JPH11249450A - 中間転写ベルト及び中間転写装置 - Google Patents

中間転写ベルト及び中間転写装置

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JPH11249450A
JPH11249450A JP6793398A JP6793398A JPH11249450A JP H11249450 A JPH11249450 A JP H11249450A JP 6793398 A JP6793398 A JP 6793398A JP 6793398 A JP6793398 A JP 6793398A JP H11249450 A JPH11249450 A JP H11249450A
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intermediate transfer
transfer belt
belt
layer
resin
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JP6793398A
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English (en)
Inventor
Shigeo Kuriyama
茂男 栗山
Itaru Kurimoto
到 栗本
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 走行時に生じるベルトの幅方向の伸縮を可及
的に防止して、乱れ等のない高画質な画像を得ることが
できる中間転写ベルトを提供することを目的とする。 【解決手段】 1層以上の繊維層21と、該繊維層21
の片面又は両面に積層された弾性層22とを有する中間
転写ベルト20において、幅方向の伸び率が周方向の伸
び率の0.3倍以上であることを特徴とする中間転写ベ
ルトを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
ー等の電子写真装置や静電記録装置等における静電記録
プロセスにおいて、表面に静電潜像を保持した潜像保持
体等の画像形成体表面に現像剤を供給して形成されたト
ナー像を、紙等の記録媒体へと転写する前に一旦転写保
持し、これを上記記録媒体へと転写する中間転写ベル
ト、及び該中間転写ベルトを用いた中間転写装置に関
し、更に詳述すると、中間転写方式によってカラー印刷
を行う場合に、ベルトの幅方向の伸縮を可及的に防止し
て、乱れ等のない高画質な画像を得ることができる中間
転写ベルト、及び該中間転写ベルトを用いた中間転写装
置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来か
ら、複写機、プリンター等における静電記録プロセスで
は、まず、感光体(潜像保持体)の表面を一様に帯電さ
せ、この感光体に光学系から映像を投射して光の当たっ
た部分の帯電を消去することによって静電潜像を形成
し、次いで、この静電潜像にトナーを供給してトナーの
静電的付着によりトナー像を形成し、これを紙,OH
P,印画紙等の記録媒体へと転写することにより、プリ
ントする方法が採られている。
【0003】この場合、カラープリンターやカラー複写
機においても、基本的には上記プロセスに従ってプリン
トが行われるが、カラー印刷の場合には、マゼンタ、イ
エロー、シアン、ブラックの4色のトナーを用いて色調
を再現するもので、これらのトナーを所定割合で重ね合
わせて必要な色調を得るための工程が必要であり、この
工程を行うためにいくつかの方式が提案されている。
【0004】まず、第1には、モノクロ印刷を行う場合
と同様に、感光体上にトナーを供給して静電潜像を可視
化する際に、上記マゼンタ、イエロー、シアン、ブラッ
クの4色のトナーを順次重ねていくことにより現像を行
い、感光体上にカラーのトナー像を形成する多重現像方
式がある。この方式によれば比較的コンパクトに装置を
構成することが可能であるが、この方式では階調の制御
が非常に難しく、高画質が得られないという問題点があ
る。
【0005】第2に、4つの感光ドラムを設け、各ドラ
ムの潜像をそれぞれマゼンタ、イエロー、シアン、ブラ
ックのトナーで現像することにより、マゼンタによるト
ナー像、イエローによるトナー像、シアンによるトナー
像及びブラックによるトナー像の4つのトナー像を形成
し、これらトナー像が形成された感光ドラムを1列に並
べて各トナー像を紙等の記録媒体に順次転写して記録媒
体上に重ねることにより、カラー画像を再現するタンデ
ム方式がある。この方式は、良好な画像が得られるもの
の、4つの感光ドラムと、各感光ドラム毎に設けられた
帯電機構及び現像機構が1列に並べられた状態となり、
装置が大型化すると共に高価なものとなってしまう。
【0006】第3に、紙等の記録媒体を転写ドラムに巻
き付けてこれを4回転させ、周回毎に感光体上のマゼン
タ、イエロー、シアン、ブラックを順次記録媒体に転写
してカラー画像を再現する転写ドラム方式もある。この
方式によれば比較的高画質が得られるが、記録媒体が葉
書等の厚紙である場合には、これを上記転写ドラムに巻
き付けることが困難であり、記録媒体種が制限されると
いう問題点がある。
【0007】上記多重現像方式、タンデム方式及び転写
ドラム方式に対して、良好な画質が得られ、かつ装置が
特に大型化するようなこともなく、しかも記録媒体種が
特に制限されるようなこともない方式として、中間転写
方式が提案されている。
【0008】即ち、この中間転写方式は、感光体上のト
ナー像を一旦転写保持するドラムやベルトからなる中間
転写部材を設け、この中間転写部材の周囲にマゼンタに
よるトナー像、イエローによるトナー像、シアンによる
トナー像及びブラックによるトナー像を形成した4つの
感光体を配置して4色のトナー像を中間転写部材上に順
次転写することにより、この中間転写部材上にカラー画
像を形成し、このカラー画像を紙等の記録媒体上に転写
するものである。従って、4色のトナー像を重ね合わせ
て階調を調整するものであるから、高画質を得ることが
可能であり、かつタンデム方式のように感光体を1列に
並べる必要がないので装置が特に大型化することもな
く、しかも記録媒体をドラムに巻き付ける必要もないの
で記録媒体種が制限されることもないものである。
【0009】このような、中間転写方式によりカラー画
像の形成を行う装置として、中間転写部材として無端ベ
ルト状の中間転写ベルトを用いた画像形成装置を図1に
例示する。
【0010】即ち、図1中、1はドラム状の感光体であ
り、図中矢印方向に回転するようになっている。この感
光体1は、一次帯電器2によって帯電され、次いで画像
露光3により露光部分の帯電が消去されて第1の色成分
に対応した静電潜像がこの感光体1上に形成され、更に
静電潜像が現像器41により第1色のマゼンタトナーM
で現像され、第1色のマゼンタトナー画像が感光体1上
に形成される。そして、このトナー画像が、駆動ローラ
(駆動部材)30により循環駆動されて感光体1と接触
しながら循環回転する中間転ベルト20に転写される。
この場合、感光体1から中間転写ベルト20への転写
は、感光体1と中間転写ベルト20とのニップ部におい
て、中間転写ベルト20に電源61から印加される一次
転写バイアスにより行われる。この中間転写ベルト20
に第1色のマゼンタトナー画像が転写された後、上記感
光体1はその表面がクリーニング装置14により清掃さ
れ、感光体1の1回転目の現像転写操作が完了する。以
降、感光体が3回転し、各周回毎に現像器42〜44を
順次用いて第2色のシアントナー画像、第3色のイエロ
ートナー画像、第4色のブラックトナー画像が順次感光
体1上に形成され、これが周回毎に中間転写ベルト20
に重畳転写され、目的のカラー画像に対応した合成カラ
ートナー画像が中間転写ベルト20上に形成される。な
お、図1の装置にあっては、感光体1の周回毎に現像器
41〜44が順次入れ替わってマゼンタトナーM、シア
ントナーC、イエロートナーY、ブラックトナーBによ
る現像が順次行われるようになっている。
【0011】次に、上記合成カラートナー画像が形成さ
れた中間転写ベルト20に転写ローラ25が当接し、そ
のニップ部に給紙カセット9から紙等の記録媒体26が
給送される。これと同時に二次転写バイアスが電源29
から転写ローラ25に印加され、合成カラートナー画像
が中間転写ベルト20から記録媒体26上に合成カラー
トナー画像が転写されて加熱定着され、最終画像とな
る。そして、合成カラートナー画像を記録媒体26へと
転写した後の中間転写ベルト20は、表面の転写残留ト
ナーがクリーニング装置35により除去され、初期状態
に戻り次の画像形成に備えるようになっている。
【0012】しかしながら、この画像形成装置のよう
に、中間転写ベルトを2以上の軸(図1では駆動ローラ
30を含む4つのローラ)に張架して繰り返し回転させ
ると、ベルトが幅方向へとずれて行く現象が発生する。
この現象は、製造上の問題やベルトの伸びなどによっ
てベルト幅の左右で周長が異なることや、軸のアライ
メントがずれていること、などが原因となって発生する
場合がほとんどである。
【0013】このようなずれの発生を防止する方策とし
ては、a:センサーによってベルトのズレを検知して、
そのズレを矯正するように軸のアライメントを故意にず
らしてベルトが直進するように調整する装置を設ける方
法、b:ベルトと軸とに互いに嵌合する突起や溝等の嵌
合部を設けて、ベルトのズレを防止する方法、などがあ
る。
【0014】しかしながら、軸のアライメントを調整す
る上記aの方法は、装置が大がかりになり、コスト的に
も高価な装置となってしまう。また、嵌合部を設ける上
記bの方法は、ベルトの周方向に沿って凸条又は溝から
なる1本の嵌合部を設けるのが一般的であるが、この場
合、蛇行量が少ないときには効果があるが、蛇行量が大
きい場合にはベルトが幅方向に伸びて、又は縮んで(場
合によっては皺になる場合もある)、得られる画像に歪
みや乱れが生じ、極端な場合にはベルトと軸との嵌合状
態が外れてしまったり、ベルトが裂けてしまう場合もあ
る。更に、ベルトの周方向に沿って凸条又は溝からなる
嵌合部を2本以上設けてより確実にベルトのズレを防止
する方法もあるが、この場合にはベルトと軸との間に寸
法上の許容差が非常に小さくなり、製造上の効率が低下
するという問題を生じることとなる。
【0015】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、2以上の軸間に張架して走行させた際にズレや伸
び,縮み等の発生を可及的に防止して、歪みや乱れのな
い良好な画像を確実に得ることができる中間転写ベルト
を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結
果、1層以上の繊維層と、該繊維層の片面又は両面に積
層された弾性層とを有する無端ベルト状の中間転写部材
を、駆動ローラ等の駆動部材間に張架して走行させ、こ
の中間転写ベルトの表面に潜像保持体等の画像形成体表
面に形成されたトナー像を一旦転写保持し、これを記録
媒体へと転写することにより、中間転写方式によってプ
リントを行う場合に、上記中間転写ベルトの幅方向の伸
び率を周方向の伸び率の0.3倍以上とすることによっ
て、走行中のベルトにズレが生じるのを効果的に防止す
ることができ、特に上記駆動部材とベルトとに互いに嵌
合する嵌合部を設けた際のベルト幅方向の伸びや縮みの
発生を可及的に防止し得、歪みや乱れのない良好な画像
が確実に得られることを見い出した。
【0017】即ち、通常このような2以上の軸間に張架
されて循環走行する無端ベルトは、伸びによる弛みが生
じないように、周方向の伸び率をできるだけ小さくする
ように設計され、周方向の伸び率が周方向の伸び率に対
して非常に小さくなっている。しかしながら、本発明者
の検討によれば、幅方向の伸び率を適度に大きくするこ
とによって、走行時に生じるズレの原因である幅方向両
端間の周長の差や、軸のアライメントのズレなどを、ベ
ルトの周方向の伸びによって効果的に吸収し得、特に駆
動部材とベルトとに互いに嵌合する嵌合部を設けた際の
ベルト幅方向の伸びや縮みの発生を可及的に防止して、
歪みや乱れのない良好な画像が確実に得られることを見
い出し、本発明を完成したものである。
【0018】従って、本発明は、画像形成体と記録媒体
との間に配設され、駆動部材により循環駆動されて、上
記画像形成体表面に形成されたトナー像を一旦自己の表
面に転写保持し、これを記録媒体へと転写する無端ベル
ト状の中間転写ベルトにおいて、1層以上の繊維層と、
該繊維層の片面又は両面に積層された弾性層とを有して
なり、かつ幅方向の伸び率が周方向の伸び率の0.3倍
以上であることを特徴とする中間転写ベルトを提供す
る。
【0019】また、本発明は、画像形成体と記録媒体と
の間に配設され、上記画像形成体表面に形成されたトナ
ー像を一旦自己の表面に転写保持し、これを記録媒体へ
と転写する無端ベルト状の中間転写ベルトと、該中間転
写ベルトを循環駆動する駆動部材と、上記中間転写ベル
トに電圧を印加する電圧印加手段とを具備してなる中間
転写装置において、中間転写ベルトとして、上記本発明
の中間転写ベルトを用いたことを特徴とする中間転写装
置を提供するものである。
【0020】この場合、上記電圧印加手段は、感光ドラ
ム,ベルト等の画像形成体からトナー像を上記中間転写
ベルトに転写する際と、中間転写ベルトから紙等の記録
媒体にトナー像を転写する際とで、印加する電圧の正負
の切り替えを行い、スムーズにトナー像の受け渡しを行
うためのものである。
【0021】以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明の中間転写ベルトは、例えば図1に参照符号20
で示された中間転写ベルトのように、駆動ローラ30等
の駆動部材により循環駆動される無端ベルト状のもので
あり、感光体ドラム(潜像保持体)1と紙等の記録媒体
26との間に配設し、上記感光ドラム1の表面に形成さ
れたトナー像を一旦転写保持し、これを記録媒体26へ
と転写するものである。なお、図1の装置は、上述した
ように、中間転写方式によりカラー印刷を行うものであ
る。
【0022】本発明の中間転写ベルトは、1層以上の繊
維層と、該繊維層の片面又は両面に積層された弾性層と
を有するものであり、例えば、図2(A)(B)に示し
たように、繊維層21の両面に弾性層22,22を積層
し、更に一方の弾性層22表面に樹脂層23を形成した
ものである。
【0023】上記繊維層21は、公知の織布や不織布を
用いて形成することができ、具体的には、麻,毛,絹,
綿等の天然繊維、ビスコース等の再生繊維、ポリエステ
ル,ナイロン(ナイロン6,66,46等),ビニロ
ン,塩化ビニリデン,ポリオレフィン(ポリエチレン,
ポリプロピレン等),ポリクラーク等の合成繊維、アセ
テート等の半合成繊維、アラミド繊維,ポリビニルアル
コール繊維,ポリアクリロニトリル繊維等の所謂高機能
性繊維、ステンレススチール,その他のスチール等の金
属繊維などの織布や不織布を例示することができる。こ
の場合、織布の布構造としては、平織、斜文織、朱子
織、及びこれらを組み合わせたものなど、適宜選択する
ことができるが、特に堅牢性,経済性などから平織の織
布が好ましく用いられる。
【0024】上記繊維層21は、図2(B)に示したよ
うに、上記織布や不織布21aを複数積層(図では2
層)した複数層構造の繊維層としてもよく、その際、繊
維層21の厚みは特に制限されるものではないが、0.
01〜2mm、特に0.05〜0.5mm程度であるこ
とが好ましく、繊維層21の厚みが0.01未満である
と、この繊維層21による寸法安定性が低下して中間転
写ベルト20に大きな伸び等の変形が生じてしまう場合
があり、一方2mmを超えると中間転写ベルト20の柔
軟性が損なわれる場合がある。また、特に制限されるも
のではないが、この繊維層21を形成する織布や不織布
の繊維径は、20〜420デニール、特に30〜210
デニール、更には30〜80デニールであることが好ま
しく、平織の織布とする場合には、縦糸と横糸とで繊維
径の異なるものを用いてもよい。更に、この上記織布や
不織布は、特に制限されるものではないが、比較的薄い
ものであることが好ましく、具体的には厚み0.01〜
0.2mm、特に0.05〜0.15mmであることが
好ましい。この場合、上記織布や不織布により形成され
る繊維層21の厚みが0.01mm未満であると、この
繊維層21による寸法安定性が低下して中間転写ベルト
20に伸び等の変形が生じてしまう場合があり、一方
0.2mmを超えると中間転写ベルト20の柔軟性が損
なわれる場合がある。
【0025】ここで、図2に参照符号21bで示したよ
うに、この繊維層21を形成する上記織布や不織布21
aには、その表面部分又は全体に必要に応じてゴムや樹
脂を含浸させることができ、これにより繊維層21と弾
性層22又は樹脂層23との接着性及び表面平滑性を向
上させることができる。この場合、含浸剤としては、後
述する弾性層22を形成する材料として例示するものと
同種のゴム等によるゴムセメントやエポキシ樹脂、レゾ
ルシンホルムアルデヒド(RFL)、及びこれらの混合
物が好適に用いられ、塗布又は浸漬により、これら含浸
剤を上記織布や不織布21aに予め含浸させておくこと
ができ、これにより容易に含浸部21bを形成すること
ができる。
【0026】上記弾性層22としては、特に制限はな
く、ウレタン等の樹脂、ゴム又はこれらの発泡体を用い
ることができる。具体的には、ニトリルゴム(NB
R)、クロロプレンゴム(CR)、イソプレンゴム(I
R)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、エチレンプ
ロピレンゴム(EPDM)、ブチルゴム(IIR)、天
然ゴム(NR)、ブタジエンゴム(BR)、アクリルゴ
ム(ACR)、エピクロルヒドリンゴム(ECO)等の
一般的なゴム又はスチレンーブタジエンースチレンゴム
(SBS)或いはその水添加物(SEBS)等の熱可塑
性ゴム及びこれらの発泡体を用いることができ、特に制
限されるものではないが、弾性層22の加工性、硬度等
の点からNBR又はECOに粘度の低いNBR、BR、
IRを添加したゴム組成物が好ましく用いられる。な
お、その場合の好ましい配合比は、弾性層22のゴム材
料全体を100とした場合にその重量%で(NBR又は
ECO):(NBR+BR+IR)=10〜90:90
〜10である。
【0027】また、この弾性層22には、導電性材料を
添加して導電性を付与又は調整することができる。この
場合、導電性材料としては、特に限定されず、ラウリル
トリメチルアンモニウム、ステアリルトリメチルアンモ
ニウム、オクタデシルトリメチルアンモニウム、ドデシ
ルトリメチルアンモニウム、へキサデシルトリメチルア
ンモニウム、変性脂肪酸・ジメチルエチルアンモニウム
の過塩素酸塩,塩素酸塩,ホウフッ化水素酸塩,硫酸
塩,エトサルフェート塩,ハロゲン化ベンジル塩(臭化
ベルジル塩,塩化ベンジル塩等)等の第4級アンモニウ
ムなどの陽イオン界面活性剤;脂肪族スルホン酸、高級
アルコール硫酸エステル塩、高級アルコールエチレンオ
キサイド付加硫酸塩、高級アルコール燐酸エステル塩等
の陰イオン界面活性剤;各種ベタイン等の両性イオン界
面活性剤;高級アルコールエチレンオキサイド、ポリエ
チレングリコール脂肪酸エステル、多価アルコール脂肪
酸エステル等の非イオン性帯電防止剤などの帯電防止
剤;LiCF2SO2、NaClO4、LiBF4、NaC
l等の周期律表第1族の金属塩;Ca(ClO42等の
周期律表第2族の金属塩:及びこれらの帯電防止剤がイ
ソシアネートと反応する活性水素を有する基(水酸基,
カルボキシル基,一級乃至二級アミン基等)を1個以上
有するものなどが挙げられる。更に、これらと多価アル
コール(1,4−ブタンジオール、エチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール
等)又はその誘導体との錯体、或いはエチレングリコー
ルモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチル
エーテル等との錯体などのイオン導電剤;ケッチェンブ
ラック、アセチレンブラック等の導電性カーボン;SA
F、ISAF、HAF、FEF、GPF、SRF、F
T、MT等のゴム用カーボン;酸化処理を施したカラー
インク用カーボン、熱分解カーボン、天然グラファイ
ト、人造グラファイト等;酸化スズ、酸化チタン、酸化
亜鉛、ニッケル、銅等の金属及び金属酸化物;ポリアニ
リン、ポリピロール、ポリアセチレン等の導電性ポリマ
ーなどを例示することができる。
【0028】これら導電性材料の弾性層22への添加量
は樹脂又はゴム成分100重量部に対して0.01〜5
0重量部、好ましくは0.1〜30重量部とすることが
でき、これにより弾性層の抵抗値を102〜1014Ω・
cmに調整することができる。
【0029】ここで、上記図2(A)(B)では、この
弾性層22を上記繊維層21の両面に設けたが、図3
(A)に示したように、この弾性層22は図1の装置に
おいて上記感光体ドラム1(潜像保持体)及び上記記録
媒体26に接触又は近接してトナー像を転写保持する側
の片面のみに形成するようにしてもよく、また、後述す
る樹脂層23をトナー像転写面に形成する場合には、図
3(B)に示したように、トナー像を転写する面とは反
対側の片面のみに弾性層22を形成し、繊維層21上に
後述する樹脂層23を形成して転写面とすることもで
き、更には、特に図示していないが、弾性層の両面に上
記繊維層を積層し、一方の繊維層上に後述する樹脂層2
3を形成することもできる。この弾性層22の片面側
(単層)のみの厚みは、中間転写ベルトの形態に応じて
適宜選定されるものであるが、例えば図2(A)(B)
のように繊維層21の両面側に弾性層22を有する中間
転写ベルトである場合は、0.01〜2mm、特に0.
05〜0.5mm程度とすることが好ましい。
【0030】次に、上記樹脂層23は、特に制限される
ものではないが、フッ素樹脂やフッ素ゴム、ポリアミ
ド、ポリウレタン、ポリエステル、アルキッド樹脂、メ
ラミン樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、アクリル
樹脂、アクリルシリコーン樹脂、アクリルウレタン樹
脂、シリコーン樹脂、アミノ樹脂、尿素樹脂等の1種又
は2種以上の樹脂を混合した樹脂を用いて形成すること
ができる。
【0031】ここで、この樹脂層23は、特に制限され
るものではないが、フッ素樹脂を含有する樹脂を用いて
形成することが好ましく、この場合、フッ素樹脂として
は、ポリテトラフルオロエチレン、テトラフルオロエチ
レン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、
テトラフルオロエチレン−へキサフルオロプロピレン−
パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体、テトラ
フルオロエチレン−エチレン共重合体、ポリクロロトリ
フルオロエチレン、クロロトリフルオロエチレン−エチ
レン共重合体、ポリビニリデンフルオライド、ポリビニ
ルフルオライド等が好ましく用いられ、これによりトナ
ーの付着や融着をより効果的に防止することができる。
【0032】この樹脂層23には、特に制限されるもの
ではないが、通常適度な導電性を付与するため、上記弾
性層22に配合されるものとして例示したものと同様の
導電性材料が配合される。この場合、導電性材料の配合
量は、特に制限されず、所望の抵抗値に応じて適宜選定
される。本発明の中間転写ベルトの適当な表面抵抗は、
体積固有抵抗が102〜1018Ω・cm、特に105〜1
18Ω・cmであり、このような抵抗値が得られるよう
に導電剤の配合量を選定することができ、通常は樹脂成
分100重量部に対して0.001〜80重量部程度で
ある。
【0033】更に、この樹脂層23には、チクソトロピ
ー性付与剤、構造粘性付与剤等の添加剤を配合してもよ
く、これらは無機系、有機系のいずれでもよく例えばシ
リカ化合物などを例示することができる。
【0034】この樹脂層23は、例えば図1の画像形成
装置における上記感光体ドラム1(潜像保持体)及び上
記記録媒体26に接触又は近接してトナー像を転写保持
する側の表面に形成されるものであるが、本発明の中間
転写ベルトにおいて、この樹脂層23は必ずしも必須の
構成ではなく、場合によってはこの樹脂層23を省略し
て上記弾性層22上に直接トナー像を転写保持するよう
にすることも可能である。
【0035】また、上記樹脂層23を設ける場合、該樹
脂層23と上記弾性層22との間には、目的に応じてそ
の他の樹脂層又はゴム層を形成することもできる。
【0036】その他の樹脂層又はゴム層を形成する材料
としては、上記弾性層22を形成するものとして例示し
たものと同様のゴム、塩素化ポリエチレン、クロロスル
フォン化ポリエチレン、ポリエステル系樹脂、アクリル
系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリジオキソラン系樹脂、ウ
レタン変性アクリル系樹脂、ナイロン系樹脂、エポキシ
系樹脂、スチレン系樹脂、ポリビニルアセタール系樹
脂、フッ素樹脂、フッ素ゴムなどが挙げられる。
【0037】このその他の樹脂層又はゴム層にも、上記
弾性層22に添加される導電性材料として例示したもの
と同様の導電性材料を樹脂又はゴム成分100重量部に
対して0.01〜50重量部、好ましくは0.1〜30
重量部程度配合して、体積固有抵抗を102〜1014Ω
・cm、特に105〜1014Ω・cmに調整することが
できる。また、このその他の樹脂層又はゴム層の厚み
は、特に制限されるものではないが、通常1〜600μ
m程度とすることができる。
【0038】また、本発明の中間転写ベルトには、図2
に一点鎖線で示したように、図1の画像形成装置におけ
る駆動ローラ30などの駆動部材と接触する側の面に、
該駆動部材(例えば駆動ローラ30)に形成した嵌合部
(図示せず)と嵌合する嵌合部24を形成してもよく、
本発明の中間転写ベルトは、このような嵌合部24を設
け、これを駆動部材(例えば駆動ローラ30)に設けた
嵌合部(図示せず)と嵌合させて走行させる場合に、そ
の効果が特に顕著である。
【0039】この場合、上記嵌合部24は、特に制限さ
れるものではないが、図2に示したように、ベルト20
の周方向(回転方向)に沿って連続する凸条とし、これ
を上記駆動ローラ30等の駆動部材の周面に周方向に沿
って形成した溝に嵌合させるようにすることが一般的で
ある。
【0040】上記嵌合部24は、上述した弾性層22と
同一の材料により該弾性層22と一体的に形成すること
ができ、この場合嵌合部24を弾性層22よりも耐摩耗
性に優れる補強材料によって補強してもよく、例えばこ
の嵌合部24を形成するゴムや樹脂中にガラス、カーボ
ン、グラファィト、アラミド、綿、人絹、ナイロン、ポ
リエチレン、セラミック(SiC,Al23等)、金属
(ボロン,ステンレススチール等)等の短繊維及び/又
は長繊維を練り込んだり、上述した不織布や織布を埋設
したり、嵌合部24の表面を上述し織布で被覆して補強
することができる。また、この嵌合部24自体を弾性層
22よりも耐摩耗性に優れる材料で形成してもよい。
【0041】なお、図2では、ベルト20の片端部に1
本の連続する凸条を嵌合部24として設けた例を示した
が、この嵌合部24は多数の凸部をベルト20の周方向
(回転方向)に沿って一列に並べて突設してもよく、ま
た嵌合部24を2本以上設けたり、ベルト20の幅方向
中央部に設けてもよい。更に、嵌合部24として図2に
示した凸条ではなく、ベルト20の周方向(回転方向)
に沿った溝を設け、これを上記駆動ローラ30等の駆動
部材の周面に周方向に沿って形成した凸条と嵌合させる
ようにしてもよい。
【0042】本発明では、中間転写ベルト20におい
て、ベルト幅方向の伸び率が周方向の伸び率の0.3倍
以上となるようにしたものであり、好ましくは幅方向の
伸び率が周方向の伸び率の0.3〜1.5倍、より好ま
しくは0.5〜1.0倍としたものである。
【0043】ここで、上記幅方向の伸び率と周方向の伸
び率は、共に同一の方法で同一の条件により測定したも
のであれば、どのような方法及び条件で測定してもよ
い。例えば、JIS K 6322に規定された試験片
を中間転写ベルトから切り出し、この試験片を同規格に
規定された試験機にセットして引張荷重を徐々に上げな
がら伸び量を測定し、得られた結果から例えば図4に示
したような荷重/伸び曲線を得、この曲線における伸び
0%〜破断伸びまでの区間を直線近似してその傾きを伸
び率とする方法が好適に採用される。この場合、幅方向
の伸び率の測定にはベルトの幅方向に沿って切り出した
試験片を用い、周方向の伸び率はベルトの周方向に沿っ
て切り出した試験片を用いるものである。
【0044】このようなベルト幅方向の弾性率とベルト
周方向の弾性率との関係は、ベルトの構造や上記弾性層
22,補強層21を形成する材料等を適宜選択し、適宜
組み合わせることにより調整することができる。例え
ば、補強層21に平織の織布を用いる場合であれば、こ
の織布の縦糸(ベルトの周方向に沿った糸)と横糸(ベ
ルトの幅方向に沿った糸)の繊維径や打ち込み数を適宜
調整することにより、ベルト幅方向の弾性率と周方向の
弾性率との関係を調整することができる。
【0045】本発明の中間転写ベルトは、特に制限され
るものではないが、表面粗さをJIS10点平均粗さR
zで10μm以下、特に6μm以下、更には3μm以下
とすることが好ましい。また、部材の体積固有抵抗は1
6〜1014Ω・cm程度とすることが好ましい。更
に、本発明の中間転写ベルトを用いた中間転写装置とし
ては、図1に示した画像形成装置の中間転写部を例示す
ることができる。この場合、図1の装置のように、本発
明の中間転写ベルト20を回転させる駆動ローラ又は駆
動ギアには適宜な電源61から電圧を印加することがで
き、この場合の電圧は直流のみの印加又は直流に交流を
重量する印加など、印加条件は適時選択することができ
る。
【0046】
【発明の効果】本発明の中間転写ベルト及び該中間転写
ベルトを用いた中間転写装置は、中間転写ベルトのベル
ト幅方向の伸び率とベルト周方向の伸び率との関係を適
正化したことにより、走行時に生じるベルト幅方向の伸
びや縮みの発生を可及的に防止して、歪みや乱れのない
良好な画像を確実に得ることができるものである。
【0047】
【実施例】以下、実施例,比較例を示し、本発明をより
具体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限される
ものではない。
【0048】[実施例,比較例]表1に示した繊維径の
ポリエステル繊維を同表に示した打込態様で平織してな
る厚さ0.1mmの織布にゴムセメント(エピクロルヒ
ドリンゴム)を含浸させた補強層21の両面に、下記組
成のゴム組成物からなる厚さ0.3mmの弾性層22を
形成すると共に、裏面(内面)の片端部に嵌合部24と
して4×4mmの凸条を成形し、樹脂層23を有しない
こと以外は、図2(A)に示したベルトと同様の構造を
有する中間転写ベルトを得た。なお、ベルトの寸法は、
内径180mm、厚み1.2mm、幅330mmであ
る。弾性層22の組成 ECO 80phr 液状NBR 20phr ステアリン酸亜鉛 1phr 炭酸カルシウム 20phr カーボンSFR 20phr 加硫剤P.O 3phr
【0049】得られた各中間転写ベルトからJIS K
6322に規定されたT形試験片を、ベルトの幅方向
に沿ったものと周方向に沿ったものの2種類切り出し、
これを同規格に規定された試験機にセットして引張荷重
を0からベルトが破断するまでの範囲で変化させながら
試験片の伸び量を測定し、荷重/伸び曲線を得、その曲
線の平均傾きから幅方向の弾性率と周方向の弾性率を求
め、各中間転写ベルトについて幅方向/周方向弾性率比
を算出した。結果を表1に示す。
【0050】また、外周面に上記嵌合部24と嵌合する
溝が形成された1対の軸(駆動部材)間に各中間転写ベ
ルトを張架し、10周/minの速度で100回転さ
せ、ベルト幅方向の変化を調べた。結果を表1に示す。
【0051】
【表1】
【0052】表1に示した結果から明らかなように、ベ
ルトの幅方向/周方向弾性率比が0.3以上の本発明中
間転写ベルトは、走行時にヘルト幅方向の伸びや縮みを
生じることなく、安定的に走行させることができ、歪み
や乱れのない良好な画像を確実に得ることができること
が確認された。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の中間転写ベルトを用いた中間転写装置
の一例を示す概略図である。
【図2】(A),(B)は、それぞれ本発明に係る中間
転写ベルトの一例を示す概略断面図である。
【図3】(A),(B)は、それぞれ本発明に係る中間
転写ベルトの他の例を示す概略断面図である。
【図4】本発明の中間転写ベルトについての荷重/伸び
曲線の一例を示すグラフである。
【符号の説明】
1 画像形成体(感光ドラム(潜像保持体)) 20 中間転写ベルト 21 繊維層 21a 織布又は不織布 21b ゴム含浸部 22 弾性層 23 樹脂層 24 嵌合部 26 記録媒体 41〜43 現像器 61 電源装置(電圧印加手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成体と記録媒体との間に配設さ
    れ、駆動部材により循環駆動されて、上記画像形成体表
    面に形成されたトナー像を一旦自己の表面に転写保持
    し、これを記録媒体へと転写する無端ベルト状の中間転
    写ベルトにおいて、1層以上の繊維層と、該繊維層の片
    面又は両面に積層された弾性層とを有してなり、かつ幅
    方向の伸び率が周方向の伸び率の0.3倍以上であるこ
    とを特徴とする中間転写ベルト。
  2. 【請求項2】 上記駆動部材と接触する側の面に、該駆
    動部材と嵌合する嵌合部を有するものである請求項1記
    載の中間転写ベルト。
  3. 【請求項3】 嵌合部が、ベルトの回転方向に沿って連
    続して突設された凸条である請求項2記載の中間転写ベ
    ルト。
  4. 【請求項4】 画像形成体と記録媒体との間に配設さ
    れ、上記画像形成体表面に形成されたトナー像を一旦自
    己の表面に転写保持し、これを記録媒体へと転写する無
    端ベルト状の中間転写ベルトと、該中間転写ベルトを循
    環駆動する駆動部材と、上記中間転写ベルトに電圧を印
    加する電圧印加手段とを具備してなる中間転写装置にお
    いて、上記中間転写ベルトとして、請求項1〜3のいず
    れか1項に記載の中間転写ベルトを用いたことを特徴と
    する中間転写装置。
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