JP2003269613A - ガスケット - Google Patents
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- JP2003269613A JP2003269613A JP2002071602A JP2002071602A JP2003269613A JP 2003269613 A JP2003269613 A JP 2003269613A JP 2002071602 A JP2002071602 A JP 2002071602A JP 2002071602 A JP2002071602 A JP 2002071602A JP 2003269613 A JP2003269613 A JP 2003269613A
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Abstract
れて介在されると共に2部材2,3のうちの一方の部材
3の結合部3aに形成された取付溝4に装着部5が挿入
されて装着されるガスケット1において、少なくとも2
部材2,3の締結時に取付溝4の側面に当接して装着部
5の座屈を防止する座屈防止突起7を装着部5に備え
る。
Description
装着されてこれらを密封するガスケットに関する。さら
に詳述すると、本発明は、ガスケットの形状の改良に関
するものである。
部分を密封するために、この結合部分にガスケットが挟
まれて装着される。例えば、自動車のエンジンでは、シ
リンダヘッドとシリンダヘッドカバーとの間や、シリン
ダブロックとフロントカバー(チェーンカバー)やロッ
カーカバー等のカバー類との間にガスケットが装着され
ている。これにより、エンジンを密封してエンジンオイ
ルの漏れを防止している。このガスケット101の断面
形状は、例えば図3に示すようにほぼT字形状である。
このガスケット101は、シリンダヘッドカバー102
の取付溝103に挿入される装着部104と、装着部1
04のシリンダヘッド105側の端部に形成されたフラ
ンジ部106と、シリンダヘッド105側の端面に形成
されたシール突起107とを備えている。
バーは一般に金属製であったが、近年では自動車の軽量
化、防振や低コスト化の要求からカバーがプラスチック
製であることがある。この場合も、プラスチック製のシ
リンダヘッドカバー102と金属製のシリンダヘッド1
05との間にガスケット101を介在させてエンジンの
密封を図っている。
高さが低いずんぐりしたものであると、装着部104は
潰れ難い。このため、隣り合う締付ボルトの間の部分で
シリンダヘッドカバー102がガスケット101の反力
により浮き上がるように撓んでしまうことがある。この
ような変形を生ずるとガスケット101のシール性が低
下してしまう。また、縦断面形状での縦横比が小さいガ
スケット101では締め代を大きく取れないので、熱な
どの影響によるシリンダヘッドカバー102の変形に対
してガスケット101が追従できずシール性が低下する
場合があった。
剛性が比較的小さいときは、ガスケット101の装着部
104の形状を縦長にすると共に取付溝103と装着部
104との十分な隙間を確保する取付構造が開発されて
いる。これによれば、ガスケット101の反力を低く抑
えることができると共に、熱などの影響によりシリンダ
ヘッドカバー102が変形してもガスケット101が追
従可能になってシール性を維持することができるように
なる。
たガスケット101では、装着部104の形状が縦長で
あると共に装着部104と取付溝103との間に十分な
隙間があるので、図3(B)(C)に示すようにシリン
ダヘッドカバー102の締め付け時に装着部104の中
央部付近が座屈してしまい密封面で安定した接触面圧を
得ることができずシール性が低下する虞がある。特にコ
ーナー部(例えば図2中、符号Cで示す)などの曲率の
大きい部位では座屈し易く、シール性の確保が困難であ
る。
共に装着部104と取付溝103との間に十分な隙間が
あることから、シリンダヘッドカバー102の締め付け
時に装着部104が取付溝103の中央からずれてしま
う虞がある。これにより、ガスケット101とシリンダ
ヘッドカバー102およびシリンダヘッド105との組
み付けが不安定になってしまうことがある。
スケット101のシリンダヘッド105への面圧のバラ
ンスが崩れて偏りを生ずることがある。例えば図3
(B)(C)に示すように、装着部104の座屈方向側
のシリンダヘッド105への面圧が大きくなってしまう
ことが多い。これにより、ガスケット101とシリンダ
ヘッド105との間のシール性が低下することがある。
ール性の高いガスケットを提供することを目的とする。
め、請求項1記載の発明は、2部材の結合部に挟まれて
介在されると共に2部材のうちの一方の部材の結合部に
形成された取付溝に該取付溝よりも厚さの小さい装着部
が挿入されて装着されるガスケットにおいて、少なくと
も2部材の締結時に取付溝の側面に当接して装着部の座
屈を防止する座屈防止突起を装着部に備えるようにして
いる。
に当接して装着部が倒れないように支持されているの
で、2部材の締結時に装着部の座屈を防止することがで
きる。このため、縦長の装着部を有するガスケットを使
用したときでも、ガスケットと2部材との密封面で安定
した接触面圧を得てシール性を高めることができる。ま
た、装着部が座屈せずに支持されるので、より薄く長く
形成できるようになる。このため、装着部の最大幅を取
付溝の幅の90%以下に設定した低反発力ガスケットを
得ることが出来る。そして、安定した締め代を得られる
ことから、取付溝の溝幅を狭くすることができる。よっ
て、取付溝を形成した部材のコンパクト化や薄肉化、締
め付けボルトの本数の削減を実現することができる。
置するようになるので、ガスケットを圧縮するときにガ
スケットと被装着部材とのずれを防止して安定した組み
付けを行うことができる。
とガスケットとの接触部分での面圧分布がバランス良く
安定するので、シール性を高めることができる。
記載のガスケットにおいて、座屈防止突起および装着部
の全体の厚さWと取付溝の幅W0とは0.7≦W/W0
≦1.15の関係を満たすようにしている。したがっ
て、装着部の座屈を効果的に防止することができる。し
かも、ガスケットの圧縮時に座屈防止突起が装着部の潰
れを阻害することが無いので反力の増加を招くことを防
止できる。
ては0.8≦W/W0≦1.0がより好ましく、W/W
0=0.9が最も好ましい。ここで、0.7>W/W0
の範囲では座屈に対して効果が小さくなってしまうので
好ましくない。また、W/W 0>1.15の範囲では反
力が大きくなり好ましくない。
たは2記載のガスケットにおいて、座屈防止突起の形成
位置は装着部の高さ方向の上から20〜80%の範囲内
であるようにしている。したがって、座屈を効果的に防
止することができる。この範囲としては40〜70%が
より好ましい。ここで、座屈防止突起を装着部の高さ方
向の上から20%より上の位置に形成すると、座屈を防
止する効果が殆ど無いので好ましくない。また、座屈防
止突起を装着部の高さ方向の上から80%より下の位置
に形成すると、座屈防止突起が取付溝に入らないことが
あるので好ましくない。
ら3までのいずれか記載のガスケットにおいて、装着部
の高さHと厚さTとは1.5≦H/T≦5.0の関係を
満たすようにしている。したがって、装着部の高さの割
には体積が小さくなり、反力が小さくなる。このため、
被装着部材である2部材の一方の部材が他方の部材に比
べて低剛性であっても、その部材が撓んでしまうことを
防止しシール性の低下を抑制することができる。この場
合、反力が小さいことから締め代を大きくすることがで
きるので、熱変形や寸法誤差などにより取付溝と装着部
との密着面に隙間が生ずることを防止できる。
2.0≦H/T≦3.0がより好ましい。ここで、1.
5>H/Tの範囲では反発力が大きすぎて好ましくな
い。また、H/T>5.0の範囲では装着部が細長すぎ
て座屈防止突起があっても座屈してシール性が低下して
しまう虞があり好ましくない。
ら4までのいずれか記載のガスケットにおいて、部材の
締結時のガスケットの縦方向の圧縮率が10〜40%で
あるようにしている。したがって、被装着部材である2
部材の一方の部材が他方の部材に比べて低剛性であって
もその部材が撓んでしまうことを防止してシール性の低
下を防止することができる。
低下してしまうので好ましくない。また、40%を超え
る範囲ではガスケットによる反発力が大きすぎて低剛性
の被装着部材が撓んでしまう虞があり好ましくない。
実施の形態の一例に基づいて詳細に説明する。図1およ
び図2に示すように、本実施形態のガスケット1では、
ガスケット1を自動車のエンジンのシリンダヘッド2と
シリンダヘッドカバー3との間に介在させるものとして
いる。このガスケット1は、2部材2,3の結合部2
a,3aに挟まれて介在されると共に2部材2,3のう
ちの一方の部材の結合部に形成された取付溝4に装着部
5が挿入されて装着されるものとしている。そして、こ
のガスケット1は、少なくとも2部材2,3の締結時に
取付溝4の側面に当接して装着部5の座屈を防止する座
屈防止突起7を装着部5に備えるようにしている。この
ため、座屈防止突起7が取付溝4の側面に当接して装着
部5が倒れないように支持されているので、2部材2,
3の締結時に装着部5の座屈を防止してガスケットと2
部材2,3との密封面で安定した接触面圧を得てシール
性を高めることができる。また、装着部5が座屈せずに
支持されるので、より薄く長く形成できるようになる。
このため、低反発力のガスケットを得ることが出来るよ
うにになる。そして、安定した締め代を得られることか
ら取付溝4の溝幅を狭くすることができ、取付溝4を形
成したシリンダヘッドカバー3のコンパクト化や薄肉
化、締め付けボルトの本数の削減を実現することができ
る。
さWと取付溝の幅W0とは、W/W 0=約0.9として
いる。このため、ガスケット1の圧縮時に座屈防止突起
7が装着部5の潰れを阻害することが無いので反力の増
加を防止できる。また、装着部5の最大幅Tは取付溝4
の幅W0の90%以下としている。このため、ガスケッ
ト1による反発力を小さく抑えることができる。
ート部分では装着部5の両側面に対称に形成されてい
る。このため、両側のバランスを取って座屈を効果的に
抑制することができる。また、座屈防止突起7は、ガス
ケット1の曲線部分では装着部5の外側、あるいは両側
に形成されている。曲線部分では外側の方が内側よりも
体積が大きいため曲線の外側に座屈し易いが、少なくと
も外側に座屈防止突起7が設けられているため座屈を防
止できる。
部5の高さ方向の上から60%としている。これにより
効果的に座屈を防止できる。各座屈防止突起7は断面略
三角形状としている。座屈防止突起7は断面略三角形状
に限られず断面矩形状としても良い。さらに、座屈防止
突起7の数量は各面に1本ずつとしている。但しこれに
は限られず複数本設けるようにしても良い。
2.6としている。このため、装着部5の高さの割には
体積が小さくなるので、シリンダヘッドカバー3が低剛
性であっても撓んでしまうことを防止しシール性の低下
を抑制することができる。この場合、反力が小さいこと
から締め代を大きくすることができるので、熱変形や寸
法誤差などにより取付溝4と装着部5との密着面に隙間
が生ずることを防止できる。
(B)に示すようにシリンダヘッド2およびシリンダヘ
ッドカバー3の締結時のガスケット1の縦方向の圧縮率
が10%であるようにしている。このため、シリンダヘ
ッドカバー3が低剛性であっても撓んでしまうことを防
止してシール性の低下を防止することができる。
(1)T/W0≦0.9、(2)H/T≧1.5、
(3)縦方向圧縮率10〜40%、といういわゆる低反
発力ガスケットの条件を全て満たしている。このため、
反発力の小さいガスケット1を得ることが出来る。
向き合うガスケット1の部分には、シール突起6,8を
備えるようにしている。よって、シール突起6,8によ
りガスケット1とこれと向き合うシリンダヘッド2との
シール性を高めることができる。ここでのシール突起
6,8としては、中心よりエンジン内部側に形成された
内側シール突起6と、中心より外部側に形成された外側
シール突起8とから形成されている。各シール突起6,
8はガスケット1の端面に形成された断面略三角形状の
突起としている。シール突起6,8は断面略三角形状の
突起に限られずリップ形状等としても良い。
タA HS60程度の硬さを有するアクリルゴム等のエ
ラストマにより形成されている。装着部5は断面略楔形
状とされている。さらに、ガスケット1は、装着部5の
シリンダヘッド2側の端部に形成されると共にエンジン
の内外に向けて突出するフランジ部9,9を備えてい
る。
とシリンダヘッドカバー3との間に装着する場合の作用
を以下に説明する。
装着部5をシリンダヘッドカバー3の取付溝4に挿入し
た状態で、シリンダヘッドカバー3をシリンダヘッド2
に組み付ける。このとき、フランジ部9,9によりガス
ケット1の表裏を容易に認識することができる。そし
て、シリンダヘッドカバー3とシリンダヘッド2との結
合部3a,2aをボルト及びナット等で締め付けて結合
する。
スケット1の装着部5は取付溝4に押し込まれて潰され
る。このため、シリンダヘッドカバー3とガスケット1
との間を密封することができる。ここで、座屈防止突起
7が取付溝4の側面に当接して装着部5を倒れないよう
に支持しているので装着部5の座屈を防止することがで
きる。このため、装着部5と取付溝4との密封面で安定
した接触面圧を得てシール性を高めることができる。ま
た、装着部5が座屈せずに支持されるので、より薄く長
く形成できるようになる。このため、低反発力のガスケ
ット1を得ることが出来るようになる。そして、安定し
た締め代を得られることから取付溝4の溝幅を狭くする
ことができ、取付溝4を形成した部材のコンパクト化や
薄肉化、締め付けボルトの本数の削減を実現することが
できる。
さの割に体積が小さくなるので、シリンダヘッドカバー
3への反力は小さいものとなる。このため、シリンダヘ
ッドカバー3がプラスチック製で低剛性であっても、ガ
スケット1の反力により撓むことを防止できる。よっ
て、プラスチック製のシリンダヘッドカバー3がシリン
ダヘッド2から浮き上がることはなく、シール性が劣化
することを防止できる。また、装着部5が取付溝4の内
部で中央に位置するようになるので、ガスケット1を圧
縮するときにガスケット1とシリンダヘッドカバー3と
のずれを防止して安定した組み付けを行うことができ
る。さらに、シリンダヘッド2とガスケット1との接触
部分での面圧分布がバランス良く安定するので(図1
中、面圧を矢印で示す)、シール性を高めることができ
る。
がエンジンの熱により熱変形してシリンダヘッド2から
浮き上がってしまった場合でも、装着部5は比較的細長
く反力が小さいためつぶし代を大きくできるので伸長し
てシリンダヘッドカバー3に容易に追従することができ
る。これにより、シール性が低下することを防止でき
る。
は、シリンダヘッド2の結合部2aに押し付けられて密
着される。これにより、シリンダヘッド2とガスケット
1との間を良好に密封することができる。
施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発
明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能で
ある。例えば、本実施形態では座屈防止突起7および装
着部5の全体の厚さWと取付溝の幅W0とはW/W0=
約0.8としているが、これには限られず例えば0.7
≦W/W0≦1.15の関係を満たすようにすることが
できる。これによれば、ガスケット1の圧縮時に座屈防
止突起7が装着部5の潰れを阻害することが無いので反
力の増加を防止できる。
形成位置は装着部5の高さ方向の上から60%としてい
るが、これには限られず20〜80%の範囲内とするこ
とができる。これによれば効果的に座屈を防止できる。
厚さTとはH/T=約2.6としているが、これには限
られず例えば1.5≦H/T≦5.0の関係を満たすよ
うにすることができる。これによれば、装着部5の高さ
の割には体積が小さくなるので、シリンダヘッドカバー
3が低剛性であっても撓んでしまうことを防止しシール
性の低下を抑制することができる。
およびシリンダヘッドカバー3の締結時のガスケット1
の縦方向の圧縮率を10%にしているが、これには限ら
れず例えば図1(C)に示すように40%とするなど、
10〜40%の範囲内であるようにすることができる。
これによれば、シリンダヘッドカバー3が低剛性であっ
ても撓んでしまうことを防止してシール性の低下を防止
することができる。
6,8をガスケット1の中心を挟む内外に配置している
が、これには限られず一方のシール突起6,8の頂点を
中心に配置したり、両方のシール突起6,8を内部側ま
たは外部側のいずれかに偏らせて配置するようにしても
良い。さらに、上述した実施形態では、ガスケット1の
シリンダヘッド2を向いた面に内側シール突起6および
外側シール突起8を形成しているが、これには限られず
単独のシール突起7のみを形成するようにしても良い。
いずれの場合もシール突起7によりエンジン内部のオイ
ルの漏れ出しを防止することができる。
ッドカバー3の結合部3aに取付溝4を形成すると共に
シリンダヘッド2の結合部2aを平坦に形成している
が、これには限られずシリンダヘッド2の結合部2aに
取付溝4を形成すると共にシリンダヘッドカバー3の結
合部3aを平坦に形成するようにしても良い。また、本
実施形態では装着部5の断面形状を略楔形状としている
が、これには限られず矩形状としても良い。
ト1は、自動車のエンジンのシリンダヘッド2及びシリ
ンダヘッドカバー3の間に装着されるものとしている
が、これには限られずエンジンの他の部分に装着した
り、エンジン以外の2部材の間に装着しても良い。いず
れの場合も2部材の内外の密封を効果的に行うことがで
きる。
1記載のガスケットによれば、座屈防止突起が取付溝の
側面に当接して装着部が倒れないように支持されている
ので、2部材の締結時に装着部の座屈を防止することが
できる。このため、縦長の装着部を有するガスケットを
使用したときでも、ガスケットと2部材との密封面で安
定した接触面圧を得てシール性を高めることができる。
また、装着部が座屈せずに支持されるので、より薄く長
く形成できるようになる。このため、装着部の最大幅を
取付溝の幅の90%以下に設定した低反発力ガスケット
を得ることが出来る。そして、安定した締め代を得られ
ることから、取付溝の溝幅を狭くすることができる。よ
って、取付溝を形成した部材のコンパクト化や薄肉化、
締め付けボルトの本数の削減を実現することができる。
置するようになるので、ガスケットを圧縮するときにガ
スケットと被装着部材とのずれを防止して安定した組み
付けを行うことができる。また、取付溝の形成されてい
ない方の部材とガスケットとの接触部分での面圧分布が
バランス良く安定するので、シール性を高めることがで
きる。
ば、装着部の座屈を効果的に防止することができる。し
かも、ガスケットの圧縮時に座屈防止突起が装着部の潰
れを阻害することが無いので反力の増加を招くことを防
止できる。
ば、座屈を効果的に防止することができる。
ば、装着部の高さの割には体積が小さくなり、反力が小
さくなる。このため、被装着部材である2部材の一方の
部材が他方の部材に比べて低剛性であっても、その部材
が撓んでしまうことを防止しシール性の低下を抑制する
ことができる。この場合、反力が小さいことから締め代
を大きくすることができるので、熱変形や寸法誤差など
により取付溝と装着部との密着面に隙間が生ずることを
防止できる。
ば、被装着部材である2部材の一方の部材が他方の部材
に比べて低剛性であってもその部材が撓んでしまうこと
を防止してシール性の低下を防止することができる。
断した断面図であり、(A)は締め付け前、(B)は圧
縮率10%、(C)は圧縮率40%である。
ダヘッドカバーの間にガスケットを装着する状態を示す
斜視図である。
(A)は締め付け前、(B)は圧縮率10%、(C)は
圧縮率40%である。
Claims (5)
- 【請求項1】 2部材の結合部に挟まれて介在されると
共に前記2部材のうちの一方の部材の前記結合部に形成
された取付溝に該取付溝よりも厚さの小さい装着部が挿
入されて装着されるガスケットにおいて、少なくとも前
記2部材の締結時に前記取付溝の側面に当接して前記装
着部の座屈を防止する座屈防止突起を前記装着部に備え
ることを特徴とするガスケット。 - 【請求項2】 前記座屈防止突起および前記装着部の全
体の厚さWと前記取付溝の幅W0とは0.7≦W/W0
≦1.15の関係を満たすことを特徴とする請求項1記
載のガスケット。 - 【請求項3】 前記座屈防止突起の形成位置は前記装着
部の高さ方向の上から20〜80%の範囲内であること
を特徴とする請求項1または2記載のガスケット。 - 【請求項4】 前記装着部の高さHと厚さTとは1.5
≦H/T≦5.0の関係を満たすことを特徴とする請求
項1から3までのいずれか記載のガスケット。 - 【請求項5】 前記2部材の締結時の前記ガスケットの
縦方向の圧縮率が10〜40%であることを特徴とする
請求項1から4までのいずれか記載のガスケット。
Priority Applications (1)
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