JP2547545Y2 - 積層型熱交換器 - Google Patents

積層型熱交換器

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JP2547545Y2
JP2547545Y2 JP4080791U JP4080791U JP2547545Y2 JP 2547545 Y2 JP2547545 Y2 JP 2547545Y2 JP 4080791 U JP4080791 U JP 4080791U JP 4080791 U JP4080791 U JP 4080791U JP 2547545 Y2 JP2547545 Y2 JP 2547545Y2
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JP
Japan
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heat exchanger
hole
stacked
spacer
plate
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JP4080791U
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JPH04129681U (ja
Inventor
潔 佐々木
貴仁 木下
Original Assignee
東洋ラジエーター株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、複数の金属板をスペー
サ及びリーンホースメントその他を介して積層して組立
て、各部品間に介装または被覆されたろう材或いはハン
ダ材を高温の炉内で溶融させ、次いでそれを固化するこ
とにより各部品間を液密に接合する積層型熱交換器に関
する。そしてより詳しくは、各部品の整合を容易に行
い、接合部の信頼性を向上させる手段を設けたものに関
する。
【0002】
【従来の技術】積層型熱交換器は、一対の細長い皿状プ
レートを互いに逆向きに重ね合わせて、周縁を液密に接
合する。そして内部に偏平な流路を形成し且つ、その流
路内にインナーフィンを介装すると共に、流路の両端部
には連通孔を穿設し、該連通孔の周縁にリーンホースを
介装してエレメントを構成する。このようにしてなるエ
レメントを複数、スペーサを介して各エレメントの連通
孔どうしを液密に接合し、積層方向の最上段のエレメン
トの連通孔に出入口パイプ接合用のボス部を設けたもの
である。このような積層型熱交換器は、各部品の少なく
とも一方の表面にろう材またはハンダ材を被覆或いは介
装して組立て、それら組立体を高温の炉内に挿入する。
次いで冷却し、各部品表面のろう材またはハンダ材を溶
融した後に固化させることにより、各部品間を液密に接
合するものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このような積層型熱交
換器の製造において、その信頼性を確保するためには、
各部品の整合性を確保することである。特に多くの部品
が比較的狭小の場所に配置される積層型熱交換器におい
ては、その位置決めの容易さ及び整合性が熱交換器の信
頼性を向上させる。しかしながら、多数の部品を正確に
位置決めするには従来、慎重な作業が必要であった。ま
たそのような組み立て後のろう付け中に各部品間の位置
にずれが生ずる場合もあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本考案は積層型熱
交換器の各部品間の整合性を確保し、信頼性の高い熱交
換器を提供すると共に、組立て易く製造中に各部品間の
位置ずれが生じない熱交換器を提供することを目的と
し、その目的達成のために次の構成をとる。即ち、少な
くとも一方が皿状で且つ、長手方向両端部に連通孔1,
1が形成ささた細長い一対のプレート2,3を有する。
そして、夫々のプレート2,3の周縁が互いに液密に接
合されて内部に偏平な流路を形成する。それと共に、該
偏平流路の両端部で、連通孔1の孔縁のほぼ半円に隣接
してリーンホースメント4が介装されてエレメントが構
成される。そして、厚み方向に積層された複数のエレメ
ント5の連通孔1,1の孔縁部がスペーサ6の両端面に
接合されるものを対象とする。
【0005】ここにおいて本考案の特徴とするところ
は、連通孔1の孔縁の前記半円部に外面側へ位置決め用
ガイド片7が一体的に突設され、その突出高さhがスペ
ーサ6の厚みとプレート3の厚みとの和以上とされたも
のである。従って本考案の積層型熱交換器によれば、各
部品を順次積層すると、ガイド片7がスペーサ6及び隣
接するエレメント5のプレート2並びにリーンホースメ
ント4を同時に位置決めし、各部品間の整合性を確保し
得る。それにより、液漏れのない信頼性の高い熱交換器
となる。
【0006】
【実施例】次に図面に基づいて本考案の実施例につき説
明する。図1は本考案の積層型熱交換器の要部分解斜視
図であり、図2は同熱交換器の要部縦断面図、図3はそ
の組立て説明図である。この積層型熱交換器は、図3に
示す如く多数のエレメントをスペーサ6を介して積層し
たものからなる。各エレメントは一対のプレート2,3
と、その内部に介装されるインナーフィン8及びリーン
ホースメント4とからなる。プレート2,3は周縁が立
ち上げられ、平面の両端部に連通孔1が穿設されたもの
である。なお、一方のプレート3の連通孔1の周縁には
ガイド片7が一体的に折り曲げ形成されている。このガ
イド片7はリーンホースメント4側の半円に形成された
ものである。
【0007】そして、図1に示す如くそのガイド片7の
高さhは、スペーサ6の高さと連通孔1の高さ及びリー
ンホースメント4の高さの和よりもわずかに小に形成さ
れている。そしてそれらを積層した時、図2に示す如く
ガイド片7がスペーサ6とプレート2とリーンホースメ
ント4とを同時に位置決めするように形成されている。
なおこの実施例では一方のプレート3の周縁は、他方の
プレート2の周縁よりも僅かに小に形成され、一方のプ
レートが他方に嵌入するように構成されている。また、
リーンホースメント4は半環状に形成され、その内周面
が連通孔1の孔縁に整合する。また、連通孔1及びプレ
ート2内にはこの実施例ではいわゆるマルチエントリー
型のインナーフィン8が内層される。このインナーフィ
ン8はその両端部がリーンホースメント4に整合し且
つ、連通孔1の部分が欠切されたものである。
【0008】しかして、多数のエレメントを順次図2及
び図3に示す如く積層する。なお、最下段に位置するエ
レメント5の下面側プレート2には連通孔が穿設されて
ないものを用いる。そして上下のプレート内にリーンホ
ースメント4及びインナーフィン8を介装し、各エレメ
ント間にスペーサ6を介装する。夫々の部品のうち少な
くとも一方の外表面には予めろう材が被覆されたものを
用いる。或いは、各部品表面にろう箔を介装しても良
い。このように積層することにより、夫々の一方のプレ
ートのガイド片7がより上段のエレメント及びスペーサ
6並びにリーンホースメント4を位置決めし、各部品間
の位置ずれが防止される。
【0009】このような状態で、各部品の組立体を高温
の炉内に挿入し、次いでそれを冷却する。その間に一旦
ろう材を溶融させ、次いで固化させることにより、各部
品間を液密に接合する。なお、最上段のエレメント5の
連通孔1には図2に示す如くボス部9が配置される。こ
のボス部9もエレメント5と共に一体的にろう付け固定
される。しかして、一方のボス部9からオイル等の被冷
却流体が流入し、各エレメント内を流通して他方のボス
部から流出する。又、各エレメント5の外面側には冷却
水等が流通し、前記オイル等を冷却するものである。
【0010】
【考案の効果】本考案の積層型熱交換器は、プレートの
外面側に突設されたガイド片7の突出高さhがスペーサ
6の厚みとプレート3との厚みとの和以上とされている
から、そのガイド片7が、スペーサ6及び隣接するエレ
メント5と、該エレメント5内のリーンホースメント4
とを、同時に位置決めすることができる。しかも極めて
簡単な構成により、精度の良い熱交換器を容易に形成す
ることが可能となる。また、ガイド片7の存在により各
部品の整合精度を高くし、液漏れのない信頼性の高い積
層型熱交換器を提供し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の積層型熱交換器の要部分解斜視図。
【図2】本積層型熱交換器の要部縦断面図。
【図3】本積層型熱交換器の組立て説明図。
【符号の説明】
1 連通孔 2 プレート 3 プレート 4 リーンホースメント 5 エレメント 6 スペーサ 7 ガイド片 8 インナーフィン 9 ボス部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一方が皿状で且つ、長手方向
    両端部に連通孔(1)(1)が形成された細長い一対の
    金属プレート(2)(3)を有し、前記両プレート
    (2)(3)の周縁が互いに液密に接合されて内部に偏
    平な流路を形成すると共に、該偏平流路の両端部で前記
    連通孔(1)の孔縁のほぼ半円に隣接してリーンホース
    メント(4)が介装されたエレメント(5)と、厚み方
    向に積層された複数の前記エレメント(5)の夫々前記
    連通孔(1)(1)の孔縁部に両端面が接合される環状
    のスペーサ(6)と、を具備する積層型熱交換器におい
    て、前記連通孔の孔縁の前記半円部に外面側へ位置決め
    用ガイド片(7)が一体的に突出され、その突出高さ
    (h)が前記スペーサ(6)の厚みと前記プレート
    (3)の厚みとの和以上としたことを特徴とする積層型
    熱交換器。
JP4080791U 1991-05-01 1991-05-01 積層型熱交換器 Expired - Lifetime JP2547545Y2 (ja)

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JPH04129681U JPH04129681U (ja) 1992-11-27
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KR100537666B1 (ko) * 2003-06-27 2005-12-20 현대자동차주식회사 자동차의 오일쿨러
PL1593923T3 (pl) * 2004-05-06 2007-05-31 Movi Alluminium S R L Wymiennik ciepła
JP5286003B2 (ja) * 2008-09-11 2013-09-11 日本発條株式会社 スペーサ及びスペーサの加工方法、熱交換器の製造方法
JP5747879B2 (ja) * 2012-08-01 2015-07-15 カルソニックカンセイ株式会社 熱交換器

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