JPH11248079A - 管経路変更部 - Google Patents

管経路変更部

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JPH11248079A
JPH11248079A JP5104998A JP5104998A JPH11248079A JP H11248079 A JPH11248079 A JP H11248079A JP 5104998 A JP5104998 A JP 5104998A JP 5104998 A JP5104998 A JP 5104998A JP H11248079 A JPH11248079 A JP H11248079A
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Akira Kubota
公 久保田
Yoshio Sakai
良夫 酒井
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Ezaki Kogyo Kk
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Ezaki Kogyo Kk
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Abstract

(57)【要約】 【課題】管経路変更部を低コストで製造でき、小さい経
路変更半径寸法を含む所望の管経路変更半径及び所望の
管経路変更方向に設定できるものとする。 【解決手段】流体通路となる貫通孔11が穿設され、貫
通孔11の両端の開口12,13が現れると共に互いに
表裏をなす二面の取付面部14,15を備えた基板10
と、それぞれ端部23,33の外周側面に平面部21,
31が形成され、各平面部21,31が基板10の2つ
の取付面部14,15の異なる側にそれぞれ面接触され
てその開口端22,32が開口12,13の近傍に配置
された2本の管状部材20,30、25,35と、上記
両管状部材20,30のそれぞれの端部23,33とそ
れぞれの開口12,13の周辺部を被い、両開口端2
2,32と貫通孔11との間に流路41,51を形成す
る2つの被覆部材40,50とから構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は管経路変更部に係
り、特に経路を変更すべき2本の管の間隔寸法を大きく
することなく管の経路を変更するとができる管経路変更
部に関する。
【0002】
【従来の技術】流体を取り扱う様々な分野において、管
は所定の経路に沿って配置され、必要に応じてその経路
が変更される。このように管の経路を変更する場合に
は、管自体を屈曲形成するほか、直管の途中にベンド、
エルボ等の異形管や異なる方向に管の接続口を備えた管
経路変更部材を用いている。
【0003】例えば管の経路を180°反転するには、
返しベンドを用いる他、図11に示すように、管110
を屈曲部111で屈曲形成することにより対処するよう
にしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、管と管
との間隔を狭く保って管経路を反転させる場合には、管
の反転半径を小さいものとしなければならず上記返しベ
ンドを用いたり、管を屈曲する方法によっては、対処で
きないという問題がある。
【0005】即ち、返しベンドは一般的には鋳物で作成
され、その反転半径は規格化されており、所定寸法の以
下のものは製造されていない。また、管110を屈曲形
成する場合にも、屈曲形成時に管が潰れるため、屈曲整
形された管110の両端部112,113の間隔D
1 (屈曲部111の管経路変更半径R1 の2倍、図11
参照)を管の直径d1 の2倍以下にすることはできなか
った。
【0006】更に、図12に示すように、板金で製作し
た管経路の反転部材120を使用すことも考えられる。
このような反転部材120は板金をプレス加工して管挿
入部121,122、これらの挿入部121,122を
連結する連通部123、及び両嵌装入部121,122
間を押しつけて接合箇所124を形成し、この接合箇所
124をろう付けすることによって作成されるものであ
る。
【0007】しかし、この反転部材120を使用して管
経路を変更するようにしても、このような構造の管経路
反転部材120には接合箇所124をプレス形成できる
ように2つの挿入部121,122を離間する必要があ
り、2本の管130,140の距離D2 (管経路変更半
径R2 の2倍)を管130,140の直径d2 の2倍以
下にすることはできなかった。
【0008】また、管と管との間隔を任意の所定間隔を
保って管経路を変更したい場合には、上記ベンドやエル
ボは規格化されており、所定寸法の以外のものはないか
ら、規格外の寸法に管経路を変更するためには、管を湾
曲形成したり、特別に所望の管経路変更寸法を備えたエ
ルボや管経路変更部材を作成する必要がある。そして、
必要とする管経路変更寸法のエルボや管経路反転部材を
作成するには手間がかかるし、異なる反転半径の接合部
材の製作にあたってはそれぞれ異なる寸法の型を必要と
し少量多種の接合部材を製作するにはコストが嵩むこと
となる。
【0009】本発明は、このような従来技術における問
題点に鑑みてなされたものであり、低いコストで製造で
き、できるだけ小さい経路変更半径寸法で管の経路を変
更でき、また容易に所望の管経路変更半径及び変更方向
に設定できる管経路変更部を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明において、上記の
課題は管状部材の端部に平面部を設け、これらの管状部
材を貫通孔を開設した基板の両面に取り付け、被覆部材
で両管状部材のそれぞれの端部と前記それぞれの開口の
周辺部を被い、両開口端と貫通孔との間に流路を覆うよ
うに構成した管経路変更部によって解決される。この管
経路変更部によれば、基板の厚さを選択することによ
り、所定の管経路変更寸法で管経路を変更できる他、基
板に対する2本の管状部材の取り付け方向を変更でき、
所望の形状で管経路の変更を行なうことができる。
【0011】請求項1に記載の発明は、表裏面をなす両
面の略中央部に開口12,13を有して流体通路となる
貫通孔11が穿設された板状部材からなり、上記貫通孔
の開口の周縁を取付面部14,15とした基板10と、
それぞれ端部23,33の外周側面に平面部21,31
が形成され、各平面部21,31が前記基板10の2つ
の取付面部14,15の異なる側にそれぞれ面接触され
てその開口端22,32が前記開口12,13の近傍に
配置された2本の管状部材20,30、25,35と、
上記両管状部材20,30のそれぞれの端部23,33
と前記それぞれの開口12,13の周辺部を被い、前記
両開口端22,32と前記貫通孔11との間に流路4
1,51を形成する2つの被覆部材40,50とからな
る管経路変更部である。
【0012】請求項1に記載の管経路変更部によれば、
基板10と被覆板40,50とがそれぞれ板材から成形
できて、薄肉で重量を低減して製造することができ、管
経路変更部の製造工程を簡素化し、コスト低減化を実現
させることができる。また、管経路変更部として管自体
を湾曲形成する必要がなく、流体経路の湾曲部分は被覆
部材が形成する流路と、基板の貫通孔で構成される。こ
こで、管状部材20,30はその平面部21,31を基
板10の取付面部14,15に接触させて固定されてい
るから、管経路変更部で経路が変更される2本の管状部
材20,30の間隔は、基板10の厚みを設定すること
により所望の値に設定でき、両管状部材20,30の間
隔を可及的に狭いものとできる。
【0013】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の管経路変更部の管状部材20,30、25,35の端
部23,33の形状が前記平面部21,31を形成する
直線部23a,33aと、この直線部23a,33aの
両端から垂直方向へ略同一幅で直線的に立ち上がる2つ
の直線部23b,33bと、この2つの直線部23b,
33bの先端を弧を描いて繋ぐ円弧部23c,33cと
からなる断面形状に形成されたものである。
【0014】請求項2に記載の管経路変更部によれば、
基板12と被覆板13がそれぞれ板材から簡単な工程で
成形することができ、強度を下げずに全体的に薄肉化す
ることができるため重量及びコストを低下させることが
できる。また、嵌合時の位置決めが容易になるとともに
両者の問隙が不必要に大きくなることが避けられ、ろう
材が不必要に多量に使用されずに済み、ろう接コストを
低減させることができる。更に、管状部材と被覆板との
成形性を向上させて、製造工程を簡略化でき、生産性を
高めることができる。
【0015】請求項3に記載の発明は、上記請求項1又
は請求項2に記載の管経路変更部の管状部材25,35
の端部28,38の形状が前記平面部21,31を形成
する直線部28a,38aと、この直線部28a,38
aの両端から互いに幅を広げる方向へ直線的に立ち上が
る2つの直線部28b,38bと、この2つの直線部の
先端を弧を描いて繋ぐ円弧部28c,38cとからなる
断面形状に形成されたものである。
【0016】請求項3に記載の管経路変更部によれば、
管状部材の変形量を少なくすることができて、加工時に
管状部材と被覆板とが外れにくくなって作業性を向上さ
せることができ、更に加工後における薄肉管状部材の強
度低下を防止できる。
【0017】請求項4に記載の発明は、上記請求項1、
請求項2、又は請求項3に記載の管経路変更部の基板1
0と前記管状部材20,30と前記被覆板40,50と
の各当接部をろう接して一体に固着したものである。
【0018】また、請求項4に係る管経路変更部によれ
ば、板材からなる基板10、被覆部材40,50と管状
部材20,30とを気密に接合させることができ、薄肉
化した軽量な管経路変更部を容易に製造することがで
き、管経路変更部のコスト低減を実現できる。
【0019】請求項5に記載の発明は、上記請求項1乃
至請求項4のいずれかに記載の管経路変更部の両管状部
材20,30が互いに平行となるものとして基板10に
取り付けられたものである。
【0020】請求項5に記載の管経路変更部によれば、
管の経路を所定の寸法だけ平行にずらしたり、反転させ
るに際して、管路変更部を低いコストで製造でき、可及
的に小さい経路変更半径寸法で、また所望の管経路変更
寸法で管経路の変更を行なうことができる。
【0021】請求項6に記載の発明は、上記請求項1乃
至請求項4のいずれかに記載の管経路変更部の両管状部
材20,30が各軸線を通る前記基板10の管取付面1
4,15への2つの投影面が所定の角度をなすものとし
て基板10に取り付けられたものである。
【0022】請求項6に記載の管経路変更部によれば、
管の経路を任意の角度及び管経路変更寸法で変更でき
る。また管経路変更寸法を可及的に小さなものとするこ
とができ、これらの管路変更部を低いコストで製造でき
るものとできる。
【0023】請求項7に記載の発明は、上記請求項1乃
至請求項6のいずれかに記載の管経路変更部の基板60
がそれぞれ管状部材20,30が取り付けられる管取付
面63,64を備えた2枚の板状部材61,62と、こ
の2枚の板状部材の間に設けられ、2本の管状部材の間
で振動を絶縁する振動絶縁材68とからなるものであ
る。
【0024】請求項7に記載の発明によれば、管経路を
安価に所望の寸法だけ変更することができる他、接続し
た管状部材20,30の間には、振動絶縁材68が設け
られているので、一方の管状部材の振動は振動絶縁部材
で絶縁されて、他方の管状部材に伝達されない。
【0025】請求項8に記載の発明は、上記請求項1乃
至請求項6のいずれかに記載の管経路変更部の基板70
がそれぞれ管状部材20,30が取り付けられる管取付
面73,74を備えた2枚の板状部材71,72と、こ
の2枚の板状部材の間に設けられ、両板状部材の間隔寸
法を調整するスペーサ部材78とからなるものである。
【0026】請求項8に記載の管経路変更部によれば、
両板状部材71,72の間隔はスペーサ部材78の厚み
を変更することによって調整することができ、どのよう
な管経路変更寸法が必要とされる管経路変更部であって
も、スペーサ部材78を変更することで、対処すること
ができる。
【0027】請求項9に記載の発明は、上記請求項1乃
至請求項8のいずれかに記載の管経路変更部の基板80
を円板状としたものである。
【0028】請求項9に記載の管経路変更部によれば、
基板80に管状部材20,30を取り付けるに際して、
管状部材20,30を基板80の中心から放射状に取り
付けることができるので、管状部材の取付角度による取
り付け状態の変化が発生することがなく、両管状部材2
0,30が挟む角度を任意のものとして容易に取付ける
ことができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下本発明に係る管経路変更部の
実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0030】〔第1の実施の形態〕図1乃至図3は本発
明に係る管経路変更部の第1の実施の形態を示すもので
ある。本例では、配管に用いられる2本の管状部材2
0,30の端部に管経路変更部1が形成される。即ち、
本例において、管経路変更部1は一方の方向から延設さ
れた一方の管状部材20の経路が180°反転されて、
この一方の管状部材20から寸法Dだけ平行にずれた位
置に配置された他方の管状部材30へ変更されるもので
ある。
【0031】本例において、管経路変更部1は、基板1
0と、この基板10に取り付けられる管状部材20,3
0と、この基板10に管状部材20、30を覆うように
取り付けられる板金製の被覆部材40,50とから形成
される。
【0032】基板10は、例えばステンレス鋼からなる
略正方形状の厚板部材で形成され、中央部に流体通路と
なる貫通孔11が穿設され、略平行に形成された厚板部
材の表裏両面には、上記貫通孔11の開口12,13が
現れ、開口12,13の周囲には取付面部14,15が
環状に形成されている。
【0033】また、管状部材20,30は例えばステン
レス鋼の薄肉圧の管材で、管経路変更部が形成される端
部23,33の外周側面に平面部21,31が形成され
ている。この、管状部材20,30の各平面部21,3
1は、前記基板10の2つの取付面部14,15の異な
る側にそれぞれ面接触されられており、その開口端2
2,32が前記開口12,13に隣接するように配置さ
れる。
【0034】そして、上記基板10の取付面部14,1
5には被覆部材40,50が取り付けられ、該被覆部材
40,50は両管状部材20,30のそれぞれの端部2
3,33と前記それぞれの開口12,13の周辺部を被
い、前記両開口端22,32と前記貫通孔11との間に
湾曲した流路41,51を形成している
【0035】被覆部材40,50は、薄板をプレス成形
した殻構造部材であって、基板12の取付面部14,1
5に当接する平面部42,52と、貰通孔11に対して
略直交方向に管状部材20,30を内嵌させる管状部材
嵌合部43,53とが形成され、管状部材嵌合部42、
52から貫通孔11に到る上記湾曲した流路41,51
が形成され、貫通孔11の周辺を被覆する殻構造部4
4,54が形成される。
【0036】この被覆部材40,50に嵌合する上記管
状部材20,30は、端部の一部が平面21,31とな
るように塑性変形され、平面側を下側に向けた場合の断
面形状が上部を半円形とし下部を略同一幅の矩形とする
形状になるように成形される。即ち、この管状部材2
0,30の断面形状は、図3に示すように、管状部材2
0,30の平面21,31を有する端部23,33にお
ける断面形状は、平面21,31を形成する直線部23
a,33a、及びその両端から一様な幅で立ち上がる2
つの直線部23b,33bからなる下半部と、2つの直
線部の先端を円弧で結ぶ円弧状部23c,33cとから
なる形状に形成される。
【0037】そして、上記被覆部材40,50の管状部
材嵌合部43,53の断面形状は、管状部材20,30
の平面21,31を有する端部23,33が嵌入できる
ように、上記端部23,33の断面形状と略相似に成形
され、平面21,31を基板10の取付面部14,15
に当接させた場合に管状部材の端部23,33が内嵌で
きる寸法に形成されているともに、両者の問にはろう接
時のろう材が流れ込むために必要な問隙が設けられてい
る。
【0038】基板10は、厚板を図1乃至図3に示すよ
うな平面形状の板材に切り出すかあるいはプレス加工し
て成形し、板材の両面を取付面部14,15として使用
できるように、表裏に位置する二面を平滑な平行平面に
切削加工するかあるいは平面形状をプレス成形するとき
に同時に成形され、中央部には貫通孔11がドリルで穿
設形成されている。
【0039】この場合、基板10の厚さtは必要な経路
変更半径に応じて選択される。即ち、必要とされる経路
変更半径が大きい場合には、上記基板の厚さtを厚いも
とのし、経路半径が小さい場合には上記基板の厚さtを
薄いものとすればよい。そして、基板10の厚さtは後
述するろう接に耐えるものであれば、どの様な寸法のも
のであってもよく、ろう接できる最小厚さのものを使用
すれば、管経路変更部1の経路変更寸法を可及的に小さ
なものとすることができる。
【0040】被覆部材40,50は、図1乃至図3のそ
れぞれに示されているように、平面と曲面とが組み合わ
された形状の殻体構造に形成されている。即ち、被覆部
材40,50は上記基板の取付面部14,15に接合さ
れるろう接用平面42,52と、管状部材嵌合部43,
53の管状部材嵌合側に管状部材外形に沿う湾曲面と、
ろう接用平面と前記湾曲面との間を結ぶ流路41,51
とが、予め成形された金型でプレス加工により成形さ
れ、殻構造部44,54が成形される。
【0041】管状部材20,30は、断面形状が半円と
矩形とを組み合わせた形状に形成された加工冶具、また
は外型と中子とを組合せた金型を使用し、プレス機械あ
るいは油圧シリンダ等により動作する押圧機械で断面円
形の一端部を塑性変形させて成形される。
【0042】このようにして成形された基板10、管状
部材20,30及び被覆部材40,50とを組み付けて
各接合面をろう接することにより管経路変更部1を形成
する。まず、成形された基板10の接合面部14,15
に被覆部40,50のろう接用平面42,52を当接さ
せ、ろう材を予めセットする方式による場合のろう接で
は必要箇所にろう材を設置して位置固定し、また、被覆
部40,50の管状部材嵌合部43,53に管状部材2
0,30の変形させた端部23,33を嵌合して、ろう
接の準備作業を行う。
【0043】準備作業終了後、それぞれの接合部をろう
接温度まで昇温させて、供給した棒状ろう材または予め
ろう材を設置した場合には設置したろう材を溶解させて
接合面をろう接する。ろう接後、ろう接部の表面を仕上
げることにより管経路変更部1を完成させる。
【0044】〔管状部材の他の取り付け例〕上記例で
は、管状部材20と管状部材30とは、その管経路を1
80°反転、即ち両管状部材20,30の中心軸の接合
面部14,15への投影面が一致するものとしたが、こ
れらの投影面が所定の角度θをなすようにして両管状部
材20と管状部材30を基板10の接合面部に取付ける
ことができる。
【0045】図4乃至図6は、両管状部材20,30を
その中心軸を通る接合面部14,15への投影面間に他
の所定の角度θを設けて基板10に取り付けた例を示し
ている。これらの各例では基板10、管状部材20,3
0、及び被覆部材40,50の構成は上述した実施の形
態の例と全く同一であるので、図面中に同一の符号を付
してその詳細な説明は省略する。
【0046】図4の実線及び図5に示す例では、管状部
材20と管状部材30とはその中心軸を通る接合面部1
4,15への2つの投影面がなす角θを90°となるよ
うに基板10に取り付けられている。
【0047】図4中仮想線aで示した例は、管状部材2
0と管状部材30をその中心軸を通る接合面部14,1
5への投影面がなす角を上述した例とは反対側に90°
をなすように基板10に取り付けたものである。
【0048】また図4中に仮想線bで示し、また図6に
示した例は、管状部材20と管状部材30とはその中心
軸を通る接合面部14,15への投影面がなす角を18
0°をなすように基板10に取り付けたものである。
【0049】〔作用〕以上説明したように、本実施の形
態に係る管経路変更部1によれば、管経路変更部として
管自体を湾曲形成する必要がなく、流体経路の湾曲部分
は被覆部材40,50が形成する流路41、51と、基
板10の貫通孔11で構成されるので、管経路変更部1
で経路が変更される2本の管状部材20,30の間隔
は、基板10の厚さを変更することにより所望の値に設
定でき、両管状部材20,30の間隔を可及的に狭いも
のとできる。
【0050】また、本実施の形態に係る管経路変更部に
よれば、基板12と被覆部40,50がそれぞれ板材か
らなるとともに簡単な工程で成形することができ、強度
を下げずに全体的に薄肉化することができるため、鋳物
で形成したベンドやエルボを使用する場合に比して軽量
化出来るほか、製造コストを低下させることができる。
【0051】更に、管状部材20,30の平面部21,
31を有する端部を嵌合させる管状部材嵌合部42,5
2が薄肉で相似形に形成されたことによって、ろう接時
の加熱が迅速かつ均一にできるようになり、ろう接時問
が短縮されるとともにろう接が容易かつ確実に実行でき
るようになり、接合コストを低減させることができる。
【0052】また、管状部材20,30の平面部21,
31を有する端部と、その端部を嵌合させる管状部材嵌
合部42,52とが互いに相似する形状に形成されたこ
とによって、嵌合時の両者の位置決めが容易になるとと
もに両者の問隙が不必要に大きくなることが避けられ、
ろう材が不必要に多量に使用されずに済み、ろう接コス
トを低減させることができる。
【0053】〔他の実施の形態〕図7は本発明に係る管
経路変更部の他の実施の形態を示す断面図である。本例
に係る管経路変更部は、管状部材20,30及び被覆部
材40,50の構造は上述した第1の実施の形態例と同
一であるので、図7中に第1の管経路変更部と同一の部
材と同一の符号を付してその詳細な説明は省略する。
【0054】本例では、管経路変更部の基板60は、そ
れぞれ管状部材20,30が取り付けられる管取付面6
5,66を備えた2枚の板状部材61,62と、この2
枚の板状部材の間に設けられ、2本の管状部材の間で振
動を絶縁する振動絶縁材68とからなる。板状部材6
1,62は第1の実施の形態の基板10と同様に金属製
の板材から形成され、それぞれ貫通孔63,64が穿設
され、それぞれ片側の面に管状部材20,30及び被覆
部材40,50がろう付けされる接合面部65,66が
形成されている。
【0055】そして、これらの2枚の板状部材61,6
2の間には振動絶縁部材68が取り付けられている。こ
の振動絶縁部材68は、例えば合成ゴム、天然ゴム等の
弾力性に富む材質の板材から形成され、上記板状部材6
1,62の貫通穴63,64と連通する貫通孔67が穿
設されると共に、上記板状部材61,62に焼き付け接
着されている。また、この振動絶縁部材68として金属
製ベローズを使用することができ、この場合には、両板
状部材61、62にろう付けして取り付けられる。
【0056】従って、本例に係る管経路変更部によれ
ば、管経路を安価に所望の寸法だけ変更することができ
る他、接続した管状部材20,30の間には、振動絶縁
材68が設けられているので、一方の管状部材の振動は
振動絶縁部材で絶縁されて、他方の管状部材に伝達され
ないものとできる。
【0057】図8は本発明に係る管経路変更部の他の実
施の形態を示す断面図である。本例に係る管経路変更部
は、管状部材20,30及び被覆部材40,50の構造
は上述した第1の実施の形態例と同一であるので、図8
中に第1の管経路変更部と同一の部材と同一の符号を付
してその詳細な説明は省略する。本例では、管経路変更
部の基板70は、それぞれ管状部材20,30が取り付
けられる管取付面73,74を備えた2枚の板状部材7
1,72と、この2枚の板状部材71,72の間に設け
られ、この板状部材71,72間の寸法を調整するスペ
ーサ部材78とからなる。
【0058】板状部材71,72は第1の実施の形態の
基板10と同様に金属製の板材から形成され、それぞれ
貫通孔71a,72aが穿設され、それぞれ片側の面に
管状部材20,30及び被覆部材40,50がろう付け
される接合面部75,76が形成されている。そして、
これらの2枚の板状部材71,72の間にはスペーサ部
材78がろう付けされて取り付けられている。このスペ
ーサ部材78は、板状部材と同様の金属板からなり、上
記板状部材71,72の貫通穴73,74と連通する貫
通孔77が穿設されている。
【0059】従って本例に係る管経路変更部によれば、
両板状部材71,72の間隔はスペーサ部材78の厚み
を変更することによって調整することができ、どのよう
な管経路変更寸法が必要とされる管経路変更部であって
も、スペーサ部材78を変更することで、対処すること
ができる。即ち、配管を行っている現場において管経路
変更部を形成するにあたって、複数の種類の異なる厚さ
のスペーサ部材を準備しておけば、当該管経路変更箇所
に適した厚さのスペーサ部材を使用することにより、管
経路変更部の管経路変更寸法を最適な寸法のものとする
ことができる。
【0060】図9は、本発明に係る管経路変更部の管状
部材の他の例を示すものである。本例では、例えば、管
状部材25(35)はその断面形状を変えて、平面部2
6,36を形成する直線部28a(38a)と、この直
線部28a(38a)の両端から互いに幅を広げる方向
へ直線的に立ち上がる2つの直線部28b(38b)と
からなる逆台形状の下半部分と、2つの直線部の先端を
弧を描いて繋げる円弧部28c(38c)とからなる円
弧状の上半部分とを形成している。
【0061】この場合には、管状部材25(35)が丸
管状部材により近くなって製造時の塑性加工が容易とな
り、組付時には管状部材と被覆部の管状部材嵌合部とが
外れにくくなって、作業性を向上させることができる。
【0062】また、図10(1),(2)は本発明に係
る管経路変更部の基板の他の例を示すものである。本例
では、基板80は円板状として形成されている。そし
て、管状部材20,30はこの基板80の中心から放射
方向に取付けられる。従って、本例では、基板80に管
状部材20,30を取り付けるに際して、管状部材2
0,30を基板80の中心から放射状に取り付けること
ができるので、管状部材の取付角度による取り付け状態
の相違が発生することがなく、両管状部材20,30が
挟む角度を任意のものとして容易に取付けることができ
る。尚、図10では、基板80を1枚の板状部材として
して説明したが、基板に振動絶縁部材を設けたり、スペ
ーサ部材を設ける場合に適用できることはいうまでもな
い。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る管経
路変更部によれば、基板の厚さを選択することにより、
所定の管経路変更寸法で管経路を変更できる他、基板に
対する2本の管状部材の取り付け方向を変更でき、所望
の形状で管経路の変更を行なうことができる。そして、
各請求項に係る発明は以下の効果を奏するものである。
【0064】請求項1に記載の発明によれば、管状部材
はその平面部を基板の取付面部接触させて固定されてい
るから、管経路変更部で経路が変更される2本の管状部
材の間隔は、基板の厚みを設定することにより所望の値
に設定でき、両管状部材の間隔を可及的に狭いものとで
きる。また、基板と被覆板とがそれぞれ板材から成形で
きて、薄肉で重量を低減して製造することができ、管経
路変更部の製造工程を簡素化し、コスト低減化を実現さ
せることができる。
【0065】請求項2に記載の発明によれば、基板と被
覆板がそれぞれ板材から簡単な工程で成形することがで
き、強度を下げずに全体的に薄肉化することができるた
め重量及びコストを低下させることができる。また、嵌
合時の位置決めが容易になるとともに両者の問隙が不必
要に大きくなることが避けられ、ろう材が不必要に多量
に使用されずに済み、ろう接コストを低減させることが
できる。更に、管状部材と被覆板との成形性を向上させ
て、製造工程を簡略化でき、生産性を高めることができ
る。
【0066】請求項3に記載の発明によれば、管状部材
の変形量を少なくすることができて、加工時に管状部材
と被覆板とが外れにくくなって作業性を向上させること
ができ、更に加工後における薄肉管状部材の強度低下を
防止できる。
【0067】請求項4に記載の発明によれば、板材から
なる基板、被覆部材と管状部材とを気密に接合させるこ
とができ、薄肉化した軽量な管経路変更部を容易に製造
することができ、管経路変更部のコスト低減を実現でき
る。
【0068】請求項5に記載の発明によれば、管の経路
を所定の寸法だけ平行にずらしたり、反転させるに際し
て、管路変更部を低いコストで製造でき、可及的に小さ
い経路変更半径寸法で、また所望の管経路変更寸法で管
経路の変更を行なうことができる。
【0069】請求項6に記載の発明によれば、管の経路
を任意の角度及び管経路変更寸法で変更できる。また管
経路変更寸法を可及的に小さなもとすることができる
他、これらの管路変更部を低いコストで製造できる。
【0070】請求項7に記載の発明によれば、管経路を
安価に所望の寸法だけ変更することができる他、接続し
た管状部材の間には、振動絶縁材が設けられているの
で、一方の管状部材の振動は振動絶縁部材で絶縁され
て、他方の管状部材に伝達されない。
【0071】請求項8に記載の発明によれば、両板状部
材の間隔はスペーサ部材の厚みを変更することによって
調整することができ、どのような管経路変更寸法が必要
とされる管経路変更部であっても、スペーサ部材を変更
することで、対処することができる。
【0072】請求項9に記載の発明によれば、基板に管
状部材を取り付けるに際して、管状部材を基板の中心か
ら放射状に取り付けることができるので、管状部材の取
付角度による取り付け状態の変化が発生することがな
く、両管状部材が挟む角度を任意のものとして容易に取
付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る管経路変更部の第1の構造実施の
形態を示す断面図である。
【図2】本発明に係る管経路変更部の第1の構造実施の
形態を示す図1中II− II 線断面図である。
【図3】本発明に係る管経路変更部の第1の構造実施の
形態を示す図1中III- III線断面図である。
【図4】本発明に係る管経路変更部第1の実施の形態の
変形例を示す図1中II-II 線に相当する断面図である。
【図5】図4に示した管経路変更部図4中V-V 線に相当
する断面図である。
【図6】本発明に係る管経路変更部第1の実施の形態の
他の変形例を示す図4中V-V 線に相当する断面図であ
る。
【図7】本発明に係る管経路変更部の実施の形態の変形
例を示す断面図である。
【図8】本発明に係る管経路変更部の実施の形態の変形
例を示す断面図である。
【図9】本発明に係る管経路変更部の実施の形態の変形
例を示す断面図である。
【図10】本発明に係る管経路変更部の実施の形態の変
形例を示す図であり、(1)は平面図、(2)は正面図
である。
【図11】従来の管経路変更部を示す断面図である。
【図12】従来の管経路変更部を示す図であり、(1)
は断面図、(2)は(1)中のii−ii線断面図である。
【符号の説明】
10 基板 11 貫通孔 12,13 開口 14,15 取付面部 20,30 管状部材 21,31 平面部 22,32 開口端 23,33 端部 40,50 被覆部材 41,51 流路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表裏面をなす両面の略中央部に開口を有し
    て流体通路となる貫通孔が穿設された板状部材からな
    り、上記貫通孔の開口の周縁を取付面部とした基板と、 それぞれ端部の外周側面に平面部が形成され、各平面部
    が前記基板の上記2つの取付面部の異なる側の面にそれ
    ぞれ面接触されてその開口端が前記開口の近傍に配置さ
    れた2本の管状部材と、 前記両管状部材のそれぞれの端部と前記それぞれの開口
    の周辺部を被い、前記両開口端と前記貫通孔との間に流
    路を形成する2つの被覆部材とからなる管経路変更部。
  2. 【請求項2】前記管状部材の端部の形状が、前記平面部
    を形成する直線部と、この直線部の両端から垂直方向へ
    略同一幅で直線的に立ち上がる2つの直線部と、この2
    つの直線部の先端を弧を描いて繋ぐ円弧部とからなる断
    面形状に形成された請求項1に記載の管経路変更部。
  3. 【請求項3】前記管状部材の端部の形状が、前記平面部
    を形成する直線部と、この直線部の両端から互いに幅を
    広げる方向へ直線的に立ち上がる2つの直線部と、この
    2つの直線部の先端を弧を描いて繋ぐ円弧部とからなる
    断面形状に形成された請求項1に記載の管経路変更部。
  4. 【請求項4】前記基板と前記管状部材と前記被覆板との
    各当接部をろう接して一体に固着した請求項1、請求項
    2または請求項3記載の管経路変更部。
  5. 【請求項5】前記両管状部材は、各管状部材が互いに平
    行となるものとして基板に取り付けられた請求項1乃至
    請求項4のいずれかに記載の管経路変更部。
  6. 【請求項6】前記両管状部材は、各軸線を通る前記基板
    の管取付面方向への投影面が所定の角度をなすものとし
    て基板に取り付けられた請求項1乃至請求項4のいずれ
    かに記載の管経路変更部。
  7. 【請求項7】前記基板は、それぞれ管状部材が取り付け
    られる管取付面を備えた2枚の板状部材と、この2枚の
    板状部材の間に設けられ、2本の管状部材の間で振動を
    絶縁する振動絶縁材とからなる請求項1乃至請求項6の
    いずれかに記載の管経路変更部。
  8. 【請求項8】前記基板は、それぞれ管状部材が取り付け
    られる管取付面を備えた2枚の板状部材と、この2枚の
    板状部材の間に設けられ、両板状部材の間隔寸法を調整
    するスペーサ部材とからなる請求項1乃至請求項6のい
    ずれかに記載の管経路変更部。
  9. 【請求項9】前記基板は、円板状である請求項1乃至請
    求項8のいずれかに記載の管経路変更部。
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