JPH11248535A - 極点抽出装置 - Google Patents

極点抽出装置

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JPH11248535A
JPH11248535A JP4764098A JP4764098A JPH11248535A JP H11248535 A JPH11248535 A JP H11248535A JP 4764098 A JP4764098 A JP 4764098A JP 4764098 A JP4764098 A JP 4764098A JP H11248535 A JPH11248535 A JP H11248535A
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JP4764098A
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Mikio Sugioka
幹生 杉岡
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Shimadzu Corp
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Shimadzu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】希望する極大点または極小点を効率よく抽出す
ることができる極点抽出装置を提供する。 【解決手段】複数個の計測情報のグラフに現れる極大点
または極小点を検出する(S1〜S2)。各極大点の大
きさを極大点ごとに求める(S3)。複数個の計測情報
に基づくグラフとともに、極大点の大きさの大きいもの
から順番に並べた極大点をモニタに表示する(S4〜S
5)。オペレータは、順番に並べられた極大点の中から
希望する極大点を指示する(S6)。指示された極大点
の大きさよりも大きな極大点を抽出し、この極大点をグ
ラフに合わせて表示する(S7〜S8)。新たな極大点
を抽出する場合には、S5〜S7を繰り返し行う(S
9)。したがって、希望する極大点を容易に指示できる
ので、希望する極大点を抽出するまでの作業時間を短縮
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば分光光度
計やクロマトグラフィーなどで被計測物を計測して得ら
れた複数個の計測情報に基づくグラフに現れる極大点ま
たは極小点を把握するのに利用される極点抽出装置に係
り、特に、所定の大きさの極大点または極小点を効率よ
く抽出することができる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】分光光度計やクロマトグラフィ装置や核
磁気共鳴装置などで被計測物を計測して得られた複数個
の計測情報に基づくグラフには、複数個の極大点および
極小点が現れる。これらの極大点または極小点が現れる
グラフ上の位置や、その極大点または極小点の大きさ
(極大点を最上点とする山の大きさ、極小点を最下点と
する谷の大きさ)などを把握することで、被計測物自身
の特性や計測時のノイズの状態を知ることができる。
【0003】例えばグラフ上の複数個の極大点の中から
任意の大きさの極大点だけを把握する場合、まず、オペ
レータは、モニタに表示されたグラフを観察した後、極
点抽出装置に任意のしきい値を与える。しきい値が与え
られた極点抽出装置は、各極大点の大きさを求め、これ
らの大きさがしきい値以上となる極大点を抽出するとと
もに、これら抽出された極大点をモニタに表示されてい
るグラフ上に合わせて表示する。オペレータは、モニタ
に表示された極大点とグラフとを観察することで、被計
測物の特性や計測時のノイズなどを把握する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。従来の極点抽出装置では、オペレータがモニタに
表示されたグラフを観察して目測で見当をつけたしきい
値に基づいて、このしきい値以上の大きさをもつ極大点
を抽出しているので、オペレータの見当が誤っていれば
何度でもしきい値を入力して、このしきい値以上の大き
さをもつ極大点を抽出する必要があるという難点があ
る。特に、極大点の大きさの大きい順番に所定個数の極
大点を知りたい場合には、入力されたしきい値に基づい
て抽出される極大点の数を観察しながら、入力するしき
い値を変更していく必要があり、希望する極大値を求め
るのに長時間を要するという問題がある。
【0005】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、複数個の計測情報に基づいたグラフ
の極大点または極小点の中から希望する極大点または極
小点を効率よく抽出することができる極点抽出装置を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、このような
目的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1に記載の発明は、被計測物を計測して得ら
れた複数個の計測情報に基づくグラフ上の極大点および
極小点を検出し、これらの極大点および極小点の中から
任意の大きさ以上の大きさを持つ極大点または極小点を
抽出する極点抽出装置であって、(a)前記複数個の計
測情報に基づくグラフを表示する表示手段と、(b)前
記複数個の計測情報内の各々の計測情報を比較して極大
点および極小点を検出する極点検出手段と、(c)前記
極点検出手段で検出された極大点または極小点から、こ
の極大点または極小点を挟む両側の極小点または極大点
を結んだ直線までの距離をこの極大点または極小点の大
きさとして、前記極点検出手段で検出された各々の極大
点または極小点ごとにその大きさを算出する極点大きさ
算出手段と、(d)前記極点大きさ算出手段で算出され
た極大点または極小点の大きさを記憶する記憶手段と、
(e)前記記憶手段に記憶された極大点または極小点の
大きさの大きいものから順番に呼び出して、これら極大
点または極小点を呼び出した順番に前記表示手段に表示
する極点並べ表示手段と、(f)前記極点並べ表示手段
によって表示された極大点または極小点の中から任意の
極大点または極小点を指示する指示手段と、(g)前記
指示手段で指示された極大点または極小点の大きさ以上
の大きさを持つ極大点または極小点を抽出する極点抽出
手段と、(h)前記極点抽出手段で抽出された極大点ま
たは極小点を前記グラフに合わせて表示する極点表示手
段とを備えたことを特徴とするものである。
【0007】〔作用〕請求項1に記載の発明の作用は次
のとおりである。表示手段は、被計測物を計測して得ら
れた複数個の計測情報に基づくグラフを表示する。極点
検出手段は、複数個の計測情報内の連続して並ぶ各々の
計測情報を比較することで計測情報の値の増減を観察し
て、複数個の計測情報に基づくグラフ上の極大点および
極小点を検出する。極点大きさ算出手段は、極点検出手
段で検出された各極大点または極小点を挟んだ両側の極
小点同士または極大点同士を結ぶ直線を求めて、この直
線とその極小点または極大点に挟まれた極大点または極
小点との距離をその極大点または極小点の大きさとし
て、各極大点または極小点ごとにその大きさを算出す
る。記憶手段は、極点大きさ算出手段で算出された極大
点または極小点の大きさを記憶する。極点並べ表示手段
は、記憶手段に記憶された極大点または極小点の大きさ
の大きいものから順番に呼び出して表示手段に表示す
る。指示手段は、大きさの大きいものから順番に並べて
表示された極大点または極小点の中から任意の極大点ま
たは極小点を指示する。極点抽出手段は、指示手段によ
って指示された極大点または極小点の大きさ以上の極大
点または極小点を記憶手段から呼び出す。極点表示手段
は、記憶手段から呼び出された極大点または極小点を表
示手段に既に表示されているグラフ上に合わせて表示す
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施例を説明する。図1は実施例に係る極点抽出装置の
概略構成をあらわすブロック図である。本実施例装置
は、複数のハードウエアを動作させたり、複数個の計測
情報に基づくグラフの作成等の演算処理を行うためのプ
ログラムに従って、各種の処理命令を実行するCPU等
で構成される制御部2を備える、いわゆるコンピュータ
システムで構成されている。この制御部2には、命令信
号等を伝達するためのデータバスを介して、メモリ3、
ディスクドライブ4、キーボード5、マウス6、モニタ
7およびプリンタ8などが接続されている。後述する動
作説明で明らかになるように、制御部2は、この発明に
おける極点検出手段、極点大きさ算出手段、極点抽出手
段、極点表示手段および強調表示手段に相当する。ま
た、メモリ3は本発明における記憶手段に相当し、マウ
ス6は本発明における指示手段に相当し、モニタ7は本
発明における表示手段に相当する。
【0009】メモリ3は、プログラムメモリ3a、計測
情報メモリ3b、極点情報メモリ3cおよびグラフメモ
リ3dで構成される。プログラムメモリ3aには、制御
部2を動作させるためのプログラムが予め記憶されてい
る。計測情報メモリ3bは、ディスクドライブ4からデ
ータバスを介して送られてくる複数個の計測情報を記憶
するものである。極点情報メモリ3cは、計測情報に基
づいて算出された極大点または極小点の大きさなどの情
報を記憶するものである。グラフメモリ3dは、計測情
報メモリ3bに記憶された複数個の計測情報に基づくグ
ラフを記憶するものである。
【0010】ディスクドライブ4は、制御部2の命令に
よって図示しない磁気ディスクに書き込まれた複数個の
計測情報を読み出したり、磁気ディスクに新たな情報を
書き込んだりするものである。分光光度計やクロマトグ
ラフィで被計測物を計測して得られた複数個の計測情報
が書き込まれた磁気ディスクから呼び出された計測情報
は、データバスを介して計測情報メモリ3bに送られ
る。
【0011】キーボード5は、図示しないキーを操作す
ることで、計測情報を手入力したり、制御部2に対して
所定の命令を与えたりするものである。なお、キーボー
ド5のキーを操作することで、後述するマウスカーソル
を動作させることもできる。
【0012】マウス6は、モニタ7の画面に表示される
マウスカーソルを動作させるためのものである。このマ
ウス6には、図示しないボタンが装備されており、モニ
タ画面上の所定の位置にまでマウスカーソルを移動させ
て、この位置でボタンをクリックすることで、所定の命
令を制御部2に与えるものである。
【0013】モニタ7は、前記制御部2の命令にしたが
って、所定の画面を表示させたり、計測情報に基づくグ
ラフや極大点または極小点を表示したり、マウスカーソ
ルを表示したりする。
【0014】プリンタ8は、制御部2の命令によって、
モニタ7に表示されるグラフなどを、用紙に印刷したり
するものである。
【0015】以下、図2のフローチャートおよび図3〜
図6を参照して、本実施例装置で行なわれる処理手順に
ついて説明する。なお、ここでは、任意の大きさの極大
点を抽出する場合について説明するが、この発明はこれ
に限定されるものではなく、極小点についても極大点と
同様に適用することができる。
【0016】ステップS1(計測情報の読み出し) オペレータによって本実施例装置が起動された後、ディ
スクドライブ4に複数個の計測情報が書き込まれた磁気
ディスクがセットされると、制御部2はディスクドライ
ブ4を駆動させて、磁気ディスクから複数個の計測情報
を読み出す。この読み出した複数個の計測情報は、デー
タバスを介して計測情報メモリ3bに記憶される。磁気
ディスクに書き込まれている複数個の計測情報は、例え
ば分光光度計で被計測物を計測して得られた、横軸を波
長、縦軸を吸光度とするグラフで表されるものである。
なお、この発明は、上述した横軸を波長、縦軸を吸光度
とする計測情報に限定されるものではなく、例えばクロ
マトグラフィや核磁気共鳴装置などの計測装置で被計測
物を計測して得られる計測情報にも適用することができ
る。
【0017】ステップS2(極大点、極小点の検出) 制御部2は、計測情報メモリ3bに記憶された複数個の
計測情報を呼び出し、これら計測情報に基づいて横軸を
波長、縦軸を吸光度とする図3に示すグラフ30を作成
し、グラフメモリ3dに記憶する。さらに、制御部2
は、4点逐次比較法を用いて各計測情報を比較処理を行
い、そのグラフ30の極大点P1 〜P8 および極小点V
1 〜V9 を検出する。なお、ステップS2では、4点逐
次比較法を用いたが、この発明はこれに限定されるもの
ではなく、例えば、グラフの形状、つまり計測情報に含
まれるノイズの大きさに応じて逐次比較点数を変えるこ
とができる。ステップS2は、本発明における極点検出
手段の機能に相当する。
【0018】4点逐次比較法は、隣り合う2つの計測情
報を横軸方向に連続して比較して、縦軸方向に増加する
状態が4回以上連続した後、縦軸方向に減少する状態が
4回以上連続した場合に、その増加かから減少に変化し
た計測情報を極大点として検出するものである。逆に、
縦軸方向に減少する状態が4回以上連続した後、増加す
る状態が4回以上連続した場合には、ぞの減少から増加
に変化した計測情報を極小点として検出する。なお、4
回以内で増減の変化が合った場合には、その時点の計測
情報から再び比較が開始される。具体的には、図4に示
すように例えば計測情報D1 〜D26がある場合に、計測
情報D1,D2 、計測情報D2,D3 、……、計測情報D2
5, D26を順次比較して、縦軸方向の増減を求める。計
測情報D1〜D5 では、連続して減少しており、計測情
報D5 〜D12では、連続して増加しているので、減少か
ら増加に変化した計測情報D5 を極小点として検出す
る。同様にして、計測情報D12は極大点として、計測情
報D22は極小点として検出される。また、計測情報D15
は、この前後で4回以上の増減がないので、極大点また
は極小点としては検出されない。上述した処理を図3に
示すグラフ30を構成する複数個の計測情報について行
うことで、極大点P1 〜P8 および極小点V1 〜V9 を
検出する。なお、極大点および極小点を検出する際に、
連続して増加または減少する回数を変えることで、種々
の大きさのノイズに対応することができる。
【0019】ステップS3(極大点の大きさを算出) 制御部2は、極大点P1 〜P8 の大きさ、つまり極大点
P1 〜P8 を頂点とする各々の山の大きさを算出すると
ともに、これらの山の大きさを極点情報メモリ3cに記
憶する。例えば極大点P1 の山の大きさは、例えば極大
点P1 を挟んだ両側の極小点V1,V2 を結ぶ直線から極
大点P1 までの距離である。具体的には、図5を用いて
説明すると、極小点D5 と極小点D22とを通る直線Aを
設定して、この直線Aに対して、極大点D12から縦軸に
平行な直線Bを設定する。これら直線Aと直線Bとの交
点Cから極大点D12までの距離Lが極大点D12を頂点と
する山の大きさである。このようにして、グラフ30の
極大点P1 〜P8 の各々についてその大きさL1 〜L8
を算出する。極大点P1 〜P8 の大きさL1 〜L8は、
極点メモリ3cに記憶される。なお、極小点V1 〜V9
の大きさは、極大点の場合と同様にして、各々の極小点
を挟む両側の極大点同士を結ぶ直線と、その極小点との
距離を求めることで算出することができる。ステップS
3は、本発明における極点大きさ算出手段の機能に相当
する。
【0020】ステップS4(グラフを表示) 図6に示すように、制御部2は、グラフメモリ3dから
呼び出したグラフ30をモニタ7の画面60に表示す
る。この画面60には、マウスカーソル1が合わせて表
示される。このマウスカーソル1は、マウス6またはキ
ーボード5を操作することで、画面60上を移動させる
ことができる。また、マウスカーソル1を画面60上の
任意の位置に移動させた後、マウス6に備える図示しな
いボタンをクリックすることで、その位置を制御部2に
指示したり、また、その位置に表示されている所定の命
令を実行させたりすることができる。
【0021】また、制御部2は、極大点P1 〜P8 に対
応する計測情報を計測情報メモリ3bから呼び出す。こ
の計測情報に基づいて、極大点P1 〜P8 のグラフ30
上の位置を求めて、画面60に表示されたグラフ30上
のその位置を矢印表示で指し示して極大点P1 〜P8 を
合わせて表示する。
【0022】ステップS5(極大点を並べて表示) オペレータは、画面60の上部に表示されている、制御
部2に与える命令表示である「極点抽出」をマウスカー
ソル1で選択する。制御部2は、「極点抽出」が選択さ
れると、画面60上に極点抽出表示領域61を設定する
とともに、極点情報メモリ3cから極大点P1 〜P8 の
大きさの大きいものから順番に呼び出して、その極点抽
出表示領域61に極大点P1 〜P8 の大きさの大きい順
番に並べて表示する(図6参照)。ステップS5は、本
発明における極点並べ表示手段の機能に相当する。
【0023】ステップS6(極大点を指示) オペレータは、マウス6を操作してマウスカーソル1を
希望する極大点が表示された極点抽出表示領域61上の
位置にまで移動させて、この極大点を指示する。例え
ば、極大点の大きさの大きいものを5つ知りたい場合に
は、極点抽出表示領域61上に左から5番目に表示され
た極大点P7 にマウスカーソル1を移動させて、この極
大点P7 の表示上でマウス6のボタンをクリックする。
【0024】ステップS7(極大点を抽出) 制御部2は、マウスカーソル1で指示された極大点P7
の大きさL7 に基づいて、この大きさL7 と、他の極大
点の大きさL1 〜L6 、L8 とを比較して、大きさL7
以上となる極大点P4,P6,P5,P1,P7 を抽出する。こ
れら極大点P4,P6,P5,P1,P7 に対応する計測情報を
計測情報メモリ3bから呼び出す。ステップS7は、本
発明における極点抽出手段の機能に相当する。
【0025】ステップS8(極大点、グラフを再表示) 制御部2は、呼び出された計測情報に基づいて、極大点
P4,P6,P5,P1,P7のグラフ30上の位置を求める。
図7に示すように、これらのグラフ30上の位置を矢印
表示で指し示すように、グラフ30上に極大点P4,P6,
P5,P1,P7 を合わせた表示を画面60に再表示する。
また、制御部2は、画面60内に計測情報表示領域62
を設定し、この計測情報表示領域62内に極大点P4,P
6,P5,P1,P7 に対応する計測情報(この実施例では、
波長と吸光度)を表示する。このとき、制御部2は、マ
ウスカーソル1で指示された極大点P7 に関連する情報
を強調して表示する。図7では極大点P7 に関連する表
示を四角で囲んで強調している。なお、この強調する表
示は、その表示する色を他の部分の表示色と変えて表示
するようにしてもよい。ステップS8は、本発明におけ
る極点表示手段の機能に相当する。
【0026】ステップS9(終了?) オペレータは、他の極大点を抽出したい場合にはマウス
カーソル1で「極点抽出」を選択する。「極点抽出」が
選択される度に、制御部2はステップS5〜S8を繰り
返し行う。オペレータは、希望する極大点についての把
握が終わると、図示しない処理終了の命令を装置に指示
して全ての処理を終了する。なお、新たな計測情報につ
いて極大点を把握する場合には、画面60の「ファイ
ル」を選択して、ディスクドライブを通じて新たな計測
情報を読み出し、この計測情報についてステップS1〜
S9を行うことで、その計測情報の極大点または極小点
について把握することができる。
【0027】上述したように、各極大点の大きさを予め
算出して、この大きさの大きいものから順番に並べて表
示した極大点をマウスカーソルで指示することで、希望
する個数の大きな極大点を抽出しているので、従来のよ
うに、しきい値を繰り返し指示して希望する個数の大き
な極大点を求める必要がない。つまり、希望する個数の
大きな極大点を抽出するまでの作業時間を短縮して、効
率良く作業することができる。
【0028】以下に、本発明の実施態様をまとめてお
く。 (1)上述した極点抽出装置において、ディスクドライ
ブにセットされた磁気ディスクから計測情報を読み出し
たが、例えば、モデムなどの通信手段を取付けること
で、分光光度計やクロマトグラフィから計測情報を直接
受信するように構成した極点抽出装置。この態様によれ
ばさらに、分析装置と一体的に構成できる点で優れてい
る。
【0029】(2)上述した極点抽出装置において、指
示手段によって指示された極大点または極小点を前記グ
ラフに合わせて表示する際に、前記指示された極大点ま
たは極小点を強調して表示する強調表示手段を備えた極
点抽出装置。この態様によればさらに、指示した極大点
または極小点をグラフとともに視覚的に直ちに把握する
ことができる点で優れている。
【0030】本発明を実施する場合の極点抽出方法の態
様についても以下にまとめておく。被計測物を計測して
得られた複数個の計測情報に基づくグラフ上の極大点お
よび極小点を検出し、これらの極大点および極小点の中
から任意の大きさ以上の大きさを持つ極大点または極小
点を抽出する極点抽出方法であって、(i)前記複数個
の計測情報内の各々の計測情報を比較して極大点および
極小点を検出する極点検出過程と、(j)前記極点検出
過程で検出された極大点または極小点から、この極大点
または極小点を挟む両側の極小点または極大点を結んだ
直線までの距離をこの極大点または極小点の大きさとし
て、前記極点検出過程で検出された極大点または極小点
ごとにその大きさを算出する極点大きさ算出過程と、
(k)前記極点大きさ算出過程で算出された極大点また
は極小点ごとの大きさを大きいものから順番に並べて表
示する極点並べ表示過程と、(l)前記極点並べ表示過
程で順番に並べて表示された極大点または極小点の中か
ら任意の極大点または極小点を指示する極点指示過程
と、(m)前記極値指示過程で指示された極大点または
極小点の大きさ以上の大きさを持つ極大点または極小点
を抽出する極点抽出過程と、(l)前記極点抽出過程で
抽出された極大点または極小点を前記複数個の計測情報
に基づくグラフに合わせて表示する極点表示過程とを備
えたことを特徴とする極点抽出方法。この態様によれ
ば、効率よく極大点または極小点を抽出することができ
る点で優れている。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明によれば、全ての極大点または極小点の
大きさを算出するとともに、その大きさの大きいものか
ら順番に並べて表示しているので、全ての極大点または
極小点の中から希望する極大点または極小点を容易に指
示することでできる。また、指示手段によって指示した
極大点または極小点の大きさ以上の大きさをもつ極大点
または極小点をグラフに合わせて表示するので、希望す
る極大点または極小点の位置を視覚的に容易に把握する
ことができる。その結果、従来のようにしきい値を入力
しながら希望する大きさの極大点または極小点を探す必
要がなく、簡単に操作で効率よく希望する極大点または
極小点を把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る極点抽出装置の概略構成を示すブ
ロック図である。
【図2】極点抽出装置で行われる処理の流れを示すフロ
ーチャートである。
【図3】グラフメモリに記憶されるグラフの様子を示す
図である。
【図4】極大点および極小点を検出する様子を示す図で
ある。
【図5】極大点の大きさを算出する様子を示す図であ
る。
【図6】ステップS4、S5でモニタに表示される画面
の様子を示す図である。
【図7】ステップS8でモニタに表示される画面の様子
を示す図である。
【符号の説明】
1 … マウスカ─ソル 2 … 制御部 3 … メモリ 4 … ディスクドライブ 5 … キーボード 6 … マウス 7 … モニタ 30… グラフ 60… 画面 61… 極点抽出表示領域 P1 〜P8 … 極大点 V1 〜V9 … 極小点

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被計測物を計測して得られた複数個の計
    測情報に基づくグラフ上の極大点および極小点を検出
    し、これらの極大点および極小点の中から任意の大きさ
    以上の大きさを持つ極大点または極小点を抽出する極点
    抽出装置であって、(a)前記複数個の計測情報に基づ
    くグラフを表示する表示手段と、(b)前記複数個の計
    測情報内の各々の計測情報を比較して極大点および極小
    点を検出する極点検出手段と、(c)前記極点検出手段
    で検出された極大点または極小点から、この極大点また
    は極小点を挟む両側の極小点または極大点を結んだ直線
    までの距離をこの極大点または極小点の大きさとして、
    前記極点検出手段で検出された各々の極大点または極小
    点ごとにその大きさを算出する極点大きさ算出手段と、
    (d)前記極点大きさ算出手段で算出された極大点また
    は極小点の大きさを記憶する記憶手段と、(e)前記記
    憶手段に記憶された極大点または極小点の大きさの大き
    いものから順番に呼び出して、これら極大点または極小
    点を呼び出した順番に前記表示手段に表示する極点並べ
    表示手段と、(f)前記極点並べ表示手段によって表示
    された極大点または極小点の中から任意の極大点または
    極小点を指示する指示手段と、(g)前記指示手段で指
    示された極大点または極小点の大きさ以上の大きさを持
    つ極大点または極小点を抽出する極点抽出手段と、
    (h)前記極点抽出手段で抽出された極大点または極小
    点を前記グラフに合わせて表示する極点表示手段とを備
    えたことを特徴とする極点抽出装置。
JP4764098A 1998-02-27 1998-02-27 極点抽出装置 Pending JPH11248535A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017073265A1 (ja) * 2015-10-30 2017-05-04 株式会社Sumco 半導体ウェーハの両面研磨方法及びその両面研磨装置

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