JPH11248002A - ガスケット - Google Patents

ガスケット

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Publication number
JPH11248002A
JPH11248002A JP4975698A JP4975698A JPH11248002A JP H11248002 A JPH11248002 A JP H11248002A JP 4975698 A JP4975698 A JP 4975698A JP 4975698 A JP4975698 A JP 4975698A JP H11248002 A JPH11248002 A JP H11248002A
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JP
Japan
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gasket
members
cylinder head
seal
seal projection
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Application number
JP4975698A
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English (en)
Inventor
Junichiro Matsuoka
潤一郎 松岡
Takashi Takemoto
貴志 竹本
Hiroaki Wada
寛明 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Keeper Co Ltd
Mahle Filter Systems Japan Corp
Original Assignee
Keeper Co Ltd
Tennex Corp
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Publication date
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Publication of JPH11248002A publication Critical patent/JPH11248002A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02FCYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
    • F02F7/00Casings, e.g. crankcases or frames
    • F02F7/006Camshaft or pushrod housings

Landscapes

  • Gasket Seals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガスケットを挟む2部材に対するガスケット
の反力を小さくすると共に、2部材が相対的に微振動し
ても内部オイル等の漏れ出しを防止する。 【解決手段】 一方の部材である例えばシリンダヘッド
カバー3が他方の部材である例えばシリンダヘッド2に
比べて低剛性である2部材2,3の結合部2a,3aに
挟まれて介在されると共に2部材2,3のうちのシリン
ダヘッドカバー3の結合部3aに形成された取付溝4に
装着部5が挿入されて装着されるガスケット1におい
て、2部材2,3の押し付け方向Aの長さHと取付溝4
に装着される装着部5の最大幅WとがH/W=2.5〜
5の関係を満たすようにする。また、2部材2,3のう
ちの他方の部材、即ちシリンダヘッド2の結合部2aに
向き合う部分にシール突起6を備えることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2部材間に挟んで
装着されてこれらを密封するガスケットに関する。さら
に詳述すると、本発明は、ガスケットの形状の改良に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】互いに押し付けて結合する2部材の結合
部分を密封するために、この結合部分にガスケットが挟
まれて装着される。例えば、自動車のエンジンでは、シ
リンダヘッドとシリンダヘッドカバーとの間や、シリン
ダブロックとフロントカバー(チェーンカバー)等のカ
バー類との間にガスケットが装着されている。これによ
り、エンジンを密封してエンジンオイルの漏れを防止し
ている。このガスケット101の断面形状は、例えば図
11に示すようにほぼT字形状である。このガスケット
101は、例えばシリンダヘッドカバー104及びシリ
ンダヘッド105の2部材の押し付け方向Aに沿って縦
長なシール部102と、このシール部102の基端部分
でエンジンの内外両側に突出したフランジ部103,1
03とを有している。
【0003】そして、結合する2部材104,105の
うちのいずれか一方の部材、例えばシリンダヘッドカバ
ー104の結合部には、ガスケット101のシール部1
02の先端側を挿入して装着する取付溝106が形成さ
れている。また、他方の部材であるシリンダヘッド10
5の結合部はガスケット101を向いた平面であり、シ
ール部102の基端面102aが密着する。
【0004】これら2部材104,105の間にガスケ
ット101を介在させて2部材104,105をボルト
及びナット等により締め付けて結合すると、ガスケット
101のシール部102の先端側が取付溝106の内部
に押し込まれて潰されるので、シリンダヘッドカバー1
04とシール部102との間が密封される。また、シー
ル部102の基端面102aがシリンダヘッド105に
押圧されて密着するので、シリンダヘッド105とシー
ル部102との間が密封される。
【0005】ところで、従来はエンジンのブロックやカ
バーは一般的に金属製であったが、近年では自動車の軽
量化、防振や低コスト化の要求からカバーがプラスチッ
ク製であることがある。この場合も、プラスチック製の
カバーと金属製のブロックとの間にガスケットを介在さ
せてエンジンの密封を図っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たガスケット101では、シール部102の押し付け方
向Aの長さH0 と取付溝106に押し込まれて装着され
る部分の最大幅W0 との比が約2:1程度であり比較的
短いずんぐりした形状である。このため、シール部10
2は潰れ難く押圧による2部材104,105への反力
が大きくなってしまうので、シリンダヘッドカバー10
4がプラスチック製で金属製に比べて低剛性であるとき
に、隣り合う締付ボルトの間の部分でシリンダヘッドカ
バー104がガスケット101の反力により浮き上がる
ように撓んでしまうことがある。このような変形を生ず
るとガスケット101のシール性が低下してしまう。
【0007】また、プラスチック製のシリンダヘッドカ
バー104はエンジンの熱により熱変形し易く、これに
よっても隣り合う締付ボルトの間の部分で浮き上がるよ
うに撓んでしまうことがある。これに対し、シール部1
02が比較的短いことによりつぶし代が小さいので、浮
き上がったシリンダヘッドカバー104に追従すること
ができずシール性が低下してしまう。
【0008】さらに、2部材104,105はエンジン
の構成部品であり振動を伴うので、その振動により2部
材104,105が内外方向に相対的に微振動すること
があり、シール部102とシリンダヘッド105との間
でエンジン内部のエンジンオイル等が掻き出されて漏れ
出すおそれがある。
【0009】そこで、本発明は、ガスケットを挟む2部
材に対するガスケットの反力を小さくすると共に、2部
材が相対的に微振動しても内部オイル等の漏れ出しを防
止するガスケットを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1の発明は、一方の部材が他方の部材に比べ
て低剛性である2部材の結合部に挟まれて介在されると
共に2部材のうちのいずれか一方の部材の結合部に形成
された取付溝に装着部が挿入されて装着されるガスケッ
トにおいて、2部材の押し付け方向の長さHと取付溝に
装着される装着部の最大幅WとがH/W=2.5〜5の
関係を満たすようにしている。
【0011】したがって、ガスケットの装着部が2部材
の押し付け方向に比較的細長い形状となるので、長さの
割に体積が小さくなることから2部材の間にガスケット
を介在させて2部材をボルト及びナット等により締め付
けて結合したときの反力が図6に示すように小さくな
る。これにより、ガスケットの装着部を取付溝に押し込
んで容易に潰すことができる。このため、ガスケットが
低剛性の部材を撓ませて浮き上がらせることはなく、シ
ール性の低下を防止できる。
【0012】しかも、装着部は比較的長く反力が小さい
ので、つぶし代を大きくできる。このため、低剛性の部
材が熱変形により僅かに浮き上がってしまっても、押し
潰された装着部が伸びて追従することができる。これに
より、シール性の低下を防止できる。
【0013】ここで、H/W<2.5であると、装着部
が比較的短いずんぐりとした形状となるので押し潰しに
対する反力が大きくなってしまう。このため、この大き
な反力が低剛性の部材を撓ませて浮き上がらせてしまう
ので、シール性が低下してしまう。また、装着部のつぶ
し代が小さいので、低剛性の部材が熱変形により浮き上
がってしまうと装着部が十分に追従できない。このた
め、シール性が低下してしまう。
【0014】一方、H/W>5であると、装着部が細長
すぎるため、2部材を締め付けるときに取付溝の内部で
座屈してしまう。これにより、シール性が低下してしま
う。
【0015】なお、本発明でいう取付溝に装着される装
着部の最大幅Wとは、例えば脱落防止目的で周上部分的
に幅広とされる部分を含まない範囲でのものである。
【0016】また、請求項2の発明は、一方の部材が他
方の部材に比べて低剛性である2部材の結合部に挟まれ
て介在されると共に2部材のうちのいずれか一方の部材
の結合部に形成された取付溝に装着部が挿入されて装着
されるガスケットにおいて、2部材のうちの他方の部材
の結合部に向き合う部分にシール突起を備えるようにし
ている。したがって、シール突起によりガスケットとこ
れと向き合う部材とのシール性を向上させることができ
る。
【0017】さらに、請求項3の発明は、一方の部材が
他方の部材に比べて低剛性である2部材の結合部に挟ま
れて介在されると共に2部材のうちのいずれか一方の部
材の結合部に形成された取付溝に装着部が挿入されて装
着されるガスケットにおいて、2部材の押し付け方向の
長さHと取付溝に装着される装着部の最大幅WとがH/
W=2.5〜5の関係を満たすと共に、2部材のうちの
他方の部材の結合部に向き合う部分にシール突起を備え
るようにしている。
【0018】したがって、ガスケットの装着部が2部材
の押し付け方向に比較的長い形状となるので、2部材の
間にガスケットを介在させて2部材をボルト及びナット
等により締め付けて結合したときにガスケットの装着部
を取付溝の内部に押し込んで容易に潰すことができると
共に、シール突起によりガスケットとこれと向き合う部
材とのシール性を向上させることができる。
【0019】さらに、請求項4のガスケットでは、シー
ル突起は断面略三角形状で密封する内部側に頂点を偏心
するようにしている。また、請求項5のガスケットで
は、シール突起は、断面略三角形状で密封する内部側の
傾斜面と結合部との成す角度θ I が外部側の傾斜面と結
合部との成す角度θO よりも大きいようにしている。
【0020】ここで、2部材が振動するものであると、
密封する内外方向に相対的に微振動することがある。こ
の場合、これら2部材に挟まれるガスケットは往復動用
シールと同様の作動をすると考えられる。そして、図3
に示すように、シール突起に向き合う部材がガスケット
に対して外部側に相対移動する押し行程では、2部材の
内部側の油が相対移動する部材の表面に油膜として付着
して外部側に出る。また、図4に示すように、シール突
起に向き合う部材がガスケットに対して内部側に相対移
動する引き行程では、相対移動する部材の表面の油膜が
2部材の外部側から内部側に戻される。
【0021】この相対移動する部材の表面の押し行程で
の油膜の厚さhP は、数式1で示される。
【0022】
【数1】 但し、μ:油の粘性係数(一定とする) U:運動速度(一定とする) │dp/dx│Pmax:シール突起と部材との接触部分の
内部側の圧力勾配の絶対値の最大値(図5を参照) また、相対移動する部材の表面の引き行程での油膜の厚
さhM は、数式2で示される。
【0023】
【数2】 但し、μ:油の粘性係数(一定とする) U:運動速度(一定とする) │dp/dx│Mmax:シール突起と部材との接触部分の
外部側の圧力勾配の絶対値の最大値(図5を参照) よって、このガスケットに接触する部材が微振動により
内外方向に往復動する場合に内部側の油が掻き出されな
いようにするには、押し行程で2部材の外部側に出た油
膜が引き行程で全て内部側に戻れば良い。このために
は、押し行程での油膜の厚さhP が引き行程での油膜の
厚さhM 以下であれば良い。すなわち、数式3の関係を
満たせば良い。
【0024】
【数3】
【0025】したがって、請求項4のガスケットではシ
ール突起は断面略三角形状で密封する内部側に頂点を偏
心するようにし、また請求項5のガスケットではシール
突起は断面略三角形状で密封する内部側の傾斜面と結合
部との成す角度θI を外部側の傾斜面と結合部との成す
角度θO よりも大きくしているので、いずれもシール突
起の内部側の最大圧力勾配を外部側の最大圧力勾配より
も大きくすることができる。これにより、押し行程での
油膜の厚さhP が引き行程での油膜の厚さhM以下にな
り、押し行程で2部材の外部側に出た油膜が引き行程で
全て内部側に戻ることになる。よって、他方の部材がガ
スケットに対して微振動により密封の内外方向に往復動
しても2部材の内部側の油が外部側に掻き出されること
がない。
【0026】また、請求項6のガスケットでは、シール
突起はリップ形状であるようにしている。したがって、
ガスケットのシール突起とこれに向き合う他方の部材の
結合部との間でリップによるシールを行うことができ
る。さらに、低剛性の部材が浮き上がっても、シール突
起のリップが復元して向き合う部材に容易に追従して接
触することができる。
【0027】また、請求項7のガスケットでは、シール
突起は密封する内部側に頂点を偏心するようにしてい
る。
【0028】また、請求項8のガスケットでは、シール
突起は密封する内部側の傾斜面と結合部との成す角度θ
I が外部側の傾斜面と結合部との成す角度θO よりも大
きいようにしている。
【0029】したがって、シール突起の内部側の最大圧
力勾配を外部側の最大圧力勾配よりもより大きくするこ
とができる。これにより、押し行程での油膜の厚さhP
が引き行程での油膜の厚さhM 以下になり、押し行程で
2部材の外部側に出た油膜を引き行程で全て内部側に戻
すことができるので、他方の部材がガスケットに対して
微振動により密封の内外方向に往復動しても2部材の内
部側の油が外部側に掻き出されることがない。
【0030】一方、請求項9の発明では、ガスケットは
エンジン用のガスケットであるようにしている。したが
って、エンジンを形成する低剛性のカバー類へのガスケ
ットによる反力を低減できると共に、エンジンの振動に
よるエンジンオイルの漏れを防止できる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図面に示す
実施の形態の一例に基づいて詳細に説明する。図1及び
図2に示すように、本実施形態のガスケット1は、自動
車のエンジンのシリンダヘッド2とシリンダヘッドカバ
ー3との間に介在されるものとしている。このガスケッ
ト1は、一方の部材であるシリンダヘッドカバー3が他
方の部材であるシリンダヘッド2に比べて低剛性である
2部材の結合部2a,3aに挟まれて介在されると共
に、2部材2,3のうちのシリンダヘッドカバー3の結
合部3aに形成された取付溝4に装着部5が挿入されて
装着されるものである。本実施形態ではシリンダヘッド
カバー3の結合部3aに取付溝4を形成しているが、こ
れには限られずシリンダヘッド2の結合部2aに取付溝
4を形成するようにしても良い。
【0032】ガスケット1は、例えばJIS HS60
程度の硬さを有するアクリルゴム等の弾性体により形成
されている。このガスケット1は、シリンダヘッドカバ
ー3の結合部3aの取付溝4に挿入されて装着される断
面略楔形状の装着部5と、シリンダヘッド2側を向いた
端面の中心線Cよりも頂点がエンジン内部I側に形成さ
れたシール突起である内側シール突起6とを有してい
る。
【0033】さらに、本実施形態のガスケット1は、内
側シール突起6の外部O側に形成された外側シール突起
8と、装着部5のシリンダヘッド2側の端部に形成され
てエンジンの内外に向けて突出するフランジ部9,9と
を備えている。そして、内側シール突起6と外側シール
突起8とは、その頂点がガスケット1の縦断面形状の中
心線Cを挟んで各々内部I側と外部O側とに偏心して配
置されている。本実施形態では各シール突起6,8を各
頂点がガスケット1の中心線Cを挟む内外に配置してい
るが、これには限られず一方のシール突起6,8の頂点
を中心線Cと重ねて配置したり、両方のシール突起6,
8を内部I側または外部O側のいずれかに偏らせて配置
するようにしても良い。
【0034】ガスケット1の断面形状は、2部材2,3
の押し付け方向Aの長さHと取付溝4に装着される装着
部5の最大幅WとがH/W=2.5〜5の関係を満たす
ものとしている。これにより、ガスケット1の装着部5
が2部材2,3の押し付け方向Aに比較的細長い形状と
なるので、2部材の間にガスケット1を介在させて2部
材2,3をボルト及びナット等により締め付けて結合し
たときに、装着部5を取付溝4に押し込んで容易に潰す
ことができる。また、本実施形態では装着部5の断面形
状を略楔形状としているが、これには限られず矩形状と
しても良い。
【0035】内側シール突起6は、内側シール突起6の
内部I側の傾斜面6aがシリンダヘッド2の結合部2a
の面と成す角度(以下、「内部側角度」という)θ
I を、外部O側の傾斜面6bがシリンダヘッド2の結合
部2aの面と成す角度(以下、「外部側角度」という)
θO よりも大きくした断面略三角形状の突起から成る。
本実施形態では、内部側角度θI が外部側角度θO より
も大きい形状の内側シール突起6を1つのみ形成してい
るが、これには限られず2つ以上形成しても良い。
【0036】そして、内側シール突起6は、シリンダヘ
ッド2の平面状の結合部2aに押し付けられる。この内
側シール突起6は、頂点を中心線Cよりも内部I側に偏
心していると共に内部側角度θI を外部側角度θO より
も大きくしているので、エンジンが振動してシリンダヘ
ッド2がガスケット1に対して相対的な微振動により密
封の内外方向に往復動しても、エンジン内部Iのオイル
が外部Oに掻き出されることがない。
【0037】ここで、図3に示すように、シリンダヘッ
ド2がガスケット1に対してエンジンの外部O側に相対
移動する押し行程Pでは、内部Iのエンジンオイル7が
シリンダヘッド2の結合部2aに油膜として付着して外
部O側に出る。また、図4に示すように、シリンダヘッ
ド2がガスケット1に対してエンジンの内部I側に相対
移動する引き行程Mでは、シリンダヘッド2の結合部2
aの油膜がエンジンの内部Iに戻される。
【0038】シリンダヘッド2の結合部2aの押し行程
Pでの油膜の厚さhP は、数式4で示される。
【0039】
【数4】 但し、μ:油の粘性係数(一定とする) U:運動速度(一定とする) │dp/dx│Pmax:内側シール突起6とシリンダヘッ
ド2との接触部分の内部I側の圧力勾配の絶対値の最大
値 ここで、図5に示すように、内側シール突起6とシリン
ダヘッド2との接触部分では接触位置によって接触圧力
pが変化する。そして、油膜の厚さhP の算出に当た
り、この圧力勾配の内部I側の圧力勾配の絶対値の最大
値を利用している。
【0040】また、シリンダヘッド2の結合部2aの引
き行程Mでの油膜の厚さhM は、数式5で示される。
【0041】
【数5】 但し、μ:油の粘性係数(一定とする) U:運動速度(一定とする) │dp/dx│Mmax:内側シール突起6とシリンダヘッ
ド2との接触部分の外部O側の圧力勾配の絶対値の最大
値 ここで、図5に示すように、油膜の厚さhM の算出に当
たり、圧力勾配の外部O側の圧力勾配の絶対値の最大値
を利用している。
【0042】そして、本実施形態のガスケット1の内側
シール突起6は頂点を中心線Cよりも内部I側に偏心し
ていると共に内部側角度θI を外部側角度θO よりも大
きくしているので、内部I側の最大圧力勾配が外部O側
の最大圧力勾配よりも大きくなる。このため、数式6の
関係が導き出される。
【0043】
【数6】
【0044】よって、押し行程Pでの油膜の厚さhP
りも引き行程Mでの油膜の厚さhMの方が厚くなるの
で、押し行程Pでエンジンの外部O側に出た油膜が引き
行程Mで全て内部I側に戻ることになり、振動によるシ
リンダヘッド2とシリンダヘッドカバー3との間の内外
方向への微振動によるエンジンオイルの漏れを防止でき
る。
【0045】一方、外側シール突起8は、頂点を中心線
Cよりも外部O側に偏心していると共に内部側角度θI
を外部側角度θO よりも小さくした形状の突起から成る
ので、内部I側の最大圧力勾配が外部O側の最大圧力勾
配よりも小さい形状となる。このため、エンジンが振動
してシリンダヘッド2がガスケット1に対して相対的な
微振動により内外方向に往復動しても、エンジンの外部
O側の水分等がエンジン内部Iに入り込むことを防止で
きる。
【0046】上述したガスケット1をシリンダヘッド2
とシリンダヘッドカバー3との間に装着した場合の作用
を以下に説明する。
【0047】ガスケット1の装着部5をシリンダヘッド
カバー3の取付溝4に挿入した状態で、シリンダヘッド
カバー3をシリンダヘッド2に組み付ける。このとき、
フランジ部9,9によりガスケット1の表裏を容易に認
識することができる。そして、シリンダヘッドカバー3
とシリンダヘッド2との結合部3a,2aをボルト及び
ナット等で締め付けて結合する。
【0048】このとき、ガスケット1の装着部5は取付
溝4に押し込まれて潰される。これにより、シリンダヘ
ッドカバー3とガスケット1との間を密封することがで
きる。ここで、装着部5は比較的細長い形状で長さの割
に体積が小さいので、シリンダヘッドカバー3への反力
は小さいものとなる。このことは図6に示す実験結果か
らも明らかである。このため、シリンダヘッドカバー3
がプラスチック製で低剛性であっても、ガスケット1の
反力により撓むことを防止できる。これにより、プラス
チック製のシリンダヘッドカバー3がシリンダヘッド2
から浮き上がることはなく、シール性が劣化することを
防止できる。
【0049】プラスチック製のシリンダヘッドカバー3
がエンジンの熱により熱変形してシリンダヘッド2から
浮き上がってしまった場合でも、装着部5は比較的細長
く反力が小さいためつぶし代が大きくできるので伸長し
てシリンダヘッドカバー3に容易に追従することができ
る。これにより、シール性が低下することを防止でき
る。
【0050】一方、ガスケット1の各シール突起6,8
は、シリンダヘッド2の結合部2aに押し付けられて密
着される。これにより、シリンダヘッド2とガスケット
1との間を良好に密封することができる。
【0051】エンジンが作動して振動すると、シリンダ
ヘッド2とシリンダヘッドカバー3との間で密封の内外
方向に相対的な微振動が生ずる。そして、エンジンの内
部Iでシリンダヘッド2の結合部2aに付着したエンジ
ンオイル7が微振動により内側シール突起6との間から
外部O側に出入りするが、内側シール突起6は頂点を中
心線Cよりも内部I側に偏心していると共に内部側角度
θI を外部側角度θOよりも大きくしているので、エン
ジンオイル7が外部Oに掻き出されて漏れ出すことを防
止できる。また、エンジンの外部Oでシリンダヘッド2
の結合部2aに付着した水分等が微振動により外側シー
ル突起8との間から内部I側に出入りするが、外側シー
ル突起8は内部側角度θI を外部側角度θO よりも小さ
くしているので、水分等がエンジンの内部Iに入り込む
ことを防止できる。
【0052】なお、上述の実施形態は本発明の好適な実
施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発
明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能で
ある。例えば、本実施形態では内側シール突起6は頂点
を中心線Cよりも内部I側に偏心しているという要件と
内部側角度θI が外部側角度θO よりも大きいという要
件との2つの要件を具備しているが、これには限定され
ない。すなわち、これらの要件のうちの少なくとも一方
を具備すれば良い。例えば、図7に示すようにシール突
起12の頂点が中心線Cよりも内部I側に偏心している
という要件を具備すれば、突起の傾斜角度を特に限定し
なくても内部I側の最大圧力勾配を外部O側の最大圧力
勾配よりも大きくできるのでエンジンオイル7が外部O
に掻き出されて漏れ出すことを防止できる。また、図8
に示すようにシール突起12の内部側角度θI が外部側
角度θO よりも大きいという要件を具備すれば、頂点の
位置を特に限定しなくても内部I側の最大圧力勾配を外
部O側の最大圧力勾配よりも大きくできるのでエンジン
オイル7が外部Oに掻き出されて漏れ出すことを防止で
きる。
【0053】また、本実施形態では、ガスケット1の押
し付け方向Aの長さHと装着部5の最大幅WとをH/W
=2.5〜5の関係を満たすという要件と、内部側角度
θIが外部側角度θO よりも大きい形状の内側シール突
起6とを有するという要件との2つの要件を具備してい
るが、これには限定されない。すなわち、これら2つの
要件を同時に満たす必要はなく、いずれか一方の要件の
みを満たすガスケット1としても良い。例えば、押し付
け方向Aの長さHと装着部5の最大幅WとをH/W=
2.5〜5の関係を満たすという要件の方を具備するガ
スケット1であれば、プラスチック製の低剛性のシリン
ダヘッドカバー3の浮き上がりを防止して、尚かつシリ
ンダヘッドカバー3が熱変形で浮き上がっても容易に追
従するので、シール性が低下することを防止できる。ま
た、内部側角度θI が外部側角度θ O よりも大きい形状
の内側シール突起6を有するという要件の方を具備する
ガスケット1であれば、エンジンオイル7が外部Oに掻
き出されて漏れ出すことを防止できる。
【0054】そして、上述した実施形態では、ガスケッ
ト1のシリンダヘッド2を向いた面に内側シール突起6
の他に外側シール突起8を形成しているが、これには限
られず図7及び図8に示すように内側シール突起6に相
当する単独のシール突起12のみを形成するようにして
も良い。この場合もシール突起12によりエンジン内部
Iのオイル7の漏れ出しを防止することができる。
【0055】さらに、上述した各実施形態ではシール突
起12はガスケット1の端面に形成された断面略三角形
状の突起であるが、これには限られず図9及び図10に
示すようにシール突起12’をリップ形状としても良
い。このシール突起12’は、シリンダヘッド2に接触
して押圧されるリップ10と、この押圧によりリップ1
0がシリンダヘッドカバー3側に変形し易くする溝11
とを有している。このシール突起12’によりガスケッ
ト1とシリンダヘッド2との間でシールを行うことがで
きる。しかも、プラスチック製のシリンダヘッドカバー
3がシリンダヘッド2から浮き上がっても、シール突起
12’のリップ10が復元してシリンダヘッド2に容易
に追従して接触することができる。このため、シール性
が低下することを防止できる。ここで、このシール突起
12’のリップ10の頂点の位置は、図9に示すように
装着部5の中心線Cから内部I側に偏心してずれていて
も、また図10に示すように装着部5の中心線C上にあ
っても、シール突起12’がエンジン内部Iのオイルの
漏れ出しを防止することができる。
【0056】さらに、図9に示すようにリップ10の頂
点が装着部5の中心線Cから内部I側に偏心してずれて
いていると、リップ10の内部I側の最大圧力勾配を外
部O側の最大圧力勾配よりもより大きくすることができ
る。これにより、押し行程Pでの油膜の厚さhP が引き
行程Mでの油膜の厚さhM 以下になり、押し行程Pで外
部O側に出た油膜を引き行程Mで全て内部I側に戻すこ
とができるので、エンジンオイル7が外部Oに掻き出さ
れて漏れ出すことを防止できる。
【0057】また、図10に示すようにリップ10の内
部側角度θI を外部側角度θO よりも大きくしても、リ
ップ10の内部I側の最大圧力勾配を外部O側の最大圧
力勾配よりも大きくできるので、エンジンオイル7が外
部Oに掻き出されて漏れ出すことを防止できる。
【0058】さらに、上述した各実施形態ではガスケッ
ト1は、自動車のエンジンのシリンダヘッド2及びシリ
ンダヘッドカバー3の間に装着されるものとしている
が、これには限られずエンジンの他の部分に装着した
り、エンジン以外の2部材の間に装着しても良い。いず
れも場合も2部材の内外の密封を効果的に行うことがで
きる。
【0059】
【実施例】図1及び図2に示す本発明のガスケット1に
ついて、つぶし代の大きさとパッキン反力の大きさとの
関係を実験により測定した。また、比較例として図11
に示す従来のガスケット101についても、つぶし代の
大きさとパッキン反力の大きさとの関係を実験により測
定した。その結果を図6に示す。同図から明らかなよう
に、本発明のガスケット1は従来のガスケット101に
比べて同じつぶし代であればパッキン反力を小さくする
ことができた。したがって、本発明のガスケット1によ
れば、これを装着する2部材に対する反力を従来のガス
ケット101よりも小さくできることが確認された。
【0060】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、請求項
1記載の発明によれば、ガスケットの装着部が2部材の
押し付け方向に比較的細長い形状となり長さの割に体積
が小さくなるので、2部材の間にガスケットを介在させ
て2部材をボルト及びナット等により締め付けて結合し
たときに、ガスケットによる反力が図6に示すように小
さくなる。これにより、ガスケットの装着部を取付溝に
押し込んで容易に潰すことができるので、ガスケットが
低剛性の部材を撓ませて浮き上がらせることはなく、シ
ール性を向上させることができる。
【0061】しかも、装着部は比較的長く反力が小さい
ので、つぶし代を大きくできる。このため、低剛性の部
材が熱変形により僅かに浮き上がってしまっても、押し
潰された装着部が伸びて追従することができる。これに
より、シール性を向上させることができる。
【0062】また、請求項2記載の発明のガスケットに
よれば、2部材のうちの他方の部材の結合部に向き合う
部分にシール突起を備えるようにしているので、シール
突起によりガスケットとこれと向き合う部材とのシール
性を向上させることができる。
【0063】さらに、請求項3記載の発明のガスケット
によれば、2部材の押し付け方向の長さHと取付溝に装
着される装着部の最大幅WとがH/W=2.5〜5の関
係を満たすと共に、2部材のうちの他方の部材の結合部
に向き合う部分にシール突起を備えるようにしているの
で、2部材の間にガスケットを介在させて2部材をボル
ト及びナット等により締め付けて結合したときにガスケ
ットの装着部を取付溝の内部に押し込んで容易に潰すこ
とができると共に、シール突起によりガスケットとこれ
と向き合う部材とのシール性を向上させることができ
る。
【0064】さらに、請求項4のガスケットでは、シー
ル突起は断面略三角形状で密封する内部側に頂点を偏心
するようにしている。また、請求項5のガスケットで
は、シール突起は、断面略三角形状で密封する内部側の
傾斜面と結合部との成す角度θ I が外部側の傾斜面と結
合部との成す角度θO よりも大きいようにしている。こ
のため、押し行程での油膜の厚さhP が引き行程での油
膜の厚さhM 以下になり、押し行程で2部材の外部側に
出た油膜が引き行程で全て内部側に戻ることになる。こ
れにより、他方の部材がガスケットに対して微振動によ
り密封の内外方向に往復動しても2部材の内部側の油が
外部側に掻き出されることを防止できる。これにより、
シール性を向上させることができる。
【0065】また、請求項6のガスケットでは、シール
突起はリップ形状であるようにしているので、ガスケッ
トのシール突起とこれに向き合う他方の部材の結合部と
の間でリップによるシールを行うことができる。さら
に、低剛性の部材が浮き上がっても、シール突起のリッ
プが復元して向き合う部材に容易に追従して接触するこ
とができる。これにより、シール性を向上させることが
できる。
【0066】さらに、請求項7のガスケットでは、シー
ル突起は密封する内部側に頂点を偏心するようにしてい
る。
【0067】また、請求項8のガスケットでは、シール
突起は密封する内部側の傾斜面と前記結合部との成す角
度θI が外部側の傾斜面と前記結合部との成す角度θO
よりも大きいようにしている。このため、シール突起の
内部側の最大圧力勾配を外部側の最大圧力勾配よりもよ
り大きくすることができる。これにより、押し行程での
油膜の厚さhP が引き行程での油膜の厚さhM 以下にな
り、押し行程で2部材の外部側に出た油膜を引き行程で
全て内部側に戻すことができるので、他方の部材がガス
ケットに対して微振動により密封の内外方向に往復動し
ても2部材の内部側の油が外部側に掻き出されることが
ない。これにより、シール性を向上させることができ
る。
【0068】一方、請求項9の発明では、ガスケットは
エンジン用のガスケットであるようにしているので、エ
ンジンを形成する低剛性のカバー類へのガスケットによ
る反力を低減できると共に、エンジンの振動によるエン
ジンオイルの漏れを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガスケットを図2のI−I線で切断し
た縦断面形状を示す縦断面図である。
【図2】自動車のエンジンのシリンダヘッド及びシリン
ダヘッドカバーの間にガスケットを装着する状態を示す
斜視図である。
【図3】押し行程で相対移動する部材とシール突起とを
示す側面図である。
【図4】引き行程で相対移動する部材とシール突起とを
示す側面図である。
【図5】シール突起の接触位置と接触圧力との関係を示
すグラフである。
【図6】ガスケットのつぶし代とパッキン反力との関係
を示すグラフである。
【図7】頂点がガスケットの中心線から内部側に偏心す
る断面略三角形状のシール突起を示す縦断面図である。
【図8】内部側の傾斜角度が外部側の傾斜角度よりも大
きい断面略三角形状のシール突起を示す縦断面図であ
る。
【図9】頂点がガスケットの中心線から偏心するリップ
形状のシール突起を示す縦断面図である。
【図10】頂点がガスケットの中心線と一致するリップ
形状のシール突起を示す縦断面図である。
【図11】従来のガスケット取付構造を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1 ガスケット 2 シリンダヘッド(他方の部材) 2a 結合部 3 シリンダヘッドカバー(一方の部材) 3a 結合部 4 取付溝 5 装着部 6 内側シール突起(シール突起) 6a 密封の内部側の傾斜面 6b 密封の外部側の傾斜面 10 リップ 12 シール突起 12’シール突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 和田 寛明 神奈川県藤沢市辻堂神台2丁目4番36号 キーパー株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の部材が他方の部材に比べて低剛性
    である2部材の結合部に挟まれて介在されると共に前記
    2部材のうちのいずれか一方の部材の前記結合部に形成
    された取付溝に装着部が挿入されて装着されるガスケッ
    トにおいて、前記2部材の押し付け方向の長さHと前記
    取付溝に装着される装着部の最大幅WとがH/W=2.
    5〜5の関係を満たすことを特徴とするガスケット。
  2. 【請求項2】 一方の部材が他方の部材に比べて低剛性
    である2部材の結合部に挟まれて介在されると共に前記
    2部材のうちのいずれか一方の部材の前記結合部に形成
    された取付溝に装着部が挿入されて装着されるガスケッ
    トにおいて、前記2部材のうちの他方の部材の前記結合
    部に向き合う部分にシール突起を備えることを特徴とす
    るガスケット。
  3. 【請求項3】 一方の部材が他方の部材に比べて低剛性
    である2部材の結合部に挟まれて介在されると共に前記
    2部材のうちのいずれか一方の部材の前記結合部に形成
    された取付溝に装着部が挿入されて装着されるガスケッ
    トにおいて、前記2部材の押し付け方向の長さHと前記
    取付溝に装着される装着部の最大幅WとがH/W=2.
    5〜5の関係を満たすと共に、前記2部材のうちの他方
    の部材の前記結合部に向き合う部分にシール突起を備え
    ることを特徴とするガスケット。
  4. 【請求項4】 前記シール突起は、断面略三角形状で密
    封する内部側に頂点を偏心していることを特徴とする請
    求項2または3記載のガスケット。
  5. 【請求項5】 前記シール突起は、断面略三角形状で密
    封する内部側の傾斜面と前記結合部との成す角度θI
    外部側の傾斜面と前記結合部との成す角度θ O よりも大
    きいことを特徴とする請求項2から4までのいずれか記
    載のガスケット。
  6. 【請求項6】 前記シール突起はリップ形状であること
    を特徴とする請求項2または3記載のガスケット。
  7. 【請求項7】 前記シール突起は密封する内部側に頂点
    を偏心していることを特徴とする請求項6記載のガスケ
    ット。
  8. 【請求項8】 前記シール突起は密封する内部側の傾斜
    面と前記結合部との成す角度θI が外部側の傾斜面と前
    記結合部との成す角度θO よりも大きいことを特徴とす
    る請求項6または7記載のガスケット。
  9. 【請求項9】 前記ガスケットはエンジン用のガスケッ
    トであることを特徴とする請求項1から8のいずれか記
    載のガスケット。
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