JPH11248189A - 天井に取り付けられた冷暖房装置 - Google Patents

天井に取り付けられた冷暖房装置

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JPH11248189A
JPH11248189A JP10355265A JP35526598A JPH11248189A JP H11248189 A JPH11248189 A JP H11248189A JP 10355265 A JP10355265 A JP 10355265A JP 35526598 A JP35526598 A JP 35526598A JP H11248189 A JPH11248189 A JP H11248189A
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ルシギュオロ ジョウジオ
Lee G Tetu
ジー.テトゥ リー
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 天井に取り付けられた冷暖房装置を提供す
る。 【解決手段】 天井に取り付けられた装置は、空気をイ
ンレットを通して上側へと吸引し、空気を下側へと排出
させる前に熱交換要素によって処理する。空気は、熱交
換要素を取り囲む空気排出構造体によって下向きに排出
される。空気は、最終的には空気インレットに比較的近
接した1つ以上の空気吐出ダクトから排出される。各吐
出ダクトは、回動自在のルーバを内部に備えており、ダ
クト壁の形状と組み合わされて冷暖房により空気調和さ
れた空気の特定通路を画成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家屋、オフィス又
はこれら以外の建屋空間に支持された天井に取り付けら
れる冷暖房装置に関する。より詳細には本発明は、上述
の装置を通した空気の処理に関する。
【0002】
【従来の技術】冷暖房を行うための室内や空間に支持さ
れた天井に冷暖房装置を取り付けることはこれまで知ら
れている。このようにして取付けられた装置は、典型的
にはこの装置に取り付けられたインレットを通じて空気
を吸い込むようにされている。このように吸い込まれた
空気は、装置に配設された少なくとも1つのアウトレッ
トから排出される前に適切な熱交要素を通して循環され
る。
【0003】天井に取り付けられた装置は、典型的には
処理するべき及び吐出するべき空気を吸引するためのフ
ァンデバイスを備えている。このファンデバイスは、空
気インレットにおいて大きな吸引圧を発生させることが
できる。この吸引圧は、天井に取り付けられた装置から
排出された吐出空気を再度吸引してしまう。このように
吐出された空気を熱交換器へと再循環させることによ
り、装置の暖房又は冷房効率が低下する。またこれは、
この循環され、さらに暖房又は冷房する必要のない空気
に対して晒される熱交換機要素の長期間一体性に影響を
与える。
【0004】この吐出された空気が天井に取り付けられ
た空気取り入れ口へと再循環される可能性は、これまで
空気アウトレットを空気取り入れ口から離すように空気
を向けることによって対応がなされてきた。しかしなが
ら、このように向けられた吐出空気は、空気アウトレッ
トが比較的空気インレットに近接している場合には行う
ことができないことがわかっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、適切に暖房された又は冷房された空気がその装
置の空気取入れ口に悪影響を与えない構成とされ支持さ
れた天井に取り付けられた冷暖房装置を提供することを
目的とする。
【0006】本発明の別の目的は、支持された天井に取
り付けられる冷暖房装置を提供することにあり、この装
置は、この装置から排出される空気調和された空気が、
天井に取り付けられた装置からの加熱又は冷却された空
気が最適な空気流となるように構成された2つの異なっ
た空気流を形成するように構成されている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の上述した目的及
びその他の目的は、空気をインレットへと上側から吸引
し、この吸引された空気を、下向きに吐出させる前に熱
交換機を通じて処理する天井に取り付けられた冷暖房装
置を提供することによって達成される。この空気は、熱
交換機要素を取り囲んだ空気吐出構造体によって下向き
に吐出されるように構成されることが好ましい。この空
気は、最終的には空気インレットに近接して位置決めさ
れた1つ以上の空気吐出ダクトを通して吐出される。各
吐出ダクトには、回動自在なルーバが取り付けられてお
り、ダクト内において空気をガイドするようにされてい
る。
【0008】各空気吐出ダクト内の回動自在のルーバ
は、暖められた空気又は冷房された空気が吐出されるか
に応じていずれか2つの位置の間で回動するようにされ
ていることが好ましい。暖められた空気が吐出される場
合には、ルーバの位置は、ダクトから実質的に下向きの
空気流を発生させるようになっている。冷却された空気
が吐出される場合には、ルーバの位置は、排出される空
気の空気流を実質的に横向きの空気流を形成するように
されている。
【0009】この空気は、天井から最小の距離で吐出さ
れるようにされていているが、天井を汚さないようにし
ていることが好ましい。これは、各空気ダクトの壁を緩
やかな曲線とすることによって達成され、この緩やかな
曲線は、横方向に外側へと延ばされていて、ダクトから
排出される空気の部分を天井から最小の距離としてい
る。
【0010】各排出ダクトのそれぞれ別の壁は、所定の
角度でなめらかに曲げられた円弧型とされていて、装置
の空気インレットから吐出された空気が離れるように構
成されていることが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】図1には、空気の冷暖房のため、
天井に取り付けられた装置10が、天井12に取付けら
れた位置において示されている。この装置は、中央に配
置された空気取入れ用グリル14を備えているのが示さ
れており、このグリル14は、吸引される冷暖房すべき
空間の空気が吸引されるようにしている。空気を冷却ま
た加熱する装置はまた、4つの空気吐出スロット16,
18,20,22を備えている。これらの空気吐出スロ
ットは、それぞれが各空気吐出ダクトの一部分を形成し
ており、これらのダクトは、装置から処理された空気を
冷暖房する空間内へと戻すように排出させている。各吐
出スロットは、中央に配設されたグリル14に比較的近
接して配設されている。
【0012】図2を参照して、天井12に配設される前
の冷暖房装置10が示されている。冷暖房装置10は、
空気取入れ口グリル14を通して装置へと吸引される空
気を処理するための種々の装置を含んでいるのが示され
ている。
【0013】図3を参照すると、図3には、冷暖房装置
10の分解図が示されている。冷暖房装置10の底部部
分は、フレーム26を備えており、このフレーム26に
は、4つの空気吐出ダクト28が形成されている。それ
ぞれの吐出ダクトは、フレーム26の各吐出スロット1
6,18,20,22の一つを画成している。回動自在
なルーバ30は、各空気吐出ダクト内に配置されてい
る。この回動自在なルーバ30は、ダクト28の長さに
わたって延ばされているのが示されている。
【0014】空気フィルタ32と取入れグリル14は、
フレーム26内の中央開口に嵌合される構成とされ、フ
レーム26に適切に固定されることが好ましい。取入れ
グリル14は、方形の形状とされ、4角からその中央部
にかけて僅かに上側に湾曲されていることが好ましい。
【0015】遠心力ファン34は、空気の取入れグリル
14と空気フィルタ32とを通して空気を上側へと吸引
している。このファン34は、吸引された空気を熱交換
要素36へと径方向外側に分散させるようになってい
る。熱交換要素36は、この遠心力ファンの周囲に配置
された直列のコイルから構成されていることが好まし
い。これらのコイルは、熱交換媒体を輸送し、この熱交
換媒体がコイルに熱移動するように接触した列となった
熱交換フィンへと、又は熱交換フィンから熱交換するよ
うにされている。
【0016】この遠心力ファン32から外側に流れ出る
空気流は、図4に示す空気チャンネル構造体38によっ
て下側へと向けられる。この空気チャンネル構造体38
は、ポリスチレンからハウジング24に適合した単一の
軽量断熱性部材として成型されていることが好ましい。
空気チャンネル構造体38は、冷暖房装置の頂部部分4
0に沿って内側を熱交換要素のフィンの内側周辺部まで
延ばされているのが示されている。この空気チャンネル
構造体38はまた、ハウジング24の内側壁に沿って下
側へと延ばされている。この空気チャンネル構造体38
は、またハウジング24の内側壁に向かって傾けられて
いて、熱交換要素36からの径方向離間が増加するよう
に構成されている。この空気チャンネル38は、下側に
向かってこの傾きを有したままでドレインパン42まで
延びている。このドレインパン42は、より詳細には図
3に示されている。
【0017】図4を参照すると、熱交換要素36のフィ
ンの底部は、ドレインパン42に収容されていて、熱交
換要素のコイルからの凝縮物が集められるようにされて
いるとともに、スロット44内に排出されるようにされ
ている。ドレインパンのスロットが設けられた開口45
は、空気チャンネル構造体38と整列されており、フレ
ーム26に形成された空気ダクト28へと下って行く連
続した空気チャンネルを形成している。ドレインパンの
同様のスロット付き開口は、フレーム26のそれぞれ別
の空気吐出ダクトへと下って行く連続する空気チャンネ
ルを形成している。
【0018】図4のフレームの断面は、このフレームが
2つの異なった構造により構成されているのを示してい
る。このフレームは、好ましくは硬質プラスチックで形
成された外側部分46を有している。このフレームは、
さらにこの外側部分46の上に軽量の成型ポリスチレン
構造体47を有している。
【0019】再度空気チャンネル構造体38を参照する
と、この構造体は、空気を下側に向けるための連続した
なめらかな内側壁面を備えている。この連続したなめら
かな内側壁面の上側部分は、一定曲率の円弧状とされて
いることが好ましい。この内側壁の傾いた部分は、垂直
に対して3°〜5°の角度とされていることが好まし
い。このなめらかな連続した内側壁は、確実にすべての
空気流がドレインパンのスロット付きの開口46へとス
ムースに下がって行くようにしており、フレーム26内
に形成された空気通路ダクト28へとスムースに下って
行く構成とされている。
【0020】熱交換要素36を参照すると、これらの要
素は、熱交換要素36のコイルを通して流れる熱交換媒
体の状態に応じてフィンを通過する際に空気に熱を与え
るか又は空気から熱を除去する。このような方法によ
り、暖房装置又は冷房装置は、加熱された空気又は冷却
された空気のどちらかをフレーム26の空気吐出ダクト
へと供給する。図4の空気吐出ダクト28を参照する
と、ルーバ30には、それぞれの端部に回転可能部材4
8が取り付けられていて、この回転可能部材48は、ブ
ラケット50内部で回転するように構成されている。よ
り詳細には後述するが、ルーバ30は、空気吐出ダクト
28を通して流される空気が暖かいか冷却されているか
に応じて2つの位置のどちらかの位置とされる。ルーバ
30の回転は、モータ又はマニュアル調節によって行わ
れるようにされている。別の空気吐出ダクトそれぞれに
回転自在に取付けられ、それぞれの位置において駆動さ
れる構成の同様のルーバがフレーム26に設けることが
できることは理解されよう。
【0021】図5を参照すると、フレーム26内の吐出
ダクト28が、さらに拡大断面図として示されている。
空気吐出ダクト28は、内側壁面52と外側壁面54と
して示されている連続した2つの壁面を備えているのが
示されている。内側壁面52は、相対的に取入れグリル
54に近接しており、外側壁面54は、さらにグリルか
ら離間している。この外側壁面54は、フレーム26の
一部分とされており、この壁面54は、天井へと上方向
に隣接するフレーム26の部分から横方向外側に延ばさ
れている。フレームのこの部分は、リップ56を形成
し、このリップは、概ね冷暖房装置が天井に取付けられ
た場合には天井に対して隣接するように構成されてい
る。外側壁54は、リップ56の頂部の下、距離hの位
置まで外側に延びている。この距離hは、15〜20m
mとされていることが好ましい。この高さとすることに
よって、空気がなめらかに曲げられた壁54に沿って外
側に流されても、天井を汚さないようにされている。外
側壁面54の始点は、リップ56が開始する点へと鋭く
曲がる前は、実質的に垂直とされている。この点は、フ
レーム26が天井に隣接する点よりも垂直方向下側とさ
れている。外側壁面は、ほぼ横方向に実質的に大きな曲
率半径でこの点から横方向へとフレーム26のリップ5
6の頂部の下距離hの点の吐出点に達するまで連続して
いる。
【0022】内側壁52を参照すると、この内側壁52
は、ルーバ30がダクト28内に回動自在に取り付けら
れている位置の上流側のフレーム26内から開始してい
る。この壁は、回転部材48の回転軸を含んだ水平面の
垂直方向下側の点まで垂直から僅かに傾けられている。
この内側壁52は、その後ダクト28からの空気が排出
される位置の直上流の僅かに傾いた壁面と接して連続す
るまで実質的に曲がった円弧とされた部分を有してい
る。
【0023】フレーム26内においてダクト28が形成
されるこの壁52の第1の傾いた部分からダクト28か
ら空気が排出される位置において終了する第2の傾いた
直線的な壁までの内側壁52の全角度変化は、角度αで
示されていることに留意されたい。この角度は、内側壁
の第1の傾いた壁と第2の傾いた壁が連結する内側壁5
2の曲がった円弧部分によって決定される。この内側壁
52の角度変化は、110°〜130°の範囲とされて
いることが好ましい。角度αは、130°以上とされて
いることが好ましいことが見出されているものの、取り
入れグリル14へと空気が戻る再循環の可能性を生じ
る。また、αが110°よりも小さいと、加熱された空
気の吐出に悪影響を当たることが見出された。
【0024】回動自在に保持されたルーバ30について
説明すると、このルーバ30は、曲がった円弧部分で連
結された2つの脚部部分を備えているのが示されてい
る。この曲がった円弧部分は、ルーバの2つの直線脚部
部分の間で角度βとされている。この曲がった円弧部分
は、角度βがこの曲率によって画定される円弧の全角度
に対応するように一定の曲率を有していることが好まし
い。この角度βは、110°〜120°の範囲とされて
いることが好ましい。
【0025】ルーバ30の2つの直線的な脚部部分は、
直線的な距離でA及びBを規定することが好ましい。こ
れらの直線寸法は、これらの脚部部分から曲がった円弧
部分に隣接する点においてこれらの脚部が横切るまでこ
れらの脚部部分の中心線を延ばして規定される。この寸
法Aは、ルーバの上部脚部部分の先端から中心線に沿っ
て上述した中心線が互いに横切る点までの距離である。
寸法Bは、ルーバの下部脚部部分の先端から中心線に沿
って上述した中心線が互いに横切る点までの距離であ
る。これらの寸法の比A/Bは、0.4〜0.6の範囲
とされていることが好ましい。比A/Bが0.4よりも
小さいと空気の吐出が良くなく、空気取り入れグリル1
4に対して再循環の問題を生じさせる可能性があるため
である。比A/Bが0.6よりも大きいと、ルーバが回
転位置決めに対して敏感になりすぎてしまうためであ
る。
【0026】図5に示したルーバ30は、空気吐出ダク
ト28内において冷却された空気のための通常位置とさ
れているのが示されている。この場合、ルーバの寸法A
と寸法Bの互いに横切る位置の点は、内側壁52の曲が
った円弧型部分が開始する点から距離Fだけ横方向に離
されていることが好ましい。また、ルーバ30の距離A
及びBが互いに横切る点は、外側壁54の最も頂部位置
から横方向距離Gとされていることが好ましい。この比
F/Gは、0.8〜1.2とされていることが好まし
い。
【0027】冷房中のルーバ30の下側脚部は、垂直か
ら角度60°〜75°の角度γとされていることが好ま
しい。この角度とすることによって、ルーバの両方の側
に実質的に空気を流すことができるためである。このよ
うにして、配置されたルーバは、角度δで規定されたダ
クト28から空気を方向性を持って吐出させることを可
能とする。この角度δは、水平に対して測定され、ルー
バの下側脚部が角度γの場合に5°〜20°となるよう
にされている。
【0028】図6を参照すると、ルーバ30は、暖房モ
ード位置とされているのが示されている。この際には、
ルーバ30は、冷房位置から25°時計方向に回転され
ていることが好ましく、このようにすることによって下
側脚部部分が内側壁52に向かって運動し、上側脚部部
分は、外側壁54に向かって運動する。ルーバ30の下
側脚部部分は、この時垂直から35°〜50°の角度κ
とされている。この位置とされたルーバは、この時点で
はダクト28からの空気吐出位置において内側壁の傾き
によって規定される通常の外向き流ではなく、空気を上
述の外向き流から偏向させるようにさせている。この
際、ルーバ30の下側脚部は、ルーバ30が冷房モード
位置とされている場合よりも加熱された空気をより横方
向成分の少ない下向きへと偏向させている。吐出の角度
θは、水平から40°〜55°の角度とされていること
が好ましい。この角度は、冷房モードにおける角度δの
横方向成分よりも実質的に小さな横方向成分とされてい
ることが理解されよう。
【0029】特に内側壁52のダクト28からの空気吐
出部に近いこの壁の角度勾配について説明する。この角
度勾配は、図6においてはφとして示されている。この
角度は、垂直方向から測定したものであり、設計された
ダクトについてはκ及びγとして与えた角度の中間とさ
れていることが好ましい。これは、通常角度φを55゜
〜65゜の範囲とすることにより行われる。このように
することによって、内側壁52に最も近接した空気流に
実質的な横方向成分を冷暖房において与えて、空気取り
入れグリル14へのどのような再循環も起こらないよう
にすることが可能となる。
【0030】角度α及びβを参照すると、これらの角度
は、内側壁52及びルーバ30の角度を持った円弧型の
曲率を表している。これらの角度を有する円弧とするこ
とで、加熱モード及び冷房モードの双方において空気ダ
クト28の内側壁52に沿って実質的に空気を流すこと
が可能とされる。この内側壁の角度αの円弧が110°
よりも小さい場合には、この壁の吐出スロープの角度φ
は増加し、その結果加熱モードの際にルーバの内側壁に
おいて過剰な圧力損失を生じる。一方、角度αが130
°よりも大きいと、吐出スロープのφは、減少し、グリ
ルへの空気の再循環が生じてしまう可能性がある。
【0031】上述のような形状のルーバ30と上述した
ような形状の空気ダクト通路28とを組み合わせること
により、ルーバの両側における2つの別々の空気通路が
形成される。これらの通路は、冷房の際の第1の空気吐
出方向を与え、暖房の場合の第2の吐出方向を与える。
冷房の際のこの空気吐出通路は、装置から実質的に横方
向外側へと空気流を運動させて、天井に取り付けた装置
により冷房される室内の人々に冷気を直接当てるのを防
止する。これとは対照的に、暖房における排出は、加熱
された空気が上側に上昇して、室内の人々には向かなら
ないように空気を、より下側へと向かわせている。
【0032】これまで、本発明の好適な実施例を説明し
てきた。当業者によれば、本発明の実施例に対して別の
実施例、変更、改良を加えることができよう。したがっ
て、上述の詳細な説明は、例示にすぎず本発明を制限す
るものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】天井に取り付けられ、中央に配設された空気取
り入れグリルの周辺の周りに配置された空気吐出スロッ
トを備えた冷暖房装置を示した図。
【図2】図1の天井に取り付けられる前の冷暖房装置を
示した図。
【図3】図2の冷暖房装置の分解図。
【図4】図2及び図3に示した冷暖房装置が取入れグリ
ルから空気吐出ダクトのアウトレットまでどの様に空気
を処理するかを示した図。
【図5】図2及び図3に示した冷暖房装置の最も底部の
部材に形成される空気吐出通路の拡大断面図。
【図6】内部の回動ルーバが暖められた空気を排出する
場合の図5に示した空気吐出通路の拡大断面図。
【符号の説明】
10…冷暖房装置 12…天井 14…空気取入れグリル 16,18,20,22…空気吐出スロット 24…ハウジング 26…フレーム 28…ダクト 30…ルーバ 32…空気フィルタ 36…熱交換要素 38…空気チャンネル構造体 40…冷暖房装置の頂部部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジョウジオ ルシギュオロ イタリア,ヴェダノ アル ランブロ,ヴ ィア エイ.ヴィラ 8 (72)発明者 リー ジー.テトゥ アメリカ合衆国,ニューヨーク,バルドウ ィンスヴィル,ヴィレッジ ボウルヴァー ド サウス 601

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気を加熱又は冷却するため天井に取り
    付けられる装置であって、該装置は、 外側ハウジングと、 空気インレットを備え、前記外側ハウジングに嵌合する
    フレームと、 前記フレームの前記空気インレットを通して空気を上に
    向かって吸引するとともに、これに続いて吸引された前
    記空気を径方向外側に排出するため、前記外側ハウジン
    グ内に配設されたファンと、 該ファンから径方向外側に排出される空気を加熱又は冷
    却させるための前記ファンの径方向外側に配設された複
    数の熱交換要素と、 前記ファンに対して前記外側ハウジング内に配置され
    て、前記ファンから径方向に排出された空気を偏向させ
    るための空気チャンネル構造体と、 前記空気インレットを備えた前記フレームに配設され、
    前記空気インレットの一つの端部に近接して配置された
    第1の壁と該第1の壁よりも前記空気インレットの端部
    から外側に離間して配置され、前記第1の壁に対向する
    第2の壁とを備える少なくとも1つの空気吐出ダクトと
    を有する冷暖房装置。
  2. 【請求項2】 前記空気吐出ダクトの前記第1の壁は、
    第1の直線壁部分と、曲線壁部分と、前記空気吐出ダク
    トから空気が吐出される位置まで延びた第2の直線壁部
    分とを有することを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の壁の前記曲線壁部分は、前記
    第1の壁の第1と第2の直線壁の間において110°〜
    130°角度を持った円弧とされていることを特徴とす
    る請求項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記空気吐出ダクトから空気が吐出され
    る位置まで延びた前記第2の直線壁部分は、垂直に対し
    て55°〜65°の角度とされていることを特徴とする
    請求項3に記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記空気吐出ダクト内に取り付けられ、
    曲がった円弧部分によって連結された第1の直線脚部と
    第2の直線脚部とを備えた回動自在のルーバを備えてい
    ることを特徴とする請求項3に記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の直線脚部と前記第2の直線脚
    部の間の曲がった円弧部分は、110°〜120°の範
    囲の円弧とされていることを特徴とする請求項5に記載
    の装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の直線脚部と前記第2の直線脚
    部のそれぞれ第1の中心線と第2の中心線は、互いの中
    心線の交差位置から前記第1の脚部の先端への前記第1
    の中心線に沿った第1の直線距離Aと前記交差位置から
    前記第2の脚部の先端への前記第2の中心線に沿って第
    2の直線距離Bとなる構成とされ、比A/Bが0.4か
    ら0.6の範囲となることを特徴とする請求項6に記載
    の装置。
  8. 【請求項8】 前記回動自在のルーバは、前記熱交換要
    素によって前記空気が冷却される場合には第1の位置へ
    と回動されて、前記第1と前記第2の中心線は、前記第
    1の壁部分が終了し、前記曲がった壁部分が開始する前
    記第1の壁の点から水平距離でFの位置、かつ前記フレ
    ームに形成される前記第2の壁の頂部位置から水平距離
    Gの位置において交差し、比F/Gは、0.8から1.
    2とされていることを特徴とする請求項7に記載の装
    置。
  9. 【請求項9】 前記回動自在のルーバの前記第2の直線
    脚部位置は、前記回動自在のルーバが前記第1の位置に
    ある場合に垂直から60°〜75°の角度とされている
    ことを特徴とする請求項8に記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記回転自在のルーバは、前記熱交換
    要素によって前記空気が加熱されている場合には第2の
    位置へと回転され、前記回転可能なルーバの第2の直線
    脚部は、垂直に対して35°〜50°の角度とされてい
    ることを特徴とする請求項9に記載の装置。
  11. 【請求項11】 前記回動自在なルーバは、前記熱交換
    要素により空気が冷却されている場合には、第1の位置
    とされ、前記第2の直線脚部部分は、垂直から60°〜
    75°の角度とされていることを特徴とする請求項6に
    記載の装置。
  12. 【請求項12】 前記回転自在のルーバは、前記熱交換
    要素によって前記空気が加熱されている場合には第2の
    位置へと回転されて、前記回転可能なルーバの第2の直
    線脚部は、垂直に対して35°〜50°の角度とされて
    いることを特徴とする請求項11に記載の装置。
  13. 【請求項13】 前記空気吐出ダクトの前記第2の壁
    は、前記フレームの外側端部に向かって横方向外側へと
    連続し、前記装置が天井に取付けられた場合には天井面
    に最も接近した空気排出ポイントとなる連続して曲がっ
    た部分を有していることを特徴とする請求項1に記載の
    装置。
  14. 【請求項14】 天井面に最も接近した前記空気吐出ポ
    イントは、前記天井面から15から20mmの距離に設
    けられていることを特徴とする請求項13に記載の装
    置。
  15. 【請求項15】 前記外側ハウジング内に配置された前
    記空気チャンネル構造体は、前記熱交換要素を取り囲
    み、該熱交換要素から径方向の距離が増加するようにし
    て前記熱交換要素の上側のポイントから前記熱交換要素
    の下側のポイントまで連続する連続構造体とされている
    ことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  16. 【請求項16】 前記連続構造体は、さらに前記熱交換
    要素の上から開始するなめらかな曲線の空気チャンネル
    を形成するように前記熱交換要素の上側において径方向
    内側に曲げられていることを特徴とする請求項15に記
    載の装置。
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