JPH11248030A - 電動弁制御回路試験装置、その装置を用いた発電プラント機器の据え付け方法及びその方法による発電プラント - Google Patents

電動弁制御回路試験装置、その装置を用いた発電プラント機器の据え付け方法及びその方法による発電プラント

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JPH11248030A
JPH11248030A JP5388598A JP5388598A JPH11248030A JP H11248030 A JPH11248030 A JP H11248030A JP 5388598 A JP5388598 A JP 5388598A JP 5388598 A JP5388598 A JP 5388598A JP H11248030 A JPH11248030 A JP H11248030A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】操作手段を備えた中央制御装置と、モータコン
トロールセンター等の電動弁制御回路のシーケンス試験
を、本設の電動弁の据付状態とは無関係で、かつ本設の
電動弁を実際に駆動させる必要がなく、実施することが
できる電動弁制御回路試験装置、その装置を用いた発電
プラント機器の据え付け方法及びその方法による発電プ
ラントを提供する。 【解決手段】モータ3a駆動により開閉する電動弁3を
操作する操作盤6を備えた中央制御装置5と、電動弁に
給電するMCC4と、操作盤6からの操作指令信号に対
応する電動弁の状態を検出し、その検出信号をMCCを
介して中央制御装置に与える前記電動弁内部回路3bの
機能を模擬した電動弁内部回路模擬装置101と、を具
備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば発電プラン
ト等において多数設置される電動弁を制御する中央制御
装置やモータコントロールセンタ等の電動弁制御回路の
作動試験を行って、その健全性を確認するために使用さ
れる電動弁制御回路試験装置、その装置を用いた発電プ
ラント機器の据え付け方法及びその方法による発電プラ
ントに関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の火力等の発電プラント等に
おいて実施される電動弁制御回路のシーケンス試験時に
使用される機器の配置例を示す全体構成図である。その
全体構成は、例えば発電プラント等の配管エリア等の現
場1において多数設置される配管2に介装される多数の
電動弁3、この現場1に設置されて、複数の電動弁3の
駆動モーター3aと内部回路3bに所要の電力を給電す
る電源盤であるモータコントロールセンタ(以下、MC
Cという)4、例えば図示しない中央操作室内に設置さ
れる中央制御盤5及び中央操作盤6を具備している。
【0003】MCC4は、制御ケーブル7と電源ケーブ
ル8とにより電動弁3の内部回路3bと駆動モーター3
aとに各々電気的に接続される一方、盤間ケーブル9に
より中央制御盤5に接続される。さらに、中央制御盤5
は、他の盤間ケーブル10により中央操作盤6に接続さ
れているが、この中央操作盤6に一体に構成されてもよ
い。中央操作盤6には電動弁3の開閉ないし開度操作を
行う操作手段である操作スイッチ6aと、電動弁3の開
閉ないし開度状態等を表示するCRT(陰極線管)等の
表示装置6bが設けれている。なお、図6中、符号3
c,3dは制御ケーブル7と電源ケーブル8の各一端に
それぞれ接続される電動弁3のコネクタであり、3eは
弁ポートを開閉する弁体である。
【0004】このように構成されている電動弁制御回路
試験装置1のシーケンス試験は次の方法により行われ、
その試験結果は人間系により判断されていた。 1)中央操作盤6から中央制御盤5及びMCC4を介し
て電動弁3へ送信される操作指令信号及び駆動電源の健
全性は、現場の電動弁3を実際に駆動させ、その実動作
が操作指令信号に応じたものであるか否かを確認してい
た。従って現場本設の電動弁3が実動可能な状態にする
必要があった。 2)電動弁3の弁開度に応じて作動するリミットスイッ
チ等の電動弁状態検出器からMCC4及び中央制御盤5
を介して中央操作盤6へ送信される電動弁状態検出信号
の健全性は、電動弁内部回路3bの図示しない収納部の
ふたを開放し、この収納部内に収納されている電動弁3
の状態検出器であるリミットスイッチをその調整員が強
制的にオン/オフ操作することにより、その模擬信号が
中央制御盤5で正常に受信され、電動弁3の開閉状態が
表示装置6bに正常に表示されたか否かにより確認して
いた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の電動弁制御回路のシーケンス試験方法では、
下記の課題がある。
【0006】1)このような従来の電動弁制御回路シー
ケンス試験では、電動弁内部回路6bの収納部のふたの
開閉作業が必要であり、しかも、その電動弁3が多数あ
るので、その段取り及び作業に手間と時間を要する。
【0007】2)従来の電動弁制御回路シーケンス試験
では、電動弁内部回路6bの収納部のふたの開閉作業は
シーケンス試験員ではなく、リミットスイッチ調整員が
行うため、電動弁制御シーケンス試験の実施時には現場
の1台の電動弁3について最低でも2人の試験・調整員
の配置が必要になる。
【0008】3)従来の電動弁制御回路シーケンス試験
では、シーケンス試験員とリミットスイッチ調整員の共
同業となるため、各電動弁3毎にシーケンス試験の試験
工程と電動弁リミットスイッチを調整する工程の歩調を
合わせておく必要がある。また、これら工程どうしの歩
調を合わせるために、それ専用の調整作業が必要にな
る。
【0009】4)従来の電動弁制御回路シーケンス試験
では、電動弁3が全開または全閉したときには速やかに
電動弁駆動用モータを停止させないと、回し過ぎによる
電動弁3本体あるいは駆動用モータ3aの損傷が発生す
る虞れがある。このために、まずリミットスイッチの全
開または全閉作動によりMCC4からの給電が確実に遮
断され、駆動用モー夕3aが停止することを確認する必
要がある。
【0010】そのためには、MCC4の電源、すなわち
電動弁3の駆動電源を投入し、最初に電動弁実開閉操作
をする際に、安全性を確保をするために緊急時に手動介
入できるように電動弁3本体を予め中間開度としておく
必要がある。この中間開度にするためには、電動弁3本
体を強制的に直接開閉させる手動ハンドルを操作する必
要がある。しかも、電動弁3は多数あるので、この手動
ハンドルの操作には多大な労力と時間を要する。また、
かかるシーケンス試験のミスによる高価な本設の電動弁
3本体の損傷の危険が考えられる。
【0011】5)従来の電動弁制御回路シーケンス試験
では、電動弁3を実際に駆動させるので、電動弁3を発
電プラント等の現場に実際に設置(本設)した後でなけ
れば実施できず、シーケンス試験の効率が低い。
【0012】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、その目的は、本設の電動弁を実動させずに、こ
の電動弁を操作ないし制御する操作,制御手段の作動試
験を行うことができる電動弁制御回路試験装置、その装
置を用いた発電プラント機器の据え付け方法及びその方
法による発電プラントを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に対応す
る電動弁制御回路試験装置は、モータ駆動により開閉す
る電動弁を操作する操作手段を備えた中央制御装置と、
前記電動弁に給電するモータコントロールセンタと、前
記操作手段からの操作指令信号に対応する前記電動弁の
状態を検出し、その検出信号を前記モータコントロール
センタを介して前記中央制御装置に与える前記電動弁の
内部回路の機能を模擬した電動弁内部回路模擬装置と、
を具備していることを特徴とする。
【0014】この発明によれば、電動弁内部回路模擬装
置が電動弁の内部回路の機能を模擬しているので、操作
手段からの操作指令信号がモータコントロールセンタ
(以下MCCという)を介して電動弁内部回路模擬装置
に与えられると、ここで、その操作指令信号に対応した
電動弁状態検出信号がMCCを介して中央制御装置に与
えられる。
【0015】したがって、従来の電動弁制御回路試験方
法のように発電プラント等に実際に設置した本設の電動
弁を実際に駆動させずに、操作手段を備えた中央制御装
置やMCC等の電動弁制御手段(回路)が正常に作動す
るか否かの作動試験を実施することができる。このため
に、電動弁の実際の設置(本設)を待たずに、操作手段
を備えた中央制御装置から、盤間ケーブル、MCC、電
動弁へ接続されるケーブルまでのシーケンス試験をー貫
して、かつ電動弁本設工事の進行ないし完成度とは無関
係に実施することができる。
【0016】また、本設の電動弁を実際に駆動させる必
要がないので、上述した従来例の課題のように、電動弁
内部回路6bの収納部のふたの開閉作業が必要で無いう
えに、現場の1台の電動弁3についてシーケンス試験員
とリミットスイッチ調整員の最低2人の配置が必要で無
くなる。さらに、各電動弁3毎にシーケンス試験の試験
工程と電動弁リミットスイッチを調整する工程とを合わ
せておく必要もなく、電動弁3本体を予め中間開度にす
るための手動ハンドルの操作も必要無く、その手動ハン
ドル操作の多大な労力と時間を省略することができる。
また、その手動ハンドルの操作ミスやシーケンス試験ミ
スによる本設の高価な電動弁3本体の損傷の危険も全く
ない。
【0017】請求項2の発明に対応する電動弁制御回路
試験装置は、前記操作手段からの操作指令信号を前記モ
ータコントロールセンタを介して前記電動弁内部回路模
擬装置に伝送する一方、この電動弁内部回路模擬装置か
らの電動弁状態検出信号を前記モータコントロールセン
タを介して前記中央制御装置に伝送する制御ケーブルが
接続される前記電動弁のコネクタと同型のコネクタを具
備していることを特徴とする。
【0018】この発明によれば、請求項1の発明の作用
効果に加えて、電動弁制御回路試験装置は、制御ケーブ
ルが接続される電動弁のコネクタと同型のコネクタを具
備しているので、この制御ケーブルにより、電動弁制御
回路試験装置をMCCに接続することができる。このた
めに、制御ケーブルにより、操作手段からの操作指令信
号と、電動弁内部回路模擬装置からの電動弁状態検出信
号とを双方向で伝送することができ、操作手段から制御
ケーブルまでのシーケンス試験を一貫して実施すること
ができる。
【0019】請求項3の発明に対応する電動弁制御回路
試験装置は、前記モータコントロールセンタから受電す
るための電源ケーブルを着脱可能に接続せしめる前記電
動弁のコネクタと同型のコネクタを具備していることを
特徴とする。
【0020】この発明によれば、請求項2の発明の作用
効果に加えて、電動弁制御回路試験装置は、電源ケーブ
ルが着脱可能に接続される電動弁のコネクタと同型のコ
ネクタを具備しているので、この電源ケーブルにより、
電動弁制御回路試験装置をMCCに接続することができ
る。このために、電源ケーブルによりMCCから電動弁
制御回路試験装置に給電することができ、操作手段から
電源ケーブルまでのシーケンス試験を一貫して実施する
ことができる。
【0021】請求項4の発明に対応する電動弁制御回路
試験装置は、請求項2または3に記載の発明において、
前記制御ケーブル及び前記電源ケーブルの各接続用コネ
クタと、前記電動弁内部回路模擬装置の制御ケーブル及
び電源ケーブルの各接続用コネクタと、に各々接続され
る延長ケーブルを具備していることを特徴とする。
【0022】この発明によれば、請求項2または3に記
載の発明の作用効果に加えて、例えば高所に電動弁が設
置されるために、この電動弁の接続用コネクタに接続さ
れるべき制御ケーブル及び電源ケーブルの接続用コネク
タも高所にある場合でも、これら接続用コネクタに延長
ケーブルを接続し、さらに、この延長ケーブルを電動弁
内部回路模擬装置の各接続用コネクタに接続することに
より、この電動弁内部回路模擬装置を低所に置いて安全
かつ高効率で操作し、シーケンス試験を行うことができ
る。
【0023】請求項5の発明に対応する電動弁制御回路
試験装置は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明
において、前記モータコントロールセンタから受電する
電流の過電流を検知したときに、このモータコントロー
ルセンタからの受電を遮断する保護手段を設けることを
特徴とする。
【0024】この発明によれば、請求項1〜4のいずれ
か1項に記載の発明の作用効果に加えて、仮にMCCか
ら電動弁制御回路試験装置が過電流を受電すると、この
過電流が保護手段により検知され、その過電流の受電が
遮断される。したがって、電動弁制御回路試験装置の安
全性の向上を図ることができる。
【0025】請求項6の発明に対応する電動弁制御回路
試験装置は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の発明
において、前記中央制御装置とモータコントロールセン
タとに接続され、これら中央制御装置とモータコントロ
ールセンタの作動を試験する作動試験の手順を自動的に
実行させる自動試験実行手段を設けたことを特徴とす
る。
【0026】この発明によれば、請求項1〜5のいずれ
か1項に記載の発明の作用効果に加えて、電動弁制御回
路試験装置の自動試験実行手段により中央制御装置とモ
ータコントロールセンタの作動試験を自動的に実行させ
ることができる。このために、作動試験効率の向上を図
ることができる。
【0027】請求項7の発明に対応する電動弁制御回路
試験装置は、請求項6に記載の発明において、前記電動
弁内部回路模擬装置には、中央制御装置とモータコント
ロールセンタの作動試験のデータを自動的に記録し保存
する自動記録手段を設けることを特徴とする。
【0028】この発明によれば、請求項6に記載の発明
の作用効果に加えて、電動弁内部回路模擬装置の自動記
録手段により、中央制御装置とモータコントロールセン
タの作動試験のデータが自動的に記録保存されるので、
この作動試験データを手作業により記録保存する必要が
なく、作動試験効率の向上を図ることができる。
【0029】請求項8の発明に対応する電動弁制御回路
試験装置は、請求項7に記載の発明において、前記電動
弁内部回路模擬装置に、自動記録手段に保存してあるデ
ータを抽出して所定形式の試験記録として自動作成する
自動試験記録作成手段を設けることを特徴とする。
【0030】この発明によれば、請求項7に記載の発明
の作用効果に加えて、電動弁内部回路模擬装置の自動記
録手段により、自動記録手段に保存してあるデータを抽
出して所定形式の試験記録として自動作成することがで
きるので、この試験記録を手作業により作成する必要が
なく、作動試験効率の向上を図ることができる。
【0031】請求項9の発明に対応する電動弁制御回路
試験装置を用いた発電プラント機器の据え付け方法は、
発電プラントに、モータ駆動により開閉する電動弁と、
この電動弁を操作する操作手段を備えた中央制御装置
と、前記電動弁に給電するモータコントロールセンタ
と、を据え付ける発電プラント機器の据え付け方法にお
いて、前記発電プラントに、前記中央制御装置と、前記
モータコントロールセンタと、を据え付けた後、これら
の作動を、請求項1〜8のいずれか1項に記載の電動弁
制御回路試験装置により試験することを特徴とする。
【0032】この発明によれば、電動弁の実際の設置
(本設)を待たずに、中央制御装置から、盤間ケーブ
ル、モータコントロールセンタ、電動弁へ接続されるケ
ーブルまでのシーケンス試験をー貫して、かつ電動弁本
設工事の完成度とは無関係に実施することができる。
【0033】また、本設の電動弁を実際に駆動させる必
要がないので、上述した従来例の課題のように、電動弁
内部回路の収納部のふたの開閉作業が必要で無いうえ
に、現場の1台の電動弁についてシーケンス試験員とリ
ミットスイッチ調整員の最低2人の配置が必要で無くな
る。さらに、各電動弁3毎にシーケンス試験の試験工程
と電動弁リミットスイッチを調整する工程とを合わせて
おく必要もなく、電動弁本体を予め中間開度にするため
の手動ハンドルの操作も必要無く、その手動ハンドル操
作の多大な労力と時間を省略することができる。また、
その手動ハンドルの操作ミスやシーケンス試験ミスによ
る本設の高価な電動弁本体の損傷の危険も全くない。
【0034】請求項10の発明に対応する発電プラント
は、モータ駆動により開閉する電動弁と、この電動弁を
操作する操作手段を備えた中央制御装置と、前記電動弁
に給電するモータコントロールセンタと、を具備した発
電プラントにおいて、前記中央制御装置と、前記モータ
コントロールセンタとを、請求項9記載の電動弁制御回
路試験装置を用いた発電プラント機器の据え付け方法に
より据え付けてなることを特徴とする。
【0035】この発明によれば、発電プラントが、中央
制御装置と、モータコントロールセンタとを、請求項9
記載の電動弁制御回路試験装置を用いた発電プラント機
器の据え付け方法により据え付けてなるので、請求項9
記載の発明と同様の作用効果を奏することができる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1〜
図6に基づいて説明する。なお、これらの図中同一また
は相当部分には、同一符号を付している。
【0037】[第1の実施の形態]図1は本発明の第1
実施形態に係る電動弁制御回路試験装置100の全体構
成を示す全体構成図、図2は図1の要部構成図である。
【0038】この電動弁制御回路試験装置100は、図
6でも示す本設の電動弁3の内部回路3bの機能を模擬
した電動弁内部回路模擬装置101を有する。この電動
弁3の内部回路3bは、操作手段である中央操作盤6か
らの操作指令信号を受けて、その操作指令信号に対応し
た電動弁3の開閉等の状態を検出し、その電動弁状態検
出信号をMCC(モーターコントロールセンタ)4、中
央制御装置5をそれぞれ介して中央操作盤6に伝送する
機能を有する。
【0039】そこで、電動弁内部回路模擬装置101
は、その本体ケース102内に、電動弁内部回路3bの
機能を模擬した内部回路を内蔵する一方、この内部回路
に電気的にそれぞれ接続された模擬信号スイッチ10
3、メーター104、制御ケーブル7接続用コネクタ1
05及び電源ケーブル8接続用コネクタ106を本体ケ
ース102の外面に設けている。
【0040】制御ケーブル接続用コネクタ105及び電
源ケーブル接続用コネクタ106は、電動弁3の制御ケ
ーブル7接続用コネクタ3c及び電源ケーブル8接続用
コネクタ3dと同型のコネクタであるので、これらコネ
クタ105、106には制御ケーブル7と電源ケーブル
8を容易に着脱可能に接続することができる。
【0041】したがって、これらMCC4のケーブル
7、8を電動弁内部回路模擬装置101のコネクタ10
5、106に接続することにより、あたかもMCC4が
電動弁3に模擬的に接続された状態になる。
【0042】このために、電動弁内部回路模擬装置10
1には、中央操作盤6の操作スイッチ6aからの操作指
令信号が中央制御盤5とMCC4を介して入力される。
【0043】一方、電動弁内部回路模擬装置101内の
模擬信号スイッチ103は電動弁3の開閉ないし開度状
態を検出する図示しないリミットスイッチやトルクスイ
ッチのON/OFF信号を模擬した信号を出力するため
のもので、この模擬信号スイッチ103を操作すること
により、これら電動弁状態を示す模擬信号を擬似的に制
御ケーブル7を介してMCC4、中央制御装置5及び中
央操作盤6に出力できる。さらに、電動弁内部回路模擬
装置101はMCC4から電源ケーブル8を介して正回
転または逆回転の三相交流を受電するが、この三相交流
はメータ104により表示され、監視される。また、電
動弁内部回路模擬装置101には400V以上の高圧が
印加されるため、その内部には後述する過電流防止等の
保護回路を設置するとともに、本体ケース102には絶
縁板を用いて、試験員の安全の確保を図っている。
【0044】図2は電動弁内部回路模擬装置101の内
部構成を示した詳細図である。図2中下方のコネク夕1
06には電源ケーブル8が接続され、他方のコネクタ1
05には制御ケーブル7が接続される。これら電源ケー
ブル8、制御ケーブル7ともに電源及び信号取り合い箇
所は、各線芯毎に対応付けされているため、電動弁内部
回路模擬装置101は、MCC4が本来電動弁3と送受
信する電源及び信号に対応して送受信するようになって
いる。
【0045】そして、電源ケーブル接続用コネクタ10
6の内端には、サーキットブレーカー107、保護用コ
ンタクタ108、電源測定回路109が接続されてい
る。この保護用コンタクタ108には、手動非常停止ス
イッチ110が接続され、試験員が何らかの異常に気付
いた場合に、この手動非常停止スイッチ110を手動に
より停止操作することにより、供給電源を遮断できる。
【0046】電源測定回路109には、電流、電圧を監
視する為の電流計111、電圧計112と、三相交流の
正回転または逆回転方向を確認するための開側相回転計
113、閉側相回転計114がそれぞれ接続されるとと
もに、入力電源の過電流を検出したときに、直ちに供給
電源を自動遮断する過電流検出回路115が接続され
る。また、この過電流検出回路115では、各々のMC
C4の電気容量に応じて過電流値を任意に設定できるよ
うに設計されている。
【0047】非常停止スイッチ110を手動にてONす
るか、あるいは過電流検出回路115が自動的に作動す
ると、いずれの場合も保護用コンタクタ108を切り
(OFF)状態にするとともに,非常停止リレー116
をOFF動作させ、制御電源、動力電源ともにMCC4
からの供給を遮断することにより、試験員の安全を確保
し、電動弁内部回路模擬装置101を保護するようにな
っている。
【0048】一方、制御ケーブル接続用コネクタ105
の内端には、非常停止リレー116,電動弁3の動作を
模擬するスイッチ類117と表示用ランプ類118が接
続されている。すなわち、制御ケーブル接続用コネクタ
105の内端には、開PB(プッシュボタン、以下同
じ)模擬スイッチ117a,全開リミット模擬スイッチ
117b,閉PB模擬スイッチ117c,全閉リミット
模擬スイッチ117d,トルクオーバー模擬スイッチ1
17eのスイッチ類117と、開PB模擬ランプ118
a,開指令入力中ランプ118b,閉PB模擬ランプ1
18c,閉指令入力中ランプ118d,トルクオーバー
模擬ランプ118e,スチームヒータ模擬ランプ118
fの表示用ランプ類118が接続されている。
【0049】前記開PB模擬ランプ118aは、MCC
4内の配線と、制御,電源用ケーブル7,8の結線状況
が正常であれば、開PB模擬スイッチ117aがONし
ている間、点灯する。また、このような開側と同様に、
閉PB模擬ランプ118cも、MCC4内の配線と、制
御,電源用ケーブル7,8の結線状況が正常であれば、
閉PB模擬スイッチ117cがONしている間、点灯す
る。
【0050】全開リミット模擬スイッチ117bは電動
弁3の全開リミットスイッチ動作を模擬した模擬信号を
出力するスイッチであり、開指令入力中ランプ118b
は中央操作盤6と中央制御盤5からの開指令信号の入力
により点灯する。全閉リミット模擬スイッチ117dと
閉指令入力中ランプ118dもそれぞれ開側to同様で
ある。
【0051】また、このような開側と同様に、全閉リミ
ット模擬スイッチ117bは電動弁3の全閉リミットス
イッチ動作を模擬した模擬信号を出力するスイッチであ
り、閉指令入力中ランプ118dは中央操作盤6と中央
制御盤5からの閉指令信号の入力により点灯する。
【0052】トルクオーバー模擬スイッチ117eは、
電動弁3本体の機械的な異常発生を模擬した模擬信号を
出力するスイッチであり、トルクオーバー模擬ランプ1
18eはこのトルクオーバー模擬信号がMCC4側で受
信されたときに点灯する。スチームヒータ模擬ランプ1
18fは、電動弁3内部の図示しないスチームヒータが
MCC4により常時給電されるものであるので、MCC
4の電源投入時に点灯するものである。
【0053】以下、このように構成された電動弁内部回
路模擬装置101を使用して、電動弁制御回路シーケン
ス試験を実施する場合の電動弁制御回路試験装置101
の作用を説明する。
【0054】まず、このシーケンス試験前の準備とし
て、電動弁内部回路模擬装置101の一対のコネクタ1
05,106に,制御ケーブル7と電源ケーブル8とに
よりMCC4を接続する。この後、MCC4の電気容量
等に合わせて、過電流検出回路115の過電流値を設定
しておく。
【0055】次に、電動弁内部回路模擬装置101側で
の開弁操作に関連するシーケンス試験を実施する場合に
ついて説明する。
【0056】まず、開PB模擬スイッチ117aをON
する。すると、この開PB模擬スイッチ117aから制
御ケーブル7を介してMCC4に開指令信号が出力さ
れ、MCC4がこの開指令信号を正常に受信すれば開P
B模擬ランプ118aは点灯する。
【0057】そして、この開指令信号を受けたMCC4
は開側コンタクタを入り(ON)状態にし、電源ケーブ
ル8を通して通電されている三相交流電源の相回転を開
方向とする。このMCC4の開操作により三相交流電源
は開方向となるため開側相回転計113が回転する。こ
のために、開PB模擬スイッチ117aをONしている
間、開ΡB模擬ランプ118aが点灯し、開側相回転計
113が回転すれば、開PB模擬スイッチ117aから
の開指令信号出力、MCC4の電源操作、制御、電源ケ
ーブル7,8の結線状態が全て正常であると確認でき
る。
【0058】つまり、電動弁3内部配線が正常であれ
ば、電動弁3本体設置の開操作PBをONすることによ
り、電動弁3は正常に開動作すると判断できる。また、
これと同様に、電動弁3本体設置の閉操作PBについて
も、閉PB模擬スイッチ117c、をONすると、閉P
B模擬ランプ118cが点灯、閉側相回転計114が回
転し、それぞれ開側と同様に作用するので、試験及び判
定方法も同様となる。
【0059】次に、中央操作盤6と中央制御盤5からの
開操作に関連するシーケンス試験を実施する場合につい
て説明する。本来、中央操作盤6と中央制御盤5からの
開操作指令信号は電動弁3が全開するまで出力され続
け、電動弁3の全開をもって自動的に出力停止する。こ
のために、中央操作盤6及び中央制御盤5から開操作指
令信号が出力されている間、開指令入力中ランプ118
bが点灯すると共に、MCC4の開側コンタクタが入り
(ON)状態になり,開側相回転計113が回転する。
その後、全開リミット模擬スイッチ117bがONし
て,電動弁3の全開が模擬された時には、これまで点灯
中の開指令入力中ランプ118bが消灯し、前記回転計
113が停止すれば、全開リミット模擬スイッチ117
bからの全開信号出力、MCC4の電源操作、制御、電
源ケーブル7,8の結線状態が全て正常であると確認で
きる。
【0060】つまり、電動弁3内部配線が正常であれ
ば、中央操作盤6と中央制御盤5からの開指令信号によ
り電動弁3が正常に開動作し、全開になると、開指令信
号及び動力電源は出力停止すると判断できる。
【0061】また、これと同様に、中央操作盤6と中央
制御盤5からの閉操作指令についても、電動弁内部回路
模擬装置101は開側と同様に作用する。すなわち、中
央操作盤6からの閉指令信号の入力により閉指令入力中
ランプ118dが点灯,MCC4の閉側コンタクタが入
り(ON)状態になり,閉側相回転計114が回転す
る。その後、全閉リミット模擬スイッチ117dがON
して,電動弁3の全閉が模擬された時には、これまで点
灯中の閉指令入力中ランプ118dが消灯し、閉側相回
転計114が停止するように、それぞれ開側と同様に作
用するので、開操作と同様の操作手順にて実施すること
ができるうえに、判定方法も開側と同様となる。
【0062】次に、電動弁3の弁体3eに,機械異常が
発生した時の異常信号送受信に関連するシーケンス試験
をする場合について説明する。トルクオーバー模擬スイ
ッチ117eは電動弁弁体3eの機械的な異常発生を模
擬するスイッチであるので、このトルクオーバー模擬ス
イッチ117eをONすると、このトルクオーバー模擬
スイッチ117eからトルクオーバー信号がに送信さ
れ、このトルクオーバー信号がMCC4により正常に受
信された時に、トルクオーバー模擬ランプ118eが点
灯する。
【0063】さらに、電動弁トルクオーバー信号はMC
C4から中央制御盤5を介して中央操作盤6により正常
に受信された時に、そのCRT表示装置6bに異常警報
として表示される。これらが確認できれば、本設の電動
弁弁体3eにトルクオーバーが発生しても、正常に警報
処理されることが判断できる。すなわち、発電プラント
等のプラントに実際に設置された本設の中央操作盤6か
ら中央制御盤5,MCC4,一対の制御、電源ケーブル
7,8までの電動弁制御回路が正常に作動するか否かを
試験することができる。
【0064】次に電動弁3内設置のスチームヒータに関
連するシーケンス試験をする場合について説明する。ス
チームヒータ模擬ランプ118fは電動弁3内部のスチ
ームヒータを模擬したものであり、スチームヒータはM
CC4の制御電源から常時電源供給されているため、電
動弁3の配線さえ正常で有れば、スチームヒ一夕模擬ラ
ンプ118fはMCC4の電源投入時より点灯する。つ
まり、スチームヒ一夕模擬ランプ118fの点灯によ
り、スチームヒータへの配線は正常であると判断でき
る。
【0065】したがって、この第1実施形態によれば、
電動弁制御回路のシーケンス試験は本設の電動弁3の据
付状態とは無関係に試験を実施できる。また、本設の電
動弁3の内部回路収納部のふたの開閉作業を行わずに済
むため、試験の効率化・省力化を図る効果があるうえ
に、本設の電動弁3を実動させないので、この本設電動
弁3に損傷が発生するのを未然に防止することができる
等、上述した従来例の課題を解決することができる。
【0066】[第2の実施の形態]図3は本発明の第2
実施形態に係る電動弁制御回路試験装置100Aの全体
構成図である。この電動弁制御回路試験装置100A
は、一対の制御、電源ケーブル7,8の各コネクタ7
a,8aに、所定長の延長ケーブル119,120をそ
れぞれ着脱可能に接続し得る点に特徴がある。
【0067】すなわち、延長ケーブル119,120
は、一対の制御、電源ケーブル7,8の各コネクタ7
a,8aにそれぞれ着脱可能に接続される一対のコネク
タ119a,120aと、電動弁内部回路模擬装置10
1の一対のコネクタ105、106にそれぞれ着脱可能
に接続される一対のコネクタ119b,120bとを有
する。
【0068】したがって、この第2実施形態によれば、
仮に危険な高所に敷設された配管に電動弁3を設置する
ために、既に設置されているMCC4に既に接続されて
いる一対の制御、電源ケーブル7,8の各コネクタ7
a,8aが高所等危険な箇所にある場合でも、これら一
対の制御、電源ケーブル7,8の各コネクタ7a,8a
に、一対の延長ケーブル119,120のコネクタ11
9a,120aを接続する一方、他方のコネクタ119
b,120bに、電動弁内部回路模擬装置101の一対
のコネクタ105、106をそれぞれ着脱可能に接続す
ることにより、この電動弁内部回路模擬装置101を一
対の制御、電源ケーブル7,8から離れた安全な低所に
設置して操作することができる。
【0069】このために、電動弁制御回路のシーケンス
試験を安全かつ高効率で行うことができる。
【0070】[第3の実施の形態]図4は本発明の第3
実施形態に係る電動弁制御回路試験装置100Bの全体
構成図、図5はこの電動弁制御回路試験装置100Bに
設けた電動弁内部回路模擬装置101B内の回路構成図
である。
【0071】この電動弁内部回路模擬装置101Bは上
記第1実施形態に係る電動弁内部回路模擬装置101
に、自動試験実行装置121と試験記録装置122を設
置して、電動弁制御回路のシーケンス試験を自動的に実
行し、かつその試験結果を記録するようにした点に特徴
がある。
【0072】自動試験実行装置121は例えばマイクロ
プロセッサー等からなり、上述した電動弁制御回路のシ
ーケンス試験の手順を自動的に実行するためのプログラ
ムを内蔵し、自動記録装置122を付設している。
【0073】図5に示すように自動試験実行装置121
は、そのインポート側を、スイッチ類117の一端に電
気的に接続して、電動弁制御回路シーケンス試験の手順
に従って、これらスイッチ類117のON/OFF状態
等を読み込む一方、これらスイッチ類117のON/O
FF制御信号を模擬した信号を自動的に出力するなどに
より、電動弁制御回路シーケンス試験のプログラムを自
動的に実行するようになっている。
【0074】自動試験実行装置121は、試験員による
手動操作試験か自動試験かを選択する自動/手動切替P
B(プシュボタンスイッチ、以下同じ)123と、この
切替ΡB123の切替操作を受けて試験信号を切り替え
る自動/手動切替リレー124と、自動試験を開始させ
る自動試験開始PB125とを有する。
【0075】これら自動試験開始PB125と自動/手
動切替PB123自体は発光機能も兼ね備えており、例
えば自動試験開始PB125は自動試験中に点灯し、試
験異常発生時には点滅してアラームとして出力される。
自動/手動切替PB123は図示しない例えば自動/手
動の文字等が表示されている透光性の表示プレートの選
択されている方の表示部を点灯させる。
【0076】さらに、電動弁内部回路模擬装置101B
は、自動記録装置122により記録された試験データの
取り出しや自動試験実行装置121のプログラムメンテ
ナンスをするために外部システムとのインターフェイス
を司る外部インターフェイス126と、試験データをー
時的に保存しておくための予備電源となるバッテリー1
27を設置している。
【0077】自動試験実行装置121及び自動記録装置
122は制御ケーブル接続用コネクタ105を介して受
信する制御電源を主電源とするので、MCC4の電源が
投入されている必要がある。しかし、試験終了時や不意
の事故等による非常停止時はMCC4と電気的に遮断さ
れ、電源供給が絶たれるので、バッテリー127は、そ
の時のバックアップ電源として機能するものであり、自
動試験実行装置121及び自動記録装置122の主電源
になるものではない。
【0078】電動弁内部回路模擬装置101BとMCC
4との間で、制御ケーブル接続用コネクタ105を介し
て送受信される制御信号は、全て自動試験実行装置12
1に入力され、この電動弁内部回路模擬装置101Bが
送受信した記録を残すために、自動記録装置122によ
り記録される。また、制御信号と同様、動力電源も操作
された内容を記録するために、電流計111,電圧計1
12,開側相回転計113,閉側相回転計114からの
データが外部インターフェイス126経由で自動記録装
置126に取り込まれ、自動記録される。
【0079】さらに、制御ケーブル接続用コネクタ10
5を介して送受信される制御信号は、自動/手動切替リ
レー124により切り替えられ、自動試験実行装置12
1に入力される。電動弁内部回路模擬装置101Bは安
全のため、自動試験を実施する場合は自動/手動切替P
B123で「自動」に選択されている必要があり、逆に
手動にて試験を実施する場合は「手動」が選択されてい
なければならないというインターロックが組まれてい
る。なお、試験が自動でも手動でも、その試験データは
自動記録装置126に記録される。
【0080】次に、この第3実施形態に係る電動弁内部
回路模擬装置101Bを使用して、電動弁制御回路のシ
ーケンス試験をする場合の電動弁制御回路試験装置10
1Bの作用を説明する。
【0081】まず、試験前の準備として、電動弁制御回
路試験装置101Bのコネクタ106に電源ケーブル8
を接続し、コネクタ105に制御ケーブル7をそれぞれ
接続する。この後、過電流検出回路115の過電流保護
値をMCC4の定格に合わせて設定する。さらに、電動
弁制御回路試験装置101Bの手動操作により試験する
場合の操作要領は、自動/手動切替PB123を「手
動」に切り替えれば第1実施形態と同様であり、「自
動」に切り替えれば自動試験される。
【0082】以下に自動試験を実施する場合について説
明する。
【0083】まず、自動/手動切替PB123で「自
動」が選択され、かつ自動試験開始PB125がON操
作されると、自動試験実行装置121に予め内蔵されて
いる電動弁制御回路試験プログラムが起動し、その試験
が開始する。
【0084】すなわち、まず自動試験実行装置121は
開PB模擬スイッチ117aがONすることと同様の開
指令信号をMCC4に送信する。MCC4はこの開指令
信号を受信すると、開方向の三相交流を電源ケーブル8
を介して電動弁制御回路試験装置101Bに給電する。
従って、電動弁制御回路試験装置101Bの開側相回転
計113が回転する。
【0085】次に、自動試験実行装置121は開側相回
転計113の回転を確認してから、開指令出力を停止す
る。なお、開側相回転計113が正常に回転しない場合
についても、あるー定時間をおいて開指令出力は強制停
止される。このー連の入出力操作はすべて試験データと
して、時間あるいは時刻とともに自動記録装置122に
データ保存される。なお、試験結果が正常でなかった場
合は試験を強制的に中断し、自動試験開始PB125を
点滅させ、試験員に警報を発する。
【0086】続いて、自動試験実行装置121は閉PB
模擬スイッチ117cをONすることと同様の閉指令信
号を出力する。以下、この閉側も上記開側と同様に進行
され、MCC4は閉方向の三相交流を電源ケーブル8を
介して電動弁制御回路試験装置101Bに給電し、閉側
相回転計113の回転を確認してから、閉指令出力を停
止する。また、閉側相回転計113が正常に回転しない
場合についても、あるー定時間をおいて閉指令信号出力
は強制停止される。このー連の入出力操作はすべて試験
データとして、時間あるいは時刻とともに自動記録装置
122にデータ保存される。なお、試験結果が正常でな
かった場合は試験を強制的に中断し、自動試験開始PB
125を点滅させ、試験員に警報を発する。したがっ
て、試験及び判定方法も同様となる。
【0087】ここまでの試験が正常に終了すると、第1
実施形態同様、電動弁3本体の開,閉操作PBからの
開,閉指令信号出力、MCC4の電源操作、制御,電源
ケーブル7,8の結線状態が全て正常であると確認でき
る。つまり、電動弁内部配線が正常であれば、電動弁3
本体設置の開,閉操作PBをONすることにより、電動
弁3は正常に開,閉動作すると判断できる。
【0088】次に、自動試験実行装置121は,中央操
作盤6及び中央制御盤5側からの操作に関連するシーケ
ンス試験を実行するため、指令信号の入力待ち状態とな
る。このために、中央操作盤5及び中央制御盤6からの
開操作指令信号が入力されると、開指令入力中ランプ1
18bの点灯とともに開側コンタクタが入り状態にな
り、開側相回転計113が回転する。これらの入力後、
一定時間をおいて電動弁3全開を模擬する全開リミット
模擬スイッチ117bと同様の信号を出力し、これまで
点灯中の開指令入力中ランプ118bを消灯させ、開側
相回転計113の回転を停止させる。この一連の入出力
操作はすべて試験データとして、時間あるいは時刻とと
もに自動記録装置122にデータ保存される。なお、試
験結果が正常でなかった場合は試験を強制的に中断し、
自動試験開始PB125を点滅させ、試験員に警報を発
する。
【0089】続いて、自動試験実行装置121は中央操
作盤6及び中央制御盤5からの閉操作の試験のため、再
び指令信号の入力待ち状態となり、以下、この閉側も上
記開側と同様に実行される。すなわち、この指令信号の
入力待ち状態の時に、中央操作盤5及び中央制御盤6か
らの閉操作指令信号が入力されると、閉指令入力中ラン
プ118dの点灯とともに閉側コンタクタが入り状態に
なり、閉側相回転計114が回転する。これらの入力
後、−定時間をおいて電動弁3全閉を模擬する全閉リミ
ット模擬スイッチ117dと同様の信号を出力し、これ
まで点灯中の閉指令入力中ランプ118dを消灯させ、
閉側相回転計114の回転を停止させる。この一連の入
出力操作はすべて試験データとして、時間あるいは時刻
とともに自動記録装置122にデータ保存される。な
お、試験結果が正常でなかった場合は試験を強制的に中
断し、自動試験開始PB125を点滅させ、試験員に警
報を発する。
【0090】ここまでの試験が正常に終了すると、第1
実施形態同様、電動弁3本体の操作PBからの閉指令信
号出力、MCC4の電源操作、制御,電源ケーブル7,
8の結線状態が全て正常であると確認できる。つまり、
電動弁内部配線が正常であれば、電動弁本体設置の操作
PBをONすることにより、電動弁3は正常に動作する
と判断できる。
【0091】つまり、電動弁内部配線が正常であれば、
中央操作盤6及び中央制御盤5の操作指令により電動弁
3は正常に動作し、全開あるいは全閉になると操作指令
及び動力電源は出力停止すると判断できる。
【0092】次に、自動試験実行装置121は電動弁弁
体3eに機械異常が発生した時に、異常信号送受信に関
連するシーケンス試験をするため、トルクオーバー模擬
スイッチ117eをONしたことと同様の電動弁トルク
オーバー信号を出力する。これに関する中央からのアン
サーバックはないため、自動記録装置122には信号出
力した間の時刻、時間が記録されるのみに止まる。従っ
て、電動弁トルクオーバーの信号出力による中央操作盤
6のCRT表示装置6b内の異常警報表示は中央操作室
に配置された試験員が確認する。この電動弁トルクオー
バーの異常警報表が確認できれば、仮に本設電動弁3の
弁体3eにトルクオーバーが発生しても、正常に警報処
理されることが判断できる。
【0093】最後に自動試験実行装置121は電動弁3
内設置のスチームヒータの配線の良否を確認する試験を
実行する。自動試験実行装置121はスチームヒータ模
擬ランプ118fを介してMCC4の制御電源から常時
電源供給され、これはそのまま自動試験実行装置121
の主電源となるため、電源正常として自動記録装置12
2に記録され、正常が確認できれば、スチームヒータへ
の配線は正常であると判断できる。
【0094】したがって、この実施形態によれば、一方
の自動試験中に他方の試験準備をする事が可能で、前の
試験と次の試験の時間間隔が短縮できる。また、試験記
録が電子情報として保存されていることにより試験記録
作成を助勢する効果もある。さらに、自動記録した試験
記録を所定書式の書類に自動作成する機能を付加すれ
ば、試験記録作成の手間を省け、後々まで有効に試験デ
ータを保存しておくことが容易となる。すなわち第1実
施形態よりも、より試験の効率化・省力化を図ることが
できる。
【0095】また、電動弁制御回路の健全性確認を本設
の電動弁3を使用せず実施できるため、試験ミスによる
電動弁等機器の破損を防止し、試験員の安全性を向上さ
せる効果がある。
【0096】そして、このように構成された電動弁制御
回路試験装置100,100A,100Bのいずれかを
発電プラント機器の据え付け方法に適用することによ
り、上記実施形態とほぼ同様の効果を得ることができ
る。
【0097】すなわち、発電プラントに、中央操作盤6
及び中央制御装置5と、MCC4を据え付けた後、これ
らが正常に作動するか否かの作動試験を電動弁制御回路
試験装置100,100A,100Bのいずれかにより
行うので、本設の電動弁3の据付状態とは無関係にかか
る作動試験を実施することができる。
【0098】また、本設の電動弁を実際に駆動させる必
要がないので、上述した従来例の課題のように、電動弁
内部回路6bの収納部のふたの開閉作業が必要で無いう
えに、現場の1台の電動弁3についてシーケンス試験員
とリミットスイッチ調整員の最低2人の配置が必要で無
くなる。さらに、各電動弁3毎にシーケンス試験の試験
工程と電動弁リミットスイッチを調整する工程とを合わ
せておく必要もなく、電動弁3本体を予め中間開度にす
るための手動ハンドルの操作も必要無く、その手動ハン
ドル操作の多大な労力と時間を省略することができる。
また、その手動ハンドルの操作ミスやシーケンス試験ミ
スによる本設の高価な電動弁3本体の損傷の危険も全く
ない。
【0099】そして、このような発電プラント機器の据
え付け方法により据え付けてなる発電プラントもこの方
法の発明と同様の作用効果を奏することができる。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、発
電プラント建設時あるいは補修時等において、操作手段
を備えた中央制御装置と、モータコントロールセンター
等の電動弁制御回路のシーケンス試験を、本設の電動弁
の据付状態とは無関係に実施することができる。また、
本設の電動弁を実際に駆動させる必要がないので、上述
した従来例の課題のように、電動弁内部回路の収納部の
ふたの開閉作業が必要で無いうえに、現場の1台の電動
弁についてシーケンス試験員とリミットスイッチ調整員
の最低2人の配置が必要で無くなる。さらに、各電動弁
毎にシーケンス試験の試験工程と電動弁リミットスイッ
チを調整する工程とを合わせておく必要もなく、電動弁
本体を予め中間開度にするための手動ハンドルの操作も
必要無く、その手動ハンドル操作の多大な労力と時間を
省略することができる。また、その手動ハンドルの操作
ミスやシーケンス試験ミスによる本設の高価な電動弁本
体の損傷の危険も全くない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る電動弁制御回路試
験装置の全体構成図。
【図2】図1で示す電動弁内部回路模擬装置の内部構造
の詳細図。
【図3】本発明の第2実施形態に係る電動弁制御回路試
験装置の全体構成図。
【図4】本発明の第3実施形態に係る電動弁制御回路試
験装置の全体構成図。
【図5】図4で示す電動弁内部回路模擬装置の内部構造
の詳細図。
【図6】従来の電動弁制御回路試験時の構成図。
【符号の説明】
3 電動弁 3a 電動弁の駆動モータ 3b 電動弁の内部回路 3c,105 電動弁の制御ケーブル用接続コネクタ 3d,106 電動弁の電源ケーブル用接続コネクタ 4 MCC(モータコントロールセンタ) 5 中央制御装置 6 中央操作盤(操作手段) 6a 操作スイッチ 6b CRT表示装置 7 制御ケーブル 8 電源ケーブル 100,100A,100B 電動弁制御回路試験装置 101,101B 電動弁内部回路模擬装置 117 模擬信号スイッチ類 118 ランプ類 121 自動試験実行装置 122 自動記録装置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータ駆動により開閉する電動弁を操作
    する操作手段を備えた中央制御装置と、前記電動弁に給
    電するモータコントロールセンタと、前記操作手段から
    の操作指令信号に対応して前記電動弁の状態を検出し、
    その検出信号を前記モータコントロールセンタを介して
    前記中央制御装置に与える前記電動弁の内部回路の機能
    を模擬した電動弁内部回路模擬装置と、を具備している
    ことを特徴とする電動弁制御回路試験装置。
  2. 【請求項2】 前記電動弁内部回路模擬装置は、前記操
    作手段からの操作指令信号を前記モータコントロールセ
    ンタを介して前記電動弁内部回路模擬装置に伝送する一
    方、この電動弁内部回路模擬装置からの電動弁状態検出
    信号を前記モータコントロールセンタを介して前記中央
    制御装置に伝送する制御ケーブルが接続される前記電動
    弁のコネクタと同型のコネクタを具備していることを特
    徴とする請求項1記載の電動弁制御回路試験装置。
  3. 【請求項3】 前記電動弁内部回路模擬装置は、前記モ
    ータコントロールセンタから受電するための電源ケーブ
    ルを着脱可能に接続せしめる前記電動弁のコネクタと同
    型のコネクタを具備していることを特徴とする請求項2
    記載の電動弁制御回路試験装置。
  4. 【請求項4】 前記制御ケーブル及び前記電源ケーブル
    の各接続用コネクタと、前記電動弁内部回路模擬装置の
    制御ケーブル及び電源ケーブルの各接続用コネクタと、
    に各々接続される延長ケーブルを具備していることを特
    徴とする請求項2または3に記載の電動弁制御回路試験
    装置。
  5. 【請求項5】 前記電動弁内部回路模擬装置は、前記モ
    ータコントロールセンタから受電される電流の過電流を
    検知したときに、このモータコントロールセンタからの
    受電を遮断する保護手段を具備していることを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれか1項に記載の電動弁制御回路
    試験装置。
  6. 【請求項6】 前記電動弁内部回路模擬装置は、前記中
    央制御装置とモータコントロールセンタとに接続され、
    これら中央制御装置とモータコントロールセンタの作動
    を試験する作動試験の手順を自動的に実行させる自動試
    験実行手段を具備していることを特徴とする請求項1〜
    5のいずれか1項に記載の電動弁制御回路試験装置。
  7. 【請求項7】 前記電動弁内部回路模擬装置は、中央制
    御装置とモータコントロールセンタの作動試験のデータ
    を自動的に記録し保存する自動記録手段を具備している
    ことを特徴とする請求項6記載の電動弁制御回路試験装
    置。
  8. 【請求項8】 前記電動弁内部回路模擬装置は、自動記
    録手段に保存してあるデータを抽出して所定形式の試験
    記録として自動作成する自動試験記録作成手段を具備し
    ていることを特徴とする請求項7記載の電動弁制御回路
    試験装置。
  9. 【請求項9】 発電プラントに、モータ駆動により開閉
    する電動弁と、この電動弁を操作する操作手段を備えた
    中央制御装置と、前記電動弁に給電するモータコントロ
    ールセンタと、を据え付ける発電プラント機器の据え付
    け方法において、前記発電プラントに、前記中央制御装
    置と、前記モータコントロールセンタと、を据え付けた
    後、これらの作動試験を、請求項1〜8のいずれか1項
    に記載の電動弁制御回路試験装置により行うことを特徴
    とする電動弁制御回路試験装置を用いた発電プラント機
    器の据え付け方法。
  10. 【請求項10】 モータ駆動により開閉する電動弁と、
    この電動弁を操作する操作手段を備えた中央制御装置
    と、前記電動弁に給電するモータコントロールセンタ
    と、を具備した発電プラントにおいて、前記中央制御装
    置と、前記モータコントロールセンタとを、請求項9記
    載の電動弁制御回路試験装置を用いた発電プラント機器
    の据え付け方法により据え付けてなることを特徴とする
    発電プラント。
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