JPH11248481A - ナビゲーションシステム - Google Patents

ナビゲーションシステム

Info

Publication number
JPH11248481A
JPH11248481A JP5318498A JP5318498A JPH11248481A JP H11248481 A JPH11248481 A JP H11248481A JP 5318498 A JP5318498 A JP 5318498A JP 5318498 A JP5318498 A JP 5318498A JP H11248481 A JPH11248481 A JP H11248481A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
key
information
screen
navigation system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5318498A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Kuroiwa
仁 黒岩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP5318498A priority Critical patent/JPH11248481A/ja
Publication of JPH11248481A publication Critical patent/JPH11248481A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 設定情報を変更できないようにすることがで
き、ナビゲーションシステムの本来の目的を損なうこと
なく、複合化された種々の機能を利用することができる
ナビゲーションシステムを提供する。 【解決手段】 ナビゲーションシステムを操作するリモ
ートコントロールユニット8に設定情報の変更を禁止す
るロックキーを設ける。ロックキーを押すと、その時点
におけるユーザが設定した設定情報が保持されて、設定
の変更を禁止するロック状態になる。このとき、リモー
トコントロールユニット8に設けられたキーが押され、
別の処理が始まると、ナビゲーションシステムの表示画
面を分割して、設定情報に対応した処理に関連する画面
と、新たなキー入力に対応する処理に関連する画面とを
表示する。そして、所定のキー操作により設定情報の変
更を禁止するロック状態が解除されると、分割されてい
た画面が元の画面に復帰して表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はナビゲーションシ
ステムに関し、特に、自動車を運転するユーザを音声や
表示によって目的地まで誘導するカーナビゲーションシ
ステムに適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、移動時に有効な情報をユーザ
の移動に応じて表示するものとしてカーナビゲーション
システムがある。このカーナビゲーションシステムは、
おもに、現在の位置を人工衛星からの信号により検知す
るGPS(Global PositioningSystem) 装置、液晶表示
板などにより構成される表示部、操作部およびCD−R
OM再生装置などから構成されている。また、GPS装
置に加え、自律的に誤差を修正するために、車速セン
サ、地磁気あるいはジャイロを用いた方位センサ、ある
いは走行センサを有するものも知られている。
【0003】従来のカーナビゲーションシステムにおい
ては、まず、CD−ROM再生装置を用いてCD−RO
Mから読み出された地図情報に基づき、ユーザがあらか
じめ目的地を登録する。目的地が登録された後は、GP
S装置から定期的に現在位置の情報を得て、その位置情
報に基づいてCD−ROMから適宜現在位置周辺の地図
データを読み出し、表示部にその地図情報を表示すると
ともに、現在位置を表示する。また、交差点などでは、
曲がるべき方向の指示を併せて表示することもなされ
る。
【0004】ところで、最近のカーナビゲーションシス
テムにおいては、機能の複合化が図られ、テレビジョン
受像機として機能するものやCDプレーヤやMDプレー
ヤなどのオーディオ機器のコントローラとして機能する
ものも知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のナビゲーションシステムを車室内で使用する場
合には、運転者あるいは同乗者の意図のあるなしに係わ
らず操作部としてのリモートコントロールユニットが操
作されて画面表示あるいは設定機能などが変更されてし
まう場合がある。このような画面表示あるいは設定機能
などの変更が指示されるタイミングによっては、目的地
に到達するために非常に重要な分岐点を確認することが
できずに行き過ぎてしまうといったことが起こる可能性
があり、使い勝手が悪いという問題があった。また、走
行時に設定操作を行う必要があるかどうかを検討した
り、実際に、ナビゲーションシステムを走行時に利用す
るために複雑な設定操作を行うことや、一度変更されて
しまった設定を再設定して復帰させることは、煩わしい
ばかりでなく運転の安全性の面からも問題である。
【0006】したがって、この発明の目的は、設定手段
によってなされた設定の変更を任意に禁止することがで
き、ナビゲーションシステムのユーザを的確に目的地ま
で誘導するという本来の目的を損なうことなく、複合化
された種々の機能を利用することができるナビゲーショ
ンシステムを提供することにある。また、この発明の他
の目的は、操作性が高く、また、使い勝手が良く、走行
時における安全性が考慮されたナビゲーションシステム
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、自らの位置を検出し、記録媒体に記録
された情報を読み出して少なくとも現在位置を表示する
ようにしたナビゲーションシステムにおいて、設定情報
の変更を禁止するロック手段と、ロック手段による設定
情報の保持を解除するロック解除手段とを有することを
特徴とするものである。
【0008】上述のように構成されたこの発明によれ
ば、ナビゲーションシステムが、設定情報の変更を禁止
するロック手段と、ロック手段による設定情報の保持を
解除するロック解除手段とを有していることにより、ナ
ビゲーションシステムにおいて、ユーザの設定した内容
が、ユーザが意図せずに変更されるのを防止することが
できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態につ
いて図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態の
全図において、同一または対応する部分には同一の符号
を付す。
【0010】図1は、この発明が適用されたカーナビゲ
ーションシステムの一実施形態における全体構成を示
す。1はナビゲーションユニットである。図1に示すよ
うに、この一実施形態によるカーナビゲーションシステ
ムは、ナビゲーションユニット1を中心に構成され、ナ
ビゲーションユニット1のほかに表示装置4、電話ユニ
ット5、FM多重ユニット6、ビーコンユニット7およ
びリモートコントロールユニット8が設けられている。
【0011】表示装置4は、スピーカ42が接続された
アンプ41と、コントローラ/ドライバ43と、例えば
液晶表示板などからなる表示部44とから構成されてお
り、ナビゲーションユニット1からのオーディオ信号お
よびビデオ信号によりそれぞれ音声出力および表示を行
う。
【0012】例えば、ナビゲーションユニット1におい
て演算処理がなされ、さらに音声合成などの処理により
形成されたオーディオ信号が表示装置4のアンプ41に
供給される。アンプ41において、ナビゲーションユニ
ット1からのオーディオ信号が増幅され、スピーカ42
に供給され、スピーカ42から音声が発せられる。この
音声によって、操作案内や道路案内などがなされる。
【0013】また、ナビゲーションユニット1における
演算処理などにより形成されたビデオ信号が表示装置4
のコントローラ/ドライバ43に供給される。このコン
トローラ/ドライバ43において、ビデオ信号に基づい
て表示信号が形成される。この表示信号が表示部44に
供給され、表示部44において、例えば地図情報や自車
位置などが表示される。
【0014】電話ユニット5は、いわゆるPHS(Pers
onal Handy Phone System)、携帯電話などの送受信部
と、モデム部とにより構成されている。この電話ユニッ
ト5は、ナビゲーションユニット1からの制御情報によ
って送受信動作を行い、取り込んだ地図情報などのデー
タをナビゲーションユニット1に供給する。
【0015】例えば、電話ユニット5は、アンテナ51
を有し、アンテナ51より電波信号が送出される。図2
に示すように、この電波信号が最寄りの無線基地局53
のアンテナ52において受信される。そして、交換局
(図示せず)、公衆回線54およびインターネット55
を介して所定のナビゲーションサーバ56に接続され、
双方向にデータの授受が可能な状態とされる。ナビゲー
ションサーバ56においては、受信したナビゲーション
ユニット1からの要求に応じた地図情報などを検索し、
この地図情報などをナビゲーションユニット1に送出す
る。すなわち、インターネット55、公衆回線54、無
線基地局53および電話ユニット5を介して地図情報な
どのデータがナビゲーションユニット1に取り込まれ
る。なお、インターネット55には、他のWebサイト
57,58が接続されており、例えば、観光情報やタウ
ン情報などを取り込むことも可能である。
【0016】図1に示すFM多重ユニット6は、FMア
ンテナ61、RFユニット62、デコーダ63およびコ
ントローラ64により構成されており、ナビゲーション
ユニット1からの制御情報に基づきFM放送局が送出す
る道路交通情報が重畳された所定の周波数チャンネルの
多重化放送電波を受信し、復号処理などを行うことでF
M多重信号から、渋滞情報、行先情報、旅行時間情報あ
るいは道路規制情報などの道路交通情報を抽出し、ナビ
ゲーションユニット1に供給する。
【0017】また、ビーコンユニット7は、ビーコンア
ンテナ71、RFユニット72、デコーダ73およびコ
ントローラ74により構成されており、ナビゲーション
ユニット1からの制御情報に基づき道路管理者により路
側に設置された無線設備からの準マイクロ波帯のビーコ
ン信号を受信し、復号処理などを行うことでビーコン信
号から道路交通情報を抽出し、ナビゲーションユニット
1に供給する。
【0018】すなわち、FM多重信号とビーコン信号と
によりVICS(Vehicle Infomation and Comunicatio
n System:道路交通情報通信システム) が実現される。
なお、FM多重ユニット6およびビーコンユニット7
は、拡張用にナビゲーションユニット1とは別体にユニ
ット化されたものであり、ユーザにより適宜設けられ
る。また、ナビゲーションユニット1と、FM多重ユニ
ット6およびビーコンユニット7との間における通信手
段としては、例えば、UART(Universal Asynchron
us Receiver-Transmitter)通信(シリアルポート用の双
方向非同期通信回路)が用いられる。なお、ナビゲーシ
ョンユニット1には、FM多重ユニット6およびビーコ
ンユニット7以外には、テレビジョン放送用のチューナ
ユニットや他のオーディオ機器などを接続することも可
能である。
【0019】リモートコントロールユニット8は、操作
ボタン、各種の入力キーおよび後述するロックキー83
が配設された操作部を有し、ユーザの操作部の各種キー
の操作に応じた赤外線コントロール信号を形成し、この
赤外線コントロール信号をナビゲーションユニット1に
向けて送出する。ナビゲーションユニット1には、デコ
ード回路と赤外線受光素子とからなる受光部81が設け
られており、リモートコントロールユニット8からの赤
外線コントロール信号を受信すると、受光部81におい
て、赤外線コントロール信号に基づいて制御情報が形成
され、この制御情報が所定のフォーマットでナビゲーシ
ョンユニット1に供給される。
【0020】例えば、このリモートコントロールユニッ
ト8を操作することで、各種モードに設定することが可
能となり、目的地および目印となる特定地点の入力や、
地図情報の取り込みや自車位置の表示などに関する設定
や、FM多重ユニット6およびビーコンユニット7を介
して取り込まれる道路交通情報および電話ユニット5を
介して取り込まれる地図情報、観光情報あるいはタウン
情報などに基づいた総合的な案内表示などの設定や、増
設されたチューナユニットおよびオーディオ機器などの
制御に係わる設定などがなされる。なお、ロックキー8
3が押された場合には、他のキーを押すことでなされる
設定の変更を禁止する状態とされる。
【0021】また、図1において31は端子であり、こ
の端子31を通じて速度センサなどからなる移動速度検
出部からのスピード検出信号が供給される。このスピー
ド検出信号に基づく速度情報と、後述するナビゲーショ
ンユニット1におけるジャイロセンサからの方位情報と
により、自車が、GPS信号の受信が困難な、例えばト
ンネル内、高速道路下、ビル街などを走行している場合
においても、ある程度の精度をもって位置検出および自
律走行が可能となる。
【0022】なお、FM多重ユニット6とビーコンユニ
ット7との間の通信手段として、非同期通信のUART
通信を用いる場合について説明したが、他の通信方式を
用いても良い。また、拡張用のユニットとして、FM多
重ユニット6および電波ビーコンに対応したビーコンユ
ニット7を設ける場合について説明したが、他の道路交
通情報通信手段として、例えば光ビーコンに対応する受
信装置をユニット化したものをさらに設けるようにして
も良く、また、FM多重ユニット6、ビーコンユニット
7、光ビーコンに対応するユニットなどを組み合わせて
用いるようにしても良い。
【0023】図3は、この発明の一実施形態におけるナ
ビゲーションユニット1の構成を示す。11は記録媒体
としてのディスクである。ディスク11としては、例え
ば、CD−ROMディスクが用いられ、このCD−RO
Mディスクに地図情報としての画像データ、この画像デ
ータを利用するためのプログラム、検索するためのデー
タ、通信手段などによって得られる情報を統合的に処理
するためのプログラムおよびデータといったナビゲーシ
ョン動作を行うのに必要とされる各種の情報が記録され
ている。リモートコントロールユニット8が操作され
て、ナビゲーション動作の状態になると、ディスク11
に記録された地図情報などを読み取るために、ディスク
11がスピンドルモータ12により回転駆動され、ディ
スク11から光学ピックアップ13により記録情報が読
み取られる。
【0024】光学ピックアップ13は、レンズ、光検出
器、レーザダイオードなどによって構成されている。ま
た、ディスク11上の記録トラックの情報を順次読み込
むために、光学ピックアップ13には、レンズとディス
ク11との距離を一定にするフォーカスコイル、および
レンズをディスク11の径方向に駆動するトラッキング
コイル(いずれも図示せず)が設けられ、また、光学ピ
ックアップ13全体をディスク11の径方向に移動させ
るスレッド機構が設けられている。
【0025】ディスク11の記録情報を読み取ることで
発生した光学ピックアップ13の出力がRFアンプ14
に供給される。RFアンプ14は、RF信号の処理回路
の機能を有し、RF信号の2値化、トラッキングエラー
信号、フォーカスエラー信号を形成する。RFアンプ1
4において形成された再生2値化信号、トラッキングエ
ラー信号、フォーカスエラー信号がディジタルサーボプ
ロセッサ15に供給される。
【0026】ディジタルサーボプロセッサ15は、シス
テムコントローラ18からの制御情報により各種動作を
行い、形成した制御信号や得られた各種データをD/A
コンバータ16、A/Vコントローラ19、システムコ
ントローラ18およびサーボドライバ17などの各部に
供給する。例えば、ディジタルサーボプロセッサ15に
おいて、トラッキングエラー信号、フォーカスエラー信
号に基づいてトラッキングコントロールおよびフォーカ
スコントロールするための制御信号が形成され、この制
御信号がサーボドライバ17に供給される。サーボドラ
イバ17において、ディジタルサーボプロセッサ15か
らの制御信号に基づいて各部への駆動出力が形成され、
この駆動出力によりフォーカスコイル、トラッキングコ
イルおよびスレッド機構が駆動される。
【0027】また、ディジタルサーボプロセッサ15に
おいて、再生2値化信号がデコードされ、制御系信号あ
るいは制御用データ、地図情報のディジタルデータおよ
びオーディオデータなどが形成される。オーディオデー
タがD/Aコンバータ16に供給されてアナログのオー
ディオ信号に変換され、このアナログのオーディオ信号
が端子32を介して取り出され、上述した表示装置4の
スピーカ42が接続されたアンプ41に供給される。
【0028】また、地図情報などのディジタルデータ
は、システムコントローラ18を介してA/Vコントロ
ーラ19に供給される。A/Vコントローラ19には、
DSP(Digital Signal Processor) 26、CPU2
7、およびSRAM20、DRAM21、フラッシュR
OM22、プログラムROM23からなる処理用のメモ
リ部が接続されている。各種の処理は、メモリ部のデー
タを読み出しながらCPU27の演算処理を中心になさ
れる。A/Vコントローラ19では、表示装置4におけ
る描画処理とメモリ部の制御がなされ、DSP26で
は、自車位置情報などに基づいて音声合成処理がなされ
る。なお、後述するようにリモートコントロールユニッ
ト8のロックキー83が押され、設定の変更を禁止する
状態で新たにキー入力がなされた場合には、ロックキー
の押された時点で設定されていた設定情報が保持され、
新たに押されたキー入力に対応した処理がなされる。
【0029】ところで、A/Vコントローラ19に接続
されたSRAM20には、ナビゲーション用のユーザメ
モリとして目的地、目印としての特定地点、各種設定
値、航跡データ、およびリモートコントロールユニット
8により指示される設定情報などが格納される。また、
プログラムROM23には、起動処理などを実行するプ
ログラムが格納され、その他の大部分のプログラムがフ
ラッシュROM22に格納される。なお、フラッシュR
OM22に対しては、再書き込みが可能とされ、容易に
バージョンアップできるように構成されている。DRA
Mは、プログラムのワークエリアと描画用のデータの格
納に用いられる。
【0030】自車位置情報などに基づいて音声合成処理
によって得られた音声データは、A/Vコントローラ1
9を介してD/Aコンバータ16に供給され、アナログ
のオーディオ信号に変換される。そして、このアナログ
のオーディオ信号が端子32を介して取り出され、図1
に示す表示装置4のスピーカ42が接続されたアンプ4
1に供給される。
【0031】また、A/Vコントローラ19において地
図情報などのディジタルデータに基づいてビデオ信号が
形成され、このビデオ信号が端子33を介して取り出さ
れる。そして、図1に示す表示装置4のコントローラ/
ドライバ43に供給される。
【0032】図3において、28はGPS(Global Pos
itioning System )衛星からの電波を受信するGPSア
ンテナである。このGPSアンテナ28によってGPS
衛星からの電波信号が受信され、この受信信号がRFユ
ニット29を介してデモジュレータ30に供給される。
デモジュレータ30においては復調処理などがなされ、
絶対位置を示すGPSデータが形成され、このGPSデ
ータがシステムコントローラ18に供給される。
【0033】また、24はジャイロセンサである。この
ジャイロセンサ24は、方位を検出し、その方位に応じ
た出力を形成する。ジャイロセンサの出力はA/Dコン
バータ25を介されてジャイロデータに変換され、この
ジャイロデータがシステムコントローラ18に供給され
る。
【0034】なお、システムコントローラ18には、上
述したように端子31を介して速度センサなどからなる
移動速度検出部からのスピード検出信号が供給される。
また、端子35には電話ユニット5、端子36にはFM
多重ユニット6、端子37にはビーコンユニット7が接
続される。したがって、システムコントローラ18に
は、電話ユニット5からの地図情報、観光情報およびタ
ウン情報などが供給されるとともに、FM多重ユニット
6およびビーコンユニット7からの道路交通情報が供給
される。さらに、システムコントローラ18には、端子
38を介して上述したリモートコントロールユニット8
を操作することで発生する制御情報が供給される。
【0035】例えば、ディスク11がナビゲーションユ
ニット1に装着され、ユーザによるリモートコントロー
ルユニット8の操作によりナビゲーション状態となる
と、ディスク11から読み取られた地図情報のデータ、
およびGPSデータ、ジャイロデータに基づく位置情
報、移動速度検出部からのスピード検出信号に基づく速
度情報、およびFM多重ユニット6およびビーコンユニ
ット7からの道路交通情報などにより、CPU27にお
いて演算処理がなされ、表示装置4の表示部44におい
て、地図情報や自車位置などの表示がなされる。また、
表示処理に並行して、スピーカ42からは、音声による
操作案内や道路案内などがなされる。
【0036】図4は、リモートコントロールユニット8
を示す。図4に示すように、リモートコントロールユニ
ット8の操作部には、少なくとも、検索キー82,ロッ
クキー83,ジョイスティック84,ズームキー85,
現在地キー86,外部入力キー87,戻りキー88が配
設されている。
【0037】例えば、検索キー82が押されると検索モ
ードとされ、例えば、現在地から目的地までのルート検
索などが実行される。また、現在地キー86が押される
とナビゲーションモードとされ、地図情報上に自車位置
が表示される。さらに、ズームキー85が押されると、
表示されている地図情報の拡大率が変化し、広範囲の地
図情報が表示されたり、狭い範囲の詳細な地図情報が表
示されたりする。なお、ジョイスティック84が操作さ
れると表示部44の画面上に示されるカーソル(図示せ
ず)などがその操作方向に応じて移動する。すなわち、
このジョイスティック84を操作することによって、例
えば、検索時に住所や電話番号で目的地を検索するため
の設定および数字の入力、地図上へマークを登録するな
どの画面設定、表示色や背景色の設定、および1画面と
2画面との切り換えや表示データなどの画面モードの設
定などといった、設定条件、検索条件などの詳細を設定
することが可能となる。
【0038】ところで、外部入力キー87が押されると
外部入力モードになり、増設されたA/V機器などの制
御に係わる設定などが可能な状態になり、画面表示、音
声切換などが実施される。なお、戻りキー88が押され
ると各種モードにおける初期画面に復帰する。
【0039】また、ロックキー83が押されると、検索
キー82,ジョイスティック84,ズームキー85,現
在地キー86,外部入力キー87,戻りキー88といっ
たキーの操作による設定の変更を禁止する状態になる。
このような、設定の変更が禁止された状態で新たにキー
入力がなされても、ロックキー83の押された時点にお
ける設定情報が保持される。一方、新たに押されたキー
入力にも対応する処理がなされる。
【0040】例えば表示画面は2分割され、一方の分割
画面では、ロックキー83の押された時点で設定されて
いた処理がなされる。そして、他方の分割画面では、新
たに押されたキー入力に対応した処理がなされる。この
時、操作案内や道路案内などのための音声は、分割され
た画面のそれぞれに対応して異なる音声でなされる。な
お、設定の変更を禁止する状態を解除するためのキーの
操作を、例えば、所定のキーの長押し、あるいは、他の
複数のキーの同時押しなどにすることによって、設定の
変更を禁止する状態を容易に解除することができないよ
うにする。
【0041】図5は、上述した画面を分割してなされる
処理の様子を示す。なお、図5においては、実際の表示
に代わって表示内容を斜線を用いて簡略化して示す。図
5において、45は、表示装置4の表示部44の画面を
示す。まず、図5Aに示すように、ロックキー83が押
されていない場合には、画面45の全体が用いられ、そ
の時点での設定に応じた画面処理がなされる。そして、
ロックキー83が押されると、すなわちユーザの設定情
報を変更することができないロック状態になる。このと
き、図5Bに示すように、画面45は分割されて分割画
面46、47となり、各分割画面により2つの処理に関
連した表示がなされる。すなわち、一方の分割画面46
で示される一方の画面では、ロックキー83の押された
時点で設定されていた処理が継続してなされ、その処理
が分割画面46に表示される。そして、他方の分割画面
47では、新たに押されたキー入力に対応した処理がな
される。この際、音声によってなされる操作案内や道路
案内などは、画面46、47におけるそれぞれの処理を
ユーザが容易に識別することができるように、分割され
た画面46,47のそれぞれに対応した互いに識別可能
な異なる音声でなされる。
【0042】次に、設定情報の変更を禁止する状態の解
除が所定のキーの操作によりなされると、図5Cに示す
ように、画面45の全体を用いる表示に復帰する。すな
わち、ロックキー83の押された時点で設定されていた
処理に関しては、種々のキー入力操作に影響されること
なく保持され、継続してなされる。そのため、ユーザを
的確に目的地まで誘導するという、ナビゲーションシス
テムの本来の目的が損なわれることがなく、しかも、他
の処理についても支障なく対応することができる。
【0043】図6は、この発明の一実施形態のフローチ
ャートである。図6に示すように、まず、ロックキー8
3が押されると、その時点における設定情報がSRAM
20またはDRAM21に格納される(ステップS
1)。リモートコントロールユニット8の操作部のキー
入力待ちの状態とされる(ステップS2)。リモートコ
ントロールユニット8の操作部のいずれかのキーが操作
されると、ロック解除のキー操作がなされたかどうかが
判定される(ステップS3)。
【0044】ロック解除のキー操作がなされたと判定さ
れた場合には、ステップS4に移行し、A/Vコントロ
ーラ19における画面分割に係わる処理が通常の画面処
理に切り換えられ、ロック解除状態とされる。また、ロ
ック解除のキー操作がなされず、他のキー操作がなされ
たと判定された場合には、ステップS5に移行し、A/
Vコントローラ19が画面分割処理の状態とされる。し
たがって、表示装置4の表示部44の一方の画面では、
ロックキー83の押された時点で設定されていた状態の
処理が保持されて表示されるとともに、他方の画面で
は、新たに押されたキー入力に対応した処理がなされ
(ステップS6)、例えば、表示を伴う処理の場合に
は、所定の表示がなされる。
【0045】そして、この時、分割された画面のそれぞ
れに表示されている内容が音声案内を伴うものかどうか
の判定がなされる(ステップS7)。音声案内を伴う処
理の場合には、例えば、一方を男性の声、他方を女性の
声にし、異なる音声による案内がなされる(ステップS
8)。そして、リモートコントロールユニット8の操作
部のキー入力待ちの状態とされる(ステップS9)。ま
た、ステップS8において、音声誘導を伴なわない処理
の場合には、ステップS9において、リモートコントロ
ールユニット8の操作部のキー入力待ちの状態とされ
る。
【0046】リモートコントロールユニット8の操作部
のいずれかのキーが操作されると、ロック解除のキー操
作がなされたかどうかが判定される(ステップS1
0)。ロック解除のキー操作がなされたと判定された場
合には、ステップS4に移行し、A/Vコントローラ1
9における画面分割に係わる処理が通常の画面処理に切
替えられ、ロック解除状態とされる。
【0047】また、ロック解除のキー操作がなされず、
他のキー操作がなされたと判定された場合には、ステッ
プS6に移行し、表示装置4の表示部44の一方の画面
では、ロックキー83の押された時点で設定されていた
状態の処理が保持されて表示されるとともに、他方の画
面では、新たに押されたキー入力に対応した処理がなさ
れる。
【0048】そして、上述したステップS6〜ステップ
S10の処理が繰り返しなされ、設定の変更を禁止する
状態の解除が所定のキー操作によりなされると、ステッ
プS4に移行し、A/Vコントローラ19における画面
分割に係わる処理が通常の画面処理に切り換えられ、ロ
ック解除状態とされて画面45の全体が用いられた表示
に戻される。したがって、ロックキー83の押された時
点で設定されていた処理に関しては、ロックキー83の
機能により種々のキー入力操作に影響されることなく継
続され、ナビゲーションシステムのユーザを的確に目的
地まで誘導するという本来の目的が損なわれることがな
い。
【0049】以上説明したように、この発明の一実施形
態によれば、カーナビゲーションシステムが、ユーザの
設定情報の変更を禁止する状態とすることができ、その
時にリモートコントローラ8のキー操作による入力があ
った場合に、表示部44の画面45を2分割して、変更
が禁止された設定情報に対応した処理と、キー入力に対
応した処理とを並列して行うようにしている。その結
果、カーナビゲーションの使い勝手や操作性を向上させ
ることができ、車を運転しているユーザを目的地まで誘
導するといった、カーナビゲーションの本来の目的をよ
り確実に達成することができる。また、操作案内や道路
案内を音声により行う場合に、上述の2つの処理に対応
した案内を互いに異なる音声によって行うようにしてい
ることにより、2つの処理を混同することなく、区別す
ることができ、これによっても、自動車の走行時におけ
るユーザの運転の安全性を高めることができる。
【0050】以上、この発明の実施形態について具体的
に説明したが、この発明は、上述の実施形態に限定され
るものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の
変形が可能である。
【0051】例えば、上述の一実施形態において挙げた
ナビゲーションユニット1の構成はあくまでも例に過ぎ
ず、必要に応じてこれと異なる構成にしてもよい。
【0052】また、例えば、上述の一実施形態において
は、画面を2分割して2つの処理が同時になされる場合
について説明したが、さらに画面を分割してそれぞれに
並列処理するようにしても良く、また、画面が分割され
た状態で、さらに設定の変更を禁止して画面を3分割と
したり、分割画面に優先順位を付けて処理するようにし
ても良い。
【0053】また、例えば、上述の一実施形態において
は、ロックキー83をリモートコントロールユニット8
に設ける場合について説明したが、ナビゲーションユニ
ット1に設けるようにしても良い。また、リモートコン
トロールユニット8のロックキー83以外の他のキーを
流用して解除手段とする場合について説明したが、専用
の解除キーをナビゲーションユニット1に設けるように
しても良く、また、キー操作で解除せずに、パスワード
などの識別情報を入力することで解除するようにしても
良い。
【0054】
【発明の効果】この発明によれば、設定手段によってな
された設定を容易に変更することができないようにする
ことができ、ナビゲーションシステムのユーザを的確に
目的地まで誘導するという本来の目的を損なうことな
く、複合化された種々の機能を利用することができる。
また、この発明によれば、画面が分割され、しかも、そ
れぞれの画面に対応した異なる音声によって操作案内や
道路案内などがなされるため、各処理の識別が容易とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の全体構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】この発明の一実施形態における通信手段の説明
に用いるブロック図である。
【図3】この発明の一実施形態におけるナビゲーション
ユニットの構成を示すブロック図である。
【図4】この発明の一実施形態におけるリモートコント
ロールユニットの説明に用いる略線図である。
【図5】この発明の一実施形態の動作説明に用いる略線
図である。
【図6】この発明の一実施形態の動作説明に用いるフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1・・・ナビゲーションユニット、4・・・表示装置、
8・・・リモートコントロールユニット、11・・・デ
ィスク、18・・・システムコントローラ、20・・・
SRAM、21・・・DRAM、44・・・表示部、8
3・・・ロックキー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自らの位置を検出し、記録媒体に記録さ
    れた情報を読み出して少なくとも現在位置を表示するよ
    うにしたナビゲーションシステムにおいて、 設定情報の変更を禁止するロック手段と、 上記ロック手段による上記設定情報の保持を解除するロ
    ック解除手段とを有することを特徴とするナビゲーショ
    ンシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記ロック手段は、ロックを指示する入力手段と、保持
    すべき上記設定情報を記憶する記憶手段とからなること
    を特徴とするナビゲーションシステム。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 表示部をさらに有し、表示部の画面を少なくとも2つに
    分割し、一方の分割画面に、保持されている上記設定情
    報を表示し、他方の分割画面に、保持されている上記設
    定情報以外の情報を表示することを特徴とするナビゲー
    ションシステム。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 音声出力手段をさらに有し、上記表示手段による一方の
    分割画面に関する音声と、他方の分割画面に関する音声
    とを異ならせるようにしたことを特徴とするナビゲーシ
    ョンシステム。
JP5318498A 1998-03-05 1998-03-05 ナビゲーションシステム Pending JPH11248481A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5318498A JPH11248481A (ja) 1998-03-05 1998-03-05 ナビゲーションシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5318498A JPH11248481A (ja) 1998-03-05 1998-03-05 ナビゲーションシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11248481A true JPH11248481A (ja) 1999-09-17

Family

ID=12935799

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5318498A Pending JPH11248481A (ja) 1998-03-05 1998-03-05 ナビゲーションシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11248481A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005055366A (ja) * 2003-08-06 2005-03-03 Honda Motor Co Ltd 車両用ナビゲーション装置
JPWO2003077553A1 (ja) * 2002-03-08 2005-07-07 三菱電機株式会社 移動体通信装置、移動体通信装置の表示制御方法、並びに、そのプログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2003077553A1 (ja) * 2002-03-08 2005-07-07 三菱電機株式会社 移動体通信装置、移動体通信装置の表示制御方法、並びに、そのプログラム
JP2005055366A (ja) * 2003-08-06 2005-03-03 Honda Motor Co Ltd 車両用ナビゲーション装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009042235A (ja) 車載電子機器
JP4219393B2 (ja) 受信制御装置、受信装置、再生装置、受信制御方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体
JP3795677B2 (ja) ナビゲーションシステム
JP4172051B2 (ja) ナビゲーションシステム
JP2006108921A (ja) 車載端末装置
JPH11230762A (ja) ナビゲーションシステム
JP2797946B2 (ja) 情報表示装置
JPH11230761A (ja) ナビゲーションシステム
JP3972461B2 (ja) ナビゲーション方法、ナビゲーション装置及び自動車
JPH11248481A (ja) ナビゲーションシステム
JP4420812B2 (ja) 車載機と地上波デジタル放送受信機からなるシステムの情報処理方法
JPH11230766A (ja) ナビゲーションシステム
JPH11325918A (ja) ナビゲーション装置
JP2006266807A (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法および制御プログラム
JPH11230763A (ja) ナビゲーションシステム
JP2003228794A (ja) 放送情報表示システム
JP2952173B2 (ja) ガイドシステム
JP3407344B2 (ja) 車両用簡易地図表示装置
JP3842640B2 (ja) ナビゲーションシステム及び多重化情報取得方法
JPH11218426A (ja) ナビゲーション装置
JP2003187523A (ja) 車載用情報処理装置及び該装置のプログラム
JP2002048556A (ja) 施設情報報知装置及びナビゲーション装置
JPH04329709A (ja) ナビゲーションシステム
JP3171835B2 (ja) 経路探索装置、記憶媒体および探索補助表示方法
JP2004271232A (ja) ナビゲーション装置、プログラム