憶装置では、例え
ば特開平7−230674号公報や特開平7−2542
26号公報に開示されているように、記録媒体上のデー
タフォーマットにおいてデータ誤りを検出する方法とし
て、サイクリック・リダンダンシ・チェック(以下、C
RCと称す)を用いている。CRCとは、送信側で、デ
ータ列である情報多項式f(x) を生成多項式G(x) で除
算し、得られた剰余多項式r(x) をチェックコードとし
てメッセージに付加した符号を送信し、受信側で受け取
った符号を生成多項式G(x) で除算した場合に得られる
剰余多項式r(x) の値が0であるか否かを判定して、0
でない場合に受信符号に誤りがあると判定する方法であ
る。
【0003】このように、CRCは、原理的に除算によ
る誤り検出方法であるが、符号化や複号化に関する性質
を用いることで除算回路をシフトレジスタと排他的論理
和(ExOR)で構成される簡単なH/W構成で実現するこ
とができ、しかも優れた誤り検出能力を持っているため
に幅広く使用されている。例えば、米国電気電子技術者
協会(IEEE;Institute of Electrical and Electronic
s Engineers)で標準化されたIEEE802.3 やIEEE1394など
の転送フレームフォーマットには、32ビットのフレーム
チェックシーケンスフィールドが備えられており、32次
生成多項式G(x) を用いてチェックコードが付加される
ようになっている。また、USB(Universal Serial B
us)などの転送フレームフォーマットには、16ビットの
フレームチェックシーケンスフィールドが備えられてお
り、16次生成多項式G(x)=X16+X12+X5 +X1 を用
いてチェックコードが付加されるようになっている。
る誤り検出方法であるが、符号化や複号化に関する性質
を用いることで除算回路をシフトレジスタと排他的論理
和(ExOR)で構成される簡単なH/W構成で実現するこ
とができ、しかも優れた誤り検出能力を持っているため
に幅広く使用されている。例えば、米国電気電子技術者
協会(IEEE;Institute of Electrical and Electronic
s Engineers)で標準化されたIEEE802.3 やIEEE1394など
の転送フレームフォーマットには、32ビットのフレーム
チェックシーケンスフィールドが備えられており、32次
生成多項式G(x) を用いてチェックコードが付加される
ようになっている。また、USB(Universal Serial B
us)などの転送フレームフォーマットには、16ビットの
フレームチェックシーケンスフィールドが備えられてお
り、16次生成多項式G(x)=X16+X12+X5 +X1 を用
いてチェックコードが付加されるようになっている。
【0004】また、パーソナルコンピュータ(以下、P
Cと称す)などでHDDとのインターフェースとして広
く利用されているATA(AT-Attachment)インターフェ
ースでは、インターフェース上で発生する誤りを検出す
る手段や機能がないために、従来の2倍以上の転送速度
向上に伴い、ATA/ATAPI-4 Draft において16ビットデー
タバス幅を考慮した16次生成多項式G(x)=X16+X12+
X5 +X1 によるCRCを用いたDMA転送プロトコル
(以下、Ultra DMA)が提案されている。
Cと称す)などでHDDとのインターフェースとして広
く利用されているATA(AT-Attachment)インターフェ
ースでは、インターフェース上で発生する誤りを検出す
る手段や機能がないために、従来の2倍以上の転送速度
向上に伴い、ATA/ATAPI-4 Draft において16ビットデー
タバス幅を考慮した16次生成多項式G(x)=X16+X12+
X5 +X1 によるCRCを用いたDMA転送プロトコル
(以下、Ultra DMA)が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、CRCによ
る誤り検出では、検出可能な誤りが、チェックコードを
生成するための生成多項式G(x) に用いられる項やその
次数に依存する。
る誤り検出では、検出可能な誤りが、チェックコードを
生成するための生成多項式G(x) に用いられる項やその
次数に依存する。
【0006】例えば、32次生成多項式G(x) を用いる場
合には、データ長が2,147,483,647ビット以下であれ
ば、検出可能な誤りに関する性質は変わらない。したが
って、チェックコードを生成する最大データ長がそれぞ
れ12,144ビットと524,288 ビットであるIEEE802.3 とIE
EE1394では、転送データ毎に誤り検出レベルが変わると
いう問題は発生しない。また、16次生成多項式G(x) を
用いる場合には、データ長が32,767ビット以下であれ
ば、検出可能な誤りに関する性質は変わらない。したが
って、チェックコードを生成する最大データ長が8,216
ビットであるUSBにおいても、転送データ毎に誤り検
出レベルが変わるという問題は発生しない。
合には、データ長が2,147,483,647ビット以下であれ
ば、検出可能な誤りに関する性質は変わらない。したが
って、チェックコードを生成する最大データ長がそれぞ
れ12,144ビットと524,288 ビットであるIEEE802.3 とIE
EE1394では、転送データ毎に誤り検出レベルが変わると
いう問題は発生しない。また、16次生成多項式G(x) を
用いる場合には、データ長が32,767ビット以下であれ
ば、検出可能な誤りに関する性質は変わらない。したが
って、チェックコードを生成する最大データ長が8,216
ビットであるUSBにおいても、転送データ毎に誤り検
出レベルが変わるという問題は発生しない。
【0007】これらに対して、Ultra DMAでは、デー
タ転送フェーズにおいて最大1,048,576 ビット(128Kバ
イト)のデータを転送することが可能であるため、デー
タ長が32,767ビット以下である場合に検出可能である2
重誤りと長さ2以上の2つのバースト誤り(データの欠
落)が、データ長が32,767ビット以上である場合には検
出できなくなってしまい、結果として誤り検出レベルが
転送データ毎に異なってしまうという問題が発生してし
まう。
タ転送フェーズにおいて最大1,048,576 ビット(128Kバ
イト)のデータを転送することが可能であるため、デー
タ長が32,767ビット以下である場合に検出可能である2
重誤りと長さ2以上の2つのバースト誤り(データの欠
落)が、データ長が32,767ビット以上である場合には検
出できなくなってしまい、結果として誤り検出レベルが
転送データ毎に異なってしまうという問題が発生してし
まう。
【0008】そこで、本発明は、例えばUltra DMAに
ように、チェックコードによってある一定レベルの誤り
検出を可能にするデータ数より大きなデータを転送可能
なインターフェースにおいて、転送されるデータ長に依
存することなく、誤り検出レベルを一定に維持すること
を可能にするデータ転送制御装置およびデータ転送制御
方法を提供することを目的とする。また、本発明は、ビ
ットマップ画像データと比較して誤りが発生した場合に
出力結果に対して影響が大きい圧縮符号等のコードデー
タなどを分類したデータ属性や誤り検出頻度に応じて誤
り検出レベルを一定に維持することを可能にするデータ
転送制御装置およびデータ転送制御方法を提供すること
を目的とする。
ように、チェックコードによってある一定レベルの誤り
検出を可能にするデータ数より大きなデータを転送可能
なインターフェースにおいて、転送されるデータ長に依
存することなく、誤り検出レベルを一定に維持すること
を可能にするデータ転送制御装置およびデータ転送制御
方法を提供することを目的とする。また、本発明は、ビ
ットマップ画像データと比較して誤りが発生した場合に
出力結果に対して影響が大きい圧縮符号等のコードデー
タなどを分類したデータ属性や誤り検出頻度に応じて誤
り検出レベルを一定に維持することを可能にするデータ
転送制御装置およびデータ転送制御方法を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために案出されたデータ転送制御装置で、データ
を格納するデータ記憶装置と接続し、このデータ記憶装
置とその外部との間のデータ転送を制御するものにおい
て、連続して転送されるデータ中の誤り検出を行うため
にその転送されるデータにチェックコードを付加するチ
ェックコード付加手段と、前記チェックコードによって
ある一定レベルの誤り検出を可能にするデータ数で定め
られる検出可能データ数と前記転送されるデータのデー
タ数とを比較し、その比較結果に応じて前記転送される
データについてのデータ転送の休止要求を出力する転送
休止要求手段と、前記転送休止要求手段が出力した休止
要求を適用するか否かを選択する休止選択手段と、前記
休止選択手段が前記休止要求を適用すると選択すれば、
前記転送されるデータについてのデータ転送を一旦休止
して、前記チェックコード付加手段によるチェックコー
ドの付加を行わせる転送制御手段とを備えることを特徴
とするものである。
成するために案出されたデータ転送制御装置で、データ
を格納するデータ記憶装置と接続し、このデータ記憶装
置とその外部との間のデータ転送を制御するものにおい
て、連続して転送されるデータ中の誤り検出を行うため
にその転送されるデータにチェックコードを付加するチ
ェックコード付加手段と、前記チェックコードによって
ある一定レベルの誤り検出を可能にするデータ数で定め
られる検出可能データ数と前記転送されるデータのデー
タ数とを比較し、その比較結果に応じて前記転送される
データについてのデータ転送の休止要求を出力する転送
休止要求手段と、前記転送休止要求手段が出力した休止
要求を適用するか否かを選択する休止選択手段と、前記
休止選択手段が前記休止要求を適用すると選択すれば、
前記転送されるデータについてのデータ転送を一旦休止
して、前記チェックコード付加手段によるチェックコー
ドの付加を行わせる転送制御手段とを備えることを特徴
とするものである。
【0010】上記構成のデータ転送制御装置によれば、
データ転送を行うのにあたって、転送休止要求手段が、
検出可能データ数と転送されるデータのデータ数とを比
較する。このとき、検出可能データ数よりも転送される
データのデータ数のほうが大きければ、転送休止要求手
段では、その転送されるデータについて、データ転送の
休止要求を出力する。転送休止要求手段が休止要求を出
力すると、休止選択手段は、例えば転送されるデータの
データ属性等の所定条件に応じて、転送休止要求手段か
らの休止要求を適用するか否かを選択する。そして、休
止選択手段が休止要求を適用すると選択すれば、転送制
御手段は、転送されるデータについてのデータ転送を一
旦休止して、チェックコード付加手段によるチェックコ
ードの付加を行わせる。したがって、このデータ転送制
御装置においては、転送されるデータのデータ数が検出
可能データ数を超えることなく、例えば2重誤りと長さ
2以下の2つのバースト誤りを検出する条件を有効とし
つつ、データ記憶装置とデータ転送が行われる。
データ転送を行うのにあたって、転送休止要求手段が、
検出可能データ数と転送されるデータのデータ数とを比
較する。このとき、検出可能データ数よりも転送される
データのデータ数のほうが大きければ、転送休止要求手
段では、その転送されるデータについて、データ転送の
休止要求を出力する。転送休止要求手段が休止要求を出
力すると、休止選択手段は、例えば転送されるデータの
データ属性等の所定条件に応じて、転送休止要求手段か
らの休止要求を適用するか否かを選択する。そして、休
止選択手段が休止要求を適用すると選択すれば、転送制
御手段は、転送されるデータについてのデータ転送を一
旦休止して、チェックコード付加手段によるチェックコ
ードの付加を行わせる。したがって、このデータ転送制
御装置においては、転送されるデータのデータ数が検出
可能データ数を超えることなく、例えば2重誤りと長さ
2以下の2つのバースト誤りを検出する条件を有効とし
つつ、データ記憶装置とデータ転送が行われる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明に係わ
るデータ転送制御装置およびデータ転送制御方法につい
て説明する。
るデータ転送制御装置およびデータ転送制御方法につい
て説明する。
【0012】〔第1の実施の形態〕図1は、本発明の第
1の実施の形態におけるデータ転送制御装置1の機能構
成を示すブロック図であり、図2は、そのデータ転送制
御装置1を搭載する画像処理装置10の概略構成を示す
ブロック図である。ここで、先ず、本実施の形態のデー
タ転送制御装置1の説明に先立ち、このデータ転送制御
装置1を搭載する画像処理装置10について説明する。
1の実施の形態におけるデータ転送制御装置1の機能構
成を示すブロック図であり、図2は、そのデータ転送制
御装置1を搭載する画像処理装置10の概略構成を示す
ブロック図である。ここで、先ず、本実施の形態のデー
タ転送制御装置1の説明に先立ち、このデータ転送制御
装置1を搭載する画像処理装置10について説明する。
【0013】画像処理装置10は、例えば複写機能とプ
リント機能とファクシミリ機能とを兼ね備える複合機か
らなるもので、図2に示すように、電話回線21および
ホストコンピュータ22に接続されて使用されるもので
ある。なお、ホストコンピュータ22は、ネットワーク
を介して複数のものが接続されていてもよい。
リント機能とファクシミリ機能とを兼ね備える複合機か
らなるもので、図2に示すように、電話回線21および
ホストコンピュータ22に接続されて使用されるもので
ある。なお、ホストコンピュータ22は、ネットワーク
を介して複数のものが接続されていてもよい。
【0014】また、画像処理装置10は、データ転送制
御装置1と、これに接続するデータ記憶装置2と、これ
らの間のインターフェース3との他に、CPU(Centra
l Processing Unit )11、ROM(Read Only Memor
y)12、RAM(Random Access Memory)13、ファ
クシミリインターフェース14a、ホストインターフェ
ース14b、画像読み取り手段14c、操作表示手段1
5、画像圧縮手段16a、画像伸長手段16b、画像回
転手段16c、画像記録手段17、および内部バス18
を備えたものである。以下に、各ブロックの機能を説明
する。
御装置1と、これに接続するデータ記憶装置2と、これ
らの間のインターフェース3との他に、CPU(Centra
l Processing Unit )11、ROM(Read Only Memor
y)12、RAM(Random Access Memory)13、ファ
クシミリインターフェース14a、ホストインターフェ
ース14b、画像読み取り手段14c、操作表示手段1
5、画像圧縮手段16a、画像伸長手段16b、画像回
転手段16c、画像記録手段17、および内部バス18
を備えたものである。以下に、各ブロックの機能を説明
する。
【0015】CPU11は、画像処理装置10の全体を
制御する中央処理装置として機能するものであり、RA
M13を用いてROM12に記憶された命令を実行する
ものである。ROM12は、CPU11での制御に必要
なプログラムと、ホストインターフェース8を介して受
信した印字コードデータを基に画像データを生成する際
に必要なアウトラインフォントデータとを、予め記憶し
ているものである。RAM13は、CPU11が画像処
理装置10を制御するためのワークメモリ、ROM12
に記憶されたアウトラインフォントデータから生成され
たビットマップデータが形成されるフォントメモリキャ
ッシュ、および画像記録手段16にて記録出力される画
像データメモリとして機能するものである。
制御する中央処理装置として機能するものであり、RA
M13を用いてROM12に記憶された命令を実行する
ものである。ROM12は、CPU11での制御に必要
なプログラムと、ホストインターフェース8を介して受
信した印字コードデータを基に画像データを生成する際
に必要なアウトラインフォントデータとを、予め記憶し
ているものである。RAM13は、CPU11が画像処
理装置10を制御するためのワークメモリ、ROM12
に記憶されたアウトラインフォントデータから生成され
たビットマップデータが形成されるフォントメモリキャ
ッシュ、および画像記録手段16にて記録出力される画
像データメモリとして機能するものである。
【0016】ファクシミリインターフェース14aは、
画像処理装置10における画像データ入出力手段の1つ
であり、電話回線21を通じて接続されるファクシミリ
装置等からの画像データ受信と、画像処理装置10から
の画像データ送信とを行うものである。ホストインター
フェース14bは、画像処理装置10における画像デー
タ入出力手段の1つであり、ホストコンピュータ22か
らの印字データ受信および画像データ受信と、画像処理
装置10からの画像データ送信とを行うものである。画
像データ読み取り手段14cは、画像処理装置10にお
ける画像データ入出力手段の1つであり、記録紙やOH
Pなどの記録媒体上の画像データを読み取り、読み取っ
た後の画像データを内部バス18を介してデータ転送制
御装置1、画像圧縮手段16a、あるいは画像記録手段
17へ送出するものである。
画像処理装置10における画像データ入出力手段の1つ
であり、電話回線21を通じて接続されるファクシミリ
装置等からの画像データ受信と、画像処理装置10から
の画像データ送信とを行うものである。ホストインター
フェース14bは、画像処理装置10における画像デー
タ入出力手段の1つであり、ホストコンピュータ22か
らの印字データ受信および画像データ受信と、画像処理
装置10からの画像データ送信とを行うものである。画
像データ読み取り手段14cは、画像処理装置10にお
ける画像データ入出力手段の1つであり、記録紙やOH
Pなどの記録媒体上の画像データを読み取り、読み取っ
た後の画像データを内部バス18を介してデータ転送制
御装置1、画像圧縮手段16a、あるいは画像記録手段
17へ送出するものである。
【0017】操作表示手段15は、テンキー、スタート
キー、LCD(Liquid Crystal Display)などを有し、
画像処理装置10の操作設定を行うものである。なお、
LCDは、蓄積された画像データを表示することが可能
であり、外部装置または画像記録手段17で出力する画
像データを選択する場合などに使用されるものであって
もよい。
キー、LCD(Liquid Crystal Display)などを有し、
画像処理装置10の操作設定を行うものである。なお、
LCDは、蓄積された画像データを表示することが可能
であり、外部装置または画像記録手段17で出力する画
像データを選択する場合などに使用されるものであって
もよい。
【0018】画像圧縮手段16aは、ホストインターフ
ェース14bまたは画像読み取り手段14cから送出さ
れた画像データや、ファクシミリインターフェース14
aへ送出する画像データ等に対して、データ圧縮を行う
ものである。画像伸長手段16bは、RAM13内に画
像データを形成するために、圧縮されたデータを伸長し
て圧縮前の状態の画像データを生成するものである。画
像回転手段16cは、RAM13内に形成されたフォン
トビットマップデータや1ページ分の画像データ全体等
を、任意の角度に回転するものである。
ェース14bまたは画像読み取り手段14cから送出さ
れた画像データや、ファクシミリインターフェース14
aへ送出する画像データ等に対して、データ圧縮を行う
ものである。画像伸長手段16bは、RAM13内に画
像データを形成するために、圧縮されたデータを伸長し
て圧縮前の状態の画像データを生成するものである。画
像回転手段16cは、RAM13内に形成されたフォン
トビットマップデータや1ページ分の画像データ全体等
を、任意の角度に回転するものである。
【0019】画像記録手段17は、RAM13に形成さ
れた画像データを、記録紙などの記録媒体上に可視画像
として記録出力するものである。内部バス18は、画像
処理装置10を構成する上述した各ブロック間を接続す
るためのもので、データ信号線、アドレス信号線、また
は制御信号線などで構成されるものである。なお、図例
では、1つの内部バス18で各ブロックを接続している
が、各ブロックを複数に分割して接続するように構成し
てもよい。
れた画像データを、記録紙などの記録媒体上に可視画像
として記録出力するものである。内部バス18は、画像
処理装置10を構成する上述した各ブロック間を接続す
るためのもので、データ信号線、アドレス信号線、また
は制御信号線などで構成されるものである。なお、図例
では、1つの内部バス18で各ブロックを接続している
が、各ブロックを複数に分割して接続するように構成し
てもよい。
【0020】これらの各ブロックと内部バス18を介し
て接続するデータ転送制御装置1は、その詳細を後述す
るように、データ記憶装置2とインターフェース3を介
して接続しているものであり、このデータ記憶装置2と
内部バス18を介した各ブロックとの間におけるデータ
転送を制御するものである。
て接続するデータ転送制御装置1は、その詳細を後述す
るように、データ記憶装置2とインターフェース3を介
して接続しているものであり、このデータ記憶装置2と
内部バス18を介した各ブロックとの間におけるデータ
転送を制御するものである。
【0021】データ記憶装置2は、例えばHDD等のデ
ィジタルデータ記憶装置からなるもので、ファクシミリ
インターフェース14a、ホストインターフェース14
b、画像読み取り手段14c、あるいは画像圧縮手段1
6aから送出される画像データやコードデータ等を格納
するものである。
ィジタルデータ記憶装置からなるもので、ファクシミリ
インターフェース14a、ホストインターフェース14
b、画像読み取り手段14c、あるいは画像圧縮手段1
6aから送出される画像データやコードデータ等を格納
するものである。
【0022】データ転送制御装置1とデータ記憶装置2
との間のインターフェース3は、CRCを用いた伝送誤
り検出が可能なATAインターフェースである。ここ
で、このATAインタフェースにおけるCRCを用いた
DMAデータ転送プロトコルについて、図3を参照しな
がら説明する。
との間のインターフェース3は、CRCを用いた伝送誤
り検出が可能なATAインターフェースである。ここ
で、このATAインタフェースにおけるCRCを用いた
DMAデータ転送プロトコルについて、図3を参照しな
がら説明する。
【0023】図3(a)は、DMAデータ転送プロトコ
ルの各フェーズを示している。CPU11は、データ記
憶装置2とのデータ転送を開始するにあたって、先ず、
DMA転送コマンドを発行する。データ記憶装置2がデ
ータ転送制御装置1を介してそのコマンドを受信してデ
ータ転送が行える状態になった時点で、そのインターフ
ェースは、バスアイドルフェーズ(図中、Idleと示す)
からDMAデータ転送初期化フェーズであるイニシエー
ションフェーズ(図中、Initと示す) に移行する。この
イニシエーションフェーズが終了すると、続いてデータ
トランスファーフェーズ(図中、Tranと示す) に移行し
て、データ転送制御装置1とデータ記憶装置2でデータ
転送を行う。データ転送が終了すると、バーストターミ
ネーションフェーズ(図中、Termと示す) に移行して、
転送されたデータのチェックコードをデータ転送制御装
置1からデータ記憶装置2に送出する。全てのデータの
データ転送が終了すると、データ記憶装置2は、コマン
ド終了割り込みを発生してCPU11にコマンド終了を
通知する。また、データ記憶装置2は、データ転送制御
装置1が送出したチェックコードと、転送データに対し
て自装置内で生成したチェックコードとを比較して、一
致しない場合には、CPU11が割り込み処理で読み出
すレジスタを用いて伝送誤りを検出したことを通知す
る。その後、インターフェースは再びバスアイドルフェ
ーズとなる。
ルの各フェーズを示している。CPU11は、データ記
憶装置2とのデータ転送を開始するにあたって、先ず、
DMA転送コマンドを発行する。データ記憶装置2がデ
ータ転送制御装置1を介してそのコマンドを受信してデ
ータ転送が行える状態になった時点で、そのインターフ
ェースは、バスアイドルフェーズ(図中、Idleと示す)
からDMAデータ転送初期化フェーズであるイニシエー
ションフェーズ(図中、Initと示す) に移行する。この
イニシエーションフェーズが終了すると、続いてデータ
トランスファーフェーズ(図中、Tranと示す) に移行し
て、データ転送制御装置1とデータ記憶装置2でデータ
転送を行う。データ転送が終了すると、バーストターミ
ネーションフェーズ(図中、Termと示す) に移行して、
転送されたデータのチェックコードをデータ転送制御装
置1からデータ記憶装置2に送出する。全てのデータの
データ転送が終了すると、データ記憶装置2は、コマン
ド終了割り込みを発生してCPU11にコマンド終了を
通知する。また、データ記憶装置2は、データ転送制御
装置1が送出したチェックコードと、転送データに対し
て自装置内で生成したチェックコードとを比較して、一
致しない場合には、CPU11が割り込み処理で読み出
すレジスタを用いて伝送誤りを検出したことを通知す
る。その後、インターフェースは再びバスアイドルフェ
ーズとなる。
【0024】図3(b)は、上述したDMAデータ転送
プロトコルにおいて伝送誤りを検出するためのチェック
コードを送出するタイミングを説明するために、チェッ
クコードに関係する各信号の論理レベル変化を示してい
る。DREQ信号は、データ記憶装置2が送出する信号
であり、データ転送が行えるようになった時点で論理レ
ベル「1」となる。DACK信号は、DREQ信号に応
答するためにデータ転送制御装置1が送出する信号であ
り、DREQ信号を受信した時点で論理レベル「1」と
なる。STROBE信号は、データバスに出力されてい
るデータをデータ受信側が取り込むタイミングをデータ
送信側となる装置が通知するための信号であり、立ち下
がりエッジと立ち上がりエッジの2つのエッジを用いて
データ転送を行う。DATA信号は、データバス信号を
示しており、データトランスファーフェーズにおいては
STROBE信号の変化に対応して変化する。データ転
送が終了すると、バーストターミネーションフェーズに
移行して、データ記憶装置2が送出するDREQ信号は
論理レベル「0」となる。データ転送制御装置1は、D
ACK信号が論理レベル「0」となるときに転送データ
に対して生成したチェックコードをデータバス上に送出
する。データ記憶装置2は、DACK信号の立ち下がり
エッジでデータバス上のチェックコードを取り込み、自
装置内で生成したチェックコードとの比較を行うことで
誤り検出を行う。
プロトコルにおいて伝送誤りを検出するためのチェック
コードを送出するタイミングを説明するために、チェッ
クコードに関係する各信号の論理レベル変化を示してい
る。DREQ信号は、データ記憶装置2が送出する信号
であり、データ転送が行えるようになった時点で論理レ
ベル「1」となる。DACK信号は、DREQ信号に応
答するためにデータ転送制御装置1が送出する信号であ
り、DREQ信号を受信した時点で論理レベル「1」と
なる。STROBE信号は、データバスに出力されてい
るデータをデータ受信側が取り込むタイミングをデータ
送信側となる装置が通知するための信号であり、立ち下
がりエッジと立ち上がりエッジの2つのエッジを用いて
データ転送を行う。DATA信号は、データバス信号を
示しており、データトランスファーフェーズにおいては
STROBE信号の変化に対応して変化する。データ転
送が終了すると、バーストターミネーションフェーズに
移行して、データ記憶装置2が送出するDREQ信号は
論理レベル「0」となる。データ転送制御装置1は、D
ACK信号が論理レベル「0」となるときに転送データ
に対して生成したチェックコードをデータバス上に送出
する。データ記憶装置2は、DACK信号の立ち下がり
エッジでデータバス上のチェックコードを取り込み、自
装置内で生成したチェックコードとの比較を行うことで
誤り検出を行う。
【0025】ここで、以上のようなDMAデータ転送プ
ロトコルによりデータ転送を行うデータ転送制御装置1
の特徴的な機能構成について、図1を参照しながら説明
する。
ロトコルによりデータ転送を行うデータ転送制御装置1
の特徴的な機能構成について、図1を参照しながら説明
する。
【0026】データ転送制御装置1は、図1に示すよう
に、チェックコード付加手段1aと、転送休止要求手段
1bと、休止選択手段1cと、転送制御手段1dとを備
えている。以下に、各ブロックの機能を説明する。
に、チェックコード付加手段1aと、転送休止要求手段
1bと、休止選択手段1cと、転送制御手段1dとを備
えている。以下に、各ブロックの機能を説明する。
【0027】チェックコード付加手段1aは、データ記
憶装置2とのデータ転送において、転送されたデータに
対して生成多項式G(x)=X16+X12+X5 +X1 を用い
てCRCのチェックコードを順次計算し、算出した値を
チェックコードとしてバーストターミネーションフェー
ズでデータバスに出力するものである。さらに、チェッ
クコード付加手段1aは、チェックコードを計算する対
象となった転送データ数を転送休止要求手段1bに出力
して通知するものである。
憶装置2とのデータ転送において、転送されたデータに
対して生成多項式G(x)=X16+X12+X5 +X1 を用い
てCRCのチェックコードを順次計算し、算出した値を
チェックコードとしてバーストターミネーションフェー
ズでデータバスに出力するものである。さらに、チェッ
クコード付加手段1aは、チェックコードを計算する対
象となった転送データ数を転送休止要求手段1bに出力
して通知するものである。
【0028】転送休止要求手段1bは、チェックコード
によって2重誤りと長さ2以下の2つのバースト誤りを
検出可能にするデータ数で定められる所定値を保持して
おり、転送制御手段1dから通知されるデータ転送方向
に基づいて所定値からある演算で算出される参照値(検
出可能データ数)と、チェックコード付加手段1aから
出力されるチェックコードの計算対象となる転送データ
数とを比較し、その比較結果に応じて休止選択手段1c
にデータ記憶装置2とのデータ転送を休止するための要
求を出力するものである。なお、上述した所定値は、こ
こでは、32,768ビットをSTROBE信号のエッジ毎に
転送されるデータビット数16で除算し、さらに1を減算
することによって算出される転送回数2047(最大4094バ
イトに相当する)となっている。
によって2重誤りと長さ2以下の2つのバースト誤りを
検出可能にするデータ数で定められる所定値を保持して
おり、転送制御手段1dから通知されるデータ転送方向
に基づいて所定値からある演算で算出される参照値(検
出可能データ数)と、チェックコード付加手段1aから
出力されるチェックコードの計算対象となる転送データ
数とを比較し、その比較結果に応じて休止選択手段1c
にデータ記憶装置2とのデータ転送を休止するための要
求を出力するものである。なお、上述した所定値は、こ
こでは、32,768ビットをSTROBE信号のエッジ毎に
転送されるデータビット数16で除算し、さらに1を減算
することによって算出される転送回数2047(最大4094バ
イトに相当する)となっている。
【0029】休止選択手段1cは、CPU11が設定し
た条件に基づいて、転送休止要求手段1bからデータ転
送を休止するための要求を、転送制御手段1dに対して
通知するか否かを選択するものである。CPU11が設
定した条件としては、転送データのデータ属性によるも
の(例えば画像データであるかコードデータであるか
等)が挙げられる。
た条件に基づいて、転送休止要求手段1bからデータ転
送を休止するための要求を、転送制御手段1dに対して
通知するか否かを選択するものである。CPU11が設
定した条件としては、転送データのデータ属性によるも
の(例えば画像データであるかコードデータであるか
等)が挙げられる。
【0030】転送制御手段1dは、休止選択手段1cか
らデータ転送休止要求を通知された場合に、データ記憶
装置2とのデータ転送を休止して、データトランスファ
ーフェーズからバーストターミネーションフェーズへ移
行するための制御を行い、データ記憶装置2に所定転送
データ数毎に生成したチェックコードを取り込ませるこ
とにより誤り検出を行うものである。また、転送制御手
段1dでは、転送休止要求手段1bに対してデータ記憶
装置2とのデータ転送方向、すなわちデータ記憶装置2
からのデータ読み出し(リード)であるか、データ記憶
装置2へのデータ書き込み(ライト)であるかを通知す
るようになっている。
らデータ転送休止要求を通知された場合に、データ記憶
装置2とのデータ転送を休止して、データトランスファ
ーフェーズからバーストターミネーションフェーズへ移
行するための制御を行い、データ記憶装置2に所定転送
データ数毎に生成したチェックコードを取り込ませるこ
とにより誤り検出を行うものである。また、転送制御手
段1dでは、転送休止要求手段1bに対してデータ記憶
装置2とのデータ転送方向、すなわちデータ記憶装置2
からのデータ読み出し(リード)であるか、データ記憶
装置2へのデータ書き込み(ライト)であるかを通知す
るようになっている。
【0031】次に、以上のような機能構成を有するデー
タ転送制御装置1が、所定条件に応じて誤り検出レベル
を一定に維持するためにデータ転送を休止する手順につ
いて、図4のフローチャートを参照しながら説明する。
タ転送制御装置1が、所定条件に応じて誤り検出レベル
を一定に維持するためにデータ転送を休止する手順につ
いて、図4のフローチャートを参照しながら説明する。
【0032】先ず、データ転送制御装置1では、DMA
データ転送初期化フェーズであるイニシエーションフェ
ーズに移行すると、チェックコード付加手段1aが、C
RCのチェックコードを算出する対象となるデータの転
送数を「0」に設定する(ステップ101、以下ステッ
プをSと略す)。続いて、転送制御手段1dが、データ
転送方向がデータ読み出し(リード)であるか、データ
書き込み(ライト)であるかを判断する(S102)。
データ転送初期化フェーズであるイニシエーションフェ
ーズに移行すると、チェックコード付加手段1aが、C
RCのチェックコードを算出する対象となるデータの転
送数を「0」に設定する(ステップ101、以下ステッ
プをSと略す)。続いて、転送制御手段1dが、データ
転送方向がデータ読み出し(リード)であるか、データ
書き込み(ライト)であるかを判断する(S102)。
【0033】この判断の結果がライトであると、データ
転送制御装置1がSTROBE信号を生成し、自装置の
状況によってデータ転送を制御することが可能なため、
転送休止要求手段1bでは、データ転送休止を判断する
ための参照値、すなわち検出可能データ数として所定値
を設定する(S103)。一方、判断の結果がリードで
あると、データ記憶装置2がSTROBE信号を生成し
てデータ転送を制御するため、転送休止要求手段1bで
は、データ転送制御装置1がデータ転送休止要求を出力
してから実際にデータ転送が休止されるまでに転送され
てしまう可能性がある転送回数を所定値から減算して、
これを参照値、すなわち検出可能データ数として設定す
る(S104)。なお、ここでは、減算する転送回数を
2回としている。
転送制御装置1がSTROBE信号を生成し、自装置の
状況によってデータ転送を制御することが可能なため、
転送休止要求手段1bでは、データ転送休止を判断する
ための参照値、すなわち検出可能データ数として所定値
を設定する(S103)。一方、判断の結果がリードで
あると、データ記憶装置2がSTROBE信号を生成し
てデータ転送を制御するため、転送休止要求手段1bで
は、データ転送制御装置1がデータ転送休止要求を出力
してから実際にデータ転送が休止されるまでに転送され
てしまう可能性がある転送回数を所定値から減算して、
これを参照値、すなわち検出可能データ数として設定す
る(S104)。なお、ここでは、減算する転送回数を
2回としている。
【0034】参照値を設定すると、転送休止要求手段1
bは、バーストターミネーションフェーズであるか否か
を判別し(S105)、バーストターミネーションフェ
ーズではない場合にはデータトランスファーフェーズと
してデータ転送が発生したか否かを判別する(S10
6)。データ転送が発生すると、転送休止要求手段1b
では、転送数に「1」を加算して(S107)、転送数
が参照値と等しいか否かを判別する(S108)。転送
数と参照値が等しくない場合には、次のデータ転送が行
われるまでウエイトするためにS105に戻る。また、
転送数が参照値に等しくなる前にデータ転送が終了した
場合には、S105からバーストターミネーションフェ
ーズに移行して、処理を終了する。
bは、バーストターミネーションフェーズであるか否か
を判別し(S105)、バーストターミネーションフェ
ーズではない場合にはデータトランスファーフェーズと
してデータ転送が発生したか否かを判別する(S10
6)。データ転送が発生すると、転送休止要求手段1b
では、転送数に「1」を加算して(S107)、転送数
が参照値と等しいか否かを判別する(S108)。転送
数と参照値が等しくない場合には、次のデータ転送が行
われるまでウエイトするためにS105に戻る。また、
転送数が参照値に等しくなる前にデータ転送が終了した
場合には、S105からバーストターミネーションフェ
ーズに移行して、処理を終了する。
【0035】転送数と参照値が等しければ、転送休止要
求手段1bは、データ転送を休止するための要求を休止
選択手段1cに出力する。そして、休止選択手段1c
は、転送休止要求手段1bからのデータ転送休止要求
を、転送制御手段1dに対して通知するか否かを選択す
る(S109)。この選択は、例えば転送データの属性
データを基にして行われる。つまり、転送データがコー
ドデータであれば、休止選択手段1cは、データ転送休
止要求を転送制御手段1dに対して通知する。また、転
送データが画像データであれば、伝送誤りによるビット
誤りが発生しても画像記録手段16での出力に大きな影
響を与えることがないため、休止選択手段1cは、デー
タ転送休止要求を転送制御手段1dに対して通知しな
い。
求手段1bは、データ転送を休止するための要求を休止
選択手段1cに出力する。そして、休止選択手段1c
は、転送休止要求手段1bからのデータ転送休止要求
を、転送制御手段1dに対して通知するか否かを選択す
る(S109)。この選択は、例えば転送データの属性
データを基にして行われる。つまり、転送データがコー
ドデータであれば、休止選択手段1cは、データ転送休
止要求を転送制御手段1dに対して通知する。また、転
送データが画像データであれば、伝送誤りによるビット
誤りが発生しても画像記録手段16での出力に大きな影
響を与えることがないため、休止選択手段1cは、デー
タ転送休止要求を転送制御手段1dに対して通知しな
い。
【0036】そして、データ転送休止要求が通知される
と、転送制御手段1dは、データ記憶装置2にデータ転
送休止を要求し(S110)、バーストターミネーショ
ンフェーズに移行してCRCのチェックコードを送信す
る。一方、転送データが画像データであれば、データ転
送休止要求が通知されないので、転送制御手段1dは、
伝送誤りを一定に維持することを考慮することなくデー
タ転送を継続する。すなわち、データ記憶装置2にデー
タ転送休止を要求しない。
と、転送制御手段1dは、データ記憶装置2にデータ転
送休止を要求し(S110)、バーストターミネーショ
ンフェーズに移行してCRCのチェックコードを送信す
る。一方、転送データが画像データであれば、データ転
送休止要求が通知されないので、転送制御手段1dは、
伝送誤りを一定に維持することを考慮することなくデー
タ転送を継続する。すなわち、データ記憶装置2にデー
タ転送休止を要求しない。
【0037】なお、ここでは、データ誤りに対する出力
時の影響を考慮してデータ属性を所定条件としたが、装
置が設置される環境に応じて誤り検出頻度を所定条件と
して検出頻度の高い場合にデータ転送休止を要求してデ
ータ転送制御を行うことが可能であることはいうまでも
ない。
時の影響を考慮してデータ属性を所定条件としたが、装
置が設置される環境に応じて誤り検出頻度を所定条件と
して検出頻度の高い場合にデータ転送休止を要求してデ
ータ転送制御を行うことが可能であることはいうまでも
ない。
【0038】ここで、データ転送制御装置1が所定条件
に応じてデータ転送を休止してチェックコードを送出す
るタイミングについて、図5のタイミングチャートを参
照しながら説明する。
に応じてデータ転送を休止してチェックコードを送出す
るタイミングについて、図5のタイミングチャートを参
照しながら説明する。
【0039】図5(a)は、データ転送休止を行わない
場合のチェックコード送出タイミングを示している。こ
の場合には、イニシエーションフェーズ、データトラン
スファーフェーズ、及びバーストターミネーションフェ
ーズで構成されるDMA転送プロトコルにおいて、1つ
のデータトランスファーフェーズで最大128Kバイトのデ
ータを転送する。したがって、128Kバイトデータに対し
て1つのチェックコードを生成する。
場合のチェックコード送出タイミングを示している。こ
の場合には、イニシエーションフェーズ、データトラン
スファーフェーズ、及びバーストターミネーションフェ
ーズで構成されるDMA転送プロトコルにおいて、1つ
のデータトランスファーフェーズで最大128Kバイトのデ
ータを転送する。したがって、128Kバイトデータに対し
て1つのチェックコードを生成する。
【0040】図5(b)は、データ転送休止を行う場合
のチェックコード送出タイミングを示している。この場
合には、データトランスファーフェーズにおいて転送デ
ータ数がある値になったときに発生する転送休止要求に
よって、転送制御手段1dがデータ記憶装置2と不図示
の信号線によってバーストターミネーションフェーズへ
の移行を行うことで、所望の転送データ数に対してチェ
ックコードを生成する。データトランスファーフェーズ
で記憶装置12との全データ転送が終了していない場合
には、記憶装置12から再度DREQ信号が出力されて
全データ転送が終了するまでイニシエーションフェー
ズ、データトランスファーフェーズ、及びバーストター
ミネーションフェーズが繰り返される。
のチェックコード送出タイミングを示している。この場
合には、データトランスファーフェーズにおいて転送デ
ータ数がある値になったときに発生する転送休止要求に
よって、転送制御手段1dがデータ記憶装置2と不図示
の信号線によってバーストターミネーションフェーズへ
の移行を行うことで、所望の転送データ数に対してチェ
ックコードを生成する。データトランスファーフェーズ
で記憶装置12との全データ転送が終了していない場合
には、記憶装置12から再度DREQ信号が出力されて
全データ転送が終了するまでイニシエーションフェー
ズ、データトランスファーフェーズ、及びバーストター
ミネーションフェーズが繰り返される。
【0041】このように、本実施の形態のデータ転送制
御装置1によれば、例えばUltra DMAのように、チェ
ックコードによってある一定レベルの誤り検出を可能に
するデータ数で定められる検出可能データ数よりも大き
なデータを転送可能なインターフェースにおいて、1つ
のデータ転送コマンドで転送されるデータに対して検出
可能データ数単位でDMA転送プロトコルフェーズを繰
り返すようになっている。したがって、このデータ転送
制御装置1では、誤り検出レベルが転送データ毎に異な
ってしまうといったことがなくなり、CPU11によっ
て設定された転送データ数に依存することなく、誤り検
出レベルを一定に維持することが可能となる。
御装置1によれば、例えばUltra DMAのように、チェ
ックコードによってある一定レベルの誤り検出を可能に
するデータ数で定められる検出可能データ数よりも大き
なデータを転送可能なインターフェースにおいて、1つ
のデータ転送コマンドで転送されるデータに対して検出
可能データ数単位でDMA転送プロトコルフェーズを繰
り返すようになっている。したがって、このデータ転送
制御装置1では、誤り検出レベルが転送データ毎に異な
ってしまうといったことがなくなり、CPU11によっ
て設定された転送データ数に依存することなく、誤り検
出レベルを一定に維持することが可能となる。
【0042】これは、ある一定レベルの誤り検出が可能
になるデータ数に対応する検出可能データ数、例えばUl
tra DMAであれば32,767ビットが、データ記憶装置2
に対して連続して転送できる最大データ量である転送可
能データ数、例えばUltra DMAであれば最大1,048,57
6 ビット(128Kバイト)よりも小さく設定されているた
めに実現される。
になるデータ数に対応する検出可能データ数、例えばUl
tra DMAであれば32,767ビットが、データ記憶装置2
に対して連続して転送できる最大データ量である転送可
能データ数、例えばUltra DMAであれば最大1,048,57
6 ビット(128Kバイト)よりも小さく設定されているた
めに実現される。
【0043】また、本実施の形態のデータ転送制御装置
1では、データ転送方向がリードである場合に、チェッ
クコードによってある一定レベルの誤り検出が可能とな
るデータ数から、データ転送制御装置1がデータ転送休
止要求を出力してから実際にデータ転送が休止されるま
でに転送されてしまう可能性がある転送回数を減算した
データ数を、検出可能データ数とするようになってい
る。これにより、実際に転送されるデータ数が検出可能
データ数を超えてしまうことがなくなり、確実に誤り検
出レベルを一定に維持することが可能となる。
1では、データ転送方向がリードである場合に、チェッ
クコードによってある一定レベルの誤り検出が可能とな
るデータ数から、データ転送制御装置1がデータ転送休
止要求を出力してから実際にデータ転送が休止されるま
でに転送されてしまう可能性がある転送回数を減算した
データ数を、検出可能データ数とするようになってい
る。これにより、実際に転送されるデータ数が検出可能
データ数を超えてしまうことがなくなり、確実に誤り検
出レベルを一定に維持することが可能となる。
【0044】また、本実施の形態のデータ転送制御装置
1では、転送されるデータのデータ属性に基づいて、転
送休止要求手段1bからの休止要求を適用するか否かを
休止選択手段1cが選択するようになっている。よっ
て、ビットマップ画像データと比較して誤りが発生した
場合に出力結果に対して影響が大きい圧縮符号などのコ
ードデータなどを分類したデータ属性や誤り検出頻度に
応じて、誤り検出レベルを一定に維持することが可能と
なる。
1では、転送されるデータのデータ属性に基づいて、転
送休止要求手段1bからの休止要求を適用するか否かを
休止選択手段1cが選択するようになっている。よっ
て、ビットマップ画像データと比較して誤りが発生した
場合に出力結果に対して影響が大きい圧縮符号などのコ
ードデータなどを分類したデータ属性や誤り検出頻度に
応じて、誤り検出レベルを一定に維持することが可能と
なる。
【0045】〔第2の実施の形態〕次に、本発明の第2
の実施の形態について説明する。ただし、上述した第1
の実施の形態と同一の構成要素については、同一の符号
を与えてその説明を省略する。
の実施の形態について説明する。ただし、上述した第1
の実施の形態と同一の構成要素については、同一の符号
を与えてその説明を省略する。
【0046】図6は、第2の実施の形態におけるデータ
転送制御装置1Aのブロック図である。本実施の形態の
データ転送制御装置1Aは、図6に示すように、チェッ
クコード付加手段1aと、選択出力手段1eと、転送休
止要求手段1fと、転送制御手段1gとを備えている。
以下に、各ブロックの機能を説明する。
転送制御装置1Aのブロック図である。本実施の形態の
データ転送制御装置1Aは、図6に示すように、チェッ
クコード付加手段1aと、選択出力手段1eと、転送休
止要求手段1fと、転送制御手段1gとを備えている。
以下に、各ブロックの機能を説明する。
【0047】選択出力手段1eは、チェックコードによ
ってある一定レベルの誤り検出を可能にするデータ数で
定められる所定値からデータ転送方向に基づいてある演
算で算出した参照値(検出可能データ数)と、データ記
憶装置2に対して連続して転送できる最大データ量を示
す転送可能データ数と、のいずれかをCPU11が設定
した条件に基づいて出力するものである。CPU11が
設定した条件としては、転送データのデータ属性による
もの(例えば画像データであるかコードデータであるか
等)が挙げられる。
ってある一定レベルの誤り検出を可能にするデータ数で
定められる所定値からデータ転送方向に基づいてある演
算で算出した参照値(検出可能データ数)と、データ記
憶装置2に対して連続して転送できる最大データ量を示
す転送可能データ数と、のいずれかをCPU11が設定
した条件に基づいて出力するものである。CPU11が
設定した条件としては、転送データのデータ属性による
もの(例えば画像データであるかコードデータであるか
等)が挙げられる。
【0048】転送休止要求手段1fは、チェックコード
付加手段1aから出力されるチェックコードの計算対象
となる転送データ数と、選択出力手段1eから出力され
る検出可能データ数または転送可能データ数とを比較
し、その比較結果に応じて転送制御手段1gにデータ記
憶装置2とのデータ転送を休止するための要求を出力す
る。
付加手段1aから出力されるチェックコードの計算対象
となる転送データ数と、選択出力手段1eから出力され
る検出可能データ数または転送可能データ数とを比較
し、その比較結果に応じて転送制御手段1gにデータ記
憶装置2とのデータ転送を休止するための要求を出力す
る。
【0049】転送制御手段1gは、転送休止要求手段1
fからデータ転送休止要求が通知された場合に、データ
記憶装置2とのデータ転送を休止して、データトランス
ファーフェーズからバーストターミネーションフェーズ
へ移行するための制御を行い、データ記憶装置2に所定
転送データ数毎に生成したチェックコードを取り込ませ
ることによって誤り検出を行うものである。
fからデータ転送休止要求が通知された場合に、データ
記憶装置2とのデータ転送を休止して、データトランス
ファーフェーズからバーストターミネーションフェーズ
へ移行するための制御を行い、データ記憶装置2に所定
転送データ数毎に生成したチェックコードを取り込ませ
ることによって誤り検出を行うものである。
【0050】ここで、以上のような機能構成を有するデ
ータ転送制御装置1Aが、所定条件に応じて誤り検出レ
ベルを一定に維持するためにデータ転送を休止する手順
について、図7のフローチャートを参照しながら説明す
る。
ータ転送制御装置1Aが、所定条件に応じて誤り検出レ
ベルを一定に維持するためにデータ転送を休止する手順
について、図7のフローチャートを参照しながら説明す
る。
【0051】先ず、データ転送制御装置1Aでは、DM
Aデータ転送初期化フェーズであるイニシエーションフ
ェーズに移行すると、チェックコード付加手段1aが、
CRCのチェックコードを算出する対象となるデータの
転送数を「0」に設定する(S201)。
Aデータ転送初期化フェーズであるイニシエーションフ
ェーズに移行すると、チェックコード付加手段1aが、
CRCのチェックコードを算出する対象となるデータの
転送数を「0」に設定する(S201)。
【0052】その後、転送休止要求手段1fは、CPU
11によって設定されたデータ属性などの所定条件に基
づいて、選択出力手段1eが出力する出力値が転送可能
データ数であるか否かを判断する(S202)。選択出
力手段1eからの出力値が転送可能データ数であれば、
転送休止制御を行わずに処理を終了する。一方、選択出
力手段1eからの出力値が転送可能データ数でなけれ
ば、選択出力手段1eが選択して出力した値、すなわち
検出可能データ数を参照値として設定する(S20
3)。
11によって設定されたデータ属性などの所定条件に基
づいて、選択出力手段1eが出力する出力値が転送可能
データ数であるか否かを判断する(S202)。選択出
力手段1eからの出力値が転送可能データ数であれば、
転送休止制御を行わずに処理を終了する。一方、選択出
力手段1eからの出力値が転送可能データ数でなけれ
ば、選択出力手段1eが選択して出力した値、すなわち
検出可能データ数を参照値として設定する(S20
3)。
【0053】参照値を設定すると、転送休止要求手段1
fは、上述した第1の実施の形態の場合と同様の手順に
より、データの転送数と参照値とが等しいか否かを判断
し(S204〜S207)、転送数と参照値が等しくな
ければ、第1の実施の形態の場合と同様の処理を行う。
また、転送数と参照値が等しければ、転送休止要求手段
1fは、データ転送を休止するための要求を転送制御手
段1gに出力して、転送制御手段1gを介してデータ記
憶装置2にデータ転送休止を要求し(S208)、バー
ストターミネーションフェーズに移行してCRCのチェ
ックコードを送信する。
fは、上述した第1の実施の形態の場合と同様の手順に
より、データの転送数と参照値とが等しいか否かを判断
し(S204〜S207)、転送数と参照値が等しくな
ければ、第1の実施の形態の場合と同様の処理を行う。
また、転送数と参照値が等しければ、転送休止要求手段
1fは、データ転送を休止するための要求を転送制御手
段1gに出力して、転送制御手段1gを介してデータ記
憶装置2にデータ転送休止を要求し(S208)、バー
ストターミネーションフェーズに移行してCRCのチェ
ックコードを送信する。
【0054】このように、本実施の形態のデータ転送制
御装置1Aによれば、例えばUltraDMAのように、チ
ェックコードによってある一定の誤り検出を可能にする
データ数で定められる検出可能データ数よりも大きなデ
ータを転送可能なインターフェースにおいて、1つのデ
ータ転送コマンドで転送されるデータに対して検出可能
データ数単位でDMA転送プロトコルフェーズを繰り返
すようになっている。したがって、このデータ転送制御
装置1Aでは、CPU11によって設定された転送デー
タ数に依存することなく誤り検出レベルを一定に維持す
ることが可能となる。
御装置1Aによれば、例えばUltraDMAのように、チ
ェックコードによってある一定の誤り検出を可能にする
データ数で定められる検出可能データ数よりも大きなデ
ータを転送可能なインターフェースにおいて、1つのデ
ータ転送コマンドで転送されるデータに対して検出可能
データ数単位でDMA転送プロトコルフェーズを繰り返
すようになっている。したがって、このデータ転送制御
装置1Aでは、CPU11によって設定された転送デー
タ数に依存することなく誤り検出レベルを一定に維持す
ることが可能となる。
【0055】また、本実施の形態のデータ転送制御装置
1では、選択出力手段1eが転送されるデータのデータ
属性に基づいて検出可能データ数と転送可能データ数と
のいずれかを出力するようになっているので、転送制御
を転送データ属性などに関連付けて行うことも可能にな
る。
1では、選択出力手段1eが転送されるデータのデータ
属性に基づいて検出可能データ数と転送可能データ数と
のいずれかを出力するようになっているので、転送制御
を転送データ属性などに関連付けて行うことも可能にな
る。
【0056】〔第3の実施の形態〕次に、本発明の第3
の実施の形態、すなわち本発明に係わるデータ転送制御
方法について説明する。ここでは、誤り検出レベルを一
定に維持するために転送コマンド数を制御する手順と、
データ転送制御装置1からデータ記憶装置2に対してコ
マンドを発行する場合に誤り検出頻度に応じてデータ転
送数の設定制御する手順とについて、図8のフローチャ
ートを参照しながら説明する。
の実施の形態、すなわち本発明に係わるデータ転送制御
方法について説明する。ここでは、誤り検出レベルを一
定に維持するために転送コマンド数を制御する手順と、
データ転送制御装置1からデータ記憶装置2に対してコ
マンドを発行する場合に誤り検出頻度に応じてデータ転
送数の設定制御する手順とについて、図8のフローチャ
ートを参照しながら説明する。
【0057】本実施の形態のデータ転送制御方法では、
先ず、データ記憶装置2に対して転送すべき全データ数
を未転送数とする(S301)。そして、転送すべき全
データを転送終了したか否かを判別して(S302)、
全データを転送終了している場合には制御を終了する。
一方、全データを転送終了していない場合には、未転送
数と、チェックコードによってある一定レベルの誤り検
出を可能にするデータ数で定められる所定の数(検出可
能データ数)とを比較する(S303)。
先ず、データ記憶装置2に対して転送すべき全データ数
を未転送数とする(S301)。そして、転送すべき全
データを転送終了したか否かを判別して(S302)、
全データを転送終了している場合には制御を終了する。
一方、全データを転送終了していない場合には、未転送
数と、チェックコードによってある一定レベルの誤り検
出を可能にするデータ数で定められる所定の数(検出可
能データ数)とを比較する(S303)。
【0058】この比較の結果、未転送数が検出可能デー
タ数よりも大きい場合には、その検出可能データ数を、
データ転送コマンドで指定する転送データ数として設定
する(S304)。また、未転送数が検出可能データ数
よりも小さい場合には、その未転送数を、データ転送コ
マンドで指定する転送データ数として設定する(S30
5)。
タ数よりも大きい場合には、その検出可能データ数を、
データ転送コマンドで指定する転送データ数として設定
する(S304)。また、未転送数が検出可能データ数
よりも小さい場合には、その未転送数を、データ転送コ
マンドで指定する転送データ数として設定する(S30
5)。
【0059】転送データ数が設定されると、CPU11
は、データ転送制御装置1を介してデータ記憶装置2に
対してデータ転送要求コマンドを発行する(S30
6)。そして、コマンドに対してデータ転送が正常に行
われたか否かを判別し(S307)、正常終了している
場合には未転送数を更新して(S308)、未転送数デ
ータがあるか否かを判別するためにS302に戻る。
は、データ転送制御装置1を介してデータ記憶装置2に
対してデータ転送要求コマンドを発行する(S30
6)。そして、コマンドに対してデータ転送が正常に行
われたか否かを判別し(S307)、正常終了している
場合には未転送数を更新して(S308)、未転送数デ
ータがあるか否かを判別するためにS302に戻る。
【0060】また、S307において正常終了していな
い場合には再度S306にてコマンドを発行する必要が
あるが、コマンドを再発行する前に転送データ数の設定
数を変更する(S309)。ここでは、エラーが発生し
た場合に設定数を変更してより小さいデータ単位でデー
タ転送を行うことにより、誤り検出頻度が高い状況にお
いてコマンド再発行が繰り返されることをできる限り少
なくし、確実にデータ転送を行われることを目的として
いる。
い場合には再度S306にてコマンドを発行する必要が
あるが、コマンドを再発行する前に転送データ数の設定
数を変更する(S309)。ここでは、エラーが発生し
た場合に設定数を変更してより小さいデータ単位でデー
タ転送を行うことにより、誤り検出頻度が高い状況にお
いてコマンド再発行が繰り返されることをできる限り少
なくし、確実にデータ転送を行われることを目的として
いる。
【0061】このように、本実施の形態のデータ転送制
御方法によれば、例えばUltra DMAのように、チェッ
クコードによってある一定レベルの誤り検出を可能にす
るデータ数で定められる検出可能データ数よりも大きな
データを転送可能なインターフェースにおいて、CPU
11が1つのデータ転送コマンドで設定する転送データ
数を検出可能データ数よりも小さく設定することによ
り、特別な回路構成を持つことなく、しかも転送される
データ長に依存せずに、誤り検出レベルを一定に維持す
ることが可能になる。
御方法によれば、例えばUltra DMAのように、チェッ
クコードによってある一定レベルの誤り検出を可能にす
るデータ数で定められる検出可能データ数よりも大きな
データを転送可能なインターフェースにおいて、CPU
11が1つのデータ転送コマンドで設定する転送データ
数を検出可能データ数よりも小さく設定することによ
り、特別な回路構成を持つことなく、しかも転送される
データ長に依存せずに、誤り検出レベルを一定に維持す
ることが可能になる。
【0062】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のデータ
転送制御装置およびデータ転送制御方法によれば、チェ
ックコードによってある一定レベルの誤り検出を可能に
するデータ数で定められる検出可能データ数に応じて転
送データ数を制御することにより、以下に述べる〜
の効果を得ることができる。 データ転送コマンドに設定された転送データ数に依存
することなく、誤り検出レベルを一定に維持することが
できる。 データ属性や誤り検出頻度に応じて転送データに対す
る誤り検出レベルを制御することができる。 特別な回路構成を持つことなく、誤り検出レベルを一
定に維持することができる。
転送制御装置およびデータ転送制御方法によれば、チェ
ックコードによってある一定レベルの誤り検出を可能に
するデータ数で定められる検出可能データ数に応じて転
送データ数を制御することにより、以下に述べる〜
の効果を得ることができる。 データ転送コマンドに設定された転送データ数に依存
することなく、誤り検出レベルを一定に維持することが
できる。 データ属性や誤り検出頻度に応じて転送データに対す
る誤り検出レベルを制御することができる。 特別な回路構成を持つことなく、誤り検出レベルを一
定に維持することができる。
【図1】 本発明に係わるデータ転送制御装置の第1の
実施の形態における機能構成を示すブロック図である。
実施の形態における機能構成を示すブロック図である。
【図2】 データ転送制御装置の搭載する画像処理装置
の一例の概略構成を示すブロック図である。
の一例の概略構成を示すブロック図である。
【図3】 ATAインタフェースにおけるCRCを用い
たDMAデータ転送プロトコルを示す説明図であり、
(a)はDMAデータ転送プロトコルの各フェーズを示
す図であり、(b)はDMAデータ転送プロトコルにお
けるチェックコードの送出タイミングを示す図である。
たDMAデータ転送プロトコルを示す説明図であり、
(a)はDMAデータ転送プロトコルの各フェーズを示
す図であり、(b)はDMAデータ転送プロトコルにお
けるチェックコードの送出タイミングを示す図である。
【図4】 第1の実施の形態におけるデータ転送の休止
手順を示すフローチャートである。
手順を示すフローチャートである。
【図5】 第1の実施の形態におけるチェックコードの
送出タイミングを示すタイミングチャートであり、
(a)はデータ転送休止を行わない場合のチェックコー
ド送出タイミングを示す図、(b)はデータ転送休止を
行う場合のチェックコード送出タイミングを示す図であ
る。
送出タイミングを示すタイミングチャートであり、
(a)はデータ転送休止を行わない場合のチェックコー
ド送出タイミングを示す図、(b)はデータ転送休止を
行う場合のチェックコード送出タイミングを示す図であ
る。
【図6】 本発明に係わるデータ転送制御装置の第2の
実施の形態における機能構成を示すブロック図である。
実施の形態における機能構成を示すブロック図である。
【図7】 第2の実施の形態におけるデータ転送の休止
手順を示すフローチャートである。
手順を示すフローチャートである。
【図8】 第3の実施の形態のデータ転送制御方法によ
るデータ転送手順を示すフローチャートである。
るデータ転送手順を示すフローチャートである。
1,1A…データ転送制御装置、1a…チェックコード
付加手段、1b,1f…転送休止要求手段、1c…休止
選択手段、1d,1g…転送制御手段、1e…選択出力
手段、2…データ記憶装置
付加手段、1b,1f…転送休止要求手段、1c…休止
選択手段、1d,1g…転送制御手段、1e…選択出力
手段、2…データ記憶装置
Claims (7)
- 【請求項1】 データを格納するデータ記憶装置と接続
し、該データ記憶装置とその外部との間のデータ転送を
制御するデータ転送制御装置において、 連続して転送されるデータ中の誤り検出を行うために該
転送されるデータにチェックコードを付加するチェック
コード付加手段と、 前記チェックコードによってある一定レベルの誤り検出
を可能にするデータ数で定められる検出可能データ数と
前記転送されるデータのデータ数とを比較し、その比較
結果に応じて前記転送されるデータについてのデータ転
送の休止要求を出力する転送休止要求手段と、 前記転送休止要求手段が出力した休止要求を適用するか
否かを選択する休止選択手段と、 前記休止選択手段が前記休止要求を適用すると選択すれ
ば、前記転送されるデータについてのデータ転送を一旦
休止して、前記チェックコード付加手段によるチェック
コードの付加を行わせる転送制御手段とを備えることを
特徴とするデータ転送制御装置。 - 【請求項2】 データを格納するデータ記憶装置と接続
し、該データ記憶装置とその外部との間のデータ転送を
制御するデータ転送制御装置において、 連続して転送されるデータ中の誤り検出を行うために該
転送されるデータにチェックコードを付加するチェック
コード付加手段と、 前記チェックコードによってある一定レベルの誤り検出
を可能にするデータ数で定められる検出可能データ数と
前記データ記憶装置に対して連続して転送できる最大デ
ータ量である転送可能データ数とのいずれかを出力する
選択出力手段と、 前記選択出力手段が出力した検出可能データ数または転
送可能データ数と前記転送されるデータのデータ数とを
比較し、その比較結果に応じて前記転送されるデータに
ついてのデータ転送の休止要求を出力する転送休止要求
手段と、 前記転送休止要求手段が前記休止要求を出力すると、前
記転送されるデータについてのデータ転送を一旦休止し
て、前記チェックコード付加手段によるチェックコード
の付加を行わせる転送制御手段とを備えることを特徴と
するデータ転送制御装置。 - 【請求項3】 請求項1または2記載のデータ転送制御
装置において、 ある一定レベルの誤り検出を可能にするデータ数で定め
られる検出可能データ数は、前記データ記憶装置に対し
て連続して転送できる最大データ量である転送可能デー
タ数よりも小さいことを特徴とするデータ転送制御装
置。 - 【請求項4】 請求項1または2記載のデータ転送制御
装置において、 前記転送休止要求手段は、前記データ記憶装置からその
外部へのデータ転送を行う場合に、前記チェックコード
によってある一定レベルの誤り検出を可能にするデータ
数から所定数を引いたデータ数を検出可能データ数とす
るものであることを特徴とする請求項1または2記載の
データ転送制御装置。 - 【請求項5】 請求項1記載のデータ転送制御装置にお
いて、 前記休止選択手段は、所定条件に応じて前記休止要求を
適用するか否かを選択するものであることを特徴とする
データ転送制御装置。 - 【請求項6】 請求項2記載のデータ転送制御装置にお
いて、 前記選択出力手段は、所定条件に応じて前記検出可能デ
ータ数と前記転送可能データ数とのいずれかを出力する
ものであることを特徴とするデータ転送制御装置。 - 【請求項7】 データを格納するデータ記憶装置とその
外部との間のデータ転送を制御するためのデータ転送制
御方法において、 所定条件に応じて、チェックコードによってある一定レ
ベルの誤り検出を可能にするデータ数で定められる検出
可能データ数を、データ転送コマンドにおける転送デー
タ数とすることを特徴とするデータ転送制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9177915A JPH1125008A (ja) | 1997-07-03 | 1997-07-03 | データ転送制御装置およびデータ転送制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9177915A JPH1125008A (ja) | 1997-07-03 | 1997-07-03 | データ転送制御装置およびデータ転送制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1125008A true JPH1125008A (ja) | 1999-01-29 |
Family
ID=16039295
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9177915A Pending JPH1125008A (ja) | 1997-07-03 | 1997-07-03 | データ転送制御装置およびデータ転送制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1125008A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005235219A (ja) * | 2004-02-18 | 2005-09-02 | Harman Becker Automotive Systems Gmbh | Atapiスイッチ |
-
1997
- 1997-07-03 JP JP9177915A patent/JPH1125008A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005235219A (ja) * | 2004-02-18 | 2005-09-02 | Harman Becker Automotive Systems Gmbh | Atapiスイッチ |
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