JPH11248997A - カメラのレンズ駆動装置 - Google Patents

カメラのレンズ駆動装置

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JPH11248997A
JPH11248997A JP10049834A JP4983498A JPH11248997A JP H11248997 A JPH11248997 A JP H11248997A JP 10049834 A JP10049834 A JP 10049834A JP 4983498 A JP4983498 A JP 4983498A JP H11248997 A JPH11248997 A JP H11248997A
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focus lens
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    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B13/00Viewfinders; Focusing aids for cameras; Means for focusing for cameras; Autofocus systems for cameras
    • G03B13/32Means for focusing
    • G03B13/34Power focusing
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/28Systems for automatic generation of focusing signals

Abstract

(57)【要約】 【課題】フォーカスプリセット機能によって予め記憶し
たプリセット位置にフォーカスレンズを移動させた後、
フォーカスデマンドを操作することにより、フォーカス
レンズをプリセット位置を基準に移動させると共に、こ
の場合にフォーカスデマンドの回転端とフォーカスレン
ズの移動端が一致するようにフォーカスレンズの移動を
制御することにより、フォーカスレンズの移動端付近で
のピント調整ができないという不具合を防止するカメラ
のレンズ駆動装置を提供する。 【解決手段】再生スイッチ54によってフォーカスプリ
セットが指示されるとCPU32は、メモリ32Aから
プリセット位置を読み出し、フォーカスレンズ12をプ
リセット位置に移動させる。その後、フォーカスプリセ
ットが解除されることなくフォーカスデマンド42が操
作されると、CPU32は、フォーカスデンドによって
指示された位置と実際のフォーカスレンズ12の位置と
の差を徐々に減少させながらフォーカスレンズ12を移
動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカメラのレンズ駆動
装置に係り、特にフォーカス位置をプリセットできるカ
メラのレンズ駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビカメラ等のレンズ装置にお
いて、フォーカスレンズを任意の位置から予め記憶させ
たフォーカス位置にワンタッチで移動(再生)させる機
能を備えたものが知られており、このような機能をフォ
ーカスプリセットと称している。尚、このフォーカスプ
リセット機能を適用したテレビカメラの雲台装置につい
て特開平1−129579号公報に記載されている。
【0003】通常、このようなフォーカスプリセット機
能を備えたレンズ装置には、フォーカスプリセット用の
記憶スイッチと再生スイッチとが設けられており、記憶
スイッチを押圧操作することによりその時のフォーカス
レンズの位置がプリセットのフォーカス位置(以下、プ
リセット位置という。)として記憶され、再生スイッチ
を押圧操作することにより、フォーカスレンズが任意の
位置から前記プリセット位置に自動で移動するようにな
っている。再生スイッチを再度押圧操作すると、又は、
フォーカスデマンドを操作すると、フォーカスプリセッ
トが解除され、フォーカスレンズがフォーカスデマンド
で指示される位置に移動する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
上述のようにフォーカスプリセットを解除すると、フォ
ーカスレンズがフォーカスデマンドの指示する位置に復
帰するようになっていたため、プリセット位置を基準に
ピント調整することができなかった。このため、プリセ
ット位置で被写体からピントがずれていると、フォーカ
スプリセットを解除した後、フォーカスデマンドでピン
ト調整を行わなければならず、オンエア中にこのような
操作をするとピントが惚けた画像が放映されてしまうと
いう不具合があった。
【0005】また、このような不具合をなくすために、
プリセット位置を基準にフォーカスデマンドの操作によ
りフォーカスレンズを移動させるようにすることも可能
であるが、フォーカスデマンドの操作量をポテンショメ
ータ等によって絶対値で検出している場合には、フォー
カスデマンドが機構的な回転端を有しているため、フォ
ーカスデマンドの指示する位置と実際のフォーカスレン
ズの位置との差が問題となる。即ち、フォーカスデマン
ドの回転位置とフォーカスレンズの位置とは一定の関係
(通常は直線関係)を有しており、通常、フォーカスデ
マンドの回転端とフォーカスレンズの移動端とが一致す
るように設計されている。しかし、プリセット位置を基
準にフォーカスデマンドの操作を可能にした場合には、
フォーカスプリセットした時のフォーカスデマンドの指
示する位置とプリセット位置との差がそのまま以後の操
作におけるフォーカスデマンドの指示する位置と実際の
フォーカスレンズの位置との差として残り、フォーカス
デマンドを回転端まで回転させても、フォーカスレンズ
を移動端まで移動させることができないという問題が生
じる。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、プリセット位置を基準にしてフォーカスレンズ
をフォーカスデマンドの操作により移動させることがで
きるようにし、フォーカスデマンドが機構的な回転端を
有する場合には、この回転端とフォーカスレンズの移動
端とのずれの発生を適切に防止するカメラのレンズ駆動
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、マニュアル操作によってフォーカスレンズ
の移動位置を指示するフォーカス指示手段と、前記フォ
ーカス指示手段によって指示された移動位置に前記フォ
ーカスレンズを移動させるレンズ駆動手段と、前記フォ
ーカスレンズを予め記憶したプリセット位置に移動させ
るフォーカスプリセット手段とを備えたカメラのレンズ
駆動装置において、前記レンズ駆動手段は、前記フォー
カスプリセット手段によって前記フォーカスレンズがプ
リセット位置に移動した後、前記マニュアル操作部材が
操作されると、前記マニュアル操作部材の操作に伴っ
て、前記マニュアル操作部材によって指示されるフォー
カスレンズの移動位置とフォーカスレンズの実際の位置
との差が徐々に減少するように前記フォーカスレンズを
前記プリセット位置から移動させることを特徴としてい
る。
【0008】また、前記マニュアル操作部材の操作範囲
が制限されている場合に、前記レンズ駆動手段は、前記
マニュアル操作部材の操作範囲の制限位置において前記
フォーカスレンズが移動端に到達するように前記マニュ
アル操作部材によって指示されるフォーカスレンズの移
動位置とフォーカスレンズの実際の位置との差を減少さ
せることを特徴としている。
【0009】本発明によれば、フォーカスプリセットに
よってフォーカスレンズがプリセット位置に移動した
後、マニュアル操作部材が操作されると前記マニュアル
操作部材によって指示されるフォーカスレンズの移動位
置とフォーカスレンズの実際の位置との差が徐々に減少
するように前記フォーカスレンズを移動させるようにし
たため、フォーカスプリセット実行後にマニュアル操作
部材を操作すると、マニュアル操作部材の操作に伴いフ
ォーカスレンズがプリセット位置を基準に移動すると共
に、マニュアル操作部材の操作制限位置においてフォー
カスレンズが移動端まで移動するようになる。これによ
り、プリセット位置においてピントがずれている場合
に、フォーカスプリセットを解除しなくてもプリセット
位置を基準にピント調整を行うことができ、また、マニ
ュアル操作部材の操作制限位置とフォーカスレンズの移
動端とが一致しないためにフォーカスレンズの移動端付
近でのピント調整ができなくなるという不具合も防止さ
れる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るカメラのレンズ駆動装置の好ましい実施の形態につい
て詳説する。図1は本発明に係るカメラのレンズ駆動装
置が適用されるテレビカメラの内部構成を示すブロック
図である。同図に示すように撮影光学系10は、フォー
カスレンズ12、変倍レンズ14、マスターレンズ1
6、絞り18等から構成され、被写体像はこれらのレン
ズ、絞り18を介して撮像素子であるCCD20の結像
面に結像される。CCD20の結像面に結像された被写
体像は、CCD20によって光電変換され、画像信号と
して撮像回路22に入力される。そして、撮像回路22
によって所要の信号処理が施された後、例えばNTSC
の映像信号に変換され、ビューファインダ48やモニタ
TV等の外部映像表示装置50に出力される。これによ
り、ビューファインダ48や外部映像表示装置50に撮
影中の映像が表示される。
【0011】上記撮影光学系10のフォーカスレンズ1
2はフォーカスデマンド42によってマニュアル操作さ
れるようになっている。フォーカスデマンド42はカメ
ラマンによって回転操作され、その回転位置はポテンシ
ョメータ44によって検出される。そして、ポテンショ
メータ44の出力は、A/D変換器46を介してCPU
32に入力される。尚、フォーカスデマンド42の回転
位置は、後述するようにフォーカスレンズ12の位置と
対応付けられており、CPU32においては、フォーカ
スデマンド42の回転位置をフォーカスレンズ12の位
置を示す値に対応させた値に換算して以下に示すレンズ
駆動制御を行うようにしていることから、フォーカスデ
マンド42の回転位置とこの換算した値を特に区別する
ことなくフォーカス指示位置という。
【0012】CPU32は、上記フォーカスデマンド4
2から上記フォーカス指示位置を入力する一方でフォー
カスレンズ12の現在の位置(以下、フォーカスレンズ
位置という。)をポテンショメータ44によって検出
し、A/D変換器38を介して入力する。そして、上記
フォーカスレンズ位置とフォーカス指示位置の差を検出
し、この差に応じた電圧信号をフォーカス制御信号とし
てD/A変換器33を介してモーター駆動回路34に逐
次出力する。
【0013】モーター駆動回路34は、上記CPU32
から入力されたフォーカス制御信号の電圧を増幅させて
フォーカスレンズ位置とフォーカス指示位置との差が0
となるようにモーター36を駆動してフォーカスレンズ
12を移動させる。これにより、フォーカスレンズ12
は、上記フォーカスデマンド42によって指示されたフ
ォーカス指示位置に移動するようになっている。
【0014】また、上記CPU32には、フォーカスプ
リセットの記憶スイッチ52と再生スイッチ54とが接
続される。これらの記憶スイッチ52と再生スイッチ5
4は例えば、フォーカスデマンド42等が取り付けられ
るカメラマンの手元操作位置に設置され、カメラマンが
この記憶スイッチ52を押圧操作すると、CPU32
は、フォーカスレンズ12の位置をポテンショメータ4
4から検出し、その検出したフォーカスレンズ位置をプ
リセット位置としてCPU32内のメモリ32Aに記録
する。
【0015】一方、カメラマンが再生スイッチ54を押
圧操作すると、CPU32は、上記メモリ32Aに記憶
したプリセット位置を読み出し、そのプリセット位置に
フォーカスレンズ12を移動させる。即ち、CPU32
は、再生スイッチ54の押圧操作を検出すると、フォー
カスデマンド42から入力されるフォーカス指示位置を
無効にし、上記プリセット位置とフォーカスレンズ位置
との差を求め、この差に応じたフォーカス制御信号をD
/A変換器33を介してモーター駆動回路34に出力す
る。これにより、フォーカスレンズ12がプリセット位
置に移動するようになっている。
【0016】このフォーカスプリセット機能を実行する
ことより、予め記憶させたプリセット位置にフォーカス
レンズ12を即座に移動させることが可能である。ま
た、上記再生スイッチ54を押圧操作してプリセット位
置にフォーカスレンズ12を移動させた後に、再度、再
生スイッチ54を押圧操作することにより、フォーカス
プリセットが解除されフォーカスレンズ12がフォーカ
スデマンド42のフォーカス指示位置に復帰するように
なっている。尚、フォーカスプリセットの解除は解除用
のスイッチによって行うようにしてもよい。
【0017】更に、フォーカスプリセットを解除せずに
フォーカスプリセット実行後に続いてフォーカスデマン
ド42を操作することにより、フォーカスレンズ12を
プリセット位置を基準に移動させることができるように
なっている。この場合の詳細については後述するが、こ
の操作により、プリセット位置においてピントが合って
いない場合には、プリセット位置の前後でピント調整を
行うことができるようになっている。
【0018】次に、上記CPU32のレンズ駆動制御の
内容について詳説する。図2は、フォーカスプリセット
を実行する前(フォーカスプリセットが解除されている
状態)のフォーカスデマンド42の回転位置(即ち、フ
ォーカス指示位置)とフォーカスレンズ12の位置(即
ち、フォーカスレンズ位置)との関係を示したグラフで
ある。同図に示すように、フォーカス指示位置とフォー
カスレンズ位置とは直線lで関係付けられる。例えば、
フォーカスデマンド42を至近側の回転端Dn(原点
O)から無限遠側の回転端Di まで回転させると、フォ
ーカスレンズ12は、至近端Fn (原点O)から無限遠
端Fi まで直線lに沿って原点Oから無限遠端Iの範囲
で移動するようになっている。即ち、フォーカスデマン
ド42の機構的な回転端Dn ,Di がフォーカスレンズ
12の移動端である至近端Fn と無限遠端Fi に一致
し、フォーカスデマンド42を回転端の間で回転操作す
ると、その回転量に比例した距離だけフォーカスレンズ
12が至近端Fn と無限遠端Fi の間で移動するように
なっている。
【0019】尚、CPU32は、上述したようにフォー
カスデマンド42の回転位置をフォーカスレンズ12の
位置に対応する値に換算したフォーカス指示位置として
認識しており、CPU32は、フォーカス指示位置に一
致するようにフォーカスレンズ12の位置を制御してい
ることから直線lの傾きは1である。次に、再生スイッ
チ54が押圧操作されてフォーカスプリセットを実行し
た時のフォーカス指示位置とフォーカスレンズ位置(プ
リセット位置)との関係を図3に示す。同図に示すフォ
ーカスレンズ12のプリセット位置Fp がCPU32内
のメモリに記憶されている場合に、フォーカス指示位置
Dp でフォーカスプリセットが実行されると、フォーカ
スレンズ12は直線l上の点Sに対応する位置Fsから
同図点Pに対応するプリセット位置Fp まで移動する。
【0020】従って、フォーカスプリセットを実行する
と、フォーカス指示位置とフォーカスレンズ位置との対
応が直線lと異なるようになる。次いで、フォーカスプ
リセットの実行後にフォーカスデマンド42が操作され
たときのフォーカス指示位置とフォーカスレンズ位置の
関係を図4に示す。同図に示すように、CPU32は、
フォーカスプリセット実行後にフォーカスデマンド42
が操作されると、プリセット位置Pを通る直線m、又は
直線nに沿ってフォーカスレンズ12を移動させる。即
ち、フォーカスデマンド42が至近側に回転操作された
場合には、プリセット位置Pと至近端Oを結ぶ直線nに
沿ってフォーカスレンズ12を移動させ、逆に、フォー
カスデマンド42が無限遠側に回転操作された場合に
は、プリセット位置Pと無限遠端Iとを結ぶ直線mに沿
ってフォーカスレンズ12を移動させる。
【0021】これにより、フォーカスプリセット実行後
に、フォーカスプリセットを解除することなくフォーカ
スデマンド42を回転操作するとプリセット位置Pから
フォーカスレンズ12を移動させることができ、また、
フォーカスデマンド42を至近側の回転端Dn 又は無限
遠側の回転端Di まで回転操作した場合には、フォーカ
スレンズ12を至近端Fn 又は無限遠端Fi まで確実に
移動させることができるようになっている。
【0022】また、フォーカスデマンド12の回転方向
が回転端Dn 又は回転端Di に到達する前に切り換わっ
た場合、CPU32は、図5に示すように各切り換わり
の点〜において、フォーカスデマンド42の回転方
向側のフォーカスレンズ12の移動端を結ぶ直線上でフ
ォーカスレンズ12を移動させるようにしている。例え
ば、同図に示すように点においてフォーカスデマンド
42の回転方向が無限遠側から至近側に切り換えられる
と、フォーカスレンズ12は、点と至近端Oとを結ぶ
直線q上に沿って移動する。
【0023】ところで、CPU32は、上記図4乃至図
5に示したようなレンズ駆動制御を実行するため、フォ
ーカスプリセット実行後にフォーカスデマンド42から
入力されるフォーカス指示位置が所定単位量変化する毎
に、その単位量変化する前のフォーカス指示位置をX
0、単位量変化後のフォーカス指示位置をX1として、
次式(1)によりフォーカス指示位置X1をX1′に変
換する。
【0024】 ただし、A0はフォーカスレンズ12の移動方向側の移
動端の位置(至近端Fn 又は無限遠端Fi の位置)、B
0は、フォーカス指示位置がX0のときのフォーカスレ
ンズ12の位置(フォーカスレンズ位置)とする。
【0025】そして、CPU32は、このようにして得
られた変換後のフォーカス指示位置X1′に基づいてフ
ォーカス制御信号を生成し、このフォーカス制御信号を
モーター駆動回路34に入力する。これにより、フォー
カスレンズ12をフォーカス指示位置X1′の位置に移
動させる。このようにフォーカスデマンド42から入力
されるフォーカス指示位置が単位量変化する毎に上式
(1)によりそのフォーカス指示位置を変換して、その
フォーカス指示位置にフォーカスレンズ12を移動させ
ることにより、上述の図4乃至図5のように、プリセッ
ト位置を基準にフォーカスレンズ12を移動させること
ができ、また、フォーカスデマンド42の回転端とフォ
ーカスレンズ12の移動端を確実に一致させることがで
きる。
【0026】次に上記カメラのレンズ駆動装置の作用に
ついて図6のフローチャートを用いて説明する。電源が
オンされると、CPU32は、通常のレンズ駆動制御を
実行する(ステップS8)。即ち、上記図2に示したよ
うにフォーカスデマンド42から入力されるフォーカス
指示位置に基づいてフォーカスレンズ12をそのフォー
カス指示位置に移動させるようにする。次に、この通常
のレンズ駆動制御時に、記憶スイッチ52がオンされた
か否かを判定し(ステップS10)、もし、記憶スイッ
チ52がオンされた場合には、CPU32内のメモリ3
2Aにその位置をプリセット位置として記憶させる(ス
テップS12)。カメラマンは以上の処理により、フォ
ーカスデマンド42を操作して所望の位置にフォーカス
レンズ12の位置を合わせた後、記憶スイッチ52を押
圧操作してプリセット位置をメモリ32Aに記憶させる
ことができる。
【0027】次に、CPU32は、再生スイッチ54が
オンされたか否かを判定する(ステップS14)。再生
スイッチ54がオンされない場合には上記ステップS8
からの処理を繰り返し実行し、上記通常のレンズ駆動を
実行する。一方、再生スイッチ54がオンされた場合に
は、CPU32は、上記メモリ32Aに記憶させたプリ
セット位置を読み出し、そのプリセット位置にフォーカ
スレンズ12を移動させる(ステップS16)。これに
より、カメラマンは再生スイッチ54を押圧操作して、
フォーカスレンズ12をプリセット位置に即座に移動さ
せることができる。
【0028】次に、CPU32は、再生スイッチ54が
再度押圧操作されてフォーカスプリセットの解除が指示
されたか否かを判定する(ステップS18)。ここでフ
ォーカスプリセットの解除が指示された場合には、フォ
ーカスレンズ12をフォーカスデマンド42から入力さ
れるフォーカス指示位置に復帰させ(ステップS2
0)、上記ステップS8の処理に戻る。
【0029】一方、フォーカスプリセットの解除が指示
されない場合には、フォーカスデマンド42が所定の単
位量操作されたか否かを判定する(ステップS22)。
フォーカスデマンド42が上記単位量未満の操作であれ
ば、上記ステップS18からの処理を繰り返し実行す
る。ステップS22においてフォーカスデマンド42が
上記単位量操作された場合には、CPU32は、先ず、
フォーカスプリセット実行時におけるフォーカスデマン
ド42のフォーカス指示位置を上式(1)のX0、フォ
ーカスデマンド42の回転方向側のフォーカスレンズ1
2の移動端の位置をA0、プリセット位置をB0とし、
フォーカスプリセット実行後にフォーカスデマンド42
が上記単位量操作されたときのフォーカスデマンド42
のフォーカス指示位置をX1として、上式(1)から変
換後のフォーカス指示位置X1′を算出する(ステップ
S24)。そして、そのフォーカス指示位置X1′にフ
ォーカスレンズ12を移動させ、(ステップS26)、
上記ステップS18に戻る。
【0030】フォーカスデマンド42が連続的に操作さ
れている場合には、CPU32は、上記ステップ22か
らステップS26までの処理を繰り返し実行し、上式
(1)のX0、B0、X1を順次更新して変換後のフォ
ーカス指示位置X1′を算出し、その位置にフォーカス
レンズ12を移動させる。尚、フォーカスレンズ位置B
0、フォーカス指示位置X0は、それぞれ前回のフォー
カス指示位置X1′の値と前回のフォーカス指示位置X
1の値に順次更新される。
【0031】以上により、カメラマンはフォーカスプリ
セット実行後にフォーカスプリセットを解除することな
くフォーカスデマンド42を操作することにより、フォ
ーカスレンズ12をプリセット位置から移動させること
ができるようになり、プリセット位置において所望の被
写体がピントからずれている場合には、プリセット位置
を基準にピント合わせを行うことができるようになる。
また、プリセット位置を基準にフォーカスレンズ12を
移動させるようにした場合でも、フォーカスデマンド4
2の回転端とフォーカスレンズ12の移動端とが一致す
るようにフォーカスデマンド42の回転操作量に対する
フォーカスレンズ12の移動距離が制御されるため、フ
ォーカスレンズ12の移動端付近のピント合わせができ
なくなるという不具合も発生しない。
【0032】さらに、フォーカスプリセット実行後に意
図的にフォーカスプリセットを解除しなくても、フォー
カスデマンド42の操作を行っている間にフォーカスレ
ンズ12が上記図2に示した直線lに沿って移動するよ
うになり、フォーカスプリセット解除による不自然なピ
ントのずれを発生させることなく自然に通常のレンズ駆
動制御に復帰することができるようになる。
【0033】以上、上記実施の形態では、フォーカスプ
リセット後にフォーカスデマンド42が操作された場合
に、上記図4乃至図5に示すようにフォーカスデマンド
42の回転端とフォーカスレンズの移動端とが一致する
ようにフォーカスレンズ12を所定の傾きの直線上で移
動させるようにしていたが、これに限らず、フォーカス
デマンド42が回転端に到達する前に少なくともフォー
カスレンズ12が通常制御時の直線l上の点に到達する
ような傾きの直線に沿ってフォーカスレンズ12を移動
させ、フォーカスレンズ12が直線l上に点に一致した
後は、フォーカスレンズ12を直線lに沿って移動させ
るようにしてもよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るカメラ
のレンズ駆動装置によれば、フォーカスプリセットによ
ってフォーカスレンズがプリセット位置に移動した後、
マニュアル操作部材が操作されると前記マニュアル操作
部材によって指示されるフォーカスレンズの移動位置と
フォーカスレンズの実際の位置との差が徐々に減少する
ように前記フォーカスレンズを移動させるようにしたた
め、フォーカスプリセット実行後にマニュアル操作部材
を操作すると、マニュアル操作部材の操作に伴いフォー
カスレンズがプリセット位置を基準に移動すると共に、
マニュアル操作部材の操作制限位置においてフォーカス
レンズが移動端まで移動するようになる。これにより、
プリセット位置においてピントがずれている場合に、フ
ォーカスプリセットを解除しなくてもプリセット位置を
基準にピント調整を行うことができ、また、マニュアル
操作部材の操作制限位置ととフォーカスレンズの移動端
とが一致しないために、フォーカスレンズの移動端付近
でのピント調整ができなくなるという不具合も防止され
る。
【0035】また、従来のようにフォーカスプリセット
を解除しなくてもフォーカスレンズは徐々にマニュアル
操作部材による通常の制御状態に復帰するため、フォー
カスプリセットの解除によるオンエア中の不自然なピン
トの変化も解消されるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るカメラのレンズ駆動装置
が適用されるテレビカメラの内部構成を示すブロック図
である。
【図2】図2は、フォーカスデマンドの指示位置とフォ
ーカスレンズの位置との関係を説明した説明図である。
【図3】図3は、フォーカスデマンドの指示位置とフォ
ーカスレンズの位置との関係を説明した説明図である。
【図4】図4は、フォーカスデマンドの指示位置とフォ
ーカスレンズの位置との関係を説明した説明図である。
【図5】図5は、フォーカスデマンドの指示位置とフォ
ーカスレンズの位置との関係を説明した説明図である。
【図6】図6は、本発明に係るカメラのレンズ駆動装置
の作用を示したフローチャートである。
【符号の説明】
10…撮影光学系 12…フォーカスレンズ 14…変倍レンズ 16…マスターレンズ 18…絞り 20…CCD 22…撮像回路 32…CPU 34…モーター駆動回路 36…モーター 42…フォーカスデマンド 52…記憶スイッチ 54…再生スイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マニュアル操作によってフォーカスレン
    ズの移動位置を指示するフォーカス指示手段と、前記フ
    ォーカス指示手段によって指示された移動位置に前記フ
    ォーカスレンズを移動させるレンズ駆動手段と、前記フ
    ォーカスレンズを予め記憶したプリセット位置に移動さ
    せるフォーカスプリセット手段とを備えたカメラのレン
    ズ駆動装置において、 前記レンズ駆動手段は、前記フォーカスプリセット手段
    によって前記フォーカスレンズがプリセット位置に移動
    した後、前記マニュアル操作部材が操作されると、前記
    マニュアル操作部材の操作に伴って、前記マニュアル操
    作部材によって指示されるフォーカスレンズの移動位置
    とフォーカスレンズの実際の位置との差が徐々に減少す
    るように前記フォーカスレンズを前記プリセット位置か
    ら移動させることを特徴とするカメラのレンズ駆動装
    置。
  2. 【請求項2】 前記マニュアル操作部材の操作範囲が制
    限されている場合に、前記レンズ駆動手段は、前記マニ
    ュアル操作部材の操作範囲の制限位置において前記フォ
    ーカスレンズが移動端に到達するように前記マニュアル
    操作部材によって指示されるフォーカスレンズの移動位
    置とフォーカスレンズの実際の位置との差を減少させる
    ことを特徴とする請求項1のカメラのレンズ駆動装置。
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